JP5802638B2 - 昇降圧型電源回路 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、直流入力電圧を任意の直流出力電圧に変換する昇降圧型電源回路に関する。
従来、直流入力電圧を任意の直流出力電圧に変換する昇降圧型電源回路に関する技術が開発されている。例えば、出力電圧のリップルを抑える為に、インダクタンス素子に流れる電流の尖頭値を小さくする技術や、インダクタンス素子を流れる電流に応じて降圧動作、あるいは昇圧動作への切替を行う技術が開示されている。
しかしながら、従来技術では、負荷の急変に対する応答動作、あるいは、降圧/昇降圧/昇圧動作の切替時の連続性において改善の余地がある。
特開2005−192312号公報 特開2010−148214号公報
本発明の一つの実施形態は、負荷応答特性が改善され、かつ、昇圧/昇降圧/降圧動作の切替時の不連続の発生を防止した昇降圧型電源回路を提供することを目的とする。
本発明の一つの実施形態によれば、降圧用スイッチング回路と、昇圧用スイッチング回路と、前記降圧用スイッチング回路と昇圧用スイッチング回路間に接続されるインダクタンス素子と、出力電圧に比例した電圧と所定の参照電圧とを比較し、その差分信号を出力する手段と、前記インダクタンス素子に流れる電流に比例した参照電流信号を出力する手段と、クロック信号を生成するクロック信号発生手段と、前記クロック信号に同期し、所定の傾きを持った鋸波信号を発生する手段と、前記入力電圧と出力電圧の差分に比例した電圧差信号を出力する手段と、前記参照電流信号に前記鋸波信号と前記電圧差信号を加算した第1の加算信号を出力する手段と、前記参照電流信号に前記鋸波信号を加算した第2の加算信号を出力する手段と、前記差分信号と第1の加算信号を比較し、前記第1の加算信号が前記差分信号より大きくなった時に第1のタイミング信号を出力する手段と、前記差分信号と前記第2の加算信号を比較し、前記第2の加算信号が差分信号より大きくなった時に第2のタイミング信号を出力する手段と、前記クロック信号と前記第1のタイミング信号と前記第2のタイミング信号から、前記降圧用スイッチング回路と前記昇圧用スイッチング回路の駆動用パルス信号を生成する制御論理回路とを具備することを特徴とする昇降圧型電源回路が提供される。
図1は、第1の実施形態の昇降圧型電源回路の構成を示す図である。 図2は、第1の実施形態の動作波形を示す図である。 図3は、第1の実施形態の動作を説明する為に、図2の動作波形の一部(P部)を拡大した図である。 図4は、第2の実施形態の昇降圧型電源回路の構成を示す図である。 図5は、第2の実施形態の動作波形を示す図である。 図6は、第2の実施形態の動作を説明する為に、図5の動作波形の一部(Q部)を拡大した図である。
以下に添付図面を参照して、実施形態にかかる昇降圧型電源回路を詳細に説明する。なお、これら実施形態により本発明が限定されるものではない。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態の昇降圧型電源回路の構成を示す回路図である。第1の端子(100)には、入力電圧(VIN)が印加され、第2の端子(102)には、所定の基準電圧(VSS)が印加される。第1の端子(100)と第2の端子(102)間には、降圧用スイッチング回路(103)が接続される。降圧用スイッチング回路(103)は、ソースが第1の端子(100)に接続され、そのドレインがインダクタンス素子(111)の一端に接続される第1のPMOSトランジスタ(112)と、ソースが第2の端子(102)に接続され、そのドレインがインダクタンス素子(111)の一端に接続される第1のNMOSトランジスタ(113)を含む。出力端子(101)と第2の端子(102)間には、昇圧用スイッチング回路(104)が接続される。昇圧用スイッチング回路(104)は、ソースが出力端子(101)に接続され、ドレインがインダクタンス素子(111)の他端に接続される第2のPMOSトランジスタ(114)と、ソースが第2の端子(102)に接続され、ドレインがインダクタンス素子(111)の他端に接続される第2のNMOSトランジスタ(115)を含む。出力端子(101)には、出力キャパシタ(7)が接続される。
