JP2011134047A - 会計処理システム及び会計処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 表計算ソフトウエアプログラムが、分記法によって会計処理を行う会計処理システム及び会計処理方法を提供する。
【解決手段】 コンピュータ3上で動作する表計算ソフトウエアプログラム2は、複数のセル行列を有した仮の帳簿として表形式で画面表示する複数のデータシートを備え、これらデータシートには、少なくとも商品有高帳211と仕訳帳212と総勘定元帳213と精算書214があり、前記商品有高帳と前記仕訳帳とがリンクし、前記仕訳帳と前記総勘定元帳とがリンクし、及び、前記総勘定元帳と前記精算書とがリンクしており、使用者が、前記データ入力後に入力完了キーを押すと、前記プログラム2が分記法によって前記仮の帳簿内のデータをそれぞれ互いに関連付けてデータベース5に蓄積保存し、その結果を更新された帳簿として表形式でディスプレイ7に画面表示する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、コンピュータ上で動作する表計算ソフトウエアプログラムが、分記法によって会計処理を行う会計処理システム及び会計処理方法に関する。
会計処理における商品の取引の仕分け方法として、三分法と分記法が知られている。三分法は、商品売買(仕入れと売上)を処理する勘定として、仕入れ勘定、売上勘定、繰越商品勘定の3つに分ける方法であり、分記法は、「商品」と「売上利益」という勘定科目を使い、商品を仕入れたときは借方に記入し、商品を売り上げたときは貸方へ記入し、差額の売上利益はその貸方に同時に記入する方法である。分記法によれば、原価と売上利益との関係が、一対一で対応しているので、仕訳をみて売上利益が把握しやすい。
一方、従来からコンピュータを用いた会計処理システムが提案されており、会計処理専用の表計算ソフトウエアプログラムも数多く利用されている。例えば、下記特許文献1,2には、表計算ソフトウエアプログラムを用いて会計処理を支援する会計処理システムが開示されている。また、例えば下記非特許文献1,2に示す簿記会計の本も数多く出版されている。
特開2001−155097号公報 特開2000−285179号公報
簿記テキスト[第2版]大藪俊哉編著、(株)中央経済社、平成14年4月10日発行 複式簿記の基礎 村田直樹、他著、(株)税務経理協会、平成15年4月15日発行
従来の会計処理システムでは、三分法に基づく会計処理を行っている。分記法が用いられていない主な理由は、商品を販売する都度、商品の仕入原価を調べることが実務上、きわめて煩雑であるからであり、三分法に基づく会計処理では、商品を販売する都度、商品の仕入原価を調べなくて済むからである。このことは、上記非特許文献1の第83頁、並びに上記非特許文献2の第34頁にも記述されている。他方、三分法に基づく会計処理は仕入れ勘定、売上勘定、繰越商品勘定の3つに分ける作業が煩雑で労力を要する。
そこで、例えば大企業等では、三分法に基づく仕入れ勘定、売上勘定、繰越商品勘定のうち、仕入れ勘定を資材調達機能部門が担当し、売上勘定を商品販売機能部門が担当し、繰越商品勘定を生産管理機能部門が担当して、これら3つの勘定を分散入力して運用している。
しかしながら、商店や小規模な企業等の場合には、個人事業主が多数を占めており、個人事業主は、資材調達機能、商品販売機能、及び生産管理機能を兼用していることが大半である。そして個人事業が、大企業等と比べて有利な点としては、例えば小回りが利くことがある。ここで、小回りを利かせるためには、大企業等のように月末や期末に収支決算を行うというような悠長な対応では困ることも多く、換言すれば、毎日の収支状況を都度把握したいという要望がある。
上述のように、分記法によれば、原価と利益が一対一で対応しているので、仕訳をみて利益が把握しやすいが、市販の会計ソフトは実体的に三分法しか用いておらず、上記非特許文献1等の書物では、分記法が実務上の運用が困難であるとの見解が多数であるため、他の選択肢がないのが実情である。
そこで、本願発明の目的は、コンピュータ上で動作する表計算ソフトウエアプログラムが、分記法によって会計処理を行う会計処理システム及び会計処理方法を提供することにある。
本発明の会計処理システムは、商品を仕入れたか売上処理したときの取引年月日と当該商品を識別分類するための固有の商品名と当該商品を仕入れ処理したときの仕入原価の合計値及び仕入数量と当該商品を売上処理したときの売上原価の合計値及び売上数量を、使用者を介してデータ入力し、当該データ入力を受け付ける入力手段と入力されたデータに演算処理を行うCPUと演算処理後のデータを蓄積保存するデータベースとデータ処理前後のデータを画面表示するディスプレイとタイマーを備えたコンピュータと、当該コンピュータ上で動作する表計算ソフトウエアプログラム(以下、プログラム)からなり、
