JP2011106470A - 高圧ポンプ - Google Patents

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    • F02M2200/315Fuel-injection apparatus having hydraulic pressure fluctuations damping elements for damping fuel pressure fluctuations

Abstract

【課題】プランジャによる燃料の吸入にあたり、燃料を効率的に吸入可能な高圧ポンプを提供する。
【解決手段】燃料ギャラリ13は側壁20間の距離が相対的に大きく形成され、横方向に燃料が流動しやすい。この燃料が流動しやすい方向に合わせ、吸入開口部は側壁20に設けられている。これによると、燃料ギャラリ13内で容積室開口部から供給される燃料によって作り出される相対的に大きな燃料の流れは、パルセーションダンパ131に衝突して燃料ギャラリ13内で横方向となりやすく、その結果、燃料を吸入開口部からプランジャによって効率よく吸入することが可能となる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、内燃機関(以下「エンジン」という)に用いられる高圧ポンプに関する。
従来、エンジンへ燃料を供給する燃料供給装置は、高圧燃料を圧送する高圧ポンプを備える。高圧ポンプはカムシャフトの回転によって往復移動するプランジャを備えるのが一般的である。燃料を加圧する行程は、具体的に、プランジャが上死点から下死点へ移動するときにポンプ内の燃料ギャラリから加圧室へ燃料を吸入する吸入行程、プランジャが下死点から上死点へ向かうときに一部の低圧の燃料を燃料ギャラリへ戻す調量行程、及び、吸入弁を閉じてからさらに上死点へ向かうプランジャによって燃料が加圧される加圧行程に分けられる。
ところで、燃料ギャラリへは、通常、インレットから燃料が供給されるが、この供給量は、高圧ポンプの上流側に配置される低圧ポンプのポンプ性能によって決まってくる。このとき、エンジン回転数が大きくなり、カムシャフトの回転数が大きくなると、プランジャが高速で往復移動することになるため、インレットから供給される燃料だけでは、吸入行程において加圧室を満たすだけの燃料が吸入できなくなる虞がある。
このような問題を解決するための技術として、プランジャが上死点から下死点へ移動する際にもポンプ機能を果たし、燃料ギャラリへ燃料を送り出す高圧ポンプが提案されている(例えば、特許文献1、2参照)。
また、調量行程において、加圧室から燃料ギャラリに排出された低圧燃料により圧力脈動が生じるので、燃料ギャラリ内にはパルセーションダンパが設けられ、燃料の圧力脈動を低減している(特許文献3、4参照)。特許文献3では、パルセーションダンパの一方の面と、ハウジングの底壁とに囲まれた燃料ギャラリ内の空間にインレット及び加圧室の両方が連通する構成としている。特許文献4では、パルセーションダンパを支持する皿状の支持部材のパルセーションダンパとは反対側の面と、ハウジングの底壁とに囲まれた空間にインレット及び加圧室の両方が連通する構成としている。
特開2006−200407号公報 特表2008−525713号公報 特許第4036153号公報 特開2008−286144号公報
しかしながら、上記特許文献1、2では、燃料ギャラリにおける燃料の流れまでは考慮されていないため、上述したプランジャによるポンプ機能が効果的に発揮されず、加圧室への燃料の吸入が不十分になってしまうことが懸念される。
また、調量行程において、加圧室から燃料ギャラリへ排出される低圧燃料の流速は非常に速いので、特許文献3の構成では、パルセーションダンパによって圧力脈動が十分に減衰されることなく、インレットから外部の低圧燃料配管へ燃料が漏出することが考えられる。特許文献4の構成では、加圧室から燃料ギャラリへ排出される低圧燃料は、パルセーションダンパの支持部材に衝突して横流れに変化し、パルセーションダンパによって圧力脈動が十分に減衰されることなく、インレットから外部の低圧燃料配管へ漏出することが考えられる。低圧燃料配管へ圧力脈動が伝達されると、低圧燃料配管が振動することで低圧燃料配管を固定する固定部材から異音が発生したり、固定部材が異常振動を発生し車体に伝わる事によって感性品質を低下させるおそれがある。またさらに固定部材自体が破損するおそれがある。
本発明は上述した問題を解決するためになされたものであり、その目的は、加圧室から排出される燃料による圧力脈動を抑制可能な高圧ポンプを提供することにある。また、本発明の他の目的は、プランジャによる燃料の吸入にあたり、燃料を効率よく吸入することが可能な高圧ポンプを提供することにある。
上記目的を達成するためになされた請求項1に記載の高圧ポンプでは、ハウジングは、インレット、燃料ギャラリ、加圧室、およびアウトレットを有する。燃料ギャラリには、供給開口部、吸入開口部、および補給開口部が設けられている。供給通路は、インレットから燃料ギャラリの供給開口部までを接続する。また、燃料通路は、燃料ギャラリの吸入開口部から加圧室までを接続する。
したがって、インレットに燃料が供給されると、当該燃料は、供給通路および燃料ギャラリを経由し、燃料通路によって加圧室へ送られる。
燃料は加圧室にて加圧されるが、この加圧室の容積変化を作出するのが、プランジャの大径部である。このプランジャは、大径部と、この大径部と一体に加圧室の反対側に形成された小径部とを有している。そして、加圧室にて加圧された燃料は、アウトレットから吐出される。
このような基本構成において、本発明では、プランジャ囲繞部が、ハウジングと共にプランジャの小径部の周囲に可変容積室を形成している。この可変容積室と燃料ギャラリの補給開口部とを接続するのが、補給通路である。これにより、プランジャの移動によって、加圧室の容積が減少すると可変容積室の容積は増加し、燃料ギャラリから可変容積室へ燃料が供給される。一方、プランジャの移動によって、加圧室の容積が増加すると可変容積室の容積は減少し、可変容積室から燃料ギャラリへ燃料が供給される。
