JP2015106217A - 印刷制御装置、印刷制御装置の制御方法およびプログラム - Google Patents

印刷制御装置、印刷制御装置の制御方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】印刷制御装置と画像形成装置とが接続された印刷システムの稼働状態通知を適切なものとすること。【解決手段】画像形成装置207と接続して印刷システムを構成する印刷制御装置201のネットワーク転送部401は、印刷制御装置201の稼働状態と画像形成装置207の稼働状態に基づいて印刷システムの電力状態を決定してネットワーク212上に通知する。この通知は、印刷制御装置201の稼働状態が変化する場合に(S601でYes)、画像形成装置207の稼働状態を変化させることなく判定し(S602)、印刷制御装置201の稼働状態の変化、及び、前記判定した画像形成装置207の稼働状態に基づいて前記印刷システムの電力状態を決定してネットワーク212上に通知する(S603〜S607)。【選択図】図6

Description

本発明は、印刷制御装置と画像形成装置とが接続された印刷システムに関するものである。
画像形成を行う画像形成装置、例えば、複合機またはMFP(Multi Function Printer)と呼ばれる、複写機、プリンタ、スキャナ、ファクシミリ等の機能を備えた機器が広く使用されている。これらの画像形成装置に、印刷ジョブ処理に係る各種画像処理や、画像形成装置に対する各種設定処理および印刷指示を行う印刷制御装置を接続した印刷システムを構築することも広く行われている。これらの印刷制御装置は、DFE(Digital Front End)と呼ばれ、画像形成装置と同様に多様な機能を備えている。
これらのMFPあるいはDFEは、ネットワークに接続でき、ネットワーク上のコンピュータとのデータ送受信、例えば印刷ジョブデータ受信やスキャンデータ送信を行う機能を備えていることが一般的である。このように、MFPあるいはDFEとネットワーク上のコンピュータとがデータ送受信を行う例としては、ネットワーク上のコンピュータでプリンタドライバや印刷装置の管理ソフトウェアといった各種アプリケーションを動作させた場合がある。また、MFPあるいはDFE上でスキャンデータを送信する機能や、ネットワーク上のサーバからジョブデータを受信する機能を、ユーザが用いた場合もこれにあたる。
また、消費する電力を低減するために、これらの機器は、通常待機状態より消費電力の少ないスリープ状態への移行機能を備えることも広く行われている。その場合、機器が使用されない状態が続いた場合や、ユーザからスリープ指示があった場合などにスリープ状態への移行を行い、ジョブ印刷など機器を動作させる必要にせまられたときに通常待機状態に復帰する構成を備えることが一般的である。
ここで、機器の稼働状態が変化する際に、前述したネットワーク上のコンピュータに当該機器の稼働状態を通知する、あるいはネットワーク上のコンピュータが当該機器の稼働状態を取得できるようにすることが望ましい場合がある。例えば、機器がスリープ状態に移行した場合はコンピュータからのネットワーク問い合わせを停止し、機器が通常待機状態に復帰した際に問い合わせを再開することで、不要な問い合わせを抑止して、よりスリープ状態を維持するようにしたい場合がある。稼働状態の通知あるいは取得はこのような場合に有用である。
特許文献1では、画像形成装置のステータス問い合わせに対して応答する手段を2つ設けて、画像形成装置がスリープ状態に移行する際には消費電力の小さい応答手段へ切り替え、スリープから復帰する際には通常の応答手段へと切り替える技術が記載されている。この技術を使用すると、画像形成装置がスリープ状態の間も、ネットワーク上のコンピュータから当該機器の稼働状態を取得することができる。
さらに、特許文献1に記載の技術で応答する手段を切り替えるのと同じタイミングで、ネットワーク上にマルチキャストパケットあるいはブロードキャストパケットの送信といった手段で当該機器の稼働状態の変化を通知することも容易である。これにより、ネットワーク上のコンピュータからの問い合わせを行わなくとも、それらコンピュータが当該機器の稼働状態を取得することが可能になる。
特許第4440326号公報
しかし、上記従来技術では、MFPとDFEが接続された印刷システムの稼働状態を通知する際、次のような不具合が生じる。上記従来技術では、MFPが自身の稼働状態の変化に基づいて応答する手段を切り替えたり、稼働状態の変化を通知したりしている。そして、上記MFPと同様の通知機能をDFEに用いることが考えられる。しかし、MFPとDFEが接続された印刷システムにおいては、それぞれの機器が個別に自身の稼働状態に基づいて稼働状態の変化を通知するだけでは、適切な通知を行えない場合がある。
例えば、省エネルギーの観点に基づき、MFPとDFEがともにスリープ状態となっている状態からDFEだけが通常待機状態へと復帰した場合、省エネルギーの観点から、印刷システムとしての稼働状態を引き続きスリープ状態であるとしたい。しかし、この場合、適切な通知を行えない。このような場合、従来の技術では、DFEはネットワークへ通常待機状態に復帰した旨の通知を行ってしまう。このため、この通知を受け取ったネットワーク上のコンピュータからアクセスが再開され、MFPが無駄に復帰させられてしまう場合があった。また、従来の技術では、MFPとDFEとで同じ通知が重複して行われたり、状態遷移の経路によっては同じ状態に移行したのに異なる通知が行われる場合もあった。
また、MFPとDFEが接続された印刷システムにおける別の課題として、以下のようなものがあった。DFEの稼働状態が変化した時点で、DFEがMFPの稼働状態をもとにネットワーク上へ通知を行おうとしても、その時点でのMFPの稼働状態が明らかでなく正確な通知ができないという問題がある。例えば、MFPとDFEがともにスリープ状態への移行機能を備え、さらに、省エネルギーの観点に基づきMFPが通常待機状態に移行したとしても、DFEは必ずしも通常待機状態に移行しない場合である。この場合、DFEがスリープ状態である間にMFPの稼働状態が変化しうるが、消費電力の低減のためにスリープ中はDFEの制御処理を極力止めているため、DFEはMFPの稼働状態の変化を検知できない場合がある。このため、DFEがスリープ状態から復帰した際に、印刷システムとしての稼働状態を正確に通知できない場合がある。
このように、従来の技術では、DFEとMFPが接続された印刷システムの稼働状態の通知が、省エネルギーの観点から望ましくないものとなる場合があった。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたものである。本発明の目的は、DFEとMFPとが接続された印刷システムの稼働状態通知を適切なものとする仕組みを提供することである。
本発明は、ネットワークに接続され、少なくとも第1の稼働状態と前記第1の稼働状態より消費電力の小さい第2の稼働状態とを切り替えて動作する印刷制御装置と、前記印刷制御装置に接続され、少なくとも第3の稼働状態と前記第3の稼働状態より消費電力の小さい第4の稼働状態とを切り替えて動作する画像形成装置とを有する印刷システムにおける印刷制御装置であって、当該印刷制御装置の稼働状態と前記画像形成装置の稼働状態に基づいて前記印刷システムの電力状態を決定して前記ネットワーク上に通知する通知手段を有し、前記通知手段は、前記印刷制御装置の稼働状態が変化する場合に、前記画像形成装置の稼働状態を判定し、前記印刷制御装置の稼働状態の変化、及び、前記判定した前記画像形成装置の稼働状態に基づいて前記印刷システムの電力状態を決定して前記ネットワーク上に通知することを特徴とする。
本発明によれば、印刷制御装置と画像形成装置とが接続された印刷システムの稼働状態通知を省エネルギーの観点に沿った適切なものとすることができる。
