JP2011187720A - 積層電子部品の製造方法及びプレス用治具 - Google Patents

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Abstract

【課題】作業性を確保しつつ、セラミック積層体の素体変形を抑制できる積層電子部品の製造方法及びプレス用治具を提供する。
【解決手段】積層電子部品の製造方法に用いるプレス用治具1は、セラミック積層体5が載置される第1成形型2と、第1成形型2に載置されセラミック積層体5を収容する空間Sを規定する枠体4と、第1成形型2に対向して配置され、枠体4の内側を第1成形型2との対向方向に移動可能な第2成形型3とを備え、枠体4は、空間Sを規定する第1の状態と空間Sが対向方向に直交する方向に拡大された第2の状態との間で変形可能とされている。
【選択図】図8

Description

本発明は、積層電子部品の製造方法及びそれに用いるプレス用治具に関する。
積層電子部品の製造方法として、例えば特許文献1に記載されているものが知られている。この特許文献1に記載の製造方法では、電極パターン(導電膜)が形成されたセラミックグリーンシートを複数積層して成るセラミック積層体をプレス用治具(プレス用金型)のベース板上に載置すると共にベース板に嵌合する環状の枠体をセラミック積層体の周面を囲うように配置し、このプレス用治具を袋に入れて真空包装して静水圧プレス機にてプレスしている。この積層電子部品の製造方法では、プレスした後のセラミック積層体を切断し、焼成工程を行った後に外部電極を付与して積層セラミック電子部品を得ている。
特開平7−106190号公報
ところで、セラミック積層体をプレス用治具にて静水圧プレスする際、枠体とセラミック積層体の周面との間に隙間が存在すると、セラミック積層体が隙間分だけ伸びて変形するおそれがある。そこで、上記従来の製造方法では、セラミック積層体の変形を抑制するため、セラミック積層体の周面と密着する環状の枠体を用いている。一方で、枠体とセラミック積層体の周面との間に隙間が存在しないと、ベース板上にセラミック積層体を配置する際にセラミック積層体と枠体とが接触しやすいため、作業を慎重に行う必要がある。そのため、セラミック積層体の配置に時間を要すると共に手間がかかり、作業性が悪いといった問題があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、作業性を確保しつつ、セラミック積層体の変形を抑制できる積層電子部品の製造方法及びプレス用治具を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る積層電子部品の製造方法は、複数のセラミックグリーンシートが積層されて成るセラミック積層体を準備するセラミック積層体準備工程と、セラミック積層体が載置される第1成形型と、第1成形型に載置されセラミック積層体を収容する空間を規定する枠体と、第1成形型に対向して配置され、枠体の内側を第1成形型との対向方向に移動可能な第2成形型とを備え、枠体が空間を規定する第1の状態と空間が対向方向に直交する方向に拡大された第2の状態との間で変形可能とされているプレス用治具を準備する治具準備工程と、枠体を第2の状態で第1成形型に載置する枠体載置工程と、第1成形型上にセラミック積層体を載置するセラミック積層体載置工程と、セラミック積層体上に第2成形型を載置する第2成形型載置工程と、プレス用治具を可撓性包装材にて真空包装する包装工程と、可撓性包装材にて包装されたプレス用治具を静水圧プレスするプレス工程と、を有することを特徴とする。