制御回路(6)は、参照電圧(VREF)と出力参照電圧(V)が供給されるエラーアンプ(8)を含み、その出力は、位相補償器(9)に供給される。出力参照電圧(Vo)は、出力電圧(VOUT)を、出力端子(101)と第2の端子(102)間に接続された抵抗(125)(126)からなる分圧回路(124)により分圧することにより、出力電圧(VOUT)に比例した電圧として得られる。位相補償器(9)は、負帰還制御系の安定性を確保するために必要な位相補償器であり、エラー出力(Verr) を入力として、その時に必要なインダクタ電流量を指示するピーク電流信号(Ipeak)を出力する。位相補償器(9)は、例えば、エラーアンプ(8)の出力端子と第2の端子(102)間に接続される抵抗とコンデンサの直列回路(図示せず)により構成される。ピーク電流信号(Ipeak)は、出力電圧(VOUT)に比例する電圧として得られた出力参照電圧(V)と参照電圧(VREF)が等しくなるように、増減する。インダクタ電流アンプ(10)は、第1のPMOSトランジスタ(112)のソースに流れる電流に比例した参照電流信号(I)を出力する。参照電流信号(I)は、例えば、第1のPMOSトランジスタ(112)のソース・ドレイン間の電圧を差動増幅器で構成されるインダクタ電流アンプ(10)で検知し、第1のPMOSトランジスタ(112)のソース電流、従って、インダクタンス素子(111)に流れるインダクタ電流(I)に比例した信号として検出することが出来る。
発振器(11)は、昇降圧型電源回路のスイッチング周波数を制御するクロック信号(CLK)を出力する。クロック信号(CLK)は、制御論理回路(18)とスロープ補償鋸波発生器(12)に供給される。スロープ補償鋸波発生器(12)は、電流プログラムモードの負帰還制御系に固有の問題であるサブハーモニック発振を防止するために設けられており、クロック信号(CLK) に同期し、一定の傾斜を持ったスロープ補償信号(Islope) を生成する。尚、一定の傾斜を持ったスロープ補償信号(Islope)を生成し、そのスロープ補償信号(Islope)に同期したクロック信号(CLK)を生成する構成とすることも可能である。いずれの構成であっても、所定の周期を持ったクロック信号(CLK)と、このクロック信号(CLK)に同期し、一定の傾斜を持ったスロープ補償信号(Islope)が生成される。
入出力電圧ギャップアンプ(13)は、入力電圧(VIN)と出力電圧(VOUT)を比較し、その電圧差に比例するギャップ信号(Igap)を出力する。入出力電圧ギャップアンプ(13)の非反転入力端には、入力電圧(VIN)が印加され、反転入力端には、出力電圧(VOUT)が、オフセット電圧源(19)を介して印加される。オフセット電圧源(19)の電圧値により、ギャップ信号(Igap)を調整することができる。ギャップ信号(Igap)により、昇降圧電源回路の昇圧動作から昇降圧動作への移行の閾値が変わる為、オフセット電圧源(19)の電圧値を調整することにより、昇圧動作から昇降圧動作への移行の閾値を調整することが出来る。
参照電流信号(I)とスロープ補償信号(Islope)とギャップ信号(Igap)とが第1のアナログ加算器(14)で加算され、第1のアナログ加算器(14)は、参照電流信号(I)とスロープ補償信号(Islope)とギャップ信号(Igap)の加算された第1のアナログ信号(I +Islope +Igap)を出力する。第1のアナログ信号は、第1のコンパレータ(15)に供給され、ピーク電流信号(Ipeak)と比較される。第1のコンパレータ(15)は、第1のアナログ信号(I +Islope +Igap) がピーク電流信号(Ipeak) に達したことを検知して、その瞬間に第1のタインミング信号(QBST)を出力する。インダクタ電流アンプ(10)からの参照電流信号(I)とスロープ補償信号(Islope)は、第2のアナログ加算器(16)で加算され、第2のアナログ加算器(16)は、参照電流信号(I)とスロープ補償信号(Islope)の加算された第2のアナログ信号(I +Islope)を出力する。第2のコンパレータ(17)は、第2のアナログ信号と、ピーク電流信号(Ipeak)とを比較し、第2のアナログ信号(I +Islope)がピーク電流信号(Ipeak) に達したことを検知して、その瞬間に第2のタインミング信号(QBCK) を出力する。
制御論理回路(18)は、第1のコンパレータ(15)からの第1のタイミング信号(QBST)とクロック信号(CLK)を入力とするRSラッチ回路(181)と、第2のコンパレータ(17)からの第2のタイミング信号(QBCK)とクロック信号(CLK)を入力とするRSラッチ回路(182)を含む。RSラッチ回路(181)の反転出力は、2段の増幅器(183)(184)を介して、第1の駆動用パルス(DRVBSTn)として昇圧用スイッチング回路(104)に供給される。RSラッチ回路(182)の非反転出力は、2段の増幅器(185)(186)を介して、第2の駆動用パルス(DRVBCKn)として降圧用スイッチング回路(103)に供給される。
