JP2010044581A - 画像処理履歴管理システム、画像処理履歴管理装置、画像処理装置及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】画像処理履歴管理装置(ログ収集サーバー)が、画像処理装置の処理履歴情報の集計結果に誤差が含まれるか否かを判定できるようにする。
【解決手段】画像処理装置100は、電源遮断指示を受けた場合、ログ蓄積部122内にログ収集サーバー200に未送信のログ情報レコードがあるか否かを判定し、その判定結果(収集状態)を含んだ電源OFF通知をログ収集サーバー200に送る。ログ収集サーバー200は、その通知内容を記憶する。ログ収集サーバー200は、ログ集計が指示されると、画像処理装置100に対してログ収集指示を行い、未収集のログ情報レコード(もしあれば)を収集する。そして、その指示に対して応答がない画像処理装置100については、記憶した収集状態の値が未送信ログ情報レコード有りを示すものであれば、集計結果を、誤差を含む旨を示すメッセージとともに提示する。
【選択図】図1
【解決手段】画像処理装置100は、電源遮断指示を受けた場合、ログ蓄積部122内にログ収集サーバー200に未送信のログ情報レコードがあるか否かを判定し、その判定結果(収集状態)を含んだ電源OFF通知をログ収集サーバー200に送る。ログ収集サーバー200は、その通知内容を記憶する。ログ収集サーバー200は、ログ集計が指示されると、画像処理装置100に対してログ収集指示を行い、未収集のログ情報レコード(もしあれば)を収集する。そして、その指示に対して応答がない画像処理装置100については、記憶した収集状態の値が未送信ログ情報レコード有りを示すものであれば、集計結果を、誤差を含む旨を示すメッセージとともに提示する。
【選択図】図1
Description
本発明は、画像処理履歴管理システム、画像処理履歴管理装置、画像処理装置及びプログラムに関する。
特許文献1に記載のシステムでは、印刷ログを印刷ログ収集装置で収集して印刷ログ管理装置で管理するような場合において、印刷収集装置に印刷ログを転送できない場合、別の印刷ログ収集装置に対して印刷ログを転送することを試みる。
特許文献2に記載のシステムでは、印刷ホストコンピュータがプリンタドライバによりユーザーの部門コードおよび印刷データを画像処理装置に送信して印刷出力を行うと共に、画像処理装置側で対応する部門毎のカウンタ情報をカウントアップする。部門管理装置は画像処理装置のカウンタ情報を取得、管理し、部門集計を行う。
画像処理装置が処理履歴情報を送信した後、次の送信を行なう前にその画像処理装置の電源が遮断されると、履歴管理システムは、処理履歴情報の送信の後電源が遮断されるまでの間に画像処理装置に蓄積された処理履歴情報について知ることができない。したがって、履歴管理システムにて各画像処理装置での処理履歴情報の集計を行う場合に、電源が遮断されている画像処理装置があれば、その画像処理装置については未収集の処理履歴情報がある可能性があるため、履歴管理システムが収集した処理履歴情報による集計結果は、その集計時点での本来の正しい集計結果からみて誤差を含む可能性がある。
本発明は、画像処理装置の処理履歴情報の集計結果に誤差が含まれるか否かを把握できるようにすることを目的とする。
請求項1に係る発明は、1以上の画像処理装置と、画像処理履歴管理装置と、を含み、前記画像処理装置は、それぞれ、実行した処理に関する処理履歴情報を蓄積する蓄積手段と、前記蓄積手段に蓄積された処理履歴情報を前記画像処理履歴管理装置に送信する第1の送信手段と、電源遮断の指示を受けた場合に、前記画像処理履歴管理装置へ未送信の処理履歴情報が前記蓄積手段内に存在するか否かを示す状態情報を前記画像処理履歴管理装置に送信する第2の送信手段と、を備え、前記画像処理履歴管理装置は、前記各画像処理装置から受信した処理履歴情報を蓄積する履歴蓄積手段と、前記各画像処理装置から受信した状態情報を記憶する状態情報記憶手段と、前記履歴蓄積手段に蓄積された処理履歴情報に基づき、前記画像処理装置ごとの処理履歴情報の集計情報を生成する集計情報生成手段と、前記画像処理装置ごとに、前記集計情報生成手段が生成した当該画像処理装置の前記集計情報が正確であるか誤差を含むかを、前記状態情報記憶手段に記憶された当該画像処理装置から受信した状態情報に基づき判定し、この判定の結果を当該画像処理装置の前記集計情報と対応づけて出力する出力手段と、を備える、画像処理履歴管理システムである。