この積層電子部品の製造方法では、セラミック積層体を静水圧プレスする際に、プレス用治具を用いている。このプレス用治具は、第1成形型及び第2成形型とセラミック積層体を収容する空間を規定する枠体とから構成されており、枠体は、空間を規定する第1の状態と空間が対向方向に直交する方向に拡大された第2の状態との間で変形可能とされている。このような構成により、枠体を第1成形型に載置する際に、空間が対向方向に直交する方向に拡大された第2の状態に枠体を変形させることで、セラミック積層体の外形よりも枠体の内寸法が大きくなる。これにより、セラミック積層体の周面と枠体との間に隙間ができるので、第1成形型にセラミック積層体を容易に載置することができ、作業性を確保することができる。また、プレス用治具を可撓性包装材にて真空包装して静水圧プレスを行うと、可撓性包装材の収縮により枠体がセラミック積層体を収容する空間を規定する第1の状態に戻り、枠体がセラミック積層体の周面に当接して密着する。そのため、枠体とセラミック積層体の周面との間の隙間に起因するセラミック積層体の変形を抑制できる。
また、セラミック積層体載置工程では、セラミック積層体と第1成形型との間及びセラミック積層体上の少なくとも一方に弾性シートを配置することが好ましい。このように、セラミック積層体と第1成形型との間及びセラミック積層体上の少なくとも一方に弾性シートを配置することにより、セラミック積層体が部分的に内部電極を含む場合に、内部電極が疎となる部分が強く押されるため、セラミックグリーンシートの密着性が高められる。そのため、このようにプレスされたセラミック積層体からは、焼成の際にデラミネーションが生じにくいグリーンチップを得ることができる。
また、上記課題を解決するために、本発明に係るプレス用治具は、複数のセラミックグリーンシートが積層されて成るセラミック積層体を静水圧プレスするためのプレス用治具であって、セラミック積層体が載置される第1成形型と、第1成形型に載置されセラミック積層体を収容する空間を規定する枠体と、第1成形型に対向して配置され、枠体の内側を第1成形型との対向方向に移動可能な第2成形型とを備え、枠体は、空間を規定する第1の状態と空間が対向方向に直交する方向に拡大された第2の状態との間で変形可能とされていることを特徴とする。
このプレス用治具では、第1成形型に載置される枠体において、セラミック積層体を収容する空間を規定する第1の状態と空間が対向方向に直交する方向に拡大された第2の状態との間で変形可能とされている。このような構成により、枠体を第1成形型に載置する際に、空間が対向方向に直交する方向に拡大された第2の状態に枠体を変形させることで、セラミック積層体の外形よりも枠体の内寸法が大きくなる。これにより、セラミック積層体の周面と枠体との間に隙間ができるので、第1成形型にセラミック積層体を容易に載置することができ、作業性を確保することができる。また、静水圧プレスの際に、プレス用治具を可撓性包装材にて真空包装するため、可撓性包装材の収縮により枠体がセラミック積層体を収容する空間を規定する第1の状態に戻る。これにより、枠体がセラミック積層体の周面に当接して密着する。そのため、枠体とセラミック積層体の周面との間の隙間に起因するセラミック積層体の変形を抑制できる。
また、枠体は、互いに対向する一対の第1枠部材と、互いに対向する一対の第2枠部材とを有し、第1枠部材と第2枠部材とは、少なくとも対向方向に直交する面内で相対移動可能に連結されていることが好ましい。このように、第1枠部材と第2枠部材とが対向方向に直交する面内で相対移動可能に連結することにより、セラミック積層体を収容する空間を規定する第1の状態と空間が拡大された第2の状態との間において枠体を好適に変形させることができる。
また、第1枠部材及び第2枠部材は、先端部及び鍔部を有する連結部材によって連結されており、第1枠部材の両端部には、連結部材の先端部が圧入される凹部が設けられており、第2枠部材の両端部には、連結部材の先端部を挿通すると共に鍔部を係止する貫通孔が設けられており、第2枠部材の貫通孔と連結部材の周面との間には、所定の間隔が設けられていることが好ましい。このような構成によれば、第1枠部材及び第2枠部材を確実に連結することができる。また、第2枠部材の貫通孔と連結部材の周面との間に所定の間隔を設けることで、第1枠部材に圧入された連結部材が貫通孔内において所定の間隔分だけ移動するため、第1枠部材と第2枠部材とを第1成形型と第2成形型との対向方向に直交する面内で相対的に移動させることができる。
