JP5361836B2 - 経営情報システム - Google Patents
経営情報システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP5361836B2 JP5361836B2 JP2010218939A JP2010218939A JP5361836B2 JP 5361836 B2 JP5361836 B2 JP 5361836B2 JP 2010218939 A JP2010218939 A JP 2010218939A JP 2010218939 A JP2010218939 A JP 2010218939A JP 5361836 B2 JP5361836 B2 JP 5361836B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- data
- input
- employee
- accounting
- server computer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)
Description
従来の会計システムとして、金銭の出入りがあった場合に携帯電話等の端末を用いてサーバに入力し、サーバ側で会計処理を行うようにするシステムが提案されている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
そして、税理士事務所等においてサーバに蓄積された会計情報に基づいて会計処理を実行している。
まず、企業の取引によって金銭の動きが発生すると、企業の経理担当者が、仕訳帳に仕訳を行う。仕訳とは、取引を勘定科目に分類することである。また、勘定科目とは、資産、負債、資本、収益、費用、利益、損失をいう。
次に、経理担当者は、仕訳帳に記載された内容を勘定科目ごとに転記した総勘定元帳を作成する。
損益計算書は、利益の把握という目的で作成され、少なくとも売上高、売上原価、販売費及び一般管理費、営業外収益、営業外費用、特別利益、特別損失の区分に分けて記載する必要がある。
貸借対照表は、財政の把握という目的で作成され、借方、貸方に分けて資産、負債、純資産等の科目が記載される。
ところが、経営者が日々の経営に対して必要な情報は、このような財務諸表ではなく、どのような注文があったか、納品されたか、未収金の有無等の内容の情報である。
すなわち、経営者としてはこのような情報を常時欲しているが、経理担当者がこのような情報を提供しようとしても手間と時間がかかってしまうので、経営者が欲している情報を容易に提供できるシステムが望まれている。
すなわち、企業で営業や購買などの実務を行っている者(企業の従業員)が、取引先に商品を納入した場合や、取引先から商品を購入した場合においては、これらの取引内容を携帯端末からサーバコンピュータへ入力することができる。この取引内容としては、少なくとも、いつ、どこで、誰が、何を、誰に、金額、個数、がデータとして入力される。そして、この入力された内容は、企業会計に資するだけでなく、製品等の物流管理にも資することができる。つまり、物流の管理は、上記の取引内容と同じデータがあれば可能となるためである。
さらに、このような取引内容を入力したデータを、従業員の労務管理にも同時に使うことができる。従業員の労務管理は、少なくとも、いつ、誰が、何を、何時間かがわかればよいので、就業管理用のデータと企業会計や物流に必要とされるデータとは共有化できる。
(第1の実施形態の概略構成)
まず、図1に本発明の第1の実施形態の全体構成の概略を示し、これに基づいてシステム全体の概略を説明する。
本システムを導入する企業は、単数または複数のクライアントコンピュータ50と、個々の従業員が所有する複数の携帯端末10,10・・とを所有している。そして、サーバコンピュータ20は、サーバ管理会社等が所有している。クライアントコンピュータ50、複数の携帯端末10、およびサーバコンピュータ20は、インターネット等のネットワークNに接続されている。サーバコンピュータ20はネットワークNを介して複数の携帯端末10とアクセス可能である。またサーバコンピュータ20は、クライアントコンピュータ50とアクセス可能である。
携帯電話10がWEBブラウザを動作させてサーバコンピュータ20にアクセスすることにより、サーバコンピュータ20に記憶されているWEBページが携帯電話10の表示部に表示される。
なお、携帯端末10としては、サーバコンピュータ20に対してデータを送信可能な通信機器であればどのようなものであってもよい。
経営情報システムの概略動作を説明する。
企業に所属する従業員がそれぞれ携帯電話10を所持し、従業員が自らの職務を実行した結果生じた取引内容を携帯電話10から取引データとして入力し、または従業員が自ら実行した職務内容を労務データとして入力したとする。
従業員が携帯電話10に入力した取引データまたは労務データは、サーバコンピュータ20の入力データ記憶部28に記憶される。
ただし、これらデータのうち、取引には必要がない項目もあるので、そのような項目については入力しなくてもよい。例えば、仕入れ部門が商品を仕入れたような場合、「いつまで」という項目(how longデータ)は必要ない。
例えば、「誰に」(whomデータ)、「いくら」(how muchデータ)、「数量」(how manyデータ)などは労務管理に直接影響しない項目であるから必要ない。
これらの項目は、従業員が通常行っていることをただ入力すればよいので、特に入力に際しても難しいことはなく、データの入力が容易である。
財務諸表において必要なデータの「取引日付」は、入力データ記憶部28に記憶されている「いつ」のwhenデータである。財務諸表で必要なデータの「貸方勘定科目」および「借方勘定科目」は、入力データ記憶部28に記憶されている「何を」のwhatデータである。財務諸表で必要なデータの「貸方金額」および「借方金額」は、入力データ記憶部28に記憶されている「いくら」のhow muchデータと「数量」のhow manyデータである。
このようにして、クライアントコンピュータ50は、サーバコンピュータ20の入力データ記憶部28から必要なデータを入手することで財務諸表の作成が可能である。
情報会計とは、経営者が業績を管理したり、経営判断をする際の意志決定の材料として用いられる情報をいう。
発注伝票において必要なデータの「発注日」は、入力データ記憶部28に記憶されている「いつ」のwhenデータである。発注伝票で必要なデータの「部門名」は、入力データ記憶部28に記憶されている「どこで」のwhereデータである。発注伝票で必要なデータの「担当者名」は、入力データ記憶部28に記憶されている「誰が」のwhoデータである。
発注伝票で必要なデータの「商品名」は、入力データ記憶部28に記憶されている「何を」のwhatデータである。発注伝票で必要なデータの「取引先名」は、入力データ記憶部28に記憶されている「誰に」のwhomデータである。発注伝票で必要なデータの「単価」は、入力データ記憶部28に記憶されている「いくら」のhow muchデータである。発注伝票で必要なデータの「数量」は、入力データ記憶部28に記憶されている「数量」のhow manyデータである。
このようにして、クライアントコンピュータ50は、サーバコンピュータ20の入力データ記憶部28から必要なデータを入手することで発注伝票その他、情報会計で必要な書類の作成が可能である。
