JP7294955B2 - タイヤ加硫金型の製造方法、及びタイヤ加硫金型 - Google Patents

タイヤ加硫金型の製造方法、及びタイヤ加硫金型 Download PDF

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本発明は、タイヤ加硫金型の製造方法、及びタイヤ加硫金型に関する。
特許文献1のタイヤ加硫金型の製造方法では、十分な強度を有するタイヤ加硫金型を製造するために、焼結可能な粉体にレーザ光を照射することで、粉体を加熱・焼結して積層する粉体焼結法によりタイヤ加硫金型を作成する。
特許第4382673号
タイヤに細溝を形成するために、細溝に対応した形状の突起部がタイヤ加硫金型に形成されることがある。このような突起部は、タイヤ加硫金型のブラスト洗浄などによって摩滅し易い。このタイヤ加硫金型の突起部の摩滅は、タイヤ加硫金型の寿命低下の一因となる。
しかし、特許文献1には、タイヤ加硫金型に摩滅し難い突起部を形成するための方法についての示唆がない。
本発明は、ブラスト洗浄などによって摩滅し難い突出部を形成できるタイヤ加硫金型の製造方法、及びタイヤ加硫金型を提供することを目的とする。
本発明の一態様は、金型本体を鋳造し、ーザ溶接により、溶接材を溶融させ、溶融した前記溶接材が前記金型本体と結合した後に前記溶接材を凝固させることで、凝固した前記溶接材により構成された肉盛部を形成し、前記肉盛部を切削または研削して前記金型本体に突起部を成形する、タイヤ加硫金型の製造方法を提供する。
一般的に、レーザ溶接の冷却速度は、鋳造の冷却速度よりも速く、その急速な冷却による焼き入れ作用が働く。これにより、レーザ溶接により形成された肉盛部の硬度は、鋳造による金型本体の硬度よりも高くなる。このタイヤ加硫金型の製造方法によれば、金型本体に対して溶接材をレーザ溶接することで形成された肉盛部を除去加工することで突起部が成形されるので、突起部を金型本体よりも硬くできる。その結果、この製造方法で製造されたタイヤ加硫金型において、ブラスト洗浄などによって摩滅し難い突起部を成形できる。
前記金型本体を鋳造するときに、前記金型本体に凸部を形成し、レーザ溶接により、前記溶接材を溶融させ、溶融した前記溶接材が前記凸部と結合した後に前記溶接材を凝固させることで、凝固した前記溶接材により構成された前記肉盛部を形成してもよい。
このタイヤ加硫金型の製造方法によれば、金型本体に予め形成された凸部に対して溶接材をレーザ溶接するので、金型本体に溶接材をレーザ溶接する際の位置決めを容易にできる。その結果、金型本体に成形される突起部の位置精度を向上できるとともに、タイヤ加硫金型の製造方法の生産性を向上できる。
前記金型本体を鋳造するときに、前記金型本体に凹部を形成し、レーザ溶接により、前記溶接材を溶融させ、溶融した前記溶接材が前記凹部と結合した後に前記溶接材を凝固させることで、凝固した前記溶接材により構成された前記肉盛部を形成してもよい。
このタイヤ加硫金型の製造方法によれば、金型本体に形成された凹部に対して溶接材をレーザ溶接するので、金型本体に溶接材をレーザ溶接する際の位置決めを容易にできる。その結果、金型本体に成形される突起部の位置精度を向上できるとともに、タイヤ加硫金型の製造方法の生産性を向上できる。
本発明の他の態様は、突起部が摩耗した金型本体を準備し、ーザ溶接により、溶接材を溶融させ、溶融した前記溶接材が前記金型本体と結合した後に前記溶接材を凝固させることで、凝固した前記溶接材により構成された肉盛部を形成し、前記肉盛部を切削または研削して前記金型本体に前記突起部を修復する、タイヤ加硫金型の製造方法を提供する。
このタイヤ加硫金型の製造方法によれば、突起部が摩滅した既存の金型本体であっても、突起部を修復できるので、タイヤ加硫金型の寿命を長くできる。
