JP2011155777A - 昇降圧dc−dcコンバータおよびスイッチング制御回路 - Google Patents

昇降圧dc−dcコンバータおよびスイッチング制御回路 Download PDF

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Abstract

【課題】昇降圧DC−DCコンバータにおいて、昇降圧の切り替わりの移行期間におけるスイッチング損失を減らして電力効率を向上させる。
【解決手段】DC−DCコンバータの出力電圧に応じた電圧を出力する誤差増幅回路(21)と、誤差増幅回路の出力を所定の電圧を基準にして反転する反転増幅回路(22)と、三角波を生成する波形生成回路(23)と、誤差増幅回路の出力と波形生成回路の出力とを入力とする第1の電圧比較回路(25)と、反転増幅回路の出力と前記波形生成回路の出力とを入力とする第2の電圧比較回路(26)と、反転増幅回路に供給される反転基準電圧を生成する電圧生成回路(24)とをスイッチング制御回路に設け、反転増幅回路に供給される反転基準電圧が、電圧比較回路に供給される三角波の最も高い電位よりも低い電位にならないように構成した。
【選択図】図1

Description

本発明は、直流電圧を変換するDC−DCコンバータおよびその制御回路に関し、特に入力電圧を昇圧または降圧して出力可能な昇降圧DC−DCコンバータに適用して有効な技術に関する。
変動する直流電圧を入力電圧として所定の電位の直流電圧に変換して出力するDC−DCコンバータとして、入力電圧を昇圧または降圧して出力可能な昇降圧DC−DCコンバータがある。従来、このような昇降圧DC−DCコンバータに関する発明としては、例えば特許文献1や特許文献2に記載されているものがある。
図6には、特許文献2に開示されている昇降圧DC−DCコンバータの構成を示す。この昇降圧DC−DCコンバータは、電池などの直流電源から供給される直流電圧Vinが印加される入力端子と接地点との間に直列に接続されたnMOSトランジスタQ3,Q4と、平滑コンデンサC2が接続されている出力端子と接地点との間に直列に接続されたnMOSトランジスタQ1,Q2と、出力電圧Voutを分圧してフィードバック電圧FBを生成するブリーダ抵抗R1,R2と、フィードバック電圧FBと参照電圧Vrefとの電位差に応じた電圧VAを出力する誤差アンプAMP1と、該誤差アンプの出力VAを反転する反転アンプAMP2と、出力電圧をPWM(パルス幅変調)制御するために使用する三角波VTRIを発生する三角波発生回路TWGと、生成された三角波VTRIおよび誤差アンプAMP1の出力VAまたはその反転電圧VBを入力とする一対のPWMコンパレータCMP1,CMP2とを備える。
そして、nMOSトランジスタQ1とQ2の接続ノードN1とnMOSトランジスタQ3とQ4の接続ノードN2との間に、インダクタ(コイル)Lが接続され、nMOSトランジスタQ2はPWMコンパレータCMP1の出力(PWMパルス)によって、またQ4はCMP2の出力(PWMパルス)によってそれぞれオン、オフ駆動される。一方、nMOSトランジスタQ1はPWMコンパレータCMP1の出力の反転信号によって、またQ3はCMP2の出力の反転信号によってそれぞれオン、オフ駆動される。
図6に示されている昇降圧DC−DCコンバータは、図7に示すように、入力電圧Vinが目標出力電圧よりも低いとき、すなわちフィードバック電圧VAが三角波VTRIのピーク電圧Vpよりも高いときは、Q3を連続オン状態、Q4を連続オフ状態にしてQ1,Q2をPWMパルスで駆動して、Vinを昇圧した電圧Voutを出力する。また、入力電圧Vinが目標出力電圧よりも高いとき、すなわちフィードバック電圧VAをVref基準に反転した電圧VBが三角波のピーク電圧Vpよりも高いときは、Q1を連続オン状態、Q2を連続オフ状態にしてQ3,Q4をPWMパルスで駆動して、Vinを降圧した電圧Voutを出力する。
特許第3440314号公報 特許第3953443号公報
図6のような昇降圧DC−DCコンバータにおいては、三角波を発生する三角波発生回路TWGに、三角波の上側のピーク値を規定する上限値電圧V1と三角波の下側のピーク値を規定する下限値電圧V2とが供給され、三角波発生回路TWGはこの上限値電圧V1と下限値電圧V2とを用いて三角波VTRIを発生するように構成される。このような三角波発生回路TWGは、例えば定電流源とコンデンサとを有する充放電回路と、上限値電圧V1と下限値電圧V2を比較電圧として充放電の切替えタイミングを生成するコンパレータなどから構成することができる。
