JP2009023231A - タイヤ用モールドの製造方法 - Google Patents

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【課題】タイヤにベアーが生じにくいモールドの提供。
【解決手段】モールドのトレッドセグメントは、ブロック12を備えている。ブロック12は、キャビティ面14及び背面20を備えている。キャビティ面14は、直彫りによって形成されている。ブロック12は、多数のピース28及び多数のシム34を備えている。多数のピース28が、軸方向に並列されている。ピース28は、孔36を備えている。この孔36に、ボルト30が貫通している。シム34は、隣接する2つのピース28に挟まれている。このシム34により、隣接する2つのピース28の間にスリット38が形成されている。スリット38は、キャビティ面14にまで至っている。シム34は、背面20の近傍に位置している。シム34の厚みは、0.10mm以下である。
【選択図】図6

Description

本発明は、タイヤの加硫工程に用いられるモールドの製造方法に関する。
タイヤの加硫工程では、モールドが用いられている。モールドは、割モールドとツーピースモールドとに大別される。加硫工程では、予備成形されたグリーンタイヤが、モールドに投入される。このグリーンタイヤは、モールドとブラダーとに囲まれたキャビティにおいて、加圧されつつ加熱される。加圧と加熱とにより、グリーンタイヤのゴム組成物がキャビティ内を流動する。加熱によりゴムが架橋反応を起こし、タイヤが得られる。加圧の際、モールドのキャビティ面とグリーンタイヤとの間にエアーが残留すると、タイヤの表面にベアーが形成される。ベアーは、タイヤの品質を低下させる。一般的なモールドは、ベントホールを有している。このベントホールを通じて、エアーが排出される。
割モールドは、円弧状のトレッドセグメントを備えている。多数のセグメントが並べられることで、リング状のキャビティ面が形成される。セグメントは、鋳型が用いられた重力鋳造又は低圧鋳造によって得られる。金属製鋳型が用いられた精密鋳造(いわゆるダイキャスト)により、セグメントが得られることもある。
セグメントの、隣接するセグメントに当接する面は、「分割面」と称されている。分割面とこの分割面に隣接する他の分割面との間には、微小な間隙が生じる。この間隙を通じて、エアーが排出される。この排出により、ベアーが防止される。分割面からのエアーの排出が考慮されたモールドが、特開平11−198145号公報に開示されている。
セグメントが母材とこの母材に埋設されたコアとからなるモールドも、提案されている。コアは、鋳ぐるみによって母材に埋設される。母材とコアとの間には、微小なスリットが生じている。このモールドでは、分割面と他の分割面との間の間隙のみならず、スリットからもエアーが排出される。
特開平11−198145号公報
ベントホールを有するモールドでは、このベントホールにゴム組成物が流入し、スピューが生じる。スピューは、タイヤの外観を損なう。スピューは切削によって除去されうるが、この切削には手間がかかる。架橋反応を起こしたゴム組成物が、ベントホールに残存することもある。残存によりエアーの排出が阻害され、ベアーが生じる。ベアー抑制の目的で、ベントホールのクリーニングがなされる。このクリーニングには、手間がかかる。
分割面同士の間隙を通じてエアーが排出されるモールドでは、分割面の近傍のエアーは十分に排出される。しかし、分割面から遠い箇所では、エアーの残留が原因でベアーが発生しやすい。
母材とコアとの間にスリットを備えたセグメントの重力鋳造及び低圧鋳造には、極めて手間がかかる。しかも、このセグメントでは、凹凸模様の寸法精度が不十分である。精密鋳造(ダイキャスト)によれば、スリットを備えたセグメントが、精度良く得られうる。しかし、精密鋳造では金属製鋳型が破壊されることなくセグメントが取り出される必要があるので、脱型容易な形状の凹凸模様を備えたセグメントのみが製作されうる。精密鋳造によって得られるモールドでは、タイヤのトレッドパターンが制約される。
本発明の目的は、タイヤにベアーが生じにくいモールドの提供にある。
本発明に係るタイヤ用モールドは、その内面がキャビティ面を形成するブロックを備える。このブロックは、並列された複数の板状ピースと、隣接する2つのピースに挟まれたシムとを含む。このシムは、背面の近傍に位置する。このシムの厚みは、0.10mm以下である。このシムによって、隣接する2つのピースの間にスリットが形成される。このモールド内でグリーンタイヤが加圧及び加熱され、タイヤが得られる。
好ましくは、キャビティ面におけるスリットの幅は、0.07mm以下である。
ピースのそれぞれが孔を備えており、この孔を貫通するボルトによって複数のピースが結束されてもよい。好ましくは、シムは孔を避けて配置される。
好ましくは、シムの平面形状は、実質的に矩形である。
本発明に係るモールドでは、スリットを通じてエアーが排出される。この排出により、ベアーが抑制される。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
図1は、本発明の一実施形態に係るタイヤ用モールド2の一部が示された平面図である。図2は、図1のII−II線に沿った拡大断面図である。このモールド2は、多数のトレッドセグメント4と、上下一対のサイドプレート6と、上下一対のビードリング8とを備えている。セグメント4の平面形状は、実質的に円弧状である。多数のセグメント4が、リング状に連結される。セグメント4の数は、通常3以上20以下である。サイドプレート6及びビードリング8は、実質的にリング状である。このモールド2は、いわゆる「割モールド2」である。
図3は、図1のモールド2のセグメント4が示された斜視図である。図3において、X方向は半径方向であり、Y方向は軸方向である。周方向は、X方向及びY方向に直交している。このセグメント4は、ホルダー10とブロック12とからなる。ホルダー10は、鋼又はアルミニウム合金からなる。ブロック12は、ホルダー10に装着されてる。ホルダー10に、周方向に並列された複数のブロック12が装着されてもよい。
ブロック12は、キャビティ面14を備えている。このキャビティ面14は、凸部16と凹部18とを備えている。凸部16は、筋山状である。この凸部16は、タイヤのトレッドの溝に対応する。凹部18は、タイヤのトレッドのブロックに対応する。この凸部16及び凹部18により、タイヤにトレッドパターンが形成される。凸部16及び凹部18の形状は、トレッドパターンに応じて、適宜決定される。なお図2では、凸部16及び凹部18の図示が省略されている。
図4(a)は図3のセグメント4のブロック12が示された平面図であり、図4(b)はその正面図であり、図4(c)はその右側面図である。図5は、図4のV−V線に沿った拡大断面図である。図6は、図4のVI−VI線に沿った拡大断面図である。ブロック12は、背面20及び2つの分割面22を備えている。背面20は、キャビティ面14と対向している。背面20には、6個のボルト穴24が形成されている。このボルト穴24には、雌ネジが螺刻されている。この穴24にボルト(図示されず)が螺入されることにより、ブロック12がホルダー10に固定される。さらに背面20には、2個のピン穴26が形成されている。このピン穴26には、アンカーピン(図示されず)が挿入される。このアンカーピンにより、ホルダー10に対するブロック12の位置が決められる。
ブロック12は、多数のピース28、ボルト30、ナット32及び多数のシム34(図5参照)を備えている。ピース28は、板状である。ピース28は、アルミニウム合金からなる。多数のピース28が、軸方向に並列されている。この実施形態では、ブロック12は、13枚のピース28を備えている。それぞれのピース28は、孔36を備えている。この孔36に、ボルト30が貫通している。この実施形態では、ブロック12は、3本のボルト30を備えている。図示されていないが、ボルト30の上端近傍及び下端近傍には、雄ネジが螺刻されている。この雄ネジが、ナット32に螺入している。ナット32が締められることにより、13枚のピース28が結束されている。
