JP2006011588A - デバッグ機能を備えた画像処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 画像処理装置のデバッグ情報をホストPCからのコマンドにより特定の通知先に電子メールで送付し、その通知先で必要なデバッグ作業を行うようしたデバッグ機能を備えた画像処理装置を提供すること。
【解決手段】 ホストコンピュータ11から送信されたデータに基いて所定の画像処理を行う画像処理装置13において、画像処理装置13は、特定の通知先32の電子メールアドレスを記憶する手段及び電子メールを送信する手段を備え、前記ホストコンピュータ11からのコマンドデータで指定した指示に従って、その時点での画像処理装置13内の処理状況をデバッグ情報として取得し、前記取得したデバッグ情報を前記電子メールの添付ファイルの形で、前記特定の通知先32へ送信する機能を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、デバッグ機能を備えた印刷装置、スキャナ、MFP(多機能画像処理装置)等の画像処理装置に関し、特に専任の管理者がいないか或いは入るにしても遠隔地にいる企業や事業所等で使用されている画像処理装置のデバッグ情報をホストコンピュータ(以下、「ホストPC」という。)からのコマンドにより特定の通知先に電子メールで送付し、その通知先で必要なデバッグ作業を行うようにするためのデバッグ機能を備えた画像処理装置に関する。
印刷装置、スキャナ、MFP等の画像処理装置は、大企業のみならず、個人の家庭、中小規模の企業や事業所等でも広く使用されている。これらの画像処理装置は、精密な電子機器であるため、使用中に様々なエラーや故障等を生じる。このエラーないし故障が、紙詰まり、用紙切れ、原稿フィードミス、トナー不足、印刷カートリッジ寿命到達等のようなものであれば、一般ユーザが外部から容易にそのエラーや故障の原因を推測でき、また、容易にそのエラーや故障の原因を取り除くことができる。
しかしながら、画像処理装置のエラーや故障の原因が不明であったり、一般ユーザが容易にその原因を取り除けないような場合は、管理者や外部の保守サービス担当者によるエラー回復処理や修理を行う必要が生じる。
このような画像処理装置のエラーや故障の原因を把握するには、画像処理装置の状態を示す特定のステータスだけでなく、レジスタ/メモリダンプリスト等のデバッグ情報も必要となる。この場合画像処理装置は、通常、ホストPCからデバッグ情報取得のためのコマンドを受信してそのホストPCに対してデバッグ情報を送出するのが普通である。
例えば、下記特許文献1には、図4に示されているように、ホストPC51と印刷装置52とを通常のデータ用インタフェース53及び54と、デバッグ用双方向インタフェース55及び56とを介して接続し、デバッグ用双方向インタフェース55及び56の割り込み処理の優先度を他の割り込み処理のものよりも高くし、印刷装置52が他の処理を行っていてもデバッグ用コマンドを受信するとデバッグ用タスクを実行し、そのステータスをホストPC51に応答することができるようにした印刷装置が開示されている。
また、下記特許文献2には、図5に示されているように、デバッグ時に、ホストPC61のデバッグ動作移行部62から印刷装置63の動作モード変更部64に対してモード変更コマンドを送信するとともに回答データの基となる生成されるイメージ情報の特徴が判明しているテストデータを送出し、情報生成部65及び画像作成部66においてこのテストデータに基いて印刷すべき画像の形成処理を行うとともに、実画像のイメージデータ或いはその特徴データを選択的に生成し、このデータを、データ転送部67を介して印刷処理を行わずに返答データとしてホストPCに返送し、ホストPC61において前記返答データと予め作成しておいた回答データとを比較照合部68において比較し、結果判定部69にて印刷装置63の自動評価を行うようにした印刷装置のデバッグを迅速且つ正確に行う手法が開示されている。
同じく下記特許文献3には、印刷装置等の画像処理装置は、ホストPC等の上位装置に接続され、前記上位装置から送られてくるコマンドに対応した解釈文を保持しており、デバッグ時には、前記ホストPC等の上位装置から送られてきたコマンドに基いて通常の印刷処理を行うとともに、前記コマンドと前記コマンド解釈文とを前記ホストPC等の上位装置に送信するようになした画像処理装置の発明が開示されている。このコマンド解釈文は、例えば、図6に示すように、各コマンドの意味内容を使用者に理解できるようにした文を意味する。例えば、「ESC CP 100,200」に対応したコマンド解釈文は、「SET cursol position to (100,200) point」であり、上記コマンドが、「カーソルを座標(100、200)にセットせよ」という意味内容を有するコマンドであることを明らかにしたものである。下記特許文献3に開示されて画像処理装置の発明は、前述のような構成を採用することにより、デバッグ時には、生成された画像データのみを印刷し、コマンド及びコマンド解釈文を用紙に印刷せずにホストPC等の上位装置に表示するようにしているため、用紙の消費が抑えられるという効果を奏するものである。
このような下記特許文献1〜3に開示されている画像処理装置のデバッグはいずれも画像処理装置と1:1で接属されているホストPCからの指示により行われ、その結果がホストPCに送信されて、このホストPC上でデバッグ情報を確認・解析する構成となっているものであるから、デバッグ時には画像処理装置と1:1で接属されているホストPCに対して管理者や外部の保守サービス担当者がアクセスしている必要がある。
一方、画像処理装置にエラーや故障が生じた場合、管理者や外部の保守サービス担当者が画像処理装置の近傍にいるのであれば、即時にエラーや故障に対して対応可能であるが、一般的には個人の家庭、中小規模の企業や事業所には画像処理装置に詳しい管理者がいるようなことはほとんどないし、また、管理者や外部の保守サービス担当者にしても、ユーザの所在地の近くにいることはまれであって、ユーザの所在地から遠く離れている場所にいるのが大部分である。しかも、管理者や外部の保守サービス担当者は、画像処理装置のエラーや故障の報告、修理依頼を受けた段階ではユーザの画像処理装置にどのようなエラーや故障が生じているかを詳細に知ることはできないため、通常は一旦ユーザの画像処理装置の所まで出向いて、ユーザのホストPCからそのエラーや故障が生じている画像処理装置に対してアクセスすることによりデバッグ情報を得て、エラーや故障の原因を確認してから、エラーや故障の回復処理のための機材の手当を行うことも時々あり、そのためにエラーや故障が発生してから回復されるまでによけいに時間がかかることもある。
加えて、エラーや故障の回復処理のためのデバッグ作業に際して、セキュリティ上の問題からユーザのホストPC等を使用することができない場合もあり、このような場合、デバッグ用のホストPCをユーザの画像処理装置の配置されている場所に持ち込まなければならないことも生じる。
したがって、画像処理装置にエラーや故障が生じた場合に、その画像処理装置の状態を示す特定のステータスだけでなく、デバッグ情報となるレジスタ/メモリダンプリスト等をもユーザの所在地から離れている所にいる管理者や外部の保守サービス担当者等が知ることができれば、エラーや故障の回復処理に要する時間を短縮することができるために、望ましいことである。
このような遠隔地においてユーザの使用している所定の機器のエラーや故障の状態を検知する手段の一つとして、リモートメンテナンスサーバ(下記特許文献4及び5参照)も知られているが、このリモートメンテナンスサーバを個人の家庭、中小規模の企業や事業所等のユーザを対象として適用するには、特殊なインフラが必要であり、大がかりで非常に高価となるために直ちには採用し難い。
特開平08−230282号公報(段落[0007]、[0016]〜[0023]、図1) 特開平09−258936号公報(特許請求の範囲、段落[0019]〜[0022]、図1) 特開平10−058800号公報(段落[0027]〜[0031]、図1、図5) 特開2001−195119号公報(特許請求の範囲、段落[0027]〜[0034]、図1) 特開2002−074520号公報(特許請求の範囲、段落[0009]〜[0017]、図1)
