JP2011136871A - リン含有金属酸化物微粒子およびその製造方法、該リン含有金属酸化物微粒子を含む透明被膜形成用塗布液ならびに透明被膜付基材 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】リン含有金属酸化物微粒子であって、リン含有量が金属酸化物微粒子に対してP2O5として0.1〜15重量%の範囲にあり、平均粒子径が5〜50nmの範囲にあリ、金属酸化物が酸化チタンおよび/または酸化ジルコニウムであることを特徴とするリン含有金属酸化物微粒子。
【選択図】なし
Description
しかしながら、マトリックス成分が有機シリコーン系マトリックス成分の場合は耐光性は大きく改善されるが、有機樹脂系マトリックス成分の場合、改良はされるものの耐光性の問題が依然として残りさらに改善が求められている。
[1]リン含有金属酸化物微粒子であって、リン含有量が金属酸化物微粒子に対してP2O5
として0.1〜15重量%の範囲にあり、平均粒子径が5〜50nmの範囲にあリ、金属酸化物が酸化チタンおよび/または酸化ジルコニウムであることを特徴とするリン含有金属酸化物微粒子。
[2]下記式(1)で表される有機珪素化合物で、有機珪素化合物の含有量がRn-SiO(4-n)/2としてリン含有金属酸化物微粒子の1〜50重量%の範囲となるように表面処理され
ている[1]のリン含有金属酸化物微粒子。
Rn-SiX4-n (1)
(但し、式中、Rは炭素数1〜10の非置換または置換炭化水素基であって、互いに同一であっても異なっていてもよい。X:炭素数1〜4のアルコキシ基、水酸基、ハロゲン、水素、n:1〜3の整数)
[3]表面が、有機樹脂で被覆されてなり、被覆有機樹脂の被覆量が固形分としてリン含有
金属酸化物微粒子の1〜300重量%の範囲にある[1]のリン含有金属酸化物微粒子。
[4]前記被覆有機樹脂がアクリル系樹脂および/またはメタクリル系樹脂である[3]のリン含有金属酸化物微粒子。
[5]屈折率が1.80〜2.20の範囲にある[1]〜[4]のリン含有金属酸化物微粒子。
[6]下記の工程(a)〜(c)からなることを特徴とするリン含有金属酸化物微粒子の製造方法。
(a)平均粒子径が5〜50nmの範囲にある酸化チタンおよび/または酸化ジルコニウムからなる金属酸化物微粒子の水分散液に、リン酸水溶液を、得られるリン含有金属酸化物微粒子中のリンの含有量が金属酸化物微粒子に対してP2O5として0.1〜15重量%の範囲となるように添加する工程
(b)リン酸を吸着させる工程
(c)微粒子を分離し、乾燥したのち、150〜480℃で加熱処理する工程
[7]前記工程(c)についで、下記の工程(d)を実施する[6]のリン物含有金属酸化物微
粒子の製造方法。
(d)リン含有金属酸化物微粒子をアルコールに分散させたリン含有金属酸化物微粒子ア
ルコール分散液に、下記式(1)で表される有機珪素化合物を、有機珪素化合物の含有量がRn−SiO(4-n)/2としてリン含有金属酸化物微粒子の1〜50重量%の範囲となるよ
うに添加し、水および有機珪素化合物加水分解用触媒を添加して有機珪素化合物の加水分解物で表面処理程
Rn−SiX4-n (1)
(但し、式中、Rは炭素数1〜10の非置換または置換炭化水素基であって、互いに同一であっても異なっていてもよい。X:炭素数1〜4のアルコキシ基、水酸基、ハロゲン、水素、n:1〜3の整数)
[8]前記工程(c)についで、下記の工程(e)を実施する[6]のリン物含有金属酸化物微粒子の製造方法。
(e)リン含有金属酸化物微粒子と分散媒と有機樹脂とを、有機樹脂の含有量が固形分と
してリン含有金属酸化物微粒子の1〜300重量%の範囲となるように混合し、メカノケミカル処理する工程
[9]前記有機樹脂がアクリル系樹脂および/またはメタクリル系樹脂である[8]のリン含有金属酸化物微粒子の製造方法。
[10]前記分散媒が、エーテル類、エステル類、ケトン類、アルコール類から選ばれる1種または2種以上である[8]または[9]のリン含有金属酸化物微粒子の製造方法。
[11]基材と、基材の一方の表面上に形成された透明被膜とからなり、該透明被膜がマトリックス成分と[1]〜[5]のリン含有金属酸化物微粒子とを含んでなることを特徴とする透明被膜付基材。
[12]透明被膜中のリン含有金属酸化物微粒子の含有量が固形分として10〜80重量%の範囲にあり、マトリックス成分の含有量が固形分として20〜90重量%の範囲にある[11]の透明被膜付基材。
[13]前記透明被膜の膜厚が0.5〜20μmの範囲にある[11]または[12]の透明被膜付基材。
[14]マトリックス形成成分と請求項1〜5のいずれかに記載のリン含有金属酸化物微粒子と分散媒とを含んでなり、全固形分濃度が1〜60重量%の範囲にあり、リン含有金属酸化物微粒子の濃度が固形分として0.1〜48重量%の範囲にあり、マトリックス形成成分の濃度が固形分として0.2〜54重量%の範囲にあることを特徴とする透明被膜形成用塗布液。
[リン含有金属酸化物微粒子]
本発明に係るリン含有金属酸化物微粒子は、リン成分を含有し、リン酸化物換算でその
含有量が金属酸化物微粒子に対してP2O5として0.1〜15重量%の範囲にあり、平均粒子径が5〜50nmの範囲にあることを特徴としている。
本発明で使用される金属酸化物粒子としては、酸化チタン微粒子および酸化ジルコニウム微粒子が用いられる。
発明では、リン酸化物は、ドーピングのように結晶内に取り込まれているのではなく、微粒子表面または細孔に担持されている。
本発明のリン含有金属酸化物微粒子は下記式(1)で表される有機珪素化合物で、有機珪素化合物の含有量がRn−SiO(4-n)/2としてリン含有金属酸化物微粒子の1〜50重
量%の範囲となるように表面処理されていることが好ましい。
(但し、式中、Rは炭素数1〜10の非置換または置換炭化水素基であって、互いに同一であっても異なっていてもよい。X:炭素数1〜4のアルコキシ基、水酸基、ハロゲン、水素、n:1〜3の整数)
Rとしては、反応性のものが好ましく、エポキシ基、グリシドキシ基や(メタ)アクリロキシ基などを含むものが望ましい。
トリフルオロプロピルジメトキシシラン、β−(3,4-エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、γ-グリシドキシメチルトリメトキシシラン、γ-グリシドキシメチルトリエキシシラン、γ-グリシドキシエチルトリメトキシシラン、γ-グリシドキシエチルトリエトキシシラン、γ-グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ-グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ-グリシドキシプロピルトリエトキシシラン、γ-グリシドキシプロピルトリエトキシシラン、γ−(β−グリシドキシエトキシ)プロピルトリメトキシシラン、γ-(メタ)アクリロオキシメチルトリメトキシシラン、γ-(メタ)アクリロオキシメチルトリエキシシラン、γ-(メタ)アクリロオキシエチルトリメトキシシラ
ン、γ-(メタ)アクリロオキシエチルトリエトキシシラン、γ-(メタ)アクリロオキシプロピルトリメトキシシラン、γ-(メタ)アクリロオキシプロピルトリメトキシシラン