第1、第2の駆動パルス(DRVBSTn、DRVBCKn)の印加により、降圧用スイッチング回路(103)の第1のPMOSトランジスタ(112)と、昇圧用スイッチング回路(104)の第2のNMOSトランジスタ(115)がONした状態が動作状態(1)、同様に、降圧用スイッチング回路(103)の第1のPMOSトランジスタ(112)と昇圧用スイッチング回路(104)の第2のPMOSトランジスタ(114)がONした状態が動作状態(2)、降圧用スイッチング回路(103)の第1のNMOSトランジスタ(113)と昇圧用スイッチング回路(104)の第2のPMOSトランジスタ(114)がONした状態が動作状態(3)となる。動作状態(1)では、インダクタンス素子(111)への電流が増加する。動作状態(2)では、入力電圧(VIN)と出力電圧(VOUT)の高低関係で、インダクタンス素子(111)への電流の増減が変わる。動作状態(3)では、インダクタンス素子(111)への電流は、減少する。
図2は、図1の第1の実施形態の動作波形を示す図である。図2(A)は、入力電圧(VIN)と出力電圧(VOUT)の電圧関係を示している。図に示す通り、入力電圧(VIN)に対して、出力電圧(VOUT)が十分高い場合には、昇圧動作が行われ、入力電圧が出力電圧に対して十分高くなると降圧動作に切り替わる。また、入力電圧と出力電圧の電圧差が小さい範囲では、昇降圧動作が行われる。
図2(B)は、インダクタ電流(I)を示している。インダクタ電流(I)は、インダクタ平均電流|I|とスイッチング動作に伴い生じるリップル成分が合成された波形となる。図2(C)は、第1のアナログ信号(I+Islope+Igap)とピーク電流信号(Ipeak)の関係を示している。参考の為に、スロープ補償信号(Islope)を点線で示している。図2(D)は、降圧用スイッチング回路(103)に供給される第2の駆動パルス(DRVBCKn)を示している。第2の駆動パルス(DRVBCKn)は、第2のアナログ信号(I +Islope)が、ピーク電流信号(Ipeak)に達した時に現れ、クロック信号(CLK)により、リセットされる。
入力電圧(VIN)に対し出力電圧(VOUT)が十分に高い場合、第1の駆動パルス(DRVBSTn)がLow状態となったタイミングでの動作状態(2)において、入力電圧(VIN)と出力電圧(VOUT)の高低関係に従い、インダクタ電流は、徐々に減少する。この為、第2のアナログ信号(I+Islope)がピーク信号(Ipeak)に達する前に、クロック信号(CLK)により、RSラッチ回路(182)が、リセットされる。その結果、第2の駆動パルス(DRVBCKn)は発生せず、昇圧用スイッチング回路(104)のスイッチング動作による、昇圧動作が行われる。
図2(E)は、昇圧用スイッチング回路(104)に供給される第1の駆動パルス(DRVBSTn)を示している。第1の駆動パルス(DRVBSTn)は、クロック信号(CLK)の立ち上がりで現れ、第1のアナログ信号(I +Islope+Igap)が、ピーク電流信号(Ipeak)に達した時にリセットされる信号として現れる。クロック信号(CLK)の1周期の間に、第1の駆動パルス(DRVBSTn)と第2の駆動パルス(DRVBCKn)の両方が発生し、昇圧用スイッチング回路(104)と降圧用スイッチング回路(103)に夫々供給される範囲では、昇降圧動作が行われる。
入力電圧(VIN)が出力電圧(VOUT)に対して十分に高い場合、ギャップ信号(Igap)が大きな値となり、クロック信号(CLK)によるリセット時に、第1のアナログ信号(I +Islope+Igap)が、ピーク電流信号(Ipeak)に達する状態となる為、第1の駆動パルス(DRVBSTn)は、発生せず、降圧用スイッチング回路(103)のスイッチング動作による、降圧動作が行われる。
図2(F)は、スロープ補償信号(Islope)を示す。スロープ補償信号(Islope)は、図2(G)に示すクロック信号(CLK)に同期し、一定の傾斜を持つ信号として現れる。
