JP2011116020A - タイヤ用モールド - Google Patents

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Abstract

【課題】ベアーが生じにくいタイヤ用モールド2の提供。
【解決手段】このモールド2は、その内面がキャビティ面14を形成するブロック12を備える。ブロック12は、ベース20と、このベース20に固定されたコア22とを備える。コア22の背面は、ベース20に当接している。コア22は、ユニット24を含んでいる。ユニット24は、並列された複数のピース26と、隣接する2つのピース26に挟まれた第一シム32とを備える。第一シム32によって隣接する2つのピース26の間に、軸方向に延在する第一スリット42が形成される。好ましくは、このモールド2では、上記コア22は軸方向に並列された複数のユニット24と、隣接する2つのユニット24に挟まれた第二シムとを備えている。この第二シムによって隣接する2つのユニット24の間に、周方向に延在する第二スリットが形成される。
【選択図】図5

Description

本発明は、タイヤの加硫工程に用いられるモールドに関する。詳細には、本発明は、エアーの排出のためのスリットを有するモールドに関する。
タイヤの加硫工程では、モールドが用いられている。割モールド及びツーピースモールドが、この加硫工程に用いられうる。加硫工程では、予備成形されたローカバーが、モールドに投入される。このローカバーは、モールドとブラダーとに囲まれたキャビティにおいて、加圧されつつ加熱される。加圧と加熱とにより、ローカバーのゴム組成物がキャビティ内を流動する。加熱によりゴムが架橋反応を起こし、タイヤが得られる。加圧の際、モールドのキャビティ面とローカバーとの間にエアーが残留すると、タイヤの表面にベアーが形成される。ベアーは、タイヤの品質を低下させる。一般的なモールドは、ベントホールを有している。このベントホールを通じて、エアーが排出される。
割モールドは、円弧状のトレッドセグメントを備えている。多数のセグメントが並べられることで、リング状のキャビティ面が形成される。セグメントは、鋳型が用いられた重力鋳造又は低圧鋳造によって得られる。金属製鋳型が用いられた精密鋳造(いわゆるダイキャスト)により、セグメントが得られることもある。
セグメントの、隣接するセグメントに当接する面は、「分割面」と称されている。分割面とこの分割面に隣接する他の分割面との間には、微小な間隙が生じる。この間隙を通じて、エアーが排出される。この排出により、ベアーが防止される。
特開2009−23231公報には、キャビティ面にスリットを有するタイヤ用モールドが開示されている。このモールドでは、スリットを介してエアーが排出される。
特開2009−23231公報
ベントホールを有するモールドでは、このベントホールにゴム組成物が流入し、スピューが生じる。スピューは、タイヤの外観を損なう。スピューは切削によって除去されうるが、この切削には手間がかかる。架橋反応を起こしたゴム組成物が、ベントホールに残存することもある。残存によりエアーの排出が阻害され、ベアーが生じる。ベアー抑制の目的で、ベントホールのクリーニングがなされる。このクリーニングには、手間がかかる。
分割面同士の間隙を通じてエアーが排出されるモールドでは、分割面の近傍のエアーは十分に排出される。しかし、分割面から遠い箇所では、エアーの残留が原因でベアーが発生しやすい。
生産性向上の観点から、未架橋ゴムからなるストリップを周方向に螺旋巻きしてタイヤのトレッドを形成することがある。このようなタイヤの製造方法は、ストリップワインド方式と称される。
上記公報に記載のモールドが、ストリップワインド方式の製造方法に適用されることがある。このモールドのスリットは周方向に延在しているので、ストリップ間に存在するエアをこのスリットを通じて充分に排出させることができない場合がある。この場合、エアーの残留が原因で、ベアーが発生してしまう。
本発明の目的は、ベアーが生じにくいタイヤ用モールドの提供にある。
本発明に係るタイヤ用モールドは、その内面がキャビティ面を形成するブロックを備えている。このブロックは、ベースと、このベースに固定されたコアとを備えている。このコアの背面は、このベースに当接している。このコアは、ユニットを含んでいる。このユニットは、並列された複数のピースと、隣接する2つのピースに挟まれた第一シムとを備えている。この第一シムによって隣接する2つのピースの間に、軸方向に延在する第一スリットは形成される。
好ましくは、このタイヤ用モールドでは、上記複数のピースは、一対の外側ピースと、これら外側ピースの間に配置された複数の内側ピースとから構成されている。各外側ピースは、本体と、この本体から背面に向かって延在するフランジとを備えている。このフランジは、孔を有している。それぞれの内側ピースは、このフランジの孔に対応する位置に孔を備えている。これらピースは、このフランジの孔及び内側ピースの孔を貫通する棒材によって締結されている。
好ましくは、このタイヤ用モールドでは、上記棒材の熱膨張係数は上記ピースの熱膨張係数よりも小さい。
好ましくは、このタイヤ用モールドでは、上記コアは、軸方向に並列された複数のユニットと、隣接する2つのユニットに挟まれた第二シムとを備えている。この第二シムによって隣接する2つのユニットの間に、周方向に延在する第二スリットは形成される。
好ましくは、このタイヤ用モールドでは、上記コアはボルト及び一対のナットをさらに備えている。このボルトに両ナットをねじ込み、この両ナットで上記複数のユニットを挟み込むことにより、これらユニットは締結されている。
好ましくは、このタイヤ用モールドでは、上記ボルトの熱膨張係数は上記ピースの熱膨張係数よりも小さい。
好ましくは、このタイヤ用モールドでは、上記コアは軸方向に延在するプレートをさらに備えている。このプレートは、孔を有している。上記複数のピースを締結する上記棒材をこのプレートの孔に貫通することにより、上記複数のユニットは締結されている。
好ましくは、このタイヤ用モールドでは、上記プレートの熱膨張係数は上記ピースの熱膨張係数よりも小さい。
本発明に係るタイヤの製造方法は、
(1)予備成形によってローカバーが得られる工程、
(2)その内面がキャビティ面を形成するブロックを備えており、このブロックがベースとこのベースに固定されたコアとを備えており、このコアの背面がこのベースに当接しており、このコアがユニットを含んでおり、このユニットが並列された複数のピースと隣接する2つのピースに挟まれた第一シムとを備えており、この第一シムによって隣接する2つのピースの間に軸方向に延在する第一スリットが形成されるタイヤ用モールドに、上記ローカバーが投入される工程