また、第1成形型は、セラミック積層体が載置される段部を有し、枠体は、段部に当接してセラミック積層体を収容する空間を規定することが好ましい。このような構成によれば、枠体の位置決め精度の向上を図ることができると共に、セラミック積層体を収容する空間を確実に規定することができる。
本発明によれば、作業性を確保しつつ、セラミック積層体の素体変形を抑制できる。
本発明の一実施形態に係る積層電子部品の製造方法に用いられるプレス用治具を示す斜視図である。 枠体を上から見た図である。 枠体を構成する第1枠部材を示す図である。 枠体を構成する第2枠部材を示す図である。 図2におけるV−V線断面図である。 枠体の変形を説明する図である。 積層電子部品の製造工程を示す図である。 積層電子部品の製造工程を示す図である。 変形例に係る積層電子部品の製造方法における積層体載置工程を示す図である。 変形例に係る積層電子部品の製造方法における包装工程を示す図である。
以下、図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、以下の説明において、同一要素又は同一機能を有する要素には、同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。なお、以下の実施形態では、積層電子部品として積層コンデンサを製造する。
積層コンデンサは、複数の電極パターンが形成されたセラミックグリーンシートを複数積層して成るセラミック積層体を静水圧プレスする工程を経て製造される。そこで、最初に静水圧プレスに用いるプレス用治具について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る積層電子部品の製造方法に用いられるプレス用治具を示す斜視図である。同図に示すように、プレス用治具1は、第1成形型2と、第2成形型3と、枠体4とから構成されている。
第1成形型2は、セラミック積層体5が載置される部分である。この第1成形型2は、平面視において略矩形状を呈しており、後述する枠体4の載置面10A,11Aと対向する面2aを有している。この面2aの略中央には、枠体4の開口部4a内(空間S)に内挿可能な凸部(段部)6が設けられている。この凸部6の頂面6aは、セラミック積層体5が載置されると共にプレス面となる面であって、平坦となっている。また、第1成形型2の角部2bは、所定の曲率を有している。
第2成形型3は、セラミック積層体5上に載置され、セラミック積層体5に圧をかける部分である。この第2成形型3は、枠体4の開口部4a内(空間S)に内挿可能な板形状を呈しており、その外形寸法は、対向方向への移動性を考慮し枠体4の開口部4aの内寸法よりも50μm〜100μmm程度小さくなっている。第2成形型3の一端面は、プレス面となる面であって、平坦となっている。第2成形型3は、セラミック積層体5を挟んで第1成形型2に対向して配置され、枠体4の内側を第1成形型2との対向方向に移動可能となっている。
枠体4は、第1成形型2の面2aに載置され、セラミック積層体5を収容する空間Sを規定する部分である。枠体4について、図2〜図5を参照しながら詳細に説明する。図2は、枠体を上から見た図であり、図3は、枠体を構成する第1枠部材を示す図であり、図4は、枠体を構成する第2枠部材を示す図であり、図5は、図2におけるV−V線断面図である。
図2に示すように、枠体4は、互いに対向する一対の第1枠部材10a,10bと、互いに対向する一対の第2枠部材11a,11bとを備えて構成されている。この枠体4には、第1枠部材10a,10b及び第2枠部材11a,11bにより開口部4aが形成されており、開口部4aの内寸法は、第1成形型2の凸部6の外形寸法と略同一となっている。図3に示すように、第1枠部材10a,10bは、長尺状の部材である。第1枠部材10a,10bの長手方向の両端部には、第1成形型2の面2aと対向する載置面10A側に第1連結部12が形成されている。この第1連結部12の中央部分には、凹部13が形成されている。この凹部13は、円柱状を成しており、所定の深さに形成されている。また、第1枠部材10a,10bの角部は、所定の曲率を有している。