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記画像処理装置は、電源が投入されたときに、前記画像処理履歴管理装置に起動通知を送信する第3の送信手段、を備え、前記画像処理履歴管理装置は、前記画像処理装置から起動通知を受信すると、前記状態情報記憶手段に記憶された当該画像処理装置の状態情報を消去する手段、を備えることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、各画像処理装置から受信した処理履歴情報を蓄積する履歴蓄積手段と、電源遮断の指示を受けた画像処理装置から当該画像処理装置内に未送信の処理履歴情報が蓄積されているか否かを示す状態情報を受信し、受信した状態情報を記憶する状態情報記憶手段と、前記履歴蓄積手段に蓄積された処理履歴情報に基づき前記画像処理装置ごとの処理履歴情報の集計情報を生成する集計情報生成手段と、前記画像処理装置ごとに、前記集計情報生成手段が生成した当該画像処理装置の前記集計情報が正確であるか誤差を含むかを、前記状態情報記憶手段に記憶された当該画像処理装置から受信した状態情報に基づき判定し、この判定の結果を当該画像処理装置の前記集計情報と対応づけて出力する出力手段と、を備える、画像処理履歴管理装置である。
請求項4に係る発明は、コンピュータを、各画像処理装置から受信した処理履歴情報を蓄積する履歴蓄積手段、電源遮断の指示を受けた画像処理装置から当該画像処理装置内に未送信の処理履歴情報が蓄積されているか否かを示す状態情報を受信し、受信した状態情報を記憶する状態情報記憶手段、前記履歴蓄積手段に蓄積された処理履歴情報に基づき前記画像処理装置ごとの処理履歴情報の集計情報を生成する集計情報生成手段、前記画像処理装置ごとに、前記集計情報生成手段が生成した当該画像処理装置の前記集計情報が正確であるか誤差を含むかを、前記状態情報記憶手段に記憶された当該画像処理装置から受信した状態情報に基づき判定し、この判定の結果を当該画像処理装置の前記集計情報と対応づけて出力する出力手段、として機能させるためのプログラムである。
請求項5に係る発明は、実行した処理に関する処理履歴情報を蓄積する蓄積手段と、前記蓄積手段に蓄積された処理履歴情報を前記画像処理履歴管理装置に送信する第1の送信手段と、電源遮断の指示を受けた場合に、前記画像処理履歴管理装置へ未送信の処理履歴情報が前記蓄積手段内に存在するか否かを示す状態情報を前記画像処理履歴管理装置に送信する第2の送信手段と、を備える画像処理装置である。
請求項1,3,4又は5に係る発明によれば、画像処理装置の処理履歴情報の集計結果に誤差が含まれるか否かを判定できる。
請求項2に係る発明によれば、電源遮断の指示を受けたときの状態情報が画像処理装置から画像処理履歴管理装置に届かなかった場合に、処理履歴情報の集計結果に誤差が含まれるか否かを誤って判定してしまうことを防ぐことができる。
図1は、本発明に係る画像処理履歴管理システムの構成例を示す。図示のように、このシステムでは、複合機(プリンタ、スキャナ、コピー機、ファクシミリ等のうちの2以上の機能を併せ持つ装置)や複写機、プリンタ、スキャナなどの画像処理装置100と、各画像処理装置100のログ(処理履歴)情報を収集するログ収集サーバー200とが、LAN(ローカルエリアネットワーク)等のネットワーク300を介して接続されている。システムは、複数の画像処理装置100を含んでいてもよく、複数のログ収集サーバー200を含んでいてもよい。
画像処理装置100は、印刷、スキャン、コピー、ファクシミリ送信などの画像処理を実行するための機構の他に、その画像処理装置100で実行される処理に関するログ情報を管理するログ管理部110を備える。ログ管理部110は、ログ送信部112、状態通知部114、記憶装置120を備える。
記憶装置120は、ログ管理部110が生成したログ情報を蓄積するログ蓄積部122と、蓄積したログ情報の通知先のログ収集サーバー200のアドレス等の管理情報を記憶する通知先記憶部124とを備える。
