JP2014131443A - 昇降圧回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】構成が簡単である小型で安価な昇降圧回路の提供。
【解決手段】制御部17がスイッチとして機能するFET11,12,13,14をオン/オフすることによって、入力端子T1,T2間に印加された印加電圧を昇圧する昇圧動作と、該印加電圧を降圧する降圧動作とを行う。制御部17は、印加電圧が基準電圧未満である場合に、昇圧動作と、印加電圧の下降幅が昇圧動作による印加電圧の上昇幅よりも小さい降圧動作とを反復する。また、制御部17は、印加電圧が基準電圧以上である場合に、昇圧動作と、印加電圧の下降幅が昇圧動作による印加電圧の上昇幅よりも大きい降圧動作とを反復する。
【選択図】図1

Description

本発明は、端子対間に印加された印加電圧を昇圧する昇圧動作と、該印加電圧を降圧する降圧動作とを行う昇降圧回路に関する。
現在、バッテリから負荷への給電経路に設けられ、バッテリによって自身の端子対間に印加された印加電圧が所定電圧未満である場合に印加電圧を昇圧し、印加電圧が所定電圧以上である場合に印加電圧を降圧する昇降圧回路が提案されている(例えば、特許文献1,2)。
特許文献1,2夫々に記載の昇降圧回路は、コイルと、夫々の一方の端子がコイルに接続してある複数のスイッチと、制御部とを備えている。制御部は、複数のスイッチ夫々をオン/オフしてコイルに流れる電流の経路を制御することによって、コイルに流れる電流の量を調整し、コイルへのエネルギーの蓄積及び放電を行う。これにより、制御部は、端子対間に印加された印加電圧の昇圧及び降圧を行っている。
特開2005−192312号公報 特開2010−98836号公報
しかしながら、特許文献1,2夫々に記載の昇降圧回路では、制御部は、一定期間、端子対間に印加された印加電圧の昇圧又は降圧を繰り返す。従って、複数のスイッチ夫々のオン/オフパターンとして、少なくとも、印加電圧の昇圧を繰り返すためのオン/オフパターンと、印加電圧の降圧を繰り返すためのオン/オフパターンとがある。
従って、制御部は、複数のスイッチ夫々のオン/オフパターンを切替える切替え制御を行う必要がある。
また、特許文献1,2夫々に記載の昇降圧回路では、昇圧又は降圧のみを長期間繰り返す可能性がある。この場合、複数のスイッチの中には、昇圧期間中又は降圧期間中、常時オンとなっているスイッチが含まれる。
複数のスイッチ夫々が半導体スイッチ、例えばNチャネル型のFET(Field Effect Transistor)である場合、スイッチを長期間オンにし続けるためには、制御部は、ゲートに所定電圧以上の電圧を印加し続けなければならない。
通常、複数のスイッチ夫々のゲートには、コンデンサの一方の端子が接続され、コンデンサの一方の端子が接続されたスイッチがオフである間、ドレイン及びソース間の電圧によってコンデンサの一方の端子側に電荷が蓄積される。制御部はコンデンサの他方の端子に電圧を印加することによって、コンデンサの一方の端子が接続されたスイッチをオンにする。
コンデンサは、その他方の端子に電圧が印加されている間、放電し、ゲートに印加される電圧が徐々に低下する。従って、特許文献1,2夫々に記載の昇降圧回路は、複数のスイッチ夫々について長期間オンにするため、コンデンサに電荷を蓄積するチャージポンプ回路を備える必要がある。
このため、特許文献1,2夫々に記載の昇降圧回路では、切替え制御を行う必要があり、かつ、チャージポンプ回路を備える必要があるため、構成が複雑であり大型で製造費用がかかるという問題点がある。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、構成が簡単である小型で安価な昇降圧回路を提供することにある。
本発明に係る昇降圧回路は、端子対間に印加された印加電圧を昇圧する昇圧動作と該印加電圧を降圧する降圧動作とを行う昇降圧回路において、前記印加電圧が所定電圧未満である場合に前記昇圧動作と、前記印加電圧の下降幅が前記昇圧動作による前記印加電圧の上昇幅よりも小さい前記降圧動作とを反復する第1反復手段と、前記印加電圧が前記所定電圧以上である場合に前記昇圧動作と、前記印加電圧の下降幅が前記昇圧動作による前記印加電圧の上昇幅よりも大きい前記降圧動作とを反復する第2反復手段とを備えることを特徴とする。
本発明にあっては、端子対間に印加された印加電圧を昇圧する昇圧動作と、該印加電圧を降圧する降圧動作とを常に反復する。
印加電圧が所定電圧未満である場合、降圧動作による印加電圧の下降幅は、昇圧動作による印加電圧の上昇幅よりも大きい。これにより、昇圧動作と降圧動作とを反復したことによって得られた電圧を平滑化、即ち、時間で平均した平均電圧は印加電圧よりも高くなる。
また、印加電圧が所定電圧以上である場合、降圧動作による印加電圧の下降幅は、昇圧動作による印加電圧の上昇幅よりも小さい。これにより、昇圧動作と降圧動作とを反復したことによって得られた電圧を時間で平均した平均電圧は印加電圧よりも低くなる。
従って、昇圧動作と降圧動作とを交互に行う一連の動作を常に繰り返しているため、例えば、回路がコイルと夫々の一方の端子がコイルに接続されている複数のスイッチとを備えている場合、複数のスイッチ夫々のオン/オフパターンは、常に同一であり、オン/オフパターンを切替える切替え制御が不要である。
更に、昇圧動作と降圧動作とを常に反復し、昇圧動作又は降圧動作のみを長期間行うことはない。従って、例えば回路がコイルと夫々の一方の端子がコイルに接続されている複数のスイッチとを備えている場合、複数のスイッチの中に長期間オンとなるスイッチは含まれないので、チャージポンプ回路は不要である。
切替え制御及びチャージポンプ回路が不要であるため、構成が簡単であり、小型で安価である。
本発明に係る昇降圧回路は、前記第1反復手段は、前記印加電圧及び所定電圧の差の大小に応じて前記昇圧動作による前記印加電圧の上昇幅を大小に調整し、前記第2反復手段は、前記印加電圧及び所定電圧の差の大小に応じて前記降圧動作による前記印加電圧の下降幅を大小に調整するように構成してあることを特徴とする。
本発明にあっては、印加電圧が所定電圧未満である場合において、印加電圧と所定電圧との差が大きいとき、昇圧動作による印加電圧の上昇幅が大きく、印加電圧と所定電圧との差が小さいとき、昇圧動作による印加電圧の上昇幅は小さい。また、印加電圧が所定電圧以上である場合において、印加電圧と所定電圧との差が大きいとき、降圧動作による印加電圧の下降幅が大きく、印加電圧と所定電圧との差が小さいとき、降圧動作による印加電圧の上昇幅は小さい。
これにより、昇圧動作と降圧動作とを反復したことによって得られた電圧を時間で平均した平均電圧は適切な電圧に調整される。
本発明に係る昇降圧回路は、一方の端子が前記端子対の一方の端子に接続されている第1スイッチと、夫々の一方の端子が前記端子対の他方の端子に接続されている第2及び第3スイッチと、一方の端子が第1及び第2スイッチ夫々の他方の端子に接続され、他方の端子が第3スイッチの他方の端子に接続されているコイルと、一方の端子が前記コイルの他方の端子に接続されている第4スイッチとを備え、前記第1及び第2反復手段夫々は、前記第1、第2、第3及び第4スイッチを、第1及び第3スイッチ夫々がオンであり、かつ、第2及び第4スイッチ夫々がオフである第1状態から、第1及び第4スイッチ夫々がオンであり、かつ、第2及び第3スイッチ夫々がオフである第2状態に遷移させることによって前記昇圧動作を行い、前記第1、第2、第3及び第4スイッチを、第2及び第4スイッチ夫々がオンであり、かつ、第1及び第3スイッチ夫々がオフである第3状態から、前記第2状態に遷移させることによって前記降圧動作を行うように構成してあることを特徴とする。
本発明にあっては、端子対の一方の端子は、第1スイッチの一方の端子が接続し、端子対の他方の端子は、第2及び第3スイッチ夫々の一方の端子が接続している。第1及び第2スイッチ夫々の他方の端子はコイルの一方の端子に接続し、第3スイッチの他方の端子、及び、第4スイッチの一方の端子夫々はコイルの他方の端子に接続している。
第1、第2、第3及び第4スイッチが、第1及び第3スイッチ夫々がオンであり、かつ、第2及び第4スイッチ夫々がオフである第1状態である場合、端子対間からコイルに電流が流れてエネルギーが蓄積される。第1、第2、第3及び第4スイッチが、第1状態から、第1及び第4スイッチ夫々がオンであり、かつ、第2及び第3スイッチ夫々がオフである第2状態に遷移した場合、コイルは、自身に流れる電流の量を維持するために印加電圧を昇圧する。以上のように第1、第2、第3及び第4スイッチが第1状態から第2状態に遷移することによって、昇圧動作が行われる。
第1、第2、第3及び第4スイッチが、第2及び第4スイッチ夫々がオンであり、かつ、第1及び第3スイッチ夫々がオフである第3状態である場合、エネルギーの放出によってコイルが放電し、コイルが放電するにつれて印加電圧が降圧される。第1、第2、第3及び第4スイッチが、第3状態から第2状態に遷移した場合、端子対間に印加された印加電圧がコイルを介して出力され、かつ、コイルにエネルギーが蓄積される。以上のように、第3状態を第2状態に遷移することによって降圧動作が行われる。
本発明に係る昇降圧回路は、前記第1及び第2反復手段夫々は、前記第1、第2、第3及び第4スイッチが前記第1状態である期間を長短に調整することによって、前記昇圧動作による前記上昇幅を大小に調整し、前記第1、第2、第3及び第4スイッチが前記第3状態である期間を長短に調整することによって、前記降圧動作による前記下降幅を大小に調整するように構成してあることを特徴とする。
本発明にあっては、第1、第2、第3及び第4スイッチが第1状態である期間を長短に調整することによって、昇圧動作による印加電圧の上昇幅を大小に調整する。第1、第2、第3及び第4スイッチが第1状態である期間が長い程、コイルに蓄積されるエネルギーが大きいため、昇圧動作による印加電圧の上昇幅が大きく、第1、第2、第3及び第4スイッチが第1状態である期間が短い程、コイルに蓄積されるエネルギーが小さいため、昇圧動作による印加電圧の上昇幅が小さい。
また、第1、第2、第3及び第4スイッチが第3状態である期間を長短に調整することによって、降圧動作による印加電圧の下降幅を大小に調整する。第1、第2、第3及び第4スイッチが第3状態である期間が長い程、コイルから放出されるにエネルギーの量が多いため、降圧動作による印加電圧の下降幅が大きく、第1、第2、第3及び第4スイッチが第1状態である期間が短い程、コイルから放出されるエネルギーの量が少ないため、降圧動作による印加電圧の下降幅が小さい。
本発明によれば、常時、昇圧動作と降圧動作とを反復するため、構成が簡単である小型で安価な昇降圧回路を実現することができる。
本発明に係る昇降圧回路の要部構成を示す回路図である。 印加電圧が基準電圧未満である場合における昇降圧回路の動作を説明するための説明図である。 印加電圧が基準電圧以上である場合における昇降圧回路の動作を説明するための説明図である。 印加電圧に対するデューティの変化を示すグラフである。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
図1は、本発明に係る昇降圧回路の要部構成を示す回路図である。この昇降圧回路1は、入力端子T1,T2及び出力端子T3,T4を備える。入力端子T1にはバッテリ2の正極端子が接続され、入力端子T2にはバッテリ2の負極端子が接続され、出力端子T3,T4間には負荷3が接続されている。
昇降圧回路1は、バッテリ2によって入力端子T1,T2間に印加された印加電圧Vaを昇圧する昇圧動作と、印加電圧Vaを降圧する降圧動作とを反復する。昇圧動作と降圧動作とを反復することによって得られた電圧を、平滑化、即ち、時間で平均した平均電圧が出力端子T3,T4から負荷3に印加され、負荷3は給電される。入力端子T1,T2は端子対として機能する。
昇降圧回路1は、入力端子T1,T2及び出力端子T3,T4の他に、Nチャネル型のFET11,12,13,14、反転器15,16、制御部17、コイルL1及びコンデンサC1を備えている。
入力端子T1は、第1スイッチとして機能するFET11のドレインに接続されている。入力端子T2は、第2スイッチとして機能するFET12、及び、第3スイッチとして機能するFET13夫々のソースと、コンデンサC1の一方の端子と、出力端子T4とに接続されている。
FET11のソース、及び、FET12のドレイン夫々は、コイルL1の一方の端子に接続され、コイルL1の他方の端子は、FET13のドレインと、第4スイッチとして機能するFET14のソースとに接続されている。FET14のドレインは、コンデンサC1の他方の端子と、出力端子T3とに接続されている。
FET12,14夫々のゲートは、反転器15,16の出力端子に接続されている。FET11のゲートは反転器15の入力端子と制御部17とに接続されており、FET13のゲートは反転器16の入力端子と制御部17とに接続されている。制御部17は入力端子T1,T2夫々にも接続している。
FET11,12,13,14夫々においては、ゲートに所定電圧以上の電圧が印加された場合、ドレイン及びソース間に電流が流れ、スイッチとしてオンとなり、ゲートに印加されている電圧が所定電圧未満である場合、ドレイン及びソース間に電流が流れず、スイッチとしてオフとなる。
FET11,12,13,14夫々のゲートには、High及びLowの2値で構成されるPWM(Pulse Width Modulation)信号が制御部17から印加される。FET11,12,13,14夫々は、ゲートに印加されたPWM信号がHighである場合にゲートに所定電圧以上の電圧が印加されてオンとなり、ゲートに印加されたPWM信号がLowである場合にゲートに印加されている電圧が所定電圧未満となってオフとなる。FET12,14夫々のゲートには、反転器15,16を介してPWM信号が制御部17から印加される。

従って、FET11,12,13,14夫々のオン/オフは制御部17によって制御される。
反転器15の入力端子には、制御部17がFET11のゲートに印加するPWM信号が入力され、反転器15は、入力端子に入力されたPWM信号のHigh及びLowを反転したPWM信号を出力端子からFET12のゲートに印加する。
このため、FET11のゲートに印加されたPWM信号がHighである場合、FET12のゲートに印加されたPWM信号はLowであり、FET11のゲートに印加されたPWM信号がLowである場合、FET12のゲートに印加されたPWM信号はHighである。従って、FET11がオンである場合にFET12はオフであり、FET11がオフである場合にFET12はオンである。
同様に、反転器16の入力端子には、制御部17がFET13のゲートに印加するPWM信号が入力され、反転器16は、入力端子に入力されたPWM信号のHigh及びLowを反転したPWM信号を出力端子からFET14のゲートに印加する。
このため、FET13のゲートに印加されたPWM信号がHighである場合、FET14のゲートに印加されたPWM信号はLowであり、FET13のゲートに印加されたPWM信号がLowである場合、FET14のゲートに印加されたPWM信号はHighである。従って、FET13がオンである場合にFET14はオフであり、FET13がオフである場合にFET14はオンである。
コイルL1には、FET11,12,13,14夫々のオン/オフによって、電流Iが流れ、コイルL1は、エネルギーの蓄積と、エネルギーの放出による放電とを行う。
コンデンサC1は、FET13のソースを基準としてFET14のドレインから出力された電圧を平滑化、即ち、時間で平均し、平均した平均電圧を出力端子T3,T4から負荷3に印加する。
制御部17は、PWM信号をFET11,13夫々のゲートに印加し、FET11,13夫々のゲートに印加するPWM信号を反転器15,16の入力端子に入力することによって、FET11,12,13,14夫々をオン/オフする。
制御部17は、FET11,13夫々がオンであり、かつ、FET12,14夫々がオフである第1状態と、FET11,14夫々がオンであり、かつ、FET12,13夫々がオフである第2状態と、FET12,14夫々がオンであり、かつ、FET11,13夫々がオフである第3状態とを作り出す。
制御部17は、FET11,12,13,14を第1状態、第2状態、第3状態及び第2状態の順に遷移させ、この遷移を反復し、FET11,12,13,14が第1状態である期間、及び、FET11,12,13,14が第3状態である期間夫々の長さを調整する。
制御部17がFET11,12,13,14を第1状態から第2状態に遷移させることによって、昇降圧回路1では印加電圧Vaを昇圧する昇圧動作が行われる。
FET11,12,13,14が第1状態である場合、電流は、バッテリ2の正極端子から入力端子T1、FET11、コイルL1、FET13及び入力端子T2の順に流れてバッテリ2の負極端子に戻る。FET11,12,13,14が第1状態である間、コイルL1に流れる電流Iは多量であり、コイルL1にエネルギーが蓄積される。
FET11,12,13,14が第1状態から第2状態に遷移した場合、電流は、バッテリ2の正極端子から入力端子T1、FET11、コイルL1、FET14、出力端子T3、負荷3、出力端子T4及び入力端子T2の順に流れてバッテリ2の負極端子に戻る。
FET11,12,13,14が第1状態から第2状態に遷移したことによって、電流はコイルL1だけではなく負荷3にも流れるため、コイルL1に流れる電流Iの量は減少する。コイルL1は、電流Iの量を維持すべく印加電圧Vaを昇圧し、昇圧した印加電圧VaをコンデンサC1の両端子間に印加する。
昇圧動作において、印加電圧Vaの上昇幅は、FET11,12,13,14が第1状態である期間が長い程大きく、該期間が短い程小さい。
制御部17がFET11,12,13,14を第3状態から第2状態に遷移させることによって、昇降圧回路1では印加電圧Vaを降圧する降圧動作が行われる。
FET11,12,13,14が第3状態である場合、電流は、コイルL1からFET14、出力端子T3、負荷3、出力端子T4及びFET12の順に流れてコイルL1に戻る。FET11,12,13,14が第3状態である間、コイルL1は放電し、蓄積してあるエネルギーが徐々に減少し、コイルL1のエネルギーが減少するにつれて出力端子T3,T4間に印加される電圧は低下する。これにより、入力端子T1,T2間に印加された印加電圧Vaは降圧される。降圧された印加電圧VaはコンデンサC1の両端子間に印加される。
FET11,12,13,14が第3状態から第2状態に遷移した場合、電流は、バッテリ2の正極端子から入力端子T1、FET11、コイルL1、FET14、出力端子T3、負荷3、出力端子T4及び入力端子T2の順に流れてバッテリ2の負極端子に戻る。これにより、バッテリ2によって入力端子T1,T2間に印加された印加電圧VaがコイルL1を介して、コンデンサC1の両端子間に印加される。また、FET11,12,13,14が第2状態である間、コイルL1にはエネルギーが蓄積される。
降圧動作において、印加電圧Vaの下降幅は、FET11,12,13,14が第3状態である期間が長い程大きく、該期間が短い程小さい。
制御部17は、FET11,12,13,14を第1状態、第2状態、第3状態及び第2状態の順に遷移させてこの遷移を繰り返すことによって、昇圧動作及び降圧動作を反復する。昇圧動作及び降圧動作によって昇圧又は降圧が行われてコンデンサC1の両端子間に印加された印加電圧Vaは、コンデンサC1によって時間で平均され、平均された平均電圧は、出力端子T3,T4から負荷3に印加される。
制御部17は、入力端子T1,T2間に印加されている印加電圧Vaを検出し、印加電圧Vaが基準電圧Vb以上であるか否かと、印加電圧Va及び基準電圧Vbの差とに応じて、FET11,12,13,14が第1状態である期間、及び、FET11,12,13,14が第3状態である期間夫々の長さを調整する。基準電圧Vbは特許請求の範囲における所定電圧に該当する。
図2は、印加電圧Vaが基準電圧Vb未満である場合における昇降圧回路1の動作を説明するための説明図である。図2には、FET11,12,13,14夫々に印加されるPWM信号の波形と、コイルL1に流れる電流Iの量の推移とが示されている。図2では、「High」を「H」で、「Low」を「L」で示している。
前述したように、FET11,12,13,14夫々は、ゲートに印加されたPWM信号がHighである場合にオンであり、ゲートに印加されたPWM信号がLowである場合にオフである。
制御部17は、印加電圧Vaが基準電圧Vb未満である場合、コンデンサC1によって時間で平均されて出力端子T3,T4から負荷3に印加される平均電圧を上昇させるために、昇圧動作と、印加電圧Vaの下降幅が昇圧動作による印加電圧Vaの上昇幅よりも小さい降圧動作とを反復する。制御部17は、第1反復手段として機能する。
制御部17は、FET11,12,13,14が第1状態である期間を長短に調整することによって、昇圧動作による上昇幅を大小に調整し、FET11,12,13,14が第3状態である期間を長短に調整することによって、降圧動作による下降幅を大小に調整する。
図2に示すように、制御部17は、FET11,12,13,14夫々のゲートに、周期が同じPWM信号を印加する。更に、制御部17は、FET11のゲートに印加されるPWM信号がHighである期間に、FET13のゲートに印加されるPWM信号がHighである期間が含まれるように、FET11,13夫々のゲートに印加されるPWM信号のタイミングを調整している。
FET12,14夫々のゲートに印加されるPWM信号は、前述したように、FET11,13夫々のゲートに印加されるPWM信号のHigh及びLowを反転したPWM信号である。
制御部17は、以上のように、FET11,12,13,14夫々のゲートにPWM信号を印加することによって、FET11,12,13,14夫々を第1状態、第2状態、第3状態及び第2状態を繰り返し、昇降圧回路1では昇圧動作及び降圧動作を反復している。
図2では、FET11,12,13,14は、左から第2状態、第3状態、第2状態及び第1状態の順に遷移し、この遷移を繰り返している。
図2に示すように、FET11のゲートに印加されるPWM信号がLowである期間は、FET11,12,13,14が第3状態である期間に相当し、FET13のゲートに印加されるPWM信号がHighである期間は、FET11,12,13,14が第1状態である期間に相当する。
従って、制御部17は、印加電圧Vaが基準電圧Vb未満である場合、FET13のゲートに印加されるPWM信号がHighである期間がFET11のゲートに印加されるPWM信号がLowである期間よりも長くなるように、PWM信号をFET11,12,13,14夫々のゲートに印加する。
具体的には、1周期中に、FET11,13夫々のゲートに印加されるPWM信号がHighである期間の割合をデューティD1,D2とした場合、制御部17は、デューティD2が、1からデューティD1を引いた値(1−D1)よりも大きくなるように、PWM信号をFET11,12,13,14夫々のゲートに印加する。
ここで、デューティD1,D2夫々はゼロから1までの値である。
制御部17は、印加電圧Vaが基準電圧Vb未満である場合、印加電圧Va及び基準電圧Vbの差の大小に応じて、FET13のゲートに印加するPWM信号がHighである期間を長短に、即ち、デューティD2を大小に調整する。
このように、制御部17は、印加電圧Va及び基準電圧Vbの差の大小に応じて昇圧動作による印加電圧Vaの上昇幅を大小に調整する。
これにより、コンデンサC1によって時間で平均されて出力端子T3,T4から負荷3に印加される平均電圧は適切な電圧に調整される。
次に、印加電圧Vaが基準電圧Vb未満である場合にコイルLに流れる電流Iを説明する。
制御部17がFET11,12,13,14を第2状態から第1状態に遷移させた場合、コイルL1に流れる電流Iは急速に増加し、コイルL1にエネルギーが蓄積される。
制御部17がFET11,12,13,14を第1状態から第2状態に遷移させた場合、前述したように、コイルL1は電流Iの量を維持すべく、印加電圧Vaを昇圧し、その後、エネルギーの放出と共に電流Iの量が徐々に減少する。このとき、負荷3は、バッテリ2の電圧印加とコイルL1からエネルギーの放出とによって給電される。
制御部17がFET11,12,13,14を第2状態から第3状態に遷移させた場合、負荷3はコイルL1によるエネルギーの放出のみによって給電され、コイルL1に蓄積してあるエネルギーの放出と共に電流Iの量は急速に減少する。
ここで、印加電圧Vaが基準電圧Vb未満である場合、FET11,12,13,14が第3状態である期間は短く、かつ、入力端子T1,T2に印加される印加電圧Vaは出力端子T3,T4間の電圧よりも低い。
このため、制御部17がFET11,12,13,14を第3状態から第2状態に遷移させた場合、バッテリ2がコイルL1を介して負荷3に給電し、電流Iの量は再び徐々に減少する。
以上のように、印加電圧Vaが基準電圧Vb未満である場合に、コイルL1に流れる電流Iの量は変化する。また、出力端子T3,T4からは、印加電圧Vaよりも高くて基準電圧Vbに近い適切な平均電圧が負荷3に印加される。
一点鎖線は電流Iの平均電流を示している。
図3は、印加電圧Vaが基準電圧Vb以上である場合における昇降圧回路1の動作を説明するための説明図である。図3には、図2と同様に、FET11,12,13,14夫々に印加されるPWM信号の波形と、コイルL1に流れる電流Iの量の推移とが示されている。図3でも、図2と同様に、「High」を「H」で、「Low」を「L」で示している。
制御部17は、印加電圧Vaが基準電圧Vb以上である場合、コンデンサC1によって時間で平均されて出力端子T3,T4から負荷3に印加される平均電圧を下降させるために、昇圧動作と、印加電圧Vaの下降幅が昇圧動作による印加電圧Vaの上昇幅よりも大きい降圧動作とを反復する。制御部17は、第2反復手段としても機能する。
印加電圧Vaが基準電圧Vb以上である場合に制御部17がFET11,12,13,14夫々のゲートに印加するPWM信号は、印加電圧Vaが基準電圧Vb未満である場合に制御部17がFET11,12,13,14夫々のゲートに印加するPWM信号と比較して、デューティD2が1からデューティD1を引いた値(1−D1)よりも小さい点で異なる。
印加電圧Vaが基準電圧Vb以上である場合に制御部17がFET11,12,13,14夫々のゲートに印加するPWM信号の他の特徴は、印加電圧Vaが基準電圧Vb未満である場合に制御部17がFET11,12,13,14夫々のゲートに印加するPWM信号と同様である。
従って、印加電圧Vaが基準電圧Vb以上である場合にFET11,13夫々のゲートに印加されるPWM信号のタイミングは、印加電圧Vaが基準電圧Vb未満である場合と同様に調整され、FET11,12,13,14は第1状態、第2状態、第3状態及び第4状態の順に遷移し、この遷移が反復される。また、印加電圧Vaが基準電圧Vb以上である場合、印加電圧Vaが基準電圧Vb未満である場合と同様に、FET11,12,13,14夫々のゲートに印加されるPWM信号の周期は同じである。
制御部17は、印加電圧Vaが基準電圧Vb以上である場合、FET13のゲートに印加されるPWM信号がHighである期間がFET11のゲートに印加されるPWM信号がLowである期間よりも短くなるように、PWM信号をFET11,12,13,14夫々のゲートに印加する。具体的には、デューティD2が1からデューティD1を引いた値(1−D1)よりも小さくなるように、PWM信号をFET11,12,13,14夫々のゲートに印加する。
また、制御部17は、印加電圧Vaが基準電圧Vb以上である場合、印加電圧Va及び基準電圧Vbの差の大小に応じて、FET11のゲートに印加するPWM信号がLowである期間を長短に、即ち、1からデューティD1を引いた値(1−D1)を大小に調整する。
このように、制御部17は、印加電圧Va及び基準電圧Vbの差の大小に応じて降圧動作による印加電圧Vaの下降幅を大小に調整する。
これにより、コンデンサC1によって平滑化されて出力端子T3,T4から負荷3に印加した平均電圧は適切な電圧に調整される。
次に、印加電圧Vaが基準電圧Vb以上である場合にコイルLに流れる電流Iを説明する。
制御部17がFET11,12,13,14を第2状態から第1状態に遷移させた場合、前述したように、コイルL1に流れる電流Iは急速に増加し、コイルL1にエネルギーが蓄積される。
制御部17がFET11,12,13,14を第1状態から第2状態に遷移させた場合、前述したように、コイルL1は電流Iの量を維持すべく、印加電圧Vaを昇圧する。ここで、印加電圧Vaが基準電圧Vb以上である場合、FET11,12,13,14が第1状態である期間は短く、かつ、入力端子T1,T2に印加される印加電圧Vaは出力端子T3,T4間の電圧よりも高いため、電流Iは徐々に増加する。
制御部17がFET11,12,13,14を第2状態から第3状態に遷移させた場合、負荷3はコイルL1によるエネルギーの放出のみによって給電され、電流Iの量は急速に減少する。
制御部17がFET11,12,13,14を第3状態から第2状態に遷移させた場合、バッテリ2がコイルL1を介して負荷3に給電し、電流Iの量は増加する。ここで、コイルL1は急速な電流Iの量の増加を妨げるように作用するため、電流Iの量は徐々に増加する。
以上のように、印加電圧Vaが基準電圧Vb以上である場合に、コイルL1に流れる電流Iの量は変化する。また、出力端子T3,T4からは、印加電圧Vaよりも低くて基準電圧Vbに近い適切な平均電圧が負荷3に印加される。
一点鎖線は電流Iの平均電流を示している。
図4は、印加電圧Vaに対するデューティD1,D2の変化を示すグラフである。図4では、印加電圧Vaに対するデューティD1の変化が太い実線で示されており、印加電圧Vaに対するデューティD2の変化が細い実線で示されている。更に、図4では、印加電圧Vaに対する(1−D1)の変化が太い破線で示されている。
デューティD2は、印加電圧Va、基準電圧Vb及び定数k1,k2(0.5<k1<1,0<k2<0.5)を用いて以下の式で表される。
D2=1−k1×(Va/Vb)
ただし、D2<k2である場合、D2=k2である。
デューティD1は、デューティD2、印加電圧Va及び基準電圧Vbを用いて以下の式で表される。
D1=(1−D2)×(Vb/Va)
定数k1はデューティD1の上限値で、1に近い値であり、例えば0.9である。また、定数k2はデューティD2の下限値で、ゼロに近い値であり、例えば0.1である。
制御部17は、入力端子T1,T2間に印加された印加電圧Vaを検出し、検出した印加電圧Vaと、予め決められている定数k1,k2及び基準電圧Vbと上記した2式とを用いてデューティD1,D2夫々を算出する。制御部17は、FET11のゲートに、算出したデューティD1のPWM信号を印加し、FET13のゲートに、算出したデューティD2のPWM信号を印加する。
前述したように、FET12のゲートには、FET11のゲートに印加されたPWM信号のHigh及びLowを反転したPWM信号が印加され、FET14のゲートには、FET13のゲートに印加されたPWM信号のHigh及びLowを判定したPWM信号が印加される。
図4に示すように、印加電圧Vaが基準電圧Vb未満である場合、デューティD1は定数k1に固定されており、デューティD2が(1−D1)よりも大きい、即ち、FET11,12,13,14が第1状態である期間が、FET11,12,13,14が第3状態である期間よりも長い。従って、昇圧動作による印加電圧Vaの上昇幅が降圧動作による印加電圧Vaの下降幅よりも大きいので、出力端子T3,T4から、印加電圧Vaよりも高い平均電圧が負荷3に印加される。
更に、印加電圧Vaが基準電圧Vb未満である場合、印加電圧Va及び基準電圧Vbの差が大きい程、デューティD2が大きくなっており、FET11,12,13,14が第1状態である期間が長くなっている。このように、制御部17は、印加電圧Va及び基準電圧Vbの差が大きい程、昇圧動作による印加電圧Vaの上昇幅が大きくなるように調整している。
印加電圧Vaが基準電圧Vb以上である場合、デューティD2は定数k2に固定されており、(1−D1)がデューティD2よりも大きい、即ち、FET11,12,13,14が第3状態である期間が、FET11,12,13,14が第1状態である期間よりも長い。従って、降圧動作による印加電圧Vaの下降幅が昇圧動作による印加電圧Vaの上昇幅よりも大きいので、出力端子T3,T4から、印加電圧Vaよりも低い平均電圧が負荷3に印加される。
更に、印加電圧Vaが基準電圧Vb以上である場合、印加電圧Va及び基準電圧Vbの差が大きい程、デューティD2が大きくなっており、FET11,12,13,14が第1状態である期間が長くなっている。このように、制御部17は、印加電圧Va及び基準電圧Vbの差が大きい程、昇圧動作による印加電圧Vaの上昇幅が大きくなるように調整している。
以上のように構成された昇降圧回路1では、昇圧動作と降圧動作とを順に行う一連の動作を常に繰り返している。このため、FET11,12,13,14夫々をオン/オフするオン/オフパターン、即ち、FET11,12,13,14夫々のゲートに印加するPWM信号のパターンは同一であるので、制御部17は、オン/オフパターンを切替える切替え制御が不要である。
更に、昇降圧回路1では、昇圧動作と降圧動作とを常に反復し、昇圧動作又は降圧動作のみを長期間反復することがないので、FET11,12,13,14夫々の中に長期間オンとなるFETは含まれない。このため、昇降圧回路1において、FET11,12,13,14夫々のゲートに接続される図示しないコンデンサに電荷を蓄積するチャージポンプ回路を設ける必要がない。
従って、昇降圧回路1では、制御部17は切り替え制御を行う必要がなく、更にはチャージポンプ回路が不要であるため、昇降圧回路1の構成は簡単であり、小型で安価である。
昇降圧回路1では、昇圧動作と降圧動作とを常に反復し、制御部17が行うFET11,12,13,14夫々のオン/オフパターンは常に同様である。このため、昇降圧回路1に、出力端子T3から出力端子T4に流れる電流の量を制限する電流制限回路を設ける場合、該電流制限回路では、昇圧動作と降圧動作とを反復するオン/オフパターンに対応する電流制限のみを行えばよいので、昇降圧回路1に電流制限回路を簡単に設けることができる。
なお、制御部17は、印加電圧Vaが基準電圧Vb未満である場合、印加電圧Va及び基準電圧Vbの差の大小に応じて昇圧動作による印加電圧Vaの上昇幅を大小に調整しなくてもよい。例えば、制御部17は、印加電圧Vaが基準電圧Vb未満である場合、印加電圧Va及び基準電圧Vbの差の大小に応じて降圧動作による印加電圧Vaの下降幅を小大に調整してもよい。
同様に、制御部17は、印加電圧Vaが基準電圧Vb以上である場合、印加電圧Va及び基準電圧Vbの差の大小に応じて降圧動作による印加電圧Vaの下降幅を大小に調整しなくてもよい。例えば、制御部17は、印加電圧Vaが基準電圧Vb以上である場合、印加電圧Va及び基準電圧Vbの差の大小に応じて昇圧動作による印加電圧Vaの上昇幅を小大に調整してもよい。
また、入力端子T1,T2間に印加された印加電圧Vaを昇圧する昇圧動作と、印加電圧Vaを降圧する降圧動作とを行う回路は、コイルL1の一方の端子にFET11のソースとFET12のドレインとを接続し、コイル1の他方の端子にFET13のドレインとFET14のソースとを接続した回路に限定されない。
例えば、FET12の代わりに、カソードがコイルL1の一方の端子に接続し、アノードが入力端子T2、出力端子T4及びFET13のソースに接続するダイオードを用い、FET14の代わりに、カソードが出力端子T3とコンデンサC1の他方の端子に接続し、アノードがコイルL1の他方の端子に接続されるダイオードを用いてもよい。
FET11,12,13,14夫々は、Nチャネル型に限定されず、Pチャネル型でもよい。また、昇降圧回路1において、FET11,12,13,14の代わりに他の半導体スイッチ、例えばバイポーラトランジスタを用いてもよい。
開示された実施の形態は、全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上述の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
1 昇降圧回路
11,12,13,14 FET
17 制御部
L1 コイル
T1,T2 入力端子
T3,T4 出力端子
Va 印加電圧
Vb 基準電圧

Claims (4)

  1. 端子対間に印加された印加電圧を昇圧する昇圧動作と該印加電圧を降圧する降圧動作とを行う昇降圧回路において、
    前記印加電圧が所定電圧未満である場合に前記昇圧動作と、前記印加電圧の下降幅が前記昇圧動作による前記印加電圧の上昇幅よりも小さい前記降圧動作とを反復する第1反復手段と、
    前記印加電圧が前記所定電圧以上である場合に前記昇圧動作と、前記印加電圧の下降幅が前記昇圧動作による前記印加電圧の上昇幅よりも大きい前記降圧動作とを反復する第2反復手段と
    を備えることを特徴とする昇降圧回路。
  2. 前記第1反復手段は、前記印加電圧及び所定電圧の差の大小に応じて前記昇圧動作による前記印加電圧の上昇幅を大小に調整し、
    前記第2反復手段は、前記印加電圧及び所定電圧の差の大小に応じて前記降圧動作による前記印加電圧の下降幅を大小に調整するように構成してあること
    を特徴とする請求項1に記載の昇降圧回路。
  3. 一方の端子が前記端子対の一方の端子に接続されている第1スイッチと、
    夫々の一方の端子が前記端子対の他方の端子に接続されている第2及び第3スイッチと、
    一方の端子が第1及び第2スイッチ夫々の他方の端子に接続され、他方の端子が第3スイッチの他方の端子に接続されているコイルと、
    一方の端子が前記コイルの他方の端子に接続されている第4スイッチと
    を備え、
    前記第1及び第2反復手段夫々は、
    前記第1、第2、第3及び第4スイッチを、第1及び第3スイッチ夫々がオンであり、かつ、第2及び第4スイッチ夫々がオフである第1状態から、第1及び第4スイッチ夫々がオンであり、かつ、第2及び第3スイッチ夫々がオフである第2状態に遷移させることによって前記昇圧動作を行い、
    前記第1、第2、第3及び第4スイッチを、第2及び第4スイッチ夫々がオンであり、かつ、第1及び第3スイッチ夫々がオフである第3状態から、前記第2状態に遷移させることによって前記降圧動作を行うように構成してあること
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の昇降圧回路。
  4. 前記第1及び第2反復手段夫々は、
    前記第1、第2、第3及び第4スイッチが前記第1状態である期間を長短に調整することによって、前記昇圧動作による前記上昇幅を大小に調整し、
    前記第1、第2、第3及び第4スイッチが前記第3状態である期間を長短に調整することによって、前記降圧動作による前記下降幅を大小に調整するように構成してあること
    を特徴とする請求項3に記載の昇降圧回路。
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