JP6724088B2 - 画像処理装置、情報処理方法及びプログラム - Google Patents
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Description
本発明は、画像処理装置、情報処理方法及びプログラムに関する。
装置の状態を監視し、迅速な保守、予兆予測、装置搭載機能の改善等を行う必要がある。このために稼働している装置からインターネットを通じてイベントログ管理サーバに大量の各種イベントログを送信し、サーバ側でイベントログを分析してフィードバックするシステムが知られている。特にシステムの稼働監視を実施するには画像処理装置の電源状態の変化、省電力状態への移行、復帰の情報がきちんと取得できることが求められる。
特許文献1に記載の画像形成装置では、電源状態の遷移情報を収集し稼働状態の詳細な把握及び分析をできるようにしている。
また特許文献2に記載の印刷システムでは、画像形成装置に印刷制御装置が接続されている環境下においてもシステムの電力状態の遷移を収集できるようにしている。
特許文献1に記載の画像形成装置では、電源状態の遷移情報を収集し稼働状態の詳細な把握及び分析をできるようにしている。
また特許文献2に記載の印刷システムでは、画像形成装置に印刷制御装置が接続されている環境下においてもシステムの電力状態の遷移を収集できるようにしている。
何れの先行文献も、電源状態に移行する前に状態遷移したことをサーバに通知するか、自ストレージ内に履歴として保存し、別のタイミングで送付するかの動作をし、稼働状況を分析するために必要な情報を詳細に管理サーバに保存できるように構成されている。
しかし画像処理装置はその省電力の観点から省電力状態移行指示後は速やかに状態遷移することが省電力に寄与する効果が高い。省電力状態への移行指示後に通信及びストレージへの保存処理等を極力実施せず速やかに省電力状態へ移行することが求められる。
情報分析するために省電力状態への移行時の履歴をきちんと管理サーバに通知しながらも、その処理が画像処理装置自身を省電力状態に移行することを妨げず、速やかに移行させる必要がある。
しかし画像処理装置はその省電力の観点から省電力状態移行指示後は速やかに状態遷移することが省電力に寄与する効果が高い。省電力状態への移行指示後に通信及びストレージへの保存処理等を極力実施せず速やかに省電力状態へ移行することが求められる。
情報分析するために省電力状態への移行時の履歴をきちんと管理サーバに通知しながらも、その処理が画像処理装置自身を省電力状態に移行することを妨げず、速やかに移行させる必要がある。
本発明は、通常の電力状態から第1省電力状態に移行する場合、前記第1省電力状態に移行する時刻を示す第1時刻情報をメモリに記憶する記憶手段と、前記第1省電力状態から復帰した場合、前記メモリより前記第1時刻情報を読み出す読み出し手段と、前記読み出し手段により読み出された前記第1時刻情報を含む、前記第1省電力状態へ移行したことを示すイベントを、管理サーバに通知する第1通知手段と、を有する。
本発明によれば、省電力状態への移行を速やかに実施しつつ、省電力状態に移行した履歴を管理サーバに通知することができる。
以下、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。
<実施形態1>
図1は、情報処理システムのシステム構成の一例を示す図である。ネットワーク100には、管理サーバ110、及びクライアント機120が接続されている。クライアント機120は、画像処理装置の一例である。
クライアント機120は、機器内での事象を履歴イベントの形で管理サーバ110に対して通知する通信機能を有している。また管理サーバ110は、複数のクライアント機120から通知されたイベントを管理サーバ内のストレージに保存する機能性を有している。ストレージに蓄積された情報は稼働監視情報の分析等に利用される。
本実施形態では管理サーバ110についてはデータストレージと情報処理計算とネットワーク通信機能とを有するコンピュータ、又は同等機能を持つクラウドサービスで実現される。
クライアント機120としては複数種類の機能、例えばコピー及びFAX等を実現する複合機を例に説明する。それらの機能の実行をした実行した履歴に加え、省電力状態への遷移及び復帰の履歴、またエラー発生等異常状態への遷移及び復帰等の履歴等を管理サーバ110に通知する機能を有している。
図1は、情報処理システムのシステム構成の一例を示す図である。ネットワーク100には、管理サーバ110、及びクライアント機120が接続されている。クライアント機120は、画像処理装置の一例である。
クライアント機120は、機器内での事象を履歴イベントの形で管理サーバ110に対して通知する通信機能を有している。また管理サーバ110は、複数のクライアント機120から通知されたイベントを管理サーバ内のストレージに保存する機能性を有している。ストレージに蓄積された情報は稼働監視情報の分析等に利用される。
本実施形態では管理サーバ110についてはデータストレージと情報処理計算とネットワーク通信機能とを有するコンピュータ、又は同等機能を持つクラウドサービスで実現される。
クライアント機120としては複数種類の機能、例えばコピー及びFAX等を実現する複合機を例に説明する。それらの機能の実行をした実行した履歴に加え、省電力状態への遷移及び復帰の履歴、またエラー発生等異常状態への遷移及び復帰等の履歴等を管理サーバ110に通知する機能を有している。
