JP2004014668A - 積層セラミック電子部品の製造方法 - Google Patents

積層セラミック電子部品の製造方法 Download PDF

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Takeki Kamata
鎌田 雄樹
Satoru Oikawa
及川 悟
Hiroshi Ebina
蝦名 広
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

【課題】内部電極層の有無による凹凸を抑制し、優れた電気特性を有する積層セラミック電子部品を提供することを目的とするものである。
【解決手段】台座20上にセラミック層13と段差抑制用セラミック層11とを積層し下無効層部14を形成する第1の工程と、次に下無効層部14の上にセラミック層13と内部電極層12とを交互に積層した有効層部15を形成する第2の工程と、次いで有効層部15の上にセラミック層13を積層した上無効層部17を形成し積層体ブロックを得る第3の工程と、その後、積層体ブロックを切断し焼成する第4の工程とを備え、段差抑制用セラミック層11は、積層体ブロックの厚み方向において内部電極層12の非形成部あるいは他の部分よりも内部電極層12の積層数の少ない部分に設けるものである。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、積層セラミックコンデンサなどの積層セラミック電子部品の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
積層セラミック電子部品の一例である積層セラミックコンデンサの製造方法について説明する。
【0003】
図21は従来の積層セラミックコンデンサの製造方法を説明するための断面図である。
【0004】
図において1は段差抑制用セラミック層、2は内部電極層、3はセラミック層、4は下無効層部、5は有効層部、7は上無効層部、8は有効層シート、9は弾性体、10は剛体からなる台座である。
【0005】
ここで、有効層部5を構成するセラミック層3の薄層化を行ったり、内部電極層2の積層数を増加したりすると、内部電極層2が積層されている部分とその両端側のセラミック層3のみが積層されている部分の段差(以降、内部電極段差と称する)が大きくなり、セラミック層3の接着不良に伴う層間剥離等の構造欠陥が発生しやすくなる。
【0006】
そこで、以下に示すような製造方法を用いることにより内部電極段差を抑制していた。
【0007】
まず、誘電体セラミック粉末及び有機バインダーを用いて、セラミック層3を作製する。
【0008】
次に、パラジウムやニッケル等の金属粉末を主成分とする内部電極ペーストをセラミック層3上に印刷、乾燥して有効層部5を形成するシート(以下、有効層シート8と称する)を複数枚作製する。
【0009】
次いで、台座10上に形成された樹脂フィルムや接着剤層を含む弾性体9上に、セラミック層3を所定枚数、加圧圧着を繰り返して下無効層部4を作製する。
【0010】
その上に有効層シート8を所定の枚数だけ積層、加圧圧着を繰り返して、有効層部5を作製する。この時、図21に示すように内部電極層2の非形成部に内部電極層2の厚みとほぼ同じ厚みで、内部電極層2のパターンとはネガとポジの関係にある逆のパターンを有する段差抑制用セラミック層1を配置する。
【0011】
その後、有効層部5の上にセラミック層3を所定の枚数だけ積層、加圧圧着を繰り返して上無効層部7を形成して積層体ブロックを作製する。
【0012】
次に、積層体ブロックを所定の寸法に切断して複数の個片とし、積層体を得る。
【0013】
そして、得られた積層体を焼成後、内部電極層2が露出した両端面に外部電極を形成して積層セラミックコンデンサを得る。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記方法では、段差抑制用セラミック層1は電気特性を発現させる有効層部5内に配置される。従って、段差抑制用セラミック層1の位置がずれると、内部電極層2と隣接して配置された段差抑制用セラミック層1との間に隙間が生じたり、段差抑制用セラミック層1が内部電極層2に乗り上げたりする。
【0015】
前者の場合、内部電極層2の近傍に空洞が存在し、層間剥離等の構造欠陥の発生原因となり、後者の場合は内部構造欠陥の問題と同時に、内部電極層2の間のセラミック層3の厚みが変化してしまうため、所望の電気特性を有する積層セラミック電子部品を得ることができないという問題点を有していた。
【0016】
そこで本発明は、内部電極段差を抑制し、優れた電気特性を有する積層セラミック電子部品を提供することを目的とするものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、以下の構成を有するものである。
【0018】
本発明の請求項1に記載の発明は、特に、支持体上に、内部電極層の非形成部分あるいは内部電極層の積層数が他の部分よりも少ない部分に段差抑制用セラミック層が配置されるように、セラミック層と段差抑制用セラミック層とを所定の枚数だけ積層した下無効層部を形成し、この上に内部電極層とセラミック層とを交互に積層した有効層部と、セラミック層を積層した上無効層部を順に積層して積層体を作製し、次いでこの積層体を焼成するものであり、段差抑制用セラミック層1の位置ずれが発生したとしても構造欠陥や電気特性不良の発生が低く、優れた電気特性を有する積層セラミックコンデンサを得ることができる。
【0019】
本発明の請求項2に記載の発明は、特に、下無効層部は、段差抑制用セラミック層の上にセラミック層を積層したものであり、比較的厚い段差抑制用セラミック層を用いたとしても、段差抑制用セラミック層がセラミック層間に挟まれることがないので、段差抑制用セラミック層近傍に空洞などの構造欠陥が発生するのを防止できる。
【0020】
本発明の請求項3に記載の発明は、特に、下無効層部は、セラミック層間に段差抑制用セラミック層を設けたものであり、比較的薄い段差抑制用セラミック層を用いる場合、下無効層部に分散させることができるために、セラミック層と段差抑制用セラミック層との間に発生する構造欠陥の発生を抑制できる。
【0021】
本発明の請求項4に記載の発明は、特に、下無効層部の最上層に段差抑制用セラミック層を設けるものであり、段差抑制用セラミック層の厚みの総和と、内部電極段差の総和の差が大きく、段差抑制用セラミック層とその下のセラミック層との間に段差が生じたとしても、下無効層部の裏面には急峻な段差が生じずに、なだらかな状態を保持できる。
【0022】
本発明の請求項5に記載の発明は、特に、下無効層部の最下層、内部、最上層の少なくとも二ヵ所に段差抑制用セラミック層を設けるものであり、比較的厚い段差抑制用セラミック層は最下層あるいは最上層に、比較的薄い段差抑制用セラミック層は内部に配置することにより、段差抑制用セラミック層近傍に空洞などの構造欠陥が発生するのを抑制することができる。