、γ-(メタ)アクリロオキシプロピルトリエトキシシラン、γ-(メタ)アクリロオキシプロピルトリエトキシシラン、ブチルトリメトキシシラン、イソブチルトリエトキシシラン、ヘキシルトリエトキシシラオクチルトリエトキシシラン、デシルトリエトキシシラン、ブチルトリエトキシシラン、イソブチルトリエトキシシラン、ヘキシルトリエトキシシラン、オクチルトリエトキシシラン、デシルトリエトキシシラン、3-ウレイドイソプロピルプロピルトリエトキシシラン、パーフルオロオクチルエチルトリメトキシシラン、パーフルオロオクチルエチルトリエトキシシラン、パーフルオロオクチルエチルトリイソプロポキシシラン、トリフルオロプロピルトリメトキシシラン、N−β(アミノエチル)γ-
アミノプロピルメチルジメトキシシラン、N−β(アミノエチル)γ-アミノプロピルト
リメトキシシラン、N-フェニル-γ-アミノプロピルトリメトキシシラン、γ-メルカプトプロピルトリメトキシシラン、ビストリメトキシシリルヘキサン、メチルトリクロロシラン、ジメチルジメトキシシラン、ジメチルジエトキシシラン、ジイソプロピルジメトキシシラン、ジイソブチルジメトキシシラン、ジフェニルジメトキシシラン、ジフェニルジエトキシシラン、γ-グリシドキシプロピルメチルジエトキシシラン、γ-(メタ)アクリロオキシプロピルメチルジエトキシシラン、N−β(アミノエチル)γ-アミノプロピルメ
チルジメトキシシラン、γ-メルカプトプロピルメチルジメトキシシラン、ジメチルジク
ロロシラン、シクロヘキシルメチルジメトキシシラン、ヘキサメチルジシラザン、トリメチルシラノール、トリフェニルシラノール、トリメチルメトキシシラン、トリメチルクロロシラン、n-オクチルジメチルクロロシラン等、およびこれらの混合物が挙げられる。
向上することもなく、屈折率が低下し所望の屈折率を有するリン含有金属酸化物粒子を得ることが困難な場合がある。
本発明のリン含有金属酸化物微粒子は、有機樹脂で被覆され、有機樹脂の含有量が固形分としてリン含有金属酸化物微粒子に対して1〜300重量%、さらには2〜200重量%の範囲となるように樹脂で被覆されていてもよい。
[リン含有金属酸化物微粒子の製造方法]
本発明に係るリン含有金属酸化物微粒子の製造方法は、下記の工程(a)〜(d)からなることを特徴としている。
(a)平均粒子径が5〜50nmの範囲にある金属酸化物微粒子の水分散液に、リン酸水溶液を、得られるリン含有金属酸化物微粒子中のリンの含有量がP2O5として0.1〜15重量%の範囲となるように添加する工程
(b)リン酸を吸着させる工程
(c)微粒子を分離し、乾燥したのち、150〜480℃で加熱処理する工程
工程(a)
平均粒子径が5〜50nmの範囲にある金属酸化物微粒子の水分散液に、リン酸水溶液を、得られるリン含有金属酸化物微粒子中のリンの含有量がP2O5として0.1〜15重
量%の範囲となるように添加する。
工程(b)
次に添加したリン酸を金属酸化物微粒子表面に吸着させる。リン酸を添加した後、必要に応じて撹拌を継続してもよい。
工程(c)
ついで、微粒子を分散液より分離し、乾燥する。分離する方法としては、濾過分離法、遠心分離法等が採用できる。
ためか、さらに分散性に優れたリン含有金属酸化物微粒子を得ることができる。
(i)第1態様
工程(d)
加熱処理(c)の後、必要に応じて塊砕し、得られたリン含有金属酸化物微粒子をアルコールと混合して、アルコール分散液を調製する。リン含有金属酸化物微粒子アルコール分散液の濃度は1〜30重量%、さらには2〜20重量%の範囲にあることが好ましい。アルコールとしては、メタノール、エタノール、プロパノール、2-プロパノール(IPA)、ブタノール、ジアセトンアルコール、フルフリルアルコール、テトラヒドロフルフリルアルコールなどが挙げられる。
金属酸化物微粒子に対して1〜50重量%の範囲となるように添加し、水および有機珪素化合物加水分解用触媒を添加して有機珪素化合物の加水分解物で表面処理する。
Rn−SiX4-n (1)
(但し、式中、Rは炭素数1〜10の非置換または置換炭化水素基であって、互いに同一であっても異なっていてもよい。X:炭素数1〜4のアルコキシ基、水酸基、ハロゲン、水素、n:1〜3の整数)
このような有機珪素化合物として、具体的には、メチルトリメトキシシラン、ジメチルジメトキシシラン、フェニルトリメトキシシラン、ジフェニルジメトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、ジメチルジエトキシシラン、フェニルトリエトキシシラン、ジフェニルジエトキシシラン、イソブチルトリメトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、ビニルトリス(βメトキシエトキシ)シラン、3,3,3−トリフ
ルオロプロピルトリメトキシシラン、メチル-3,3,3−トリフルオロプロピルジメトキシシラン、β−(3,4-エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、γ-グリシドキ
シメチルトリメトキシシラン、γ-グリシドキシメチルトリエキシシラン、γ-グリシドキシエチルトリメトキシシラン、γ-グリシドキシエチルトリエトキシシラン、γ-グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ-グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ-グリシドキシプロピルトリエトキシシラン、γ-グリシドキシプロピルトリエトキシシラン
、γ−(β−グリシドキシエトキシ)プロピルトリメトキシシラン、γ-(メタ)アクリ
ロオキシメチルトリメトキシシラン、γ-(メタ)アクリロオキシメチルトリエキシシラ
ン、γ-(メタ)アクリロオキシエチルトリメトキシシラン、γ-(メタ)アクリロオキシエチルトリエトキシシラン、γ-(メタ)アクリロオキシプロピルトリメトキシシラン、
γ-(メタ)アクリロオキシプロピルトリメトキシシラン、γ-(メタ)アクリロオキシプロピルトリエトキシシラン、γ-(メタ)アクリロオキシプロピルトリエトキシシラン、
ブチルトリメトキシシラン、イソブチルトリエトキシシラン、ヘキシルトリエトキシシラオクチルトリエトキシシラン、デシルトリエトキシシラン、ブチルトリエトキシシラン、イソブチルトリエトキシシラン、ヘキシルトリエトキシシラン、オクチルトリエトキシシラン、デシルトリエトキシシラン、3-ウレイドイソプロピルプロピルトリエトキシシラン、パーフルオロオクチルエチルトリメトキシシラン、パーフルオロオクチルエチルトリエトキシシラン、パーフルオロオクチルエチルトリイソプロポキシシラン、トリフルオロプロピルトリメトキシシラン、N−β(アミノエチル)γ-アミノプロピルメチルジメトキ
シシラン、N−β(アミノエチル)γ-アミノプロピルトリメトキシシラン、N-フェニル-γ-アミノプロピルトリメトキシシラン、γ-メルカプトプロピルトリメトキシシラン、
トリメチルシラノール、メチルトリクロロシラン、ジメチルジメトキシシラン、ジメチルジエトキシシラン、ジイソプロピルジメトキシシラン、ジイソブチルジメトキシシラン、ジフェニルジメトキシシラン、ジフェニルジエトキシシラン、γ-グリシドキシプロピル
メチルジエトキシシラン、γ-(メタ)アクリロオキシプロピルメチルジエトキシシラン
、N−β(アミノエチル)γ-アミノプロピルメチルジメトキシシラン、γ-メルカプトプロピルメチルジメトキシシラン、ジメチルジクロロシラン、シクロヘキシルメチルジメトキシシラン、ヘキサメチルジシラザン、トリメチルシラノール、トリフェニルシラノール、トリメチルメトキシシラン、トリメチルクロロシラン、n-オクチルジメチルクロロシ
ラン等が挙げられる。
