JP2016147459A - タイヤ用成形型 - Google Patents

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Abstract

【課題】スピュー及びベアーが生じにくいタイヤ用成形型の提供。【解決手段】その半径方向内側の面がキャビティ面16を構成するブロックを備え、上記ブロックは、軸方向に並列された複数のピース28を備えており、各々のピース28の半径方向内側の面は、キャビティ面16の一部をなしており、スリット30が、隣接するこのピース28とピース28との間に形成されており、スリット30の幅S1,S2は、それよりも軸方向内側に位置するスリット30の幅S1,S2と同じか、又はそれよりも軸方向内側に位置するスリット30の幅S1,S2より小さい。軸方向において、最も外側に位置する上記スリット30の幅S1は、最も内側に位置する上記スリット30の幅S2よりも小さいタイヤ用成形型。【選択図】図7

Description

本発明は、タイヤの加硫工程に用いられる成形型に関する。詳細には、本発明は、エアーの排出のためのスリットを有する成形型に関する。
タイヤの加硫工程では、一般に割タイプの成形型及びツーピースタイプの成形型が用いられている。加硫工程では、予備成形されたローカバーが、成形型とブラダー又は中子とに囲まれたキャビティにおいて、加圧されつつ加熱される。加圧と加熱とにより、ローカバーのゴム組成物がキャビティ内を流動する。加熱によりゴムが架橋反応を起こし、タイヤが得られる。加圧の際、成形型のキャビティ面とローカバーとの間にエアーが残留すると、タイヤの表面にベアーが形成される。一般的には、成形型は、ベントホールを有している。このベントホールを通じて、エアーが排出される。
ベントホールを有する成形型では、このベントホールにゴム組成物が流入し、スピューが生じる。スピューは、タイヤの外観を損なう。スピューは切削によって除去されうるが、この切削には手間がかかる。架橋反応を起こしたゴム組成物が、ベントホールに残存することもある。残存によりエアーの排出が阻害され、ベアーが生じる。ベアー抑制の目的で、ベントホールのクリーニングがなされる。このクリーニングには、手間がかかる。
割タイプの成形型は、円弧状のトレッドセグメントを備えている。多数のセグメントが並べられることで、リング状のキャビティ面が形成される。セグメントの、隣接するセグメントに当接する面は、「分割面」と称されている。分割面とこの分割面に隣接する他の分割面との間には、微小な間隙が生じる。割タイプの成形型では、この間隙を通じて、エアーが排出されうる。このため、割タイプの成形型では、ベントホールを有さないものも存在する。しかし、ベントホールを有さない割タイプ成形型では、分割面から遠い箇所で、エアーが残留しやすい。これは、分割面から遠い箇所でのベアーの発生を招来する。
ベントホールを用いずに、ベアーの発生を抑えるために、様々な検討がなされている。この検討例が、特開2009−23231公報に開示されている。この成形型は、割タイプである。この成形型は、軸方向に並列された多数のピースを備えている。それぞれのピースの内側の面が、キャビティ面の一部を構成している。隣接するピースの間にスリットが形成されている。分割面から遠い箇所のエアーは、このスリットを通して分割面に達し、排出される。
特開2009−23231公報
上述のとおり、タイヤの製造時には、ローカバーが、成形型とブラダー又は中子とに囲まれたキャビティにおいて、加圧されつつ加熱される。このとき、ローカバーは、キャビティ面に、強く押し付けられる。キャビティ面には、大きな荷重が負荷される。
セグメントの半径方向内側(キャビティ面側)には、半径方向外側に凸なタイヤのトレッドの形状に対応した、窪みが設けられている。周方向に垂直な断面において、キャビティ面は、半径方向外向きに凸な形状を呈している。このため、キャビティ面の軸方向外側端近辺は、キャビティ面の中央近辺に比べて、軸方向に対して大きく傾斜している。特開2009−23231公報の成形型では、キャビティ面の軸方向外側端近辺に配置されたピースの内側面(キャビティ面の一部を構成する面)は、軸方向に対して大きく傾斜している。このため、キャビティ面に負荷された荷重は、このピースと隣接するピースとの間に形成されたスリットの幅を広くさせるように働く。キャビティ面の軸方向外側近辺では、キャビティ面に負荷される荷重のために、スリットの幅が広くなることが起こりうる。ゴム組成物がキャビティ内を流動したとき、ゴム組成物が、このスリットに入り込むことが起こりうる。スリットに入り込んだゴム組成物は、タイヤの表面のスピューの原因となりうる。