【0023】
本発明の請求項6に記載の発明は、特に、有効層部内部に、前記有効層部を形成する第1のセラミック層よりも大きな厚みの第2のセラミック層を設け、前記第2のセラミック層の内部あるいは表面の少なくとも一ヵ所に段差抑制用セラミック層を設けるものであり、有効層数の増加に伴う内部電極段差が大きくなるとセラミック層間の接着性の低下を抑制することができる。
【0024】
本発明の請求項7に記載の発明は、特に、上無効層の最上層、内部、最下層の少なくとも一ヵ所に段差抑制用セラミック層を設けるものであり、有効層部の積層後、下無効層部に配置した段差抑制用セラミック層だけでは抑制しきれなかった内部電極段差を最終的に減少させることができ、積層体上面の形状を平坦化することができる。
【0025】
本発明の請求項8に記載の発明は、特に、段差抑制用セラミック層の厚みの総和は、内部電極層厚みの総和の10〜200%とするものであり、内部電極段差を効果的に減少させることができる。
【0026】
本発明の請求項9に記載の発明は、特に、段差抑制用セラミック層の幅は、隣接する内部電極層間の間隔の10〜200%とするものであり、内部電極段差を効果的に減少させることができる。
【0027】
本発明の請求項10に記載の発明は、特に、段差抑制用セラミック層の幅を配置する位置により変えるものであり、積層体の厚み変化を抑制し、構造欠陥の発生を抑制することができる。
【0028】
本発明の請求項11に記載の発明は、特に、段差抑制用セラミック層の幅は、下部が上部よりも広いものであり、積層体の内部電極層が配置される部分とされない部分の段差を効果的に抑制することができる。
【0029】
本発明の請求項12に記載の発明は、特に、段差抑制用セラミック層を積層体の厚み方向において複数枚積層する場合、前記厚み方向における前記段差抑制用セラミック層の厚みの総和が前記積層位置により異なるようにするものであり、内部電極層が配置された部分とされない部分の段差を効果的に抑制することができる。
【0030】
本発明の請求項13に記載の発明は、特に、厚み及び幅の少なくとも一方が異なる複数種類の段差抑制用セラミック層を少なくとも2枚以上積層して、積層体の厚みを緩やかに変化させるものであり、内部電極層が配置された部分とされない部分の段差を効果的に抑制することができる。
【0031】
本発明の請求項14に記載の発明は、特に、同一層の段差抑制用セラミック層の厚みは、不均一にするものであり、積層体内部に発生した気泡の除去を効果的に行うことができ、構造欠陥の発生を抑制することができる。
【0032】
本発明の請求項15に記載の発明は、特に、段差抑制用セラミック層はストライプ状とするものであり、段差抑制用セラミック層とその上に積層されるセラミック層との間に発生した気泡を、効率よく除去し、構造欠陥の発生を抑制することができる。
【0033】
本発明の請求項16に記載の発明は、特に、段差抑制用セラミック層はセラミック層と同一組成とするものであり、段差抑制用セラミック層とセラミック層との焼結収縮挙動が同一となり、層間剥離等の構造欠陥を抑制できる。
【0034】
本発明の請求項17に記載の発明は、特に、段差抑制用セラミック層の積層数は、内部電極層1層当たりに生じる段差をA、前記段差抑制用セラミック層1層の厚みをB、前記内部電極層の積層数をCとした時、「A×C/B」に最も近い整数となるようにするものであり、生じる内部電極段差及び段差抑制用セラミック層の厚みの最適値を事前に予測することができるため、内部電極段差を効率よく抑制できる。
【0035】
本発明の請求項18に記載の発明は、特に、下無効層部と支持体との間に弾性体を有するものであり、有効層部の積層初期における内部電極段差が段差抑制用セラミック層よりも小さい場合でも、段差抑制用セラミック層の厚み分を弾性体で吸収し、見かけ上、表面は平坦となり、内部電極層およびセラミック層の積層を精度良く行うことができる。
【0036】
【発明の実施の形態】
以下、積層セラミック電子部品の一つである積層セラミックコンデンサを例に説明する。
【0037】
(実施の形態1)
以下、実施の形態1を用いて、本発明の特に請求項1、17、18について説明する。
【0038】
図1、図2は本実施の形態1における積層体ブロックの製造工程を説明するための断面図、図3(a),(b)は本実施の形態1における段差抑制用セラミック層の効果を示すための積層セラミックコンデンサの縦及び横断面図、図3(c)は同上面透視図である。
【0039】
図において、11は段差抑制用セラミック層、12は内部電極層、13はセラミック層、14は下無効層部、15は有効層部、17は上無効層部、18はセラミック層13の上に内部電極12を有する有効層シート、19は、表面に接着層を有する樹脂フィルムなどの弾性体、20は剛体からなる台座、21は外部電極である。
【0040】
下無効層部14はセラミック層13を段差抑制用セラミック層11を所定の枚数用いて、積層したものである。
【0041】
上無効層部17はセラミック層13のみを積層したもの、あるいはセラミック層13と段差抑制用セラミック層11を所定の層数積層したものである。
【0042】
また、焼成後である図3において、セラミック層13と段差抑制用セラミック層11との区別はできないが、本発明の効果をよりわかりやすく説明するために模式的にセラミック層13と段差抑制用セラミック層11とを分けて示した。
【0043】
以下、本実施の形態における積層セラミックコンデンサの製造方法について説明する。
【0044】
まず、チタン酸バリウム等の誘電体セラミック粉末を主成分とする原料粉末と、有機バインダ、可塑剤及び有機溶剤をそれぞれ所定量混合してセラミックスラリーを作製する。
【0045】
次に、ドクターブレード法によりキャリアフィルム上にセラミックスラリーを塗布後、乾燥して、厚み10μmのセラミック層13を作製した。
【0046】
次に、キャリアフィルム上に成形されたセラミック層13の上にNi金属粉末を主成分とする内部電極ペーストを所定のパターンでスクリーン印刷、乾燥して厚み2μmの内部電極層12を形成し、有効層シート18を複数枚作製した。
【0047】
ここで内部電極層12は、焼成後、幅150μm、長さ500μmとなり、隣接する内部電極層12とは150μmの間隔を有するようにした。
【0048】
次に、セラミック層11に対して内部電極層12のパターンとは、ネガとポジの関係のある逆のパターンを有するように、スクリーン印刷法によりセラミックスラリーをキャリアフィルム上に塗布後、乾燥して、内部電極層12の厚みと同じ2μmの厚みを有する段差抑制用セラミック層11を複数枚作製した。ここで、段差抑制用セラミック層11の焼成後の幅は150μmとなるように作製した。
【0049】
