JP2014136318A - タイヤ成形用金型とその補修方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】タイヤ成形用金型において、分割金型の磨耗等に対する補修を容易に、確実に、且つ精度よく行うことができ、しかも補修後の性状が安定し、容易に要再補修に至ることのないタイヤ成形用金型とその補修方法の提供を課題とする。
【解決手段】セグメント金型部8と該セグメント金型部8を背後から保持して固定するセクタ金型部7とで構成される分割金型9によって環状の金型となるように構成されたタイヤ成形用金型であって、分割金型9の1乃至複数個においては、セクタ金型部7と対となるセグメント金型部8だけを、更に円周方向に分割された複数個のセグメント金型片80で構成し、これによって分割配置される各セグメント金型片80の相互に対向する分割面81の間を、セグメント金型部8の円周方向寸法を調節する円周方向寸法調節層20の配置部30として構成した。
【選択図】 図7

Description

本発明は、タイヤ成形用金型とその補修方法に関する。より詳しくは、複数の分割金型用いて、これを進出、後退させることで環状の金型とし、タイヤの成形を行うタイヤ成形用金型に関する。また分割金型が磨耗等により磨り減る結果として、分割金型間に大きなクリアランスが生じた場合の補修方法に関する。
従来、自動車用タイヤを成形する金型として、タイヤを加硫しながら成形するタイヤ加硫金型といわれるものが提供されている。そしてこのタイヤ加硫金型は、タイヤのトレッド部を成形する環状金型を備えている。このタイヤのトレッド部成形用の環状金型は、最近では、複数の分割金型で構成される場合が多い。
そして前記複数の分割金型を組み合わせてなる環状金型に未加硫タイヤをセットして加硫成形することで、タイヤが成形される。この際、分割金型間のクリアランスが大きいと、加硫ゴムがバリとなって食み出す。従って生じるクリアランスを一定以下に抑える必要がある。その一方、各分割金型の加熱時における膨張を考慮して、各分割金型間の好ましいクリアランスを設定する必要もある。
このため各分割金型の寸法は、かなり正確な寸法精度を要求される。
ところが、このような寸法精度のよい新品のタイヤ成形用金型を用いてタイヤの加硫成形を行う場合であっても、加硫成形作業を繰り返して行うことで、各分割金型が膨張収縮を繰り返して相互に接触と離間を繰り返す結果、その分割金型が磨耗し、また経時的に分割金型自身の膨張度合いが低減する等の原因で、分割金型の円周方向寸法が縮小する問題があった。
分割金型の円周方向寸法の減少があると、分割金型間のクリアランスが大きくなり、タイヤ成形時にバリの食み出しの問題が生じる。
このようなゴムの食み出しに対する対応策としては、その食み出しを機械構造的に防止する方法もあるが、限界がある。
このような問題を解決する方法として、本発明者は、実用新案登録第3134033号公報(特許文献1)において、セグメントモールド(10)の磨耗した円周方向外側面(10a)にメッキを施すことで、磨耗面(10a)の磨り減り等を補修し、分割金型の円周方向寸法を補修するようにした発明を開示した。
また特開2009−96052号公報(特許文献2)には、タイヤ成形型の製造方法及びタイヤ成形型に関し、セクター(5A、5B、5C、5D、5E、5F、5G)同士の端面の高精度の密着を高める方法として、インナーセグメントを第1セグメント片(11a〜17a)と第2セグメント片(11b〜17b)に分割し、この第1セグメント片と第2セグメント片とを隣りあうセクターに分けて取り付けるようにした発明が開示されている。
また特開2009−248417号公報(特許文献3)には、タイヤ加硫用コンテナに関し、取付けボルト(15)を用いて、各セクター(2a、2b、2c、2d、2e、2f、2g、2h)を背後の各セグメント(3a、3b、3c、3d、3e、3f、3g、3h)に固定する構成が開示されている。
実用新案登録第3134033号公報 特開2009−96052号公報 特開2009−248417号公報
しかしながら上記特許文献1に開示する発明は、磨耗した分割金型の円周方向外側面(10a)そのものの擦り減りをメッキで補修するものであるので、補修後の成形作業において前記補修されたメッキ部分が再び当接と離反を繰り返すことになり、メッキが剥がれたり破損したりし易いという問題があった。また型崩れした分割金型の円周方向外側面(10a)のトレッドパターン部の肉盛修正は、非常に難しく、修正困難であったり、修理費用が多大となったりする問題があった。