特許文献2に開示されている昇降圧DC−DCコンバータ(図6)においては、図7(A)に示すように、反転アンプAMP2における基準電圧Vrefを三角波VTRIのピーク値Vpよりも低くしている。上記の条件であると、昇圧モードから降圧モード(あるいはその逆)へ移行する際に、昇圧用のトランジスタQ1,Q2と降圧用のトランジスタQ3,Q4を、同時にオン、オフ駆動するオーバーラップ期間Tsが発生して、スイッチング損失が多くなってしまう。
一方、特許文献1に開示されている昇降圧DC−DCコンバータにおいては、三角波発生回路に供給される上限値電圧V1を、そのまま反転アンプにおける基準電圧として供給するようにしている。このような上限値電圧V1が基準電圧として供給されることによって、反転アンプからは、例えば図8(A)に示すように、電圧V1を基準としてフィードバック電圧FB1を反転した電圧FB2が生成され、それが昇圧側のPWMコンパレータに供給されるように構成されている。しかしながら、上記のように三角波の上側のピーク値を規定する上限値電圧V1がそのまま反転アンプにおける基準電圧として供給される構成であると、三角波発生回路を構成するコンパレータで生じる遅延等によって、実際の三角波のピーク値は上限値電圧V1よりも高くなってしまう。
また、上記のような不具合を回避するため、コンパレータの遅れを考慮してピーク値と等しくなるような電圧を反転基準電圧として反転アンプに供給するように設計したとしても、誤差アンプ(AMP1)や反転アンプ(AMP2)のゲインの製造ばらつき、アンプ(AMP1,AMP2)およびコンパレータ(CMP1,CMP2)の有するオフセット、ブリーダ抵抗(R1,R2)のばらつきによって、反転アンプ(AMP2)の基準電圧が三角波のピーク値よりも低くなり、図8(B)に点線で示すように、本来昇圧用のトランジスタ(Q2)をオンさせる必要のないタイミングで、トランジスタ(Q2)をオンさせるパルスが出力されて、図7と同様なオーバーラップ期間Tsが発生して、スイッチング損失が多くなってしまうことが分かった。
本発明は上記のような課題に着目してなされたもので、その目的とするところは、出力電圧のPWM制御のための三角波を発生する回路とPWMコンパレータおよびフィードバック電圧を反転する反転アンプを備えた昇降圧DC−DCコンバータにおいて、昇降圧動作の切り替わりの移行期間におけるスイッチング損失を減らして電力効率を向上させることができるようにすることにある。
上記目的を達成するため本発明は、
昇降圧DC−DCコンバータの電圧変換用のインダクタに電流を流し込むための第1のスイッチング素子とインダクタから電流を引くための第2のスイッチング素子のオフ、オン信号を生成し出力するスイッチング制御回路であって、
DC−DCコンバータの出力電圧に応じた電圧を出力する誤差増幅回路と、
前記誤差増幅回路の出力を所定の電圧を基準にして反転する反転増幅回路と、
三角波を生成する波形生成回路と、
前記誤差増幅回路の出力と前記波形生成回路の出力とを入力とする第1の電圧比較回路と、
前記反転増幅回路の出力と前記波形生成回路の出力とを入力とする第2の電圧比較回路と、
前記反転増幅回路に供給される反転基準電圧を生成する電圧生成回路と、
を備え、
前記反転増幅回路に供給される前記反転基準電圧が、前記第1および第2の電圧比較回路に供給される三角波の最も高い電位よりも低い電位にならないように構成したものである。
上記のような手段によれば、反転増幅回路の基準電圧が電圧比較回路に供給される三角波のピーク値よりも低くなることがないので、昇降圧動作の切り替わりの際に、インダクタ(コイル)の電流を制御するスイッチング素子がオン、オフされるのが防止され、スイッチング損失を減らして電力効率を向上させることができるようになる。
ここで、望ましくは、前記電圧生成回路により生成される前記反転基準電圧が、前記波形生成回路により生成される三角波のピーク値よりも高い電位となるように設定され、前記反転基準電圧と前記ピーク値との電位差は、前記誤差増幅回路および前記反転増幅回路を構成するオペアンプのゲインのばらつき、前記オペアンプのオフセット、および第1の電圧比較回路および第2の電圧比較回路のオフセットに基づいて設定されるように構成する。
