JP2013151076A - 印刷装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】精度の高い温室効果ガス排出量を算出できる印刷装置を提供する。
【解決手段】印刷装置1は、用紙に印刷を行って印刷物を作製する印刷部3と、印刷装置1の使用によるCO排出量を算出するCO排出量算出部33とを備え、印刷装置1の使用によるCO排出量は、印刷装置1の電力消費によるCO排出量、印刷物に関する消耗品の消費量に対応するCO排出量に加えて、印刷物に関する消耗品の輸送によるCO排出量、および、作製された印刷物の輸送によるCO排出量の少なくともいずれか一方を含む。
【選択図】図1

Description

本発明は、印刷媒体に印刷を行う印刷装置に関する。
近年、環境意識の高まりにより、印刷装置におけるCO(二酸化炭素)等の温室効果ガスの排出量をユーザが認識可能にする要求がある。そこで、印刷装置におけるCO排出量を算出する技術が提案されている。
例えば、特許文献1には、印刷装置の使用による消費電力をCO排出量に換算し、用紙等の消耗品の消費量からCO排出量を求め、各CO排出量の合計を印刷装置のCO排出量として算出する技術が開示されている。
特開2002−6696号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、算出されるCO排出量が、電力消費によるCO排出量と消耗品の消費によるCO排出量とに限られている。ユーザの環境意識の向上をより促すためには、より精度の高いCO排出量を算出することが望ましい。
本発明は上記に鑑みてなされたもので、精度の高い温室効果ガス排出量を算出できる印刷装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る印刷装置の第1の特徴は、印刷媒体に印刷を行って印刷物を作製する印刷部と、本印刷装置の使用による温室効果ガス排出量を算出する温室効果ガス排出量算出部とを備え、前記本印刷装置の使用による温室効果ガス排出量は、本印刷装置の電力消費による温室効果ガス排出量、印刷物に関する消耗品の消費量に対応する温室効果ガス排出量に加えて、印刷物に関する消耗品の輸送による温室効果ガス排出量、および、作製された印刷物の輸送による温室効果ガス排出量の少なくともいずれか一方を含むことにある。
本発明に係る印刷装置の第2の特徴は、前記印刷物の輸送による温室効果ガス排出量は、印刷物の納品のための輸送による温室効果ガス排出量と、印刷物の廃棄のための輸送による温室効果ガス排出量とを含むことにある。
本発明に係る印刷装置の第3の特徴は、前記温室効果ガス排出量算出部は、印刷物の所定単位あたりの前記本印刷装置の使用による温室効果ガス排出量を算出し、前記印刷部は、前記印刷物の所定単位あたりの前記本印刷装置の使用による温室効果ガス排出量を示す情報を印刷データに付加して印刷媒体に印刷することにある。
本発明に係る印刷装置の第1の特徴によれば、印刷装置の使用による温室効果ガス排出量は、印刷物に関する消耗品の輸送による温室効果ガス排出量、および、作製された印刷物の輸送による温室効果ガス排出量の少なくともいずれか一方を含む。これにより、印刷装置の使用による温室効果ガス排出量として、輸送に関する温室効果ガス排出量も考慮した精度の高い温室効果ガス排出量を算出できる。
本発明に係る印刷装置の第2の特徴によれば、印刷物の輸送による温室効果ガス排出量は、印刷物の納品のための輸送による温室効果ガス排出量と、印刷物の廃棄のための輸送による温室効果ガス排出量とを含む。これにより、印刷装置の使用による温室効果ガス排出量として、印刷物の使用後の廃棄の段階まで考慮した温室効果ガス排出量を算出できる。
本発明に係る印刷装置の第3の特徴によれば、温室効果ガス排出量を示す情報を印刷媒体に印刷することで、容易にユーザに温室効果ガス排出量を認識させることができる。