前記プログラムは、複数のセル行列を有した仮の帳簿として表形式で画面表示する複数のデータシートを備え、これらデータシートには、少なくとも商品有高帳と仕訳帳と総勘定元帳と精算書があり、少なくとも、前記商品有高帳と前記仕訳帳とがリンクし、前記仕訳帳と前記総勘定元帳とがリンクし、及び、前記総勘定元帳と前記精算書とがリンクしており、
前記データ入力後に使用者が前記入力手段の入力完了キーを押すと、前記プログラムが分記法によって前記仮の帳簿内のデータをそれぞれ互いに関連付けて前記データベースに蓄積保存し、その結果を更新された帳簿として表形式で画面表示することを特徴とする。
また、本発明の会計処理方法は、表計算ソフトウエアプログラム(以下、プログラム)をコンピュータ上で動作させ、データ入力を受け付ける入力手段によって、商品を仕入れたか売上処理したときの取引年月日と当該商品を識別分類する固有の商品名と当該商品を仕入れ処理したときの仕入原価の合計値及び仕入数量と当該商品を売上処理したときの売上原価の合計値及び売上数量を、使用者を介してデータ入力し、コンピュータ内の演算機能によって前記入力されたデータに演算処理を行い、前記データ処理後のデータをデータベースに蓄積保存し、データ処理前後のデータをディスプレイに画面表示させる会計処理方法であって、
前記プログラムは、複数のセル行列を有した仮の帳簿として表形式で画面表示する複数のデータシートを備え、これらデータシートには、少なくとも商品有高帳と仕訳帳と総勘定元帳と精算書があり、前記商品有高帳と前記仕訳帳とがリンクし、前記仕訳帳と前記総勘定元帳とがリンクし、及び、前記総勘定元帳と前記精算書とがリンクしており、
前記データ入力後に使用者が前記入力手段の入力完了キーを押すと、前記プログラムが分記法によって前記仮の帳簿内のデータをそれぞれ互いに関連付けて前記データベースに蓄積保存させ、その結果を更新された帳簿として表形式でディスプレイに画面表示させることを特徴とする。
本発明では、使用者が、前記表計算ソフトウエアプログラム(以下、プログラムと略す)を記録した記録媒体(フロッピーディスク、USBメモリ、CD−ROM等)から前記プログラムをコンピュータに予めインストールし、前記コンピュータ上で前記プログラムが動作可能な状態としておく。次に、商品を仕入れたとき又は商品を売り上げたときに、前記プログラムを動作させて、メニュー画面にしたがって、表形式で画面表示された前記商品有高帳データシートのそれぞれデータ入力を受け付けるセルに対応して、キーボードやマウス等の入力手段から、簿記に必要なデータをデータ入力する。本発明によれば、使用者が、前記データ入力後に入力完了キーを押すと、前記プログラムが分記法によって前記仮の帳簿内のデータをそれぞれ互いに関連付けて前記データベースに蓄積保存し、その結果を更新された帳簿として表形式で画面表示するので、商品を販売する都度、商品の仕入原価を使用者自身が調べる煩雑な作業を前記コンピュータが行うこととなり、総勘定元帳及び精算書の作成も、瞬時に、自動的に実行される。
本発明の会計処理システムは、前記商品有高帳は前記商品名と一対一で対応した在庫表を複数備え、それぞれの在庫表には、前記取引年月日と、前記仕入数量と、前記仕入原価の合計値を前記仕入数量で除算した仕入単価と、前記仕入数量から前記売上数量を減算した在庫数量を同一行で表示しデータ入力可能なセル行列mが配されており、
前記仕訳帳は前記商品の取引に対応しており、前記仕訳帳には、前記商品名若しくは前記商品の取引に関連した取引科目と、前記取引年月日と、前記仕入数量と、前記仕入原価の合計値と、前記売上数量と、前記売上原価の合計値を同一行で表示しデータ入力可能なセル行列nが配されており、
前記総勘定元帳は前記取引科目と対応する勘定科目に一対一で対応した集計表を複数備え、それぞれの集計表には、前記取引年月日並びにこれと対応する借方A1と貸方B1を同一行で表示するセル行列pが配されるとともに、前記借方A1を合計した借方A2と前記貸方B1を合計した貸方B2が表示可能であり、
前記精算書は前記勘定科目が複数行に表示され、前記勘定科目のひとつと、これと対応する前記貸方A2と前記借方B2とを同一行で表示するセル行列qが配されるとともに、前記貸方A2を合計した貸方A3と前記借方B2を合計した借方B3が表示可能であり、
使用者が前記データ入力後に前記入力手段の入力完了キーを押すと、前記プログラムが分記法に基づきこれら帳簿内のデータをそれぞれ互いに関連付けて前記データベースに蓄積保存し、その結果を更新された帳簿として表形式で画面表示するとともに、前記精算書にて貸方A3から借方B3を減算した集計年月日の純利益を表示することを特徴とする。
また、本発明では、前記仕訳帳のセル行列nでは、さらに、前記仕入原価の合計値から定数を乗算した仮払消費税と前記売上原価の合計値から合計値から定数を乗算した仮受消費税が表示可能であり、かつ、算出した仮払消費税と算出した仮受消費税を、前記総勘定元帳に予め設定された前記勘定科目としての消費税勘定に転記することが好ましい。
