JP5481406B2 - 高圧ポンプ - Google Patents

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本発明は、内燃機関に用いられる高圧ポンプに関する。
従来、内燃機関に燃料を供給する燃料供給系統に設けられ、燃料を加圧する高圧ポンプが知られている。燃料タンクから高圧ポンプに供給された燃料は、高圧ポンプの備えるプランジャの往復移動により加圧され、高圧ポンプの燃料出口から吐出される。この燃料は、高圧ポンプの燃料出口に接続された高圧燃料配管を通じてデリバリパイプに圧送される。
特許文献1では、高圧ポンプの加圧室と燃料出口とを連通する吐出通路内に吐出弁(特許文献1では「弁エレメント7」)が設けられている。吐出弁は、吐出通路の内壁に形成された弁座(特許文献1では「弁座9」)に着座又は離座することで、吐出通路を開閉する。
特許文献2では、加圧室から吐出された燃料が、レゾネータを経由した後、吐出弁(特許文献2では「チェックバルブ17」)を通り、燃料出口(特許文献2では「吐出口102」)から吐出される。レゾネータと燃料出口とを連通する吐出通路内に筒状のシートホルダが設けられている。吐出弁は、シートホルダの内側に収容されている。吐出弁は、シートホルダ内に形成された弁座に着座又は離座することで、吐出通路を開閉する。
特表2008−540934号公報 特開2000−291509号公報
ところで、一般に吐出通路の燃料出口の口径は、高圧燃料配管が接続可能に形成される。このため、吐出通路は、燃料出口側の内径が高圧燃料配管の径に制約される。特許文献1では、吐出通路の内壁に弁座を形成しているので、弁座の内径が吐出通路の燃料出口側の内径よりも小さい。このため、加圧室から燃料出口へ向けて吐出通路を流れる燃料の圧力損失が大きくなり、吐出効率が低下することが懸念される。また、圧力損失を低減するため、吐出弁のリフト量を大きく設定すると、吐出弁が弁座に着座するときに生じるノイズバイブレーションが大きくなることが懸念される。
特許文献2では、シートホルダを収容する取付穴が加圧室に連通する連通路と同軸に形成されている。このため、連通路を流れる燃料圧力がシートホルダの軸方向に作用することで、シートホルダが取付穴から抜け出すおそれがある。したがって、取付穴から燃料漏れが生じるおそれがある。
また、特許文献2では、エンジンから伝わる共振周波数にレゾネータが共鳴すると、それによる圧力波が吐出弁に伝わり、吐出弁が自励振動を生じるおそれがある。したがって、吐出通路から吐出される燃料の圧力挙動が不安定になるおそれがある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、吐出通路から吐出される燃料の圧力挙動を安定することの可能な高圧ポンプを提供することを目的とする。
請求項1に係る発明によると、ポンプボディは、プランジャの往復移動により燃料が加圧される加圧室、この加圧室に連通する連通路、この連通路に交差する取付穴、及びこの取付穴と燃料出口とを連通する吐出通路を有する。取付穴に固定されるシートホルダは、取付穴の開口を塞ぐ頭部及びこの頭部から軸方向に延びる筒部から構成され、連通路から燃料を筒部の内側に導入する導入口を筒部に有する。吐出弁は、筒部の軸方向の頭部と反対側に設けられた弁座に着座することで連通路と吐出通路との燃料流れを遮断し、弁座から離座することで連通路と吐出通路との燃料流れを許容する。吐出弁の弁座と反対側に設けられる付勢手段は、吐出弁を弁座側に付勢する。
これにより、連通路から導入口を通りシートホルダの内側に導入された燃料は、その動圧により、シートホルダの径方向の導入口と反対側で燃料圧力が高くなる。このため、吐出弁は、径方向の導入口と反対側が軸方向へ傾き、開弁を始める。したがって、吐出弁は径方向の導入口側が弁座と当接した状態で開弁を始めるので、吐出弁のふらつきが抑制される。この結果、吐出通路から吐出される燃料の圧力挙動が安定する。
また、吐出弁は、径方向の導入口と反対側が軸方向へ傾いて開弁を始めるので、吐出弁に作用する付勢手段の付勢力が低減され、小流量で開弁することが可能になる。したがって、開弁応答性を向上することができる。
さらに、連通路からシートホルダの径内側に導入される燃料の動圧がシートホルダの軸方向頭部側に直接作用しない。このため、シートホルダが取付穴から抜け出すことが抑制される。したがって、シートホルダが取付穴に確実に固定されるので、取付穴の外側への燃料漏れを防ぐことができる。
請求項2に係る発明によると、シートホルダの径外方向に加圧室は位置し、加圧室から連通路を経由してシートホルダの内側に燃料が直接導入される。