反転増幅回路の基準電圧が三角波のピーク値よりも低くなる要因である誤差増幅回路および反転増幅回路を構成するオペアンプのゲインのばらつき、オペアンプのオフセットや第1および第2の電圧比較回路のオフセットに基づいて、基準電圧と三角波のピーク値との電位差が設定されるため、アンプのゲインにばらつきが生じたり、アンプやコンパレータがオフセットを有していたとしても、反転基準電圧が三角波のピーク値よりも低くなるのを回避して、昇降圧動作の切り替わりの移行期間におけるスイッチング損失を減らすことができる。
また、前記電圧生成回路により生成される前記反転基準電圧は、前記波形生成回路により生成される三角波のピーク値よりも、少なくとも前記誤差増幅回路を構成するオペアンプのゲインのばらつきによって生じるフィードバック電圧の変動分よりも高い電位に設定されるように構成してもよい。これにより、反転増幅回路の基準電圧が、三角波のピーク値よりも低くなる最も大きな要因である誤差増幅回路を構成するオペアンプのゲインのばらつきによって生じるフィードバック電圧の変動分よりも高い電位に反転基準電圧が設定されるため、比較的容易に反転基準電圧が三角波のピーク値よりも低くなるのを回避する条件を設定することができる。
さらに、望ましくは、DC−DCコンバータの出力電圧を分圧して前記誤差増幅回路に供給するフィードバック電圧を生成するブリーダ抵抗からなる分圧回路を備える場合に、前記反転基準電圧と前記ピーク値との電位差は、前記分圧回路を構成するブリーダ抵抗のばらつきも考慮して設定されるように構成する。これにより、フィードバック電圧を生成するブリーダ抵抗の抵抗値がばらついたとしても、三角波のピーク値よりも低くなることのない反転基準電圧を設定することができる。
また、望ましくは、前記反転基準電圧を発生する電圧生成回路は、定電圧が印加される定電圧端子と接地電位が印加される接地端子との間に複数の抵抗が直列に接続された抵抗分圧回路からなり、前記抵抗分圧回路の第1ノードから取り出された第1の電圧が前記波形生成回路へ前記三角波のピーク値を規定する電圧として供給され、前記抵抗分圧回路の第2ノードから取り出された前記第1の電圧よりも高い第2の電圧が、前記反転基準電圧として前記反転増幅回路に供給されるように構成する。これにより、比較的簡単な回路によって三角波のピーク値よりも低くなることのない反転基準電圧を確実に生成することができる。
あるいは、前記電圧生成回路は、発生する電圧を変更可能な可変電圧源と、前記波形生成回路により生成される三角波のピーク値を検出するピーク値検出回路と、前記ピーク値検出回路の出力に応じて前記可変電圧源が発生する前記反転基準電圧を制御する電圧制御回路と、を備えるように構成する。これにより、三角波のピーク値よりも低くなることのない反転基準電圧を確実に生成することができる。
また、前記波形生成回路より前記第1および第2の電圧比較回路に供給される三角波のピーク値を前記反転基準電圧よりも低い電位にクランプする電圧クランプ回路を備えるように構成してもよい。三角波のピーク値を反転基準電圧よりも低い電位にクランプすることにより、反転増幅回路の基準電圧が電圧比較回路に供給される三角波のピーク値よりも低くなることがないので、昇降圧動作の切り替わりの際にスイッチング素子がオン、オフされるのが防止され、スイッチング損失を減らして電力効率を向上させることができる。
さらに、望ましくは、電圧変換用のインダクタと、該インダクタに電流を流し込むための第1のスイッチング素子と、前記インダクタから電流を引くための第2のスイッチング素子と、前記第1のスイッチング素子がオフされている期間に前記インダクタへ電流を流すための第3のスイッチング素子と、前記第2のスイッチング素子がオフされている期間に前記インダクタからの電流を出力端子へ流すための第4のスイッチング素子と、前記第1〜第4のスイッチング素子をオン、オフ制御する信号を生成するために上記のような構成を有するスイッチング制御回路とによって、昇降圧DC−DCコンバータを構成する。これにより、昇降圧動作の切り替わりの移行期間におけるスイッチング損失を減らして電力効率が良好なDC−DCコンバータを実現することができる。
