JP2011093107A - 画像形成装置、画像形成装置を制御するプログラムおよび記録媒体 - Google Patents

画像形成装置、画像形成装置を制御するプログラムおよび記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】カラートナーの残量がない場合に、画像データの内容に基づいて代替印刷の可否を判定して、ユーザにとって意義がある代替印刷を実行する。
【解決手段】画像形成装置は、スキャンした原稿データまたは受信した印刷データに基づいて生成された画像データがカラーであって、かつ、一部のカラートナーの残量がない場合に画像データの色相の度数分布を作成するステップと、度数がしきい値(1)以上の色相の数を算出するステップ(S1620)と、色相の数がしきい値(2)以下であるか否かを判定するステップ(S1630)と、色相の数がしきい値(2)以下である場合に(S1630にてYES)、変換ルールに従って画像データを変換するステップ(S1640)と、変換された画像データを用いて印刷処理するステップ(S1650)とを含むプログラムを実行する。
【選択図】図6

Description

本発明は、電子写真方式等を使用した画像形成装置であって、原稿をスキャンしたデータに基づいて記録用紙にカラー画像を形成するコピー機能または情報処理装置(コンピュータ)から受信したデータに基づいて記録用紙にカラー画像を形成するプリンタ機能を少なくとも備えた画像形成装置に関し、特に、一部の色のカラートナーまたはカラーインクの残量がない場合に、他の色で代替印刷することのできる、画像形成装置に関する。また、本発明は、このような画像形成装置を制御するコンピュータプログラムおよびそのプログラムを記録した記録媒体にも関係がある。
コピー機能またはプリンタ機能を備えたカラータイプの画像形成装置は、原稿をスキャンして作成した画像データまたは情報処理装置から受信した印刷データに基づいて、普通紙等の記録媒体上に、カラー画像を形成する。この画像形成装置は、画像形成の高速性、画像品質およびコストなどを画像形成装置の要求仕様に合致させるために、電子写真方式またはインクジェット方式が採用される。さらに、このようなコピー機能に加えて、ファクシミリ機能(以下、ファクシミリをFAXまたはファクスと記載する場合がある。)およびスキャナ機能のように複数の基本的な機能(モード)を有する複合機(MFP(Multifunction Peripheral))も多くなってきている。
このようなカラータイプのMFPにおいては、たとえば4色(C(シアン)、M(マゼンダ)、Y(イエロー)、K(ブラック))のカラートナーまたはカラーインク(さらに多くの色のカラートナーまたはカラーインクを備えていても構わない。)を消耗しながら、記録用紙に画像を形成する。
このような消耗品については、それらの残量を検出するセンサをMFPに設けておいて、複数あるトナーまたはインクのうちいずれか1つの残量がなくなった場合には、原則として、その時点で印刷を中止または中断するとともに、残量がなくなった色のトナーカートリッジまたはインクカートリッジの交換または補充を促すべく適当な表示等を行なうようになっている。これに対して、ユーザまたは印刷内容によっては、印刷品質が多少低下しても、そのまま印刷を継続する方を優先したいとの要望がある。
このような要望に鑑みて、以下に示す特開2004−276335号公報(特許文献1)においては、複数のカラーインクを備えたプリンタに関して、いずれか1色以上のインク切れが発生した際に残りのインクを駆使して最適な印刷を継続するようにした不足色補完プリンタが開示されている。
このプリンタは、少なくとも2種類以上のインクを備えたプリンタであって、印刷指示端末(コンピュータ)から受け取った印刷データを印刷するのに要する各インクの消費量を算出するインク消費量算出部と、その印刷実行前の各インクの残量を検知するインク残量検知部と、インク消費量算出部で算出された各インクの消費量とインク残量検知手段で得られた各インクの残量とに応じて、印刷データの印刷モードを選択する印刷モード選択部と、その印刷データを不足色補完印刷モードで印刷実行すべく補完印刷データに変換する印刷データ変換部と、その補完印刷データに従って不足色補完印刷モードで印刷を実行する印刷部とを備える。
この不足色補完プリンタによると、インク消費量算出部が、印刷データを受け取ったときに印刷データを通常印刷モードで印刷するのに要する各インクの消費量を算出するとともに、インク残量検知部が、その印刷データを印刷実行する前の各インクの残量を検知する。印刷モード選択部が、そのインク消費量とインク残量とを比較して、そのインク残量がそのインク消費量より多いときは、通常の印刷モードを選択し、反対にインク残量がそのインク消費量より少ないときは不足色補完印刷モードを選択する。不足色補完印刷モードが選択された時は、選択印刷データ変換部が、その印刷データを不足色補完印刷モードで印刷実行すべく補完印刷データに変換し、印刷部が、その補完印刷データに従って印刷データを不足色補完印刷モードで印刷する。これにより、印刷データ作成後に新たなインク切れが発生するようなことがなくなるため、プリンタが印刷データ受信後に発生したインク切れによる印刷停止といった不都合を確実に回避することができる。
特開2004−276335号公報
上述の特許文献1に開示された不足色補完プリンタにおいては、印刷データ変換部は、印刷データの内容を判断するとともに、その印刷データの内容とインクの残量とに応じて所定の変換ルールでその印刷データを補完印刷データに変換する。この場合の印刷データの内容とは、写真、文字およびグラフのいずれかでしかない。
しかしながら、このようにして、これらの印刷の内容に従って補完印刷データに変換して印刷すると、元々の印刷データの内容によっては(たとえば変換前の画像データにおける色相の数(色数)が多いことに起因して)、不足色補完印刷モードで印刷(代替印刷)すると、色分け部分がユーザの視覚により認識できない場合が発生するという問題がある。
このような印刷物の色分け部分がユーザの視覚により認識できないという問題は、この不足色補完プリンタにより代替印刷を実行して、出力されて印刷物をユーザが視覚により確認して、はじめて判明する。この代替印刷による印刷物の色分け部分がユーザの視覚により認識できないことが判明したときには、ユーザにとっては、無駄に代替印刷時間を待ったものに過ぎないばかりか、既にカラーインクおよび記録用紙を消耗しており、無駄な代替印刷を実行したことに過ぎず、昨今の省エネルギーの観点からも好ましいことではない。
したがって、本発明の目的は、画像を可視化するための消耗品(カラートナー、カラーインク)の残量がない場合に、可視化する画像データの内容に基づいて代替印刷の可否を判定して、ユーザにとって意義がある代替処理を実行することのできる、画像形成装置、このような画像形成装置を制御するコンピュータプログラムおよびそのプログラムを記録した記録媒体を提供することである。
本発明に係る画像形成装置は、2色以上の像可視化剤を使用する画像形成装置であって、各像可視化剤の残量を検出するための検出手段と、画像を形成するために使用される画像データに基づいて、画像の色相についての情報を作成するための作成手段と、像可視化剤の一部の残量が予め定められた以下である場合に、情報に基づいて、残量が予め定められた以下でない像可視化剤を用いた代替処理による画像形成を実行するか否かを判定するための判定手段と、代替処理により画像を形成するために使用される代替画像データを作成するためのデータ作成手段と、画像データまたは代替画像データを使用して、画像を形成するための画像形成手段とを含む。