セラミック層13、段差抑制用セラミック層11、有効層シート18は、乾燥後の厚みと焼成収縮後の厚みが大きく異なる。また後に積層体ブロックを作製する際の、各種条件(加圧力、温度、時間等)の違いにより、焼成後の厚みは変化する。即ち作製時の粒子の密度により、焼成後の厚みは変化することになる。本発明が解決しようとする内部電極段差による構造欠陥は、焼成後の積層体に発生するものである。従って、焼成後の内部電極層12及び段差抑制用セラミック層11の1層当たり厚みを予測することにより、焼成後の積層体における内部電極段差を効果的に抑制することが可能となる。
【0050】
そこでまず段差抑制用セラミック層11、有効層シート18を積層時に加熱及び加圧する条件で加圧及び加熱し、焼成する。次に、段差抑制用セラミック層1層の厚みB(μm)、有効層シート1枚当たりに生じる内部電極段差A(μm)を測定する。そして内部電極層12の積層数をCとした時、「A×C/B」に最も近い整数を用いる段差抑制用セラミック層11の層数とする。この方法によると本実施の形態では段差抑制用セラミック層11は10層用いることとなる。
【0051】
次に、図1に示すように金属板等の剛体からなる台座20の上に、樹脂フィルムと接着剤層からなる厚みが200μm程度の弾性体19の上に、セラミック層13と段差抑制用セラミック層11をそれぞれ10層ずつ交互に加熱及び加圧しながら積層して下無効層部14を作製する。この時、段差抑制用セラミック層11は、後程、積層する内部電極層12間に位置するようになる。
【0052】
次いで、下無効層部14の上に内部電極層12が焼成後の積層体の両端面から交互に露出するように有効層シート18を内部電極層12を全く形成しない部分には10層、内部電極層12の積層数が他の部分よりも少ない部分には、他の部分より内部電極層12の積層数の少ない分だけ加圧及び加熱しながら積層して有効層部15を作製する。
【0053】
その後、有効層部15の上に、セラミック層13を10層、加熱及び加圧しながら積層して上無効層部17を作製し、図2に示すような積層体ブロックを得る。
【0054】
この積層体ブロックを作製する際の、加圧及び加熱は、段差抑制用セラミック層11の使用枚数を決定するための方法の時と同条件で行う。
【0055】
また積層体ブロックの厚み方向において、段差抑制用セラミック層11を内部電極層12の非形成部に配置することにより、従来と比較すると内部電極段差を抑制することができる。
【0056】
なお、必要に応じて、積層体ブロックを作製した後に、加熱及び加圧を行っても良い。
【0057】
次に、積層体ブロックを幅0.3mm、長さ0.6mmとなるように切断後、弾性体19から分離して、積層体を作製する。
【0058】
次いで、積層体を脱脂、焼成した後、内部電極層12が露出した両端面に外部電極21を形成して、図3(a)〜(c)に示す積層セラミックコンデンサを得る。
【0059】
この積層セラミックコンデンサは、図3に示すように内部電極層12と同じ厚みの段差抑制用セラミック層11を内部電極層12の非形成部及び内部電極層12の積層数の少ない部分に配置することにより、電気特性を阻害することなく、内部電極層12の有無による段差を低減し、構造欠陥の発生を抑制することができる。
【0060】
また、下無効層部14に段差抑制用セラミック層11を配置することにより、有効層シート18を加熱及び加圧して有効層部15を形成する際、初期に積層された内部電極層12にかかる圧力を分散することができ、さらに、段差抑制用セラミック層11が内部電極層12の周囲を枠として取り囲むことで積層ずれや伸びを抑制する効果も得られる。
【0061】
なお、段差抑制用セラミック層11はキャリアフィルム上に形成したが、セラミック層13上に直接印刷してもよい。
【0062】
また、弾性体19は、台座20に固定する面に粘着層を表面に発泡剤含有接着層を有する樹脂シートからなるものである。この弾性体19を用いて、積層体ブロックを台座20上に固定することにより、有効層部15の初期形成時における内部電極段差が段差抑制用セラミック層11よりも小さい場合でも、段差抑制用セラミック層11の厚み分を弾性体19で吸収し、積層面が平坦となり、セラミック層13及び内部電極層12の積層を精度良く行うことができる。また積層体ブロックを切断する際の切断ずれの発生を抑制すると共に、切断後の台座20からの分離を容易に行うことができる。
【0063】
しかしながら、弾性体19を用いて従来の方法で積層体ブロックを作製すると、有効層シート18の積層時、加圧されることにより、内部電極層12部分が下方に押され、積層体ブロックの下面が凸型になり、その後の工程における搬送が困難となるだけでなく、積層セラミックコンデンサを回路基板などに実装する際の、画像認識においてもピントずれが生じ、効率よく実装することができないなどの問題点が発生する恐れがある。
【0064】
そこで、段差抑制用セラミック層11を下無効層部14に設けることにより、内部電極層12が下方に押されたとしても積層体ブロックの下面が凸型になるのを抑制することができる。
【0065】
さらに、本実施の形態においては、台座20上に順次、下無効層部14、有効層部15、上無効層部17を形成していったが、それぞれの形成工程を独立させることにより、積層体ブロックを作製する生産性の効率化を図ることができる。
【0066】
(実施の形態2)
以下、実施の形態2を用いて、本発明の特に請求項2について説明する。
【0067】
図4は、本実施の形態2における積層体ブロックの製造工程を説明するための断面図である。
【0068】
まず、実施の形態1と同様にセラミック層13、有効層シート18、段差抑制用セラミック層11を作製し、段差抑制用セラミック層11の使用数を決定する。
【0069】
本実施の形態においても、実施の形態1と同数のセラミック層13、有効層シート18、段差抑制用セラミック層11を用いる。
【0070】
次に、10層の段差抑制用セラミック層11を、図4に示すように、弾性体19の上に配置し、この上に10層のセラミック層13を積層し、下無効層部14を作製する。
【0071】
その後、実施の形態1と同様にして積層セラミックコンデンサを作製する。
【0072】
(実施の形態3)
以下、実施の形態3を用いて本発明の特に請求項3について説明する。
【0073】
図5は本実施の形態3における積層体ブロックの製造工程を説明するための断面図である。
【0074】
まず、実施の形態1と同様にセラミック層13、有効層シート18、段差抑制用セラミック層11を作製し、段差抑制用セラミック層11の使用数を決定する。
【0075】
本実施の形態においても、実施の形態1と同数のセラミック層13、有効層シート18、段差抑制用セラミック層11を用いる。
【0076】
次に、図5に示すように、弾性体19の上に、段差抑制用セラミック層11がセラミック層13に挟まれるように下無効層部14を形成する。
【0077】
次いで実施の形態1と同様にして積層セラミックコンデンサを得る。
【0078】
(実施の形態4)
