JP2010185410A - ダンパ装置及びこれを用いた高圧ポンプ - Google Patents

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忍 及川
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成司 谷澤
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Abstract

【課題】圧力脈動の減衰性能を向上するダンパ装置を提供する。
【解決手段】ダンパハウジング110は、パルセーションダンパ50、上支持部材61及び下支持部材62を収容する。パルセーションダンパ50は、上ダイアフラム51の上周縁部55と下ダイアフラム52の下周縁部56とを接合し、両ダイアフラム51、52の皿状凹面53、54の間に気密室3を形成する。上支持部材61、下支持部材62は、上周縁部55と下周縁部56とを上下から支持する。皿ばね81と押圧伝達部材82は、蓋部材12の内壁と上支持部材61との間に設けられ、下支持部材62をダンパハウジング110の凹部2に押圧する。このため、皿ばね81は、パルセーションダンパ50、上支持部材61及び下支持部材62を位置決めするとともに、上支持部材61及び下支持部材62を経由して上周縁部55と下周縁部56とを上下から押圧する。
【選択図】図2

Description

本発明は、流体の圧力脈動を減衰するダンパ装置及びこれを用いた高圧ポンプに関する。
従来より、流体の圧力脈動を減衰するダンパ装置、及びこのダンパ装置を用いてプランジャの往復移動によって生じる燃料の圧力脈動を減衰する高圧ポンプが知られている。
この種のダンパ装置では、特許文献1に示すように、波形の弾性部材とこの弾性部材の荷重を伝達するリング状の伝達部材とを用いてパルセーションダンパの周縁に形成される周縁部を押圧することで、パルセーションダンパを構成する2枚のダイアフラムの溶接部を保護している。しかしながら、波形の弾性部材を用いると、弾性部材と伝達部材との当接部に荷重が集中するので、ダイアフラムの溶接部の信頼性が十分に確保されないおそれがある。
また、特許文献1では、パルセーションダンパの周縁部を支持部材で支持し、この支持部材の径外方向の外壁をハウジングの内壁に係止することにより、パルセーションダンパを燃料室に設置している。そして、パルセーションダンパの軸方向の一側と他側との間に燃料を流通させる流路をハウジングに設けることで、パルセーションダンパを機能させている。このため、ハウジングに流路を設ける工程が煩雑になる。
さらに、特許文献1では、加圧室と燃料室とを連通する燃料通路の断面積よりも、パルセーションダンパの軸方向の一側と他側との間に燃料を流通させるように燃料室の燃料通路側に設けられた流路の断面積を大きくすることが困難である。このため、プランジャが上昇したときの排出燃料が加圧室から燃料室に流入するとき、及び、プランジャが下降し、燃料室から加圧室へ燃料が流出するとき、燃料通路と燃料室とを流通する燃料の流体抵抗が大きくなり、パルセーションダンパの燃料圧力の脈動減衰性能が低下する。
特許第4036153号公報
本発明の目的は、圧力脈動の減衰性能を向上するダンパ装置及びこれを用いた高圧ポンプを提供することにある。
請求項1に係る発明によると、ダンパ部材は、皿状の上ダイアフラム及び下ダイアフラムを有し、上ダイアフラムの上周縁部と下ダイアフラムの下周縁部とを接合し、上ダイアフラムの皿状凹面と下ダイアフラムの皿状凹面との間に気密室を形成する。上支持部材及び下支持部材は、上周縁部と下周縁部とを上下から押圧する。ダンパハウジングは、ダンパ部材、上支持部材及び下支持部材を収容する内壁と、この内壁に形成され、下支持部材を位置決めする凹部を有する。蓋部材は、ダンパハウジングの内壁の開口を塞ぐ。押圧手段は、上支持部材と蓋部材の内壁との間に設けられ、下支持部材を凹部に押圧する。このため、押圧手段は、ダンパ部材、上支持部材及び下支持部材を凹部に位置決めするとともに、上支持部材及び下支持部材を介して上周縁部と下周縁部とを上下から押圧する。これにより、パルセーションダンパの気密室の変化による上周縁部と下周縁部との離隔が抑制され、上周縁部と下周縁部との接合の信頼性が向上する。したがって、ダンパ装置は、圧力脈動の減衰性能を向上することができる。
請求項2に係る発明によると、ダンパハウジングの凹部は、ハウジングの蓋部材とは反対側に形成され、支持体の径外方向の外壁とハウジングの内壁との間に外側空間が形成される。このため、ダンパハウジング内の流体は、外側空間を経由して上ダイアフラム側と下ダイアフラム側へ流通する。これにより、上ダイアフラムの皿状凹面と下ダイアフラムの皿状凹面は、適正に弾性変形することができる。
請求項3に係る発明によると、上支持部材は、筒状に形成され、ダンパ部材の前記上周縁部を下周縁部側へ軸方向に押圧し、下支持部材は、筒状に形成され、ダンパ部材の下周縁部を上周縁部側へ軸方向に押圧する。このため、上支持部材及び下支持部材は、押圧手段の荷重によって、上周縁部と下周縁部とを上下から押圧する。これにより、上周縁部と下周縁部とを、例えば溶接で接合するとき、この溶接部の信頼性を向上することができる。ここで、「筒状」とは、例えば、部材加工等により、周方向の一部が僅かに離れているものも含む形状をいうものとする。
請求項4に係る発明によると、上支持部材は、この上支持部材の径内方向の内壁と径外方向の外壁とを通じる上連通孔を有する。このため、上支持部材の径内側の内側空間と外側空間とが連通し、この間をダンパハウジング内の流体が流通することができる。
請求項5に係る発明によると、下支持部材は、この下支持部材の径内方向の内壁と径外方向の外壁とを通じる下連通孔を有する。このため、下支持部材の径内側の内側空間と外側空間とが連通し、この間をダンパハウジング内の流体が流通することができる。
請求項6に係る発明によると、押圧手段は、押圧伝達部材と弾性部材とを有する。押圧伝達部材は、環状に形成され、軸方向の一側が上支持部材の一端と当接する。弾性部材は、筒状に形成され、軸方向の一端が蓋部材の内壁に当接し、他端が押圧伝達部材の軸方向の他側に設けられた係止部と当接し、押圧伝達手段を上支持部材に押圧する。このため、弾性部材の荷重は、押圧伝達部材を経由して上支持部材に均等に作用する。これにより、上支持部材と下支持部材は、上周縁部と下周縁部とを均等に押圧することができる。