本発明の目的は、ベアー及びスピューの発生が抑えられたタイヤ用成形型の提供にある。
本発明に係るタイヤ用成形型は、円弧状である多数のセグメントがリング状に配置されて構成されている割タイプである。それぞれのセグメントは、その半径方向内側の面がキャビティ面を構成するブロックを備えている。上記ブロックは、軸方向に並列された複数のピースを備えている。それぞれのピースの半径方向内側の面は、上記キャビティ面の一部をなしている。スリットが、隣接するこのピースとピースとの間に形成されている。上記スリットの幅は、それよりも軸方向内側に位置するスリットの幅と同じか、又はそれよりも軸方向内側に位置するスリットの幅より小さい。軸方向において、最も外側に位置する上記スリットの幅は、最も内側に位置する上記スリットの幅よりも小さい。
好ましくは、軸方向において、最も外側に位置する上記スリットの幅は0.02mm以上0.03mm以下であり、最も内側に位置する上記スリットの幅は0.04mm以上0.05mm以下である。
好ましくは、上記キャビティ面のプロファイル上において、軸方向中心に位置する点が中心点Cとされこの中心点Cからの半径方向高さが0.3mmである点が境界点Pとされたとき、軸方向において、この境界点P上又はこの境界点Pより外側に位置する上記スリットの幅は、この境界点Pよりも内側に位置する上記スリットの幅よりも小さくされている。
好ましくは、軸方向において、上記境界点P上又は上記境界点Pより外側に位置する上記スリットの幅は0.02mm以上0.03mm以下であり、上記境界点Pより内側に位置する上記スリットの幅は0.04mm以上0.05mm以下である。
本発明に係るタイヤの製造方法は、
予備成形によってローカバーが得られる工程、
円弧状である多数のセグメントがリング状に配置されて構成されている割タイプのタイヤ用成形型に、上記ローカバーが投入される工程
及び
このローカバーが成形型内で加圧及び加熱される工程
を含み、
それぞれのセグメントは、その半径方向内側の面がキャビティ面を構成するブロックを備えており、上記ブロックは軸方向に並列された複数のピースを備えており、それぞれのピースの半径方向内側の面は上記キャビティ面の一部をなしており、スリットが隣接するこのピースとピースとの間に形成されており、上記スリットの幅はそれよりも軸方向内側に位置するスリットの幅と同じか、又はそれよりも軸方向内側に位置するスリットの幅より小さく、軸方向において、最も外側に位置する上記スリットの幅が最も内側に位置する上記スリットの幅よりも小さい。
本発明に係るタイヤ用成形型では、セグメントは、その半径方向内側の面がキャビティ面を構成するブロックを備えている。ブロックは、軸方向に並列された複数のピースを備えている。スリットは、隣接するこのピースとピースとの間に形成されている。すなわち、ブロックのキャビティ面側には、軸方向に並列しこのキャビティ面の周方向の端までに延びるスリットが形成されている。それぞれのスリットは、分割面まで延びている。分割面から離れた領域のエアーでも、スリットを通じて分割面まで移動できる。エアーは、分割面より排出される。この成形型では、ベアーの発生が抑制されている。この成形型で製造したタイヤは、外観に優れる。
本発明に係るタイヤ用成形型では、スリットの幅は、それよりも軸方向内側に位置するスリットの幅と同じか、又はそれよりも軸方向内側に位置するスリットの幅より小さい。軸方向において、最も外側に位置する上記スリットの幅は、最も内側に位置する上記スリットの幅よりも小さい。キャビティ面の軸方向外側部分において、キャビティ面に負荷される荷重によりスリットの幅が広くなっても、スリットにこのゴム組成物が入り込むことが抑えられている。この成形型では、スピューの発生が抑制されている。この成形型で製造したタイヤは、外観に優れる。
図1は、本発明の一実施形態に係るタイヤ用成形型の一部が示された平面図である。 図2は、図1のII−II線に沿った断面図である。 図3は、図1の成形型のセグメントが示された斜視図である。 図4は、図3のセグメントのブロックを半径方向内側から見た斜視図である。 図5は、図4のV−V線に沿った断面図である。 図6は、図4のVI−VI線に沿った断面図である。 図7は、図5の一部が拡大された断面図である。 図8(a)は、図5の第一シムが示された斜視図であり、図8(b)は、図5の第二シムが示された斜視図である。 図9は、コアが示された斜視図である。 図10は、図9のX−X線に沿った断面図である。 図11は、一体化されたコアとベースが示された断面図である。 図12は、図11のXII−XII線に沿った断面図である。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