本発明の一実施例を示す印刷システムの構成を例示する図。 印刷制御装置のハードウェア構成を例示する図。 画像形成装置のハードウェア構成を例示する図。 印刷制御装置と画像形成装置が備えるソフトウェア構成を例示する図。 画像形成装置の代理応答動作を例示するフローチャート。 印刷制御装置の稼働状態通動作を例示するフローチャート。 実施例1の印刷制御装置による画像形成装置の電源状態判定処理を例示するフローチャート。 実施例2の印刷制御装置による画像形成装置の電源状態判定処理を例示するフローチャート。 実施例3の印刷制御装置による画像形成装置の電源状態判定処理を例示するフローチャート。 印刷制御装置と画像形成装置の稼働状態遷移を例示する状態遷移図。
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。
まず、図1、図2、図3を用いて、印刷制御装置と画像形成装置からなる印刷システムの基本動作を説明する。
図1は、本発明の一実施例を示す印刷システムの構成の一例を示す図である。
図1に示すように、印刷制御装置201は、画像形成装置207の外付けのコントローラである。印刷制御装置201と画像形成装置207とは、ネットワークケーブル210及び専用伝送線206で接続されている。203および208は、ネットワークケーブル210と接続するためのコネクタである。また、204および209は、専用伝送線206と接続するためのコネクタである。
印刷制御装置201は、外部から受信した印刷ジョブを画像処理(後述するRIP等)し、画像処理済みの印刷ジョブを画像形成装置207に投入する。画像形成装置207は、印刷制御装置201と組み合わさり一つの印刷システムとなる画像形成装置である。画像形成装置207は、給紙装置213217を有し、給紙装置213217から記録シートを給紙して記録シートに印刷処理を行う。
印刷端末211は、LAN212に接続している情報処理装置(例えば、パーソナルコンピュータ)である。印刷端末211は、LAN212を介して、印刷制御装置201と画像形成装置207からなる印刷システムに対して、印刷ジョブを送信することができる。即ち、印刷端末211から印刷ジョブが印刷制御装置201に送信される。
LAN212は、印刷制御装置201、印刷端末211が接続したネットワークである。LAN212は、例えばイーサネット(登録商標)などLAN接続を実現する。202は、LAN212と接続するためのコネクタである。
ネットワークケーブル210は、印刷制御装置201と画像形成装置207とを接続する。ネットワークケーブル210は、印刷制御装置201と画像形成装置207との間で、例えばイーサネット(登録商標)などLAN接続を実現する。専用伝送線206は、印刷制御装置201から画像形成装置207に画像データを送信するための専用伝送路である。
図2は、印刷制御装置201のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図2において、101は第1のネットワークインタフェースとしてのNIC(Network Interface Card)部で、図1に示したLAN212との低位レイヤレベルの接続を司る。
105はハードディスクドライブ(HDD)部で、NIC部101で受信した印刷データ又は後述するRIP後のデータを一時的に保管しておくためのものである。また、HDD部105には、印刷制御装置201が管理する各種設定値情報が格納されており、印刷制御装置201は必要に応じてそれら設定値情報をHDD部105から読み出して使用したり、設定値情報の変更を書き込んだりすることができる。なお、HDDの代わりに、SSD(Solid State Drive)等の他の記憶装置を用いる構成であってもよい。
102はRIP処理部で、NIC部101で受信したPDLなどの印刷言語で記載されたデータをラスタライズイメージ化処理する。第1メモリ部106は、RIP処理部102が画像展開処理に利用するためのメモリである。103はエンコード部で、RIP処理部102でラスタイメージ化されたデータを画像形成装置207がサポートする形式の印刷データあるいはデータフォーマットに変換する。
107はCPU部で、印刷制御装置全体の制御を司る。108は第2メモリ部で、CPU部107がデータ一時保存領域として利用する。109は操作部で、ボタンやキー、表示部110と一体となったタッチパネル等を有する。操作部109及び表示部110は、印刷制御装置201のオペレーションを行うためのものである。
104は第2のネットワークインタフェースとしてのNIC部で、低位レイヤレベルの接続を司る。111はイメージインタフェースボード部(Iボード部)で、エンコード部103で変換されたデータを、専用伝送線206を介して画像形成装置207へ出力するためのインタフェースである。
印刷端末211が印刷ジョブを印刷制御装置201に投入すると、印刷端末211から印刷制御装置201へのデータパケットは、LAN212を伝播し、コネクタ202を介して印刷制御装置201に取り込まれる。印刷制御装置201の内部においては、NIC部101によってデータの受信処理が行われる。印刷データを受信すると、CPU部107の制御により、必要に応じてHDD部105へ受信データの書き込みが行われる。これはデータの転送速度を向上させること等を目的として一般的に行われているキューイング(スプール)である。HDD部105に記憶されたデータは、CPU部107の指示によってRIP処理部102から読み出される。一方、キューイングが行われなかった印刷データはCPU部107の指示によって、直接RIP処理部102に転送される。
こうしてRIP処理部102に送られた印刷データは、RIP処理部102でラスタライズイメージ化処理が行われる。続いて、RIP処理部102でラスタイメージ化されたデータは、エンコード部103で予め設定されている画像形成装置207が解釈可能なデータ形式と、受信したデータの形式とに基づいて、画像形成装置207が解釈可能なデータ形式へのエンコードが行われる。このエンコード処理は必要に応じて行われるため、受信した印刷データの形式がそのままでも画像形成装置207で解釈可能な場合など、エンコードの必要がなければスキップしてもよい。エンコード後のデータは画像形成装置207が解釈可能な形式である必要があり、例えばその形式は特定の印刷言語形式や、またはJBIG等特定の方法で圧縮されたデータフォーマット等、画像形成装置207が内蔵する解釈手段の能力によって変化する。
エンコード部103エンコードされた画像データは、イメージインタフェースボード部111へ転送され、このデータがコネクタ204を通り、専用伝送線206中を流れ、コネクタ209を介して画像形成装置207へ送られる。制御コマンド等の画像データ以外のデータはネットワークケーブル210へ送信するためにNIC部104によって再びデータパケット化され、コネクタ203から送出され、ネットワークケーブル210、コネクタ208を介して画像形成装置207へ送られる。印刷制御装置201からデータを受信した画像形成装置207は、自身が有する印刷処理手順に則り、給紙装置213217から用紙を給紙して印刷処理を行う。
なお、本実施例では、ネットワークケーブル210と専用伝送線206を介して、印刷制御装置201と画像形成装置207とが通信する構成を示しているが、ネットワークケーブル210のみでこれらが通信する構成でもよい。この場合、画像データ、制御コマンド等の画像データ以外のデータの双方がネットワークケーブル210を介して送受信される。
印刷制御装置201は、少なくとも通常待機状態と、通常待機状態よりも消費電力の小さいスリープ状態(スリープモード、省電力状態ともいう)に遷移可能である。スリープ状態に移行した場合、印刷制御装置201は消費電力を低減するために、スリープ状態の維持および通常待機状態への復帰に必要な最小限のブロックだけに不図示の電源部から電力供給し、そうでないものは処理を止めて電力供給を抑える。例えば、スリープ状態においてはNIC部101、NIC部104、第2メモリ部108以外への電力供給は停止するように電力供給制御を行う。なお、スリープ状態においてCPU部107に電力供給を行う構成でもよい。また、通常待機状態においては、印刷制御装置201の全てに電力供給を行ってもよいし、必要に応じて部分的に電力供給を停止するようにしてもよい。