及び
(3)このローカバーがモールド内で加圧及び加熱される工程
を含む。
好ましくは、このタイヤの製造方法では、製造されたタイヤは周方向に並列した複数のパターンから構成されたトレッド面を有している。上記第一スリットの位置は、隣接する2つのパターンの境界位置に対応している。
本発明に係るタイヤ用モールドは、軸方向に延在する第一スリットを備える。このため、このモールドをストリップワインド方式の製造方法に適用しても、ストリップ間に存在するエアはこの第一スリットを通じて充分に排出される。このモールドでは、タイヤにベアーは生じにくい。
図1は、本発明の一実施形態に係るタイヤ用モールドの一部が示された平面図である。 図2は、図1のII−II線に沿った断面図である。 図3は、図1のモールドのセグメントが示された斜視図である。 図4は、図3のセグメントのブロックの一部が示された拡大断面図である。 図5は、図4のV−V線に沿った断面図である。 図6は、図5のユニットの第一シムが示された斜視図である。 図7は、外側ピースが示された斜視図である。 図8は、内側ピースが示された斜視図である。 図9は、ユニットが示された斜視図である。 図10は、図9のX線に沿った断面図である。 図11は、図9のXI線に沿った断面図である。 図12は、コアが示された斜視図である。 図13は、図12のXIIIに沿った断面図である。 図14は、ブロックが示された断面図である。 図15は、図14のXV−XV線に沿った断面図である。 図16は、図5のブロックの一部が示された拡大断面図である。 図17は、本発明の他の実施形態に係るタイヤ用モールドに使用されるブロックが示された斜視図である。 図18は、コアが示された斜視図である。 図19は、本発明のさらに他の実施形態に係るタイヤ用モールドに使用されるトレッドセグメントが示された斜視図である。 図20は、図19のセグメントのブロックの一部が示された拡大断面図である。 図21は、コアが示された斜視図である。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
図1及び図2に示されたタイヤ用モールド2は、多数のトレッドセグメント4と、上下一対のサイドプレート6と、上下一対のビードリング8とを備えている。セグメント4の平面形状は、実質的に円弧状である。多数のセグメント4が、リング状に配置されている。セグメント4の数は、通常3以上20以下である。サイドプレート6及びビードリング8は、実質的にリング状である。このモールド2は、いわゆる「割モールド」である。図1において、紙面に対して垂直な方向が軸方向である。両矢印Aで示された方向が周方向である。図2において、Rで示されているのはローカバーである。
図3は、図1のモールド2のセグメント4が示された斜視図である。図3において、X方向は半径方向であり、Y方向は軸方向である。周方向は、X方向及びY方向に直交している。このセグメント4は、ホルダー10とブロック12とからなる。ホルダー10は、鋼又はアルミニウム合金からなる。ブロック12は、ホルダー10に装着されてる。
ブロック12は、キャビティ面14を備えている。このキャビティ面14は、このブロック12の内面に形成されている。このキャビティ面14は、凸部16と凹部18とを備えている。この凸部16は、タイヤのトレッドの溝に対応する。この凸部16及び凹部18により、タイヤにトレッドパターンが形成される。凸部16及び凹部18の形状は、トレッドパターンに応じて、適宜決定される。なお図2では、凸部16及び凹部18の図示が省略されている。
図4は、図3のセグメント4のブロック12の一部が示された拡大断面図である。図4において、X方向は半径方向であり、Y方向は軸方向である。
ブロック12は、ベース20とコア22とからなる。ベース20は、コア22の周りを囲っている。このコア22の上面、下面及び背面が、このベース20に当接している。ベース20は、金属材料からなる。典型的な金属材料は、アルミニウム合金である。コア22は、軸方向に並列された2つのユニット24を備えている。ユニット24の数は、適宜決定される。
図5は、図4のV−V線に沿った断面図である。図5において、紙面に対して垂直な方向が軸方向である。両矢印Aで示された方向が、周方向である。
ユニット24は、ピース26、ボルト28(棒材)、ナット30及び第一シム32を備えている。この実施形態では、ユニット24は並列された10枚のピース26を備えている。ピース26の数は、適宜決定される。
このモールド2では、ユニット24を構成する10枚のピース26は、周方向において両端に位置する一対の外側ピース26aと、両外側ピース26aの間に配置された8枚の内側ピース26bとから構成されている。
外側ピース26aは、板状である。外側ピース26aは、金属材料からなる。典型的な金属材料は、アルミニウム合金である。外側ピース26aの正面は、キャビティ面14を構成している。外側ピース26aは、本体34と、フランジ36とを備えている。フランジ36は、本体34から背面側に向かって延在している。フランジ36は、孔38を有している。この本体34とフランジ36とは、一体的に形成されている。
内側ピース26bは、板状である。内側ピース26bは、金属材料からなる。典型的な金属材料は、アルミニウム合金である。内側ピース26bは、その背面側に孔40を有している。
このモールド2では、ボルト28は外側ピース26aの孔38及び内側ピース26bの孔40を貫通している。ボルト28は、金属材料からなる。ボルト28には、ピース26の金属材料の熱膨張係数よりも小さな熱膨張係数を有する金属材料が適している。図示されていないが、ボルト28の両端には、雄ネジが螺刻されている。この雄ネジが、ナット30に螺入されている。ナット30が締められることにより、10枚のピース26が結束されている。ボルト28の端及びナット30は、ベース20に埋設されている。
図6は、図5のユニット24の第一シム32が示された斜視図である。図6において矢印T1で示されているのは、第一シム32の厚みである。第一シム32は、金属材料からなる。典型的な金属材料は、ステンレススチールである。第一シム32は、薄い板状である。第一シム32の平面形状は、実質的に矩形である。矩形である第一シム32は、容易に製作されうる。
図5に示されるように、第一シム32は、隣接する2つのピース26に挟まれている。ナット30が締められることにより、ピース26が第一シム32を押圧している。この第一シム32により、隣接する2つのピース26の間に第一スリット42が形成されている。第一スリット42は、軸方向に延在している。第一スリット42は、キャビティ面14にまで至っている。