すなわち、本発明では、燃料ギャラリへは供給開口部だけでなく補給開口部からも燃料供給がなされる。供給開口部および補給開口部から供給された燃料は、共に吸入開口部から加圧室へ送られることになる。
ここで特に本発明では、燃料ギャラリにおいて燃料が流動しやすい方向にあわせ、吸入開口部を設けた。燃料室において、補給開口部はプランジャの軸に対して吸入開口部の反対側に設けられている。
プランジャが高速で往復移動する状態では、補給開口部から供給される燃料によって、燃料ギャラリ内に相対的に大きな燃料の流れが作り出される。したがって、燃料が流動しやすい方向にあわせて吸入開口部を設ければ、プランジャによる燃料の吸入にあたり、燃料を効率よく吸入することができる。
請求項2に記載の発明によると、燃料室において、補給開口部とプランジャの軸とを結ぶ直線と、吸入開口部とプランジャの軸とを結ぶ直線とのなす角は鈍角である。
請求項3に記載の発明によると、吸入開口部とプランジャの軸とを結ぶ直線に垂直かつプランジャの軸を含む仮想平面を想定したとき、仮想平面の一方の側に吸入開口部が設けられ、仮想平面の他方の側に補給開口部が設けられる。
なお、燃料が流動しやすい方向は、具体的には請求項4に示すように、燃料ギャラリの内部空間で内壁間の距離が相対的に大きい方向とすることが考えられる。例えば、燃料ギャラリにおいて側壁間の距離が相対的に大きく形成されている場合、請求項5に示すように、吸入開口部を側壁に設けるという具合である。このようにすれば、プランジャによる燃料の吸入にあたり、燃料を効率よく吸入することができる。
このように燃料ギャラリの側壁間の距離が相対的に大きくなっている場合、側壁へ向かう燃料の流れが作られやすい。したがって、このような構成を前提とした場合、請求項6に示すように、補給開口部を、燃料ギャラリの底壁に設けるようにしてもよい。また請求項7に示すように、補給開口部と共に又は別に、供給開口部を、燃料ギャラリの底壁に設けるようにしてもよい。
なお、所定方向の流れを作り出すという観点からは、請求項8に示すように、流れ変更部材を有する構成とすることが例示される。この流れ変更部材は、補給開口部から流入する燃料が側壁に向かうように燃料の流れを変更する。これにより、プランジャによる燃料の吸入にあたり、燃料をより効率よく吸入することができる。
具体的に、流れ変更部材は、請求項9に示すように、燃料ギャラリ内の燃料の脈動を抑制するダンパ部材とすることが考えられる。燃料ギャラリ内の脈動を抑制するダンパ部材を燃料流れの変更にも利用することで、コスト面も有利となる。
本発明の高圧ポンプの第1実施形態における基本構成を説明するための断面図である。 インレットからの供給通路及び可変容積室からの戻り通路を示す断面図である。 図2のIII−III線断面を模式的に示す説明図である。 プランジャが上死点に移動した状態の高圧ポンプを示す断面図である。 プランジャが下死点に移動した状態の高圧ポンプを示す断面図である。 本発明の第2実施形態の高圧ポンプを示す断面図である。 本発明の第2実施形態の高圧ポンプを示す部分断面図である。 本発明の第3実施形態の高圧ポンプの断面図である。 本発明の第3実施形態の高圧ポンプを示す部分断面図である。 本発明の第4実施形態の高圧ポンプを示す断面図である。 本発明の第5実施形態の高圧ポンプを示す断面図である。 本発明の第6実施形態の高圧ポンプを示す断面図である。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態を図面に基づいて説明する。なお、ここでは最初に高圧ポンプの基本構成について説明しておく。なお、本実施形態の高圧ポンプは、燃料タンクより低圧燃料ポンプにて汲み上げられた燃料を加圧して、燃料レールへ送り出すためのポンプである。
本構成の高圧ポンプは、図1に示すごとくである。高圧ポンプ1は、図示しないインレットから供給される燃料を加圧し、吐出弁部70から図示しない燃料レールへ吐出する。なお、インレットの上流側には、低圧燃料ポンプからの配管が接続される。
高圧ポンプ1は、外郭を構成している本体部10、プランジャ部30、吸入弁部50、及び、吐出弁部70を備えている。
本体部10は、外郭を構成するハウジング11を備えている。ハウジング11の一方向(図1中では上方)にカバー12が取り付けられており、カバー12とハウジング11とで囲まれる空間が燃料ギャラリ13となっている。燃料ギャラリ13は、その内部に、パルセーションダンパ131を有している。パルセーションダンパ131は、その端部を挟持されて配置されている。
また、プランジャ部30は、カバー12のちょうど反対側(図1中の下方)に設けられている。そして、プランジャ部30と燃料ギャラリ13との中間付近に、燃料を加圧可能な加圧室14が形成されている。
さらにまた、カバー12及びプランジャ部30の配列方向に直交する方向に、吸入弁部50(図1中の左方)及び吐出弁部70(図1中の右方)が設けられている。
このような構成により、燃料ギャラリ13に供給された燃料は、吸入弁部50を経由し、加圧室14を経由して、吐出弁部70から吐出される。
次に、プランジャ部30、吸入弁部50、及び、吐出弁部70の構成について、詳細に説明する。
最初にプランジャ部30について説明する。
プランジャ部30は、プランジャ31、オイルシールホルダ32、スプリングシート33、及び、プランジャスプリング34などを備えている。
プランジャ31は、ハウジング11の内部に形成されたシリンダ15に支持される大径部311と、オイルシールホルダ32に外周を囲まれた大径部311よりも径の小さな小径部312とを有している。これら大径部311及び小径部312は、一体となっており、同位相で軸方向に往復移動する。
オイルシールホルダ32は、シリンダ15の端部に配置されており、プランジャ31の小径部外周を囲む基部321と、ハウジング11に圧入される圧入部322とを有している。