加圧室からシートホルダの内側に直接導入される燃料の動圧により、シートホルダの径方向の導入口と反対側の燃料圧力を確実に高くすることが可能になる。したがって、吐出弁は、開弁時のふらつきが抑制されると共に、開弁応答性が向上する。
請求項3に係る発明によると、高圧ポンプは、取付穴の底部に吐出弁の開弁方向の移動を制限するストッパを備える。
これにより、吐出弁は開弁を始めると、径方向の導入口と反対側がストッパに当接する。このため、ストッパによって吐出弁のふらつきが抑制されるので、吐出通路から吐出される燃料の圧力挙動を安定させることができる。
また、吐出弁は、径方向の導入口と反対側がストッパに当接した後、続いて軸方向のストッパ側の全面がストッパに当接し、全開状態となる。このため、吐出弁とストッパとが衝突するエネルギーが2回以上に分散されるので、高圧ポンプのノイズバイブレーションを低減することができる。
なお、取付穴の底部の内壁とストッパとを一体で構成してもよい。
請求項4に係る発明によると、ストッパは、吐出弁が当接可能な当接部、この当接部の外縁から軸方向の吐出弁と反対側に環状に凹む凹部、及びこの凹部の外縁から軸方向のシートホルダ側に延びてシートホルダの筒部に係止される係止部を有する。付勢手段は、一端が吐出弁に係止され、他端がストッパの凹部に係止される。
これにより、シートホルダ、吐出弁、付勢手段及びストッパを一体に組付けた後、それを取付穴に取り付けることが可能になる。したがって、付勢手段の付勢力を正確に設定すると共に、ストッパと吐出弁との距離を正確に設定することができる。
請求項5に係る発明によると、付勢手段は、一端が吐出弁に係止され、他端が取付穴の底部の内壁に係止される。
これにより、付勢手段とシートホルダとを一体に組み付ける部品を廃止し、構成を簡素にすることができる。
ところで、高圧ポンプの燃料出口に接続される高圧燃料配管に吐出された燃料の圧力波は、デリバリパイプの入口または高圧燃料配管の曲折部等で反射し、反射波として高圧ポンプの吐出通路に伝わる。この反射波が吐出弁または付勢手段に直接作用すると、吐出弁が自励振動をするおそれがある。
そこで、請求項6に係る発明によると、シートホルダは、取付穴の内径よりも外径の小さい小径部を導入孔よりも軸方向の弁座側に有する。そして、吐出通路は、小径部の径外方向に位置する取付穴の内壁に開口する。
これにより、高圧燃料配管から吐出通路に伝わる反射波は、シートホルダの小径部の外壁に当たる。このため、吐出弁及び付勢手段に反射波が直接作用することがないので、吐出弁の自励振動を抑制することができる。
請求項7に係る発明によると、シートホルダは、導入口と弁座との間で径外方向の外壁に環状に設けられる第1圧入部を有する。第1圧入部は、取付穴の内壁に圧入されることで連通路と取付穴の底部側に形成された燃料室との燃料の流通を抑制する。
これにより、吸入弁の閉弁時、連通路と吐出通路との燃料リークを抑制することが可能になる。
請求項8に係る発明によると、ポンプボディは、加圧室に燃料を供給する供給通路、及びこの供給通路に連通する低圧室を有する。ポンプボディの取付穴は、低圧室から連通路に延びる。シートホルダは、低圧室から取付穴に取り付け可能である。
これにより、ポンプボディの外側にシートホルダが露出することなく、シートホルダの組付けを容易に行うことができる。また、取付穴からポンプボディの外部への燃料リークを防ぐことができる。
請求項9に係る発明によると、ポンプボディの低圧室は、燃料の圧力脈動を減衰するパルセーションダンパが設けられるダンパ室である。
これにより、シートホルダを取付穴に組み付けた後、パルセーションダンパをダンパ室に設けることが可能である。
請求項10に係る発明によると、シートホルダは、導入口と低圧室との間で径外方向の外壁に環状に設けられる第2圧入部を有する。第2圧入部は、取付穴の内壁に圧入されることで連通路と低圧室との燃料の流通を抑制する。
これにより、連通路と低圧室との燃料リークを抑制することが可能になり、吐出効率を高めることができる。
請求項11に係る発明によると、シートホルダは、軸方向低圧室側の外周が取付穴の内壁と溶接により接合されることで、連通路と低圧室との燃料リークが抑制される。
これにより、連通路と低圧室との燃料リークを抑制することが可能になり、吐出効率を高めることができる。
請求項12に係る発明によると、シートホルダは、取付穴の内壁と螺合するおねじを径方向の外壁に有する。シートホルダは、そのねじ結合による軸力によって取付穴の内壁と液密に当接し、取付穴と低圧室との燃料の流通を抑制するメタルシール部を有する。
これにより、連通路と低圧室との燃料リークを抑制することが可能になり、吐出効率を高めることができる。