請求項7に係る発明によると、押圧伝達部材は、径外方向の外壁がハウジングの内壁に案内され、係止部、上支持部材と上周縁部との当接する上当接部、及び、下支持部材と下周縁部との当接する下当接部を前記弾性部材の軸に垂直な面に投影したとき、前記係止部が前記上当接部及び前記下当接部と重なるように前記係止部は設けられる。このため、弾性部材が係止部に荷重を与える力点は、上当接部及び下当接部と実質的に同軸となる。これにより、弾性部材の荷重は、押圧伝達部材、上支持部材、及び下支持部材を経由する途中で損失することなしに周縁部に作用する。したがって、上周縁部と下周縁部との接合の信頼性を向上することができる。さらに、弾性部材の公差は係止部によって吸収されるので、弾性部材の組付け性が向上する。
請求項8に係る発明によると、弾性部材は、蓋部材側の径よりも押圧伝達部材側の径の小さい皿ばねであることが例示される。このため、弾性部材の一端は、蓋部材の径外方向の端部と当接する。蓋部材の径外方向の端部は、燃料室の流体の圧力脈動による軸方向の変位量が蓋部材の中央部よりも小さい。このため、弾性部材は、安定した荷重を押圧伝達手段に与えることができる。また、弾性部材を皿ばねとすることで、軸方向の距離を小さくし、ダンパ装置の体格を小さくすることができる。
請求項9に係る発明によると、蓋部材は、中央部が燃料室側または燃料室とは反対側に突出するドーム形状に形成されたドーム部と、径外方向の端部が弾性部材の軸に垂直な平面形状に形成された平面部とを有する。これにより、蓋部材の剛性を高くし、燃料室の流体の圧力脈動による平面部の軸方向の変位量を小さくすることができる。押圧手段は、一端が平面部の内壁に当接することで、安定した荷重を支持体に与えることができる。
請求項10に係る発明によると、弾性部材は、蓋部材側の径より押圧伝達部材側の径の大きい皿ばねであることが例示される。このため、径内方向のスペースを有効に用いて、設計の自由度を向上することができる。
請求項11に係る発明によると、弾性部材は、コイルスプリングであることが例示される。このため、弾性部材は、押圧伝達手段と蓋部材との距離に対応し、押圧伝達手段に安定した荷重を与えることができる。
請求項12に係る発明によると、高圧ポンプは、往復移動可能なプランジャと、プランジャによって流体が加圧される加圧室、及び加圧室の流体が流通する燃料室を有するハウジングと、請求項1〜11のいずれか一項に記載のダンパ装置と、を備える。このため、高圧ポンプに流体を供給する流体供給系統に与える圧力脈動の影響を低減することができる。
本発明の第1実施形態の高圧ポンプの断面図。 本発明の第1実施形態の高圧ポンプの部分断面図。 本発明の第1実施形態の(a)皿ばね、(b)押圧伝達部材、及び(c)下支持部材の平面図。 本発明の第2実施形態の高圧ポンプの部分断面図。 本発明の第3実施形態の高圧ポンプの部分断面図。 本発明の第4実施形態の高圧ポンプの部分断面図。 本発明の第5実施形態の高圧ポンプの部分断面図。
以下、本発明の複数の実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態は、ダンパ装置を車両の高圧ポンプに適用したものである。この高圧ポンプは、例えばディーゼルエンジンやガソリンエンジンのインジェクタに燃料を供給する燃料ポンプである。図1に示すように、高圧ポンプ10は、ハウジング11、蓋部材12、プランジャ13、プランジャストッパ23、弁ボディ30、電磁駆動部70、及びダンパ装置1等を備えている。
ハウジング11は、例えばマルテンサイト系のステンレスなどで形成されている。ハウジング11は、円筒状のシリンダ14を形成している。このシリンダ14には、プランジャ13が軸方向へ往復移動可能に支持されている。
ハウジング11は、導入通路111、吸入通路112、加圧室121及び吐出通路114などを形成している。ハウジング11は、筒部15を有している。筒部15は、内部に導入通路111と吸入通路112とを連通する通路151を形成している。筒部15は、シリンダ14の中心軸と概ね垂直に形成されており、内径が途中で変化している。ハウジング11は、筒部15において内径が変化する部分に段差面152を形成している。筒部15に形成されている通路151には、弁ボディ30が設けられている。
ハウジング11と蓋部材12との間には、燃料室16が形成されている。燃料室16には、図示しない燃料入口が形成され、この燃料入口は、図示しない低圧燃料配管と接続されている。燃料室16には、低圧燃料配管から燃料入口を通じて、図示しない低圧燃料ポンプによって燃料タンクの燃料が供給される。導入通路111は、燃料室16と筒部15の内側に形成されている通路151とを連通している。吸入通路112は、一方の端部が加圧室121に連通している。吸入通路112の他方の端部は、段差面152の内側に開口している。導入通路111と吸入通路112とは、弁ボディ30の内側を経由して接続している。加圧室121は、吸入通路112とは反対側において吐出通路114と連通している。本実施形態では、これらの燃料通路を燃料通路100で示している。
プランジャ13は、ハウジング11のシリンダ14に軸方向へ往復移動可能に支持されている。プランジャ13は、小径部131、及び小径部131よりも径が大きく小径部131の加圧室121側に接続して小径部131との間に段差面132を形成する大径部133からなる。加圧室121は、大径部133の反小径部131側に形成されている。プランジャ13の段差面132の反加圧室121側には、ハウジング11に接する略円環状のプランジャストッパ23が設けられている。
プランジャストッパ23は、加圧室121側端面に、反加圧室121側へ略円板状に凹む凹部231と凹部231から径外方向へプランジャストッパ23の外縁まで延びる溝路232とを有している。凹部231の径は、プランジャ13の大径部133の外径とほぼ同一に形成されている。凹部231の中央部には、プランジャストッパ23を板厚方向に貫く孔233が形成されている。プランジャストッパ23は、孔233にプランジャ13の小径部131が挿通されるとともに、加圧室121側端面がハウジング11に接している。これにより、プランジャ13の段差面132、小径部131の外壁、シリンダ14の内壁、プランジャストッパ23の凹部231、及びシール部材24に囲まれる略円環状の可変容積室122が形成されている。
