JP2000291509A - 直噴式ガソリンエンジン用燃料供給装置 - Google Patents
直噴式ガソリンエンジン用燃料供給装置Info
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- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
- F02M63/00—Other fuel-injection apparatus having pertinent characteristics not provided for in groups F02M39/00 - F02M57/00 or F02M67/00; Details, component parts, or accessories of fuel-injection apparatus, not provided for in, or of interest apart from, the apparatus of groups F02M39/00 - F02M61/00 or F02M67/00; Combination of fuel pump with other devices, e.g. lubricating oil pump
- F02M63/02—Fuel-injection apparatus having several injectors fed by a common pumping element, or having several pumping elements feeding a common injector; Fuel-injection apparatus having provisions for cutting-out pumps, pumping elements, or injectors; Fuel-injection apparatus having provisions for variably interconnecting pumping elements and injectors alternatively
- F02M63/0225—Fuel-injection apparatus having a common rail feeding several injectors ; Means for varying pressure in common rails; Pumps feeding common rails
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 大きな脈動吸収装置を使うことなく可変燃圧
システムに適応できる、安価でかつ小型化な可能な直噴
式ガソリンエンジン用燃料供給装置を提供することを目
的とする。 【解決手段】 単筒式の高圧燃料ポンプ１１から吐出さ
れる高圧の燃料の脈動をレゾネータ１６により抑制する
とともに、上記高圧燃料の圧力を制御する高圧可変レギ
ュレータ１８を設けて、コモンレール３０にそれぞれ接
続されたインジェクタ３１に供給する高圧の燃料の圧力
を制御するようにした。
システムに適応できる、安価でかつ小型化な可能な直噴
式ガソリンエンジン用燃料供給装置を提供することを目
的とする。 【解決手段】 単筒式の高圧燃料ポンプ１１から吐出さ
れる高圧の燃料の脈動をレゾネータ１６により抑制する
とともに、上記高圧燃料の圧力を制御する高圧可変レギ
ュレータ１８を設けて、コモンレール３０にそれぞれ接
続されたインジェクタ３１に供給する高圧の燃料の圧力
を制御するようにした。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、可変燃圧システム
に用いられる燃料供給装置に関するもので、特に単筒式
の高圧燃料ポンプ備え、高圧燃料をエンジン気筒内に直
接噴射する直噴式ガソリンエンジン用燃料供給装置に関
するものである。
に用いられる燃料供給装置に関するもので、特に単筒式
の高圧燃料ポンプ備え、高圧燃料をエンジン気筒内に直
接噴射する直噴式ガソリンエンジン用燃料供給装置に関
するものである。
【０００２】
【従来の技術】いわゆる筒内噴射式エンジンあるいは直
接噴射式エンジンと呼ばれている、燃料をエンジンのシ
リンダ内で噴射する方式のエンジンとしては、ディーゼ
ルエンジンが広く知られているが、近年、火花点火エン
ジン（ガソリンエンジン）においても、筒内噴射式のも
のが提案されている。このような、筒内噴射式エンジン
では、十分に高い燃料噴射圧が得られるようにされてい
るとともに、噴射の安定性のため、燃圧脈動が小さいこ
とが要求される。このため、構造が簡単で、製造コスト
が安価で、かつコンパクトである単筒式の高圧燃料ポン
プが公知となっている。一方、単筒式ではプランジャが
１本であるため、多筒式に比べて吐出される燃料の圧力
に大きな脈動幅があるので、燃料供給装置に金属ベロー
ズ式や金属ダイヤフラム式の脈動吸収装置を設けて上記
脈動を吸収するようにしている。
接噴射式エンジンと呼ばれている、燃料をエンジンのシ
リンダ内で噴射する方式のエンジンとしては、ディーゼ
ルエンジンが広く知られているが、近年、火花点火エン
ジン（ガソリンエンジン）においても、筒内噴射式のも
のが提案されている。このような、筒内噴射式エンジン
では、十分に高い燃料噴射圧が得られるようにされてい
るとともに、噴射の安定性のため、燃圧脈動が小さいこ
とが要求される。このため、構造が簡単で、製造コスト
が安価で、かつコンパクトである単筒式の高圧燃料ポン
プが公知となっている。一方、単筒式ではプランジャが
１本であるため、多筒式に比べて吐出される燃料の圧力
に大きな脈動幅があるので、燃料供給装置に金属ベロー
ズ式や金属ダイヤフラム式の脈動吸収装置を設けて上記
脈動を吸収するようにしている。
【０００３】図８は、例えば特開平９−３１０６６１号
公報に記載された直噴式ガソリンエンジン用燃料供給装
置の構成を示す図である。この直噴式ガソリンエンジン
用燃料供給装置では、燃料タンク内７０に収納された燃
料（ガソリン）は、低圧燃料ポンプ７１により低圧に加