そして、本発明の会計処理方法は、前記商品有高帳は前記商品名と一対一で対応した在庫表が複数備わり、それぞれの在庫表には、前記取引年月日と、前記仕入数量と、前記仕入原価の合計値を前記仕入数量で除算した仕入単価と、前記仕入数量から前記売上数量を減算した在庫数量を同一行で表示しデータ入力可能なセル行列mが配されており、
前記仕訳帳は前記商品の取引に対応しており、前記仕訳帳には、前記商品名若しくは前記商品の取引に関連した取引科目と、前記取引年月日と、前記仕入数量と、前記仕入原価の合計値と、前記売上数量と、前記売上原価の合計値を、同一行で表示しデータ入力可能なセル行列nが配され、前記仕入原価の合計値から定数を乗算した仮払消費税と前記売上原価の合計値から合計値から定数を乗算した仮受消費税が表示可能であり、
前記総勘定元帳には、前記取引科目に対応する勘定科目と一対一で対応した集計表を複数備え、それぞれの集計表には、前記取引年月日並びにこれと対応する借方A1と貸方B1を同一行で表示するセル行列pが配されるとともに、前記借方A1を合計した借方A2と前記貸方B1を合計した貸方B2が表示可能であり、
前記精算書は前記勘定科目が複数行に表示され、前記勘定科目のひとつと、これと対応する前記貸方A2と前記借方B2とを同一行で表示するセル行列qが配されるとともに、前記貸方A2を合計した貸方A3と前記借方B2を合計した借方B3が表示可能であり、
前記データ入力後に使用者が前記入力手段の入力完了キーを押すと、前記プログラムが分記法によって前記仮の帳簿内のデータをそれぞれ互いに関連付けて前記データベースに蓄積保存させ、その結果を更新された帳簿として表形式でディスプレイに画面表示させるとともに、前記精算書にて貸方A3から借方B3を減算した集計年月日の純利益を表示させることを特徴とする。
本発明によれば、使用者が、前記データ入力後に入力完了キーを押すと、前記プログラムが分記法によって前記仮の帳簿内のデータをそれぞれ互いに関連付けて前記データベースに蓄積保存し、その結果を更新された帳簿として表形式で画面表示するとともに、前記精算書が集計年月日の純利益を表示するので、瞬時にして売上利益が把握できる。また本発明によれば、仮払消費税と仮受消費税についても、瞬時に把握できる。
本発明の会計処理方法は、使用者が前記商品を仕入れたときに、前記仕訳帳のセル行列nの所定行のセルに、前記取引年月日と、仕入れた前記商品名と仕入原価の合計値及び仕入数量と、前記商品の仕入に対応する取引科目を、使用者を介してデータ入力し、入力完了キーを押して、前記プログラムが分記法によって前記仮の帳簿内のデータをそれぞれ互いに関連付けて前記データベースに蓄積保存させる第1のステップと、
使用者が前記商品を売上げたときに、前記仕訳帳のセル行列nの所定行のセルに、前記取引年月日と、売上げた前記商品名と売上原価の合計値及び売上数量と、前記商品の売上に対応する取引科目を、使用者を介してデータ入力し、使用者が入力完了キーを押すと、前記プログラムが分記法によって前記仮の帳簿内のデータをそれぞれ互いに関連付けて前記データベースに蓄積保存させる第2のステップと、
予め設定した集計年月日になると、前記コンピュータが前記更新された帳簿を印刷手段に印刷させる第3のステップ、を備えることを特徴とする。
また、本発明の会計処理システムは、前記仕訳帳、総勘定元帳、及び精算書を印刷する印刷機を備え、前記タイマーに予め設定した集計年月日になると、前記更新された帳簿を印刷することを特徴とする。予め設定した集計年月日としては、期末日、月末日、週末日等が挙げられ、毎日決まった時間になると周期的に帳簿を印刷することも可能である。
本発明によれば、予め設定した集計年月日になると、使用者が精算するための帳簿として印刷手段(印刷機)に印刷出力させるので、使用者は、印刷されたこれらの帳簿を正式な会計帳簿として活用でき、これらの帳簿が決まった日に印刷されることで帳簿の印刷忘れが防止できる。
本発明によれば、前記プログラムが分記法によって前記仮の帳簿内のデータをそれぞれ互いに関連付けて前記データベースに蓄積保存し、その結果を更新された帳簿として表形式で画面表示するとともに、前記精算書にて集計年月日での純利益を表示するので、商品を売上する都度、商品の仕入原価を使用者自身が調べる煩雑な作業がなくなり、総勘定元帳及び精算書の作成も瞬時に、自動的に実行され、そのうえ、瞬時にして売上利益や仮払消費税や仮受消費税が把握できる。
本発明によれば、予め設定した集計年月日になると、前記更新された帳簿を印刷機が印刷出力するので、使用者は、印刷されたこれらの帳簿を正式な会計帳簿として活用でき、前記更新された帳簿が決まった日に印刷されることで帳簿の印刷忘れが防止できる。
本発明によって、コンピュータ上で動作する表計算ソフトウエアプログラムが、分記法によって会計処理を行う会計処理システム及び会計処理方法が実現する。
