JP3787784B2 - Dc−dcコンバータ - Google Patents

Dc−dcコンバータ Download PDF

Info

Publication number
JP3787784B2
JP3787784B2 JP2003429254A JP2003429254A JP3787784B2 JP 3787784 B2 JP3787784 B2 JP 3787784B2 JP 2003429254 A JP2003429254 A JP 2003429254A JP 2003429254 A JP2003429254 A JP 2003429254A JP 3787784 B2 JP3787784 B2 JP 3787784B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
switching element
state
triangular wave
voltage level
wave signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003429254A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005192312A (ja
Inventor
勝也 池澤
Original Assignee
日本テキサス・インスツルメンツ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日本テキサス・インスツルメンツ株式会社 filed Critical 日本テキサス・インスツルメンツ株式会社
Priority to JP2003429254A priority Critical patent/JP3787784B2/ja
Priority to US11/015,624 priority patent/US7116085B2/en
Publication of JP2005192312A publication Critical patent/JP2005192312A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3787784B2 publication Critical patent/JP3787784B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02MAPPARATUS FOR CONVERSION BETWEEN AC AND AC, BETWEEN AC AND DC, OR BETWEEN DC AND DC, AND FOR USE WITH MAINS OR SIMILAR POWER SUPPLY SYSTEMS; CONVERSION OF DC OR AC INPUT POWER INTO SURGE OUTPUT POWER; CONTROL OR REGULATION THEREOF
    • H02M3/00Conversion of dc power input into dc power output
    • H02M3/02Conversion of dc power input into dc power output without intermediate conversion into ac
    • H02M3/04Conversion of dc power input into dc power output without intermediate conversion into ac by static converters
    • H02M3/10Conversion of dc power input into dc power output without intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode
    • H02M3/145Conversion of dc power input into dc power output without intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode using devices of a triode or transistor type requiring continuous application of a control signal
    • H02M3/155Conversion of dc power input into dc power output without intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode using devices of a triode or transistor type requiring continuous application of a control signal using semiconductor devices only
    • H02M3/156Conversion of dc power input into dc power output without intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode using devices of a triode or transistor type requiring continuous application of a control signal using semiconductor devices only with automatic control of output voltage or current, e.g. switching regulators
    • H02M3/158Conversion of dc power input into dc power output without intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode using devices of a triode or transistor type requiring continuous application of a control signal using semiconductor devices only with automatic control of output voltage or current, e.g. switching regulators including plural semiconductor devices as final control devices for a single load
    • H02M3/1582Buck-boost converters
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02MAPPARATUS FOR CONVERSION BETWEEN AC AND AC, BETWEEN AC AND DC, OR BETWEEN DC AND DC, AND FOR USE WITH MAINS OR SIMILAR POWER SUPPLY SYSTEMS; CONVERSION OF DC OR AC INPUT POWER INTO SURGE OUTPUT POWER; CONTROL OR REGULATION THEREOF
    • H02M1/00Details of apparatus for conversion
    • H02M1/14Arrangements for reducing ripples from dc input or output
    • H02M1/15Arrangements for reducing ripples from dc input or output using active elements