微粒子の1〜50重量%、さらには2〜40重量%の範囲となるように添加することが好ましい。
素化合物を除去する必要があり、除去したとしても得られるリン含有金属酸化物微粒子の高濃度での安定性が不充分となる場合がある。モル比(MH2O)/(MOC)が高すぎても
、後に水を除去する必要があるがその除去が困難であり、後述する有機溶媒を用いる透明被膜形成用塗布液に用いた場合、安定性が不充分となり、高濃度で安定な塗布液が得られない場合がある。
添加するアンモニアのモル数(MNH3)と有機珪素化合物のモル数(MOC)とのモル比(
MNH3)/(MOC)は0.1〜12、さらには0.2〜10の範囲にあることが好ましい
。
素化合物を除去する必要があり、除去したとしても高濃度安定性に優れたリン含有金属酸化物微粒子を得ることが困難である。
るものの、アンモニアが多く残留するようになり、塗布液の安定性、透明被膜の性能(耐擦傷性、透明性、外観等)が不充分となり、このため、残存するアンモニアを除去する必要が生じる。
(ii)第2態様
本発明では、前記工程(c)についで、下記の工程(e)を実施してもよい。
工程(e)
リン含有酸化チタン微粒子またはリン含有酸化ジルコニウム微粒子と分散媒と有機樹脂とを、有機樹脂の含有量が固形分としてリン含有金属酸化物微粒子に対して1〜300重量%の範囲となるように混合し、メカノケミカル処理する。これによって、有機樹脂被覆層が形成される。
[透明被膜付基材]
本発明に係る透明被膜付基材は、基材と、基材の一方の表面上に形成された透明被膜とからなり、該透明被膜がマトリックス成分と前記したリン含有金属酸化物微粒子とを含んでなることを特徴としている。
基材
本発明に用いる基材としては、従来公知のガラス、ポリカーボネート、アクリル樹脂、トリアセチルセルロース基材、ポリオレフィン系樹脂基材、ポリビニルアルコール系樹脂基材、ポリエーテルスルフォン系樹脂基材、PET、プラスチックフィルム等、プラスチックパネル等を用いることができる。
リン含有金属酸化物微粒子
リン含有金属酸化物微粒子としては、前記したリン含有金属酸化物微粒子、前記した有機珪素化合物で表面処理した、あるいは有機樹脂で被覆したリン含有金属酸化物微粒子が用いられる。
マトリックス成分
マトリックス成分として、前記式(1)で表される有機珪素化合物の加水分解物であるゾルゲル法マトリックス形成成分の硬化したゾルゲル法マトリックス成分、有機樹脂マトリックス形成成分が硬化した有機樹脂マトリックス成分を用いることができる。このうち、本発明では、有機樹脂マトリックス成分を好適に用いることができる。(通常、有機樹脂マトリックス成分で、酸化チタン系粒子を用いると耐候性の問題となることがあるが、本発明ではかかる問題は解消される)
有機樹脂マトリックス形成成分として、たとえば、従来から用いられているポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリアミド樹脂、ポリフェニレンオキサイド樹脂、熱可塑性アクリル樹脂、塩化ビニル樹脂、フッ素樹脂、酢酸ビニル樹脂、シリコーンゴムなどの熱可塑性樹脂、ウレタン樹脂、メラミン樹脂、ケイ素樹脂、ブチラール樹脂、反応性シリコーン樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、熱硬化性アク
リル樹脂、紫外線硬化型アクリル樹脂などの熱硬化性樹脂、紫外線硬化型アクリル樹脂などが挙げられる。さらにはこれら樹脂の2種以上の共重合体や変性体であってもよい。
ーテルアクリレート、ネオペンチルグリコールジグリシジルエーテルアクリレート、ジエチレングリコールジグリシジルエーテルジアクリレート、ジプロピレングリコールジグリシジルエーテルジアクリレート、2−メタクリロイロキシエチルコハク酸、2−アクロイロキシエチルコハク酸、2−アクロイロキシエチルフタル酸、2−メタクリロイロキシエチルヘキサヒドロフタル酸、2−アクロイロキシエチル−2−ヒドロキシエチルフタル酸、2−メタクリロイロキシエチルアシッドホスフェート、2−メタクリロイロキシエチルアシッドホスフェート、2−アクロイロキシエチルアシッドフォスフェート、2ヒドロキシ−3フェノキシプロピルアクリレート、ビスフェノールAジグリシジルエーテルメタクリル酸付加物、ビスフェノールAジグリシジルエーテルアクリル酸付加物、およびこれらの混合物あるいはこれら樹脂の2種以上の共重合体や変性体であってもよい。
ステル樹脂が挙げられ、具体的にはペンタエリスリトールトリアクリレート、ペンタエリスリトールテトラアクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラアクリレート、ジトリメチロールプロパンテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート、メチルメタクリレート、エチルメタクリレート、ブチルメタクリレート、イソブチルメタクリレート、2−エチルヘキシルメテクリレート、イソデシルメテクリレート、n-ラウリルアクリレート、n−ステアリルアクリレート、1,6−ヘ、サンジオールジメタクリレート、パーフルオロオクチルエチルメタクリレート、トリフロロエチルメテクリレート、ウレタンアクリレート等およびこれらの混合物が挙げられる。
30〜80重量%の範囲にあることが好ましい。
透明被膜形成用塗布液
本発明に係る透明被膜形成用塗布液は、マトリックス形成成分と請求項1〜5のいずれかに記載のリン含有金属酸化物微粒子と分散媒とを含んでなり、全固形分濃度が1〜60重量%の範囲にあり、リン含有金属酸化物微粒子の濃度が固形分として0.1〜48重量%の範囲にあり、マトリックス形成成分の濃度が固形分として0.2〜54重量%の範囲にあることを特徴としている。
マトリックス形成成分
マトリックス形成成分としては、前記マトリックス形成成分が用いられる。なお硬化性樹脂の場合硬化前(反応前)モノマーと重合開始剤とからなり、熱可塑性樹脂の場合、重合体からなる。
リン含有金属酸化物微粒子
リン含有金属酸化物微粒子としては、前記リン含有金属酸化物微粒子、有機珪素化合物で表面処理した、あるいは有機樹脂で被覆したリン含有金属酸化物微粒子が用いられる。
分散媒としては、水分散媒であってもアルコールなどの有機溶媒であってもよく、適宜選択して用いることができる。本発明に用いる分散媒としては前記有機樹脂マトリックス形成成分、必要に応じて用いる重合開始剤を溶解あるいは分散できるとともにリン含有金属酸化物微粒子を均一に分散することができる、従来公知の分散媒を用いることができる。
ーテル等のエーテル類を含む親水性分散媒等が挙げられる。
[実施例]
以下、実施例により本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例により限定されるものではない。
[実施例1]
樹脂被覆リン含有ジルコニウム微粒子(1)の調製
純水1,300gにオキシ塩化ジルコニウム8水和物(ZrOCl2・8H2O)35gを溶解し、これに濃度10重量%のKOH水溶液123gを添加してジルコニウム水酸化物ヒドロゲル(ZrO2濃度1重量%)を調製した。ついで、限外濾過膜法で電導度が0.5mS/c
m以下になるまで洗浄した。
液を調製した。
ン酸(関東化学(株)製:純度85%)8.1gを10分かけて添加し、10分攪拌した。その後、バットに取り出し180℃で17時間加熱し、リン含有ジルコニウム微粒子(1)を得た。得られた微粒子のリンのP2O5としての含有量、屈折率を表に示した。
