以下、図面を参照しながら本発明の画像形成装置の実施形態について説明する。
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置100の全体の構成を示す図である。
本実施形態に係る画像形成装置100は、読み取った原稿の画像データやネットワーク等を介して送信された画像データに基づいて用紙に対して多色および単色の画像を形成する。その画像形成装置100は、感光体ドラム101(101a〜101d)と、現像装置102(102a〜102d)と、帯電ローラ(帯電装置)103(103a〜103d)と、クリーニングユニット104(104a〜104d)と、露光ユニット(露光装置)Eと、画像形成部Pa〜Pdと、中間転写ベルト11と、一次転写ローラ13(13a〜13d)と、二次転写ローラ14と、定着装置15と、用紙搬送路P1、P2、P3と、給紙カセット16及び手差し給紙トレイ17(給紙部)と、排紙トレイ18とを具備している。
画像形成装置100は、ブラック(K)及びカラー画像を色分解して得られる減法混色の3原色であるシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の4色の各色相に対応した画像データを用いて画像形成部Pa〜Pdにおいて画像形成を行う。
画像形成部Pa〜Pdは、画像データに基づいて画像を形成し、その画像を用紙に印刷する。画像形成部Pa〜Pdは、同様の構成であり、例えばブラックの画像形成部Paは、感光体ドラム101a、現像装置102a、帯電ローラ103a、一次転写ローラ13a及びクリーニングユニット104a等から構成される。この画像形成部Pa〜Pdは、中間転写ベルト11の移動方向(副走査方向)に一列に配列されている。
帯電ローラ103は、感光体ドラム101を均一に帯電させる。具体的には、帯電ローラ103は、感光体ドラム101の表面を所定の電位に均一に帯電させる接触方式の帯電器である。帯電ローラ103に代えて、帯電ブラシを用いた接触方式の帯電器、又は、帯電ワイヤを用いた非接触方式の帯電器を用いることもできる。
露光ユニットEは、感光体ドラム101を露光して静電潜像を形成する。具体的には、露光ユニットEは、図示しない半導体レーザと、ポリゴンミラー4と、第1反射ミラー7と、第2反射ミラー8とを備えており、ブラック、シアン、マゼンタ及びイエローの各色相の画像データによって変調されたレーザビーム等の光ビームのそれぞれを感光体ドラム101a〜101dのそれぞれに照射する。感光体ドラム101a〜101dのそれぞれには、ブラック、シアン、マゼンタ及びイエローの各色相の画像データによる静電潜像が形成される。
現像装置102は、静電潜像にトナーを付着させて静電潜像を現像する。具体的には、現像装置102は、静電潜像が形成された感光体ドラム101の表面にトナーを供給し、静電潜像をトナー像に現像する。現像装置102a〜102dのそれぞれは、ブラック、シアン、マゼンタ及びイエローの各色相のトナーを収納しており、感光体ドラム101a〜101dのそれぞれに形成された各色相の静電潜像をブラック、シアン、マゼンタ及びイエローの各色相のトナー像に顕像化する。クリーニングユニット104は、現像・画像転写後における感光体ドラム101上の表面に残留したトナーを除去・回収する。
感光体ドラム101の上方に配置されている中間転写ベルト11は、駆動ローラ11aと従動ローラ11bとの間に張架されてループ状の移動経路を形成している。中間転写ベルト11の外周面は、感光体ドラム101d、感光体ドラム101c、感光体ドラム101b及び感光体ドラム101aにこの順に対向する。この中間転写ベルト11を挟んで各感光体ドラム101a〜101dに対向する位置に、一次転写ローラ13a〜13dが配置されている。中間転写ベルト11が感光体ドラム101a〜101dに対向する位置のそれぞれが一次転写位置である。また、中間転写ベルト11は、厚さ100〜150μm程度のフィルムで形成されている。
一次転写ローラ13a〜13dには、感光体ドラム101a〜101dの表面に担持されたトナー像を中間転写ベルト11上に転写するために、トナーの帯電極性と逆極性の一次転写バイアスが定電圧制御によって印加される。これによって、感光体ドラム101(101a〜101d)に形成された各色相のトナー像は中間転写ベルト11の外周面に順次重ねて転写され、中間転写ベルト11の外周面にフルカラーのトナー像が形成される。
但し、イエロー、マゼンタ、シアン及びブラックの色相の一部のみの画像データが入力された場合には、4つの感光体ドラム101a〜101dのうち、入力された画像データの色相に対応する一部の感光体101のみにおいて静電潜像及びトナー像の形成が行われる。例えば、モノクロ画像形成時には、ブラックの色相に対応した感光体ドラム101aのみにおいて静電潜像の形成及びトナー像の形成が行われ、中間転写ベルト11の外周面にはブラックのトナー像のみが転写される。
各一次転写ローラ13a〜13dは、直径8〜10mmの金属(例えばステンレス鋼)を素材とする軸の表面を導電性の弾性材(例えばEPDM(Ethylene-Propylene-Diene Methylene linkage),発泡ウレタン等)により被覆して構成されており、導電性の弾性材によって中間転写ベルト11に均一に高電圧を印加する。
各一次転写位置において中間転写ベルト11の外周面に転写されたトナー像は、中間転写ベルト11の回転によって、二次転写ローラ14との対向位置である二次転写位置に搬送される。二次転写ローラ14は、画像形成時において、内周面が駆動ローラ11aの周面に接触する中間転写ベルト11の外周面に所定のニップ圧で圧接されている。
給紙部(給紙カセット16又は手差し給紙トレイ17)から給紙された用紙が二次転写ローラ14と中間転写ベルト11との間を通過する際に、二次転写ローラ14にトナーの帯電極性とは逆極性の高電圧が印加される。これによって、中間転写ベルト11の外周面から用紙の表面にトナー像が転写される。
なお、感光体ドラム101から中間転写ベルト11に付着したトナーのうち用紙上に転写されずに中間転写ベルト11上に残存したトナーは、次工程での混色を防止するために、クリーニングユニット12によって回収される。
トナー像が転写された用紙は、定着装置15に導かれ、加熱ローラ15aと加圧ローラ15bとの間を通過して加熱及び加圧を受ける。これによって、トナー像が、用紙の表面に堅牢に定着する。トナー像が定着した用紙は、排紙ローラ18aによって排紙トレイ18上に排出される。