本発明の更に他の態様は、鋳造品である金型本体と、ーザ溶接により前記金型本体に結合された溶接材からなる突起部とを備え、前記突起部は、前記金型本体よりも硬く、前記金型本体と前記突起部とは、一体に設けられている、タイヤ加硫金型を提供する。
この構成によれば、突起部が金型本体よりも硬いので、ブラスト洗浄などによって突起部が摩滅し難い。これにより、タイヤ加硫金型の寿命を長くできる。
本発明によれば、鋳造を用いたタイヤ加硫金型の製造方法において、摩滅し難い突起部を形成できる。
本発明の一実施形態に係るタイヤ加硫金型の概略構成を示す断面図。 第1実施形態に係るタイヤ加硫金型の要部を示す断面斜視図。 第1実施形態に係るタイヤ加硫金型の製造方法の溶接工程を示す図。 第1実施形態に係るタイヤ加硫金型の製造方法の成形工程を示す図。 第2実施形態に係るタイヤ加硫金型の製造方法の溶接工程を示す図。 第2実施形態に係るタイヤ加硫金型の製造方法の成形工程を示す図。 第3実施形態に係るタイヤ加硫金型の製造方法の溶接工程を示す図。 第3実施形態に係るタイヤ加硫金型の製造方法の成形工程を示す図。
以下、添付の図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の一実施形態に係るタイヤ加硫金型1の概略構成を示す断面図であり、タイヤ径方向の一方側(図1において右側)のみ示している。なお、図1には、タイヤ加硫金型1において加硫成形される空気入りタイヤTが、仮想線(二点鎖線)で併せて示されている。空気入りタイヤTは、グリーンタイヤをタイヤ軸線が上下方向に向くようにタイヤ加硫金型1にセットして加硫成形することによって製造される。
図1に示すように、タイヤ加硫金型1は、環状のセクターモールド2と、この内径側に位置する上下一対のサイドプレート3,4と、この更に内径側に位置する上下一対のビードリング5,6とを有し、これらの内側に空気入りタイヤTが加硫成形されるキャビティ7が画定された、所謂セグメンテッドモールドとして構成されている。
セクターモールド2、サイドプレート3,4、及びビードリング5,6のキャビティ7を画定する内壁面はそれぞれ、空気入りタイヤTのトレッド部、サイドウォール部、及びビード部をそれぞれ加硫成形する成形面として構成されている。
セクターモールド2は、鋳造によって形成される金型本体10を備える。本実施形態の金型本体10は、例えば、Al-Si-Mg系合金からなるアルミニウム合金鋳物(例えば、AC4CH)、又はAl-Mg系合金からなるアルミニウム合金鋳物(例えば、AC7A)である。
セクターモールド2の金型本体10には、空気入りタイヤTのトレッド部にタイヤ周方向に延びる溝を加硫成形するための4つの溝成型突条11が設けられている。
図2は、本実施形態に係るタイヤ加硫金型の要部を示す断面斜視図である。図2を参照すると、本実施形態の金型本体10に設けられた溝成型突条11のタイヤ幅方向の両側の側面(図2ではタイヤ幅方向の一方側の側面を示す)には、空気入りタイヤTのトレッド部の溝の側壁面に複数の細溝を加硫成形するための複数の突起部20が形成されている。すなわち、本発明のセクターモールド2は、金型本体10と、金型本体10の溝成型突条11に設けられた突起部20とを備える。
本実施形態の突起部20は、例えば、純アルミニウム(1000系アルミニウム)、又はAl-Mg系合金(5000系アルミニウム合金)を含む。
本実施形態の突起部20は、溝成型突条11を含む金型本体10よりも硬く形成されている。詳細には、本実施形態の突起部20の硬さは、金型本体10の硬さの1.5倍以上である。
(タイヤ加硫金型の製造方法)