クライアントコンピュータ50は、商品別数量ロス確認表の作成に必要なデータをサーバコンピュータ20からダウンロードする。
商品別数量ロス確認表において、必要なデータである「商品名」は、入力データ記憶部28に記憶されている「何を」のwhatデータである。商品別数量ロス確認表で必要なデータの「仕入数」は、入力データ記憶部28に記憶されている「数量」のhow manyデータのうち、仕入れ部門が商品を仕入れた時の数量である。このように、入力データ記憶部28に記憶されているデータは、担当者の所属する部署ごとに異なるデータテーブルを作成するとよい。例えば、同じ商品名であっても、仕入部門と販売部門とでは、その数量に関するデータについても全く意味が異なることとなるためである。
すなわち、商品別数量ロス確認表で必要なデータの「仕入数」は、入力データ記憶部28に記憶されている「数量」のhow manyデータのうち、仕入れ部門が商品を仕入れた時の数量である。
ここで、仕入数から売上数を減算処理すれば在庫数が算出される。クライアントコンピュータ50の制御部は、在庫数を算出するため、仕入部門の「数量」のhow manyデータから販売部門の「数量」のhow manyデータを減算し、在庫数を算出する。
クライアントコンピュータ50は、商品別利益表の作成に必要なデータをサーバコンピュータ20からダウンロードする。
商品別利益表において、必要なデータである「商品名」は、入力データ記憶部28に記憶されている「何を」のwhatデータである。商品別利益表で必要なデータの「仕入額」は、仕入部門の入力データ記憶部28に記憶されているhow muchデータである。商品別利益表で必要なデータの「売上額」は、販売部門の入力データ記憶部28に記憶されているhow muchデータである。
また、商品別利益表で必要なデータの「仕入数」は、仕入部門の入力データ記憶部28に記憶されているhow manyデータである。商品別利益表で必要なデータの「売上数」は、販売部門の入力データ記憶部28に記憶されているhow manyデータである。
さらに、売上額から仕入額を減算処理すれば、売上総利益が算出される。クライアントコンピュータ50の制御部は、売上総利益を算出するため、仕入部門の入力データ記憶部28に記憶されているhow muchデータから販売部門の入力データ記憶部28に記憶されているhow muchデータを減算し、売上総利益が算出する。
物流管理に関する書類とは、在庫一覧表、担当者別または業者別の入荷明細表、担当者別または業者別の入荷集計表、顧客別商品出荷表、在庫推移表、発送明細書等がある。
担当者別入荷明細表において必要なデータの「日付」は、入力データ記憶部28に記憶されている「いつ」のwhenデータである。担当者別入荷明細表で必要なデータの「担当者」は、入力データ記憶部28に記憶されている「誰が」のwhoデータである。担当者別入荷明細表で必要なデータの「業者」は、入力データ記憶部28に記憶されている「誰に」のwhomデータである。担当者別入荷明細表で必要なデータの「商品名」は、入力データ記憶部28に記憶されている「何を」のwhatデータである。担当者別入荷明細表で必要なデータの「単価」は、入力データ記憶部28に記憶されている「いくら」のhow muchデータである。担当者別入荷明細表で必要なデータの「数量」は、入力データ記憶部28に記憶されている「数量」のhow manyデータである。
このようにして、クライアントコンピュータ50は、サーバコンピュータ20の入力データ記憶部28から必要なデータを入手することで担当者別入荷明細表その他の物流管理で必要な書類の作成が可能である。
労務管理に必要な書類とは、例えば、出勤簿、賃金台帳、日報等がある。
日報において必要なデータの「労働日」は、入力データ記憶部28に記憶されている「いつ」のwhenデータである。日報で必要なデータの「部門名」は、入力データ記憶部28に記憶されている「どこで」のwhereデータである。日報で必要なデータの「担当者名」は、入力データ記憶部28に記憶されている「誰が」のwhoデータである。日報で必要なデータの「労働内容」は、入力データ記憶部28に記憶されている「何を」のwhatデータである。日報で必要なデータの「労働時間」は、入力データ記憶部28に記憶されている「いつまで」のhow longデータである。
このようにして、クライアントコンピュータ50は、サーバコンピュータ20の入力データ記憶部28から必要なデータを入手することで日報の他、労務管理で必要な書類の作成が可能である。
次に、各構成要素の具体例について説明していく。まず、携帯電話の構成を図6に基づいて説明する。
携帯電話10は、インターネットに接続してWEBデータを送受信可能な送受信部11と、CPU等からなる制御部12と、WEBブラウザ等のソフトウェア(制御プログラム)を記憶している記憶部16と、テンキー等の文字入力が可能な入力部17と、液晶等の表示部18とを備えている。
そして、従業員がサーバコンピュータ20へアクセスするように入力手段17からWEBブラウザを操作すると、制御部12は送受信部11を介してサーバコンピュータ20から種々の入力画面をダウンロードする。
サーバコンピュータ20の内部構成を図7に示し、これに基づいてサーバコンピュータについて説明する。
サーバコンピュータ20は、CPUおよびROMやRAMの半導体メモリとを含む制御部22と、制御プログラム等のソフトウェアやデータベースが構築されるハードディスク等の記憶装置24と、ネットワークに接続してデータの送受信を実行する送受信部25とを有している。なお、図2では記憶装置24が2つあるように図示しているが、ここでは描画の都合で2つにしただけであり、特に記憶装置としてハードディスクの個数に限定はない。
入力データ記憶部28は、携帯電話から入力されたいつ(whenデータ)、どこで(whereデータ)、誰が(whoデータ)、何を(whatデータ)、誰に(whomデータ)、いくら(How much:金額データ)、数量(How many:数量データ)、いつまで(How longデータ)の5W3Hの項目をそれぞれデータとして記憶する。
入力データ記憶部28は、上述したように同じ部署の従業員同士で1つのグループを構成し、このグループごとにそれぞれ設けられている。さらに、同じグループ内であっても、入力データ記憶部28は、従業員が実行する職務内容ごとに、複数の入力データ記憶部28a,28b,28c,28dを構成している。各入力データ記憶部28a,28b,28c,28dに、いつ(whenデータ)、どこで(whereデータ)、誰が(whoデータ)、何を(whatデータ)、誰に(whomデータ)、いくら(How much:金額データ)、数量(How many:数量データ)、いつまで(How longデータ)の5W3Hの項目をそれぞれデータとして記憶する。
就業データ記憶部28aは、whenデータである労働日を記憶する欄30、whoデータである従業員氏名を記憶する欄32、whereデータである担当部署を記憶する欄33、Howlongデータである就業時間を記憶する欄34、入力されたIDを記憶する欄31が設けられている。
なお、就業データとして就業データ記憶部28に記憶させる内容としては、これらの入力項目以外にも実際に行った仕事をwhatデータとして記憶できるように欄を設けておいてもよい。