本発明の別の局面に係るコンピュータプログラムは、2色以上の像可視化剤を使用する画像形成装置を制御するコンピュータのためのプログラムであって、このコンピュータを、画像を形成するために使用される画像データに基づいて、画像の色相についての情報を作成するための作成手段と、像可視化剤の一部の残量が予め定められた以下である場合に、情報に基づいて、残量が予め定められた以下でない像可視化剤を用いた代替処理による画像形成を実行するか否かを判定するための判定手段と、代替処理により画像を形成するために使用される代替画像データを作成するためのデータ作成手段と、画像データまたは代替画像データを使用して画像を形成する画像形成処理を制御するための制御手段として機能させる。
本発明のさらに別の局面に係る記録媒体は、上述のコンピュータプログラムを記録した、コンピュータが読取り可能な記録媒体である。なお、上記記録媒体としては、たとえば、コンピュータ内部の主記憶または補助記憶を構成するRAM(Random Access Memory)、ROM(Read−Only Memory)、および、補助記憶装置としての不揮発性メモリ(フラッシュメモリ)等がある。
この画像形成装置、コンピュータプログラムまたは記録媒体によると、画像を可視化するカラートナーまたはカラーインク等の残量がない場合または少ない場合に、可視化する画像における色相についての情報に基づいて代替処理(代替印刷)を実行するか否かが、代替処理の実行前に判定される。この場合において、代替処理により形成される画像における色相の違いを、ユーザの視覚により認識可能なように構成できる(ユーザが色の違いを見分けられる画像を形成できる)場合には、ユーザにとって意義があるとして、代替処理を実行する。その結果、ユーザが無駄に代替処理時間を待った挙句に意義のない画像が出力されることもなく、カラートナーまたはカラーインクおよび記録用紙の無駄な消耗を回避して、代替処理を実行することができる。
この作成手段は、情報として、画像における色相の数についての情報を作成するための手段を含むように構成することができる。この場合において、判定手段は、色相の数が予め定められた数以下である場合に、代替処理による画像形成を実行すると判定するための手段を含むように構成することができる。
画像における色相の数が予め定められた数以下である場合は、色相の数(色数)が少ないので、残量の多いカラートナーまたはカラーインクにより代替される色がどのような色であったとしても、画像における色の違いを、ユーザの視覚により認識可能なように構成できると考えられる。このような場合にユーザにとって代替処理による画像形成に意義があるとして代替処理が実行されるので、ユーザに意義がある代替処理を実行することができる。
この作成手段は、情報として、画像が色相の連続して変化している領域を含むか否かを示す情報を作成するための手段を含むように構成することができる。この場合において、判定手段は、画像において色相がこのような領域を含まない場合に、代替処理による画像形成を実行すると判定するための手段を含むように構成することができる。
画像が、色相の連続して変化している領域を含まない場合は、文字、グラフ、表等の可能性があるので、残量の多いカラートナーまたはカラーインクにより代替される色がどのような色であったとしても、画像における色の違いを、ユーザの視覚により認識可能なように構成できると考えられる。このような場合にユーザにとって代替処理による画像形成に意義があるとして代替処理が実行されるので、ユーザに意義がある代替処理を実行することができる。
この作成手段は、情報として、画像が色相の連続して変化している領域を含むか否かを示す情報、画像における色相のピークを示す情報、および、ピークにおける色相の幅を示す情報を作成するための手段を含むように構成することができる。この場合において、判定手段は、画像がこのような領域を含む場合に、ピーク数が予め定められた数以下、かつ、幅が予め定められた値以下であるときに、代替処理による画像形成を実行すると判定するための手段を含むように構成することができる。
画像が、色相の連続して変化している領域を含む場合であっても、ピーク数が予め定められた数以下、かつ、幅が予め定められた値以下であるときには、たとえば、画像が色相の連続して変化するグラデーションを備えるがそのグラデーションを構成する色数が少ない。このような場合には、残量の多いカラートナーまたはカラーインクにより代替される色がどのような色であったとしても、そのままグラデーションを維持して色空間をずらせば(高波長側または低波長側に色相環を回転させれば)、色が変化するだけで明度および彩度の変化の度合いは維持される。このため、代替する色にさほど影響を受けないで、画像における色の違いを、ユーザの視覚に認識可能なように構成できると考えられる。このような場合にユーザにとって代替処理による画像形成に意義があるとして代替処理が実行されるので、ユーザに意義がある代替処理を実行することができる。
この画像形成装置は、画像を形成するために使用される画像データが文字データであるか否かを判定するための手段と、画像データが文字データである場合に、代替処理による画像形成を実行すると判定するための手段とをさらに含むように構成することができる。
画像データが文字データであることが判定されると、画像の色相についての情報に基づいて判定することなく、残量の多いカラートナーまたはカラーインクにより代替される色がどのような色であったとしても、画像における色の違いを、ユーザの視覚により認識可能なように構成できると考えられる。このような場合にユーザにとって代替処理による画像形成に意義があるとして代替処理が実行されるので、ユーザに意義がある代替処理を実行することができる。
この画像形成装置は、代替画像データに基づいて、表示用データを作成するための手段と、作成された表示用データを表示するための表示手段とをさらに含むように構成することができる。
このようにすると、代替処理前に表示された表示用データに基づいて、ユーザの視覚により認識可能か否かを判定することができる。さらに、このような表示用データを見たユーザにとって意義がないと判定した場合には代替処理を回避するようにすることもできるので、カラートナーまたはカラーインクおよび記録用紙の無駄をさらに確実に回避することができるようになる。
この画像形成装置は、代替処理による画像形成を実行しないと判定された場合には、代替処理しないことを表示するための手段をさらに含むように構成することができる。
ユーザに、代替処理による画像形成を実行しないことが報知されるので、ユーザが画像形成を無駄に待ち続けることを回避できる。