また、図4に示すように、第2枠部材11a,11bは、長尺状の部材である。この第2枠部材11a,11bの長手方向の両端部には、第1成形型2の面2aと対向する載置面11Aとは反対の面側に第2連結部14が形成されている。この第2連結部14の中央部分には、貫通孔15が設けられている。貫通孔15は、円柱状を成す第1貫通孔16と、この第1貫通孔16よりも直径の小さい円柱状の第2貫通孔17とから構成されている。図5に示すように、第1貫通孔16の直径D1は、10mm程度であり、第2貫通孔17の直径D2は、7mm程度である。
第1枠部材10a,10bと第2枠部材11a,11bとは、ストッパーピン(連結部材)18によって連結されている。図5に示すように、ストッパーピン18は、円板形状を呈する鍔部19と、鍔部19よりも直径の小さい円柱状の本体部20と、本体部20よりも直径の小さい円柱状の先端部21とから形成されている。鍔部19の直径d1は、9.2mm程度であり、本体部20の直径d2は、6.5mm程度であり、先端部21の直径d3は、5mm程度である。このストッパーピン18の先端部21の直径d3は、第1枠部材10a,10bの凹部13の直径よりもわずかに大きく形成されている。ストッパーピン18の先端部21は、第1枠部材10a,10bの第1連結部12と第2枠部材11a,11bの第2連結部14とが対向配置された状態で、第1及び第2貫通孔16,17を通って第1枠部材10a,10bの凹部13に圧入されている。また、ストッパーピン18の鍔部19は、ストッパーピン18が移動した際に第1貫通孔16と当接することにより係止される。このような構成により、第1枠部材10a,10bと第2枠部材11a,11bとが連結されている。
ストッパーピン18の鍔部19の上面19aと第1貫通孔16との間には、第1枠部材10a,10bの第1連結部12と第2枠部材11a,11bの第2連結部14とが当接した状態において、0.1mm程度のクリアランス(間隔)が設けられている。また、ストッパーピン18の鍔部19の周面19bと第1貫通孔16との間には、0.5mm程度の所定のクリアランスが設けられている。さらに、ストッパーピン18の本体部20の周面20aと第2貫通孔17との間には、0.6mm程度の所定のクリアランスが設けられている。なお、図5においては、ストッパーピン18の鍔部19の下面19cが第2枠部材11a,11bの載置面11Aよりも内側に位置しているが、ストッパーピン18は、鍔部19の下面19cが第2枠部材11a,11bの載置面11Aよりも突出しなければよい。
上述の構成により、枠体4は、セラミック積層体5を収容する空間Sを規定する第1の状態と空間Sが第1成形型2と第2成形型3との対向方向に直交する方向(図2における上下・左右方向)に拡大された第2の状態との間で変形可能とされている。具体的には、枠体4では、第1枠部材10a,10b及び第2枠部材11a,11bが第1成形型2と第2成形型3との対向方向に直交する面内で相対移動可能とされている。第1枠部材10a,10b及び第2枠部材11a,11bの移動について、図6を参照しながら説明する。図6は、枠体の変形を説明する図である。
図6(a)に示すように、第1枠部材10a及び第2枠部材11aが移動していない第1の状態においては、ストッパーピン18における鍔部19の周面19bと第1貫通孔16との間に所定のクリアランスが等間隔で設けられている。そして、図6(b)に示すように、例えば第2枠部材11aを外側にスライドさせると、第1貫通孔16とストッパーピン18とが当接する位置まで第2枠部材11aが移動する。つまり、第2枠部材11aが第1枠部材10aに対してクリアランスC分だけ移動する。これにより、空間Sが拡大された第2の状態となり、図2に示される枠体4の状態よりも内寸法が大きくなる。なお、第1枠部材10a,10b及び第2枠部材11a,11bの移動量は、特に規定されるものではないが、0.1mm〜0.4mm程度が好ましい。