図2は、管理サーバ110が一般的なコンピュータ等で実現された場合のハードウェア構成の一例を示す図である。管理サーバ110は、ハードウェア構成として、コントローラユニット200、操作部209、表示部210を含んでいる。コントローラユニット200は、CPU(Central Processing Unit)201を有する。CPU201は、ROM(Read Only Memory)202に格納されているブートプログラムによりOS(Operating System)を起動する。
CPU201は、このOS上で、HDD(Hard Disk Drive)204に格納されているアプリケーションプログラムを実行し、これによって各種処理を実行する。このCPU201の作業領域としてはRAM(Random Access Memory)202が用いられる。
HDD204は、アプリケーションプログラム、設定及び履歴等のデータを格納する。
CPU201には、システムバス208を介して、ROM202及びRAM203と共に、操作部I/F205、表示部I/F206、Network207が接続される。操作部I/F205は、マウス、キーボード等から成る操作部209とのインタフェースであり、操作部209によってユーザにより入力された情報をCPU201に送出する。表示部I/F206は、ディスプレイ等から成る表示部210に表示すべき画像データを表示部210に対して出力する。また、Network207は、ネットワーク100に接続され、ネットワーク100を介してネットワーク100上の各装置との間で情報の入出力を行う。
CPU201は、このOS上で、HDD(Hard Disk Drive)204に格納されているアプリケーションプログラムを実行し、これによって各種処理を実行する。このCPU201の作業領域としてはRAM(Random Access Memory)202が用いられる。
HDD204は、アプリケーションプログラム、設定及び履歴等のデータを格納する。
CPU201には、システムバス208を介して、ROM202及びRAM203と共に、操作部I/F205、表示部I/F206、Network207が接続される。操作部I/F205は、マウス、キーボード等から成る操作部209とのインタフェースであり、操作部209によってユーザにより入力された情報をCPU201に送出する。表示部I/F206は、ディスプレイ等から成る表示部210に表示すべき画像データを表示部210に対して出力する。また、Network207は、ネットワーク100に接続され、ネットワーク100を介してネットワーク100上の各装置との間で情報の入出力を行う。
図3は、クライアント機120のハードウェア構成の一例を示す図である。クライアント機120は、情報処理コントローラユニット301、プリンタコントローラユニット302、スキャナコントローラユニット303、プリンタ304、スキャナ305、操作部306を含んでいる複合機である。情報処理コントローラユニット301は、クライアント機120の動作に係る情報処理制御を統括するコントローラである。情報処理コントローラユニット301には、操作部306が接続される。更に情報処理コントローラユニット301には、画像出力デバイスであるプリンタ304を制御するプリンタコントローラユニット302及び画像入力デバイスであるスキャナ305を制御するスキャナコントローラユニット303が接続される。
図4は、クライアント機120の情報処理コントローラユニット301のハードウェア構成の一例を示す図である。情報処理コントローラユニット301は、CPU401を有する。CPU401は、ROM402に格納されているブートプログラムによりOSを起動する。CPU401は、このOS上で、HDD404に格納されているアプリケーションプログラムを実行し、これによって各種処理を実行する。このCPU401の作業領域としてはRAM403が用いられる。また、RAM403は、作業領域を提供すると共に、画像データを一時記憶するための画像メモリ領域を提供する。HDD404は、アプリケーションプログラム、画像データ、各種設定値、履歴を格納する。CPU401は、プロセッサの一例である。
図4は、クライアント機120の情報処理コントローラユニット301のハードウェア構成の一例を示す図である。情報処理コントローラユニット301は、CPU401を有する。CPU401は、ROM402に格納されているブートプログラムによりOSを起動する。CPU401は、このOS上で、HDD404に格納されているアプリケーションプログラムを実行し、これによって各種処理を実行する。このCPU401の作業領域としてはRAM403が用いられる。また、RAM403は、作業領域を提供すると共に、画像データを一時記憶するための画像メモリ領域を提供する。HDD404は、アプリケーションプログラム、画像データ、各種設定値、履歴を格納する。CPU401は、プロセッサの一例である。
CPU401には、システムバス410を介して、ROM402及びRAM403と共に、操作部I/F406、デバイスコントローラI/F408、Network405、画像処理部407、及び電源管理部409が接続される。操作部I/F406は、タッチパネルを有する操作部306とのインタフェースであり、操作部306に表示すべき画像データを操作部306に対して出力する。また、操作部I/F406は、操作部306によってユーザにより入力された情報をCPU401に送出する。デバイスコントローラI/F408には、スキャナコントローラユニット303及びプリンタコントローラユニット302が接続される。デバイスコントローラI/F408は、画像データの同期系/非同期系の変換を行う。Network405は、ネットワーク100に接続され、ネットワーク100を介してネットワーク100上の各装置との間で情報の入出力を行う。画像処理部407は、プリンタ304への出力画像処理、及びスキャナ305からの入力画像処理、画像回転、画像圧縮、解像度変換、色空間変換、階調変換等の処理を行う。電源管理部409は、機器全体の電源制御を行う、電源オンオフの制御の他通常通電状態以外の省電力状態への移行、及び通常状態への復帰等を制御する。