Description

本発明は、入力するDC(直流)電力を任意のDC(直流)電力に変換するためのDC−DCコンバータに関する。
DC−DCコンバータは、半導体のスイッチング素子を用いる小型・軽量・高効率の直流電源であり、電子機器等に広く利用されており、近年、小型・軽量・高効率の要求が高くなっている。DC−DCコンバータの基本原理は、スイッチング素子を高周波数でオン・オフさせて、オン時間とオフ時間の比率つまりデューティ比を可変制御して、直流の出力電圧を一定レベルに維持するものである。いわゆる非絶縁型またはチョッパ方式のDC−DCコンバータには、入力電圧より高い出力電圧が得られる昇圧型、入力電圧より低い出力電圧が得られる降圧型、入力電圧に依存せず一定の出力電圧が得られる昇降圧型の3種類がある。
一般に、昇降圧型のDC−DCコンバータは、電圧出力端子と直列または並列にインダクタンス素子たとえばチョークコイルを接続し、スイッチング素子のオン・オフ動作により、入力側からチョークコイルにエネルギーを蓄積するステート(以下、「ステートA」と称する。)とチョークコイルから出力側にエネルギーを放出するステート(以下、「ステートB」と称する。)とを交互に繰り返す。ここで、ステートAは、入力側からチョークコイルにエネルギーを蓄積すると同時に出力側にもエネルギーを供給するステートA1と、専らチョークコイルにエネルギーを蓄積するのみで出力側にはエネルギーを供給しないステートA2とに分けられる。ステートA1,A2,Bのそれぞれの期間の比率を可変制御することで、入力電圧の変動に依存せずに一定の出力電圧を出力できるようになっている。
もっとも、昇降圧型は、昇圧型や降圧型よりもスイッチングのロス(電力損失)が大きいため、入力電圧と出力電圧とが接近しているときに限定して使用されるのが好ましい。実際のアプリケーションでは、DC−DCコンバータより負荷に定格の電源電圧たとえば3Vで電力を供給する間に、DC−DCコンバータに入力されるバッテリの出力電圧が満充電時の値たとえば4Vから次第に低下する。この場合、バッテリの出力電圧が定格値(3V)に近い値たとえば3.3Vに下がるまでは降圧型(または降圧モード)を使用し、それ以降は昇降圧型(または昇降圧モード)に切り換えるようにしている。また、バッテリの出力電圧が定格値(3V)を割って所定値たとえば2.8Vに達した後は、昇降圧型(または昇降圧モード)から昇圧型(または昇圧モード)に切り換えることも行われている。
しかしながら、従来の昇降圧型DC−DCコンバータは、出力電圧のリップルおよびインダクタンス素子を流れる電流(コイル電流)の尖頭値(ピーク・ツー・ピーク値)に改善の余地がある。電子機器、特に携帯型の電子機器においては、消費電力の節減の面から低電源電圧下での動作が求められており、そのような電子機器の直流電源に用いられるDC−DCコンバータにはリップルの小さい安定した出力電圧(電源電圧)が求められている。また、コイル電流の尖頭値が大きいほど、定格電流の大きな(つまりサイズの大きな)インダクタンス素子を使用しなければならないという不利点や、スイッチングロスが増えるという不利点があるため、コイル電流の尖頭値を極力小さくする技術が求められている。
本発明は、上記のような従来技術の問題点を解決するものであり、インダクタンス素子を流れる電流の尖頭値を小さくし、出力電圧のリップルを抑制できるDC−DCコンバータを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の第1のDC−DCコンバータは、電圧入力端子とインダクタンス素子の一方の端子との間に接続された第1のスイッチング素子と、基準電位と前記インダクタンス素子の一方の端子との間に接続された第2のスイッチング素子と、電圧出力端子と前記インダクタンス素子の他方の端子との間に接続された第3のスイッチング素子と、基準電位と前記インダクタンス素子の他方の端子との間に接続された第4のスイッチング素子と、前記第1のスイッチング素子がオフ状態、前記第2のスイッチング素子がオン状態、前記第3のスイッチング素子がオン状態、かつ前記第4のスイッチング素子がオフ状態となる第1のステートと、前記第1のスイッチング素子がオン状態、前記第2のスイッチング素子がオフ状態、前記第3のスイッチング素子がオフ状態、かつ前記第4のスイッチング素子がオン状態となる第2のステートと、前記第1のスイッチング素子がオン状態、前記第2のスイッチング素子がオフ状態、前記第3のスイッチング素子がオン状態、かつ前記第4のスイッチング素子がオフ状態となる第3のステートと、前記第1のスイッチング素子がオフ状態、前記第2のスイッチング素子がオン状態、前記第3のスイッチング素子がオフ状態、かつ前記第4のスイッチング素子がオン状態となる第4のステートとを所定の順序で繰り返すように前記第1、第2、第3および第4のスイッチング素子をスイッチング制御する制御部とを有し、前記第3のステートの後に前記第1および第2のステートの一方を挟んで前記第4のステートが来て、前記第4のステートの後に前記第1および第2のステートの他方を挟んで前記第3のステートが来るように前記第1、第2、第3および第4のスイッチング素子を駆動する。
上記の構成において、第1のステートでは、インダクタンス素子の一方の端子がオン状態の第2のスイッチング素子を介して接地電位に接続されるとともに、インダクタンス素子の他方の端子がオン状態の第3のスイッチング素子を介して電圧出力端子に接続され、インダクタンス素子よりエネルギーが電圧出力端子側に放出され、インダクタンス素子を流れる電流(コイル電流)は時間の経過とともに急峻な一定の勾配または減少率で減少する。第2のステートでは、インダクタンス素子の一方の端子がオン状態の第1のスイッチング素子を介して電圧入力端子に接続されるとともに、インダクタンス素子の他方の端子がオン状態の第4のスイッチング素子を介して接地電位に接続され、電圧入力端子側からのエネルギーがインダクタンス素子に蓄積され、コイル電流は時間の経過とともに急峻な一定の勾配または増加率で増大する。第3のステートでは、インダクタンス素子の一方の端子がオン状態の第1のスイッチング素子を介して電圧入力端子に接続されるとともに、インダクタンス素子の他方の端子がオン状態の第3のスイッチング素子を介して電圧出力端子に接続され、電圧入力端子側からのエネルギーがインダクタンス素子に蓄積されると同時にインダクタンス素子よりエネルギーが電圧出力端子側に放出され、コイル電流は入力電圧と出力電圧とが近接しているときは切換直後の電流値をほぼ一定に維持し、入力電圧と出力電圧とが相当違っているときはその大小関係に応じた勾配で増大または減少する。第4のステートでは、インダクタンス素子の一方の端子がオン状態の第2のスイッチング素子を介して接地電位に接続されるとともに、インダクタンス素子の他方の端子がオン状態の第4のスイッチング素子を介して接地電位に接続され、コイル電流は入力電圧と出力電圧との大小関係とは無関係なく無条件で切換直後の電流値をほぼ一定に維持する。上記のような第1、第2、第3および第4のステートを、第3のステートの後に第1および第2のステートの一方を挟んで第4のステートが来て、第4のステートの後に第1および第2のステートの他方を挟んで第3のステートが来る順序で繰り返すことにより、コイル電流が急峻に減少する第1のステートと急峻に増大する第2のステートとが互いに前後または連続することがなく、特にコイル電流を無条件で必ず一定に保つ第4のステートが第1および第2のステートの間に一回置きに現れるため、コイル電流の変曲点またはピークレベルを効果的に鈍化ないし抑制し、尖頭値を効果的に小さくすることができる。
本発明においては、第3および第4のステートの期間を第1および第2のステートの期間に比して長くするほど、コイル電流の変動幅または尖頭値を小さくすることができる。
本発明において好ましくは、制御部が、電圧入力端子に入力される入力電圧に応じて第1のスイッチング素子と前記第2のスイッチング素子とをパルス幅制御で相補的にオン・オフさせ、電圧出力端子より出力される出力電圧に応じて第3のスイッチング素子と第4のスイッチング素子とをパルス幅制御で相補的にオン・オフさせる。かかる2系統のパルス幅制御により、入力電圧および出力電圧に応じて第1、第2、第3および第4のステートのデューティ比を最適に可変制御することができる。