画像形成装置100には、給紙カセット16に収納されている用紙を二次転写ローラ14と中間転写ベルト11との間及び定着装置15を経由して排紙トレイ18に送るための略垂直方向の用紙搬送路P1が設けられている。
用紙搬送路P1には、給紙カセット16内の用紙を一枚ずつ用紙搬送路P1内に繰り出すピックアップローラ16a、繰り出された用紙を上方に向けて搬送する搬送ローラr、搬送されてきた用紙を所定のタイミングで二次転写ローラ14と中間転写ベルト11との間に導くレジストローラ19、及び、用紙を排紙トレイ18に排出する排紙ローラ18aが配置されている。
また、画像形成装置100の内部には、手差し給紙トレイ17からレジストローラ19に至る間に、ピックアップローラ17a及び搬送ローラrを配置した用紙搬送路P2が形成されている。さらに、排紙ローラ18aから用紙搬送路P1におけるレジストローラ19の上流側に至る間には、用紙搬送路P3が形成されている。
排紙ローラ18aは、正逆両方向に回転自在にされており、用紙の片面に画像を形成する片面画像形成時、及び、用紙の両面に画像を形成する両面画像形成における第2面画像形成時に正転方向に駆動されて用紙を排紙トレイ18に排出する。
一方、両面画像形成における第1面画像形成時には、排紙ローラ18aは、用紙の後端が定着装置15を通過するまで正転方向に駆動された後、用紙の後端部を挟持した状態で逆転方向に駆動されて用紙を用紙搬送路P3内に導く。これによって、両面画像形成時に片面のみに画像が形成された用紙は、表裏面及び前後端を反転した状態で用紙搬送路P1に導かれる。
レジストローラ19は、給紙カセット16若しくは手差し給紙トレイ17から給紙され、又は、用紙搬送路P3を経由して搬送された用紙を、中間転写ベルト11の回転に同期したタイミングで二次転写ローラ14と中間転写ベルト11との間に導く。このため、レジストローラ19は、感光体ドラム101や中間転写ベルト11の動作開始時には回転を停止しており、中間転写ベルト11の回転に先立って給紙又は搬送された用紙は、前端をレジストローラ19に当接させた状態で用紙搬送路P1内における移動を停止する。この後、レジストローラ19は、二次転写ローラ14と中間転写ベルト11とが圧接する位置で、用紙の前端部と中間転写ベルト11上に形成されたトナー像の前端部とが対向するタイミングで回転を開始する。
なお、画像形成部Pa〜Pdの全てにおいて画像形成が行われるフルカラー画像形成時には、一次転写ローラ13a〜13dが中間転写ベルト11を感光体ドラム101a〜101dの全てに圧接させる。一方、画像形成部Paのみにおいて画像形成が行われるモノクロ画像形成時には、一次転写ローラ13aのみを中間転写ベルト11を感光体ドラム101aに圧接させる。
給紙部(給紙カセット16又は手差し給紙トレイ17)から給紙される用紙は、国際規格(A版)や国内規格(B版)で定められ、一般的に使用されているコピー用紙(PPC(Plain Paper Copier)用紙、普通紙など)である。
また、現像装置102に収容されるトナーは、トナーカートリッジが収容されたトナー補給装置22から補給される。トナー補給装置22a〜22dに収容されたトナーカートリッジのそれぞれは、ブラック、シアン、マゼンタ及びイエローの各色相のトナーを現像装置102a〜102dに補給するための容器である。
図2は、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置100の電気的構成を示すブロック図である。
画像形成装置100は、更に、表示装置110と、記憶装置120と、制御装置140と、これらを制御するCPU(Central Processing Unit)とを具備している。記憶装置120には、コンピュータが実行可能なコンピュータプログラムが格納されていて、制御装置140は、そのコンピュータプログラムを読み出して実行する。表示装置110は、タッチパネルを有している。
画像形成装置100は、更に、操作部130と、電源部122とを具備している。操作部130は、表示灯131と、電源キー132と、省エネルギーキー(以下「省エネキー」と記載)133とを備えている。
表示灯131は、例えばLED(Light Emitting Diode)で構成され、制御装置130により点灯/消灯/点滅が制御される。
電源キー132は、主電源スイッチとは別に画像形成装置100本体に設けられたハードウェアボタンである。省エネキー133は、画像形成装置100本体に設けられたハードウェアボタンでも、表示装置110(タッチパネル)上に設けられるソフトウェアボタンでも実現可能である。
制御装置140は、モード設定部141を具備している。
モード設定部141は、待機モード、通常モード、省エネモードのいずれかを設定する。
待機モードが設定されている場合、画像形成装置100は、例えば主電源がオンの状態でFAX受信動作のみ可能である。
通常モードが設定されている場合、ユーザは、画像形成装置100の全ての動作モードが使用できる。動作モードとしては、コピーモード、ファクシミリモード(FAXモード)、ドキュメントファイリングモード(スキャンした画像を画像形成装置内部の記憶装置に記憶するモード)およびメールモード(スキャンした画像を電子メールに添付する形式で送信するモード)などが挙げられる。
例えば、主電源スイッチとは別に設けられた電源キー132をユーザが押下した場合、モード設定部141は、通常モードを設定する。すなわち、画像形成装置100が待機モードから通常モードへ移行して、ユーザは画像形成装置100の全ての動作モードを使用できるようになる。また、モード設定部141は、画像形成装置100が待機モードから通常モードへ移行したときに、表示灯131を点灯させる。
また、モード設定部141は、画像形成装置100が待機モードから通常モードへ移行したときに、定着ウォームアップを行なうように、電源部122を制御する。定着ウォームアップとは、定着装置15の加熱ローラ15aの温度が定着に適した温度になるように、電源部122から定着装置15へ電力を供給することである。
ユーザが省エネキー133を押下した場合、モード設定部141は、省エネモードを設定する。すなわち、画像形成装置100が通常モードから省エネモードへ移行して、ユーザは画像形成装置100の一部の動作モードしか使用できなくなる。また、モード設定部141は、画像形成装置100が通常モードから省エネモードへ移行したときに、表示灯131を点滅させる。