図3は、画像形成装置207のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図3に示すように、本実施例の画像形成装置207は、画像形成装置本体301と画像入出力制御部305を有する。
画像形成装置本体301は、操作部302、リーダ部303、プリンタ部304を有する。操作部302は、画像形成装置本体301及び画像入出力制御部305を操作するために使用する。リーダ部303は、原稿画像を読み取り、原稿画像に応じた画像データをプリンタ部304及び画像入出力制御部305へ出力する。プリンタ部304は、リーダ部303及び画像入出力制御部305からの画像データに応じた画像を記録シート上に記録する。
画像入出力制御部305は、画像形成装置本体301に接続されており、インタフェース部306、画像メモリ307、制御部308、ハードディスク(HDD)309を有する。なお、HDD309には、画像形成装置207の設定が保存されている。この設定には、例えば、アドレス帳、操作履歴、ユーザ設定、ID設定、ネットワーク設定等が含まれる。
インタフェース部306は、印刷制御装置201と制御部308との間のインタフェースである。このインタフェース部306は、図示しないイメージインタフェース部と、ネットワークインタフェース部を有する。
インタフェース部306のイメージインタフェース部は、印刷制御装置201から転送された画像を表すコードデータをコネクタ209で受信し、受信したデータをプリンタ部304で記録できる画像データに展開して制御部308に渡す。また、インタフェース部306のネットワークインタフェース部は、印刷制御装置201から転送された制御コマンド等を表すコードデータをコネクタ208で受信し、受信したデータを制御部308に渡す。
なお、画像形成装置207を直接LAN212に接続した場合には、インタフェース部306のネットワークインタフェース部が、ネットワーク212上の印刷端末211と制御部308との間のインタフェースとなる。この場合、インタフェース部306のネットワークインタフェース部は、印刷端末211より転送された画像データを表すコードデータをコネクタ208から受信する。インタフェース部306のネットワークインタフェース部は、受信したデータをプリンタ部304で記録できるデータに展開する必要があれば展開して、制御部308に渡す。
なお、専用伝送線206を設けず、印刷制御装置201と画像形成装置207がネットワークケーブル210を介して通信する構成であってもよい。また、コネクタ208やコネクタ209をパラレルインタフェースや、USBインタフェース等のインタフェースとし、印刷制御装置201と画像形成装置207とが、そのインタフェースケーブルを介して接続される構成であってもよい。また、インタフェースケーブルは、1本とは限らず多数のケーブルを使用しても構わない。
制御部308は、CPU308a、ROM308b、RAM308cを有する。制御部308では、CPU308aがROM308b又は他の記録媒体に格納されたプログラムをRAM308c上にロードして実行し、リーダ部303、インタフェース部306、及び画像メモリ307等のそれぞれの間のデータの流れを制御する。なお、ROM308bは、例えばフラッシュROMで構成されている。また、HDD309の代わりに、電源を落としてもデータが消去されないその他の不揮発性の記憶装置(例えばSSD)を設けて、該不揮発性の記憶装置にデータを保存しておく構成であってもよい。
画像形成装置207は、少なくとも通常待機状態と、通常待機状態よりも消費電力の小さいスリープ状態(スリープモード、省電力状態ともいう)に遷移可能である。スリープ状態に移行した場合、画像形成装置207は消費電力を低減するために、スリープ状態の維持および通常待機状態への復帰に必要な最小限のブロックだけに不図示の電源部から電力供給し、そうでないものは処理を止めて電力供給を抑える。例えば、スリープ状態においては、プリンタ部304やHDD309への電力供給を停止し、インタフェース部306、制御部308、操作部302の一部への電力供給を継続するように電力供給制御を行う。なお、スリープ状態において、制御部308全体に電力供給を維持するようにしてもよいし、CPU308aやROM308bへの電力供給を停止してRAM308cへの電力供給は継続するようにしてもよい。また、通常待機状態においては、画像形成装置207の全てに電力供給を行ってもよいし、必要に応じて部分的に電力供給を停止するようにしてもよい。
なお、図1に示した画像形成装置207の給紙装置213217は、用紙補給時の給紙装置の開け方によって2種類に分類される。1つは電子ロックを解除して給紙装置を開ける方式を備える電子ロック式給紙装置である。画像形成装置207がスリープ状態にあるとき、制御部308、インタフェース部306、操作部302の一部を除き、その動作が停止している。このため、電子ロック式給紙装置の用紙をセットする際は、まず、操作部302または、印刷制御装置201から画像形成装置207に対して起動指示を行う。そして、画像形成装置207をスリープ状態から通常待機状態に復帰してから、給紙装置213217に備わるボタンを押下する必要がある。もう一つは非電子ロック式給紙装置である。こちらは画像形成装置207がスリープ状態にあるときでも、画像形成装置を通常待機状態に復帰させることなく、給紙装置213217に備わるボタンを押すことで給紙装置を開けることが出来る。
次に、図4を用いて、印刷制御装置201と画像形成装置207が備えるソフトウェア構成について説明する。
図4は、印刷制御装置201と画像形成装置207が備えるソフトウェア構成の一例を示す図である。
ネットワーク転送部401は、印刷制御装置201のCPU部107がHDD部105等に格納されたプログラムを第2メモリ部108に展開して実行することにより実現する処理機能の一部である。電源状態通知部402、代理応答部403、ネットワーク応答部404は、画像形成装置207の制御部308のCPU308aがROM308bに格納されたプログラムを実行することにより実現する処理機能の一部である。
画像形成装置207の代理応答部403とネットワーク応答部404とは、ともにコネクタ208によって受信されたネットワーク問い合わせに対して応答を返す機能を持つ。画像形成装置207に対するネットワーク問い合わせの例としては、画像形成装置207の機器の状態を示す管理情報ベース(MIB)のデータを取得するための問い合わせや、画像形成装置207に対するネットワークセッションの開始リクエストなどがある。なお、MIBは、Management information baseを示す。
まず、画像形成装置207が通常待機状態であるときには、これらの各種ネットワークの問い合わせは、全て代理応答部403を通過し、ネットワーク応答部404が受信する。ネットワーク応答部404は、機器の内部状態や設定項目値に基づき、応答するか否か、および応答する内容を決定する。すなわち、画像形成装置207が通常待機状態であるときには代理応答部403は機能しない。
次に、画像形成装置207がスリープ状態であるときの処理を説明する。上述したように、スリープ状態の場合、画像形成装置207は消費電力を低減するために、図3に示したブロックのうちスリープ状態の維持および通常待機状態への復帰に必要な最小限のブロックだけに通電し、そうでないものは処理を止め、電力供給を抑える。例えば、スリープ状態においてはデータの読み書きや印刷処理が行われない場合、プリンタ部304やHDD309への通電を止める。一方、制御部308やインタフェース部306には電力供給が継続される。制御部308及びインタフェース部306により実現される代理応答部403は画像形成装置207のスリープ中にもネットワーク問い合わせの制御処理を継続し、スリープ中のネットワーク問い合わせに対する応答および通常待機状態への復帰処理を担う。なお、画像形成装置207のスリープ状態において、制御部308のCPU308aやROM308bへの電力供給が遮断される構成の場合、インタフェース部306にて代理応答部403を実現するようにしてもよい。なお、画像形成装置207がスリープ状態であるときにはネットワーク応答部404は機能しない。