以下、実施の形態4を用いて本発明の特に請求項4について説明する。
【0079】
図6は、本実施の形態4における積層体ブロックの製造工程を説明するための断面図である。
【0080】
まず、実施の形態1と同様にセラミック層13、有効層シート18、段差抑制用セラミック層11を作製し、段差抑制用セラミック層11の使用数を決定する。
【0081】
本実施の形態においても、実施の形態1と同数のセラミック層13、有効層シート18、段差抑制用セラミック層11を用いる。
【0082】
次に、図6に示すように、弾性体19の上にセラミック層13を10層積層した後に段差抑制用セラミック層11を10層積層し、下無効層部14を形成する。
【0083】
次いで、段差抑制用セラミック層11に接するように有効層シート18を10層積層し、その後、実施の形態1と同様にして積層セラミックコンデンサを作製する。
【0084】
(実施の形態5)
以下、実施の形態5を用いて本発明の特に請求項5について説明する。
【0085】
まず、実施の形態1と同様にセラミック層13、有効層シート18、段差抑制用セラミック層11を作製し、段差抑制用セラミック層11の使用数を決定する。
【0086】
本実施の形態においても、実施の形態1と同数のセラミック層13、有効層シート18、段差抑制用セラミック層11を用いる。
【0087】
次に、弾性体19の上に下無効層部14を形成するのであるが、この時、段差抑制用セラミック層11が下無効層部14の最下層、内部及び最上層になるようにセラミック層13と積層する。
【0088】
次いで、実施の形態1と同様にして積層セラミックコンデンサを作製する。
【0089】
(実施の形態6)
以下、実施の形態6を用いて本発明の特に請求項6について説明する。
【0090】
図7、図8は、本実施の形態6における積層体ブロックの製造工程を説明するための断面図、図9(a),(b)は本実施の形態における段差抑制用セラミック層の効果を示すための積層セラミックコンデンサの縦及び横断面図、図9(c)は同上面透視図である。また、焼成後である図9において、セラミック層13と段差抑制用セラミック層11との区別はできないが、本発明の効果をよりわかりやすく説明するために模式的にセラミック層13と段差抑制用セラミック層11とを分けて示した。
【0091】
図において16は有効層部15の内部に設けた中間無効層部であり、セラミック層13と段差抑制用セラミック層11とを積層したものである。
【0092】
まず、実施の形態1と同様にセラミック層13、有効層シート18、段差抑制用セラミック層11を作製し、段差抑制用セラミック層11の使用数を決定する。
【0093】
本実施の形態においては、内部電極層12を11層用いるのであるが、実施の形態1に示す方法と同様の方法で段差抑制用セラミック層11の積層数を求めたところ11層となった。
【0094】
次に、図7に示すように、弾性体19の上にセラミック層13を7層と段差抑制用セラミック層11を6層とを交互に積層して下無効層部14を作製する。
【0095】
次いで、有効層シート18を下無効層部14の上に6枚積層する。
【0096】
その後、この上にセラミック層13を6層と段差抑制用セラミック層11を5層とを交互に積層し、中間無効層部16を形成する。
【0097】
次に、中間無効層部16の上に有効層シート18を5枚、セラミック層13を7層積層して有効層部15及び上無効層部17を形成し、図8に示すような積層体ブロックを得る。
【0098】
その後、実施の形態1と同様の工程により、図9(a)〜(c)に示すような積層セラミックコンデンサを作製する。
【0099】
このように有効層部15内に内部電極層12と非接触の状態で段差抑制用セラミック層11を設けることにより、さらに積層体を焼成する際、内部電極層12が存在する部分と存在しない部分との焼結収縮挙動の違いによる内部応力を分散させて構造欠陥の発生を抑制することができる。
【0100】
なお、上記実施の形態は有効層部15を中間無効層部16により2つに分割したが、中間無効層部16を複数設けて、3つ以上に分割しても同様の効果が得られる。
【0101】
また、段差抑制用セラミック層11を下無効層部14と有効層部15の内部とに分散させることによって、積層体を焼成する時の上、下無効層部17,14と有効層部15の焼結収縮挙動の違いによる内部応力も分散させて構造欠陥の発生を抑制することができる。
【0102】
(実施の形態7)
以下、実施の形態7を用いて本発明の特に請求項7について説明する。
【0103】
図10は本実施の形態7における積層体ブロックの製造工程を説明するための断面図、図11は同積層体ブロックの断面図、図12(a),(b)は本実施の形態7における段差抑制用セラミック層の効果を示すための積層セラミックコンデンサの縦及び横断面図、図12(c)は同上面透視図である。焼成後である図12において、セラミック層13と段差抑制用セラミック層11との区別はできないが、本発明の効果をよりわかりやすく説明するために模式的にセラミック層13と段差抑制用セラミック層11とを分けて示した。
【0104】
まず、実施の形態1と同様にセラミック層13、有効層シート18、段差抑制用セラミック層11を作製し、段差抑制用セラミック層11の使用数を決定する。
【0105】
本実施の形態においても、実施の形態1と同数のセラミック層13、有効層シート18、段差抑制用セラミック層11を用いる。
【0106】
次に、図10に示すように、弾性体19の上に10層のセラミック層13と5層の段差抑制用セラミック層11を所定の位置に積層して下無効層部14を作製する。
【0107】
次いで、有効層シート18を10層積層し、有効層部15を作製する。
【0108】
その後、有効層部15の上に10層のセラミック層13と5層の段差抑制用セラミック層11を所定の位置に積層して上無効層部17を形成し、図11に示すような積層体ブロックを得る。
【0109】
その後、実施の形態1と同様にして図12(a)〜(c)に示すような積層セラミックコンデンサを得る。
【0110】
本実施の形態においても、実施の形態6と同様に焼成時の収縮挙動の違いによる内部応力を分散させて構造欠陥の発生を抑制することができる。
【0111】
なお、実施の形態6では下無効層部14と有効層部15に、本実施の形態においては下無効層部14と上無効層部17にそれぞれ段差抑制用セラミック層11を設けたが、もちろん下無効層部14、有効層部15、上無効層部17の全てに段差抑制用セラミック層11を設けても構わない。このようにすることにより、例えば、セラミック層13の薄層化及び高積層化を図り、下無効層部14に設けた段差抑制用セラミック層11の総厚みよりも内部電極段差の方が大きくなった場合、中間無効層部16や上無効層部17に段差抑制用セラミック層11を設けて内部電極段差をさらに抑制することが可能となる。
【0112】
(実施の形態8)
以下、実施の形態8を用いて本発明の特に請求項6、7に記載の発明について説明する。