物流データ記憶部28bは、whenデータである日付(取引日)を記憶する欄35、whoデータである担当者を記憶する欄32、whereデータである担当部署を記憶する欄33、whatデータである商品名を記憶する欄37、whomデータである出荷先を記憶する欄38、how manyデータである出荷個数を記憶する欄39が設けられている。
なお、ここで示す物流データとは、商品を出荷する場合における物流データである。以下に述べるように、商品を仕入れる場合における物流データも存在する。
物流データ記憶部28bは、whenデータである日付(取引日)を記憶する欄35、whoデータである担当者を記憶する欄32、whereデータである担当部署を記憶する欄33、whatデータである商品名を記憶する欄37、whomデータである仕入先を記憶する欄41、how manyデータである仕入個数を記憶する欄42が設けられている。
出納データ記憶部28cは、whenデータである取引日を記憶する欄35、whoデータである担当者を記憶する欄32、whereデータである担当部署を記憶する欄33、Whatデータである取引内容を記憶する欄43、whomデータである取引先を記憶する欄44、how muchデータである取引金額を記憶する欄45、how manyデータである取引数量を記憶する欄46が設けられている。
会計データ記憶部28dは、whenデータである会計日を記憶する欄35、whoデータである担当者を記憶する欄32、whereデータである担当部署を記憶する欄33、Whatデータである会計内容を記憶する欄47、how muchデータである会計金額を記憶する欄48が設けられている。
図7に基づくサーバコンピュータ20の構成の説明に戻る。
サーバコンピュータ20の記憶装置24には、図7に示すように、従業員データ(会計システムを導入している企業の従業員のデータ)が記憶されている従業員データ記憶部26が構築されている。従業員データ記憶部26には、該当企業の従業員の氏名と、氏名に関連づけして記憶されたIDと、氏名に関連付けされて記憶された担当部署名と、氏名に関連付けされて記憶された労働単価とが少なくとも記憶されている。
このように労働単価が従業員データ記憶部26にあらかじめ設定されていれば、従業員がその業務に何時間関わったかによって、業務におけるコストが明らかになる。さらには、担当部署ごとのコスト等も明確になる。
このようにして予め算出しておいた売価を従業員データ記憶部26に記憶させておくことによって、売価と実際の売上総利益とを比較して経営判断に資することができるようになる。すなわち、従業員データ記憶部26に記憶されている売価と、入力データ記憶部28に記憶される各従業員の売上げに関するデータ(whenデータと、how muchデータ)を読み出して算出した売上総利益とを比較することにより、経営に関してPDCA(計画、実行、評価、改善)サイクルをうまく回すことができる。
また、従業員データ記憶部26には、あらかじめ記憶させておいた労働単価と、送信されてきた就業時間とを乗算して得られた労働費を記憶することもできる。
労働単価と就業時間との乗算は、制御部22の労働コスト算出手段51で自動的に行い、労働コスト算出手段51が自動的に従業員データ記憶部26に記憶させるようにするとよい。
次に、サーバコンピュータの制御部22および記憶装置24とが連動して機能する氏名入力表示手段52及びアクセス許可手段80について説明する。氏名入力表示手段52は、サーバコンピュータ20にアクセスしてきた携帯電話10に対して従業員のID、氏名の入力を促す表示をさせる。
従業員のIDおよび氏名の入力を促す表示は、サーバコンピュータ20の記憶装置24にHTMLやテキストデータで記述されたファイルとして記憶されており、携帯電話10のWEBブラウザが従業員のIDおよび氏名の入力を促す表示ファイル53をダウンロードして携帯電話10の表示部18で表示される。
ID入力ボックスにIDが入力され、氏名入力ボックスに氏名が入力され、送信ボタンが押されると、ID入力ボックスに入力されたIDと、氏名入力ボックスに入力された氏名とがサーバコンピュータ20の制御部22に送信される。サーバコンピュータ20の制御部22のアクセス許可手段80では、送信されてきたIDと氏名とが、従業員データ記憶部26に記憶されているID及び氏名に一致するか否かを判断する。
制御部22のアクセス許可手段80は、携帯電話10から送信されてきたIDと氏名とが、あらかじめ記憶されているIDと氏名とに一致しない場合には、誤記等の可能性もあるため、再度ID及び氏名を入力させるように促す表示をさせるファイルを携帯電話10にダウンロードさせる。
次に、サーバコンピュータの制御部22および記憶装置24とが連動して機能する選択表示手段54について説明する。
選択表示手段54は、サーバコンピュータ20にアクセスしてきた携帯電話10から従業員のID、氏名の入力が終了した後に、就業情報か、物流情報か、出納情報か、会計情報かのいずれかを選択させるための表示をさせる。
就業情報か、物流情報か、出納情報か、会計情報かのいずれかを選択させるための表示は、サーバコンピュータ20の記憶装置24にHTMLやテキストデータで記述されたファイル55として記憶されており、携帯電話のWEBブラウザがこのようなファイル55をダウンロードして携帯電話10の表示部18で表示される。
サーバコンピュータ20の制御部22は、いずれかのボタンが押下されたことを受信した場合には、該当するボタンに対応する入力項目を表示させる表示手段54によって、どのようなデータを入力するかを制御する。
次に、サーバコンピュータ20の制御部22および記憶装置24とが連動して機能する就業データ表示手段56について説明する。
就業データ表示手段56は、サーバコンピュータ20にアクセスしてきた携帯電話10から就業情報を入力することが選択された場合に、就業データの入力を促すような表示をさせる。ここでは、就業データとしては図5や図9に示したように、日付、ID、氏名、担当部署、労働時間、労働内容等がある。
これら就業データを入力させるための表示は、サーバコンピュータ20の記憶装置24にHTMLやテキストデータで記述されたファイル57として記憶されており、携帯電話10のWEBブラウザがこのようなファイルをダウンロードして携帯電話10の表示部18で表示される。
次に、サーバコンピュータ20の制御部22および記憶装置24とが連動して機能する物流データ入力表示手段69について説明する。
物流データ表示手段69は、サーバコンピュータ20にアクセスしてきた携帯電話10から物流データを入力することが選択された場合に、物流データの入力を促すような表示をさせる。
物流データを入力させるための表示は、サーバコンピュータ20の記憶装置24にHTMLやテキストデータで記述されたファイル68として記憶されており、携帯電話10のWEBブラウザがこのようなファイルをダウンロードして携帯電話10の表示部18で表示される。
次に、サーバコンピュータ20の制御部22および記憶装置24とが連動して機能する出納データ入力表示手段58について説明する。
出納データ入力表示手段58は、サーバコンピュータ20にアクセスしてきた携帯電話10から出納データを入力することが選択された場合に、出納データ入力を促すような表示をさせる。