実施の形態に係る印刷装置の構成を示すブロック図である。 インク消費係数テーブルの一例を示す図である。 用紙消費係数テーブルの一例を示す図である。 用紙輸送係数テーブルの一例を示す図である。 印刷物輸送係数テーブルの一例を示す図である。 図1に示す印刷装置の動作を説明するためのフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る印刷装置の構成を示すブロック図である。図1に示すように、印刷装置1は、搬送部2と、印刷部3と、記憶部4と、操作パネル部5と、電力供給部6と、制御部7とを備える。
搬送部2は、印刷媒体である用紙を給紙台から取り出し、排紙台に排紙するまで搬送経路に沿って搬送する。
印刷部3は、搬送部2により搬送経路に沿って搬送される用紙に印刷を行い、印刷物を作製する。印刷部3は、用紙の搬送方向と略直交する方向に複数のノズルが配列されたラインタイプの4つのインクジェットヘッド(図示せず)を有する。印刷部3は、搬送部2により搬送される用紙にインクジェットヘッドからインクを吐出して画像を印刷する。4つのインクジェットヘッドは、互いに異なる色(シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック)のインクを吐出する。これにより、カラー印刷が可能になっている。
記憶部4は、HDD(Hard Disk Drive)等からなる。記憶部4は、温室効果ガスであるCO排出量の算出に用いられる各種テーブル等を予め記憶している。
具体的には、記憶部4は、図2に示すようなインク消費係数テーブル11を記憶している。インク消費係数テーブル11は、印刷物に関する消耗品であるインクの消費量に対応するCO排出量Ec1を算出するためのインク消費係数Kc1(g‐CO/g)の値を、印刷部3で使用される各色のインクについて保持するものである。インク消費係数Kc1は、インク容器を含むインクの生産において発生したCO排出量の、インクの単位重量あたりの値である。
また、記憶部4は、図3に示すような用紙消費係数テーブル12を記憶している。用紙消費係数テーブル12は、印刷物に関する消耗品である用紙の消費量に対応するCO排出量Ec2を算出するための用紙消費係数Kc2(g‐CO/枚)の値を、用紙の種類およびサイズごとに保持するものである。用紙消費係数Kc2は、用紙1枚あたりの生産において発生したCO排出量に相当する値である。
また、記憶部4は、インクの輸送によるCO排出量Et1を算出するためのインク輸送係数Kt1(g‐CO/g)の値を記憶している。ここで、各色のインクの比重は同等であるとする。インク輸送係数Kt1は、印刷装置1が設置された場所と当該場所へのインクの納入元の倉庫との間の、インク容器を含むインクの輸送によるCO排出量の、インクの単位重量あたりの値である。印刷装置1は、例えば、印刷業者の事業所に設置される。本実施の形態において、印刷装置1が設置された場所は印刷業者の事業所であるとする。インク輸送係数Kt1は、例えば、燃料法、燃費法、改良トンキロ法等を用いて予め算出される。
また、記憶部4は、図4に示すような用紙輸送係数テーブル13を記憶している。用紙輸送係数テーブル13は、用紙の輸送によるCO排出量Et2を算出するための用紙輸送係数Kt2(g‐CO/枚)の値を、用紙の種類およびサイズごとに保持するものである。用紙輸送係数Kt2は、印刷装置1が設置された印刷業者の事業所と当該事業所への用紙の納入元の倉庫との間の用紙の輸送によるCO排出量の、用紙1枚あたりの値である。用紙輸送係数Kt2は、例えば、燃料法、燃費法、改良トンキロ法等を用いて予め算出される。