本発明の実施の形態の会計処理システムを機能的に説明するブロック図である。 上記実施の形態での会計処理手順を説明するフローチャートである。 上記実施の形態で用いる商品有高帳を例示する図である。 上記実施の形態で用いる仕訳帳を例示する図である。 上記実施の形態で用いる総勘定元帳を例示する図である。 上記実施の形態の会計処理システムで出力された精算書を例示する図である。
(実施形態)
図1は、本発明の実施の形態の会計処理システム1を機能的に説明するブロック図である。本実施形態の会計処理システム1は、コンピュータ3と、当該コンピュータ3上で動作する表計算プログラム2からなる。コンピュータ3には、ディスプレイ装置7と印刷機8とキーボードやマウス等の入力手段6が接続される。図1に示すコンピュータ3は、いわゆる個人向けのパーソナルコンピュータ3で足りる。
本実施形態の表計算プログラム2は、複数のセル行列を有した仮の帳簿として表形式で画面表示する複数のデータシート21と、CPU4を介してこれらのデータシート同士でのデータのやりとり及び、データベース5とのデータのやりとり等を制御する制御プログラム22を備えている。データシート22の内訳としては、商品有高帳211、仕訳帳212、総勘定元帳213、精算書214、合計残高試算表215、及び、取引科目−勘定科目対応表216がある。ここで、合計残高試算表215は、仕訳帳212から総勘定元帳213への転記が正確に行われたかを念のため確認するためのものである。また、取引科目−勘定科目対応表216は、仕訳帳212から総勘定元帳213への転記を行うに際して、取引科目と勘定科目とを対応付けるためのものである。
本実施形態の表計算プログラム2の基幹プログラムとしては、マイクロソフト社のEXCEL(登録商標)やマイクロソフト社のACCESS(登録商標)を適用でき、本実施例では、EXCEL(登録商標)に付属のマクロ機能を用いた制御プログラム22としている。
図2は、本実施の形態での会計処理手順を説明するフローチャートであり、仕訳帳212にデータ入力するステップS1と、帳簿内のデータをそれぞれ互いに関連付けてデータベース5に蓄積保存するステップS2と、更新された帳簿を表示するステップS3と、予め設定しておいた集計年月日に、帳簿を印刷するステップS4からなる。本実施形態の会計処理システムでは、決算や棚卸等の期日を集計年月日としてコンピュータ3に内蔵されたタイマー9にて設定しておく。前記タイマー9に設定する集計年月日は、期末日、月末日、週末日等であり、毎日決まった時間を集計年月日とし、印刷出力することも可能である。なお、既に商品在庫がある場合には、ステップS1の手前の段階で、商品有高帳211に商品名並びに残高データを直接、データ入力しておくこともできる。
本実施形態によれば、表計算プログラム2が分記法に基づきこれら仮の電子帳簿21内のデータをそれぞれ互いに関連付けてデータベース5に蓄積保存し、その結果を更新された電子帳簿21として表形式で画面表示するとともに、精算書214にて集計年月日での純利益を表示するので、商品を売上する都度、商品の仕入原価を使用者自身が調べる煩雑な作業がなくなり、総勘定元帳213及び精算書214の作成も瞬時に、自動的に実行され、そのうえ、瞬時にして売上利益や仮払消費税や仮受消費税が把握できる。また、本実施形態によれば、予め設定した集計年月日になると、更新された電子帳簿21を印刷機8が自動印刷するので、使用者は、印刷されたこれらの紙帳簿210を正式な会計帳簿210として活用でき、前記更新された電子帳簿21から決まった日に印刷されることで紙帳簿210の印刷忘れが防止できる。
(実施例)
本実施例では、商品の商品名に符号X(X1)、取引年月日に符号Y1、摘要に符号Z1、取引科目に符号Wという符号を付与した複数のセルからなるセル行列(符号m、n、p、q)によって、表形式のデータシートを作成する(図3から図5を参照)。本実施例の説明においては、例えばセル行列m内のセルの位置をmi,jとして示す。符号iは行番号を示す自然数(正の整数)であり、符号jは列番号を示す自然数(正の整数)である。そして、セル行列m内の最下段セルの位置をmz,jとして示す。なお、電子帳簿は説明の都合上、簡略化した形式として図示しているが、実際の電子帳簿は、簿記用の紙帳簿と同様の形式とすることができる。また、データ入力や表示に必要なセル以外を非表示とすることは、使用に応じ任意に設定できる。
本実施例では、商品名X1の商品(以下、商品X1と略す)の仕入及び売上を例として、本発明の実施手順を、図2に示すフローチャートに従って、以下に説明する。
