JP2016103704A - 画像形成装置、画像形成装置の制御方法およびプログラム - Google Patents

画像形成装置、画像形成装置の制御方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】装置の低消費電力状態への移行を適切に行う画像形成装置を提供する。【解決手段】画像形成装置は、スタンバイ状態と、スタンバイ状態よりも消費電力の低い省電力状態とを有し、省電力状態は、ストレージへの電力供給が停止される第1の省電力状態と、ストレージへの電力供給が維持される第2の省電力状態とを有し、ストレージの情報を取得し、そのストレージの情報に基づいて、画像形成装置が省電力状態に移行する際に、第1の省電力状態に移行するか、若しくは、第2の省電力状態に移行するかを決定する。【選択図】図8

Description

本発明は、複数の電力状態を有する画像形成装置、画像形成装置の制御方法およびプログラムに関する。
一般的に、画像形成装置は、ユーザが一定時間アクセスしなかった場合に、スリープ状態に移行する節電機能を有している。また、画像形成装置は、ネットワーク等外部やファクシミリ等の機器からの通知、節電キーの押下の検出などの様々な要因により、スリープ状態から復帰する機能を有している。スリープ状態の1つとして、CPUやハードディスク(HDD)への給電が停止されるディープスリープ状態がある(特許文献1)。特許文献1では、半導体スイッチによって、コントローラ内のCPUへの給電が切断されることが記載されている。
ところで、画像形成装置は、ネットワークやファクシミリなどからの通知に対して応答時間に制約のあるサービスを実行する場合には、規定時間内に応答を返す必要がある。例えば、IP−FAX機能を実行する場合には、外部装置から特定の要求を受信した場合に、画像形成装置は規定時間内にレスポンスを返さないと通信がキャンセルになる場合がある。
特開2013−246491号公報
スリープ状態からの復帰時にHDDがスピンアップ時間を要する場合、ディープスリープ状態への移行後に特定の要求を受信すると、規定時間内にレスポンスを返すことができない。また、上記の場合に規定時間内にレスポンスを返すように、ディープスリープ状態より消費電力が大きくHDDへの給電が維持される第2のスリープ状態を設けることがある。その場合には、HDDへの給電を維持しつつ、第2のスリープ状態へ移行することにより、規定時間内での応答時間が可能となる。
ここで、画像形成装置の性能を改善するために、HDDの代わりにSSD(Solid State Drive)が搭載される場合を考える。SSDには、HDDと異なりスピンアップ時間がないので、起動に時間を要しないという特徴がある。従って、SSDが搭載される場合、画像形成装置はディープスリープ状態に移行しても、問題なく、規定時間内にレスポンスを返すことができる。
しかしながら、HDDが搭載される場合と同様に第2のスリープ状態に移行すると、不要に電力を消費することになってしまう。HDDからSSDへの搭載の変更と同時に制御ソフトウェアの書き換えを行えば、移行先のスリープ状態を変更することは可能であるが、制御ソフトウェアの書き換えには、余分なコストや労力がかかり容易ではない。
本発明の目的は、このような従来の問題点を解決することにある。上記の点に鑑み、本発明は、装置の低消費電力状態への移行を適切に行う画像形成装置、画像形成装置の制御方法およびプログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る画像形成装置は、スタンバイ状態と、前記スタンバイ状態よりも消費電力の低い省電力状態とを有する画像形成装置であって、前記省電力状態は、ストレージへの電力供給が停止される第1の省電力状態と、前記ストレージへの電力供給が維持される第2の省電力状態とを有し、前記ストレージの情報を取得する取得手段と、前記取得手段により取得された前記ストレージの情報に基づいて、前記画像形成装置が前記省電力状態に移行する際に、前記第1の省電力状態に移行するか、若しくは、前記第2の省電力状態に移行するかを決定する決定手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、装置の低消費電力状態への移行を適切に行うことができる。
画像形成システムの構成を示すブロック図である。 操作部を示す図である。 コントローラのブロック構成を示す図である。 ディープスリープモードにおけるコントローラの給電状態を示す図である。 第2のスリープモードにおけるコントローラの給電状態を示す図である。 CPUとHDDとSMART情報記憶部との関係を示す図である。 SMART情報に関する記述を示す図である。 スリープモードへの移行制御処理の手順を示す図である。 スリープモードへの移行制御処理の手順を示す他の図である。 画像形成装置をスリープモードへ移行させる処理の手順を示す図である。 スリープモードへの移行制御処理の手順を示す他の図である。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る本発明を限定するものでなく、また本実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。なお、同一の構成要素には同一の参照番号を付して、説明を省略する。