ハウジング11には、シリンダ14の反加圧室121側端部の径外側に、加圧室121側へ略円環状に凹む凹部105が形成されている。凹部105には、オイルシールホルダ25が嵌め込まれている。オイルシールホルダ25は、プランジャストッパ23との間にシール部材24を挟んで、ハウジング11に固定されている。シール部材24は、内周のテフロンリング(「テフロン」は登録商標)と、外周のOリングとからなる。シール部材24は、小径部131周囲の燃料油膜の厚さを調整し、プランジャ13の摺動によるエンジンへの燃料のリークを抑制する。オイルシールホルダ25の反加圧室121側端部には、オイルシール26が装着されている。オイルシール26は、小径部131周囲のオイル油膜の厚さを規制し、プランジャ13の摺動によるオイルのリークを抑制する。
オイルシールホルダ25とハウジング11との間には、環状の通路106及び通路107が形成されている。通路106と通路107とは連通している。ハウジング11には、通路107と燃料室16とを連通する通路108が形成されている。通路106とプランジャストッパ23の溝路232とは連通している。このように、溝路232、通路106、通路107及び通路108がそれぞれ互いに連通することにより、可変容積室122は、燃料室16に連通している。
プランジャ13の小径部131の反大径部133側に設けられたヘッド17は、スプリングシート18と結合している。スプリングシート18とオイルシールホルダ25との間には、スプリング19が設けられている。スプリングシート18は、スプリング19の荷重により、図示しないカムの方向へ付勢されている。プランジャ13は、図示しないタペットを介してカムと接することにより、往復駆動される。スプリング19は、一方の端部がオイルシールホルダ25に接し、他方の端部がスプリングシート18に接している。スプリング19は、軸方向へ伸びる力を有している。これにより、スプリング19は、スプリングシート18を経由して図示しないタペットをカム側へ付勢する。
可変容積室122は、プランジャ13の往復移動に応じて容積が変化する。可変容積室122は、調量行程または加圧行程でプランジャ13の移動により加圧室121の容積が減少するとき、可変容積室122の容積が増大することによって、燃料通路100に接続する燃料室16から、通路108、通路107、通路106及び溝路232を通じて燃料を吸入する。調量行程においては、加圧室121から排出された低圧の燃料の一部を可変容積室122に吸入することができる。これにより、加圧室121からの燃料の排出による低圧燃料配管への燃圧脈動の伝達を抑制することができる。
一方、可変容積室122は、吸入行程でプランジャ13の移動により加圧室121の容積が増大するとき、可変容積室122の容積が減少することによって、燃料室16へ燃料を送り出す。ここで、加圧室121の容積及び可変容積室122の容積は、プランジャ13の位置のみによって決定される。よって、加圧室121が燃料を吸入すると同時に、可変容積室122が燃料を燃料室16へ送り出すため、燃料室16の圧力低下が抑制されることにより、燃料通路100を通じて加圧室121へ吸入される燃料の量が増大する。そのため、加圧室121への燃料の吸入効率が向上する。
燃料出口91を形成する吐出弁部90は、ハウジング11の吐出通路114側に設けられている。吐出弁部90は、加圧室121において加圧された燃料の排出を断続する。吐出弁部90は、逆止弁92、規制部材93及びスプリング94を有している。逆止弁92は、底部921と底部921から反加圧室121側へ筒状に延びる筒部922とから有底筒状に形成され、吐出通路114内に往復移動可能に設けられている。規制部材93は、筒状に形成され、吐出通路114を形成するハウジング11に固定されている。スプリング94は、一方の端部が規制部材93に接し、他方の端部が逆止弁92の筒部922に接している。逆止弁92は、スプリング94の荷重により、ハウジング11が形成する弁座95側へ付勢されている。逆止弁92は、底部921側の端部が弁座95に着座することにより吐出通路114を閉鎖し、弁座95から離座することにより吐出通路114を開放する。逆止弁92は、弁座95とは反対側へ移動したとき、筒部922の反底部921側端部が規制部材93と接することにより移動が規制される。
加圧室121の燃料の圧力が上昇すると、加圧室121側の燃料から逆止弁92が受ける力は増大する。そして、加圧室121側の燃料から逆止弁92が受ける力がスプリング94の荷重と弁座95の下流側の燃料、すなわち図示しないデリバリパイプ内の燃料から受ける力との和よりも大きくなると、逆止弁92は弁座95から離座する。これにより、加圧室121内の燃料は、逆止弁92の筒部922に形成された通孔923、及び筒部922の内側を経由して燃料出口91から高圧ポンプ10の外部へ吐出される。
一方、加圧室121の燃料の圧力が低下すると、加圧室121側の燃料から逆止弁92が受ける力は減少する。そして、加圧室121側の燃料から逆止弁92が受ける力がスプリング94の荷重と弁座95の下流側の燃料から受ける力との和よりも小さくなると、逆止弁92は弁座95に着座する。これにより、図示しないデリバリパイプ内の燃料は、吐出通路114を経由して加圧室121へ流入することが防止される。
弁ボディ30は、例えば圧入、及び係止部材20などによりハウジング11の通路151の内側に固定されている。弁ボディ30は、略環状の弁座部31、及び弁座部31から加圧室121側へ筒状に延びる筒部32を有する。弁座部31の加圧室121側壁面には、円環状の弁座34が形成されている。
弁部材35は、弁ボディ30の筒部32の内側に設けられている。弁部材35は、略円板状の円板部36、及び円板部36の外縁から加圧室121側へ中空円筒状に延びるガイド部37を有する。弁部材35は、円板部36の弁座34側端部に、反弁座34側へ略円板状に凹んで形成される凹部39を有する。凹部39を形成する弁部材35の内周壁は、加圧室121へ向かうに従い径が小さくなるテーパ状に形成されている。弁ボディ30の筒部32の内壁と円板部36及びガイド部37の外壁との間には、環状の環状燃料通路101が形成されている。弁部材35は、往復移動することで円板部36が弁座34に着座または弁座34から離座して燃料通路100を流通する燃料の流れを断続する。凹部39は、通路151から環状燃料通路101へ流れる燃料の動圧を受ける。
ストッパ40は、弁部材35の加圧室121側に設けられている。ストッパ40は、弁ボディ30の筒部32の内壁に固定されている。
弁部材35のガイド部37の内径は、ストッパ40の弁部材35側の端部より僅かに大きく設定されている。このため、弁部材35は、開弁方向または閉弁方向へ往復移動するとき、ガイド部37の内壁がストッパ40の外壁と摺動する。これにより、弁部材35は、開弁方向または閉弁方向への往復移動が案内される。