図5から明らかなように、シム34は、隣接する2つのピース28に挟まれている。ナット32が締められることにより、ピース28がシム34を押圧している。このシム34により、隣接する2つのピース28の間にスリット38が形成されている。スリット38は、半径方向及び周方向に延在している。スリット38は、キャビティ面14にまで至っている。この実施形態では、ブロック12は、12枚のシム34を備えている。
図7は、図5のブロック12のシム34が示された斜視図である。シム34は、ステンレス鋼のような金属からなる。シム34は、薄い板状である。シム34の平面形状は、実質的に矩形である。矩形であるシム34は、容易に製作されうる。図7において矢印Tで示されているのは、シム34の厚みである。
図8は、図5のブロック12の一部が示された拡大断面図である。図8において、矢印L1で示されているのはシム34の内端40から背面20までの距離であり、矢印L2で示されているのはキャビティ面14から背面20までの距離である。距離L1は、距離L2に比べて十分に小さい。図8において、矢印Pで示されているのはキャビティ面14におけるスリット38の幅であり、矢印Wで示されているのはピース28の幅である。
図9は、図5のIX−IX線に沿った拡大断面図である。図9には、ピース28、ボルト30及び2枚のシム34が示されている。シム34は、孔36を避けて配置されている。換言すれば、ボルト30はシム34を貫通していない。シム34がボルト30のための孔を備える必要がないので、このシム34は容易に製作されうる。
このブロック12の製作では、ピース28の母材42が準備される。この母材42は板状であり、その平面形状は矩形である。図6において、母材42の輪郭が二点鎖線で示されている。多数の母材42と多数のシム34とが、交互に積層される。これら母材42及びシム34は、ボルト30及びナット32によって一体化される。この母材42の表面に切削加工が施され、ブロック12が得られる。切削加工により、凹凸模様を備えたキャビティ面14が形成される。この方法では、凹凸模様が直彫りされる。典型的な切削加工は、工具による切削である。切削加工が、高エネルギー密度加工によってなされてもよい。高エネルギー密度加工の具体例としては、電解加工、放電加工、ワイヤーカット放電加工、レーザ加工及び電子ビーム加工が挙げられる。凹凸模様が直彫りされるので、この凹凸模様の形状の自由度は高い。この凹凸模様では、寸法精度が高い。このブロック12がホルダー10に装着されて、セグメント4が得られる。
このモールド2が用いられたタイヤ製造方法では、予備成形によってグリーンタイヤが得られる。このグリーンタイヤが、モールド2が開いておりブラダーが収縮している状態で、モールド2に投入される。この段階では、グリーンタイヤのゴム組成物は未架橋状態である。モールド2が締められ、ブラダーが膨張する。グリーンタイヤはブラダーによってモールド2のキャビティ面14に押しつけられ、加圧される。この状態のグリーンタイヤが、図2に示されている。同時にグリーンタイヤは、加熱される。加圧と加熱とによりゴム組成物が流動する。加熱によりゴムが架橋反応を起こし、タイヤが得られる。グリーンタイヤが加圧及び加熱される工程は、加硫工程と称される。
前述の通り、スリット38はキャビティ面14に露出しているので、加硫工程において、グリーンタイヤとキャビティ面14との間のエアーはスリット38を通じて移動する。エアーは分割面22に至り、排出される。分割面22から離れた領域のエアーでも、スリット38を通じて分割面22に移動しうる。スリット38及び孔36を通じても、エアーが排出されうる。エアーの移動と排出とにより、ベアーが防止される。このモールド2では、ベントホールが設けられなくても、十分にエアーが排出されうる。ベントホールを有さないモールド2により、スピューがないタイヤが得られる。このタイヤは、外観及び初期グリップ性能に優れる。スリット38と共に、少数のベントホールが設けられてもよい。
キャビティ面14に凹凸模様が形成されなくてもよい。凹凸模様を有さないモールド2により、スリックタイヤ及びプレーンタイヤが得られうる。このスリックタイヤ及びプレーンタイヤでも、スピューが抑制される。このプレーンタイヤの表面がカットされて、凹凸模様が形成される。スピューが少ないので、このプレーンタイヤのカットは容易である。