図1にタイヤ用成形型2が示されている。図2は、図1のII−II線に沿った断面図である。図1において、紙面に対して垂直な方向が軸方向である。両矢印Aで示された方向が周方向である。図2において、矢印Xで示された方向が半径方向であり、矢印Yで示された方向は軸方向である。この両矢印A、矢印X、矢印Yが示す方向は、後の図3−6においても、同じである。
この成形型2は、多数のトレッドセグメント4と、一対のサイドプレート6と、一対のビードリング8とを備えている。セグメント4の平面形状は、実質的に円弧状である。多数のセグメント4が、リング状に配置されている。それぞれのセグメント4の周方向の両端の面は、隣接するセグメント4に当接する「分割面10」である。分割面10とこの分割面10に隣接する他の分割面10との間には、微小な間隙が設けられている。セグメント4の数は、通常3以上20以下である。サイドプレート6及びビードリング8は、実質的にリング状である。この成形型2は、いわゆる「割タイプの成形型」である。図2において、Rで示されているのはローカバーである。
図3は、図1の成形型2のセグメント4が示された斜視図である。セグメント4は、ホルダ12とブロック14とからなる。ホルダ12は、鋼又はアルミニウム合金からなる。ブロック14は、ホルダ12に装着されている。ブロック14は、キャビティ面16を備えている。このキャビティ面16は、このブロック14の半径方向内側の面に形成されている。ブロック14の周方向両端の面は、分割面10の一部を構成する。
図4は、図3のブロック14を半径方向内側から見た斜視図である。図5は、図4のV−V線に沿った断面図であり、図6は、図4のVI−VI線に沿った断面図である。
図に示されるとおり、ブロック14は、ベース18とコア20とからなる。ベース18は、金属材料からなる。典型的な金属材料は、アルミニウム合金である。ベース18はコア20の半径方向外側の面を覆っている。ベース18は、コア20の軸方向外側の面を覆っている。ベース18の軸方向の両端がベース18の側部22である。コア20はこの側部22の間に位置している。コア20の周方向の両端の面24は、ベース18に覆われていない。コア20の周方向の両端の面24は、ブロック14の周方向の両端の面の一部を構成する。コア20の周方向の両端の面24は、分割面10の一部を構成する。
コア20の半径方向内側面は、キャビティ面16を構成している。図5に示されるとおり、コア20は、その半径方向内側に、半径方向外側に凸なタイヤのトレッドの形状に対応した、窪みを有している。このため、周方向に垂直な断面において、キャビティ面16は、半径方向外向きに凸な形状を呈している。後述するスリット及び凸条がないとして得られるキャビティ面16の仮想輪郭は、キャビティ面16のプロファイルと称される。軸方向中心の位置にてこのキャビティ面16のプロファイルは、底を有している。この明細書では、キャビティ面16のプロファイルの底は、単にキャビティ面16の底と称される。軸方向中心の位置とは、タイヤの赤道面に対応する位置である。
図に示されるように、キャビティ面16は、凸条26を備えている。この凸条26は、タイヤのトレッドの溝に対応する。この凸条26により、タイヤにトレッドパターンが形成される。凸条26の形状は、トレッドパターンに応じて、適宜決定される。なお図2では、凸条26の図示が省略されている。
図4及び5に示されるとおり、コア20は、軸方向に並列した複数のピース28を備えている。この実施形態では、コア20は13枚のピース28を備えている。それぞれのピース28の半径方向内側の面が、キャビティ面16の一部を構成している。隣接する2つのピース28の間には、スリット30が形成されている。このブロック14のキャビティ面16側には、周方向に延在する複数のスリット30が形成されている。この実施形態では、周方向に延在する12本のスリット30が形成されている。それぞれのスリット30は、キャビティ面16の周方向の端までに延びている。それぞれのスリット30は、周方向において、キャビティ面16の一方の端から、もう一方の端まで延びている。それぞれのスリット30は、このセグメント4の一方の分割面10からもう一方の分割面10まで延びている。
ピース28は、板状である。これらのピース28は、金属材料からなる。典型的な金属材料は、アルミニウム合金である。ピース28は、軸方向に延在する孔32を有している。この孔32は、ピース28を貫通している。この孔32は、全てのピース28で対応する位置に設けられている。
図7は、図5の断面図の一部を拡大した図である。図5−7で示されているとおり、コア20は、ピース28に加え、ボルト34(棒材)、ナット36、第一シム38及び第二シム40を備えている。
