JP2011079180A - 印刷装置、その処理方法及び情報処理装置 - Google Patents

印刷装置、その処理方法及び情報処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】
複雑な構成を用いずに、装置の置かれた環境や装置状態等を考慮した印刷処理時間の予測を行なえるようにした技術を提供する。
【解決手段】
印刷動作が行なわれている時間とメンテナンス動作が行なわれている時間とを含む印刷処理時間を予測する印刷装置であって、装置内部の状態、装置の稼動状態、消耗品の状態、装置のメンテナンス状態の少なくとも1つを示す値を状態変数として取得し、印刷処理が開始されてから終了するまでの時間を示す実測値を計測し、印刷処理が開始される際に、上記取得した状態変数を用いて印刷処理時間を予測した印刷予測時間を算出し、実測値と印刷予測時間との差に基づいて補正係数を算出する。ここで、印刷装置は、印刷予測時間、又は当該時間の算出の過程における少なくとも一部の数値を補正係数を用いて補正する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、印刷装置、その処理方法及び情報処理装置に関する。
印刷処理時間を予測する手法としては、例えば、一文字当たりの印刷に要する所要時間を文字の出現回数分乗算するなどして予測する技術が知られている(特許文献1参照)。また、へッド回復やインク予備吐を行なうタイミングに基づいて、両者に掛かる時間や回数をそれぞれ算出してそれを加算して印刷処理時間を予測する方法も知られている(特許文献2参照)。
しかし、これら特許文献1や2等に記載された技術では、印刷処理時間の予測に際して、印刷装置の置かれた環境や装置内部の変化については考慮されていないため、定常的に高精度な時間予測を行なうのは難しい。
特開平7−152522号公報 特開平11−192689号公報
このような印刷処理時間の予測は、特に、大判印刷等の分野で重要視される。大判印刷等においては、1枚の印刷に分単位の時間を要することが多いためである。しかし、印刷処理は、気温、湿度、累積稼動時間、インクやトナー等の使用状況など種々の条件によってその処理時間が異なってくるため、予測を正確に行なうのは難しい。そのため、現状では、終了の数十秒前から「印刷が終了します」等の表示が行なわれることが多い。
ここで、例えば、インクジェット方式を採用した印刷装置においては、用紙に画像を形成するといった実際の印刷動作以外に、へッドの回復動作やインクの予備吐動作等のメンテナンス動作が実施される。そのため、印刷処理時間を予測する場合には、印刷動作の他、メンテナンス動作に要する時間にも考慮しなければならない。このような予測の精度を向上させるには、種々の状況を考慮しなければならないため、莫大な手間や開発コストが必要となる。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、複雑な構成を用いずに、装置の置かれた環境や装置状態等を考慮した印刷処理時間の予測を行なえるようにした技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の一態様は、印刷動作が行なわれている時間とメンテナンス動作が行なわれている時間とを含む印刷処理時間を予測する印刷装置であって、
装置内部の状態、装置の稼動状態、消耗品の状態、装置のメンテナンス状態の少なくとも1つを示す値を状態変数として取得する取得手段と、印刷処理が開始されてから終了するまでの時間を示す実測値を計測する実測値計測手段と、前記印刷処理が開始される際に、前記取得手段により取得された前記状態変数を用いて、前記印刷処理時間を予測した印刷予測時間を算出する予測手段と、前記実測値計測手段により計測された前記実測値と前記予測手段により算出された前記印刷予測時間との差に基づいて、前記予測手段により次回以降に算出される前記印刷予測時間を補正するのに用いられる補正係数を算出する補正係数算出手段とを具備し、前記予測手段は、前記算出した印刷予測時間、又は前記算出の過程における少なくとも一部の数値を前記補正係数を用いて補正することを特徴とする。
本発明によれば、複雑な構成を用いずに、装置の置かれた環境や装置状態等を考慮した印刷処理時間の予測を行なえる。