本発明の第1実施形態による高圧ポンプの断面図である。 本発明の第1実施形態による高圧ポンプの吐出弁部の断面図である。 図2のIII部分の拡大図である。 本発明の第1実施形態による高圧ポンプの吐出弁部の開弁時の動作を示す説明図である。 本発明の第1実施形態による高圧ポンプの吐出弁部の開弁時の動作を示す説明図である。 本発明の第2実施形態による高圧ポンプの吐出弁部の断面図である。 本発明の第3実施形態による高圧ポンプの吐出弁部の断面図である。 本発明の第4実施形態による高圧ポンプの吐出弁部の断面図である。
以下、本発明の複数の実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態による高圧ポンプを図1〜図5に示す。本実施形態の高圧ポンプ10は、内燃機関に燃料を供給する燃料供給系統に設けられる。燃料タンクから汲み上げられた燃料は、高圧ポンプ10により加圧され、高圧ポンプ10の燃料出口93から吐出される。この燃料は、高圧ポンプ10の燃料出口93に接続された図示しない高圧燃料配管を通じてデリバリパイプに蓄圧される。そしてデリバリパイプに接続するインジェクタから内燃機関の各気筒に噴射供給される。
高圧ポンプ10は、ポンプボディ11、プランジャ13、ダンパ室201、吸入弁部30、電磁駆動部70及び吐出弁部90などを備えている。
ポンプボディ11とプランジャ13について説明する。
ポンプボディ11には、円筒状のシリンダ14が設けられている。シリンダ14には、プランジャ13が軸方向に往復移動可能に収容されている。プランジャ13は、シリンダ14の深部に形成された加圧室121に臨むように設けられている。プランジャ13の加圧室121と反対側の端部17は、スプリング座18と結合している。スプリング座18とオイルシールホルダ25との間には、スプリング19が設けられている。このスプリング19の弾性力により、スプリング座18は図示しないエンジンのカムシャフトの方向へ付勢される。これにより、プランジャ13は、図示しないタペットを介してカムシャフトのカムと接することで軸方向に往復移動する。プランジャ13の往復移動により、加圧室121の容積が変化することで燃料が吸入、加圧される。
次に、ダンパ室201について説明する。
ポンプボディ11には、シリンダ14の反対側に突出する筒状の筒部205が設けられている。筒部205に有底筒状のカバー200が被さることで、ダンパ室201が形成される。このダンパ室201が特許請求の範囲に記載の「低圧室」に相当する。
ダンパ室201には、パルセーションダンパ210、第1支持部材211及び第2支持部材212が収容されている。
パルセーションダンパ210は、2枚の金属ダイアフラムから構成され、内部に所定圧の気体が密封されている。パルセーションダンパ210は、2枚の金属ダイアフラムがダンパ室201の圧力変化に応じて弾性変形することで、ダンパ室201の燃圧脈動を低減する。
第1支持部材211と第2支持部材212は、筒状に形成され、パルセーションダンパ210を上下から挟持している。パルセーションダンパ210の下側の第1支持部材211は、ダンパ室201の底に設けられた溝部110に嵌入している。これにより、第1支持部材211は、径方向の移動が制限される。パルセーションダンパ210の上側の第2支持部材212には、カバー200側に曲面状に突出する環状の凸部213が設けられている。第2支持部材212、パルセーションダンパ210及び第1支持部材211は、ダンパ室201内に位置決めされる。
第1支持部材211及び第2支持部材212は、径方向に燃料を通す複数の孔を有している。これにより、第1支持部材211及び第2支持部材の内側と外側とを燃料が流れる。
ダンパ室201は、図示しない燃料通路を通じて図示しない燃料入口と連通している。この燃料入口には図示しない燃料タンクから燃料が供給される。したがって、ダンパ室201は、燃料入口から燃料通路を通じて燃料タンクの燃料が供給される。
続いて、吸入弁部30について説明する。
ポンプボディ11には、シリンダ14の中心軸と略垂直に筒部15が設けられている。筒部15の開口を接続部材76が覆うことで、ダンパ室201から加圧室121までの供給通路100が区画される。その供給通路100の加圧室121側に筒状の弁ボディ31が収容されている。弁ボディ31は、係止部材20によって供給通路100内に固定されている。弁ボディ31の内側には、逆テーパ状の円周面を有する弁座34が形成されている。
吸入弁35は弁ボディ31の内側に配置されている。吸入弁35は、その弁体から軸方向に延びる軸部36が弁ボディ31に設けられた孔の内壁に案内されて往復移動する。吸入弁35は、弁座34から離座することで供給通路100を開放し、弁座34に着座することで供給通路100を閉塞する。
ストッパ37は、弁ボディ31の内壁に固定されている。このストッパ37は、吸入弁35の開弁方向(図1の右方向)への移動を規制する。ストッパ37の内側と吸入弁35の端面との間には第1スプリング21が設けられている。第1スプリング21は、吸入弁35を閉弁方向(図1の左方向)へ付勢している。