本発明に従うと、出力電圧のPWM制御のための三角波を発生する回路とPWMコンパレータおよびフィードバック電圧を反転する反転アンプを備えた昇降圧DC−DCコンバータにおいて、スイッチング制御回路を構成するアンプのゲインやブリーダ抵抗にばらつきが生じたり、アンプやコンパレータがオフセットを有していたりしたとしても、反転アンプの基準電圧を三角波のピーク値よりも高くすることで、昇降圧動作の切り替わりの移行期間におけるスイッチング損失を減らして電力効率を向上させることができるという効果がある。
本発明を適用した昇降圧DC−DCコンバータの一実施形態を示す回路構成図である。 (A)は図1の実施形態のスイッチング制御回路における電圧生成回路の構成例を示す回路構成図、(B)は生成される電圧と波形(三角波)との関係を示す説明図である。 図1のDC−DCコンバータの動作波形を示す波形図である。 本発明を適用した昇降圧DC−DCコンバータの第2の実施例を示す回路図である。 本発明を適用した昇降圧DC−DCコンバータを構成するスイッチング制御回路の他の実施例を示す回路図である。 従来(特許文献2)の昇降圧DC−DCコンバータの構成例を示す回路構成図である。 従来(特許文献2)の昇降圧DC−DCコンバータにおける各部の信号や電位の変化の様子を示す波形図である。 従来(特許文献1)の昇降圧DC−DCコンバータにおける各部の信号や電位の変化の様子を示す波形図である。
以下、本発明の好適な実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明を適用した昇降圧DC−DCコンバータの一実施形態を示す。この実施形態の昇降圧DC−DCコンバータは、電池などの直流電源10から供給される直流電圧Vinが印加される入力端子INと接地点との間に直列に接続されたMOSトランジスタ(絶縁ゲート型電界効果トランジスタ)Q3,Q4と、平滑コンデンサC2が接続されている出力端子OUTと接地点との間に直列に接続されたMOSトランジスタQ1,Q2と、上記トランジスタQ1〜Q4をオン、オフ駆動する信号を出力するスイッチング制御回路20とを備える。そして、MOSトランジスタQ3とQ4の接続ノードN1とMOSトランジスタQ1とQ2の接続ノードN2との間に、インダクタ(コイル)Lが接続されている。本実施形態では、トランジスタQ1,Q3としてpチャネルMOSトランジスタが使用され、トランジスタQ2,Q4としてnチャネルMOSトランジスタが使用されている。RLは出力端子に接続される負荷を等価抵抗として示したもの、C1,C2は平滑コンデンサである。
スイッチング制御回路20は、出力電圧Voutを分圧してフィードバック電圧FBを生成するブリーダ抵抗R1,R2と、フィードバック電圧FBと参照電圧Vrefとの電位差に応じた電圧を出力する誤差増幅回路21と、該誤差増幅回路21の出力を反転する反転増幅回路22と、PWM(パルス幅変調)制御のために使用する三角波としての鋸歯状の波形信号RAMPを生成する波形生成回路23と、該波形生成回路23で生成される波形信号RAMPの上限値電圧V1と下限値電圧V2を発生する電圧生成回路24と、波形生成回路23からの波形信号RAMPおよび誤差増幅回路21の出力電圧FB1を入力とする第1コンパレータ25と、波形信号RAMPおよび反転増幅回路22の出力電圧FB2を入力とする第2コンパレータ26とを備える。
上記MOSトランジスタQ1,Q2は第2コンパレータ26の出力を反転するインバータINV1,INV2によって、またQ3,Q4は第1コンパレータ25の出力と同相の信号を出力するバッファドライバBFF1,BFF2によってそれぞれオン、オフ駆動される。反転増幅回路22には、電圧生成回路24で生成された電圧V1よりΔVだけ高い定電圧V0が反転基準電圧として供給される。
図1のDC−DCコンバータは、入力電圧Vinが目標出力電圧よりも低いときは、第1コンパレータ25の出力は連続してロウレベルとなってトランジスタQ3を連続オン状態、Q4を連続オフ状態とし、第2コンパレータ26からPWMパルスが出力されてトランジスタQ1,Q2を相補的にオン、オフ駆動する。そして、トランジスタQ2がオンされている期間にコイルLに電流を流し込んでエネルギーを蓄積させ、Q2がオフされるとQ1がオンされてコイルLに蓄積されたエネルギーが放出されて平滑コンデンサC2に電流を流し込む。これを繰り返すことで、入力電圧Vinを昇圧した電圧Voutを出力する。