圧され、低圧配管７２により高圧燃料ポンプ７３に送ら
れる。高圧燃料ポンプ７３は、図示しないエンジンのカ
ム軸７４によって駆動するプランジャ７５の往復運動に
より、上記燃料を高圧に加圧して吐出口７６から吐出す
る。この吐出口７６には、高圧チェックバルブ７７と高
圧配管７８を介してコモンレール７９が連結されてい
る。このコモンレール７９内に貯蔵された高圧燃料は、
エンジンの各気筒８０に取付けられたインジェクタ８１
に分岐通路８２を介して供給される。上記コモンレール
７９には、金属ベローズ式の脈動吸収装置８５が連結さ
れている。この金属ベローズ式の脈動吸収装置８５は、
胴部を金属ベローズ８５ａで構成し、上記金属ベローズ
８５ａの一端開口を端板８５ｂで閉鎖するとともに、他
端周縁部を装置の端面８５ｃに溶接等で接合し、金属ベ
ローズ８５ａ内に密閉空間を作り、この密閉空間に窒素
やアルゴン等の気体を封入したもので、上記端板８５ｂ
上に作用する高圧燃料の圧力脈動を金属ベローズ８５ａ
の伸縮により吸収することにより、コモンレール７９内
に圧送された高圧燃料の圧力脈動を吸収する。
公報に記載された直噴式ガソリンエンジン用燃料供給装
置の構成を示す図である。この直噴式ガソリンエンジン
用燃料供給装置では、燃料タンク内７０に収納された燃
料（ガソリン）は、低圧燃料ポンプ７１により低圧に加
圧され、低圧配管７２により高圧燃料ポンプ７３に送ら
れる。高圧燃料ポンプ７３は、図示しないエンジンのカ
ム軸７４によって駆動するプランジャ７５の往復運動に
より、上記燃料を高圧に加圧して吐出口７６から吐出す
る。この吐出口７６には、高圧チェックバルブ７７と高
圧配管７８を介してコモンレール７９が連結されてい
る。このコモンレール７９内に貯蔵された高圧燃料は、
エンジンの各気筒８０に取付けられたインジェクタ８１
に分岐通路８２を介して供給される。上記コモンレール
７９には、金属ベローズ式の脈動吸収装置８５が連結さ
れている。この金属ベローズ式の脈動吸収装置８５は、
胴部を金属ベローズ８５ａで構成し、上記金属ベローズ
８５ａの一端開口を端板８５ｂで閉鎖するとともに、他
端周縁部を装置の端面８５ｃに溶接等で接合し、金属ベ
ローズ８５ａ内に密閉空間を作り、この密閉空間に窒素
やアルゴン等の気体を封入したもので、上記端板８５ｂ
上に作用する高圧燃料の圧力脈動を金属ベローズ８５ａ
の伸縮により吸収することにより、コモンレール７９内
に圧送された高圧燃料の圧力脈動を吸収する。
【０００４】また、図９は金属ダイヤフラム式脈動吸収
装置を備えた高圧燃料供給装置１０Ｄの構成を示す断面
図で、高圧燃料供給装置１０Ｄは、高圧燃料ポンプ１１
と、この高圧燃料ポンプ１１の吸入口側に接続された吸
入通路１２に設けられ金属ベロ−ズ１４ａを備えた低圧
ダンパ１４と、高圧燃料ポンプ１１の吐出口側に接続さ
れた吐出通路１５に設けられ金属ダイヤフラム９０ｍを
備えた高圧ダンパ９０と、上記高圧ダンパ９０の下流側
に配置され高圧チェックバルブ１７とがケーシング１０
０に一体に設けられている。高圧燃料ポンプ１１は、円
筒状のシリンダ１１１内に往復動可能に配設され、図示
しないエンジンの１／２の回転数で回転するカム１９に
より駆動されるプランジャ１１２により、図示しない燃
料吸入口から上記吸入通路１２を通って送り込まれた低
圧の燃料を高圧に加圧して上記吐出通路１５に吐出す
る。
装置を備えた高圧燃料供給装置１０Ｄの構成を示す断面
図で、高圧燃料供給装置１０Ｄは、高圧燃料ポンプ１１
と、この高圧燃料ポンプ１１の吸入口側に接続された吸
入通路１２に設けられ金属ベロ−ズ１４ａを備えた低圧
ダンパ１４と、高圧燃料ポンプ１１の吐出口側に接続さ
れた吐出通路１５に設けられ金属ダイヤフラム９０ｍを
備えた高圧ダンパ９０と、上記高圧ダンパ９０の下流側
に配置され高圧チェックバルブ１７とがケーシング１０
０に一体に設けられている。高圧燃料ポンプ１１は、円
筒状のシリンダ１１１内に往復動可能に配設され、図示
しないエンジンの１／２の回転数で回転するカム１９に
より駆動されるプランジャ１１２により、図示しない燃
料吸入口から上記吸入通路１２を通って送り込まれた低
圧の燃料を高圧に加圧して上記吐出通路１５に吐出す
る。
【０００５】金属ダイヤフラム式脈動吸収装置９０は、
この吐出された高圧燃料の圧力脈動を抑制するために設
けられたもので、図９及び図１０に示すように、高圧容
器の一方を構成するケース９１と、高圧容器の他方を構
成するプレート９２と、上記ケース９１と共働して第１
高圧室９３を形成するとともにプレート９２と共働して
第２高圧室９４を形成する可撓性の薄い金属円板状のダ
イヤフラム９０mとを備えている。上記第２高圧室９４
は、ケーシング１００に設けられた高圧燃料ポンプ１１
の吐出側に連結される第１通路部１５Ｐと高圧チェック
バルブ１７側に連結される第２通路部１５Ｑとを連通す
る連絡凹部９５と、複数の貫通孔９６を介して連通され
ており、上記第１高圧室９３には、図示しないガスが、
ケース９１に設けられたガス充填口部９７から所定圧力
に充填される。この所定圧力は第１通路部１５Ｐより連
絡凹部９５を経由して第２通路部１５Ｑに流れる高圧の
燃料の脈動を吸収するために必要な圧力である。第１高
圧室９３にガスが満たされ、第２高圧室９４に燃料が満
たされた状態において、上記燃料に脈動が発生すると、
第１高圧室９３の内部のガス圧とダイヤフラム９０ｍ自
身のばね力との総和により、図１０に示すように、ダイ
ヤフラム９０ｍが、上記燃料の平均圧力に相当するバラ
ンス点（例えば、同図の太線で示す撓みのない位置）を
中心にケース９１側及びプレート９２側に撓み、上記燃
料の圧力脈動を吸収する。
この吐出された高圧燃料の圧力脈動を抑制するために設
けられたもので、図９及び図１０に示すように、高圧容
器の一方を構成するケース９１と、高圧容器の他方を構
成するプレート９２と、上記ケース９１と共働して第１
高圧室９３を形成するとともにプレート９２と共働して
第２高圧室９４を形成する可撓性の薄い金属円板状のダ
イヤフラム９０mとを備えている。上記第２高圧室９４