ストッパ37には、ストッパ37の軸に対して傾斜する傾斜通路102が周方向に複数形成されている。この傾斜通路102を通り、加圧室121と弁ボディ31の内側の通路とを燃料が流れる。
次に電磁駆動部70について説明する。
電磁駆動部70は、接続部材76、固定コア80および可動コア81などを有している。
接続部材76は、ポンプボディ11の筒部15に取り付けられ、その筒部15の開口を塞いでいる。接続部材76の筒部15の反対側に円筒状の可動コア室74が設けられる。
この可動コア室74に可動コア81は軸方向に往復移動可能に収容されている。
接続部材76の中央に設けられた孔の内壁には、筒状のガイド筒75が固定されている。このガイド筒75の径内側にニードル38が往復移動可能に設けられている。ニードル38は、一方の端部が可動コア81に固定され、他方の端部が吸入弁35の軸部36の端面に当接可能である。
固定コア80は、コイル73の径内方向で、可動コア81の吸入弁35と反対側に設けられている。固定コア80と接続部材76との間に非磁性材料から形成された筒部材85が設けられている。筒部材85は、固定コア80と接続部材76との間の磁束の短絡を抑制し、可動コア81と固定コア80との間の磁気ギャップに流れる磁束量を増加する。
固定コア80に設けられた第1収容室83と、可動コア81に設けられた第2収容室84とに第2スプリング22が収容されている。第2スプリング22は、第1スプリング21が吸入弁35を閉弁方向に付勢する力よりも強い力で、可動コア81を開弁方向へ付勢している。
固定コア80の径方向外側に樹脂から形成されたボビン78が設けられている。そのボビン78にコイル73が巻回されている。コイル73の径方向外側を筒状のケース71が覆い、電磁駆動部70を外気から遮蔽している。ケース71の径方向に形成された開口からコネクタ77が延出している。コネクタ77の端子771を通じてコイル73に通電されると、コイル73は磁界を生じる。
コイル73に通電していないとき、可動コア81と固定コア80とは、第2スプリング22の弾性力により互いに離れている。これにより、可動コア81と一体のニードル38が加圧室121側へ移動し、ニードル38の端面が吸入弁35を押圧することで吸入弁35が開弁する。
コイル73に通電されると、固定コア80、可動コア81、接続部材76及びケース71によって形成される磁気回路に磁束が流れ、可動コア81が第2スプリング22の弾性力に抗し、固定コア80側に磁気吸引される。これにより、ニードル38は、吸入弁35に対する押圧力を解除する。
次に可変容積室122について説明する。
プランジャ13は、小径部131及び大径部133を有している。小径部131と大径部133との接続部分に段差面132が形成される。段差面132に向き合うように、略円環状のプランジャストッパ23が設けられている。
プランジャストッパ23は、加圧室121側の端面がポンプボディ11に当接している。プランジャ13は、プランジャストッパ23の中央部に設けられた孔233に挿通している。プランジャストッパ23は、径方向に放射状に延びる複数の溝路232を有している。
プランジャ13の段差面132、小径部131の外壁、シリンダ14の内壁、プランジャストッパ23およびシール部材24に囲まれる略円環状の空間により可変容積室122が形成される。
ポンプボディ11には、シリンダ14が開口する側の外壁に、加圧室121側へ略円環状に凹む凹部16が設けられている。凹部16には、オイルシールホルダ25が嵌め込まれている。オイルシールホルダ25は、プランジャストッパ23との間にシール部材24を挟んで、ポンプボディ11に固定されている。シール部材24は、小径部131周囲の燃料油膜の厚さを規制し、プランジャ13の摺動によるエンジンへの燃料のリークを抑制する。オイルシールホルダ25の加圧室121と反対側の端部には、オイルシール26が装着されている。オイルシール26は、小径部131周囲のオイル油膜の厚さを規制し、プランジャ13の摺動によるオイルのリークを抑制する。
オイルシールホルダ25とポンプボディ11との間には、筒状通路106とこの筒状通路106に連通する環状通路107が形成されている。筒状通路106はプランジャストッパ23の溝路232に連通している。環状通路107はポンプボディ11に形成された戻し通路108を経由してダンパ室201に連通している。このように、溝路232、筒状通路106、環状通路107及び戻し通路108が順に連通することで、可変容積室122とダンパ室201とが連通する。
次に吐出弁部90について図2及び図3を参照して説明する。