図2(D)の数字(1)から(3)は、図1で説明した昇降圧型電源回路の動作状態に対応している。すなわち、数字(1)は、降圧用スイッチング回路(103)の第1のPMOSトランジスタ(112)と昇圧用スイッチング回路(104)の第2のNMOSトランジスタ(115)がONの時の動作に対応している。すなわち、インダクタンス素子(111)への電流が増加する動作となる。数字(2)は、降圧用スイッチング回路(103)の第1のPMOSトランジスタ(112)と昇圧用スイッチング回路(104)の第2のPMOSトランジスタ(114)がONの時の動作に対応している。この動作状態では、入力電圧(VIN)と出力電圧(VOUT)の電圧関係に応じて、インダクタンス素子(111)への電流が増加、あるいは、減少する。数字(3)は、降圧用スイッチング回路(103)の第1のNMOSトランジスタ(113)と昇圧用スイッチング回路(104)の第2のPMOSトランジスタ(114)がONの時の動作に対応しており、インダクタンス素子(111)への電流が減少する動作となる。
ピーク電流信号(Ipeak)と、第1、第2のアナログ信号との比較の結果、第1、第2の駆動パルス(DRVBSTn、DRVBCKn)のパルス幅が変化する。これにより、昇圧/昇降圧/降圧動作における、インダクタンス素子(111)への電流の増減が調整され、出力電圧(VOUT)が所望の電圧に近づく。
図2(D)、および(E)で示すように、本実施形態においては、昇圧、昇降圧、降圧の3つの動作の切替時に、それぞれのスイッチング回路のトランジスタのゲートに供給される駆動パルス(DRVBCKn)(DRVBSTn) のパルス幅が連続して切り替わる。例えば、昇圧動作から昇降圧動作へ切り替わる時、降圧用スイッチング回路(103)に供給される第2の駆動パルス(DRVBCKn) は、細いパルス幅で現れ始め、パルス幅が漸増している。一方、昇圧用スイッチング回路(104)に供給される第1の駆動パルス(DRVBSTn)のパルス幅が、徐々に漸減している。同様に、昇降圧動作から降圧動作の切替時においては、本実施形態においては、降圧用スイッチング回路(103)への駆動パルス(DRVBCKn)のパルス幅が漸増し、逆に、昇圧用スイッチング回路(104)への駆動パルス(DRVBSTn)のパルス幅が連続的に狭くなっている。
本実施形態によれば、駆動パルス(DRVBCKn)(DRVBSTn)の発生のタイミングは、ピーク電流信号(Ipeak)と、第1のアナログ信号(I +Islope +Igap)、及び第2のアナログ信号(I +Islope)との比較結果により、制御される。換言すれば、ピーク電流(Ipeak)と、第1、第2のアナログ信号入力電圧(VIN)と出力電圧(VOUT)の電圧差に比例するギャップ信号(Igap)により、制御される。入力電圧(VIN)と出力電圧(VOUT)の電圧差でインダクタ電流が増減する動作状態(2)の期間を、入力電圧(VIN)と出力電圧(VOUT)の電圧差に比例するギャップ信号(Igap)で制御することにより、動作状態(2)の期間を一定にすることが出来る。この制御により、駆動パルス(DRVBCKn)(DRVBSTn)のパルス幅を、入力電圧(VIN)と出力電圧(VOUT)の電圧関係に応じて連続的に変化させることが出来る。
ここで重要なことは、インダクタ電流の平均電流量|I|が動作の切替の前後でほぼ等しいことである。インダクタ電流の平均電流量|I|に差異が発生すると、負荷電流に対して、電流の過剰や不足が生じる。その過剰もしくは不足の電流は出力キャパシタ(7)を充電もしくは放電し、それに伴い、出力電源電圧(VOUT)が変動する。本実施形態によれば、連続的にパルス幅が変化する駆動パルス(DRVBCKn)(DRVBSTn)によって昇圧用、及び、降圧用スイッチング回路の動作が制御される。すなわち、連続的に変化するパルス幅の期間に従って、インダクタンス素子への充放電が行われる。この為、動作の切替前後でも、インダクタ電流の平均電流量|I|は、ほぼ等しく、よって、出力電源電圧(VOUT)の変動が抑えられる為、昇圧/昇降圧/降圧動作の切替時の不連続の発生を防止することが出来る
動作の切替は、ピーク電流信号(Ipeak)と、第1のアナログ信号(I+Islope+Igap)、及び第2のアナログ信号(I+Islope)との比較により行われる。負荷変動により出力電圧(VOUT)が変化すると、その変化は、入力電圧(VIN)との差電圧を示すギャップ信号(Igap)、並びに、参照電圧(VREF)との比較で得られるピーク電流信号(Ipeak)に現れる。クロック信号(CLK)のサイクル毎に行われる、ピーク電流信号(Ipeak)と、インダクタ電流(I)に比例する参照電流信号(I)を含む第1、第2のアナログ信号との比較結果に応じて動作の切替が実行される為、負荷変動に対する応答が早い。