また、記憶部4は、図5に示すような印刷物輸送係数テーブル14を記憶している。印刷物輸送係数テーブル14は、用紙に印刷された印刷物の輸送によるCO排出量を算出するための印刷物納品輸送係数Kt3(g‐CO/枚)および印刷物廃棄輸送係数Kt4(g‐CO/枚)の値を保持するものである。印刷物納品輸送係数Kt3は、印刷装置1が設置された印刷業者が作製した印刷物を顧客に納品するための輸送によるCO排出量Et3を算出するためのものである。印刷物納品輸送係数Kt3は、印刷業者の事業所と顧客の事業所との間の輸送によるCO排出量の、用紙1枚あたりの値である。印刷物廃棄輸送係数Kt4は、印刷物が納品された印刷業者の顧客が印刷物を廃棄するための輸送によるCO排出量Et4を算出するためのものである。印刷物廃棄輸送係数Kt4は、例えば、顧客の事業所と当該事業所の所在地域における廃棄物中間処理場との間の輸送によるCO排出量の、用紙1枚あたりの値である。印刷物輸送係数テーブル14は、用紙の種類およびサイズごとの印刷物納品輸送係数Kt3および印刷物廃棄輸送係数Kt4の値を、顧客ごとに保持している。印刷物納品輸送係数Kt3および印刷物廃棄輸送係数Kt4は、例えば、燃料法、燃費法、改良トンキロ法等を用いて予め算出される。
また、記憶部4は、設置時からの印刷装置1の使用によるCO排出量の累積値を記憶する。また、記憶部4は、所定の集計期間(例えば、1ヶ月)ごとの印刷装置1の使用によるCO排出量を記憶する。
操作パネル部5は、ユーザの入力操作を受け付けるとともに、各種の情報等を表示するものである。操作パネル部5は、入力部21と、表示部22とを備える。
入力部21は、ユーザによる入力操作を受け付け、操作に応じた操作信号を出力する。入力部21は、操作ボタン、タッチパネル等を有する。
表示部22は、各種の情報等を表示するものである。表示部22は、液晶表示パネル等からなる。
電力供給部6は、印刷装置1の各部を動作させるための電力を各部に供給する。
制御部7は、印刷装置1全体の動作を制御する。制御部7は、CPU、RAM、ROM等を備えて構成される。CPUがプログラムを実行すること等により、搬送制御部31、印刷制御部32、CO排出量算出部33、電力制御部34の機能が実現される。
搬送制御部31は、印刷動作時に搬送部2を制御して、用紙を搬送経路に沿って搬送させる。
印刷制御部32は、印刷部3を制御して、搬送部2により搬送される用紙に画像を印刷させる。
CO排出量算出部33は、印刷装置1の使用によるCO排出量を算出する。具体的には、CO排出量算出部33は、印刷ジョブごとに、以下の式(1)で表される印刷装置1の使用によるCO排出量Eu(g‐CO)を算出する。
Eu=Ep+Ec1+Ec2+Et1+Et2+Et3+Et4 …(1)
ここで、Epは印刷装置1の電力消費によるCO排出量、Ec1はインクの消費量に対応するCO排出量、Ec2は用紙の消費量に対応するCO排出量、Et1はインクの輸送によるCO排出量、Et2は用紙の輸送によるCO排出量、Et3は印刷物を顧客に納品するための輸送によるCO排出量、Et4は印刷物を廃棄するための輸送によるCO排出量である。
電力制御部34は、電力供給部6を制御する。例えば、印刷装置1が所定時間以上、印刷動作を行っていない場合、電力制御部34は、電力供給部6を制御して、印刷装置1を通常電力状態(スタンバイ状態)から省電力状態(スリープ状態)へと移行させる。
次に、印刷装置1の動作について説明する。
図6は、印刷装置1の動作を説明するためのフローチャートである。
外部のPC(パーソナルコンピュータ)から印刷ジョブが入力されると、図6のステップS10において、CO排出量算出部33は、CO排出量情報を用紙に印刷する設定であるか否かを判断する。CO排出量情報は、印刷物の所定単位あたり(例えば、1枚あたり)の、印刷装置1の使用によるCO排出量を示す情報である。CO排出量情報を用紙に印刷するか否か、および上記所定単位は、例えば、ユーザがPCのプリンタドライバ上で設定できる。
CO排出量情報を印刷する設定であると判断した場合(ステップS10:YES)、ステップS20において、CO排出量算出部33は、CO排出量情報を印刷する場合の、印刷ジョブにおける印刷装置1の使用によるCO排出量Euを算出する。