ログ管理部110は、例えば、画像処理装置100が印刷等の画像処理を実行した場合や、画像処理の実行時等のエラーが生じた場合などに、その画像処理の内容又はエラーの内容等を示すログ情報を生成し、そのログ情報をログ蓄積部122に登録する。画像処理についてのログ情報には、例えば、その画像処理のジョブを識別するためのジョブID、その処理の実行日時、処理量(例えば印刷、コピー、スキャン、ファクシミリ送信の枚数など)の情報、その処理を指示したユーザーを特定する情報(例えばユーザーIDや、そのユーザーが属する部門のIDなど)、処理パラメータ(例えばカラー印刷か否か、両面印刷か否か、ファクシミリ宛先番号など)などの各種情報が含まれる。ジョブIDには、例えば、その画像処理装置100が実行した画像処理ジョブの通し番号を用いればよい。また、画像処理の対象となった文書に文書名が付随していれば、その文書名をログ情報に含めてもよい。エラーについてのログ情報には、エラーの発生日時、エラーの内容を示すコードなどが含まれる。図2には、ログ情報蓄積部122に蓄積されたログ情報のレコード群の例が示される。この例では、1行が1つの画像処理ジョブについてのログ情報レコードである。
また、通知先記憶部124には、図2に例示するように、通知先のログ収集サーバー200のホスト名、ネットワーク300上でのそのサーバー200のアドレス、及び取得状態の情報が記憶される。取得状態は、ログ蓄積部122に蓄積された当該画像処理装置100のログ情報レコードのうち、どのジョブIDのログ情報レコードまでを当該ログ収集サーバー200に送信済みであるかを示す情報である。
また、図2の例は、画像処理装置100が、自分のログ情報を2つのログ収集サーバー200に通知する例である。このように、1台の画像処理装置100が複数のログ収集サーバー200にログ情報を通知してもよい。この場合、ログ収集サーバー200ごとに、画像処理装置100からログ情報を収集する周期が異なっていてもよい。収集周期が異なると、図2に例示したように、通知先のログ管理サーバー200ごとに取得状態、すなわち何番のログ情報レコードまで通知済みか、が異なる場合が出てくる。
ログ管理部110は、例えば、画像処理装置100が印刷等の画像処理を実行した場合や、画像処理の実行時等のエラーが生じた場合などに、その画像処理の内容又はエラーの内容等を示すログ情報を生成し、そのログ情報をログ蓄積部122に登録する。画像処理についてのログ情報には、例えば、その画像処理のジョブを識別するためのジョブID、その処理の実行日時、処理量(例えば印刷、コピー、スキャン、ファクシミリ送信の枚数など)の情報、その処理を指示したユーザーを特定する情報(例えばユーザーIDや、そのユーザーが属する部門のIDなど)、処理パラメータ(例えばカラー印刷か否か、両面印刷か否か、ファクシミリ宛先番号など)などの各種情報が含まれる。ジョブIDには、例えば、その画像処理装置100が実行した画像処理ジョブの通し番号を用いればよい。また、画像処理の対象となった文書に文書名が付随していれば、その文書名をログ情報に含めてもよい。エラーについてのログ情報には、エラーの発生日時、エラーの内容を示すコードなどが含まれる。図2には、ログ情報蓄積部122に蓄積されたログ情報のレコード群の例が示される。この例では、1行が1つの画像処理ジョブについてのログ情報レコードである。
また、通知先記憶部124には、図2に例示するように、通知先のログ収集サーバー200のホスト名、ネットワーク300上でのそのサーバー200のアドレス、及び取得状態の情報が記憶される。取得状態は、ログ蓄積部122に蓄積された当該画像処理装置100のログ情報レコードのうち、どのジョブIDのログ情報レコードまでを当該ログ収集サーバー200に送信済みであるかを示す情報である。
また、図2の例は、画像処理装置100が、自分のログ情報を2つのログ収集サーバー200に通知する例である。このように、1台の画像処理装置100が複数のログ収集サーバー200にログ情報を通知してもよい。この場合、ログ収集サーバー200ごとに、画像処理装置100からログ情報を収集する周期が異なっていてもよい。収集周期が異なると、図2に例示したように、通知先のログ管理サーバー200ごとに取得状態、すなわち何番のログ情報レコードまで通知済みか、が異なる場合が出てくる。