昇降圧動作の(2)の動作状態の時、すなわち、降圧用スイッチング回路(103)の第1のPMOSトランジスタ(112)と昇圧用スイッチング回路(104)の第2のPMOSトランジスタ(114)がONの時、入力電圧(VIN)側から出力電圧(VOUT)側へ、インダクタンス素子(111)を介して直接電流が供給される。特に、入力電圧(VIN)と出力電圧(VOUT)が、ほぼ同電位の時、インダクタンス素子(111)には、一定量の電流が流れ続ける。この状態が存在することにより、インダクタ電流(I)のピーク値が低く抑えられ、インダクタンス素子(111)で消費される損失が抑えられる。
図3を用いて、第1の実施形態の動作説明を補充する。図3は、図2(C)のP部を拡大したものである。図2(C)では、第1のアナログ信号(I+Islope+Igap)を示す波形、すなわち、波形(i)が示されているが、動作説明の為に第2のアナログ信号(I+Islope)を示す波形(ii)を追加して表示している。第1のアナログ信号(I+Islope+Igap)が、ピーク電流信号(Ipeak)に達したタイミング(t)で第1の駆動パルス(DRVBSTn)がリセットされる。そして、第2のアナログ信号(I+Islope)が、ピーク電流信号(Ipeak)に達したタイミング(t)で、第2の駆動パルス(DRVBCKn)が現れ、クロック信号(CLK)でリセットされる。第1のアナログ信号(I+Islope+Igap)、第2のアナログ信号(I+Islope)と、ピーク電流信号(Ipeak)との比較は、図1の構成で説明した、第1のコンパレータ(15)、及び第2のコンパレータ(17)で行われる。
(第2の実施形態)
図4に昇降圧型電源回路の第2の実施形態を示す。第1の実施形態を示す図1の構成要素に対応する構成要素については、同一の符号を付し、説明の重複を避ける。本実施形態においては、入出力電圧ギャップアンプ(13)のギャップ信号(Igap)が、スイッチ(20)を介して、第1のアナログ加算器(14)に供給される。スイッチ(20)は、制御論理回路(18)からの制御信号(T2VLDp)に応じて制御される。第1のアナログ加算器(14)の出力信号は、第1のコンパレータ(15)に供給される。第1のコンパレータ(15)の出力信号は、切替スイッチ(21)を介して、RSラッチ回路(181)と(182)に供給される。RSラッチ回路(181)の非反転出力が、遅延回路(190)を介して、スイッチ(20)の制御信号(T2VLDp)として、スイッチ(20)に供給される。遅延回路(190)の出力は、更に、遅延回路(191)を経て、切替信号として、切替スイッチ(21)に供給される。遅延回路(190)、並びに、遅延回路(191)の遅延時間は、動作タイミングの制御の為、適宜設定される。
動作の開始時では、スイッチ(20)はONしており、入出力電圧ギャップアンプ(13)のギャップ信号(Igap)は、スイッチ(20)を介して、第1のアナログ加算器(14)に供給され、第1のアナログ加算器(14)は、参照電流信号(I)とスロープ補償信号(Islope)とギャップ信号(Igap)の加算された第1のアナログ信号(I +Islope +Igap)を出力する。第1のアナログ加算器(14)の出力は、第1のコンパレータ(15)に供給される。第1のコンパレータ(15)は、インダクタ電流量を示すピーク電流信号(Ipeak)と、第1のアナログ信号(I+Islope+Igap)を比較し、第1のアナログ信号(I +Islope +Igap) がピーク電流信号(Ipeak) に達したことを検知して、第1のタインミング信号(QBST)を出力する。動作の開始時は、切替スイッチ(21)は、RSラッチ回路(181)側に接続されており、第1のタイミング信号(QBST)は、RSラッチ回路(181)に供給される。RSラッチ回路(181)の反転出力が、2段の増幅器(183)(184)を介して、第1の駆動パルス(DRVBSTn)として、昇圧用スイッチング回路(104)に供給される。
RSラッチ回路(181)の非反転出力が、遅延回路(190)を介して、所定の遅延時間の後に、スイッチ(20)を制御する制御信号(T2VLDp)を、スイッチ(20)に供給し、スイッチ(20)をOFF状態にする。遅延回路(190)の出力は、第2の遅延回路(191)を介して切替スイッチ(21)に供給される。第2の遅延回路(191)の出力は、切替スイッチ(21)を切替え、第1のコンパレータ(15)の出力が、RSラッチ回路(182)に供給される状態に制御する。