本発明は、上記のような従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、特にリモートメンテナンスサーバのような大規模な特殊のインフラを必要とせず、既存の画像処理装置に対し所定の機能を備えさせるだけで、画像処理装置にエラーや故障が生じた場合、その時点の画像処理装置のステータス情報やデバッグ情報を、ユーザが遠く離れているところにいる管理者や外部の保守サービス担当者に自動的に送信することができるようにし、それによって管理者や外部の保守サービス担当者がユーザが使用していた画像処理装置に生じたエラーや故障の原因を追及することができるようになし、それによって画像処理装置のエラーや故障の回復処理に要する時間を短縮することができるデバッグ機能を備えた画像処理装置を提供することを目的とする。
本発明の上記目的は以下の構成により達成し得る。すなわち本願の請求項1に記載のデバッグ機能を備えた画像処理装置の発明は、ホストコンピュータ(以下、「ホストPC」という。)から送信されたデータに基いて所定の画像処理を行う画像処理装置において、前記画像処理装置は、特定の通知先の電子メールアドレスを記憶する手段及び電子メールを送信する手段を備え、前記ホストPCからのコマンドデータで指定した指示に従って、その時点での画像処理装置内の処理状況をデバッグ情報として取得し、前記取得したデバッグ情報を前記電子メールの添付ファイルの形で、前記特定の通知先へ送信する機能を備えたことを特徴とする。
この場合、前記画像処理装置は、印刷装置、スキャナ或いはMFPであってもよく、また、前記特定の通知先は、電子メールで送信できれば、LAN上に接続されているコンピュータであっても或いはインターネットに接続されているコンピュータであってもよい。
また、請求項2に記載の発明は、前記請求項1に記載のデバッグ機能を備えた画像処理装置の発明において、前記通知先は、ユーザが予め指定したもの又は前記コマンドデータで指定したものであることを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、前記請求項1に記載のデバッグ機能を備えた画像処理装置の発明において、前記デバッグ情報は、前記画像処理装置の動作状況を表すステータス情報及び内部メモリの所定のアドレスのダンプデータから選択された少なくとも一つを含むことを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、前記請求項1に記載のデバッグ機能を備えた画像処理装置の発明において、前記コマンドデータは、前記画像処理装置が解釈できるページ記述言語からなることを特徴とする。このページ記述言語としては、Postscript、HP−PLC、LIPS、ESC/P、PRESCRIBE、PRESCRIBE II(いずれも登録商標名)等、前記画像処理装置の仕様に合わせて周知のものを適宜選択して使用し得る。
本発明は上述の構成を備えることにより以下のような優れた効果を奏する。すなわち、画像処理装置におけるエラーや故障が、紙詰まり、用紙切れ、原稿フィードミス、トナー不足、印刷カートリッジ寿命到達等のようなユーザが容易に回復可能であるもの以外の場合には、エラーや故障の回復には管理者ないし外部の保守サービス担当者まで連絡してエラーや故障の回復処理が必要となるが、請求項1の発明によれば、その管理者ないし外部の保守サービス担当者がユーザから遠距離の地にいる場合であっても、ユーザがホストPCから入力したコマンドデータに従ってエラーや故障回復に必要な画像処理装置内の処理状況を管理者や外部の保守サービス担当者のコンピュータに対して電子メールの添付ファイルとして送信することができる。そのため、請求項1に記載の発明によれば、管理者や外部の保守サービス担当者はエラーや故障が生じた画像処理装置のところまで出向かなくてもそのエラーや故障の原因を推測することができるようになるので、管理者や外部の保守サービス担当者は予めエラーや故障に対処する準備を整えてから画像処理装置まで出向くことができるようになるから、エラーや故障が発生してから回復されるまでの時間を短縮することができるようになる。
また、請求項2の発明によれば、通知先の電子メールアドレスを必要に応じて管理者や外部の保守サービス担当者に適宜に切換えて送信することができるようになるので、エラーや故障の種類に応じて最適な通知先を選択できるようになる。
また、請求項3の発明によれば、エラーや故障が生じた画像処理装置内の処理状況を、外部からは確認できない画像処理装置の動作状況を表すステータス情報ないし内部メモリの所定のアドレスのダンプデータを管理者ないし外部の保守サービス担当者に送信することができるようになるので、管理者ないし外部の保守サービス担当者は容易にエラーや故障の原因を推測することができるようになる。