CPU401がROM402及びHDD404の何れか又は双方に記憶されているプログラムに基づき処理を実行することにより後述する図5に示すソフトウェア構成及び図6−図9に示されるフローチャートの処理が実現される。
CPU401がROM402及びHDD404の何れか又は双方に記憶されているプログラムに基づき処理を実行することにより後述する図5に示すソフトウェア構成及び図6−図9に示されるフローチャートの処理が実現される。
図5は、クライアント機120のソフトウェア構成の一例を示す図である。
ユーザインターフェース501は、操作部306に対してユーザが操作する画面を表示したり、ユーザが操作した際にその動きをソフトウェアに伝えたりする機能を持つ。
機能アプリケーション502は、コピー、プリント、メール送信等、機器内に複数あり、操作部306を経由したユーザの指示、又はNetwork405経由のデータ受信等をトリガにして複合機のアプリケーション機能を動作させる。
ジョブ制御部503は、機能アプリケーション502からの指示を受けてプリンタコントローラユニット302及びスキャナコントローラユニット303を制御してスキャン及びプリントを実行する。
電源制御部504は、装置内のソフトウェアの状態と連動して、電源管理部409を制御し通常通電状態と省電力状態の遷移を司る。通常通電状態は、通常の電力状態の一例である。
エラー制御部505は、主にジョブ制御部503、プリンタコントローラユニット302、スキャナコントローラユニット303等で発生した異常状態の通知を受け、システム全体を停止したり縮退動作を指示したりの制御を実施する。
履歴・設定保持部506は、機器内における不揮発情報を管理する。履歴・設定保持部506は、複合機、ジョブの制御に必要な設定を保持したり、ユーザの操作履歴、ジョブ実行結果及びエラーの発生等をサマライズして保存したりする。またシステムのエラー発生時に解析デバッグ用途で残すログ情報も履歴・設定保持部506に保存される。不揮発データの実体はHDD404に保持される。
ユーザインターフェース501は、操作部306に対してユーザが操作する画面を表示したり、ユーザが操作した際にその動きをソフトウェアに伝えたりする機能を持つ。
機能アプリケーション502は、コピー、プリント、メール送信等、機器内に複数あり、操作部306を経由したユーザの指示、又はNetwork405経由のデータ受信等をトリガにして複合機のアプリケーション機能を動作させる。
ジョブ制御部503は、機能アプリケーション502からの指示を受けてプリンタコントローラユニット302及びスキャナコントローラユニット303を制御してスキャン及びプリントを実行する。
電源制御部504は、装置内のソフトウェアの状態と連動して、電源管理部409を制御し通常通電状態と省電力状態の遷移を司る。通常通電状態は、通常の電力状態の一例である。
エラー制御部505は、主にジョブ制御部503、プリンタコントローラユニット302、スキャナコントローラユニット303等で発生した異常状態の通知を受け、システム全体を停止したり縮退動作を指示したりの制御を実施する。
履歴・設定保持部506は、機器内における不揮発情報を管理する。履歴・設定保持部506は、複合機、ジョブの制御に必要な設定を保持したり、ユーザの操作履歴、ジョブ実行結果及びエラーの発生等をサマライズして保存したりする。またシステムのエラー発生時に解析デバッグ用途で残すログ情報も履歴・設定保持部506に保存される。不揮発データの実体はHDD404に保持される。
イベント回収部510は、機器内の各モジュール(501〜506)で発生した状態遷移を監視し、それを管理サーバ110に送付するため、イベントの形で正規化しメッセージバッファ520に保存する機能性を持つ。メッセージバッファ520は、HDD404上にあり正規化されたイベントは不揮発領域に保存される。ここでの正規化はJSON(JavaScript(登録商標) Object Notation)等の汎用のフォーマットを使う。イベント名称、発生時刻、クライアント機のシリアル番号等の基本情報に加えてイベントの種別によって、追加でさまざまな情報が付与される。これら付与情報はイベント回収部510が履歴・設定保持部506等の不揮発情報を参照したり、機器内各モジュール(501〜506)の状態等から動的に取得したりする。
イベント送付部530は、メッセージバッファ520への書き込みを検知する等してイベントが発行されたことを受け、メッセージバッファ520から情報を読み出してネットワーク通信部531を介して管理サーバ110に対してイベントを送付する。ネットワーク通信部531は、Network405を利用し通信する。
イベント送付部530は、メッセージバッファ520への書き込みを検知する等してイベントが発行されたことを受け、メッセージバッファ520から情報を読み出してネットワーク通信部531を介して管理サーバ110に対してイベントを送付する。ネットワーク通信部531は、Network405を利用し通信する。
図6は、クライアント機120の機器内で各種事象が起きた際の管理サーバ110へのイベント送付の情報処理の一例を示すフローチャートである。