前述の通り、距離L1(図8参照)は距離L2に比べて十分に小さい。換言すれば、シム34は背面20の近傍に位置しており、キャビティ面14とシム34の内端40とは離れている。このシム34は、スリット38を通じてのエアーの移動を阻害しない。エアーの移動の観点から、比(L1/L2)は0.5以下が好ましく、0.3以下がより好ましい。
本発明では、スリット38の数は5以上が好ましい。5以上のスリット38を備えたセグメント4では、エアーが十分に排出されうる。この観点から、スリット38の数は、10以上がより好ましい。セグメント4の製作容易の観点から、スリット38の数は40以下が好ましく、30以下がより好ましい。図3に示されたセグメント4は、前述の通り、13枚のピース28と12枚のシム34とを備えている。従って、スリット38の数は12である。
キャビティ面14におけるスリット38の幅P(図8参照)は、0.01mm以上が好ましい。幅Pが0.01mm以上であるスリット38により、エアーが十分に排出される。この観点から、幅Pは0.02mm以上がより好ましい。幅Pは、0.09mm以下が好ましい。幅Pが0.09mm以下であるスリット38には、ゴム組成物が流入しにくい。従って、外観に優れたタイヤが得られる。この観点から、幅Pは0.07mm以下がより好ましく、0.05mm以下が特に好ましい。
ナット32が締められることにより、ピース28又はシム34が多少変形する。この変形により、幅Pがシム34の厚みT(図7参照)よりも小さくなる傾向がある。さらに、シム34が背面20の近傍に位置していることに起因しても、幅Pが厚みTよりも小さくなる傾向がある。適正な幅Pが達成されるには、厚みTは0.02mm以上が好ましく、0.03mm以上がより好ましい。厚みTは0.10mm以下が好ましく、0.08mm以下がより好ましく、0.06mm以下が特に好ましい。
モールド2が繰り返し用いられると、キャビティ面14に堆積物が付着する。この堆積物は、タイヤの品質を損なう。堆積物は、除去される必要がある。除去には通常、ショットブラスト処理が採用される。ショットブラスト処理により、ピース28のコーナーが微小な塑性変形を起こす。この塑性変形によりバリが発生し、スリット38に目詰まりが生じることがある。モールド2が昇温されてピース28が膨張すれば、バリが潰されてスリット38が再生される。ピース28が十分に膨張してスリット38が再生されうるとの観点から、ピース28の幅W(図8参照)は5mm以上が好ましい。ブロック12が、幅Wが互いに異なる複数のピース28を備えてもよく、幅Wが互いに同一である複数のピース28を備えてもよい。
図10は、本発明の他の実施形態に係るタイヤ用モールド52が示された平面図である。このモールド52は、いわゆる「ツーピースモールド」である。このモールド52は、下型54と上型とを備えている。図10には、下型54のみが示されている。上型は、下型54の形状が反転した形状を有する。このモールド52は、多数のユニット56とシェル58とを備えている。ユニット56は、シェル58に固定されている。ユニット56は、円弧状である。多数のユニット56がリング状に連結されている。
図11は、図10のモールド52のユニット56が示された拡大斜視図である。ユニット56は、ホルダー58とブロック60とからなる。ブロック60は、キャビティ面62を備えてる。このキャビティ面62は、凸部64と凹部66とを備えている。凸部64は、筋山状である。この凸部64は、タイヤのトレッドの溝に対応する。凹部66は、タイヤのトレッドのブロック60に対応する。この凸部64及び凹部66により、タイヤにトレッドパターンが形成される。
図12は、図11のユニット56のブロック60が示された拡大断面図である。このブロック60は、背面68を備えている。背面68は、キャビティ面62と対向している。このブロック60は、多数のピース70及び多数のシム72を備えている。ピース70は、板状である。ピース70は、アルミニウム合金からなる。多数のピース70が、軸方向に並列されている。シム72は、隣接する2つのピース70に挟まれている。このシム72により、隣接する2つのピース70の間にスリット74が形成されている。スリット74は、半径方向及び周方向に延在している。スリット74は、キャビティ面62にまで至っている。