ユニット24の製作では、2枚の外側ピース26a及び8枚の内側ピース26bが準備される。図7は、外側ピース26aが示された斜視図である。図7中、矢印Bで示された方向が背面側である。外側ピース26aは、6個の孔38を有している。3個の孔38aは、正面側に位置しており、3個の孔38bは背面側に設けられたフランジ36に位置している。孔38の数は、適宜決定される。好ましくは、孔38の数は、4以上20以下である。図示されているように、フランジ36の側面44とこの本体34の背面46とにより、切欠き48が形成されている。
図8は、内側ピース26bが示された斜視図である。図8中、矢印Bで示された方向が背面側である。内側ピース26bは、直方体である。この内側ピース26bは、モールド2の製造コストの低減に寄与しうる。この内側ピース26bは、6個の孔40を有している。3個の孔40aは正面側に位置しており、3個の孔40bは背面側に位置している。各孔40は、外側ピース26aに設けられた孔38に対応する位置に設けられている。孔40の数は、適宜決定される。好ましくは、孔40の数は、4以上20以下である。
このモールド2では、多数のピース26が積層されることにより、ユニット24が得られる。図9は、このユニット24が示された斜視図である。図10は、図9のX線に沿った断面図である。図11は、図9のXI線に沿った断面図である。積層のとき、ピース26とピース26との間に第一シム32が配置される。これらピース26及び第一シム32は、ボルト28及びナット30によって一体化されている。図11から明らかなように、第一シム32はボルト28を避けて配置されている。換言すれば、ボルト28は第一シム32を貫通していない。第一シム32がボルト28のための孔を備える必要がないので、この第一シム32は容易に製作されうる。ナット30の締め付けによりピース26が第一シム32を押圧するので、第一シム32がユニット24から脱落することがない。脱落防止の観点から、ナット30の締め付け力は1N・m以上が好ましく、2N・m以上がより好ましい。この締め付け力は、20N・m以下が好ましく、10N・m以下がより好ましい。
ブロック12の製作では、2つのユニット24が準備される。これらユニット24が積層されることにより、コア22が得られる。図12は、このコア22が示された斜視図である。図13は、図12のXIII−XIII線に沿った断面図である。積層のとき、ユニット24とユニット24との間に第二シムが配置される。このモールド2では、コア22は、2つのユニット24以外に、両ユニット24に挟まれた第二シム50をさらに備えている。図示されていないが、この第二シム50は、図6に示された第一シム32と同等の構成を有している。
このモールド2では、2つのユニット24は固定部材としてのボルト52及び一対のナット54によって締結されている。換言すれば、このコア22はボルト52及び一対のナット54をさらに備えている。ボルト52は、金属材料からなる。ボルト52には、ユニット24を構成するピース26の金属材料の熱膨張係数よりも小さな熱膨張係数を有する金属材料が適している。図示されていないが、ボルト52の上端及び下端のそれぞれには、雄ネジが螺刻されている。この雄ネジが、ナット54に螺入されている。
図12に示されているように、ユニット24が積層されると、各ユニット24に設けられた切欠きが積層方向に一列に並ぶように構成されている。このモールド2では、ボルト52は、切欠き48の隅の近傍に設けられた孔に通される。この孔は、図7、図9及び図10において、符号55で示されている。この孔55は、外側ピース26aを貫通している。ボルト52には、その両端にナット54がねじ込まれる。両ナット54で2つのユニット24を挟み込み、これらユニット24が締結されている。この締結により、ユニット24が第二シム50を押圧している。このモールド2では、この第二シム50によって、両ユニット24の間に第二スリット56が形成されている。ナット54の締め付けによりユニット24が第二シム50を押圧するので、第二シム50がコア22から脱落することがない。脱落防止の観点から、ナット54の締め付け力は0.5N・m以上が好ましく、2N・m以上がより好ましい。この締め付け力は、50N・m以下が好ましく、10N・m以下が好ましい。
このブロック12の製作では、コア22が型に挿入され、このコア22の周りに溶融金属が流し込まれる。溶融金属の湯道に工夫が施されることにより、この溶融金属によるピース26の溶融が防止されうる。この溶融金属は、型の中で凝固する。凝固により、ベース20が形成される。こうして、ベース20及びコア22を備えたブロック12が得られる。図14は、このブロック12が示された断面図である。図15は、図14のXV−XV線に沿った断面図である。このブロック12では、ベース20はコア22の背面、上面、下面及び両側面を覆っている。換言すれば、ベース20はコア22を鋳ぐるんでいる。鋳ぐるみにより、コア22はベース20に堅固に固定されている。
図14及び15における二点鎖線に沿って、ブロック12が切断される。この二点鎖線よりも左側の部分は、廃棄される。従って、各ユニット24に含まれる3本のボルト28も廃棄される。この二点鎖線よりも右側(背面の側)の切断面に、切削加工が施される。切削加工により、凹凸模様を備えたキャビティ面14(図4参照)が形成される。図4において、切削加工の前のコア22の輪郭が、二点鎖線で示されている。このブロック12がホルダー10(図3参照)に装着されて、セグメント4が得られる。この装着に際し、ブロック12の背面に設けられたネジブッシュ58(図5参照)にボルトが挿入される。
この方法では、凹凸模様が直彫りされる。典型的な切削加工は、工具による切削である。切削加工が、高エネルギー密度加工によってなされてもよい。高エネルギー密度加工の具体例としては、電解加工、放電加工、ワイヤーカット放電加工、レーザ加工及び電子ビーム加工が挙げられる。凹凸模様が直彫りされるので、この凹凸模様の形状の自由度は高い。この凹凸模様では、寸法精度が高い。
前述したように、このモールド2では、コア22に切欠き48が設けられている。この切欠き48は、ユニット24を構成するためのボルト28及びナット30並びにコア22を構成するためのボルト52及びナット54がセグメント4の分割面60(図3及び図5参照)に接近又は露出することを防止しうる。このモールド2では、ユニット24を構成するためのボルト28及びナット30並びにコア22を構成するためのボルト52及びナット54が適切な位置に配置される。このモールド2の加工は容易であり、凹凸模様の形状の自由度が高い。このモールド2では、高い寸法精度を有する凹凸模様が得られうる。加工に使用する工具と、ユニット24を構成するための及びボルト28ナット30並びにコア22を構成するためのボルト52及びナット54との干渉が防止されるので、工具が破損しにくい。