電子帳簿としての商品有高帳211には、固有の商品名に一対一で対応した在庫表が複数備わる。図3は、商品有高帳211のうちの1つの在庫表を例示しており、取引年月日Y1が追加される毎に上の行から順に下の行にデータ入力される仕組みとなっている。図3(a)は、セル行m1,jに、取引年月日Y1が平成21年1月1日(符号Y11)に、商品X1を、摘要Z1が前期繰越(符号Z11)としてデータ入力され表示された状態を示している。図3(a)では、商品X1の合計が在庫表内の計算式によって集計され、セル行列m内の最下段のセルmz,jに表示される。図3(a)では、商品X1の仕入数量E1が2個、仕入原価の合計値D1が4,000円、であり、払出がないことから、商品X1の在庫数量E3が2個、在庫原価の合計値D3が4,000円となっている。
電子帳簿としての仕訳帳212は商品X1の仕入及び売上を含む各種商取引に対応しており、仕訳帳212には、前記商品名若しくは前記商品の取引に関連した取引科目Wと、前記取引年月日Y1と、前記仕入数量E1と、前記仕入原価の合計値D1と、前記売上数量E2と、前記売上原価の合計値D3を、同一行で表示しデータ入力可能なセル行列nが配されている(図4)。また、仕訳帳212の所定位置(図4では、仕訳帳の斜め右上方の位置)には仕訳ボタン9が配されている。
ステップS1(図2)では、簿記に必要な、少なくとも、商品を仕入れたか売上処理したときの取引年月日Y1と、当該商品を識別分類するための固有の商品名Xと、当該商品を仕入れ処理したときの仕入原価の合計値D1及び仕入数量E1と、当該商品を売上処理したときの売上原価の合計値D3及び売上数量E2を、データ入力し表示させる。
次に、図4に示す仕訳帳212に取引に対応したデータを入力し、仕訳ボタン9を押す行為によって、前記プログラム2が分記法に基づきこれら帳簿内のデータをそれぞれ互いに関連付けて前記データベース5に蓄積保存することとなる(図2のステップS2)。そして、コンピュータ3のメニュー画面から、総勘定元帳213を指定することで、更新された総勘定元帳213が画面表示されることとなる(図2のステップS3)。このステップS2及びステップS3は、取引科目Wによる取引の回数に応じて、繰り返される。本実施例では、ステップS21、ステップS31、ステップS22、ステップS32の順番で以下に説明する。
図4(a)に示す仕訳帳212では、セル行n1,jに、取引年月日Y1が平成21年1月2日(符号Y12)に、商品X1を、摘要Z1がG社(取引先の会社名、符号Z12)、取引科目Wが仕入(符号W1)、商品X1を仕入れ処理したときの仕入原価の合計値D1が12,000円、及び仕入数量E1が8個とデータ入力し、セルn2,6に、取引科目Wが仮払消費税(符号W2)とデータ入力し、仕訳ボタン9を押すと、セルn2,1に、600円と表示される。これは、D1が12,000円であるから、仮払消費税が、12,000円と0.05を掛け合わせた値となるように、所定の数式(D1X0.05)がセルに備わっているからである。また、上記仕訳ボタン9を押す行為によって、前記プログラム2が分記法に基づきこれら帳簿内のデータをそれぞれ互いに関連付けて前記データベース5に蓄積保存することとなる(図2のステップS21)。そして、コンピュータ3のメニュー画面から、総勘定元帳213を指定することで、更新された総勘定元帳213が画面表示されることとなる(図2のステップS31)。
ステップS21(図2)によって、例えば、商品有高帳211が更新される。図3(b)は、図4(a)の上記仕訳ボタン9を押す行為によって、ステップS21が実行され、仕訳帳212にデータ入力された情報のうち、取引科目Wが仕入W1とされたセル行n1,jのデータが、商品有高帳211のセル行n2,jに転記されデータ処理された状態を示している。
図3(b)では、セル行m2,jに、取引年月日Y1が平成21年1月2日(符号Y12)に、商品X1を、摘要Z1がG社(取引先の会社名、符号Z12)、仕入数量E1が8個、仕入原価の合計値D1が12,000円と転記され、仕入単価F1が1,500円と表示される。仕入単価Fは、仕入原価の合計値D1を仕入単価F1で除算した値であり、所定の数式(D1/F1)がセルに備わっている。そして、商品X1の合計が在庫表内の計算式によって集計され、セル行列m内の最下段のセルmz,jに表示される。図3(b)では、商品X1の仕入数量E1の合計が10個、仕入原価の合計値D1が16,000円であり、払出がないことから、商品X1の在庫数量E3が10個、在庫原価の合計値D3が16,000円となっている。
また、ステップS21(図2)によって、例えば、総勘定元帳213が更新される。仕訳帳212から総勘定元帳213への転記を行うに際して、取引科目Wと勘定科目Vとを対応付けるため、取引科目−勘定科目対応表216が使用される。図5は、図4(a)の上記仕訳ボタン9を押す行為によって、ステップS2が実行され、仕訳帳212にデータ入力された情報のうち、取引科目Wが仕入W1とされたセル行n1,jのデータが、総勘定元帳213の勘定科目Vが買掛金V1である集計表の、セル行p1,jに転記されデータ処理された状態を示している。