続いて、上述のプレス用治具1を用いた積層コンデンサの製造方法について説明する。まず、セラミック積層体準備工程として、セラミック積層体5を準備する。このセラミック積層体5を準備するにあたって、BaTiOを主成分とする誘電体材料を用い、複数のセラミックグリーンシートを作製する。次に、例えばNiを主成分とする導電ペーストをスクリーン印刷し、所定の乾燥工程を行うことにより、セラミックグリーンシート上に電極パターン26(図7参照)を形成する。各セラミックグリーンシートには、複数の電極パターン26が所定の間隔で形成される。複数の電極パターン26が形成されたセラミックグリーンシートを順次積層し、更に電極パターン26の形成されていないセラミックグリーンシートを積層する。これにより、複数のセラミックグリーンシートから成るセラミック積層体5が得られる。このセラミック積層体5は、一辺が100mm〜500mmの正方形、厚さが0.5mm〜1mm程度となっている。なお、セラミック積層体5は、上記の長さの範囲であれば長方形でもよい。
次に、治具準備工程として、プレス用治具1を準備する。そして、図7(a)に示すように、枠体載置工程として、第1成形型2の面2aに枠体4を載置する。このとき、枠体4の空間Sを第2の状態、つまり第1枠部材10a,10b及び第2枠部材11a,11bを最大限に移動させて空間Sを拡大させた状態で第1成形型2の面2aに枠体4を載置する。もしくは、枠体4を第1成形型2の面2aに載置した後、第1枠部材10a,10b及び第2枠部材11a,11bを移動させる。そして、図7(b)に示すように、セラミック積層体載置工程として、セラミック積層体5を第1成形型2の頂面6a上に載置する。具体的には、セラミック積層体5の一方の主面が第1成形型2の頂面6a(プレス面)と対向し且つ当接するようにする。
続いて、図7(c)に示すように、第2成形型載置工程として、セラミック積層体5上に第2成形型3を載置する。具体的には、セラミック積層体5の他方の主面が第2成形型3のプレス面と対向し且つ当接するようにする。そして、図8(a)に示すように、包装工程として、第1成形型2と第2成形型3との間にセラミック積層体5を挟んだ状態で、プレス用治具1全体をパッキングフィルム(可撓性包装材)25にて真空包装する。その後、プレス工程として、パッキングフィルム25にて真空包装されたプレス用治具1を図示しない静水圧プレス装置により静水圧プレスする。このとき、パッキングフィルム25が静水圧によって縮むことで、第1枠部材10a,10b及び第2枠部材11a,11bに全方向から圧力が加わり、第1枠部材10a,10b及び第2枠部材11a,11bが内側に移動してセラミック積層体5を収容する空間Sを規定する第1の状態となり、第1成形型2の凸部6及びセラミック積層体5の周面5aに当接(密着)する。このようにして、セラミック積層体5が静水圧プレスされることにより、セラミックグリーンシート同士が圧着される。
プレス後、パッキングフィルム25からプレス用治具1を取り出し、プレス用治具1からセラミック積層体5を取り出す。具体的には、第2成形型3を取り外し、第1枠部材10a,10b及び第2枠部材11a,11bを移動させて枠体4の内寸法を大きくし、空間Sを第2の状態として枠体4を取り外す。そして、セラミック積層体5を第1成形型2から取り出す。
セラミック積層体5を取り出した後、セラミック積層体5を切断ラインに沿って切断する。切断ラインは、電極パターン26を含まない領域上に位置している。セラミック積層体5を切断ラインに沿って切断することにより、複数のグリーンチップが得られる。次に、得られた複数のグリーンチップを所定の温度で焼成する。これにより、コンデンサ素体が完成する。その後、コンデンサ素体に導電ペーストを塗布・焼付けして端子電極を形成し、端子電極にメッキ層を形成すると、積層コンデンサが完成する。
以上説明したように、積層電子部品の製造方法では、セラミック積層体5を静水圧プレスする際に、プレス用治具1を用いている。このプレス用治具1は、第1成形型2及び第2成形型3とセラミック積層体5を収容する空間Sを規定する枠体4とから構成されており、枠体4は、空間Sを規定する第1の状態と空間Sが第1成形型2と第2成形型3との対向方向に直交する方向に拡大された第2の状態との間で変形可能とされている。このような構成により、枠体4を第1成形型2に載置するときに、空間Sが対向方向に直交する方向に拡大された第2の状態に枠体4を変形させることで、セラミック積層体5の外形よりも枠体4の内寸法が大きくなる。これにより、セラミック積層体5の周面5aと枠体4との間に隙間ができるので、第1成形型2にセラミック積層体5を容易に載置することができ、作業性を確保することができる。また、プレス用治具1をパッキングフィルム25にて真空包装して静水圧プレスを行うと、パッキングフィルム25の収縮により枠体4がセラミック積層体5を収容する空間Sを規定する第1の状態に戻り、枠体4がセラミック積層体5の周面5aに当接して密着する。そのため、枠体4とセラミック積層体5の周面5aとの間の隙間に起因するセラミック積層体5の変形を抑制できる。
また、電極パターン26が形成されたセラミックグリーンシートが複数積層されて成るセラミック積層体5においては、静水圧プレスの際に素体変形が生じるとセラミックグリーンシートの圧着後の切断工程において切断位置にずれが生じるため、規定の切断ライン沿って切断することができず、切断歩留が特に低下するおそれがある。これに対して、本実施形態の積層電子部品の製造方法では、静水圧プレスの際のセラミック積層体5の変形を抑制できるため、切断工程の歩留向上を図ることができる。したがって、電極パターン26が形成されたセラミック積層体5においては、本実施形態の積層電子部品の製造方法が特に有効である。
ここで、セラミック積層体5を第1成形型2に配置する際の作業性を確保するため、枠体4を構成する第1枠部材10a,10b及び第2枠部材11a,11bを連結しない構成とし、それぞれを単体で配置することが考えられる。しかしながら、第1枠部材10a,10b及び第2枠部材11a,11bを単体で使用すると、第1成形型2への配置に時間を要するため、かえって作業性が悪くなるおそれがある。これに対して、本実施形態では、第1枠部材10a,10b及び第2枠部材11a,11bがストッパーピン18にて連結されているため、第1成形型2に枠体4を手早く且つ容易に配置でき、作業性の向上を図ることができる。
なお、ストッパーピン18は、鍔部19、本体部20及び先端部21を有しており、先端部21は、第2枠部材11a,11bの両端部に形成された第1及び第2貫通孔16,17を挿通すると共に、第1枠部材10a,10bの両端部に形成された凹部13に圧入されている。また、鍔部19は、第1貫通孔16に係止されており、鍔部19の周面19bと第1貫通孔16との間及び本体部20の周面20aと第2貫通孔17の間には、所定のクリアランスが設けられている。このような構成により、第1枠部材10a,10b及び第2枠部材11a,11bを確実に連結することができる。また、第2枠部材11a,11bの第1貫通孔16と鍔部19の周面19bとの間、及び第1貫通孔15と本体部20の周面20aとの間に所定のクリアランスを設けることで、第1枠部材10a,10bに圧入されたストッパーピン18が第1及び第2貫通孔16,17内で所定のクリアランス分だけ移動するため、第1枠部材10a,10bと第2枠部材11a,11bとを第1成形型2と第2成形型3との対向方向に直交する面内で相対的に移動させることができる。
また、プレス用治具1において、第1成形型2は、セラミック積層体5が載置される凸部6を有し、枠体4は、凸部6に当接してセラミック積層体5を収容する空間Sを規定することが好ましい。このような構成によれば、枠体4の位置決め精度の向上を図ることができると共に、セラミック積層体5を収容する空間Sを確実に規定することができる。
また、ストッパーピン18の先端部21は、第1枠部材10a,10bの凹部13に挿入されて埋設されており、ストッパーピン18の鍔部19は、第2枠部材11a,11bの載置面11Aよりも内側に位置している。このように、枠体4において突起物の無い構成とすることにより、パッキングフィルム25をプレス用治具1に被せる際や、静水圧プレスを行う際に、パッキングフィルム25が破れることを防止できる。また、第1成形型2の角部2bや枠体4の角部は所定の曲率を有して形成されているため、パッキングフィルム25の破損を防止できる。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態では、第1成形型2上にセラミック積層体5を載置し、その上に第2成形型3を配置する構成としているが、第1成形型2及び第2成形型3とセラミック積層体5との間には、弾性シートを挟んでもよい。具体的には、図9を参照しながら説明する。
