JP2011171561A - シート貼付装置及び貼付方法、並びに、シート切断装置及び切断方法 - Google Patents

シート貼付装置及び貼付方法、並びに、シート切断装置及び切断方法 Download PDF

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Abstract

【課題】接着シートをウエハに貼付して切断する際に、切り残し部分を生じさせることのないシート貼付装置及び貼付方法、並びに、シート切断装置及び切断方法を提供する。
【解決手段】接着シートSを繰り出す繰出手段12と、繰り出された接着シートSを半導体ウエハWに押圧して貼付する押圧手段14と、接着シートSを半導体ウエハWの大きさに合わせて切断するカッター刃51を含む切断手段15とを備える。切断手段15は、半導体ウエハWの外縁に沿ってカッター刃51を一方向a1に移動させて接着シートSを切断し、その後に、一方向とは反対の方向a2にカッター刃51を移動させる。これにより、一方向a1の切断時に切り残し部分SRが生じても、反対の方向a2の切断によって切り残し部分SRを切断することができる。
【選択図】図4

Description

本発明はシート貼付装置及び貼付方法、並びに、シート切断装置及び切断方法に係り、特に、帯状の基材シートの一方の面に接着剤層が設けられた接着シートを被着体に貼付することに適したシート貼付装置及び貼付方法、並びに、基材シートの一方の面に接着剤層が設けられ、当該接着剤層を介して被着体に貼付された接着シートを切断するシート切断装置及び切断方法に関する。
半導体ウエハ(以下、単に、「ウエハ」と称する場合がある)を被着体とし、当該ウエハに接着シートを貼付する装置としては、例えば、特許文献1に開示されている。
同文献に開示された装置は、保護テープ(接着シート)をウエハに貼付した後に、当該ウエハの形状に合わせて接着シートをカッター刃で所定形状に切断するように構成されている。
特開2002−57208号公報
しかしながら、特許文献1に開示されたシート貼付装置にあっては、ウエハの外周に沿ってカッター刃を一方向に回転させることで接着シートを切断する構成となっている。
このような構成では、カッター刃100が損傷したりして、その切断能力が低下したような場合、或いは、接着シートSの接着力が弱い場合には、図8に示されるように、ウエハWに貼付された接着シートSの外周部部分が持ち上げられてしまい、切断後にウエハWの外周より接着シートSがはみ出してしまい、接着シートSを所定形状に切断できない、という不都合がある。
また、図9に示されるように、カッター刃100を接着シートSに突き刺した後、当該カッター刃100が動き始めようとするときの切断抵抗が非常に大きいため、接着シートSを部分的に持ち上げてしまうような現象が発生し、接着シートSの切り残し部分SRを生じさせてしまい、上記と同様に接着シートSを所定形状に切断できない、という不都合がある。
更に、図4(A)に示されるように、複数の分割シートS1、S2に分割可能とする切込Cを備えた接着シートSの場合には、その切込C部分をカッター刃の刃縁が通過するとき、つまり、刃縁が一方の分割シートから他方の分割シートへ移り替わるときに、他方の接着シートを部分的に巻き込んだり、持ち上げたりして切込C部分におけるカッター刃100の切断方向下流側に接着シートSの切り残し部分SRが生じる。また、図10に示されるように、カッター刃100の刃縁が切込C部分で引っ掛かった瞬間に、切込C部分におけるカッター刃100の切断方向上流側に切り残し部分SRが生じる、という不都合もある。
ここで、上記のような不都合を解消するために、カッター刃100をもう1度ウエハの外周に沿って一方向に回転させれば、切り残し部分SRを切断できる場合があるが、切り残し部分SRの導入部SR1(図4参照)が先のカッター刃100による切断動作によって折れ曲がったり、捩れたりしていることがあり、同じ一方向の回転では切断し難く、稀に切断できない場合がある。
[発明の目的]