また、入力電圧Vinが目標出力電圧よりも高くなると、第2コンパレータ26の出力は連続してロウレベルとなってトランジスタQ1を連続オン状態、Q2を連続オフ状態とし、第1コンパレータ25からPWMパルスが出力されてトランジスタQ3,Q4を相補的にオン、オフ駆動する。これによって、入力電圧Vinを降圧した電圧Voutを出力する。なお、上記昇圧動作でVinがVoutに近づいてくると、反転増幅回路22の出力FB2が上昇し、Vin≒Voutで制御パルスのデューティが100%(Q1が常にオン)になる。さらにVinがVoutに近づいて、Vin>Voutの関係になると、Q1の100%オンから、Q3の99%オンに変わって行く。
図2(A)には、上記電圧生成回路24の具体的な回路例が示されている。図2(A)に示すように、電圧生成回路24は、定電圧回路CVGと、該定電圧回路CVGで発生された定電圧Vcを直列抵抗R11,R12,R13,R14からなる抵抗分圧回路とによって構成され、抵抗R11とR12との接続ノードN11から最も高い基準電圧V0が取り出され、抵抗R12とR13との接続ノードN12から波形信号RAMPの上限値電圧V1が取り出され、抵抗R13とR14との接続ノードN13から波形信号RAMPの下限値電圧V2が取り出されるようにされている。
これによって、図2(B)に示すように、基準電圧V0は、必ず波形信号RAMPの上限値電圧V1よりも高い電圧となる。基準電圧V0と上限値電圧V1との電位差ΔVは、抵抗R11〜R14の値を適宜設定することによって、所望の値となるように設定される。ΔVは、回路を構成する素子の製造ばらつきが重なって、基準電圧V0が実際の波形信号(以下、三角波と称する)RAMPのピーク値Vpeak1(V1)に最も近づくような状態になった場合にも、V0>Vpeak1の関係が保たれるように設計されるのが望ましい。下限値電圧V2は、接地電位(0V)であってもよい。
図3には、図1のDC−DCコンバータの動作波形が示されている。本実施形態においては、反転増幅回路22の基準電圧V0は、必ず波形信号RAMPの上限値電圧V1よりもΔVだけ高い電圧となるため、昇圧動作しているときに入力電圧Vinが高くなって昇圧モードから降圧モード(あるいはその逆)へ移行する際に、昇圧用のトランジスタQ1,Q2と降圧用のトランジスタQ3,Q4を同時にオン、オフ駆動するオーバーラップ期間Tsがなく、pチャネルMOSトランジスタQ1,Q3が連続オン状態、nチャネルMOSトランジスタQ2,Q4が連続オフ状態となるスイッチング停止期間Tcが発生する。これによって、昇降圧の切り替わりの移行期間におけるスイッチング損失を減らすことができ、電力効率が向上するようになる。
次に、ΔV(=V0−V1)の設定の仕方について説明する。
図1のような構成を有するDC−DCコンバータにおいて、反転増幅回路22に供給すべき基準電圧V0を決定する上で考慮すべきパラメータは、誤差増幅回路21や反転増幅回路22を構成するアンプAMP1,2のDCゲインA1,A2と、アンプAMP1,2およびコンパレータ25,26のオフセットVoff1,2,3,4、ブリーダ抵抗R1,R2の抵抗値等が挙げられる。その中で特に大きく影響を与えるパラメータはアンプAMP1のDCゲインA1である。そこで、このゲインA1を使用して、ΔVとの関係を表したのが次式(1)
ΔV=(ΔVout×R2/(R1+R2))/A1 ……(1)
である。
上記式(1)におけるΔVoutは、トランジスタQ1,Q3がオンで、Q2,Q4がオフのときのものである。このとき、図1のDC-DCコンバータでは、Voutを制御する動作がなされていないため、Vout≒Vinになりレギュレーションが悪くなる。しかし、レギュレーションの悪化が仕様で定められている出力電圧範囲(もしくは出力電圧精度)内であれば問題ないため、式(1)を使用してΔVを決定する際には、先ずΔVoutより決めることが望ましい。そして、ΔVoutが決まると、式(1)よりΔVが求まり、V1はΔV=V0−V1より決定することができる。なお、ΔVoutを決める際に、ΔVout=出力電圧範囲にしてしまうと、アンプAMP1のDCゲイン以外のばらつきの影響で仕様を満たせない場合が生じるので、ΔVout<出力電圧範囲とするのが良い。
次に、ΔV(=V0−V1)のより精度の高い設定の仕方について説明する。なお、以下の説明では、コンパレータ25,26の遅れがないもしくは無視できるもの、すなわち三角波のピーク値をVpeak1とおくとVpeak1≒V1であると仮定して説明する。コンパレータ25,26の遅れが無視できない、すなわちVpeak1>V1の場合にはさらにVpeak1−V1も考慮してΔVを決定すればよい。