このモールド2が用いられたタイヤ製造方法では、予備成形によってローカバーR(未加硫タイヤ)が得られる。図示されていないが、このローカバーRのトレッドは、未架橋ゴムからなるストリップを周方向に螺旋巻きして形成されている。このローカバーRが、モールド2が開いておりブラダーが収縮している状態で、モールド2に投入される。モールド2が締められ、ブラダーが膨張する。ローカバーRはブラダーによってモールド2のキャビティ面14に押しつけられ、加圧される。この状態のローカバーRが、図2に示されている。同時にローカバーRは、加熱される。加圧と加熱とによりゴム組成物が流動する。加熱によりゴムが架橋反応を起こし、タイヤが得られる。ローカバーRが加圧及び加熱される工程は、加硫工程と称される。ブラダーに代えて、中子が用いられてもよい。
前述したように、このモールド2では、コア22は軸方向に延在する第一スリット42を備えている。この第一スリット42は、キャビティ面14に露出している。図4に示されているように、コア22は、周方向に延在する第二スリット56を備えている。この第二スリット56は、キャビティ面14にまで至っている。このコア22には、格子状に第一スリット42及び第二スリット56が形成されている。このモールド2では、加硫工程において、ローカバーRとキャビティ面14との間のエアーは第一スリット42及び第二スリット56を通じて移動する。エアーは分割面60に至り、排出される。分割面60から離れた領域のエアーでも、第一スリット42及び第二スリット56を通じて分割面60に移動しうる。エアーの移動と排出とにより、ベアーが防止される。前述の通り、コア22がベース20に堅固に固定されているので、第一スリット42及び第二スリット56の寸法精度は高い。この第一スリット42及び第二スリット56により、エアーが確実に排出されうる。このモールド2では、ベントホールが設けられなくても、十分にエアーが排出されうる。ベントホールを有さないモールド2により、スピューがないタイヤが得られる。このタイヤは、外観及び初期グリップ性能に優れる。第一スリット42及び第二スリット56と共に、少数のベントホールが設けられてもよい。
このモールド2は軸方向に延在する第一スリット42を多数備えているので、トレッドを構成するストリップ間に存在するエアーがこの第一スリット42を通じて充分に排出される。このモールド2は、ベアーを効果的に抑制しうる。このモールド2は、特に、ストリップワインド方式のタイヤの製造に使用された場合において、より効果的にベアーを抑制しうる。
図16は、図5のブロック12の一部が示された拡大断面図である。図16において、矢印L1で示されているのは第一シム32の内端62からピース26の背面64までの距離であり、矢印L2で示されているのはキャビティ面14から背面64までの距離である。距離L1は、距離L2に比べて十分に小さい。換言すれば、第一シム32は背面64の近傍に位置しており、キャビティ面14と第一シム32の内端62とは離れている。この第一シム32は、第一スリット42を通じてのエアーの移動を阻害しない。エアーの移動の観点から、比(L1/L2)は0.5以下が好ましく、0.3以下がより好ましい。比(L1/L2)は0.1以上が好ましい。
1つのコア22における第一スリット42の数は、5以上が好ましい。5以上の第一スリット42を備えたコア22では、エアーが十分に排出されうる。この観点から、第一スリット42の数は、10以上がより好ましい。コア22の製作容易の観点から、第一スリット42の数は100以下が好ましく、30以下がより好ましい。このモールド2では、1つのコア22における第一スリット42の数は9である。
図16において矢印P1で示されているのは、キャビティ面14における第一スリット42の幅である。幅P1は、0.001mm以上が好ましい。幅P1が0.001mm以上である第一スリット42により、エアーが十分に排出される。この観点から、幅P1は0.02mm以上がより好ましい。幅P1は、0.1mm以下が好ましい。幅P1が0.1mm以下である第一スリット42には、ゴム組成物が流入しにくい。従って、外観に優れたタイヤが得られる。この観点から、幅P1は0.09mm以下がより好ましい。
ナット30が締められることにより、ピース26又は第一シム32が多少変形する。この変形により、幅P1が第一シム32の厚みT1(図6参照)よりも小さくなる傾向がある。さらに、第一シム32が背面64の近傍に位置していることに起因しても、幅P1が厚みT1よりも小さくなる傾向がある。適正な幅P1が達成されるには、厚みT1は0.01mm以上が好ましく、0.03mm以上がより好ましい。厚みT1は1.0mm以下が好ましく、0.15mm以下がより好ましい。この厚みT1は、荷重がかけられない状態で計測される。
図4において、矢印L3で示されているのは第二シム50の内端66からユニット24の背面68までの距離であり、矢印L4で示されているのはキャビティ面14から背面68までの距離である。距離L3は、距離L4に比べて十分に小さい。換言すれば、第二シム50は背面68の近傍に位置しており、キャビティ面14と第二シム50の内端66とは離れている。この第二シム50は、第二スリット56を通じてのエアーの移動を阻害しない。エアーの移動の観点から、比(L3/L4)は0.5以下が好ましく、0.3以下がより好ましい。比(L3/L4)は0.1以上が好ましい。
1つのコア22における第二スリット56の数は、1以上が好ましい。1以上の第二スリット56を備えたコア22は、エアーを十分に排出しうる。この観点から、第二スリット56の数は、2以上がより好ましい。コア22の製作容易の観点から、第二スリット56の数は100以下が好ましく、30以下がより好ましい。このモールド2では、1つのコア22における第二スリット56の数は1である。
図4において矢印P2で示されているのは、キャビティ面14における第二スリット56の幅である。矢印T2で示されているのは第二シム56の厚みである。幅P2は、0.001mm以上が好ましい。幅P2が0.001mm以上である第二スリット56により、エアーが十分に排出される。この観点から、幅P2は0.02mm以上がより好ましい。幅P2は、0.1mm以下が好ましい。幅P2が0.1mm以下である第二スリット56には、ゴム組成物が流入しにくい。従って、外観に優れたタイヤが得られる。この観点から、幅P2は0.09mm以下がより好ましい。