基部321は、略円筒状であり、プランジャ31の小径部312の外周を囲む。基部321は、その内部に、リング状のシール323を有している。シール323は、内周のテフロンリング(「テフロン」は登録商標)と外周のOリングとからなる。このシール323により、プランジャ31の小径部312周囲の燃料油膜の厚さが調整され、エンジンへの燃料のリークが抑制される。このシール323に隣接して、加圧室14側に、プランジャストッパ324が配設されている。また、基部321は、その先端部分に、オイルシール325を有している。このオイルシール325によって、プランジャ31の小径部312の周囲のオイル油膜の厚さが規制され、オイルのリークが抑制される。
圧入部322は、基部321の周囲に円筒状に張り出す部分であり、断面コ字状となっている。一方、ハウジング11には、圧入部322に対応する凹部16が形成されている。これにより、オイルシールホルダ32は、圧入部322が凹部16の径外方向の内壁に圧接する態様で圧入される。
プランジャ31の小径部312の先端部は、図示しないタペットに当接している。タペットは、図示しないカムシャフトに取り付けられたカムにその外面を当接させ、カムシャフトの回転により、カムプロフィールに応じて軸方向に往復移動する。これにより、プランジャ31が軸方向に往復移動する。
プランジャスプリング34は、スプリングシート33に一端を係止され、他端をオイルシールホルダ32の圧入部322の深部に係止されている。これにより、プランジャスプリング34は、プランジャ31の戻しバネとして機能し、プランジャ31をタペット面に当接させるよう付勢する。
このような構成により、カムシャフトの回転に応じたプランジャ31の往復移動が実現される。このとき、プランジャ31の大径部311によって、加圧室14の容積変化が作出される。
また、本構成では特に、プランジャ31の小径部312の周囲に、可変容積室35が形成されている。ここでは、ハウジング11のシリンダ15、プランジャ31の大径部311の基端面(小径部312との段差面)、小径部312の外周壁、及び、オイルシールホルダ32のシール323に囲まれた領域が、可変容積室35である。シール323が燃料のリークを抑制することは上述したが、シール323は、可変容積室35を液密にシールし、可変容積室35からエンジンへの燃料のリークを防止する。また、シール323は、エンジン内から可変容積室35へのオイルのリークを防止する。
可変容積室35は、プランジャストッパ324の燃料流路326、圧入部322の径内方向において凹部16との間に形成される円筒状の円筒流路327、凹部16の深部に形成される環状の環状流路328、及び、ハウジング11内部に形成された戻し流路17(図中に破線で示す流路)を経由して、燃料ギャラリ13に接続する。
次に、吸入弁部50について説明する。
吸入弁部50は、図1に示すように、ハウジング11によって形成される筒部51、筒部51の開口を覆う弁部カバー52、及び、コネクタ53等を備えている。
筒部51は、略円筒状に形成され、内部に燃料通路55を有している。燃料通路55には、略円筒状のシートボディ56が配置されている。シートボディ56の内部には、吸入弁57が配置されている。この吸入弁57の内部には、スプリング58が収容配置されている。
また、吸入弁57には、ニードル59が当接している。このニードル59は、上述した弁部カバー52を貫通し、コネクタ53の内部まで延びている。コネクタ53は、コイル531と当該コイル531へ通電するための端子532とを有している。コイル531の内側には、所定位置に保持される固定コア533、可動コア534、及び、固定コア533と可動コア534との間に介在するスプリング535が配置されている。ここで、可動コア534に固定されるのが、上述したニードル59である。つまり、可動コア534とニードル59とは一体になっている。
このような構成により、コネクタ53の端子532を介して通電が行われると、コイル531にて発生する磁束によって固定コア533と可動コア534との間に磁気吸引力が発生する。その結果、可動コア534が固定コア533側へ移動し、これに伴ってニードル59が、加圧室14から離れる方向へ移動する。このときは、吸入弁57の移動がニードル59によって規制されない。したがって、吸入弁57がシートボディ56に着座可能となり、吸入弁57の着座により、燃料通路55と加圧室14とが遮断される。
一方、コネクタ53の端子532を介した通電が行われないと、磁気吸引力は発生しないため、スプリング535によって、可動コア534が加圧室14へ近づく方向へ移動する。これにより、ニードル59が加圧室14側へ移動する。その結果、ニードル59によって吸入弁57の移動が規制され、吸入弁57が加圧室14側に保持される。このときは、吸入弁57がシートボディ56から離座することとなり、燃料通路55と加圧室14とが連通する。
次に、吐出弁部70について説明する。
吐出弁部70は、図1に示すように、ハウジング11にて形成される円筒状の収容部71を有している。この収容部71にて形成される収容室711に、吐出弁72、スプリング73、及び、係止部74が収容されている。また、収容室711の開口部分が、吐出口75となっている。吐出口75とは反対側の収容室711の深部には、弁座712が形成されている。
吐出弁72は、スプリング73の付勢力と図示しない燃料レール側からの圧力とにより、弁座712に当接する。これにより、吐出弁72は、加圧室14の燃料の圧力が低いうちは、燃料の吐出を停止する。一方、加圧室14の燃料の圧力が大きくなってスプリング73の付勢力と燃料レール側からの圧力とに打ち勝つと、吐出弁72が吐出口75の方向へ移動する。これにより、収容室711へ流入した燃料は、吐出口75から吐出される。
次に、燃料ギャラリ13への燃料供給等について説明する。図2は、図1に示した高圧ポンプ1の断面の一部を切り欠き、可変容積室35からの戻し流路17及び、インレットからの供給通路18を示している。また、図3は、図2のIII−III線断面を模式的に示す説明図である。図3では、燃料ギャラリ13の部分のみを示している。