具体的には、まず、CO排出量算出部33は、印刷ジョブにおける印刷装置1の消費電力量Wを算出する。
印刷ジョブにおける印刷装置1の消費電力量Wには、搬送部2での用紙搬送による消費電力量が含まれる。CO排出量算出部33は、印刷ジョブにおける印刷枚数、設定搬送速度等から、用紙搬送による消費電力量を算出する。
また、印刷ジョブにおける消費電力量Wには、印刷部3の駆動による消費電力量が含まれる。CO排出量算出部33は、印刷部3のインクジェットヘッドの駆動電圧、印刷ジョブにおける各ページの各色の印字率等から、印刷部3の駆動による消費電力量を算出する。ここで、印字率は、CO排出量情報を付加して印刷する場合の印字率である。
また、印刷ジョブにおける消費電力量Wには、前回実行された印刷ジョブ終了後の印刷装置1の待機時の消費電力量も含むものとする。待機時の消費電力量には、通常電力状態(スタンバイ状態)における消費電力量および省電力状態(スリープ状態)における消費電力量が含まれる。
また、印刷ジョブにおける消費電力量Wには、印刷部3のインクジェットヘッドのメンテナンス動作による消費電力量も含むものとする。メンテナンス動作は、印刷装置1が印刷動作を行っていないときに、インクジェットヘッドのノズルからインクを押し出したり、印字を目的としない吐出を行ったりする動作である。メンテナンス動作は、所定枚数の印刷ごとに行われる。このため、CO排出量算出部33は、メンテナンス動作による消費電力量を、印刷ジョブの印刷枚数に応じて割り当てる。
また、印刷ジョブによる印刷開始前にウォームアップ動作を行う場合、このウォームアップ動作による消費電力量も印刷ジョブにおける消費電力量Wに含むものとする。ウォームアップ動作は、印刷部3においてインクジェットヘッドに供給するインクの温度を適温に調整する動作である。
CO排出量算出部33は、上記のように算出した印刷ジョブにおける印刷装置1の消費電力量Wに、単位電力量あたりの発電によるCO排出量を乗算することで、電力消費によるCO排出量Epを算出する。
なお、印刷装置1にスキャナ装置や後処理装置が接続されている場合、これらの装置による消費電力量も、印刷ジョブにおける消費電力量Wに割り振るようにしてもよい。
また、CO排出量算出部33は、印刷ジョブにおけるインクの消費量を求める。このインクの消費量には、印刷によるインクの消費量と、メンテナンス動作によるインクの消費量とを含む。CO排出量算出部33は、印刷による各色のインクの消費量を、印刷ジョブによる各ページにおける各色の印字率等に基づいて求める。また、メンテナンス動作は、前述のように所定枚数の印刷ごとに行われるため、CO排出量算出部33は、メンテナンス動作による各色のインク消費量を、印刷ジョブの印刷枚数に応じて割り当てる。そして、CO排出量算出部33は、得られた各色のインクの消費量に、インク消費係数テーブル11の各色のインク消費係数Kc1をそれぞれ乗算した値を合計して、インクの消費量に対応するCO排出量Ec1を算出する。
また、CO排出量算出部33は、印刷ジョブに含まれるページ数および片面/両面印刷モード設定を示す情報から、用紙の消費量(枚数)を求める。また、CO排出量算出部33は、印刷ジョブに含まれる用紙の種類およびサイズを示す情報に応じた用紙消費係数Kc2を用紙消費係数テーブル12から取得する。そして、CO排出量算出部33は、用紙の消費量に用紙消費係数Kc2を乗算して、用紙の消費量に対応するCO排出量Ec2を算出する。
また、CO排出量算出部33は、上述のように求めた各色のインクの消費量を合計した値にインク輸送係数Kt1を乗算して、消耗品であるインクの輸送によるCO排出量Et1を算出する。
また、CO排出量算出部33は、印刷ジョブに含まれる用紙の種類およびサイズを示す情報に応じた用紙輸送係数Kt2を用紙輸送係数テーブル13から取得する。そして、CO排出量算出部33は、上述のように求めた用紙の消費量に用紙輸送係数Kt2を乗算して、消耗品である用紙の輸送によるCO排出量Et2を算出する。