出納データを入力させるための表示は、サーバコンピュータ20の記憶装置24にHTMLやテキストデータで記述されたファイル59として記憶されており、携帯電話10のWEBブラウザがこのようなファイルをダウンロードして携帯電話10の表示部18で表示される。
次に、サーバコンピュータ20の制御部22および記憶装置24とが連動して機能する会計データ入力表示手段60について説明する。
会計データ入力表示手段60は、サーバコンピュータ20にアクセスしてきた携帯電話10から会計データを入力することが選択された場合に、会計データ入力を促すような表示をさせる。
会計データを入力させるための表示は、サーバコンピュータ20の記憶装置24にHTMLやテキストデータで記述されたファイル61として記憶されており、携帯電話10のWEBブラウザがこのようなファイルをダウンロードして携帯電話10の表示部18で表示される。
次に、図14に基づいて、クライアントコンピュータ50の構成について説明する。
クライアントコンピュータ50は、通常のパーソナルコンピュータを用いることができ、CPUおよびROMやRAMの半導体メモリとを含む制御部72と、制御プログラム等のソフトウェアが記憶されるハードディスク等の記憶装置74と、ネットワークに接続してデータの送受信を実行する送受信部76と、プリンタ等の出力装置77と、マウスやキーボード等の入力装置78を有している。
財務諸表作成手段81は、記憶装置74に予め記憶された財務諸表作成ソフト90を制御部72が読み出して実行することによって実現される。
情報会計書類作成手段82は、記憶装置74に予め記憶された情報会計書類作成ソフト91を制御部72が読み出して実行することによって実現される。
物流管理書類作成手段84は、記憶装置74に予め記憶された物流管理書類作成ソフト92を制御部72が読み出して実行することによって実現される。
労務管理書類作成手段86は、記憶装置74に予め記憶された労務管理書類作成ソフト93を制御部72が読み出して実行することによって実現される。
次に、従業員が操作する携帯電話10の表示部に基づいて、本実施形態の動作の流れについて説明する。
図15に示すように、携帯電話10がサーバコンピュータ20に最初にアクセスした場合には、当該携帯電話10を操作している従業員の氏名を入力させる画面が表示部18に表示される。
この場合に携帯電話10の表示部18には、氏名(ユーザ名)入力欄21、パスワード入力欄150、認証ボタン23が表示される。
認証ボタン23は、サーバコンピュータ20の認証ファイル(後述する)にリンクしており、携帯電話10の表示部18で認証ボタン23が押下されると、携帯電話10はサーバコンピュータ20の認証ファイルにアクセスし、入力した氏名とパスワードが認証ファイル内に送信される。認証ファイルでは、従業者の認証を行うが、具体的な動作は後述する。
ここでは、後述する従業員データ記憶部(後述する)にあらかじめ記憶されたデータにおいて、認証ファイルによる認証で氏名及びパスワードが一致した従業員氏名を表示部18に表示させる。さらに、従業員氏名の下には、OKボタン29が表示される。OKボタン29は、サーバコンピュータ20の選択表示手段(後述する)にリンクしており、従業員がOKボタン29を押下することにより、次のステップである選択表示手段が起動して、引き続き従業員が入力すべき項目が表示される。
就業メニュー100は、従業員の日報や作業報告や勤務報告等を行うことができるように設けられている。このため、就業メニュー100には、日報ボタン100a、作業ボタン100b、勤務ボタン100cが設けられており、各ボタン100a〜100cはサーバコンピュータ20の入力データ記憶部28の該当する記憶領域にリンクされている。
従業員が日報ボタン100aを押下すると、携帯電話10はサーバコンピュータ20の就業データ入力表示手段56にアクセスし、就業データ入力表示手段56によって予め作成されている入力画面がダウンロードされる。
日報の入力画面は、図18に示すとおりである。
日報の入力画面には、相手の選択欄104が形成されている。ここでいう相手とは、日報を提出する相手であり、直属の上司であることが多い。
次に、就業項目を選択させる就業項目1欄105が形成されている。就業項目1としては、販売、営業、設計、事務等がある。
例えば、就業項目1で販売が選択された場合には、販売として、就業項目2として売上、仕入がある。また、就業項目1で営業が選択された場合には、就業項目2として内勤営業、外勤営業がある。
例えば、就業項目2で売上が選択された場合には、就業項目3として商品陳列、レジ、受注品揃え、出荷、配達等がある。
また、就業項目2として仕入れが選択された場合には、就業項目3として発注、入荷検品がある。
さらに、就業項目1の営業で、就業項目2として内勤営業が選択された場合には、就業項目3として打合わせ、見積、契約、資料作成等があり、就業項目2として外勤営業が選択された場合には、就業項目3としてイベント、商品説明、デモ、クレーム対応等がある。
例えば、建築工事を業とする企業であれば、就業項目1として工事名、就業項目2として基礎工事、土工事、内装工事、就業項目3として型枠作業、重機オペレータ、生コン、壁張り、床張り、取り壊し等がある。
さらに、衣類の製造企業であれば、就業項目1として製造対象となる商品名、就業項目2として、縫製、仕上、検査、出荷等があり、就業項目3として、製図、裁断、縫製、糸処理、ボタン付け、アイロン仕上げ、サイズ検査、金属検査、タグ付け、包装、梱包、発送等がある。
入力された就業項目は、サーバコンピュータ20の入力データ記憶部28にwhatデータとして記憶される。
備考欄には、店売り、注文売り、取引社名等の入力が可能ではあるが、必要が無ければ入力する必要はない。
日付入力欄109の下部には、時間入力欄110が形成されている。時間入力欄100には、従業員が仕事をした時間を入力させる。
図20に示すように、時間入力欄110の下部には、日数入力欄111が形成されている。これは、日単位で日報をつける場合に用いられる欄である。また、日数入力欄111の下部には連絡入力欄112が形成されている。連絡入力欄112は、従業員が何らかの連絡事項を入力するために設けられている欄である。
図21に示すように、入力した内容の最下部には、OKボタン114と修正ボタン115が形成されている。OKボタン114は、サーバコンピュータ20からダウンロードされた画面であって、就業メニュー100、物流メニュー101、出納メニュー102、精算メニュー103の4つのメニューが表示されている画面に戻るように、当該画面をダウンロードするためのサーバコンピュータの所定のファイルにリンクされている。これにより、日報データの入力を終了して他のメニューに移行することができる。
従業員は、修正した内容を再入力後、OKボタン114または修正ボタン115のいずれかを押下することにより、修正内容を記憶させて、日報データの入力を終了して他のメニューに移行することができる。
次に、図17の入力画面において、物流項目の中の注文ボタンを押下した例について説明する。
注文ボタン102aを押下すると、携帯電話10はサーバコンピュータ20の注文ファイルにアクセスし、注文ファイルに記憶された入力画面がダウンロードされる。このため、携帯電話10の表示部18にはサーバコンピュータ20の注文ファイルからダウンロードされた入力画面が表示される。