図3に示すように、ハウジング11で構成される燃料ギャラリ13の底面には、容積室開口部132及びインレット開口部133が形成されている。そして、上述した戻し流路17(図2参照)が容積室開口部132へ接続されている。また、上述した供給通路18(図2参照)が、インレット開口部133に接続されている。供給通路18には、フィルタ19が配設されている。これにより、図示しない低圧燃料ポンプを経由してインレットへ供給された燃料が燃料ギャラリ13へ供給されることになる。また、燃料ギャラリ13には、吸入開口部134が形成されている。この吸入開口部134から吸入される燃料が、吸入弁部50から加圧室14へ送られる。
次に、高圧ポンプ1の作動について説明する。なお、図4はプランジャ部30のプランジャ31が上死点にある状態を示し、図5はプランジャ部30のプランジャ31が下死点にあることを示している。
高圧ポンプ1は、吸入行程、調量行程、及び、加圧行程を繰り返すことで動作する。
吸入行程は、燃料ギャラリ13から加圧室14へ燃料を吸入する行程である。このとき、プランジャ31は、上死点(図4参照)から下死点(図5参照)へ向かって移動し、吸入弁57は開弁状態となっている。
調量行程は、加圧室14から燃料ギャラリ13へ燃料を戻す行程である。このとき、プランジャ31は、下死点(図5参照)から上死点(図4参照)へ向かって移動し、吸入弁57は開弁状態となっている。
加圧行程は、加圧室14から吐出弁部70を経由して燃料を吐出する行程である。このとき、プランジャ31は、上死点(図4参照)へ向かって移動し、吸入弁57は閉弁状態となっている。
なお、図4及び図5では、吸入弁57は、便宜上、すべて開弁状態で示している。
ここで可変容積室35の機能を説明する。
上記吸入行程では、プランジャ31の移動により加圧室14の容積が増加する。一方、可変容積室35の容積は減少する。したがって、可変容積室35に蓄えられた燃料が燃料ギャラリ13へ供給されることになる。
上記調量行程では、プランジャ31の移動により加圧室14の容積が減少する。一方、可変容積室35の容積は増加する。したがって、加圧室14から燃料ギャラリ13へ戻される低圧の燃料の一部は、可変容積室35へ送られる。
ここで、可変容積室35の容積変化は、加圧室14と同様に、プランジャ31の大径部311によって生じる。つまり、加圧室14の容積変化と可変容積室35の容積変化とは、いわば同位相で生じる。
なお、加圧行程においては、吸入弁57が閉弁状態となることで、加圧室14から燃料ギャラリ13への燃料の戻りは問題にならない。
このような可変容積室35の機能により、以下のような効果が得られる。
吸入行程において、可変容積室35の容積の減少が「60」であるとすると、可変容積室35から燃料ギャラリ13へ「60」の燃料が供給される。ここで加圧室14の容積の増加が「100」であるとすると、インレット開口部133からの燃料の供給量は、「40」で賄えることになる。
一方、調量行程において問題となるのは、燃料の脈動である。加圧室14の容積の減少が「100」であるとすると、100に相応する脈動が燃料ギャラリ13に発生する。この脈動がインレット開口部133から供給通路18へ伝播すると、図示しない燃料配管の振動などが生じ騒音や異音を発生させる要因となる。ところが、可変容積室35の容積の増加が「60」である場合、燃料ギャラリ13に発生する脈動は、「40」に相応するものに抑えられる。
しかも、上述したように加圧室14の容積変化と可変容積室35の容積変化とは同位相で生じるため、エンジンの回転数によらず、常に効果が得られる。
また、可変容積室35を形成すべくプランジャ31に小径部312を設けているが、小径部312をシール323及びオイルシール325でシールする場合、大径の部分でシールする場合と比べ、円周が小さくなるため、効果的なシールが実現される。
さらにまた、小径部312の径はそのままとし、大径部311の径を大きくすれば、吐出量を増加させることができる。この場合、基本的に大径部311及び、大径部311が摺動するシリンダ15を設計するだけでよく、簡単な設計変更で吐出量をアップさせることができる。
なお、本構成における供給通路18が「供給通路」を構成し、吸入弁57が「吸入弁」を構成し、プランジャ31が「プランジャ」を構成し、吐出口75が「アウトレット」を構成し、オイルシールホルダ32が「プランジャ囲繞部」を構成し、容積室開口部132が「補給開口部」を構成し、吸入開口部134が「吸入開口部」を構成し、インレット開口部133が「供給開口部」を構成し、燃料流路326、円筒流路327、環状流路328及び戻し流路17が「容積室通路」を構成し、パルセーションダンパ131が「ダンパ部材」及び「流れ変更部材」を構成する。
次に、本形態の高圧ポンプ1の特徴的な構成を説明し、高圧ポンプ1が発揮する効果を説明する。
以上説明した高圧ポンプ1においては、プランジャ31が高速で往復移動する状態では、燃料ギャラリ13内へ、インレット開口部133から供給される燃料に比べ相当大きな勢いで、容積室開口部132から燃料が供給される。この容積室開口部132から供給される燃料によって、燃料ギャラリ13内には燃料の大きな流動が生じる。
燃料ギャラリ13は側壁20間の距離が相対的に大きく形成されているため(図2参照)、燃料ギャラリ13内で流動する燃料は横方向(図2の左右方向)の流れを作りやすい。また、本形態では、容積室開口部132が燃料ギャラリ13の底壁21に設けられており、容積室開口部132の延長線上には、パルセーションダンパ131が設けられている。したがって、容積室開口部132から供給される燃料は、パルセーションダンパ131によって流動方向を変え、燃料ギャラリ13内で横方向に移動することになる。そこで本形態では、図3に示すように、特に前述の吸入開口部134を、燃料の流動しやすい方向に合わせ、燃料ギャラリ13の側壁20に設けた。
これにより、プランジャ31による燃料の吸入行程において、燃料を効率的に吸入することができる。