次に、電源状態通知部402について説明する。電源状態通知部402は、画像形成装置207がスリープ状態に移行する場合に、画像形成装置207の状態として「スリープ」状態を印刷制御装置201に通知する。また、電源状態通知部402は、画像形成装置207がスリープ状態から通常待機状態に復帰した場合に、画像形成装置207の状態として「通常待機」状態を印刷制御装置201に通知する。
上記電源状態通知部402から送信された通知を受信した、印刷制御装置201のネットワーク転送部401は、上記通知を、印刷システムの稼働状態として、ネットワーク212上に転送する。なお、印刷制御装置201がスリープ状態であるとき、印刷制御装置201は、上記通知を破棄し、ネットワーク212上への転送は行わない。ネットワーク転送部401は、印刷制御装置201の稼働状態が変化する場合に、印刷システムの稼働状態をネットワーク212上に通知する(詳細は後述する図6に示す)。
以下、画像形成装置207が備える代理応答機能について図5を用いて説明する。
図5は、画像形成装置207の代理応答動作の一例を示すフローチャートである。このフローチャートの処理は、画像形成装置207の制御部308のCPU308aがROM308bに格納されたプログラムを実行することにより実現される。なお、本フローチャートの処理は、画像形成装置207がスリープ状態に移行した場合に開始される。また、スリープ状態において、制御部308のCPU308aやROM308bへの電力供給が遮断される構成の場合、インタフェース部306が本フローチャート内の代理応答部403の処理を実現するものとする。
まず、S501において、代理応答部403は、コネクタ208を介してネットワーク問い合わせを受信したか監視する。そして、ネットワーク問い合わせを受信していないと判定した場合(S501でNoの場合)、代理応答部403は、S501の処理を繰り返す。一方、ネットワーク問い合わせを受信したと判定した場合(S501でYesの場合)、代理応答部403は、S502に処理を移行させる。
S502では、代理応答部403は、上記受信したネットワーク問い合わせが代理応答可能な問い合わせか否かを判定する。ここで、代理応答可能な問い合わせとは、予め代理応答部403に登録されたネットワーク問い合わせパターンに合致する問い合わせを指す。ここではコネクタ208がネットワークインタフェースのコネクタであることから、予め代理応答部403に登録されたネットワークパケットパターンに合致するネットワーク問い合わせを指す。前述したように画像形成装置207がスリープ状態に移行する際にHDD309への通電を停止することから、代理応答部403は画像形成装置207が持つ機器状態や設定項目値の全てにアクセスすることはできない。そのため、代理応答部403に予め代理応答可能なパケットパターンを登録することで、特定の問い合わせに対してはHDD309への通電を再開せずとも応答可能な状態を作り出し、通常待機状態への復帰を最小限に抑え、消費電力の低減を可能にしている。
そして、上記S502において、受信したネットワーク問い合わせが代理応答可能な問い合わせであると判定した場合(S502でYesの場合)、代理応答部403は、当該ネットワーク問い合わせに応答する。さらに、代理応答部403は、画像形成装置207を通常待機状態に復帰することなく、S501に処理を移行する。
一方、受信したネットワーク問い合わせが代理応答可能な問い合わせでないと判定した場合(S502でNoの場合)、代理応答部403は、S504に処理を移行する。S504では、代理応答部403は、当該ネットワーク問い合わせが通常待機状態への復帰条件に該当するか否かを判定する。なお、通常待機状態へ復帰すべき問い合わせパケットパターンも、代理応答可能な問い合わせの場合と同様、代理応答部403に予め登録されている。また、破棄すべきパケットパターンも代理応答部403に登録されていてもよい。なお、代理応答可能なパケットパターン、通常待機状態へ復帰すべき問い合わせパターン、破棄すべきパケットパターンは、例えばフラッシュROM308bに格納されている。
そして、当該ネットワーク問い合わせが通常待機状態への復帰条件に該当しないと判定した場合(S504でNoの場合)、代理応答部403は、S507において、当該ネットワーク問い合わせパケットを破棄し、S501に処理を移行する。すなわち、この場合には、画像形成装置207は当該ネットワーク問い合わせに応答しないし、通常待機状態にも復帰しない。このようなネットワーク問い合わせの例としては、代理応答部403に予め登録されていないプロトコルを用いたブロードキャストパケットなどがある。
一方、上記S504において、当該ネットワーク問い合わせが通常待機状態への復帰条件に該当すると判定した場合(S504でYesの場合)、代理応答部403は、S505において、画像形成装置207を通常待機状態に移行させる。これにより、ネットワーク応答部404が動作可能となる。続いて、S506において、ネットワーク応答部404が、当該ネットワーク問い合わせに応答する。このように、通常待機状態に復帰すべきネットワーク問い合わせの例としては、画像形成装置207が印刷ジョブデータを受け付けているネットワークポートに対するネットワークセッションの開始リクエストなどがある。
次に、図6、図7および図10を用いて、印刷制御装置201および画像形成装置207が実施する稼働状態の通知方法について説明する。本実施例では、印刷制御装置201の稼働状態が変化する際に、ネットワーク上のコンピュータ(印刷端末211)に対して印刷システムの稼働状態を通知する方法を説明する。ここで述べる印刷制御装置201の処理は、CPU部107がHDD部105等に格納されたプログラムを実行することにより実現される。また、ここで述べる画像形成装置207の処理は、制御部308のCPU308aがROM308bに格納されたプログラムを実行することにより実現される。
図10は、印刷制御装置201と画像形成装置207の稼働状態の組合せの変化の一例を示す状態遷移図である。
状態C1は、印刷制御装置201と画像形成装置207がともに通常稼働状態である印刷システムの状態を指す。状態C2は、印刷制御装置201が通常稼働状態で、画像形成装置207のみがスリープ状態である印刷システムの状態を指す。状態C4は、印刷制御装置201のみがスリープ状態で、画像形成装置207が通常稼働状態である印刷システムの状態を指す。状態C3は、印刷制御装置201と画像形成装置207がともにスリープ状態である印刷システムの状態を指す。
状態C1とC2は互いに遷移可能である(T101、T105)。すなわち、状態C1から画像形成装置207のみがスリープに移行すると状態C2に遷移し(T101)、状態C2から画像形成装置207が通常稼働状態に復帰すると状態C1に遷移する(T105)。
同様に、状態C2とC3が互いに遷移可能である(T102、T108)。また、状態C3とC4が互いに遷移可能である(T103、T107)。また、状態C4とC1が互いに遷移可能である(T104、T106)。
本実施例では、状態C1からC3、もしくは状態C3からC1へと遷移するときは状態C2あるいはC4を経由することとし、状態C1とC3は直接遷移することはないとする。同様に、状態C2からC4、もしくは状態C4からC2へと遷移するときは状態C1あるいはC3を経由することとし、状態C2とC4は直接遷移することはないとする。
なお、画像形成装置207の稼働状態が変化する際、画像形成装置207の電源状態通知部402が印刷制御装置201に稼働状態を通知する。すなわち、状態C1からC2への遷移(T101)、C2からC1への遷移(T105)、C3からC4への遷移(T103)、C4からC3への遷移(T107)の4つの状態遷移に応じて、稼働状態を通知する。T101では「スリープ」状態を通知する。T105では「通常待機」状態を通知する。これらT101、T105の通知は、印刷制御装置201のネットワーク転送部401により、印刷システムの稼働状態として、ネットワーク212上に転送される。また、T103では「通常待機」状態を通知する。T107では「スリープ」状態を通知する。しかし、これらT103、T107の通知は、印刷制御装置201がスリープ状態であるため、印刷制御装置201で破棄され、ネットワーク212上には転送されない。
次に、図6を用いて、印刷制御装置201の稼働状態が変化する際の稼働状態の通知動作を説明する。すなわち、状態C1からC4への遷移(T106)、C4からC1への遷移(T104)、C2からC3への遷移(T102)、C3からC2への遷移(T108)の4つの状態遷移に応じて、どのように稼働状態を通知するかを、図6を用いて説明する。
図6は、印刷制御装置201の稼働状態通動作を例示するフローチャートである。本フローチャートの処理は、CPU部107がHDD部105等に格納されたプログラムを実行することにより実現される。また、本フローチャートは、ネットワーク転送部401が印刷制御装置201の稼働状態の監視を行う際に開始される。例えば、印刷制御装置201に電源が投入されたり、印刷制御装置201がスリープ状態から通常待機状態に移行したりといった、ネットワーク転送部401に処理が渡るタイミングがそれにあたる。
まず、ネットワーク転送部401は、S601において、印刷制御装置201の稼働状態が変化するか否かを判定する。ここでは、印刷制御装置201の稼働状態として、通常待機状態とスリープ状態の2種類を想定する。すなわち、S601において印刷制御装置201の稼働状態が変化すると判定されるのは、印刷制御装置201がこれからスリープ状態に移行する場合と、スリープ状態から通常待機状態に復帰した場合である。
そして、上記S601において、稼働状態が変化しないと判定した場合(S601でNoの場合)、ネットワーク転送部401は、S601の処理を繰り返す。一方、上記S601において、稼働状態が変化すると判定した場合(S601でYesの場合)、ネットワーク転送部401は、S602に処理を移行する。すなわち、印刷制御装置201がこれからスリープ状態に移行すると判定した場合と、スリープ状態から通常待機状態に復帰したと判定した場合に、S602に処理を移行する。
S602では、ネットワーク転送部401は、画像形成装置207の現在の稼働状態を判定する。ここでは、ネットワーク転送部401は、画像形成装置207が通常待機状態であるか、スリープ状態であるか、電源が投入されていないかの3通りの稼働状態を判定する。なお、S602の処理の詳細は、後述する図7を用いて説明する。
次に、S603において、ネットワーク転送部401は、上記S602の判定結果を用い、MFPが通常待機状態であるか否かを判定する。これは、発生した状態遷移が、図10における遷移T102、T108、T104、T106のいずれの遷移であるかを区別するために行われる。
そして、上記S603においてMFPが通常待機状態であると判定した場合(S603でYesの場合)、ネットワーク転送部401は、S604に処理を移行する。S604では、ネットワーク転送部401は、上記S601で得られたDFEの稼働状態の変更内容が、DFE(印刷制御装置201)のスリープ状態への移行であるか否かを判定する。
そして、DFEがこれからスリープ状態へ移行すると判定した場合(S604でYesの場合)、ネットワーク転送部401は、S605において、印刷システムの稼働状態を「スリープ」状態であるとしてネットワーク212上に通知する。これは、図10におけるT106の遷移時に行う処理に相当する。
一方、上記S604において、DFEがスリープ状態への移行でないと判定した場合(S604でNoの場合)、ネットワーク転送部401は、S606に処理を移行する。S606では、ネットワーク転送部401は、上記S601で得られたDFEの稼働状態の変更内容が、DFEのスリープ状態から通常待機状態への復帰であるか否かを判定する。
そして、DFEが通常待機状態に復帰したと判定した場合(S606でYesの場合)、ネットワーク転送部401は、S607において、印刷システムの稼働状態を「通常稼働」状態であるとしてネットワーク212上に通知する。これは図10におけるT104の遷移時に行う処理に相当する。
一方、上記S606において、DFEが通常待機状態に復帰しないと判定した場合(S606でNoの場合)、ネットワーク転送部401は、印刷システムの稼働状態を通知することなく本フローチャートの処理を終了する。
なお、上記S605及びS607におけるネットワーク上への通知は、ネットワーク転送部401が、コネクタ202からLAN212に対してネットワークパケットを送出することにより行われる。例えば、サービス・ロケーション・プロトコル(SLP;service location protocol)に基づくマルチキャストパケットを用いることで、LAN212上のコンピュータに対して印刷システムの稼働状態を広く通知することができる。
次に、上記S603でNoの場合について説明する。上記S603においてMFPが通常待機状態でないと判定した場合(S603でNoの場合)、ネットワーク転送部401は、印刷システムの稼働状態を通知することなく本フローチャートの処理を終了する。つまり、図10におけるT102の状態遷移時とT108の状態遷移時には、ネットワーク212上に印刷システムの稼働状態を通知しない。これは次のような理由による。
上記S601において得られたDFEの稼働状態の変化が通常待機への復帰であったとしても、もしMFPがスリープ状態であれば、印刷システムの稼働状態は引き続き「スリープ」状態としておいたほうが省エネルギーの観点からは望ましい。このため、この場合には、ネットワーク212上に印刷システムの稼働状態を通知しない。この場合の稼働状態の変化は、状態C3から状態C2への遷移T108に対応する。
また、DFEの稼働状態の変化がスリープ状態への移行であったとしても、すでにMFPがスリープ状態であれば印刷システムの稼働状態は「スリープ」状態のままで変化しないから、マルチキャストパケット等を用いてLAN212上に広く通知する必要はない。このため、この場合には、ネットワーク212上に印刷システムの稼働状態を通知しない。この場合の稼働状態の変化は、状態C2から状態C3への遷移T102に対応する。
以上の観点に基づき、本実施例の稼働状態通知処理では、LAN212に接続された印刷制御装置201の稼働状態だけでなく、画像形成装置207の稼働状態との組み合わせで印刷システムの稼働状態を決定し、それをネットワーク上に通知する。
なお、状態C1から状態C2へ遷移(T101)した場合には、画像形成装置207から「スリープ」状態に移行した旨の通知が行われ、この通知がネットワーク212上に転送される。一方、状態C3から状態C2へ遷移(T108)した場合には、従来の機器自身の状態変化のみに基づく通知技術では、印刷制御装置201から「通常待機」状態に復帰した旨の通知が行われていた。このため、従来では、T101とT108はともに、状態C2への遷移であるが、T101の経路で遷移すると「スリープ」状態が通知され、T108の経路で遷移すると「通常待機」状態が通知されていた。このように、従来の技術では、印刷システムとしては同じ状態であるにも関わらず、状態遷移の経路が異なると、異なる通知が行われてしまう場合があった。本発明では、上述したように、T108での通知を行わないため、いずれの経路でもC2状態において、外部からは印刷システムの稼働状態が「スリープ」状態と認識されるようになり、状態遷移の経路により通知が異なってしまう問題を解決することができる。
また、状態C1から状態C2へ遷移(T101)した後にC3へ遷移(T102)した場合、従来の機器自身の状態変化のみに基づく通知技術では、印刷制御装置201から「スリープ」状態に移行した旨の通知が行われていた。即ち、従来では、T101の遷移時に画像形成装置207から「スリープ」状態の通知が行われた後に、またT102の遷移時に印刷制御装置201から「スリープ」状態の通知が行われていた。このように、従来の技術では、同じ通知が重複して行われてしまう場合があった。本発明では、上述したように、T102での通知を行わないため、同じ通知が重複して通知が行われてしまう問題を解決することができる。
以上のように、図6に示したように、印刷制御装置201のネットワーク転送部401が動作することにより、印刷システムの稼働状態を適切に外部に通知することができる。この結果、MFPとDFEとで同じ通知が重複して行われる問題や、MFPとDFEとで異なる通知が行われる問題を解決することができる。
次に、図7を用いて、実施例1において、ネットワーク転送部401が画像形成装置207の稼働状態を判定する処理(図6のS602)を説明する。
図7は、実施例1の印刷制御装置201によるMFPの電源状態判定処理(図6のS602)の一例を示すフローチャートである。本フローチャートの処理は、CPU部107がHDD部105等に格納されたプログラムを第2メモリ部108に展開して実行することにより実現される。
まず、S701において、ネットワーク転送部401は、画像形成装置207に対して、代理応答可能なパケットパターンでネットワーク問い合わせを行う。代理応答可能なパケットパターンとは、画像形成装置207が通常待機状態であるときはネットワーク応答部404が、スリープ状態であるときは代理応答部403が応答を返すネットワーク問い合わせを指す。例えば、アドレス解決プロトコル(ARP)のリクエストパケットがこれにあたる。
次に、S702にといて、ネットワーク転送部401は、上記S701で行ったネットワーク問い合わせに対して画像形成装置207から応答があったか否かを判定する。そして、上記S701で行ったネットワーク問い合わせに対する応答がないと判定した場合(S702でNoの場合)、ネットワーク転送部401は、S703に処理を移行する。S703では、ネットワーク転送部401は、画像形成装置207が起動していない(電源オフ状態)と判定し、図6のフローチャートに処理を戻す。
一方、上記S701で行ったネットワーク問い合わせに対する応答があったと判定した場合(S702でYesの場合)、ネットワーク転送部401は、S704に処理を移行する。S704では、ネットワーク転送部401は、画像形成装置207に対してパケット破棄パターンでネットワーク問い合わせを行う。パケット破棄パターンとは、画像形成装置207が通常待機状態であるときはネットワーク応答部404が応答するが、スリープ状態であるときには代理応答部403がパケットを破棄するネットワーク問い合わせを指す。例えば、画像形成装置207の制御処理として、スリープ状態であるときに代理応答部403に予め登録されたMIBリクエストパケットには代理応答するが、それ以外のMIBリクエストパケットは破棄する、という処理を行うことができる。このときの破棄されるMIBリクエストパケットがパケット破棄パターンの例である。
次に、ネットワーク転送部401は、S705において、上記S704で行ったネットワーク問い合わせに対して画像形成装置207から応答があったか否かを判定する。そして、上記S704で行ったネットワーク問い合わせに対する応答があったと判定した場合(S705でYesの場合)、ネットワーク転送部401は、S706に処理を移行する。S706では、ネットワーク転送部401は、画像形成装置207が「通常待機」状態と判定し、図6のフローチャートに処理を戻す。
一方、上記S704で行ったネットワーク問い合わせに対する応答がないと判定した場合(S705でNoの場合)、ネットワーク転送部401は、S707に処理を移行する。S707では、ネットワーク転送部401は、画像形成装置207が「スリープ」状態と判定し、図6のフローチャートに処理を戻す。
なお、図7を用いて説明した、画像形成装置207の稼働状態を判定する処理では、画像形成装置207に対してS701とS704において2種類のネットワーク問い合わせが行われている。しかし、このいずれの問い合わせも画像形成装置207の稼働状態をスリープ状態から通常待機へと変化させることはない。なぜなら、もし画像形成装置207がスリープ状態であれば、S701における問い合わせには代理応答部403が応答し、S704での問い合わせは代理応答部403がパケットを破棄する処理が行われ、いずれの場合もスリープ状態のままとなるためである。よって、図7の画像形成装置207の稼働状態を判定する処理では、画像形成装置207を無駄に復帰させて電力を無駄に消費してしまうことなく、画像形成装置207の稼働状態を判定することができる。
本発明において、画像形成装置207の稼働状態を判定する処理(図6のS602)は実施例1の図7に示したものに限らない。以下、実施例2における、画像形成装置207の稼働状態の判定処理について説明する。
図8は、実施例2の印刷制御装置201によるMFPの電源状態判定処理(図6のS602)の一例を示すフローチャートである。本フローチャートの処理は、CPU部107がHDD部105等に格納されたプログラムを第2メモリ部108に展開して実行することにより実現される。なお、S801、S802、S803の処理は、それぞれ図7におけるS701、S702、S703の処理と全く同様であるから説明を省略する。
S801で行ったネットワーク問い合わせに対する応答があったと判定した場合(S802でYesの場合)、ネットワーク転送部401は、S804に処理を移行する。
S804では、ネットワーク転送部401は、印刷制御装置201と画像形成装置207の間のネットワークリンク速度(通信速度)、すなわちコネクタ203とコネクタ208間のネットワークリンク速度を参照する。そして、ネットワーク転送部401は、このネットワークリンク速度が画像形成装置207がスリープ状態であるときの速度か否かを判定する。なお、本実施例では、画像形成装置207がスリープ状態であるときのネットワークリンク速度は、画像形成装置207が通常待機状態であるときのネットワークリンク速度よりも遅いものとする。
そして、このネットワークリンク速度が画像形成装置207がスリープ状態であるときの速度と判定した場合(S804でYesの場合)、ネットワーク転送部401は、S806に処理を移行する。S806では、ネットワーク転送部401は、画像形成装置207が「スリープ」状態であると判定し、図6のフローチャートに処理を戻す。
一方、このネットワークリンク速度が画像形成装置207が通常待機状態であるときの速度と判定した場合(S804でNoの場合)、ネットワーク転送部401は、S805に処理を移行する。S805では、ネットワーク転送部401は、画像形成装置207が「通常待機」状態であると判定し、図6のフローチャートに処理を戻す。
以上のようにネットワークリンク速度を用いて画像形成装置207の電力状態を判定できるのは、次のような場合である。即ち、画像形成装置207がスリープ状態に移行するときと通常待機状態に復帰するときにコネクタ203とコネクタ208間のネットワークリンク速度を変更するように設定されている場合である。
例えば、省エネルギーの観点から、画像形成装置207がスリープ状態に移行するときには、ネットワークリンク速度を通常待機時より遅く変更し、通常待機状態に復帰するときに元に戻すことで、コネクタ203における消費電力を小さくする場合がある。図8を用いて説明した判定処理はこのような場合に有効である。
以上、図8を用いて説明した、実施例2における画像形成装置207の稼働状態を判定する処理でも、実施例1の場合と同様に、画像形成装置207の稼働状態をスリープ状態から通常待機へと変化させることはない。よって、図8の画像形成装置207の稼働状態を判定する処理では、画像形成装置207を無駄に復帰させて電力を無駄に消費してしまうことなく、画像形成装置207の稼働状態を判定することができる。
以下、実施例3における、画像形成装置207の稼働状態の判定処理について説明する。
図9は、実施例3の印刷制御装置201によるMFPの電源状態判定処理(図6のS602)の一例を示すフローチャートである。本フローチャートの処理は、CPU部107がHDD部105等に格納されたプログラムを第2メモリ部108に展開して実行することにより実現される。
まず、S901において、ネットワーク転送部401は、図7のS701と同様に、画像形成装置207に対して代理応答可能なパケットパターンでネットワーク問い合わせを行う。ただし、ここで行うネットワーク問い合わせは、ARPリクエストパケットのように画像形成装置207の通常待機時とスリープ時とで応答内容が同じネットワーク問い合わせであってはならない。そうではなく、例えば、画像形成装置207のステータスを表すMIBオブジェクトのように、画像形成装置207の通常待機時とスリープ時とで応答内容(応答ステータス)が異なるネットワーク問い合わせを行う。
次に、ネットワーク転送部401は、上記S901のネットワーク問い合わせに対して画像形成装置から応答があったか否かを判定する(S902)。そして、上記S901のネットワーク問い合わせに対して画像形成装置から応答がないと判定した場合(S902でNoの場合)、ネットワーク転送部401は、S903に処理を移行する。S903では、ネットワーク転送部401は、図7のS703と全く同様の処理を行う。
一方、上記S901のネットワーク問い合わせに対して画像形成装置から応答があったと判定した場合(S902でYesの場合)、ネットワーク転送部401は、S904に処理を移行する。S904では、ネットワーク転送部401は、上記S902で得られた応答内容を解釈し、応答内容(応答ステータス)が画像形成装置207のスリープ時に対応するものであるか否かを判定する。
上記S902で得られた応答内容が画像形成装置207のスリープ時に対応するものであると判定した場合(S904でYesの場合)、ネットワーク転送部401は、S906に処理を移行する。S906では、ネットワーク転送部401は、画像形成装置207が「スリープ」状態であると判定し、図6のフローチャートに処理を戻す。
一方、上記S902で得られた応答内容が画像形成装置207の通常待機時に対応するものであると判定した場合(S904でNoの場合)、ネットワーク転送部401は、S905に処理を移行する。S905では、ネットワーク転送部401は、画像形成装置207が「通常待機」状態であると判定し、図6のフローチャートに処理を戻す。
このような判定が可能になるのは、前述したステータスを表すMIBオブジェクトのように、画像形成装置207の通常待機時とスリープ時とで応答内容が異なるパケットパターンが代理応答部403にあらかじめ登録されている場合である。
以上、図9を用いて説明した、実施例3における画像形成装置207の稼働状態を判定する処理でも、実施例1、2の場合と同様に、画像形成装置207の稼働状態をスリープ状態から通常待機へと変化させることはない。よって、図9の画像形成装置207の稼働状態を判定する処理では、画像形成装置207を無駄に復帰させて電力を無駄に消費してしまうことなく、画像形成装置207の稼働状態を判定することができる。
以上説明したように、本発明の各実施例では、印刷制御装置201の稼働状態が変化したことに加えて、画像形成装置207の稼働状態も鑑みてネットワーク上のコンピュータに印刷システムの稼働状態を通知することができる。これにより、本発明では、従来のMFPとDFEとで同じ通知が重複して行われる問題や、状態遷移の経路によっては同じ状態に移行したのに異なる通知が行われる問題を解決することができる。また、印刷制御装置201の稼働状態が変化した時点で、画像形成装置207の稼働状態を正確に把握して、印刷システムの状態を外部に通知することができる。したがって、本発明によれば、印刷システムの稼働通知を、省エネルギー等の観点に沿ったより望ましいものとすることができる。即ち、印刷システムの稼働通知を適切に行うことができる。
また、図7、図8、図9を用いて説明した、実施例1、2、3における、画像形成装置207の稼働状態を判定する処理はいずれも、画像形成装置207を無駄に通常待機状態に復帰させることがない。よって、印刷制御装置201は、画像形成装置207を無駄に復帰させることなく画像形成装置207の稼働状態を正確に把握することができる。このため、印刷制御装置201の稼働状態が変化しただけで画像形成装置207を通常待機状態に無駄に復帰させることがなくなり、画像形成装置207のスリープ状態をより長時間持続させることができ、消費電力の低減を達成できる。
上述した実施例1〜3においては、画像形成装置207の代理応答部403には、代理応答可能なパケットパターン、通常待機状態へ復帰すべき問い合わせパケットパターン、破棄すべきパケットパターン等が登録されている。そして、代理応答部403は、これらのパケットパターンに基づいて、通常待機状態への復帰、代理応答、破棄等の処理を実行する。
そして、図5のフローチャートでは、代理応答部403は、上記いずれのパケットパターンにも属さないパケットを受信した場合には、該パケットを破棄する制御を示した。しかし、上記いずれのパケットパターンにも属さないパケットを受信した場合には、通常待機状態へ復帰して該パケットを処理するように制御することも可能である。
実施例4では、画像形成装置207が少なくとも2つの応答モード(第1のモード、第2のモード)を切り替えて動作可能に構成する。
第1のモードは、画像形成装置207がスリープ状態で上記いずれのパケットパターンにも属さないパケットを受信した場合、通常待機状態へ復帰して該パケットを処理する応答モード。
第2のモードは、画像形成装置207がスリープ状態で上記いずれのパケットパターンにも属さないパケットを受信した場合、該パケットを破棄する応答モード。
ユーザは、予め操作部302等から応答モードとして、第1のモード又は第2のモードを選択設定して、代理応答部403に登録しておくものとする。なお、この応答モードの設定は、例えばフラッシュROM308bに格納されるものとする。そして、代理応答部403は、スリープ状態において、上記いずれのパケットパターンにも属さないパケットを受信した場合、以下のような制御を実行する。
まず、第1のモードが設定されている場合には、代理応答部403は、図5のS505,S506に示したように、画像形成装置207を通常待機状態へ復帰して該パケットを処理する制御を行う。一方、第2のモードが設定されている場合には、代理応答部403は、図5のS507に示したように、該パケットを破棄する制御を行う。
以上示したように、ユーザが応答モードを選択設定することにより、画像形成装置207に対して、ユーザは、第1のモードでパケットの処理を優先させたり、第2のモードで省電力を優先させたりする所望の動作が可能となる。
また、上述した画像形成装置207の応答モードを、同様に、印刷制御装置201に適用するようにしてもよい。以下、具体的に説明する。
印刷制御装置201のネットワーク転送部401に、通常待機状態へ復帰すべき問い合わせパケットパターン、破棄すべきパケットパターン等を登録しておく。そして、NIC部101、104が、これらのパケットパターンに基づいて、通常待機状態への復帰、パケット破棄等の処理を実行するようにする。さらに、上記いずれのパケットパターンにも属さないパケットを受信した場合、通常待機状態へ復帰して該パケットを処理する(第1のモード)と、該パケットを破棄する(第2のモード)とを、ユーザ設定のより切り替え可能にする。
ユーザは、予め操作部109等から応答モードとして、第1のモード又は第2のモードを選択設定して、ネットワーク転送部401に登録しておくものとする。そして、ネットワーク転送部401は、スリープ状態において、上記いずれのパケットパターンにも属さないパケットを受信した場合、以下のような制御を実行する。まず、第1のモードが設定されている場合には、ネットワーク転送部401は、印刷制御装置201を通常待機状態へ復帰して該パケットを処理する制御を行う。一方、第2のモードが設定されている場合には、ネットワーク転送部401は、該パケットを破棄する制御を行う。なお、スリープ状態において、ネットワーク転送部401が機能しない構成の場合には、NIC部101、104が上記制御を行うように構成する。
