JP2018187864A - タイヤ用モールドの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】タイヤ用モールドの分割モールドを鋳造により製造するときに、分割モールドの素材を簡易に加工する。【解決手段】タイヤ用モールドは、タイヤ周方向に沿ってリング状に配置される複数の分割モールド10を有する。複数のモールド素材部20を鋳造により形成して、リング状部材2Aを製作する。リング状部材2Aでは、モールド素材部20とモールド素材部20よりも細い連結部30とが交互に配置される。リング状部材2Aの複数のモールド素材部20を加工する。リング状部材2Aの連結部30を除去して、複数のモールド素材部20を分割する。分割されたモールド素材部20から分割モールド10を形成する。【選択図】 図2
Description
本発明は、タイヤ周方向に沿ってリング状に配置される複数の分割モールドを有するタイヤ用モールドの製造方法に関する。
タイヤ用モールドの分割モールドでは、タイヤを成形する成形部の形状が複雑であり、タイヤのトレッド部の形状に対応して、成形部が機械加工により形成し難い形状に形成される。そのため、分割モールドの製造には、鋳造製法が広く採用されている。また、従来、1組分のセクショナルモールド(分割モールド)を1つのリング状の鋳物から製造するタイヤ成形用金型の製造方法が知られている(特許文献1参照)。
タイヤ用モールドの1組分の分割モールドを1つの鋳物から製造することで、製造効率が高くなる。また、全ての分割モールドにおいて、鋳造条件が同一になり、鋳造結果(収縮量等)も均一になる。ところが、タイヤ用モールドにより成形するタイヤが大きくなるにつれて、鋳物の重量が増加し、鋳造が困難になる。また、鋳込み時間及び凝固時間が長くなるのに起因して、鋳造欠陥の対策に高い技術力が必要になる。鋳物の重量によっては、溶湯の重量が注湯可能な重量を超えることもある。
そのため、一般的には、トラック・バス用タイヤ(又は、同程度のタイヤ)よりも小さいタイヤのモールドを製造するときに、1組分の分割モールドが1つの鋳物から製造される。トラック・バス用タイヤ以上の大きさのタイヤのモールドを製造するときには、分割モールドの鋳物(素材)が個別に鋳造されて、1つの素材から1つの分割モールドが製造される。特に、大型タイヤのモールドでは、寸法精度の点から、分割モールド(素材)の成形部を精密鋳造で直接成形するのが困難であり、機械加工により、素材の成形部が加工される。
図14〜図19は、従来のタイヤ用モールド100の製造手順を示す図であり、各段階の分割モールド110の素材120又は分割モールド110を模式的に示している。図14〜図18では、分割モールド110の形状等を素材120に鎖線で示している。図14〜図17は、1つの分割モールド110(素材120)の加工手順を示し、図18、図19は、複数の分割モールド110の加工手順を示している。また、図14B〜図17Bは、それぞれ図14A〜図17Aの矢印V1方向からみた素材120を示している。図18A、図19Aは、複数の素材120又は複数の分割モールド110の平面図であり、図18B、図19Bは、それぞれ図18A、図19AのV2−V2線で切断した断面図である。
図示のように、鋳造により、ブロック状の素材120を形成する(図14参照)。同時に、凝固した押湯の部分(押湯部121)が、素材120に一体に形成される。続いて、押湯部121を素材120から切断する(図15参照)。機械加工により、素材120の一端部(第1端部122)を加工して、分割モールド110の基準面111を素材120に形成する(図16参照)。また、素材120の2つの側部123を加工して、分割モールド110の2つの分割面112を素材120に形成する(図17参照)。
次に(図18参照)、複数の素材120を、分割面112同士を接触させた状態で、リング状に組み合わせる。その状態で、機械加工により、複数の素材120の他端部(第2端部124)を加工して(図19参照)、分割モールド110の端面113を素材120に形成する。また、複数の素材120の内周部125と外周部126を加工して、分割モールド110の成形部114と背面部115を素材120に形成する。
このように、タイヤ用モールド100の1組分の分割モールド110を1つのリング状の鋳物から製造できないときには、分割モールド110の素材120の加工に手間と時間がかかる。また、素材120毎に、複数の外面を加工する必要があり、分割モールド110の製造効率を向上させるのが難しい。加えて、内周部125と外周部126の形状の基準設定、加工時の素材120の保持、及び、加工精度(特に、真円度、分割面112の精度)の保証のために、特殊な治具又は装置が必要なこともある。例えば、図16〜図19に示す段階では、素材120の保持、及び、複数の素材120の固定のために、専用の治具が必要である。複数の素材120をリング状に配置する作業、及び、各素材120を固定する作業を行う必要もある。従って、タイヤ用モールド100の製造効率を向上させる観点から、素材120をより簡易に加工すること求められる。