また、モード設定部141は、画像形成装置100が通常モードから省エネモードへ移行したときに、電源部122から定着装置15への電力供給を停止するように、電源部122を制御する。
省エネモードが設定されているときに、ユーザが省エネキー132を再度押下した場合、モード設定部141は、通常モードを設定する。すなわち、画像形成装置100が省エネモードから通常モードへ移行する。
また、モード設定部141は、画像形成装置100が省エネモードから通常モードへ移行したときに、定着ウォームアップを行なうように、電源部122を制御する。
制御装置140は、更に、トナー残量検出部142と、カウント部143と、算出部144と、タブ表示機能部145と、選択機能部146と、を具備している。これらの動作については後述する。
次に、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置100の動作について説明する。
図3は、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置100の動作(モード切替方法)を示すフローチャートである。
まず、画像形成装置100は、検出及び算出処理を行なう(図3のステップS1)。
ステップS1において、トナー残量検出部142は、トナーカートリッジ内のトナー残量を検出する。
ステップS1において、カウント部143は、画像形成部Pa〜Pdにより用紙1枚当たりに使用される平均のトナー消費量をカウントする。また、カウント部143は、省エネモードにおいて1日当たりに行なわれる定着ウォームアップの平均の回数をカウントする。
ステップS1において、算出部144は、トナー残量と、用紙1枚当たりに使用される平均のトナー消費量と、省エネモードにおいて1日当たりに行なわれる定着ウォームアップの平均の回数と、定着ウォームアップの1回分のトナー消費量と、に基づいて、省エネモードを継続した際に予想される残り印刷可能枚数とトナーカートリッジ交換時とを算出する。
また、ステップS1において、算出部144は、トナー残量と、用紙1枚当たりに使用される平均のトナー消費量と、定着ウォームアップの1回分のトナー消費量と、に基づいて、省エネモードを解除した際に(すなわち、省エネモードから通常モードに移行した際に)予想される残り印刷可能枚数とトナーカートリッジ交換時とを算出する。
また、ステップS1において、算出部144は、トナー残量と、用紙1枚当たりに使用される平均のトナー消費量と、省エネモードにおいて1日当たりに行なわれる定着ウォームアップの平均の回数と、定着ウォームアップの1回分のトナー消費量と、に基づいて、トナーセーブモードの切り替えを実行した際に予想される残り印刷可能枚数とトナーカートリッジ交換時とを算出する。
いま、省エネモードが設定されているときに、トナー残量が規定量である第1規定量以下であるが、第1規定量よりも小さい第2規定量以下ではない(図3のステップS2−Yes、S3−No)。この場合、画像形成装置100は、省エネモード継続可否選択処理(図3のステップS10)を実行する。
図4は、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置100の動作(モード切替方法)において、省エネモード継続可否選択処理(図3のステップS10)を示すフローチャートである。図5は、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置100において、表示装置110に表示される複数のタブ画面1001〜1005を示す図である。図6は、省エネモード継続可否選択処理(ステップS10)において、表示装置110に表示される複数のタブ画面1001〜1005と、省エネモード継続可否選択画面1100とを示す図である。
タブ表示機能部145は、トナーカートリッジの使用方法に関する複数のタブ画面1001〜1005を表示装置110に表示する(図4のステップS11)。
図5に示されるように、表示装置110に表示される複数のタブ画面1001〜1005は、それぞれ、省エネモード継続可否タブ画面1001、トナーセーブモード切替可否タブ画面1002、コピー時電子ファイル自動保存タブ画面1003、印刷切替タブ画面1004、トナーカートリッジ発注可否タブ画面1005を表している。
省エネモード継続可否タブ画面1001は、例えば1番目(最上位)のタブ画面として、省エネモードを継続するか否かを表している。
トナーセーブモード切替可否タブ画面1002は、例えば2番目のタブ画面として、現在のモードからトナーセーブモードに切り替えるか否かを表している。
コピー時電子ファイル自動保存タブ画面1003は、例えば3番目のタブ画面として、コピー時における電子ファイルへの自動保存を表している。電子ファイルとしては、PDF(Portable Document Format)が例示される。
印刷切替タブ画面1004は、例えば4番目のタブ画面として、カラー印刷からモノクロ印刷への切り替えを表している。
トナーカートリッジ発注可否タブ画面1005は、例えば5番目のタブ画面として、トナーカートリッジを発注するか否かを表している。
ステップS11において、図6に示されるように、タブ表示機能部145は、トナーカートリッジの使用方法に関する複数のタブ画面1001〜1005のうちの、省エネモード継続可否タブ画面1001を優先して表示装置110に表示する。
また、ステップS11において、選択機能部146は、省エネモード継続可否タブ画面1001が優先して表示装置110に表示されたときに、省エネモードを継続するか否かをユーザに選択させるための省エネモード継続可否選択画面1100を表示装置110にポップアップ表示する(図4のステップS12)。
図6に示されるように、省エネモード継続可否選択画面1100は、省エネモードの継続をユーザが選択するための継続ボタン1101と、省エネモードの解除をユーザが選択するための解除ボタン1102と、省エネモードを継続した際に予想される残り印刷可能枚数とトナーカートリッジ交換予測時期とを表す情報1103と、省エネモードを解除した際に予想される残り印刷可能枚数とトナーカートリッジ交換予測時期とを表す情報1104と、を含んでいる。
例えば、継続ボタン1101をユーザが押下した場合(図4のステップS13−No)、モード設定部141は、省エネモードの設定を継続する。すなわち、画像形成装置100が省エネモードを継続する(図4のステップS15)。
例えば、解除ボタン1102をユーザが押下した場合(図4のステップS13−Yes)、モード設定部141は、通常モードを設定する。すなわち、画像形成装置100が省エネモードから通常モードへ移行する(図4のステップS14)。