は、ケーシング１００に設けられた高圧燃料ポンプ１１
の吐出側に連結される第１通路部１５Ｐと高圧チェック
バルブ１７側に連結される第２通路部１５Ｑとを連通す
る連絡凹部９５と、複数の貫通孔９６を介して連通され
ており、上記第１高圧室９３には、図示しないガスが、
ケース９１に設けられたガス充填口部９７から所定圧力
に充填される。この所定圧力は第１通路部１５Ｐより連
絡凹部９５を経由して第２通路部１５Ｑに流れる高圧の
燃料の脈動を吸収するために必要な圧力である。第１高
圧室９３にガスが満たされ、第２高圧室９４に燃料が満
たされた状態において、上記燃料に脈動が発生すると、
第１高圧室９３の内部のガス圧とダイヤフラム９０ｍ自
身のばね力との総和により、図１０に示すように、ダイ
ヤフラム９０ｍが、上記燃料の平均圧力に相当するバラ
ンス点（例えば、同図の太線で示す撓みのない位置）を
中心にケース９１側及びプレート９２側に撓み、上記燃
料の圧力脈動を吸収する。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、金属ダ
イヤフラム式の脈動吸収装置９０では、伸縮部材である
金属ダイヤフラムは平均燃圧時のバランス点を中心に
し、燃圧の脈動に相当する量だけ伸縮を繰り返すので、
このような直噴式ガソリンエンジン用燃料供給装置を可
変燃圧システムで使用する場合には、上記バランス点が
変化しその結果ダイヤフラムに発生する平均応力が変化
するため、耐久性に問題点があった。例えば、燃料供給
装置の供給燃圧の可変幅が５ＭＰａ〜１０ＭＰａとする
と、金属ダイヤフラム９０ｍの平衡点を上記可変幅の中
心であるＰ0＝７．５ＭＰａに設定すると、図１０に示
すように、Ｐ0＝１０ＭＰａである場合には、金属ダイ
ヤフラム９０ｍは第１高圧室９３側に大きく変位した点
をバランス点として振動し、Ｐ0＝５ＭＰａである場合
には、第２高圧室９４側に大きく変位した点をバランス
点として振動する。バランス点が可変幅の中心からずれ
る程金属ダイヤフラム９０ｍに作用する平均応力が大き
くなるので、金属ダイヤフラム９０ｍの耐久性が低下す
る。金属ダイヤフラムの耐久性を低下させないために
は、例えば、第１高圧室９３の体積を小さくし、封入ガ
ス量を少なくすることも考えられるが、この場合脈動吸
収力が小さくなる。また、径を大きくして金属ダイヤフ
ラムに作用する平均応力を小さくし金属ダイヤフラムの
耐久性を高めることも可能であるが、脈動吸収装置が大
型化してしまうといった問題点がある。また、高圧ダン
パとして金属ベローズ式の脈動吸収装置を用いた場合で
も、供給燃圧を可変とした時には、気体封入圧を最小燃
圧に対応できるように低くするとともに、金属ベローズ
の伸縮幅を大きくとることができるよう、金属ベローズ
の山数を多くする必要があり、そのため装置が大型化し
てしまうといった問題点があった。
イヤフラム式の脈動吸収装置９０では、伸縮部材である
金属ダイヤフラムは平均燃圧時のバランス点を中心に
し、燃圧の脈動に相当する量だけ伸縮を繰り返すので、
このような直噴式ガソリンエンジン用燃料供給装置を可
変燃圧システムで使用する場合には、上記バランス点が
変化しその結果ダイヤフラムに発生する平均応力が変化
するため、耐久性に問題点があった。例えば、燃料供給
装置の供給燃圧の可変幅が５ＭＰａ〜１０ＭＰａとする
と、金属ダイヤフラム９０ｍの平衡点を上記可変幅の中
心であるＰ0＝７．５ＭＰａに設定すると、図１０に示
すように、Ｐ0＝１０ＭＰａである場合には、金属ダイ
ヤフラム９０ｍは第１高圧室９３側に大きく変位した点
をバランス点として振動し、Ｐ0＝５ＭＰａである場合
には、第２高圧室９４側に大きく変位した点をバランス
点として振動する。バランス点が可変幅の中心からずれ
る程金属ダイヤフラム９０ｍに作用する平均応力が大き
くなるので、金属ダイヤフラム９０ｍの耐久性が低下す
る。金属ダイヤフラムの耐久性を低下させないために
は、例えば、第１高圧室９３の体積を小さくし、封入ガ
ス量を少なくすることも考えられるが、この場合脈動吸
収力が小さくなる。また、径を大きくして金属ダイヤフ
ラムに作用する平均応力を小さくし金属ダイヤフラムの
耐久性を高めることも可能であるが、脈動吸収装置が大
型化してしまうといった問題点がある。また、高圧ダン
パとして金属ベローズ式の脈動吸収装置を用いた場合で
も、供給燃圧を可変とした時には、気体封入圧を最小燃
圧に対応できるように低くするとともに、金属ベローズ
の伸縮幅を大きくとることができるよう、金属ベローズ
の山数を多くする必要があり、そのため装置が大型化し
てしまうといった問題点があった。
【０００７】本発明は、従来の問題点に鑑みてなされた
もので、大きな脈動吸収装置を使うことなく可変燃圧シ
ステムに適応できる、安価でかつ小型化な可能な直噴式
ガソリンエンジン用燃料供給装置を提供することを目的
とする。
もので、大きな脈動吸収装置を使うことなく可変燃圧シ
ステムに適応できる、安価でかつ小型化な可能な直噴式
ガソリンエンジン用燃料供給装置を提供することを目的
とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】請求項１に記載の直噴式
ガソリンエンジン用燃料供給装置は、単筒式の高圧燃料
ポンプと、上記高圧燃料ポンプから圧送される高圧の燃
料の圧力脈動を抑制するレゾネータと、高圧燃料の圧力
を制御する高圧可変レギュレータとを備え、インジェク
タからエンジンの気筒内に噴射する燃料の圧力を可変に
するとともに、上記燃料の圧力脈動を抑制するようにし
たものである。
ガソリンエンジン用燃料供給装置は、単筒式の高圧燃料
ポンプと、上記高圧燃料ポンプから圧送される高圧の燃
料の圧力脈動を抑制するレゾネータと、高圧燃料の圧力
を制御する高圧可変レギュレータとを備え、インジェク
タからエンジンの気筒内に噴射する燃料の圧力を可変に
するとともに、上記燃料の圧力脈動を抑制するようにし
たものである。
【０００９】請求項２に記載の直噴式ガソリンエンジン
用燃料供給装置は、高圧可変レギュレータとレゾネータ
とを高圧燃料ポンプと一体に構成したものである。