ログ送信部112は、ログ収集サーバー200から収集指示を受けると、ログ蓄積部122に蓄積されたログ情報レコードのうち、そのログ収集サーバー200に未送信のものをそのログ収集サーバー200に送信する。ログ収集サーバー200に未送信のログ情報レコードは、通知先記憶部124に記憶された、そのログ収集サーバー200の取得状態の値(送信済みの最後のジョブIDの値。図2参照)から求めることができる。なお、以上はログ収集サーバー200からの収集指示に応じてログ情報レコードをそのサーバー200にアップロードする方式を採用した場合の例である。この代わりに、ログ送信部112が自分に設定された規則に従ってログ送信のタイミングを決定してもよい。
状態通知部114は、画像処理装置100に対して電源遮断指示が入力された場合に、ログ収集サーバー200に対して電源遮断を知らせる通知(電源OFF通知と呼ぶ)と、その時点でログ蓄積部122に当該ログ収集サーバー200に対して未送信のジョブがあるかを示す状態情報(収集状態と呼ぶ)と、を送信する。電源OFF通知及び収集状態の通知先のログ収集サーバー200は、通知先記憶部124に記憶されている。通知先のログ収集サーバー200が通知先記憶部124に複数登録されている場合は、収集状態は通知先ごとに求める。
次にログ収集サーバー200について説明する。ログ収集サーバー200が備える記憶装置210には、ログDB(データベース)212及び収集状態DB214が含まれる。ログDB212は、各画像処理装置100から送信されてきたログ情報レコードが登録される。ログ情報レコードは、例えば送信元の画像処理装置100の装置IDと対応づけるなどして、どの画像処理装置100のログかが判別できるようにしてログDB212に登録される。収集状態DB214は、図2に例示するように、画像処理装置100ごとに、当該画像処理装置100の識別情報(図2中の「収集先」欄の装置名)、ネットワーク300上でのアドレス(例えばIPアドレス)、電源OFF通知フラグ、収集状態等の項目が登録される。電源オフ通知フラグは、当該画像処理装置100からの電源OFF通知の有無を示すフラグである。収集状態は、電源OFF通知フラグが「有り」(図では丸印)の場合に、当該電源OFF通知と共に画像形成装置100から受信した収集状態の値である。
ログ登録部202は、画像処理装置100から送信されてきたログ情報レコードを、当該画像処理装置100の識別情報と対応づけてログDB212に登録する。ログ登録部202は、例えば、あらかじめ定めた収集周期ごとに画像処理装置100に収集指示を送信し、その指示に応じて画像処理装置100から返信されてきたログ情報レコードをログDB212に登録する。
収集状態管理部204は、画像処理装置100から送信されてきた電源OFF通知及び収集状態の値に応じて、収集状態DB214における当該画像処理装置100の電源OFFフラグ及び収集状態の値をセットする。
収集状態管理部204は、画像処理装置100から送信されてきた電源OFF通知及び収集状態の値に応じて、収集状態DB214における当該画像処理装置100の電源OFFフラグ及び収集状態の値をセットする。
集計処理部206は、ユーザーの指示に応じ、又はあらかじめ定めた集計タイミング(例えば月末の特定の時刻など)が到来すると、ログDB212に登録されたログ情報レコードを画像処理装置100ごとに集計する。集計は、ユーザーが指定した期間、或いは例えば直近1週間や直近1ヶ月などのあらかじめ定めた期間について行う。集計では、例えばその集計の期間における処理量(例えばコピー枚数、プリント枚数など)を、画像処理装置100ごとに集計する。
集計結果提示部208は、集計処理部206が求めた画像処理装置100ごとの集計情報を表示する表示画面情報を生成し、ユーザーに提示する。このとき、集計結果提示部208は、収集状態管理部204に記憶された各画像処理装置100の情報に基づき、各画像処理装置100の集計情報に誤差がある可能性を判定し、その判定結果を含む表示画面情報を生成する。表示画面情報は、ログ収集サーバー200に付属する表示装置に表示したり、或いは例えばユーザーが操作するリモートのパーソナルコンピュータにWebページとして提供したりすればよい。
次に、図2及び図3を参照して、この画像処理履歴管理システムの動作を説明する。
まず、(1)ログ収集サーバー200は、画像処理装置100に対して通知先登録を行う。この通知先登録では、ログ収集サーバー200は、自分のホスト名及びアドレスを含む情報を画像処理装置100に送信する。送信された情報は、画像処理装置100の通知先記憶部登録124に登録される。