本発明に係る画像形成装置、コンピュータプログラムまたは記録媒体によると、画像を可視化するための消耗品(カラートナー、カラーインク)の残量がない場合に、可視化する画像データの内容に基づいて代替印刷の可否を判定して、ユーザにとって意義がある代替処理を実行することができる。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置の外観を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る画像形成装置の内部構造を示す断面図である。 本発明の実施の形態に係る画像形成装置の制御ブロック図である。 本発明の実施の形態に係る画像形成装置により画像形成される画像データにおける色相のヒストグラム(度数分布)を示す図である。 図3の制御部において実行されるプログラムの制御構造を示すフローチャートである。 図5における文字データに対する代替印刷処理の制御構造を示すフローチャートである。 図5における非文字データに対する代替印刷処理の制御構造を示すフローチャートである。 グラデーション装飾された画像例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、添付図面に基づき詳細に説明する。なお、以下の説明および図面では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの機能および名称も同一である。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。以下においては、本発明の実施の形態に係る画像形成装置を電子写真方式であってタンデム形式のフルカラータイプとして説明するが、他の形式(たとえば4サイクル)のフルカラータイプでもよい。さらに、インクジェット方式によるフルカラータイプの画像形成装置であっても構わない。
[画像形成装置(ハードウェア)]
図1は、画像形成装置100の外観構成を示す斜視図である。図2は、画像形成装置100の内部構成を簡略化して示す図である。図3は、画像形成装置100のハードウェア構成を示す機能ブロック(制御ブロック)図である。この画像形成装置100は、いわゆる複合機(MFP)であって、コピー機能(コピーモード)、ファクシミリ送受信機能(ファクシミリモード)、プリンタ機能(プリンタモード)およびスキャナ機能(スキャナモード)を有する。以下において、図1および図2を参照して、記録用紙に画像を形成する機能(コピーモード、ファクシミリ受信モードおよびプリンタモードにおいて使用)について説明する。このような記録用紙に画像を形成する機能における動作を説明することにより、画像形成装置100の内部構成の説明とする。なお、コピーとは、原稿をスキャンした画像データに基づいて記録用紙に印刷するものであるため、以下においては、「画像形成」と「印刷」と「コピー(複写)」とを同義として記載する場合がある。
この画像形成装置(MFP)100は、情報処理装置からネットワーク回線を介して伝達された画像データ(印刷データと記載する場合がある。)または画像形成装置100でスキャンされた原稿のスキャンデータに基づいて、所定の記録用紙(シートと記載する場合がある。)に対してカラーの画像を形成する。
図1(A)および図1(B)ならびに図2を参照して、この画像形成装置100は、大略的には、本体部110と、自動原稿処理装置120(コピーモードまたはスキャナモードで使用)とにより構成されている。本体部110には、画像形成部(後述する図3における画像形成部130および記録用紙搬送部140)が、露光ユニット1、現像器2、感光体ドラム3、クリーナユニット4、帯電器5、中間転写ベルトユニット6、定着ユニット7、給紙カセット81、排紙トレイ91等により構成されている。
本体部110の上部には、原稿が載置される透明ガラスからなる原稿載置台92が設けられ、原稿載置台92の上側には自動原稿処理装置120が取り付けられている。自動原稿処理装置120は、原稿載置台92の上に自動で原稿を搬送する。また、自動原稿処理装置120は、図1(B)に示すように矢印M方向に回動自在に構成され、原稿載置台92の上を開放することにより原稿を手置きで置くことができるようになっている。原稿載置台92に載置された原稿は、原稿読取部(スキャナ部)により画像データとして読取られる。
このような自動原稿処理についての制御は、自動原稿処理装置120を制御する制御部(図3における制御部300)によって実行される。
この画像形成装置100において扱われる画像データは、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色を用いたカラー画像に対応するデータである。従って、現像器2、感光体ドラム3、帯電器5、クリーナユニット4は、各色に応じた4種類の潜像を形成するようにそれぞれ4個ずつ設けられ、ブラック、シアン、マゼンタ、イエローの4つの画像ステーションが構成されている。
帯電器5は、感光体ドラム3の表面を所定の電位に均一に帯電させるために機能する。露光ユニット1には、レーザー出射部および反射ミラー等を備えたレーザースキャニングユニット(LSU:Laser Scanning Unit)として構成される。露光ユニット1は、レーザー光を走査するポリゴンミラーと、ポリゴンミラーによって反射されたレーザー光を感光体ドラム3に導くためのレンズおよびミラー等の光学要素が配置されている。
露光ユニット1は、帯電された感光体ドラム3を、入力された画像データに応じて露光することにより、その表面に、画像データに応じた静電潜像を形成する機能を有する。現像器2は、それぞれの感光体ドラム3上に形成された静電潜像を、4色(C、M、Y、K)のトナーにより顕像化するものである。また、クリーナユニット4は、現像および画像転写後における感光体ドラム3上の表面に残留したトナーを、除去および回収する。
感光体ドラム3の上方に配置されている中間転写ベルトユニット6は、中間転写ベルト61、中間転写ベルト駆動ローラ62、中間転写ベルト従動ローラ63、中間転写ローラ64、および中間転写ベルトクリーニングユニット65を備えている。中間転写ローラ64は、C、M、Y、Kの各色に対応して4本設けられている。中間転写ベルト駆動ローラ62、中間転写ベルト従動ローラ63、および中間転写ローラ64は、中間転写ベルト61を張架して回転駆動させる。中間転写ローラ64は、感光体ドラム3のトナー像を、中間転写ベルト61上に転写するための転写バイアスを与える。
中間転写ベルト61は、4つの感光体ドラム3に接触するように設けられている、そして、感光体ドラム3に形成された各色のトナー像を中間転写ベルト61に順次的に重ねて転写することによって、中間転写ベルト61上にカラーのトナー像(多色トナー像)を形成する機能を有している。中間転写ベルト61は、たとえば厚さ100μm〜150μm程度のフィルムを用いて無端状に形成されている。
感光体ドラム3から中間転写ベルト61へのトナー像の転写は、中間転写ベルト61の裏側に接触している中間転写ローラ64によって行なわれる。中間転写ローラ64には、トナー像を転写するために高電圧の転写バイアス(トナーの帯電極性(−)とは逆極性(+)の高電圧)が印加されている。中間転写ローラ64は、直径8mm〜10mmの金属(たとえばステンレス)軸をベースとし、その表面が導電性の弾性材(たとえばエチレン−プロピレン−ジエンゴム、発泡ウレタン等)により覆われているローラである。この導電性の弾性材により、中間転写ベルト61に対して均一に高電圧を印加することができる。本実施の形態では転写電極としてローラ形状の電極を使用しているが、それ以外にブラシ形状の電極等を用いることが可能である。
上述のように、各感光体ドラム3上で各色に応じて顕像化された静電潜像は中間転写ベルト61で積層される。このように、積層された画像情報は中間転写ベルト61の回転によって、後述の記録用紙と中間転写ベルト61の接触位置に配置される転写ローラ10によって記録用紙上に転写される。
このとき、中間転写ベルト61と転写ローラ10は所定ニップで圧接されると共に、転写ローラ10にはトナーを記録用紙に転写させるための電圧が印加される(トナーの帯電極性(−)とは逆極性(+)の高電圧)。さらに、転写ローラ10は上記ニップを定常的に得るために、転写ローラ10または中間転写ベルト駆動ローラ62のいずれか一方を硬質材料(金属等)とし、他方を弾性ローラ等の軟質材料(弾性ゴムローラ、または発泡性樹脂ローラ等々)としたものが用いられる。