吐出弁部90は、シートホルダ40、吐出弁50、付勢手段としてのスプリング55、ストッパ60などから構成されている。
ポンプボディ11には、加圧室121からシリンダ14の中心軸と略垂直に延びる連通路91が形成されている。連通路91は、供給通路100側から穴あけ加工により形成される。ポンプボディ11は、低圧室としてのダンパ室201から連通路91に交差する取付穴92を有する。また、ポンプボディ11は、取付穴92と燃料出口とを連通する吐出通路94を有する。吐出通路94は、燃料出口93側から穴あけ加工により形成される。
取付穴92は、供給通路100、連通路91及び吐出通路94のいずれとも同軸でない方向に形成される。具体的に、取付穴92は、供給通路100、連通路91及び吐出通路94に対し、略垂直に形成されている。また、取付穴92は、シリンダ14の中心軸と平行に形成されている。
シートホルダ40は、ダンパ室201から取付穴92に取り付けられる。シートホルダ40は、取付穴92のダンパ室201側の開口98を塞ぐ頭部41、及びこの頭部41の外縁から軸方向に延びる筒部42から構成されている。シートホルダ40は、筒部42の軸方向頭部41と反対側の端面に環状の弁座43を有する。また、シートホルダ40は、筒部42の板厚方向に通じる導入口44を有している。加圧室121の燃料が連通路91から導入口44を経由し、筒部42の内側に導入される。
シートホルダ40は、頭部41のダンパ室201側の外周が取付穴92の内壁に溶接により接合される。これにより、連通路91および吐出通路94とダンパ室201との燃料リークが抑制される。
図3に示すように、シートホルダ40は、筒部42の導入口44と弁座43との間で、径外方向の外壁に環状の第2圧入部421を有している。第2圧入部421は、取付穴92の内壁に圧入されることで、吐出通路94と連通路91との燃料リークを抑制する。
また、シートホルダ40は、導入口44とダンパ室201との間で、径方向の外壁に環状の第2圧入部422を有している。第2圧入部422は、取付穴92の内壁に圧入されることで、連通路91とダンパ室201との燃料リークを抑制する。
吐出弁50は、略円盤状に形成され、取付穴92の底部99側に形成された燃料室95に設けられる。吐出弁50は、シートホルダ40の弁座43に着座することで、連通路91と吐出通路94との燃料の流れを遮断する。また、吐出弁50は、弁座43から離座することで、連通路91から吐出通路94への燃料の流れを許容する。
吐出弁50は、弁座43と反対側に円柱状のガイド部51を有する。ガイド部51の外径は、スプリング55の内径より小さい。
スプリング55は、圧縮コイルスプリングであり、吐出弁50の弁座43と反対側に設けられている。スプリング55は、一端が吐出弁50に係止され、他端が取付穴92の底部99の内壁に係止される。スプリング55は、吐出弁50を弁座43側に付勢している。
ストッパ60は、円柱状に形成され、取付穴92の底部99に設けられた凹溝96に嵌合している。ストッパ60は、吐出弁50の開弁方向の移動を規制する。なお、取付穴92の底部99の内壁を吐出弁50側に凸状に形成することで、ポンプボディ11の内壁とストッパ60とを一体で構成してもよい。
次に高圧ポンプ10の作動について説明する。
(1)吸入行程
カムシャフトの回転により、プランジャ13が上死点から下死点に向かって下降すると、加圧室121の容積が増加し、燃料が減圧される。加圧室121に連通するシートホルダ40の内側の燃料から吐出弁50が受ける力が、スプリング55のばね力と吐出弁50が吐出通路94側の燃料から受ける力との和よりも小さくなると、吐出弁50は弁座43に着座し、連通路91と吐出通路94との燃料の流れを遮断する。これにより、吐出通路94の燃料が加圧室121へ逆流することが防止される。
一方、吸入弁35は、加圧室121と供給通路100との差圧により、第1スプリング21の付勢力に抗して加圧室121側へ移動し、開弁状態となる。このとき、コイル73への通電は停止されているので、可動コア81と一体のニードル38は第2スプリング22の付勢力により加圧室121側へ移動する。したがって、ニードル38と吸入弁35とが当接し、吸入弁35は開弁状態を維持する。これにより、供給通路100から加圧室121に燃料が吸入される。
吸入行程では、プランジャ13の下降により、可変容積室122の容積が減少する。したがって、可変容積室122の燃料は、戻し通路108を経由し、ダンパ室201へ送り出される。
(2)調量行程
カムシャフトの回転により、プランジャ13が下死点から上死点に向かって上昇すると、加圧室121の容積が減少する。このとき、所定の時期まではコイル73への通電が停止されているので、第2スプリング22の付勢力によりニードル38と吸入弁35は開弁位置にある。これにより、供給通路100は開放された状態が維持される。このため、一度加圧室121に吸入された低圧燃料が供給通路100へ戻される。したがって、加圧室121の圧力は上昇しない。