図9(a)に示すように、変形例に係る積層電子部品の製造方法では、セラミック積層体載置工程において、セラミック積層体5の上に弾性シート27を配置している。この弾性シート27としては、例えばゴムシートを用いることができる。これにより、セラミック積層体5の一方の主面では、弾性シート27が積層時の吸着による圧力で形成された凹みを強く押すため、凹凸度合が更に大きくなる。つまり、セラミック積層体5の一方の主面に深い凹みが形成され、セラミックグリーンシートが十分に圧着された状態となる。よって、セラミックグリーンシートの密着性が高められ、このセラミック積層体5からは焼成の際にデラミネーションが生じにくいグリーンチップを得ることができる。
また、図9(b)に示すように、変形例に係る積層電子部品の製造方法では、セラミック積層体載置工程において、第1成形型2の上に弾性シート28を載置し、この弾性シート28上にセラミック積層体5を配置している。弾性シート28としては、弾性シート27と同様に、例えばゴムシートを用いることができる。この場合においても、セラミック積層体5の一方の主面では、弾性シート28が凹みを強く押すため、凹凸度合が更に大きくなる。つまり、セラミック積層体5の一方の主面に深い凹みが形成され、セラミックグリーンシートが十分に圧着された状態となる。よって、セラミックグリーンシートの密着性が高められ、このセラミック積層体5からは焼成の際にデラミネーションが生じにくいグリーンチップを得ることができる。
また、図9(c)に示すように、変形例に係る積層電子部品の製造方法では、セラミック積層体載置工程において、第1成形型2の上に弾性シート28を載置し、この弾性シート28上にセラミック積層体5を配置すると共に、セラミック積層体5の上に弾性シート27を配置している。この弾性シート27,28のそれぞれは、厚みが異なっている。弾性シート27,28の厚みを変えることで、セラミック積層体5の一方の主面では、弾性シート27が凹みを強く押すため、かかる凹みが深くなる。凹みが深くなることで、セラミックグリーンシートがより圧着される。また、セラミック積層体5の他方の主面においても、第1成形型2との間に弾性シート28が挟まれることで、電極パターン26を疎に含む領域と電極パターン26を含まない領域とに対応する部分に凹みが生じる。他方の主面にも凹みを形成することで、セラミックグリーンシートを更に圧着することができる。その結果、このセラミック積層体5からは、焼成の際にデラミネーションが生じにくいグリーンチップを得ることができる。
ただし、セラミック積層体5の他方の主面側にある弾性シート28は薄いので、他方の主面において、電極パターン26を疎に含む領域と電極パターン26を含まない領域とに対応する部分は比較的弱い力で押される。そのため、他方の主面に形成される凹みは比較的浅いものとなる。よって、両主面が共に深く凹む、ということがなくなり、セラミックグリーンシートのうねりが生じにくくなる。その結果、このセラミック積層体5からは、焼成の際にクラックが生じにくいグリーンチップを得ることができる。
ここで、上述のように弾性シート27,28を介在させた場合、プレスした際のセラミック積層体5の縁部分の伸びは、弾性シート27,28を介在させない場合に比べて大きくなる。そのため、プレス時においてセラミック積層体5の周面5aと密着する枠体4の構成が特に有効となる。
また、上記実施形態では、プレス用治具1をそのままパッキングフィルム25にて包装しているが、図10に示すように、包装工程において、例えばパッキングフィルム25と第2成形型3及び枠体4(第1枠部材10a,10b)との間に、枠体4の移動を阻害しない程度の厚みを有するゴムシートGを介在させてもよい。これにより、パッキングフィルム25と第2成形型3及び枠体4との間の緩衝を小さくすることができ、パッキングフィルム25の破れを防止することができる。
また、上記実施形態では、第1枠部材10a,10bと第2枠部材11a,11bとをストッパーピン18によって連結して相対移動可能としているが、第1枠部材10a,10bと第2枠部材11a,11bとを連結する構成はこれに限定されない。要は、枠体4が空間Sを規定する第1の状態と空間Sが対向方向に直交する方向に拡大された第2の状態との間で変形可能な機構であればよい。
1…プレス用治具、2…第1成形型、3…第2成形型、4…枠体、5…セラミック積層体、6…凸部(段部)、10a,10b…第1枠部材、11a,11b…第2枠部材、13…凹部、15…貫通孔、16…第1貫通孔(貫通孔)、17…第2貫通孔(貫通孔)、18…ストッパーピン(連結部材)、19…鍔部、21…先端部、25…パッキングフィルム(可撓性包装材)、27,28…弾性シート。

Claims (6)

  1. 複数のセラミックグリーンシートが積層されて成るセラミック積層体を準備するセラミック積層体準備工程と、
    前記セラミック積層体が載置される第1成形型と、前記第1成形型に載置され前記セラミック積層体を収容する空間を規定する枠体と、前記第1成形型に対向して配置され、前記枠体の内側を前記第1成形型との対向方向に移動可能な第2成形型とを備え、前記枠体が前記空間を規定する第1の状態と前記空間が前記対向方向に直交する方向に拡大された第2の状態との間で変形可能とされているプレス用治具を準備する治具準備工程と、
    前記枠体を前記第2の状態で前記第1成形型に載置する枠体載置工程と、
    前記第1成形型上に前記セラミック積層体を載置するセラミック積層体載置工程と、
    前記セラミック積層体上に前記第2成形型を載置する第2成形型載置工程と、
    前記プレス用治具を可撓性包装材にて真空包装する包装工程と、
    前記可撓性包装材にて包装された前記プレス用治具を静水圧プレスするプレス工程と、を有することを特徴とする積層電子部品の製造方法。
  2. 前記セラミック積層体載置工程では、前記セラミック積層体と前記第1成形型との間及び前記セラミック積層体上の少なくとも一方に弾性シートを配置することを特徴とする請求項1記載の積層電子部品の製造方法。
  3. 複数のセラミックグリーンシートが積層されて成るセラミック積層体を静水圧プレスするためのプレス用治具であって、
    前記セラミック積層体が載置される第1成形型と、
    前記第1成形型に載置され前記セラミック積層体を収容する空間を規定する枠体と、
    前記第1成形型に対向して配置され、前記枠体の内側を前記第1成形型との対向方向に移動可能な第2成形型とを備え、
    前記枠体は、前記空間を規定する第1の状態と前記空間が前記対向方向に直交する方向に拡大された第2の状態との間で変形可能とされていることを特徴とするプレス用治具。
  4. 前記枠体は、互いに対向する一対の第1枠部材と、互いに対向する一対の第2枠部材とを有し、
    前記第1枠部材と前記第2枠部材とは、少なくとも前記対向方向に直交する面内で相対移動可能に連結されていることを特徴とする請求項3記載のプレス用治具。
  5. 前記第1枠部材及び前記第2枠部材は、先端部及び鍔部を有する連結部材によって連結されており、
    前記第1枠部材の両端部には、前記連結部材の前記先端部が圧入される凹部が設けられており、
    前記第2枠部材の両端部には、前記連結部材の前記先端部を挿通すると共に前記鍔部を係止する貫通孔が設けられており、
    前記第2枠部材の前記貫通孔と前記連結部材の周面との間には、所定の間隔が設けられていることを特徴とする請求項3又は4記載のプレス用治具。
  6. 前記第1成形型は、前記セラミック積層体が載置される段部を有し、
    前記枠体は、前記段部に当接して前記セラミック積層体を収容する前記空間を規定することを特徴とする請求項3〜5のいずれか一項記載のプレス用治具。
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