JP5488248B2 - 画像処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、プリンタや複合機などの画像処理装置に係り、特に、省電力機能を備えた画像処理装置に関する。
ネットワークを介してPC(パーソナルコンピュータ)などの端末装置と接続されるプリンタや複合機などの画像処理装置では、省電力の観点から、接続されている端末装置の稼動状況に応じて自装置の電源状態を変更するものがある。
たとえば、下記特許文献1には、管理サーバが、ネットワークに接続されているホストの稼動台数を調べ、その稼動台数に応じてプリンタの動作モードを変更する印刷システムが開示されている。
また、下記特許文献2には、実行するジョブやユーザからの操作のない待機状態が所定の時間以上継続すると通常より電力消費の少ない省エネモードへ自動的に電源状態を移行させる機能を有すると共に、接続されているPCの稼動率(稼動台数/全台数)を求め、該稼動率に応じて、省エネモードに移行するまでの時間を変更する装置が開示されている。
特開2010−26768号公報 特開2001−169028号公報
ネットワークに接続されている端末装置の台数が多い場合に、その全ての端末装置の稼動状況を監視すると、監視のための処理量や通信量が多くなり、効率がよくない。また、端末装置によっては、稼働していても、作業内容が限られていてプリントジョブなどのジョブを全くあるいは滅多に送信しない場合もある。このような端末装置を監視対象に含めると、監視負担が増大するばかりでなく、画像処理装置の電源状態の制御が、該画像処理装置を滅多に利用しない端末装置の稼働状態に左右されてしまい、適切な電源制御ができなくなる。
また、従来は、画像処理装置からは、ネットワークに接続されている端末装置の電源状態がオンかオフかしか認識できなかった。たとえば、端末の電源状態が、利用者が一時的に退席する場合などに設定するスリープ状態になっているときは、画像処理装置からの電源状態取得要求に端末装置が応答しないため、画像処理装置は端末装置が電源オフであると認識していた。このため、スリープ状態の端末が直ぐにオン状態に復帰してジョブを送信してくる可能性があるにも係らず、画像処理装置が省エネモードや電源オフ状態に移行してしまい、実際の利用時に通常状態へ復帰するまでの待ち時間が発生して利便性が低下する、という問題があった。
本発明は、上記の問題を解決しようとするものであり、選択した一部の端末装置の電源状態に応じて自装置の電源状態を変更することのできる画像処理装置を提供することを目的としている。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
[1]ネットワークを介して端末装置から受信したジョブを実行する画像処理装置であって、
前記ネットワークに接続された複数の端末装置の中から電源状態の監視対象にする一部の端末装置を選定する監視対象選定部と、
前記監視対象選定部で選定した監視対象の各端末装置からその電源状態を示す電源状態情報を取得する電源状態取得部と、
前記電源状態取得部で取得した電源状態情報に基づいて当該画像処理装置の電源状態を変更する電源制御部と、
を有し、
前記監視対象選定部は、最近の第1期間内における端末装置からのジョブの受信状況に基づいて前記監視対象の端末装置を選定し、さらに、第1期間より長くかつ最近の第2期間における端末装置からのジョブの受信状況に基づいて前記監視対象の端末装置を選定する
ことを特徴とする画像処理装置。
上記発明では、ネットワークに接続されている端末装置の中の一部を監視対象に選定し、該監視対象の端末装置の電源状態に応じて自装置の電源状態を変更する。これにより、電源状態の監視にかかわる処理負担を軽減することができる。
[2]前記監視対象選定部は、
同一の端末装置から最近の前記第1期間内にジョブを所定回数以上受信したその端末装置を、前記監視対象の端末装置に選定し、
最近の前記第2期間におけるジョブの受信回数が上位から所定順位内の端末装置をさらに、前記監視対象の端末装置に選定する
ことを特徴とする[1]に記載の画像処理装置。
]前記監視対象選定部は、前回のジョブ受信から所定期間以上経過した端末装置を監視対象から除外する
ことを特徴とする[1]または[2]に記載の画像処理装置。
]前記端末装置は、少なくとも通常状態と、通常状態より消費電力の少ないスリープと、電源オフの電源状態を取り得ると共に、前記いずれの電源状態でも自装置の電源状態を外部に通知し得る
ことを特徴とする[1]乃至[]のいずれか1つに記載の画像処理装置。