【0113】
図13は本実施の形態8における積層体ブロックの製造工程を説明するための断面図、図14は同積層体ブロックの断面図、図15(a),(b)は本実施の形態8における段差抑制用セラミック層の効果を示すための積層セラミックコンデンサの縦及び横断面図、図15(c)は同上面透視図である。また、焼成後である図15において、セラミック層13と段差抑制用セラミック層11との区別はできないが、本発明の効果をよりわかりやすく説明するために模式的にセラミック層13と段差抑制用セラミック層11とを分けて示した。
【0114】
まず、実施の形態1と同様にセラミック層13、有効層シート18、段差抑制用セラミック層11を作製し、段差抑制用セラミック層11の使用数を決定する。
【0115】
本実施の形態においては、内部電極層12を11層用いるのであるが、実施の形態1に示す方法と同様の方法で段差抑制用セラミック層11の積層数を求めたところ11層となった。
【0116】
次に、図13に示すように、弾性体19の上に、7層のセラミック層13と4層の段差抑制用セラミック層11を所定の位置に積層して下無効層部14を作製する。
【0117】
次いで、この上に有効層シート18を6枚積層し有効層部15を作製する。
【0118】
その後、この上に6層のセラミック層13と3層の段差抑制用セラミック層11を所定の順序で積層し、中間無効層部16を作製する。
【0119】
次に、中間無効層部16の上に有効層シート18を5枚積層し、続いて7層のセラミック層13と4層の段差抑制用セラミック層11を適切に積層し、上無効層部17を作製し、図14に示すような積層体ブロックを得る。
【0120】
その後、実施の形態1と同様にして図15(a)〜(c)に示すような積層セラミックコンデンサを得る。
【0121】
(実施の形態9)
以下、実施の形態9を用いて本発明の特に請求項8について説明する。
【0122】
まず、実施の形態1と同様にセラミック層13、有効層シート18、段差抑制用セラミック層11を作製し、段差抑制用セラミック層11の使用数を決定する。
【0123】
次に、弾性体19の上に、セラミック層13を5層積層し、この上に段差抑制用セラミック層11を1層設け、この上にセラミック層13を5層積層して下無効層部14を作製する。
【0124】
次いで、この上に有効層シート18を10枚積層し有効層部15を作製する。
【0125】
その後、この上に10層のセラミック層13を積層し、上無効層部17を作製し、積層体ブロックを得る。
【0126】
その後、実施の形態1と同様にして積層セラミックコンデンサ(試料No.1)を得る。
【0127】
また、下無効層部14をセラミック層13を10層、段差抑制用セラミック層11を5層用いて形成したものも作製した(試料No.2)。この時、段差抑制用セラミック層11は、セラミック層13の1層目と2層目の間、3層目と4層目の間、5層目と6層目の間、7層目と8層目の間及び9層目と10層目の間に1層ずつ配置した。
【0128】
さらに、下無効層部14とセラミック層13を10層、段差抑制用セラミック層11を10層用いて形成したものも作製した(試料No.3)。この時、段差抑制用セラミック層11は、セラミック層13の1層目と2層目の間、3層目と4層目の間、5層目と6層目の間、7層目と8層目の間及び9層目と10層目の間にそれぞれ2層ずつ設けた。
【0129】
さらにまた、下無効層部14をセラミック層13を10層、段差抑制用セラミック層11を20層用いて形成したものも作製した(試料No.4)。この時、段差抑制用セラミック層11は、セラミック層13の1層目と2層目の間及び9層目と10層目の間にそれぞれ3層積層し、2層目から9層目の各層間においては2層ずつ積層した。
【0130】
試料No.1〜試料No.4において、用いた段差抑制用セラミック層11の1層当たりの厚みは2μmである。従って、その総和は2μm、10μm、20μm及び40μmとなる。
【0131】
また、本実施の形態において、内部電極層12は、1層当たりの厚みが2μmのものを10層用いるのであるが、この場合、内部電極段差はおおよそ20μmとなる。従って、試料No.1〜試料No.4においては、段差抑制用セラミック層厚みの総和が内部電極段差の10〜200%となる。
【0132】
段差抑制用セラミック層11の厚みの総和が内部電極段差の総和の10%未満の場合、段差抑制用セラミック層11の効果が見られない。そこで10%以上100%以下の場合、段差抑制用セラミック層11の総厚みが内部電極段差の総和に等しくなればなるほど効果的に段差を抑制することが可能となる。また、100%より大きく200%以下の場合、段差抑制用セラミック層11は電気特性を発現させる内部電極層12間には配置されないため、特性に悪影響を及ぼさず、内部電極段差を抑制することができる。しかしながら、200%を超えると逆に段差抑制用セラミック層11の部分が盛り上り、搬送時あるいは実装時、吸着ノズルとコンデンサの間に隙間ができ、吸着不良が発生するなどの不具合が発生することになる。
【0133】
(実施の形態10)
以下、実施の形態10を用いて本発明の特に請求項10に記載の発明について説明する。
【0134】
まず、実施の形態1と同様にしてセラミック層13、有効層シート18、段差抑制用セラミック層11を作製する。ただし、この時、段差抑制用セラミック層11は厚みは2μmと同じものの、幅が15μm、75μm、150μm、300μmと異なる4種類のものを作製する。
【0135】
また、段差抑制用セラミック層11の積層数は、実施の形態1と同様にして決定した。
【0136】
次に、弾性体19の上に、セラミック層13と幅が15μmの段差抑制用セラミック層11とを交互にそれぞれ10層ずつ積層して下無効層部14を作製する。
【0137】
次いで、この上に有効層シート18を10枚積層し有効層部15を作製する。
【0138】
その後、この上に10層のセラミック層13を積層し、上無効層部17を作製し、積層体ブロックを得る。
【0139】
この積層体ブロックにおいて、内部電極層12の幅は160μm、隣接する内部電極層12の間隔は150μmである。その後、実施の形態1と同様にして積層セラミックコンデンサ(試料No.1)を得る。
【0140】
また、同様にして幅が、75μm、150μm、300μmのものを用いて積層セラミックコンデンサ(試料No.2〜試料No.4)を作製した。
【0141】
段差抑制用セラミック層11の幅が隣接する内部電極層12間の距離の10%以上100%未満の場合、段差抑制用セラミック層11は下無効層部14など内部電極層12と段差抑制用セラミック層11との間に隙間が生じるような位置に配置されないため、構造欠陥を発生することなく、段差を抑制することが可能である。また、段差抑制用セラミック層11の幅が隣接する内部電極層12間の距離の100%以上200%以下の場合、上述した位置に配置されるため、たとえ段差抑制用セラミック層11が内部電極層12上に乗り上げたとしても、構造欠陥や静電容量の低下等の不具合が発生すること無く内部電極段差を効果的に抑制することができる。