ナット54が締められることにより、ピース26又は第二シム50が多少変形する。この変形により、幅P2が第二シム50の厚みT2よりも小さくなる傾向がある。さらに、第二シム50が背面68の近傍に位置していることに起因しても、幅P2が厚みT2よりも小さくなる傾向がある。適正な幅P2が達成されるには、厚みT2は0.01mm以上が好ましく、0.03mm以上がより好ましい。厚みT2は1.0mm以下が好ましく、0.15mm以下がより好ましい。なお、この厚みT2は荷重がかけられない状態で計測される。
モールド2が繰り返し用いられると、キャビティ面14に堆積物が付着する。この堆積物は、タイヤの品質を損なう。堆積物は、除去される必要がある。除去には通常、ショットブラスト処理が採用される。ショットブラスト処理により、ピース26のコーナーが微小な塑性変形を起こす。この塑性変形によりバリが発生し、第一スリット42又は第二スリット56に目詰まりが生じることがある。目詰まりが生じたモールド2は、昇温される。昇温により、ピース26が膨張する。熱膨張係数が小さな材料からボルト28、52が形成されているので、昇温によるボルト28、52の膨張は小さい。従って、ボルト28、52に締め付けられた状態でピース26が膨張する。この膨張により、このピース26が隣接するピース26を押圧する。この押圧によりバリが潰され、第一スリット42及び第二スリット56が再生される。
ピース26が十分に膨張して第一スリット42が再生されうるとの観点から、ピース26の幅W1(図16参照)は3mm以上が好ましい。幅W1は、100mm以下が好ましい。幅W1が100mm以下であるピース26では、昇温によって幅P1が過大な第一スリット42が生じることがない。コア22が、幅W1が互いに異なる複数のピース26を備えてもよく、幅W1が互いに同一である複数のピース26を備えてもよい。第一スリット42の幅P1が過大であるときに、ショットブラストによって幅P1が狭められてもよい。第一スリット42の幅P1が過大であるときに、ショットブラストによって幅P1が狭められてもよい。
ピース26が十分に膨張して第二スリット56が再生されうるとの観点から、ユニット24の幅W2(図4参照)は3mm以上が好ましい。幅W2は、100mm以下が好ましい。幅W2が100mm以下であるピース26では、昇温によって幅P2が過大な第二スリット56が生じることがない。コア22が、幅W2が互いに異なる複数のユニット24を備えてもよく、幅W2が互いに同一である複数のユニット24を備えてもよい。第二スリット56の幅P2が過大であるときに、ショットブラストによって幅P2が狭められてもよい。第二スリット56の幅P2が過大であるときに、ショットブラストによって幅P2が狭められてもよい。
図示されていないが、このモールド2で製造されたタイヤのトレッド面には、セグメント4のキャビティ面14に対応するトレッドパターンを備えている。このトレッドパターンは、周方向に並列した複数のパターンからなる。エアの排出効果の向上の観点から、このモールド2の第一スリット42の位置は隣接する2つのパターンの境界位置に対応しているのが好ましい。
このモールド2のセグメント4は、前述の通り、ホルダー10、ベース20及びコア22からなる。ホルダー10が省略され、ベース20がホルダー10の機能を兼ね備えてもよい。
図17は、本発明の他の実施形態に係るタイヤ用モールド70に使用されるブロック72が示された断面図である。図17において、紙面に対して垂直な方向が軸方向である。両矢印Aで示された方向が、周方向である。
ブロック72は、ベース74と、このベース74に固定されたコア76とを備えている。図示されていないが、このブロック72はホルダーに装着されトレッドセグメントを構成する。このモールド70では、このブロック72以外の構成は、図1に示されたモールド2と同等の構成を有している。
コア76は、ユニット78を備えている。このユニット78の構成は、図1に示されたモールド2のユニット24のそれと同等である。このユニット78は、周方向において両端に位置する一対の外側ピース80aと、両外側ピース80aの間に配置された8枚の内側ピース80bとから構成されている。
外側ピース80aは、板状である。外側ピース80aは、アルミニウム合金からなる。外側ピース80aは、本体82と、フランジ84とを備えている。この本体82とフランジ84とは、一体的に形成されている。このフランジ84は、孔86を有している。このフランジ84は、この本体82から背面側に向かって延在している。この外側ピース80aには、このフランジ84の側面88とこの本体82の背面90とにより切欠き92が構成されている。この切欠き92は、軸方向に延在している。
内側ピース80bは、板状である。内側ピース80bは、アルミニウム合金からなる。内側ピース80bは、孔94を有している。この孔94の位置は、前述の、外側ピース80aに設けられた孔86の位置に対応している。
このモールド70では、ユニット78を構成する複数のピース80が積層されるとき、ピース80とピース80との間に第一シム96が配置される。この第一シム96により、ユニット78に軸方向に延在する第一スリット98が形成されている。これらピース80及び第一シム96は、ボルト100及びナット102によって一体化されている。ナット102の締め付けによりピース80が第一シム96を押圧するので、第一シム96がユニット78から脱落することがない。脱落防止の観点から、ナット102の締め付け力は1N・m以上が好ましく、2N・m以上がより好ましい。この締め付け力は、20N・m以下が好ましく、10N・m以下がより好ましい。
このモールド70では、図1に示されたモールド70と同様、2つのユニット78が準備される。これらユニット78が積層されることにより、コア76が得られる。図18は、このコア76が示された斜視図である。この図18に示されたコア76は、ベース74に固定される前の状態にある。
図示されているように、コア76は軸方向に延在するプレート104をさらに備えている。このプレート104は、このコア76の高さと略同等の長さを有している。このプレート104は、金属材料からなる。このプレート104には、ピース80の金属材料の熱膨張係数よりも小さな熱膨張係数を有する金属材料が適している。図17に示されているように、プレート104は孔106を有している。この孔106の位置は、コア76を構成する外側ピース80aに設けられた孔86の位置に対応している。