本実施形態のタイヤ加硫金型1の製造方法は、金型本体10を鋳造する鋳造工程と、金型本体10に溶接材30をレーザ溶接して肉盛部21(後述する)を形成する溶接工程と、肉盛部21を切削して突起部20を成形する成形工程とを備える。以下、図3及び図4を参照して、セクターモールド2の製造方法について説明する。図3は、本実施形態に係るタイヤ加硫金型の製造方法の溶接工程を説明するための図である。図4は、本実施形態に係るタイヤ加硫金型の製造方法の成形工程を説明するための図である。
本実施形態のタイヤ加硫金型1の製造方法では、まず、鋳造工程において、セクターモールド2の金型本体10を鋳造する。このとき、セクターモールド2の金型本体10には、溝成型突条11が一体に形成される。
セクターモールド2の金型本体10の鋳造には、例えば、Al-Si-Mg系合金、又はAl-Mg系合金が用いられる。
次に、図3を参照すると、本実施形態の溶接工程において、鋳造工程で鋳造されたセクターモールド2の金型本体10に対して、溶接材30をレーザ溶接することで肉盛部21を形成する。詳細には、金型本体10に設けられた溝成型突条11に溶接材30をレーザ溶接して肉盛部21を形成する。
具体的には、溶接工程では、まず、鋳造工程で製造されたセクターモールド2の金型本体10と、溶接材30と、レーザ溶接装置40とを準備する。次に、レーザ溶接装置40からレーザ光41が金型本体10の溝成型突条11の表面に照射されるとともに、レーザ光41が照射されている溝成型突条11の部分に溶接材30が供給される。これにより、金型本体10の表面の一部と溶接材30とが溶融して、溶融した溶接材30は、金型本体10と結合した後に凝固する。このようにして、溝成型突条11に肉盛部21が形成される。本実施形態のレーザ光41は、YAG(Yttrium Aluminum Garnet)レーザ光である。また、溶接材30は、純アルミニウム(1000系アルミニウム)、又はAl-Mg系合金(5000系アルミニウム合金)からなる。
また、図3では図示しないが、金型本体10の溝成型突条11の表面と、肉盛部21との間の境界には、溶融した母材である金型本体10と溶解した溶接材30とが凝固する際に一体となった溶接金属が形成されている。
そして、成形工程において、図4に示すように、セクターモールド2に形成された肉盛部21を除去加工することで、突起部20を成形する。
具体的には、成形工程では、まず、溶接工程で肉盛部21が形成されたセクターモールド2の金型本体10と、肉盛部21を切削又は研削(除去加工)するためのハンドグラインダのような電動工具(図示せず)とを用意する。次に、肉盛部21を上述の電動工具を用いて切削又は研削して、セクターモールド2の溝成型突条11の表面に突起部20を成形する。
一般的に、レーザ溶接の冷却速度は、鋳造の冷却速度よりも速く、その急速な冷却による焼き入れ作用が働く。これにより、レーザ溶接により形成された肉盛部21の硬度は、鋳造による金型本体10の硬度よりも高くなる。金型本体10に対して溶接材30をレーザ溶接することで形成された肉盛部21を除去加工することで突起部20が成形されるので、突起部20は、金型本体10よりも硬くなる。具体的には、前述したように、本実施形態の突起部20の硬さは、金型本体10の硬さの1.5倍以上である。
本実施形態のタイヤ加硫金型1の製造方法及びタイヤ加硫金型1によれば、以下の作用効果を奏する。
(1)一般的に、レーザ溶接の冷却速度は、鋳造の冷却速度よりも速く、その急速な冷却による焼き入れ作用が働く。これにより、レーザ溶接により形成された肉盛部21の硬度は、鋳造による金型本体10の硬度よりも高くなる。本実施形態のタイヤ加硫金型1の製造方法によれば、金型本体10に対して溶接材30をレーザ溶接することで形成された肉盛部21を除去加工することで突起部20が成形されるので、突起部20は、金型本体10よりも硬くなる。これにより、タイヤ加硫金型1において、ブラスト洗浄などによって摩滅し難い突起部20を成形できる。