本発明の一実施の形態に係わる印刷装置を配して構成した印刷システムの構成の一例を示す図。 図1に示すコントローラ部21の機能的な構成の一例を示す図。 予測時間にずれが生じる場合の具体例を説明するための図。 図1に示す印刷装置20における動作の一例を示すフローチャート。 実施形態2に係わる処理の一例を説明するための図。 実施形態2に係わる処理の一例を説明するための図。 実施形態3に係わる処理の一例を説明するための図。
以下、本発明に係わる印刷装置、その処理方法及び情報処理装置の一実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。
なお、以下の説明においては、インクジェット記録方式を採用した印刷装置を例に挙げて説明するが、これに限られず、例えば、色材にトナーを用いる電子写真方式を採用してもよい。
また、印刷装置は、例えば、印刷機能のみを有するシングルファンクションプリンタであってもよいし、また、例えば、印刷機能、FAX機能、スキャナ機能等の複数の機能を有するマルチファンクションプリンタであってもよい。また、例えば、カラーフィルタ、電子デバイス、光学デバイス、微小構造物等を所定の記録方式で製造するための製造装置であってもよい。
また、「記録媒体」とは、一般的な記録装置で用いられる紙のみならず、布、プラスチック・フィルム、金属板、ガラス、セラミックス、樹脂、木材、皮革等、その他インクを受容可能なものも表す。
更に、「インク」とは、記録媒体上に付与されることによって、画像、模様、パターン等の形成又は記録媒体の加工、或いはインクの処理(例えば、記録媒体に付与されるインク中の色剤の凝固または不溶化)に供され得る液体を表す。
(実施形態1)
図1は、本発明の一実施の形態に係わる印刷装置を配して構成した印刷システムの構成の一例を示す図である。
印刷システムには、通信手段(例えば、LAN(Local Area Network)、USB(Universal Serial Bus))を介して、ホスト装置10と、印刷装置20とが接続されている。
ホスト装置10は、印刷装置20に対して印刷データを供給する。ホスト装置は、例えば、パーソナルコンピュータ、画像読取用のリーダやデジタルカメラなどで実現される。
ここで、印刷装置20は、機能的な構成として、コントローラ部21と、エンジン部22と、表示操作部23と、記憶部24と、センサ25とに大きく分けられる。
コントローラ部21は、印刷装置20における動作を統括制御する。ここで、コントローラ部21には、ホストI/F(Interface)11と、CPU12と、内部I/F13と、UI(User Interface)I/F14と、記憶部I/F15と、RAM16と、センサI/F17が具備される。CPU(Central Processing Unit)12は、プログラム等を実行し、各種演算処理等の実行を制御する。RAM(Random Access Memory)16は、CPU12によるプログラムの実行時等にワークエリアとして使用され、各種演算結果等を一時的に記憶する。
表示操作部23は、例えば、液晶ディスプレイや操作ボタン、又はタッチパネル等で実現され、各種情報をオペレータに表示したり、オペレータからの各種指示を装置内に入力したりする。記憶部24は、例えば、HDD(Hard disk drive)やROM(Read Only Memory)等で実現され、各種情報を記憶する格納手段として機能する。センサ25は、湿度や温度など装置内の環境情報を計測する。
エンジン部22は、実際に印刷を行なう機構であり、内部I/F41と、インクジェット記録ヘッド42と、給紙モータ43とが具備される。インクジェット記録ヘッド(以下、記録ヘッドと略す)42は、インクを吐出して記録媒体(本実施形態においては用紙)上に印刷を行なう。給紙モータは、用紙を給紙する駆動源である。ここで、エンジン部22により実施される印刷処理中には、印刷動作の他、メンテナンス動作も実施される。メンテナンス動作は、例えば、キャリッジの位置調整、ヘッドクリーニング(ヘッド回復動作)、インクを補給する動作などである。
次に、図2を用いて、図1に示すコントローラ部21における機能的な構成の一例について説明する。コントローラ部21に実現される各種機能構成は、例えば、CPU12がRAM16をワーク領域として記憶部24に格納されたプログラムを読み込み実行することで実現される。なお、各種機能構成は、専用回路等のハードウェア構成によって実現されても構わない。