本発明は、前記従来の問題に鑑みなされたもので、その目的は、タイヤ用モールドの分割モールドを鋳造により製造するときに、分割モールドの素材を簡易に加工できるようにすることである。
本発明は、タイヤ周方向に沿ってリング状に配置される複数の分割モールドを有するタイヤ用モールドの製造方法である。タイヤ用モールドの製造方法は、複数のモールド素材部を鋳造により形成して、モールド素材部とモールド素材部よりも細い連結部とが交互に配置されたリング状部材を製作する工程と、リング状部材の複数のモールド素材部を加工する工程と、リング状部材の連結部を除去して、複数のモールド素材部を分割する工程と、分割されたモールド素材部から分割モールドを形成する工程と、を有する。
本発明によれば、タイヤ用モールドの分割モールドを鋳造により製造するときに、分割モールドの素材を簡易に加工することができる。
本発明のタイヤ用モールドの製造方法の一実施形態について、図面を参照して説明する。
本実施形態のタイヤ用モールドの製造方法では、タイヤ用モールド及びタイヤ用モールドの分割モールドを鋳造により製造する。タイヤ用モールドは、タイヤ用の成形モールドであり、タイヤの成形時(加硫時)に用いられる。タイヤは、タイヤ用モールドにより成形されつつ加硫される。
本実施形態のタイヤ用モールドの製造方法では、タイヤ用モールド及びタイヤ用モールドの分割モールドを鋳造により製造する。タイヤ用モールドは、タイヤ用の成形モールドであり、タイヤの成形時(加硫時)に用いられる。タイヤは、タイヤ用モールドにより成形されつつ加硫される。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態のタイヤ用モールド1を示す図である。図1Aは、タイヤの幅方向外側からみたタイヤ用モールド1の平面図であり、図1Bは、図1AのX1−X1線で切断したタイヤ用モールド1の断面図である。
図示のように、タイヤ用モールド1は、タイヤの外面を成形するリング状の外型であり、タイヤの成形装置(加硫装置)に設けられる。タイヤ用モールド1は、リング状のタイヤを囲んで、タイヤのトレッド部を成形する。
図1は、第1実施形態のタイヤ用モールド1を示す図である。図1Aは、タイヤの幅方向外側からみたタイヤ用モールド1の平面図であり、図1Bは、図1AのX1−X1線で切断したタイヤ用モールド1の断面図である。
図示のように、タイヤ用モールド1は、タイヤの外面を成形するリング状の外型であり、タイヤの成形装置(加硫装置)に設けられる。タイヤ用モールド1は、リング状のタイヤを囲んで、タイヤのトレッド部を成形する。
タイヤ用モールド1の方向に関し、タイヤ用モールド1の幅方向(モールド幅方向W1)は、タイヤの幅方向(タイヤ幅方向)に一致する。また、タイヤ用モールド1の半径方向(モールド半径方向K1)は、タイヤの半径方向(タイヤ半径方向)に一致し、タイヤ用モールド1の周方向(モールド周方向S1)は、タイヤの周方向(タイヤ周方向)に一致する。
タイヤ用モールド1は、モールド周方向S1(タイヤ周方向)に沿ってリング状に配置される複数(ここでは、18個)の分割モールド10を備え、複数の分割モールド10によりタイヤを成形する。複数の分割モールド10は、モールド周方向S1に分割されたセグメントであり、かつ、タイヤのトレッド部を成形するトレッドモールドである。複数の分割モールド10は、タイヤの成形装置内で、モールド半径方向K1(タイヤ半径方向)に移動する。タイヤ用モールド1は、分割モールド10のそれぞれに、加工の基準となる基準面11と、基準面11の反対側に位置する端面12と、タイヤ側に形成された成形部13と、背面側に形成された背面部14と、2つの分割面15を有する。
基準面11は、分割モールド10のモールド幅方向W1(タイヤ幅方向)の一端面であり、端面12は、分割モールド10のモールド幅方向W1の他端面である。成形部13は、タイヤ用モールド1の内周部であり、モールド半径方向K1の内側に位置する。背面部14は、タイヤ用モールド1の外周部であり、成形部13の反対側(モールド半径方向K1の外側)に位置する。分割面15は、分割モールド10のモールド周方向S1の両側に位置する側面である。
タイヤの成形時に、タイヤ用モールド1の複数の分割モールド10は、分割面15同士を接触させた状態で、モールド周方向S1に沿って順に配置される。これにより、1組の分割モールド10が、リング状に組み合わされて、タイヤを囲む。その状態で、タイヤ用モールド1及び成形部13は、モールド幅方向W1に沿って配置される。タイヤ用モールド1は、分割モールド10の成形部13でタイヤ(トレッド部)に接触して、成形部13によりタイヤを成形する。成形部13は、複数の突起16により、タイヤのトレッド部に凹部(例えば、溝、サイプ)を成形する。