一方、省エネモードが設定されているときに、トナー残量が第1規定量以下である上に、第1規定量よりも小さい第2規定量以下である(図3のステップS2−Yes、S3−Yes)。この場合、画像形成装置100は、トナーカートリッジ発注可否選択処理(図3のステップS50)を実行する。
図7は、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置100の動作(モード切替方法)において、トナーカートリッジ発注可否選択処理(図3のステップS50)を示すフローチャートである。図8は、トナーカートリッジ発注可否選択処理(ステップS50)において、表示装置110に表示される複数のタブ画面1001〜1005と、トナーカートリッジ発注可否選択画面1500とを示す図である。
図8に示されるように、タブ表示機能部145は、複数のタブ画面1001〜1005のうちの、トナーカートリッジ発注可否タブ画面1005を優先して表示装置110に表示する(図7のステップS51)。
また、ステップS51において、選択機能部146は、トナーカートリッジ発注可否タブ画面1005が優先して表示装置110に表示されたときに、トナーカートリッジを発注するか否かをユーザに選択させるためのトナーカートリッジ発注可否選択画面1500を表示装置110にポップアップ表示する(図7のステップS52)。
図8に示されるように、トナーカートリッジ発注可否選択画面1500は、インターネットを経由してトナーカートリッジの発注を行なうための発注ボタン1501と、今現在は発注しない保留ボタン1502と、発注先を指定するための選択欄1503と、を含んでいる。
例えば、保留ボタン1502をユーザが押下した場合(図7のステップS53−No)、選択機能部146は、トナーカートリッジの発注を行なわない(図7のステップS55)。
例えば、発注ボタン1501をユーザが押下した場合(図7のステップS53−Yes)、選択機能部146は、トナーカートリッジの発注を行なう(図7のステップS54)。
ここで、画像形成装置100は、省エネモード継続可否タブ画面1001が優先して表示装置110に表示され、かつ、省エネモード継続可否選択画面1100が表示装置110にポップアップ表示されている場合であっても、ユーザは複数のタブ画面1001〜1005のうちのタブ画面1002〜1005のいずれかを選択することができる。すなわち、画像形成装置100は、ユーザがタブ画面1002〜1005のいずれかを選択したときに、割り込み処理を行なう。
図9は、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置100の動作(モード切替方法)において、トナーセーブモード切替可否選択処理(ステップS20)を示すフローチャートである。図10は、トナーセーブモード切替可否選択処理(ステップS20)において、表示装置110に表示される複数のタブ画面1001〜1005と、トナーセーブモード切替可否選択画面1200とを示す図である。
タブ表示機能部145は、例えば、省エネモード継続可否タブ画面1001が優先して表示装置110に表示され、かつ、省エネモード継続可否選択画面1100が表示装置110にポップアップ表示されているときに(図6を参照)、ユーザが表示装置110(タッチパネル)をタッチして複数のタブ画面1001〜1005のうちのトナーセーブモード切替可否タブ画面1002を選択した場合、割り込み処理として、図10に示されるように、トナーセーブモード切替可否タブ画面1002を優先して表示装置110に表示する(図9のステップS21)。
また、ステップS21において、選択機能部146は、トナーセーブモード切替可否タブ画面1002が優先して表示装置110に表示されたときに、現在のモード(例えば、省エネモード)からトナーセーブモードに切り替えるか否かをユーザに選択させるためのトナーセーブモード切替可否選択画面1200を表示装置110にポップアップ表示する(図9のステップS22)。
図10に示されるように、トナーセーブモード切替可否選択画面1200は、トナーセーブモードの切り替えの中止をユーザが選択するための中止ボタン1201と、トナーセーブモードの切り替えの実行をユーザが選択するための実行ボタン1202と、トナーセーブモードの切り替えの中止として省エネモードを継続した際に予想される残り印刷可能枚数とトナーカートリッジ交換予測時期とを表す情報1203と、トナーセーブモードの切り替えを実行した際に予想される残り印刷可能枚数とトナーカートリッジ交換予測時期とを表す情報1204と、を含んでいる。
例えば、中止ボタン1202をユーザが押下した場合(図9のステップS23−No)、モード設定部141は、省エネモードの設定を継続する。すなわち、画像形成装置100が省エネモードを継続する(図9のステップS15)。
例えば、実行ボタン1201をユーザが押下した場合(図9のステップS23−Yes)、モード設定部141は、トナーセーブモードを設定する。すなわち、画像形成装置100が省エネモードからトナーセーブモードへ移行する(図9のステップS24)。
また、モード設定部141は、画像形成装置100が省エネモードからトナーセーブモードへ移行したときに、用紙1枚当たりに使用されるトナー消費量を設定量だけ少なくして印刷するように、画像形成部Pa〜Pdを制御する。
図11は、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置100の動作(モード切替方法)において、コピー時電子ファイル自動保存処理(ステップS30)を示すフローチャートである。図12は、コピー時電子ファイル自動保存処理(ステップS30)において、表示装置110に表示される複数のタブ画面1001〜1005と、コピー時電子ファイル自動保存選択画面1300とを示す図である。
タブ表示機能部145は、例えば、省エネモード継続可否タブ画面1001が優先して表示装置110に表示され、かつ、省エネモード継続可否選択画面1100が表示装置110にポップアップ表示されているときに(図6を参照)、ユーザが表示装置110(タッチパネル)をタッチして複数のタブ画面1001〜1005のうちのコピー時電子ファイル自動保存タブ画面1003を選択した場合、割り込み処理として、図12に示されるように、コピー時電子ファイル自動保存タブ画面1003を優先して表示装置110に表示する(図11のステップS31)。