一方、上記特許文献2に開示する発明は、分割金型を用いるものではあるが、隣接の分割金型同士を高密度に密着させることを主眼とした発明であり、分割金型の補修に関する発明ではない。
加えて、特許文献2に開示する発明では、セグメントは第1セグメント片(11a〜17a)と第2セグメント片(11b〜17b)に分割して用いられてはいるが、その第1セグメント片と第2セグメント片との分割面は、決して同じ分割金型(セクター5A〜5G)内には配置されておらず、隣り合う分割金型(セクター5A〜5G)に分かれて配置されているにすぎない構成である。
勿論、同じ分割金型(セクター5A〜5G)には2つのセグメント片(例えばセグメント片11bとセグメント片12a)が配置されてはいるが、その2つのセグメント片の界面は、決して1つのセグメントを分割してなる分割面ではなく、またその界面を用いて肉盛する等の金型補修に用いることについても何ら開示されていない。
上記特許文献3に開示する発明では、取付けボルト(15)を用いて、各セクター(2a〜2h)を背後の各セグメント(3a〜3h)に固定する構成が開示されている。しかし、各セクター(2a〜2h)が更に分割されているものではなく、分割金型の肉盛り等の補修に関する発明が開示されているわけでもない。
そこで本発明は上記従来における問題を解消し、分割金型を用いるタイヤ成形用金型において、分割金型の磨耗等に対する補修を容易に、確実に、且つ精度よく行うことができ、しかも補修後の性状が安定し、容易に要再補修に至ることのないタイヤ成形用金型とその補修方法の提供を課題とする。
上記課題を達成するため、本発明のタイヤ成形用金型は、円周方向に分割された複数個の分割金型を、タイヤのトレッドパターンを成形するためのセグメント金型部と、該セグメント金型部を背後から保持して固定するセクタ金型部とで構成し、成形時には前記複数個の分割金型を各セグメント金型部の円周方向の外側面で相互に接面させることで環状の金型となるように構成されたタイヤ成形用金型であって、前記分割金型の1乃至複数個においては、セクタ金型部と対となるセグメント金型部だけを、更に円周方向に分割された複数個のセグメント金型片で構成し、これによって分割配置される各セグメント金型片の相互に対向する分割面の間を、セグメント金型部の円周方向寸法を調節する円周方向寸法調節層の配置部として構成したことを第1の特徴としている。
また本発明のタイヤ成形用金型は、上記第1の特徴に加えて、セグメント金型部の円周方向寸法調節層は、セグメント金型片の分割面に積層されるメッキ層、溶射層、その他の肉盛層であることを第2の特徴としている。
また本発明のタイヤ成形用金型は、上記第1の特徴に加えて、セグメント金型部の円周方向寸法調整層は、セグメント金型片の分割面間に挿入されるスペーサであることを第3の特徴としている。
また本発明のタイヤ成形用金型は、上記第1〜第3の何れかの特徴に加えて、各セグメント金型片は、セクタ金型部に対して着脱可能とすると共に円周方向に位置調節可能に固定されることを第4の特徴としている。
また本発明のタイヤ成形用金型は、上記第4の特徴に加えて、セグメント金型片のセクタ金型部への固定の際の円周方向における位置調整は、セグメント金型片をセクタ金型部へ固定する雄ネジと雌ネジとの公差を利用して行う構成としていることを第5の特徴としている。
また本発明のタイヤ成形用金型の補修方法は、上記第1〜第5の何れかの特徴に記載のタイヤ成形用金型において、前記タイヤ成形用金型のセグメント金型部の間に予め設定した許容クリアランス範囲を超える大きなクリアアランスが生じた場合の補修方法であって、その許容クリアランス範囲を超えるクリアランスが生じた一対のセグメント金型部の何れか一方若しくは両方をセクタ金型部から取り外す工程、取り外したセグメント金型部の何れか1つ以上のセグメント金型片の分割面に、円周方向寸法調節層としてメッキ、その他の肉盛層を形成する工程、肉盛層を形成したセグメント金型片を含む前記取り外したセグメント金型片を再び相互に接面させた状態にしてセクタ金型部に固定してセグメント金型部を復元する工程、この復元されたセグメント金型部の円周方向外側面とそれに対向する隣接のセグメント金型部の円周方向外側面とのクリアランスが許容クリアランス未満となる場合に、その対向する円周方向外側面の何れか一方若しくは両方の面を削って許容クリアランス範囲に調整する工程、とからなることを第6の特徴としている。