電子帳簿としての総勘定元帳213には、前記取引科目Wに対応した勘定科目Vの集計表が複数備わり、それぞれの集計表には、前記取引年月日Y1並びにこれと対応する借方A1と貸方B1を、同一行で表示するセル行列pが配されるとともに、科目表の最下段のセル行pz,jに、前記借方A1を合計した借方A2と前記貸方B1を合計した貸方B2が表示される。図5は、買掛金V1の集計表を例示しており、取引科目Wに対応した取引年月日Y1が追加される毎に上の行から順に下の行にデータ入力される仕組みとなっている。図5では、セル行p1,jに、取引年月日Y1が平成21年1月2日(符号Y12)に、商品X1を、取引科目Wが仕入(W1)、摘要Z1がG社(取引先の会社名、符号Z12)、貸方B1が12,000円と転記される。
そして、コンピュータ3のメニュー画面から、総勘定元帳213を指定することで、更新された総勘定元帳213が画面表示されることとなる(図2のステップS31)。
本実施例では、コンピュータ3のメニュー画面から、商品有高帳211を指定し、商品有高帳211(図3(b))にて上述の商品X1の在庫があることを確認した後、上述の商品X1をF社に売上した場合を想定し、次にステップS22(図2)から説明する。
図4(b)に示す仕訳帳212では、セル行n3,jに、取引年月日Y1が平成21年1月3日(符号Y13)に、商品X1を、摘要Z1がF社(取引先の会社名、符号Z13)、取引科目Wが売上(符号W3)、商品X1を売上処理したときの売上原価の合計値D3が18,000円、及び売上数量E2が6個とデータ入力し、セルn4,6に、取引科目Wが仮受消費税(符号W4)とデータ入力し、仕訳ボタン9を押すと、セルn4,10に、900円と表示される。これは、D3が18,000円であるから、仮受消費税が、18,000円と0.05を掛け合わせた値となるように、所定の数式(D3X0.05)がセルに備わっているからである。また、上記仕訳ボタン9を押す行為によって、前記プログラム2が分記法に基づきこれら帳簿内のデータをそれぞれ互いに関連付けて前記データベース5に蓄積保存することとなる(図2のステップS22)。
ステップS22(図2)によって、商品有高帳211が更新される。図3(c)は、図4(b)の上記仕訳ボタン9を押す行為によって、ステップS22が実行され、仕訳帳212にデータ入力された情報のうち、取引科目Wが売上W3とされたセル行n3,jのデータが、商品有高帳211のセル行n3,jに転記されデータ処理された状態を示している。
図3(c)では、セル行m3,jに、取引年月日Y1が平成21年1月3日(符号Y13)に、商品X1を、摘要Z1がF社(取引先の会社名、符号Z13)、払出数量E2が6個と転記され、払出単価F2が1,600円と表示され、払出原価の合計値D2が9,600円と表示される。払出単価F2は、セル行列m内の最下段のセルmz,jに表示された仕入単価F1の平均値を引用した値であり、払出原価の合計値D2は、払出数量E2と払出単価F2とを掛け合わせた値であり、所定の数式(E2XF1)がセルに備わっている。そして、セル行列m内の最下段のセルmz,jに表示された仕入単価F1の平均値は、仕入原価の合計値D1の平均値を仕入単価F1の平均値で除算した値であり、所定の数式(D1/F1)がセルに内蔵されている。上記払出単価F2の算出は、移動平均法による。
そして、商品X1の合計が在庫表内の計算式によって集計され、セル行列m内の最下段のセルmz,jに表示される。図3(c)では、商品X1の仕入数量E1の合計が10個、仕入原価の合計値D1が16,000円であり、商品X1の払出数量E2の合計が6個、払出原価の合計値D3が9,600円であるから、商品X1の在庫数量E3が4個、在庫原価の合計値D3が6,400円となる。そしてまた、ステップS22(図2)によって、総勘定元帳213が更新される。なお、本システムでは、仮に、仕訳帳212にて、商品X1を、取引科目Wが売上(符号W3)で、売上数量E2が在庫数量E3よりも大きい値となる場合には、ディスプレイ7の画面上に、入力エラーが表示される仕組みとなっている。
電子帳簿としての精算書214(図6では、六桁精算書)は、前記勘定科目Vが複数行に表示され、前記勘定科目Vのひとつと、これと対応する前記貸方A2と前記借方B2とを同一行で表示するセル行列qが配されるとともに、前記貸方A2を合計した貸方A3と前記借方B2を合計した借方B3が表示可能であり、使用者が、前記データ入力後に、入力完了キーを押すと、前記プログラム2が分記法に基づきこれら帳簿内のデータをそれぞれ互いに関連付けて前記データベース5に蓄積保存し、その結果を更新された帳簿として表形式で画面表示するとともに、前記精算書214にて貸方A3から借方B3を減算した集計年月日Y2の純利益を表示する。図6では、集計年月日Y2が平成21年11月30日での、六桁精算書214を例示している。図6に示す勘定科目Vには、仕入値引(セル行q31,j)と、売上値引(セル行q44、j)がそれぞれ表示されている。仕入値引は、商品Xを仕入れて金額を支払うときに発生する値引額であり、売上値引は、商品Xを売上げて金額を受取るときに発生する値引額である。
