JP2005107574A - 画像処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 部門管理機能を有する画像処理装置に関し、画像処理装置の不正な使用を検出することができる画像処理装置を提供すること。
【解決手段】
部門等所定の単位で印刷枚数の制限管理又は印刷出力に応じた課金管理を行う部門管理機能を備えた画像処理装置において、該画像処理装置は、印刷処理が開始されたときにその旨のデータを記憶し、部門管理機能が正常に終了した後に前記印刷処理が開始された旨のデータを削除する機能を有する不揮発性メモリを備える。
この場合、前記画像処理装置は、電源が投入された場合に前記不揮発性メモリの内容を読み出す機能を備え、前記不揮発性メモリに前記印刷が開始された旨のデータが存在していた場合には、表示部に不正利用が行われた旨の表示を行うようになされていることが好ましい。
【選択図】 図2

Description

本発明は、部門管理機能を有する画像処理装置に関し、特に単独で、或いはネットワークに接続された複数の画像入力手段からの画像を処理する画像処理装置において、簡単な構成により不正操作が行われたことを検知できるようになすと共に、その旨を表示することができるようになした画像処理装置に関する。
近年、特に企業においては、各種事務機器の設置スペースを省略するために、複写機機能だけでなく、イメージスキャナ機能、ファクシミリ機能、プリンタ機能等を一体に備えた画像処理装置が多く使用されるようになってきた。このような画像処理装置は、通常ローカルエリアネットワーク(LAN)等により各クライアントの端末(PC)やサーバ等に接続され、更には各種インターフェースを介して外部記憶装置に対する画像データの入出力処理を実行することができるようになっており、画像処理装置内部では、一旦受信ないしは入力された画像データは画像メモリにスプールされ、その後に印刷やデータ転送等の出力処理が行われるようになっている。
一方、このような画像処理装置においては、その能力が優れていることから複数の部門で共有されることが多いため、予算上の観点、環境負荷の観点等から、特にプリンタ機能や複写機機能等の印刷機能の使用に際する用紙への出力枚数には、無制限な出力を防止して用紙やトナーの無駄な消費を防ぐために各部門毎に制限を設けた運用管理が行われている。例えば、印刷機能の使用に際しては、用紙の使用量やトナーの消費量に対して制限カウント値が予め設定され、その累積プリント枚数やトナーの累積使用量がこの制限カウント値に到達すると、以降のプリント動作を中止するように制御することにより、プリンタ機能や複写機機能等の印刷機能の使用に対する各部門毎の適切な運用管理が行われている。
この場合、ネットワークを介してユーザの端末から印刷指示を行って印刷させる場合には、印刷データにユーザの所属する部門IDを付加して印刷操作を行わせ、印刷したその分だけその部門のカウント値が加算されるようになされ、ユーザが入力した部門のID等が登録されていなかったり或いはIDが入力されていなかった場合には印刷処理が実行されないようになされて、部門毎の出力枚数管理及び印刷課金管理などを行えるようになすと共に、登録部門外からの印刷を抑制することが可能となっているのが普通である。本発明においては、このようにユーザの属する部門毎に出力枚数等をカウントアップしたり、印刷に対する課金管理を行ったりする機能を部門管理機能と称する。
しかしながら、前記のように部門管理のために印刷処理に制限数が定められると、その制限数をできる限り超えないようにするために、部門管理のカウントアップ処理を不正に妨害し、実質的に制限数を超えて印刷するという画像処理装置の不正操作が行われる可能性が出てくる。以下にその具体的な例を幾つか述べる。
第1の画像処理装置の不正操作として、データの印刷中あるいはデータ印刷が終わろうとする瞬間に画像処理装置の電源を強制的に切断し、部門管理機能のカウントアップ処理工程を行わせないようにする方法がある。これは、画像処理装置の部門管理機能は、通常、正常に印刷処理が行われてからカウントアップ処理が行われるようになっているが、カウントアップ処理が正常に行われる前に電源が強制的に切断されてしまうと、出力データに関しての履歴も消去されてしまうために、不正操作に利用されるようになってしまっている。このような状態を避けるために、バックアップ電源を設けて電源をOFF時にカウントアップ処理が終了してから電源が切れるようになした画像処理装置も存在するが、非常にコストがかかる。