エラー発生イベントを例に図6(a)を説明する。
S601において、イベント回収部510は、エラーの発生を検知する。
S602において、イベント回収部510は、現在時刻を取得する。
S603において、イベント回収部510は、イベント発行のサブルーチンに対してエラーイベントである旨と取得した現在時刻とを引数にして処理を実行することで管理サーバ110にイベントを送付する。
エラー発生イベントを例に図6(a)を説明する。
S601において、イベント回収部510は、エラーの発生を検知する。
S602において、イベント回収部510は、現在時刻を取得する。
S603において、イベント回収部510は、イベント発行のサブルーチンに対してエラーイベントである旨と取得した現在時刻とを引数にして処理を実行することで管理サーバ110にイベントを送付する。
このサブルーチンについて図6(b)で詳細に説明する。
S611において、イベント回収部510は、受信したイベント内容に応じて予め紐づけられた情報を機器内の各モジュールから情報を収集する。例えばエラー発生のイベントであれば、イベント回収部510は、エラーコード、エラーが起きた部品の名称、その時までの通紙したカウント値等を収集する。また、例えばコピージョブの完了イベントであれば、イベント回収部510は、実行ユーザ名、カラーモノクロの区別、スキャン枚数、プリント枚数等を収集する。イベント回収部510は、これら収集した情報に加えて、与えられた時刻情報を使ってJSONのような汎用フォーマットにして正規化する。
S612において、イベント回収部510は、正規化されたイベント情報をメッセージバッファ520に保存する。この時点でサーバへの送付内容が確定される。
S613において、この書き込みを非同期に検知したイベント送付部530は、メッセージバッファ520からイベント情報を読み出す。
S614において、イベント送付部530は、管理サーバ110への送信動作を行う。イベント送付部530は、サーバへの認証動作及び通信エラー時のリトライ処理等を含めて送信完了までを実行する。管理サーバ110は、受信したイベント情報をストレージに保存する。
このようにしてクライアント機120内で発生した各種事象は管理サーバ110に送信され収集される。
S611において、イベント回収部510は、受信したイベント内容に応じて予め紐づけられた情報を機器内の各モジュールから情報を収集する。例えばエラー発生のイベントであれば、イベント回収部510は、エラーコード、エラーが起きた部品の名称、その時までの通紙したカウント値等を収集する。また、例えばコピージョブの完了イベントであれば、イベント回収部510は、実行ユーザ名、カラーモノクロの区別、スキャン枚数、プリント枚数等を収集する。イベント回収部510は、これら収集した情報に加えて、与えられた時刻情報を使ってJSONのような汎用フォーマットにして正規化する。
S612において、イベント回収部510は、正規化されたイベント情報をメッセージバッファ520に保存する。この時点でサーバへの送付内容が確定される。
S613において、この書き込みを非同期に検知したイベント送付部530は、メッセージバッファ520からイベント情報を読み出す。
S614において、イベント送付部530は、管理サーバ110への送信動作を行う。イベント送付部530は、サーバへの認証動作及び通信エラー時のリトライ処理等を含めて送信完了までを実行する。管理サーバ110は、受信したイベント情報をストレージに保存する。
このようにしてクライアント機120内で発生した各種事象は管理サーバ110に送信され収集される。
次に表1(表 通電状態の分類)を用いて、複合機の通電状態について説明する。電源制御部504により制御される複合機の通電状態は大きく表に示す4種類の状態がある。
まず通常通電状態である。これは操作部306及びネットワーク等、含めて複合機のすべての機能性が利用できる状態である。
次にSleep1状態である。この状態は主に操作部306のパネル消灯により省電力状態になっている。しかし内部的にCPU401には通電されており内部のソフトウェアモジュールの動作及びネットワーク通信等は通常通電状態同様に利用可能である。ユーザの操作部306の操作及びネットワークからのジョブ受信等によって通常通電状態に復帰できる。Sleep1状態は、第2省電力状態の一例であり、プロセッサを停止させない省電力状態である。
3つめにDeepSleep状態である。この状態についてはCPU401が動作を停止しており、Sleep1状態よりも低電力状態に遷移している。しかしユーザの操作部306の操作及びネットワークからのジョブ受信等によって通常通電状態に復帰できる点はSleep1と同様である。DeepSleepに移行すると一度、CPU401が停止するが、CPU401のレジスタ含めたメモリ状態を維持しており、復帰後に停止直前の状態から動作を再開することができる。DeepSleep状態は、第1省電力状態の一例であり、プロセッサを停止させる省電力状態である。また、DeepSleep状態は、メモリと一部のハードウェアのみ通電し、CPU401を停止した状態である。ここで、メモリとは、RAM403である。また、一部のハードウェアとは、Network405である。Network405は、通信装置の一例である。