スイッチ(20)がOFFすることにより、入出力電圧ギャップアンプ(13)からのギャップ信号(Igap)が、第1のアナログ加算器(14)から切り離される。この状態で、インダクタ電流アンプ(10)からの参照電流信号(I)とスロープ補償信号(Islope)を加算した第2のアナログ信号(I +Islope)が第1のアナログ加算器(14)から第1のコンパレータ(15)に供給され、ピーク電流信号(Ipeak)と比較される。第1のコンパレータ(15)が、第2のアナログ信号(I +Islope)がピーク電流信号(Ipeak) に達したことを検知すると、第2のタインミング信号(QBCK) が出力され、切替スイッチ(21)を介して、RSラッチ回路(182)に供給される。RSラッチ回路(182)の非反転出力が、2段の増幅器(185)(186)を介して、第2の駆動パルス(DRVBCKn)として、降圧用スイッチング回路(103)に供給される。
図5は、第2の実施形態の動作波形を示す図である。図5(A)は、入力電圧(VIN)と出力電圧(VOUT)の電圧関係を示している。図に示す通り、入力電圧(VIN)が、出力電圧(VOUT)に対して、十分低い場合には昇圧動作が行われ、入力電圧よりも出力電圧が十分低くなると降圧動作に切り替わる。また、入力電圧と出力電圧の電圧差が小さい範囲では、昇降圧動作が行われる。図5(B)は、インダクタ電流(I)を示しており、電流値の大きいほど、負荷が大きい状態を示している。図5(C)は、第2のアナログ信号(I +Islope)の状態を示しており、インダクタ電流(I)に応じて変化する様子を示している。
図5(D)は、第1のアナログ信号(I +Islope +Igap)の状態を示している。第2の実施形態においては、コンパレータが時分割で共用され、第1のアナログ信号(I +Islope +Igap)が、ピーク電流信号(Ipeak)に達した時に、第1のアナログ加算器(14)からギャップ信号(Igap)を切り離す制御が行われる。この為、このタイミングで、第1のアナログ加算器(14)の出力は、ギャップ信号(Igap)分だけ低くなる。この様子を図5(D)が示す。すなわち、第1のアナログ信号(I +Islope +Igap)が、ピーク電流信号(Ipeak)に達したタイミング(t)で、第1のアナログ加算器(14)の出力電圧は、ギャップ信号(Igap)分だけ、低くなる。
図5(E)は、降圧用スイッチング回路(103)に供給される第2の駆動パルス(DRVBCKn)を示している。第2の駆動パルス(DRVBCKn)は、第2のアナログ信号(I +Islope)が、ピーク電流信号(Ipeak)に達した時に現れ、クロック信号(CLK)により、リセットされる。図5(D)で示す第1のアナログ加算器(14)の出力信号は、タイミング(t)において、第2のアナログ信号(I +Islope)の出力に切り替わっている為、タイミング(t)は、第2のアナログ信号(I +Islope)が、ピーク電流信号(Ipeak)に達したタイミングとなる。図5(E)に示すように、タイミング(t)で、第2の駆動パルス(DRVBCKn)が、現れる。第2の駆動パルス(DRVBCKn)は、クロック信号(CLK)の立ち上がりで、リセットされる。
入力電圧(VIN)に対し出力電圧(VOUT)が十分に高い場合、第1の駆動パルス(DRVBSTn)がLow状態となったタイミングでの動作状態(2)において、入力電圧(VIN)と出力電圧(VOUT)の高低関係に従い、インダクタ電流は、徐々に減少する。この為、第2のアナログ信号(I+Islope)がピーク信号(Ipeak)に達する前に、クロック信号(CLK)により、RSラッチ回路(182)が、リセットされる。その結果、第2の駆動パルス(DRVBCKn)は発生せず、昇圧用スイッチング回路(104)のスイッチング動作による、昇圧動作が行われる。
図5(F)は、昇圧用スイッチング回路(104)に供給される第1の駆動パルス(DRVBSTn)を示している。第1の駆動パルス(DRVBSTn)は、第1のアナログ信号(I +Islope +Igap)と、ピーク電流信号(Ipeak)との比較の結果として現れる。クロック信号(CLK)の立ち上がりで現れ、第1のアナログ信号(I +Islope +Igap)が、ピーク電流信号(Ipeak)に達した時にリセットされる。クロック信号(CLK)の1周期の間に、第1の駆動パルス(DRVBSTn)と第2の駆動パルス(DRVBCKn)の両方が発生し、昇圧用スイッチング回路(104)と降圧用スイッチング回路(103)に夫々供給される範囲では、昇降圧動作が行われる。図5(G)は、図5(H)のクロック信号(CLK)に同期し、かつ、一定の傾斜を持つスロープ補償信号(Islope)を示す。