本発明の目的は、被着体に貼付された接着シートを被着体の大きさに合わせて切断する際に、被着体の外側に接着シートの切り残し部分を生じさせることなく、当該接着シートを所定形状に切断することができるシート貼付装置及び貼付方法、並びに、シート切断装置及び切断方法を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明は、基材シートの一方の面に接着剤層が設けられた接着シートを被着体に貼付するシート貼付装置であって、前記接着シートを繰り出す繰出手段と、前記繰出手段から繰り出された接着シートを被着体に押圧して貼付する押圧手段と、前記被着体に貼付された接着シートを被着体の大きさに合わせて切断する切断部材を含む切断手段と、前記各手段を所定制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記切断手段を介して前記被着体の外縁に沿って前記切断部材を一方向に移動させて前記接着シートを切断した後に、前記切断部材を前記一方向とは反対の方向に移動させて前記接着シートを切断する、という構成を採っている。
本発明において、前記接着シートは、切込によって複数の分割シートに分割可能に設けられたものであり、前記制御手段は、前記切断手段を介して前記被着体の外縁に沿って前記切断部材を一方向に移動させて前記接着シートを切断したときに、前記切込の前後に生じ得る切り残し部分を、前記一方向とは反対の方向に切断部材を移動させて切断する、という構成を採っている。
また、前記切断部材はカッター刃により構成され、前記制御手段は、前記カッター刃を接着シートに突き刺す突刺深さ制御手段を有し、当該突刺深さ制御手段を介して前記カッター刃の第1部位を使って一方向に移動させて接着シートを切断した後に、前記カッター刃の第2部位を使って前記一方向とは反対の方向に移動させて前記接着シートを切断するように構成することができる。
更に、前記切断部材はカッター刃により構成され、前記制御手段は、前記カッター刃の切断方向正面視において、前記カッター刃の中心線が傾斜したキャンバ角を制御するキャンバ角制御手段を有し、当該キャンバ角制御手段を介して第1キャンバ角で前記一方向にカッター刃を移動させて前記接着シートを切断した後に、第2キャンバ角で前記一方向とは反対の方向にカッター刃を移動させて前記接着シートを切断する、という構成も採用することができる。
また、前記切断部材はカッター刃により構成され、切断方向の両側に刃縁を有する、という構成を採ることができる。
また、本発明は、基材シートの一方の面に接着剤層が設けられた接着シートを被着体に貼付するシート貼付方法であって、前記接着シートを繰り出す工程と、前記繰り出された接着シートを被着体に押圧して貼付する工程と、前記被着体の外縁に沿う一方向に前記接着シートを切断する第1切断工程と、前記第1切断工程の後に、前記一方向とは反対の方向に前記接着シートを切断する第2切断工程とを行う、という手法を採っている。
更に、本発明は、基材シートの一方の面に接着剤層が設けられ、当該接着剤層を介して被着体に貼付された接着シートを切断するシート切断装置であって、前記被着体に貼付された接着シートを被着体の大きさに合わせて切断する切断部材を含む切断手段と、前記切断手段を所定制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記切断手段を介して前記被着体の外縁に沿って前記切断部材を一方向に移動させて前記接着シートを切断した後に、前記切断部材を前記一方向とは反対の方向に移動させて前記接着シートを切断する、という構成を採っている。
また、基材シートの一方の面に接着剤層が設けられ、当該接着剤層を介して被着体に貼付された接着シートを切断するシート切断方法であって、前記被着体の外縁に沿う一方向に前記接着シートを切断する第1切断工程と、前記第1切断工程の後に、前記一方向とは反対の方向に前記接着シートを切断する第2切断工程とを行う、という手法を採っている。
本発明によれば、切断部材が被着体の外縁に沿って、一方向と当該一方向とは反対の方向との双方に移動して接着シートを切断する構成であるため、一方向に切断した際に切り残し部分が生じても、反対方向への切断によって切り残し部分を切断し、接着シートを所定の形状に切断することができる。
また、切り残し部分の導入部が先の切断動作によって折れ曲がったり、捩れたりして同じ一方向の回転では切断し難い場合でも、一方向とは反対の方向に移動して接着シートを切断すれば、切り残し部分の導入部を切断最終部として切断できるため、切り残し部分が生じないように接着シートを所定形状に切断することができる。
また、接着シートが切込によって複数に分割可能に設けられたものである場合には、一方向に接着シートを切断すると切込の前後に切り残し部分を生じ得るが、この場合でも、一方向とは反対の方向から接着シートを再度切断することにより、切り残し部分を確実に切断することが可能となる。なお、切込C部分におけるカッター刃の切断方向下流側を切込の後とし、切込C部分におけるカッター刃の切断方向上流側を切込の前とする。
更に、制御手段に突刺深さ制御手段を設け、当該突刺深さ制御手段を介してカッター刃の接着シートへの突き刺し深さを変更し、当該カッター刃の第1部位と第2部位とを使い分ける構成では、カッター刃の同じ部位ばかりを使い続けることでカッター刃の切断能力が低下し、切り残し部分が発生することを防止することができる。
また、キャンバ角制御手段を設けた構成では、第1キャンバ角で一方向にカッター刃を移動させて接着シートを切断した後、第2キャンバ角で一方向とは反対の方向にカッター刃を移動させて接着シートを切断することで、接着シートの切り残し部分の発生を抑制することができる。
更に、カッター刃が両側に刃縁を有する場合には、カッター刃を切断方向に合わせて回転させる必要がなくなり、切断効率を向上させることができる。
本実施形態に係るシート貼付装置の概略正面図。 ウエハに接着シートが貼付された状態を示す概略斜視図。 (A)、(B)は、切断部材の概略斜視図。 (A)、(B)は、接着シートを切断する動作説明図。 (A)、(B)は、接着シートを切断する動作説明図。 突刺し深さを変更して切断する動作説明図。 カッター刃がキャンバ角を維持して切断する動作説明図。 従来例の不具合を示す説明図。 従来例の不具合を示す説明図。 従来例の不具合を示す説明図。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図1及び図2に示されるように、シート貼付装置10は、接着シートSの繰出手段12と、被着体としてのウエハWを支持するテーブル13と、接着シートSをウエハWに押圧して貼付する押圧手段14と、ウエハWに接着シートSを貼付した後に当該ウエハWの大きさに合わせて接着シートSを所定形状に切断するシート切断装置としての切断手段15と、切断によってウエハWの外側に生じた不要シートSDを巻き取る巻取手段18と、これら各手段を制御する制御手段19とを備えて構成されている。ここで、本実施形態における接着シートSは、図2に示されるように、帯状の基材シートBSの一方の面に接着剤層Aが設けられるとともに、幅方向中央部であって、その延出方向に沿う切込Cによって第1分割シートS1及び第2分割シートS2に分割可能とされたものが採用されている。
前記繰出手段12は、剥離シートRLと共にロール状に巻回された接着シートSを支持する支持ローラ20と、剥離シートRLを折り返して接着シートSを剥離する剥離部材22と、剥離シートRLを回収する回収ローラ23と、支持ローラ20と回収ローラ23との間に配置された複数のガイドローラ25〜32及びダンサローラ79と、接着シートSを貼付するときに、ガイドローラ28を介して接着シートSの張力を検出するロードセル34と、ブレーキシュー39A、39Bを介してガイドローラ27、30とで接着シートSを挟み込み接着シートSの繰出を抑制するシリンダ38A、38Bと、剥離部材22、ガイドローラ27〜30及びロードセル34を支持するフレームF1をロードセル34によって検出された接着シートSの張力によって下降させる貼付角度維持手段36とを備えて構成されている。なお、繰出手段12及び貼付角度維持手段36は、本出願人によって出願された特願2005−198806号に開示されたものと実質的に同一の構成であり、ここでは、それらの詳細な説明を省略する。
前記テーブル13は、平面視略方形の外側テーブル40と、平面視略円形の内側テーブル41と、内側テーブル41を昇降させる単軸ロボット43とにより構成されている。これにより、内側テーブル41は、接着シートSの厚み、ウエハWの厚みに応じてその上面の高さ位置が調整できるようになっている。
前記押圧手段14は、フレーム46の上面に設けられたシリンダ47によって図1中上下方向に昇降可能な押圧ローラ45により構成され、フレーム46がリニアモータ49の図示しないスライダ上に支持されて図1中左右方向に移動可能に設けられている。
前記切断手段15は、所謂6軸ロボットで構成されるロボット本体50と、当該ロボット50の自由端側に支持された切断部材としてのカッター刃51とを備えて構成されている。カッター刃51は、ロボット本体50の自由端側に位置する工具保持チャック52を介して着脱自在に装着される。なお、切断手段15は、本出願人によって出願された特願2006−15783号に開示したものと実質的に同一の構造であるため、詳細な説明を省略するが、概説すれば、ロボット本体50を数値制御することによってカッター刃51を多次元方向に駆動させることができるものである。これにより、ロボット本体50を構成する複数のアームを所定制御することで、カッター刃51をウエハWの外周に沿う一方向(図4(A)中(a1)方向)及び一方向とは反対の方向(図4(B)中(a2)方向)の双方に移動させることができる。
本実施形態におけるカッター刃51は、図3(A)、(B)に示されるように、工具保持チャック52の被把持部となる軸部53を備えており、当該カッター刃51は、刃縁51Aが片側に形成されたタイプのものや刃縁51Aが両側に形成されたタイプのものを採用することができる。
前記巻取手段18は、フレームF2に支持されたローラ71と、モータM1によって駆動する駆動ローラ60と、駆動ローラ60に不要シートSDを挟み込んで追従回転する巻取ローラ63とを備え、フレームF2がリニアモータ49のスライダ65上に支持されて図1中左右方向に移動可能に設けられている。
前記制御手段19は、前記各手段を所定制御するプログラムを記憶可能な記憶部を含んで構成され、前記プログラムは、突刺深さ制御手段を構成するプログラムと、カッター刃51が接着シートSを切断する時のカッター刃51の角度や向きといったカッター刃51の姿勢を制御するプログラムとを含んで構成されている。なお、制御手段19は、コンピュータやシーケンサ等が例示できる。
前記突刺深さ制御手段は、図6に示されるように、接着シートSの上面からカッター刃51の最下部の位置までの突き刺し深さDを制御して調整するようになっている。これにより、カッター刃51の刃縁51Aにおける任意の2箇所を第1部位51a及び第2部位51bとし、ウエハWの外縁に沿う一方向a1に移動してカッター刃51が接着シートSの切断を行うときに第1部位51aを使い、一方向とは反対の方向a2に移動してカッター刃51が接着シートSの切断を行うときに、第2部位51bを使って切断を行うように設定されている。このような構成によれば、例えば、カッター刃51の第1部位51aが損傷して切断能力が低下してしまうと、同じ第1部位51aを使って一方向とは反対の方向a2に移動しても切り残し部分SR(図4、図5参照)は切断できないことがあるが、カッター刃51の第2部位51bを使って一方向とは反対の方向a2に移動させることで、切り残し部分SRを切断することができる。なお、これら第1部位51a及び第2部位51bは、刃縁51Aに沿って変更することができるものであり、例えば、予め設定された切断回数を越えたときに、刃縁51Aに沿って第1及び第2部位51a、51bを少しずつ変更することができる。
前記カッター刃51の姿勢を制御するプログラムは、本実施形態では、図7に示されるように、カッター刃51の切断方向正面視において、カッター刃51の中心線が傾斜するキャンバ角CNを制御可能なキャンバ角制御手段としてのキャンバ角変更プログラムの他、図4に示されるように、切断方向上面視において、カッター刃51の中心線が切断方向に対して傾斜するトウイン角TIを制御可能なトウイン角制御手段としてのトウイン角変更用プログラム、図6に示されるように、切断方向側面視において、カッター刃51の中心線が切断方向に傾斜するキャスタ角CSを制御可能なキャスタ角制御手段としてのキャスタ角変更用プログラムを含む。
次に、本実施形態における接着シートSの貼付方法について説明する。
初期設定において、接着シートSは、図1に示されるように、支持ローラ20から上昇位置にある剥離部材22で剥離シートRLが剥離され、巻取ローラ63に固定される一方、剥離シートRLは、回収ローラ23に固定される。
電源が投入されると、巻取手段18が作動し、先のシート貼付動作で接着シートSに形成された穴が、ローラ71を超えるまで接着シートSを巻き取る。その後、ブレーキシュー39A、39Bがガイドローラ27、30にそれぞれ当接して接着シートSの繰り出しを抑制し、スタンバイ状態となる。
次いで、図示しない搬送手段を介してテーブル13上にウエハWがセットされると、押圧ローラ45が図1中左側に移動するとともに、ロードセル34が接着シートSの張力変化を検知しつつ、貼付角度維持手段36を使ってフレームF1を下降させることで、図2に示されるように、接着シートSが外側テーブル40の上面とウエハWの上面に貼付される。
接着シートSの貼付が完了すると、切断手段15が作動し、カッター刃51でウエハWの外周縁に沿って接着シートSの切断が行われる。この切断は、図2に示されるように、ウエハWの外縁における所定位置にカッター刃51を突き刺した後に、刃縁51Aを切断方向前向きに維持するとともに、当該カッター刃51をウエハWの外縁に沿って一方向a1に1周移動させることで、接着シートSがウエハWの外縁に沿って切断される(第1切断工程)。
この第1切断工程に際し、制御手段19が記憶部からプログラムを読み出して切断手段15を制御し、カッター刃51の突き刺し深さD、トウイン角TI、キャンバ角CN、キャスタ角CSが所定角度となるように制御される。本実施形態の場合、突刺深さ制御手段により、図6に示されるように、カッター刃51の突き刺し深さDがD1に調整されてカッター刃51の第1部位51aが接着シートSの切断に使用され、且つ、キャンバ角制御手段により、図7に示されるように、カッター刃51のキャンバ角がCN1に制御されて接着シートSの切断が行われる。
ここで、第1切断工程では、キャンバ角CN1は、接着シートSの面に対して直交する角度若しくは直交する角度に近い方がよい。これは、図7の二点鎖線で示されるように、キャンバ角CNが小さくなるに連れて、カッター刃51と接着シートSとが接触する面積が大きくなることでカッター刃51による切断抵抗が大きくなってしまい、ウエハWに貼付された接着シートSの外周部部分を持ち上げ易くなり、切り残し部分SRを発生し易くなるためである。
第1切断工程に次いで、切断手段15は、カッター刃51の軸部53の軸線を回転中心とし、トウイン角TIを考慮して刃縁51Aが略180度反転するように当該カッター刃51を回転させ、上記と同様、所定位置にカッター刃51を突き刺した後に、刃縁51Aを切断方向前向きに維持するとともに、当該カッター刃51をウエハWの外縁に沿って一方向とは反対の方向a2に1周移動させることにより切断を完了する(第2切断工程)。
この第2切断工程に際し、上記第1切断工程と同様に、制御手段19が記憶部からプログラムを読み出して切断手段15を制御し、カッター刃51の突き刺し深さD、トウイン角TI、キャンバ角CN、キャスタ角CSが所定角度となるように制御される。本実施形態の場合、突刺深さ制御手段により、図6に示されるように、カッター刃51の突き刺し深さDがD2に調整されてカッター刃51の第2部位51bが接着シートSの切断に使用され、且つ、キャンバ角制御手段により、図7に示されるように、カッター刃51のキャンバ角がCN2に制御されて接着シートSの切断が行われる。
ここで、第2切断工程では、キャンバ角CN2は、第1切断工程でのキャンバ角CN1よりも小さい角度となるように設定されている。このようにキャンバ角CN2を小さく設定することで、例えば、ウエハWが別の工程(研削工程等)において、図7の二点鎖線で示される厚さにまで研削されたときに、ウエハWの外縁から接着シートS(切り残し部分SR)がはみ出るようなことがなくなり、研削時にはみ出た接着シートSが研削装置の研削部材との間に入り込んでウエハWを損傷させることを防止することができる。この場合の切り残し部分SRは、第1切断工程の後に、第2切断工程で切断される部分である。
なお、第2切断工程では、キャンバ角CNを小さく設定することにより、カッター刃51と接着シートSとが接触する面積が大きくなるが、図4(B)、図5(B)に示されるように、第2切断工程で切断されるウエハWの外側の部分(切り残し部分SR)は、ウエハWの外側へ逃げるように変位するため、第1切断工程でキャンバ角CNを小さくして切断するときに比べて、その切断抵抗は小さく、ウエハWに貼付された接着シートSの外周部部分を持ち上げて切り残し部分SRが切断できなくなるようなことはない。なお、キャンバ角や、突刺し深さは、必ずしも変更することを要せず、接着シートSの厚みや剛性、或いは、被着体の外縁端面形状等によっては変更することなく切断してもよい。
また、第1、第2切段工程において、トウイン角TIとキャスタ角CSとをそれぞれトウイン角制御手段とキャスタ角制御手段とを介して違う角度に設定してもよいし、それぞれ同じ角度に設定してもよい。本実施形態の場合、トウイン角TIは、第1、第2切断工程共(線対照で)同じ角度に設定されているが、キャスタ角CSは、第1切段工程でCS1に設定され、第2切段工程でCS2に設定されている。キャスタ角CS1に比べてキャスタ角CS2を大きな角度としたり、突き刺し深さD1に比べて突き刺し深さD2を浅く設定したりすることによっても、接着シートSの切断抵抗を小さくすることができる。
ここで、接着シートSに切込Cが設けられている場合、カッター刃51の刃縁51Aが経時的に切断能力を低下すると、カッター刃51が接着シートSの切断中に切込Cに当たったとき、つまり、第1分割シートS1から第2分割シートS2に乗り移る瞬間、又は、第2分割シートS2から第1分割シートS1に乗り移る瞬間に切断抵抗が急激に増大するため、ウエハWから接着シートSを捲り上げるような力が働き、この力によってウエハWの外縁より外側の接着シートS部分が引っ張られた状態で当該接着シートSが切断されるため、図4(A)に示されるように、接着シートSの切断方向における切込Cの前後に切り残し部分SRが発生する。本実施形態によれば、このような切り残し部分SRが発生しても、図4(B)に示されるように、一方向とは反対の方向a2にカッター刃51を移動させるため、つまり、正方向と逆方向とに2回の切断となることで、切り残し部分SRを切断することが可能となる。
このようにして接着シートSの切断を完了した後は、ウエハWが図示しない移載装置を介してテーブル13上から取り去られ、フレームF2が図1中左側に移動し、ローラ71を介して不要シートSDが巻取ローラ63によって巻き取られる。次いで、ブレーキシュー38、39がガイドローラ27、30から離れ、フレームF1が上昇すると同時に、押圧ローラ45が上昇し、押圧手段14及びフレームF2が図1に示される位置に復帰し、新たな接着シートSの繰り出しを行い、以降上記同様の動作が行われることとなる。
従って、このような実施形態によれば、カッター刃51が一方向a1に移動して切り残し部分SRが発生したとしても、カッター刃51が一方向a1とは反対の方向a2に移動して切り残し部分SRを切断することができ、接着シートSを貼付した後のウエハWの外縁から接着シートSが部分的にはみ出してしまうような不都合を解消し、接着シートを所定形状に切断することができる、という効果を得る。
以上のように、本発明を実施するための最良の構成、方法等は、前記記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。
すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示、説明されているが、本発明の技術的思想及び目的の範囲から逸脱することなく、以上説明した実施形態に対し、形状、位置若しくは配置等に関し、必要に応じて当業者が様々な変更を加えることができるものである。
例えば、前記実施形態では、切込Cを有する接着シートSをウエハWに貼付するものとしたが、図5に示されるように、切込Cを有しない接着シートSを貼付又は切断する対象とすることも可能である。この場合、図5(A)に示されるように、カッター刃51を接着シートSに突き刺した後、当該カッター刃51が動き始めようとするときの切断抵抗が非常に大きいため、接着シートSを部分的に持ち上げてしまうような現象が発生し、接着シートSを所定の切断位置で切断できなくなり、接着シートSの切り残し部分SRを生じさせてしまう。しかし、このような切り残し部分SRが発生しても、図5(B)に示されるように、一方向とは反対の方向a2にカッター刃51を移動させるため、つまり、正方向と逆方向とに2回の切断となることで、切り残し部分SRを切断することが可能となる。なお、正方向と逆方向とにカッター刃51を移動させる回数は、それぞれ1回でもよいし、2回以上でもよい。
また、前記実施形態において、制御手段19は、切断手段15を介してウエハWの外縁に沿ってカッター刃51を一方向a1に移動させて接着シートSを切断した後に、突き刺し深さDとトウイン角TIとキャンバ角CNとキャスタ角CSとの少なくとも1を変更させ、カッター刃51を一方向とは反対の方向a2に移動させて接着シートSを切断するように構成してもよい。
更に、図3(B)に示されるような、両側に刃縁51Aを有するカッター刃51を用いた場合、一方向a1の移動が完了した後に、略180度回転させることなく、トウイン角TIの2倍の角度回転させ次第直ちにカッター刃51を一方向とは反対の方向a2に移動させて接着シートSを切断することができ、切断効率を向上させることができる。この場合、片側の刃縁51Aが第1部位を構成する一方、反対側の刃縁51Aが第2部位として接着シートSを切断することにもなる。