このモールド70では、ボルト100は、プレート104の孔106、外側ピース80aの孔86及び内側ピース80bの孔94を貫通している。ボルト28は、金属材料からなる。ボルト28には、ピース80の金属材料の熱膨張係数よりも小さな熱膨張係数を有する金属材料が適している。図示されていないが、ボルト100の両端には、雄ネジが螺刻されている。この雄ネジが、ナット102に螺入されている。ナット102が締められることにより、10枚のピース80が結束されるとともに、2つのユニット78が固定されている。
図示されていないが、ユニット78とユニット78との間には第二シムが配置されている。換言すれば、コア76は、隣接する2つのユニット78に挟まれた第二シムをさらに備えている。この第二シムによって、これらユニット78の間に周方向に延在する第二スリット108が形成されている。このモールド70では、プレート104に設けられる孔106のうち、この第二スリット108に近接しこの第二スリット108を挟む位置にある、2つの孔106の間隔が適切に調整されている。この調整により、ユニット78が第二シムを押圧するので、第二シムがコア76から脱落することがない。
コア76は型に挿入され、このコア76の周りに溶融金属が流し込まれる。溶融金属の湯道に工夫が施されることにより、この溶融金属によるピース80の溶融が防止されうる。この溶融金属は、型の中で凝固する。凝固により、ベース74が形成される。こうして、ベース74及びコア76を備えたブロック72が得られる。このブロック72では、ベース74はコア76を鋳ぐるんでいる。鋳ぐるみにより、コア76はベース74に堅固に固定されている。このブロック72は、図1に示されたモールド2と同様にして切断される。このブロック72の切断面に切削加工が施され、キャビティ面110が形成される。このようにして、図17で示されたブロック72が得られる。このブロック72がホルダーに装着されて、セグメントが得られる。この装着に際し、ブロック72の背面に設けられたネジブッシュ112にボルトが挿入される。
図17に示されているように、ボルト100の端、ナット102及びプレート104は、ベース74に埋設されている。このモールド70のコア76には、切欠き92が設けられている。この切欠き92は、ピース80を締結しコア76を構成するためのボルト100、ナット102及びプレート104が分割面114に接近又は露出することを防止しうる。このモールド70では、ピース80を締結しコア76を構成するためのボルト100、ナット102及びプレート104が適切な位置に配置される。このモールド70の加工は容易であり、キャビティ面110に形成される凹凸模様の形状の自由度が高い。このモールド70では、高い寸法精度を有する凹凸模様が得られうる。加工に使用する工具と、ピース80を締結しコア76を構成するためのボルト100、ナット102及びプレート104との干渉が防止されるので、工具が破損しにくい。
このモールド70では、コア76は軸方向に延在する第一スリット98及び周方向に延在する第二スリット108を備えている。このコア76に形成された第一スリット98及び第二スリット108は、格子状である。第一スリット98及び第二スリット108はキャビティ面110に露出しているので、加硫工程において、ローカバー(図示されず)とキャビティ面110との間のエアーは第一スリット98及び第二スリット108を通じて移動する。エアーは分割面114に至り、排出される。分割面114から離れた領域のエアーでも、第一スリット98及び第二スリット108を通じて分割面114に移動しうる。エアーの移動と排出とにより、ベアーが防止される。前述の通り、コア76がベース74に堅固に固定されているので、第一スリット98及び第二スリット108の寸法精度は高い。この第一スリット98及び第二スリット108により、エアーが確実に排出されうる。このモールド70では、ベントホールが設けられなくても、十分にエアーが排出されうる。ベントホールを有さないモールド70により、スピューがないタイヤが得られる。このタイヤは、外観及び初期グリップ性能に優れる。第一スリット98及び第二スリット108と共に、少数のベントホールが設けられてもよい。
このモールド70は、軸方向に延在する第一スリット98を多数備えている。トレッドを構成するストリップ間に存在するエアは、この第一スリット98を通じて充分に排出される。このモールド70は、ベアーを効果的に抑制しうる。このモールド70は、ストリップワインド方式のタイヤの製造に使用された場合において、より効果的にベアーを抑制しうる。
モールド70が繰り返し用いられると、キャビティ面110に堆積物が付着する。この堆積物は、タイヤの品質を損なう。堆積物は、除去される必要がある。除去には通常、ショットブラスト処理が採用される。ショットブラスト処理により、ピース80のコーナーが微小な塑性変形を起こす。この塑性変形によりバリが発生し、第一スリット98又は第二スリット108に目詰まりが生じることがある。目詰まりが生じたモールド70は、昇温される。昇温により、ピース80が膨張する。熱膨張係数が小さな材料からボルト28及びプレート104が形成されているので、昇温によるボルト100及びプレート104の膨張は小さい。従って、ボルト100及びプレート104に締め付けられた状態でピース80が膨張する。この膨張により、このピース80が隣接するピース80を押圧する。この押圧によりバリが潰され、第一スリット98及び第二スリット108が再生される。このモールド70は、メンテナンスが容易である。
図示されていないが、このモールド70で製造されたタイヤのトレッド面には、セグメントのキャビティ面110に対応するトレッドパターンを備えている。このトレッドパターンは、周方向に並列した複数のパターンからなる。エアの排出効果の向上の観点から、このモールド70の第一スリット98の位置は隣接する2つのパターンの境界位置に対応しているのが好ましい。
図19は、本発明のさらに他の実施形態に係るタイヤ用モールド116に使用されるトレッドセグメント118が示された斜視図である。このセグメント118は、ホルダー120とブロック122とからなる。ブロック122は、ホルダー120に装着されている。このモールド116のブロック122以外の構成は、図1に示されたモールド2の構成と同等である。なお、この図19において、X方向は半径方向であり、Y方向は軸方向である。周方向は、X方向及びY方向に直交している。
ブロック122は、キャビティ面124を備えている。このキャビティ面124は、このブロック122の内面に形成されている。このキャビティ面124は、凸部126と凹部128とを備えている。この凸部126は、タイヤのトレッドの溝に対応する。この凸部126及び凹部128により、タイヤにトレッドパターンが形成される。