また、請求項4の発明によれば、ページ記述言語は画像処理装置が容易に解釈できる言語であるため、このページ記述言語にコマンドデータを追加し、そのコマンドデータの中で、どのようなデバッグ情報が必要か、どのメールアドレスにその情報を送付するかを指定することができ、しかもデバッグ情報としては、外部からは確認できないステータス情報ないし内部メモリの所定のアドレスのダンプデータなども含ませることができるので、管理者や外部の保守サービス担当者が容易にエラーや故障を起こした画像処理装置に対して所定のデバッグ処理を行わせることができるようになる。
以下、本願発明を実施するための最良の形態を実施例を用いて詳細に説明するが、以下に示す実施例は、本発明の技術思想を具体化するためのデバッグ機能を備えた画像処理装置を例示するものであって、本発明をこれらのものに限定することを意図するものではない。なお、図1は、本発明のデバッグ機能を備えた画像処理装置を含むシステム全体の概念図である。
本実施例では、プリンタ、スキャナ、MFP等の画像処理装置13・・・13と複数のホストPC11・・・11がLAN(Local Area Network)12により接続されている。また、LAN12は、ファイアウォール30を介して、インターネット31など広域的なネットワークに接続されており、また、管理者ないし外部の保守サービス担当者用のコンピュータ32もインターネット31に接続されている。なお、管理者ないし外部の保守サービス担当者用のコンピュータ32は、LAN12に直接接続されているものであってもよい。
各ホストPC11・・・11は、画像処理装置13・・・13の何れかに印刷データを送信し、印刷を行うことができるようになっている。また、画像処理装置13・・・13のそれぞれには、エラーや故障が生じた場合にホストPC11・・・11からのコマンドに対応してその画像処理装置のステータス情報やデバッグ情報をユーザの所在地から離れている所にいる管理者や外部の保守サービス担当者用のコンピュータ32に自動的に送信できるようになすため、管理者や外部の保守サービス担当者用コンピュータ32の電子メールアドレスを記憶する手段及び電子メールを送信する手段を備えている。
ここで、例えばLAN12上のホストPC11からLAN12を介して画像処理装置13に対してデバッグのためのページ記述言語からなるコマンドデータを送信する場合について説明する。ホストPC11から画像処理装置13に対して印刷処理を行っている間、或いは印刷を行おうとして画像処理装置13にアクセスした場合、この画像処理装置13に何らかのエラーや故障が生じていると、通常はドライバの機能によりユーザの使用しているホストPC11に対してエラーや故障である旨の通知が届くようになっている。
そのエラーや故障が紙詰まり、用紙切れ、原稿フィードミス、トナー不足、印刷カートリッジ寿命等、ユーザが容易に回復できるものであれば、ユーザがその画像処理装置の所まで出向いて直ちに回復して正常な動作状態に戻すことができる。しかし、そのエラーや故障がユーザの手に負えない場合は、管理者又は外部の保守サービス担当者に連絡してエラーや故障の回復処理を依頼する必要が生じる。
この場合、ユーザは、ホストPC11を操作して、画像処理装置13に対して所定のデバッグ処理を行うようにさせる。すなわち、予めホストPC11内に記憶させておいたデバッグ用プログラムを起動させ、デバッグに必要とされると思われる情報を得るためのコマンドデータを画像処理装置13に対して送出する。このコマンドデータは、たとえば、Postscript、HP−PLC、LIPS、ESC/P、PRESCRIBE、PRESCRIBE II等の画像処理装置13が解釈できる周知のページ記述言語からなり、これらのページ記述言語のうちからドライバの特性や画像処理装置13の製造メーカ等を考慮の上で好ましいものが選択して使用される。
このデバッグ用プログラムは、予めデバッグに必要と予測される情報を得るためのコマンドを一つのファイルにまとめたものでも良いし、ホストPC11の表示画面に各種ナビゲーション画面を表示してユーザに画像処理装置13の各種エラーの状況や故障の状況を入力させて、その状況に応じて必要と予測される情報を得るためのコマンドを自動的に選択するようにしてもよい。このようにすれば、ユーザがデバッグ用コマンドを理解していなくても、エラーや故障を起こした画像処理装置13に対してデバッグ情報を得るのに必要とされるコマンドデータを送信することができる。なお、電子メールアドレスは、予め入力しておいても良いし、管理者宛、外部の保守サービス担当者宛等で電子メールの宛先を切換えるために、前記コマンドに送信先のメールアドレスを追加して予め記憶されていたメールアドレスを変更するようにしてもよい。
この画像処理装置13は、この受信したコマンドデータを解釈して、まずメールアドレスの指定があればそのメールアドレスを従来のメールアドレスに変えて記憶し、必要とする内部情報を得た上で添付ファイル形式のデバッグ情報に加工し、予め記憶されている管理者ないし外部の保守サービス担当者の電子メールアドレスに上記ファイルを転送する。その際、デバッグ情報としては外部からは確認できないステータス情報ないし内部メモリの所定のアドレスのダンプデータを得るようにしてもよい。
このようにして作成されたデバッグ情報を添付ファイルとして含む電子メールを受信した管理者ないし外部の保守サービス担当者は、そのPC32上でデバッグ情報を解析すれば、たとえ画像処理装置13に直接アクセスしなくても、エラーや故障の原因を推測することが可能となる。そこで、管理者ないし外部の保守サービス担当者は、そのエラーや故障の原因に対応すべく必要に応じて交換用部品等を携え、所定の画像処理装置13のエラーないし故障の修復に着手すればよい。
ここで、画像処理装置13の動作を図2に示したフローチャートを用いて詳細に説明する。まず、画像処理装置13は、ステップS1において、印刷データを受信するまで待機状態にある。ステップS1において印刷データを受信すると、その印刷データ中にデバッグコマンドデータが含まれているか否かを判断する。デバッグコマンドデータが含まれていなければ、受信したデータは印刷データであるから、ステップS3において受信した印刷データを処理してプリンタエンジン(図示せず)が所定の印刷を行えるように画像データを作成し、その後にステップS4においてプリンタエンジンにより通常の印刷処理を行い、処理を終了する。
ステップS2においてデバッグコマンドデータが含まれていると判断された場合、ステップS5においてデバッグコマンドデータ中にメールアドレスが含まれているか否かを判断し、メールアドレスが含まれている場合はステップS6において古いメールアドレスに変えて新しいメールアドレスを記憶する。この場合、初めて画像処理装置を使用する場合や全ての条件が初期化されていた場合等、画像処理装置にメールアドレスが記憶されていなかった場合は、デバッグコマンド中に含まれていたメールアドレスをそのまま記憶させればよい。
次いで、ステップS7において、受信したデバッグコマンドデータに基いて画像処理装置内の処理状況をデバッグ情報として取得し、これをステップS8において添付ファイルの形式に変換し、ステップS9において記憶されていたメールアドレスで指定された宛先に前記添付ファイルを送信して処理を終了する。
なお、本発明で使用されるページ記述言語によるデバッグコマンドデータの一例を図3を用いて説明する。例えば、ホストPC11において、画像処理装置13内のタスク状態テーブルの内容を管理者ないしは外部の保守サービス担当者用のPC32に電子メールで送信しようとした場合、デバッグコマンドデータの一例はつぎのようになる。ただし、このコマンドはDOSモードで実行される例である。
>echo !R! DBMAIL,0,;EXIT;>prn
このデバッグコマンドデータは、「!R!」の部分で画像処理装置に対してそれに引き続く文字列で指定されたコマンドを実行することを指定し、「DBMAIL」の文字列が本発明によるデバッグデータを電子メールで送信するコマンドであり、それに引き続くパラメータにより所定の処理を選択するようになっている。そして「EXIT」は処理を終了するコマンドである。なお、「echo」及び「prn」はDOSモードにおける周知のコマンドである。
画像処理装置13内のメモリは、図3に示したように、送信先メールアドレスだけでなく、タスク状態テーブル、メモリサイズ情報、その他の必要とされる各種のパラメータを記憶する領域が存在している。そして、画像処理装置13は、デバッグコマンドデータ文字列を解析して、「DBMAIL」の文字列が存在していることを検知することにより本発明のデバッグデータであることを認識し、パラメータとしてメールアドレスの指定があればそれを所定のメールアドレス記憶領域に書き込み、次いで、他のパラメータに基づく処理を行うようになっている。
図3に示した例では、パラメータが「0」の場合はタスク状態テーブルのデータを収集することを示し、パラメータが「1」の場合はメモリの残りサイズのデータを収集し、パラメータが2の場合は、所定の数値範囲の付加パラメータを含むことにより、メモリの所定数値範囲のアドレスのダンプデータを収集するものとして記載してある。従って、一度にタスク状態テーブルの内容と、メモリの残りサイズのデータと、アドレス1000〜2000の範囲のメモリのダンプリストを収集する場合のデバッグコマンド列は次のように表すことができる。
!R! DBMAIL,0;EXIT
!R! DBMAIL,1;EXIT
!R! DBMAIL,2,1000,2000;EXIT
このようにして収集された各種のデバッグ用のデータは、次いで添付ファイルに変換して、メールアドレスの記憶領域から読み出した宛先である管理者等のコンピュータ32へ向けて発信される。
このように、本実施例によれば、管理者や外部の保守サービス担当者は、画像処理装置のエラーや故障に関する電子メールを受信した後、直ちにユーザの画像処理装置にどのようなエラーや故障が生じているかを詳細に知ることができるため、従来例のように一旦ユーザの画像処理装置の所まで出向いて、エラーや故障の原因を確認してから、エラーや故障の回復処理のための機材の手当を行う必要がなくなり、そのためにエラーや故障が発生してから回復されるまでの時間が短縮されるようになる。
以上、図面を参照して本発明の実施例を説明した。ただし、以上に示した実施例は本発明の技術思想を具体化するためのデバッグ機能を備えた画像処理装置を例示するものであって、本発明をこれらの実施例に特定することを意図するものではなく、特許請求の範囲の趣旨を逸脱しない範囲で、それに含まれる画像処理装置、例えば、スキャナ、MFP、プリンタ、複写機、FAX等にも等しく適用し得るものである。
本発明のデバッグ機能を備えた画像処理装置を含むシステム全体の概念図である。 デバッグ機能を備えた画像処理装置の動作を説明するためのフローチャートである。 本発明のデバッグコマンドデータ及びそのコマンドデータの処理工程の一例を示す図である。 第1の従来例のプリンタ制御システムのブロック図である。 第2の従来例の印刷装置とデバッグ装置の相互関係を示す図である。 第3の従来例の従来例のコマンド解釈文の一例を示す図である。
符号の説明
11・・・11 ホストPC
12 LAN
13・・・13 画像処理装置
30 ファイアウォール
31 インターネット
32 保守サービス担当者のPC

Claims (4)

  1. ホストコンピュータから送信されたデータに基いて所定の画像処理を行う画像処理装置において、前記画像処理装置は、特定の通知先の電子メールアドレスを記憶する手段及び電子メールを送信する手段を備え、前記ホストコンピュータからのコマンドデータで指定した指示に従って、その時点での画像処理装置内の処理状況をデバッグ情報として取得し、前記取得したデバッグ情報を前記電子メールの添付ファイルの形で、前記特定の通知先へ送信する機能を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記通知先は、ユーザが予め指定したもの又は前記コマンドデータで指定したものであることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記デバッグ情報は、前記画像処理装置の動作状況を表すステータス情報及び内部メモリの所定のアドレスのダンプデータから選択された少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 前記コマンドデータは、前記画像処理装置が解釈できるページ記述言語からなることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
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