調量行程では、プランジャ13の上昇により、可変容積室122の容積が増大する。したがって、ダンパ室201の燃料は、戻し通路108を経由し、可変容積室122へ流入する。
(3)加圧行程
プランジャ13が下死点から上死点に向かって上昇する途中の所定の時刻に、コイル73へ通電される。するとコイル73の励磁する磁界により、固定コア80と可動コア81との間に磁気吸引力が発生する。この磁気吸引力が第2スプリング22の弾性力と第1スプリング21の弾性力との差よりも大きくなると、可動コア81とニードル38は固定コア80側(図1の左方向)へ移動する。これにより、吸入弁35に対するニードル38の押圧力が解除される。吸入弁35は、第1スプリング21の弾性力、及び加圧室121からダンパ室201側へ排出される低圧燃料の流れによって生ずる力により、弁座34側へ移動する。したがって、吸入弁35は弁座34に着座し、供給通路100が閉塞される。
吸入弁35が弁座34に着座した時から、加圧室121の燃料圧力は、プランジャ13の上死点に向かう上昇と共に高くなる。
図4の矢印Aに示すように、加圧室121から連通路91を通り、シートホルダ40の内側に直接導入された燃料は、その動圧が静圧になることで、シートホルダ40の径方向の導入口44と反対側で燃料圧力が高くなる。図4では、燃料圧力が高くなる部分を破線Bで示している。破線Bの部分の燃料圧力が吐出弁50に作用する力が、吐出通路94の燃料圧力が吐出弁50の径方向の導入口44と反対側に作用する力とスプリング55のばね力との和よりも大きくなると、吐出弁50は、径方向の導入口44と反対側が軸方向ストッパ60側へ傾き、開弁を始める。そして、吐出弁50は、径方向の導入口44と反対側がストッパ60に当接する。これにより、矢印Cに示すように、燃料がシートホルダ40の内側から吐出通路94に流れる。このように、吐出弁50は、開弁を始めるとき、径方向の導入口44側が弁座43と当接しつつ、径方向の導入口44と反対側がストッパ60に当接した状態にある。したがって、少流量吐出において、吐出弁50のふらつきが抑制され、燃料出口93から吐出される燃料の圧力挙動が安定する。
続いて、図5に示すように、シートホルダ40の内側全体の燃料圧力が高くなると、吐出弁50は、軸方向ストッパ60側の全面がストッパ60に当接し、全開状態となる。この結果、加圧室121で加圧された高圧燃料は、矢印E,F,Gに示すように、連通路91、シートホルダ40の内側及び吐出通路94を経由し、燃料出口93から吐出する。
なお、加圧行程の途中でコイル73への通電が停止される。加圧室121の燃料圧力が吸入弁35に作用する力は、第2スプリング22の付勢力より大きいので、吸入弁35は閉弁状態を維持する。
高圧ポンプ10は、(1)から(3)の行程を繰り返し、内燃機関に必要な量の燃料を加圧して吐出する。
コイル73へ通電するタイミングを早くすれば、調量行程の時間が短くなると共に、加圧行程の時間が長くなる。これにより、加圧室121から供給通路100へ戻される燃料が少なくなり、燃料出口93から吐出される燃料が多くなる。
一方、コイル73へ通電するタイミングを遅くすれば、調量行程の時間が長くなると共に、吐出行程の時間が短くなる。これにより、加圧室121から供給通路100へ戻される燃料が多くなり、燃料出口93から吐出される燃料が少なくなる。
このように、コイル73へ通電するタイミングを制御することで、高圧ポンプ10から吐出される燃料の量を内燃機関が必要とする量に制御することができる。
本実施形態は、以下の作用効果を奏する。
本実施形態では、吐出弁50は、開弁を始めるとき、径方向の導入口44側が弁座43と当接しつつ、径方向の導入口44と反対側がストッパ60に当接した状態にある。したがって、開弁開始時において、吐出弁50のふらつきが抑制され、燃料出口93から吐出される燃料の圧力挙動が安定する。
本実施形態では、吐出弁50は、径方向の導入口44と反対側が軸方向へ傾いて開弁を始めるので、吐出弁50に作用するスプリング55のばね力が低減され、小流量で開弁することが可能になる。したがって、吐出弁50の開弁応答性を向上することができる。
本実施形態では、吐出弁50は、径方向の導入口44と反対側がストッパ60に当接した後、続いて軸方向のストッパ60側の全面がストッパ60に当接し、全開状態となる。このため、吐出弁50とストッパ60とが衝突するエネルギーが2回以上に分散されるので、高圧ポンプ10のノイズバイブレーションを低減することができる。