また、ステップS31において、選択機能部146は、コピー時電子ファイル自動保存タブ画面1003が優先して表示装置110に表示されたときに、コピー時において電子ファイルへの自動保存をユーザに選択させるためのコピー時電子ファイル自動保存選択画面1300を表示装置110にポップアップ表示する(図11のステップS32)。
図12に示されるように、コピー時電子ファイル自動保存選択画面1300は、コピー時における電子ファイルをクラウドに保存するためのボタン1301と、コピー時における電子ファイルをUSB(Universal Serial Bus)に保存するためのボタン1302と、コピー時における電子ファイルを記憶装置120に保存するためのボタン1303と、コピー時における電子ファイルを電子メールで送信するためのボタン1304と、を含んでいる。
例えば、ボタン1303をユーザが押下した場合(図11のステップS33)、選択機能部146は、コピー時における電子ファイルを記憶装置120に保存する。
図13は、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置100の動作(モード切替方法)において、印刷切替選択処理(ステップS40)を示すフローチャートである。図14は、印刷切替選択処理(ステップS40)において、表示装置110に表示される複数のタブ画面1001〜1005と、印刷切替選択画面1400とを示す図である。
タブ表示機能部145は、例えば、省エネモード継続可否タブ画面1001が優先して表示装置110に表示され、かつ、省エネモード継続可否選択画面1100が表示装置110にポップアップ表示されているときに(図6を参照)、ユーザが表示装置110(タッチパネル)をタッチして複数のタブ画面1001〜1005のうちの印刷切替タブ画面1004を選択した場合、割り込み処理として、図14に示されるように、印刷切替タブ画面1004を優先して表示装置110に表示する(図13のステップS41)。
また、ステップS41において、選択機能部146は、印刷切替タブ画面1004が優先して表示装置110に表示されたときに、カラー印刷からモノクロ印刷への切り替えをユーザに選択させるための印刷切替選択画面1400を表示装置110にポップアップ表示する(図13のステップS42)。
図14に示されるように、印刷切替選択画面1400は、カラー印刷からモノクロ印刷への切り替えを行なうための切替ボタン1401と、今現在は切り替えない保留ボタン1402と、を含んでいる。
例えば、保留ボタン1402をユーザが押下した場合(図13のステップS43−No)、選択機能部146は、カラー印刷を継続する(図13のステップS45)。
例えば、切替ボタン1401をユーザが押下した場合(図13のステップS43−Yes)、選択機能部146は、カラー印刷からモノクロ印刷への切り替えを行なうように、画像形成部Pa〜Pdを制御する(図13のステップS44)。
以上の説明により、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置100では、選択機能部146は、画像形成装置100の一部の動作モードを使用する省エネモードが設定されているときに、トナー残量が規定量以下である場合に、省エネモードを継続するか否かをユーザに選択させるための省エネモード継続可否選択画面1100を表示装置110にポップアップ表示する。このように、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置100によれば、トナー残量が少なくなってきたときに、省エネモード継続可否選択画面1100がポップアップ表示されるため、ユーザは、省エネモードを継続して電力消費を抑制するか、省エネモードを継続しないでトナー消費を抑制するかを省エネモード継続可否選択画面1100により選択することができる。
また、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置100では、省エネモード継続可否選択画面1100は、省エネモードの継続をユーザが選択するための継続ボタン1101と、省エネモードの解除をユーザが選択するための解除ボタン1102と、省エネモードを継続した際に予想される残り印刷可能枚数とトナーカートリッジ交換予測時期とを表す情報1103と、省エネモードを解除した際に予想される残り印刷可能枚数とトナーカートリッジ交換予測時期とを表す情報1104と、を含んでいる。このように、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置100によれば、省エネモード継続可否選択画面1100に残り印刷可能枚数とトナーカートリッジ交換予測時期とが提示されるため、ユーザは、残り印刷可能枚数とトナーカートリッジ交換予測時期とによりトナー残量を考慮することができ、省エネモードを継続して電力消費を抑制するか、省エネモードを継続しないでトナー消費を抑制するかを省エネモード継続可否選択画面1100により選択することができる。
また、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置100では、タブ表示機能部145は、省エネモードが設定されているときに、トナー残量が規定量以下である場合に、トナーカートリッジの使用方法に関する複数のタブ画面1001〜1005のうちの、最上位のタブ画面として、省エネモードを継続するか否かを表す省エネモード継続可否タブ画面1001を優先して表示装置110に表示する。選択機能部146は、省エネモード継続可否タブ画面1001が優先して表示装置110に表示されたときに、省エネモード継続可否選択画面1100を表示装置110にポップアップ表示する。このように、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置100によれば、トナー残量が少なくなってきたときに、省エネモード継続可否タブ画面1001が優先してタブ表示されると共に、省エネモード継続可否選択画面1100がポップアップ表示されるため、ユーザは、トナーカートリッジの使用方法のうちの1つの方法を省エネモード継続可否タブ画面1001により理解することができ、省エネモードを継続して電力消費を抑制するか、省エネモードを継続しないでトナー消費を抑制するかを省エネモード継続可否選択画面1100により選択することができる。