用燃料供給装置は、高圧可変レギュレータとレゾネータ
とを高圧燃料ポンプと一体に構成したものである。
【００１０】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面に基づき説明する。 実施の形態１．図１は、本発明の実施の形態１に係る直
噴式ガソリンエンジン用燃料供給装置の構成を示すで、
同図において、１０は高圧燃料ポンプ１１を備えた高圧
燃料供給装置、２０は低圧燃料ポンプ２１を備えた燃料
タンク、３０は上記燃料タンク２０から高圧燃料ポンプ
１１に送られ高圧に加圧された燃料を貯蔵するコモンレ
ール、３１は上記コモンレール３０にそれぞれ接続され
図示しないエンジンの各気筒に取付けられたインジェク
タ、４０は上記コモンレール３０と高圧燃料ポンプ１１
とを接続する高圧燃料通路、５０は高圧燃料ポンプ１１
と燃料タンク２０とを接続する低圧燃料通路で、上記高
圧燃料通路４０と低圧燃料通路５０とにより、各気筒の
インジェクタ３１と燃料タンク２０とを接続する燃料通
路を形成している。なお、Ｆは燃料タンク２０内に収納
された燃料である。
て、図面に基づき説明する。 実施の形態１．図１は、本発明の実施の形態１に係る直
噴式ガソリンエンジン用燃料供給装置の構成を示すで、
同図において、１０は高圧燃料ポンプ１１を備えた高圧
燃料供給装置、２０は低圧燃料ポンプ２１を備えた燃料
タンク、３０は上記燃料タンク２０から高圧燃料ポンプ
１１に送られ高圧に加圧された燃料を貯蔵するコモンレ
ール、３１は上記コモンレール３０にそれぞれ接続され
図示しないエンジンの各気筒に取付けられたインジェク
タ、４０は上記コモンレール３０と高圧燃料ポンプ１１
とを接続する高圧燃料通路、５０は高圧燃料ポンプ１１
と燃料タンク２０とを接続する低圧燃料通路で、上記高
圧燃料通路４０と低圧燃料通路５０とにより、各気筒の
インジェクタ３１と燃料タンク２０とを接続する燃料通
路を形成している。なお、Ｆは燃料タンク２０内に収納
された燃料である。
【００１１】高圧燃料供給装置１０は、図１及び図２に
示すように、高圧燃料ポンプ１１と、この高圧燃料ポン
プ１１の吸入口側に接続され低圧燃料通路５０の一部を
構成する吸入通路１２と、上記吸入通路１２に配置され
たフィルタ１３と、高圧燃料ポンプ１１と上記フィルタ
１３との間に設けられ金属ベローズ１４ａを備えた低圧
ダンパ１４と、高圧燃料ポンプ１１の吐出口側に接続さ
れ高圧燃料通路４０の一部を構成する吐出通路１５と、
上記吐出通路１５内に設けられた緩衝容積室１５Ｓに連
通し上記高圧燃料ポンプ１１から吐出された高圧燃料の
脈動を抑制する手段であるレゾネータ１６と、上記レゾ
ネータ１６の下流側に配置されエンジンの停止時にはコ
モンレール３０内の燃料圧を適正に保持するための高圧
チェックバルブ１７と、上記高圧チェックバルブ１７の
下流側に配置され各気筒のインジェクタ３１に供給する
燃料の圧力（燃圧）を制御する高圧可変レギュレータ１
８と、この高圧可変レギュレータ１８のドレン通路１８
Ｄと、高圧燃料ポンプ１１のドレン通路１１Ｄとを備え
ている。上記高圧燃料ポンプ１１は、円筒状のシリンダ
１１１内に往復動可能に配設され、図示しないエンジン
の１／２の回転数で回転するカム１９により駆動される
プランジャ１１２により、燃料吸入口１０１から上記吸
入通路１２を通って送り込まれた低圧の燃料を高圧に加
圧して上記吐出通路１５に吐出するもので、１１３，１
１４はそれぞれ燃料を吸入または吐出するためのリード
バルブである。
示すように、高圧燃料ポンプ１１と、この高圧燃料ポン
プ１１の吸入口側に接続され低圧燃料通路５０の一部を
構成する吸入通路１２と、上記吸入通路１２に配置され
たフィルタ１３と、高圧燃料ポンプ１１と上記フィルタ
１３との間に設けられ金属ベローズ１４ａを備えた低圧
ダンパ１４と、高圧燃料ポンプ１１の吐出口側に接続さ
れ高圧燃料通路４０の一部を構成する吐出通路１５と、
上記吐出通路１５内に設けられた緩衝容積室１５Ｓに連
通し上記高圧燃料ポンプ１１から吐出された高圧燃料の
脈動を抑制する手段であるレゾネータ１６と、上記レゾ
ネータ１６の下流側に配置されエンジンの停止時にはコ
モンレール３０内の燃料圧を適正に保持するための高圧
チェックバルブ１７と、上記高圧チェックバルブ１７の
下流側に配置され各気筒のインジェクタ３１に供給する
燃料の圧力（燃圧）を制御する高圧可変レギュレータ１
８と、この高圧可変レギュレータ１８のドレン通路１８
Ｄと、高圧燃料ポンプ１１のドレン通路１１Ｄとを備え
ている。上記高圧燃料ポンプ１１は、円筒状のシリンダ
１１１内に往復動可能に配設され、図示しないエンジン
の１／２の回転数で回転するカム１９により駆動される
プランジャ１１２により、燃料吸入口１０１から上記吸
入通路１２を通って送り込まれた低圧の燃料を高圧に加
圧して上記吐出通路１５に吐出するもので、１１３，１
１４はそれぞれ燃料を吸入または吐出するためのリード
バルブである。
【００１２】また、燃料タンク２０の内部に設けられた
低圧燃料ポンプ２１の吸入側にはフィルタ２２設けら
れ、低圧燃料ポンプ２１の吐出側は低圧チェックバルブ
２３が設けられている。この低圧燃料ポンプ２１の吐出
側は、高圧燃料供給装置１０の燃料吸入口１０１と低圧
配管２４により接続されている。この低圧配管２４には
フィルタ２５が設けられている。２６は低圧配管２４上
に設けられた低圧レギュレータ、２７は上記低圧レギュ
レータの低圧燃料戻し配管である。また、２８は高圧燃
料ポンプ１１のドレン通路１１Ｄと燃料タンク２０とを
接続するドレン配管で、このドレン配管２８は高圧可変
レギュレータ１８のドレン通路１８Ｄと燃料タンク２０
とを接続するレギュレータドレン配管２９と連結されて
いる。一方、高圧燃料供給装置１０の燃料吐出口１０２
とコモンレール３０とは高圧配管３２により接続されて
いる。なお、３３はコモンレール３０に設けられた燃圧
センサで、上記高圧可変レギュレータ１８のコイルに通
電する電流は、上記燃圧センサ３３の出力信号に基づ
き、図示しない電子制御ユニット（ＥＣＵ）により制御
される。