上記発明では、監視対象の端末装置の電源状態が、通常状態と、スリープと、電源オフのいずれにあるかを区別して認識するので、端末装置の電源状態により細かく応じて自装置の電源状態を変更することができる。
本発明に係る画像処理装置によれば、選択した一部の端末装置の電源状態に応じて自装置の電源状態を適切に変更することができる。
本発明の実施の形態に係る画像処理装置が接続されたネットワークシステムを示す説明図である。 本発明の実施の形態に係る画像処理装置の概略構成を示すブロック図である。 端末装置の概略構成を示すブロック図である。 電源状態監視リストの一例を示す説明図である。 画像処理装置から電源状態取得要求を受信した端末装置のサブCPUの動作を示す流れ図である。 端末装置からジョブを受信した画像処理装置の動作を示す流れ図である。 画像処理装置のサブCPUが行う監視対象除外処理を示す流れ図である。 本発明の実施の形態に係る画像処理装置のサブCPU21が行う電源状態変更処理を示す流れ図である。
以下、図面に基づき本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る画像処理装置10が接続されたネットワークシステム5の一例を示している。画像処理装置10は、LAN(Local Area Network)などのネットワーク2を介して複数台の端末装置30(以後、PCとも呼ぶ)と接続されている。
画像処理装置10は、記録紙に画像を形成して出力する機能を備えたプリンタや複合機などである。本例では、画像処理装置10は、原稿を光学的に読み取ってその複製画像を記録紙に印刷するコピージョブ、読み取った原稿の画像データをファイルにして保存したり外部端末へネットワークを通じて送信したりするスキャンジョブ、端末装置30からネットワーク2を通じて受信した印刷データに係る画像を記録紙上に形成して印刷出力するプリントジョブなどのジョブを実行する機能を備えた複合機である。
画像処理装置10は、電源状態として、すべての部分に通電されてジョブを実行可能な通常状態と、通常状態より電力消費の少ないスリープ状態と、スリープ状態よりさらに電力消費の少ない電源オフ状態を備えている。これら電源状態の詳細については後述する。
端末装置30は、画像処理装置10に対して、スキャンジョブやプリントジョブなどのジョブを投入してその実行を要求する機能を備えた情報処理装置である。端末装置30は、OSプログラムや画像処理装置10のドライバプログラム、文書や画像を作成・編集するアプリケーションプログラムなどがインストールされたパーソナルコンピュータなどで構成される。スキャンジョブやプリントジョブの投入など画像処理装置10に対する各種の要求は画像処理装置10用のドライバプログラムによって行われる。
端末装置30も複数の電源状態を備えている。ここでは、各部へ通電されて各種の処理を実行可能な通常状態、通常状態より電力消費の少ないスリープ、スリープよりさらに電力消費の少ないシャットダウンなどを備えている。
画像処理装置10は、ネットワーク2に接続されてい端末装置30の中の一部を監視対象の端末装置30として選定する機能、その選定した端末装置のそれぞれに対して電源状態を問い合わせ(電源状態取得要求Qを送信)し、その応答として各端末装置30から受信した電源状態情報Rを集計した結果に基づいて、自装置の電源状態を切り替える機能を備えている。上記の問い合わせは、繰り返し行われる。たとえば、5分や10分などの設定された一定周期で繰り返し行われる。
図2は、画像処理装置10の概略構成を示している。画像処理装置10は、当該画像処理装置10の動作を統括制御するメインCPU(Central Processing Unit)11と、このメインCPU11に接続されたROM(Read Only Memory)12と、RAM(Random Access Memory)13と、スキャナ部14と、プリンタ部15と、ファクシミリ部16と、表示部17と、操作部18と、画像処理部19とを備えている。さらに、メインCPU11には、サブCPU21を内部に備えたブリッジ部20が接続されている。ブリッジ部20には、メモリ22と、不揮発メモリ23と、ネットワークI/F部24と、ハードディスク装置25が接続されている。また、画像処理装置10は、当該画像処理装置10の各部へ電力供給する電源部28を備えている。
メインCPU11ではOSプログラムをベースとし、その上で、ミドルウェアやアプリケーションプログラムなどが実行される。サブCPU21は、メインCPU11より処理能力が小さく消費電力も少ないCPUである。
メインCPU11は、ブリッジ部20を通じてサブCPU21およびブリッジ部20に接続されている各部へアクセスして情報を授受可能になっている。サブCPU21は、ブリッジ部20を通じてメモリ22、不揮発メモリ23、ネットワークI/F部24、ハードディスク装置25にアクセスでき、メインCPU11とも情報を授受することができる。これにより、たとえば、メモリ22や不揮発メモリ23は、メインCPU11とサブCPU21との間の情報授受の媒体としても使用される。
スキャナ部14、プリンタ部15、ファクシミリ部16、表示部17、操作部18、画像処理部19などはメインCPU11によって動作が制御される。たとえば、メインCPU11は、ネットワーク2を通じて端末装置30から受信したプリントジョブに係る印刷をプリンタ部15に行わせるように制御する。
電源部28は、商用電源を適宜の電圧に変換して画像処理装置10の各部へ電力を供給する。また、メインCPU11やサブCPU21からの指示に従って、電力を供給するか供給停止するかを電力供給先別に制御する機能を備えている。ここでは、通常状態では全ての部分に電力供給し、スリープ状態では、スキャナ部14、プリンタ部15、ファクシミリ部16(受信部を除く)、表示部17、画像処理部19、ハードディスク装置25への電源供給は停止しその他へは給電する。ただし、スリープ状態では、メインCPU11は能力を低下させて低消費電力で動作する。
電源オフ状態では、メインCPU11も動作を停止する。電源オフ状態では、サブCPU21、メモリ22、不揮発メモリ23、ネットワークI/F部24には給電し、他の部分(メインCPU11も含む)への給電は停止するようになっている。なおスリープ状態は、前述した状態に限定されず、電源オフ状態より通常状態に近いが、通常状態よりも電力消費が少ない電源状態であればよく、たとえば、RAM13へは給電を継続するがメインCPU11やROM12への給電は停止するといった状態でもよい。
ROM12には各種のプログラムが格納されており、これらのプログラムに従ってメインCPU11が処理を実行することでジョブの実行など画像処理装置10の各機能が実現される。RAM13はメインCPU11がプログラムを実行する際に各種のデータを一時的に格納するワークメモリや画像データを格納する画像メモリなどとして使用される。なお、その他の必要なプログラムはハードディスク装置25からRAM13にロードされて実行される。
スキャナ部14は、原稿を光学的に読み取って画像データを取得する機能を果たす。スキャナ部14は、たとえば、原稿に光を照射する光源と、その反射光を受けて原稿を幅方向に1ライン分読み取るラインイメージセンサと、ライン単位の読取位置を原稿の長さ方向に順次移動させる移動手段と、原稿からの反射光をラインイメージセンサに導いて結像させるレンズやミラーなどからなる光学経路、ラインイメージセンサの出力するアナログ画像信号をデジタルの画像データに変換する変換部などを備えて構成される。
プリンタ部15は、画像データに応じた画像を記録紙上に画像形成する機能を果たす。ここでは、記録紙の搬送装置と、感光体ドラムと、帯電装置と、レーザーユニットと、現像装置と、転写分離装置と、クリーニング装置と、定着装置とを有し、電子写真プロセスによって画像形成を行う、所謂、レーザープリンタとして構成されている。画像形成は他の方式でもかまわない。
ファクシミリ部16は、ファクシミリ送信および受信に係る動作を制御する。
画像処理装置10の操作パネルは表示部17と操作部18を備えて構成される。表示部17は、液晶ディスプレイ(LCD…Liquid Crystal Display)などで構成され、各種の操作画面、設定画面などを表示する機能を果たす。操作部18は、ユーザからジョブの投入や設定など各種の操作を受け付ける機能を果たす。操作部18は、表示部17の画面上に設けられて押下された座標位置を検出するタッチパネルのほかテンキーや文字入力キー、スタートキーなどを備えて構成される。
画像処理部19は、画像の拡大縮小、回転などの処理のほか、印刷データをイメージデータに変換するラスタライズ処理、画像データの圧縮、伸張処理などを行う。
メモリ22はサブCPU21のワークメモリとして使用される。不揮発メモリ23は、電源がオフされても記憶内容が破壊されないメモリ(フラッシュメモリ)であり、後述する電源状態監視リスト50やサブCPU21が実行するプログラムなどが記憶されている。ネットワークI/F部24は、ネットワーク2を通じて端末装置30やその他の外部装置と各種のデータを送受信する機能を果たす。ハードディスク装置25は、大容量不揮発の記憶装置であり、プログラムのほか、たとえば、印刷データや画像データの保存に使用される。
サブCPU21は、メインCPU11とは別に、OSプログラムに関係なく独自に動作し、メインCPU11の動作あるいは給電が停止する電源状態でも、サブCPU21は稼動している。画像処理装置10は、サブCPU21が稼動している状態であれば、メモリ22や不揮発メモリ23へのアクセス、ネットワークI/F部24による通信を行うことができる。すなわち、ネットワークI/F部24はサブCPU21によってルーティングされ、OS上のソフトウェアに依存することなく、ネットワーク2を介して端末装置30などの外部装置と通信することができる。
図3は、端末装置30の概略構成の一例を示している。端末装置30は、メインCPU31と、ROM32と、RAM33と、入出力I/F部34と、ブリッジ部40と、サブCPU41と、メモリ42と、不揮発メモリ43と、ネットワークI/F部44と、ハードディスク装置45と、電源部48とを備えている。さらに入出力I/F部34を介して、キーボードやマウスなどの入力デバイス35と、液晶ディスプレイなどの表示装置36が接続されている。
ROM32には起動用のプログラムや固定データが記憶される。RAM33には、ハードディスク装置45からロードしたプログラムが記憶される。またRAM33は、メインCPU31がプログラムを実行する際に各種のデータを一時的に格納するワークメモリなどとして使用される。
不揮発メモリ43は、電源をオフにしても記憶内容が破壊されないメモリ(フラッシュメモリ)である。ネットワークI/F部44は、ネットワーク2を介して画像処理装置10や他の外部装置と各種のデータを送受信する機能を果たす。ハードディスク装置45は、大容量不揮発の記憶装置であり、OSプログラムや画像処理装置10のドライバプログラム、ミドルウェア、各種アプリケーションプログラム、ファイル、データなどが保存される。
端末装置30においても、サブCPU41は、メインCPU31より処理能力が小さく消費電力も少ないCPUである。メインCPU31ではOSプログラムをベースとし、その上で、ミドルウェアやアプリケーションプログラムなどが実行される。サブCPU41は、OSプログラムなしで動作し、メインCPU31に比べて、負荷の少ない処理を実行する。
メインCPU31は、ブリッジ部40を通じてサブCPU41およびブリッジ部40に接続されている各部へアクセスして情報を授受可能になっている。サブCPU41は、ブリッジ部40を通じてメモリ42、不揮発メモリ43、ネットワークI/F部44、ハードディスク装置45にアクセスでき、メインCPU31とも情報を授受することができる。これにより、たとえば、メモリ42や不揮発メモリ43は、メインCPU31とサブCPU41との間の情報授受の媒体としても使用される。
電源部48は、商用電源を適宜の電圧に変換して端末装置30の各部へ電力を供給する。また、メインCPU31やサブCPU41からの指示に従って、電力を供給するか供給停止するかを電力供給先別に制御する機能を備えている。ここでは、通常状態では全ての部分に電力供給し、スリープでは、メインCPU31、入出力I/F部34、ROM32、ハードディスク装置45への給電は停止する。この状態ではRAM33への給電が継続されており、OS管理状態にあり、通常状態へ電源状態が復帰してメインCPU31が稼動すると、RAM33に記憶されている情報に基づいて直ぐに通常の動作に復帰することができる。
シャットダウンではさらにROM32への給電も停止する。シャットダウンにおいても、サブCPU41、メモリ42、不揮発メモリ43、ネットワークI/F部44には、図示省略のメイン電源スイッチがオフされたり商用電源の供給が停止されたりしない限り、給電される。シャットダウンの状態から通常の稼動状態に復帰するためには、メインCPU31はOSの立ち上げ、すなわち、初期化から始めることになる。
端末装置30は、画像処理装置10と同様に、シャットダウン状態にいてもサブCPU41が稼動している。そして、サブCPU41が稼動している状態であれば、メモリ42や不揮発メモリ43へのアクセス、ネットワークI/F部44による通信を行うことができる。すなわち、ネットワークI/F部44はサブCPU41によってルーティングされ、OS上のソフトウェアに依存することなく、ネットワーク2を介して画像処理装置10などの外部装置と通信することができる。
次に、画像処理装置10の電源状態の移行に関する動作について説明する。
図4は、画像処理装置10のサブCPU21が作成して、不揮発メモリ23(ハードディスク装置25でもよい)に記憶し管理する電源状態監視リスト50の一例を示している。電源状態監視リスト50には、端末名、IPアドレス、ジョブ、最終使用履歴、監視対象、電源状態、ジョブ頻度、ジョブ総回数、最近のジョブ回数の項目が設けてあり、端末装置(IPアドレス)毎に、各項目の内容が対応付けて登録される。
端末名はネットワーク管理者などが各端末装置30に割り当てた名称である。IPアドレスは、端末のネットワーク2内のIPアドレスである。ジョブの項目には、対応する端末装置30から最後に受信したジョブの種類が登録される。最終使用履歴の項目には、対応する端末装置30から最後に受信したジョブの日時が登録される。
監視対象の項目には、対応する端末装置30が電源状態の監視対象か否かを示す情報が登録される。図の例では、○は監視対象であることを、×は監視対象でないことを示す。たとえば、過去のジョブ受信回数が上位所定順位以内の端末装置30や1日以内に続けてジョブを投入してきた端末装置30が監視対象に設定される。一方、画像処理装置10に対して一定期間以上(たとえば1ヶ月)ジョブを送信していない端末装置30は監視対象から除外される。
電源状態の項目には、その端末装置30の電源状態が登録される。詳細には、その端末装置30から最近受信した電源状態情報が示す電源状態が登録される。ジョブ頻度の項目にはジョブの受信頻度の高、低が登録される。たとえば、後述する最近のジョブ回数が50回以上であれば、ジョブ頻度「高」、50回未満であればジョブ頻度「低」になる。ジョブ頻度のランクは「高」、「低」のほか「中」を設けたり、ランク1〜5のように分類したりしてもよい。ジョブ総回数の項目には、これまでのジョブ受信のトータル回数が登録される。最近のジョブ回数の項目には、過去所定期間(たとえば、1ヶ月)におけるジョブの受信回数が登録される。
本実施の形態では、ネットワーク2に接続されているすべての端末装置30が電源状態監視リスト50に予め登録されているものとする。
図5は、画像処理装置10のサブCPU21から電源状態取得要求を受信した端末装置30のサブCPU41が行う動作の流れ図である。端末装置30のサブCPU41は、電源状態取得要求を受信すると(ステップS101;Yes)、現在の自装置の電源状態を取得する(ステップS102)。たとえば、メインCPU31は電源状態を変更する際に、その変更後の電源状態を示す情報を不揮発メモリ43に保存し、サブCPU41は不揮発メモリ43に保存されている情報から現在の自装置(端末装置30)の電源状態を取得する。そして、サブCPU41は、該取得した電源状態を示す情報を含む応答パケットを作成し、これを先ほど受信した電源状態取得要求の送信元へ送信する(ステップS103)。
図6は、端末装置30からジョブを受信した画像処理装置10の動作を示している。画像処理装置10のサブCPU21は、端末装置30からスキャンジョブやプリントジョブなど何らかのジョブを受信すると(ステップS201)、そのIPアドレスをキーにして電源状態監視リスト50を検索し、電源状態監視リスト50内の該当する端末装置30(今回のジョブの送信元PC)に対応する最近のジョブ回数と、ジョブ総回数をそれぞれ+1する(ステップS202、S203)。
続いて、この端末装置30から初めてのジョブ受信か否かを判断する(ステップS204)。初めてか否かはジョブ総回数から判断する。すなわち、ジョブ総回数が1ならば初めてと、2以上なら初めてではないと判断する。この端末装置30から初めてのジョブ受信の場合は(ステップS204;Yes)、本処理を終了する。
初めてでない場合は(ステップS204;No)、1日以内にこの端末装置30からジョブを受信しているか否かを判別する(ステップS205)。すなわち、電源状態監視リスト50内の該当する端末装置30(今回のジョブの送信元PC)に関する最終使用履歴が示す日時が現時点から1日以内か否かを判別する。1日以内ならば(ステップS205;Yes)、今回のジョブの送信元PCが監視対象となるように電源状態監視リスト50の登録内容を更新(図4では○にする)して(ステップS208)処理を終了する。
1日以内に受信していない場合は(ステップS205;No)、この端末装置30に係る最近のジョブ回数が電源状態監視リスト50に登録されている中の上位10以内に入るか否かを調べる(ステップS206)。上位10以内であれば(ステップS206;Yes)、今回のジョブ受信によって上位10と11位とが入れ替わった場合は、その11位になった端末装置30を監視対象から削除するように電源状態監視リスト50の登録内容を変更(図4では×に)する(ステップS207)。また、今回のジョブの送信元の端末装置30が監視対象となるように電源状態監視リスト50を更新(図4では○にする)して(ステップS208)処理を終了する。
上位10以内でない場合は(ステップS206;No)、今回のジョブの送信元の端末装置30を監視対象から削除(図4では×に)して(ステップS209)処理を終了する。
図7は、画像処理装置10のサブCPU21が行う監視対象除外処理を示している。画像処理装置10のサブCPU21は電源状態監視リスト50に登録されている全端末装置30のそれぞれについて図7の処理を行う。すなわち、最終使用履歴が示す日時と現在の日時とを比較し、最終使用履歴が示す日時から一ヶ月以上経過していない場合は(ステップS221;Yes)、本処理を終了する。最終使用履歴が示す日時から一ヶ月以上経過している場合は(ステップS221;No)、電源状態監視リスト50内のその端末装置30に係る最近のジョブ回数を0回にクリアし(ステップS222)、さらに該端末装置30が監視対象外となるように電源状態監視リスト50の登録内容を更新して(ステップS223)処理を終了する。
これより、図6の処理で、1日以内の複数回利用により監視対象に登録された端末装置30であっても、最近1ヶ月以内にジョブを投入していない場合には、監視対象から除外される。なお、監視対象から削除する基準となる不使用期間は、1ヶ月に限定されない。この期間は任意に設定変更可能にするとよい。
図8は、画像処理装置10のサブCPU21が自装置のあるべき電源状態を判定し、その電源状態へ自装置を移行させる電源状態変更処理の流れを示している。サブCPU21は一定時間経過毎に(ステップS241;Yes)以下の処理を行う。サブCPU21は、電源状態監視リスト50に監視対象として登録されている端末装置30に対して電源状態取得要求を送信する(ステップS242)。そして、この電源状態取得要求に対する応答として送信先の各端末装置30から受信される電源状態情報に基づいて、電源状態監視リスト50に登録されている各端末装置30の電源状態を更新する。
そして、更新後の電源状態監視リスト50の中の監視対象に設定されている端末装置30の台数を、電源状態別に集計し、監視対象のすべて(100%)の端末装置30の電源状態がスリープもしくはシャットダウンであれば(ステップS243;Yes)、当該画像処理装置10の電源状態を電源オフ状態へ移行させて(ステップS244)、処理を終了する。
監視対象の端末装置30のうちの50%以上がスリープもしくはシャットダウンであれば(ステップS245;Yes)、当該画像処理装置10の電源状態をスリープ状態へ移行させて(ステップS246)、処理を終了する。
監視対象の端末装置30のうち、電源状態がスリープもしくはシャットダウンである端末装置30が50%未満の場合は(ステップS245;No)、現在の電源状態をそのままにして、処理を終了する。
なお、スリープ状態、電源オフ状態への移行の判断基準は上記に限定されるものではなく、監視対象とした端末装置30から収集した電源状態に基づいて定めるものであれば任意でよい。
このように、当該画像処理装置10の利用する(ジョブを投入する)頻度の高い端末装置30のみを監視対象に選定し、それら監視対象の端末装置30の電源状態のみに応じて画像処理装置10の電源状態を遷移させるので、監視にかかわる処理負担を軽減することができる。特に、端末装置30が通常状態、スリープ状態、シャットダウン状態のように少なくとも3種類以上の電源状態を取り得て、そのいずれの電源状態でも外部装置に自装置の電源状態を通知できるような場合には、画像処理装置10による端末装置30の電源状態の監視負担が大きくなるので、監視対象を一部の端末装置30のみに絞り込む本発明の有用性が高くなる。
また、利用頻度の少ない端末装置30に電源状態を加味しないので、該画像処理装置10の電源状態に関する制御が、当該画像処理装置10を滅多に利用しない端末装置30の電源状態に左右されて、不適切になることが回避される。
以上、本発明の実施の形態を図面によって説明してきたが、具体的な構成は実施の形態に示したものに限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
実施の形態では画像処理装置10が複合機の場合を例に説明したが、端末装置から何らかのジョブを受信して実行する装置であればよく、ネットワーク接続可能なプリンタや原稿の読み取るスキャナ装置など他の種類の画像処理装置であってもかまわない。
監視対象の端末装置30を選定する基準は実施の形態で例示したものに限定されない。実施の形態では上位10台を監視対象に選定したが、上位の何台とするかは任意に設定変更すればよい。また、選定する台数は、端末装置30の全台数の中の一定割合としてもよい。たとえば、頻度が上位の1割に入る端末装置30を監視対象に選定してもよい。また、利用回数が一定回数以上のものをすべて選定するようにしてもよい。
実施の形態では、複数回の連続使用の基準を1日以内としたが、この期間は12時間以内、2日以内など任意に設定可能になっている。
なお、実施の形態では、ネットワーク2に接続されている端末装置30を予め電源状態監視リスト50に登録するようにしたが、たとえば、ジョブを受信した場合に未登録であれば登録するようにしてもよい。また1ヶ月以上など所定期間以上の不使用で監視対象から削除する際に、その端末装置30自体の登録を電源状態監視リスト50から削除するようにしてもよい。
実施の形態では、端末装置30の電源状態を通常状態、スリープ、シャットダウンの3つの状態に区別して取得したが、より細かく区別してもよい。たとえば、電源状態を、
S0:通常動作、
S1:メインCPUを省電力化するスリープ状態、
S2:OSがサポートによるサスペンド状態、
S3:メモリ以外への給電をほぼ停止するサスペンド状態(Suspend-To-RAM)、
S4:メモリの内容をハードディスク装置に保存後、メモリへの給電も停止するサスペンド状態(Suspend-To-Disk)、
S5:シャットダウン状態、
に分けて管理している場合に、これらS0〜S5を区別して電源状態を取得し、これらの電源状態に応じて画像処理装置10の電源状態の移行先を判定するようにしてもよい。
なお、実施の形態の図8では、電源状態をスリープあるいは電源オフ状態へのみ移行させたが、監視対象の端末装置30から収集した電源状態の情報に基づいて、画像処理装置10の電源オフ状態またはスリープから通常状態へ、あるいは電源オフからスリープへ移行させる制御としたり、該制御を付加したりしてもよい。
また、実施の形態では画像処理装置10や端末装置30がサブCPUを有する構成を例示したが、監視対象を選定する点について見れば、サブCPUを具備しない構成であってもかまわない。
2…ネットワーク
5…ネットワークシステム
10…画像処理装置
11…メインCPU
12…ROM
13…RAM
14…スキャナ部
15…プリンタ部
16…ファクシミリ部
17…表示部
18…操作部
19…画像処理部
20…ブリッジ部
21…サブCPU
22…メモリ
23…不揮発メモリ
24…ネットワークI/F部
25…ハードディスク装置
28…電源部
30…端末装置
31…メインCPU
32…ROM
33…RAM
34…入出力I/F部
35…入力デバイス
36…表示装置
40…ブリッジ部
41…サブCPU
42…メモリ
43…不揮発メモリ
44…ネットワークI/F部
45…ハードディスク装置
48…電源部
50…電源状態監視リスト
Q…電源状態取得要求
R…電源状態情報

Claims (4)

  1. ネットワークを介して端末装置から受信したジョブを実行する画像処理装置であって、
    前記ネットワークに接続された複数の端末装置の中から電源状態の監視対象にする一部の端末装置を選定する監視対象選定部と、
    前記監視対象選定部で選定した監視対象の各端末装置からその電源状態を示す電源状態情報を取得する電源状態取得部と、
    前記電源状態取得部で取得した電源状態情報に基づいて当該画像処理装置の電源状態を変更する電源制御部と、
    を有し、
    前記監視対象選定部は、最近の第1期間内における端末装置からのジョブの受信状況に基づいて前記監視対象の端末装置を選定し、さらに、第1期間より長くかつ最近の第2期間における端末装置からのジョブの受信状況に基づいて前記監視対象の端末装置を選定する
    ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記監視対象選定部は、
    同一の端末装置から最近の前記第1期間内にジョブを所定回数以上受信したその端末装置を、前記監視対象の端末装置に選定し、
    最近の前記第2期間におけるジョブの受信回数が上位から所定順位内の端末装置をさらに、前記監視対象の端末装置に選定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記監視対象選定部は、前回のジョブ受信から所定期間以上経過した端末装置を監視対象から除外する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
  4. 前記端末装置は、少なくとも通常状態と、通常状態より消費電力の少ないスリープと、電源オフの電源状態を取り得ると共に、前記いずれの電源状態でも自装置の電源状態を外部に通知し得る
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1つに記載の画像処理装置。
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