ストッパ40と弁部材35との間に、スプリング21が設けられている。スプリング21は、弁部材35のガイド部37及びストッパ40の内側に位置するように設けられている。スプリング21は、一方の端部がストッパ40の内壁に接し、他方の端部が弁部材35の円板部36に接している。スプリング21は、軸方向に伸びる力を有し、弁部材35を、反ストッパ40側すなわち閉弁方向へ付勢している。
弁部材35のガイド部37の加圧室121側端部はストッパ40の外壁に設けられた段差面501に当接可能である。ストッパ40は、弁部材35が段差面501に当接したとき、弁部材35の、加圧室121側すなわち開弁方向への移動を規制する。ストッパ40は、加圧室121側から見たとき、弁部材35の加圧室121側壁面を隠すようにして覆っている。これにより、調量工程での加圧室121側から弁部材35側へ向かう低圧の燃料の流れが弁部材35へ及ぼす動圧の影響を抑制される。また、ストッパ40は、弁部材35との間に容積室41を形成している。容積室41は、弁部材35の往復移動により容積が変化する。また、ストッパ40には、容積室41と環状燃料通路101とを連通する管路42が形成されている。このため、通路102の燃料は、容積室41に流入可能である。
ストッパ40には、ストッパ40の軸に対して傾斜する通路102が形成され、環状燃料通路101と吸入通路112とを連通している。通路102は、ストッパ40の周方向に複数形成されている。
なお、上述した燃料通路100は、環状燃料通路101及び通路102を含んでいる。これにより、燃料室16と加圧室121との間が燃料通路100によって連通される。燃料が燃料室16側から加圧室121側へ向かうとき、燃料は、導入通路111、通路151、環状燃料通路101、通路102及び吸入通路112をこの順で流通する。一方、燃料が加圧室121側から燃料室16側へ向かうとき、燃料は、吸入通路112、通路102、環状燃料通路101、通路151、及び導入通路111をこの順で流通する。
電磁駆動部70は、コイル71、固定コア72、可動コア73、及びフランジ75などを有している。コイル71は、樹脂製のスプール78に巻かれており、通電することにより磁界を発生する。固定コア72は、磁性材料から形成されている。固定コア72は、コイル71の内側に収容されている。可動コア73は、磁性材料から形成されている。可動コア73は、固定コア72と対向して配置されている。可動コア73は、非磁性材料から形成されている筒部材79及びフランジ75の内側に軸方向へ往復移動可能に収容されている。筒部材79は、固定コア72とフランジ75との間の磁気的な短絡を防止する。
フランジ75は、磁性材料から形成され、ハウジング11の筒部15に取り付けられている。フランジ75は、電磁駆動部70をハウジング11に保持するとともに、筒部15の端部を塞いでいる。フランジ75は、中央部に、筒状に形成されたガイド筒76を有している。
ニードル38は、略円柱状に形成され、フランジ75のガイド筒76の内側に設けられている。ガイド筒76の内径は、ニードル38の外径よりも僅かに大きく形成されている。これにより、ニードル38は、ガイド筒76の内壁に摺動しながら往復移動する。そのため、ニードル38は、往復移動するとき、ガイド筒76によって、その往復移動が案内される。
ニードル38は、一方の端部が可動コア73に圧入または溶接されることで可動コア73と一体に組み付けられている。また、ニードル38は、他方の端部が、弁部材35の円板部36の弁座34側壁面に当接可能である。
固定コア72と可動コア73との間に、スプリング22が設けられている。スプリング22は、可動コア73を弁部材35側へ付勢している。スプリング22が可動コア73を付勢する荷重は、スプリング21が弁部材35を付勢する荷重よりも大きい。すなわち、スプリング22は、可動コア73及びニードル38をスプリング21の荷重に抗して弁部材35側、すなわち弁部材35の開弁方向へ付勢している。これにより、コイル71に通電していないとき、固定コア72と可動コア73とは互いに離れている。そのため、コイル71に通電していないとき、可動コア73と一体のニードル38はスプリング22の荷重により弁部材35側へ移動するとともに、弁部材35は弁ボディ30の弁座34から離座している。このように、ニードル38は、スプリング22の荷重により円板部36に当接し、弁部材35を開弁方向へ押圧可能である。
次に、ダンパ装置1について詳細に説明する。
ハウジング11は、加圧室121のプランジャ13とは反対側に有底筒状のダンパハウジング110を有している。ダンパハウジング110は、径内側に燃料室16を形成している。燃料室16は、プランジャ13とほぼ同軸上に形成されており、加圧室121の径外方向に広がっている。
蓋部材12は、例えば、ステンレス等から有底筒状に形成されている。蓋部材12は開口側の端部がダンパハウジング110の外壁に溶接等によって接合され、燃料室の開口7を塞いでいる。
燃料室16には、導入通路111、通路108、及び図示しない低圧燃料配管が接続している。このため、燃料室16は、加圧室121、可変容積室122、及び燃料タンクの燃料を汲み上げる図示しない低圧燃料ポンプと連通し、燃料が流通する。
ダンパ装置1は、図2に示すように、ダンパ部材としてのパルセーションダンパ50、上支持部材61、下支持部材62、及び押圧手段80等を備えている。
パルセーションダンパ50は、上ダイアフラム51及び下ダイアフラム52を有している。上ダイアフラム51、下ダイアフラム52は、例えばステンレス等、耐力及び疲労強度の高い金属板をプレス加工することで皿状に形成されている。上ダイアフラム51は、中央部の弾性変形可能な皿状凹面53と、この皿状凹面53の周縁に設けられる薄板環状の上周縁部55とを有している。皿状凹面53と上周縁部55とは、連続要素として一体に形成されている。
下ダイアフラム52も、上ダイアフラム51と同様に、皿状凹面54と下周縁部56とを有している。
上周縁部55の径外方向の端部と下周縁部56の径外方向の端部とは、周方向に亘って全周が溶接され、溶接部57を形成している。これにより、上ダイアフラム51と下ダイアフラム52との間に気密室3が形成される。この気密室3には、例えばヘリウムガスまたはアルゴンガス、あるいはこれらの混合気体が所定圧で封入されている。上ダイアフラム51と下ダイアフラム52とは、燃料室16の圧力変化に応じて弾性変形する。これにより、気密室3の容積が変化し、燃料室16を流通する燃料の圧力脈動が低減する。