この登録の後、ログ収集サーバー200は、自分の設定した収集間隔ごとに画像処理装置100に対してログ収集指示を送信し、画像処理装置100からログ情報レコードを収集する(図示省略)。
次に、(2)画像処理装置100に対してユーザーが電源遮断の操作を行うと、(3)状態通知部114が、通知先記憶部124に登録された通知先の各ログ収集サーバー200に対して、電源OFF通知と収集状態とを送信する。収集状態を求めるために、状態通知部114は、例えば、通知先のログ収集サーバー200ごとに、通知先記憶部124からそのサーバー200の取得状態(すなわちそのサーバー200がどのジョブIDまでのログ情報レコードを取得したかを示す情報)を取得する。そして、ログ蓄積部122にその取得状態の示すログ情報レコードよりも新しいジョブIDを持つログ情報レコードが存在すれば「未収集有り」、存在しなければ「未収集無し」を示す収集状態の情報を生成し、当該ログ収集サーバー200に対して送信する。例えば図2に例示するログ蓄積部122の蓄積状態のときに電源遮断の動作が行われると、ログ収集サーバー200「LogSrvA」には「未収集有り」が、「LogSrvB」には「未収集無し」が、それぞれ通知される。この通知を受け取ったログ収集サーバー200の収集状態管理部204は、電源OFF通知フラグを「通知有り」(図2では丸印)にセットすると共に、「収集状態」の値をその通知の値へと更新する。
なお、画像処理装置100の電源遮断時に、その装置100内にあるログ収集サーバー200に未送信のログ情報レコードをそのサーバー200に送信する方式も考えられるが、本実施形態では次のような理由から採用しない。すなわち、ログ情報レコードの送信中に通信回線等に不具合が生じそのレコードがサーバー200に正しく送信できないと、再送信が必要となる。ここで、ログ情報レコードは電源OFF通知や収集状態の情報に比べてはるかに情報量が大きく、送信すべきレコードが複数になると情報量はかなり大きいものとなるため、その送信の間に通信回線等の不具合が発生する可能性も、再送信に要する時間も、電源OFF通及び収集状態を送信する場合よりも大きくなる。このため、再送信の結果、電源遮断が指示されたあと実際に電源が遮断されるまでに長い時間を要する場合があり、省エネルギーや装置管理などの観点で好ましくない。
次に、(4)ログ収集サーバー200が、ログ集計のために各画像処理装置100に対してログ収集指示を行ったとする。この指示を受けた各画像処理装置100の状態通知部114は、そのサーバー200に未送信のログ情報レコードがログ蓄積部122内にあれば、その未送信のログ情報レコードをサーバー200に送信する。未送信のログ情報レコードがなければ、その旨をサーバー200に通知する。なお、ここで、電源が遮断されている画像処理装置100が存在すれば、その画像処理装置100はログ収集サーバー200からのログ集計時の収集指示に答えることができない。ログ収集サーバー200は、あらかじめ定められたタイムアウト期間だけ、各画像処理装置100からの応答を待つ。
ログ収集サーバー200は各画像処理装置についてのログ情報レコードを集計すると共に、(5)収集指示についてのタイムアウト期間が経過すると、画像処理装置100ごとに、未収集ログの存在(言い換えれば今求めた集計結果の誤差の存在)の可能性を判定する。この判定は、収集状態DB214を参照して行う。
集計誤差の可能性は、図4の示すような判定規則に基づき判定すればよい。すなわち、まずログ集計時に通信可能な(すなわち集計時のログ収集指示に対して応答があった)画像処理装置100については、その時点の最新の状態を取得できているので、集計誤差は「無し」となる(ケース1)。この場合、電源OFF通知フラグ及び収集状態の値は参照しなくてよい。
一方、ログ集計時に通信不可の画像処理装置100については、通常であれば、既に電源OFF通知を受けているはずである(すなわち電源OFF通知フラグが「有り」)。この場合、電源OFF通知と共に受け取って収集状態DB214に記憶している収集状態の値によって集計誤差の有無が判定される。すなわち、収集状態の値が「未収集無し」であれば、集計誤差は「無し」と判定される(ケース2)。一方、収集状態の値が「未収集有り」であれば、ログ収集サーバー200が収集していないログ情報レコードがその画像処理装置100に存在すると言うことなので、集計誤差は「有り」と判定される(ケース3)。