注文の入力画面には、相手の選択欄116が形成されている。ここでいう相手とは、担当の従業員が注文を出した業者のことである。ここでは、過去に取引経験のある業者名をあらかじめ上げておくことによって、業者の選択を容易にすることができる。
相手の選択欄116の下方には、物流項目を選択させる物流項目1欄117が形成されている。物流項目1としては、企業の業種によって様々に異なっているが、例えばここでは小売業を例にとって物流項目1として農水産物、日用品等がある。
例えば、物流項目1で農水産物が選択された場合には、物流項目2として農水産物のメーカ名がある。農水産物の例として焼海苔があるが、本図では、焼海苔のメーカが図示されている。
物流項目2でメーカ名が選択された場合には、物流項目3において具体的な商品名を記入する可能な欄119が形成されている。
図23に示すように、日付入力欄120の下部には、注文した商品の個数と単価とを入力する欄121、122が形成されている。
個数と単価を入力する欄121,122の下方には、連絡事項を入力する欄123、メモを入力する欄124、備考欄125等が形成されている。これらの欄には、物流関係で特記する事項があれば記入すれば良いが、記入は任意である。
入力した情報の最下部には、OKボタン114と修正ボタン115が形成されている(図21参照)。
OKボタン114及び修正ボタン115の動作については、上述した内容と同じであり、ここでは説明を省略する。
次に、図17の入力画面において、出納項目の中の注文ボタン102aを押下した例について説明する。
注文ボタン102aを押下すると、携帯電話10はサーバコンピュータ20の注文ファイルにアクセスし、注文ファイルに記憶された入力画面がダウンロードされる。このため、携帯電話10の表示部18にはサーバコンピュータ20の注文ファイルからダウンロードされた入力画面が表示される。
注文の入力画面には、相手の選択欄127が形成されている。ここでいう相手とは、担当の従業員が仕入れの注文を出した業者のことである。ここでは、過去に取引経験のある業者名をあらかじめ上げておくことによって、業者の選択を容易にすることができる。
相手の選択欄127の下方には、出納概要を選択させる出納概要欄128が形成されている。出納概要としては、注文をした場合における金銭の授受の方式をあらかじめ上げておくことによって、出納概要を容易に選択することができる。出納概要の例としては、掛仕入れ、値引き等がある。
出納科目1の内容をもう少し具体化した出納科目である出納科目2を選択させる出納科目2欄130が形成されている。
例えば、出納項目1で仕入れ高が選択された場合には、出納項目2として買掛金がある。
図25に示すように、日付入力欄131の下部には、金額を入力する欄132が形成されている。金額を入力する欄132の下方には、入力された金額が、借残か貸残かを選択するチェックボックス133が設けられている。さらに、金額入力欄132とチェックボックス133の下方には、連絡事項を入力する欄134、メモを入力する欄135、備考欄136等が形成されている。これらの欄には、出納関係で特記する事項があれば記入すれば良いが、記入は任意である。
入力した情報の最下部には、OKボタン114と修正ボタン115が形成されている(図21参照)。
OKボタン114及び修正ボタン115の動作については、上述した内容と同じであり、ここでは説明を省略する。
次に、図15の入力画面において、会計項目の中の精算103aボタンを押下した例について説明する。
精算ボタン103aを押下すると、携帯電話10はサーバコンピュータ20の精算ファイルにアクセスし、精算ファイルに記憶された入力画面がダウンロードされる。このため、携帯電話10の表示部18にはサーバコンピュータ20の精算ファイルからダウンロードされた入力画面が表示される。
会計の入力画面には、相手の選択欄138が形成されている。ここでいう相手とは、担当の従業員が業務として費用の立て替えした場合(以下、社内と称する)、販売促進で費用の立て替えした場合、出張旅費で費用の立て替えをした場合、接待交際で費用の立て替えをした場合であり、社内、販売促進、出張旅費、接待交際のいずれかを選択できるように設けられている。
相手の選択欄138の下方には、会計項目を選択させる会計概要欄139が形成されている。会計概要としては、例えば従業員が社内を選択した場合、会計の概要として、消耗品、販促品、事務用品、通信代、印紙等を選択することができる。
図27に示すように、日付入力欄141の下部には、金額を入力する欄142が形成されている。金額を入力する欄142の下方には、入力された金額の支払先を入力する欄143、支払先の入力欄143の下方には訪問先を記入する欄144、訪問先を記入する欄144の下方には、催事名を入力する欄145、使途を入力する欄146が設けられている。
これらの欄には、入力すべき事項があれば記入すれば良いが、記入は任意である。
入力した情報の最下部には、OKボタン114と修正ボタン115が形成されている(図21参照)。
OKボタン114及び修正ボタン115の動作については、上述した内容と同じであり、ここでは説明を省略する。
会計概要欄139の下方には、会計概要で選択された概要についてさらに詳細な項目を選択して入力する会計項目1欄が形成される。会計項目1としては、旅費交通費等がある(図示せず)。
会計概要欄139の下方には、会計概要で選択された概要についてさらに詳細な項目を選択して入力する精算項目1欄が形成されている。精算項目1としては、交際費等がある(図示せず)。
次に、サーバコンピュータ20における入力データ記憶部28に記憶させるデータ内容を変更する入力データ変更手段について、図28に基づいて説明する。
入力データ変更手段5は、入力データ記憶部28の就業データ記憶部28aへの入力項目と、物流データ記憶部28bへの入力項目と、出納データ記憶部28cへの入力項目と、会計データ記憶部28dへの入力項目の入力内容を変更可能である。
また、入力データ記憶部28内の就業データ記憶部28aにおける記憶項目と、物流データ記憶部28bにおける記憶項目と、出納データ記憶部28cにおける記憶項目と、会計データ記憶部28dにおける記憶項目とを変更することできる。
サーバコンピュータ20を操作する場合においては、表示部(図示せず)に変更内容を表示させつつ、変更を行う作業者がマウスやキーボード(図示せず)を操作して変更内容を決定する。
クライアントコンピュータ50を操作する場合においては、出力装置77に更新内容を表示させつつ、変更を行う作業者が入力装置78を操作して変更内容を決定する。
また、入力データ変更手段5は、図30に示すように、作業者が物流データを変更することを選択した場合には物流データ変更画面151を表示部または出力装置77に表示させる。
また、入力データ変更手段5は、図31に示すように、作業者が出納データを変更することを選択した場合には出納データ変更画面152を表示部または出力装置77に表示させる。
さらに、入力データ変更手段5は、図32に示すように、作業者が会計データを変更することを選択した場合には会計データ変更画面153を表示部または出力装置77に表示させる。
そして、就業データ変更画面150と物流データ変更画面151は、各入力項目に対して入力された数値をどのように計算するか計算方法を指定可能な欄155が設けられている。指定可能な計算方法は予め設定しておく必要がある。なお、この欄155は計算方法を選択する場合以外に、計算方法を用いない場合も選択できる。つまり、従業員が入力した値のみを記憶させる場合である。