【0142】
このように段差抑制用セラミック層11の幅を隣接する内部電極層12間の距離の10%以上200%以下と広い範囲で設定できる理由は、段差抑制用セラミック層11が特性を発現させる内部電極層12間に存在しないためである。
【0143】
なお、段差抑制用セラミック層11の幅が220〜270μmと、隣接する内部電極層12間の距離の約135〜170%とした時、最も積層体ブロックの表面が平面に近いものとなることが分かった。このことは、おそらく、実際に印刷、乾燥された内部電極層12や段差抑制用セラミック層11の厚みが均一ではなく、幅方向においては端の部分は中央部に比較して厚みが小さくなっているため、内部電極層12と段差抑制用セラミック層11がある程度重なるようにした方がより平坦となるのではと思われる。
【0144】
(実施の形態11)
以下、実施の形態11を用いて本発明の特に請求項10について説明する。
【0145】
段差抑制用セラミック層11として、幅方向端部を波型形状にしたものを用いて、実施の形態10と同様にして積層セラミックコンデンサを得る。
【0146】
このように幅が一定でない段差抑制用セラミック層11を用いることにより、セラミック層13との境界に生じる段差を抑制することができる。
【0147】
なお、更に効果的に前述した段差を抑制するために、段差抑制用セラミック層11の幅の広い部分と狭い部分とが交互に重ね合せられるようにすることが好ましい。
【0148】
(実施の形態12)
本実施の形態12を用いて、本発明の特に請求項11について説明する。
【0149】
まず、実施の形態1と同様にセラミック層13、有効層シート18、段差抑制用セラミック層11を作製し、段差抑制用セラミック層11の使用数を決定する。
【0150】
しかしながら本実施の形態の段差抑制用セラミック層11は、厚み20μm、下部の幅が150μm、上部の幅が50μmと、上部よりも下部の幅が広くなるように、上部から下部にかけてその幅を緩やかに変化させたものである。
【0151】
用いる内部電極層12の厚みは2μmでその層数が12であるので実施の形態1と同様にして段差抑制用セラミック層11の使用数を決定したところ、1層となる。
【0152】
次に、セラミック層13を10層と段差抑制用セラミック層11とを積層して下無効層部14を作製するのであるが、段差抑制用セラミック層11は、5層目と6層目のセラミック層13間に配置する。
【0153】
その後、実施の形態1と同様にして積層セラミックコンデンサを作製した。
【0154】
このように下部の方が上部より幅が広く、その幅が厚み方向に緩やかに変化する段差抑制用セラミック層11を用いることにより、内部電極段差を効果的に抑制できる。つまり、積層体ブロックは、内部電極層12の端部から隣接する内部電極層12間の中央を中心として曲線的に凹部を形成する。従って、段差抑制用セラミック層11をこの凹部に沿うよう上述した形状にすることが望ましい。ここで段差抑制用セラミック層11は単層に限るものではなく、複数の段差抑制用セラミック層11を重ね合せて良く、また、分散して配置された総和が上述の形状になっていても同様の効果が得られる。
【0155】
(実施の形態13)
以下、実施の形態13を用いて本発明の特に請求項12に記載の発明について説明する。
【0156】
図16は、本実施の形態13における積層体ブロックの製造工程を説明するための断面図である。
【0157】
まず、実施の形態1と同様にしてセラミック層13、有効層シート18、段差抑制用セラミック層11を作製する。但し、段差抑制用セラミック層11の幅は100μmのものを用い、実施の形態1と同様にしてその使用数を決定する。
【0158】
本実施の形態においても、実施の形態1と同数のセラミック層13、有効層シート18、段差抑制用セラミック層11を用いる。
【0159】
次に、図16に示すように、弾性体19の上に10層のセラミック層13と10層の段差抑制用セラミック層11とを交互に積層して下無効層部14を作製する。この時、段差抑制用セラミック層11は、後程、積層する内部電極層12間に位置するようにするのであるが、まず、1層目と2層目の段差抑制用セラミック層11がセラミック層13を介して幅方向に50μm重なるように、2層目と3層目は55μm、3層目と4層目は60μmというように、積層数が1層増える毎に幅方向の重なり部分が5μmずつ増えるようにした。そして9層目と10層目の段差抑制用セラミック層11は90μm重なるようにする。つまり、上層に行くほどセラミック層13を介して重なり合う段差抑制用セラミック層11の面積を大きくする。
【0160】
以降、実施の形態1と同様にして積層セラミックコンデンサを作製する。
【0161】
このように、同じ形状の段差抑制用セラミック層11を幅方向にずらして積層し、少なくとも2枚の段差抑制用セラミック層11が厚み方向において異なる部分で相重なる部分を生じさせ、段差抑制用セラミック層11の厚み変化を緩やかにすることにより、積層体ブロックの内部電極層12の有無により発生した曲線的な凹部を効果的に抑制することができる。
【0162】
(実施の形態14)
以下、実施の形態14を用いて本発明の特に請求項13について説明する。
【0163】
図17は本実施の形態14における積層体ブロックの製造工程を説明するための断面図である。
【0164】
まず、実施の形態1と同様にしてセラミック層13、有効層シート18、段差抑制用セラミック層11を作製する。但し、段差抑制用セラミック層11は厚み、幅の異なるものを用いる。
【0165】
次に、図17に示すように弾性体19の上に、セラミック層13と段差抑制用セラミック層11とを交互にそれぞれ10層ずつ積層して下無効層部14を作製する。この段差抑制用セラミック層11は、1層目は幅150μm、厚み1.0μmとし、2層目以降、厚みは0.2μmずつ増加させ、幅は10μmずつ減少させて、10層目は幅が60μm、厚み3.0μmとなるようにした。
【0166】
以降、実施の形態1と同様にして積層セラミックコンデンサを得る。
【0167】
このように、厚み及び幅の少なくとも一方が異なる複数種類の段差抑制用セラミック層11を少なくとも2枚積層して、段差抑制用セラミック層11の厚みを緩やかに変化させることにより、積層体ブロックの内部電極層12の有無により発生した曲線的な凹部を効果的に抑制することができる。
【0168】
(実施の形態15)
以下、実施の形態15を用いて、本発明の請求項14に記載の発明について説明する。
【0169】
図18は、本実施の形態15における有効層シート18の斜視図である。また、図19は本実施の形態15における1層の段差抑制用セラミック層11の斜視図であり、積層体ブロックを作製した時に、図18に示す有効層シート18の内部電極層12の角部に対応する部分には段差抑制用セラミック層11が存在しないような不連続なものである。
【0170】
これは、段差抑制用セラミック層11の厚みの薄い部分あるいは非形成部分から積層体ブロック内部の気泡を除去しやすくするためである。
【0171】
以下、セラミック層13、有効層シート18、段差抑制用セラミック層11を用いて実施の形態1と同様にして積層セラミックコンデンサを得る。
【0172】
このように、上に積層されるセラミック層13あるいは有効層部15との間に気泡が溜まらないように同一平面方向に不均一な部分或いは不連続な部分を有する段差抑制用セラミック層11を用いることにより、隙間や層間剥離等の構造欠陥の発生を抑制することができる。
【0173】
なお、本実施の形態においては、図18に示すような段差抑制用セラミック層11を用いたが、厚みが同一平面方向に不均一なものであれば同様の効果が得られる。
【0174】
(実施の形態16)
以下、実施の形態16を用いて本発明の特に請求項15に記載の発明について説明する。
【0175】
図20は、本実施の形態16における1層の段差抑制用セラミック層11の斜視図であり、端部を接続してストライプ状としたものである。
【0176】
本実施の形態においては、積層体ブロックを作製した時に、図18に示す有効層シートにおいて、隣接する内部電極層12の長手方向(積層セラミックコンデンサにおいては側面部)の間には、段差抑制用セラミック層11が存在するが、隣接する内部電極層12の短手方向の間(積層セラミックコンデンサにおいては内部電極層12の露出する端面方向)には段差抑制用セラミック層を設けないものである。
【0177】
積層セラミックコンデンサにおいては、側面部分が最も内部電極段差の影響を大きく受けることになる。また、段差抑制用セラミック層11はスラリーを印刷して形成する際、その印刷方向に平行形成する方が容易である。
【0178】
従って、上記ストライプ状の段差抑制用セラミック層11を用いることとした。
【0179】
また、ストライプ状の段差抑制用セラミック層11を用いることにより、実施の形態15と同様に段差抑制用セラミック層11とその上に積層されるセラミック層13との間に発生した気泡を、効率よく除去し、構造欠陥の発生を抑制することができる。
【0180】
以下、セラミック層13、有効層シート18、段差抑制用セラミック層11を用いて実施の形態1と同様にして積層セラミックコンデンサを得る。
【0181】
このように、ストライプ状にパターンニングされた段差抑制用セラミック層11を用いることにより、この上に積層されるセラミック層13あるいは有効層部15との間に溜まりやすい気泡を、段差抑制用セラミック層11に平行な方向に効率よく除去し、隙間や層間剥離等の構造欠陥の発生を抑制することができる。
【0182】
なお、さらに効果的に気泡を除去するために、ストライプ状の段差抑制用セラミック層11の厚みや幅の不均一あるいは不連続にして、段差抑制用セラミック層11に垂直な方向にも気泡を排除できるようにすることが望ましい。
【0183】
また、内部電極段差は積層セラミックコンデンサの端面となる部分より側面に発生しやすいので、実施の形態15より本実施の形態の段差抑制用セラミック層11の方が内部電極段差を抑制する効果は大きい。
【0184】
(実施の形態17)
以下、実施の形態17を用いて本発明の特に請求項16に記載の発明について説明する。
【0185】
本実施の形態においては、段差抑制用セラミック層11をセラミック層13とを同じ組成のスラリーを用いて作製したものである。
【0186】
つまり、チタン酸バリウムを主成分とする誘電体セラミック粉末を55重量部、有機バインダーとしてポリビニルブチラールを6重量部、可塑剤としてジブチルフタレートを4重量部、有機溶剤として酢酸ブチルを35重量部からなるスラリーを用いるものである。
【0187】
以下、実施の形態1と同様にして積層セラミックコンデンサを作製した。
【0188】
このように、段差抑制用セラミック層11とセラミック層13を同一成分で構成することにより、段差抑制用セラミック層11とセラミック層13の焼結収縮挙動が同一となり、下無効層部14における層間剥離等の構造欠陥を抑制することができる。
【0189】
さて、実施の形態1から実施の形態17において得られた積層セラミックコンデンサの構造欠陥の発生数、静電容量の不良数、搬送における不良数を(表1)に示す。
【0190】
【表1】
Figure 2004014668
【0191】
構造欠陥の発生数、静電容量の不良数はそれぞれ100個、搬送における不良数は1000個の積層セラミックコンデンサを用いて調査した。
【0192】
構造欠陥は、積層体ブロックの伸びによる切断不良率、焼結体後の積層体における空洞や層間剥離等である。また、静電容量は設計値から±5%以上ずれたものを不良とする。さらに、搬送不良は吸着ノズルでスムーズに搬送できないものとする。
【0193】
なお、比較のために図21に示すような段差抑制用セラミック層1を有効層部5に配置した従来の製造方法により得られたもの(従来品1)、及び段差抑制用セラミック層を用いずセラミック層と内部電極層のみを用いて作製したもの(従来品2)においても同様の評価を行った。
【0194】
(表1)から明らかなように、構造欠陥の発生、静電容量不良及び搬送不良の全ての点において従来よりも改善されている。
【0195】
なお、上記実施の形態のほとんどにおいて、セラミック層13及び内部電極層12の厚みと層数、段差抑制用セラミック層11の厚みを一定の値としたが、それらの厚みを更に薄くまた、積層数を多くしたとしても同様の効果が得られる。
【0196】
また、内部電極層12及び段差抑制用セラミック層11の形成をスクリーン印刷法により行ったが、凹版印刷法など他の方法で形成したものにおいても構わない。
【0197】
さらに、段差抑制用セラミック層11はその層数の合計厚みが発生する内部電極段差となることが最適であると思われる。
【0198】
例えば、発生する内部電極段差が数十μmの場合、1層の段差抑制用セラミック層11の厚みが数十μmのものを作製することは非常に困難である。またこのように厚い段差抑制用セラミック層11を用いて下無効層部14を形成した場合、下無効層部14の内部にデラミネーションなどの構造欠陥が発生するおそれが有る。
【0199】
そこで、作製容易な段差抑制用セラミック層11を複数層用いることとなるが、これらを一度に積層し、上下をセラミック層13で挟んでしまうと、下無効層部14の内部にデラミネーションなどの構造欠陥が発生するおそれが有る。
【0200】
従って、生産性に悪影響を及ぼさない程度に、下無効層部14において段差抑制用セラミック層11を分散させることが望ましい。
【0201】
なお、上記各実施の形態においては積層セラミックコンデンサを例に説明したが、セラミック層13と内部電極層12とを積層した積層セラミック電子部品においては同様の効果が得られる。