また、被着体はウエハWに限定されるものではなく、ガラス板、鋼板、陶器、木板または樹脂板等、その他の被着体も対象とすることができ、半導体ウエハは、シリコン半導体ウエハや化合物半導体ウエハであってもよい。
10 シート貼付装置
12 繰出手段
14 押圧手段
15 切断手段(シート切断装置)
19 制御手段
51 カッター刃(切断部材)
51A 刃縁
51a 第1部位
51b 第2部位
A 接着剤層
BS 基材シート
C 切込
S 接着シート
S1 第1分割シート(分割シート)
S2 第2分割シート(分割シート)
SR 切り残し部分
a1 一方向
a2 一方向とは反対の方向
W 半導体ウエハ(被着体)

Claims (7)

  1. 基材シートの一方の面に接着剤層が設けられた接着シートを被着体に貼付するシート貼付装置であって、
    前記接着シートを繰り出す繰出手段と、
    前記繰出手段から繰り出された接着シートを被着体に押圧して貼付する押圧手段と、
    前記被着体に貼付された接着シートを被着体の大きさに合わせて切断する切断部材を含む切断手段と、
    前記各手段を所定制御する制御手段とを備え、
    前記制御手段は、前記切断手段を介して前記被着体の外縁に沿って前記切断部材を一方向に移動させて前記接着シートを切断した後に、前記切断部材を前記一方向とは反対の方向に移動させて前記接着シートを切断することを特徴とするシート貼付装置。
  2. 前記切断部材はカッター刃により構成され、前記制御手段は、前記カッター刃を接着シートに突き刺す突刺深さ制御手段を有し、当該突刺深さ制御手段を介して前記カッター刃の第1部位を使って一方向に移動させて接着シートを切断した後に、前記カッター刃の第2部位を使って前記一方向とは反対の方向に移動させて前記接着シートを切断することを特徴とする請求項1記載のシート貼付装置。
  3. 前記切断部材はカッター刃により構成され、前記制御手段は、前記カッター刃の切断方向正面視において、前記カッター刃の中心線が傾斜したキャンバ角を制御するキャンバ角制御手段を有し、当該キャンバ角制御手段を介して第1キャンバ角で前記一方向にカッター刃を移動させて前記接着シートを切断した後に、第2キャンバ角で前記一方向とは反対の方向にカッター刃を移動させて前記接着シートを切断することを特徴とする請求項1又は2記載のシート貼付装置。
  4. 前記切断部材はカッター刃により構成され、切断方向の両側に刃縁を有することを特徴とする請求項1ないし3の何れかに記載のシート貼付装置。
  5. 基材シートの一方の面に接着剤層が設けられた接着シートを被着体に貼付するシート貼付方法であって、
    前記接着シートを繰り出す工程と、
    前記繰り出された接着シートを被着体に押圧して貼付する工程と、
    前記被着体の外縁に沿う一方向に前記接着シートを切断する第1切断工程と、
    前記第1切断工程の後に、前記一方向とは反対の方向に前記接着シートを切断する第2切断工程とを行うことを特徴とするシート貼付方法。
  6. 基材シートの一方の面に接着剤層が設けられ、当該接着剤層を介して被着体に貼付された接着シートを切断するシート切断装置であって、
    前記被着体に貼付された接着シートを被着体の大きさに合わせて切断する切断部材を含む切断手段と、
    前記切断手段を所定制御する制御手段とを備え、
    前記制御手段は、前記切断手段を介して前記被着体の外縁に沿って前記切断部材を一方向に移動させて前記接着シートを切断した後に、前記切断部材を前記一方向とは反対の方向に移動させて前記接着シートを切断することを特徴とするシート切断装置。
  7. 基材シートの一方の面に接着剤層が設けられ、当該接着剤層を介して被着体に貼付された接着シートを切断するシート切断方法であって、
    前記被着体の外縁に沿う一方向に前記接着シートを切断する第1切断工程と、
    前記第1切断工程の後に、前記一方向とは反対の方向に前記接着シートを切断する第2切断工程とを行うことを特徴とするシート切断方法。
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