また、上記のように、感光体ドラム3に接触することにより中間転写ベルト61に付着したトナーまたは転写ローラ10によって記録用紙上に転写が行なわれず中間転写ベルト61上に残存したトナーは、次工程でトナーの混色を発生させる原因となるために、中間転写ベルトクリーニングユニット65によって除去および回収されるように設定されている。中間転写ベルトクリーニングユニット65には、中間転写ベルト61に接触する、たとえば、クリーニング部材としてクリーニングブレードが備えられており、クリーニングブレードが接触する中間転写ベルト61は、裏側から中間転写ベルト従動ローラ63で支持されている。
給紙カセット81は、画像形成に使用するシートを蓄積しておくためのトレイであり、本体部110の露光ユニット1の下側に設けられている。手差し給紙カセット82にも画像形成に使用するシートを載置することができる。本体部110の上方に設けられている排紙トレイ91は、印刷済みのシートをフェイスダウンで集積するためのトレイである。
本体部110には、給紙カセット81および手差し給紙カセット82のシートを転写ローラ10および定着ユニット7を経由させて排紙トレイ91に送出するための、略垂直形状の用紙搬送路Sが設けられている。給紙カセット81または手差し給紙カセット82から排紙トレイ91までの用紙搬送路Sの近傍には、ピックアップローラ11A、ピックアップローラ11B、複数の搬送ローラ12A〜搬送ローラ12D、レジストローラ13、転写ローラ10、定着ユニット7等が配されている。
搬送ローラ12A〜搬送ローラ12Dは、シートの搬送を促進および補助するための小型のローラであり、用紙搬送路Sに沿って複数設けられている。また、ピックアップローラ11Aは、給紙カセット81の端部近傍に備えられ、給紙カセット81からシートを1枚ずつピックアップして用紙搬送路Sに供給する。また、同様にして、ピックアップローラ11Bは、手差し給紙カセット82の端部近傍に備えられ、手差し給紙カセット82からシートを1枚ずつピックアップして用紙搬送路Sに供給する。
レジストローラ13は、用紙搬送路Sを搬送されているシートを一旦保持するものである。そして、感光体ドラム3上のトナー像の先端とシートの先端を合わせるタイミングでシートを転写ローラ10に搬送する機能を有している。
定着ユニット7は、ヒートローラ71および加圧ローラ72を備えており、ヒートローラ71および加圧ローラ72は、シートを挟んで回転するようになっている。また、ヒートローラ71は、図示しない温度検出器からの信号に基づいて、所定の定着温度となるように設定されており、加圧ローラ72とともにトナーをシートに熱圧着することにより、シートに転写された多色トナー像を溶融、混合および圧接し、シートに対して熱定着させる機能を有している。
この定着ユニット7には、ヒートローラ71を加熱するためのヒータ(ハロゲンヒータ等)が備えられている。
このような画像形成処理についての制御は、画像形成部(図3における画像形成部130)を制御する制御部(図3における制御部300)によって実行される。
次に、シート搬送経路を詳細に説明する。上述のように、画像形成装置100には予めシートを収納する給紙カセット81および手差し給紙カセット82が設けられている。これらの給紙カセット81または手差し給紙カセット82からシートを給紙するために、ピックアップローラ11Aまたはピックアップローラ11Bが配置され、シートを1枚ずつ用紙搬送路Sに導くようになっている。
給紙カセット81または手差し給紙カセット82から搬送されるシートは、用紙搬送路Sの搬送ローラ12Aによってレジストローラ13まで搬送され、シートの先端と中間転写ベルト61上の画像情報の先端を整合するタイミングで転写ローラ10に搬送され、シート上に画像情報が書き込まれる。その後、シートは定着ユニット7を通過することによってシート上の未定着トナーが熱で溶融および固着されて、その後に配置された搬送ローラ12Bを経て排紙トレイ91上に排出される。
上記の搬送経路は、シートに対する片面印字要求のときのものであるが、これに対して両面印字要求の時は、上記のように片面印字が終了し定着ユニット7を通過したシートの後端が最終の搬送ローラ12Bで把持されたときに、搬送ローラ12Bが逆回転することによってシートを搬送ローラ12C、12Dに導く。その後、レジストローラ13を経てシート裏面に印字が行われた後にシートが排紙トレイ91に排出される。
このようなシート搬送処理についての制御は、記録用紙搬送部(図3における記録用紙搬送部140)を制御する制御部(図3における制御部300)によって実行される。
図1の画像形成装置100の本体部110の上方に、手前側に突設して設けられた操作装置90は、操作装置90の表面の右側の領域に配置された、テンキー、およびその他の種々の操作ボタンであるハードウェアキーが備えられている板状の操作部90Aと、操作装置90の中央部から左側の領域に配置された、小型のタッチパネル一体型液晶表示装置から構成されている表示部90Bとを含む。操作部90Aと表示部90Bとは一つの筐体に保持され、操作装置90は全体として一体となるように構成されている。
この操作装置90においては、表示部90Bに、この画像形成装置100の動作状態、ユーザが所望の機能を選択するために複数の機能が表示されるメニューおよびサブメニュー(メニューのさらに下位階層のメニュー)等が表示される。表示部90Bの液晶表示装置の表示領域上には選択ボタンが表示され、この選択ボタンの表示されている領域を指で押すと、タッチパネルがその押された位置を検出する。プログラム上で選択ボタンの表示位置とタッチパネルが押された位置とを照合することにより、画像形成装置100の機能設定および動作指示等が行なわれる。以下において、表示部90Bをタッチパネルディスプレイと記載する場合がある。
このように、操作装置90は、ユーザにより操作されるハードウェアキーおよびタッチパネルディスプレイで構成されるソフトウェアキーにより構成される操作部90Aと、タッチパネルディスプレイで構成される表示部90Bとで構成される。
このような操作表示についての制御は、操作装置90を制御する制御部(図3における制御部300)によって実行される。
さらに、本実施の形態に係る画像形成装置100は、図2にその位置を示すように、トナー残量検出部150を備える。トナー残量検出部150は、CMYKの4色のトナーのそれぞれの残量に応じて所定の信号を出力するセンサである。トナー残量検出部150から出力される信号により、各トナーの残量を検出することができる。トナー残量検出部150を構成するセンサの種類は、特に限定されるものではない。なお、センサの出力信号はこのようなものに限定されないで、残量が予め定められた量以下であることを(残量なしの場合を含めて)検出して信号を出力するものであっても、残量が十分であることを検出して信号を出力するものであっても構わない。また、トナー残量検出部150から信号を出力していない場合には、トナーの残量が十分であることを示すように構成しても構わない。
[画像形成装置の動作モード]
本実施の形態に係る画像形成装置100は、その動作モードとして、コピーモード、ファクシミリ送受信モード(タッチパネルディスプレイでは「ファクス/イメージ送信」モードと記載される場合がある。)、プリンタモードおよびスキャナモード(タッチパネルディスプレイでは「ドキュメントファイリング」モードと記載される場合がある。)を備える。以下においては、これらの動作モードを説明する。