上ダイアフラム51、下ダイアフラム52の板厚、材料、及び気密室3の気体封入圧等を要求される耐久性あるいはその他の要求性能に応じて設定することにより、上ダイアフラム51及び下ダイアフラム52のばね定数が設定される。そして、このばね定数により、パルセーションダンパ50が低減する脈動周波数が決定される。また、気密室3の容積の大きさにより、パルセーションダンパ50の脈動低減効果が変化する。
上支持部材61、下支持部材62は、例えば板状のステンレス等の金属をプレス又は曲げ加工することにより、略筒状に形成されている。
上支持部材61は、図2に示すように、筒部613、内側フランジ611、外側フランジ612、及び爪部65を有している。筒部613は、筒状に形成され、筒部613の外壁と内壁とを通じる複数の上連通孔63を有している。内側フランジ611は、筒部613の軸方向の一端から径内側に環状に延び、上支持部材61の軸に対して垂直に形成されている。外側フランジ612は、筒部613の軸方向の他端から径外方向に環状に延び、上支持部材61の一端側に傾斜するように曲折している。爪部65は、外側フランジ612の径外方向の端部からさらに外側へ延び、先端が上支持部材61の一端とは反対側に曲折している。
下支持部材62は、図2及び図3(c)に示すように、筒部623、内側フランジ621、外側フランジ622、及び爪部66を有している。筒部623は、筒状に形成され、筒部623の外壁と内壁とを通じる複数の下連通孔64を有している。内側フランジは、筒部623の軸方向の一端から径内側に環状に延び、下支持部材62の軸に対して垂直に形成されている。外側フランジ622は、筒部623の軸方向の他端から径外方向に環状に延び、下支持部材62の一端側に傾斜するように曲折している。爪部66は、外側フランジ622の径外方向の端部からさらに外側へ延び、先端が下支持部材62の一端とは反対側に曲折している。
爪部65、66は、溶接部57の径外側を係止している。このため、上支持部材61、下支持部材62、及びパルセーションダンパ50の径方向の相対移動が規制される。
上支持部材61の外側フランジ612と上周縁部55とは、周方向に亘って当接している。下支持部材62の外側フランジ622と下周縁部56とは、周方向に亘って当接している。上支持部材61の外側フランジ612と上周縁部55とが当接する上当接部8、及び、下支持部材62の外側フランジ622と下周縁部56とが当接する下当接部9は、溶接部57よりも径方向の内側で上周縁部55及び下周縁部56を周回している。
ダンパハウジング110の蓋部材12とは反対側の内壁には、加圧室121側に凹む筒状の凹部2が設けられている。下支持部材62の内側フランジ621は、凹部2に嵌め込まれている。このため、上支持部材61、下支持部材62、及びパルセーションダンパ50は、燃料室16内で径方向の移動が規制される。これにより、ダンパハウジング110の内壁と、上支持部材61の外壁及び下支持部材62の外壁との間に外側空間4が形成される。外側空間4は、上支持部材61及び下支持部材62の径外側を取り巻いて形成される。
上支持部材61の内側には内側空間5が形成されている。下支持部材62の内側には内側空間6が形成されている。上支持部材61の内側空間5と下支持部材62の内側空間6とは、パルセーションダンパ50によって仕切られている。しかし、外側空間4の燃料と上支持部材61の内側空間5の燃料とは上連通孔63を経由して流通し、外側空間4の燃料と下支持部材62の内側空間6の燃料とは下連通孔64を経由して流通する。
このため、上支持部材61の内側空間5、外側空間4、及び下支持部材の内側空間6の燃料は、上連通孔63と下連通孔64とを経由して流通する。
押圧手段80は、押圧伝達部材82と、弾性部材としての皿ばね81とを有する。
押圧伝達部材82は、図2及び図3(b)に示すように、例えばステンレス等から環状に形成され、上支持部材61の蓋部材12側に設けられる。
押圧伝達部材82は、環状部84及び凸部83を有する。環状部84の軸方向の上支持部材61側の面は、環状部84の軸に対して垂直に形成されている。このため、環状部84と上支持部材61の内側フランジ611とは、周方向に亘って面接触している。これにより、皿ばね81の荷重は、押圧伝達部材82に均等に作用する。
環状部84の径外方向の外壁は、ダンパハウジング110の内壁に案内されている。このため、押圧伝達部材82は、燃料室16内で径方向の移動が規制される。
凸部83は、環状部84の径内方向の端部で蓋部材12側へ突出して設けられている。このため、凸部83の径外方向の外壁と環状部84の軸方向の蓋部材12側の面とに段差が設けられる。この段差に隣接して形成される環状部84の蓋部材12側の面が、皿ばね81を係止する係止部85となる。
皿ばね81は、図2及び図3(a)に示すように、例えばステンレス等から環状に形成される。皿ばね81は、一端が蓋部材12に当接し、他端が係止部85に当接している。皿ばね81の他端は、係止部85の周方向に亘って当接している。皿ばね81は、係止部85側の径が蓋部材12側の径より小さい。このため、皿ばね81の他端は、凸部83の径外方向の外壁に案内される。これにより、皿ばね81は、押圧伝達部材82に対し径方向の移動が規制される。
皿ばね81の軸に垂直な面に係止部85、上当接部8及び下当接部9を投影したとき、係止部85は、上当接部8及び下当接部9と重なるように設けられている。このため、皿ばね81が押圧伝達部材82に荷重を与える力点は、上当接部8及び下当接部9と実質的に同軸となる。これにより、皿ばね81の荷重は、押圧伝達部材82、上支持部材61及び下支持部材62を経由する途中で損失することなく、上当接部8及び下当接部9に作用する。したがって、上支持部材61は上当接部8において上周縁部55を押圧し、下支持部材62は下当接部9において下周縁部56を押圧する。
次に、上記構成の高圧ポンプ10の作動について説明する。
(1)吸入行程