ログ収集サーバー200は各画像処理装置についてのログ情報レコードを集計すると共に、(5)収集指示についてのタイムアウト期間が経過すると、画像処理装置100ごとに、未収集ログの存在(言い換えれば今求めた集計結果の誤差の存在)の可能性を判定する。この判定は、収集状態DB214を参照して行う。
集計誤差の可能性は、図4の示すような判定規則に基づき判定すればよい。すなわち、まずログ集計時に通信可能な(すなわち集計時のログ収集指示に対して応答があった)画像処理装置100については、その時点の最新の状態を取得できているので、集計誤差は「無し」となる(ケース1)。この場合、電源OFF通知フラグ及び収集状態の値は参照しなくてよい。
一方、ログ集計時に通信不可の画像処理装置100については、通常であれば、既に電源OFF通知を受けているはずである(すなわち電源OFF通知フラグが「有り」)。この場合、電源OFF通知と共に受け取って収集状態DB214に記憶している収集状態の値によって集計誤差の有無が判定される。すなわち、収集状態の値が「未収集無し」であれば、集計誤差は「無し」と判定される(ケース2)。一方、収集状態の値が「未収集有り」であれば、ログ収集サーバー200が収集していないログ情報レコードがその画像処理装置100に存在すると言うことなので、集計誤差は「有り」と判定される(ケース3)。
なお、例外的な事象として、画像処理装置100が電源OFF通知及び収集状態の情報を送信したにもかかわらず、それらがログ収集サーバー200に届かないケースもまれに起こり得る。これが図4に示すケース4である。この場合、集計時のログ収集指示に対してその画像処理装置100は応答しないので、その画像処理装置100は通信不可と判定され、更に電源OFF通知は受け取っていないので電源OFF通知フラグは「無し」である。このケースでは、その画像処理装置100に未収集のログ情報レコードがあるかどうかが不明であるため、その画像処理装置100についてのログの集計誤差も不明とせざるを得ない。ただし、このようなケースはあくまで例外的なものである。
集計結果提示部208は、図4に例示した判定規則に従った判定を行うものであれば実装方式は問わない。
以上のような集計処理、及び集計誤差の判定処理により、集計結果提示部208は例えば図5に例示するような集計結果画面400を生成し、ユーザーに提示する。集計結果画面400には、例えばデバイスA〜Dの各画像処理装置について、コピー、プリント、スキャン、ファクシミリ受信プリントなどのジョブ種類ごとに、使用量(枚数)が棒グラフ及び表形式で表示されると共に、集計結果の誤差有無の判定結果が集計結果誤差表示欄410に表示される。
上記実施形態において、画像処理装置100が、電源OFF通知をログ収集サーバー200に送信して電源を遮断した後、次に電源が投入されたときにそのサーバー200に起動通知を送信するようにしてもよい。起動通知は、通知先記憶部124に登録された各ログ収集サーバー200に対して送信する。画像処理装置100から起動通知を受け取ったログ収集サーバー200は、収集状態DB214内のその画像処理装置100の電源OFF通知フラグを「無し」へとリセットする(さらに収集状態の値をクリアして空値としてもよい)。
例えば、画像処理装置100が未収集ログ無しという状態を知らせる電源OFF通知をログ収集サーバー200に送って電源を遮断した後、電源が投入され、ジョブを実行して新たなログ情報レコードが生成されログ蓄積部122に蓄積された場合を考える。そして、この蓄積の後、次のログ収集タイミング(例えばサーバー200からの収集指示)が到来する前に再び画像処理装置100の電源が遮断され、そのときの電源OFF通知(これは「未収集ログ有り」を示す)が何らかの障害でログ収集サーバー200に届かなかったとする。この時点でログ収集サーバー200がログ集計を行う場合、画像処理装置100から起動通知がなければ、サーバー200はその画像処理装置100の収集状態が「未収ログ無し」のままなので集計誤差なしと判定してしまう。
これに対し、起動通知を行うようにすれば、電源が投入された時点で電源OFF通知フラグは「無し」となるので、集計誤差は不明(ケース4)と判定されることとなる。すなわち、誤って集計誤差なしと判定してしまうことが防がれる。