また本発明のタイヤ成形用金型の補修方向は、上記第1〜第5の何れかの特徴に記載のタイヤ成形用金型において、前記タイヤ成形用金型のセグメント金型部の間に予め設定した許容クリアランス範囲を超える大きなクリアランスが生じた場合の補修方法であって、その許容クリアランス範囲を超えるクリアランスが生じた一対のセグメント金型部の何れか一方若しくは両方におけるセグメント金型片の固定状態を緩める工程、固定状態を緩めたセグメント金型片の分割面間に円周方向寸法調節層としてスペーサを挿入配置する工程、スペーサを挿入配置したセグメント金型片を含む前記緩めた全セグメント金型片を再び締め直してセクタ金型部に固定してセグメント金型部を復元する工程、この復元されたセグメント金型部の円周方向外側面と隣接のセグメント金型部の円周方向外側面とのクリアランスが許容クリアランス範囲未満となる場合に、その対向する円周方向外側面の何れか一方若しくは両方の面を削って許容クリアランス範囲に調整する工程、とからなることを第7の特徴としている。
請求項1に記載のタイヤ成形用金型によれば、タイヤ成形用金型は複数の分割金型からなり、各分割金型はセグメント金型部とセクタ金型部との対からなる。セグメント金型部の少なくとも幾つかは、円周方向に分割された複数個のセグメント金型片で構成されている。各セグメント金型片はその分割面で隣接のセグメント金型片の分割面と対向し、その相互に対向する分割面の間が円周方向寸法調節層の配置部となっている。
従って、分割面間の配置部に円周方向寸法調節層を配置させることで、該円周方向寸法調節層による厚みがセグメント金型部に加わり、セグメント金型部の円周方向寸法を増加修正することができる。
前記円周方向寸法調節層の配置場所は、セグメント金型部の円周方向外側面ではないので、修理後にセグメント金型部同士の当接、離反の繰り返しがいくらあっても、前記円周方向寸法調節層が直接的に前記当接、離反の影響を受けることはなく、よって容易に剥離や磨耗等による再修理を必要とするような事態を確実に避けることが可能となる。
また請求項1に記載のタイヤ成形用金型によれば、当接、離反の繰り返しにより型崩れし易いセグメント金型部の円周方向外側面に較べ、円周方向寸法調節層の配置部は前記当接、離反の繰り返しによるも型崩れし難い場所であるので、肉盛修理がより容易で、簡単に、また精度よく正確に行える。
また請求項2に記載のタイヤ成形用金型によれば、上記請求項1に記載の構成による効果に加えて、セグメント金型部の円周方向寸法調節層は、セグメント金型片の分割面に積層されるメッキ層、溶射層、その他の肉盛層であるので、
セグメント金型片の分割面に肉盛層を積層することで、この積層を分割面間の配置部に配置する円周方向寸法調節層として、容易、簡単に構成することができる。積層は対向する2つの分割面の何れか一方で行うか若しくは両方で行うかを選択することができるので、セグメント金型部の必要調整寸法の大小や、ゼグメント金型部の何れの外側部が磨耗しているか等により、何れの分割面を肉盛するか、或いは両方の分割面とも肉盛するかを、状況に応じてバランスよく適切に選択することができ、より好ましい補修が可能となる。
また請求項3に記載のタイヤ成形用金型によれば、上記請求項1に記載の構成による効果に加えて、セグメント金型部の円周方向寸法調整層は、セグメント金型片の分割面間に挿入されるスペーサであるので、
セグメント金型部の円周方向寸法を補修しようとする者は、セグメント金型部を構成する複数のセグメント金型片の相互に対向する分割面の間の配置部にスペーサを挿入するだけで、円周方向寸法調節層を構成することができる。よって予めスペーサを用意することで、ごく簡単にセグメント金型部の補修を行うことができる。
また請求項4に記載のタイヤ成形用金型によれば、上記請求項1〜3の何れかに記載の構成による効果に加えて、各セグメント金型片は、セクタ金型部に対して着脱可能とすると共に円周方向に位置調節可能に固定されるので、
セグメント金型部に寸法補修の必要が生じた場合は、セグメント金型部を構成する複数のセグメント金型片のうちの必要な幾つかをセクタ金型部から取り外し、その取り外したセグメント金型片を用いて、そのセグメント金型片の分割面に円周方向寸法調節層としてメッキ等の肉盛をするか、或いは円周方向寸法調節層としてスペーサを用いてセグメント金型片の分割面間に挿入することで、容易に行うことができる。そしてセグメント金型片はセクタ金型部に対して円周方向に位置調節可能に固定することができるので、円周方向寸法調節層が余分に割って入った状態のままセグメント金型片を位置調節してセクタ金型に固定することで、セグメント金型の円周方向寸法を容易に補修することが可能となる。
また請求項5に記載のタイヤ成形用金型によれば、上記請求項4に記載の構成による効果に加えて、セグメント金型片のセクタ金型部への固定の際の円周方向における位置調整は、セグメント金型片をセクタ金型部へ固定する雄ネジと雌ネジとの公差を利用して行う構成としているので、