コントローラ部21には、予測情報取得部61と、メンテナンス実行制御部62と、時間予測部63と、実測値計測部64と、補正係数算出部65と、更新部66と、処理単位設定部67と、印刷区分設定部68と、予測処理制御部69とが具備される。なお、処理単位設定部67及び印刷区分設定部68については、実施形態1では触れず、実施形態2及び3において説明する。
予測情報取得部61は、センサ25から得られる値(例えば、湿度や温度などを示す値)、装置の稼動状態(例えば、累積稼動時間)、消耗品の状態、装置のメンテナンス状態等を示す値の少なくとも1つを状態変数として取得する。これら値は、RAM16及び記憶部24のいずれか、又はその両方で保持される。例えば、温度や湿度などのように、その時点での状況を表す状態変数は、RAM16を用いて保持される。また、装置内部の状態や装置の稼動状態、消耗品の状態(例えば、インク残量)、装置のメンテナンス状態(例えば、ヘッドクリーニング履歴)のように、電源オン、オフされても保持される必要のある値は、記憶部24を用いて保持される。
実測値計測部64は、印刷処理の開始から終了までの時間(印刷処理時間の実測値)を計測する。なお、印刷処理中にメンテナンス動作が行なわれた場合、この実測値には、印刷動作が実際に行なわれている時間の他、メンテナンス動作が行なわれている時間も含まれる。
メンテナンス実行制御部62は、メンテナンス動作の実行を制御する。上述した通り、メンテナンス動作としては、例えば、キャリッジの位置調整、ヘッドクリーニング(ヘッドの回復動作)、インクを補給する動作等が挙げられる。例えば、ヘッドクリーニングでは、記録ヘッド42からインクが吐出され、この動作により吐出口の目詰まりが取り除かれる。メンテナンス完了後、印刷動作が開始されるが、状況によっては印刷処理中にもメンテナンス動作が実施される場合もある。
なお、メンテナンス動作の実行の有無は、センサ25の値や、RAM16、記憶部24等に保持された値を基準にして判断される。実行有無の基準は、基本的にフラグのような要/不要を示す変数で管理され、フラグが要の場合に当該フラグに対応するメンテナンスが実施される。例えば、クリーニングの場合、前回クリーニングからの時間、電源OFF状態の経過時間、ヘッドの目詰まり個数などの値が閾値を越えると、フラグがクリーニング要の状態に変わる。また、閾値だけでなく、ヘッドにキャップをする前にワイピングが行なわれていない場合などにもクリーニング要になる。なお、気温や湿度、また、インクの質(色や、開封からの日数)等によってもメンテナンスの実行有無は切り替えられる。
時間予測部63は、印刷処理に要する時間(以下、この時間を印刷予測時間と呼ぶ)を予測する。印刷予測時間には、印刷動作が実際に行なわれている印刷実時間の他、メンテナンス動作が行なわれているメンテナンス時間も含まれる。予測には、以下の時間予測算出式を用いる。
平均の一行印刷処理時間Tswath×残印刷領域長/定常紙送り量C
すなわち、一行当たりの印刷命令に対する完了通知が返って来るまでの平均時間を予め算出しておき、それに残りの印刷領域長(残りの印刷行数)を乗算する。そして、その結果を紙送り量で除算する。紙送り速度は一定であるので、ここから印刷予測時間を求めることができる。
時間予測算出式には、状態変数(Tswath、C)のように複数のパラメータが含まれる。なお、上述した通り、状態変数は、予測情報取得部61により取得される。なお、Tswathは、例えば、一定期間ごとに更新されてもよい。
時間予測部63には、印刷予測時間を算出する算出部631と、当該算出された印刷予測時間を補正する補正部632とが設けられる。印刷処理においては、種々の原因が複雑に絡み合い、それに起因してその処理時間が短くなったり、また、長くなったりするため、このような補正を行なう。なお、このような種々の要因全てに対処しようとすると、時間や開発コストが莫大に掛かってしまう他、時間予測に用いるアルゴリズムが複雑になり、予測自体に時間が掛かってしまう可能性がある。