本実施形態では、加圧室121からシートホルダ40の内側に導入される燃料の動圧がシートホルダ40の軸方向頭部41側に直接作用することが抑制される。したがって、取付穴92からシートホルダ40が抜け出すことが抑制されるので、取付穴92からダンパ室201への燃料リークを防ぐことができる。
本実施形態では、シートホルダ40は、導入口44と弁座43側との間に第2圧入部421を有し、導入口44とダンパ室201との間に第2圧入部422を有する。これにより、連通路91、吐出通路94およびダンパ室201との間を取付穴92を経由した燃料リークが抑制される。したがって、高圧ポンプ10の吐出効率を高めることができる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態による高圧ポンプの吐出弁部を図6に示す。以下、複数の実施形態において、上述した第1実施形態と実質的に同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。本実施形態では、シートホルダ40の筒部42の外壁におねじ45が形成されている。一方、取付穴92の内壁には、シートホルダ40のおねじ45に対応してめねじ97が形成されている。シートホルダ40のおねじ45と取付穴92のめねじ97とが結合されることで、シートホルダ40は、取付穴92に取り付けられる。
シートホルダ40は、軸方向の導入口44の位置で、周方向に連続するリセス46を有する。これにより、シートホルダ40のねじ結合により、シートホルダ40の周方向の位置が任意に位置決めされた場合、連通路91からリセス46を経由し、導入口44を通じてシートホルダ40の内側に燃料が導入される。
シートホルダ40の頭部41は、その外径が筒部42の外径よりも大きく形成されている。頭部41の軸方向弁座43側には、弁座43側に環状に突出するメタルシール部47が設けられている。また、シートホルダ40は、導入口44よりも弁座43側に小径部48を有している。筒部42と小径部48との外径の差により、段差部49が形成される。
メタルシール部47は、シートホルダ40のねじ止めによって生じる軸力により面圧が高くなり、取付穴92の内壁と液密に当接する。これにより、連通路91とダンパ室201との燃料リークが抑制される。
また、段差部49は、シートホルダ40のねじ止めによって生じる軸力により面圧が高くなり、取付穴92の内壁と液密に当接する。これにより、連通路91と吐出通路94との燃料リークが抑制される。
本実施形態では、シートホルダ40に設けられたメタルシール部47および段差部49により、連通路91、吐出通路94およびダンパ室201との間を取付穴92を経由した燃料リークが抑制される。したがって、高圧ポンプの吐出効率を高めることができる。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態による高圧ポンプの吐出弁部を図7に示す。本実施形態では、取付穴92の底部99側に形成される燃料室95に有底筒状のストッパ61が設けられている。ストッパ61は、当接部62、凹部63及び係止部64を有している。当接部62は、吐出弁50が開弁するとき、吐出弁50と当接可能である。
凹部63は、当接部62の外縁から軸方向の吐出弁50と反対側に環状に凹んでいる。凹部63は、スプリング55の吐出弁50と反対側の端部を係止する。
係止部64は、凹部63の外縁から軸方向シートホルダ40側に筒状に延び、シートホルダ40の小径部48に係止される。係止部64は、径方向に通じる複数の孔65を有する。この孔65を通じてストッパ61の内側から吐出通路94へ燃料が流れる。
本実施形態では、シートホルダ40、吐出弁50、スプリング55及びストッパ61を一体に組付けた後、その組付けられた部品が取付穴92に取り付けられる。したがって、スプリング55のばね力を正確に設定することができる。また、ストッパ61と吐出弁50との距離を正確に設定することができる。
(第4実施形態)
本発明の第4実施形態による高圧ポンプの吐出弁部を図8に示す。本実施形態では、シートホルダ40は、取付穴92の内径よりも外径の小さい小径部48を有している。小径部48は、シートホルダ40の導入口44よりも軸方向弁座43側に設けられ、取付穴92の底側へ延びている。吐出通路94は、小径部48の径外方向に位置する取付穴92の内壁に開口している。
一般に、高圧ポンプの燃料出口93に接続される高圧燃料配管に吐出された燃料の圧力波は、デリバリパイプの入口または高圧燃料配管の曲折部等で反射し、図8の曲線Hに示すような反射波として高圧ポンプの吐出通路94に伝わる。この反射波が圧力波と共振し、吐出弁50またはスプリング55に直接作用すると、吐出弁50が自励振動をするおそれがある。
本実施形態では、高圧燃料配管から吐出通路94に伝わる反射波は、シートホルダ40の小径部48の外壁に当たる。このため、吐出弁50及びスプリング55に反射波が直接作用することがないので、吐出弁50の自励振動を抑制することができる。