入力電圧(VIN)が出力電圧(VOUT)に対して十分に高い場合、ギャップ信号(Igap)が大きな値となり、クロック信号(CLK)によるリセット時に、第1のアナログ信号(I +Islope+Igap)が、ピーク電流信号(Ipeak)に達する状態となる為、第1の駆動パルス(DRVBSTn)は、発生せず、降圧用スイッチング回路(103)のスイッチング動作による、降圧動作が行われる。
図5(E)の数字(1)から(3)は、昇降圧型電源回路の動作状態に対応している。すなわち、数字(1)は、降圧用スイッチング回路(103)の第1のPMOSトランジスタ(112)と昇圧用スイッチング回路(104)の第2のNMOSトランジスタ(115)がONの時の動作に対応している。すなわち、インダクタンス素子(111)への電流が増加する動作状態である。数字(2)は、降圧用スイッチング回路(103)の第1のPMOSトランジスタ(112)と昇圧用スイッチング回路(104)の第2のPMOSトランジスタ(114)がONの動作状態を示している。この動作状態では、入力電圧(VIN)と出力電圧(VOUT)の電圧関係に応じて、インダクタンス素子(111)への電流が増加、あるいは減少する。数字(3)は、降圧用スイッチング回路(103)の第1のNMOSトランジスタ(113)と昇圧用スイッチング回路(104)の第2のPMOSトランジスタ(114)がONの状態を示しており、インダクタンス素子(111)への電流が減少する動作状態となる。
図5(E)、および(F)で示すように、本実施形態においても、昇圧、昇降圧、降圧の3つの動作の切替時に、それぞれのスイッチング回路のトランジスタのゲートに供給される駆動パルス(DRVBCKn)(DRVBSTn) のパルス幅が連続して変化する。昇圧動作から昇降圧動作へ切り替わる時、降圧用スイッチング回路(103)に供給される駆動パルス(DRVBCKn) は、細いパルス幅で現れ始め、パルス幅が漸増している。一方、昇圧用スイッチング回路(104)に供給される駆動パルス(DRVBSTn)のパルス幅が、徐々に漸減している。同様に、昇降圧動作から降圧動作の切替時においては、降圧用スイッチング回路(103)への駆動パルス(DRVBCKn)のパルス幅が漸増し、逆に、昇圧用スイッチング回路(104)への駆動パルス(DRVBSTn)のパルス幅が連続的に狭くなっている。この為、動作の切替前後でも、インダクタ電流の平均電流量|I| は、ほぼ等しく、よって、出力電源電圧(VOUT) の変動が抑えられる。
図6は、第2の実施形態の動作を説明する為に、図5の動作波形の一部(Q部)を拡大した図である。すなわち、第1のアナログ信号(I+Islope+Igap)の変化の様子を示しており、第1のアナログ加算器(14)の出力に相当する。タイミング(t)で、第1のアナログ信号(I +Islope +Igap)が、ピーク電流信号(Ipeak)に達する。このタイミング(t)で、第1のアナログ加算器(14)からギャップ信号(Igap)を切り離す制御が行われる為、このタイミング(t)で、ギャップ信号(Igap)分だけ低くなる。すなわち、タイミング(t)以降は、第2のアナログ信号(I +Islope)が示されている。タイミング(t)で、この第2のアナログ信号(I+Islope)が、ピーク電流信号(Ipeak)に達している。タイミング(t)で第1の駆動パルス(DRVBSTn)がリセットされてLow状態となり、タイミング(t)で、第2の駆動パルス(DRVBCKn)が現れる。
第2の実施形態によれば、ピーク電流信号(Ipeak)と、参照電流信号(I)とスロープ補償信号(Islope)とギャップ信号(Igap)が加算された第1のアナログ信号(I +Islope +Igap)、及び、参照電流信号(I)とスロープ補償信号(Islope)の加算された第2のアナログ信号(I +Islope)とを比較するコンパレータを時分割で共用する構成となっている。これにより、コンパレータ間に生じる可能性のある、回路閾値の差に基づく検知誤動作を排除することが出来る。また、コンパレータの共用により、部品点数が削減される。更に、第1と第2のアナログ信号を出力するアナログ加算器も共用されており、部品点数が削減できる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