また、パルセーションダンパ131を用いて燃料の流動方向を変更しているため、別の部材によって燃料の流動方向を変更する構成と比べ、コスト面で有利となる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態を図6及び図7に基づいて説明する。
第2実施形態の高圧ポンプ2と第1実施形態の高圧ポンプ1とは同一の構成である。図6は図2と同一の図であり、図7は図6の拡大図である。以下、複数の実施形態において、実質的に同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態では、燃料ギャラリ13の構成、並びにこの燃料ギャラリ13に接続する燃料通路55、供給通路18及び補給通路17等について説明する。
ハウジング11のシリンダ15の軸方向の一方に有底筒状の筒部111が設けられ、この筒部111の径方向内側に燃料ギャラリ13が形成される。筒部111の径外方向の外壁に蓋部材としてのカバー12が溶接等によって接合され、筒部111の開口112を塞いでいる。筒部111の側壁20に吸入開口部134が開口し、筒部111の底壁21に供給開口部133及び補給開口部132が開口している。吸入開口部134、供給開口部133及び補給開口部132については後述する。
燃料ギャラリ13内には、ダンパ部材としてのパルセーションダンパ131、第1支持部材41、第2支持部材42、及び弾性部材としての波形ばね90等が設けられている。
パルセーションダンパ131は、第1ダイアフラム61及び第2ダイアフラム62から構成されている。第1ダイアフラム61及び第2ダイアフラム62は、耐力及び疲労強度の強い金属板をプレス加工することで例えば皿状に形成されている。
なお、ダイアフラムは、皿状のみならず、波状又は球状であってもよい。
第1ダイアフラム61の第1周縁部611の径方向外側の端部と、第2ダイアフラム62の第2周縁部621の径方向外側の端部とは全周が溶接され、溶接部64を形成している。これにより、第1ダイアフラム61と第2ダイアフラム62とが気密及び液密にシールされ、第1ダイアフラム61の凹面と第2ダイアフラム62の凹面との間にダンパ室63が形成される。
ダンパ室63には、例えばヘリウム(He)、又はアルゴン(Ar)、あるいはこれらの混合気体が例えば低圧側の燃料ポンプやエンジンシステムの要求値、ダイアフラムの材料、脈動の大きさなど様々な要素から決定される所定圧で封入されている。第1ダイアフラム61及び第2ダイアフラム62は、燃料ギャラリ13の圧力変化に応じて弾性変形する。これにより、ダンパ室63の容積が変化し、燃料ギャラリ13内の燃料の圧力脈動を低減する。
第1ダイアフラム61、及び第2ダイアフラム62の板厚、材質、及びダンパ室63に封入される流体の圧力等により、要求される耐久性、或いはその他の要求性能に応じてパルセーションダンパ131のばね常数が設定される。そして、このばね常数により、パルセーションダンパ131が低減する脈動周波数が決定される。また、ダンパ室63の容積により、同一の容積をダンパ室に流入させた場合の圧力変化、いわゆる脈動を抑制することができるため、パルセーションダンパ131の脈動低減効果と相まってより脈動を低減させることが可能である。
パルセーションダンパ131は、環状に形成された第1支持部材41と第2支持部材42によって燃料ギャラリ13に支持されている。なお、本明細書において、環状又は筒状とは、例えば部材加工等により、周方向の一部が僅かに離れているものも含むものとする。
第1支持部材41は、パルセーションダンパ131と蓋部材12との間に設けられている。第1支持部材41の底壁21側の端部には、カバー12側に凹む溝が設けられ、この溝にパルセーションダンパ131の径方向外側の溶接部64が嵌合している。第1支持部材41とカバー12との間に波形ばね90が設けられ、第1支持部材41をパルセーションダンパ131の第1周縁部611に押圧している。このようにして、第1支持部材41は、パルセーションダンパ131の第1周縁部611を支持する。
第2支持部材42は、パルセーションダンパ131とハウジング11の底壁21との間に設けられている。第2支持部材42のカバー12側の端部は、パルセーションダンパ131の溶接部64の径方向内側に嵌込している。一方、第2支持部材42の底壁21側の端部は、底壁21に設けられた穴211に嵌入している。このようにして、第2支持部材42は、パルセーションダンパ131の第2周縁部621を支持する。
第1支持部材41と第2支持部材42がパルセーションダンパ131を挟持することで、パルセーションダンパ131、第1支持部材41、及び第2支持部材42の径方向の相対移動が規制され、第1支持部材41及び第2支持部材42の径方向外側に外側燃料空間100が形成される。
外側燃料空間100と、第1支持部材41の径方向内側に形成された第1内側燃料空間101とは、波形ばね90の径方向に形成される隙間を通じて連通している。一方、外側燃料空間100と、第2支持部材42の径方向内側に形成された第2内側燃料空間102とは、第2支持部材42の径方向の外壁と内壁とを通じる複数の絞り孔421によって連通している。絞り孔421の位置、個数及び開口面積が設定されることで、この絞り孔421を有する第2支持部材42は、外側燃料空間100と第2内側燃料空間102とを流通する燃料の流れを制限する。
第2支持部材42の径方向内側の底壁21には、インレットに連通する供給開口部133、及び可変容積室35に連通する補給開口部132が開口している。補給開口部132と可変容積室35とを接続する流路17は、燃料ギャラリ13の軸方向に平行に形成されている。
第2支持部材42の径方向外側のハウジング11の側壁20には、加圧室121に連通する吸入開口部134が開口している。加圧室121と吸入開口部134とを接続する燃料通路55は、吸入開口部134から外側燃料空間100へ排出される燃料が第1支持部材41又は波形ばね90側へ流れる方向に設けられている。
この構成により、高圧ポンプ2の調量行程において、吸入開口部134から外側燃料空間100へ排出される低圧燃料は、外側燃料空間100を周回すると共に、波形ばね90の径方向に形成される隙間を通り、第1内側燃料空間101へ流入する。第1内側燃料空間101に流入した燃料は、パルセーションダンパ131の第1ダイアフラム61側で圧力脈動が低減される。
外側燃料空間100を周回する燃料は、外側燃料空間100から第2内側燃料空間102に流入するとき、第2支持部材42の絞り孔421を通ることで流速が遅くなる。第2内側燃料空間102に流入した燃料は、パルセーションダンパ131の第2ダイアフラム62側で圧力脈動が低減される。パルセーションダンパ131は、流速の遅い第2内側燃料空間102の燃料に脈動減衰効果を確実に作用させることが可能となる。
なお本明細書において供給開口部133は、その一部が第2支持部材42の径方向内側に開口しているだけでも十分な効果を得ることができる。
加圧室14の容積変化と可変容積室35の容積変化は、プランジャ31の往復運動によって作り出されるので、加圧室14の容積変化と可変容積室35の容積変化とは同位相で生じる。これにより、吸入開口部134から外側燃料空間100に燃料が排出されるとき、第2内側燃料空間102から可変容積室35へ燃料が吸入される。一方、外側燃料空間100から加圧室14に燃料が吸入されるとき、可変容積室35から第2内側燃料空間102へ燃料が排出される。可変容積室35は、加圧室14から燃料ギャラリ13へ排出される低圧燃料の6割程度を吸入するので、供給開口部133と連通するインレットから外部の低圧燃料配管等に伝達する圧力脈動を抑制することができる。
また、補給開口部132から第2内側燃料空間102へ排出される燃料は、パルセーションダンパの第2ダイアフラム62側で圧力脈動が低減される。
本実施形態では、加圧室14と連通する吸入開口部134が第2支持部材82の径方向外側の側壁20に開口し、インレットと連通する供給開口部133、及び可変容積室35と連通する補給開口部132が第2支持部材82の径方向内側の底壁21に開口している。第2支持部材42には、外側燃料空間100と第2内側燃料空間102を流通する燃料の流速を遅くする絞り孔421が設けられている。このため、加圧室14から燃料ギャラリ13へ排出された低圧燃料は、外側燃料空間100で流速を遅くすると共に、第1内側燃料空間101に流入しパルセーションダンパ131の第1ダイアフラム61側で圧力脈動が低減される。また、外側燃料空間100から第2支持部材42の絞り孔421を通り第2内側燃料室102に流入した燃料は、流速が遅くなるため、パルセーションダンパ131の第2ダイアフラム62側で圧力脈動を抑制可能な時間が増加するために圧力脈動が確実に低減される。また、第2内側燃料空間102では、加圧室14から燃料ギャラリ13へ排出される低圧燃料の約6割が可変容積室35に吸入される。このため、供給開口部133からインレット側への燃料の流出が減少し、インレットから外部の低圧燃料配管等に伝達する圧力脈動を抑制することができる。
なおここで吸入開口部134は、ハウジング11に設けられた燃料ギャラリ13の底壁に開口されていても同様の効果を得ることができる。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態を図8及び図9に基づいて説明する。本実施形態では、第1支持部材81及び第2支持部材82の径方向外側に大容積の外側燃料空間100が形成されている。また、カバー12は、中央部が燃料ギャラリの外側に突出するドーム状に形成され、第1内側燃料空間101の容積を大きくしている。
第1支持部材81は、環状支持部811、第1筒部812、第1フランジ部813及び第1爪部814から一体に形成されている。
環状支持部811は、環状に形成された第1筒部812の軸方向のカバー12側から径方向内側へ延び、その径方向内側が軸方向のカバー12側へ延びている。環状支持部811は、波形ばね90の内周面及び軸方向の底壁21側の面を支持している。
第1フランジ部813は、第1筒部812の軸方向の底壁21側から径方向外側に環状に延び、パルセーションダンパ131の第1周縁部611を支持している。
第2支持部材82は、第2小径部821、第2筒部822及び第2フランジ部823から一体に形成されている。第2筒部822は環状に形成され、径方向の外壁と内壁とを通じる絞り孔824が周方向に複数設けられている。
第2フランジ部813は、第2筒部822の軸方向のカバー12側から径方向外側に環状に延び、パルセーションダンパ131の第2周縁部621を支持している。
第2小径部821は、第2筒部822の軸方向の底壁21側から径方向内側に環状に延び、底壁21に形成された穴211に嵌入している。
第1支持部材81の第1フランジ部813から底壁21側へ延びる第1爪部814は、第2支持部材82の第2フランジ部823に嵌合している。これにより、第1支持部材81と第2支持部材82とはパルセーションダンパ131を挟んで結合する。
この構成により、波形ばね90、第1支持部材81、第2支持部材82及びパルセーションダンパ131の径方向の相対移動が規制され、第1支持部材41及び第2支持部材42の径方向外側に外側燃料空間100が形成される。
波形ばね90は、径方向内側で位置決めがされ、径方向外側が支持されないので、外側燃料空間100を、第1支持部材81及び第2支持部材82の径方向外側の軸方向全域、かつ周方向全域に形成することが可能となり、外側燃料空間100を大容積にすることができる。
カバー12は、中央部が燃料ギャラリの外側にドーム状に突出するドーム部121と、このドーム部121の径方向外側に平坦部122を有し、一体に形成されている。これにより、第1内側燃料空間101のカバー12側に大容積を確保することができる。
また、加圧室に連通する吸入開口部からの燃料流れを蓋部材のドームの内側形状に沿わせることで、第1支持部材の開口部より第1ダイアフラムに効率的に流入させることができるため、圧力脈動を効果的に低減することができる。