従業員が入力した数値を設定した計算方法で計算された数値、又は従業員が入力した数値そのままが入力データ記憶部28内に記憶される。
各計算方法は、予め計算式を記述して記憶装置24内に記憶させておくことが必要である。
例えば、勤務時間における計算方法としては、 仕事を開始した時刻と仕事を終了した時刻とを入力すれば、休み時間を除いた現実の労働時間を算出可能な計算方法が例として挙げられる。
仕訳区分としては、売掛金、買掛金、預金等を挙げることができる。
この出納データ変更画面152と会計データ変更画面153において、入力項目を細分類化することで、クライアントコンピュータ50がデータをダウンロードする際に、目的とするデータを的確にダウンロードすることができる。
次に、クライアントコンピュータ50のデータ収集時の他の動作について説明する。
図33に示すように、クライアントコンピュータ50の制御部72には、財務諸表作成手段81、情報会計書類作成手段82、物流管理書類作成手段84、労務官営書類作成手段86および賃金台帳作成手段88とは別個に、データ収集手段6が設けられている。データ収集手段6は、日付、業務区分および取引区分を指定して作業者が作成したいと欲する書類に合ったデータをサーバコンピュータ20からダウンロードする機能を有するプログラムであって、クライアントコンピュータ50の記憶装置74に記憶されている。
データ収集手段6は、クライアントコンピュータ50の入力装置78から入力された指示に基づいて起動し、出力装置77(モニタ等)に図34に示すような表示画面160を表示させる。
表示画面160には、ダウンロードすべきデータを設定後に、ダウンロード開始を指示するためのダウンロード開始ボタン165が設けられている。
本実施形態では、サーバコンピュータにおいて収集したデータをCSV(Comma Separated Values)形式で取り込むようにしている。CSV形式のデータは、表計算ソフトやデータベースソフトなど様々なソフトで利用することができる。なお、CSV形式のデータはテキストがカンマで区切られているデータであるので、表計算ソフトやデータベースソフトで利用する場合に限られることはなく、ワープロソフトやテキストエディタで利用することもできる。
データ変換手段95としては、携帯端末10における文字入力の文字形式であるXML形式またはHTML形式を、CSV形式に変換できる公知のソフトウェアが該当する。
ここで、本実施形態におけるクライアントコンピュータの構成について、図36に示す。なお、図14と同一の構成要素については同一の符号を付し、説明を省略する場合もある。
本実施形態におけるクライアントコンピュータ50は、図34に示したようにユーザが所望のデータをサーバコンピュータ20からダウンロード可能となるようにしてもよいし、自動的に所定時間おきにCSVデータをダウンロードするようにしてもよい。
クライアントコンピュータ50は、得られたCSVデータから財務諸表と、情報会計管理書類と、物流管理書類と、労務管理書類とを作成可能な書類作成手段97を有している。書類作成手段97としては、CSVデータの任意のデータを取り出して項目毎に四則演算が可能な表計算ソフト等を用いることができる。
このように特に財務諸表の必要がなければ、経営者や経理担当者は、財務諸表よりもわかりやすく企業の経営状態がわかる情報会計書類のみを参照して企業会計に役立てることにすればよい。
図37には、書類作成手段97によって作成された現金出納明細表を示す。
ここでは、書類作成手段97である表計算ソフトが、CSVデータから相手先名(whomデータ)、取引内容及び相手科目(whatデータ)、金額(How muchデータ)だけを取り出して表にしている。また、金額欄については月ごとの列を設けておき、1年ごとの集計ができるようにしておくとよい。
このように、1年ごとの集計ができるような書類としては、預金からの払い出しについての明細である預金払出明細表や、売上げや在庫数などから算出できる利益・在庫計算表など様々な書類を挙げることができる。
残高試算表は、複式簿記の方式に基づいて、各勘定科目毎(単に科目と称する場合もある)に借方金額と貸方金額に仕訳された表である。書類作成手段97は、残高試算表を作成する際には、CSVデータから科目(whatデータ)、金額(How muchデータ)を取り出し、取り出した金額データを借方、貸方の何れかの項目の欄に表示させるようにする。なお、借方、貸方の何れの項目の欄に金額データを表示させるようにするかは、科目毎に対応する金額データが借方になるか貸方になるかを予め設定しておくことが必要である。
ちなみに残高試算表は、各科目の借方と貸方の金額の差額のみを集計した試算表である。
すなわち、入力データ記憶部に記憶されているデータから、請求書を作成したり、納品書を作成したりすることもできる。
なお、本発明として、サーバコンピュータの入力データ記憶部、クライアントコンピュータの財務諸表作成手段、情報会計書類作成手段、物流管理書類作成手段、および労務管理書類作成手段とをクラウドコンピューティングによりネットワーク管理会社によるネットワークシステムによって管理されていてもよい。
11 送受信部
12 制御部
16 記憶部
17 入力手段
18 表示部
20 サーバコンピュータ
21 氏名入力欄
22 制御部
23 認証ボタン
24 記憶装置
25 送受信部
26 従業員データ記憶部
28 入力データ記憶部
50 クライアントコンピュータ
51 労働コスト算出手段
52 氏名入力表示手段
53 表示ファイル
54 選択表示手段
56 就業データ入力表示手段
58 出納データ入力表示手段
60 会計データ入力表示手段
72 制御部
74 記憶装置
76 送受信部
77 出力装置
78 入力装置
80 アクセス許可手段
81 財務諸表作成手段
82 情報会計書類作成手段
84 物流管理書類作成手段
86 労務管理書類作成手段
88 賃金台帳作成手段
90 財務諸表作成ソフト
91 情報会計書類作成ソフト
92 物流管理書類作成ソフト
93 労務管理書類作成ソフト
94 賃金台帳作成ソフト
Claims (5)
- サーバコンピュータと、
該サーバコンピュータに対して通信回線を通じて通信可能に接続され、入力部を介して入力された入力データを通信回線を通じて前記サーバコンピュータへ送信する携帯端末と、
前記サーバコンピュータに対して通信回線を通じて通信可能に接続され、サーバコンピュータに対してデータの送信を指示するクライアントコンピュータとを備えた経営情報システムであって、
前記サーバコンピュータは、
携帯端末から入力されるデータであって、該携帯端末を所持する企業の従業員が職務として行った動作における、いつ行ったかを表すwhenデータと、どこで行ったかを表すwhereデータと、誰が行ったかを表すwhoデータと、何を行ったかを表すwhatデータと、誰に対して行ったかを表すwhomデータと、いつまで行ったかを表すhowlongデータと、職務として行った動作において発生した金額を表す金額データと、職務として行った動作において発生した数量を表す数量データと、を記憶する入力データ記憶部と、
前記携帯端末からのアクセスがあった場合には、前記従業員に対して、就業に関する項目、物流に関する項目、出納に関する項目のいずれかを選択させるような選択画面を、携帯端末の表示部に表示させる選択表示手段と、