(2)仮に、突起部20を金型本体10とともに鋳造により製造した場合、突起部20を硬くするためには、セクターモールド2全体を硬くする必要がある。これに対して、本実施形態に係るタイヤ加硫金型1の製造方法では、突起部20の硬さを金型本体10の硬さよりも硬くできる。言い換えれば、タイヤ加硫金型1を部分的に硬くできる。その結果、突起部20に必要な硬さを確保するために、セクターモールド2全体を硬くする必要がない。
(3)本実施形態に係るタイヤ加硫金型1の構成によれば、突起部20が金型本体10よりも硬いので、ブラスト洗浄などによって突起部20が摩滅し難い。これにより、タイヤ加硫金型の寿命を長くできる。
(第2実施形態)
第2実施形態に係るタイヤ加硫金型1の製造方法は、鋳造工程において鋳造される金型本体10の表面形状を除いて、第1実施形態に係るタイヤ加硫金型1の製造方法と同様であり、図1及び図2を援用する。第2実施形態において、第1実施形態と同様の構成には、同様の参照符号を付して示し、その詳細な説明を省略する。
以下、図5及び図6を参照して、本実施形態に係るタイヤ加硫金型1の製造方法を説明する。図5は、本実施形態に係る溶接工程を説明するための図である。図6は、本実施形態に係る成形工程を説明するための図である。
本実施形態では、鋳造工程において、セクターモールド2の金型本体10を鋳造する際に、溝成型突条11の表面に凸部11a(図5参照)を形成する。凸部11aは、セクターモールド2に成形される突起部20(図2に示す)の形状に対応するように、延びている。
本実施形態の溶接工程では、図5に示すように、溝成型突条11の表面に形成された凸部11aに溶接材30をレーザ溶接して、肉盛部21が成形される。
その後、図6に示すように、成形工程において、肉盛部21を切削又は研削することで、突起部20が成形される。
本実施形態に係るタイヤ加硫金型1の製造方法によれば、金型本体10に予め形成された凸部11aに対して溶接材30をレーザ溶接するので、金型本体10に溶接材30をレーザ溶接する際の位置決めを容易にできる。その結果、金型本体10に成形する突起部20の位置精度を向上できるとともに、タイヤ加硫金型1の製造方法の生産性を向上できる。
(第3実施形態)
第3実施形態に係るタイヤ加硫金型1の製造方法は、鋳造工程において鋳造される金型本体10の表面形状を除いて、第1実施形態に係るタイヤ加硫金型1の製造方法と同様であり、図1及び図2を援用する。第3実施形態において、第1実施形態と同様の構成には、同一の参照符号を付して示し、その詳細な説明を省略する。
図7及び図8を参照して、本実施形態に係るタイヤ加硫金型1の製造方法を説明する。図7は、本実施形態に係る溶接工程を説明するための図である。図8は、本実施形態に係る成形工程を説明するための図である。
本実施形態では、鋳造工程において、セクターモールド2の金型本体10を鋳造する際に、溝成型突条11の表面に凹部11b(図7参照)を形成する。凹部11bは、セクターモールド2に成形される突起部20(図2に示す)の形状に対応するように、延びている。
本実施形態の溶接工程では、図7に示すように、溝成型突条11の表面に形成された凹部11bに溶接材30をレーザ溶接して、肉盛部21が成形される。
その後、図8に示すように、成形工程において、肉盛部21を切削又は研削することで、突起部20が成形される。
本実施形態に係るタイヤ加硫金型1の製造方法によれば、金型本体10に予め形成された凹部11bに対して溶接材30をレーザ溶接するので、金型本体10に溶接材30をレーザ溶接する際の位置決めを容易にできる。その結果、金型本体10に成形する突起部20の位置精度を向上できるとともに、タイヤ加硫金型の製造方法の生産性を向上できる。
(第4実施形態)