本実施形態では、高圧ポンプ3の調量行程において、吸入開口部134から外側燃料空間100へ排出される低圧燃料の流れは、まず第1支持部材に衝突することによって、それが有するエネルギーを大幅に失い流速が低下する。その後、前記低圧燃料の主流は第1支持部材を超えてカバーの方向へ向かうとともに、第1支持部材の左右に分かれて流れを形成する。外側燃料空間を周回する左右の流れは、外側燃料空間内で衝突することによって、さらにエネルギーを失い流速が低下する。外側燃料空間100から第1内側燃料空間101へ流入した前記主流は、パルセーションダンパ131の第1ダイアフラム61側で圧力脈動が低減される。
外側燃料空間100を周回する燃料は、外側燃料空間100から第2内側燃料空間102に流入するとき、第2支持部材42の外壁及び第2支持部材42の絞り孔421によって燃料流れが制限され、流速が遅くなる。第2内側燃料空間102に流入した燃料は、パルセーションダンパ131の第2ダイアフラム62側で圧力脈動が低減される。パルセーションダンパ131は、流速の遅い第2内側燃料空間102の燃料に確実に脈動減衰効果を作用させることが可能となる。このため、供給開口部133と連通するインレットから外部の低圧燃料配管等に伝達する圧力脈動を抑制することができる。
可変容積室35は、加圧室14から燃料ギャラリ13へ排出される低圧燃料の6割程度を吸入し、供給開口部133からインレット側への燃料の流出を抑制する。この可変容積室35が連通する補給開口部132は、第2内側燃料空間102へ連通しているので、補給開口部132から吸排出される燃料の圧力脈動は、パルセーションダンパの第2ダイアフラム62側で低減することができる。このため、パルセーションダンパ131の第1ダイアフラム61側と第2ダイアフラム62側とを高効率に作動させることができる。
(第4実施形態)
本発明の第4実施形態を図10に基づいて説明する。
本実施形態では、加圧室14と連通する吸入開口部134が第2支持部材82の径方向外側の側壁20に開口し、可変容積室35と連通する補給開口部132が第2支持部材82の径方向外側の底壁21に開口している。インレットと連通する供給開口部133が第2支持部材82の径方向内側の底壁21に開口している。
この構成により、高圧ポンプ4の調量行程において、吸入開口部134から外側燃料空間100へ排出される低圧燃料は、大容積の確保された外側燃料空間100を周回し、流速を遅くすると共に、6割程度が補給開口部132から可変容積室35へ吸入される。ここで吸入開口部134からの排出と、それに伴う可変容積室35への吸入に関しては脈動による悪影響は全くないため、あえてパルセーションダンパにて脈動抑制する必要はない。
外側燃料空間100から第1内側燃料空間101へ流入した燃料は、パルセーションダンパ131の第1ダイアフラム61側で圧力脈動が低減される。
外側燃料空間100から第2内側燃料空間102に流入する燃料は、第2支持部材42の外壁及び第2支持部材42の絞り孔421によって流速がさらに遅くなり、パルセーションダンパ131の第2ダイアフラム62側で圧力脈動が確実に低減される。このため、供給開口部133と連通するインレットから外部の低圧燃料配管等に伝達する圧力脈動を抑制することができる。
(第5実施形態)
本発明の第5実施形態を図11に基づいて説明する。
本実施形態では、加圧室14と連通する吸入開口部134、及び可変容積室35と連通する補給開口部132が第2支持部材82の径方向内側の底壁21に開口している。インレットと連通する供給開口部133が第2支持部材82の径方向外側の底壁21に開口している。
この構成により、高圧ポンプ4の調量行程において、吸入開口部134から第2内側燃料空間102へ排出される低圧燃料は、パルセーションダンパ131の第2ダイアフラム側で圧力脈動が低減され、6割程度が補給開口部132から可変容積室35へ吸入される。ここで吸入開口部134からの排出燃料の流速が高く脈動が大きなものであっても、
可変容積室35に吸入される事に関しては脈動による悪影響は全くないため、パルセーションダンパにて脈動抑制されなくても全く問題はない。
第2内側燃料空間102から外側燃料空間100へ流出する燃料は、第2支持部材42の内壁及び第2支持部材42の絞り孔421によって燃料流れが制限され、さらに、大容積の外側燃料空間100に流出するので、流速が遅くなる。
外側燃料空間100から第1内側燃料空間に流入した燃料は、パルセーションダンパ131の第1ダイアフラム61側で圧力脈動が低減される。このため、供給開口部133と連通するインレットから外部の低圧燃料配管等に伝達する圧力脈動を抑制することができる。
(第6実施形態)
本発明の第6実施形態を図12に基づいて説明する。
本実施形態では、加圧室14と連通する吸入開口部134が第2支持部材82の径方向内側の底壁21に開口している。可変容積室35と連通する補給開口部132、及びインレットと連通する供給開口部133が第2支持部材82の径方向外側の底壁21に開口している。
この構成により、高圧ポンプ4の調量行程において、吸入開口部134から第2内側燃料空間102へ排出される低圧燃料は、パルセーションダンパ131の第2ダイアフラム側で圧力脈動が低減される。
第2内側燃料空間102から外側燃料空間100へ流出する燃料は、第2支持部材42の内壁及び第2支持部材42の絞り孔421によって燃料流れが制限され、さらに、大容積の外側燃料空間100に流出するので、流速が遅くなる。また、加圧室14から燃料ギャラリ13へ排出される低圧燃料の6割程度が補給開口部132から可変容積室35へ吸入される。
外側燃料空間100から第1内側燃料空間101に流入した燃料は、パルセーションダンパ131の第1ダイアフラム61側で圧力脈動が低減される。このため、供給開口部133と連通するインレットから外部の低圧燃料配管等に伝達する圧力脈動を抑制することができる。