この雄ネジと雌ネジとの寸法公差を利用して、雌ネジのネジ径と雄ネジのネジ径との寸法差が大きくすることで、円周方向寸法調節層の寸法が加わった場合においても、その寸法を吸収して、引き続き元の雌ネジと雄ネジとの関係をもって、雌ネジの穴の位置を変えることなく、セグメント金型片の固定を行うことができ、且つセグメント金型部の円周方向寸法を増大する方向に補修することができる。セグメント金型の円周方向寸法の補修は、通常1回につき100〜200μm程度であるので、雌ネジのネジ径と雄ネジのネジ径との寸法差が例えば数百μm以上になるようなものを用いることで、数回の補修が可能となる。
また請求項6に記載のタイヤ成形用金型の補修方法によれば、セグメント金型部の間に予め設定した許容クリアランス範囲を超える大きなクリアランスが生じた場合、先ずそのクリアランスが生じた一対のセグメント金型部の何れか一方若しくは両方がセクタ金型部から取り外される。そして取り外されたセグメント金型部の何れか1つ以上のセグメント金型片の分割面に、円周方向寸法調節層としてメッキ、その他の肉盛層が形成される。その後、前記取り外したセグメント金型片が再び相互に接触された状態でセクタ金型部に固定され、セグメント金型部が復元される。そして復元されたセグメント金型部の円周方向外側面とそれに対向する隣接のセグメント金型部の円周方向外側面とのクリアランスが許容クリアランス範囲未満となる場合は、その対向する円周方向外側面の何れか一方若しくは両方の面を削って、許容クリアランス範囲内に調整する。
よって請求項6に記載のタイヤ成形用金型の補修方法によれば、セグメント金型部の円周方向寸法を補修するのに、当接、離反の繰り返しにより磨耗、型崩れしたセグメント金型片の円周方向外側面を直接的に補修するのではないので、補修が困難となったり、長時間を要したりすることがない。
しかも補修はセグメント金型片の分割面を利用して、円周方向寸法調節層を肉盛することで行うので、補修が従来に比べてはるかに短時間で、容易に行うことができる。
またセグメント金型片の分割面の肉盛により、許容クリアランス範囲未満のクリアランスに一旦調整し、その分を型崩れしたセグメント金型部の円周方向外側面を削って、許容クリアランス範囲に入るようにすれば、隣接するセグメント金型部の外側面同士の密着性も良好に回復させることが可能となる。
また請求項7に記載のタイヤ成形用金型の補修方法によれば、セグメント金型部の間に予め設定した許容クリアランス範囲を超える大きなクリアランスが生じた場合、先ずそのクリアランスが生じた一対のセグメント金型部の何れか一方若しくは両方におけるセグメント金型片の固定状態が緩められる。そして固定状態が緩められたセグメント金型片の分割面間に円周方向寸法調節層としてスペーサが挿入配置される。その後、スペーサが挿入配置されたセグメント金型片を含む前記固定状態を緩めた全セグメント金型片が再び締め直されてセクタ金型部に固定され、セグメント金型部が復元される。そして復元されたセグメント金型部の円周方向外側面とそれに対向する隣接のセグメント金型部の円周方向外側面とのクリアランスが許容クリアランス範囲未満となる場合は、その対向する円周方向外側面の何れか一方若しくは両方の面を削って、許容クリアランス範囲内に調整する。
よって請求項7に記載のタイヤ成形用金型の補修方法によれば、セグメント金型部の円周方向寸法を補修するのに、当接、離反の繰り返しにより磨耗、型崩れしたセグメント金型片の円周方向外側面を直接的に補修するのではないので、補修が困難となったり、長時間を要したりすることがない。
しかも補修はセグメント金型片の分割面間を利用して、スペーサを挿入するだけで円周方向寸法調節層を配置させ、後は緩めたセグメント金型片を締め直すだけでよいので、補修が従来に比べてはるかに短時間で、容易に行うことができる。
またセグメント金型片の分割面間へのスペーサを挿入配置させることで、許容クリアランス範囲未満のクリアランスになるように一旦調整し、その分を型崩れしたセグメント金型部の円周方向外側面を削って、許容クリアランス範囲に入るようにすれば、型崩れした隣接するセグメント金型部の外側面同士の密着性も良好に回復させることが可能となる。
本発明の実施形態に係る自動車用のタイヤ成形用金型の一部を破断して見た全体斜視図である。 本発明の実施形態に係る環状に集合された分割金型の一部を破断して示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る環状に集合された分割金型の平面図である。 本発明の実施形態に係る分割金型の垂直断面図である。 本発明の実施形態に係る環状に集合された分割金型の水平断面図である。 従来例として参照される分割金型の水平断面図である。 分割金型の詳細を説明する水平断面図である。
以下の図面を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
先ず図1を参照して、タイヤ成形用金型1は、ジャケット本体2、上型プレート3、下型プレート4、上金型5と、下金型6、セクタ金型部7、セグメント金型部8とを備えている。
図2、図3も参照して、前記セクタ金型部7とセグメント金型部8とで円周方向に分割された複数個の分割金型9を構成する。分割金型9は本実施形態では9個からなっている。しかし、その数に限定されるものではない。
自動車のタイヤの加硫成形は、前記分割金型9(セクタ金型部7とセグメント金型部8)と上金型5と下金型6とを用いて行われる。
前記ジャケット本体2と分割金型9との関係は、加硫成形時には、ジャケット本体2が上方から下方へ進出することで、各分割金型9が内方(半径方向内方)へ移動、進出され、これによって複数の分割金型9が相互に当接して環状の型組みとなる。一方、加硫成形が終了すると、前記ジャケット本体2が上方へ後退することで、各分割金型9が外方(半径方向外方)へ移動、後退され、これによって環状の型組みを構成していた複数の分割金型9が相互に離脱し、型組みが解かれる。
図4も参照して、分割金型9の前記セグメント金型部8は、タイヤのトレッドパターンを実際に成形する金型部であり、そのセグメント金型部8の内面にトレッドパターン用の凹凸模様8aが形成されている。
分割金型9のセクタ金型部7はセグメント金型部8を背後から保持して固定する役割を果たす。
前記セクタ金型部7へのセグメント金型部8の固定は、雄ネジ10aと雌ネジ10bとからなるネジ手段10で行うことができる。この場合、雌ネジ10bはセグメント金型部8の背部に設け、雄ネジ10aをセクタ金型部7の背部から差し込んで締め付けるようにすることができる。
前記セクタ金型部7へのセグメント金型部8の固定は、必ずしも、ネジ手段10に限定されるものではない。着脱自在に取り付け及び取り外しができる固定手段であれば、他の固定手段を用いてもよい。勿論、セクタ金型部7へのセグメント金型部8の固定状態を緩めたり締めたりする必要のある場合には、前記ネジ手段10が好ましいと言える。
前記分割金型9が環状に型組みされた状態においては、各分割金型9は隣接する分割金型9と相互に当接することになる。が、この場合において、実際に当接するのは、各分割金型9を構成するセグメント金型部8同士である。即ち、各分割金型9のセグメント金型部8の円周方向外側面8b、より厳密に言えば円周方向の両外側面8b、8bが、隣接する分割金型9のセグメント金型部8の円周方向外側面8bと当接する。
セグメント金型部8の円周方向外側面8bは、分割金型9の型組みとその解消の繰り返しにより磨耗、型崩れを起し、補修の必要が生じる。
図5も参照して、本発明の分割金型9では、セクタ金型部7とセグメント金型部8とからなる対のうち、セグメント金型部8だけを更に分割し、複数個のセグメント金型片80からなるように構成している。
一方、図6に参考で示すように、従来の分割金型は、そのセグメント金型部は分割されることなくセクタ金型部に取り付けられている。
前記セグメント金型片80は、本実施形態では、セグメント金型部8を、円周方向に2分割した状態に構成されている。即ち、2つの分割されたセグメント金型片80でセグメント金型部8を構成している。勿論、円周方向での分割数は2個に限定されるものではなく、3個以上、即ち3個のセグメント金型片80でセグメント金型部8を構成するようにしてもよい。
図7も参照して、1つのセクタ金型部7に対応する1つのセグメント金型部8は、本実施形態では2つのセグメント金型片80、80(80a、80b)の対で構成している。前記各セグメント金型片80(80a、80b)は、それぞれがネジ手段10により着脱自在にセクタ金型部7に取り付けられ、固定されるように構成されている。
前記1つのセクタ金型部7に対応するセグメント金型部8の分割されたセグメント金型片80(80a、80b)には、それらの分割面81、81が相互に対向してそれぞれ構成される。
そして前記1つのセクタ金型部7に対応するセグメント金型部8の各セグメント金型片80(80a、80b)の相互に対向する分割面81、81の間を、円周方向寸法調節層20を配置するための配置部30として構成している。
なお図7では、セグメント金型片80(80a、80b)の分割面81、81の間の配置部30を、説明の便宜上、大きな隙間として描かれているが、セグメント金型片80(80a、80b)が実際にセクタ金型部7に組み付けられて固定された状態で、隙間が空いているわけではない。
また図7において、各セグメント金型部7の相互に対向する円周方向外側面8b、8b間も、便宜上、隙間として描かれているが、実際にはゴムタイヤ成形時におけるバリの発生が生じない寸法未満の隙間とされる。
前記円周方向寸法調節層20は、セグメント金型部8の円周方向寸法を調節するための層で、具体的には磨耗等で減少したセグメント金型部8の円周方向寸法を増加させるための介在層である。
配置部30に配置される円周方向寸法調節層20は、本実施形態ではセグメント金型片80の分割面81に積層される肉盛層として構成している。
円周方向寸法調節層20を肉盛層20aとして分割面81に形成する場合、配置部30において相互に対向する分割面81、81の何れか一方若しくは両方に肉盛層20aを形成することができる。
前記肉盛層20aは分割面81に電気メッキや無電解メッキ等で積層されるメッキ層として構成することができる。また溶射によって積層される溶射層として構成することができる。前記メッキ層を積層する場合は、セグメント金型片80と同じ金属組成或いはセグメント金型片80の金属との密着性がよく、剥離の生じ難い金属組成のメッキ層を施すのがよい。具体的には、アルミニウム合金からなるセグメント金型片80に対してニッケルメッキ、クロムメッキを好ましく用いて積層することができる。
セグメント金型片80(80a、80b)の分割面81は、セグメント金型部8の円周方向外側面8bが隣接するセグメント金型部8の円周方向外側面8bと当接(接面)、離間することで磨耗し、また型崩れするのとは異なり、当接離間の繰り返しを受けないので、その分割面81が磨耗や型崩れしておらず、荒れていない。従ってセグメント金型片80(80a、80b)の分割面81を利用して肉盛層20aを形成する際、その形成が容易で、寸法的にもまたトレッドパターン断面の修正も容易に、正確に行うことができるのである。
前記分割面81に積層する円周方向寸法調節層20(肉盛層20a)の積層厚みは、セグメント金型部8の円周方向寸法の所望修正厚みよりも、意図的に少し厚くなるように設計することができる。そしてそれに伴って、セグメント金型部8の円周方向外側面8bの荒れた表面を少し削り取って、表面性状を良好にすると共に、所望修正厚みに調節することができる。
メンテナンスとしては、例えば9個の分割金型9(セグメント金型部8)を型組みした環状金型の直径が600〜700mmである場合、各セグメント金型部8間のクリアランスが予め設定した許容クリアランス範囲を超える状態となったときに、対応するセグメント金型部8の補修が必要となる。このとき、補修が必要となったセグメント金型部8の円周方向寸法は磨耗等により0.1〜0.15mm減少しているとすると、その減少分を円周方向寸法調節層20(肉盛層20a)の積層を利用して補修することになる。
尚、セグメント金型部8を構成するセグメント金型片80は、本実施形態では2分割片としたが、その場合は円周方向寸法調節層20(肉盛層20a)を積層できる分割面81は2箇所となる。勿論、前記セグメント金型片80が3分割片である場合には、配置部30が2箇所存在し、円周方向寸法調節層20(肉盛層20a)を積層できる分割面81は4箇所となる。
円周方向寸法調節層20(肉盛層20a)を積層する分割面81は、1乃至複数を適宜選択することができる。分割面81の数が多いと、トータルとしての補修厚を大きくするのが容易となる。また個々の分割面81での補修厚を小さくすることができる。
前記肉盛層20aによる円周方向寸法調節層20を用いたタイヤ成形用金型の補修方法を説明する。
先ず、分割金型9(セグメント金型部8)を型組みしてなる環状金型におけるセグメント金型部8間のクリアランスが予め設定した許容クリアランス範囲を超える状態となったとき(このときにはタイヤ成形時にバリが生じる)、その許容クリアランス範囲を超えることとなった一対の隣接するセグメント金型部8の何れか一方若しくは両方をセクタ金型部7から取り外す。この取り外しは、各セグメント金型片80(80a、80b)のネジ手段10を外すことで行う。
次に取り外したセグメント金型片80(80a、80b)の何れか1つ又はそれ以上の分割面81にメッキ層、その他の肉盛層20aを所定の厚みで積層し、これを円周方向寸法調節層20とする。
次に、前記取り外したセグメント金型片80(80a、80b)を相互に接面した状態で、ネジ手段10によりセクタ金型部7に再固定し、セグメント金型部8を復元する。
そして、復元されたセグメント金型部8の円周方向外側面8bとそれに対面(対向)する隣接のセグメント金型部8の円周方向外側面8bとのクリアランスが許容クリアランス範囲未満となる場合(故意にクリアランスを許容クリアランス範囲未満にする場合も含む)には、その対面(対向)する円周方向外側面8bの何れか一方若しくは両方を削って、許容クリアランス範囲内に入るように調整する。以上によりタイヤ成形用金型1の補修が完了する。
次に、本発明の実施形態の変形例を説明する。
この変形例は、前記円周方向寸法調節層20として、肉盛層20aの代りに、スペーサを用いるようにした構成である。スペーサはセグメント金型片80(80a、80b)の間の配置部30に配置される。
スペーサがセグメント金型片80(80a、80b)の間の配置部30に配置されることで、セグメント金型部8の円周方向寸法を増加修正して補修することができる。
スペーサは薄くて均一な厚みを持つ金属シートとすることができる。が、他の材料からなるシートであってもよい。
スペーサの外形は、セグメント金型片80(80a、80b)の分割面81と同形状とするのが好ましい。
スペーサの厚みは、補修する厚みに応じた厚みのものが採用されることになる。例えば上記した環状金型の直径が600〜700mmであるものでは、スペーサの厚みは100〜数百μmのものを用いる場合が多くなる。勿論、この数値に限定されるものではなく、必要な補修厚みに対応する厚みがスペーサに求められることになる。
スペーサによる円周方向寸法調節層20を用いたタイヤ成形用金型の補修方法を説明する。
補修の工程については、先ず分割金型9(セグメント金型部8)を型組みしてなる環状金型におけるセグメント金型部8間のクリアランスが予め設定した許容クリアランス範囲を超える状態となったとき、その許容クリアランス範囲を超えることとなった一対の隣接するセグメント金型部8の何れか一方若しくは両方におけるセグメント金型片80(80a、80b)の固定状態を緩める。この場合、固定状態を緩めるのは、ネジ手段10を緩めることにより行う。より具体的には、ネジ手段10の雄ネジ10aの雌ネジ10bへの締め付けを緩めることで、セグメント金型片80(80a、80b)のセクタ金型部7への固定状態を緩め、対向する一対のセグメント金型片80(80a、80b)の分割面81、81間に隙間ができるようにして、これを配置部30とする。
次に前記固定状態を緩めた一対のセグメント金型片80(80a、80b)の分割面81、81間の配置部30に、円周方向寸法調節層20としてスペーサを挿入する。
次にスペーサを配置部30に挿入した状態で、緩めていたセグメント金型片80(80a、80b)のネジ手段10を締め直してセクタ金型部7に再固定し、セグメント金型部8を復元する。
この際、スペーサとその両側に配置されるセグメント金型片80(80a、80b)の分割面81、81とが相互に接面するようにネジ固定する。
そして復元されたセグメント金型部8の円周方向外側面8bとそれに対面(対向)する隣接のセグメント金型部8の円周方向外側面8bとのクリアランスが許容クリアランス範囲未満となる場合(故意にクリアランスを許容クリアランス範囲未満にする場合も含む)には、その対面(対向)する円周方向外側面8bの何れか一方若しくは両方を削って、許容クリアランス範囲内に入るように調整する。以上によりタイヤ成形用金型の補修が完了する。
上記において、肉盛層20a(円周方向寸法調節層20)を積層したセグメント金型片80、或いはスペーサ(円周方向寸法調節層20)を配置部30に挿入したセグメント金型片80(80a、80b)をセクタ金型部7にネジ手段10によってネジ固定する場合、セグメント金型片80(80a、80b)は肉盛層20aやスペーサを介在させる厚みに相当する距離だけ円周方向に移動した新たな位置に固定されることになる。
このセグメント金型片80(80a、80b)の新たな位置への移動及びその位置での固定をどのようにして達成するかについては、本実施形態では、前記ネジ手段10の雄ネジ10aと雌ネジ10bとの公差を利用して、セグメント金型片80(80a、80b)の移動を吸収することとしている。即ち、雌ネジ10bと雄ネジのネジ径の寸法差の範囲内で、セグメント金型片80(80a、80b)の移動を吸収して、且つ固定を達成する構成としている。
例えば1回の補修で加える円周方向寸法調節層20の厚みを0.1〜0.15mmとすると、使用する前記ネジ手段10の雌ネジ10bと雄ネジ10aとの寸法公差を考慮すれば、4〜5回の補修が可能となる。
勿論、ネジ手段10については、雌ネジ10bと雄ネジ10aとの寸法公差の大きい、いわゆるスキマバメになるようなネジ手段10を採用することもできる。
ネジ手段10の寸法公差(寸法差)を利用することで、ネジ手段10の寸法や配置位置を何ら変更する必要なく、セグメント金型片80(80a、80b)の移動を吸収し、且つ固定を達成することができる。
本発明は自動車のタイヤ成形用の金型として、またその金型の補修方法として、産業上の利用が大いに期待される。
1 タイヤ成形用金型
2 ジャケット本体
3 上型プレート
4 下型プレート
5 上金型
6 下金型
7 セクタ金型部
8 セグメント金型部
8a 凹凸模様
8b 円周方向外側面
9 分割金型
10 ネジ手段
10a 雄ネジ
10b 雌ネジ
20 円周方向寸法調節層
20a 肉盛層
30 配置部
80 セグメント金型片
80a セグメント金型片
80b セグメント金型片
81 分割面

Claims (7)

  1. 円周方向に分割された複数個の分割金型を、タイヤのトレッドパターンを成形するためのセグメント金型部と、該セグメント金型部を背後から保持して固定するセクタ金型部とで構成し、成形時には前記複数個の分割金型を各セグメント金型部の円周方向の外側面で相互に接面させることで環状の金型となるように構成されたタイヤ成形用金型であって、
    前記分割金型の1乃至複数個においては、セクタ金型部と対となるセグメント金型部だけを、更に円周方向に分割された複数個のセグメント金型片で構成し、これによって分割配置される各セグメント金型片の相互に対向する分割面の間を、セグメント金型部の円周方向寸法を調節する円周方向寸法調節層の配置部として構成したことを特徴とするタイヤ成形用金型。
  2. セグメント金型部の円周方向寸法調節層は、セグメント金型片の分割面に積層されるメッキ層、溶射層、その他の肉盛層であることを特徴とする請求項1に記載のタイヤ成形用金型。
  3. セグメント金型部の円周方向寸法調節層は、セグメント金型片の分割面間に挿入されるスペーサであることを特徴とする請求項1に記載のタイヤ成形用金型。
  4. 各セグメント金型片は、セクタ金型部に対して着脱可能とすると共に円周方向に位置調節可能に固定されることを特徴とする請求項1〜3に記載のタイヤ成形用金型。
  5. セグメント金型片のセクタ金型部への固定の際の円周方向における位置調整は、セグメント金型片をセクタ金型部へ固定する雄ネジと雌ネジとの公差を利用して行う構成としていることを特徴とする請求項4に記載のタイヤ成形用金型。
  6. 請求項1〜5の何れかに記載のタイヤ成形用金型において、前記タイヤ成形用金型のセグメント金型部の間に予め設定した許容クリアランス範囲を超える大きなクリアランスが生じた場合の補修方法であって、
    その許容クリアランス範囲を超えるクリアランスが生じた一対のセグメント金型部の何れか一方若しくは両方をセクタ金型部から取り外す工程、
    取り外したセグメント金型部の何れか1つ以上のセグメント金型片の分割面に、円周方向寸法調節層としてメッキ、その他の肉盛層を形成する工程、
    肉盛層を形成したセグメント金型片を含む前記取り外したセグメント金型片を再び相互に接面させた状態にしてセクタ金型部に固定してセグメント金型部を復元する工程、
    この復元されたセグメント金型部の円周方向外側面とそれに対向する隣接のセグメント金型部の円周方向外側面とのクリアランスが許容クリアランス未満となる場合に、その対向する円周方向外側面の何れか一方若しくは両方の面を削って許容クリアランス範囲に調整する工程、
    とからなることを特徴とするタイヤ成形用金型の補修方法。
  7. 請求項1〜5の何れかに記載のタイヤ成形用金型において、前記タイヤ成形用金型のセグメント金型部の間に予め設定した許容クリアランス範囲を超える大きなクリアランスが生じた場合の補修方法であって、
    その許容クリアランス範囲を超えるクリアランスが生じた一対のセグメント金型部の何れか一方若しくは両方におけるセグメント金型片の固定状態を緩める工程、
    固定状態を緩めたセグメント金型片の分割面間に円周方向寸法調節層としてスペーサを挿入配置する工程、
    スペーサを挿入配置したセグメント金型片を含む前記緩めた全セグメント金型片を再び締め直してセクタ金型部に固定してセグメント金型部を復元する工程、
    この復元されたセグメント金型部の円周方向外側面と隣接のセグメント金型部の円周方向外側面とのクリアランスが許容クリアランス範囲未満となる場合に、その対向する円周方向外側面の何れか一方若しくは両方の面を削って許容クリアランス範囲に調整する工程、
    とからなることを特徴とするタイヤ成形用金型の補修方法。
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