図12において、矢印L1で示されているのはシム72の内端76から背面68までの距離であり、矢印L2で示されているのはキャビティ面62から背面68までの距離である。距離L1は、距離L2に比べて十分に小さい。換言すれば、シム72は背面68の近傍に位置しており、キャビティ面62とシム72の内端とは離れている。比(L1/L2)は0.5以下が好ましく、0.3以下がより好ましい。
このブロック60の製作でも、多数の母材78と多数のシム72とが交互に積層される。この母材78の表面に切削加工が施される。切削加工により、凹凸模様を備えたキャビティ面62が形成される。
このブロック60においても、キャビティ面62とグリーンタイヤとの間に存在するエアーが、スリット74を通じて分割面へと移動し、排出される。排出により、ベアーが防止される。
本発明に係るモールドは、種々のタイヤの製造に適している。
図1は、本発明の一実施形態に係るタイヤ用モールドの一部が示された平面図である。 図2は、図1のII−II線に沿った拡大断面図である。 図3は、図1のモールドのセグメントが示された斜視図である。 図4(a)は図3のセグメントのブロックが示された平面図であり、図4(b)はその正面図であり、図4(c)はその右側面図である。 図5は、図4のV−V線に沿った拡大断面図である。 図6は、図4のVI−VI線に沿った拡大断面図である。 図7は、図5のブロックのシムが示された斜視図である。 図8は、図5のブロック12の一部が示された拡大断面図である。 図9は、図5のIX−IX線に沿った拡大断面図である。 図10は、本発明の他の実施形態に係るタイヤ用モールドが示された平面図である。 図11は、図10のモールドのユニットが示された拡大斜視図である。 図12は、図11のユニットのブロックが示された拡大断面図である。
符号の説明
2、52・・・タイヤ用モールド
4・・・トレッドセグメント
10、58・・・ホルダー
12、60・・・ブロック
14、62・・・キャビティ面
20、68・・・背面
22・・・分割面
28、70・・・ピース
30・・・ボルト
32・・・ナット
34、72・・・シム
38、74・・・スリット
42、78・・・母材
56・・・ユニット
58・・・シェル

Claims (5)

  1. その内面がキャビティ面を形成するブロックを備えており、
    このブロックが、並列された複数の板状ピースと、隣接する2つのピースに挟まれたシムとを含んでおり、
    このシムが、上記キャビティ面とは対向する面である背面の近傍に位置しており、
    このシムの厚みが0.10mm以下であり、
    このシムによって隣接する2つのピースの間にスリットが形成されているタイヤ用モールド。
  2. 上記キャビティ面におけるスリットの幅が0.09mm以下である請求項1に記載のモールド。
  3. 上記ピースのそれぞれが孔を備えており、この孔を貫通するボルトによって複数のピースが結束されており、上記シムがこの孔を避けて配置されている請求項1又は2に記載のモールド。
  4. 上記シムの平面形状が実質的に矩形である請求項1から3のいずれかに記載のモールド。
  5. 予備成形によってグリーンタイヤが得られる工程、
    その内面がキャビティ面を形成するブロックを備えており、このブロックが並列された複数の板状ピースと隣接する2つのピースに挟まれたシムとを含んでおり、このシムが上記キャビティ面とは対向する面である背面の近傍に位置しており、このシムの厚みが0.10mm以下であり、このシムによって隣接する2つのピースの間にスリットが形成されているモールドに、上記グリーンタイヤが投入される工程
    及び
    このグリーンタイヤがモールド内で加圧及び加熱される工程
    を含むタイヤ製造方法。
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