−コピーモード−
以下において、コピーモードの動作説明を行なう。このコピーモードにおいては、主として、本体部110が動作することにより、コピー機能が実現される。なお、原稿を自動送りする場合には、自動原稿処理装置120が動作する。
画像形成装置100においては、原稿載置台92に置かれた原稿が画像データとして読取られ、読取られた画像データが制御部へ入力され、ここで画像データに各種の画像処理が施される。上述した構成を備える画像形成部は、この画像データによって示される原稿の画像を記録用紙に印刷する。
−ファクシミリモード−
以下において、ファクシミリモードの動作説明を行なう。このファクシミリモードにおいては、主として、送信動作は原稿読取部(スキャナ部)およびFAX通信部が動作することにより、受信動作はFAX通信部および画像形成部が動作することにより、ファクシミリ機能が実現される。
送信動作については以下の通りである。送信側の画像形成装置100においては、ファクシミリモードを指定して、原稿載置台92に置かれた原稿が原稿読取部により画像データとして読取られ、読取られた画像データが制御部に入力され、ここで画像データに各種の画像処理が施され、この画像データがFAX通信部へと出力される。FAX通信部は、指定された送信側の回線を指定された送信先に接続して、画像データをファクシミリ通信規格に合致した通信データへ変換して、受信側のファクシミリ装置(たとえばファクシミリ機能を備えた画像形成装置100)へ送信する。回線が接続されると、受信側の画像形成装置100のFAX通信部は、送信側の画像形成装置100のFAX通信部からの通信要求信号を検出して、応答信号を送信する。その後、たとえば、FAX通信部は、送信側および受信側で互いに実装されている能力情報の受渡しを行ない利用可能な最大能力での通信速度および画像データの符号化・符号訂正方式などを決定してモデムの通信方式を設定する。この通信方式にあわせた画像信号形式を用いて、送信側の画像形成装置100のFAX通信部から受信側の画像形成装置100のFAX通信部へデータを送信する。送信が終了すると回線が切断される。
受信動作については以下の通りである。受信側の画像形成装置100のFAX通信部は、受信したデータを画像データに変換して、画像形成部へ送る。なお、受信したデータを画像データへ変換するのは画像形成部であっても構わない。画像形成部は、上述したコピーモードにおける動作と同じように、受信したデータから変換された画像データによって示される原稿の画像を記録用紙に印刷する。
−プリンタモード−
以下において、プリンタモードの動作説明を行なう。このプリンタモードにおいては、主として、画像形成部が動作することにより、プリント機能が実現される。
ネットワークインターフェイスを介してコンピュータからプリントデータを受信すると、受信したプリントデータを画像データに変換して、画像形成部へ送る。なお、プリントデータを画像データへ変換するのは画像形成部であっても構わない。画像形成部は、上述したコピーモードにおける動作と同じように、プリントデータから変換された画像データによって示される原稿の画像を記録用紙に印刷する。
−スキャナモード−
以下において、スキャナモードの動作説明を行なう。このスキャナモードにおいては、主として、原稿読取部(スキャナ部)が動作することにより、スキャナ機能が実現される。
画像形成装置100においては、原稿載置台92に置かれた原稿が原稿読取部により画像データとして読取られ、読取られた画像データが制御部に入力され、ここで画像データに各種の画像処理が施され、この画像データが画像形成装置100の記憶装置(ハードディスク)に記憶されたり(ドキュメントファイリング)、ネットワークに接続されたコンピュータへネットワークインターフェイスを介して送信されたり(スキャンtoフォルダ)、電子メールの添付ファイルとしてネットワークインターフェイスを介して送信されたり(スキャンtoメール)する。
[画像形成装置の制御ブロック構造]
本実施の形態に係る画像形成装置100は、この画像形成装置100が備える上述した機能の中の、コピー機能を用いてスキャンされた原稿の画像データに基づいて記録用紙に画像を形成(複写)したり、プリンタ機能を用いて情報処理装置から受信した印刷データに基づいて記録用紙に画像を形成(印刷)したりする。この画像形成装置100は、カラートナーがエンド状態であっても(全てのトナーがエンド状態である場合を除く。)、原稿の画像データまたは受信した印刷データに基づいて、ユーザの視覚にとって意義がある代替画像を形成(以下においては代替印刷と記載)することが可能であるか否かを判定して、可能であると判定された場合にのみ、残量がないトナーを用いないで、代替印刷を実行する。以下において、このようなユーザの視覚にとって意義がある代替印刷を実行するか否かを判定してから代替印刷を実行する機能を実現する制御部300を含む画像形成装置100の制御ブロックについて説明する。
本実施の形態に係る画像形成装置100は、図3に示す制御ブロックを備える。この図3を参照して、この画像形成装置100の制御ブロックについて説明する。なお、図1または図2に示す画像形成装置100は、画像形成装置としての一般的機能を実現する制御ブロックを備えるが、それらの制御ブロックは、本発明の本質的な処理である、ユーザの視覚にとって意義がある代替印刷を実行するか否かを判定してから代替印刷を実行する機能とは直接関係するものではないので、その詳細についてはここでは説明しない。
図3に示すように、この画像形成装置100の制御ブロックは、操作装置90と、画像形成装置100において検出された信号に基づいて自動原稿処理装置120、画像形成部130および記録用紙搬送部140等を制御する制御部300と、トナー残量検出部150と、記憶部160とを含む。
制御部300は、自動原稿処理装置120、画像形成部130および記録用紙搬送部140等を制御する機能ブロック(図示していない)に加えて、度数分布生成部300Aと、画像特性判定部300Bと、代替印刷判定部300Cと、印刷データ変換部300Dとを含む。
度数分布生成部300Aは、印刷前の画像データにおいて、可視波長帯におけるどの波長の色がどの程度のデータ数だけあるのかを示す度数分布(色相の度数(ドット数)の分布)を生成する。生成された度数分布はテーブルデータとして記憶される。画像データにおける、色相の度数分布(ヒストグラム)の一例を図4に示す。図4(A)は、カラー写真の画像データについてのヒストグラムであって、図4(B)は、4色のグラフから構成される画像データについてのヒストグラムであって、図4(C)は、青色(シアン)の文字から構成される画像データについてのヒストグラムである。
画像特性判定部300Bは、度数分布生成部300Aにより生成されてテーブルデータ形式で記憶された色相の度数分布に基づいて、色数が多いか少ないか、特定の波長の色への偏りがあるか否か等を判定する。この場合、図4に示すような色相の度数分布に対して、一般的な統計的手法を用いて、分散、標準偏差等が算出される。
たとえば、色数が多いか少ないかについては、図4(A)に示すカラー写真の色数が最も多く、図4(B)に示すグラフ、図4(C)に示す青文字ドキュメント、の順で色数が少ない。さらに、特定の波長の色への偏りについては、図4(A)に示すカラー写真については特定の波長の色へ偏っておらず、図4(B)に示すグラフは4色に偏っており、図4(C)に示す青文字ドキュメントは1色に偏っている。