図20は、図19のセグメント118のブロック122の一部が示された拡大断面図である。図20において、X方向は半径方向であり、Y方向は軸方向である。
ブロック122は、ベース130とコア132とからなる。ベース130は、コア132の周りを囲っている。このコア132の上面、下面及び背面が、このベース130に当接している。ベース130は、アルミニウム合金からなる。コア132は、ベース130に固定されている。
図21には、このベース130に固定される前の状態にあるコア132の斜視図が示されている。このモールド116では、コア132は、軸方向に並列された4つのユニット134を備えている。
ユニット134は、図1に示されたモールド2のユニット24の構成と同様の構成を有している。このユニット134は、一対の外側ピース136a、両外側ピース136aの間に配置された8枚の内側ピース136b、ボルト138(棒材)及びナット140を備えている。
外側ピース136aは、板状である。外側ピース136aは、アルミニウム合金からなる。この外側ピース136aは、本体142と、フランジ144とを備えている。この本体142とフランジ144とは、一体的に形成されている。このフランジ144は、この本体142から背面側に向かって延在している。この外側ピース136aには、フランジ144の側面146と本体142の背面148とにより切欠き150が構成されている。この切欠き150は、軸方向に延在している。
内側ピース136bは、板状である。内側ピース136bは、アルミニウム合金からなる。内側ピース136bの両側面は、平坦である。
図示されていないが、外側ピース136aは孔を有している。内側ピース136bは、この外側ピース136aの孔に対応する位置に孔を有している。このモールド116では、ボルト138は外側ピース136aの孔及び内側ピース136bの孔を貫通している。ボルト138は、金属材料からなる。ボルト138には、ピース136の金属材料の熱膨張係数よりも小さな熱膨張係数を有する金属材料が適している。図示されていないが、ボルト138の両端には、雄ネジが螺刻されている。この雄ネジが、ナット140に螺入されている。ナット140が締められることにより、10枚のピース136が結束されている。
図示されていないが、ユニット134は、第一シムをさらに備えている。この第一シムは、隣接する2つのピース136に挟まれている。ナット140が締められることにより、ピース136が第一シムを押圧している。この第一シムにより、隣接する2つのピース136の間に第一スリット152が形成される。この第一スリット152は、軸方向に延在している。
ブロック122の製作では、4つのユニット134が準備される。これらユニット134が積層されることにより、コア132が得られる。
積層のとき、ユニット134とユニット134との間に第二シム154が配置される。コア132は、両ユニット134に挟まれた第二シム154をさらに備えている。図示されていないが、4つのユニット134は、図1に示されたモールド2で使用された固定部材と同等の固定部材により固定されている。この固定により、ユニット134が第二シム154を押圧している。このモールド116では、この第二シム154によって、両ユニット134の間に第二スリット156が形成されている。第二スリット156は、周方向に延在している。
このモールド116では、固定部材はボルト158及び一対のナット160から構成されている。ボルト158は、金属材料からなる。ボルト158には、ユニット134を構成するピース136の金属材料の熱膨張係数よりも小さな熱膨張係数を有する金属材料が適している。ボルト158の上端及び下端のそれぞれには、雄ネジが螺刻されている。この雄ネジが、ナット160に螺入されている。
モールド116の製作に際し、コア132の切欠き150の隅の近傍に設けられた孔(図示されず)にボルト158が通される。このボルト158には、その両端にナット160がねじ込まれる。両ナット160で4つのユニット134を挟み込み、これらユニット134が締結されている。このようにして、コア132が得られる。ナット160の締め付けによりユニット134が第二シム154を押圧するので、第二シム154がコア132から脱落することがない。脱落防止の観点から、ナット160の締め付け力は0.5N・m以上が好ましく、2N・m以上がより好ましい。この締め付け力は、50N・m以下が好ましく、10N・m以下がより好ましい。
コア132は型に挿入され、このコア132の周りに溶融金属が流し込まれる。溶融金属の湯道に工夫が施されることにより、この溶融金属によるピース136の溶融が防止されうる。この溶融金属は、型の中で凝固する。凝固により、ベース130が形成される。こうして、ベース130及びコア132を備えたブロック122が得られる。このブロック122では、ベース130はコア132を鋳ぐるんでいる。鋳ぐるみにより、コア132はベース130に堅固に固定されている。このブロック122は、図1に示されたモールド2と同様にして切断される。このブロック122の切断面に切削加工が施され、凹凸模様を備えたキャビティ面124が形成される。このようにして、図20で示されたブロック122が得られる。このブロック122がホルダー120に装着されて、図19に示されたセグメント118が得られる。この装着に際し、ブロック122の背面に設けられたネジブッシュ(図示されず)にボルト158が挿入される。
前述したように、このモールド116では、ユニット134に切欠き150が設けられている。この切欠き150は、ユニット134を構成するためのボルト138及びナット140並びにコア132を構成するためのボルト158及びナット160がセグメント118の分割面162(図19参照)に接近又は露出することを防止しうる。このモールド116では、ユニット134を構成するためのボルト138及びナット140並びにコア132を構成するためのボルト158及びナット160が適切な位置に配置される。このモールド116の加工は容易であり、凹凸模様の形状の自由度が高い。このモールド116では、高い寸法精度を有する凹凸模様が得られうる。加工に使用する工具と、ユニット134を構成するためのボルト138及びナット140並びにコア132を構成するためのボルト158及びナット160との干渉が防止されるので、工具が破損しにくい。