また、CO排出量算出部33は、印刷ジョブに含まれる納品先の顧客名を示す情報と、用紙の種類およびサイズを示す情報とに応じた印刷物納品輸送係数Kt3および印刷物廃棄輸送係数Kt4を、印刷物輸送係数テーブル14から取得する。そして、CO排出量算出部33は、上述のように求めた用紙の消費量と同量である印刷物の枚数に印刷物納品輸送係数Kt3を乗算して、印刷物の納品のための輸送によるCO排出量Et3を算出する。また、CO排出量算出部33は、印刷物の枚数に印刷物廃棄輸送係数Kt4を乗算して、印刷物の廃棄のための輸送によるCO排出量Et4を算出する。
そして、CO排出量算出部33は、上述のように算出したCO排出量Ep,Ec1,Ec2,Et1,Et2,Et3,Et4を合計して、CO排出量Euを算出する。また、CO排出量算出部33は、CO排出量Euから、印刷物の所定単位あたりのCO排出量を算出する。
次いで、ステップS30において、搬送制御部31は、搬送部2により用紙を順次搬送させ、印刷制御部32は、搬送される用紙に印刷部3により画像を印刷させる。この際、印刷制御部32は、印刷物の所定単位あたりのCO排出量を示すCO排出量情報を印刷データに付加して用紙に印刷するよう印刷部3を制御する。
そして、ステップS40において、CO排出量算出部33は、ステップS20で算出したCO排出量Euに基づき、記憶部4に記憶されている印刷装置1の設置時からのCO排出量の累積値、および集計期間ごとのCO排出量を更新する。
一方、ステップS10において、CO排出量情報を印刷する設定ではないと判断した場合(ステップS10:NO)、ステップS50において、CO排出量算出部33は、通常印刷の場合の、印刷ジョブにおける印刷装置1の使用によるCO排出量Euを算出する。通常印刷は、CO排出量情報を付加しない印刷である。
ステップS50におけるCO排出量Euの算出方法は、上述のステップS20と同様であるが、ステップS50では、印刷によるインクの消費量に、CO排出量情報の印刷にかかるインクの消費量は含めない。
次いで、ステップS60において、搬送制御部31は、搬送部2により用紙を順次搬送させ、印刷制御部32は、搬送される用紙に印刷部3により画像を印刷させる。この際、印刷制御部32は、CO排出量情報を付加しない通常印刷を行うよう印刷部3を制御する。
その後、ステップS40において、CO排出量算出部33は、ステップS50で算出したCO排出量Euに基づき、記憶部4に記憶されている設置時からの印刷装置1の使用によるCO排出量の累積値、および集計期間ごとの印刷装置1の使用によるCO排出量を更新する。
上記のように、印刷ジョブが実行されると、記憶部4に記憶されている設置時からの印刷装置1の使用によるCO排出量の累積値、および集計期間ごとの印刷装置1の使用によるCO排出量が更新される。印刷装置1では、ユーザによる入力部21の操作に応じて、設置時からの印刷装置1の使用によるCO排出量の累積値、および集計期間ごとの印刷装置1の使用によるCO排出量を表示部22に表示可能である。これにより、ユーザがCO排出量を認識できる。
以上説明したように、印刷装置1では、印刷装置1の使用によるCO排出量Euに、電力消費によるCO排出量Ep、消耗品の消費量に対応するCO排出量に加えて、消耗品の輸送によるCO排出量、および、印刷物の輸送によるCO排出量を含む。これにより、印刷装置1の使用によるCO排出量Euとして、消耗品および印刷物の輸送によるCO排出量も考慮した精度の高いCO排出量を算出できる。ここで、本実施の形態では、インクの消費量に対応するCO排出量Ec1、用紙の消費量に対応するCO排出量Ec2が、消耗品の消費量に対応するCO排出量に該当する。また、インクの輸送によるCO排出量Et1、用紙の輸送によるCO排出量Et2が、消耗品の輸送によるCO排出量に該当する。また、印刷物を顧客に納品するための輸送によるCO排出量Et3、印刷物を廃棄するための輸送によるCO排出量Et4が、印刷物の輸送によるCO排出量に該当する。