先ず、降圧動作の切換え点条件を考えると、誤差増幅回路21の出力Va1(=FB1)がVpeak1となる時に降圧動作が止まるので、
Va1=Vpeak1 ・・・条件1
が成立する。この時のVoutをVout1とすると、上記条件1より、
Vpeak1=(Vref1−Vout1×R2/(R1+R2))×A1
が導かれる。この式を変形することで、
Vout1=(Vref1−Vpeak1/A1)×(R1+R2)/R2
が得られる。
一方、昇圧動作の切換え点条件を考えると、反転増幅回路22の出力Va2(=FB2)がVpeak1となる時に昇圧動作が止まるので、
Va2=Vpeak1 ・・・条件2
が成立する。この時、Va2=2×V0−Va1であるので、
Vpeak1=2×V0−Va1
が得られる。これを変形すると、
Va1=2×V0−Vpeak1 ……(2)
となる。また、Va1とVoutの関係は、
Va1=(Vref1−Vout×R2/(R1+R2))×A1
であるので、式(2)より、
2×V0−Vpeak1=(Vref1−Vout×R2/(R1+R2))×A1
が得られる。この時(条件2)の出力VoutをVout2とすると、
Va1=2×V0−Vpeak1=(Vref1−Vout2×R2/(R1+R2))×A1
Vout2=(Vref1−(2×V0−Vpeak1)/A1)×(R1+R2)/R2
が得られる。
ここで、Vout1とVout2の差は、降圧動作と昇圧動作が停止している時の電圧変動値となるので、
ΔVout=Vout1−Vout2
=(Vref1−Vpeak1/A1)×(R1+R2)/R2
−(Vref1−(2×V0−Vpeak1)/A1)×(R1+R2)/R2
=(−Vpeak1+(2×V0−Vpeak1))×(R1+R2)/A1・R2
=(V0-Vpeak1)×2(R1+R2)/A1・R2
となる。ここで、V0=Vpeak1+ΔVであるので、
ΔVout=ΔV×2(R1+R2)/A1・R2
が得られる。
ところで、Vout(目標出力電圧値)は製品バラツキがあるので、全てのバラツキ要因を含めた状態で、出力電圧を目標値のX%(一例として2%、或いは5%など)以内に収めなければならない。このX%には、例えばアンプAMP1,AMP2のゲインバラツキ、アンプやコンパレータのオフセット、抵抗R1,R2のバラツキ、参照電圧Vrefのバラツキなどの要因によるものが含まれる。従来の昇降圧DC−DCコンバータでは、昇圧動作および降圧動作のみの製品規格としてこのX%を満たせばよいが、本発明を適用した昇降圧DC−DCコンバータでは、出力電圧の精度は、昇圧動作時+降圧動作時+昇降圧停止時の各動作時の精度を加算した値となる。
従って、昇圧動作および降圧動作のみ考慮した従来製品の特性に対して同様の精度X%を達成するためには、例えば従来製品の出力電圧の許容誤差を「100」とした場合には、昇圧動作時を「40」、降圧動作時を「40」、昇降圧停止時を「20」のように誤差を配分し、それぞれの出力誤差を満たすように設計して、トータルとして従来製品と同等の出力電圧の精度とする必要がある。
例えば、昇降圧停止時の誤差配分として例示した「20」を考えた場合には、
ΔVout=(Vout×X/100)×(20/100)
=ΔV×2(R1+R2)/A1・R2
を満たすようにΔVを設定すれば良い。従って、例えば出力3.3Vで規格値2%とすると、トータルバラツキは3.3×0.02=66mVであるので、
ΔVout=66×20/100=13.2[mV]
となり、ΔV×2(R1+R2)/A1・R2=13.2が得られる。ここで、仮に、R1=R2、A1=100倍とした場合には、
ΔV=0.33[V]
となる。
上記説明は、昇降圧停止時の配分の一例を上げたもので、昇圧動作時、降圧動作時、昇降圧停止時の誤差配分は種々の方法により変えることが可能であり、それぞれ、「45」,「45」,「10」、あるいは「33」,「33」,「33」などのように、トータルで精度以内に収まれば問題はない。また、出力電圧Vout,アンプのゲインA1,抵抗R1,R2などの値も、実施されるシステムによって変わることはいうまでもない。
図4には、反転増幅回路22の基準電圧V0として、必ず波形信号RAMPの上限値電圧V1よりも高い電圧を生成するスイッチング制御回路20を用いた昇降圧DC−DCコンバータの第2の実施例が示されている。
図4に示されているように、この実施例のスイッチング制御回路20は、反転増幅回路22に供給する基準電圧V0を発生する電圧源30を可変電圧源とするとともに、三角波RAMPのピーク値Vpeak1を検出するピーク値検出回路27と、該ピーク値検出回路27の出力に応じて前記可変電圧源30の電圧を制御する信号を生成する電圧制御回路28を設けたものである。この実施例においても、ΔV=V0−Vpeak1は前記実施例で説明したようにして設定する。これによって、昇圧モードから降圧モード(あるいはその逆)へ移行する際に、スイッチング停止期間(昇降圧停止期間)Tcが発生し、昇降圧の切り替わりの移行期間におけるスイッチング損失を減らすことができ、電力効率が向上するようになる。
図5には、スイッチング制御回路20の第3の実施例が示されている。この実施例は、反転増幅回路22の基準電圧V0が、三角波RAMPのピークよりも低くならないようにするものである。
具体的には、コンパレータ25,26に供給される三角波RAMPのピークが反転増幅回路22に供給する基準電圧V0よりも高くならないようにクランプするクランプ回路29を設けたものである。クランプ回路29は、例えば定電圧V1(<V0)が反転入力端子に印加され、三角波発生回路(波形信号生成回路)23により生成された三角波RAMPが非反転入力端子に入力されたオペアンプAMP3と、電源電圧端子VDDと三角波RAMPを伝送する信号線との間に接続されゲート端子に前記オペアンプAMP3の出力が印加されたpMOSトランジスタQ5などから構成されている。
上記のような構成を有するクランプ回路29は、三角波RAMPの電位が上昇して定電圧V1に達すると、オペアンプAMP3がトランジスタQ5を制御して、三角波RAMPのピークが定電圧V1以上にならないようにクランプする。これによって、昇圧モードから降圧モード(あるいはその逆)へ移行する際に、スイッチング停止期間Tcが発生し、昇降圧の切り替わりの移行期間におけるスイッチング損失を減らすことができ、電力効率が向上するようになる。
本実施例は、例えば三角波発生回路23内のコンパレータに遅れ等があって、実際に生成される三角波のピーク値が上限値電圧V1よりも高くなるような回路に有効である。なお、図5には、オペアンプAMP3の反転入力端子に印加される電圧と三角波発生回路23に供給される上限値電圧とが同一(V1)の場合が示されているが、V1<V1’<V0のような電圧V1’をオペアンプAMP3の反転入力端子に印加するように構成してもよい。
以上本発明者によってなされた発明を実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではない。例えば、前記実施形態のDC−DCコンバータでは、スイッチング素子Q1,Q3としてpチャネルMOSトランジスタを使用したが、nチャネルMOSトランジスタを使用してもよい。その場合、図1のバッファドライバBFF1をインバータに、またインバータINV1をバッファドライバに置き換えればよい。さらに、図1におけるスイッチング素子としてのMOSトランジスタQ2,Q3の代わりに、整流用のダイオードを用いてDC−DCコンバータを構成することも可能である。
また、前記実施形態のDC−DCコンバータでは、PWMコンパレータ(25,26)に供給する三角波として鋸波を使用した場合を示したが、立上がりの傾きと立下がりの傾きを有する狭義の三角波(図8(A)参照)を使用するようにしても良い。さらに、前記実施形態(図2)では、電圧生成回路24として定電圧回路CVGを設けると説明したが、抵抗分圧回路(R11〜R14)で分圧する定電圧Vcは、半導体集積回路の外部から与えるように構成しても良い。
また、以上の説明では、本発明を昇降圧型のDC−DCコンバータに適用した例を説明したが、本発明はそれに限定されるものではなく、PWM用の三角波を生成する波形生成回路を備え、三角波のピーク値に応じた電圧を必要とするDC−DCコンバータに広く利用することができる。
20 スイッチング制御回路
21 誤差増幅回路
22 反転増幅回路
23 波形生成回路(三角波発生回路)
24 電圧生成回路
25 第1コンパレータ(第1の電圧比較回路)
26 第2コンパレータ(第2の電圧比較回路)
27 ピーク値検出回路
28 電圧制御回路
29 クランプ回路
L コイル(インダクタ)
Q1〜Q4 スイッチング素子
AMP1 誤差増幅回路のアンプ
AMP2 反転増幅回路のアンプ