6 制御回路、7 出力キャパシタ、8 エラーアンプ、9 位相補償器、10 インダクタ電流アンプ、11 発振器、12 スロープ補償鋸波発生器、13 入出力電圧ギャップアンプ、14 第1のアナログ加算器、15 第1のコンパレータ、16 第2のアナログ加算器、17 第2のコンパレータ、18 制御論理回路、19 オフセット電圧源、20 スイッチ、21 切替スイッチ、100 第1の端子、101 出力端子、102 第2の端子、103 降圧用スイッチング回路、104 昇圧用スイッチング回路、111 インダクタンス素子、112 第1のPMOSトランジスタ、113 第1のNMOSトランジスタ、114 第2のPMOSトランジスタ、115 第2のNMOSトランジスタ、124 分圧回路、125乃至126 抵抗、181乃至182 RSラッチ回路、183乃至186 増幅器、190乃至191 遅延回路

Claims (5)

  1. 入力電圧が印加される第1の端子と、
    基準電圧が印加される第2の端子と、
    出力電圧を出力する出力端子と、
    前記第1、第2の端子間に接続される降圧用スイッチング回路と、
    前記出力端子と第2の端子間に接続される昇圧用スイッチング回路と、
    前記降圧用スイッチング回路と昇圧用スイッチング回路間に接続されるインダクタンス素子と、
    前記出力電圧に比例した電圧と所定の参照電圧とを比較し、その差分信号を出力する手段と、
    前記インダクタンス素子に流れる電流に比例した参照電流信号を出力する手段と、
    クロック信号を生成するクロック信号発生手段と、
    前記クロック信号に同期し、所定の傾きを持った鋸波信号を発生する手段と、
    前記入力電圧と出力電圧の差分に比例した電圧差信号を出力する手段と、
    前記参照電流信号に前記鋸波信号と前記電圧差信号を加算した第1の加算信号を出力する手段と、
    前記参照電流信号に前記鋸波信号を加算した第2の加算信号を出力する手段と、
    前記差分信号と前記第1の加算信号を比較し、前記第1の加算信号が前記差分信号より大きくなった時に第1のタイミング信号を出力する手段と、
    前記差分信号と前記第2の加算信号を比較し、前記第2の加算信号が前記差分信号より大きくなった時に第2のタイミング信号を出力する手段と、
    前記クロック信号と前記第1のタイミング信号によりパルス幅が定まる第1の駆動用パルス信号を生成して前記昇圧用スイッチング回路に供給し、前記クロック信号と前記第2のタイミング信号によりパルス幅が定まる第2の駆動用パルス信号を生成して前記降圧用スイッチング回路に供給する制御論理回路とを具備することを特徴とする昇降圧型電源回路。
  2. 前記降圧用スイッチング回路は、前記第1の端子にソースが接続され、そのドレインが前記インダクタンス素子の一端に接続される第1のMOSトランジスタと、前記第2の端子にソースが接続され、そのドレインが前記インダクタンス素子の一端に接続される第2のMOSトランジスタを具備し、
    前記昇圧用スイッチング回路は、前記出力端子にソースが接続され、ドレインが前記インダクタンス素子の他端に接続される第3のMOSトランジスタと、前記第2の端子にソースが接続され、ドレインが前記インダクタンス素子の他端に接続される第4のMOSトランジスタとを具備することを特徴とする請求項1に記載の昇降圧型電源回路。
  3. 昇降圧動作の時に、前記第1と第4のMOSトランジスタがONで、前記第2と第3のMOSトランジスタがOFFとなる第1状態と、前記第1と第3のMOSトランジスタがONで前記第2と第4のMOSトランジスタがOFFとなる第2状態と、前記第2と第3のMOSトランジスタがONで、前記第1と第4のMOSトランジスタがOFFとなる第3状態を有することを特徴とする請求項2に記載の昇降圧型電源回路。
  4. 前記第1の加算信号を出力する手段と前記第2の加算信号を出力する手段は、共通の加算手段であり、最初に第1の加算信号を出力し、所定のタイミングの後に第2の加算信号を出力することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の昇降圧型電源回路。
  5. 前記第1のタイミング信号を出力する手段と前記第2のタイミング信号を出力する手段は、共通のタイミング信号出力手段であり、前記差分信号と前記第1の加算信号の比較結果により第1のタイミング信号を出力し、前記差分信号と前記第2の加算信号の比較結果により第2のタイミング信号を出力することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の昇降圧型電源回路。
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