ここで、処理時間を左右する一つの要因として、例えば、上述した時間予測算出式内の一行印刷処理時間Tswathがある。Tswathが平均よりも遅い行が多くある場合、実際の印刷処理時間が予測に反して長くなってしまう。仮に、Tswathを一定期間ごとに更新するようにしたとしても、このような値は、平均値として算出されるため、このような対応では、伸び縮みする処理時間に上手く対応できない。例えば、[2.2,2.1,1.8,2.3,5.3]という値がTswathとしてサンプリングされたとする。この場合、傾向としては、2付近の値が多いことが分かるが、平均値にした場合、2.74となり、2よりもむしろ3に近い値となる。これは、最後にサンプリングされた5.3のような突出した値が含まれているためである。
また、Tswathは、オペレータにより指示される印刷データの性質に依存して変動する。そのため、Tswathが取り得る値の出現頻度を求めたり、また、それらを事前に予測したりすればよいが、この場合、多くのデータを集め、それを解析する必要がある。そこで、本実施形態においては、補正係数を用いて、種々の要因により伸び縮みする処理時間に対応した時間予測を行なう。そのため、上述したような時間や手間が掛からない。
ここで、補正係数(K)について説明する。例えば、予測時間(印刷予測時間)が4分であり、実際に印刷に掛かった時間(印刷処理時間の実測値)が5分であったとする。この場合、補正係数(1.25)を予測時間に乗算すれば、予測時間と実測値とが等しくなる。また、以降、同様の条件下で予測を行なう場合に、同じ時間予測算出式を使用すると、再び1分の誤差が生じることになるが、補正係数1.25を乗算すれば、過去の経験値を予測に活かして、次回以降に算出される予測時間を実際の時間に近づけることができる。このように補正係数は、予測時間のずれを調整する役割を持つ。なお、補正係数は、例えば、時間予測算出式を用いた算出の過程における数値の少なくとも一部にのみ乗算するようにしてもよいし、また、乗算対象となる数値毎に異なる値を設けるようにしてもよい。これは、状態変数の性質によって、印刷処理時間に大きく影響することが予測される要素と、そうでない要素とがあるためである。
補正係数算出部65は、実測値計測部64により計測された印刷処理時間の実測値と、時間予測部63により予測された印刷予測時間との差に基づいて補正係数を算出する。更新部66は、補正係数算出部65により算出された補正係数の更新値を用いて、記憶部24等に格納された補正係数を更新する。
ここで、補正係数の更新処理について説明する。ここでは、n回目の印刷処理時における時間予測算出式をFとし、その時に用いられた補正係数をKとする。また、当該n回目の印刷処理時に実測された印刷処理時間の実測値をTとする。
最終的な印刷予測時間は、上述した通り、F(印刷予測時間)×K(補正係数)によって求められる。この求められた値が、T(印刷処理時間の実測値)と等しくなければ、補正係数算出部65においては、F×Kn+1がTに等しくなるようなKn+1を求める。そして、更新部66において、当該算出された更新値で記憶部24等に格納された補正係数を更新する。すなわち、n+1回目の予測処理においては、補正係数Kn+1が時間予測算出式に乗算されることになる。
また、更新部66は、記憶部24等を用いて、補正係数の履歴(少なくとも過去2回分以上)を管理する。つまり、更新処理に際しては、履歴の参照に基づいて補正係数の更新を行なう。これは、何らかのイレギュラーな事態(例えば、オペレータの任意による印刷停止や、ヘッド交換等)が起き、印刷処理時間の実測値が急激に変化した場合、補正係数も大きく変わってしまう可能性があるためである。この場合、イレギュラーな事態の発生が原因であるにも関わらず、補正係数が更新されてしまい、以降の予測処理において予測にずれが生じてしまう可能性がある。これに対処するため、更新部66においては、更新値(補正後の補正係数)と過去数回分の値との差が所定の範囲を越えていれば、履歴として管理する一方で更新は行なわない。つまり、この場合、n+1回目の予測処理においては、Kn+1ではなく、Kが補正係数として用いられる。なお、更新値と過去数回分の値との差が所定の範囲内であれば、更新部66は、その値で補正係数を更新するとともに、当該更新値を履歴として管理することになる。