最後にQuickOFF状態である。これはユーザから見ると高速起動モードを許可した状態での電源OFFの操作で状態遷移する。したがって電源ONの操作以外では通常電源状態に復帰しない。電源OFFの操作をしているが内部的にはDeepSleep同等にCPU401のレジスタ含めたメモリ状態を維持しており、そこから復帰できる状態になっている。このためユーザから見た場合は電源ON操作が高速に行われるという機能性の提供になる。QuickOFF状態は、第1省電力状態の一例であり、プロセッサを停止させる省電力状態である。また、QuickOFF状態は、メモリのみ通電し、CPU401を停止した状態である。ここで、メモリとは、RAM403である。
通常通電以外の3種類は省電力状態であり、タイマ監視による複合機の放置状態が一定時間を経過した場合、又はユーザによる省電力移行指示の何れかによって遷移する。遷移の際は電源制御部504によって他のモジュールの状態を確認した後、他のモジュールの処理の完了を待ち、各モジュールからの遷移承諾の通知を受けてから遷移するよう動作される。
まず通常通電状態である。これは操作部306及びネットワーク等、含めて複合機のすべての機能性が利用できる状態である。
次にSleep1状態である。この状態は主に操作部306のパネル消灯により省電力状態になっている。しかし内部的にCPU401には通電されており内部のソフトウェアモジュールの動作及びネットワーク通信等は通常通電状態同様に利用可能である。ユーザの操作部306の操作及びネットワークからのジョブ受信等によって通常通電状態に復帰できる。Sleep1状態は、第2省電力状態の一例であり、プロセッサを停止させない省電力状態である。
3つめにDeepSleep状態である。この状態についてはCPU401が動作を停止しており、Sleep1状態よりも低電力状態に遷移している。しかしユーザの操作部306の操作及びネットワークからのジョブ受信等によって通常通電状態に復帰できる点はSleep1と同様である。DeepSleepに移行すると一度、CPU401が停止するが、CPU401のレジスタ含めたメモリ状態を維持しており、復帰後に停止直前の状態から動作を再開することができる。DeepSleep状態は、第1省電力状態の一例であり、プロセッサを停止させる省電力状態である。また、DeepSleep状態は、メモリと一部のハードウェアのみ通電し、CPU401を停止した状態である。ここで、メモリとは、RAM403である。また、一部のハードウェアとは、Network405である。Network405は、通信装置の一例である。
最後にQuickOFF状態である。これはユーザから見ると高速起動モードを許可した状態での電源OFFの操作で状態遷移する。したがって電源ONの操作以外では通常電源状態に復帰しない。電源OFFの操作をしているが内部的にはDeepSleep同等にCPU401のレジスタ含めたメモリ状態を維持しており、そこから復帰できる状態になっている。このためユーザから見た場合は電源ON操作が高速に行われるという機能性の提供になる。QuickOFF状態は、第1省電力状態の一例であり、プロセッサを停止させる省電力状態である。また、QuickOFF状態は、メモリのみ通電し、CPU401を停止した状態である。ここで、メモリとは、RAM403である。
通常通電以外の3種類は省電力状態であり、タイマ監視による複合機の放置状態が一定時間を経過した場合、又はユーザによる省電力移行指示の何れかによって遷移する。遷移の際は電源制御部504によって他のモジュールの状態を確認した後、他のモジュールの処理の完了を待ち、各モジュールからの遷移承諾の通知を受けてから遷移するよう動作される。
続いて図7のフローチャートを用いて、省電力状態に移行する際のイベント発行の動きについて説明する。
S701において、イベント回収部510は、省電力移行状態遷移を検知する。状態遷移によりCPU401が停止するかどうかで動作が変わる。
そのためS702において、イベント回収部510は、Sleep1移行イベントか、それ以外(DeepSleep又はQucikOFF)移行イベントであるかを判定する。イベント回収部510は、Sleep1移行イベントであると判定した場合、S713に進み、Sleep1移行イベントでないと判定した場合、S703に進む。
S713において、イベント回収部510は、Sleep1への移行を電源制御部504に対して承諾する。
関連全モジュールが省電力状態への移行を承諾すると、S714において、電源制御部504は、Sleep1に状態遷移する。しかしCPU401は停止しないためソフトウェア的には引き続きの処理が実行できる。
S715において、イベント回収部510は、現在時刻を取得する。S715で取得される時刻情報は、Sleep1状態に移行した時刻を示す第3時刻情報の一例である。
S716において、イベント回収部510は、Sleep1移行イベントを、現在時刻を使って発行するべく、図6(b)のサブルーチンをコールする。S716の処理は、第3通知処理の一例である。
S701において、イベント回収部510は、省電力移行状態遷移を検知する。状態遷移によりCPU401が停止するかどうかで動作が変わる。
そのためS702において、イベント回収部510は、Sleep1移行イベントか、それ以外(DeepSleep又はQucikOFF)移行イベントであるかを判定する。イベント回収部510は、Sleep1移行イベントであると判定した場合、S713に進み、Sleep1移行イベントでないと判定した場合、S703に進む。
S713において、イベント回収部510は、Sleep1への移行を電源制御部504に対して承諾する。
関連全モジュールが省電力状態への移行を承諾すると、S714において、電源制御部504は、Sleep1に状態遷移する。しかしCPU401は停止しないためソフトウェア的には引き続きの処理が実行できる。