低圧燃料ポンプ２１の吸入側にはフィルタ２２設けら
れ、低圧燃料ポンプ２１の吐出側は低圧チェックバルブ
２３が設けられている。この低圧燃料ポンプ２１の吐出
側は、高圧燃料供給装置１０の燃料吸入口１０１と低圧
配管２４により接続されている。この低圧配管２４には
フィルタ２５が設けられている。２６は低圧配管２４上
に設けられた低圧レギュレータ、２７は上記低圧レギュ
レータの低圧燃料戻し配管である。また、２８は高圧燃
料ポンプ１１のドレン通路１１Ｄと燃料タンク２０とを
接続するドレン配管で、このドレン配管２８は高圧可変
レギュレータ１８のドレン通路１８Ｄと燃料タンク２０
とを接続するレギュレータドレン配管２９と連結されて
いる。一方、高圧燃料供給装置１０の燃料吐出口１０２
とコモンレール３０とは高圧配管３２により接続されて
いる。なお、３３はコモンレール３０に設けられた燃圧
センサで、上記高圧可変レギュレータ１８のコイルに通
電する電流は、上記燃圧センサ３３の出力信号に基づ
き、図示しない電子制御ユニット（ＥＣＵ）により制御
される。
【００１３】燃圧制御高圧可変レギュレータ１８は、図
３に示すように、吐出通路１５から分岐された分岐通路
１５Ｋに開口するオリフェス１ａを有するバルブシート
１ｂとこのバルブシート１ｂに離接して上記オリフェス
１ａを開閉するニードル１ｃとから成るニードルバルブ
１と、上記ニードルバルブ１に一体に連結された図示し
ない磁性アマチュアと、このアマチュアを下方（ニード
ルバルブ１を閉じる方向）に付勢する図示しないスプリ
ングと、上記アマチュアと図示しない磁気コアからなる
磁気回路に磁束を発生させるためのコイル５とを備え、
高圧燃料ポンプ１１から吐出される燃料の圧力を調整す
るものである。この高圧可変レギュレータ１８は、スプ
リングによりニードルバルブ１を下方に付勢するととも
に、要求される燃圧に基づいて上記コイル５に通電する
電流の大きさを制御して上記磁気コアとアマチュアとか
ら構成される磁気回路内の磁束を変化させ、アマチュア
を下方に付勢する力を制御して上記スプリングをアシス
トし、ニードルバルブ１の開度を調整する。燃料供給装
置の供給燃圧の可変幅を、例えば５ＭＰａ〜１０ＭＰａ
とすると、コイル５が通電されない状態がニードルバル
ブ１が最も開いた状態で、このとき燃圧は最低燃圧の５
ＭＰａとなる。コイル５に通電する電流を徐々に増加す
ると、ニードルバルブ１が徐々に閉じられ燃圧が上昇す
る。供給電流が最大の時では、上記ニードルバルブ１を
付勢する圧力により吐出される燃料は最大圧力１０ＭＰ
ａに制御される。なお、高圧可変レギュレータとして
は、スプリングのばね圧を最大燃圧に対応するばね圧に
設定し、コイル５にてアマチュアを上方に付勢して燃圧
を調整するタイプのものも考えられる。
３に示すように、吐出通路１５から分岐された分岐通路
１５Ｋに開口するオリフェス１ａを有するバルブシート
１ｂとこのバルブシート１ｂに離接して上記オリフェス
１ａを開閉するニードル１ｃとから成るニードルバルブ
１と、上記ニードルバルブ１に一体に連結された図示し
ない磁性アマチュアと、このアマチュアを下方（ニード
ルバルブ１を閉じる方向）に付勢する図示しないスプリ
ングと、上記アマチュアと図示しない磁気コアからなる
磁気回路に磁束を発生させるためのコイル５とを備え、
高圧燃料ポンプ１１から吐出される燃料の圧力を調整す
るものである。この高圧可変レギュレータ１８は、スプ
リングによりニードルバルブ１を下方に付勢するととも
に、要求される燃圧に基づいて上記コイル５に通電する
電流の大きさを制御して上記磁気コアとアマチュアとか
ら構成される磁気回路内の磁束を変化させ、アマチュア
を下方に付勢する力を制御して上記スプリングをアシス
トし、ニードルバルブ１の開度を調整する。燃料供給装
置の供給燃圧の可変幅を、例えば５ＭＰａ〜１０ＭＰａ
とすると、コイル５が通電されない状態がニードルバル
ブ１が最も開いた状態で、このとき燃圧は最低燃圧の５
ＭＰａとなる。コイル５に通電する電流を徐々に増加す
ると、ニードルバルブ１が徐々に閉じられ燃圧が上昇す
る。供給電流が最大の時では、上記ニードルバルブ１を
付勢する圧力により吐出される燃料は最大圧力１０ＭＰ
ａに制御される。なお、高圧可変レギュレータとして
は、スプリングのばね圧を最大燃圧に対応するばね圧に
設定し、コイル５にてアマチュアを上方に付勢して燃圧
を調整するタイプのものも考えられる。
【００１４】また、レゾネータ１６は、上記吐出通路１
５の緩衝容積室１５Ｓに一端が開口するオリフェス１６
ａと、このオリフェス１６ａの他端の開口部に接続され
た燃料調整室１６ｂとから構成されているヘルムホルツ
共鳴器である（図２参照）。燃料調整室１６ｂの容積と
オリフィス１６ａのサイズにより決定されるレゾネータ
１６の共鳴特性を調整することにより、高圧燃料ポンプ
１１の吐出変動量が上記吐出通路１５内の燃料に発生さ
せる圧力共振周波数での圧力振幅を低減することができ
る。更に、上記レゾネータ１６は、オリフェス１６ａと
燃料調整室１６ｂとから成る単純な構成であり、金属ダ
イヤフラムや金属ベローズのような伸縮部材がないの
で、燃料供給装置の供給燃圧の可変幅が広い場合でも、
従来の脈動吸収装置のように、耐久性に問題が生じるこ
とはないという利点を有する。
５の緩衝容積室１５Ｓに一端が開口するオリフェス１６
ａと、このオリフェス１６ａの他端の開口部に接続され
た燃料調整室１６ｂとから構成されているヘルムホルツ
共鳴器である（図２参照）。燃料調整室１６ｂの容積と
オリフィス１６ａのサイズにより決定されるレゾネータ
１６の共鳴特性を調整することにより、高圧燃料ポンプ
１１の吐出変動量が上記吐出通路１５内の燃料に発生さ
せる圧力共振周波数での圧力振幅を低減することができ
る。更に、上記レゾネータ１６は、オリフェス１６ａと
燃料調整室１６ｂとから成る単純な構成であり、金属ダ
イヤフラムや金属ベローズのような伸縮部材がないの
で、燃料供給装置の供給燃圧の可変幅が広い場合でも、
従来の脈動吸収装置のように、耐久性に問題が生じるこ
とはないという利点を有する。