本発明の第2のDC−DCコンバータは、電圧入力端子とインダクタンス素子の一方の端子との間に接続された第1のスイッチング素子と、基準電位と前記インダクタンス素子の一方の端子との間に接続された第2のスイッチング素子と、電圧出力端子と前記インダクタンス素子の他方の端子との間に接続された第3のスイッチング素子と、基準電位と前記インダクタンス素子の他方の端子との間に接続された第4のスイッチング素子と、前記電圧入力端子に入力される入力電圧と第1の基準電圧とに応じたフィードフォワード信号の電圧レベルと所定の周波数を有する第1の三角波信号の電圧レベルとを比較し、比較結果に応じて前記第1および第2のスイッチング素子を相補的にオン・オフさせる第1の制御回路と、前記電圧出力端子より出力される出力電圧と第2の基準電圧とに応じたフィードバックエラー信号の電圧レベルと前記所定の周波数を有する第2の三角波信号の電圧レベルとを比較し、比較結果に応じて前記第3および第4のスイッチング素子を相補的にオン・オフさせる第2の制御回路とを有し、前記第1または第2の三角波信号の各一周期内に、前記第1のスイッチング素子がオフ状態、前記第2のスイッチング素子がオン状態、第3のスイッチング素子がオン状態、かつ第4のスイッチング素子がオフ状態となる第1のステートと、前記第1のスイッチング素子がオン状態、前記第2のスイッチング素子がオフ状態、前記第3のスイッチング素子がオフ状態、かつ前記第4のスイッチング素子がオン状態となる第2のステートと、前記第1のスイッチング素子がオン状態、前記第2のスイッチング素子がオフ状態、前記第3のスイッチング素子がオン状態、かつ前記第4のスイッチング素子がオフ状態となる第3のステートと、前記第1のスイッチング素子がオフ状態、前記第2のスイッチング素子がオン状態、前記第3のスイッチング素子がオフ状態、かつ前記第4のスイッチング素子がオン状態となる第4のステートの全部が所定の順序で現れるように、前記第1の三角波信号と前記第2の三角波信号との間の極性または位相関係を設定し、第3のステートの後に第1および第2のステートの一方を挟んで第4のステートが来て、第4のステートの後に第1および第2のステートの他方を挟んで第3のステートが来るように第1、第2、第3および第4のスイッチング素子を駆動する。
上記の構成においては、第1、第2、第3および第4のステートを所定の順番で繰り返すために、第1の制御回路がフィードフォワード信号の電圧レベルと所定の周波数を有する第1の三角波信号の電圧レベルとを比較し、比較結果に応じて第1および第2のスイッチング素子を相補的にオン・オフさせると同時に、第2の制御回路がフィードバックエラー信号の電圧レベルと上記所定の周波数を有する第2の三角波信号の電圧レベルとを比較し、比較結果に応じて第3および第4のスイッチング素子を相補的にオン・オフさせる。ここで、フィードフォワード信号は入力電圧と第1の基準電圧とから生成され、フィードバックエラー信号は出力電圧と第2の基準電圧とから生成される。この第2のDC−DCコンバータにおいても、第3のステートの後に第1および第2のステートの一方を挟んで第4のステートが来て、第4のステートの後に第1および第2のステートの他方を挟んで第3のステートが来る順序で、これら4つのステートを繰り返すことにより、コイル電流の変動幅または尖頭値を小さくすることができる。
また、コイル電流の変動幅または尖頭値を小さくするために、さらに好ましくは、第3および第4のステートの期間を第1および第2のステートの期間に比して長くするのがよい。このためには、時間軸上で第1の三角波信号のピークポイントと第2の三角波信号のピークポイントとを一致ないし近接させるのが好ましく、第1および第2の三角波信号が各ピークポイントを通過する時点で第3または第4のステートが現れるようにするのが好ましい。
本発明の好ましい一態様によれば、時間軸上で第1の三角波信号の極大ピークポイントおよび極小ピークポイントが第2の三角波信号の極小ピークポイントおよび極大ピークポイントとそれぞれ一致ないし近接し、フィードフォワード信号の電圧レベルが第1の三角波信号の電圧レベルよりも高い時は、第1のスイッチング素子がオフ状態で、第2のスイッチング素子がオン状態となり、フィードフォワード信号の電圧レベルが第1の三角波信号の電圧レベルよりも低い時は、第1のスイッチング素子がオン状態で、第2のスイッチング素子がオフ状態となり、フィードバックエラー信号の電圧レベルが第2の三角波信号の電圧レベルよりも高い時は、第3のスイッチング素子がオン状態で、第4のスイッチング素子がオフ状態となり、フィードバックエラー信号の電圧レベルが第2の三角波信号の電圧レベルよりも低い時は、第3のスイッチング素子がオフ状態で、第4のスイッチング素子がオン状態となるようなスイッチング制御が行われ、それによって第1、第2、第3および第4のステートが好適な順序で繰り返される。
本発明の好ましい別の一態様によれば、時間軸上で第1の三角波信号の極大ピークポイントおよび極小ピークポイントが第2の三角波信号の極小ピークポイントおよび極大ピークポイントとそれぞれ一致ないし近接し、フィードフォワード信号の電圧レベルが第1の三角波信号の電圧レベルよりも高い時は、第1のスイッチング素子がオン状態で、第2のスイッチング素子がオフ状態となり、フィードフォワード信号の電圧レベルが第1の三角波信号の電圧レベルよりも低い時は、第1のスイッチング素子がオフ状態で、第2のスイッチング素子がオン状態となり、フィードバックエラー信号の電圧レベルが第2の三角波信号の電圧レベルよりも高い時は、第3のスイッチング素子がオフ状態で、第4のスイッチング素子がオン状態となり、フィードバックエラー信号の電圧レベルが第2の三角波信号の電圧レベルよりも低い時は、第3のスイッチング素子がオン状態で、第4のスイッチング素子がオフ状態となるようなスイッチング制御が行われ、それによって第1、第2、第3および第4のステートが好適な順序で繰り返される。
本発明の好ましい別の一態様によれば、時間軸上で第1の三角波信号の極大ピークポイントおよび極小ピークポイントが第2の三角波信号の極大ピークポイントおよび極小ピークポイントとそれぞれ一致ないし近接し、フィードフォワード信号の電圧レベルが第1の三角波信号の電圧レベルよりも高い時は、第1のスイッチング素子がオフ状態で、第2のスイッチング素子がオン状態となり、フィードフォワード信号の電圧レベルが第1の三角波信号の電圧レベルよりも低い時は、第1のスイッチング素子がオン状態で、第2のスイッチング素子がオフ状態となり、フィードバックエラー信号の電圧レベルが第2の三角波信号の電圧レベルよりも高い時は、第3のスイッチング素子がオフ状態で、第4のスイッチング素子がオン状態となり、フィードバックエラー信号の電圧レベルが第2の三角波信号の電圧レベルよりも低い時は、第3のスイッチング素子がオン状態で、第4のスイッチング素子がオフ状態となるようなスイッチング制御が行われ、それによって第1、第2、第3および第4のステートが好適な順序で繰り返される。
本発明の好ましい別の一態様によれば、時間軸上で第1の三角波信号の極大ピークポイントおよび極小ピークポイントが第2の三角波信号の極大ピークポイントおよび極小ピークポイントとそれぞれ一致ないし近接し、フィードフォワード信号の電圧レベルが第1の三角波信号の電圧レベルよりも高い時は、第1のスイッチング素子がオン状態で、第2のスイッチング素子がオフ状態となり、フィードフォワード信号の電圧レベルが第1の三角波信号の電圧レベルよりも低い時は、第1のスイッチング素子がオフ状態で、第2のスイッチング素子がオン状態となり、フィードバックエラー信号の電圧レベルが第2の三角波信号の電圧レベルよりも高い時は、第3のスイッチング素子がオン状態で、第4のスイッチング素子がオフ状態となり、フィードバックエラー信号の電圧レベルが第2の三角波信号の電圧レベルよりも低い時は、第3のスイッチング素子がオフ状態で、第4のスイッチング素子がオン状態となるようなスイッチング制御が行われ、それによって第1、第2、第3および第4のステートが好適な順序で繰り返される。