代替印刷判定部300Cは、ユーザの視覚にとって意義がある代替印刷が可能か否かを判定する。このとき、代替印刷判定部300Cは、印刷前の画像データに対して画像特性判定部300Bにより判定された、色相の数、色相の連続性、色のピーク、ピークにおける幅等に基づいて、代替印刷が可能か否かを判定する。
印刷データ変換部300Dは、代替印刷判定部300Cにより代替印刷が可能であると判定された場合に、印刷前の画像データを代替印刷で使用するデータに変換する。このとき、印刷データ変換部300Dは、画像データを現在のトナーの残量に合致させて色空間の移動または色相の変更等、どの色をどのように代替させるのかについて規定された変換ルールに基づいて、印刷前の画像データを代替印刷で使用するデータに変換する。このとき、色相の数が少ない場合には(その決定は複雑ではない場合が多いので)ユーザの要求に応じて代替色が決定されたり、色相の数が多い場合には自動で代替色が決定されたりする。自動で代替色が決定される場合には、変換ルールが適用される。この変換ルールは、トナー残量の多い色で代替させたり、その画像データの中で使用していない色相で代替させたりして、色空間を移動させる。
記憶部160は、画像形成装置100への電力供給が停止されても格納したデータを保持する不揮発性メモリ(ROM、ハードディスク)および格納したデータを保持しない揮発性メモリ(RAM)で構成される。記憶部160は、上述した変換ルールを記憶する変換ルール記憶部160Aと、色相の数、色相の連続性、色のピーク、ピークにおける幅等に対して設定されるしきい値(後述するしきい値(1)〜しきい値(4))等を記憶する判定基準記憶部160Bとを含む。
なお、図3に示す操作装置90およびトナー残量検出部150については、図1および図2を用いて説明したため、ここでの詳細な説明は繰返さない。
[制御部のソフトウェア構造]
図3に示す制御部300は、この画像形成装置100において、ユーザの視覚にとって意義がある代替印刷を実行するか否かを判定してから代替印刷を実行する機能を、以下に示すソフトウェア構成を備えたプログラムを実行することにより、実現する。
画像形成装置100に、本実施の形態に係る代行印刷動作を行なわせるためのコンピュータプログラムは、記録媒体から記憶部160に転送されて記憶され、そのプログラムは実行の際にRAMにロードされて、制御部300(コンピュータ)により実行される。なお、これ以外の方法よりRAMにプログラムをロードしてもよい。このプログラムは、本実施の形態に係る画像形成装置100を動作させるための複数の命令を含む。本発明は、このようなプログラムおよびこのプログラムを記録した記録媒体の態様を含むものである。
図5〜図7は、画像形成装置100の制御部300で実行されるプログラムの制御構造を示すフローチャートである。この画像形成装置100の全体を制御する制御部300は、これらの図に示すようなプログラムと並行して、画像形成装置としての一般的機能(たとえば上述したファクシミリモード、プリンタモードおよびスキャナモードを実現する機能)を実現するプログラムを実行する。しかしながら、そのプログラムは、本発明の本質的な処理である、ユーザの視覚にとって意義がある代替印刷を実行するか否かを判定してから代替印刷を実行する機能とは直接関係するものではないので、その詳細についてはここでは説明しない。
図5を参照して、ステップ(以下、ステップをSと記載する。)1000にて、画像形成装置100の制御部300(以下、単に制御部300と記載する。)は、原稿がスキャンされたか、または、情報処理装置から印刷データを受信したか否かを判定する。原稿がスキャンされたか、または、情報処理装置から印刷データを受信したと判定されると(S1000にてYES)、処理はS1100へ移される。もしそうでないと(S1000にてNO)、この処理は終了する。
S1100にて、制御部300は、画像データを生成する。このとき、制御部300は、スキャンした原稿データまたは受信した印刷データに基づいて、色相の度数分布の分析等が可能な形式である画像データを生成する。たとえば、受信した印刷データがPDL(Page Description Language)データであれば、画像データ(画素ごとのデータ)に展開することにより、色相の度数分布の分析等が可能な形式である画像データを生成する。なお、このとき、受信した印刷データにテキストデータしか含まれない場合(印刷要求されたドキュメントに文字しか記載されていない場合)、それを認識するフラグがセットされている。
S1200にて、制御部300は、生成された画像データ(またはスキャンした原稿データ、受信した印刷データ)に基づいて、印刷対象の画像がカラーであるか否かを判定する。印刷対象の画像がカラーであると判定されると(S1200にてYES)、処理はS1300へ移される。もしそうでないと(S1200にてNO)、この処理はS1800へ移される。
S1300にて、制御部300は、トナー残量検出部150から入力された信号に基づいて、一部の色のトナーの残量がないか否か(トナー切れか否か)を判定する。一部の色のトナーの残量がないと(トナー切れであると)判定されると(S1300にてYES)、処理はS1400へ移される。もしそうでないと(S1300にてNO)、この処理はS1800へ移される。なお、このS1300の処理において、一部の色のトナーの残量が予め定められた量以下であるか否か(トナー切れが近いか否か)を判定するようにしても構わない。
S1400にて、制御部300は、生成された画像データに基づいて、画像特性を判定する。このとき、制御部300は、度数分布生成部300Aにより、印刷前の画像データにおいて、可視波長帯におけるどの波長の色がどの程度のデータ数だけあるのかを示す度数分布(色相の度数(ドット数)の分布)を生成して、画像特性判定部300Bにより、テーブルデータ形式で記憶された色相の度数分布に基づいて(標準偏差等を算出することにより)、色数が多いか少ないか、特定の波長の色への偏りがあるか否か等を判定する。なお、この色相の度数分布を示すテーブル形式のデータは、記憶部160に記憶され、後述する処理において、適宜、読み込まれる。
S1500にて、制御部300は、画像データにテキストデータしか含まない(文字のみ)のか否かを判定する。このとき、制御部300は、印刷データの場合には、テキストデータしか含まないことを示すフラグの状態に基づいて、画像データにテキストデータしか含まない(文字のみ)のか否かを判定する。制御部300は、原稿データの場合には、判定された画像特性に基づいて、画像データにテキストデータしか含まないのか否かを判定する。さらに詳しくは、制御部300は、一般的な画像(カラー写真、モノクロ写真、多色使いのグラフ等)に比較して、(黒字の場合には)黒画素および白画素のみで構成される。このため、画像特性における濃淡分布が2極化されており、これに基づいて、画像データにテキストデータしか含まないのか否かを判定する。なお、黒字以外の場合であっても、濃淡分布が2極化されることは同じであるので、黒字以外の場合であっても、画像データにテキストデータしか含まないのか否かを判定することができる。画像データにテキストデータしか含まないと判定されると(S1500にてYES)、処理はS1600へ移される。もしそうでないと(S1500にてNO)、この処理はS1700へ移される。