ルモノメチルエーテル(PGME)224g、フェノールノボラック型エポキシアクリレート(新中村化学(株)製:NKエステル EA-6320)120gを、石英ビーズ62
8gを入れたビーズミルに充填し、メカノケミカル処理した後、石英ビーズを分離して固形分濃度25重量%の有機樹脂被覆リン含有ジルコニウム微粒子(1)分散液を調製した。
有機樹脂被覆リン含有ジルコニウム微粒子(1)の平均粒子径および屈折率を測定し、結果
を表に示す。
(1)分散液をエバポレーターに採り、分散媒を蒸発させる。
(2)これを120℃で乾燥し、粉末とする。
(3)屈折率が既知の標準屈折液を2、3滴ガラス板上に滴下し、これに上記粉末を混合する。
(4)上記(3)の操作を種々の標準屈折液で行い、混合液が透明になったときの標準屈折液の屈折率を微粒子の屈折率とする。
透明被膜形成用塗布液(1)の調製
有機樹脂被覆リン含有ジルコニウム微粒子分散液(1)3.56gに紫外線硬化樹脂(大
日本インキ(株)製:ユニデック17−824−9、固形分濃度79重量%)0.89gと
光重合開始剤1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン(チバジャパン(株)製:イルガキュア184、PGMEで固形分濃度10%に溶解)0.53gとを充分に混合して固形分濃度36重量%の透明導電性被膜形成用塗布液(1)を調製した。得られた塗布液の安定性を評価し、結果を表に示す。
透明被膜付基材(1)の製造
透明導電性被膜形成用塗布液(1)を易接着層付PETフィルム(東洋紡績(株)製:コス
モシャインA4300)にバーコーター法(#20)で塗布し、80℃で1分間乾燥した
後、高圧水銀灯(600mJ/cm2)を照射して硬化させ、透明導電性被膜付基材(1)を調製した。このときの透明導電性被膜の厚さは3μmであった。
耐擦傷性および耐候性を表に示す。全光線透過率およびヘーズは、ヘーズメーター(スガ試験機(株)製)により、表面抵抗は表面抵抗計(三菱油化(株)製:LORESTA)で
測定し、結果を表に示した。
屈折率
被膜の屈折率は、エリプソメーター(ULVAC社製、EMS−1)により測定した。鉛筆硬度
鉛筆硬度は、JIS K 5400に準じて、鉛筆硬度試験器で測定した。即ち、透明導電性被膜表面に対して45度の角度に鉛筆をセットし、所定の加重を負荷して一定速度で引っ張り、傷の有無を観察した。
耐擦傷性の測定
#0000スチールウールを用い、荷重1000g/cm2で20回摺動し、膜の表面
を目視観察し、以下の基準で評価し、結果を表に示した。
筋条の傷が認められない :◎
筋条に傷が僅かに認められる:○
筋条に傷が多数認められる :△
面が全体的に削られている :×
密着性
透明導電性被膜付基材(1)の表面にナイフで縦横1mmの間隔で11本の平行な傷を付け100個の升目を作り、これにセロファンテープを接着し、次いで、セロファンテープを剥離したときに被膜が剥離せず残存している升目の数を、以下の3段階に分類することによって密着性を評価した。結果を表に示す。
残存升目の数85〜89個:○
残存升目の数84個以下 :△
耐候性
透明被膜付基材(1)を退色試験用水銀ランプ(東芝(株)製H400−E)により透明
被膜表面に紫外線を24時間照射し、色の目視確認を行い、以下の基準で評価する。なお、ランプと透明被膜表面との照射距離は、70mmとし、ランプの出力は、透明被膜表面温度が45±5℃となるように調整する。
若干の変色が認められる :○
明らかな変色が認められる:×
干渉縞
透明被膜付基材(1)の干渉縞の有無を目視によって確認する。
若干の干渉縞が認められる :○
明らかに干渉縞が認められる:×
[実施例2]
樹脂被覆リン含有酸化ジルコニウム微粒子(2)の調製
実施例1において、リン酸(関東化学(株)製:純度85重量%)を1.6g用いた以
外は同様にしてリン含有酸化ジルコニウム微粒子(2)を得た。リン含有酸化ジルコニウム
微粒子(2)のリンのP2O5としての含有量、屈折率を表に示した。
固形分濃度25重量%の樹脂被覆リン含有酸化ジルコニウム微粒子(2)分散液を調製した
。有機樹脂被覆リン含有ジルコニウム微粒子(2)の平均粒子径および屈折率を測定し、結
果を表に示す。
透明被膜形成用塗布液(2)の調製
実施例1において、樹脂被覆リン含有酸化ジルコニウム微粒子(2)分散液を用いた以外
は同様にして固形分濃度36重量%の透明被膜形成用塗布液(2)を調製した。透明被膜形
成用塗布液(2)の安定性を評価し、結果を表に示す。
透明被膜付基材(2)の製造
実施例1において、透明被膜形成用塗布液(2)を用いた以外は同様にして透明被膜付基
材(2)を調製した。このときの透明被膜の厚さは3μmであった。得られた透明被膜付基
材(2)の屈折率、全光線透過率、ヘーズ、密着性、鉛筆硬度、耐擦傷性および耐候性を表
に示す。
[実施例3]
樹脂被覆リン含有酸化ジルコニウム微粒子(3)の調製
実施例1において、リン酸(関東化学(株)製:純度85重量%)を16.2g用いた以外は同様にしてリン含有酸化ジルコニウム微粒子(3)を得た。リン含有酸化ジルコニウ
ム微粒子(3)のリンのP2O5としての含有量、屈折率を表に示した。ついで、リン含有酸
化ジルコニウム微粒子(3)を用いた以外は実施例1と同様にして、固形分濃度25重量%
の樹脂被覆リン含有酸化ジルコニウム微粒子(3)分散液を調製した。有機樹脂被覆リン含
有ジルコニウム微粒子(3)の平均粒子径および屈折率を測定し、結果を表に示す。
透明被膜形成用塗布液(3)の調製
実施例1において、樹脂被覆リン含有酸化ジルコニウム微粒子(3)分散液を用いた以外
は同様にして固形分濃度36重量%の透明被膜形成用塗布液(3)を調製した。透明被膜形
成用塗布液(3)の安定性を評価し、結果を表に示す。
透明被膜付基材(3)の製造
実施例1において、透明被膜形成用塗布液(3)を用いた以外は同様にして透明被膜付基
材(3)を調製した。このときの透明被膜の厚さは3μmであった。
得られた透明被膜付基材(3)の屈折率、全光線透過率、ヘーズ、密着性、鉛筆硬度、耐擦
傷性および耐候性を表に示す。
[実施例4]
樹脂被覆リン含有酸化チタン微粒子(4)分散液の調製
18.3gの4塩化チタンを純水で希釈してTiO2として1.0重量%含有する水溶
液を得た。これを撹拌しながら、濃度15重量%のアンモニア水を添加し、pH9.5の白色スラリーを得た。このスラリーを濾過洗浄し、TiO2として濃度10.2重量%の
水和酸化チタンゲルのケーキを得た。このケーキと濃度5重量%過酸化水素水400gを混合し、ついで80℃で2時間加熱して溶解し、TiO2として濃度1.0重量%のペル
オキソチタン酸水溶液を得た。
学(株)製:純度85%)を8.1gを10分かけて添加し、10分間攪拌した。その後、
バットに取り出し180℃で17時間加熱して乾燥し、リン含有酸化チタン微粒子(4)を
得た。得られたリン含有酸化チタン微粒子(4)のリンのP2O5としての含有量、屈折率を
表に示した。
モノメチルエーテル(PGME)224g、フェノールノボラック型エポキシアクリレート(新中村化学(株)製:NKエステル EA-6320)120gを、石英ビーズ628
gを入れたビーズミルに充填し、メカノケミカル処理した後、石英ビーズを分離して固形分濃度25重量%の有機樹脂被覆リン含有酸化チタン微粒子(4)分散液を調製した。有機
樹脂被覆リン含有ジルコニウム微粒子(4)の平均粒子径および屈折率を測定し、結果を表
に示す。
実施例1において、樹脂被覆リン含有酸化ジルコニウム微粒子(4)分散液を用いた以外