また、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置100では、タブ表示機能部145は、省エネモード継続可否タブ画面1001が優先して表示装置110に表示され、かつ、省エネモード継続可否選択画面1100が表示装置110にポップアップ表示されているときに、複数のタブ画面1001〜1005のうちの、現在のモードから用紙1枚当たりに使用されるトナー消費量を設定量だけ少なくするためのトナーセーブモードに切り替えるか否かを表すトナーセーブモード切替可否タブ画面1002がユーザにより選択された場合、トナーセーブモード切替可否タブ画面1002を優先して表示装置110に表示する。選択機能部146は、トナーセーブモード切替可否タブ画面1002が優先して表示装置110に表示されたときに、現在のモードからトナーセーブモードに切り替えるか否かをユーザに選択させるためのトナーセーブモード切替可否選択画面1200を表示装置110にポップアップ表示する。このように、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置100によれば、省エネモード継続可否タブ画面1001が優先してタブ表示され、かつ、省エネモード継続可否選択画面1100がポップアップ表示されているときに、トナーセーブモード切替可否タブ画面1002がユーザにより選択された場合、ユーザは、トナーカートリッジの使用方法のうちの他の1つの方法をトナーセーブモード切替可否タブ画面1002により理解することができ、省エネモードを継続して電力消費を抑制するか、トナーセーブモードに切り替えてトナー消費を抑制するかをトナーセーブモード切替可否選択画面1200により選択することができる。
また、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置100では、トナーセーブモード切替可否選択画面1200は、トナーセーブモードの切り替えの中止をユーザが選択するための中止ボタン1202と、トナーセーブモードの切り替えの実行をユーザが選択するための実行ボタン1201と、トナーセーブモードの切り替えの中止として省エネモードを継続した際に予想される残り印刷可能枚数とトナーカートリッジ交換予測時期とを表す情報1203と、トナーセーブモードの切り替えを実行した際に予想される残り印刷可能枚数とトナーカートリッジ交換予測時期とを表す情報1204と、を含んでいる。このように、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置100によれば、トナーセーブモード切替可否選択画面1200に残り印刷可能枚数とトナーカートリッジ交換予測時期とが提示されるため、ユーザは、残り印刷可能枚数とトナーカートリッジ交換予測時期とによりトナー残量を考慮することができ、省エネモードを継続して電力消費を抑制するか、トナーセーブモードに切り替えてトナー消費を抑制するかをトナーセーブモード切替可否選択画面1200により選択することができる。
また、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置100では、タブ表示機能部145は、省エネモード継続可否タブ画面1001が優先して表示装置110に表示され、かつ、省エネモード継続可否選択画面1100が表示装置110にポップアップ表示されているときに、複数のタブ画面1001〜1005のうちの、コピー時における電子ファイルへの自動保存を表すコピー時電子ファイル自動保存タブ画面1003がユーザにより選択された場合、コピー時電子ファイル自動保存タブ画面1003を優先して表示装置110に表示する。選択機能部146は、コピー時電子ファイル自動保存タブ画面1003が優先して表示装置110に表示されたときに、コピー時において電子ファイルへの自動保存をユーザに選択させるためのコピー時電子ファイル自動保存選択画面1300を表示装置110にポップアップ表示する。このように、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置100によれば、省エネモード継続可否タブ画面1001が優先してタブ表示され、かつ、省エネモード継続可否選択画面1100がポップアップ表示されているときに、コピー時電子ファイル自動保存タブ画面1003がユーザにより選択された場合、ユーザは、トナーカートリッジの使用方法のうちの他の1つの方法をコピー時電子ファイル自動保存タブ画面1003により理解することができ、トナー消費を抑制するために、どのような方法で電子ファイルを自動保存するかをコピー時電子ファイル自動保存選択画面1300により選択することができる。
また、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置100では、タブ表示機能部145は、省エネモード継続可否タブ画面1001が優先して表示装置110に表示され、かつ、省エネモード継続可否選択画面1100が表示装置110にポップアップ表示されているときに、複数のタブ画面1001〜1005のうちの、カラー印刷からモノクロ印刷への切り替えを表す印刷切替タブ画面1004がユーザにより選択された場合、印刷切替タブ画面1004を優先して表示装置110に表示する。選択機能部146は、印刷切替タブ画面1004が優先して表示装置110に表示されたときに、カラー印刷からモノクロ印刷への切り替えをユーザに選択させるための印刷切替選択画面1400を表示装置110にポップアップ表示する。このように、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置100によれば、省エネモード継続可否タブ画面1001が優先してタブ表示され、かつ、省エネモード継続可否選択画面1100がポップアップ表示されているときに、印刷切替タブ画面1004がユーザにより選択された場合、ユーザは、トナーカートリッジの使用方法のうちの他の1つの方法を印刷切替タブ画面1004により理解することができ、トナー消費を抑制するために、カラー印刷からモノクロ印刷へ切り替えるか否かを印刷切替選択画面1400により選択することができる。
[第2実施形態]
本発明の第2実施形態に係る画像形成装置100では、ユーザが複数のタブ画面1001〜1005のうちの少なくとも1つのタブ画面に関する機能を予め制限した場合に、タブ表示やポップアップ表示が変化する。第2実施形態では、第1実施形態からの変更点のみ説明する。
図15は、本発明の第2実施形態に係る画像形成装置100において、表示装置110に表示される複数のタブ画面1001〜1005を示す図である。