予測処理制御部69は、時間予測に係わる制御を統括して行なう。コントローラ部21上に実現される各種機能構成は、この予測処理制御部69からの指示に従って動作する。また、予測処理制御部69では、各処理機能間で発生するデータの入出力も制御する。
ここで、図3を用いて、予測時間にずれが生じる場合の具体例について説明する。ここでは、メンテナンスカートリッジに起因して予測時間にずれが生じる場合を例に挙げる。
メンテナンスカートリッジ51は、予備吐等による廃インクを受ける役割を果たし、記録ヘッド42の印刷位置52に近いセクタから使用される。1つのセクタが満杯になると、隣のセクタが使用される。そのため、カートリッジの容量は、満タンに近づくにつれ、印刷位置から遠いエリアが使用されるようになり、予備吐の時間は緩やかに増加する。印刷位置52から予備吐位置までの移動時間が1番右側のセクタでは0.5秒、3番目では1.5秒要するとする。この場合、往復で考えると、1秒と3秒となり、両者の間には2秒の差が生まれ、予備吐の回数分×2秒の差が予測のずれを引き起こす要因となる。
また、通常は変化が緩やかとされているメンテナンスカートリッジの廃インク量も、(ヘッドの不調などにより)数回続けてクリーニングが実施された場合等には、印刷処理が行なわれなくても満杯に近くなる。ある印刷処理時にカートリッジの予備吐位置が1番右であったとしても、その後、クリーニングが3回実行された場合には、予備吐位置が3番目のセクタに移動する可能性がある。この場合、例えば、印刷位置52から予備吐位置までの移動時間がこれまで0.5秒であったものが、クリーニング直後の印刷から1.5秒要する状態に変化し、印刷処理時間が予測に反して急激に増えてしまう。
このような場合、印刷処理時間が急激に変動したため、上述した通り、n+1回目の印刷処理においては、更新後の値Kn+1は無効とされる。しかし、それ以降の印刷において補正係数Kn+2、Kn+3がKn+1に近い値を採れば、急激な変動後であってもその後の値が収束する。そのため、更新部66は、無効にしていた値を有効にし、その急激な変動をも加味した補正係数Kn+3に更新することになる。なお、収束していると判断するのは、Kn+2を算出した時点でもあってもよいし、また、それ以降であってもよい。
次に、図4を用いて、図1に示す印刷装置20における動作の一例について説明する。
印刷装置20は、ホストI/F11において、ホスト装置10から印刷データを受信すると、CPU102において、当該データをビットマップ形式に変換し、RAM16に格納する(S101)。このとき、印刷装置20は、印刷処理の準備としてメンテナンス動作を実施する。
ここで、印刷装置20は、時間予測部63において、印刷処理に要するトータル時間(印刷予測時間)を予測する。すなわち、算出部631において、印刷実時間とメンテナンス時間とを含む時間を算出するとともに、補正部632において、補正係数を用いて当該算出された値を補正する(S102)。補正が済むと、印刷装置20は、表示操作部23において、当該補正後の印刷予測時間を表示する(S103)。
また、印刷装置20は、エンジン部22において、印刷処理を開始するとともに、実測値計測部64において、印刷処理時間の実測値の計測を開始する(S104)。そして、印刷処理が終了すると、印刷装置20は、補正係数算出部65において、当該計測された実測値と、S102で算出された印刷予測時間との差に基づいて補正係数の更新値を算出する(S106)。そして、更新部66において、当該更新値を用いて補正係数を更新する(S107)。なお、上述した通り、例えば、実測値(印刷処理時間の実測値)が急激に変動した場合等には、補正係数の更新を行なわない等の処理を行なう。その後、印刷装置20は、再度、S101の処理に戻り、印刷データの受信待ちとなる。
以上説明したように実施形態1によれば、印刷処理時間に影響を与える種々の要因を加味して印刷処理時間を予測するとともに、補正係数を用いて当該予測した印刷処理時間を補正し、予測時間のずれを調整する。そのため、装置の置かれた環境や装置状態等を考慮した時間予測が行なえるため、予測精度が向上する。また、大掛かりな開発等も必要ないため、コスト増も招かない。また更に、補正係数の履歴を保持し、それを参照にして補正係数を適宜更新していくため、使用するほど時間予測を正確に行なうことができる。
(実施形態2)