S1600にて、制御部300は、文字データに対する代替印刷処理を実行する。なお、このS1600の処理はサブルーチン処理であって、その詳細は後述する。その後、この処理は、終了する。
S1700にて、制御部300は、非文字データ(ここでは、テキストデータしか含まない画像データ以外のデータを意味する。)に対する代替印刷処理を実行する。なお、このS1700の処理はサブルーチン処理であって、その詳細は後述する。その後、この処理は、終了する。
S1800にて、制御部300は、画像形成部130等を制御して、通常の画像形成処理を実行する。その後、この処理は、終了する。
図6を参照して、図5のS1600の処理について説明する。S1610にて、制御部300は、画像データにおける色相の度数分布を記憶部160から読込む。
S1620にて、制御部300は、色相の度数分布がしきい値(1)以上の色相の数を算出する。このしきい値(1)は、図4に示すように縦軸の度数に対して設定されたしきい値に対応する。これにより、この処理により、印刷対象の画像データ(文字のみ)における色数が算出される。
S1630にて、制御部300は、色相の数がしきい値(2)以下であるか否かを判定する。印刷対象の画像データに使用される色数が少なければ、色相の数がしきい値(2)以下であると判定される。色相の数がしきい値(2)以下であると判定されると(S1630にてYES)、処理はS1640へ移される。もしそうでないと(S1630にてNO)、この処理はS1660へ移される。なお、このS1630の処理は、制御部300の代替印刷判定部300Cによる、画像データ(文字のみ)について、ユーザの視覚にとって意義がある代替印刷が可能か否かを判定する処理である。
S1640にて、制御部300は、記憶部160に記憶された変換ルールに従って印刷対象の画像データを変換する。このとき、制御部300は、印刷データ変換部300Dにより、印刷前の画像データを代替印刷で使用するデータに変換する。このとき、印刷データ変換部300Dは、画像データ(文字のみ)を、現在のトナーの残量に合致させて、代替印刷で使用するデータに変換する。
S1650にて、制御部300は、変換された画像データ(代替印刷で使用するデータ)を用いて、画像形成部130等により記録用紙に画像を印刷する。その後、この処理は終了する。
S1660にて、制御部300は、代替印刷してもユーザの視覚にとって意義がある印刷物が得られないので、代替印刷を実行しないで、トナー切れを理由とする印刷不可能の警告を(たとえばトナーカートリッジの交換要請とともに)操作装置90の表示部90Bに表示する。その後、この処理は終了する。
図7を参照して、図5のS1700の処理について説明する。なお、図7において、図6と同じ処理については同じステップ番号を付してあり、それらの処理は同じ内容であるので、ここではそれらの説明を繰返さない。
S1710にて、制御部300は、画像データにおける色相の度数分布を記憶部160から読込む。
S1720にて、制御部300は、色相の度数分布がしきい値(1)以上の色相の数を算出する。このしきい値(1)は、上述したように、図4に示す縦軸に対して設定されたしきい値に対応する。これにより、この処理により、印刷対象の画像データ(文字以外を含む)における色数が算出される。
S1730にて、制御部300は、算出された色相が連続しているか否かを判定する。このとき、制御部300は、記憶部160から読み込んだ色相の度数分布を参照して、色相が連続しているか否かを判定する。色相が連続していると判定されると(S1730にてYES)、処理はS1740へ移される。もしそうでないと(S1730にてNO)、この処理は図6のS1620へ移される。
S1740にて、制御部300は、色相のピークの数と、各ピークのすそ幅(連続する色相の範囲)とを算出する。このとき、制御部300は、たとえば、色相の度数分布に基づいて、分散または標準偏差を算出することにより正規分布の広がりをピークのすそ幅として算出する。
S1750にて、制御部300は、ピーク数がしきい値(3)以下で、かつ、各すそ幅がしきい値(4)以下であるか否かを判定する。ピーク数がしきい値(3)以下で、かつ、各すそ幅がしきい値(4)以下であると判定されると(S1750にてYES)、処理はS1660へ移される。もしそうでないと(S1750にてNO)、処理はS1680へ移される。なお、このS1750の処理は、制御部300の代替印刷判定部300Cによる、画像データ(文字以外を含む)について、ユーザの視覚にとって意義がある代替印刷が可能か否かを判定する処理である。
なお、上述した処理における、しきい値(1)、しきい値(2)、しきい値(3)およびしきい値(4)は、画像形成装置100のユーザまたは管理者により、適宜、設定される。
[画像形成装置の動作]
以上のような構造およびフローチャートに基づく画像形成装置100の動作について、説明する。以下において説明する動作は、印刷処理される画像データがカラーである場合(S1200にてYES)、かつ、一部の色のトナーの残量がない(S1300にてYES)場合の動作である。これら以外の場合には(S1200にてNOまたはS1300にてNO)通常の印刷が実行される(S1800)。
<色相の数が少ない画像データについての代替印刷動作>
まず、文字のみの画像データであっても文字以外を含む画像データであっても、その画像データに含まれる色相の数が少ない場合について説明する。
色相の数が少ない画像データ(文字のみ)の場合には、度数がしきい値(1)以上の色相の数がしきい値(2)以下であると判定される(S1630にてYES)
色相の数が少ない画像データ(文字以外を含む)の場合であっても、色相が連続していない場合(写真等でなく比較的少ない色数で色分けされたグラフである可能性が高い場合)には、度数がしきい値(1)以上の色相の数がしきい値(2)以下であると判定される(S1730にてNO、S1630にてYES)。
このような場合には、色数が少ないので、代替する色がどのような色であったとしても、画像データにおける色の違いを、ユーザの視覚に認識可能なように構成できる(ユーザが見分けられる印刷物を出力できる)と考えられる。このため、変換ルールに従って画像データが変換されて(S1640)、変換された画像データ(代替印刷で使用するデータ)を用いて、画像形成部130等により記録用紙に画像が印刷される(S1650)。
<色相の数が多い画像データについての代替印刷動作>
次に、文字以外を含む画像データであって、その画像データに含まれる色相の数が少なくない場合(多い場合)について説明する。
文字以外を含む画像データの場合であって(S1500にてNO)、色相が連続している場合(グラデーション(色相環において隣接する色の間における緩やかな色の変化)を含む場合)には(S1730にてYES)、色相のピークの数と、各ピークのすそ幅(連続する色相の範囲)とが算出される(S1740)。色相が連続している上に色数が少ない場合には、このピーク数がしきい値(3)以下で、かつ、各すそ幅がしきい値(4)以下であると判定される(S1750にてYES)。
このような場合には、色相が連続して変化するグラデーションを備えるが色数が少ないので、そのままグラデーションを維持して色空間をずらせば(高波長側または低波長側に色相環を回転させれば)、色が変化するだけで明度および彩度の変化の度合いは維持されるので、代替する色にさほど影響を受けないで、画像データにおける色の違いを、ユーザの視覚に認識可能なように構成できる(ユーザが見分けられる印刷物を出力できる)と考えられる。このため、変換ルールに従って画像データが変換されて(S1640)、変換された画像データ(代替印刷で使用するデータ)を用いて、画像形成部130等により記録用紙に画像が印刷される(S1650)。このとき、たとえば、黄色トナーがない場合であって、元々の画像データが赤色から黄色へのグラデーションを含む場合には、赤色から青色へのグラデーションへ代替される。