第4実施形態に係るタイヤ加硫金型1の製造方法は、鋳造工程を備えていない点を除いて、第1実施形態に係るタイヤ加硫金型1の製造方法と同様であり、図1から図4を援用する。第4実施形態において、第1実施形態と同様の構成には、同一の参照符号を付して示し、その詳細な説明を省略する。
本実施形態に係るタイヤ加硫金型1の製造方法では、既存の金型本体10に対して溶接材30をレーザ溶接して、肉盛部21を成形し、肉盛部21を切削することで、既存の金型本体10に突起部20を形成する。言い換えれば、本実施形態に係るタイヤ加硫金型の製造方法は、既存の金型本体10を提供する準備工程と、金型本体10に対して溶接材30をレーザ溶接して肉盛部21を形成する溶接工程と、肉盛部21を切削して金型本体10に突起部20を成形する成形工程とを備える。
本実施形態に係る準備工程において提供される金型本体10は、第1実施形態から第3実施形態のように鋳造工程により新たに製造されたものではなく、タイヤの加硫に使用されて、ブラスト洗浄などによって突起部20が摩滅した既存の金型本体10である。すなわち、本実施形態に係るタイヤ加硫金型1の製造方法は、突起部20が摩滅した金型本体10の修理に適用される。
本実施形態に係るタイヤ加硫金型1の製造方法によれば、突起部20が摩滅した既存の金型本体10であっても、突起部20を修復できるので、タイヤ加硫金型1の寿命を長くできる。
以上、実施形態を説明したが、特許請求の趣旨及び範囲から逸脱することなく、形態や詳細の多様な変更が可能なことが理解されるであろう。
例えば、第1実施形態から第4実施形態では、本発明に係る突起部は、セクターモールド2の溝成型突条11の側面に成形されていたが、これに限定されず、タイヤ表面成形面に成形されてもよい。
1 タイヤ加硫金型
2 セクターモールド
3,4 サイドプレート
5,6 ビードリング
7 キャビティ
8 成形面
10 金型本体
11 溝成型突条
11a 凸部
11b 凹部
20 突起部
21 肉盛部
30 溶接材
40 レーザ溶接装置
41 レーザ光
T 空気入りタイヤ

Claims (5)

  1. 金型本体を鋳造し、
    ーザ溶接により、溶接材を溶融させ、溶融した前記溶接材が前記金型本体と結合した後に前記溶接材を凝固させることで、凝固した前記溶接材により構成された肉盛部を形成し、
    前記肉盛部を切削または研削して前記金型本体に突起部を成形する、タイヤ加硫金型の製造方法。
  2. 前記金型本体を鋳造するときに、前記金型本体に凸部を形成し、レーザ溶接により、前記溶接材を溶融させ、溶融した前記溶接材が前記凸部と結合した後に前記溶接材を凝固させることで、凝固した前記溶接材により構成された前記肉盛部を形成する、請求項1に記載のタイヤ加硫金型の製造方法。
  3. 前記金型本体を鋳造するときに、前記金型本体に凹部を形成し、レーザ溶接により、前記溶接材を溶融させ、溶融した前記溶接材が前記凹部と結合した後に前記溶接材を凝固させることで、凝固した前記溶接材により構成された前記肉盛部を形成する、請求項1に記載のタイヤ加硫金型の製造方法。
  4. 突起部が摩耗した金型本体を準備し、
    ーザ溶接により、溶接材を溶融させ、溶融した前記溶接材が前記金型本体と結合した後に前記溶接材を凝固させることで、凝固した前記溶接材により構成された肉盛部を形成し、
    前記肉盛部を切削または研削して前記金型本体に前記突起部を修復する、タイヤ加硫金型の製造方法。
  5. 鋳造品である金型本体と、
    ーザ溶接により前記金型本体に結合された溶接材からなる突起部と
    を備え、
    前記突起部は、前記金型本体よりも硬く、
    前記金型本体と前記突起部とは、一体に設けられている、タイヤ加硫金型。
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