プランジャ13が図1の下方へ移動するとき、コイル71への通電は停止されている。そのため、弁部材35は、スプリング22から力を受けている可動コア73と一体のニードル38により加圧室121側へ付勢されている。その結果、弁部材35は、弁ボディ30の弁座34から離座している。また、プランジャ13が図1の下方へ移動するとき、加圧室121の圧力は低下する。そのため、弁部材35が反加圧室121側の燃料から受ける力は、加圧室121側の燃料から受ける力よりも大きくなる。これにより、弁部材35には弁座34から離座する方向へ力が加わり、弁部材35は弁座34から離座する。弁部材35は、ガイド部37がストッパ40の段差面501に当接するまで移動する。弁部材35が弁座34から離座、すなわち開弁することにより、燃料室16の燃料は、導入通路111、通路151、環状燃料通路101、通路102及び吸入通路112をこの順で経由して加圧室121に吸入される。また、このとき、通路102の燃料は、管路42を通じて容積室41へ流入可能である。そのため、容積室41の圧力は、通路102の圧力と同等になる。
(2)調量行程
プランジャ13が下死点から上死点に向かって上昇するとき、加圧室121から燃料室16側へ排出される低圧の燃料の流れにより、弁部材35には加圧室121側の燃料から弁座34に着座する方向へ力が加わる。しかし、コイル71に通電していないとき、ニードル38は、スプリング22の荷重により弁部材35側へ付勢されている。そのため、弁部材35は、ニードル38によって弁座34側への移動が規制される。また、弁部材35の加圧室121側壁面は、ストッパ40によって覆われている。これにより、加圧室121から燃料室16側へ排出される燃料の流れによる動圧が、弁部材35に直接作用することを抑制している。そのため、燃料の流れにより弁部材35に加わる閉弁方向への力が緩和される。
調量行程においては、コイル71への通電が停止されている間、弁部材35は弁座34から離座し、段差面501に当接した状態を維持する。これにより、プランジャ13の上昇によって加圧室121から排出される燃料は、燃料室16から加圧室121へ吸入される場合と逆に、吸入通路112、通路102、環状燃料通路101、通路151及び導入通路111をこの順で経由して燃料室16へ戻される。
調量行程の途中にコイル71へ通電すると、コイル71に発生した磁界により、固定コア72、フランジ75及び可動コア73に磁気回路が形成される。これにより、互いに離間している固定コア72と可動コア73との間には磁気吸引力が発生する。固定コア72と可動コア73との間に発生する磁気吸引力がスプリング22の荷重よりも大きくなると、可動コア73は固定コア72側へ移動する。そのため、可動コア73と一体のニードル38も、固定コア72側へ移動する。ニードル38が固定コア72側へ移動すると、弁部材35とニードル38とは離間し、弁部材35はニードル38から力を受けない。その結果、弁部材35は、スプリング21の荷重、及び加圧室121から燃料室16側へ排出される低圧の燃料の流れにより弁部材35に加わる閉弁方向の力によって弁座34側へ移動する。これにより、弁部材35が弁座34に着座する。
弁部材35が閉弁することにより、燃料通路100を流通する燃料の流れが遮断される。これにより、加圧室121から燃料室16へ低圧の燃料を排出する調量行程は終了する。プランジャ13が上昇するとき、加圧室121と燃料室16との間を閉鎖することにより、加圧室121から燃料室16へ戻される低圧の燃料の量が調整される。その結果、加圧室121で加圧される燃料の量が決定される。
(3)加圧行程
加圧室121と燃料室16との間が閉鎖された状態でプランジャ13がさらに上死点に向けて上昇すると、加圧室121の燃料の圧力は上昇する。加圧室121の燃料の圧力が所定の圧力以上になると、吐出弁部90のスプリング94の荷重と弁座95の下流側の燃料から逆止弁92が受ける力とに抗して、逆止弁92は弁座95から離座する。これにより、吐出弁部90が開弁し、加圧室121で加圧された燃料は吐出通路114を通り高圧ポンプ10から吐出される。高圧ポンプ10から吐出された燃料は、図示しないデリバリパイプに供給されて蓄圧され、インジェクタに供給される。
プランジャ13が上死点まで移動すると、コイル71への通電が停止され、弁部材35は再び弁座34から離座する。このとき、プランジャ13は再び図1の下方へ移動し、加圧室121の燃料の圧力は低下する。これにより、加圧室121には燃料室16から燃料が吸入される。
なお、弁部材35が閉弁し、加圧室121の燃料の圧力が所定値まで上昇したとき、コイル71への通電は停止してもよい。加圧室121の燃料の圧力が上昇すると、弁部材35が弁座34から離座する方向へ受ける力よりも、加圧室121側の燃料によって弁座34へ着座する方向へ受ける力が大きくなる。そのため、コイル71への通電を停止しても、弁部材35は加圧室121側の燃料から受ける力によって弁座34への着座状態を維持する。このように、所定の時期にコイル71への通電を停止することにより、電磁駆動部70の消費電力を低減することができる。
上記の(1)から(3)の行程を繰り返すことにより、高圧ポンプ10は吸入した燃料を加圧して吐出する。燃料の吐出量は、電磁駆動部70のコイル71への通電タイミングを制御することにより調節される。
第1実施形態では、皿ばね81の荷重により下支持部材62の内側フランジ621がダンパハウジング110の凹部2に押し付けられている。このため、上支持部材61、下支持部材62及びパルセーションダンパ50が燃料室16内で位置決めされる。これにより、ダンパハウジング110の燃料室16の内壁と上支持部材61の外壁及び下支持部材62の外壁との間に外側空間4が形成される。外側空間4は、上支持部材61及び下支持部材62の径外側を囲繞して形成される。外側空間4、上支持部材61の内側空間5、及び下支持部材62の内側空間6の燃料は、上連通孔63と下連通孔64とを経由して流通する。これにより、上ダイアフラム51と下ダイアフラム52とが適切に弾性変形する。
また、皿ばね81は、押圧伝達部材82の係止部85の周方向に亘って当接している。押圧伝達部材82の環状部84は、上支持部材61の内側フランジ611の周方向に亘って面接触している。上当接部8、下当接部9は、上周縁部55及び下周縁部56の周方向に亘っている。このため、皿ばね81は、上周縁部55と下周縁部56とに荷重を均等に作用させることができる。