は同様にして固形分濃度36重量%の透明被膜形成用塗布液(4)を調製した。透明被膜形
成用塗布液(4)の安定性を評価し、結果を表に示す。
透明被膜付基材(4)の製造
実施例1において、透明被膜形成用塗布液(4)を用いた以外は同様にして透明被膜付基
材(4)を調製した。このときの透明被膜の厚さは3μmであった。
擦傷性および耐候性を表に示す。
[実施例5]
樹脂被覆リン含有酸化チタン微粒子(5)の調製
実施例4において、リン酸(関東化学(株)製:純度85重量%)を1.6gを用いた以外は同様にしてリン含有酸化酸化チタン微粒子(5)を得た。リン含有酸化チタン微粒子(5)のリンのP2O5としての含有量、屈折率を表に示した。ついで、リン含有酸化チタン微粒子(5)を用いた以外は実施例1と同様にして、固形分濃度25重量%の樹脂被覆リン含
有酸化チタン微粒子(5)分散液を調製した。
に示す。
透明被膜形成用塗布液(5)の調製
実施例1において、樹脂被覆リン含有酸化チタン微粒子(5)分散液を用いた以外は同様
にして固形分濃度36重量%の透明被膜形成用塗布液(5)を調製した。透明被膜形成用塗
布液(5)の安定性を評価し、結果を表に示す。
透明被膜付基材(5)の製造
実施例1において、透明被膜形成用塗布液(5)を用いた以外は同様にして透明被膜付基
材(5)を調製した。このときの透明被膜の厚さは3μmであった。
擦傷性および耐候性を表に示す。
[実施例6]
樹脂被覆リン含有酸化チタン微粒子(6)の調製
実施例4において、リン酸(関東化学(株)製:純度85重量%)を16.2gを用いた以外は同様にしてリン含有酸化酸化チタン微粒子(5)を得た。リン含有酸化チタン微粒
子(6)のリンのP2O5としての含有量、屈折率を表に示した。
濃度25重量%の樹脂被覆リン含有酸化チタン微粒子(6)分散液を調製した。
に示す。
透明被膜形成用塗布液(6)の調製
実施例1において、樹脂被覆リン含有酸化チタン微粒子(6)分散液を用いた以外は同様
にして固形分濃度36重量%の透明被膜形成用塗布液(6)を調製した。透明被膜形成用塗
布液(6)の安定性を評価し、結果を表に示す。
透明被膜付基材(6)の製造
実施例1において、透明被膜形成用塗布液(6)を用いた以外は同様にして透明被膜付基
材(6)を調製した。このときの透明被膜の厚さは3μmであった。
擦傷性および耐候性を表に示す。
[実施例7]
樹脂被覆リン含有酸化ジルコニウム微粒子(7)の調製
実施例1において、フェノールノボラック型エポキシアクリレート(新中村化学(株)製:NK エステル EA-6320)180gを用いた以外は同様にして固形分濃度25
重量%の有機樹脂被覆リン含有ジルコニウム微粒子(7)分散液を調製した。有機樹脂被覆
リン含有ジルコニウム微粒子(7)の平均粒子径および屈折率を測定し、結果を表に示す。
透明被膜形成用塗布液(7)の調製
実施例1において、樹脂被覆リン含有酸化ジルコニウム微粒子(7)分散液を用いた以外
は同様にして固形分濃度36重量%の透明被膜形成用塗布液(6)を調製した。透明被膜形
成用塗布液(7)の安定性を評価し、結果を表に示す。
透明被膜付基材(7)の製造
実施例1において、透明被膜形成用塗布液(7)を用いた以外は同様にして透明被膜付基
材(7)を調製した。このときの透明被膜の厚さは3μmであった。得られた透明被膜付基
材(7)の屈折率、全光線透過率、ヘーズ、密着性、鉛筆硬度、耐擦傷性および耐候性を表
に示す。
[実施例8]
有機珪素化合物表面処理リン含有酸化ジルコニウム微粒子(8)の調製
実施例1と同様にして調製したリン含有ジルコニウム微粒子(1)56gを純水282g
に分散させ、これに、酒石酸7g、濃度10重量%のKOH水溶液22gを加えて充分攪拌した。ついで、石英メジアを1000gを加え、これを分散機(カンペ(株)製:BATCH SAND)にて分散処理してジルコニアゾルとした。ついで、限外濾過膜を用いて洗浄した後、陰イオン交換樹脂(三菱化学(株)製:SANUPC)40gを加えて脱イオン処理をして、固形分としての濃度1.5重量%のリン含有ジルコニア微粒子(8)分散液を調製し
た。リン含有酸化ジルコニウム微粒子(8)の平均粒子径は38nmであった。また、屈折
率は2.1であった。
(多摩化学工業株式会社製:エチルシリケート-A、SiO2濃度28.8重量%)を4.33g加え、ついでメタノール277gを加えた後、50℃で15時間熟成を行った。ついで、限外濾過膜を用いて溶媒をメタノールに置換した固形分濃度10重量%のリン含有酸化ジルコニウム微粒子アルコール分散液を調製した。
製:KBM−503)2.38gを加え、50℃で16時間熟成を行った後、蒸留法でプロピレングリコールモノメチルエーテル(PGME)に溶媒置換するとともに濃縮し、有機珪素化合物で表面処理した固形分濃度20重量%のリン含有酸化ジルコニウム微粒子(8)分散液を得た。
率を測定し、結果を表に示す。
キ(株)製:ユニデック17−824−9、固形分濃度79重量%)0.89gと光重合開
始剤1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン(チバジャパン(株)製:イルガキュア184、PGMEで固形分濃度10%に溶解)0.53gとを充分に混合して固形分濃度30重量%の透明被膜形成用塗布液(8)を調製した。得られた塗布液の安定性を評価し
、結果を表に示す。
透明被膜付基材(8)の製造
透明被膜形成用塗布液(8)を易接着層付PETフィルム(東洋紡績(株)製:コスモシャインA4300)にバーコーター法(#22)で塗布し、80℃で1分間乾燥した後、高
圧水銀灯(600mJ/cm2)を照射して硬化させ、透明被膜付基材(1)を調製した。このときの透明被膜の厚さは3μmであった。
擦傷性および耐候性を表に示す。
[実施例9]
有機珪素化合物表面処理リン含有酸化ジルコニウム微粒子(9)の調製
実施例8において、3-メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン(信越化学(株)製
:KBM−503)0.60gを加えた以外は同様にして、固形分濃度20重量%の有機珪素化合物で表面処理したリン含有酸化ジルコニウム微粒子(9)分散液を得た。有機珪素
化合物表面処理リン含有酸化ジルコニウム微粒子(9)の平均粒子径および屈折率を測定し
、結果を表に示す。
透明被膜形成用塗布液(9)の調製
実施例8において、有機珪素化合物表面処理リン含有酸化ジルコニウム微粒子(9)分散
液を用いた以外は同様にして、透明被膜形成用塗布液(9)を得た。透明被膜形成用塗布液(9)の安定性を評価し、結果を表に示す。
透明被膜付基材(9)の製造
実施例8において、透明被膜形成用塗布液(9)を用いた以外は同様にして、透明被膜付
基材(9)を調製した。このときの透明被膜の厚さは3μmであった。
擦傷性および耐候性を表に示す。
[実施例10]
有機珪素化合物表面処理リン含有酸化ジルコニウム微粒子(10)の調製
実施例8において、3-メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン(信越化学(株)製
:KBM−503)4.76gを加えた以外は同様にして、固形分濃度20重量%の有機珪素化合物で表面処理したリン含有酸化ジルコニウム微粒子(10)分散液を得た。
透明被膜形成用塗布液(10)の調製
実施例8において、有機珪素化合物表面処理リン含有酸化ジルコニウム微粒子(10)分散液を用いた以外は同様にして、透明被膜形成用塗布液(10)を得た。透明被膜形成用塗布液(10)の安定性を評価し、結果を表に示す。
透明被膜付基材(10)の製造
実施例8において、透明被膜形成用塗布液(10)を用いた以外は同様にして、透明被膜付基材(10)を調製した。このときの透明被膜の厚さは3μmであった。得られた透明被膜付基材(10)の屈折率、全光線透過率、ヘーズ、密着性、鉛筆硬度、耐擦傷性および耐候性を
表に示す。
[実施例11]
有機珪素化合物表面処理リン含有酸化チタン微粒子(11)の調製
実施例4と同様にして、リン含有酸化チタン微粒子(4)を得た。ついで、リン含有酸化
チタン微粒子(4)56gを純水282gに分散させ、これに、酒石酸7g、濃度10重量
%のKOH水溶液22gを加えて充分攪拌した。ついで、石英メジア1000gを加え、これを分散機(カンペ(株)製:BATCH SAND)にて分散処理した。ついで、限外濾過膜を用いて洗浄した後、陰イオン交換樹脂(三菱化学(株)製:SANUPC)40gを加えて脱イオン処理をして、固形分としての濃度1.5重量%のリン含有酸化チタン微粒子(11)分散液を調製した。リン含有酸化チタン微粒子(11)の平均粒子径は38nmであった。また、屈折率は2.1であった。
化学(株)製:KBM−503)2.38gを加え、50℃で16時間熟成を行い、固形分濃度20重量%の有機珪素化合物で表面処理したリン含有酸化酸化チタン微粒子(11)分散液を得た。
透明被膜形成用塗布液(11)の調製
実施例8において、固形分濃度20重量%の有機珪素化合物で表面処理したリン含有酸化酸化チタン微粒子(11)分散液を用いた以外は同様にして、透明被膜形成用塗布液(11)を得た。透明被膜形成用塗布液(11)の安定性を評価し、結果を表に示す。
透明被膜付基材(11)の製造
実施例8において、透明被膜形成用塗布液(11)を用いた以外は同様にして、透明被膜付基材(11)を調製した。このときの透明被膜の厚さは3μmであった。
[実施例12]
透明被膜形成用塗布液(12)の調製
実施例6において、樹脂被覆リン含有酸化チタン微粒子(6)分散液2.14gを用い、
紫外線硬化樹脂(大日本インキ(株)製:ユニデック17−824−9、固形分濃度79重
量%)1.25g、光重合開始剤1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン(チバジャパン(株)製:イルガキュア184、PGMEで固形分濃度10%に溶解)0.75g、PGMEを2.80gとを充分に混合して固形分濃度36重量%の透明被膜形成用塗布液(12)を調製した。得られた塗布液の安定性を評価し、結果を表に示す。
透明被膜付基材(12)の製造
実施例1において、透明被膜形成用塗布液(12)を用いた以外は同様にして透明被膜付基材(12)を調製した。このときの透明被膜の厚さは3μmであった。得られた透明被膜付基材(12)の屈折率、全光線透過率、ヘーズ、密着性、鉛筆硬度、耐擦傷性および耐候性を表に示す。
[実施例13]
リン含有酸化ジルコニウム微粒子(13)の調製
実施例1と同様にして、リン含有ジルコニウム微粒子(1)を得た。次に、リン含有ジル
コニウム微粒子(1)120g、有機溶媒としてイソプロピルアルコール(IPA)567g
、6.1%硝酸1.4g、アセチルアセトン2.4g、石英ビーズ628gを入れたビーズミルに充填し、これを分散機(カンペ(株)製:BATCH SAND)にて分散処理して固形分濃度20重量%のリン含有酸化ジルコニウム微粒子(13)分散液を調製した。リン含有ジルコニウム微粒子(13)の平均粒子径および屈折率を測定し、結果を表に示す。
透明被膜形成用塗布液(13)の調製
実施例1において、固形分濃度20重量%の酸化ジルコニウム微粒子(13)分散液を用いた以外は同様にして、固形分濃度30重量%の透明被膜形成用塗布液(13)を得た。透明被膜形成用塗布液(13)の安定性を評価し、結果を表に示す。
透明被膜付基材(13)の製造
実施例1において、透明被膜形成用塗布液(13)を用いた以外は同様にして、透明被膜付基材(13)を調製した。このときの透明被膜の厚さは3μmであった。
得られた透明被膜付基材(13)の屈折率、全光線透過率、ヘーズ、密着性、鉛筆硬度、耐擦傷性および耐候性を表に示す。
リン含有酸化チタン微粒子(14)の調製
実施例4と同様にして、リン含有酸化チタン微粒子(4)を得た。次に、リン含有チタン
微粒子(4)120g、有機溶媒としてイソプロピルアルコール(IPA)567g、6.1
%硝酸1.4g、アセチルアセトン2.4g、石英ビーズ628gを入れたビーズミルに充填し、これを分散機(カンペ(株)製:BATCH SAND)にて分散処理して固形分濃度20重量%のリン含有酸化チタン微粒子(14)分散液を調製した。リン含有チタン微粒子(14)の平均粒子径および屈折率を測定し、結果を表に示す。
透明被膜形成用塗布液(14)の調製
実施例1において、固形分濃度20重量%の酸化ジルコニウム微粒子(14)分散液を用いた以外は同様にして、固形分濃度30重量%の透明被膜形成用塗布液(14)を得た。透明被膜形成用塗布液(13)の安定性を評価し、結果を表に示す。
透明被膜付基材(14)の製造
実施例1において、透明被膜形成用塗布液(14)を用いた以外は同様にして、透明被膜付基材(14)を調製した。このときの透明被膜の厚さは3μmであった。得られた透明被膜付基材(14)の屈折率、全光線透過率、ヘーズ、密着性、鉛筆硬度、耐擦傷性および耐候性を表に示す。
[比較例1]
樹脂被覆酸化ジルコニウム微粒子(R1)の調製
実施例1と同様にして充分に洗浄した濃度10重量%のジルコニア微粒子(1)水分散液をバットに取り出し180℃で17時間乾燥して、酸化ジルコニウム微粒子(R1)粉末を得た。得られた微粒子の屈折率を表に示した。次に、酸化ジルコニウム微粒子(R1)120g、有機溶媒としてプロピレングリコールモノメチルエーテル(PGME)224g、フェノールノボラック型エポキシアクリレート(新中村化学(株)製:NKエステル EA-6
320)120gを、石英ビーズ628gを入れたビーズミルに充填し、メカノケミカル処理した後、石英ビーズを分離して固形分濃度20重量%の有機樹脂被覆酸化ジルコニウム微粒子(R1)分散液を調製した。有機樹脂被覆酸化ジルコニウム微粒子(R1)の平均粒子径および屈折率を測定し、結果を表に示す。
透明被膜形成用塗布液(R1)の調製
実施例1において、固形分濃度20重量%の有機樹脂被覆酸化ジルコニウム微粒子(R1)分散液を用いた以外は同様にして、透明被膜形成用塗布液(R1)を得た。透明被膜形成用塗布液(R1)の安定性を評価し、結果を表に示す。
透明被膜付基材(R1)の製造
実施例1において、透明被膜形成用塗布液(R1)を用いた以外は同様にして、透明被膜付
基材(R1)を調製した。このときの透明被膜の厚さは3μmであった。得られた透明被膜付基材(R1)の屈折率、全光線透過率、ヘーズ、密着性、鉛筆硬度、耐擦傷性および耐候性を表に示す。
[比較例2]
有機珪素化合物表面処理酸化ジルコニウム微粒子(R2)の調製
比較例1と同様にして調製したジルコニウム微粒子(R1)56gを純水282gに分散させ、これに、酒石酸7g、濃度10重量%のKOH水溶液22gを加えて充分攪拌した。ついで、石英メジアを1000gを加え、これを分散機(カンペ(株)製:BATCH SAND)にて分散処理してジルコニアゾルとした。ついで、限外濾過膜を用いて洗浄した後、陰イオン交換樹脂(三菱化学(株)製:SANUPC)40gを加えて脱イオン処理をして、固形分としての濃度1.5重量%のリン含有ジルコニア微粒子(R2)分散液を調製した。酸化ジルコニウム微粒子(R2)の平均粒子径は38nmであった。また、屈折率は2.1であった。ついで、酸化ジルコニウム微粒子(R2)分散液277gにテトラエトキシシラン(多摩化学工業株式会社製:エチルシリケート-A、SiO2濃度28.8重量%)を4.33g加え、ついでメタノール277gを加えた後、50℃で15時間熟成を行った。ついで、限外濾過膜を用いて溶媒をメタノールに置換した固形分濃度10重量%のリン含有酸化ジルコニウム微粒子アルコール分散液を調製した。
化学(株)製:KBM−503)2.38gを加え、50℃で16時間熟成を行った後、蒸留法でプロピレングリコールモノメチルエーテル(PGME)に溶媒置換するとともに濃縮し、有機珪素化合物で表面処理した固形分濃度20重量%のリン含有酸化ジルコニウム微粒子(R2)分散液を得た。有機珪素化合物表面処理リン含有酸化ジルコニウム微粒子(R2)の平均粒子径および屈折率を測定し、結果を表に示す。
透明被膜形成用塗布液(R2)の調製
実施例1において、固形分濃度20重量%の有機樹脂被覆酸化ジルコニウム微粒子(R2)分散液を用いた以外は同様にして、透明被膜形成用塗布液(R2)を得た。透明被膜形成
用塗布液(R2)の安定性を評価し、結果を表に示す。
透明導電性被膜付基材(R2)の製造
実施例1において、透明被膜形成用塗布液(R2)を用いた以外は同様にして、透明被膜付基材(R2)を調製した。このときの透明被膜の厚さは3μmであった。
得られた透明被膜付基材(R2)の屈折率、全光線透過率、ヘーズ、密着性、鉛筆硬度、耐擦傷性および耐候性を表に示す。
[比較例3]
樹脂被覆酸化チタン微粒子(R3)の調製
実施例4と同様にして、限外濾過膜法で洗浄した、固形分(TiO2)濃度20重量%
の酸化チタン微粒子(4)分散液を得た。
7時間乾燥して、酸化チタン微粒子(R3)粉末を得た。得られた酸化チタン微粒子(R3)の屈折率を表に示した。次に、酸化チタン微粒子(R3)粉末120g、有機溶媒としてプロピレングリコールモノメチルエーテル(PGME)224g、フェノールノボラック型エポキシアクリレート(新中村化学(株)製:NKエステル EA-6320)120gを、石英
ビーズ(0.15mm)628gを入れたビーズミルに充填し、メカノケミカル処理した後、石英ビーズを分離して固形分濃度20重量%の有機樹脂被覆酸化チタン微粒子(R3)分散液を調製した。有機樹脂被覆酸化ジルコニウム微粒子(R3)の平均粒子径および屈折率を測定し、結果を表に示す。
透明被膜形成用塗布液(R3)の調製
実施例1において、固形分濃度20重量%の有機樹脂被覆酸化チタン微粒子(R3)分散液を用いた以外は同様にして、透明被膜形成用塗布液(R3)を得た。透明被膜形成用塗布液(R
3)の安定性を評価し、結果を表に示す。
透明被膜付基材(R3)の製造
実施例1において、透明被膜形成用塗布液(R3)を用いた以外は同様にして、透明被膜付基材(R3)を調製した。このときの透明被膜の厚さは3μmであった。得られた透明被膜付基材(R3)の屈折率、全光線透過率、ヘーズ、密着性、鉛筆硬度、耐擦傷性および耐候性を表に示す。
[比較例4]
有機珪素化合物表面処理酸化チタン微粒子(R4)の調製
実施例4と同様にして調製した酸化チタン微粒子(4)分散液500gをバットに取り出
し180℃で17時間加熱して乾燥し、酸化チタン微粒子(R4)を得た。得られた酸化チタン微粒子(R4)の屈折率を表に示した。ついで、酸化チタン微粒子(R4)56gを純水282gに分散させ、これに、酒石酸7g、濃度10重量%のKOH水溶液22gを加えて充分攪拌した。ついで、石英メジアを1000gを加え、これを分散機(カンペ(株)製:BATCH SAND)にて分散処理した。ついで、限外濾過膜を用いて洗浄した後、陰イオン交換樹脂(三菱化学(株)製:SANUPC)40gを加えて脱イオン処理をして、固形分としての濃度1.5重量%の酸化チタン微粒子(R4)分散液を調製した。酸化チタン微粒子(R4)分散液の平均粒子径は39nmであった。また、屈折率は2.4であった。
化学(株)製:KBM−503)2.38gを加え、50℃で16時間熟成を行い、固形分濃度20重量%の有機珪素化合物で表面処理した有機珪素化合物表面処理酸化チタン微粒子(R4)分散液を得た。有機珪素化合物表面処理酸化チタン微粒子(R4)分散液の平均粒子径および屈折率を測定し、結果を表に示す。
透明被膜形成用塗布液(R4)の調製
実施例1において、固形分濃度20重量%の有機樹脂被覆酸化チタン微粒子(R4)分散液を用いた以外は同様にして、透明被膜形成用塗布液(R4)を得た。透明被膜形成用塗布液(R4)の安定性を評価し、結果を表に示す。
透明被膜付基材(R4)の製造
実施例1において、透明被膜形成用塗布液(R4)を用いた以外は同様にして、透明被膜付基材(R4)を調製した。このときの透明被膜の厚さは3μmであった。
得られた透明被膜付基材(R4)の屈折率、全光線透過率、ヘーズ、密着性、鉛筆硬度、耐擦傷性および耐候性を表に示す。
[比較例5]
樹脂被覆リン含有酸化ジルコニウム微粒子(R5)の調製
実施例1において、リン酸(関東化学(株)製:純度85重量%)を35.4g用いた以外は同様にしてリン含有酸化ジルコニウム微粒子(R5)を得た。リン含有酸化ジルコニウム微粒子(R5)のリンのP2O5としての含有量、屈折率を表に示した。
透明被膜形成用塗布液(R5)の調製
実施例1において、樹脂被覆リン含有酸化ジルコニウム微粒子(R5)分散液を用いた以外
は同様にして固形分濃度36重量%の透明被膜形成用塗布液(R5)を調製した。透明被膜形成用塗布液(R5)の安定性を評価し、結果を表に示す。
透明被膜付基材(R5)の製造
実施例1において、透明被膜形成用塗布液(R5)を用いた以外は同様にして透明被膜付基材(R5)を調製した。このときの透明被膜の厚さは3μmであった。
得られた透明被膜付基材(R5)の屈折率、全光線透過率、ヘーズ、密着性、鉛筆硬度、耐擦傷性および耐候性を表に示す。
[比較例6]
樹脂被覆リン含有酸化チタン微粒子(R6)の調製
実施例4において、リン酸(関東化学(株)製:純度85重量%)を35.4gを用いた以外は同様にしてリン含有酸化酸化チタン微粒子(R6)を得た。リン含有酸化チタン微粒子(R6)のリンのP2O5としての含有量、屈折率を表に示した。ついで、リン含有酸化チタン微粒子(R6)を用いた以外は実施例1と同様にして、固形分濃度20重量%の樹脂被覆リン含有酸化チタン微粒子(R6)分散液を調製した。
透明被膜形成用塗布液(R6)の調製
実施例1において、樹脂被覆リン含有酸化ジルコニウム微粒子(R6)分散液を用いた以外は同様にして固形分濃度36重量%の透明被膜形成用塗布液(R6)を調製した。透明被膜形成用塗布液(R6)の安定性を評価し、結果を表に示す。
透明被膜付基材(R6)の製造
実施例1において、透明被膜形成用塗布液(R6)を用いた以外は同様にして透明被膜付基材(R6)を調製した。このときの透明被膜の厚さは3μmであった。
得られた透明被膜付基材(R6)の屈折率、全光線透過率、ヘーズ、密着性、鉛筆硬度、耐擦傷性および耐候性を表に示す。
[比較例7]
酸化ジルコニウム微粒子(R7)の調製
比較例1と同様にして、酸化ジルコニウム微粒子(R1)を得た。
透明被膜形成用塗布液(R7)の調製
実施例8において、酸化ジルコニウム微粒子(R7)分散液を用いた以外は同様にして、透明被膜形成用塗布液(R7)を得た。透明被膜形成用塗布液(R7)の安定性を評価し、結果を表に示す。
透明被膜付基材(R7)の製造
実施例1において、透明被膜形成用塗布液(R7)を用いた以外は同様にして透明被膜付基材(R7)を調製した。このときの透明被膜の厚さは3μmであった。得られた透明被膜付基材(R7)の屈折率、全光線透過率、ヘーズ、密着性、鉛筆硬度、耐擦傷性および耐候性を表に示す。
[比較例8]
酸化チタン微粒子(R8)の調製
比較例2と同様にして、酸化チタン微粒子(R8)を得た。
A)567g、6.1%硝酸1.4g、アセチルアセトン2.4g、石英ビーズ628g
を入れたビーズミルに充填し、これを分散機(カンペ(株)製:BATCH SAND)にて分散処理して固形分濃度20重量%の酸化ジルコニウム微粒子(R8)分散液を調製した。
透明被膜形成用塗布液(R8)の調製
実施例8において、酸化チタン微粒子(R8)分散液を用いた以外は同様にして、透明被膜形成用塗布液(R8)を得た。透明被膜形成用塗布液(R8)の安定性を評価し、結果を表に示す。
透明被膜付基材(R8)の製造
実施例1において、透明被膜形成用塗布液(R8)を用いた以外は同様にして透明被膜付基材(R8)を調製した。このときの透明被膜の厚さは3μmであった。得られた透明被膜付基材(R8)の屈折率、全光線透過率、ヘーズ、密着性、鉛筆硬度、耐擦傷性および耐候性を表に示す。
[参考例]
樹脂被覆リン含有酸化ジルコニウム微粒子(R9)の調製
実施例4と同様にして固形分濃度20重量%の酸化チタン微粒子(4)水分散液を調製し
た。ついで、濃度20重量%酸化チタン微粒子(4)分散液500gに対してリン酸(関東
化学(株)製:純度85%)を5.9gを10分かけて添加し、10分間攪拌した。その後、バットに取り出し180℃で17時間加熱し、さらに、520℃で2時間焼成してリン含有酸化チタン微粒子(R9)を得た。得られたリン含有酸化チタン微粒子(R9)のリンのP2O5としての含有量、屈折率を表に示した。
gを入れたビーズミルに充填し、メカノケミカル処理した後、石英ビーズを分離して固形分濃度25重量%の有機樹脂被覆リン含有酸化チタン微粒子(R9)分散液を調製した。有機樹脂被覆リン含有酸化チタン微粒子(R9)の平均粒子径および屈折率を測定し、結果を表に示す。
透明被膜形成用塗布液(R9)の調製
実施例1において、固形分濃度25重量%の有機樹脂被覆リン含有酸化チタン微粒子(R9)分散液を用いた以外は同様にして固形分濃度36重量%の透明被膜形成用塗布液(R9)を調製した。透明被膜形成用塗布液(R9)の安定性を評価し、結果を表に示す。
透明被膜付基材(R9)の製造
実施例1において、透明被膜形成用塗布液(R9)を用いた以外は同様にして透明被膜付基材(R9)を調製した。このときの透明被膜の厚さは3μmであった。得られた透明被膜付基材(R9)の屈折率、全光線透過率、ヘーズ、密着性、鉛筆硬度、耐擦傷性および耐候性を表に示す。
Claims (14)
- リン含有金属酸化物微粒子であって、リン含有量が金属酸化物微粒子に対してP2O5として0.1〜15重量%の範囲にあり、平均粒子径が5〜50nmの範囲にあリ、金属酸化物が酸化チタンおよび/または酸化ジルコニウムであることを特徴とするリン含有金属酸化物微粒子。
- 下記式(1)で表される有機珪素化合物で、有機珪素化合物の含有量がRn-SiO(4-n)/2としてリン含有金属酸化物微粒子の1〜50重量%の範囲となるように表面処理されていることを特徴とする請求項1に記載のリン含有金属酸化物微粒子。
Rn-SiX4-n (1)
(但し、式中、Rは炭素数1〜10の非置換または置換炭化水素基であって、互いに同一であっても異なっていてもよい。X:炭素数1〜4のアルコキシ基、水酸基、ハロゲン、水素、n:1〜3の整数) - 表面が、有機樹脂で被覆されてなり、被覆有機樹脂の被覆量が固形分としてリン含有金属酸化物微粒子の1〜300重量%の範囲にあることを特徴とする請求項1に記載のリン含有金属酸化物微粒子。
- 前記被覆有機樹脂がアクリル系樹脂および/またはメタクリル系樹脂であることを特徴とする請求項3に記載のリン含有金属酸化物微粒子。
- 屈折率が1.80〜2.20の範囲にあることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のリン含有金属酸化物微粒子。
- 下記の工程(a)〜(c)からなることを特徴とするリン含有金属酸化物微粒子の製造
方法。
(a)平均粒子径が5〜50nmの範囲にある酸化チタンおよび/または酸化ジルコニウムからなる金属酸化物微粒子の水分散液に、リン酸水溶液を、得られるリン含有金属酸化物微粒子中のリンの含有量が金属酸化物微粒子に対してP2O5として0.1〜15重量%の範囲となるように添加する工程
(b)リン酸を吸着させる工程
(c)微粒子を分離し、乾燥したのち、150〜480℃で加熱処理する工程 - 前記工程(c)についで、下記の工程(d)を実施することを特徴とする請求項6に記
載のリン物含有金属酸化物微粒子の製造方法;
(d)リン含有金属酸化物微粒子をアルコールに分散させたリン含有金属酸化物微粒子ア
ルコール分散液に、下記式(1)で表される有機珪素化合物を、有機珪素化合物の含有量がRn−SiO(4-n)/2としてリン含有金属酸化物微粒子の1〜50重量%の範囲となるよ
うに添加し、水および有機珪素化合物加水分解用触媒を添加して有機珪素化合物の加水分解物で表面処理する工程。
Rn−SiX4-n (1)
(但し、式中、Rは炭素数1〜10の非置換または置換炭化水素基であって、互いに同一であっても異なっていてもよい。X:炭素数1〜4のアルコキシ基、水酸基、ハロゲン、水素、n:1〜3の整数) - 前記工程(c)についで、下記の工程(e)を実施することを特徴とする請求項6に記載のリン物含有金属酸化物微粒子の製造方法;
(e)リン含有金属酸化物微粒子と分散媒と有機樹脂とを、有機樹脂の含有量が固形分と
してリン含有金属酸化物微粒子の1〜300重量%の範囲となるように混合し、メカノケ
ミカル処理する工程。 - 前記有機樹脂がアクリル系樹脂および/またはメタクリル系樹脂であることを特徴とする請求項8に記載のリン含有金属酸化物微粒子の製造方法。
- 前記分散媒が、エーテル類、エステル類、ケトン類、アルコール類から選ばれる1種または2種以上であることを特徴とする請求項8または9に記載のリン含有金属酸化物微粒子の製造方法。
- 基材と、基材の一方の表面上に形成された透明被膜とからなり、該透明被膜がマトリックス成分と請求項1〜5のいずれかに記載のリン含有金属酸化物微粒子とを含んでなることを特徴とする透明被膜付基材。
- 透明被膜中のリン含有金属酸化物微粒子の含有量が固形分として10〜80重量%の範囲にあり、マトリックス成分の含有量が固形分として20〜90重量%の範囲にあることを特徴とする請求項11に記載の透明被膜付基材。
- 前記透明被膜の膜厚が0.5〜20μmの範囲にあることを特徴とする請求項11または12に記載の透明被膜付基材。
- マトリックス形成成分と請求項1〜5のいずれかに記載のリン含有金属酸化物微粒子と分散媒とを含んでなり、全固形分濃度が1〜60重量%の範囲にあり、リン含有金属酸化物微粒子の濃度が固形分として0.1〜48重量%の範囲にあり、マトリックス形成成分の濃度が固形分として0.2〜54重量%の範囲にあることを特徴とする透明被膜形成用塗布液。
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