また、本実施形態では、吸入開口部134から第2内側燃料空間102へ排出される低圧燃料は、パルセーションダンパ131の第2ダイアフラム側で圧力脈動が低減される。一方、補給開口部132から吸排出される燃料の圧力脈動は、パルセーションダンパの第1ダイアフラム61側で低減される。このため、パルセーションダンパ131の第1ダイアフラム61側と第2ダイアフラム62側とを高効率に作動させることができる。
(他の実施形態)
上記第1実施形態では、容積室開口部132から供給される燃料の流れを、燃料ギャラリ13に設けられたパルセーションダンパ131に衝突させることによって、横方向の流れに変更した。
この点、燃料ギャラリ13の内部に必ずしもパルセーションダンパを配置する必要はなく、パルセーションダンパの代わりに、流れ変更部材として例えば板状の部材を配置しても良い。あるいは、カバー12に衝突させることも考えられる。これらの構成によっても燃料ギャラリ内に横方向の燃料の流れを作り出すことができ、結果として、上記形態と同様に、プランジャ31による燃料の吸入行程において、燃料を効率的に吸入することができる。
上記複数の実施形態では、外側燃料空間と第2内側燃料空間との間を第2支持部材の絞り孔によって連通した。これに対し、本発明は、ハウジングの底壁に溝を設けるなどの構成によって外側燃料空間と第2内側燃料空間とを連通しても良い。
以上、本発明は、上記実施形態に何等限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において、種々なる形態で実施可能である。
1:高圧ポンプ(高圧ポンプ)、10:本体部、11:ハウジング(ハウジング)、12:カバー(蓋部材)、13:燃料ギャラリ(燃料ギャラリ)、131:パルセーションダンパ、132:容積室開口部(補給開口部)、133:インレット開口部(供給開口部)、134:吸入開口部(吸入開口部)、14:加圧室(加圧室)、15:シリンダ、16:凹部、17:戻し流路(補給通路)、18:供給通路(供給通路)、19:フィルタ、20:側壁、21:底壁、30:プランジャ部、31:プランジャ、311:大径部、312:小径部、32:オイルシールホルダ(プランジャ囲繞部)、321:基部、322:嵌合部、323:シール、324:プランジャストッパ、325:オイルシール、326:上部流路、327:円筒流路、328:環状流路、33:スプリングシート、34:プランジャスプリング、35:可変容積室、50:吸入弁部、51:筒部、52:弁部カバー、53:コネクタ、531:コイル、532:端子、533:固定コア、534:可動コア、535:スプリング、55:燃料通路(燃料通路)、56:シートボディ、57:吸入弁、58:スプリング、59:ニードル、70:吐出弁部、71:収容部、711:収容室、712:弁座、72:吐出弁、73:スプリング、74:係止部、75:吐出口(アウトレット)

Claims (9)

  1. 燃料が供給されるインレット、
    供給開口部、吸入開口部、及び、補給開口部が設けられた燃料室である燃料ギャラリ、
    容積が変化することにより燃料を加圧可能な加圧室、
    並びに、前記加圧室にて加圧された燃料を吐出するアウトレット、
    を有するハウジングと、
    前記インレットから前記燃料ギャラリの前記供給開口部までを接続する供給通路と、
    前記燃料ギャラリの前記吸入開口部から前記加圧室までを接続する燃料通路と、
    前記加圧室の容積変化を作出する大径部、および、当該大径部と一体に前記加圧室の反対側に形成され前記大径部よりも小径の小径部を有するプランジャと、
    前記ハウジングと共に前記小径部の周囲に可変容積室を形成するプランジャ囲繞部と、
    前記可変容積室と前記燃料ギャラリの補給開口部とを接続する補給通路と、
    を備え、
    前記プランジャによって、前記加圧室の容積が減少すると前記可変容積室の容積が増加し前記燃料ギャラリから前記可変容積室へ燃料が供給され、一方、前記加圧室の容積が増加すると前記可変容積室の容積が減少し前記可変容積室から前記燃料ギャラリへ燃料が供給されるようになっており、
    前記燃料ギャラリにおいて燃料が流動しやすい方向にあわせ、前記吸入開口部は設けられ、
    前記燃料室において、前記補給開口部は前記プランジャの軸に対して前記吸入開口部の反対側に設けられていることを特徴とする高圧ポンプ。
  2. 前記燃料室において、前記補給開口部と前記プランジャの軸とを結ぶ直線と、前記吸入開口部と前記プランジャの軸とを結ぶ直線とのなす角は鈍角であることを特徴とする請求項1に記載の高圧ポンプ。
  3. 前記燃料室において、前記吸入開口部と前記プランジャの軸とを結ぶ直線に垂直かつ前記プランジャの軸を含む仮想平面を想定したとき、前記仮想平面の一方の側に前記吸入開口部が設けられ、前記仮想平面の他方の側に前記補給開口部が設けられることを特徴とする請求項1または2に記載の高圧ポンプ。
  4. 前記燃料が流動しやすい方向とは、前記燃料ギャラリの内部空間で内壁間の距離が相対的に大きい方向であること、を特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の高圧ポンプ。
  5. 前記燃料ギャラリは側壁間の距離が相対的に大きくなっており、前記吸入開口部は当該側壁に設けられること、を特徴とする請求項4に記載の高圧ポンプ。
  6. 前記補給開口部は、前記側壁に対する底壁に設けられること、を特徴とする請求項5に記載の高圧ポンプ。
  7. 前記供給開口部は、前記側壁に対する底壁に設けられること、を特徴とする請求項5又は6に記載の高圧ポンプ。
  8. 前記燃料ギャラリは、前記補給開口部から流入する燃料が前記側壁に向かうように燃料の流れを変更する、流れ変更部材を有すること、を特徴とする請求項5〜7のいずれか一項に記載の高圧ポンプ。
  9. 前記流れ変更部材は、前記燃料ギャラリ内の燃料の脈動を抑制するダンパ部材であること、を特徴とする請求項6に記載の高圧ポンプ。
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