図2〜図6は、第1実施形態のタイヤ用モールド1の製造手順を示す図である。図2A〜図6Aは、図1に対応する平面図であり、図2B〜図6Bは、それぞれ図2A〜図6AのX2−X2線〜X6〜X6線で切断した断面図である。図2〜図4では、分割モールド10の形状等を模式的に鎖線で示している。
図示のように、タイヤ用モールド1を製造するときには、リング状部材2Aが製作されて、複数の分割モールド10が1つのリング状部材2Aから形成される。リング状部材2Aの幅方向(リング幅方向W2)は、モールド幅方向W1及びタイヤ幅方向に対応する方向であり、リング状部材2Aの半径方向(リング半径方向K2)は、モールド半径方向K1及びタイヤ半径方向に対応する方向である。また、リング状部材2Aの周方向(リング周方向S2)は、モールド周方向S1及びタイヤ周方向に対応する方向である。
図示のように、タイヤ用モールド1を製造するときには、リング状部材2Aが製作されて、複数の分割モールド10が1つのリング状部材2Aから形成される。リング状部材2Aの幅方向(リング幅方向W2)は、モールド幅方向W1及びタイヤ幅方向に対応する方向であり、リング状部材2Aの半径方向(リング半径方向K2)は、モールド半径方向K1及びタイヤ半径方向に対応する方向である。また、リング状部材2Aの周方向(リング周方向S2)は、モールド周方向S1及びタイヤ周方向に対応する方向である。
リング状部材2Aは、分割モールド10の素材である複数のモールド素材部20と、モールド素材部20同士を連結する複数の連結部30を有する(図2参照)。少なくとも複数のモールド素材部20を鋳造によりリング状部材2Aに形成して、リング状部材2Aを製作する。ここでは、複数のモールド素材部20と複数の連結部30を一度の鋳造により同時に形成して、リング状部材2Aを鋳造により製作する。リング状部材2Aにおいて、モールド素材部20と連結部30は、リング周方向S2に沿って交互に配置されて、リング状をなす。
リング状部材2Aは、リング状に形成された鋳物であり、モールド素材部20は、分割モールド10の鋳物である。リング状部材2A、モールド素材部20、及び、連結部30は、金属(例えば、鋳鉄、アルミニウム合金)の鋳造により形成される。複数のモールド素材部20は、複数の連結部30と一体に鋳造されて、連結部30により順に連結される。鋳造により、分割モールド10のモールド素材部20は、ブロック状に形成され、連結部30は、円弧状に形成される。同時に、凝固した押湯の部分(押湯部3)がモールド素材部20に一体に形成される。
モールド素材部20は、リング状部材2Aのモールド部であり、それぞれ1つの分割モールド10の部分を含む。1つのモールド素材部20から1つの分割モールド10が形成される。リング状部材2Aにおいて、複数のモールド素材部20は、リング周方向S2に順に間隔を開けて形成されて、リング周方向S2に互いに離間する。複数の連結部30は、それぞれリング周方向S2に隣り合うモールド素材部20の間に形成されて、モールド素材部20同士を連結する。モールド素材部20のそれぞれは、2つの連結部30により、リング周方向S2の両側に位置する2つのモールド素材部20に連結される。
連結部30は、モールド素材部20よりも細く形成されている。リング半径方向K2(図2A参照)とリング幅方向W2(図2B参照)のそれぞれにおいて、連結部30の寸法は、モールド素材部20の寸法よりも小さい。また、リング状部材2Aをリング幅方向W2の外側からみたときに(図2A参照)、連結部30は、モールド素材部20よりも薄い。モールド素材部20は、連結部30に対して、リング半径方向K2の内側、リング半径方向K2の外側、及び、リング幅方向W2に突出する。
リング状部材2Aには、タイヤ用モールド1の複数(1組)の分割モールド10よりも少ない数のモールド素材部20が形成される。ここでは、リング状部材2Aが9個のモールド素材部20を有しており、モールド素材部20の数が1組(18個)の分割モールド10の半分になっている。そのため、1組の分割モールド10は、2つのリング状部材2Aのモールド素材部20から形成される。また、リング状部材2Aには、モールド素材部20と同じ数の連結部30が形成される。複数のモールド素材部20は、リング周方向S2に等間隔に形成される。
モールド素材部20は、リング幅方向W2の一端部(第1端部21)と、リング幅方向W2の他端部(第2端部22)と、リング半径方向K2の内側に位置する内周部23と、リング半径方向K2の外側に位置する外周部24と、リング周方向S2の両側に位置する2つの側部25を有する。第1端部21は、分割モールド10の基準面11に対応するモールド素材部20の基準面部であり、第2端部22は、分割モールド10の端面12に対応するモールド素材部20の端面部である。押湯部3は、上面部である第2端部22に接続し、第2端部22から上方に突出する。