第2の画像処理装置の不正操作としては、例えば印刷途中で中間トレイを取り外し、中間トレイ中の用紙を取り出すという方法がある。すなわち、画像形成装置本体には、印刷途中の用紙を一時的に収容する中間トレイが設けられており、この中間トレイは片面多重印刷あるいは両面印刷を行う際に1回目の印刷あるいは片面側への印刷が行われた後に一時的に収納される部分である。このように印刷途中で中間トレイを取り外し、中間トレイ中の片面だけ印刷された用紙を取り出すことにより、部門管理に際するカウントアップ処理を逃れるという方法もある。特許文献1には、このような第2の画像処理装置の不正操作を防止するための画像形成装置が開示されている。
そこで、本願発明の理解のために、以下において特許文献1に開示の画像形成装置について図面を用いて説明する。
特許文献1に開示された画像形成装置は、片面多重複複写及び両面複写を行う画像形成装置であって、動作中トレイ引出検出手段と、排紙トレイに排出される用紙の枚数を検知する料金カウント第1センサと、中間トレイに送り込まれる印刷出力枚数を検知する料金カウント用第2センサと、を有しており、トレイ引出検出手段でトレイが引出されたと判断されたときは、前記第1センサ及び第2センサにより中間トレイ及び排紙トレイの出力枚数を検出し、正確な出力枚数と、不正の検知を行えるようになされている。
特開平09−190123([請求項1]、[0002]、[0016]〜[0018])
しかしながら、前記特許文献1に開示の画像形成装置は、正確に不正を検知することができるが、構成が複雑であり、センサを複数必要とすることからも分かるように、多大なコストがかかってしまう上に、処理途中で強制的に電源が切断された場合には正常に不正を検知することができなくなってしまうという問題点があった。
本発明者は、前記のような従来例の画像処理装置の不正操作を防止する手段の問題点を解決すべく、安価で、構成が簡単な部門管理に際する不正操作を検知することができる機能を有する画像処理装置を種々検討した結果、不正操作を防止するためには、必ずしも厳密な印刷処理量を管理する必要はなく、単にユーザに対して不正操作が行われた旨を指摘して心理的に不正操作を行い難くするのみで、実質的に不正操作が減ることから、強制的に電源を切断する不正操作が行われた場合に、表示部に不正が行われた旨を表示するようになせば、実質的に不正操作を減らすことができることを見出し、本発明を完成するに至ったものである。
すなわち、本発明は、部門管理機能を有する画像処理装置において、簡単な構成により不正が行われたことを検知できるようになすと共に、その旨を表示することができるようになした画像処理装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本願の請求項1に記載の画像処理装置の発明は、部門等所定の単位で印刷枚数の制限管理又は印刷出力に応じた課金管理を行う部門管理機能を備えた画像処理装置において、該画像処理装置は、印刷処理が開始されたときにその旨のデータを記憶し、部門管理機能が正常に終了した後に前記印刷処理が開始された旨のデータを削除する機能を有する不揮発性メモリを備えていることを特徴とする。
また、本願の請求項2に係る発明は、前記請求項1に記載の画像処理装置において、電源が投入された場合に前記不揮発性メモリの内容を読み出す機能を備え、前記不揮発性メモリに前記印刷が開始された旨のデータが存在していた場合には、表示部に不正利用が行われた旨の表示を行うようになされていることを特徴とする。
また、本願の請求項3に記載の発明は、前記請求項2に記載の画像処理装置において、前記不正利用が行われた旨の表示は、入力部からの確認入力により、又は、自動的に所定時間後に消去されるようになされていることを特徴とする。
また、本願の請求項4に係る発明は、前記請求項3に記載の画像処理装置において、前記不正利用が行われた旨の表示が削除される際には、前記不揮発性メモリ記憶されている前記印刷が開始された旨のデータも削除するようになされていることを特徴とする。