本発明のDC−DCコンバータによれば、上記のような構成および作用により、インダクタンス素子を流れる電流の尖頭値を小さくし、出力電圧のリップルを抑制することができる。
以下、添付図を参照して本発明の好適な実施形態を説明する。
図1に、本発明におけるDC−DCコンバータの基本構成を示す。このDC−DCコンバータは、いわゆるHブリッジ型スイッチングレギュレータの構成を有しており、たとえばチョークコイルからなる1個のインダクタンス素子Lと、たとえばMOSFETからなる4個のスイッチング素子M1,M2,M3,M4と、これらのスイッチング素子M1,M2,M3,M4のオン・オフを制御する制御部10とを含んでいる。
スイッチング素子M1は、たとえばバッテリ12から直流の入力電圧Vinを入力する電圧入力端子INとチョークコイルLの一方の端子Txとの間に接続されている。スイッチング素子M2は、チョークコイルLの端子Txと接地電位との間に接続されている。スイッチング素子M3は、チョークコイルLの他方の端子Tyと電圧出力端子OUTとの間に接続されている。スイッチング素子M4は、チョークコイルLの端子Tyと接地電位との間に接続されている。電圧出力端子OUTと接地電位との間に接続されているコンデンサCoは平滑用のキャパシタである。
制御部10は、スイッチング素子M1の制御端子に二値論理の制御信号S1を与えるとともに、S1を反転回路14で論理反転して得られる制御信号S2をスイッチング素子M2の制御端子に与える。S1=Hレベル、S2=Lレベルのときは、スイッチング素子M1がオン状態で、スイッチング素子M2がオフ状態になる。S1=Lレベル、S2=Hレベルのときは、スイッチング素子M1がオフ状態で、スイッチング素子M2がオン状態になる。
また、制御部10は、スイッチング素子M3の制御端子に二値論理の制御信号S3を与えるとともに、S3を反転回路16で論理反転して得られる制御信号S4をスイッチング素子M4の制御端子に与える。S3=Hレベル、S4=Lレベルのときは、スイッチング素子M3がオン状態で、スイッチング素子M4がオフ状態になる。S3=Lレベル、S4=Hレベルのときは、スイッチング素子M3がオフ状態で、スイッチング素子M4がオン状態になる。
このDC−DCコンバータでは、図2および図3に示すように、スイッチング素子M1,M2,M3,M4のオン・オフ状態の組み合わせに応じてチョークコイルL回りで4通りの通電状態またはステート[1],[2],[3],[4]が得られる。
より詳細には、(M1,M2)=(オフ、オン)で、(M3,M4)=(オン、オフ)のときは、図3の(A)に示すようなステート[1]となり、チョークコイルLの端子Tx,Tyはそれぞれ接地電位側、電圧出力端子OUT側に切り換えられる。ステート[1]では、チョークコイルLよりエネルギーが電圧出力端子OUT側に放出され、チョークコイルLを流れる電流またはコイル電流ILは時間の経過とともに急峻な一定の勾配または減少率で減少する。
(M1,M2)=(オン、オフ)で、(M3,M4)=(オフ、オン)のときは、図3の(B)に示すようなステート[2]となり、チョークコイルLの端子Tx,Tyはそれぞれ電圧入力端子IN側、接地電位側に切り換えられる。ステート[2]では、電圧入力端子IN側よりエネルギーがチョークコイルLに蓄積され、コイル電流ILは時間の経過とともに急峻な一定の勾配または増加率で増大する。
(M1,M2)=(オン、オフ)で、(M3,M4)=(オン、オフ)のときは、図3の(C)に示すようなステート[3]となり、チョークコイルLの端子Tx,Tyはそれぞれ電圧入力端子IN側、電圧出力端子OUT側に切り換えられる。ステート[3]において、入力電圧Vinが出力電圧Voutよりも相当高いときは、電圧入力端子IN側からのエネルギーがチョークコイルLに蓄積されると同時に電圧出力端子OUT側にも供給され、コイル電流ILは時間の経過とともに一定の勾配で増大する。反対に、入力電圧Vinが出力電圧Voutよりも相当低いときは、チョークコイルLよりエネルギーが電圧出力端子OUT側に放出され、コイル電流ILは時間の経過とともに一定の勾配で減少する。もっとも、通常、コイル電流ILがステート[3]で減少または増加する勾配はステート[1],[2]で減少または増加する勾配よりも小さい。また、ステート[3]において、入力電圧Vinが出力電圧Voutと接近しているときは、コイル電流ILはほぼ一定の電流値(切換直後の電流値)を保つ。
(M1,M2)=(オフ、オン)で、(M3,M4)=(オフ、オン)のときは、図3の(D)に示すようなステート[4]となり、チョークコイルLの端子Tx,Tyのいずれも接地電位側に切り換えられる。ステート[4]では、入力電圧Vinや出力電圧Voutに依存することなく、コイル電流ILが切換直後の電流値を実質的に保ったままグランドを通って還流し続ける。
制御部10は、上記4つのステート[1],[2],[3],[4]を所定の順序で繰り返すように、スイッチング素子M1,M2,M3,M4のオン・オフを制御する。
ここで、コイル電流ILの尖頭値を小さくするための第1の条件として、図4に示すように、ステート[1]とステート[2]との間にステート[3],[4]を交互に割り込ませる順序、すなわち‥‥[1]→[4]→[2]→[3]→[1]‥‥の順序Q0、あるいは‥‥[1]→[3]→[2]→[4]→[1]‥‥の順序Q1が好ましい。上記のように、コイル電流ILは、ステート[1]の期間中は急峻な勾配で減少し、ステート[2]の期間中は急峻な勾配で増大し、ステート[3],[4]の期間中は比較的緩やかな変化率で減少または増大するか、あるいは切換直後の電流値を一定に保つ。上記順序Q0、Q1のいずれにおいても、コイル電流が急峻に減少するステート[1]と急峻に増大するステート[2]とが互いに前後または連続することがなく、特にコイル電流ILを無条件で必ず一定に保つステート[4]が両ステート[1],[2]の間に一回置きに挿入されるため、コイル電流ILの変曲点またはピークレベルを効果的に鈍化ないし抑制し、尖頭値を小さくすることができる。また、コイル電流ILの尖頭値を小さくすることで、出力電圧Voutのリップルも小さくすることができる。
コイル電流ILの尖頭値を小さくするための第2の条件として、図5に示すように、ステート[3],[4]の期間T3,T4をステート[1],[2]の期間T1,T2に比してできるだけ大きくするのが好ましい。つまり、4つのステート[1],[2],[3],[4]を上記の順序Q0またはQ1で一巡させるサイクルの中で、コイル電流ILが急峻に変化するステート[1]、[2]の期間T1,T2が相対的に短いほど、コイル電流ILの変化が実質的に無いか、有っても比較的小さいステート[3],[4]の期間T3,T4が相対的に長いほど、コイル電流ILの変動幅つまり尖頭値が小さくなり、ひいては出力電圧Voutのリップルも小さくなる。
図1において、出力電圧Voutの電圧レベルを設定値に維持するために、制御部10は、入力電圧Vinおよび出力電圧Voutに応じてスイッチング素子M1,M2,M3,M4のオン・オフを制御するのが好ましい。通常は、入力電圧Vinの電圧レベルに応じてスイッチング素子M1,M2をフィードフォワード制御でオン・オフさせ、出力電圧Voutの電圧レベルに応じてスイッチング素子M3,M4をフィードバック制御でオン・オフさせてよい。後述する実施例では、本発明においてフィードフォワード制御とフィードバック制御を組み合わせて昇降圧動作を行うための好適な具体例を開示する。
図6に、第1の実施例による昇降圧型DC−DCコンバータの回路構成を示す。
このDC−DCコンバータにおいて、制御部10は、スイッチング素子M1,M2側にフィードフォワード制御回路18を設け、スイッチング素子M3,M4側にフィードバック制御回路20を設けている。