S715において、イベント回収部510は、現在時刻を取得する。S715で取得される時刻情報は、Sleep1状態に移行した時刻を示す第3時刻情報の一例である。
S716において、イベント回収部510は、Sleep1移行イベントを、現在時刻を使って発行するべく、図6(b)のサブルーチンをコールする。S716の処理は、第3通知処理の一例である。
一方、S703において、イベント回収部510は、現在時刻を時刻情報としてRAM203に記憶する動作だけを実行する。S703の時刻情報は、DeepSleep状態、又はQuickOFF状態に移行する時刻を示す第1時刻情報の一例である。
S704において、イベント回収部510は、省電力状態への移行を電源制御部504に対して承諾する。
関連全モジュールが省電力状態への移行を承諾すると、S705において、電源制御部504は、実際に省電力状態遷移する。これにより一旦、CPU401が停止し、ソフトウェアは動作をできない状態になる。
このケースでは省電力状態へ移行したことを管理サーバ110に通知していないが、省電力状態への速やかな移行を妨げない。通知できていない省電力状態への移行のイベントについては次の図8で説明する。
S704において、イベント回収部510は、省電力状態への移行を電源制御部504に対して承諾する。
関連全モジュールが省電力状態への移行を承諾すると、S705において、電源制御部504は、実際に省電力状態遷移する。これにより一旦、CPU401が停止し、ソフトウェアは動作をできない状態になる。
このケースでは省電力状態へ移行したことを管理サーバ110に通知していないが、省電力状態への速やかな移行を妨げない。通知できていない省電力状態への移行のイベントについては次の図8で説明する。
図8のフローチャートを用いて省電力状態からの復帰時の動きについて説明する。
省電力状態中のクライアント機120において、S801において、イベント回収部510は、省電力状態からの復帰を検知する。
S802において、イベント回収部510は、どの状態からの復帰かを判定する。イベント回収部510は、Sleep1からの復帰だった場合は、すでに移行時にイベントを送付しているため、S805に進み、CPU401が停止していた状態からの復帰であった場合は、S803に進む。
S805において、イベント回収部510は、S703で記憶された現在時刻をHDD404より取得する。S805で取得される時刻情報は、DeepSleep状態、又はQuickOFF状態から復帰した時刻を示す第2時刻情報の一例である。
S806において、イベント回収部510は、図6(b)のサブルーチンをコールし、Sleep1からの復帰イベントを管理サーバ110に通知する。
一方、S803において、イベント回収部510は、省電力移行前の図7のS703でRAM203に記憶した時刻情報を読み出す。
S804において、イベント回収部510は、読み出した時刻情報を使って図6(b)のサブルーチンをコールし、省電力状態への移行イベントを管理サーバ110に通知する。このとき送付される時刻情報は現在時刻ではなく省電力状態への移行前に取得された時刻情報になる。S804の処理は、第1通知処理の一例である。
更にS805において、イベント回収部510は、現在時刻を取得する。
S806において、イベント回収部510は、図6(b)のサブルーチンをコールし、Sleep1からの復帰イベントを管理サーバ110に通知する。S806の処理は、第2通知処理の一例である。
省電力状態中のクライアント機120において、S801において、イベント回収部510は、省電力状態からの復帰を検知する。
S802において、イベント回収部510は、どの状態からの復帰かを判定する。イベント回収部510は、Sleep1からの復帰だった場合は、すでに移行時にイベントを送付しているため、S805に進み、CPU401が停止していた状態からの復帰であった場合は、S803に進む。
S805において、イベント回収部510は、S703で記憶された現在時刻をHDD404より取得する。S805で取得される時刻情報は、DeepSleep状態、又はQuickOFF状態から復帰した時刻を示す第2時刻情報の一例である。
S806において、イベント回収部510は、図6(b)のサブルーチンをコールし、Sleep1からの復帰イベントを管理サーバ110に通知する。
一方、S803において、イベント回収部510は、省電力移行前の図7のS703でRAM203に記憶した時刻情報を読み出す。
S804において、イベント回収部510は、読み出した時刻情報を使って図6(b)のサブルーチンをコールし、省電力状態への移行イベントを管理サーバ110に通知する。このとき送付される時刻情報は現在時刻ではなく省電力状態への移行前に取得された時刻情報になる。S804の処理は、第1通知処理の一例である。
更にS805において、イベント回収部510は、現在時刻を取得する。
S806において、イベント回収部510は、図6(b)のサブルーチンをコールし、Sleep1からの復帰イベントを管理サーバ110に通知する。S806の処理は、第2通知処理の一例である。
以上の一連の動作によりCPU401が停止する省電力状態への移行及び復帰に際し、情報をサーバに送る等のために省電力移行を妨げることなく、正しい時刻情報を使って状態遷移のイベントを送付することができる。
この図7と図8との一連のフローで説明した通り、省電力状態への遷移は極力妨げず正確なイベントを送付できる。省電力状態からの復帰のタイミングにまとめてではあるが、省電力状態移行イベント、省電力状態からの復帰イベントに正確な時刻情報を保持させ、これらイベントを時系列通りに送付することが可能になる。
イベントを正しい時刻情報をもって時系列通りに送付することで、クライアント機120の稼働を監視するサービスに対してより正しい情報を供給することができるようになる。
この図7と図8との一連のフローで説明した通り、省電力状態への遷移は極力妨げず正確なイベントを送付できる。省電力状態からの復帰のタイミングにまとめてではあるが、省電力状態移行イベント、省電力状態からの復帰イベントに正確な時刻情報を保持させ、これらイベントを時系列通りに送付することが可能になる。
イベントを正しい時刻情報をもって時系列通りに送付することで、クライアント機120の稼働を監視するサービスに対してより正しい情報を供給することができるようになる。
ここまで説明した通り、省電力状態への遷移の際にはメモリ上に時刻情報だけを保持しておき、復帰後に過去の時刻を用いてイベントを送付する処理を説明した。しかし省電力移行中に、ユーザによる意図した電源供給OFF又は停電等でそのまま電力共有が一旦停止する可能性がある。このケースはメモリ上にのみ保持した時刻情報及びスタックされた実行途中のプログラムも再実行不可能になり、図8のフローチャートの処理による省電力状態移行及び電源OFFそのものを通知できないまま、電源ONすると通常の起動処理が走ってしまう。
この異常電源OFF状態が発生した際にもクライアント機120の稼働状態を確認できるようにするため図9のフローチャートを用いて、電源断が発生したことを通知する救済用のイベント送付について説明する。
この異常電源OFF状態が発生した際にもクライアント機120の稼働状態を確認できるようにするため図9のフローチャートを用いて、電源断が発生したことを通知する救済用のイベント送付について説明する。
本来正しくクライアント機120をシャットダウンするケースでは図9(a)の処理が実行される。
S901において、イベント回収部510は、シャットダウン移行の遷移を検知する。
S902において、イベント回収部510は、現在時刻を取得する。
S903において、イベント回収部510は、図6(b)のサブルーチンを用いてシャットダウンの移行イベントを管理サーバ110に送付する。
この処理が完了したことを受けて、S904において、イベント回収部510は、シャットダウンイベントを送付した旨のシャットダウンイベントフラグをHDD404等に書き込む。
この処理まで完了した後にS905において、イベント回収部510は、電源制御部504に対してシャットダウン移行を承諾する。
関連全モジュールがシャットダウン移行を承諾すると、S906において、電源制御部504は、実際にシャットダウンを実行する。
S901において、イベント回収部510は、シャットダウン移行の遷移を検知する。
S902において、イベント回収部510は、現在時刻を取得する。
S903において、イベント回収部510は、図6(b)のサブルーチンを用いてシャットダウンの移行イベントを管理サーバ110に送付する。
この処理が完了したことを受けて、S904において、イベント回収部510は、シャットダウンイベントを送付した旨のシャットダウンイベントフラグをHDD404等に書き込む。
この処理まで完了した後にS905において、イベント回収部510は、電源制御部504に対してシャットダウン移行を承諾する。
関連全モジュールがシャットダウン移行を承諾すると、S906において、電源制御部504は、実際にシャットダウンを実行する。
一方、起動時にはフローチャート910の処理が実行される。
クライアント機120が起動すると、S911において、イベント回収部510は、クライアント機120が起動した時刻を取得する。
S912において、イベント回収部510は、前回シャットダウンイベントを正しく送付できたかどうかを判定する。イベント回収部510は、図9(a)のS904にて立てたシャットダウンイベントフラグが存在しているかどうかで、前回シャットダウンイベントを正しく送付できたかどうかを判定する。イベント回収部510は、正しく送付できている場合はS915に進み、正しく送付できていない場合はS913に進む。
S915において、イベント回収部510は、シャットダウンイベントフラグをクリアする。
S916において、イベント回収部510は、図6(b)のサブルーチンを用いて起動イベントを管理サーバ110に対して発行する。
一方、S913において、イベント回収部510は、履歴・設定保持部506が保持している不揮発情報の中から今回の起動回以前で残っている最も新しい時刻情報を検索する。ジョブ履歴、操作履歴等各種履歴が残ってはいるが、解析デバッグ用途のログが直近で動いていた時刻情報を保持している可能性が最も高いためこのログの検索が最適である。通常通電状態又はSleep1状態での電源OFFであればその電源OFF直前の、DeepSleep又はQuickOFF中の電源OFFであれば省電力状態移行直前の時刻に近い情報が得られるはずである。
直近の動作履歴に残っている時刻情報を取得したらS914において、イベント回収部510は、異常シャットダウンイベントを発行する。イベント回収部510は、このイベントに紐づける付与情報として時刻情報を取得した動作履歴から情報を抜粋して付与すること等も可能である。
S916において、イベント回収部510は、図6(b)のサブルーチンを用いて起動イベントを管理サーバ110に対して発行する。
クライアント機120が起動すると、S911において、イベント回収部510は、クライアント機120が起動した時刻を取得する。