以上に説明した画像処理装置100のログ管理部110及びログ収集サーバー200は、例えば、汎用のコンピュータに上述の各機能モジュールの処理を表すプログラムを実行させることにより実現される。ここで、コンピュータは、例えば、ハードウエアとして、図に示すように、CPU500等のマイクロプロセッサ、ランダムアクセスメモリ(RAM)502およびリードオンリメモリ(ROM)504等のメモリ(一次記憶)、HDD(ハードディスクドライブ)506を制御するHDDコントローラ508、各種I/O(入出力)インタフェース510、ローカルエリアネットワークなどのネットワークとの接続のための制御を行うネットワークインタフェース512等が、たとえばバス514を介して接続された回路構成を有する。また、そのバス514に対し、例えばI/Oインタフェース510経由で、CDやDVDなどの可搬型ディスク記録媒体に対する読み取り及び/又は書き込みのためのディスクドライブ516、フラッシュメモリなどの各種規格の可搬型の不揮発性記録媒体に対する読み取り及び/又は書き込みのためのメモリリーダ・ライタ518、などが接続されてもよい。上に例示した各機能モジュールの処理内容が記述されたプログラムがCDやDVD等の記録媒体を経由して、又はネットワーク等の通信手段経由で、ハードディスクドライブ等の固定記憶装置に保存され、コンピュータにインストールされる。固定記憶装置に記憶されたプログラムがRAM502に読み出されCPU500等のマイクロプロセッサにより実行されることにより、上に例示した機能モジュール群が実現される。なお、それら機能モジュール群のうちの一部又は全部を、専用LSI(Large Scale Integration)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit、特定用途向け集積回路)又はFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウエア回路として構成してもよい。
また、以上の例では、ログ収集サーバー200がログの収集と集計の両方を担ったが、収集と集計とを別々のサーバーが担当する構成としてももちろんよい。
100 画像処理装置、110 ログ管理部、112 ログ送信部、114 状態通知部、120 記憶装置、122 ログ蓄積部、124 通知先記憶部、200 ログ収集サーバー、202 ログ登録部、204 収集状態管理部、206 集計処理部、208 集計結果提示部、210 記憶装置、212 ログDB、214 収集状態DB。
Claims (5)
- 1以上の画像処理装置と、画像処理履歴管理装置と、を含み、
前記画像処理装置は、それぞれ、
実行した処理に関する処理履歴情報を蓄積する蓄積手段と、
前記蓄積手段に蓄積された処理履歴情報を前記画像処理履歴管理装置に送信する第1の送信手段と、
電源遮断の指示を受けた場合に、前記画像処理履歴管理装置へ未送信の処理履歴情報が前記蓄積手段内に存在するか否かを示す状態情報を前記画像処理履歴管理装置に送信する第2の送信手段と、
を備え、
前記画像処理履歴管理装置は、
前記各画像処理装置から受信した処理履歴情報を蓄積する履歴蓄積手段と、
前記各画像処理装置から受信した状態情報を記憶する状態情報記憶手段と、
前記履歴蓄積手段に蓄積された処理履歴情報に基づき、前記画像処理装置ごとの処理履歴情報の集計情報を生成する集計情報生成手段と、
前記画像処理装置ごとに、前記集計情報生成手段が生成した当該画像処理装置の前記集計情報が正確であるか誤差を含むかを、前記状態情報記憶手段に記憶された当該画像処理装置から受信した状態情報に基づき判定し、この判定の結果を当該画像処理装置の前記集計情報と対応づけて出力する出力手段と、
を備える、画像処理履歴管理システム。 - 前記画像処理装置は、
電源が投入されたときに、前記画像処理履歴管理装置に起動通知を送信する第3の送信手段、
を備え、
前記画像処理履歴管理装置は、
前記画像処理装置から起動通知を受信すると、前記状態情報記憶手段に記憶された当該画像処理装置の状態情報を消去する手段、
を備えることを特徴とする請求項1記載の画像処理履歴管理システム。 - 各画像処理装置から受信した処理履歴情報を蓄積する履歴蓄積手段と、