フィードフォワード制御回路18は、入力電圧監視回路30と、PWM(Pulse Width Modulation)コンパレータ32と、三角波発生回路34とで構成されている。ここで、入力電圧監視回路30は、抵抗分圧回路22、演算増幅器24、帰還抵抗26および基準電圧発生回路28を有している。入力電圧監視回路30では、入力電圧Vinに抵抗分圧回路22の分圧比および帰還抵抗26の抵抗値で決まる係数Kaを乗じてその乗算結果に基準電圧発生回路28からの基準電圧Vrefに応じた定数Dを加算したもの(Kain+D)に相当する直流電圧つまりフィードフォワード信号Vaが得られる。このフィードフォワード信号Vaはコンパレータ32の一方の入力端子(-)に入力される。一方、三角波発生回路34より所定周波数たとえば1MHzの三角波信号Waがコンパレータ32の他方の入力端子(+)に入力される。
コンパレータ32は、フィードフォワード信号Vaの電圧レベルと三角波信号Waの電圧レベルとを比較し、Va>WaのときはLレベルの出力電圧つまり制御信号S1を出力し、Va<WaのときはHレベルの制御信号S1を出力する。図1の基本回路と同様に、制御信号S1がスイッチング素子M1の制御端子に与えられ、S1を反転回路14で論理反転して得られる制御信号S2がスイッチング素子M2の制御端子に与えられる。
フィードバック制御回路20は、誤差信号検出回路44と、PWMコンパレータ46と、反転三角波生成回路48とで構成されている。ここで、誤差信号検出回路44は、抵抗分圧回路36、電流出力型増幅器38、出力回路40および基準電圧発生回路42を有している。電流出力型増幅器38は、入力電圧に応じて出力電流の値が制御される、いわゆるgmアンプであり、出力電圧Voutを抵抗分圧回路36で所定の分圧比Kbで分圧して得られる直流電圧Kboutを一方の入力端子に入力するとともに、基準電圧発生回路42からの基準電圧Vrefを他方の入力端子に入力し、両入力電圧の差分(Kbout−Vref)を表す誤差信号またはフィードバックエラー信号Vbを出力する。出力回路40は、電流出力型増幅器38の出力端子と接地電位との間で直列接続された抵抗RcとコンデンサCcとで構成され、ゲインの調整や誤差信号Vbの安定化に作用する。
電流出力型増幅器38の出力端子に得られるフィードバックエラー信号bは、コンパレータ46の一方の入力端子(+)に入力される。一方、反転三角波生成回路48は、三角波発生回路34からの三角波信号Waの極性を反転させた反転三角波信号Wbを生成する。ここで、三角波信号の極性反転とは、極大ピークポイントが極小ピークポイントに反転し、極小ピークポイントが極大ピークポイントに反転するように、当該三角波信号の中心レベルを基準として各ポイントの電圧レベルが上下に反転することを意味する。三角波信号Waの波形形状が二等辺三角形の場合は、位相を180゜シフトすることによっても、極性反転した三角波信号Wbが得られる。反転三角波生成回路48より出力される反転三角波信号Wbはコンパレータ46の他方の入力端子(-)に入力される。
コンパレータ46は、フィードバックエラー信号Vbの電圧レベルと反転三角波信号Wbの電圧レベルとを比較し、Vb>WbのときはHレベルの出力電圧つまり制御信号S3を出力し、Vb<WbのときはLレベルの制御信号S3を出力する。図1の基本回路と同様に、制御信号S3がスイッチング素子M3の制御端子に与えられ、S3を反転回路16で論理反転して得られる制御信号S4がスイッチング素子M4の制御端子に与えられる。
図7に、このDC−DCコンバータの作用(一例)を各部の波形で示す。図示の例は、入力電圧Vinが出力電圧Voutとほぼ等しい値に接近している場合(Vin≒Vout)である。この場合は、コイル電流ILの平均値が負荷電流Ioに等しくなるようにフィードバック制御回路20がスイッチング素子M3,M4をスイッチング制御する。
制御信号S1がLレベルで、制御信号S3がHレベルの期間中は、ステート[1]の通電状態となり、チョークコイルLが入力側から遮断されると同時に出力側に接続され、図7の(E)に示すようにコイル電流ILは急峻な勾配で減少する。
間もなくして、フィードフォワード制御回路18側のPWMコンパレータ32において入力信号Va,Waの大小関係がそれまでのVa>WaからVa<Waに逆転して制御信号S1がLレベルからHレベルに変わる(図7の(A),(C))。つまり、S1,S3のいずれもHレベルになり、ステート[1]からステート[3]に切り換わる。この例のように入力電圧Vinが出力電圧Vout接近しているときは、図7の(E)に示すようにステート[3]においてコイル電流ILはステート切換([1]→[3])直後の電流値(極小ピーク値)をほぼ一定に維持する。こうして、ステート[3]の期間中は、チョークコイルLで極小またはボトムのピーク電流が維持され、図7の(B)に示すように出力電圧Voutが漸次的に低下する。
そして、フィードバック制御回路20側のPWMコンパレータ46において入力信号Vb,Wbの大小関係がそれまでのVb>WbからVb<Wbに逆転して制御信号S3がHレベルからLレベルに変わると(図7の(B),(D))、ステート[3]からステート[2]に切り換わる。ステート[2]では、チョークコイルLが出力側から遮断された状態で入力側からエネルギーを受け取り、図7の(E)に示すようにコイル電流ILは急峻な勾配で増大する。
間もなくして、フィードフォワード制御回路18側のPWMコンパレータ32において入力信号Va,Waの大小関係がそれまでのVa<WaからVa>Waに逆転して制御信号S1がHレベルからLレベルに変わる(図7の(A),(C))。これによって、S1,S3のいずれもLレベルになり、ステート[2]からステート[4]に切り換わる。ステート[4]では、チョークコイルLとグランドからなる閉ループ内でコイル電流ILがステート切換([2]→[4])直後の電流値(極大ピーク値)を保ったまま還流し続け、出力側では図7の(E)に示すように出力電圧Voutが漸次的に上昇する。
そして、フィードバック制御回路20側のPWMコンパレータ46において入力信号Vb,Wbの大小関係がそれまでのVb<WbからVb>Wbに逆転して制御信号S3がLレベルからHレベルに変わると(図7の(B),(D))、ステート[4]からステート[1]に戻る。以後も、[1]→[3]→[2]→[4]→[1]‥‥の順序Q1で上記と同様の動作が繰り返される。
図7に示すように、三角波信号Wa,Wbの一周期の間に4つのステート[1],[2],[3],[4]が一定順序Q1で一巡することがわかる。また、この一巡サイクルの中でステート[1],[2]の期間T1,T2がステート[3],[4]の期間T3,T4に比して短いほど、コイル電流ILの変動幅または尖頭値が小さくなることがわかる。
この実施例では、フィードフォワード制御回路18側のPWMコンパレータ32に与えられる三角波信号Waの極大ピークポイントおよび極小ピークポイントとフィードバック制御回路20側のPWMコンパレータ46に与えられる三角波信号Wbの極小ピークポイントおよび極大ピークポイントとが時間軸上でそれぞれ一致しているのが最も好ましい。この条件が成立していると、図7から容易に理解されるように、上記一巡サイクルの中で、ステート[3]とステート[4]とを足し合わせた期間を最大化し、ステート[1]とステート[2]とを足し合わせた期間を最小化することができる。
図8および図9に、この実施例(図8)における出力電圧リップルの改善度およびコイル電流尖頭値の改善度を比較例(図9)と対比してシミュレーションで示す。ここで、比較例は、図6のDC−DCコンバータにおいて反転三角波生成回路48を省き、フィードフォワード制御回路18側のPWMコンパレータ32に与える三角波信号Waを極性反転することなくそのままフィードバック制御回路20側のPWMコンパレータ46の反転入力端子(-)に供給する構成で得られた各部の波形を示す。図中の電圧VTx(図8および図9の(C))、VTy(図8および図9の(D))はチョークコイルLの端子Tx,Tyにおける電圧である。