次に、実施形態2について説明する。上述した通り、メンテナンス動作の一つとして、例えば、ヘッド回復動作がある。ヘッド回復動作では、クリーニング動作、インク充填動作、ワイピング動作、空吸引動作などが含まれる。このように印刷処理は、メンテナンス動作一つとっても、複数の処理単位によって構成されている。
また、印刷処理時間のずれや変動の原因は、全体的に発生する訳ではなく、個々の処理のいずれかによって発生する場合が多い。そのため、時間予測算出式は、各処理単位に複数定義した方が、変動やずれに対応でき、高精度に時間を算出できる。また、想定する状況も限定されるため、時間予測算出式自体も簡略化できる。
そこで、実施形態2においては、印刷処理を複数の処理単位に分割し、各処理単位毎に時間予測算出式を持たせる。ここで、図2に示すように、実施形態2に係わるコントローラ部21の構成には、処理単位設定部67が設けられる。処理単位設定部67では、オペレータからの表示操作部23を介した指示に基づいて、印刷処理を複数の処理に分割し、その分割情報を記憶部24等に格納する。記憶部24等においては、当該分割された処理単位に対応して時間予測算出式や補正係数を保持する。時間予測部63においては、当該処理単位毎に印刷予測時間を算出する。この値を総和することにより実施形態1同様の印刷予測時間が求められる。また、実測値計測部64においては、当該処理単位毎に印刷処理時間の実測値を計測する。更に、補正係数算出部65及び更新部66においては、当該処理単位毎に補正係数を算出し更新する。
ここで、処理単位には、図5に示すように、例えば、ワイピングや空吸引などがある。また、図5においては、時間予測算出式のうち、印刷処理時間に大きく影響する要素のみを補正対象(乗算対象)としている。例えば、「印刷」欄の「乗算対象」を見ると、時間予測算出式から定常紙送り量Cを除いた部分が乗算対象となっていることが分かる。
このように複数の処理単位に分割した場合、処理単位各々に応じて、時間予測算出式、補正係数、乗算対象、を関連付ける必要がある。このような情報は、テーブルによって管理する。
なお、実施形態2に係わる印刷装置20の動作については、基本的には、実施形態1を説明した図4と同様であるため、ここでは詳細な説明については省略する。相違点としては、図6に示すように、処理単位毎に各種処理が行なわれる点である。例えば、補正係数の更新も処理単位毎に行われる。このとき、印刷処理において、実施された処理単位(全て又は一部)の補正係数が更新される。一部の処理単位に対応する補正係数のみを更新するようにした場合、処理単位を細かく分割した場合に有効である。例えば、処理単位の中でも、印刷予測時間と印刷処理時間の実測値とがある閾値以上の差を持つ処理単位に対応する補正係数のみを選択的に更新するようにすれば、補正係数の更新に要する処理時間を短くできる。
以上説明したように実施形態2によれば、印刷処理を複数の処理単位に分割し、各処理単位毎に印刷処理時間の予測を行なうため、印刷処理時間のずれや変動に対応し易くなる。これにより、予測精度を更に向上できる。
(実施形態3)
次に、実施形態3について説明する。印刷処理時間に大きく影響を与える要素の一つとして、印刷条件(例えば、印刷面積(印刷領域の大きさ)、印刷モード)が挙げられる。例えば、高品質モードで印刷面積の大きな印刷を行なう場合と、高速(低品質)モードで印刷面積の小さな印刷を行なう場合とでは、処理に掛かる時間が分単位、若しくは数十分単位で異なってくる。
ここで、例えば、高品質モードでA0サイズの印刷を行なう場合と、高速モードでA2サイズの印刷を行なう場合とを考えてみる。両者は、インクの消費量、処理する印刷データの量、用紙の幅等が明確に異なっており、印刷処理中に実施されるメンテナンスの種類も違ってくる。インクを10ml吐出する毎にクリーニングを行なう設定がされており、更に、印刷前のインク消費量が前回クリーニング時から3mlあったとする。そして、高品質モードでのA0サイズの印刷に必要なインクが9mlであり、高速モードでのA2サイズの印刷に必要なインクが3mlであるとする。すると、高品質モードでのA0サイズの印刷時にはクリーニングが実施されるが、高速モードでのA2サイズでの印刷時にはクリーニングは実施されない。