ボルト34はピース28の孔32を貫通している。ボルト34は、金属材料からなる。ボルト34には、ピース28の金属材料の熱膨張係数よりも小さな熱膨張係数を有する金属材料が適している。図示されていないが、ボルト34の両端には、雄ネジが螺刻されている。この雄ネジが、ナット36に螺入されている。このボルト34とナット36とにより、13枚のピース28が結束されている。ボルト34の端及びナット36は、ベース18の側部22に埋設されている。
図6の断面図に示されるように、この実施形態では、コア20は5本のボルト34を備えている。それぞれピース28には5本のボルト34が通されている。この実施形態では、13枚のピース28は、5本のボルト34及びこれらの両端に螺入された5組のナット36により、堅固に結束されている。
図5及び7に示されるように、第一シム38及び第二シム40のそれぞれは、隣接する2つのピース28に挟まれている。ナット36が締められることにより、ピース28が第一シム38及び第二シム40を押圧する。第一シム38及び第二シム40により、隣接する2つのピース28の間にスリット30が形成されている。スリット30は、キャビティ面16にまで至っている。
図8(a)は、第一シム38が示された斜視図である。図8(b)は、第二シム40が示された斜視図である。第一シム38及び第二シム40は、金属材料からなる。第一シム38及び第二シム40には、耐熱性、耐圧縮性及び耐腐食性が求められる。この観点から、第一シム38及び第二シム40の材料は、ステンレススチールが好ましい。第一シム38及び第二シム40シムは、薄い板状である。第一シム38及び第二シム40の平面形状は、実質的に矩形である。矩形である第一シム38及び第二シム40は、容易に製作されうる。
図8(a)において両矢印T1で示されているのは、第一シム38の厚みである。図8(b)において両矢印T2で示されているのは、第二シム40の厚みである。厚みT1は、厚みT2よりも小さい。すなわち、第一シム38は第二シム40よりも薄い。
図7に示されるように、この実施形態では、軸方向外側端に最も近いスリット30を構成するピース28の間には、第一シム38が挟まれている。図において、両矢印S1は、このスリット30の幅である。幅S1は、厚みT1と同等か、または第一シム38が圧迫されている分、厚みT1よりやや小さい。
図7において、点Cは、キャビティ面16のプロファイル上の点であって、このキャビティ面16の軸方向の中心に位置する点である。即ち、中心点Cは、キャビティ面16の底である。この実施形態では、軸方向中心に最も近いスリット30を構成するピース28の間には、第二シム40が挟まれている。図において、両矢印S2は、このスリット30の幅である。幅S2は、厚みT2と同等か、厚みT2よりやや小さい。
この実施形態で示されるように、軸方向外側端に最も近いスリット30の幅S1は、軸方向中心に最も近いスリット30の幅S2より小さい。この成形型2では、軸方向において、最も外側に位置するスリット30の幅は、最も内側に位置する上記スリット30の幅よりも小さくされている。
図7に示されるように、この実施形態では、軸方向中心から、一方の外側に向けて6つのスリット30が存在する。軸方向の中心に近いスリット30から、順に4つのスリット30については、これらのスリット30を構成するピース28の間には、第二シム40が挟まれている。これらのスリット30の幅は、全て幅S2である。軸方向の中心から、5番目と6番目のスリット30については、これらのスリット30を構成するピース28の間には、第一シム38が挟まれている。これらのスリット30の幅は、全て幅S1である。この成形型2では、各々のスリット30の幅は、それよりも軸方向内側に位置するスリット30の幅と同じか、又はそれよりも軸方向内側に位置するスリット30の幅より小さくされている。
図7の実施形態では、コア20は、第一シム38及び第二シム40の二種類のシムを有している。コア20が3種類以上のシムを有していてもよい。これらのシムにより、軸方向において、最も外側に位置するスリット30の幅が、最も内側に位置する上記スリット30の幅よりも小さくされ、かつ、各々のスリット30の幅は、それよりも軸方向内側に位置するスリット30の幅と同じか、又はそれよりも軸方向内側に位置するスリット30の幅より小さくされていればよい。例えば、最も軸方向中心に近いスリット30から、軸方向最も外側に位置するスリット30に向けて、幅が順に小さくなっていてもよい。
以降では、この成形型2で使用されるブロック14の製造方法について説明される。本発明に係るブロック14の製造方法は、
(1)ピース28を積層してコア20を得る工程、
(2)コア20とベース18とを一体化する工程、
(3)一体化したコア20及びベース18を切削してブロック14を得る工程
を備えている。
コア20を得る工程では、ピース28が積層される。この実施形態では、13枚のピース28が積層される。図9は、ピース28を積層することで得られたコア20の斜視図である。図9において、両矢印Aで示された方向が成形型2の周方向である。矢印Xで示された方向が成形型2の半径方向であり、矢印Yで示された方向は成形型2の軸方向である。この両矢印A、矢印X、矢印Yが示す方向は、後の図10−12においても同じである。
図9に示されているように、ピース28は直方体である。これらのピース28は、軸方向に延びる複数の孔32を有している。この実施形態では、ピース28は10個の孔32を有している(図10参照)。軸方向に延びる10個の孔32のうち、5個の孔32は、半径方向内側に位置しており、残りの5個の孔32は半径方向内側に位置している。この孔32の数は、適宜決定される。好ましくは、孔32の数は、4以上20以下である。
図10は、図9のX線に沿った断面図である。ピース28を積層するとき、ピース28とピース28との間に第一シム38又は第二シム40が配置される。図9では、第一シム38が配置されている。ボルト34が10個の孔32に通され、それぞれのボルト34の両端にナット36がねじ込まれる。これらピース28及び第一シム38は、ボルト34及びナット36によって一体化されている。図10から明らかなように、シムはボルト34を避けて配置されている。換言すれば、ボルト34は第一シム38を貫通していない。ボルト34は第二シム40を貫通していない。第一シム38及び第二シム40がボルト34のための孔32を備える必要がないので、第一シム38及び第二シム40は容易に製作されうる。ナット36の締め付けによりピース28が第一シム38及び第二シム40を押圧するので、これらがコア脱落することがない。脱落防止の観点から、ナット36の締め付け力は1N・m以上が好ましく、2N・m以上がより好ましい。この締め付け力は、20N・m以下が好ましく、10N・m以下がより好ましい。このボルト34のボルト径は、M2以上M30以下が好ましい。
上記の工程で得られたコア20とベース18とを一体化する工程では、まず、このコア20が型に挿入される。このコア20の周りに溶融金属が流し込まれる。典型的な溶融金属の材料は、アルミニウム合金である。溶融金属の湯道に工夫が施されることにより、この溶融金属によるピース28の溶融が防止されうる。この溶融金属は、型の中で凝固する。凝固により、ベース18が形成される。こうして、コア20とベース18が一体化される。図11は、このコア20とベース18が示された断面図である。図12は、図11のXII−XII線に沿った断面図である。図11及び図12に示されるように、ベース18はコア20の半径方向の外側面、軸方向の両外側面及び周方向の両外側面を覆っている。換言すれば、ベース18はコア20を鋳ぐるんでいる。鋳ぐるみにより、コア20はベース18に堅固に固定されている。
図11及び12中で、二点鎖線C1、C2及びC3は切断線を示す。ブロック14を得る工程では、まずC1、C2及びC3に沿って、コア20及びベース18が切断される。この二点鎖線よりも右側の部分及び上下側の部分は廃棄される。従って、コア20に含まれる5本のボルト34も廃棄される。コア20のC1による切断面に、切削加工が施される。切削加工により、コア20の半径方向内側に窪みが形成される。切削加工により、凸条26が形成される。切削加工により凹凸模様を備えたキャビティ面16が形成される。図には示されていないが、ベース18の背面も切削加工され、ブロック14が得られる。
以上により製造されたブロック14がホルダ12(図3参照)に装着されて、セグメント4が得られる。この装着に際し、ブロック14の背面に設けられたネジブッシュ(図6参照)にボルト34が挿入される。
この方法では、凹凸模様が直彫りされる。典型的な切削加工は、工具による切削である。切削加工が、高エネルギー密度加工によってなされてもよい。高エネルギー密度加工の具体例としては、電解加工、放電加工、ワイヤーカット放電加工、レーザ加工及び電子ビーム加工が挙げられる。凹凸模様が直彫りされるので、この凹凸模様の形状の自由度は高い。この凹凸模様では、寸法精度が高い。
この成形型2では、コア20を構成するためのボルト34及びナット36が適切な位置に配置される。この成形型2の加工は容易であり、凹凸模様の形状の自由度が高い。この成形型2では、高い寸法精度を有する凹凸模様が得られうる。加工に使用する工具と、コア20を構成するためのボルト34及びナット36との干渉が防止されるので、工具が破損しにくい。
この成形型2が用いられたタイヤ製造方法では、予備成形によってローカバーR(未加硫タイヤ)が得られる。このローカバーRが、成形型2が開いておりブラダーが収縮している状態で、成形型2に投入される。成形型2が締められ、ブラダーが膨張する。ローカバーRはブラダーによって成形型2のキャビティ面16に押しつけられ、加圧される。この状態のローカバーRが、図2に示されている。同時にローカバーRは、加熱される。加圧と加熱とによりゴム組成物が流動する。加熱によりゴムが架橋反応を起こし、タイヤが得られる。ローカバーRが加圧及び加熱される工程は、加硫工程と称される。ブラダーに代えて、中子が用いられてもよい。
以降、本発明の作用効果が説明される。
割タイプの成形型では、加硫工程において、セグメントの分割面間に設けられた間隙を通じて、エアーが排出されうる。しかし、分割面から遠い箇所で、エアーが残留しやすい。これは、分割面から遠い箇所でのベアーの発生を招来する。
前述したように、この成形型2では、ブロック14は周方向に延在する複数のスリット30を備えている。このスリット30は、キャビティ面16に露出している。それぞれのスリット30は、このセグメント4の一方の分割面10からもう一方の分割面10まで延びている。加硫工程において、ローカバーRとキャビティ面16との間のエアーはスリット30を通じて移動する。エアーはスリット30を通して分割面10に至り、排出される。分割面10から離れた領域のエアーでも、スリット30を通じて分割面10に移動しうる。エアーの移動と排出とにより、ベアーが防止される。この成形型2では、ベントホールが設けられなくても、十分にエアーが排出されうる。この成形型2では、ベントホールに起因するスピューが防止されている。このタイヤは外観に優れる。
軸方向外側端近辺に配置されたピースでは、そのキャビティ面の一部を構成する面は、軸方向に対して大きく傾斜している。このため、加硫工程において、キャビティ面に負荷された荷重は、このピースと隣接するピースとの間に形成されたスリットの幅を広くさせるように働く。キャビティ面の軸方向外側近辺では、キャビティ面に負荷される荷重のために、スリットの幅が広くなることが起こりうる。このため、ゴム組成物がキャビティ内を流動したとき、ゴム組成物が、このスリットに入り込むことが起こりうる。スリットに入り込んだゴム組成物は、タイヤの表面のスピューの原因となりうる。
本発明に係るタイヤ用成形型2では、スリット30の幅は、それよりも軸方向内側に位置するスリット30の幅と同じか、又はそれよりも軸方向内側に位置するスリット30の幅より小さい。軸方向において、最も外側に位置するスリット30の幅は、最も内側に位置する上記スリット30の幅よりも小さくされている。キャビティ面16の軸方向外側部22分において、キャビティ面16に負荷される荷重によりスリット30の幅が広くなっても、このスリット30にこのゴム組成物が入り込むことが抑えられている。この成形型2では、スリット30の幅が広くなったことに起因するスピューの発生が抑制されている。この成形型2によれば、スピューの発生が抑えられたタイヤが得られる。このタイヤは外観に優れる。
軸方向において、最も外側に位置するスリット30の幅は、0.03mm以下が好ましい。この幅を0.03mm以下とすることで、加硫時にスリット30の幅が大きくなることによるスピューの発生が効果的に抑制されている。最も外側に位置するスリット30の幅は、0.02mm以上が好ましい。この幅を0.02mm以上とすることで、このスリット30からエアーが効率良く排出される。これらの観点から、この幅は0.03mmが最も好ましい。
軸方向において、最も内側に位置する上記スリット30の幅は、0.05mm以下が好ましい。この幅を0.05mmとすることで、このスリット30にゴム組成物が入り込むことによるスピューの発生が効果的に抑制されている。この幅は、0.04mm以上が好ましい。この幅を0.04mm以上とすることで、このスリット30からエアーが効率良く排出される。これらの観点から、この幅は0.04mmが最も好ましい。
図7において、点Pは、キャビティ面16のプロファイル上の点であって、中心点Cからの半径方向高さHが、0.3mmとなる点である。この明細書では、点Pは境界点と称される。
境界点P上又は境界点Pより外側に位置するスリット30の幅は、境界点Pよりも内側に位置するスリット30の幅よりも小さくされているのが好ましい。境界点P上及び境界点Pよりも外側では、キャビティ面16の半径方向に対する傾斜が大きい。加硫時に、スリット30間隔を広くさせる方向に、より大きな荷重が負荷される。境界点Pよりも外側に位置するスリット30の幅は、加硫時に広くなることが起こり易い。境界点P上又は境界点Pより外側に位置するスリットの30の幅を小さくすることで、このスリット30にゴム組成物が入り込むことが抑えられている。この成形型2では、スリット30間隔が広くなったことに起因するスピューの発生が抑制されている。図7では、境界点Pよりも外側には、2つのスリット30が存在する。これらのスリット30の幅は、境界点Pよりも内側に位置する4つのスリット30の幅に比べて小さい。
境界点P上又は境界点Pよりも外側に位置するスリット30の幅は、0.03mm以下が好ましい。この幅を0.03mm以下とすることで、加硫時にスリット30の幅が大きくなることによるスピューの発生が効果的に抑制されている。境界点P上又は境界点Pよりも外側に位置するスリット30の幅は、0.02mm以上が好ましい。この幅を0.02mm以上とすることで、このスリット30からエアーが効率良く排出される。これらの観点から、この幅は0.03mmが最も好ましい。
境界点P上又は境界点Pよりも内側に位置するスリット30の幅は、0.05mm以下が好ましい。この幅を0.05mmとすることで、このスリット30にゴム組成物が入り込むことによるスピューの発生が効果的に抑制されている。境界点P上又は境界点Pよりも内側に位置するスリット30の幅は、0.04mm以上が好ましい。この幅を0.04mm以上とすることで、このスリット30からエアーが効率良く排出される。さらにこの幅を0.04mm以上とした成形型2は、製造が容易である。この成形型2の製造コストは抑えられている。これらの観点から、この幅は0.04mmが最も好ましい。
図7において、矢印L1で示されているのは、半径方向における第一シム38及び第二シム40の内端からピース28の外面までの距離であり、矢印L2で示されているのはキャビティ面16の中心点Cからピース28の外面までの距離である。距離L1は、距離L2に比べて十分に小さい。換言すれば、第一シム38及び第二シム40はピース28の外面の近傍に位置しており、キャビティ面16と第一シム38及び第二シム40の内端とは離れている。第一シム38及び第二シム40は、スリット30を通じてのエアーの移動を阻害しない。エアーの移動の観点から、比(L1/L2)は0.5以下が好ましく、0.3以下がより好ましい。比(L1/L2)は0.1以上が好ましい。
1つのコア20におけるスリット30の数は、5以上が好ましい。5以上のスリット30を備えたコア20では、エアーが十分に排出されうる。この観点から、スリット30の数は、8以上がより好ましい。コア20の製作容易の観点から、スリット30の数は20以下が好ましく、15以下がより好ましい。この実施形態の成形型2では、1つのコア20におけるスリット30の数は12である。
ナット36が締められることにより、ピース28又は第一シム38が多少変形する。この変形により、幅S1が第一シム38の厚みT1(図8参照)よりも小さくなる傾向がある。さらに、第一シム38が背面の近傍に位置していることに起因しても、幅S1が厚みT1よりも小さくなる傾向がある。適正な幅S1が達成されるには、厚みT1は0.03mm以上0.04mm以下が好ましい。この厚みT1は、荷重がかけられない状態で計測される。
適正な幅S2が達成されるには、厚みT2は0.04mm以上0.06mm以下が好ましい。この厚みT2は、荷重がかけられない状態で計測される。
この成形型2のセグメント4は、前述の通り、ホルダ12、ベース18及びコア20からなる。ホルダ12が省略され、ベース18がホルダ12の機能を兼ね備えてもよい。
以下、実施例によって本発明の効果が明らかにされるが、この実施例の記載に基づいて本発明が限定的に解釈されるべきではない。
[実施例1]
図1−8に示された成形型を製作した。この成形型は、195/65R15のサイズのタイヤ用である。この成形型は、キャビティ面側に15本のスリットを備える。境界点P上又は境界点Pより外側に位置するスリットの数は4本である。このスリットの幅は、全て表1に示された幅S1とされた。境界点Pより内側に位置するスリットの数は、11本である。この幅は、全て表1に示された幅S2とされた。この成形型では、比(L1/L2)は、0.5とされた。この成形型はベントホールを備えていない。
[実施例2−3及び比較例1]
幅S2を表1の値とした他は実施例1と同様にして、実施例2−3及び比較例1の成形型を得た。比較例1は、従来の成形型である。
[スピュー抑制性能及びベアー抑制性能]
製作した成形型を用いて、サマータイヤを試作した。加硫時の温度は180℃とされ、加硫時間は12分とされた。それぞれの成形型で、5本のタイヤを試作し、5本目に製作されたタイヤについて、スピューの発生及びベアーの発生が目視で確認された。5本目に製作されたタイヤのみ評価に使用したのは、加硫時の温度が安定した状態で製作されたタイヤで、性能を評価するためである。スピュー抑制性能は、下記の基準に従って格付けされた。
A:スピューの発生なし
B:高さ1.0mm以下のスピューが発生
C:高さ1.0mm以上のスピューが発生
ベアー抑制性能は、下記の基準に従って格付けした。
A:ベアーの発生なし
B:ベアーが発生しているが、その部分はトレッド面全体の3%より少ない
C:ベアーがトレッド面全体の3%以上で発生
この結果が、下記の表1に示されている。
Figure 2016147459
表1に示されるように、実施例の成形型では、比較例の成形型に比べて評価が高い。この評価結果から、本発明の優位性は明らかである。
以上説明された成形型は、種々のタイヤの製造に適用されうる。
2・・・成形型
4・・・セグメント
6・・・サイドプレート
8・・・ビードリング
10・・・分割面
12・・・ホルダ
14・・・ブロック
16・・・キャビティ面
18・・・ベース
20・・・コア
22・・・側部
24・・・コアの周方向の端の面
26・・・凸条
28・・・ピース
30・・・スリット
32・・・孔
34・・・ボルト
36・・・ナット
38・・・第一シム
40・・・第二シム
42・・・ネジブッシュ

Claims (5)

  1. 円弧状である多数のセグメントがリング状に配置されて構成されている割タイプの成形型であって、
    それぞれのセグメントが、その半径方向内側の面がキャビティ面を構成するブロックを備えており、
    上記ブロックが、軸方向に並列された複数のピースを備えており、
    それぞれのピースの半径方向内側の面が上記キャビティ面の一部をなしており、
    スリットが、隣接するこのピースとピースとの間に形成されており、
    上記スリットの幅が、それよりも軸方向内側に位置するスリットの幅と同じか、又はそれよりも軸方向内側に位置するスリットの幅より小さく、
    軸方向において、最も外側に位置する上記スリットの幅が、最も内側に位置する上記スリットの幅よりも小さいタイヤ用成形型。
  2. 軸方向において、最も外側に位置する上記スリットの幅が0.02mm以上0.03mm以下であり、最も内側に位置する上記スリットの幅が0.04mm以上0.05mm以下である請求項1に記載のタイヤ成形型。
  3. 上記キャビティ面のプロファイル上において、軸方向中心に位置する点が中心点Cとされこの中心点Cからの半径方向高さが0.3mmである点が境界点Pとされたとき、軸方向において、この境界点P上又はこの境界点Pより外側に位置する上記スリットの幅が、この境界点Pよりも内側に位置する上記スリットの幅よりも小さくされている請求項1又は2に記載のタイヤ用成形型。
  4. 軸方向において、上記境界点P上又は上記境界点Pより外側に位置する上記スリットの幅が0.02mm以上0.03mm以下であり、上記境界点Pより内側に位置する上記スリットの幅が0.04mm以上0.05mm以下である請求項3に記載のタイヤ成形型。
  5. 予備成形によってローカバーが得られる工程、
    円弧状である多数のセグメントがリング状に配置されて構成されている割タイプのタイヤ用成形型に、上記ローカバーが投入される工程
    及び
    このローカバーが成形型内で加圧及び加熱される工程
    を含むタイヤの製造方法であって、
    それぞれのセグメントが、その半径方向内側の面がキャビティ面を構成するブロックを備えており、上記ブロックが軸方向に並列された複数のピースを備えており、それぞれのピースの半径方向内側の面が上記キャビティ面の一部をなしており、スリットが、隣接するこのピースとピースとの間に形成されており、上記スリットの幅が、それよりも軸方向内側に位置するスリットの幅と同じか、又はそれよりも軸方向内側に位置するスリットの幅より小さく、軸方向において、最も外側に位置する上記スリットの幅が、最も内側に位置する上記スリットの幅よりも小さいタイヤの製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101990317B1 (ko) * 2018-08-16 2019-06-18 주식회사 엠케이테크놀로지 필러게이지를 이용한 다중 분할 그린타이어 가류금형
KR101996290B1 (ko) * 2018-08-16 2019-10-01 주식회사 한국프리시전웍스 버 형성방지를 위한 필러게이지 일체 가공형 다중 분할 그린타이어 가류금형
KR102119455B1 (ko) * 2019-06-07 2020-06-05 양은정 버 형성방지를 위한 필러게이지 일체 가공형 다중 분할 그린타이어 패턴몰드

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