[システム構成]
図1は、画像形成システムの構成を示すブロック図である。画像形成システム10は、画像形成装置1とコンピュータ9を含む。画像形成処理を行う画像形成装置1として、例えば、プリント機能、スキャナ機能、データ通信機能等、複数の機能が一体化された複合機(MFP:MultiFunctional Peripheral)が用いられる。また、コンピュータ9として、例えば、汎用的なPCが用いられる。画像形成装置1とコンピュータ9は、LAN等のネットワーク8を介して相互に通信可能に接続されている。画像形成装置1は、コンピュータ9から各種ジョブを受信して画像形成処理を実行する。ここで、画像形成処理とは、画像データに基づき画像を形成して出力する処理をいい、例えば、スキャンやプリント、FAX等の機能の実行により行われる処理である。コンピュータ9は、1台に限らず、複数台がネットワーク8に接続されていても良い。また、ネットワーク8は、有線ネットワークであっても良いし、無線ネットワークであっても良い。
画像形成装置1について説明する。スキャナ装置2は、原稿台に置かれた原稿若しくはADF(Auto Document Feeder)から供給された原稿を光学的に読み取り、デジタル画像データ(以下、単に画像データという)を生成する。プリンタ装置4は、スキャナ装置2で生成された画像データや、コンピュータ9から受信した画像データ等に基づいて、印刷用紙等の記録媒体上に印刷する。
操作部5は、画像形成装置1に対する指示操作をユーザから受け付け、また、装置状態やジョブ処理状態を表示するための、タッチパネルやハードウェアキーを備えている。ハードディスク(HDD)6は、画像データや、本実施形態の動作を実現するためのプログラム等を記憶する。FAX装置7は、電話回線等を介してデータを送受信する。コントローラ3は、スキャナ装置2、プリンタ装置4、操作部5、HDD6、FAX装置7と接続され、ジョブに基づき各部を制御して、画像形成装置1が実現可能な機能を実行する。
画像形成装置1は、ネットワーク8経由でコンピュータ9から、画像データの入出力や、ジョブや各装置に対する指示等の受信を行なう。スキャナ装置2は、原稿束を自動的に逐次入れ替えることが可能な原稿給紙ユニット(ADF)21、原稿を光学的にスキャンする光源及びイメージセンサを備えアナログ信号を画像データに変換するスキャナユニット22を含む。スキャナ装置2で変換された画像データは、コントローラ3に送信される。
プリンタ装置4は、印刷用紙束から一枚ずつピックアップして逐次給紙可能な給紙ユニット42、給紙した印刷用紙に印刷するためのプリントユニット41、記録(印刷)された用紙を排出するための排紙ユニット43を含む。フィニッシャ装置11は、プリンタ装置4の排紙ユニット43から出力された印刷用紙に対して、排紙、ソート、ステープル、パンチ、裁断などのフィニッシング加工を施す。
画像形成装置1の節電機能により実現される省電力状態について説明する。画像形成装置1は、複数の電力状態を有する。1つは、ユーザから指示を受け付けて機能を実行可能な待機状態である。以下、そのような待機状態をスタンバイモード(スタンバイ状態)という。また、1つは、画像形成装置1の一部のデバイスへの給電(電力供給)が停止した省電力状態である。以下、そのような省電力状態をスリープモード(スリープ状態)という。スリープモードの方が、スタンバイモードよりも消費電力は低い。
画像形成装置1は、節電機能として、オートスリープ時刻の設定機能、オートスリープ移行時間の設定機能、オートシャットダウン時刻の設定機能、オートシャットダウン移行時間の設定機能、を実行することができる。
オートスリープ時刻の設定機能(オートスリープ時刻)とは、ユーザが画像形成装置1をスリープモードに移行させたい曜日や時刻を設定し、その指定時刻に画像形成装置1をスリープモードに移行させる機能である。オートスリープ移行時間の設定機能(オートスリープタイマ)とは、ユーザが一定時間を設定し、画像形成装置1がその一定時間、ユーザにより操作されなかった時に、画像形成装置1をスリープモードに移行させる機能である。
オートシャットダウン時刻の設定機能(オートシャットダウン時刻)とは、ユーザが画像形成装置1をシャットダウンしたい曜日や時刻を設定し、その指定時刻に画像形成装置1を電源オフ状態に移行させる機能である。オートシャットダウン移行時間の設定機能(オートシャットダウンタイマ)とは、ユーザが一定時間を設定し、画像形成装置1がその一定時間、ユーザにより操作されなかった時に、画像形成装置1を電源オフ状態に移行させる機能である。
本実施形態では、スリープモードからスタンバイモードへの画像形成装置1の状態遷移をスリープ復帰という。また、画像形成装置1は、スリープ復帰時刻の設定機能を有する。スリープ復帰時刻の設定機能(スリープ復帰時刻)とは、ユーザが、画像形成装置1がスタンバイモードである所望の時刻を設定し、その時刻に、画像形成装置1をスリープモードからスタンバイモードに復帰させる機能である。その場合には、例えば、プリントエンジンを昇温させ、その後、設定された時刻にユーザは印刷可能となる。従って、設定された時刻から、定着器の昇温時間を減算した時刻が、画像形成装置1がスリープモードからスタンバイ状態に復帰する時刻となる。
以下、画像形成装置1がジョブに基づいて実行可能な機能の一例を説明する。
[画像印刷機能]
画像形成装置1は、コンピュータ9からネットワーク8を介して送信された例えばページ記述言語で記述されたジョブを解析し、プリンタ装置4で印刷する画像印刷機能を実行する。
[複写機能]
画像形成装置1は、スキャナ装置2から取得した画像データをHDD6に格納し、プリンタ装置4により、画像データに基づいて印刷用紙に記録(印刷)を行なう複写機能を実行する。
[画像送信機能]
画像形成装置1は、スキャナ装置2から取得した画像データをネットワーク8を介してコンピュータ9に送信する画像送信機能を実行する。
[画像保存機能]
画像形成装置1は、スキャナ装置2から取得した画像データをHDD6に格納し、必要に応じて画像データの送信や画像データに基づく印刷を行なう画像保存機能を実行する。
図2は、図1の操作部5の一例を示す図である。なお、操作部5は、コントローラ3に接続され、LCDタッチパネルなどで構成され、画像形成装置1を操作するためのユーザインタフェースをユーザに提供する。
LCDタッチパネル200は、モード設定等の指示の受付、装置やジョブの状況表示を行う。テンキー201は、0〜9までの数値の入力操作を受け付けるためのキーである。IDキー202は、例えば装置が部門管理されている場合に部門の識別情報と暗証コード(パスワード等)を入力する際に使用される。リセットキー203は、設定された内容をリセットするためのキーである。ガイドキー204は、各機能についての説明画面を表示するためのキーである。ユーザモードキー205は、管理者等、特別な権限を有するユーザとは異なる一般ユーザ用のユーザモード画面を表示するためのキーである。
割込キー206は、実行対象の機能(例えば、印刷)について、割込み動作を行うためのキーである。スタートキー207は、実行対象の機能の実行開始を指示するためのキーである。ストップキー208は、実行中の機能を中止させるためのキーである。
節電キー209は、画像形成装置1をスリープモードに移行させるためのキーである。節電キー209がユーザにより押下されると、LCDタッチパネル200のバックライトが消え、画像形成装置1は、スリープモードに移行する。カウンタ確認キー210がユーザにより押下されると、それまでに使用したコピー枚数の合計値を示すカウント画面がLCDタッチパネル200上に表示される。調整キー211は、LCDタッチパネル200のコントラストを調整するためのキーである。
LED212は、ジョブの実行中や、画像メモリへの画像データ蓄積中など、ジョブ状況を示すLEDである。LED213は、ジャムや、ドアオープン等、画像形成装置1のエラー状態を示すLEDである。LED214は、画像形成装置1のメインスイッチがONになっていることを示すLEDである。
キー251、252、253、254、255、256はそれぞれ、画像形成装置1が実行可能な機能に対応しており、コピー、スキャンして保存、保存文書の印刷、スキャンして送信、FAX、電力見える化、の各機能を実行させるためのキーである。キー251は、コピー機能の画面へ遷移させるためのキーである。キー252は、スキャナ装置2でスキャンした画像データをHDD6に保存する機能の設定画面へ遷移させるためのキーである。キー253は、HDD6に保存した画像データをプリンタ装置4で印刷する機能の設定画面へ遷移させるためのキーである。
キー254は、スキャナ装置2でスキャンした画像データを、ネットワーク8を介してコンピュータ9へ送る機能の設定画面へ遷移させるためのキーである。キー255は、FAX装置7が電話回線から受信したデータをプリンタ装置4を用いて印刷する機能の設定画面へ遷移させるためのキーである。キー256は、画像形成装置1の電力状態を、LCDタッチパネル200で確認可能とする機能の設定画面へ遷移させるためのキーである。各設定画面は不図示であるが、それぞれの機能の実行開始の指示を受け付けるソフトウェアキーを含む。
図3は、図1のコントローラ3のブロック構成を示す図である。図3は、スタンバイ状態であるコントローラ3のブロック構成を示す。図3に示すように、コントローラ3の全てのデバイスに電源が供給されている。
図3において、コントローラ3は、メインボード300と、サブボード320とを含む。メインボード300は、いわゆる汎用的なCPUシステムである。メインボード300はボード全体を制御するCPU301、ブートプログラムを記憶するブートROM302、CPU301のワークメモリとして使用可能なメモリ303、外部バスとのブリッジ機能を持つバスコントローラ304、不揮発性メモリ305を含む。
メインボード300は、さらに、ストレージを制御するディスクコントローラ306、半導体デバイスで構成された比較的小容量なフラッシュディスク307、USBを制御することが可能なUSBコントローラ308を含む。メインボード300には、その外部に、USBメモリ309、操作部5、HDD6が接続されている。USBメモリ309はUSBコントローラ308に接続され、HDD6はディスクコントローラ306に接続されている。操作部5は、CPU301と割込みコントローラ310に接続されている。CPU301は、割込みコントローラ310と接続されており、さらに、ネットワークコントローラ311、リアルタイムクロック(RTC)312、FAX装置7、節電キー209を持つ操作部5、USBコントローラ308と接続されている。
サブボード320は、メインボート300より小さな規模の汎用CPUシステムと、画像処理ハードウェアを含む。サブボード320は、ボード全体を制御するCPU321、CPU321のワークメモリとして使用されるメモリ323、外部バスとのブリッジ機能を持つバスコントローラ324、不揮発性メモリ325を含む。サブボード320は、さらに、リアルタイムデジタル画像処理を行なう画像処理プロセッサ(イメージプロセッサ)327とデバイスコントローラ326を含む。
サブボード320に接続されたスキャナ装置2とプリンタ装置4は、デバイスコントローラ326を介して画像処理プロセッサ327との間で、画像データの受け渡しを行なう。FAX装置7は、CPU321により直接制御されるように構成されている。プリンタ装置4から排紙された用紙は、フィニッシャ装置700でフィニッシング加工される。
なお、図3は、ブロック図であり簡略化されている。例えば、CPU301、CPU321には、チップセット、バスブリッジ、クロックジェネレータ等のCPU周辺ハードウェアが多数含まれるが、図3では示されていない。以下、コントローラ3の動作について、画像データの複写機能を例として説明する。
ユーザが操作部5上で画像データの複写機能の実行を指示すると、CPU301がCPU321を介してスキャナ装置2に画像読取命令を送る。スキャナ装置2は、原稿を光学的にスキャンして画像データを生成し、デバイスコントローラ326を介して画像処理プロセッサ327に入力する。画像処理プロセッサ327は、CPU321を介してメモリ323にDMA転送を行い、画像データの一時保存を行なう。CPU301は、画像データがメモリ323に一定量もしくは全て保存されたことを確認すると、CPU321を介してプリンタ装置4に画像出力指示を送る。
CPU321は、画像処理プロセッサ327にメモリ323内の画像データの格納位置(アドレス)を伝える。メモリ323上の画像データは、プリンタ装置4からの同期信号に従って、画像処理プロセッサ327とデバイスコントローラ326を介してプリンタ装置4に送信される。プリンタ装置4は、印刷用紙に対して画像データに基づき印刷する。
複数部の印刷を行なう場合には、CPU301は、メモリ323内の画像データをHDD6に保存する。そのような構成により、2部目以降については、スキャナ装置2から画像データを取得することなくプリンタ装置4に画像データを送ることが可能となる。
図4は、スリープモードにおけるコントローラ3の給電状態を示す図である。例えば、ユーザからの操作を受け付けない状態で一定時間が経過した時や、操作部5上の節電キー209が押下された時に、画像形成装置1は、電力消費量が抑えられたスリープモードに移行する。
スリープモード時には、コントローラ3上の、メモリ303、割込みコントローラ310など、スリープモードからの復帰動作に最低限必要な個所にのみ給電が維持される。本実施形態のスリープモード時には、割込みコントローラ310へスリープ復帰の割込みを通知する各部に対してのみ給電される。即ち、ネットワークコントローラ311、RTC312、USBコントローラ308と、操作部5上の節電キー209、各種センサ、FAX装置7の一部、に対してのみ給電される。
つまり、スリープモードにおいては、図4中の網掛け箇所以外に給電され、網掛け箇所には給電されない。スリープモード時に、ネットワークコントローラ311がネットワーク着信を検出したときや、RTC312がタイマやアラームを検出したときに、割込みコントローラ310は、各該当部から割込み通知を受信する。また、スリープモード時に、FAX装置7が着信やオフフックを検出したとき、節電キー209がキー押下を検出したときなどにも、割込みコントローラ310は、各該当部からの割込み通知を受信する。また、センサが対象物を検知したとき、USBコントローラ301がUSBの挿抜や通信を検出したときなどにも、割込みコントローラ310は、各該当部からの割込み通知を受信する。
割込みコントローラ310は、割込み通知を受信すると、CPU301に通知する。CPU301は、その通知を受信すると、給電状態やソフトウェアの状態を通常状態に復帰させる処理を行う。スリープ復帰要因はシステム仕様に応じて行われる。また、スリープモードにおける給電部分は、スリープ復帰のためのシステム仕様に基づいて決定されるので、図4に示す箇所と異なる場合もある。
図5は、第2のスリープモードにおけるコントローラ3の給電状態を示す図である。図5を参照しながら、コントローラ3の動作について説明する。本実施形態では、スリープモードには、図4に示す状態の他に、図4に示すスリープモードよりも消費電力が高いスリープモードを有する。両スリープモードを区別するために、図4に示すスリープモードをディープスリープモードといい、図5に示すスリープモードを第2のスリープモード(Connected Sleep Mode)という。
本実施形態では、画像形成装置内のデバイス、特にHDD6の性能情報を取得し、その性能情報に基づいて、画像形成装置1のスタンバイモードから、ディープスリープモード若しくは第2のスリープモードへの移行が行われる。図5に示すように、第2のスリープモードでは、ディープスリープモードに比べて、CPU301とディスクコントローラ306とHDD6に対しても給電が維持される。従って、第2のディープスリープモードでは、CPU301、ディスクコントローラ306、HDD6から割込みコントローラ310への割込み通知によってスリープ復帰することが可能となる。
HDD6は、給電されていない状態から給電されると、通常、起動時間としてのスピンアップ時間が数秒〜十数秒程度かかる。例えば、画像形成装置1がIP−FAXの機能を実行する場合には、SIPサーバからの、装置情報等の要求コマンドに対して規定時間5秒以内に応答する必要がある。ここで、HDD6のスピンアップ時間のために、規定時間内での応答ができない場合がある。本実施形態では、規定時間内での応答ができない状況を防ぐために、CPU301とディスクコントローラ306に加えてHDD6にも給電される第2のスリープモードを設けている。
画像形成装置1では、HDD6の箇所にHDDの代わりに、スピンアップ時間を要しないストレージが搭載される可能性がある。そのようなストレージとは、例えば、SSD(Solid State Drive)である。SSDは、HDDと比べて、スピンアップ時間がないので、給電されれば直ちに動作が可能である。従って、SSDがHDD6の箇所に搭載されている場合には、画像形成装置1をスタンバイモードから、第2のスリープモードではなくディープスリープモードに移行させる。そのように構成することにより、HDD6の箇所にスピンアップ時間を考慮しなくて良いSSDが搭載されているにも関わらず、第2のスリープモードに移行してしまったために生じるスリープモード中の不要な電力消費を防ぐことができる。
そこで、本実施形態では、まず、HDD6の箇所に装着されているストレージ内のSMART情報記憶部600からSMART機能によりSMART情報を取得し、HDDが搭載されているのか、若しくはSSDが搭載されているかの判定を行う。ここで、SMARTとは、Self−Monitoring Analysis and Reporting Technologyの略称であり、ハードディスクドライブの障害の早期発見・故障の予測を目的としてストレージに搭載されている情報である。SMART情報には、例えば、ストレージのスピンアップ時間の平均値/最大値や、スピンアップ失敗が記述され、一定間隔で更新可能である。図6は、図5において、CPU301と、HDD6と、SMART情報記憶部600との関係を示す図である。HDD6の箇所には、HDDが搭載される場合もあり、SSDが搭載される場合もある。
図7は、SMART情報に関する記述の一例を示す図である。図7に示すように、スピンアップ時間や温度情報等、種々の特性が記憶されている。例えば、スピンアップ時間として、ディスクが回転し始めてから所定の回転速度に達するまでの時間が記憶されている。本実施形態においては、SMART情報のうちスピンアップ時間が、移行先のスリープモードの決定に用いられる。
図8は、スリープモードへの移行制御処理の手順を示すフローチャートである。画像形成装置1の起動時、若しくは、ユーザによるスリープモードへの移行設定変更時に、コントローラ3は、HDD6の箇所に搭載されているストレージからストレージを判別するための情報を取得する(S801)。コントローラ3は、S801で取得した判別情報に基づいて、搭載されているストレージは、HDDであるか若しくはSSDであるかを判定する(S802)。HDDが搭載されているか、若しくはSSDが搭載されているかの判定は、例えば、SMART情報記憶部600内のHDD/SSD共通に設けられた領域の内容が、HDD特有の値を示すか、若しくはSSD特有の値を示すかによって行われる。
ここで、HDDが搭載されていると判定された場合、コントローラ3は、第2のスリープモードをスタンバイモードからの移行先モードとして決定する(S803)。一方、SSDが搭載されていると判定された場合、コントローラ3は、ディープスリープモードを移行先モードとして決定する(S804)。S803及びS804の処理後、図8の処理を終了する。
図9は、スリープモードへの移行制御処理の手順を示す他のフローチャートである。図8の処理では、搭載されているストレージがHDDであるかSSDであるかに応じて、移行先のスリープモードを決定していた。しかしながら、HDDの容量や型番によっては、スピンアップ時間が極めて短いものもある。例えば、2秒程度でスピンアップ完了するようなHDD(以下、高速HDDという)もあり、その場合には、スリープモードに移行する際に、給電を維持する必要はない。従って、図9の処理においては、ストレージのスピンアップ時間を随時、動的に取得し、そのスピンアップ情報に基づいて、移行先モードがディープスリープモードであるか、若しくは第2のスリープモードであるかを決定する。
そこで、本処理においては、まず、ストレージのSMART情報記憶部600に記憶されているSMART情報に基づいて、HDD6に箇所に搭載されているストレージの種類の判別を行う。SSDであると判定された場合には、ディープスリープモードを移行先モードとして決定する。一方、HDDであると判定された場合には、SMART情報内のスピンアップ時間に基づいて、規定時間内での応答が可能であるか否かを判定する。この判定は、例えば、スピンアップ時間と、外部からの要求に対して応答データを応答するための時間との合計時間が、規定時間内に収まるか否かに基づいて判定される。判定の結果、規定時間内での応答が可能であると判定された場合には、ディープスリープモードを移行先モードとして決定する。一方、規定時間内での応答が可能でないと判定された場合には、第2のスリープモードを移行先モードとして決定する。
つまり、高速HDDを画像形成装置1に搭載する可能性がある場合、ストレージがHDDであるか若しくはSSDであるかの判別だけでなく、HDDが搭載されていると判定された場合でも、規定時間内での応答が可能であるか否かをさらに判定する。そして、その判定結果に基づいて、いずれのスリープモードに移行するかを決定する。以下、図9に従って説明する。
画像形成装置1の起動時、若しくは、ユーザによるスリープモードへの設定変更時に、コントローラ3は、HDD6の箇所に搭載されているストレージからストレージを判別するための情報を取得する(S901)。コントローラ3は、S901で取得した判別情報に基づいて、搭載されているストレージは、HDDであるか若しくはSSDであるかを判定する(S902)。S902での判定は、S802と同様に、例えば、SMART情報記憶部600内のHDD/SSD共通に設けられた領域の内容が、HDD特有の値を示すか、若しくはSSD特有の値を示すかによって行われる。ここで、SSDが搭載されていると判定された場合、コントローラ3は、ディープスリープモードを移行先モードとして決定する(S906)。S906の処理後、図9の処理を終了する。
一方、HDDが搭載されていると判定された場合、コントローラ3は、S901で取得されたSMART情報からスピンアップ時間を取得する(S903)。コントローラ3は、S903で取得したスピンアップ時間に基づいて、規定時間内の応答が可能であるか否かを判定する(S904)。この判定は、例えば、スピンアップ時間と、外部からの要求に対して応答データを応答するための時間との合計時間が、規定時間内に収まるか否かに基づいて判定される。ここで、規定時間内の応答が可能であると判定された場合、コントローラ3は、ディープスリープモードを移行先モードとして決定する(S906)。一方、規定時間内の応答が可能でないと判定された場合、コントローラ3は、第2のスリープモードを移行先モードとして決定する(S905)。S905の処理後、図9の処理を終了する。
以上の説明において、各処理はコントローラ3によって行われると記載したが、例えば、CPU301がROM等の記憶領域に記憶されているプログラムをRAMに読み出して実行することにより実現される(後述する図10及び図11においても同じである)。図8及び図9において決定された移行先モードは、RAM等の記憶領域に一旦格納され、スタンバイモードからスリープモードへの移行条件が満たされた場合に参照される。移行条件が満たされた場合とは、例えば、ユーザによる操作を受け付けない状態が所定時間続いた場合である。
図10は、画像形成装置1をスリープモードへ移行させる処理の手順を示すフローチャートである。コントローラ3は、所定の時間間隔で、省電力モードへ移行する条件が満たされたか否かを判定する(S1001)。移行する条件とは、例えば、ユーザによる操作を受け付けない状態が所定時間続いた状態である。
S1001でスリープモードへの移行条件が満たされたと判定された場合、図8若しくは図9において決定されたスリープモードへ移行するよう各部への給電を制御する(S1002)。S1002の処理は、コントローラ3とは別に設けられた画像形成装置1の各部への電源供給を制御する電源制御部が行う。電源制御部は、上記のようにRAM等の記憶領域に一旦格納された移行先モードに従って、例えば、各部への電源供給経路の開閉をスイッチングすることで、電源供給を制御する。移行先がディープスリープモードであると決定されている場合には、電源制御部は、図4に従って、各部への給電を制御する。また、移行先が第2のスリープモードであると決定されている場合には、電源制御部は、図5に従って、各部への給電を制御する。S1002の処理後、図10の処理を終了する。
図11は、スリープモードへの移行制御処理の手順を示す他のフローチャートである。図9では、HDD6の箇所に搭載されているストレージがHDDであるか若しくはSSDであるかの判別だけではなく、HDDが搭載されていると判定された場合、規定時間内での応答が可能であるか否かをさらに判定した。そして、その判定結果に基づいて、いずれのスリープモードに移行するかを決定した。