そのため、高品質モードでのA0サイズの印刷では、クリーニングを予測時間に加えなくてはならない。更に、印刷処理時間も異なってくる。処理する印刷データの量も高品質モードでのA0サイズの印刷時には膨大となり、印刷データ全てを受信し終える前に印刷が開始されることがある。この場合、印刷データの受信と印刷とを並行して行なうことになるので、データ遅延が発生すると、その分、印刷処理も遅くなる。そのため、上述した補正係数が大きくなる傾向がある。他にも、印刷幅が大きくなれば、一行分の印刷命令に対する完了通知が返って来る時間も遅くなる。このような性質の違いを踏まえると、一つのテーブルで予測を行うよりも、複数のテーブルを定義し、これを使い分けた方が想定する状況を限定しやすい。
そこで、実施形態3においては、図7に示すように、用紙面積と印刷モードとを軸にして印刷区分を定め、当該区分毎(すなわち、印刷条件毎)にテーブル定義する。なお、印刷区分を分類する基準は複数あるが、図7の場合、用紙面積を基準にしている。例えば、0.125mはA3用紙の面積である。印刷面積は、実際の用紙サイズよりも小さくなることが多いので、基準は用紙面積よりも低くなることが多い。
ここで、図2に示すように、実施形態3に係わるコントローラ部21の構成には、印刷区分設定部68が設けられる。印刷区分設定部68では、オペレータからの表示操作部23を介した指示に基づいて、印刷区分を設定し、その区分情報を記憶部24等に格納する。記憶部24等においては、当該設定された印刷区分に対応して上述したテーブルを保持する。
なお、実施形態3に係わる印刷装置20の動作については、基本的には、実施形態1を説明した図4と同様であるため、ここでは詳細な説明については省略する。相違点としては、S102の前に、印刷条件(印刷モード、用紙面積)に基づいてテーブルを選択する処理を追加する。
以上説明したように実施形態3によれば、印刷条件に応じてテーブルを選択するため、インク消費量などの違いを考慮する必要がなくなり、時間予測算出式自体も簡略化できる。また、印刷処理時間の変動が起き難くなるため、補正係数が収束し易くなる。
以上が本発明の代表的な実施形態の一例であるが、本発明は、上記及び図面に示す実施形態に限定することなく、その要旨を変更しない範囲内で適宜変形して実施できるものである。
例えば、上記説明では、実施形態2及び3を別々に説明したが、これらを組み合わせて実施しても構わない。
また、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラム若しくは記憶媒体等としての実施態様を採ることもできる。具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用してもよいし、また、一つの機器からなる装置に適用してもよい。例えば、コンピュータを内蔵した情報処理装置を用いて、上述した印刷処理時間の予測を行なうようにしてもよい。

Claims (6)

  1. 印刷動作が行なわれている時間とメンテナンス動作が行なわれている時間とを含む印刷処理時間を予測する印刷装置であって、
    装置内部の状態、装置の稼動状態、消耗品の状態、装置のメンテナンス状態の少なくとも1つを示す値を状態変数として取得する取得手段と、
    印刷処理が開始されてから終了するまでの時間を示す実測値を計測する実測値計測手段と、
    前記印刷処理が開始される際に、前記取得手段により取得された前記状態変数を用いて、前記印刷処理時間を予測した印刷予測時間を算出する予測手段と、
    前記実測値計測手段により計測された前記実測値と前記予測手段により算出された前記印刷予測時間との差に基づいて、前記予測手段により次回以降に算出される前記印刷予測時間を補正するのに用いられる補正係数を算出する補正係数算出手段と
    を具備し、
    前記予測手段は、
    前記算出した印刷予測時間、又は前記算出の過程における少なくとも一部の数値を前記補正係数を用いて補正する
    ことを特徴とする印刷装置。
  2. 前記印刷処理を複数の処理単位に分割する設定手段
    を更に具備し、
    前記印刷予測時間の算出に用いられる算出式、前記補正係数、前記補正係数による補正対象となる値は、前記処理単位に対応して設けられ、
    前記予測手段は、
    前記処理単位に応じた前記算出式を用いて前記算出を行なうとともに、前記処理単位に応じた前記補正係数を用いて前記補正対象となる値を補正する