本実施例では、決算や棚卸等の期日を集計年月日Y2としてコンピュータ3に内蔵されたタイマー9にて設定しておく。ステップS3(図2)にて更新された帳簿を表示した後、ステップS4(図2)にて、予め設定しておいた集計年月日Y2に、電子帳簿が印刷機8によって紙の帳簿として印刷出力される。本実施例によれば、予め設定した集計年月日Y2になると、更新された電子帳簿21を印刷機8が自動印刷するので、使用者は、印刷されたこれらの紙帳簿210を正式な会計帳簿210として活用でき、前記更新された電子帳簿21から決まった日に印刷されることで紙帳簿210の印刷忘れが防止できる。
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではない。例えば、コンピュータ3と携帯情報端末とをインターネット接続することで、営業先から携帯情報端末を介してコンピュータ3にアクセスし、商品在庫の確認を行い、商品の売上(又は仕入)を行い、電子帳簿を更新して蓄積保存することも容易である。また、取引科目Wと勘定科目Vとが一対一で対応させることで、取引科目−勘定科目対応表216を省くことができ、精算書214は、八桁精算書としてもよい。このように、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能であることは言うまでもない。
1 会計処理システム、
2 表計算ソフトウエアプログラム(プログラム)、
21 データシート、
22 制御プログラム、
3 コンピュータ、
4 CPU、
5 データベース、
6 入力手段、
7 ディスプレイ、
8 印刷機、

Claims (7)

  1. 商品を仕入れたか売上処理したときの取引年月日と当該商品を識別分類するための固有の商品名と当該商品を仕入れ処理したときの仕入原価の合計値及び仕入数量と当該商品を売上処理したときの売上原価の合計値及び売上数量を、使用者を介してデータ入力し、当該データ入力を受け付ける入力手段と入力されたデータに演算処理を行うCPUと演算処理後のデータを蓄積保存するデータベースとデータ処理前後のデータを画面表示するディスプレイとタイマーを備えたコンピュータと、当該コンピュータ上で動作する表計算ソフトウエアプログラム(以下、プログラム)からなり、
    前記プログラムは、複数のセル行列を有した仮の帳簿として表形式で画面表示する複数のデータシートを備え、これらデータシートには、少なくとも商品有高帳と仕訳帳と総勘定元帳と精算書があり、少なくとも、前記商品有高帳と前記仕訳帳とがリンクし、前記仕訳帳と前記総勘定元帳とがリンクし、及び、前記総勘定元帳と前記精算書とがリンクしており、
    前記データ入力後に使用者が前記入力手段の入力完了キーを押すと、前記プログラムが分記法によって前記仮の帳簿内のデータをそれぞれ互いに関連付けて前記データベースに蓄積保存し、その結果を更新された帳簿として表形式で画面表示することを特徴とする会計処理システム。
  2. 前記商品有高帳は前記商品名と一対一で対応した在庫表を複数備え、それぞれの在庫表には、前記取引年月日と、前記仕入数量と、前記仕入原価の合計値を前記仕入数量で除算した仕入単価と、前記仕入数量から前記売上数量を減算した在庫数量を同一行で表示しデータ入力可能なセル行列mが配されており、
    前記仕訳帳は前記商品の取引に対応しており、前記仕訳帳には、前記商品名若しくは前記商品の取引に関連した取引科目と、前記取引年月日と、前記仕入数量と、前記仕入原価の合計値と、前記売上数量と、前記売上原価の合計値を同一行で表示しデータ入力可能なセル行列nが配されており、
    前記総勘定元帳は前記取引科目と対応する勘定科目に一対一で対応した集計表を複数備え、それぞれの集計表には、前記取引年月日並びにこれと対応する借方A1と貸方B1を同一行で表示するセル行列pが配されるとともに、前記借方A1を合計した借方A2と前記貸方B1を合計した貸方B2が表示可能であり、
    前記精算書は前記勘定科目が複数行に表示され、前記勘定科目のひとつと、これと対応する前記貸方A2と前記借方B2とを同一行で表示するセル行列qが配されるとともに、前記貸方A2を合計した貸方A3と前記借方B2を合計した借方B3が表示可能であり、
    使用者が前記データ入力後に前記入力手段の入力完了キーを押すと、前記プログラムが分記法に基づきこれら帳簿内のデータをそれぞれ互いに関連付けて前記データベースに蓄積保存し、その結果を更新された帳簿として表形式で画面表示するとともに、前記精算書にて貸方A3から借方B3を減算した集計年月日の純利益を表示することを特徴とする請求項1記載の会計処理システム。