このモールド116では、コア132は軸方向に延在する第一スリット152及び周方向に延在する第二スリット156を備えている。このコア132には、網目状に第一スリット152及び第二スリット156が形成されている。第一スリット152及び第二スリット156はキャビティ面124に露出しているので、加硫工程において、ローカバーRとキャビティ面124との間のエアーは第一スリット152及び第二スリット156を通じて移動する。エアーは分割面162に至り、排出される。分割面162から離れた領域のエアーでも、第一スリット152及び第二スリット156を通じて分割面162に移動しうる。エアーの移動と排出とにより、ベアーが防止される。前述の通り、コア132がベース130に堅固に固定されているので、第一スリット152及び第二スリット156の寸法精度は高い。この第一スリット152及び第二スリット156により、エアーが確実に排出されうる。このモールド116では、ベントホールが設けられなくても、十分にエアーが排出されうる。ベントホールを有さないモールド116により、スピューがないタイヤが得られる。このタイヤは、外観及び初期グリップ性能に優れる。第一スリット152及び第二スリット156と共に、少数のベントホールが設けられてもよい。
このモールド116は、軸方向に延在する第一スリット152を多数備えている。このモールド116では、トレッドを構成するストリップ間に存在するエアがこの第一スリット152を通じて充分に排出される。このモールド116は、ベアーを効果的に抑制しうる。このモールド116は、特に、ストリップワインド方式のタイヤの製造に使用された場合において、より効果的にベアーを抑制しうる。
モールド116が繰り返し用いられると、キャビティ面124に堆積物が付着する。この堆積物は、タイヤの品質を損なう。堆積物は、除去される必要がある。除去には通常、ショットブラスト処理が採用される。ショットブラスト処理により、ピース136のコーナーが微小な塑性変形を起こす。この塑性変形によりバリが発生し、第一スリット152又は第二スリット156に目詰まりが生じることがある。目詰まりが生じたモールド116は、昇温される。昇温により、ピース136が膨張する。熱膨張係数が小さな材料からボルト158が形成されているので、昇温によるボルト158の膨張は小さい。従って、ボルト158に締め付けられた状態でピース136が膨張する。この膨張により、このピース136が隣接するピース136を押圧する。この押圧によりバリが潰され、第一スリット152及び第二スリット156が再生される。
図示されていないが、このモールド116で製造されたタイヤのトレッド面には、セグメント118のキャビティ面124に対応するトレッドパターンを備えている。このトレッドパターンは、周方向に並列した複数のパターンからなる。エアの排出効果の向上の観点から、このモールド116の第一スリット152の位置は隣接する2つのパターンの境界位置に対応しているのが好ましい。
以上説明されたモールドは、種々のタイヤの製造に適用されうる。
2、70、116・・・モールド
4、118・・・セグメント
6・・・サイドプレート
8・・・ビードリング
10、120・・・ホルダー
12、72、122・・・ブロック
14、110、124・・・キャビティ面
20、74、130・・・ベース
22、76、132・・・コア
24、78、134・・・ユニット
26、26a、26b、80a、80b、80、136a、136b、136・・・ピース
32、96・・・第一シム
42、98、152・・・第一スリット
48、92、150・・・切欠き
50、154・・・第二シム
56、108、156・・・第二スリット
104・・・プレート

Claims (10)

  1. その内面がキャビティ面を形成するブロックを備えており、
    このブロックが、ベースと、このベースに固定されたコアとを備えており、
    このコアの背面が、このベースに当接しており、
    このコアが、ユニットを含んでおり、
    このユニットが、並列された複数のピースと、隣接する2つのピースに挟まれた第一シムとを備えており、
    この第一シムによって隣接する2つのピースの間に、軸方向に延在する第一スリットが形成されるタイヤ用モールド。
  2. 上記複数のピースが、一対の外側ピースと、これら外側ピースの間に配置された複数の内側ピースとから構成されており、
    各外側ピースが、本体と、この本体から背面に向かって延在するフランジとを備えており、
    このフランジが、孔を有しており、
    それぞれの内側ピースが、このフランジの孔に対応する位置に孔を備えており、
    これらピースが、このフランジの孔及び内側ピースの孔を貫通する棒材によって締結されている請求項1に記載のタイヤ用モールド。
  3. 上記棒材の熱膨張係数が、上記ピースの熱膨張係数よりも小さい請求項2に記載のタイヤ用モールド。
  4. 上記コアが、軸方向に並列された複数のユニットと、隣接する2つのユニットに挟まれた第二シムとを備えており、
    この第二シムによって隣接する2つのユニットの間に、周方向に延在する第二スリットが形成される請求項1から3のいずれかに記載のタイヤ用モールド。
  5. 上記コアが、ボルト及び一対のナットをさらに備えており、
    このボルトに両ナットをねじ込み、この両ナットで上記複数のユニットを挟み込むことにより、これらユニットが締結されている請求項4に記載のタイヤ用モールド。
  6. 上記ボルトの熱膨張係数が、上記ピースの熱膨張係数よりも小さい請求項5に記載のタイヤ用モールド。
  7. 上記コアが、軸方向に延在するプレートをさらに備えており、
    このプレートが、孔を有しており、
    上記複数のピースを締結する上記棒材をこのプレートの孔に貫通することにより、上記複数のユニットが締結されている請求項4に記載のタイヤ用モールド。
  8. 上記プレートの熱膨張係数が、上記ピースの熱膨張係数よりも小さい請求項7に記載のタイヤ用モールド。
  9. 予備成形によってローカバーが得られる工程、
    その内面がキャビティ面を形成するブロックを備えており、このブロックがベースとこのベースに固定されたコアとを備えており、このコアの背面がこのベースに当接しており、このコアがユニットを含んでおり、このユニットが並列された複数のピースと隣接する2つのピースに挟まれた第一シムとを備えており、この第一シムによって隣接する2つのピースの間に軸方向に延在する第一スリットが形成されるタイヤ用モールドに、上記ローカバーが投入される工程
    及び
    このローカバーがモールド内で加圧及び加熱される工程
    を含むタイヤの製造方法。
  10. 上記タイヤが、周方向に並列した複数のパターンから構成されたトレッド面を有しており、
    上記第一スリットの位置が、隣接する2つのパターンの境界位置に対応している請求項9に記載のタイヤの製造方法。
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