また、印刷装置1では、印刷物の輸送によるCO排出量として、印刷物の納品のための輸送によるCO排出量Et3と、印刷物の廃棄のための輸送によるCO排出量Et4とを含む。これにより、印刷装置1の使用によるCO排出量Euとして、印刷物の使用後の廃棄の段階まで考慮したCO排出量を算出できる。
また、印刷装置1では、CO排出量情報を用紙に印刷することで、容易にユーザにCO排出量を認識させることができる。
なお、印刷物に関する消耗品として、インク、用紙以外のものを加えてもよい。例えば、印刷時に発色をよくするために用紙に塗布される前処理コート剤、印刷後に光沢を出すために用紙に塗布される後処理コート剤等を消耗品に加えてもよい。また、後処理装置で使用されるステープル、のり等を消耗品に加えてもよい。
また、インク以外の記録材、用紙以外の印刷媒体を消耗品として用いる印刷装置にも本発明は適用可能である。
また、輸送手段ごとのインク輸送係数Kt1および用紙輸送係数Kt2の値を用意してもよい。また、顧客ごとに、輸送手段ごとの印刷物納品輸送係数Kt3および印刷物廃棄輸送係数Kt4の値をそれぞれ用意してもよい。この場合、ユーザがどの輸送手段を用いるかを指定し、CO排出量算出部33は、指定された輸送手段に応じてインク輸送係数Kt1、用紙輸送係数Kt2、印刷物納品輸送係数Kt3、印刷物廃棄輸送係数Kt4をそれぞれ選択して用いる。ここで、輸送手段は、輸送のために用いる交通手段であり、2つ以上の交通手段の組み合せも含む。交通手段としては、トラック(自動車)、鉄道、船舶、航空機等がある。
また、輸送に関するCO排出量において、消耗品の輸送によるCO排出量、および印刷物の輸送によるCO排出量のいずれかを省略してもよい。
本発明は上記実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施の形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施の形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。
1 印刷装置
2 搬送部
3 印刷部
4 記憶部
5 操作パネル部
6 電力供給部
7 制御部
11 インク消費係数テーブル
12 用紙消費係数テーブル
13 用紙輸送係数テーブル
14 印刷物輸送係数テーブル
31 搬送制御部
32 印刷制御部
33 CO排出量算出部
34 電力制御部

Claims (3)

  1. 印刷媒体に印刷を行って印刷物を作製する印刷部と、
    本印刷装置の使用による温室効果ガス排出量を算出する温室効果ガス排出量算出部とを備え、
    前記本印刷装置の使用による温室効果ガス排出量は、本印刷装置の電力消費による温室効果ガス排出量、印刷物に関する消耗品の消費量に対応する温室効果ガス排出量に加えて、印刷物に関する消耗品の輸送による温室効果ガス排出量、および、作製された印刷物の輸送による温室効果ガス排出量の少なくともいずれか一方を含むことを特徴とする印刷装置。
  2. 前記印刷物の輸送による温室効果ガス排出量は、印刷物の納品のための輸送による温室効果ガス排出量と、印刷物の廃棄のための輸送による温室効果ガス排出量とを含むことを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記温室効果ガス排出量算出部は、印刷物の所定単位あたりの前記本印刷装置の使用による温室効果ガス排出量を算出し、
    前記印刷部は、前記印刷物の所定単位あたりの前記本印刷装置の使用による温室効果ガス排出量を示す情報を印刷データに付加して印刷媒体に印刷することを特徴とする請求項1または2に記載の印刷装置。
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