  3. 前記仕訳帳のセル行列nは、前記仕入原価の合計値から定数を乗算した仮払消費税と前記売上原価の合計値から合計値から定数を乗算した仮受消費税が表示可能であり、かつ、算出した仮払消費税と算出した仮受消費税を、前記総勘定元帳に予め設定された前記勘定科目としての消費税勘定に転記することを特徴とする請求項2記載の会計処理システム。
  4. 前記仕訳帳、総勘定元帳、及び精算書を印刷する印刷機を備え、前記タイマーに予め設定した集計年月日になると、前記コンピュータが印刷機に指令し前記更新された帳簿を印刷させることを特徴とする請求項2記載の会計処理システム。
  5. 表計算ソフトウエアプログラム(以下、プログラム)をコンピュータ上で動作させ、データ入力を受け付ける入力手段によって、商品を仕入れたか売上処理したときの取引年月日と当該商品を識別分類する固有の商品名と当該商品を仕入れ処理したときの仕入原価の合計値及び仕入数量と当該商品を売上処理したときの売上原価の合計値及び売上数量を、使用者を介してデータ入力し、コンピュータ内の演算機能によって前記入力されたデータに演算処理を行い、前記データ処理後のデータをデータベースに蓄積保存し、データ処理前後のデータをディスプレイに画面表示させる会計処理方法であって、
    前記プログラムは、複数のセル行列を有した仮の帳簿として表形式で画面表示する複数のデータシートを備え、これらデータシートには、少なくとも商品有高帳と仕訳帳と総勘定元帳と精算書があり、前記商品有高帳と前記仕訳帳とがリンクし、前記仕訳帳と前記総勘定元帳とがリンクし、及び、前記総勘定元帳と前記精算書とがリンクしており、
    前記データ入力後に使用者が前記入力手段の入力完了キーを押すと、前記プログラムが分記法によって前記仮の帳簿内のデータをそれぞれ互いに関連付けて前記データベースに蓄積保存させ、その結果を更新された帳簿として表形式でディスプレイに画面表示させることを特徴とする会計処理方法。
  6. 前記商品有高帳は前記商品名と一対一で対応した在庫表が複数備わり、それぞれの在庫表には、前記取引年月日と、前記仕入数量と、前記仕入原価の合計値を前記仕入数量で除算した仕入単価と、前記仕入数量から前記売上数量を減算した在庫数量を同一行で表示しデータ入力可能なセル行列mが配されており、
    前記仕訳帳は前記商品の取引に対応しており、前記仕訳帳には、前記商品名若しくは前記商品の取引に関連した取引科目と、前記取引年月日と、前記仕入数量と、前記仕入原価の合計値と、前記売上数量と、前記売上原価の合計値を、同一行で表示しデータ入力可能なセル行列nが配され、前記仕入原価の合計値から定数を乗算した仮払消費税と前記売上原価の合計値から合計値から定数を乗算した仮受消費税が表示可能であり、
    前記総勘定元帳には、前記取引科目に対応する勘定科目と一対一で対応した集計表を複数備え、それぞれの集計表には、前記取引年月日並びにこれと対応する借方A1と貸方B1を同一行で表示するセル行列pが配されるとともに、前記借方A1を合計した借方A2と前記貸方B1を合計した貸方B2が表示可能であり、
    前記精算書は前記勘定科目が複数行に表示され、前記勘定科目のひとつと、これと対応する前記貸方A2と前記借方B2とを同一行で表示するセル行列qが配されるとともに、前記貸方A2を合計した貸方A3と前記借方B2を合計した借方B3が表示可能であり、
    前記データ入力後に使用者が前記入力手段の入力完了キーを押すと、前記プログラムが分記法によって前記仮の帳簿内のデータをそれぞれ互いに関連付けて前記データベースに蓄積保存させ、その結果を更新された帳簿として表形式でディスプレイに画面表示させるとともに、前記精算書にて貸方A3から借方B3を減算した集計年月日の純利益を表示させることを特徴とする請求項5記載の会計処理方法。
  7. 使用者が前記商品を仕入れたときに、前記仕訳帳のセル行列nの所定行のセルに、前記取引年月日と、仕入れた前記商品名と仕入原価の合計値及び仕入数量と、前記商品の仕入に対応する取引科目を、使用者を介してデータ入力し、入力完了キーを押して、前記プログラムが分記法によって前記仮の帳簿内のデータをそれぞれ互いに関連付けて前記データベースに蓄積保存させる第1のステップと、
    使用者が前記商品を売上げたときに、前記仕訳帳のセル行列nの所定行のセルに、前記取引年月日と、売上げた前記商品名と売上原価の合計値及び売上数量と、前記商品の売上に対応する取引科目を、使用者を介してデータ入力し、使用者が入力完了キーを押すと、前記プログラムが分記法によって前記仮の帳簿内のデータをそれぞれ互いに関連付けて前記データベースに蓄積保存させる第2のステップと、
    予め設定した集計年月日になると、前記コンピュータが前記更新された帳簿を印刷手段に印刷させる第3のステップ、を備えることを特徴とする請求項6記載の会計処理方法。
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