【００１５】次に、上記構成の直噴式ガソリンエンジン
用燃料供給装置の動作について説明する。低圧燃料ポン
プ２１は、フィルタ２２を経由して燃料を吸入し低圧に
加圧して吐出する。この低圧の燃料は、低圧チェックバ
ルブ２３とフィルタ２５とを順に経由しつつ、低圧配管
２４により高圧燃料供給装置１０の燃料吸入口１０１か
ら吸入通路１２に送られる。このとき、上記低圧配管２
４を流れる燃料の圧力が低圧レギュレータ２６に設定さ
れた低圧設定値を越えた場合には、低圧配管２４内の燃
料の一部が低圧燃料戻し配管２７により上記低圧レギュ
レータ２６を経由して燃料タンク２０に戻されることに
より、燃料タンク２０から高圧燃料供給装置１０に送ら
れる燃料の圧力が所定の低圧に調整される。高圧燃料供
給装置１０の吸入通路１２に送られた燃料は、フィルタ
１３と低圧ダンパ１４とを順に経由して高圧燃料ポンプ
１１に吸入される。高圧燃料ポンプ１１は、上記吸入し
た燃料を高圧に加圧して吐出通路１５から吐出するとと
もに、高圧燃料ポンプ１１のプランジャ１１２とシリン
ダ１１１との間から漏れた燃料をドレン通路１１Ｄに流
出する。ドレン通路１１Ｄに流出した燃料はドレン配管
２９を経由して燃料タンク２０に戻される。一方、吐出
通路１５に圧送された燃料は、緩衝容積室１５Ｓにおい
て、レゾネータ１６により脈動を抑制され、高圧チェッ
クバルブ１７を経由し、燃料吐出口１０２から高圧配管
３２を通ってコモンレール３０に送られる。このとき、
吐出通路１５を流れる燃料の圧力は、高圧可変レギュレ
ータ１８により、設定された燃圧に制御される。なお、
上記燃料の圧力が上記設定された燃圧値を越えた場合に
は、上記吐出通路１５内の燃料の一部がドレン通路１８
Ｄとレギュレータドレン配管２９とにより燃料タンク２
０に戻される。この状態において、エンジンの各気筒に
おける燃料噴射時期に対応して、コモンレール３０にそ
れぞれ接続されたインジェクタ３１が高圧の燃料を上記
燃料噴射時期の気筒内に噴射する。
用燃料供給装置の動作について説明する。低圧燃料ポン
プ２１は、フィルタ２２を経由して燃料を吸入し低圧に
加圧して吐出する。この低圧の燃料は、低圧チェックバ
ルブ２３とフィルタ２５とを順に経由しつつ、低圧配管
２４により高圧燃料供給装置１０の燃料吸入口１０１か
ら吸入通路１２に送られる。このとき、上記低圧配管２
４を流れる燃料の圧力が低圧レギュレータ２６に設定さ
れた低圧設定値を越えた場合には、低圧配管２４内の燃
料の一部が低圧燃料戻し配管２７により上記低圧レギュ
レータ２６を経由して燃料タンク２０に戻されることに
より、燃料タンク２０から高圧燃料供給装置１０に送ら
れる燃料の圧力が所定の低圧に調整される。高圧燃料供
給装置１０の吸入通路１２に送られた燃料は、フィルタ
１３と低圧ダンパ１４とを順に経由して高圧燃料ポンプ
１１に吸入される。高圧燃料ポンプ１１は、上記吸入し
た燃料を高圧に加圧して吐出通路１５から吐出するとと
もに、高圧燃料ポンプ１１のプランジャ１１２とシリン
ダ１１１との間から漏れた燃料をドレン通路１１Ｄに流
出する。ドレン通路１１Ｄに流出した燃料はドレン配管
２９を経由して燃料タンク２０に戻される。一方、吐出
通路１５に圧送された燃料は、緩衝容積室１５Ｓにおい
て、レゾネータ１６により脈動を抑制され、高圧チェッ
クバルブ１７を経由し、燃料吐出口１０２から高圧配管
３２を通ってコモンレール３０に送られる。このとき、
吐出通路１５を流れる燃料の圧力は、高圧可変レギュレ
ータ１８により、設定された燃圧に制御される。なお、
上記燃料の圧力が上記設定された燃圧値を越えた場合に
は、上記吐出通路１５内の燃料の一部がドレン通路１８
Ｄとレギュレータドレン配管２９とにより燃料タンク２
０に戻される。この状態において、エンジンの各気筒に
おける燃料噴射時期に対応して、コモンレール３０にそ
れぞれ接続されたインジェクタ３１が高圧の燃料を上記
燃料噴射時期の気筒内に噴射する。
【００１６】このように、本実施の形態１によれば、単
筒式の高圧燃料ポンプ１１から吐出される高圧の燃料の
圧力脈動をレゾネータ１６により抑制するとともに、上
記高圧燃料の圧力を制御する高圧可変レギュレータ１８
を設けて、コモンレール３０にそれぞれ接続されたイン
ジェクタ３１に供給する高圧の燃料の圧力を制御するよ
うにしたので、小型でかつ耐久性のある可変燃圧方式の
直噴式ガソリンエンジン用燃料供給装置を得ることがで
きる。
筒式の高圧燃料ポンプ１１から吐出される高圧の燃料の
圧力脈動をレゾネータ１６により抑制するとともに、上
記高圧燃料の圧力を制御する高圧可変レギュレータ１８
を設けて、コモンレール３０にそれぞれ接続されたイン
ジェクタ３１に供給する高圧の燃料の圧力を制御するよ
うにしたので、小型でかつ耐久性のある可変燃圧方式の
直噴式ガソリンエンジン用燃料供給装置を得ることがで
きる。
【００１７】なお、本実施の形態１では、吐出通路１５
の燃圧力が高圧可変レギュレータ１８に上記設定された
燃圧値を越えた場合には、上記吐出通路１５内の燃料の
一部（以下、レギュレータリターンという）をドレン通
路１８Ｄとレギュレータドレン配管２９とにより燃料タ
ンク２０に戻すようにしたが、図４に示すように、ドレ
ン通路１８Ｄを吸入通路１２と接続し、レギュレータリ
ターンを高圧燃料ポンプ１１の吸入側に戻すような構成
としても良い。
の燃圧力が高圧可変レギュレータ１８に上記設定された
燃圧値を越えた場合には、上記吐出通路１５内の燃料の
一部（以下、レギュレータリターンという）をドレン通
路１８Ｄとレギュレータドレン配管２９とにより燃料タ
ンク２０に戻すようにしたが、図４に示すように、ドレ
ン通路１８Ｄを吸入通路１２と接続し、レギュレータリ
ターンを高圧燃料ポンプ１１の吸入側に戻すような構成
としても良い。
【００１８】実施の形態２．図５は、本実施の形態２に
係わる直噴式ガソリンエンジン用燃料供給装置の構成を
示す図で、高圧可変レギュレータを高圧燃料供給装置と
は別体に構成したものである。６０は高圧可変レギュレ
ータを有しない高圧燃料供給装置１０Ａの燃料吐出口１
０２とコモンレール３０とを接続する高圧配管３２に接