Claims (8)

  1. 昇降圧DC−DCコンバータの電圧変換用のインダクタに電流を流し込むための第1のスイッチング素子とインダクタから電流を引くための第2のスイッチング素子のオフ、オン信号を生成し出力するスイッチング制御回路であって、
    DC−DCコンバータの出力電圧に応じた電圧を出力する誤差増幅回路と、
    前記誤差増幅回路の出力を所定の電圧を基準にして反転する反転増幅回路と、
    三角波を生成する波形生成回路と、
    前記誤差増幅回路の出力と前記波形生成回路の出力とを入力とする第1の電圧比較回路と、
    前記反転増幅回路の出力と前記波形生成回路の出力とを入力とする第2の電圧比較回路と、
    前記反転増幅回路に供給される反転基準電圧を生成する電圧生成回路と、
    を備え、
    前記反転増幅回路に供給される前記反転基準電圧が、前記第1および第2の電圧比較回路に供給される三角波の最も高い電位よりも低い電位にならないように構成されていることを特徴とするスイッチング制御回路。
  2. 前記電圧生成回路により生成される前記反転基準電圧が、前記波形生成回路により生成される三角波のピーク値よりも高い電位となるように設定され、前記反転基準電圧と前記ピーク値との電位差は、前記誤差増幅回路および前記反転増幅回路を構成するオペアンプのゲインのばらつき、前記オペアンプのオフセット、および第1の電圧比較回路および第2の電圧比較回路のオフセットに基づいて設定されることを特徴とする請求項1に記載のスイッチング制御回路。
  3. 前記電圧生成回路により生成される前記反転基準電圧は、前記波形生成回路により生成される三角波のピーク値よりも、少なくとも前記誤差増幅回路を構成するオペアンプのゲインのばらつきによって生じるフィードバック電圧の変動分よりも高い電位に設定されることを特徴とする請求項1に記載のスイッチング制御回路。
  4. DC−DCコンバータの出力電圧を分圧して前記誤差増幅回路に供給するフィードバック電圧を生成するブリーダ抵抗からなる分圧回路を備える場合に、前記反転基準電圧と前記ピーク値との電位差は、前記分圧回路を構成するブリーダ抵抗のばらつきも考慮して設定されることを特徴とする請求項2または3に記載のスイッチング制御回路。
  5. 前記反転基準電圧を発生する電圧生成回路は、定電圧が印加される定電圧端子と接地電位が印加される接地端子との間に複数の抵抗が直列に接続された抵抗分圧回路からなり、
    前記抵抗分圧回路の第1ノードから取り出された第1の電圧が前記波形生成回路へ前記三角波のピーク値を規定する電圧として供給され、前記抵抗分圧回路の第2ノードから取り出された前記第1の電圧よりも高い第2の電圧が、前記反転基準電圧として前記反転増幅回路に供給されることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のスイッチング制御回路。
  6. 前記電圧生成回路は、
    発生する電圧を変更可能な可変電圧源と、
    前記波形生成回路により生成される三角波のピーク値を検出するピーク値検出回路と、
    前記ピーク値検出回路の出力に応じて前記可変電圧源が発生する前記反転基準電圧を制御する電圧制御回路と、
    を備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のスイッチング制御回路。
  7. 前記波形生成回路より前記第1および第2の電圧比較回路に供給される三角波のピーク値を前記反転基準電圧よりも低い電位にクランプする電圧クランプ回路を備えることを特徴とする請求項1に記載のスイッチング制御回路。
  8. 電圧変換用のインダクタと、該インダクタに電流を流し込むための第1のスイッチング素子と、前記インダクタから電流を引くための第2のスイッチング素子と、前記第1のスイッチング素子がオフされている期間に前記インダクタへ電流を流すための第3のスイッチング素子と、前記第2のスイッチング素子がオフされている期間に前記インダクタからの電流を出力端子へ流すための第4のスイッチング素子と、前記第1〜第4のスイッチング素子をオン、オフ制御する信号を生成する請求項1〜6のいずれかに記載のスイッチング制御回路と、を備えることを特徴とする昇降圧DC−DCコンバータ。
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