ここで、HDDが高速HDDの場合でも、例えば、経年変化や低温のために流体軸受けの粘度が上昇して回転負荷が増大し、その結果、スピンアップ時間が長くなってしまうことがある。つまり、スピンアップ時間と、外部からの要求に対して応答するために必要な時間との合計時間が規定時間内に収まっていたとしても、経年劣化によりスピンアップ時間が長くなってしまうと、規定時間内に収まらなくなってしまう。そのような場合には、スリープモード時にはHDDに給電を維持しておく必要が生じる。そこで、本処理においては、SIPサーバ等の外部への応答に要した時間を定期的に取得し、取得された時間に基づいて、移行先のスリープモードを適切に決定する。
図11を参照しながら説明する。コントローラ3は、定期的に(例えば、1週間ごと)、SIPサーバ等の外部への応答に要した応答時間を計測して取得する(S1101)。S1101の処理は、例えば、図8や図9の処理が行われてスリープモードに移行し、その後、外部からの要求コマンドを受信してスリープ復帰する際に行われる。また、計測された応答時間は、ROM等の記憶領域に保存される。つまり、図11の処理が、前回の図11の処理が行われたときにS1101で取得された応答時間が現在、保存されている。
コントローラ3は、S1101での応答が、規定時間内で応答できたか否かを判定する(S1102)。ここで、規定時間内で応答できたと判定された場合にはS1103に進み、規定時間内で応答できなかったと判定された場合にはS1104に進む。例えば、IP−FAX機能を実行する場合には、外部からの通知に対して5秒以内に応答する必要がある。その場合、5秒以内に応答できたと判定された場合(応答成功)にはS1103に進み、5秒以内に応答できなかったと判定された場合(応答失敗)にはS1104に進む。
応答失敗の場合について説明する。S1104において、コントローラ3は、S1101で計測された応答時間と規定時間との差を算出する。コントローラ3は、算出した差に応じた1より大きい係数を定める。そして、S1105において、コントローラ3は、S1104で定められた係数を現在保存されている応答時間に乗じ、新たな応答時間を設定する。そして、コントローラ3は、新たな応答時間が規定時間以下であれば、次回以降の移行先スリープモードをディープスリープモードと決定する。一方、新たな応答時間が規定時間より長いのであれば、次回以降の移行先スリープモードを第2のスリープモードと決定する。
S1104で1より大きい係数が定められているので、新たな応答時間は、先の応答時間よりも長くなる。その結果、例えば、スピンアップ時間が経年劣化により長くなったことを次回のスリープモードへの移行に適切に反映することができる。S1105の処理後は、図11の処理を終了する。
次に、応答成功の場合について説明する。S1103において、コントローラ3は、S1101で計測された応答時間と規定時間との差を算出する。コントローラ3は、算出した差に応じた1以下の係数を定める。そして、S1105において、コントローラ3は、S1103で定められた係数を現在設定されている応答時間に乗じ、新たな応答時間を設定する。そして、コントローラ3は、新たな応答時間が規定時間以下であれば、次回以降の移行先スリープモードをディープスリープモードと決定する。一方、新たな応答時間が規定時間より長いのであれば、次回以降の移行先スリープモードを第2のスリープモードと決定する。
S1103では1未満の係数が定められているので、新たな応答時間は、先の応答時間以下となる。その結果、例えば、HDDが変更されてスピンアップ時間が短くなったことを次回のスリープモードへの移行に適切に反映することができる。S1105の処理後は、図11の処理を終了する。
S1103及びS1104では、係数を設定することにより、新たな応答時間を決定していたが、先の応答時間から現在の応答時間への傾向(長くなったか、短くなったか)を先の応答時間に反映できるのであれば、他の方法でも良い。例えば、S1101で取得された応答時間で先の応答時間を更新するようにしても良い。
[その他の実施例]
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
1 画像形成装置: 3 コントローラ: 301、321 CPU: 6 HDD: 303、321 メモリ

Claims (13)

  1. スタンバイ状態と、前記スタンバイ状態よりも消費電力の低い省電力状態とを有する画像形成装置であって、
    前記省電力状態は、ストレージへの電力供給が停止される第1の省電力状態と、前記ストレージへの電力供給が維持される第2の省電力状態とを有し、
    前記ストレージの情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された前記ストレージの情報に基づいて、前記画像形成装置が前記省電力状態に移行する際に、前記第1の省電力状態に移行するか、若しくは、前記第2の省電力状態に移行するかを決定する決定手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記ストレージの情報は、ストレージの種類を示す情報を含み、
    前記決定手段は、