以上示したように、ユーザが印刷制御装置201に応答モードを選択設定することにより、印刷制御装置201に対して、ユーザは、第1のモードでパケットの処理を優先させたり、第2のモードで省電力を優先させたりする所望の動作が可能となる。
なお、上述した各種データの構成及びその内容はこれに限定されるものではなく、用途や目的に応じて、様々な構成や内容で構成されることは言うまでもない。
以上、一実施形態について示したが、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記憶媒体等としての実施態様をとることが可能である。具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
また、上記各実施例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。
以上示したように、本発明は、MFPとDFEが接続された印刷システムに対して次のような効果をもたらす。
例えば、MFPとDFEのいずれか一方の機器の稼働状態だけでなく、両者の稼働状態の組合せで印刷システムの稼働状態を決定しそれをネットワーク上に通知することにより、省エネルギー等の観点に基づいたより望ましい稼働状態を通知することができる。
また、ネットワーク上への通知を行う時点におけるMFPの稼働状態を、その稼働状態を変化させることなく正確に取得することができ、ユーザが望まないMFPの通常待機状態への復帰を引き起こすことがなく、消費電力の低減も実現することができる。
(他の実施例)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。
本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形(各実施例の有機的な組合せを含む)が可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。即ち、上述した各実施例及びその変形例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。
201 印刷制御装置
207 画像形成装置
211 印刷端末
212 ネットワーク
401 ネットワーク転送部
402 電源状態通知部
403 代理応答部
404 ネットワーク応答部

Claims (11)

  1. ネットワークに接続され、少なくとも第1の稼働状態と前記第1の稼働状態より消費電力の小さい第2の稼働状態とを切り替えて動作する印刷制御装置と、前記印刷制御装置に接続され、少なくとも第3の稼働状態と前記第3の稼働状態より消費電力の小さい第4の稼働状態とを切り替えて動作する画像形成装置とを有する印刷システムにおける印刷制御装置であって、
    当該印刷制御装置の稼働状態と前記画像形成装置の稼働状態に基づいて前記印刷システムの電力状態を決定して前記ネットワーク上に通知する通知手段を有し、
    前記通知手段は、前記印刷制御装置の稼働状態が変化する場合に、前記画像形成装置の稼働状態を判定し、前記印刷制御装置の稼働状態の変化、及び、前記判定した前記画像形成装置の稼働状態に基づいて前記印刷システムの電力状態を決定して前記ネットワーク上に通知することを特徴とする印刷制御装置。
  2. 前記通知手段は、前記画像形成装置が前記第3の稼働状態であると判定した場合、前記印刷制御装置の稼働状態の変化に基づいて前記印刷システムの電力状態を決定して通知することを特徴とする請求項1に記載の印刷制御装置。
  3. 前記通知手段は、前記画像形成装置が前記第3の稼働状態でないと判定した場合、前記印刷システムの電力状態を通知しないことを特徴とする請求項1又は2に記載の印刷制御装置。
  4. 前記通知手段は、前記画像形成装置が前記第3の稼働状態では応答するが前記第4の稼働状態の場合では応答しない問い合わせを、前記画像形成装置に対して行い、前記画像形成装置から応答があった場合には前記画像形成装置が前記第3の稼働状態であると判定し、前記画像形成装置から応答がない場合には前記画像形成装置が前記第4の稼働状態であると判定することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の印刷制御装置。
  5. 前記通知手段は、前記画像形成装置が稼働状態を変化させることなく応答する問い合わせを、前記画像形成装置に対して行い、前記画像形成装置からの応答で用いられた前記画像形成装置と当該印刷制御装置との間の通信速度に基づいて、前記画像形成装置の稼働状態を判定することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の印刷制御装置。
  6. 前記通知手段は、前記画像形成装置が稼働状態を変化させることなく応答し且つ前記画像形成装置の稼働状態に応じて応答内容が変化する問い合わせを、前記画像形成装置に対して行い、前記画像形成装置からの応答内容に基づいて、前記画像形成装置の稼働状態を判定することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の印刷制御装置。
  7. 前記通知手段は、前記画像形成装置が前記第3の稼働状態及び前記第4の稼働状態で稼働状態を変化させることなく応答する問い合わせを、前記画像形成装置に対して行い、前記画像形成装置から応答がない場合には前記画像形成装置が電源オフ状態であると判定することを特徴とする請求項4乃至6のいずれか1項に記載の印刷制御装置。
  8. 前記通知手段は、前記印刷制御装置が前記第1の稼働状態において、前記画像形成装置の稼働状態が変化する場合に前記画像形成装置から通知される前記画像形成装置の稼働状態を前記画像形成装置から受信した場合、該受信した前記画像形成装置の稼働状態に基づいて前記印刷システムの電力状態を決定して前記ネットワーク上に通知することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の印刷制御装置。
  9. 前記通知手段は、前記印刷制御装置が前記第2の稼働状態において、前記画像形成装置の稼働状態が変化する場合に前記画像形成装置から通知される前記画像形成装置の稼働状態を前記画像形成装置から受信した場合、前記印刷システムの電力状態を前記ネットワーク上に通知しないことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の印刷制御装置。
  10. ネットワークに接続され、少なくとも第1の稼働状態と前記第1の稼働状態より消費電力の小さい第2の稼働状態とを切り替えて動作する印刷制御装置と、前記印刷制御装置に接続され、少なくとも第3の稼働状態と前記第3の稼働状態より消費電力の小さい第4の稼働状態とを切り替えて動作する画像形成装置とを有する印刷システムにおける印刷制御装置の制御方法であって、
    通知手段が、当該印刷制御装置の稼働状態と前記画像形成装置の稼働状態に基づいて前記印刷システムの電力状態を決定して前記ネットワーク上に通知する通知ステップを有し、
    前記通知ステップでは、前記印刷制御装置の稼働状態が変化する場合に、前記画像形成装置の稼働状態を判定し、前記印刷制御装置の稼働状態の変化、及び、前記判定した前記画像形成装置の稼働状態に基づいて前記印刷システムの電力状態を決定して前記ネットワーク上に通知することを特徴とする印刷制御装置の制御方法。
  11. コンピュータを、請求項1乃至9のいずれか1項に記載された手段として機能させるためのプログラム。
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