タブ表示機能部145は、ユーザの指示により、図15に示されるような複数のタブ画面1001〜1005を表示装置110に表示する。
図15に示されるように、表示装置110に表示される複数のタブ画面1001〜1005のうちの、省エネモード継続可否タブ画面1001、トナーセーブモード切替可否タブ画面1002、コピー時電子ファイル自動保存タブ画面1003、印刷切替タブ画面1004の各々は、有効ボタン2001と、無効ボタン2002とを含んでいる。
例えば、省エネモード継続可否タブ画面1001の無効ボタン2002をユーザが押下した場合、タブ表示機能部145は、省エネモード継続可否タブ画面1001に関する機能を無効とする(制限する)。省エネモード継続可否タブ画面1001に関する機能が制限されているときに、省エネモード継続可否タブ画面1001の有効ボタン2001をユーザが押下した場合、タブ表示機能部145は、省エネモード継続可否タブ画面1001に関する機能を有効とする(制限しない)。
例えば、トナーセーブモード切替可否タブ画面1002の無効ボタン2002をユーザが押下した場合、タブ表示機能部145は、トナーセーブモード切替可否タブ画面1002に関する機能を無効とする(制限する)。トナーセーブモード切替可否タブ画面1002に関する機能が制限されているときに、トナーセーブモード切替可否タブ画面1002の有効ボタン2001をユーザが押下した場合、タブ表示機能部145は、トナーセーブモード切替可否タブ画面1002に関する機能を有効とする(制限しない)。
例えば、コピー時電子ファイル自動保存タブ画面1003の無効ボタン2002をユーザが押下した場合、タブ表示機能部145は、コピー時電子ファイル自動保存タブ画面1003に関する機能を無効とする(制限する)。コピー時電子ファイル自動保存タブ画面1003に関する機能が制限されているときに、コピー時電子ファイル自動保存タブ画面1003の有効ボタン2001をユーザが押下した場合、タブ表示機能部145は、コピー時電子ファイル自動保存タブ画面1003に関する機能を有効とする(制限しない)。
例えば、印刷切替タブ画面1004の無効ボタン2002をユーザが押下した場合、タブ表示機能部145は、印刷切替タブ画面1004に関する機能を無効とする(制限する)。印刷切替タブ画面1004に関する機能が制限されているときに、印刷切替タブ画面1004の有効ボタン2001をユーザが押下した場合、タブ表示機能部145は、印刷切替タブ画面1004に関する機能を有効とする(制限しない)。
ここで、第1実施形態では、省エネモードが設定されているときに、トナー残量が第1規定量以下であるが、第2規定量以下ではない場合(図3のステップS2−Yes、S3−No)、画像形成装置100は、省エネモード継続可否選択処理(図4のステップS10)を実行している。
これに対して、第2実施形態では、省エネモードが設定されているときに、トナー残量が第1規定量以下であるが、第2規定量以下ではない場合であり(図3のステップS2−Yes、S3−No)、かつ、省エネモード継続可否タブ画面1001に関する機能が制限されている場合、画像形成装置100は、省エネモード継続可否選択処理(図4のステップS10)を実行しないで、トナーセーブモード切替可否選択処理(図9のステップS20)を実行する。
図16は、省エネモード継続可否タブ画面1001に関する機能が制限されているときに、トナーセーブモード切替可否選択処理(ステップS20)において、表示装置110に表示される複数のタブ画面1001〜1005と、トナーセーブモード切替可否選択画面1200とを示す図である。
タブ表示機能部145は、省エネモード継続可否タブ画面1001に関する機能が制限されているため、例えば、省エネモード継続可否タブ画面1001をグレーアウトして表示する。また、タブ表示機能部145は、複数のタブ画面1001〜1005のうちの省エネモード継続可否タブ画面1001以外の候補タブ画面1002〜1005のうちの、最上位の候補タブ画面として、トナーセーブモード切替可否タブ画面1002を優先して表示装置110に表示する(図9のステップS21)。
また、ステップS21において、選択機能部146は、最上位の候補タブ画面(トナーセーブモード切替可否タブ画面1002)が優先して表示装置110に表示されたときに、最上位の候補タブ画面(トナーセーブモード切替可否タブ画面1002)に対応する画面(トナーセーブモード切替可否選択画面1200)を表示装置110にポップアップ表示する(図9のステップS22)。
また、第2実施形態では、省エネモードが設定されているときに、トナー残量が第1規定量以下であるが、第2規定量以下ではない場合であり(図3のステップS2−Yes、S3−No)、かつ、省エネモード継続可否タブ画面1001とトナーセーブモード切替可否タブ画面1002とに関する機能が制限されている場合、画像形成装置100は、省エネモード継続可否選択処理(図4のステップS10)、トナーセーブモード切替可否選択処理(図9のステップS20)を実行しないで、コピー時電子ファイル自動保存処理(図11のステップS30)を実行する。
図17は、省エネモード継続可否タブ画面1001とトナーセーブモード切替可否タブ画面1002とに関する機能が制限されているときに、コピー時電子ファイル自動保存処理(ステップS30)において、表示装置110に表示される複数のタブ画面1001〜1005と、コピー時電子ファイル自動保存選択画面1300とを示す図である。
タブ表示機能部145は、省エネモード継続可否タブ画面1001とトナーセーブモード切替可否タブ画面1002とに関する機能が制限されているため、例えば、省エネモード継続可否タブ画面1001とトナーセーブモード切替可否タブ画面1002とをグレーアウトして表示する。また、タブ表示機能部145は、複数のタブ画面1001〜1005のうちの省エネモード継続可否タブ画面1001とトナーセーブモード切替可否タブ画面1002以外の候補タブ画面1003〜1005のうちの、最上位の候補タブ画面として、コピー時電子ファイル自動保存タブ画面1003を優先して表示装置110に表示する(図11のステップS31)。
また、ステップS31において、選択機能部146は、最上位の候補タブ画面(コピー時電子ファイル自動保存タブ画面1003)が優先して表示装置110に表示されたときに、最上位の候補タブ画面(コピー時電子ファイル自動保存タブ画面1003)に対応する画面(コピー時電子ファイル自動保存選択画面1300)を表示装置110にポップアップ表示する(図11のステップS32)。