S912において、イベント回収部510は、前回シャットダウンイベントを正しく送付できたかどうかを判定する。イベント回収部510は、図9(a)のS904にて立てたシャットダウンイベントフラグが存在しているかどうかで、前回シャットダウンイベントを正しく送付できたかどうかを判定する。イベント回収部510は、正しく送付できている場合はS915に進み、正しく送付できていない場合はS913に進む。
S915において、イベント回収部510は、シャットダウンイベントフラグをクリアする。
S916において、イベント回収部510は、図6(b)のサブルーチンを用いて起動イベントを管理サーバ110に対して発行する。
一方、S913において、イベント回収部510は、履歴・設定保持部506が保持している不揮発情報の中から今回の起動回以前で残っている最も新しい時刻情報を検索する。ジョブ履歴、操作履歴等各種履歴が残ってはいるが、解析デバッグ用途のログが直近で動いていた時刻情報を保持している可能性が最も高いためこのログの検索が最適である。通常通電状態又はSleep1状態での電源OFFであればその電源OFF直前の、DeepSleep又はQuickOFF中の電源OFFであれば省電力状態移行直前の時刻に近い情報が得られるはずである。
直近の動作履歴に残っている時刻情報を取得したらS914において、イベント回収部510は、異常シャットダウンイベントを発行する。イベント回収部510は、このイベントに紐づける付与情報として時刻情報を取得した動作履歴から情報を抜粋して付与すること等も可能である。
S916において、イベント回収部510は、図6(b)のサブルーチンを用いて起動イベントを管理サーバ110に対して発行する。
このフローチャートの処理により省電力状態遷移中に電源OFFが実行されるようなケースでも、CPU401が停止する直近のログから推測した情報を管理サーバ110に送付することが可能である。
<その他の実施形態>
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給する。そして、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読み出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給する。そして、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読み出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
以上、本発明の実施形態の一例について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではない。
以上、上述した実施形態の処理によれば、省電力状態への移行を速やかに実施しつつ、省電力状態に移行した履歴を管理サーバに通知することができる。これにより稼働状態の分析に際し、詳細かつ正確な情報を利用することが可能になる。
110 管理サーバ
120 クライアント機
401 CPU
120 クライアント機
401 CPU
Claims (10)
- 通常の電力状態から第1省電力状態に移行する場合、前記第1省電力状態に移行する時刻を示す第1時刻情報をメモリに記憶する記憶手段と、
前記第1省電力状態から復帰した場合、前記メモリより前記第1時刻情報を読み出す読み出し手段と、
前記読み出し手段により読み出された前記第1時刻情報を含む、前記第1省電力状態へ移行したことを示すイベントを、管理サーバに通知する第1通知手段と、
を有する画像処理装置。 - 前記第1省電力状態は、プロセッサを停止させる省電力状態である請求項1記載の画像処理装置。
- 前記第1省電力状態は、メモリのみ通電させてプロセッサを停止させる省電力状態、又はメモリと一部のハードウェアのみを通電させてプロセッサを停止させる省電力状態である請求項1又は2記載の画像処理装置。
- 前記第1省電力状態から復帰した場合、前記第1省電力状態から復帰した時刻を示す第2時刻情報を含む、前記第1省電力状態から復帰したことを示すイベントを、前記管理サーバに通知する第2通知手段を更に有する請求項1乃至3何れか1項記載の画像処理装置。
- 前記通常の電力状態から第2省電力状態に移行した場合、前記第2省電力状態に移行した時刻を示す第3時刻情報を含む、前記第2省電力状態へ移行したことを示すイベントを、前記管理サーバに通知する第3通知手段を更に有する請求項1乃至4何れか1項記載の画像処理装置。
- 前記第2省電力状態は、プロセッサを停止させない省電力状態である請求項5記載の画像処理装置。
- 前記メモリはRAM(Random Access Memory)である請求項1乃至6何れか1項記載の画像処理装置。
- 前記一部のハードウェアは、通信装置である請求項3記載の画像処理装置。
- 画像処理装置が実行する情報処理方法であって、
通常の電力状態から第1省電力状態に移行する場合、前記第1省電力状態に移行する時刻を示す第1時刻情報をメモリに記憶する記憶工程と、
前記第1省電力状態から復帰した場合、前記メモリより前記第1時刻情報を読み出す読み出し工程と、
前記読み出し工程により読み出された前記第1時刻情報を含む、前記第1省電力状態へ移行したことを示すイベントを、管理サーバに通知する第1通知工程と、
を含む情報処理方法。 - コンピュータを、請求項1乃至8何れか1項記載の画像処理装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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