続されたレギュレータユニットで、高圧可変レギュレー
タ６１と上記高圧可変レギュレータ６１の上流側に設け
られたフィルタ６２とから構成される。なお、６１Ｄは
高圧可変レギュレータ６１のドレイン通路で、６４はレ
ギュレータリターンを燃料タンク２０に戻すためのレギ
ュレータドレン配管である。図６は、本実施の形態２に
係わる高圧燃料供給装置１０Ａの断面図と、高圧燃料供
給装置１０Ａと高圧可変レギュレータ６１との接続状態
を模式的に示す図で、高圧燃料は高圧燃料供給装置１０
Ａの燃料吐出口１０２から高圧配管３２に圧送され、高
圧配管３２に設けられた高圧可変レギュレータ６１によ
り燃圧制御され、コモンレール３０に送られる。なお、
高圧燃料供給装置１０Ａの上記高圧燃料供給装置１０Ａ
と高圧可変レギュレータ６１の各要素については上記実
施の形態１の図２及び図３と同様であるので説明を省略
する。
係わる直噴式ガソリンエンジン用燃料供給装置の構成を
示す図で、高圧可変レギュレータを高圧燃料供給装置と
は別体に構成したものである。６０は高圧可変レギュレ
ータを有しない高圧燃料供給装置１０Ａの燃料吐出口１
０２とコモンレール３０とを接続する高圧配管３２に接
続されたレギュレータユニットで、高圧可変レギュレー
タ６１と上記高圧可変レギュレータ６１の上流側に設け
られたフィルタ６２とから構成される。なお、６１Ｄは
高圧可変レギュレータ６１のドレイン通路で、６４はレ
ギュレータリターンを燃料タンク２０に戻すためのレギ
ュレータドレン配管である。図６は、本実施の形態２に
係わる高圧燃料供給装置１０Ａの断面図と、高圧燃料供
給装置１０Ａと高圧可変レギュレータ６１との接続状態
を模式的に示す図で、高圧燃料は高圧燃料供給装置１０
Ａの燃料吐出口１０２から高圧配管３２に圧送され、高
圧配管３２に設けられた高圧可変レギュレータ６１によ
り燃圧制御され、コモンレール３０に送られる。なお、
高圧燃料供給装置１０Ａの上記高圧燃料供給装置１０Ａ
と高圧可変レギュレータ６１の各要素については上記実
施の形態１の図２及び図３と同様であるので説明を省略
する。
【００１９】なお、本実施の形態２では、レギュレータ
リターンを燃料タンク２０に戻すようにしたが、図７に
示すように、レギュレータドレン配管６５により、レギ
ュレータリターンを高圧燃料供給装置１０Ａの燃料吸入
口１０１に戻すような構成としても良い。
リターンを燃料タンク２０に戻すようにしたが、図７に
示すように、レギュレータドレン配管６５により、レギ
ュレータリターンを高圧燃料供給装置１０Ａの燃料吸入
口１０１に戻すような構成としても良い。
【００２０】
【発明の効果】以上説明したように、請求項１に記載の
発明によれば、単筒式の高圧燃料ポンプと、上記高圧燃
料ポンプから圧送される高圧の燃料の圧力脈動を抑制す
るレゾネータと、高圧燃料の圧力を制御する高圧可変レ
ギュレータとを備え、インジェクタからエンジンの気筒
内に噴射する燃料の圧力を可変にするとともに、上記燃
料の圧力脈動を抑制するようにしたので、小型でかつ耐
久性のある可変燃圧方式の直噴式ガソリンエンジン用燃
料供給装置を得ることができる。
発明によれば、単筒式の高圧燃料ポンプと、上記高圧燃
料ポンプから圧送される高圧の燃料の圧力脈動を抑制す
るレゾネータと、高圧燃料の圧力を制御する高圧可変レ
ギュレータとを備え、インジェクタからエンジンの気筒
内に噴射する燃料の圧力を可変にするとともに、上記燃
料の圧力脈動を抑制するようにしたので、小型でかつ耐
久性のある可変燃圧方式の直噴式ガソリンエンジン用燃
料供給装置を得ることができる。
【００２１】請求項２に記載の発明によれば、高圧可変
レギュレータとレゾネータとを高圧燃料ポンプと一体に
構成したので、装置を更に小型化することができる。
レギュレータとレゾネータとを高圧燃料ポンプと一体に
構成したので、装置を更に小型化することができる。
【図１】 本実施の形態１に係わる直噴式ガソリンエン
ジン用燃料供給装置の構成を示す図である。
ジン用燃料供給装置の構成を示す図である。
【図２】 本実施の形態１に係わる高圧燃料供給装置の
断面図である。
断面図である。
【図３】 高圧可変レギュレータの構成を示す図であ
る。
る。
【図４】 本実施の形態１に係わる直噴式ガソリンエン
ジン用燃料供給装置の他の構成を示す図である。
ジン用燃料供給装置の他の構成を示す図である。
【図５】 本実施の形態２に係わる直噴式ガソリンエン
ジン用燃料供給装置の構成を示す図である。
ジン用燃料供給装置の構成を示す図である。
【図６】 本実施の形態２に係わる高圧燃料供給装置の
断面図である。
断面図である。
【図７】 本実施の形態２に係わる直噴式ガソリンエン
ジン用燃料供給装置の他の構成を示す図である。
ジン用燃料供給装置の他の構成を示す図である。
【図８】 従来の直噴式ガソリンエンジン用燃料供給装
置の構成を示す図である。
置の構成を示す図である。
【図９】 従来の直噴式ガソリンエンジン用燃料供給装
置の他の構成を示す断面図である。
置の他の構成を示す断面図である。
【図１０】 脈動吸収装置の動作を説明するための図で
ある。
ある。
１０ 高圧燃料供給装置、１１ 高圧燃料ポンプ、１１
Ｄ 高圧燃料ポンプのドレン通路１２ 吸入通路、１３
フィルタ、１４ 低圧ダンパ、１５ 吐出通路、１５
Ｓ 緩衝容積室、１５Ｋ 分岐通路、１６ レゾネー
タ、１６ａ オリフェス、１６ｂ 燃料調整室、１７
高圧チェックバルブ、１８ 高圧可変レギュレータ、１
８Ｄ 高圧可変レギュレータのドレン通路、１９ カ
ム、２０ 燃料タンク、２１ 低圧燃料ポンプ、２２
フィルタ、２３ 低圧チェックバルブ、２４ 低圧配
管、２５ フィルタ、２６ 低圧レギュレータ、２７
低圧燃料戻し配管、２８ ドレン配管、２９ レギュレ
ータドレン配管、３０ コモンレール、３１ インジェ
クタ、３２ 高圧配管、３３ 燃圧センサ、４０ 高圧
燃料通路、５０ 低圧燃料通路、１０１ 高圧燃料供給
装置の燃料吸入口、１０２高圧燃料供給装置の燃料吐出
口。
Ｄ 高圧燃料ポンプのドレン通路１２ 吸入通路、１３
フィルタ、１４ 低圧ダンパ、１５ 吐出通路、１５
