JP2009301201A - データ処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】接続されたプリンタに発生したエラー原因およびエラー発生時に実行されていた処理との因果関係を容易に特定することが可能なデータ処理装置を提供すること。
【解決手段】接続したプリンタに関するエラーが発生したとき、当該エラー発生時に実行していた処理の種別を判別する。さらに、プリンタから、当該エラーの種別を特定可能なエラー情報、プリンタの各部位に設置されたセンサの状態、プリンタの各種設定モードを取得する。そして、上記処理の種別に対して、上記エラー情報、上記センサの状態、上記設定モードを関連付けたエラーログを作成して記憶する。
【選択図】 図3
【解決手段】接続したプリンタに関するエラーが発生したとき、当該エラー発生時に実行していた処理の種別を判別する。さらに、プリンタから、当該エラーの種別を特定可能なエラー情報、プリンタの各部位に設置されたセンサの状態、プリンタの各種設定モードを取得する。そして、上記処理の種別に対して、上記エラー情報、上記センサの状態、上記設定モードを関連付けたエラーログを作成して記憶する。
【選択図】 図3
Description
本発明は、接続したプリンタに各種印字データを出力して印字処理を行わせるデータ処理装置に関する。
パーソナルコンピュータや特定の業務処理を行う事務用コンピュータなどのデータ処理装置は、一般的に各種プログラムの実行状況や外部に接続された周辺機器との通信状況を実行ログとして登録する機能を備えている。実行ログのほか、エラーが発生した際にエラー種別、メインメモリ内容、プログラムの処理状況または通信状況などの各種情報をエラーログとして記憶する機能も備えている。このようにエラーログを記憶することで、後にエラー原因を特定することが容易となる。
また、一般的に上記のようなデータ処理装置に接続されるプリンタにおいても、エラー発生時にエラーの履歴情報を記憶する機能を備えているものが知られている。(例えば、特許文献1を参照)
特許文献1に記載の画像形成装置は、エラー発生時に“カバーオープンエラー”,“トナー切れエラー”または“ペーパージャムエラー”などのエラー種別を検出し、検出したエラー情報とエラー発生時までの累積印刷ページ数とを対応付けて記憶するものである。
特開2007−7991号公報
特許文献1に記載の画像形成装置は、エラー発生時に“カバーオープンエラー”,“トナー切れエラー”または“ペーパージャムエラー”などのエラー種別を検出し、検出したエラー情報とエラー発生時までの累積印刷ページ数とを対応付けて記憶するものである。
上記のようにプリンタでエラーが発生した際には、プリンタ側で検出されたエラーの種別がデータ処理装置に送信され、データ処理装置内のエラーログとして記憶される。しかしながら、このときデータ処理装置に登録されるエラーログは、“カバーオープンエラー”,“トナー切れエラー”または“ペーパージャムエラー”などの発生したエラー種別を記憶するに止まり、エラー発生時におけるプリンタの詳細な情報、例えば設定されていたプリンタの印刷モードやプリンタ本体の各位置に設置されたセンサのステータスまでは記憶されていない。そのため、データ処理装置で行われていた処理とプリンタで発生したエラーとの因果関係を調査してエラーの原因を特定するのには膨大な時間を要することとなる。
本発明は、上記のような事情に基づいてなされたものであり、その目的は、接続されたプリンタに発生したエラー原因およびエラー発生時に実行されていた処理との因果関係を容易に特定することが可能なデータ処理装置を提供することである。
本発明に係るデータ処理装置は、プリンタを接続するプリンタ接続手段と、前記プリンタ接続手段により接続したプリンタに関するエラーが発生したとき、当該エラー発生時に実行していた処理の種別を判別する処理種別判別手段と、前記プリンタに関するエラーが発生したとき、当該エラーの種別を特定可能なエラー情報を前記プリンタから取得するエラー情報取得手段と、前記処理種別判別手段が取得した処理の種別に対して前記エラー情報取得手段が取得した前記エラー情報を関連付けたエラーログを記憶するエラーログ記憶手段とを備えてなることを特徴としている。
かかる手段を講じた本発明によると、接続されたプリンタに発生したエラー原因およびエラー発生時に実行されていた処理との因果関係を容易に特定することが可能なデータ処理装置を提供することができる。
以下、本発明を実行するための一実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明に係るデータ処理装置の要部構成を示すブロック図である。当該データ処理装置は、例えば特定の事務処理を行うために使用される事務用コンピュータであり、本体1の内部に制御主体としてCPU(Central Processing Unit)2を備えている。そして、CPU2にROM(Read Only Memory)3、RAM(Random Access Memory)4、補助記憶装置ドライバ5、通信インターフェイス(I/F)6、時計部13、キーボードコントローラ7、ディスプレイコントローラ8、マウスインターフェイス(I/F)9、パラレルインターフェイス(I/F)10、およびハードディスクドライブ(HDD)コントローラ11をアドレスバスやデータバスなどのバスライン14で接続してその制御回路が構成されている。
図1は、本発明に係るデータ処理装置の要部構成を示すブロック図である。当該データ処理装置は、例えば特定の事務処理を行うために使用される事務用コンピュータであり、本体1の内部に制御主体としてCPU(Central Processing Unit)2を備えている。そして、CPU2にROM(Read Only Memory)3、RAM(Random Access Memory)4、補助記憶装置ドライバ5、通信インターフェイス(I/F)6、時計部13、キーボードコントローラ7、ディスプレイコントローラ8、マウスインターフェイス(I/F)9、パラレルインターフェイス(I/F)10、およびハードディスクドライブ(HDD)コントローラ11をアドレスバスやデータバスなどのバスライン14で接続してその制御回路が構成されている。
上記ROM3には、当該データ処理装置の動作に必要な固定的プログラムが記憶されている。上記RAM4には、処理場面に応じた各種の作業用記憶領域が形成される。上記補助記憶装置ドライバ5は、外部に接続された磁気ディスクや光ディスクなどの図示しない補助記憶装置へのアクセスを制御する。上記通信インターフェイス6は、LAN(Local Area Network)などのネットワークとの接続を司る。上記時計部13は、日付および時刻を計時する。
上記キーボードコントローラ7は、本体1の外部にキーボード20を接続し、このキーボード20に配置された置数キーなどが操作された際の入力信号を処理する。上記ディスプレイコントローラ8は、本体1の外部にディスプレイ21を接続し、このディスプレイ21への各種状態表示を制御する。上記マウスインターフェイス9は、本体1の外部にポインティングデバイスであるマウス22を接続し、このマウス22の操作に応じた入力信号の入力を受け付ける。上記パラレルインターフェイス10は、本体1の外部にプリンタ23を接続し、このプリンタ23への印字データの出力などを制御する(プリンタ接続手段)。
上記ハードディスクドライブコントローラ11は、ハードディスクドライブ(HDD)12を接続し、このハードディスクドライブ12からのデータの読み出しおよびデータの書き込みを制御する。ハードディスクドライブ12には、OS(Operating System)および業務プログラムが動作するために必要なファイル群とともに、プリンタ23に関する複数のエラーログを記録したログファイル30が格納されている。
図2は、プリンタ23の要部構成を示すブロック図である。本実施形態におけるプリンタ23は周知のサーマルプリンタであり、制御主体としてCPU50を備えている。そして、CPU50にROM51、RAM52、印字バッファ53、パラレルインターフェイス54、入力コントローラ55、ディスプレイコントローラ56、ヘッドコントローラ57、駆動コントローラ58、およびセンサステータス検出部59をアドレスバスまたはデータバスなどのバスライン66で接続してその制御回路が構成されている。
上記ROM51には、プリンタ23の動作に必要な固定的プログラムが記憶されている。上記RAM52には、処理場面に応じた各種の作業用記憶領域が形成される。上記パラレルインターフェイス(I/F)54は、データ処理装置との接続を司る。上記入力コントローラ55は、プリンタ23の本体に設けられた入力デバイス60に配置された置数キーなどが操作された際の入力信号を処理する。上記ディスプレイコントローラ56は、プリンタ23の本体に設けられたディスプレイ61への各種状態表示を制御する。上記ヘッドコントローラ57は、印字バッファに展開された印字データに基づいてサーマルヘッド62への通電を制御する。上記駆動コントローラ58は、サーマルヘッド62への通電にタイミングを合わせて熱転写式の印字用紙を搬送する。
上記センサステータス検出部59は、プリンタ23の所定のポイント毎に設けられた各種のセンサ64からの出力信号を検出する。センサ64は、例えば図示しないキャリッジが初期位置にあるか否かを検出するキャリッジホームポジションセンサや、搬送モータ63が搬送する印字用紙の先端を検知するペーパーエッジセンサ、また、印字用紙の終端を検出するトラクタペーパーエンドスイッチや、プリンタ23の本体各所に設けられたカバーの開放を検出するカバーオープンスイッチなどのスイッチで構成される。センサステータス検出部59は、各センサ64からの出力信号に基づいてエラーの発生を監視する。そして、エラーの発生を検知したときには、各センサ64からの出力信号の有無を“1”または“0”で表現した、図10および図11の説明にて後述のビットアサインを作成する。
プリンタ23は、当該プリンタ23が有する機能、例えば標準印字モード、高速印字モード、高品位印字モード、縮小モードおよび斜行補正吸収モードなどの各種動作モードの設定が可能である。各動作モードの設定は、RAM52に形成される所定の作業用記憶領域に各モード設定の有無を“1”または“0”で表現した、図10および図11の説明にて後述のビットアサインの形式で記憶される。
次に、ハードディスクドライブ12に格納されたログファイル30について説明する。図3は、ログファイル30に記録されるエラーログのデータ構造の一例を示す模式図である。ログファイル30に記録されるエラーログには、プリンタエラーの種別を記録するための6つの記録領域31〜36(“プリンタエラー1”〜“プリンタエラー6”)、エラーが発生した日時を記録するための記録領域37(“エラー発生日時”)、エラー発生時に当該データ処理装置が実行していた業務を記録するための記録領域38(“実行業務名”)、エラーの発生時におけるプリンタ23の各センサの状態を記録するための2つの記録領域39,40(“センサステータス1”,“センサステータス2”)、エラーの発生時におけるプリンタ23のプリンタの動作モードを記録するための2つの記録領域41,42(“プリンタモード1”,“プリンタモード2”)の各記録領域が形成されている。
上記記録領域31〜36、記録領域39,40および記録領域41,42に記録されるデータ形式について図4〜図13を用いて説明する。なお、記録領域31〜36、記録領域39,40および記録領域41,42には、それぞれ8bit(b0〜b7)からなるビットアサインが記憶される。
図4は、記録領域31に格納されるビットアサインで特定されるエラー種別を説明するための模式図である。記録領域31には、プリンタエラーのうち標準的なエラーが発生したか否かを特定するためのビットアサインが記録される。本実施形態では一例として、b0にキャリッジエラー、b1に単票ローラー系のローラー開閉機構オープンエラー、b3にキャリッジホームポジションセンサエラー、b4に排出ローラー系のローラー開閉機構オープンエラー、b7にパラレル未接続エラーをそれぞれ割当てている。
図5は、記録領域32に格納されるビットアサインで特定されるエラー種別を説明するための模式図である。記録領域32には、プリンタエラーのうち用紙系のエラーが発生したか否かを特定するためのビットアサインが記録される。本実施形態では一例として、b0にペーパーエンドエラー、b1に吸入ジャムエラー、b2に排出ジャムエラー、b3に退避ジャムエラー、b4に単票斜行エラー、b7に用紙厚の相違に起因した用紙点検エラーをそれぞれ割当てている。
図6は、記録領域33に格納されるビットアサインで特定されるエラー種別を説明するための模式図である。記録領域33には、プリンタエラーのうちハードウェア系のエラーが発生したか否かを特定するためのビットアサインが記録される。本実施形態では一例として、b2にNVRAM(Non Volatile Random Access Memory)エラー、b3にRAMエラー、b4にタイマ割込みエラー、b5にヘッドサーマルエラー、b6にCGチェックサムエラーをそれぞれ割当てている。
図7は、記録領域34に格納されるビットアサインで特定されるエラー種別を説明するための模式図である。記録領域34には、記録領域33と同じくプリンタエラーのうちハードウェア系のエラーが発生したか否かを特定するためのビットアサインが記録される。本実施形態では一例として、b0にカムポジションエラー、b1にAGA(自動紙厚調整機構)ポジションエラー、b2にキャリアホームポジションエラー、b3にキャリアタイムアウトエラー、b4にフィード切り替えエラー、b5に斜行補正ポジションエラーをそれぞれ割当てている。
図8は、記録領域35に格納されるビットアサインで特定されるエラー種別を説明するための模式図である。記録領域35には、記録領域33,34と同じくプリンタエラーのうちハードウェア系のエラーが発生したか否かを特定するためのビットアサインが記録される。本実施形態では一例として、b0にM/Cパラメータエラー、b1に用紙モードエラー、b2にM/Cコマンドエラー、b3にイメージ処理エラー、b4にM/C処理エラー、b5にスタックオーバーエラーをそれぞれ割当てている。
図9は、記録領域36に格納されるビットアサインで特定されるエラー種別を説明するための模式図である。記録領域36には、記録領域33〜35と同じくプリンタエラーのうちハードウェア系のエラーが発生したか否かを特定するためのビットアサインが記録される。本実施形態では一例として、b0にドライブタイムアウトエラー、b1にモータードライブエラー、b2にヘッドドライブエラー、b3に40Vエラーをそれぞれ割当てている。
図10は、記録領域39に格納されるビットアサインで特定されるセンサステータスを説明するための模式図である。本実施形態では一例として、b0にトラクタペーパーエンドスイッチ(SW)、b1にオートギャップ位置センサ、b2にカバーオープンスイッチ(SW)、b3にキャリッジホームポジションセンサ、b4にフィード切り替えセンサ、b5に斜行補正ホームポジションセンサ、b6にペーパーエッジセンサ、b7にカムセンサをそれぞれ割当てている。
図11は、記録領域40に格納されるビットアサインで特定されるセンサステータスを説明するための模式図である。本実施形態では一例として、b0に単票ローラー開閉スイッチ(SW)、b3〜b7にエントリーセンサ1〜エントリーセンサ5をそれぞれ割当てている。
図10および図11に示したセンサステータスを示すビットアサインにおいては、例えば上記トラクタペーパーエンドスイッチに対するビットb0が“1”であれば“用紙検出”を示し、“0”であれば“用紙未検出”を示すなど、各ビットの値で各センサの状態が特定可能になっている。
図12は、記録領域41に格納されるビットアサインで特定されるプリンタ23の動作モードを説明するための模式図である。本実施形態では一例として、b0に用紙セット、b1に開放、b2に高速、b3に標準、b4に高品位、b5にトラクタ、b6にフロント、b7に縮小をそれぞれ割当てている。
図13は、記録領域42に格納されるビットアサインで特定されるプリンタ23の動作モードを説明するための模式図である。本実施形態では一例として、b0に斜行補正吸収モード、b1にオートローディング吸収モード、b2にマニュアル吸収モード、b3に左端検出有効、b4に斜行検出、b5に斜行補正をそれぞれ割当てている。
図12および図13に示したセンサステータスを示すビットアサインにおいては、例えば上記用紙セットに対するビットb0が“1”であれば“印字可能用紙有り”を示し、“0”であれば“印字可能用紙無し”を示すなど、各ビットの値でプリンタ23の各動作モードの設定状態が特定可能になっている。
次に、上記のような構成による作用について説明する。
図14は、プリンタ23にエラーが発生してからログファイル30にエラーログが作成されるまでのエラーログ作成処理において、データ処理装置のCPU2が実行する処理の流れ図である。プリンタ23のCPU50がエラー発生を検知したとき、CPU50は、センサステータス検出部59から伝達される各センサ64のビットアサインに基づいてエラーの種別を特定する。さらに、パラレルインターフェイス54を介してエラーが発生した旨をデータ処理装置に通知する。この通知を受け取ったデータ処理装置のCPU2は、ディスプレイコントローラ8を介してディスプレイ21にプリンタ23にエラーが発生した旨の警告メッセージを表示するとともに、ROM3に格納されたプログラムに基づいて当該エラーログ作成処理を開始する。
図14は、プリンタ23にエラーが発生してからログファイル30にエラーログが作成されるまでのエラーログ作成処理において、データ処理装置のCPU2が実行する処理の流れ図である。プリンタ23のCPU50がエラー発生を検知したとき、CPU50は、センサステータス検出部59から伝達される各センサ64のビットアサインに基づいてエラーの種別を特定する。さらに、パラレルインターフェイス54を介してエラーが発生した旨をデータ処理装置に通知する。この通知を受け取ったデータ処理装置のCPU2は、ディスプレイコントローラ8を介してディスプレイ21にプリンタ23にエラーが発生した旨の警告メッセージを表示するとともに、ROM3に格納されたプログラムに基づいて当該エラーログ作成処理を開始する。
エラーログ作成処理を開始すると、先ずCPU2は、ST101としてプリンタ23からエラー内容を読み出す。具体的には、プリンタ23に対してエラー内容を通知するようコマンドを発する。このコマンドをプリンタ23が受けたとき、プリンタ23のCPU50は、当該エラーの種別に対応するビットを“1”として図4〜図9で説明したプリンタエラーに関する各ビットアサインを作成し、データ処理装置に送信する。こうしてデータ処理装置は、エラー内容に関する各ビットアサインを取得する(エラー情報取得手段)。エラー内容に関する各ビットアサインを取得した後、CPU2は、ST102としてこれらのビットアサインをエラーログの記録領域31〜36に書き出す。
次に、CPU2は、ST103として時計部13から現在の日時を取得してエラーログの記録領域37に書き出す。
ところで、データ処理装置は、ハードディスクドライブ12に記憶された各種の業務処理プログラムをRAM4に展開して実行している。また、電源投入時やメニュー画面表示時などにおいても、処理場面に応じた処理プログラムをRAM4に展開して実行している。エラーが発生した際、CPU2は、RAM4に展開されたプログラム中に記載された所定の情報を参照して実行中の処理を特定するするとともに、特定した処理の種別をRAM4に記憶する。
このようにRAM4に記憶された処理の種別を参照することで、CPU2は、ST104として当該エラー発生時に実行していた業務処理の種別を判別する(処理種別判別手段)。そして、ST105として判別した業務処理の種別をエラーログの記録領域38に書き出す。なお、電源投入時やメニュー画面の操作時など業務実行時以外で当該エラーが発生しているときには、その状態が記録領域38に書き出される。
次に、CPU2は、ST106としてプリンタ23から当該エラー発生時のセンサステータスを読み出す(センサ状態取得手段)。具体的には、プリンタ23に対してセンサステータスを通知するようコマンドを発する。このコマンドをプリンタ23が受けたとき、プリンタ23のCPU50は、センサステータス検出部59から図10および図11で説明したセンサステータスに関する各ビットアサインを取得し、データ処理装置に送信する。こうしてデータ処理装置は、センサステータスに関する各ビットアサインを取得する。センサステータスに関する各ビットアサインを取得した後、CPU2は、ST107としてこれらのビットアサインをエラーログの記録領域39,40に書き出す。
次に、CPU2は、ST108としてプリンタ23から現在の動作モードを読み出す(設定モード取得手段)。具体的には、プリンタ23に対して現在の動作モードを通知するようコマンドを発する。このコマンドをプリンタ23が受けたとき、プリンタ23のCPU50は、RAM52から図12および図13で説明した動作モードに関する各ビットアサインを取得し、データ処理装置に送信する。こうしてデータ処理装置は、プリンタ23の現在の動作モードに関する各ビットアサインを取得する。プリンタ23の動作モードに関する各ビットアサインを取得した後、CPU2は、ST109としてこれらのビットアサインをエラーログの記録領域41,42に書き出す。しかる後、当該エラーログ作成処理を終了する。なお、エラー発生時にデータ処理装置で実行していた処理の種別に対し、エラー内容、センサステータスおよび動作モードのビットアサインを関連付けたエラーログを記憶するST102、ST105、ST107およびST109の処理は、エラーログ記憶手段を構成する。
このようにしてエラーログ作成処理により作成されたエラーログの一例を図15に示す。プリンタエラーを表すビットアサインの記録領域である記録領域31〜記録領域36については、記録領域31に“00000001”が記録され、記録領域32〜記録領域36に全て“00000000”が記録されている。すなわち、当該エラーの発生原因は、図4で説明したb0のビットが示す“キャリッジエラー”であることが特定できる。
また、エラー発生日時の記憶領域である記憶領域37には、エラー発生日時として時計部13から取得した日時“2008/3/10/10:45:30”(2008年3月10日10時45分30秒)が記録され、実行業務名の記録領域である記録領域38には、エラー発生時に実行されていた業務プログラムである“送り状発行”が特定可能に記録されている。
また、センサステータスを表すビットアサインの記録領域である記録領域39,40には、記録領域39に“10010111”が記録され、記録領域40に“00000001”が記録されている。すなわちエラー発生時において、図10で説明したb0のビットが示す“トラクタペーパーエンドスイッチ”の状態が“1”、b1のビットが示す“オートギャップ位置センサ”の状態が“1”、b2のビットが示す“カバーオープンスイッチ”の状態が“1”、b3のビットが示す“キャリッジホームポジションセンサ”の状態が“0”、b4のビットが示す“フィード切り替えセンサ”の状態が“1”、b5のビットが示す“斜行補正ホームポジションセンサ”の状態が“0”、b6のビットが示す“ペーパーエッジセンサ”の状態が“0”、b7のビットが示す“カムセンサ”の状態が“1”であり、図11で説明したb0のビットが示す“単票ローラー開閉スイッチ”の状態が“1”、b3のビットが示す“エントリーセンサ1”の状態が“0”、b4のビットが示す“エントリーセンサ2”の状態が“0”、b5のビットが示す“エントリーセンサ3”の状態が“0”、b6のビットが示す“エントリーセンサ4”の状態が“0”、b7のビットが示す“エントリーセンサ5”の状態が“0”であったことが特定できる。
また、プリンタ23の動作モードを表すビットアサインの記録領域である記録領域41,42には、記録領域41に“0011001”が記録され、記録領域42には、“00000001”が記録されている。すなわちエラー発生時において、図12で説明したb0のビットが示す“用紙セット”の状態が“1”、b1のビットが示す“開放”の状態が“0”、b2のビットが示す“高速”の状態が“0”、b3のビットが示す“標準”の状態が“1”、b4のビットが示す“高品位”の状態が“1”、b5のビットが示す“トラクタ”の状態が“0”、b6のビットが示す“フロント”の状態が“0”、b7のビットが示す“縮小”の状態が“0”であり、図13で説明したb0のビットが示す“斜行補正吸収モード”の状態が“1”、b1のビットが示す“オートローディング吸収モード”の状態が“0”、b2のビットが示す“マニュアル吸収モード”の状態が“0”、b3のビットが示す“左端検出有効”の状態が“0”、b4のビットが示す“斜行検出”の状態が“0”、b5のビットが示す“斜行補正”の状態が“0”であったことが特定できる。
当該データ処理装置は、上記のように作成されてログファイル30に記憶されるエラーログをディスプレイ21に表示するダンプ機能を備えている。エラーログのダンプは、ユーザがキーボード20またはマウス22を用いて所定の操作を行うことで実行される(表示指示受付手段)。
図16は、ユーザがキーボード20またはマウス22を用いてエラーログのダンプを実行した際にCPU2が実行するエラーログダンプ処理の流れ図である。当該エラーログダンプ処理は、ROM3に格納されたプログラムに基づいて行われる。
先ず、データ処理装置のCPU2は、ST201としてハードディスクドライブ12にアクセスしてログファイル30に記憶されたエラーログを一つ読み出す。そして、ST202として読み出したエラーログの内容をディスプレイ21に表示する(エラーログ表示手段)。しかる後、ST203としてログファイル30に未表示のエラーログが記録されているか否かを判断する。未表示のエラーログが記憶されていると判断したときには(ST203のYes)、未表示のエラーログについて再度ST201およびST202の処理を継続する。そして、全てのエラーログをディスプレイ21に表示し終えたときには(ST203のNo)、当該エラーログダンプ処理を終了する。
図17は、上記エラーログダンプ処理にてディスプレイ21に表示されるエラーログの一例を示す模式図である。最上位のエラーログ“[1]”は、図15に示したエラーログに基づいて表示されたものである。“エラー名”として“キャリッジエラー”が、“実行業務名”として“送り状発行”が、“発生日時”として“2008年3月10日 10:45:30”が、“プリンタエラー”として記録領域31〜記録領域36に記録されたビットアサインを16進数で表記した“01 00 00 00 00 00”が、“センサステータス”として記録領域39,40に記録されたビットアサインを16進数で表記した“97 01”が、“プリンタモード”として記録領域41,42に記録されたビットアサインを16進数で表記した“29 01”がそれぞれ表示されている。このように、ログファイル30に記憶された全てのエラーログがディスプレイ21に表示される。
以上説明したように、ログファイル30には、プリンタ23でエラーが発生したときにデータ処理装置が実行していた業務処理に対してエラーの種別を関連付けたエラーログが記録されるので、データ処理装置で行われていた業務処理とプリンタのエラー原因との因果関係を容易に特定することができる。
また、上記エラーログには、エラー種別のほかプリンタ23にエラーが発生した際のセンサステータスおよびプリンタモードが記憶される。そのため、プリンタ23にエラーが発生した際には、ログファイル30の記録内容に基づいてエラーの種別だけでなく、エラー発生時の各センサ64の状態および動作モードを確認し、エラー原因を容易に特定することができる。
また、ハードディスクドライブ12に記憶されたログファイル30の内容は、上記ダンプ機能によりディスプレイ21に一括して表示されるので、瞬時に過去のエラーログまで確認することができる。そのため、現在までにプリンタ23に発生したエラーを比較することができるので、エラー原因の究明がより容易となる。
なお、この発明は前記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階においては、その要旨を逸脱しない範囲内にて各構成要素を適宜変形して具体化することができる。
例えば、ログファイル30に記憶されるエラーログは、プリンタエラー,エラー発生日時,実行業務名,センサステータスおよびプリンタモード以外にも、データ処理装置が実行していた業務プログラムにおける詳細な処理内容などを追加して作成されるようにしてもよい。
また、データ処理装置とプリンタ23との接続は、パラレルインターフェイスによる接続に限られず、シリアルインターフェイス,USB(登録商標)またはLAN(Local Area Network)などで接続してもよい。
また、ログファイル30は、ハードディスクドライブ12ではなく、当該データ処理装置に接続され、補助記憶装置ドライバ5で駆動される補助記憶装置に記憶するようにしてもよい。
この他、前記実施形態に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることにより種々の発明を形成することができる。例えば、実施形態に示される全体構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。
1…本体、2…CPU、3…ROM、4…RAM、5…補助記憶装置ドライバ、6…通信インターフェイス、12…ハードディスクドライブ、13…時計部、14…バスライン、20…キーボード、21…ディスプレイ、22…マウス、23…プリンタ、30…ログファイル
Claims (4)
- プリンタを接続するプリンタ接続手段と、
前記プリンタ接続手段により接続したプリンタに関するエラーが発生したとき、当該エラー発生時に実行していた処理の種別を判別する処理種別判別手段と、
前記プリンタに関するエラーが発生したとき、当該エラーの種別を特定可能なエラー情報を前記プリンタから取得するエラー情報取得手段と、
前記処理種別判別手段が取得した処理の種別に対して前記エラー情報取得手段が取得した前記エラー情報を関連付けたエラーログを記憶するエラーログ記憶手段と、
を備えてなることを特徴とするデータ処理装置。 - エラー発生時における前記プリンタの各部位に設置されたセンサの状態を取得するセンサ状態取得手段をさらに備え、
前記エラーログ記憶手段は、前記処理種別判別手段が取得した処理の種別に対して前記センサ状態取得手段が取得した前記センサの状態をさらに関連付けて前記エラーログを記憶することを特徴とする請求項1に記載のデータ処理装置。 - エラー発生時における前記プリンタの各種設定モードを取得する設定モード取得手段をさらに備え、
前記エラーログ記憶手段は、前記処理種別判別手段が取得した処理の種別に対して前記設定モード取得手段が取得した前記各種設定モードをさらに関連付けて前記エラーログを記憶することを特徴とする請求項1または2に記載のデータ処理装置。 - 前記エラーログ記憶手段が記憶した前記エラーログの表示指示を受け付ける表示指示受付手段と、
この表示指示受付手段が前記エラーログの表示指示を受け付けたとき、前記エラーログ記憶手段が記憶したエラーログを前記表示手段に表示するエラーログ表示手段と、
をさらに備えてなることを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか1に記載のデータ処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008153111A JP2009301201A (ja) | 2008-06-11 | 2008-06-11 | データ処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008153111A JP2009301201A (ja) | 2008-06-11 | 2008-06-11 | データ処理装置 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012024956A (ja) * | 2010-07-21 | 2012-02-09 | Seiko Epson Corp | 情報処理システム、印刷装置及び情報処理方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001344203A (ja) * | 2000-03-29 | 2001-12-14 | Seiko Epson Corp | デバイスの異常解決を支援する支援方法 |
JP2004070494A (ja) * | 2002-08-02 | 2004-03-04 | Ricoh Co Ltd | ネットワークシステム |
JP2006261901A (ja) * | 2005-03-16 | 2006-09-28 | Canon Inc | 画像形成装置管理システム |
JP2007241609A (ja) * | 2006-03-08 | 2007-09-20 | Sharp Corp | 印刷制御装置 |
-
2008
- 2008-06-11 JP JP2008153111A patent/JP2009301201A/ja active Pending
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