電源遮断の指示を受けた画像処理装置から当該画像処理装置内に未送信の処理履歴情報が蓄積されているか否かを示す状態情報を受信し、受信した状態情報を記憶する状態情報記憶手段と、
前記履歴蓄積手段に蓄積された処理履歴情報に基づき、前記画像処理装置ごとの処理履歴情報の集計情報を生成する集計情報生成手段と、
前記画像処理装置ごとに、前記集計情報生成手段が生成した当該画像処理装置の前記集計情報が正確であるか誤差を含むかを、前記状態情報記憶手段に記憶された当該画像処理装置から受信した状態情報に基づき判定し、この判定の結果を当該画像処理装置の前記集計情報と対応づけて出力する出力手段と、
を備える、画像処理履歴管理装置。 - コンピュータを、
各画像処理装置から受信した処理履歴情報を蓄積する履歴蓄積手段、
電源遮断の指示を受けた画像処理装置から当該画像処理装置内に未送信の処理履歴情報が蓄積されているか否かを示す状態情報を受信し、受信した状態情報を記憶する状態情報記憶手段、
前記履歴蓄積手段に蓄積された処理履歴情報に基づき、前記画像処理装置ごとの処理履歴情報の集計情報を生成する集計情報生成手段、
前記画像処理装置ごとに、前記集計情報生成手段が生成した当該画像処理装置の前記集計情報が正確であるか誤差を含むかを、前記状態情報記憶手段に記憶された当該画像処理装置から受信した状態情報に基づき判定し、この判定の結果を当該画像処理装置の前記集計情報と対応づけて出力する出力手段、
として機能させるためのプログラム。 - 実行した処理に関する処理履歴情報を蓄積する蓄積手段と、
前記蓄積手段に蓄積された処理履歴情報を前記画像処理履歴管理装置に送信する第1の送信手段と、
電源遮断の指示を受けた場合に、前記画像処理履歴管理装置へ未送信の処理履歴情報が前記蓄積手段内に存在するか否かを示す状態情報を前記画像処理履歴管理装置に送信する第2の送信手段と、
を備える画像処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008208032A JP2010044581A (ja) | 2008-08-12 | 2008-08-12 | 画像処理履歴管理システム、画像処理履歴管理装置、画像処理装置及びプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008208032A JP2010044581A (ja) | 2008-08-12 | 2008-08-12 | 画像処理履歴管理システム、画像処理履歴管理装置、画像処理装置及びプログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2010044581A true JP2010044581A (ja) | 2010-02-25 |
Family
ID=42015916
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008208032A Pending JP2010044581A (ja) | 2008-08-12 | 2008-08-12 | 画像処理履歴管理システム、画像処理履歴管理装置、画像処理装置及びプログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2010044581A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015064794A (ja) * | 2013-09-25 | 2015-04-09 | キヤノン株式会社 | ジョブ履歴処理システム、ジョブ履歴処理方法、画像形成装置およびその制御方法、並びにプログラム |
JP2017011538A (ja) * | 2015-06-23 | 2017-01-12 | キヤノン株式会社 | 画像処理装置、その制御方法、及びプログラム |
CN116662284A (zh) * | 2022-09-07 | 2023-08-29 | 荣耀终端有限公司 | 日志管理方法、装置、芯片、电子设备及介质 |
-
2008
- 2008-08-12 JP JP2008208032A patent/JP2010044581A/ja active Pending
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