    前記ストレージの情報が、前記省電力状態から前記スタンバイ状態へ復帰する際に所定の起動時間を要するストレージを示している場合、前記第2の省電力状態へ移行すると決定し、
    前記ストレージの情報が、前記省電力状態から前記スタンバイ状態へ復帰する際に所定の起動時間を要するストレージを示していない場合、前記第1の省電力状態へ移行すると決定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記ストレージの情報が、前記省電力状態から前記スタンバイ状態へ復帰する際に所定の起動時間を要するストレージを示している場合、当該起動時間は前記画像形成装置が前記第1の省電力状態へ移行する条件を満たすか否かを判定する第2の判定手段、をさらに備え、
    前記決定手段は、
    前記第2の判定手段により、前記第1の省電力状態へ移行する条件を満たすと判定された場合、前記第1の省電力状態へ移行すると決定し、
    前記第2の判定手段により、前記第1の省電力状態へ移行する条件を満たさないと判定された場合、前記第2の省電力状態へ移行すると決定する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記画像形成装置が外部と所定の通信を行う際に、外部からの要求コマンドに対する応答は規定時間内で行うことが規定されている場合、
    前記第2の判定手段は、
    前記起動時間に因っても前記要求コマンドに対して前記規定時間内での応答が可能となる場合に、前記第1の省電力状態へ移行する条件を満たすと判定し、
    前記起動時間に因れば前記要求コマンドに対して前記規定時間内での応答が可能とならない場合に、前記第1の省電力状態へ移行する条件を満たさないと判定する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記所定の通信は、IP−FAX機能を実行する場合のSIPサーバからの要求コマンドの受信を含むことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記要求コマンドに対する応答時間を記憶する記憶手段、をさらに備え、前記応答時間は、前記起動時間を含むことを特徴とする請求項4又は5に記載の画像形成装置。
  7. 前記画像形成装置が前記省電力状態であるときに外部から前記要求コマンドを受信して前記スタンバイ状態へ復帰する場合、
    当該要求コマンドに対する応答に要した時間を取得する第2の取得手段と、
    前記第2の取得手段により取得された前記応答に要した時間に基づいて、前記記憶手段に記憶された前記応答時間を更新する更新手段と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記更新手段は、前記第2の取得手段により取得された前記応答に要した時間と前記規定時間との差に応じて、前記記憶手段に記憶された前記応答時間を更新する、ことを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記画像形成装置が前記省電力状態へ移行する条件が満たされた場合に、前記決定手段により決定された前記第1の省電力状態もしくは前記第2の省電力状態へ移行する処理を実行する移行手段、をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  10. 前記ストレージは、所定のスピンアップ時間を要するハードディスクであるか、若しくは、スピンアップ時間を要さないストレージであることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  11. 前記ストレージは、前記ハードディスクであるか、若しくは、SSD(Solid State Drive)であり、
    前記取得手段は、前記ストレージからSMART機能により、前記ストレージの情報を取得する、
    ことを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。
  12. スタンバイ状態と、前記スタンバイ状態よりも消費電力の低い省電力状態とを有する画像形成装置において実行される画像形成装置の制御方法であって、
    前記省電力状態は、ストレージへの電力供給が停止される第1の省電力状態と、前記ストレージへの電力供給が維持される第2の省電力状態とを有し、
    前記ストレージの情報を取得する取得工程と、
    前記取得工程において取得された前記ストレージの情報に基づいて、前記画像形成装置が前記省電力状態に移行する際に、前記第1の省電力状態に移行するか、若しくは、前記第2の省電力状態に移行するかを決定する決定工程と、
    を有することを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  13. 請求項12に記載の画像形成装置の制御方法の各工程をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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