さらに、皿ばね81の軸に垂直な面に係止部85、上当接部8及び下当接部9を投影したとき、係止部85は、上当接部8及び下当接部9と重なるように設けられている。皿ばね81は、凸部83の径外方向の外壁に案内されている。このため、皿ばね81が押圧伝達部材82に荷重を与える力点は、上当接部8及び下当接部9と実質的に同軸となる。これにより、皿ばね81の荷重は、押圧伝達部材82、上支持部材61及び下支持部材62を経由する途中で曲げ方向へ損失することなく、上当接部8及び下当接部9に作用する。したがって、上支持部材61、下支持部材62は、上周縁部55と下周縁部56とを高効率で押圧する。このため、上支持部材61、下支持部材62は、パルセーションダンパ50の内部容積の変化によって上周縁部55と下周縁部56とが離れることを抑制する。これにより、パルセーションダンパ50の溶接部57の信頼性を向上することができる。したがって、ダンパ装置1は、高圧ポンプ10の燃料の圧力脈動減衰性能を向上することができる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態の高圧ポンプのダンパ装置を、図4に基づいて説明する。以下、複数の実施形態において、実質的に同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。第2実施形態では、押圧手段は、押圧伝達部材821と、弾性部材としてのコイルスプリング811とを有している。
押圧伝達部材82は、環状部841と凸部831とを有する。環状部841は、コイルスプリング811の軸方向の大きさに対応し、軸方向の板厚を小さく形成されている。環状部841の径外方向の外壁は、ダンパハウジング110の内壁に案内され、燃料室16内で押圧伝達部材821の径方向の移動が規制されている。凸部831は、コイルスプリング811の線材の太さに対応し、径方向の板厚を小さくしている。
コイルスプリング811は、環状部841と蓋部材125との間の距離に対応して形成される。コイルスプリング811は、一端が蓋部材125に当接し、他端が環状部841と凸部831との段差の近傍に設けられた係止部851に当接している。コイルスプリング811の他端は、係止部851の周方向に亘って当接している。また、コイルスプリング811の他端は、凸部831の径外方向の外壁に案内されている。
コイルスプリング811の軸に垂直な面に係止部851、上当接部8及び下当接部9を投影したとき、係止部851は、上当接部8及び下当接部9と重なるように設けられている。このため、コイルスプリング811が押圧伝達部材82に荷重を与える力点は、上当接部8及び下当接部9と実質的に同軸となる。これにより、コイルスプリング811の荷重は、押圧伝達部材82、上支持部材61及び下支持部材62を経由する途中で損失することなく、上当接部8及び下当接部9に作用する。したがって、上支持部材61及び下支持部材62は、上周縁部55と下周縁部56とを高効率で押圧する。
第2実施形態では、コイルスプリング811は、押圧伝達部材821の係止部851の周方向に亘って当接している。このため、コイルスプリング811は、押圧伝達部材821、上支持部材61及び下支持部材62を経由して、上周縁部55及び下周縁部56に安定した荷重を均等に作用させることができる。
なお、コイルスプリングは、蓋部材125側の径が大きく、係止部851側の径が小さい円錐形状のものであってもよい。蓋部材125の径外方向の端部は、蓋部材125の中央部と比べて燃料の脈動による軸方向の移動量が小さいので、コイルスプリングは、押圧伝達部材821に安定した荷重を与えることができる。
また本実施例ではコイルスプリングの線間すきまを通って、燃料がコイルスプリングの外側へ流出可能である。これにより燃料室16の実質的な容積が大きくなるため、燃料室16の燃圧脈動をさらに抑制することが可能となる。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態の高圧ポンプのダンパ装置を、図5に基づいて説明する。第3実施形態では、押圧手段は、押圧伝達部材822と、弾性部材としての皿ばね812を有する。
押圧伝達部材822は、環状部842及び凸部832を有する。凸部832は、環状部842の径外方向の端部で蓋部材12側へ突出して設けられる。皿ばね812を係止する係止部852は、凸部83の径外方向の外壁と環状部84との段差の近傍に設けられる。
皿ばね812は、一端が蓋部材12に当接し、他端が係止部852に当接している。皿ばね812の他端は、係止部852の周方向に亘って当接している。皿ばね812は、係止部85側の径が蓋部材12側の径より大きい。このため、皿ばね812の他端は、凸部832の径内方向の内壁に案内される。これにより、皿ばね812は、押圧伝達部材822に対し径方向の移動が規制される。
皿ばね812の軸に垂直な面に係止部852、上当接部8及び下当接部9を投影したとき、係止部852は、上当接部8及び下当接部9と重なるように設けられている。このため、皿ばね812が押圧伝達部材82に荷重を与える力点は、上当接部8及び下当接部9と実質的に同軸となる。これにより、皿ばね812の荷重は、押圧伝達部材822、上支持部材61及び下支持部材62を経由する途中で曲げ方向へ損失することなく、上当接部8及び下当接部9に作用する。
第3実施形態では、皿ばね812は、押圧伝達部材822の係止部852の周方向に亘って当接している。このため、皿ばね812は、押圧伝達部材822、上支持部材61及び下支持部材62を経由して、上周縁部55と下周縁部56とに安定した荷重を均等に作用させることができる。
また、押圧伝達部材822の凸部832の径内方向のスペースを用いて、皿ばね812の設計の自由度を向上することができる。
(第4実施形態)
本発明の第4実施形態の高圧ポンプのダンパ装置を、図6に基づいて説明する。第4実施形態では、押圧手段は、押圧伝達部材823と、筒状に形成され、軸方向の中間が径外方向に湾曲する弾性部材813を有している。
押圧伝達部材823は、環状部843及び凸部833を有する。環状部843は、弾性部材813の軸方向の大きさに対応し、軸方向の板厚を小さくしている。凸部833は、弾性部材813の径方向の大きさに対応し、径方向の板厚を小さくしている。
弾性部材813は、環状部843と蓋部材125との間の距離に対応して形成されている。弾性部材813は、一端が蓋部材125に当接し、他端が環状部843と凸部833との段差の近傍に設けられた係止部853に当接している。弾性部材813の他端は、係止部853の周方向に亘って当接している。また、弾性部材813の他端は、凸部833の径外方向の外壁に案内されている。
弾性部材813の軸に垂直な面に係止部853、上当接部8及び下当接部9を投影したとき、係止部853は、上当接部8及び下当接部9と重なるように設けられている。このため、弾性部材813が押圧伝達部材82に荷重を与える力点は、上当接部8及び下当接部9と実質的に同軸となる。これにより、弾性部材813の荷重は、押圧伝達部材82、及び上支持部材61及び下支持部材62を経由する途中で曲げ方向に損失することなく、上当接部8と下当接部9とに作用する。