内周部23は、分割モールド10の成形部13に対応するモールド素材部20の成形部であり、外周部24は、分割モールド10の背面部14に対応するモールド素材部20の背面部である。また、内周部23は、リング状部材2Aの内周部であり、外周部24は、リング状部材2Aの外周部である。側部25は、分割モールド10の分割面15に対応するモールド素材部20の分割面部である。連結部30は、側部25に接続して、側部25からリング周方向S2に突出する。連結部30のそれぞれは、リング周方向S2に隣り合うモールド素材部20の側部25の間に形成されて、モールド素材部20の側部25同士を連結する。
リング状部材2Aの製作後に、押湯部3を切断して、モールド素材部20から押湯部3を除去する(図3参照)。続いて、複数のモールド素材部20が連結部30によりリング状に連結された状態で、リング状部材2Aの複数のモールド素材部20を加工する。モールド素材部20の加工時には、リング状部材2Aを加工機に固定して、加工機にリング状部材2Aを保持する。加工機は、例えば、ターニング式の加工機(複合旋盤、複合加工機等)であり、リング状部材2Aに各種の機械加工を施す。機械加工により、複数のモールド素材部20の各部を順に加工する。
まず、複数のモールド素材部20の第1端部21を加工して、分割モールド10の基準面11をモールド素材部20に形成する(図4参照)。続いて、リング状部材2Aを反転し、基準面11を基準にして、複数のモールド素材部20の他の部分を加工する(図5参照)。複数のモールド素材部20の第2端部22を加工して、分割モールド10の端面12をモールド素材部20に形成する。また、複数のモールド素材部20の内周部23と外周部24を加工して、分割モールド10の成形部13と背面部14をモールド素材部20に形成する。内周部23の加工により、複数の突起16を成形部13に形成する。
次に、複数の連結部30を切断して、リング状部材2Aの連結部30をリング状部材2A及びモールド素材部20から除去する。連結部30は、例えば、溶断(ガス溶断、アーク溶断等)、又は、鋸を用いた切断により、モールド素材部20の側部25から除去される。複数の連結部30の除去により、リング状部材2Aの複数のモールド素材部20を互いに切り離して、複数のモールド素材部20を分割する(図6参照)。
次に、モールド素材部20の2つの側部25を加工して、分割モールド10の2つの分割面15をモールド素材部20に形成する。仕上げ加工を分割面15に施して、分割モールド10を最終形状に形成する。このように、分割されたモールド素材部20から分割モールド10を形成し、1つのリング状部材2Aに含まれる全ての分割モールド10の形成を完了させる。タイヤ用モールド1の1組の分割モールド10は、2つのリング状部材2Aから製造されて、リング状に組み合わされる(図1参照)。これにより、タイヤ用モールド1が製造される。
以上説明したように、複数のモールド素材部20をリング状部材2Aに形成することで、複数のモールド素材部20の配置、固定、及び、保持を容易に行うことができる。また、分割モールド10のモールド素材部20を簡易に加工することができる。タイヤ用モールド1の1組の分割モールド10を1つのリング状の鋳物から製造するときに比べて、リング状部材2Aの重量を減少でき、リング状部材2Aを容易に製作することができる。
タイヤ用モールド1の1組分の分割モールド10を1つのリング状の鋳物から製造できないときでも、複数のモールド素材部20を鋳造により簡易に形成できるとともに、複数のモールド素材部20を簡易に加工することができる。例えば、モールド素材部20の殆ど全ての加工を1つのターニング式の加工機(ターニングマシン)で行うことができ、リング状部材2Aの固定と保持のために特殊な治具又は装置も必要としない。従って、分割モールド10及びタイヤ用モールド1の製造効率を向上させることができる。
次に、他の実施形態について説明する。以下の他の実施形態に関し、第1実施形態と同じ事項の説明は省略し、第1実施形態と相違する事項を説明する。
(第2実施形態)
図7は、第2実施形態のリング状部材2Bを示す図であり、図2と同様に、加工前のリング状部材2Bを示している。図7Aは、リング状部材2Bの平面図であり、図7Bは、図7AのX7−X7線で切断したリング状部材2Bの断面図である。
図示のように、リング状部材2Bは、リング状の連結部材31を有する。複数の連結部30は、それぞれ連結部材31の周方向(リング周方向S2)の一部である。連結部材31は、複数のモールド素材部20の鋳造前に、予め製作される。
図7は、第2実施形態のリング状部材2Bを示す図であり、図2と同様に、加工前のリング状部材2Bを示している。図7Aは、リング状部材2Bの平面図であり、図7Bは、図7AのX7−X7線で切断したリング状部材2Bの断面図である。
図示のように、リング状部材2Bは、リング状の連結部材31を有する。複数の連結部30は、それぞれ連結部材31の周方向(リング周方向S2)の一部である。連結部材31は、複数のモールド素材部20の鋳造前に、予め製作される。
図8は、第2実施形態の連結部材31を示す平面図である。
図示のように、連結部材31は、複数(ここでは、9個)の貫通孔32を有し、モールド素材部20よりも細く形成されている。複数の貫通孔32は、連結部材31の周方向の複数箇所に形成されて、連結部材31を半径方向(リング半径方向K2)に貫通する。また、複数の貫通孔32は、連結部材31の周方向に等間隔に形成されて、連結部材31の周方向に互いに離間する。連結部材31は、モールド素材部20と同質の金属(例えば、鋳鉄、鋼、アルミニウム合金)で形成される。鋳造や機械加工により、リング状の連結部材31が製作される。
図示のように、連結部材31は、複数(ここでは、9個)の貫通孔32を有し、モールド素材部20よりも細く形成されている。複数の貫通孔32は、連結部材31の周方向の複数箇所に形成されて、連結部材31を半径方向(リング半径方向K2)に貫通する。また、複数の貫通孔32は、連結部材31の周方向に等間隔に形成されて、連結部材31の周方向に互いに離間する。連結部材31は、モールド素材部20と同質の金属(例えば、鋳鉄、鋼、アルミニウム合金)で形成される。鋳造や機械加工により、リング状の連結部材31が製作される。
連結部材31の周方向の複数箇所にモールド素材部20を鋳造により形成して、リング状部材2Bを製作する(図7参照)。その際、複数のモールド素材部20を連結部材31の周方向に順に離間した状態で鋳造して、連結部材31を複数のモールド素材部20で鋳包む。これにより、連結部材31とモールド素材部20が接合される。モールド素材部20の鋳造箇所では、連結部材31の表面が溶融して、連結部材31とモールド素材部20が一体化する。モールド素材部20の鋳造中に、連結部材31は、完全には溶融せず、連結部材31の内部は、固体に維持される。連結部材31の半径方向の断面において、断面積の50%以上の部分が固体に維持される。
連結部材31は、複数の鋳包み部33と、複数の連結部30を有する。貫通孔32は、複数の鋳包み部33のそれぞれに形成されて、鋳包み部33を貫通する。モールド素材部20が鋳包み部33の周囲に形成されて、鋳包み部33がモールド素材部20により鋳包まれる。同時に、貫通孔32がモールド素材部20により埋められる。モールド素材部20の鋳造後に、鋳包み部33は、モールド素材部20の一部になる。連結部30は、リング周方向S2に隣り合う鋳包み部33(モールド素材部20)の間に位置する。鋳包み部33と連結部30は、連結部材31の周方向に沿って交互に設けられる。
複数のモールド素材部20は、一度の鋳造により、連結部材31の鋳包み部33に形成される。連結部材31は、モールド素材部20の最も厚い部分(引け巣の発生し易い部分)の内部に設けられて、モールド素材部20内で冷し金として機能する。リング状部材2Bにおいて、モールド素材部20と連結部30は、リング周方向S2に沿って交互に配置される。連結部30は、連結部材31からなり、モールド素材部20により覆われずに、モールド素材部20から露出する。
リング状の連結部材31を用いることで、リング状部材2Bのリング半径方向K2の収縮を抑制して、リング状部材2Bを正確に製作することができる。また、リング状部材2Bの真円度を向上でき、複数のモールド素材部20を簡易に加工することもできる。冷し金である連結部材31により、モールド素材部20での引け巣の発生を抑制することができる。連結部材31の貫通孔32により、モールド素材部20を連結部材31に強固に接合することができる。
(第3実施形態)
図9〜図11は、第3実施形態のリング状部材2C〜2Eを示す図であり、図2と同様に、加工前のリング状部材2C〜2Eを示している。図9A〜図11Aは、リング状部材2C〜2Eの平面図であり、図9B〜図11Bは、それぞれ図9A〜図11AのX8−X8線〜X10−X10線で切断したリング状部材2C〜2Eの断面図である。
図9〜図11は、第3実施形態のリング状部材2C〜2Eを示す図であり、図2と同様に、加工前のリング状部材2C〜2Eを示している。図9A〜図11Aは、リング状部材2C〜2Eの平面図であり、図9B〜図11Bは、それぞれ図9A〜図11AのX8−X8線〜X10−X10線で切断したリング状部材2C〜2Eの断面図である。
図示のように、偶数個のモールド素材部20を鋳造により形成して、リング状部材2C〜2Eを製作する。図9に示すリング状部材2Cは、8個のモールド素材部20を有する。図10に示すリング状部材2Dは、6個のモールド素材部20を有する。図11に示すリング状部材2Eは、4個のモールド素材部20を有する。偶数個のモールド素材部20は、リング状部材2C〜2Eの半径方向(リング半径方向K2)の中心を挟んで、それぞれ他のモールド素材部20と相対する。リング状部材2C〜2Eは、相対する複数対のモールド素材部20のみを有する。偶数個のモールド素材部20は、リング状部材2C〜2Eの周方向(リング周方向S2)に等間隔に形成される。
相対するモールド素材部20の箇所で、リング状部材2C〜2Eの内径及び外径を直接に計測できる。そのため、リング状部材2C〜2Eの寸法を容易に取得することができる。また、リング状部材2C〜2Eの保持を簡便に行うことができる。市販の加工機の治具(例えば、掴み爪)によりリング状部材2C〜2Eを保持でき、加工時におけるリング状部材2C〜2Eの回転角度を容易に算出することもできる。タイヤ用モールド1の1組の分割モールド10は、例えば、2つ以上のリング状部材2C〜2Eから形成される。
なお、第1実施形態と同様に、モールド素材部20と連結部30を一度の鋳造により形成してもよく、第2実施形態と同様に、モールド素材部20を鋳造により連結部材31に形成してもよい。2個のモールド素材部20を形成してもよく、10個以上のモールド素材部20を形成してもよい。偶数個のモールド素材部20は、それぞれ他のモールド素材部20と相対していればよい。従って、偶数個のモールド素材部20をリング状部材2C〜2Eに等間隔に形成しなくてもよい。
(第4実施形態)
図12、図13は、第4実施形態のリング状部材2Fを示す平面図であり、図9Aと同様に、加工前のリング状部材2Fを示している。
図示のように、複数のモールド素材部20を鋳造により形成した状態で、リング状部材2Fの真円度が所定の許容範囲を超えることがある(図12参照)。この場合には、矯正部材40により、リング状部材2Fに外力を加えて、リング状部材2Fの真円度を外力により矯正する。矯正部材40は、例えば、加工機の掴み爪、又は、チャックであり、リング状部材2Fの半径方向(リング半径方向K2)外側に配置される。複数の矯正部材40は、リング状部材2Fを囲んで、リング状部材2Fの周方向(リング周方向S2)に等間隔に配置される。
図12、図13は、第4実施形態のリング状部材2Fを示す平面図であり、図9Aと同様に、加工前のリング状部材2Fを示している。
図示のように、複数のモールド素材部20を鋳造により形成した状態で、リング状部材2Fの真円度が所定の許容範囲を超えることがある(図12参照)。この場合には、矯正部材40により、リング状部材2Fに外力を加えて、リング状部材2Fの真円度を外力により矯正する。矯正部材40は、例えば、加工機の掴み爪、又は、チャックであり、リング状部材2Fの半径方向(リング半径方向K2)外側に配置される。複数の矯正部材40は、リング状部材2Fを囲んで、リング状部材2Fの周方向(リング周方向S2)に等間隔に配置される。
加工機にリング状部材2Fを固定するときに、複数の矯正部材40は、それぞれモールド素材部20の間に配置されて、連結部30に接触する(図13参照)。複数の矯正部材40は、リング半径方向K2の力をリング状部材2Fの複数の連結部30に加えて、リング状部材2Fをリング半径方向K2に変形させる。また、矯正前(調整前)のリング状部材2Fの真円度に基づいて、矯正部材40毎に、リング状部材2Fに加える力を調整する。複数の矯正部材40から加えられる外力により、リング状部材2Fの真円度を矯正して、リング状部材2Fの真円度を許容範囲内の値に調整する。その状態で、リング状部材2Fを加工機に固定する。
矯正部材40は、真円度の調整部材である。モールド素材部20の加工前に、矯正部材40によりリング状部材2Fに外力を加えて、リング状部材2Fの真円度を矯正する。これにより、リング状部材2Fの真円度を調整する。その状態で、リング状部材2Fの複数のモールド素材部20を加工する。機械加工により、複数のモールド素材部20の内周部23と外周部24を加工した後、連結部30を除去して、複数のモールド素材部20を分割する。
リング状部材2Fの真円度を調整することで、分割モールド10を正確に形成することができる。また、モールド素材部20の加工代が不足するのを防止して、モールド素材部20を簡易に加工することができる。ここでは、複数の矯正部材40により、リング状部材2Fに半径方向内側の力を加えて、リング状部材2Fの真円度を調整する。これに対し、複数の矯正部材40をリング状部材2Fの半径方向内側に配置してもよい。この場合には、複数の矯正部材40により、リング状部材2Fに半径方向外側の力を加えて、リング状部材2Fの真円度を調整する。
(タイヤ用モールド1の製造試験)
本発明の効果を確認するため、以上説明した製造方法により、タイヤ用モールド1を製造する試験を行った。タイヤ用モールド1は、18個の分割モールド10を有する(図1参照)。
本発明の効果を確認するため、以上説明した製造方法により、タイヤ用モールド1を製造する試験を行った。タイヤ用モールド1は、18個の分割モールド10を有する(図1参照)。
試験条件を以下に示す。
タイヤ用モールド1の高さ(図1BのH):800mm
タイヤ用モールド1の外径(図1BのG):4300mm
タイヤ用モールド1の内径(図1BのN):3500mm
タイヤ用モールド1のモールド幅方向W1に対する背面部14の傾斜角度(図1BのT):15°
モールド素材部20の材料:球状黒鉛鋳鉄(FCD600:JIS規格)
連結部30の厚み(図2AのP):100mm
連結部30の高さ(図2BのR):400mm
リング状の連結部材31の材料:鋼(S45C:JIS規格)
木型を用いて砂型を製作し、砂型による重力鋳造により、リング状部材の鋳物部を形成した。
タイヤ用モールド1の高さ(図1BのH):800mm
タイヤ用モールド1の外径(図1BのG):4300mm
タイヤ用モールド1の内径(図1BのN):3500mm
タイヤ用モールド1のモールド幅方向W1に対する背面部14の傾斜角度(図1BのT):15°
モールド素材部20の材料:球状黒鉛鋳鉄(FCD600:JIS規格)
連結部30の厚み(図2AのP):100mm
連結部30の高さ(図2BのR):400mm
リング状の連結部材31の材料:鋼(S45C:JIS規格)
木型を用いて砂型を製作し、砂型による重力鋳造により、リング状部材の鋳物部を形成した。
(第1実施例)
第1実施例では、第1実施形態(図2〜図6参照)の製造方法により、タイヤ用モールド1を製造した。9個のモールド素材部20と連結部30を一度の鋳造により形成して、リング状部材2Aを製作した。モールド素材部20の加工代は、10mmであり、連結部30は、モールド素材部20の厚み方向の中央部に形成した。リング状部材2Aに用いた溶湯の重量は、約18トンである。リング状部材2Aの下側に、冷し金(総重量:約4トン)を設置して、鋳造欠陥対策を行った。
第1実施例では、第1実施形態(図2〜図6参照)の製造方法により、タイヤ用モールド1を製造した。9個のモールド素材部20と連結部30を一度の鋳造により形成して、リング状部材2Aを製作した。モールド素材部20の加工代は、10mmであり、連結部30は、モールド素材部20の厚み方向の中央部に形成した。リング状部材2Aに用いた溶湯の重量は、約18トンである。リング状部材2Aの下側に、冷し金(総重量:約4トン)を設置して、鋳造欠陥対策を行った。
製作後のリング状部材2Aにおいて、真円度は約7mmであり、鋳造欠陥の発生も抑制された。ターニングマシンにより、鋳造状態のリング状部材2Aを加工した。タイヤ用モールド1の1組(18個)の分割モールド10を2つのリング状部材2Aから形成した。第1実施例では、従来の製造方法(図14〜図19参照)に比べて、加工工数が20%程度減少し、分割モールド10のモールド素材部20を簡易に加工できた。
(第2実施例)
第2実施例では、第2実施形態(図7参照)の製造方法により、タイヤ用モールド1を製造した。リング状の連結部材31に9個のモールド素材部20を鋳造により形成して、リング状部材2Bを製作した。連結部材31を冷し金として使用し、他の冷し金を使用しなかった。その他の条件は、第1実施例と同じである。
第2実施例では、第2実施形態(図7参照)の製造方法により、タイヤ用モールド1を製造した。リング状の連結部材31に9個のモールド素材部20を鋳造により形成して、リング状部材2Bを製作した。連結部材31を冷し金として使用し、他の冷し金を使用しなかった。その他の条件は、第1実施例と同じである。
製作後のリング状部材2Bにおいて、真円度は約3mmであり、鋳造欠陥の発生も抑制された。ターニングマシンにより、鋳造状態のリング状部材2Bを加工した。タイヤ用モールド1の1組(18個)の分割モールド10を2つのリング状部材2Bから形成した。第2実施例では、第1実施例に比べて、冷し金の設置工数が削減され、リング状部材2Bの真円度も向上した。
(第3実施例)
第3実施例では、第3実施形態(図10参照)の製造方法により、タイヤ用モールド1を製造した。リング状の連結部材31に6個のモールド素材部20を鋳造により形成して、リング状部材2Dを製作した。リング状部材2Dに用いた溶湯の重量は、約12トンである。タイヤ用モールド1の1組(18個)の分割モールド10を3つのリング状部材2Dから形成した。第3実施例では、第1実施例に比べて、リング状部材2Dの寸法を容易に取得でき、1つのリング状部材2Dの重量も減少できた。
第3実施例では、第3実施形態(図10参照)の製造方法により、タイヤ用モールド1を製造した。リング状の連結部材31に6個のモールド素材部20を鋳造により形成して、リング状部材2Dを製作した。リング状部材2Dに用いた溶湯の重量は、約12トンである。タイヤ用モールド1の1組(18個)の分割モールド10を3つのリング状部材2Dから形成した。第3実施例では、第1実施例に比べて、リング状部材2Dの寸法を容易に取得でき、1つのリング状部材2Dの重量も減少できた。
(第4実施例)
第4実施例では、第3実施形態(図10参照)及び第4実施形態(図12、図13参照)の製造方法により、タイヤ用モールド1を製造した。リング状の連結部材31に6個のモールド素材部20を鋳造により形成して、リング状部材2Dを製作した。モールド素材部20の加工代は、6mmである。製作後のリング状部材2Dにおいて、鋳造欠陥の発生が抑制された。これに対し、リング状部材2Dの真円度は約7mmであり、内径の大きくなった箇所のモールド素材部20で、内周部23の加工代が不足した。
第4実施例では、第3実施形態(図10参照)及び第4実施形態(図12、図13参照)の製造方法により、タイヤ用モールド1を製造した。リング状の連結部材31に6個のモールド素材部20を鋳造により形成して、リング状部材2Dを製作した。モールド素材部20の加工代は、6mmである。製作後のリング状部材2Dにおいて、鋳造欠陥の発生が抑制された。これに対し、リング状部材2Dの真円度は約7mmであり、内径の大きくなった箇所のモールド素材部20で、内周部23の加工代が不足した。
連結部30の中央部の内周側をガス溶断により除去して、連結部30の厚みを約60mmにした。その後、複数の矯正部材40(図12、図13参照)により、リング状部材2Dの真円度を調整して、真円度を約3mmに矯正した。その状態で、リング状部材2Dの複数のモールド素材部20を加工した。タイヤ用モールド1の1組(18個)の分割モールド10を3つのリング状部材2Dから形成した。第4実施例では、分割モールド10を第1〜第3実施例と同程度の寸法精度で形成できた。また、モールド素材部20の加工代を少なくできた。
1・・・タイヤ用モールド、2A〜2F・・・リング状部材、3・・・押湯部、10・・・分割モールド、11・・・基準面、12・・・端面、13・・・成形部、14・・・背面部、15・・・分割面、16・・・突起、20・・・モールド素材部、21・・・第1端部、22・・・第2端部、23・・・内周部、24・・・外周部、25・・・側部、30・・・連結部、31・・・連結部材、32・・・貫通孔、33・・・鋳包み部、40・・・矯正部材。
Claims (5)
- タイヤ周方向に沿ってリング状に配置される複数の分割モールドを有するタイヤ用モールドの製造方法であって、
複数のモールド素材部を鋳造により形成して、モールド素材部とモールド素材部よりも細い連結部とが交互に配置されたリング状部材を製作する工程と、
リング状部材の複数のモールド素材部を加工する工程と、
リング状部材の連結部を除去して、複数のモールド素材部を分割する工程と、
分割されたモールド素材部から分割モールドを形成する工程と、
を有するタイヤ用モールドの製造方法。 - 請求項1に記載されたタイヤ用モールドの製造方法において、
複数のモールド素材部と連結部を一度の鋳造により形成して、リング状部材を製作するタイヤ用モールドの製造方法。 - 請求項1に記載されたタイヤ用モールドの製造方法において、
リング状の連結部材の周方向の複数箇所にモールド素材部を鋳造により形成して、連結部材からなる連結部とモールド素材部とが交互に配置されたリング状部材を製作するタイヤ用モールドの製造方法。 - 請求項1ないし3のいずれかに記載されたタイヤ用モールドの製造方法において、
それぞれリング状部材の半径方向の中心を挟んで他のモールド素材部と相対する偶数個のモールド素材部を鋳造により形成して、リング状部材を製作するタイヤ用モールドの製造方法。 - 請求項1ないし4のいずれかに記載されたタイヤ用モールドの製造方法において、
リング状部材に外力を加えてリング状部材の真円度を調整した状態で、リング状部材の複数のモールド素材部を加工するタイヤ用モールドの製造方法。
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JP2021062547A (ja) * | 2019-10-15 | 2021-04-22 | 住友ゴム工業株式会社 | タイヤの加硫金型及びタイヤの製造方法 |
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JP2010221245A (ja) * | 2009-03-23 | 2010-10-07 | Bridgestone Corp | タイヤ成型用金型の製造方法 |
-
2017
- 2017-05-09 JP JP2017093218A patent/JP2018187864A/ja active Pending
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JP7419742B2 (ja) | 2019-10-15 | 2024-01-23 | 住友ゴム工業株式会社 | 重荷重用タイヤの加硫金型及び重荷重用タイヤの製造方法 |
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