該選択表示手段によって、選択された項目が就業に関するものである場合、従業員に就業時間の入力を促すように携帯端末の表示部に就業時間入力画面を表示させる就業データ入力表示手段と、
前記選択表示手段によって、選択された項目が物流に関するものである場合、従業員に物流の内容として取引企業名、取引形態、取引品名、取引価格、数量、実在庫数を含む物流データの入力を促すように携帯端末の表示部に物流データ入力画面を表示させる物流データ入力表示手段と、
前記選択表示手段によって、選択された項目が出納に関するものである場合、従業員に出納の内容として取引企業名、収入または支出の科目、金額を含む出納データの入力を促すように携帯端末の表示部に出納データ入力画面を表示させる出納データ入力表示手段と、
従業員が所属する企業に対して精算がある場合に清算の内容として、販売促進費、出張旅費、接待交際費のいずれかを従業員が選択して入力できるように会計データ入力画面を携帯端末の表示部に表示させる会計データ入力表示手段と、を備え、
前記クライアントコンピュータは、
前記サーバコンピュータの入力データ記憶部に対して少なくともwhenデータと、whatデータと、金額データと、数量データとを送信するように要求し、受信したwhenデータを取引日付とし、whatデータを貸方勘定科目または借方勘定科目とし、金額データおよび数量データを貸方金額または借方金額として財務諸表の作成を実行する財務諸表作成手段と、
前記サーバコンピュータの入力データ記憶部に対して少なくともwhenデータと、whereデータと、whoデータと、whatデータと、whomデータと、金額データと、数量データとを送信するように要求し、受信したwhenデータを取引日とし、whereデータを部門名とし、whoデータを担当者名とし、whatデータを商品名とし、whomデータを取引先とし、金額データを単価とし、数量データを数量として情報会計に関する書類の作成を実行する情報会計書類作成手段と、
前記サーバコンピュータの入力データ記憶部に対して少なくともwhenデータと、whereデータと、whoデータと、whatデータと、whomデータと、金額データと、数量データとを送信するように要求し、受信したwhenデータを取引日とし、whereデータを部門名とし、whoデータを担当者名とし、whatデータを商品名とし、whomデータを取引先とし、金額データを単価とし、数量データを数量として物流管理に関する書類の作成を実行する物流管理書類作成手段と、
前記サーバコンピュータの入力データ記憶部に対して少なくともwhenデータと、whereデータと、whoデータと、whatデータと、whomデータと、howlongデータとを送信するように要求し、受信したwhenデータを労働日とし、whereデータを部門名とし、whoデータを担当者名とし、whatデータを労働内容とし、howlongデータを労働時間として労務管理に関する書類の作成を実行する労務管理書類作成手段と、を備えることを特徴とする経営情報システム。 - 前記サーバコンピュータは、
前記携帯端末を操作する従業員の氏名と、該従業員の労働単価とが予め記憶されている従業員データ記憶部とを備え、
前記クライアントコンピュータは、
前記従業員データ記憶部に記憶されているデータと、前記入力データ記憶部に記憶されているデータとに基づいて賃金台帳を作成する賃金台帳作成手段を備えることを特徴とする請求項1記載の経営情報システム。 - 前記サーバコンピュータの前記従業員データ記憶部には、従業員一人一人に対してパスワードが設定されて記憶されており、
前記サーバコンピュータは、
前記携帯端末からアクセスがあった場合には、前記従業員の氏名およびパスワードの入力を促すように、携帯端末の表示部に入力画面を表示させる氏名入力表示手段と、
前記携帯端末から従業員の氏名およびパスワードが入力された場合に、前記従業員データ記憶部に記憶されている従業員の氏名およびパスワードと比較して、入力された氏名およびパスワードと記憶されている氏名およびパスワードとが一致する場合にのみ携帯端末からのアクセスを許可するアクセス許可手段とを備えることを特徴とする請求項2記載の経営情報システム。 - 前記出納データ入力表示手段は、
売上高または仕入高のいずれかを従業員が選択して入力できるように出納データ入力画面を携帯端末の表示部に表示させ、
従業員が売上高を選択した場合には、現金受、受取手形、売掛金、未収入金のいずれかを従業員が選択して入力できるように出納データ入力画面を携帯端末の表示部に表示させ、
従業員が仕入高を選択した場合には、現金払、支払手形、買掛金、未払費用のいずれかを従業員が選択して入力できるように出納データ入力画面を携帯端末の表示部に表示させることを特徴とする請求項1〜請求項3のうちのいずれか1項記載の経営情報システム。 - 前記会計データ入力表示手段は、
従業員が販売促進費を選択した場合には、消耗品、販促品、事務用品、通信代、印紙のいずれかを従業員が選択して入力できるように会計データ入力画面を携帯端末の表示部に表示させ、
従業員が出張旅費を選択した場合には、電車代、バス代、タクシー代、高速道路料金、ガソリン代のいずれかを従業員が選択して入力できるように会計データ入力画面を携帯端末の表示部に表示させ、
従業員が接待交際費を選択した場合には、接待食事、手土産のいずれかを従業員が選択して入力できるように会計データ入力画面を携帯端末の表示部に表示させることを特徴とする請求項1〜請求項4のうちのいずれか1項記載の経営情報システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010218939A JP5361836B2 (ja) | 2009-10-02 | 2010-09-29 | 経営情報システム |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009230212 | 2009-10-02 | ||
JP2009230212 | 2009-10-02 | ||
JP2010218939A JP5361836B2 (ja) | 2009-10-02 | 2010-09-29 | 経営情報システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011096244A JP2011096244A (ja) | 2011-05-12 |
JP5361836B2 true JP5361836B2 (ja) | 2013-12-04 |
Family
ID=44113025
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010218939A Expired - Fee Related JP5361836B2 (ja) | 2009-10-02 | 2010-09-29 | 経営情報システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5361836B2 (ja) |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5957200B2 (ja) * | 2011-10-18 | 2016-07-27 | 努 金森 | 経営情報統合システム |