【0202】
【発明の効果】
以上、本発明によると、予め内部電極層が形成されない部分あるいは積層数が少ない部分に段差抑制用セラミック層を配置することにより、内部電極段差に起因する構造欠陥の発生を抑制し、優れた電気特性を有する積層セラミック電子部品を得ることができる。
【0203】
またこの積層セラミック電子部品は、従来と比較すると表面が平坦であるので、搬送する際、支障をきたさずに、設備稼働率及び生産効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における積層体ブロックの製造工程を説明するための断面図
【図2】本発明の実施の形態1における積層体ブロックの断面図
【図3】(a)本発明の実施の形態1における積層セラミックコンデンサの縦断面図
(b)本発明の実施の形態1における積層セラミックコンデンサの横断面図
(c)本発明の実施の形態1における積層セラミックコンデンサの上面透視図
【図4】本発明の実施の形態2における積層体ブロックの製造工程を説明するための断面図
【図5】本発明の実施の形態3における積層体ブロックの製造工程を説明するための断面図
【図6】本発明の実施の形態4における積層体ブロックの製造工程を説明するための断面図
【図7】本発明の実施の形態6における積層体ブロックの製造工程を説明するための断面図
【図8】本発明の実施の形態6における積層体ブロックの断面図
【図9】(a)本発明の実施の形態6における積層セラミックコンデンサの縦断面図
(b)本発明の実施の形態6における積層セラミックコンデンサの横断面図
(c)本発明の実施の形態6における積層セラミックコンデンサの上面透視図
【図10】本発明の実施の形態7における積層体ブロックの製造工程を説明するための断面図
【図11】本発明の実施の形態7における積層体ブロックの断面図
【図12】(a)本発明の実施の形態7における積層セラミックコンデンサの縦断面図
(b)本発明の実施の形態7における積層セラミックコンデンサの横断面図
(c)本発明の実施の形態7における積層セラミックコンデンサの上面透視図
【図13】本発明の実施の形態8における積層体ブロックの製造工程を説明するための断面図
【図14】本発明の実施の形態8における積層体ブロックの断面図
【図15】(a)本発明の実施の形態8における積層セラミックコンデンサの縦断面図
(b)本発明の実施の形態8における積層セラミックコンデンサの横断面図
(c)本発明の実施の形態8における積層セラミックコンデンサの上面透視図
【図16】本発明の実施の形態13における積層体ブロックの製造工程を説明するための断面図
【図17】本発明の実施の形態14における積層体ブロックの製造工程を説明するための断面図
【図18】本発明の実施の形態15における有効層シートの斜視図
【図19】本発明の実施の形態15における段差抑制用セラミック層の斜視図
【図20】本発明の実施の形態16における段差抑制用セラミック層の斜視図
【図21】従来の積層体ブロックの製造工程を説明するための断面図
【符号の説明】
11 段差抑制用セラミック層
12 内部電極層
13 セラミック層
14 下無効層部
15 有効層部
16 中間無効層部
17 上無効層部
18 有効層シート
19 弾性体
20 台座
21 外部電極

Claims (18)

  1. 支持体上にセラミック層と段差抑制用セラミック層とを積層し下無効層部を形成する第1の工程と、次に前記下無効層部の上にセラミック層と内部電極層とを交互に積層した有効層部を形成する第2の工程と、次いで前記有効層部の上にセラミック層を積層した上無効層部を形成し積層体を得る第3の工程と、その後前記積層体を焼成する第4の工程とを備え、前記段差抑制用セラミック層は、前記積層体厚み方向において前記内部電極層非形成部あるいは他の部分よりも前記内部電極層の積層数の少ない部分に設ける積層セラミック電子部品の製造方法。
  2. 下無効層部は、段差抑制用セラミック層の上にセラミック層を積層したものである請求項1に記載の積層セラミック電子部品の製造方法。
  3. 下無効層部は、セラミック層間に段差抑制用セラミック層を設けたものである請求項1に記載の積層セラミック電子部品の製造方法。
  4. 下無効層部の最上層は段差抑制用セラミック層である請求項1に記載の積層セラミック電子部品の製造方法。
  5. 下無効層部の最下層、内部、最上層の少なくとも二ヵ所に段差抑制用セラミック層を設ける請求項1に記載の積層セラミック電子部品の製造方法。
  6. 有効層部内部に、前記有効層部を形成する第1のセラミック層よりも大きな厚みの第2のセラミック層を設け、前記第2のセラミック層の内部あるいは表面の少なくとも一ヵ所に段差抑制用セラミック層を設ける請求項1に記載の積層セラミック電子部品の製造方法。
  7. 上無効層の最上層、内部、最下層の少なくとも一ヵ所に段差抑制用セラミック層を設ける請求項1に記載の積層セラミック電子部品の製造方法。
  8. 段差抑制用セラミック層の厚みの総和は、内部電極層厚みの総和の10〜200%である請求項1に記載の積層セラミック電子部品の製造方法。
  9. 段差抑制用セラミック層の幅は、隣接する内部電極層間の間隔の10〜200%とする請求項1に記載の積層セラミック電子部品の製造方法。
  10. 段差抑制用セラミック層の幅を配置する位置により変える請求項1に記載の積層セラミック電子部品の製造方法。
  11. 段差抑制用セラミック層の幅は、下部が上部よりも広い請求項1に記載の積層セラミック電子部品の製造方法。
  12. 段差抑制用セラミック層を積層体の厚み方向において複数枚積層する場合、前記厚み方向における前記段差抑制用セラミック層の厚みの総和が前記積層位置により異なるようにする請求項1に記載の積層セラミック電子部品の製造方法。
  13. 厚み及び幅の少なくとも一方が異なる複数種類の段差抑制用セラミック層を少なくとも2枚以上積層して、積層体の厚みを緩やかに変化させる請求項1に記載の積層セラミック電子部品の製造方法。
  14. 同一層の段差抑制用セラミック層の厚みは、不均一である請求項1に記載の積層セラミック電子部品の製造方法。
  15. 段差抑制用セラミック層はストライプ状である請求項1に記載の積層セラミック電子部品の製造方法。
  16. 段差抑制用セラミック層はセラミック層と同一組成である請求項1に記載の積層セラミック電子部品の製造方法。
  17. 段差抑制用セラミック層の積層数は、内部電極層1層当たりに生じる段差をA、前記段差抑制用セラミック層1層の厚みをB、前記内部電極層の積層数をCとした時、「A×C/B」に最も近い整数とする請求項1に記載の積層セラミック電子部品の製造方法。
  18. 下無効層部と支持体との間に弾性体を有する請求項1に記載の積層セラミック電子部品の製造方法。
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