また、第2実施形態では、省エネモードが設定されているときに、トナー残量が第1規定量以下であるが、第2規定量以下ではない場合であり(図3のステップS2−Yes、S3−No)、かつ、省エネモード継続可否タブ画面1001とトナーセーブモード切替可否タブ画面1002とコピー時電子ファイル自動保存タブ画面1003とに関する機能が制限されている場合、画像形成装置100は、省エネモード継続可否選択処理(図4のステップS10)、トナーセーブモード切替可否選択処理(図9のステップS20)、コピー時電子ファイル自動保存処理(ステップS30)を実行しないで、印刷切替選択処理(図13のステップS40)を実行する。
図18は、省エネモード継続可否タブ画面1001とトナーセーブモード切替可否タブ画面1002とコピー時電子ファイル自動保存タブ画面1003とに関する機能が制限されているときに、印刷切替選択処理(ステップS40)において、表示装置110に表示される複数のタブ画面1001〜1005と、印刷切替選択画面1400とを示す図である。
タブ表示機能部145は、省エネモード継続可否タブ画面1001とトナーセーブモード切替可否タブ画面1002とコピー時電子ファイル自動保存タブ画面1003とに関する機能が制限されているため、例えば、省エネモード継続可否タブ画面1001とトナーセーブモード切替可否タブ画面1002とコピー時電子ファイル自動保存タブ画面1003とをグレーアウトして表示する。また、タブ表示機能部145は、複数のタブ画面1001〜1005のうちの省エネモード継続可否タブ画面1001とトナーセーブモード切替可否タブ画面1002とコピー時電子ファイル自動保存タブ画面1003以外の候補タブ画面1004〜1005のうちの、最上位の候補タブ画面として、印刷切替タブ画面1004を優先して表示装置110に表示する(図13のステップS41)。
また、ステップS41において、選択機能部146は、最上位の候補タブ画面(印刷切替タブ画面1004)が優先して表示装置110に表示されたときに、最上位の候補タブ画面(印刷切替タブ画面1004)に対応する画面(印刷切替選択画面1400)を表示装置110にポップアップ表示する(図13のステップS42)。
以上の説明により、本発明の第2実施形態に係る画像形成装置100では、複数のタブ画面1001〜1005のうちの少なくとも1つのタブ画面である候補タブ画面に関する機能がユーザにより予め制限されていない場合、候補タブ画面のうちの、最上位の候補タブ画面(候補タブ画面がタブ画面1002〜1005である場合はトナーセーブモード切替可否タブ画面1002)が優先して表示装置110に表示され、表示装置110に表示された最上位の候補タブ画面(トナーセーブモード切替可否タブ画面1002)に対応する画面(トナーセーブモード切替可否選択画面1200)が表示装置110にポップアップ表示される。このように、本発明の第2実施形態に係る画像形成装置100によれば、第1実施形態の効果に加えて、ユーザが複数のタブ画面1001〜1005のうちの少なくとも1つのタブ画面に関する機能を予め制限した場合に、タブ表示やポップアップ表示を変更することができる。
[第3実施形態]
本発明の第3実施形態に係る画像形成装置100では、ユーザによる画像形成装置100の使用状況に応じて、タブ表示やポップアップ表示が変化する。第3実施形態では、第1、2実施形態からの変更点のみ説明する。
図19は、本発明の第3実施形態に係る画像形成装置100の動作(モード切替方法)を示すフローチャートである。
画像形成装置100は、前述の検出及び算出処理を行なう(図19のステップS1)。
ここで、ステップS1において、カウント部143は、更に、ユーザが電子ファイル(PDF)を利用(スキャン)した回数であるPDF利用回数をカウントする。
いま、省エネモードが設定されているときに、トナー残量が第1規定量以下であるが、第2規定量以下ではない場合であり(図19のステップS2−Yes、S3−No)、かつ、PDF利用回数が設定利用回数以下である場合(図19のステップS4−Yes)、画像形成装置100は、前述の省エネモード継続可否選択処理(図4のステップS10)を実行する。
一方、省エネモードが設定されているときに、トナー残量が第1規定量以下であるが、第2規定量以下ではない場合であり(図19のステップS2−Yes、S3−No)、かつ、PDF利用回数が設定利用回数を超えた場合(図19のステップS4−No)、画像形成装置100は、前述のコピー時電子ファイル自動保存処理(図11のステップS30)を実行する。
即ち、タブ表示機能部145は、コピー時電子ファイル自動保存タブ画面1003を優先して表示装置110に表示する(図11のステップS31)。
また、ステップS31において、選択機能部146は、コピー時電子ファイル自動保存タブ画面1003が優先して表示装置110に表示されたときに、コピー時電子ファイル自動保存選択画面1300を表示装置110にポップアップ表示する(図11のステップS32)。
以上の説明により、本発明の第3実施形態に係る画像形成装置100では、複数のタブ画面1001〜1005のうちの少なくとも1つのタブ画面である候補タブ画面に関する機能が、ユーザによる画像形成装置100の使用状況に応じて設定されている場合、候補タブ画面のうちの、ユーザによる画像形成装置100の使用状況に応じた使用状況対応タブ画面(PDF利用回数が設定利用回数を超えた場合はコピー時電子ファイル自動保存タブ画面1003)が優先して表示装置110に表示され、表示装置110に表示された使用状況対応タブ画面(コピー時電子ファイル自動保存タブ画面1003)に対応する画面(コピー時電子ファイル自動保存選択画面1300)が表示装置110にポップアップ表示される。このように、本発明の第3実施形態に係る画像形成装置100によれば、第1、第2実施形態の効果に加えて、ユーザによる画像形成装置100の使用状況に応じて、タブ表示やポップアップ表示を変更することができる。
なお、本発明の第3実施形態に係る画像形成装置100では、ユーザによる画像形成装置100の使用状況として、PDF利用回数が設定利用回数を超えた場合としているが、例えば、ユーザ毎に与えられたユニークなIDを認証することによって、ユーザ毎にタグ表示やポップアップ表示を変更させてもよい。また、画像形成装置100がコンビニエンスストアに設けられる場合にはポップアップ表示を無効にしてもよい。
以上のように、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。