JP6179848B2 (ja) * | 2013-03-19 | 2017-08-16 | 株式会社日本デジタル研究所 | 帳簿作成システム、方法およびプログラム、並びに印刷伝票 |
JP6340565B2 (ja) * | 2013-04-22 | 2018-06-13 | 株式会社日本デジタル研究所 | 伝票 |
JP2015049741A (ja) * | 2013-09-02 | 2015-03-16 | 株式会社オービックビジネスコンサルタント | 会計情報処理装置、会計情報処理方法、及びプログラム |
JP6528070B2 (ja) * | 2014-03-28 | 2019-06-12 | 株式会社日本デジタル研究所 | 記帳システム |
JP6731743B2 (ja) * | 2015-03-26 | 2020-07-29 | 株式会社オービック | 取引明細情報管理装置、取引明細情報管理方法、及び、取引明細情報管理プログラム |
JP7369056B2 (ja) * | 2020-02-12 | 2023-10-25 | 株式会社オービック | 管理会計データ生成装置、管理会計データ生成方法、及び管理会計データ生成プログラム |
CN112258101B (zh) * | 2020-09-18 | 2024-03-01 | 湖南大学 | 基于区块链的垫付货款的物流融资处理方法、存储介质 |
JP7495741B2 (ja) * | 2021-11-26 | 2024-06-05 | 野原グループ株式会社 | 工事台帳作成システム及び工事台帳作成方法 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003141318A (ja) * | 2001-11-05 | 2003-05-16 | Toshiba Corp | 業務改善システム |
JP4286505B2 (ja) * | 2002-08-22 | 2009-07-01 | 株式会社オービックビジネスコンサルタント | 会計・eb統合システム及び会計・eb統合プログラム |
-
2010
- 2010-09-29 JP JP2010218939A patent/JP5361836B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2011096244A (ja) | 2011-05-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5361836B2 (ja) | 経営情報システム | |
US8341089B2 (en) | Real estate management system and method | |
US20080300959A1 (en) | Enterprise application procurement system | |
KR101081624B1 (ko) | 공급자가 온라인상에서 입점한 다수의 쇼핑몰을 통합하여관리하는 방법 및 시스템 | |
KR20130142741A (ko) | 세무관리 자동화 장치 | |
JP4285765B1 (ja) | 予算管理会計コンピュータシステム及びコンピュータプログラム | |
CN107077667A (zh) | 用于在公司间进行计费处理的系统和方法 | |
CN108713210A (zh) | 利用综合试算表的会计处理方法及会计处理系统 | |
JP5422369B2 (ja) | 分記法による会計処理方法 | |
JP2009176121A (ja) | 経営管理システム | |
WO2017212339A1 (en) | System and method of communicating requests and responses using a communications network | |
KR20100024907A (ko) | 다중거래처의 비엘정산업무 통합처리시스템 | |
WO2011008186A1 (en) | Software-based system and method for business management | |
JP2001155097A (ja) | 記録媒体 | |
JP2022091386A (ja) | ギフト資産管理システム | |
JP6653057B2 (ja) | 販売収益の2倍積立による現金決済連動システム | |
US20020128921A1 (en) | System and method for facilitating electronic purchasing | |
KR20150013922A (ko) | 경영장부 회계관리 방법 | |
Ahmed | The SAP materials management handbook | |
JP6347993B2 (ja) | 内航海運管理システム、サーバー、方法、及び、プログラム | |
JPH113376A (ja) | 企業資金計画シミュレーションシステム | |
Tennent | The Economist Guide to Financial Management: Principles and Practice | |
KR100928026B1 (ko) | 전사적 자원 관리를 이용한 카드 매출 관리 장치 및 그 방법 | |
KR100765433B1 (ko) | 통합형 회계관리 시스템 및 회계관리 방법 | |
Gkougkoulia | Implementation of business scenarios in ERP Microsoft Dynamics 365 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20130301 |
|
A871 | Explanation of circumstances concerning accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871 Effective date: 20130301 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20130301 |
|
A975 | Report on accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005 Effective date: 20130502 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130514 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130702 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130806 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130903 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5361836 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |