JP2011051149A - 印刷装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】通常動作モードと低消費電力モードとを備える印刷装置において、低消費電力モードにおけるメンテナンス動作を効率的に実行することにより、消費電力を低減することが可能な印刷装置を提供すること。
【解決手段】低消費電力モードへの移行の際に、規定の時間間隔での実行が設定されている第1メンテナンス動作を、それ以前の第1メンテナンス動作の実行タイミングに関わらずに実行する。合わせて、低消費電力モードへの移行時点から規定の時間間隔の計時を開始する。これにより、低消費電力モードへの移行から第1メンテナンス動作の次の実行までの時間を、規定の時間間隔まで延長することができる。低消費電力モードでの第1メンテナンス動作の実行回数を低減することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、印刷装置、特に、電力消費の多い通常動作モードと電力消費の少ない低消費電力モードとを備え、定期的にメンテナンス動作を実行する印刷装置に関する。
従来、複数の動作モードを備え、消費電力の低減を図った印刷装置がある。また、印刷装置は、印刷品質を良好な状態に維持するため、定期的にメンテナンス動作を実行する。例えば、下記の特許文献1には、スリープモード時の消費電力を低減するとともにスリープモード中にも良好な状態を維持し、スリープモードからノーマルモードに復帰したときにも高品位な記録を行うインクジェットプリンタが開示されている。
特開2004−358963号公報
特許文献1に記載のインクジェットプリンタは、定期的に発生するメンテナンス動作に応じて、スリープモード中にも電力供給を行う。
しかしながら、特許文献1に記載のインクジェットプリンタでは、複数のメンテナンス動作がある場合、その都度スリープモード中にも電力供給が行われるため、消費電力が増大するおそれがある。特に、複数のメンテナンス動作の実行パターンが異なると、それぞれの実行パターンに応じて各メンテナンス動作が別個に行われ、スリープモード中の電力供給の回数が増え、電力を消費してしまう。
本発明は上記の課題に鑑み提案されたものである。本発明は、通常動作モードと低消費電力モードとを備える印刷装置において、低消費電力モードにおけるメンテナンス動作を効率的に実行することにより、消費電力を低減することが可能な印刷装置を提供することを目的とする。
本発明の請求項1に係る印刷装置は、電力消費の多い第1の動作モードと電力消費の少ない第2の動作モードとを備える印刷装置であって、印刷装置の状態を維持するためのメンテナンス動作のうち、規定の時間間隔での実行が設定されている第1メンテナンス動作の実行タイミングを計時する計時手段と、前記計時手段により計時される実行タイミングに応じて、前記第1メンテナンス動作を実行する第1実行手段と、前記第1の動作モードから前記第2の動作モードへの移行に際し、該移行に先立ち前記第1メンテナンス動作を実行する第2実行手段と、前記第1の動作モードから前記第2の動作モードへの移行に際し、前記計時手段で計時されている時間を初期化する初期化手段と、を備えることを特徴とする。
本発明の請求項2に係る印刷装置は、電力消費の多い第1の動作モードと電力消費の少ない第2の動作モードとを備える印刷装置であって、印刷装置の状態を維持するためのメンテナンス動作は、規定の時間間隔での実行が設定されている第1メンテナンス動作と定時での実行が設定されている第2メンテナンス動作とを含み、前記第1メンテナンス動作の実行タイミングを計時する計時手段と、前記計時手段により計時される実行タイミングに応じて、前記第1メンテナンス動作を実行する第1実行手段と、前記第2の動作モードにおいて、前記第2メンテナンス動作の実行タイミングに応じて、前記第1メンテナンス動作を実行する第2実行手段と、前記第2実行手段による前記第1メンテナンス動作の実行に際し、前記計時手段で計時されている時間を初期化する初期化手段と、を備えることを特徴とする。
本発明の請求項3に係る印刷装置は、請求項1または2の印刷装置において、前記第2実行手段は、複数の前記第1メンテナンス動作を実行することを特徴とする。
本発明の請求項4に係る印刷装置は、請求項3の印刷装置において、複数の前記第1メンテナンス動作の間で規定の時間間隔が異なる場合、前記第2の動作モードにおいて、前記第1メンテナンス動作の時間間隔を、前記規定の時間間隔における最短時間間隔のn倍(nは正の整数)に設定する設定手段を備えることを特徴とする。
本発明の請求項5に係る印刷装置は、請求項4の印刷装置において、前記第2の動作モードにおいて、複数の前記第1メンテナンス動作のそれぞれが正常に終了したことを検出する正常終了判定手段と、前記正常終了判定手段により複数の前記第1メンテナンス動作の少なくとも1つが正常に終了しなかったと判定された場合には、該第1メンテナンス動作を無効にするメンテナンス動作無効手段と、を備え、前記設定手段は、前記正常終了判定手段により複数の前記第1メンテナンス動作の少なくとも1つが正常に終了しなかったと判定された場合には、前記メンテナンス動作無効手段により無効とされた第1メンテナンス動作に係る規定の時間間隔を除いて、前記第1メンテナンス動作の時間間隔を再度設定することを特徴とする。
本発明の請求項6に係る印刷装置は、請求項4または5の印刷装置において、前記設定手段は、前記第2の動作モードから前記第1の動作モードへの移行に際し、前記第1メンテナンス動作の時間間隔を、前記第1メンテナンス動作ごとの規定の時間間隔に設定することを特徴とする。
本発明の請求項1に係る印刷装置によれば、第2の動作モードへの移行の際に、それ以前の第1メンテナンス動作の実行タイミングに関わらず、第1メンテナンス動作を実行する。合わせて、第2の動作モードへの移行時点から規定の時間間隔の計時を開始する。これにより、第2の動作モードへの移行から第1メンテナンス動作の次の実行までの時間を、規定の時間間隔まで延長することができる。第2の動作モードでの第1メンテナンス動作の実行回数を低減することができる。
通常、低消費電力モードにおいてメンテナンス動作を行う場合には、一時的に低消費電力の状態が休止され消費電力が増大する。請求項1に係る印刷装置では、低消費電力モードでの第1メンテナンス動作の実行回数を減らすことができるので、低消費電力モードでの消費電力の低減を図ることができる。
本発明の請求項2に係る印刷装置によれば、第2の動作モードにおいて、定時に行われる第2メンテナンス動作に合わせて、第1メンテナンス動作をそれ以前の実行タイミングに関わらずに実行する。合わせて、第1メンテナンス動作の規定の時間間隔の計時を開始する。これにより、第1メンテナンス動作と第2メンテナンス動作とを同じタイミングでまとめて実行することができる。したがって、請求項2に係る印刷装置では、低消費電力モードにおいて、メンテナンス動作の実行に伴う低消費電力の状態の一時的な休止回数を減らすことができるので、低消費電力モードでの消費電力の低減を図ることができる。
本発明の請求項3に係る印刷装置によれば、複数の第1メンテナンス動作を実行する。これにより、低消費電力モードでの第1メンテナンス動作の実行回数あるいはメンテナンス動作の実行に伴う低消費電力の状態の一時的な休止回数を、更に減らすことができる。そのため、低消費電力モードでの消費電力の更なる低減を図ることができる。
本発明の請求項4に係る印刷装置によれば、第2の動作モードにおいて、全ての第1メンテナンス動作の実行タイミングを、最短の時間間隔で実行される第1メンテナンス動作に合わせることができる。これにより、低消費電力モードにおいて、複数の第1メンテナンス動作を同じタイミングでまとめて実行することができる。その結果、メンテナンス動作の実行に伴う低消費電力の状態の一時的な休止回数を減らすことができるため、低消費電力モードでの消費電力の更なる低減を図ることができる。
本発明の請求項5に係る印刷装置によれば、第2の動作モードにおいて、エラーが発生した第1メンテナンス動作を行わなくなった場合、第1メンテナンス動作の実行タイミングを、エラーが発生した第1メンテナンス動作を除いて再度調整する。これにより、エラーが発生して実行されなくなった第1メンテナンス動作に合わせて他の第1メンテナンス動作を行うことがなくなり、無駄に消費電力を増大させることがなくなる。
本発明の請求項6に係る印刷装置によれば、第2の動作モードから第1の動作モードへの移行に応じて、第1メンテナンス動作の実行タイミングが元に戻る。これにより、通常動作モードにおいてメンテナンス動作を余分に実行することを防止することができる。
本発明に係る印刷装置によれば、通常動作モードと低消費電力モードとを備える印刷装置において、低消費電力モードにおけるメンテナンス動作を効率的に実行することにより、消費電力を低減することができる。
印刷装置の構成の概要を示すブロック図である。 印刷装置が実行するメイン処理のフローチャートである。 実施例1において実行されるメンテナンス処理1のフローチャートである。 実施例1の効果を説明するための説明図である。 実施例2、3において実行されるメンテナンス処理2のフローチャートである。 実施例2において実行されるメンテナンス処理3のフローチャートである。 実施例2、3の効果を説明するための説明図(その1)である。 実施例3において実行されるメンテナンス処理4のフローチャートである。 実施例2、3の効果を説明するための説明図(その2)である。 実施例4において実行されるメンテナンス処理5のフローチャートである。 実施例4において実行されるメンテナンス処理6のフローチャートである。 実施例4において実行されるメンテナンス処理7のフローチャートである。 実施例4の効果を説明するための説明図である。 実施例5において実行されるメンテナンス処理8のフローチャートである。 実施例5において実行されるメンテナンス処理9のフローチャートである。 実施例5において実行されるメンテナンス処理10のフローチャートである。 実施例5の効果を説明するための説明図である。
図面を参照して実施例を説明する。図1は、本実施例に係る印刷装置100の構成の概要を示すブロック図である。制御部10は、CPU11、ROM13、RAM15、EEPROM17を備える。CPU11は、ROM13に記憶されるプログラム、RAM15、EEPROM17に記憶される各種データに従って、様々な処理を実行する。ROM13は、主として、印刷装置100を制御するためのプログラムを記憶する。RAM15は、主として、プログラムに従って処理が実行される過程で生成される各種データを記憶する。EEPROM17は、主として、プログラムに従って参照される各種データを記憶する。
RTC(Real Time Clock)21は、計時回路である。RTC21は、通常動作モードにおいては外部電源から電力供給を受けて動作し、低消費電力モードにおいて外部電源からの電力供給が遮断されている間は不図示の内蔵電池から電力供給を受けて動作する。また、印刷装置100は、ユーザインターフェイスとして、各種のキーを含んで構成される操作キー23、タッチパネル機能付きLCD25を備える。ユーザは、操作キー23、LCD25を介して、様々な指示を印刷装置100に入力することができる。また、プリンタ部27、FAX部29、スキャン部31の各部によって、プリンタ機能、FAX機能、スキャナ機能が実現される。
LANインターフェイス33は、LANに接続される。印刷装置100は、LANに接続される他の機器(例えば、PC)と通信可能である。また、PSTNインターフェイス35は、PSTN(Public Switched Telephone Network)に接続される。印刷装置100は、PSTNを介して、FAX通信や電話通信を行なう。
続いて、印刷装置100が実行する処理について説明する。図2は、印刷装置100が実行するメイン処理のフローチャートである。ここで、メイン処理は、印刷装置100が通常動作モードで起動すると実行される処理である。S11において、印刷装置100は、RTC21で計時される時間を参照して、メンテナンス動作を実行する定期起動時間となったか否かを判断する。定期起動時間となった場合(S11:YES)、印刷装置100は、S12において、メンテナンス処理を行い、S13に進む。一方、定期起動時間となっていない場合(S11:NO)、印刷装置100は、S12をスキップして、S13に進む。
S13において、印刷装置100は、操作キー23に含まれるON/OFFキーが押されたか否かを判断する。ON/OFFキーが押されていない場合(S13:NO)、印刷装置100は、S11に戻る。一方、ON/OFFキーが押された場合(S13:YES)、印刷装置100は、S14において、低消費電力モードに移行するための前処理を行う。この前処理では、例えば、印刷装置100は、現在の設定をEEPROM17に保存したりする。
S15において、印刷装置100は、メンテナンス処理を行う。そして、印刷装置100は、S16において、低消費電力モード移行処理を行い、各部への電力供給を遮断し、S17において、低消費電力モードへの移行を完了する。
S18において、印刷装置100は、ON/OFFキーが押されたか否かを判断する。ON/OFFキーが押されていない場合(S18:NO)、印刷装置100は、S19において、RTC21で計時される時間を参照して、メンテナンス動作を実行する定期起動時間となったか否かを判断する。定期起動時間となった場合(S19:YES)、印刷装置100は、S20において、低消費電力モードから通常動作モードへの一時復帰処理を行い、各部への電力供給を行う。そして、印刷装置100は、S21において、メンテナンス処理を行う。その後、S22において、印刷装置100は、低消費電力モードから通常動作モードへの一時復帰終了処理を行い、再び各部への電力供給を遮断して、S18に戻る。一方、定期起動時間となっていない場合(S19:NO)、印刷装置100は、S20〜S22をスキップして、S18に戻る。
また、ON/OFFキーが押された場合(S18:YES)、印刷装置100は、S23において、低消費電力モード解除処理を行い、各部への電力供給を行って通常動作モードに移行し、S11に戻る。
このように、メイン処理では、通常動作モードにおいてS12で、低消費電力モードへの移行前においてS15で、低消費電力モードにおいてS21で、それぞれメンテナンス処理が実行される。以下では、実施例ごとに、それぞれのメンテナンス処理について説明する。
実施例1では、規定の時間間隔での実行が設定されている1つのメンテナンス動作Aを行う例を説明する。図3は、実施例1において、メイン処理(図2)のS12、S15、S21のそれぞれで実行されるメンテナンス処理1のフローチャートである。S51において、印刷装置100は、メンテナンス動作Aを実行する。そして、S52において、印刷装置100は、メンテナンス動作Aの規定の時間間隔に基づいて、次回の定期起動時間を、現在から所定周期後に設定する。
続いて、実施例1の効果を説明する。図4は、実施例1の効果を説明するための説明図である。図4(A)は従来の消費電力の変動の様子を、図4(B)は実施例1の消費電力の変動の様子を、それぞれ示す。
既に説明したように、メイン処理(図2)では、通常動作モードにおいてON/OFFキーが押されると、印刷装置100は、低消費電力モードに移行する(図2、S13〜S17)。それに伴い、印刷装置100の消費電力は、図4に示されるように、通常動作の状態1から低消費電力の状態2へ変動する。そして、低消費電力モードにおいて定期起動時間が到来すると、印刷装置100は、低消費電力モードから通常動作モードへの一時復帰処理、メンテナンス処理、低消費電力モードから通常動作モードへの一時復帰終了処理、をそれぞれ行う(図2、S19〜S22)。それに伴い、印刷装置100の消費電力は、図4に示されるように、低消費電力の状態2から低消費電力の一時休止状態3を経て、再び低消費電力の状態2へ戻る。なお、図中の★は、メンテナンス動作Aの消費電力に対応する。また、実線の矢印は、メンテナンス動作Aの周期に対応する。
図4に示されるように、低消費電力モードにおいてメンテナンス動作Aを行う場合には、低消費電力の状態2から低消費電力の一時休止状態3になり、消費電力が増大する。実施例1では、低消費電力モードへの移行前にメンテナンス処理としてメンテナンス処理1が走り(図2、S15)、メンテナンス動作Aが実行され(図3、S51)、次回定期起動時間が設定される(図3、S52)。これにより、低消費電力モードへの移行からメンテナンス動作Aの次の実行までの時間を、メンテナンス動作Aの規定の時間間隔まで延長することができる。図4(A)の従来例と比較して、図4(B)の実施例1では低消費電力モードでのメンテナンス動作Aの実行回数を低減することができる。その結果、低消費電力モードでの消費電力の低減を図ることができる。
実施例2では、それぞれ規定の時間間隔での実行が設定されている2つのメンテナンス動作A、Bを行う例を説明する。図5は、実施例2において、メイン処理(図2)のS12、S21のそれぞれで実行されるメンテナンス処理2のフローチャートである。S101において、印刷装置100は、2つのメンテナンス動作A、BのうちX番目のメンテナンス動作Xが実行対象であるか否かを判断する。メンテナンス動作Xが実行対象である場合(S101:YES)、印刷装置100は、S102において、メンテナンス動作Xを実行する。そして、S103において、印刷装置100は、メンテナンス動作Xの規定の時間間隔に基づいて、メンテナンス動作Xに係る次回のメンテナンス時間tXを、現在から所定周期後に設定する。一方、メンテナンス動作Xが実行対象でない場合(S101:NO)、印刷装置100は、S102、S103をスキップする。
S104において、印刷装置100は、全てのメンテナンス動作について確認が終了したか否かを判断する。確認が終了していないメンテナンス動作がある場合(S104:NO)、印刷装置100は、S105において、メンテナンス動作Xをシフトし、S101に戻って、次のメンテナンス動作Xの確認を行う。一方、全てのメンテナンス動作について確認が終了した場合(S104:YES)、印刷装置100は、S106において、次回の定期起動時間を、直近のメンテナンス時間tXに設定する。
図6は、実施例2において、メイン処理(図2)のS15で実行されるメンテナンス処理3のフローチャートである。印刷装置100は、S201において、2つのメンテナンス動作A、BのうちX番目のメンテナンス動作Xを実行し、S202において、メンテナンス動作Xの規定の時間間隔に基づいて、メンテナンス動作Xに係る次回のメンテナンス時間tXを、現在から所定周期後に設定する。
S203において、印刷装置100は、全てのメンテナンス動作について実行が終了したか否かを判断する。実行が終了していないメンテナンス動作がある場合(S203:NO)、印刷装置100は、S204において、メンテナンス動作Xをシフトし、S201に戻って、次のメンテナンス動作Xを実行する。一方、全てのメンテナンス動作について実行が終了した場合(S203:YES)、印刷装置100は、S205において、次回の定期起動時間を、直近のメンテナンス時間tXに設定する。
続いて、実施例2の効果を説明する。図7は、実施例2の効果を説明するための説明図である。図7(A)は従来の消費電力の変動の様子を、図7(B)は実施例2の消費電力の変動の様子を、それぞれ示す。
図7でも図4と同様に、印刷装置100の消費電力が、通常動作の状態1、低消費電力の状態2、低消費電力の一時休止状態3、として示されている。なお、図中の★はメンテナンス動作Aの消費電力に、図中の☆はメンテナンス動作Bの消費電力に、それぞれ対応する。また、実線の矢印はメンテナンス動作Aの周期に、破線の矢印はメンテナンス動作Bの周期に、それぞれ対応する。ここで、図7では、図の簡略化のため、低消費電力モードから通常動作モードへの一時復帰処理、低消費電力モードから通常動作モードへの一時復帰終了処理、のそれぞれに掛かる時間は省略されている。また、本来の各メンテナンス動作の規定の時間間隔は、より長周期であるが、短縮して示されている。
実施例2では、低消費電力モードへの移行前にメンテナンス処理としてメンテナンス処理3が走り(図2、S15)、メンテナンス動作A、Bが実行され(図6、S201)、次回定期起動時間が設定される(図6、S205)。これにより、実施例2でも実施例1と同様の効果が得られる。加えて、実施例2では低消費電力モードへの移行前に2つのメンテナンス動作A(★)、B(☆)を実行するため、それぞれの周期の公倍数のタイミングにおいてメンテナンス動作A(★)、B(☆)をまとめて実行することができる。図7(A)の従来例ではメンテナンス動作A(★)、B(☆)がバラバラに実行されるのに対して、図7(B)の実施例2では各周期の公倍数のタイミングにおいてメンテナンス動作A(★)、B(☆)がまとめて実行される。その結果、メンテナンス動作に伴って低消費電力の一時休止状態3が発生する回数を減らすことができるため、低消費電力モードでの消費電力の更なる低減を図ることができる。
実施例3は、実施例2を発展させたものである。既に説明したように、メイン処理(図2)では、S12、S15、S21で、それぞれメンテナンス処理が実行される。実施例3は、S12、S21では実施例2と同様にメンテナンス処理2(図5)が実行される。一方、実施例3は、S15でメンテナンス処理4が実行される点で実施例2と異なる。図8は、実施例3において、メイン処理(図2)のS15で実行されるメンテナンス処理4のフローチャートである。S301において、印刷装置100は、各メンテナンス動作の周期のうち最短の周期以外を、最短の周期の整数倍に変更する。ここで、メンテナンス動作の周期の変更は、規定の時間間隔が最短のメンテナンス動作を除くメンテナンス動作ごとに、規定の時間間隔を、該時間間隔を超えない範囲で最短の時間間隔のn倍(nは正の整数)に設定することで行われる。これにより、2つのメンテナンス動作A、Bを行う場合、メンテナンス動作A、Bの周期のうち、長い方の周期が短い方の周期の倍数になる。S302〜S306は、メンテナンス処理3(図6)のS201〜S205と同様なため説明を省略する。
続いて、図7を参照して実施例3の効果を説明する。図7(C)は実施例3の消費電力の変動の様子を示す。実施例3では、低消費電力モードへの移行前にメンテナンス処理としてメンテナンス処理4が走り(図2、S15)、メンテナンス動作A、Bの周期のうち、長い方の周期が短い方の周期の倍数になるように短縮される(図8、S301)。これにより、図7(B)の実施例2と比較して、図7(C)の実施例3では、メンテナンス動作B(☆)の実行回数は増えるが、メンテナンス動作B(☆)がメンテナンス動作A(★)の実行タイミングに合わせてまとめて実行される。その結果、メンテナンス動作に伴って低消費電力の一時休止状態3が発生する回数を減らすことができる。そのため、図7における面積に相当する、印刷装置100で消費される電力量が減り、低消費電力モードでの消費電力の更なる低減を図ることができる。
ここまで、実施例2、3を通して、2つのメンテナンス動作A、Bを行う例を説明したが、3つ以上のメンテナンス動作を行う場合も同様である。図9は、実施例2、3において、3つのメンテナンス動作A、B、Cを行う場合の効果を説明する説明図である。図9(A)は実施例2の消費電力の変動の様子を、図9(B)は実施例3の消費電力の変動の様子を、それぞれ示す。
図9でも図4と同様に、印刷装置100の消費電力が、通常動作の状態1、低消費電力の状態2、低消費電力の一時休止状態3、として示されている。なお、図中の★はメンテナンス動作Aの消費電力に、図中の☆はメンテナンス動作Bの消費電力に、図中の●はメンテナンス動作Cの消費電力に、それぞれ対応する。また、実線の矢印はメンテナンス動作Aの周期に、破線の矢印はメンテナンス動作Bの周期に、一点鎖線の矢印はメンテナンス動作Cの周期に、それぞれ対応する。ここで、図9でも、図の簡略化のため、低消費電力モードから通常動作モードへの一時復帰処理、低消費電力モードから通常動作モードへの一時復帰終了処理、のそれぞれに掛かる時間は省略され、各メンテナンス動作の規定の時間間隔が短縮して示されている。
実施例2では低消費電力モードへの移行前に3つのメンテナンス動作A(★)、B(☆)、C(●)を実行するため、図9(A)に示されるように、それぞれの周期の公倍数のタイミングにおいてメンテナンス動作A(★)とメンテナンス動作B(☆)、あるいは、メンテナンス動作A(★)とメンテナンス動作C(●)をまとめて実行することができる。さらに、実施例3ではメンテナンス動作B(☆)とメンテナンス動作C(●)との周期を、最短の周期であるメンテナンス動作A(★)の周期の整数倍に変更するため、図9(B)に示されるように、メンテナンス動作A(★)の実行タイミングに合わせてメンテナンス動作B(☆)とメンテナンス動作C(●)とをまとめて実行することができる。このように、3つのメンテナンス動作A、B、Cを行う場合も同様に、低消費電力モードでの消費電力の低減を図ることができる。
実施例4では、規定の時間間隔での実行が設定されている1つのメンテナンス動作Aと、定時での実行が設定されている1つのメンテナンス動作αとを行う例を説明する。図10は、実施例4において、メイン処理(図2)のS12で実行されるメンテナンス処理5のフローチャートである。S401において、印刷装置100は、メンテナンス動作Aが実行対象であるか否かを判断する。メンテナンス動作Aが実行対象である場合(S401:YES)、印刷装置100は、S402において、メンテナンス動作Aを実行する。そして、S403において、印刷装置100は、メンテナンス動作Aの規定の時間間隔に基づいて、メンテナンス動作Aに係る次回のメンテナンス時間tAを、現在から所定周期後に設定する。一方、メンテナンス動作Aが実行対象でない場合(S401:NO)、印刷装置100は、S402、S403をスキップする。
S404において、印刷装置100は、メンテナンス動作αが実行対象であるか否かを判断する。メンテナンス動作αが実行対象である場合(S404:YES)、印刷装置100は、S405において、メンテナンス動作αを実行する。そして、S406において、印刷装置100は、メンテナンス動作αに係る次回のメンテナンス時間tαを定時に設定する。一方、メンテナンス動作αが実行対象でない場合(S404:NO)、印刷装置100は、S405、S406をスキップする。
S407において、印刷装置100は、次回の定期起動時間を、メンテナンス時間tA、tαのうち直近のメンテナンス時間tXに設定する。
図11は、実施例4において、メイン処理(図2)のS15で実行されるメンテナンス処理6のフローチャートである。印刷装置100は、S501において、メンテナンス動作Aを実行し、S502において、メンテナンス動作Aの規定の時間間隔に基づいて、メンテナンス動作Aに係る次回のメンテナンス時間tAを、現在から所定周期後に設定する。S503において、印刷装置100は、次回の定期起動時間を、メンテナンス時間tA、tαのうち直近のメンテナンス時間tXに設定する。
図12は、実施例4において、メイン処理(図2)のS21で実行されるメンテナンス処理7のフローチャートである。S601において、印刷装置100は、メンテナンス動作αが実行対象であるか否かを判断する。メンテナンス動作αが実行対象である場合(S601:YES)、印刷装置100は、S602において、メンテナンス動作αを実行する。そして、S603において、印刷装置100は、メンテナンス動作αに係る次回のメンテナンス時間tαを定時に設定する。一方、メンテナンス動作αが実行対象でない場合(S601:NO)、印刷装置100は、S602、S603をスキップする。S604〜S606は、メンテナンス処理6(図11)のS501〜S503と同様なため説明を省略する。
続いて、図13を参照して実施例4の効果を説明する。図13は、実施例4の効果を説明するための説明図である。図13(B)は実施例4の消費電力の変動の様子を示す。図13(A)は比較のため、規定の時間間隔での実行が設定されている1つのメンテナンス動作Aを実行する実施例1において、定時での実行が設定されているメンテナンス動作αを組み合わせた場合の消費電力の変動の様子を示す。図13でも図4と同様に、印刷装置100の消費電力が、通常動作の状態1、低消費電力の状態2、低消費電力の一時休止状態3、として示されている。なお、図中の★はメンテナンス動作Aの消費電力に、図中の※はメンテナンス動作αの消費電力に、それぞれ対応する。また、実線の矢印は、メンテナンス動作Aの周期に対応する。
実施例4では、低消費電力モードにおいてメンテナンス処理としてメンテナンス処理7が走る(図2、S21)。メンテナンス処理7では、メンテナンス動作αは自身が実行対象である場合にのみ実行される(図12、S601、S602)。それに対し、メンテナンス動作Aは自身が実行対象であるか否かに関わらず実行される(図12、S604)。したがって、メンテナンス動作αが実行対象である場合、メンテナンス動作Aも実行される。これにより、図13(A)の実施例1と比較して、図13(B)の実施例4では、メンテナンス動作A(★)がメンテナンス動作α(※)の実行タイミングに合わせてまとめて実行される。その結果、メンテナンス動作に伴って低消費電力の一時休止状態3が発生する回数を減らすことができるため、低消費電力モードでの消費電力の更なる低減を図ることができる。
実施例5では、規定の時間間隔での実行が設定されている複数のメンテナンス動作を行う際に発生するエラーに対応する例を説明する。図14は、実施例5において、メイン処理(図2)のS12で実行されるメンテナンス処理8のフローチャートである。S701において、印刷装置100は、複数のメンテナンス動作のうちX番目のメンテナンス動作Xが実行対象であるか否かを判断する。メンテナンス動作Xが実行対象である場合(S701:YES)、印刷装置100は、S702において、メンテナンス動作Xを実行する。そして、S703において、印刷装置100は、メンテナンス動作Xが正常に終了したか否かを判断する。メンテナンス動作Xが正常に終了しなかった場合(S703:NO)、印刷装置100は、S704において、LCD25にエラー表示を行う。また、メンテナンス動作Xが正常に終了した場合(S703:YES)、印刷装置100は、S705において、メンテナンス動作Xの規定の時間間隔に基づいて、メンテナンス動作Xに係る次回のメンテナンス時間tXを、現在から所定周期後に設定する。一方、メンテナンス動作Xが実行対象でない場合(S701:NO)、印刷装置100は、S702〜S705をスキップする。S706〜S708は、メンテナンス処理2(図5)のS104〜S106と同様なため説明を省略する。
図15は、実施例5において、メイン処理(図2)のS15で実行されるメンテナンス処理9のフローチャートである。メンテナンス処理9では、印刷装置100は、メンテナンス動作Xが正常に終了したか否かを判断し(S803)、正常に終了した場合にのみ次回のメンテナンス時間tXの設定を行い(S803:YES、S804)、正常に終了しなかった場合は次回のメンテナンス時間tXの設定を行わない(S803:NO)。それ以外は、メンテナンス処理4(図8)と同様なため説明を省略する。
図16は、実施例5において、メイン処理(図2)のS21で実行されるメンテナンス処理10のフローチャートである。S901〜S906は、メンテナンス処理8(図14)のS701〜S707と比較して、エラー表示を行う処理(S704)がない以外は同様なため説明を省略する。全てのメンテナンス動作について確認が終了すると(S905:YES)、印刷装置100は、S907において、全てのメンテナンス動作が正常に終了したか否かを判断する。正常に終了していないメンテナンス動作がある場合(S907:NO)、印刷装置100は、S908において、各メンテナンス動作の周期を再設定する。メンテナンス動作の周期の再設定については、後で詳しく説明する。一方、全てのメンテナンス動作が正常に終了した場合(S907:YES)、印刷装置100は、S908をスキップする。S909において、印刷装置100は、次回の定期起動時間を、直近のメンテナンス時間tXに設定する。
続いて、図17を参照して、メンテナンス処理10におけるメンテナンス動作の周期の再設定(図16、S908)と、実施例5の効果と、について説明する。図17は、実施例5の効果を説明するための説明図である。
図17でも図4と同様に、印刷装置100の消費電力が、通常動作の状態1、低消費電力の状態2、低消費電力の一時休止状態3、として示されている。なお、図中の★はメンテナンス動作Aの消費電力に、図中の☆はメンテナンス動作Bの消費電力に、図中の●はメンテナンス動作Cの消費電力に、それぞれ対応する。また、実線の矢印はメンテナンス動作Aの周期に、破線の矢印はメンテナンス動作Bの周期に、一点鎖線の矢印はメンテナンス動作Cの周期に、それぞれ対応する。また、メンテナンス動作A、B、Cは、それぞれ規定の時間間隔での実行が設定されている。ここで、図17でも、図の簡略化のため、低消費電力モードから通常動作モードへの一時復帰処理、低消費電力モードから通常動作モードへの一時復帰終了処理、のそれぞれに掛かる時間は省略され、各メンテナンス動作の規定の時間間隔が短縮して示されている。
図17(A)は、上述した実施例3において2つのメンテナンス動作A、Bを行う際に、メンテナンス動作Aにエラーが発生した場合の消費電力の変動の様子を示す。既に説明したように、実施例3ではメンテナンス動作A、Bの周期のうち、長い方の周期が短い方の周期の倍数になるように短縮される(図8、S301)。これにより、図17(A)に示されるように、メンテナンス動作B(☆)がメンテナンス動作A(★)の実行タイミングに合わせてまとめて実行される。その際、メンテナンス動作A(★)にエラーが発生すると、以後はメンテナンス動作A(★)が行われなくなる。しかし、実施例3では、メンテナンス動作B(☆)の周期は、メンテナンス動作A(★)の周期に合わせて短縮されたままになる。したがって、メンテナンス動作をまとめて行うことによる消費電力の低減効果が得られないだけでなく、メンテナンス動作B(☆)の実行回数が増えたままになることで逆に消費電力が増大してしまう。
これに対し、実施例5では、低消費電力モードにおいてメンテナンス処理としてメンテナンス処理10が走る(図2、S21)。メンテナンス処理10では、各メンテナンス動作の周期が再設定される(図16、S908)。この再設定では、正常に終了したメンテナンス動作が1つである場合、そのメンテナンス動作の周期、すなわち、規定の時間間隔を元に戻す。これにより、メンテナンス動作にエラーが発生した場合でも、実施例3のように消費電力が無駄に増大することがなくなる。
続いて、図17(B)を参照して、実施例5において3つのメンテナンス動作A、B、Cを行う場合について説明する。図17(B)に示されるように、メンテナンス動作A(★)に合わせてメンテナンス動作B(☆)、C(●)が行われている際に、メンテナンス動作A(★)にエラーが発生すると、以後はメンテナンス動作A(★)が行われなくなる。実施例5では、エラーが発生して正常に終了していないメンテナンス動作があると(図16、S907:NO)、各メンテナンス動作の周期が再設定される(図16、S908)。この再設定では、正常に終了したメンテナンス動作が複数ある場合、それらのメンテナンス動作の周期、すなわち、規定の時間間隔を一旦元に戻す。その後、最初に到来する定期起動時間に、エラーのない全てのメンテナンス動作を実行し、それらのメンテナンス動作を対象にして実施例3と同様にメンテナンス動作の周期の変更を行う。これにより、図17(B)に示されるように、メンテナンス動作A(★)にエラーが発生した場合には、メンテナンス動作B(☆)とメンテナンス動作C(●)とを対象にしてメンテナンス動作の周期の変更がやり直される。その結果、メンテナンス動作B(☆)、C(●)の実行回数が増えたままになることを防止することができる。そのため、消費電力が無駄に増大することがなくなる。
続いて、図17(C)を参照して、実施例5において3つのメンテナンス動作A、B、Cを行う場合についてさらに説明する。図17(C)では、図17(B)と比較して、メンテナンス動作B(☆)の周期(破線の矢印)が長い。既に説明したように、メンテナンス動作の周期の再設定では、正常に終了したメンテナンス動作が複数ある場合、それらのメンテナンス動作の周期、すなわち、規定の時間間隔を一旦元に戻した後、最初に到来する定期起動時間に、エラーのない全てのメンテナンス動作を実行する。その際、図17(C)のメンテナンス動作B(☆)のように、周期が長く、次に到来する定期起動時間にもメンテナンス動作の周期に達しないメンテナンス動作は実行しない。そして、エラーのない全てのメンテナンス動作がそれぞれの周期に達するタイミングで、エラーのない全てのメンテナンス動作を実行し、それらのメンテナンス動作を対象にして実施例3と同様にメンテナンス動作の周期の変更を行う。これにより、図17(C)でも図17(B)と同様に、消費電力が無駄に増大することがなくなる。加えて、図17(C)のメンテナンス動作B(☆)のように周期が長いメンテナンス動作を、余分に実行することを防止することができる。
ここで、特許請求の範囲との対応は以下の通りである。
通常動作モードは第1の動作モードの一例、低消費電力モードは第2の動作モードの一例である。メンテナンス動作A、B、Cはそれぞれ第1メンテナンス動作の一例であり、メンテナンス動作αは第2メンテナンス動作の一例である。RTC21は計時手段の一例である。メイン処理(図2)のS12で実行されるメンテナンス処理1、2、5、8、あるいは、メイン処理(図2)のS21で実行されるメンテナンス処理1、2、7、10のそれぞれによって第1実行手段が実現される。メイン処理(図2)のS15で実行されるメンテナンス処理1、3、4、6、9、あるいは、メイン処理(図2)のS21で実行されるメンテナンス処理7のそれぞれによって第2実行手段、初期化手段、が実現される。メイン処理(図2)のS15で実行されるメンテナンス処理4、9、あるいは、メイン処理(図2)のS21で実行されるメンテナンス処理10のそれぞれによって設定手段が実現される。また、メイン処理(図2)のS21で実行されるメンテナンス処理10によって正常終了判定手段、メンテナンス動作無効手段、が実現される。
以上、詳細に説明した通り、本発明の前記実施例によれば、通常動作モードと低消費電力モードとを備える印刷装置100において、低消費電力モードにおけるメンテナンス動作を効率的に実行することにより、消費電力を低減することができる。
なお、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内での種々の改良、変更が可能であることは言うまでもない。
例えば、前記実施例における各フローチャートは単なる一例であり、当該各フローチャートの処理と同等の結果を得ることできるものであれば、他のフローチャートによって処理を実現してもよい。
メイン処理(図2)のS23において、低消費電力モード解除処理を行い、低消費電力モードから通常動作モードへ移行するとした。その際、実施例3のメンテナンス処理4(図8)のS301、または、実施例5のメンテナンス処理9(図15)のS801もしくはメンテナンス処理10(図16)のS908で変更された各メンテナンス動作の周期、すなわち、規定の時間間隔を、元に戻すようにしてもよい。低消費電力モードにおいてメンテナンス動作を行う場合には、一時的に低消費電力の状態が休止され消費電力が増大するが、通常動作モードにおいてはそのようなことがない。そのため、低消費電力モードから通常動作モードへの移行に応じて規定の時間間隔を元に戻すことで、メンテナンス動作を余分に実行することを防止することができる。
また、実施例5において、通常動作モード時にメイン処理(図2)のS12で実行されるメンテナンス処理8(図14)では、メンテナンス動作が正常に終了しなかった場合、LCD25にエラー表示を行う(図14、S704)。これに対して、実施例5において、低消費電力モードへの移行前にメイン処理(図2)のS15で実行されるメンテナンス処理9(図15)、及び、低消費電力モード時にメイン処理(図2)のS21で実行されるメンテナンス処理10(図16)では、メンテナンス動作が正常に終了しなかった場合でも、LCD25へ電力が供給されないため、エラー表示を行わない。そこで、メイン処理(図2)のS23において、低消費電力モード解除処理を行い、低消費電力モードから通常動作モードへ移行する際、低消費電力モードへの移行開始後のメンテナンス動作に係るエラーの有無を判断して、エラーが発生していれば通常動作モードへの移行後にエラー表示を行うようにしてもよい。これにより、ユーザに対して、低消費電力モードへの移行から低消費電力モードの解除までに発生したエラーを報知することができる。
その他、メイン処理(図2)では、操作キー23に含まれるON/OFFキーが押された場合に通常動作モードと低消費電力モードとを切り替えるとした(図2、S13、S18)。しかし、これに限らない。例えば、一定時間無操作状態が続いた場合に通常動作モードから低消費電力モードへ移行するようにしてもよい。
10 制御部
11 CPU
21 RTC
23 操作キー
25 LCD
100 印刷装置

Claims (6)

  1. 電力消費の多い第1の動作モードと電力消費の少ない第2の動作モードとを備える印刷装置であって、
    印刷装置の状態を維持するためのメンテナンス動作のうち、規定の時間間隔での実行が設定されている第1メンテナンス動作の実行タイミングを計時する計時手段と、
    前記計時手段により計時される実行タイミングに応じて、前記第1メンテナンス動作を実行する第1実行手段と、
    前記第1の動作モードから前記第2の動作モードへの移行に際し、該移行に先立ち前記第1メンテナンス動作を実行する第2実行手段と、
    前記第1の動作モードから前記第2の動作モードへの移行に際し、前記計時手段で計時されている時間を初期化する初期化手段と、
    を備えることを特徴とする印刷装置。
  2. 電力消費の多い第1の動作モードと電力消費の少ない第2の動作モードとを備える印刷装置であって、
    印刷装置の状態を維持するためのメンテナンス動作は、規定の時間間隔での実行が設定されている第1メンテナンス動作と定時での実行が設定されている第2メンテナンス動作とを含み、
    前記第1メンテナンス動作の実行タイミングを計時する計時手段と、
    前記計時手段により計時される実行タイミングに応じて、前記第1メンテナンス動作を実行する第1実行手段と、
    前記第2の動作モードにおいて、前記第2メンテナンス動作の実行タイミングに応じて、前記第1メンテナンス動作を実行する第2実行手段と、
    前記第2実行手段による前記第1メンテナンス動作の実行に際し、前記計時手段で計時されている時間を初期化する初期化手段と、
    を備えることを特徴とする印刷装置。
  3. 前記第2実行手段は、複数の前記第1メンテナンス動作を実行する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の印刷装置。
  4. 複数の前記第1メンテナンス動作の間で規定の時間間隔が異なる場合、前記第2の動作モードにおいて、前記第1メンテナンス動作の時間間隔を、前記規定の時間間隔における最短時間間隔のn倍(nは正の整数)に設定する設定手段
    を備えることを特徴とする請求項3に記載の印刷装置。
  5. 前記第2の動作モードにおいて、複数の前記第1メンテナンス動作のそれぞれが正常に終了したことを検出する正常終了判定手段と、
    前記正常終了判定手段により複数の前記第1メンテナンス動作の少なくとも1つが正常に終了しなかったと判定された場合には、該第1メンテナンス動作を無効にするメンテナンス動作無効手段と、
    を備え、
    前記設定手段は、
    前記正常終了判定手段により複数の前記第1メンテナンス動作の少なくとも1つが正常に終了しなかったと判定された場合には、前記メンテナンス動作無効手段により無効とされた第1メンテナンス動作に係る規定の時間間隔を除いて、前記第1メンテナンス動作の時間間隔を再度設定する
    ことを特徴とする請求項4に記載の印刷装置。
  6. 前記設定手段は、
    前記第2の動作モードから前記第1の動作モードへの移行に際し、前記第1メンテナンス動作の時間間隔を、前記第1メンテナンス動作ごとの規定の時間間隔に設定する
    ことを特徴とする請求項4または5に記載の印刷装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013151076A (ja) * 2012-01-24 2013-08-08 Riso Kagaku Corp 印刷装置
JP2013208764A (ja) * 2012-03-30 2013-10-10 Brother Industries Ltd 画像形成装置
WO2024053295A1 (ja) * 2022-09-09 2024-03-14 キヤノン株式会社 記録装置とその制御方法

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