更に、戦記請求項5に係る発明は、前記請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像処理装置において、前記印刷処理が開始された旨のデータの記憶は印刷開始フラグをONとすることにより行われ、前記印刷処理が開始された旨のデータの削除は前記印刷フラグをOFFにすることにより行われることを特徴とする。
本願の請求項1に記載の画像処理装置によれば、印刷処理が開始されたときに部門管理機能を有する画像処理装置に備えられている不揮発性メモリ内にその旨のデータを記憶し、ておけば、たとえ部門管理機能が正常に終了する前に電源が強制的に切断されてしまっても、その不揮発性メモリに記憶された印刷処理が開始された旨のデータは消去されずに残っているから、再度電源が投入された際に前記不揮発性メモリ内にこの印刷処理が開始された旨のデータが残っているかいないかを調べるのみで、不正が行われたか否かを検知することができるようになる。したがって、前記従来技術のように不正を検知するための検出器を使用しないですむから、安価に部門管理に際する不正を検知することができる画像処理装置が得られる。
また、本願の請求項2に記載の画像処理装置によれば、画像処理装置の源が投入された場合に不揮発性メモリの内容を読み出すだけで不正操作を行ったか否かがわかり、しかも、印刷が開始された旨のデータが存在していた場合には、表示部に不正利用が行われた旨の表示を行うようになしたので、不正操作を行った当事者に取り心理的に圧力をかけることができ、不正操作の減少につながる。
さらに、本願の請求項3に記載の画像処理装置によれば、不正利用が行われた旨の表示は所定の確認入力により、或いは一定時間後に自動的に消去されるので、いつまでも不正利用が行われた旨を表示するようなくどさがなくなる。
また、本願の請求項4に記載の画像処理装置によれば、不正利用が行われた旨の表示の消去と同時に不正利用が行われた旨のデータも消去されるようになっているため、誤って不正利用が行われた旨が表示される虞がなくなる。
更に、本願の請求項5に記載の画像処理装置によれば、正常に部門管理機能が終了したときは、印刷フラグがOFFとなるから、簡単な構成により次回に画像処理装置の電源が投入された場合に不正が行われたか否かを検知することができるようになる。
以下、図面を参照して本発明の最良の実施形態を説明する。但し、以下に示す実施形態は、本発明の技術思想を具体化するための画像処理装置を例示するものであって、本発明をこの画像処理装置に特定することを意図するものではなく、特許請求の範囲に含まれるその他の実施形態のものも等しく適応し得るものである。
以下に本発明の具体的な実施例を図を参照して詳細に説明する。図1は本発明の画像処理装置を示すブロック図である。本発明で使用する画像処理装置1は、図1に示すように、少なくとも、各種ホストインターフェース11、操作部12、スキャナ部13、ファクシミリ部14、外部メモリインターフェース15、入力画像処理/生成部16、ジョブ管理部17、出力制御部18、印刷部19、内部メモリ20、印刷開始/終了記憶部21、情報記憶部24を備えている。
各種ホストインターフェース11は、ネットワーク4を介して、複数のPC3−1〜3−n、サーバ2に接続されており、前記ネットワーク4内の各機器からのデータの送受信を行っている。
操作部12は、タッチパネル式入力手段を備え、少なくとも、各個人、各部署等の所定の単位ごとに配布され、部門管理を行う際に個人の認証を行うIDを入力することで部門管理を行えるようになされている他、また、画像処理装置1の種々の異常を表示するLCD等からなる表示機能を同時に備え、更に、例えば複写機として利用する際には印刷部数あるいは用紙設定等を変更することのできる各種設定手段も同時に備えることとする。
スキャナ部13は、一般的なスキャン機能であり、複写機機能、あるいは画像の取得を行う際に用いられる。
ファクシミリ部14は、公衆電話回線22に接続されており、公衆電話回線22を介して受信したデータのプリントアウト、及びデータ転送を行えるように入力画像処理/生成部16に接続されている。
外部メモリインターフェース15は、汎用的に用いられているパラレルインターフェース、シリアルインターフェース、USB(ユニバーサル シリアル バス)、IEEE1394、PC−Cardバス等の各種インターフェースを含み、この外部インターフェース15に半導体メモリ、HDD、CD、CD−R、DVD、DVD−R、MO、FD等の外部メモリ(記憶手段)を接続して、これらの外部メモリを介して各種画像データの入出力のみでなくユーザID、転送先等の入力手段としても用いられる。
入力画像処理/生成部16は、前記各種ホストインターフェース11、操作部12、スキャナ部13、ファクシミリ部14、外部メモリインターフェース15から送られてくるデータを処理/生成するものであるが、具体的には、操作部12から入力された様々な設定を反映し、データの種類に合わせて例えば、受信データがPDL(ページ記述言語)等の中間言語であった場合は、それらをラスタライズ処理し、さらに必要に応じて圧縮処理を行い、また、スキャンデータのようにラスタライズ処理が行われたものは、必要に応じて圧縮処理を行い、更に、ファイルデータ等のように所定のフォーマットによるデータの場合、ラスタライズ処理、圧縮処理、さらには内部ファイルシステムのテンポラリ保存等を適宜行うようになっている。
ジョブ管理部17は、前記入力画像処理/生成部16で各種処理が施されたデータを、管理するものであり、このジョブ管理部17は情報記憶部24に接続され、情報記憶部24に記憶された部門データ等を参照しながら各種処理の管理を行うようになっている。
出力制御部18は、外部ホストインターフェース11、ファクシミリ部14、外部メモリインターフェース15、及び印刷部19に出力を行う部分であり、前記ジョブ制御部17から受信したデータは、揮発性メモリである内部メモリ20に一旦スプールされ、受信データの容量や、出力形態、及び画像処理装置1本体の状態に応じて適宜出力処理が行われるようになっている。さらに、出力制御部18は、印刷部19での印刷状況を監視する機能を有しており、印刷が途中の段階で終了されたり、紙づまり等の故障が起こったり、さらには、印刷が終了したか否かに関してもジョブ制御部17あるいは印刷開始/終了記憶部21に報告するような構成となっている。
情報記憶部24は、ジョブ管理部17に接続されており、ジョブ管理部17の有するデータの部門コードあるいはその部門が出力した印刷枚数を記憶しておく部門カウント累計値等を記憶しており、操作部13や、受信データ内の情報から部門コードのチェックを行ったり、その部門の部門制限値を取得し、出力可能であるか否かの確認を行う部門データ管理部を併せて有している。加えて、例えば印刷部数に応じた課金を行う場合等にもその課金データ等を記憶しておく記憶手段として利用することができるようになっている。
印刷開始/終了記憶部21は、画像処理装置1内のHD等の不揮発性メモリに備えられており、印刷を行う場合は、印刷開始時に印刷処理が開始された旨のデータとして、例えば印刷開始フラグをONとし、排紙が終了し、その出力に対する累積カウント値のカウントアップ処理を行い、必要に応じてその出力に対する課金処理を行った後、前記印刷開始フラグをOFFとするようになっている。
この印刷開始/終了記憶部21は、更に出力制御部18及びジョブ制御部17に接続され、印刷部19の出力状態等のデータを出力制御部18を介して受取り、また、ジョブ制御部17によって、操作部12あるいは各種ホストインターフェース11への表示出力動作を行えるようになっている。
不揮発性メモリへの印刷処理が開始された旨のデータとしては、前述の印刷開始フラグによるもの以外にも、例えば印刷開始の際に何等かの印刷処理が開始された旨のデータを記憶し、前記のような一連の印刷処理及び累積カウント値のカウントアップ処理が終了した際には、直ちに前記印刷処理が開始された旨のデータを削除することで正常に部門管理処理が終了したことが明らかになるようにすればよい。
何れの場合においても、印刷処理が開始された後に強制的に電源を切断し、不正に印刷処理を終了させれば、不揮発性メモリに記憶されている印刷フラグがONになっていたり、再度電源が投入された際には、不揮発性メモリに記憶されているデータを読み取れば不正に印刷処理が行われたか否かを検知することができる。
なお、両面複写が可能な画像処置装置において、両面複写中に中間トレイを引き出して片面印刷された用紙を抜き取るような不正操作がおこなわれた場合には、中間トレイを元に戻して処理を続行すると、両面印刷された枚数と最初に片面印刷した枚数とが一致しないので、通常はエラーが表示されるようになっているから、このような場合については特に対処する必要はない。
次に、本発明の具体的な処理工程を図を参照して説明する。図2は本発明の画像処理装置の印刷処理工程の一例を示すフローチャートである。
本発明の画像処理装置は、ステップS01において、印刷指示を受信したか否かを判断する。印刷指示を受信してない場合はステップS01の処理を繰り返す。ステップS1でPC3−1〜3−n、操作部12、スキャナ部13、ファクシミリ部14等の各種入力手段からの印刷指示を受信すると、ステップS02においてジョブ管理部17及び出力制御部18により印刷を開始し、次いでステップS03において、印刷開始/終了記憶部21において印刷開始を記憶するデータである印刷開始フラグをON状態にセットする。そして、ステップS04において、印字出力の終了、すなわち排紙トレイに全ての印刷後の用紙が排出されたか否かを判断するようになっている。
次いで、ステップS04で排紙が終了したと判断されると、ステップS05において情報記憶部24に記憶された対応する部門の累積印刷枚数計数用カウンタをカウントアップ処理して数値を更新する。部門管理機能は、ジョブ管理部17及び情報記憶部24によって部門毎の出力枚数の管理を行い、情報記憶部24のデータを参照することによりジョブ制御部17で出力制限等の各種制限処理を行うようになっている。部門管理機能により、印刷を開始する前に予め情報記憶部24に記憶された部門制限枚数を参照し、部門制限枚数を超過する印刷要求であるか否かを予め判断しておくものとし、部門管理制限枚数を超過する場合は印刷を中止し、印刷不履行としてメッセージ等を配信し終了するようになっている。
ステップS05で正常にカウンタの更新が行われると、ステップS06において、前記ステップS02でON状態とした印刷開始フラグをOFFとし、この印刷処理を終了し、ステップS01の待機状態に戻る。
なお、部門管理に際して出力枚数に応じた課金管理を行うようにする場合は、図2にカッコ書きで示したように、ステップS05において、カウンタ更新処理を行った後に、ステップS07として課金処理を行う工程となすことにより、正常に課金を行えるようになる。この課金処理は、部門管理と同様にジョブ管理部17及び情報記憶部24で行われる。
前記のような工程を有する印刷処理において、ステップS03の印刷開始フラグがONになってからステップS07の課金処理の間において、電源の強制切断により印刷処理が強制的に終了された場合、具体的には印刷開始から排紙終了までの間、つまりプリント出力が途中の場合(図中A部)、あるいは排紙が終了し、カウンタ更新を行う前(図中B部)、あるいはカウンタ更新を行ってから、課金処理を行う間(図中C部)に強制的に電源が切断された場合は、強制的に処理が終了されてしまう。
次に、画像処理装置の電源が投入された場合の処理について図3及び図4を参照して説明する。図3は本発明の画像処理装置の電源が投入された際の各処理を示すフローチャートであり、図4は本発明の画像処理装置において不正の通知方法の通知例を示す図である。
図2のA〜C部において、電源が強制的に切られることによって印刷処理が終了し、そののち再び電源が投入されると、まずステップS11において不揮発性メモリのデータを読み込み、ステップS12においてこのデータ中の印刷フラグがONになっているかOFFになっているかを判断する。ステップS12において印刷開始フラグがOFFであると判断されると、不正は行われなかったと判断され、そのまま待機状態となる。
前記ステップS12で、印刷開始フラグがON状態であると判断されると、ステップS13において不正利用が行われた旨をユーザに通知すると共に、ステップS14において印刷開始フラグをOFF状態とし(リセット)、待機状態となる。このステップS14における印刷開始フラグをOFFに設定する方法としては、ユーザによる直接確認入力によって行われるようにしてもよい。また、前記の不正利用が行われた旨のユーザに対する通知は、一定時間後に自動的に消えるようにしてもよく、或いは、ユーザによる前記の直接確認入力により消えるようになしてもよく、その処理に関してはユーザの使用形態により適宜変更し、不正使用を防止する上で有効な方法を選択するようにすればよい。
前記ステップS13において、不正利用が行われた旨を表示する部分は図5に示すように操作部12の有する表示部30であることが好ましい。本発明の画像処理装置は部門管理機能を有しているため、出力を行った部門及びユーザを特定することは容易であり、不正使用を行ったユーザの端末や、あるいは所定の端末を指定して表示することもできるが、画像処理装置1の表示部30に表示するだけであっても、ユーザの道徳心からくる良心の呵責により、十分な効果が得られると予想されるため、あえて不正使用を行ったユーザを指名する必要はないと思われる。ただし、ユーザに応じて不正使用を厳重に警告したい場合は、不正使用を行ったユーザ名を情報記憶部24に記憶しておき、設定された所定の期間そのユーザからの印刷要求を拒否するようにすることにより一時的に印刷を禁止したり、あるいは、不正使用が行なわれた旨を、不正使用を行ったユーザ名と共にシステム管理者に通知し、システム管理者がそのユーザの印刷を許可するまで、そのユーザの印刷を禁止したりすることも可能である。
また、図5の表示部30に表示するレイアウトは画像処理装置1の情報記憶部24に記憶されており、レイアウトの変更はユーザの用途に応じて適宜行えるようになっている。
なお、上記の具体例においては、印刷開始を記憶するデータとして「印刷開始フラグ」を用いた例を示すが、これに限らず単なる文字列を記憶させたり、印刷処理が行われた時間や操作を行った部門等を記憶させたりすることも可能であり、当業者が適宜選択して採用すればよい。
以上のような構成により、本発明の画像処理装置によれば、印刷処理に際して部門管理に関する処理が正常に終了する前に強制的に電源を切ることによる不正使用を逐一検出することができ、しかも、画像処理装置内の不揮発性メモリを利用するだけで不正使用の検出が行えるため、安価に不正使用の検出を行うことができる画像処理装置を提供することができる。
本発明の画像処理装置を示すブロック図。 本発明の画像処理装置の印刷処理工程の一例を示すフローチャート。 本発明の画像処理装置の電源が投入された際の各処理を示すフローチャート。 本発明の画像処理装置において不正通知の通知例を示す図。
符号の説明
1 画像処理装置
3−1〜3−n PC
4 ネットワーク
11 各種ホストインターフェース
12 操作部
13 スキャナ部
14 ファクシミリ部
15 外部メモリインターフェース
16 入力画像処理/生成部
17 ジョブ管理部
18 出力制御部
19 印刷部
20 内部メモリ
21 印刷開始/終了記憶部
24 情報記憶部
30 表示部

Claims (5)

  1. 部門等所定の単位で印刷枚数の制限管理又は印刷出力に応じた課金管理を行う部門管理機能を備えた画像処理装置において、該画像処理装置は、印刷処理が開始されたときにその旨のデータを記憶し、部門管理機能が正常に終了した後に前記印刷処理が開始された旨のデータを削除する機能を有する不揮発性メモリを備えていることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記画像処理装置は、電源が投入された場合に前記不揮発性メモリの内容を読み出す機能を備え、前記不揮発性メモリに前記印刷が開始された旨のデータが存在していた場合には、表示部に不正利用が行われた旨の表示を行うようになされていることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記不正利用が行われた旨の表示は、入力部からの確認入力により、又は、自動的に所定時間後に消去されるようになされていることを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記不正利用が行われた旨の表示が削除される際には、前記不揮発性メモリに記憶されている前記印刷が開始された旨のデータも削除するようになされていることを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 前記印刷処理が開始された旨のデータの記憶は印刷開始フラグをONとすることにより行われ、前記印刷処理が開始された旨のデータの削除は前記印刷フラグをOFFにすることにより行われることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像処理装置。
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