Ｓ 緩衝容積室、１５Ｋ 分岐通路、１６ レゾネー
タ、１６ａ オリフェス、１６ｂ 燃料調整室、１７
高圧チェックバルブ、１８ 高圧可変レギュレータ、１
８Ｄ 高圧可変レギュレータのドレン通路、１９ カ
ム、２０ 燃料タンク、２１ 低圧燃料ポンプ、２２
フィルタ、２３ 低圧チェックバルブ、２４ 低圧配
管、２５ フィルタ、２６ 低圧レギュレータ、２７
低圧燃料戻し配管、２８ ドレン配管、２９ レギュレ
ータドレン配管、３０ コモンレール、３１ インジェ
クタ、３２ 高圧配管、３３ 燃圧センサ、４０ 高圧
燃料通路、５０ 低圧燃料通路、１０１ 高圧燃料供給
装置の燃料吸入口、１０２高圧燃料供給装置の燃料吐出
口。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成１１年７月２６日（１９９９．７．２
６）
６）
【手続補正１】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図８
【補正方法】変更
【補正内容】
【図８】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤田 暢彦 東京都千代田区丸の内二丁目２番３号 三 菱電機株式会社内 Ｆターム(参考） 3G066 AA02 AB02 AD12 BA12 BA46 BA61 BA67 CA01S CA08 CA09 CA36 CA38 CB07U CB15 CC01 CD29 CE02 DC18
Claims (2)
- 【請求項１】 単筒式の高圧燃料ポンプと、上記高圧燃
料ポンプから圧送される高圧の燃料の圧力脈動を抑制す
る手段と、上記高圧燃料の圧力を可変する手段とを備
え、上記高圧燃料をインジェクタからエンジンの気筒内
に直接噴射する直噴式ガソリンエンジン用燃料供給装置
において、上記圧力脈動抑制手段をレゾネータにより構
成するとともに、上記高圧燃料の圧力を可変する手段を
高圧可変レギュレータとしたことを特徴とする直噴式ガ
ソリンエンジン用燃料供給装置。 - 【請求項２】 高圧可変レギュレータとレゾネータとを
高圧燃料ポンプと一体に構成したことを特徴とする請求
項１記載の直噴式ガソリンエンジン用燃料供給装置。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11094741A JP2000291509A (ja) | 1999-04-01 | 1999-04-01 | 直噴式ガソリンエンジン用燃料供給装置 |
| US09/427,262 US6209525B1 (en) | 1999-04-01 | 1999-10-26 | Fuel supply system for direct injection gasoline engine |
| FR9914641A FR2791735B1 (fr) | 1999-04-01 | 1999-11-22 | Systeme d'alimentation en carburant pour un moteur a essence a injection directe |
| DE19957591A DE19957591B4 (de) | 1999-04-01 | 1999-11-30 | Kraftstoff-Zuführsystem für einen Direkteinspritzungs-Benzinmotor |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11094741A JP2000291509A (ja) | 1999-04-01 | 1999-04-01 | 直噴式ガソリンエンジン用燃料供給装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000291509A true JP2000291509A (ja) | 2000-10-17 |
Family
ID=14118556
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11094741A Pending JP2000291509A (ja) | 1999-04-01 | 1999-04-01 | 直噴式ガソリンエンジン用燃料供給装置 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6209525B1 (ja) |
| JP (1) | JP2000291509A (ja) |
| DE (1) | DE19957591B4 (ja) |
| FR (1) | FR2791735B1 (ja) |
Cited By (4)
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| JP2010185459A (ja) * | 2010-05-31 | 2010-08-26 | Hitachi Automotive Systems Ltd | 高圧燃料ポンプ |
| KR101338805B1 (ko) * | 2012-06-14 | 2013-12-06 | 현대자동차주식회사 | 압력 맥동 저감이 가능한 ｇｄｉ 엔진의 연료공급장치 |
| JP2016017497A (ja) * | 2014-07-10 | 2016-02-01 | 株式会社デンソー | 高圧ポンプ |
| JP2017089485A (ja) * | 2015-11-10 | 2017-05-25 | 三井造船株式会社 | 燃料供給装置、および燃料供給方法 |
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| DE10060812A1 (de) | 2000-12-07 | 2002-06-13 | Bosch Gmbh Robert | Kraftstoffeinspritzsystem für Brennkraftmaschinen |
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