    ことを特徴とする請求項1記載の印刷装置。
  3. 前記印刷予測時間の算出に用いられる算出式、前記補正係数、前記補正係数による補正対象となる値は、印刷モード及び印刷領域の大きさに対応して設けられ、
    前記予測手段は、
    前記印刷モード及び印刷領域の大きさに応じた前記算出式を用いて前記算出を行なうとともに、前記印刷モード及び印刷領域の大きさに応じた前記補正係数を用いて前記補正対象となる値を補正する
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の印刷装置。
  4. 前記補正係数と該補正係数の履歴を格納する格納手段と、
    前記補正係数算出手段により算出された前記補正係数の更新値を用いて、前記格納手段に格納された前記補正係数を更新する更新手段と
    を更に具備し、
    前記更新手段は、
    前記補正係数の更新に際して、前記履歴に保持された過去の補正係数と前記更新値との差が所定の範囲内であれば、該更新を行なうとともに、該更新値を前記履歴として前記格納手段に格納し、前記履歴に保持された過去の補正係数と前記更新値との差が所定の範囲を越えていれば、該更新を行なわず、該更新値を前記履歴として前記格納手段に格納し、
    前記予測手段は、
    前記格納手段に格納された前記補正係数を用いて前記補正を行なう
    ことを特徴とする請求項1から3いずれか1項に記載の印刷装置。
  5. 印刷動作が行なわれている時間とメンテナンス動作が行なわれている時間とを含む印刷処理時間を予測する印刷装置の処理方法であって、
    取得手段が、装置内部の状態、装置の稼動状態、消耗品の状態、装置のメンテナンス状態の少なくとも1つを示す値を状態変数として取得する工程と、
    実測値計測手段が、印刷処理が開始されてから終了するまでの時間を示す実測値を計測する工程と、
    予測手段が、前記印刷処理が開始される際に、前記取得手段により取得された前記状態変数を用いて、前記印刷処理時間を予測した印刷予測時間を算出する工程と、
    補正係数算出手段が、前記実測値計測手段により計測された前記実測値と前記予測手段により算出された前記印刷予測時間との差に基づいて、前記予測手段により次回以降に算出される前記印刷予測時間を補正するのに用いられる補正係数を算出する工程と、
    補正手段が、前記算出した印刷予測時間、又は前記算出の過程における少なくとも一部の数値を前記補正係数を用いて補正する工程と
    を含むことを特徴とする印刷装置の処理方法。
  6. 印刷装置に接続された情報処理装置であって、
    前記印刷装置の内部の状態、前記印刷装置の稼動状態、前記印刷装置における消耗品の状態、前記印刷装置のメンテナンス状態の少なくとも1つを示す値を状態変数として取得する取得手段と、
    前記印刷装置で印刷処理が開始されてから終了するまでの時間を示す実測値を計測する実測値計測手段と、
    前記印刷処理が開始される際に、前記取得手段により取得された前記状態変数を用いて、前記印刷処理時間を予測した印刷予測時間を算出する予測手段と、
    前記実測値計測手段により計測された前記実測値と前記予測手段により算出された前記印刷予測時間との差に基づいて、前記予測手段により次回以降に算出される前記印刷予測時間を補正するのに用いられる補正係数を算出する補正係数算出手段と、
    を具備し、
    前記予測手段は、
    前記算出した印刷予測時間、又は前記算出の過程における少なくとも一部の数値を前記補正係数を用いて補正する
    ことを特徴とする情報処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016179619A (ja) * 2015-03-24 2016-10-13 キヤノン株式会社 情報処理装置及び情報処理装置により印刷所要時間を求める方法、画像形成装置及び画像形成装置の制御方法ならびにプログラム
JP2018183900A (ja) * 2017-04-25 2018-11-22 セイコーエプソン株式会社 印刷装置

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