第4実施形態では、弾性部材813は、押圧伝達部材821の係止部851の周方向に亘って当接している。このため、弾性部材813は、押圧伝達部材821、上支持部材61及び下支持部材62を経由して、上周縁部55と下周縁部56とに安定した荷重を均等に作用させることができる。また、弾性部材813は、大きなバネ係数を設定することができる。
(第5実施形態)
本発明の第5実施形態の高圧ポンプのダンパ装置を、図7に基づいて説明する。第5実施形態では、蓋部材126は、ドーム部127と平面部128とを有する。
ドーム部127は、蓋部材126の中央部で燃料室とは反対側に突出するドーム形状に形成されている。平面部128は、蓋部材126の径外方向の端部で皿ばね81の軸に垂直な平面形状に形成されている。
皿ばね81は、一端が蓋部材12の平面部128に当接し、他端が係止部85に当接している。
第5実施形態では、蓋部材126は、ドーム部127と平面部128を有することで、剛性を高くし、燃料室16の燃料の圧力脈動による軸方向の変位量を小さくすることができる。このため、皿ばね81は、押圧伝達部材82、上支持部材61及び下支持部材62を経由して、上周縁部55と下周縁部56とに安定した荷重を作用させることができる。
また本実施例では、燃料室16の実質的な容積が大きくなるため、燃料室16の燃圧脈動をさらに抑制することが可能となる。
なお、蓋部材は、ドーム部を燃料室側に突出するドーム形状に形成してもよい。このように構成しても、蓋部材126の剛性を高くすることができる。
(他の実施形態)
上述した複数の実施形態では、ダンパ装置1を高圧ポンプ10に適用したものを説明した。これに対し、本発明のダンパ装置は、高圧ポンプに限らず、流体の脈動を減衰する要求のある種々の機械に適用することができる。
以上説明したように、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の形態に実施可能である。
1:ダンパ装置、2:凹部、3:気密室、4:外側空間、5:内側空間、6:内側空間、7:開口、8:上当接部、9:下当接部、10:高圧ポンプ、11:ハウジング、12:蓋部材、13:プランジャ、16:燃料室、50:パルセーションダンパ、51:上ダイアフラム、52:下ダイアフラム、55:上周縁部、56:下周縁部、61:上支持部材、62:下支持部材、63:上連通孔、64:下連通孔、80:押圧手段、81:皿ばね(弾性部材)、82:押圧伝達部材、85:係止部、110:ダンパハウジング、121:加圧室。

Claims (12)

  1. 皿状の上ダイアフラム及び下ダイアフラムを有し、前記上ダイアフラムの上周縁部と前記下ダイアフラムの下周縁部とを接合し、前記上ダイアフラムの皿状凹面と前記下ダイアフラムの皿状凹面との間に気密室を形成するダンパ部材と、
    前記上周縁部と前記下周縁部とを上下から押圧する上支持部材及び下支持部材と、
    前記ダンパ部材、前記上支持部材及び前記下支持部材を収容する内壁と、この内壁に形成され、前記下支持部材を位置決めする凹部とを有するダンパハウジングと、
    前記ダンパハウジングの前記内壁の開口を塞ぐ蓋部材と、
    前記上支持部材の外壁と前記蓋部材の内壁との間に設けられ、前記下支持部材を前記凹部に押圧する押圧手段と、を備えることを特徴とするダンパ装置。
  2. 前記ダンパハウジングは、前記凹部を前記蓋部材とは反対側に設け、前記支持体の径外方向の外壁と前記ダンパハウジングの内壁との間に外側空間を形成することを特徴とする請求項1に記載のダンパ装置。
  3. 前記上支持部材は、筒状に形成され、前記ダンパ部材の前記上周縁部を前記下周縁部側へ軸方向に押圧し、
    前記下支持部材は、筒状に形成され、前記ダンパ部材の前記下周縁部を前記上周縁部側へ軸方向に押圧することを特徴とする請求項1または2に記載のダンパ装置。
  4. 前記上支持部材は、この上支持部材の径内方向の内壁と径外方向の外壁とを通じる上連通孔を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のダンパ装置。
  5. 前記下支持部材は、この下支持部材の径内方向の内壁と径外方向の外壁とを通じる下連通孔を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のダンパ装置。
  6. 前記押圧手段は、
    軸方向の一側が前記上支持部材の一端と当接する環状の押圧伝達部材と、
    筒状に形成され、軸方向の一端が前記蓋部材の内壁に当接し、他端が前記押圧伝達部材の軸方向の他側に設けられた係止部に当接し、前記押圧伝達手段を前記上支持部材に押圧する弾性部材と、を有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のダンパ装置。
  7. 前記押圧伝達部材の径外方向の外壁が前記ダンパハウジングの内壁に案内され、
    前記係止部、前記上支持部材と前記上周縁部との当接する上当接部、及び、前記下支持部材と前記下周縁部との当接する下当接部を前記弾性部材の軸に垂直な面に投影したとき、前記係止部が前記上当接部及び前記下当接部と重なるように前記係止部は設けられることを特徴とする請求項6に記載のダンパ装置。
  8. 前記弾性部材は、前記蓋部材側の径よりも前記押圧伝達部材側の径の小さい皿ばねであることを特徴とする請求項6または7に記載のダンパ装置。
  9. 前記蓋部材は、中央部が前記燃料室側または前記燃料室とは反対側に突出するドーム形状に形成されたドーム部と、径外方向の端部が前記弾性部材の軸に垂直な平面形状に形成された平面部と、を有し、
    前記押圧手段は、一端が前記平面部の内壁に当接することを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載のダンパ装置。
  10. 前記弾性部材は、前記蓋部材側の径よりも前記押圧伝達部材側の径の大きい皿ばねであることを特徴とする請求項6または7に記載のダンパ装置。
  11. 前記弾性部材は、コイルスプリングであることを特徴とする請求項6または7に記載のダンパ装置。
  12. 往復移動可能なプランジャと、
    該プランジャによって流体が加圧される加圧室、及びこの加圧室の流体が流通する燃料室を有するハウジングと、
    請求項1〜11のいずれか一項に記載のダンパ装置と、を備える高圧ポンプ。
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