なお、赤色から黄色へのグラデーションを含む画像データの場合であって、図8(A)に示すように色数が少ないと、代替印刷された画像における色の違いをユーザの視覚が認識可能なように構成できると考えられる。一方、図8(B)に示すように色数が多くなると、必要な色が多くなるが一部のトナーが切れているので、良好に代替印刷で使用するデータを生成できなかったり、代替印刷された画像における色の違いをユーザの視覚により十分に認識できなかったりする場合がある。このため、図7のS1750において、すそ幅が狭い場合(すなわち図8(B)のような場合よりも図8(A)のような場合)に、代替印刷を行なうように判定している。
なお、この図8はモノクロで表現されているが、矢印で示すように、紙面左側が赤色、紙面右側が黄色でグラデーション装飾された画像である。
<代替印刷されない場合の動作>
上述した場合以外(S1630にてNO、S1750にてNO)の場合には、代替印刷してもユーザの視覚にとって意義がある印刷物が得られないので、代替印刷は実行されないで、トナー切れを理由とする印刷不可能の警告が操作装置90の表示部90Bに表示される(S1660)。
以上のようにして、本実施の形態に係る画像形成装置100によると、画像を可視化するカラートナーの残量がない場合に、可視化する画像データにおける色相の度数分布に基づいて代替印刷の可否を判定する。この場合において、画像データにおける色の違いを、ユーザの視覚により認識可能なように構成できる(ユーザが見分けられる印刷物を出力できる)場合には、ユーザにとって意義があるとして、代替印刷を実行する。その結果、無駄に代替印刷時間を待つこともなく、カラートナーおよび記録用紙の無駄な消耗を回避して、代替印刷処理を行なうことができる。
≪変形例≫
上述した本実施の形態に係る画像形成装置100においては、代替印刷する前にユーザへの報知を行なっていないが、代替印刷する前にユーザへの報知を行ない、ユーザが代替印刷を要求する場合にのみ代替印刷を行なうようにしても構わない。たとえば、制御部300は、変換された画像データ(代替印刷で使用するデータ)を用いて表示用データを生成して、操作装置90の表示部90B(ここではカラー液晶表示装置とする。)に表示させるとともに、表示部90Bに「代替印刷を続行しますか?(Y/N)」を表示させる。このように表示部90Bに表示された代替印刷イメージを見たユーザが代替印刷を要求した場合に、代替印刷処理を行なうようにしても構わない。
今回開示された実施の形態は単に例示であって、本発明が上記した実施の形態のみに限定されるわけではない。本発明の範囲は、発明の詳細な説明の記載を参酌した上で、特許請求の範囲の各請求項によって示され、そこに記載された文言と均等の意味および範囲内でのすべての変更を含む。
100 画像形成装置
120 自動原稿処理装置
130 画像形成部
140 記録用紙搬送部
150 トナー残量検出部
300 制御部
300A 度数分布生成部
300B 画像特性判定部
300C 代替印刷判定部
300D 印刷データ変換部

Claims (9)

  1. 2色以上の像可視化剤を使用する画像形成装置であって、
    各前記像可視化剤の残量を検出するための検出手段と、
    画像を形成するために使用される画像データに基づいて、前記画像の色相についての情報を作成するための作成手段と、
    前記像可視化剤の一部の残量が予め定められた以下である場合に、前記情報に基づいて、残量が予め定められた以下でない像可視化剤を用いた代替処理による画像形成を実行するか否かを判定するための判定手段と、
    前記代替処理により画像を形成するために使用される代替画像データを作成するためのデータ作成手段と、
    前記画像データまたは前記代替画像データを使用して、画像を形成するための画像形成手段とを含む、画像形成装置。
  2. 前記作成手段は、前記情報として、前記画像における色相の数についての情報を作成するための手段を含み、
    前記判定手段は、前記色相の数が予め定められた数以下である場合に、代替処理による画像形成を実行すると判定するための手段を含む、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記作成手段は、前記情報として、前記画像が色相の連続して変化している領域を含むか否かを示す情報を作成するための手段を含み、
    前記判定手段は、前記画像が前記領域を含まない場合に、代替処理による画像形成を実行すると判定するための手段を含む、請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記作成手段は、前記情報として、前記画像が色相の連続して変化している領域を含むか否かを示す情報、前記画像における色相のピークを示す情報、および、前記ピークにおける色相の幅を示す情報を作成するための手段を含み、
    前記判定手段は、前記画像が前記領域を含む場合に、前記ピーク数が予め定められた数以下、かつ、前記幅が予め定められた値以下であるときに、代替処理による画像形成を実行すると判定するための手段を含む、請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 前記画像を形成するために使用される画像データが文字データであるか否かを判定するための手段と、
    前記画像データが文字データである場合に、代替処理による画像形成を実行すると判定するための手段とをさらに含む、請求項1〜請求項4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記代替画像データに基づいて、表示用データを作成するための手段と、
    前記作成された表示用データを表示するための表示手段とをさらに含む、請求項1〜請求項5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記代替処理による画像形成を実行しないと判定された場合には、代替処理しないことを表示するための手段をさらに含む、請求項1〜請求項6のいずれかに記載の画像形成装置。
  8. 2色以上の像可視化剤を使用する画像形成装置を制御するコンピュータのためのプログラムであって、
    前記コンピュータを、
    画像を形成するために使用される画像データに基づいて、前記画像の色相についての情報を作成するための作成手段と、
    前記像可視化剤の一部の残量が予め定められた以下である場合に、前記情報に基づいて、残量が予め定められた以下でない像可視化剤を用いた代替処理による画像形成を実行するか否かを判定するための判定手段と、
    前記代替処理により画像を形成するために使用される代替画像データを作成するためのデータ作成手段と、
    前記画像データまたは前記代替画像データを使用して画像を形成する画像形成処理を制御するための制御手段として機能させる、コンピュータプログラム。
  9. 請求項8に記載のコンピュータプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体。
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