比較例(図9)に比してこの実施例(図8)では、コイル電流ILの尖塔値が10分の1以下に小さくなり、出力電圧Voutのリップルも同程度に抑制されている。図示の例のように負荷電流Ioが零(アンペア)のときは、負荷が動作していない待機モード中のときであるが、DC−DCコンバータ内ではスイッチング動作が継続して行われているためスイッチング素子で電力が消費され、このスイッチングロスはコイル電流ILの尖頭値の二乗に反比例する。したがって、コイル電流ILの尖頭値を大幅に小さくすることで、定格電流の小さい小型のチョークコイルLを使用可能にするだけでなく、スイッチングロスも大幅に低減することができる。
なお、Vin≒Voutの条件下において、この実施例では、図8の(C),(D)に示すように、チョークコイルLの両端子Tx,Tyの電圧がほぼ同相である。これに対して、比較例では、図9の(C),(D)に示すように、チョークコイルLの両端子Tx,Tyの電圧が位相差(約180゜)を大きくしている。
上記のように、この実施例において、フィードフォワード制御回路18側の三角波信号Waとフィードバック制御回路20側の三角波信号Wbとの間の最も好ましい位相関係は、三角波信号Wbの極小ピークポイントおよび極大ピークポイントと三角波信号Wbの極大ピークポイントおよび極小ピークポイントとが時間軸上でそれぞれ一致している関係である。両三角波信号Wa,Wbの位相関係がそのような最適条件からずれると、図10に示すように、ずれ量(位相差)に比例してコイル電流ILの変動幅または尖頭値が大きくなる。したがって、両三角波信号Wa,Wbの位相関係を最適条件(図7)に可及的に近づけるのが好ましい。
図11に、第2の実施例による昇降圧型DC−DCコンバータの回路構成を示す。この第2の実施例は、上記した第1の実施例のDC−DCコンバータ(図6)において、反転三角波生成回路48を省き、フィードフォワード制御回路18側のPWMコンパレータ32に与えるのと同じ三角波信号Waをフィードバック制御回路20側のPWMコンパレータ46に与える。ただし、PWMコンパレータ46は、三角波信号Waを一方の入力端子(+)に入力し、誤差信号検出回路44からのフィードバックエラー信号Vbを他方の入力端子(-)に入力する。したがって、コンパレータ46は、フィードバックエラー信号Vbの電圧レベルと三角波信号Waの電圧レベルとを比較し、Vb>WbのときにLレベルの出力電圧つまり制御信号S3を出力し、Vb<WbのときにHレベルの制御信号S3を出力する。他の部分は全て第1の実施例と同じである。
図12に、この第2の実施例におけるDC−DCコンバータの作用(一例)を各部の波形で示す。図示の例も、入力電圧Vinが出力電圧Voutとほぼ等しい値に近接している場合(Vin≒Vout)である。この実施例でも、三角波信号Wa,Wbの一周期の間に4つのステート[1],[2],[3],[4]が一定の順序Q1つまり‥‥[1]→[3]→[2]→[4]→[1]‥‥で一巡し、この一巡サイクルの中でステート[1],[2]の期間T1,T2がステート[3],[4]の期間T3,T4に比して大幅に短く、コイル電流ILの変動幅または尖頭値が非常に小さいことがわかる。
この実施例では、フィードフォワード制御回路18側のPWMコンパレータ32に与えられる三角波信号(Wa)の極大ピークポイントおよび極小ピークポイントとフィードバック制御回路20側のPWMコンパレータ46に与えられる三角波信号(Wa)の極大ピークポイントおよび極小ピークポイントとが時間軸上でそれぞれ一致しているのが最も好ましい。しかし、フィードフォワード制御回路18側の三角波信号(Wa)とフィードバック制御回路20側の三角波信号(Wa)との間に多少の位相差があっても、実際のアプリケーションでは許容できる場合もある。
図13に、入力電圧Vinが出力電圧Voutと比較的大きく違っている場合のコイル電流ILの波形を示す。図示のように、上記の例(Vin≒Vout)と異なるのはステート[3]における波形だけである。ステート[3]では、チョークコイルLが入力側と出力側との間で直列に接続される。したがって、入力電圧Vinが出力電圧Voutより相当高いとき(Vin≫Vout)は、図13の(A)に示すように、コイル電流ILが両電圧Vin,Voutの差に応じた勾配または増大率で時間の経過とともに増大する。逆に、入力電圧Vinが出力電圧Voutより相当低いとき(Vin≪Vout)は、図13の(B),(C)に示すように、コイル電流ILが両電圧Vin,Voutの差に応じた勾配または減少率で時間の経過とともに減少する。
以上、本発明の好適な実施例について説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、その技術思想の範囲内で種々の変形・変更が可能である。たとえば、本発明のDC−DCコンバータを構成する各部品または要素技術を実質的に同じ機能を有する他の部品または要素技術で置き換えることができる。たとえば、スイッチング素子M1,M2,M3,M4として、MOSFETまたはNチャンネルMOSトランジスタに替えてPチャンネルMOSトランジスタ、バイポーラトランジスタ、ダイオード等を使用してもよい。たとえば、スイッチング素子M1,M3にPチャンネルMOSトランジスタを使用し、スイッチング素子M2,M4にNチャンネルMOSトランジスタを使用する場合は、反転回路14,16を省ける。インダクタンス素子Lとして、チョークコイル以外のインダクタも使用可能である。
フィードフォーワード制御回路18(特に入力電圧監視回路30)やフィードバック回路20(特に誤差信号検出回路44)等も種々の変形が可能であり、上記実施例以外の構成ないし方式で代用または置換することができる。たとえば、上記した第1の実施例のDC−DCコンバータ(図6)において、フィードフォワード制御回路18側のPWMコンパレータ32に入力される信号Va,Waの極性を反転させる、つまり反転入力端子(-)にWaを入力して非反転入力端子(+)にVaを入力し、他方で、フィードバック制御回路20側のPWMコンパレータ46に入力される信号Vb,Wbの極性を反転させる、つまり反転入力端子(-)にVbを入力して非反転入力端子(+)にWbを入力する構成も可能である。上記した第2の実施例のDC−DCコンバータ(図11)においても、両PWMコンパレータ32,46の双方で入力信号の極性を反転させる構成が可能である。本発明のDC−DCコンバータで使用する三角波は任意の波形を有するものでよく、たとえばのこぎり波等も可能である。また、フィードフォワード制御回路18側の三角波信号の振幅とフィードバック制御回路20側の三角波信号の振幅とが異なっていてもよい。また、上記三角波信号については、同期的な信号であれば必ずしも厳密な三角波である必要はなく、たとえば、サイン信号であってもよい。
本発明によるDC−DCコンバータの基本構成を示すブロック図である。 本発明におけるスイッチング素子のオン・オフ状態と4つのステートとの関係を示す図である。 本発明における4つのステートの通電状態を示す図である。 本発明における4つのステート間の遷移順序を示す図である。 本発明における4つのステート間の時間的な好ましい大小関係を示す図である。 第1の実施例によるDC−DCコンバータの構成を示す回路図である。 実施例におけるDC−DCコンバータの作用(一例)を説明するための各部の波形を示す図である。 実施例のDC−DCコンバータにおける各部の波形をシミュレーションで求めた図である。 比較例のDC−DCコンバータにおける各部の波形をシミュレーションで求めた図である。 実施例におけるDC−DCコンバータの作用(別の例)を説明するための各部の波形を示す図である。 第2の実施例によるDC−DCコンバータの構成を示す回路図である。 第2の実施例におけるDC−DCコンバータの作用(一例)を説明するための各部の波形を示す図である。 実施例におけるDC−DCコンバータの作用(一例)を説明するためのコイル電流の波形を示す図である。
符号の説明
1 第1のスイッチング素子
2 第2のスイッチング素子
3 第3のスイッチング素子
4 第4のスイッチング素子
L チョークコイル(インダクタンス素子)
10 制御部
14,16 反転回路
18 フィードフォワード制御回路
20 フィードバック制御回路
30 入力電圧監視回路
32 PWMコンパレータ
34 三角波発生回路
44 誤差信号検出回路
46 PWMコンパレータ
48 反転三角波生成回路

Claims (12)

  1. 電圧入力端子とインダクタンス素子の一方の端子との間に接続された第1のスイッチング素子と、
    基準電位と前記インダクタンス素子の一方の端子との間に接続された第2のスイッチング素子と、
    電圧出力端子と前記インダクタンス素子の他方の端子との間に接続された第3のスイッチング素子と、
    基準電位と前記インダクタンス素子の他方の端子との間に接続された第4のスイッチング素子と、
    前記第1のスイッチング素子がオフ状態、前記第2のスイッチング素子がオン状態、前記第3のスイッチング素子がオン状態、かつ前記第4のスイッチング素子がオフ状態となる第1のステートと、前記第1のスイッチング素子がオン状態、前記第2のスイッチング素子がオフ状態、前記第3のスイッチング素子がオフ状態、かつ前記第4のスイッチング素子がオン状態となる第2のステートと、前記第1のスイッチング素子がオン状態、前記第2のスイッチング素子がオフ状態、前記第3のスイッチング素子がオン状態、かつ前記第4のスイッチング素子がオフ状態となる第3のステートと、前記第1のスイッチング素子がオフ状態、前記第2のスイッチング素子がオン状態、前記第3のスイッチング素子がオフ状態、かつ前記第4のスイッチング素子がオン状態となる第4のステートとを所定の順序で繰り返すように前記第1、第2、第3および第4のスイッチング素子をスイッチング制御する制御部と
    を有し、前記第3のステートの後に前記第1および第2のステートの一方を挟んで前記第4のステートが来て、前記第4のステートの後に前記第1および第2のステートの他方を挟んで前記第3のステートが来るように前記第1、第2、第3および第4のスイッチング素子を駆動するDC−DCコンバータ。
  2. 前記第3および第4のステートの期間が前記第1および第2のステートの期間よりも長い請求項1に記載のDC−DCコンバータ。
  3. 前記制御部が、前記電圧入力端子に入力される入力電圧に応じて前記第1のスイッチング素子と前記第2のスイッチング素子とをパルス幅制御で相補的にオン・オフさせ、前記電圧出力端子より出力される出力電圧に応じて前記第3のスイッチング素子と前記第4のスイッチング素子とをパルス幅制御で相補的にオン・オフさせる請求項1または請求項2に記載のDC−DCコンバータ。
  4. 電圧入力端子とインダクタンス素子の一方の端子との間に接続された第1のスイッチング素子と、
    基準電位と前記インダクタンス素子の一方の端子との間に接続された第2のスイッチング素子と、
    電圧出力端子と前記インダクタンス素子の他方の端子との間に接続された第3のスイッチング素子と、
    基準電位と前記インダクタンス素子の他方の端子との間に接続された第4のスイッチング素子と、
    前記電圧入力端子に入力される入力電圧と第1の基準電圧とに応じたフィードフォワード信号の電圧レベルと所定の周波数を有する第1の三角波信号の電圧レベルとを比較し、比較結果に応じて前記第1および第2のスイッチング素子を相補的にオン・オフさせる第1の制御回路と、
    前記電圧出力端子より出力される出力電圧と第2の基準電圧とに応じたフィードバックエラー信号の電圧レベルと前記所定の周波数を有する第2の三角波信号の電圧レベルとを比較し、比較結果に応じて前記第3および第4のスイッチング素子を相補的にオン・オフさせる第2の制御回路と
    を有し、前記第1または第2の三角波信号の各一周期内に、前記第1のスイッチング素子がオフ状態、前記第2のスイッチング素子がオン状態、前記第3のスイッチング素子がオン状態、かつ前記第4のスイッチング素子がオフ状態となる第1のステートと、前記第1のスイッチング素子がオン状態、前記第2のスイッチング素子がオフ状態、前記第3のスイッチング素子がオフ状態、かつ前記第4のスイッチング素子がオン状態となる第2のステートと、前記第1のスイッチング素子がオン状態、前記第2のスイッチング素子がオフ状態、前記第3のスイッチング素子がオン状態、かつ前記第4のスイッチング素子がオフ状態となる第3のステートと、前記第1のスイッチング素子がオフ状態、前記第2のスイッチング素子がオン状態、前記第3のスイッチング素子がオフ状態、かつ前記第4のスイッチング素子がオン状態となる第4のステートの全部が所定の順序で現れるように、前記第1の三角波信号と前記第2の三角波信号との間の極性または位相関係を設定し、
    前記第3のステートの後に前記第1および第2のステートの一方を挟んで前記第4のステートが来て、前記第4のステートの後に前記第1および第2のステートの他方を挟んで前記第3のステートが来るように前記第1、第2、第3および第4のスイッチング素子を駆動するDC−DCコンバータ。
  5. 時間軸上で前記第1の三角波信号のピークポイントと前記第2の三角波信号のピークポイントとが一致ないし近接している請求項4に記載のDC−DCコンバータ。
  6. 前記第3および第4のステートの期間が前記第1および第2のステートの期間よりも長い請求項4または請求項5の記載のDC−DCコンバータ。
  7. 前記第1および第2の三角波信号が各ピークポイントを通過する時点で前記第3または第4のステートが現れている請求項6に記載のDC−DCコンバータ。
  8. 時間軸上で前記第1の三角波信号の極大ピークポイントおよび極小ピークポイントが前記第2の三角波信号の極小ピークポイントおよび極大ピークポイントとそれぞれ一致ないし近接し、
    前記フィードフォワード信号の電圧レベルが前記第1の三角波信号の電圧レベルよりも高い時は、前記第1のスイッチング素子がオフ状態で、前記第2のスイッチング素子がオン状態となり、
    前記フィードフォワード信号の電圧レベルが前記第1の三角波信号の電圧レベルよりも低い時は、前記第1のスイッチング素子がオン状態で、前記第2のスイッチング素子がオフ状態となり、
    前記フィードバックエラー信号の電圧レベルが前記第2の三角波信号の電圧レベルよりも高い時は、前記第3のスイッチング素子がオン状態で、前記第4のスイッチング素子がオフ状態となり、
    前記フィードバックエラー信号の電圧レベルが前記第2の三角波信号の電圧レベルよりも低い時は、前記第3のスイッチング素子がオフ状態で、前記第4のスイッチング素子がオン状態となる請求項6または請求項7に記載のDC−DCコンバータ。
  9. 時間軸上で前記第1の三角波信号の極大ピークポイントおよび極小ピークポイントが前記第2の三角波信号の極小ピークポイントおよび極大ピークポイントとそれぞれ一致ないし近接し、
    前記フィードフォワード信号の電圧レベルが前記第1の三角波信号の電圧レベルよりも高い時は、前記第1のスイッチング素子がオン状態で、前記第2のスイッチング素子がオフ状態となり、
    前記フィードフォワード信号の電圧レベルが前記第1の三角波信号の電圧レベルよりも低い時は、前記第1のスイッチング素子がオフ状態で、前記第2のスイッチング素子がオン状態となり、
    前記フィードバックエラー信号の電圧レベルが前記第2の三角波信号の電圧レベルよりも高い時は、前記第3のスイッチング素子がオフ状態で、前記第4のスイッチング素子がオン状態となり、
    前記フィードバックエラー信号の電圧レベルが前記第2の三角波信号の電圧レベルよりも低い時は、前記第3のスイッチング素子がオン状態で、前記第4のスイッチング素子がオフ状態となる請求項6または請求項7に記載のDC−DCコンバータ。
  10. 時間軸上で前記第1の三角波信号の極大ピークポイントおよび極小ピークポイントが前記第2の三角波信号の極大ピークポイントおよび極小ピークポイントとそれぞれ一致ないし近接し、
    前記フィードフォワード信号の電圧レベルが前記第1の三角波信号の電圧レベルよりも高い時は、前記第1のスイッチング素子がオフ状態で、前記第2のスイッチング素子がオン状態となり、
    前記フィードフォワード信号の電圧レベルが前記第1の三角波信号の電圧レベルよりも低い時は、前記第1のスイッチング素子がオン状態で、前記第2のスイッチング素子がオフ状態となり、
    前記フィードバックエラー信号の電圧レベルが前記第2の三角波信号の電圧レベルよりも高い時は、前記第3のスイッチング素子がオフ状態で、前記第4のスイッチング素子がオン状態となり、
    前記フィードバックエラー信号の電圧レベルが前記第2の三角波信号の電圧レベルよりも低い時は、前記第3のスイッチング素子がオン状態で、前記第4のスイッチング素子がオフ状態となる請求項6または請求項7に記載のDC−DCコンバータ。
  11. 時間軸上で前記第1の三角波信号の極大ピークポイントおよび極小ピークポイントが前記第2の三角波信号の極大ピークポイントおよび極小ピークポイントとそれぞれ一致ないし近接し、
    前記フィードフォワード信号の電圧レベルが前記第1の三角波信号の電圧レベルよりも高い時は、前記第1のスイッチング素子がオン状態で、前記第2のスイッチング素子がオフ状態となり、
    前記フィードフォワード信号の電圧レベルが前記第1の三角波信号の電圧レベルよりも低い時は、前記第1のスイッチング素子がオフ状態で、前記第2のスイッチング素子がオン状態となり、
    前記フィードバックエラー信号の電圧レベルが前記第2の三角波信号の電圧レベルよりも高い時は、前記第3のスイッチング素子がオン状態で、前記第4のスイッチング素子がオフ状態となり、
    前記フィードバックエラー信号の電圧レベルが前記第2の三角波信号の電圧レベルよりも低い時は、前記第3のスイッチング素子がオフ状態で、前記第4のスイッチング素子がオン状態となる請求項6または請求項7に記載のDC−DCコンバータ。
  12. 前記入力電圧に所定の係数を掛けてその乗算結果に所定の定数を加算したものを前記フィードフォワード信号として生成するフィードフォワード信号生成回路を有する請求項4〜11のいずれか一項に記載のDC−DCコンバータ。
JP2003429254A 2003-12-25 2003-12-25 Dc−dcコンバータ Expired - Fee Related JP3787784B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003429254A JP3787784B2 (ja) 2003-12-25 2003-12-25 Dc−dcコンバータ
US11/015,624 US7116085B2 (en) 2003-12-25 2005-06-07 DC-DC converter

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003429254A JP3787784B2 (ja) 2003-12-25 2003-12-25 Dc−dcコンバータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005192312A JP2005192312A (ja) 2005-07-14
JP3787784B2 true JP3787784B2 (ja) 2006-06-21

Family

ID=34787972

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003429254A Expired - Fee Related JP3787784B2 (ja) 2003-12-25 2003-12-25 Dc−dcコンバータ

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7116085B2 (ja)
JP (1) JP3787784B2 (ja)

Families Citing this family (46)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006304512A (ja) * 2005-04-21 2006-11-02 Fujitsu Ltd 昇降圧型dc−dcコンバータ、昇降圧型dc−dcコンバータの制御回路、昇降圧型dc−dcコンバータの制御方法
US7709976B2 (en) * 2005-07-19 2010-05-04 Linear Technology Corporation Dual-input DC-DC converter with integrated ideal diode function
US7893665B2 (en) * 2005-09-07 2011-02-22 Linear Technology Corporation Peak charging current modulation for burst mode conversion
US20070132434A1 (en) * 2005-12-14 2007-06-14 Carlson Jeffrey A Method and apparatus for improved voltage regulation
EP1804368A1 (en) * 2005-12-29 2007-07-04 Austriamicrosystems AG Method for DC/DC conversion and DC/DC converter arrangement
US7391190B1 (en) * 2006-04-03 2008-06-24 National Semiconductor Corporation Apparatus and method for three-phase buck-boost regulation
JP5023819B2 (ja) * 2006-06-16 2012-09-12 富士通セミコンダクター株式会社 昇降圧型dc−dcコンバータの制御方法、昇降圧型dc−dcコンバータの制御回路、および昇降圧型dc−dcコンバータ
TWI353102B (en) 2006-06-16 2011-11-21 Fujitsu Semiconductor Ltd Step-up/step-down type dc-dc converter, and contro
US7898218B2 (en) * 2006-09-12 2011-03-01 02Micro International Limited Power supply topologies with PWM frequency control
US7701179B2 (en) * 2007-06-11 2010-04-20 Faraday Technology Corp. Control circuit and method for multi-mode buck-boost switching regulator
EP2009776A1 (en) * 2007-06-26 2008-12-31 Austriamicrosystems AG Buck-boost switching regulator and method thereof
EP2028752B1 (en) * 2007-08-20 2011-03-09 austriamicrosystems AG DC/DC converter arrangement and method for DC/DC conversion
US7733072B2 (en) * 2007-08-27 2010-06-08 Texas Instruments Incorporated Step-down/step-up DC/DC converter apparatus and method with inductor current threshold value adjusting
JP5211678B2 (ja) 2007-12-26 2013-06-12 富士通セミコンダクター株式会社 Dc−dcコンバータ、dc−dcコンバータの制御方法および電子機器
EP2075900A1 (en) * 2007-12-28 2009-07-01 Honda Motor Co., Ltd. DC/DC converter, DC/DC converter apparatus, vehicle, fuel cell system, and method of driving DC/DC converter
JP5136093B2 (ja) * 2008-01-31 2013-02-06 日産自動車株式会社 Dc−dcコンバータの制御装置
JP6085406B2 (ja) 2008-12-02 2017-02-22 サイプレス セミコンダクター コーポレーション 出力電圧制御回路、電子機器及び出力電圧制御方法
JP4725641B2 (ja) * 2008-12-17 2011-07-13 日本テキサス・インスツルメンツ株式会社 昇降圧型スイッチングレギュレータ
JP2010154655A (ja) * 2008-12-25 2010-07-08 Renesas Technology Corp 電源システム
TW201034363A (en) * 2009-03-13 2010-09-16 Richtek Technology Corp Buck-boost power converter and its control method
US8085005B2 (en) * 2009-06-18 2011-12-27 Micrel, Inc. Buck-boost converter with sample and hold circuit in current loop
WO2011014593A2 (en) 2009-07-31 2011-02-03 Thermo King Corporation Bi-directional battery voltage converter
CN102055335B (zh) * 2009-11-03 2015-08-12 立锜科技股份有限公司 升降压式电源转换器及其控制方法
US8368365B2 (en) * 2009-12-18 2013-02-05 Linear Technology Corporation Continuously switching buck-boost control
JP5456495B2 (ja) 2010-01-19 2014-03-26 スパンション エルエルシー 昇降圧型のスイッチング電源の制御回路、昇降圧型のスイッチング電源、及び昇降圧型のスイッチング電源の制御方法
FR2965127B1 (fr) * 2010-09-16 2014-07-18 Thales Sa Systeme d'alimentation regulee a grande dynamique d'entree de tension
US8513928B2 (en) 2011-01-05 2013-08-20 Eaton Corporation Bidirectional buck-boost converter
JP5966503B2 (ja) 2012-03-28 2016-08-10 富士通株式会社 昇降圧型dc−dcコンバータおよび携帯機器
JP5802638B2 (ja) 2012-09-21 2015-10-28 株式会社東芝 昇降圧型電源回路
JP5983402B2 (ja) * 2012-12-28 2016-08-31 株式会社オートネットワーク技術研究所 短縮装置及び変換装置
JP2014131443A (ja) * 2012-12-28 2014-07-10 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk 昇降圧回路
DE102013218228A1 (de) 2013-09-11 2015-03-12 Fraunhofer-Gesellschaft zur Förderung der angewandten Forschung e.V. Gleichspannungswandler
US20160164411A1 (en) 2014-12-05 2016-06-09 Linear Technology Corporation Peak-buck peak-boost current-mode control for switched step-up step-down regulators
EP3002860B1 (en) 2014-09-24 2020-06-24 Linear Technology Corporation Peak-buck peak-boost current-mode control for switched step-up step-down regulators
US9621041B2 (en) * 2015-02-05 2017-04-11 Allegro Microsystems, Llc Buck-boost converter control circuits and techniques
US9923465B2 (en) * 2016-08-16 2018-03-20 Mediatek Inc. Power conversion circuit and associated operating method
WO2018109864A1 (ja) * 2016-12-14 2018-06-21 三菱電機株式会社 電力変換装置
US10110128B2 (en) 2017-03-08 2018-10-23 Allegro Microsystems, Llc DC-DC converter having feedforward for enhanced output voltage regulation
JP6422535B2 (ja) * 2017-07-28 2018-11-14 三菱電機株式会社 電力変換装置
US10938307B2 (en) * 2017-09-06 2021-03-02 Apple Inc. Input power limited switching regulator
US10547241B1 (en) 2018-08-29 2020-01-28 Linear Technology Holding Llc Hybrid inverting PWM power converters
US11342846B2 (en) * 2019-09-20 2022-05-24 Texas Instruments Incorporated Digital control for voltage converter
CN111313705B (zh) * 2020-04-02 2021-08-17 浙江大学 一种开关变换器的控制方法
JP7376972B2 (ja) 2020-04-09 2023-11-09 カヤバ株式会社 Dc-dcコンバータ回路及び電源回路
US11682972B2 (en) 2021-02-04 2023-06-20 Analog Devices, Inc. Peak current mode control for buck-boost regulators
CN113489323B (zh) * 2021-06-17 2022-05-13 连云港杰瑞电子有限公司 四开关升降压变换器的在线实时效率优化控制方法和装置

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5734258A (en) * 1996-06-03 1998-03-31 General Electric Company Bidirectional buck boost converter
US5889392A (en) * 1997-03-06 1999-03-30 Maxim Integrated Products, Inc. Switch-mode regulators and methods providing transient response speed-up
DE60040721D1 (de) * 1999-08-03 2008-12-18 Nxp Bv Aufwärts/abwärtsgleichstromwandler
US6166527A (en) * 2000-03-27 2000-12-26 Linear Technology Corporation Control circuit and method for maintaining high efficiency in a buck-boost switching regulator
JP3501226B2 (ja) * 2001-08-29 2004-03-02 トヨタ自動車株式会社 Dc−dcコンバータ
JP3556648B2 (ja) * 2002-07-08 2004-08-18 日本テキサス・インスツルメンツ株式会社 Dc−dcコンバータ及びdc−dcコンバータの制御回路
US6788033B2 (en) * 2002-08-08 2004-09-07 Vlt, Inc. Buck-boost DC-DC switching power conversion
JP3556652B2 (ja) * 2002-09-27 2004-08-18 日本テキサス・インスツルメンツ株式会社 Dc−dcコンバータ
US6984967B2 (en) * 2003-10-29 2006-01-10 Allegro Microsystems, Inc. Multi-mode switching regulator

Also Published As

Publication number Publication date
US20050206354A1 (en) 2005-09-22
JP2005192312A (ja) 2005-07-14
US7116085B2 (en) 2006-10-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3787784B2 (ja) Dc−dcコンバータ
JP4725641B2 (ja) 昇降圧型スイッチングレギュレータ
US11711071B2 (en) Current mode control modulator including ramp signal generator providing slope compensation
Huang et al. Hybrid buck–boost feedforward and reduced average inductor current techniques in fast line transient and high-efficiency buck–boost converter
US7276886B2 (en) Dual buck-boost converter with single inductor
US8319487B2 (en) Non-isolated current-mode-controlled switching voltage regulator
JP3787785B2 (ja) Dc−dcコンバータ
KR101379627B1 (ko) 스위칭 레귤레이터의 버스트 모드에 대하여 조절 가능한피크 인덕터 전류 및 히스테리시스를 위한 회로 및 방법
JP4025396B2 (ja) スイッチング電圧レギュレータ回路およびスイッチング電圧レギュレータを制御する方法
JP4903945B2 (ja) バックブースト切換調整器において高効率を保持する制御回路および方法
US7902803B2 (en) Digital current mode controller
US7397151B2 (en) Power supply unit and portable apparatus using the same
US8878504B2 (en) Switching regulator
US8901908B2 (en) Methods and apparatus for DC-DC conversion using digitally controlled adaptive pulse frequency modulation
US9780657B2 (en) Circuits and methods for controlling a boost switching regulator based on inductor current
JP4631916B2 (ja) 昇圧形dc−dcコンバータ
US20090102440A1 (en) Buck-Boost Switching Voltage Regulator
CN106716806B (zh) 切换式功率级及用于控制切换式功率级的方法
JP2004120940A (ja) Dc−dcコンバータ
JP2009148111A (ja) Dc−dcコンバータ
US20110006745A1 (en) Method for regulating an output voltage
JP2004056992A (ja) Dc−dcコンバータ
JP2006149107A (ja) 多出力電源回路
JP2007135287A (ja) Dc−dcコンバータ
JP5721403B2 (ja) 昇降圧回路及び昇降圧回路制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051212

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051220

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060217

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060314

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060316

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3787784

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090407

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100407

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110407

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120407

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130407

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140407

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees