JP2007038424A - 印刷装置及びその方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 エラーが発生しても印刷が不可能な状態を最小限に押えて効率よく印刷を実行することできる印刷装置を提供すること。
【解決手段】 所定の印刷データを印刷する際に発生するエラーを検出し、該エラーの内容に応じて第1の検出出力と第2の検出出力を送出するエラー検出部18と、第1の検出出力により印刷データの印刷を停止させるとともに後続する他の印刷データのうちエラーに直接関係しない印刷データについては印刷を実行し、第2の検出出力により全ての印刷データの印刷を停止させるように制御する制御回路121と、制御回路121において印刷が停止された印刷データを記憶するディスク装置19と、第1、第2の検出出力の発生原因となるエラーが解除されたことによりディスク装置19に記憶された印刷データを読み出して印刷を開始可能に転換する転換回路122とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、順次に入力される互いに独立した印刷データを所定の用紙に印刷して出力する印刷装置及びその方法に関し、特に、用紙切れ、ジャム等によるエラーが発生した際の印刷動作を効率的に処理する印刷装置及びその方法に関するものである。
通常、外部のデータ発生源から送られてきた印刷データに基づいて所定の用紙に画像を印刷して出力する印刷装置においては、エラーが発生すると印刷処理を中断し、エラーが復旧するまではデータ発生源からの印刷データの出力を中断している。そのため、印刷データを再度送り直す作業が必要になるので効率的でない。そこで、従来は、例えば下記特許文献1に開示された印刷装置のように、エラーが生じるとその時点で印刷データを退避させる技術が提案されている。具体的には、印刷装置は、プリンタ部が用紙切れやジャム等のエラーを起こした場合に、その時点で処理中の印刷データをディスク装置に退避するとともにそれ以降に受信される印刷データもディスク装置に順次格納する。このようにして、エラーが発生してもデータ発生源の印刷データの受信を中断しないようにしている。そして、エラー解除後、エラー発生時に一時的にディスク装置に記憶された印刷データを読み出し、エラーが起きた時点での状態に戻して処理を続行させている。
特開平6−91953号公報(段落〔0005〕、〔0015〕、〔0016〕)
しかしながら、上記特許文献1に開示された従来技術は、例えば、所定の印刷データを印刷中に指定の用紙切れあるいは用紙サイズの不一致が発生すると、その印刷動作が停止されて他の用意されている用紙を用いた他の印刷データの印刷も不可能になってしまう。そのため、実際はエラーの原因を有していない印刷データにおいても当該エラーの回復まで印刷ができないという問題点があった。特に、印刷装置を複数の端末装置にネットワークによって接続して共用する場合、エラーの発生に気付かずに長時間に渡り放置されると他の端末装置から印刷を行うことが長時間に渡り不可能になってしまい、システム全体の効率が著しく低下してしまうという問題点があった。
そこで、本発明は、エラーが発生しても印刷が不可能な状態を最小限に押え、従来の問題点を排除して効率よく印刷を実行することできる印刷装置及びその方法を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本願の請求項1における印刷装置の発明は、順次に入力される互いに独立した印刷データをジョブ単位で所定の用紙に印刷して出力する印刷装置において、
所定の印刷データを印刷する際に発生するエラーを検出し、該エラーの内容が該印刷データにおけるジョブ特有のものである場合には第1の検出出力を送出し、該エラーの内容が該印刷データにおけるジョブ特有のものでない場合には第2の検出出力を送出するエラー検出手段と、
前記第1の検出出力により前記所定の印刷データの印刷を停止させるとともに後続する他の印刷データのうち前記エラーに直接関係しない印刷データについては印刷を実行させ、前記第2の検出出力により全ての印刷データの印刷を停止させるように制御する制御手段と、
前記制御手段において印刷が停止された印刷データを記憶する記憶手段と、
前記第1、第2の検出出力の発生原因となる前記エラーが解除されたことにより前記記憶手段に記憶された印刷データを読み出して印刷を開始可能に転換する転換手段と、を備えることを特徴とする。
また、本願の請求項2における発明は、請求項1に記載の印刷装置において、前記転換手段は、前記第2の検出出力の発生原因となる前記エラーが解除されたことにより前記所定の印刷データの印刷を開始可能に転換する時点において、現在印刷している他の印刷データのジョブがある場合には、そのジョブの終了を待って設定されるように構成されていることを特徴とする。
また、本願の請求項3における発明は、請求項1又は2に記載の印刷装置において、前記制御手段は、前記第1の検出出力が送出された際に、前記後続する他の印刷データのステータスを参照し、印刷が実行できるか否かを判別する判別手段を備えることを特徴とする。
本願の請求項4における印刷方法の発明は、順次に入力される互いに独立した印刷データをジョブ単位で所定の用紙に印刷して出力する印刷方法において、
所定の印刷データを印刷する際に発生するエラーの内容が該印刷データにおけるジョブ特有のものである場合には第1の検出出力を送出し、該エラーの内容が該印刷データにおけるジョブ特有のものでない場合には第2の検出出力を送出するエラー検出のためのステップと、
前記第1の検出出力により前記所定の印刷データの印刷を停止させるとともに後続する他の印刷データのうち前記エラーに直接関係しない印刷データについては印刷を実行させ、前記第2の検出出力により全ての印刷データの印刷を停止させるように制御するステップと、
前記制御するステップにおいて印刷が停止された前記印刷データを記憶手段に記憶するステップと、
前記第1、第2の検出出力の発生原因となる前記エラーが解除されたことにより前記記憶手段に記憶された印刷データを読み出して印刷を開始可能に転換するステップと、を有することを特徴とする。
また、本願の請求項5における発明は、請求項4に記載の印刷方法において、前記転換するステップは、前記第1の検出出力の発生原因となる前記エラーが解除されたことにより前記所定の印刷データの印刷を開始可能に転換する時点において、現在印刷している他の印刷データのジョブがある場合には、そのジョブの終了を待って設定されるものであることを特徴とする。
また、本願の請求項6における発明は、請求項4又は5に記載の印刷方法において、前記制御するステップは、前記第1の検出出力が送出された際に、前記後続する他の印刷データのステータスを参照し、印刷が実行できるか否かを判別するステップを含むことを特徴とする。
本願発明は上記の構成又はステップを備えることにより以下のような優れた効果を奏する。即ち、本願の請求項1に係る印刷装置においては、エラー検出手段がエラー発生時に印刷すべき所定の印刷データ特有のエラーであるか否かを第1の検出出力と第2の検出出力とにより判別して出力し、所定の印刷データ特有のエラーである第1の検出出力を得た場合には、制御手段が後続する他の印刷データにおいてそのエラーに直接関係しない印刷データの印刷はエラー発生中においても実行させる。そのため、所定の印刷データ特有のエラーが発生しても後続する他の印刷データが印刷できる。換言すれば、所定の印刷データ特有のエラーに無関係な印刷データについては何らの影響を受けずに正常に印刷を行うことができる。特に、印刷装置を複数の端末装置にネットワークによって接続して共用する場合、印刷装置を直接に監視することができずエラーの解除に時間を要する可能性があっても、その間に他の端末装置から送られたこのエラー内容と直接関係のない印刷は何らの影響も受けずに実行できる。
また、第1、第2の検出出力を得た場合は、記憶手段がエラー発生により印刷が不可能な印刷データを一時的に記憶する。そして、ユーザによってエラーが解除されると、転換手段が記憶手段に記憶された所定の印刷データを読み出して自動的に印刷を開始可能に転換するので、その印刷を素早く再開できる。
従って、請求項1の発明によれば、発生するエラーの内容を自動的に判別して印刷が不可能な状態を最小限に抑え効率よく印刷を実行することができる印刷装置を提供できる。
また、本願の請求項2に係る印刷装置においては、転換手段により再開される所定の印刷データにおける印刷ジョブの開始が、現在印刷中の他の印刷ジョブの終了を待って行われるため、印刷途中のジョブを中断させることなくスムーズな復帰動作を行うことができる。
また、本願の請求項3に係る印刷装置においては、制御手段が第1の検出出力に関連するエラー発生時に後続する印刷データのステータスを参照することで印刷が可能か否かを判別する判別手段を備えているので、用紙サイズの不一致などのそのジョブのみに影響するエラー発生時はもちろん、特定の用紙サイズの用紙切れなどの後続する印刷データの出力にも一部関係するエラーが発生した場合においても、そのステータスを参照することで印刷の可否を判別でき、より効率的な印刷動作を実現することができる。
本願の請求項4に係る印刷方法においては、エラー検出のためのステップにおいてエラー発生時に印刷すべき所定の印刷データ特有のエラーであるか否かを第1の検出出力と第2の検出出力とにより判別して出力し、所定の印刷データ特有のエラーである第1の検出出力を得た場合には、制御するステップにおいて後続する他の印刷データのうちそのエラーに直接関係しない印刷データの印刷はエラー発生中においても実行させる。そのため、所定の印刷データ特有のエラーが発生しても後続する他の印刷データが印刷できる。換言すれば、所定の印刷データ特有のエラーに無関係な印刷データについては何らの影響を受けずに正常に印刷を行うことができる。また、第1、第2の検出出力を得た場合は、記憶手段がエラー発生により印刷が不可能な印刷データを一時的に記憶する。そして、ユーザによってエラーが解除されると、転換するステップにおいて記憶手段に記憶された所定の印刷データを読み出して自動的に印刷を開始可能に転換するので、その印刷を素早く再開できる。
従って、請求項4の発明によれば、発生するエラーの内容を自動的に判別して印刷が不可能な状態を最小限に抑え効率よく印刷を実行することができる印刷方法を提供できる。
また、本願の請求項5に係る印刷方法においては、転換するステップにより再開される所定の印刷データにおける印刷ジョブの開始が、現在印刷中の他の印刷ジョブの終了を待って行われるため、印刷途中のジョブを中断させることなくスムーズな復帰動作を行うことができる。
また、本願の請求項6に係る印刷方法においては、制御するステップが第1の検出出力に関連するエラー発生時に後続する印刷データのステータスを参照することで印刷が可能か否かを判別するステップを含むので、用紙サイズの不一致などのそのジョブのみに影響するエラー発生時はもちろん、特定の用紙サイズの用紙切れなどの後続する印刷データの出力にも一部関係するエラーが発生した場合においても、そのステータスを参照することで印刷の可否を判別でき、より効率的な印刷動作を実現することができる。
本発明を実施するための最良の形態としては、以下に説明する実施例がある。
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。図1は本発明の実施例における印刷装置のブロック図、図2は図1における印刷装置のエラー非発生時における動作を示すフローチャート、図3は図1における印刷装置のエラー発生時における動作を示すフローチャート、図4は図1における印刷装置のエラー復帰時における動作を示すフローチャートである。
図1において、印刷装置1はネットワーク2を介して複数の端末装置3A、3B、…、3Nに接続されている。そして、印刷装置1は、インターフェース部11と、印刷装置1の全体的な制御を行うCPU12と、CPU12の動作処理のプログラムを記憶しているROM13と、CPU12の演算、処理等の作業領域を確保するRAM14と、印刷データの画像処理を行って実際に印刷される1ページ分のイメージデータを展開する画像メモリ15と、画像メモリ15に展開されたイメージデータを順次読み出すプリンタインターフェース部16と、プリンタインターフェース部16で読み出されたデータに基づいて用紙に画像を印刷するプリンタ部17と、用紙切れやジャムの発生等のエラーの発生を検出するエラー検出部18と、印刷データを記憶する記憶手段を形成するディスク装置19とから構成されている。
エラー検出部18は、現在印刷しようとしている所定の印刷データにおけるジョブ特有のエラーである場合に第1の検出出力を送出し、発生したエラーの内容が現在印刷しようとしている所定の印刷データにおけるジョブ特有のエラーでない場合に第2の検出出力を送出するように構成されている。第1の検出出力が送出されるエラーとしては、例えば、給紙部(図示せず)に用意されていた複数種のサイズの用紙中、所定の印刷データの印刷に用いるサイズの用紙が切れている場合や印刷データの用紙サイズの不一致、あるいはこの印刷装置1で個人もしくは部門ごとにその管理を行っている場合(以下、これを部門管理という。)においては、その認証コードの不一致や出力制限等による場合など、特定の印刷ジョブにのみ関係するものである。また、第2の検出出力が送出されるエラーとしては、例えば、ジャム、トナー切れ等の機械的な不具合など特定の印刷データの印刷ジョブにのみ関係するものではなく、印刷装置1自体が作動不可状態に陥るようなものである。
CPU12は制御回路121と転換回路122とを有している。制御回路121は、エラー検出部18から第1の検出出力が得られると所定の印刷データの印刷を停止させるとともに後続する他の印刷データによる印刷を適宜実行可能に制御する。また、制御回路121はエラー検出部18から第2の検出出力が得られると全ての印刷データの印刷を停止するように制御する。更に、制御回路121は第1の検出出力が得られることにより印刷が停止された所定の印刷データをディスク装置19に供給して記憶するように制御する。
なお、制御回路121において印刷の実行の可否を判別するために、RAM14内に印刷可否を判別するための判別テーブルを有していると好ましい。この判別テーブルを用いた場合には、制御回路121において印刷データのステータス(例えば用紙サイズや部門情報など)を参照し、この判別テーブルによって印刷の可否を判断でき、以って特定の用紙サイズの用紙切れや部門管理時における出力枚数制限のような後続する印刷データの出力の一部にも影響のあるエラー発生時においても、印刷可能な印刷データにおいては印刷を行うように制御できる。ただし、このような判別テーブルを有さない場合であっても、印刷ジョブの用紙サイズ不一致や、部門管理時における認証コードの不一致など、後続する印刷データの印刷には何ら影響のないエラー発生時は、後続する印刷データのステータスを参照する必要はないので、良好な印刷制御を行うことができる。
転換回路122は第1の検出出力の発生原因となるエラーが解消されたとき、ディスク装置19に記憶された所定の印刷データを読み出して印刷を開始可能に転換する。なお、第1の検出出力にかかるエラーが解消された場合には、適宜印刷可能な印刷データにおいては印刷処理が行われている場合があるので、エラー解消時に印刷しているジョブがあるときはそのジョブが終了するまで印刷の再開は待たされるようになっている。また、転換回路122は第2の検出出力の発生原因となるエラーが解消されたときには印刷データの印刷を開始可能に転換するとともにその印刷を直ちに再開するようになっている。
次に、上述した実施例の構成における印刷装置1の主要な動作を、印刷装置1の状態ごとに説明する。なお、本実施例における印刷装置1は、印刷データの出力処理における各処理工程を独立して行うことができるものであるので、以下には1つの印刷ジョブを受信した際の一連の動作工程について説明する。また、以下に示す印刷装置1の制御回路121においてはその印刷の可否にRAM内に記憶された判別テーブルを用いた場合について説明するが、この判別テーブルを有さない場合における動作については、以下の工程を参照すればその動作については当業者にとって容易に実現可能であるので、その説明を省略する。
先ず、印刷装置1にエラーが発生していない状態で、端末装置3A、3B、…、3Nから印刷データを受信した場合は、図2に示すように、印刷データを受信したのち、所定の印刷出力処理を開始する(ステップS1)。この印刷出力処理において、印刷途中に用紙切れあるいは紙づまり等の種々のエラーが発生すると(ステップS2でYes)、エラー検出部18においてそのエラー内容に伴う検出出力が行われるので、印刷装置1はこの検出出力を検知すると、出力途中の印刷データの印刷出力処理を一旦中止し(ステップS4)、この印刷途中のデータをディスク装置19内に一時的に保存する(ステップS5)。なお、エラー検出部18において検出されたエラー内容については制御回路121における印刷可否の判断基準となるので、RAM14内に記憶される。また、エラーが発生することなく(ステップS2でNo)印刷出力処理が完了すれば(ステップS3でYes)、そのまま処理は完了する。
次に、印刷データを受信した際に、その以前に行われた印刷ジョブの印刷出力処理においてエラーが発生し、かつそのエラーが解消されていない場合は、図3に示すように、印刷出力処理を開始する前に、以前に生じたエラーの内容を検出する(ステップS11)。このとき、以前生じたエラーが所定の印刷データ特有のエラー、例えば特定の出力用紙の用紙切れ等である場合にはエラー検出部18は第1の検出出力を出力しており、全ての印刷データ共通のエラー、例えば紙づまりあるいはトナー切れ等である場合にはエラー検出部18は第2の検出出力を出力している。そして、このエラー内容の検出により、エラー検出部18から第1検出出力が行われていると(ステップS12でYes)、印刷装置1は、受け取った印刷データのステータス情報を参照する(ステップS13)とともに、RAM14内に記憶された判別テーブルを用いて印刷の可否を判断する。
印刷データのステータス情報を参照した結果、現在起こっているエラーに直接関係のない印刷データである場合、例えばA4サイズの用紙切れエラーが発生しており、後続の印刷データとしてB5サイズの印刷データを受信した場合には、印刷装置1はその印刷データの出力が可能であると判断し(ステップS14でYes)、この印刷データの印刷出力処理を開始する(ステップS15)。この印刷出力処理(ステップS16〜S19)に関しては、図2に示したエラー非発生時の印刷出力処理(ステップS2〜S5)と同様の工程で行われるので、ここではその説明を省略する。
また、ステップS11においてエラーの内容を参照した結果、エラー検出部18によって第1の検出出力ではない出力、すなわち第2の検出出力が行われている場合には(ステップS12でNo)、ここで受信した印刷データの印刷出力処理を行うことは不可能であるので、出力処理を行うことなく(ステップS18)、ディスク装置19内にその印刷データを保存する(ステップS19)。また、ステップS13においてデータのステータスを参照した結果、出力したい印刷データが現在印刷装置1に生じているエラーに関係する印刷データ、すなわちこのエラーによって印刷が行えない印刷データであると判断された場合においても、この印刷データの印刷出力処理を行うことは不可能であると判断し(ステップS14でNo)、出力処理を行うことなく(ステップS18)、ディスク装置19内にその印刷データを保存する(ステップS19)。
次に、印刷装置1がエラー状態から復帰した際の動作について説明する。
印刷装置1が用紙切れ、トナー切れ等のエラー状態から用紙補充あるいはトナーの交換を行うことによってエラー状態から復帰すると、エラー状態のときに一時的にディスク装置19内に保存した印刷データの印刷出力処理が行われる。詳しくは、図4に示すように、先ずディスク装置19内に一時的に保存された印刷データを読み出し、印刷開始可能な状態に転換する(ステップS21)。そして、順次印刷出力処理が行われるのであるが、印刷装置1において発生していたエラーが第1の検出出力に基づくエラーである場合には、エラーが発生している状態でも印刷可能な印刷データの印刷は継続して行われているので、転換したデータの印刷出力処理を行う前に現在出力中の印刷ジョブがあるか否かを検出する(ステップS22)。ここで印刷出力中のジョブが存在するとき(ステップS22でYes)にはその印刷ジョブが完了するまで転換した印刷データの印刷出力処理は待機状態とし(ステップS23)、印刷中のジョブが完了した段階で転換したデータの印刷出力処理が開始される(ステップS24)。なお、この印刷出力処理については記憶された順に行うとよい。
印刷出力処理が開始されると、エラー非発生時と同様の工程で印刷が行われるが、1つのジョブの印刷が完了する(ステップS26)ごとに転換したデータがなくなったか否かを検出し(ステップS27)、転換したデータがなくなるまでは継続して印刷出力処理が行われる。また、この印刷出力時において再びエラーが発生した際には(ステップS25でYes)、発生した段階で印刷出力処理を中止し(ステップS28)、再びディスク装置19内に保存される(ステップS29)が、この場合、直前に解消されたエラー内容とはそのエラー内容が異なることも考えられるので、ステップS21において転換された印刷データについては、継続して図3に示すエラー発生時における印刷動作が行われるものとする。
以上説明したように、本発明の実施例に係る印刷装置1を用いることにより、印刷装置1がジョブ特有、すなわち機械的な不具合ではないジョブ単位で生じるエラーによってその全作動を停止することなく、後続して受信した印刷データのうち、出力可能な印刷データについてはエラー状況下であってもその印刷出力処理を継続して行うので、印刷装置1の効率的な作動を実現することができる。
また、エラーが発生した場合にこのエラーによって出力が不可能である印刷データが端末装置3A、3B、…、3Nから送られてきた場合においても一時的にディスク装置19内に記憶するので、端末装置3A、3B、…、3Nからの印刷データの再送の手間をはぶくことができる。
なお、上述した本発明の実施例にあっては、印刷装置1はネットワーク2を介して複数の端末装置3A、3B、…、3Nに接続して適用したものであるが、本発明はこれに限定されることなく、原稿読取装置、ファクシミリ装置等と一体化した、所謂複合機に適用してもよい等、種々の形態でもって使用することができる。
図1は本発明の実施例における印刷装置のブロック図である。 図2は図1における印刷装置のエラー非発生時における動作を示すフローチャートである。 図3は図1における印刷装置のエラー発生時における動作を示すフローチャートである。 図4は図1における印刷装置のエラー復帰時における動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1 印刷装置
2 ネットワーク
3A〜3N 端末装置
11 インターフェース部
12 CPU
13 ROM
14 RAM
15 画像メモリ
16 プリンタインターフェース部
17 プリンタ部
18 エラー検出部
19 ディスク装置
121 制御回路
122 転換回路

Claims (6)

  1. 順次に入力される互いに独立した印刷データをジョブ単位で所定の用紙に印刷して出力する印刷装置において、
    所定の印刷データを印刷する際に発生するエラーを検出し、該エラーの内容が該印刷データにおけるジョブ特有のものである場合には第1の検出出力を送出し、該エラーの内容が該印刷データにおけるジョブ特有のものでない場合には第2の検出出力を送出するエラー検出手段と、
    前記第1の検出出力により前記所定の印刷データの印刷を停止させるとともに後続する他の印刷データのうち前記エラーに直接関係しない印刷データについては印刷を実行させ、前記第2の検出出力により全ての印刷データの印刷を停止させるように制御する制御手段と、
    前記制御手段において印刷が停止された印刷データを記憶する記憶手段と、
    前記第1、第2の検出出力の発生原因となる前記エラーが解除されたことにより前記記憶手段に記憶された印刷データを読み出して印刷を開始可能に転換する転換手段と、を備えることを特徴とする印刷装置。
  2. 前記転換手段は、前記第2の検出出力の発生原因となる前記エラーが解除されたことにより前記所定の印刷データの印刷を開始可能に転換する時点において、現在印刷している他の印刷データのジョブがある場合には、そのジョブの終了を待って設定されるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記制御手段は、前記第1の検出出力が送出された際に、前記後続する他の印刷データのステータスを参照し、印刷が実行できるか否かを判別する判別手段を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の印刷装置。
  4. 順次に入力される互いに独立した印刷データをジョブ単位で所定の用紙に印刷して出力する印刷方法において、
    所定の印刷データを印刷する際に発生するエラーの内容が該印刷データにおけるジョブ特有のものである場合には第1の検出出力を送出し、該エラーの内容が該印刷データにおけるジョブ特有のものでない場合には第2の検出出力を送出するエラー検出のためのステップと、
    前記第1の検出出力により前記所定の印刷データの印刷を停止させるとともに後続する他の印刷データのうち前記エラーに直接関係しない印刷データについては印刷を実行させ、前記第2の検出出力により全ての印刷データの印刷を停止させるように制御するステップと、
    前記制御するステップにおいて印刷が停止された前記印刷データを記憶手段に記憶するステップと、
    前記第1、第2の検出出力の発生原因となる前記エラーが解除されたことにより前記記憶手段に記憶された印刷データを読み出して印刷を開始可能に転換するステップと、を有することを特徴とする印刷方法。
  5. 前記転換するステップは、前記第1の検出出力の発生原因となる前記エラーが解除されたことにより前記所定の印刷データの印刷を開始可能に転換する時点において、現在印刷している他の印刷データのジョブがある場合には、そのジョブの終了を待って設定されるものであることを特徴とする請求項4に記載の印刷方法。
  6. 前記制御するステップは、前記第1の検出出力が送出された際に、前記後続する他の印刷データのステータスを参照し、印刷が実行できるか否かを判別するステップを含むことを特徴とする請求項4又は5に記載の印刷方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009259056A (ja) * 2008-04-17 2009-11-05 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成システム、画像形成装置、制御装置、印刷ジョブ生成装置、およびプログラム

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