(他の実施形態)
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、上記複数の実施形態を組み合わせることに加え、発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の形態で実施することができる。
10 ・・・高圧ポンプ
11 ・・・ポンプボディ
13 ・・・プランジャ
40 ・・・シートホルダ
41 ・・・頭部
42 ・・・筒部
44 ・・・導入口
47 ・・・メタルシール部
48 ・・・小径部
50 ・・・吐出弁
55 ・・・スプリング(付勢手段)
60、61・・・ストッパ
62 ・・・当接部
63 ・・・凹部
64 ・・・係止部
91 ・・・連通路
92 ・・・取付穴
94 ・・・吐出通路
95 ・・・燃料室
99 ・・・底部
121 ・・・加圧室
201 ・・・ダンパ室(低圧室)
210 ・・・パルセーションダンパ
421 ・・・第1圧入部
422 ・・・第2圧入部

Claims (12)

  1. プランジャと、
    前記プランジャの往復移動により燃料が加圧される加圧室、この加圧室に連通する連通路、この連通路に交差する取付穴、及びこの取付穴と燃料出口とを連通する吐出通路を有するポンプボディと、
    前記取付穴の開口を塞ぐ頭部及びこの頭部から軸方向に延びる筒部から構成され、前記連通路から燃料を前記筒部の内側に導入する導入口を前記筒部に有し、前記取付穴に固定されるシートホルダと、
    前記筒部の軸方向の前記頭部と反対側に設けられた弁座に着座することで前記連通路と前記吐出通路との燃料流れを遮断し、前記弁座から離座することで前記連通路と前記吐出通路との燃料流れを許容する吐出弁と、
    前記吐出弁の前記弁座と反対側に設けられ、前記吐出弁を前記弁座側に付勢する付勢手段と、を備えることを特徴とする高圧ポンプ。
  2. 前記加圧室は、前記シートホルダの径外方向に位置し、前記加圧室から前記連通路を経由して前記シートホルダの内側に燃料が直接導入されることを特徴とする請求項1に記載の高圧ポンプ。
  3. 前記取付穴の底部に設けられ、前記吐出弁の開弁方向の移動を制限するストッパを備えることを特徴とする請求項1または2に記載の高圧ポンプ。
  4. 前記ストッパは、前記吐出弁が当接可能な当接部、この当接部の外縁から軸方向の前記吐出弁と反対側に環状に凹む凹部、及びこの凹部の外縁から軸方向の前記シートホルダ側に延びて前記シートホルダの前記筒部に係止される係止部を有し、
    前記付勢手段は、一端が前記吐出弁に係止され、他端が前記ストッパの前記凹部に係止されることを特徴とする請求項3に記載の高圧ポンプ。
  5. 前記付勢手段は、一端が前記吐出弁に係止され、他端が前記取付穴の底部の内壁に係止されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の高圧ポンプ。
  6. 前記シートホルダは、前記取付穴の内径よりも外径の小さい小径部を前記導入口よりも軸方向の前記弁座側に有し、
    前記吐出通路は、前記小径部の径外方向に位置する前記取付穴の内壁に開口することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の高圧ポンプ。
  7. 前記シートホルダは、前記導入口と前記弁座との間で径外方向の外壁に環状に設けられ、前記取付穴の内壁に圧入されることで前記連通路と前記取付穴の前記底部側に形成された燃料室との燃料の流通を抑制する第1圧入部を有することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の高圧ポンプ。
  8. 前記ポンプボディは、前記加圧室に燃料を供給する供給通路、及びこの供給通路に連通する低圧室を有し、
    前記ポンプボディの前記取付穴は、前記低圧室から前記連通路に延び、
    前記シートホルダは、前記低圧室から前記取付穴に取り付け可能であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の高圧ポンプ。
  9. 前記ポンプボディの前記低圧室は、燃料の圧力脈動を減衰するパルセーションダンパが設けられるダンパ室であることを特徴とする請求項8に記載の高圧ポンプ。
  10. 前記シートホルダは、前記導入口と前記低圧室との間で径外方向の外壁に環状に設けられ、前記取付穴の内壁に圧入されることで前記連通路と前記低圧室との燃料の流通を抑制する第2圧入部を有することを特徴とする請求項8または9に記載の高圧ポンプ。
  11. 前記シートホルダは、軸方向低圧室側の外周が前記取付穴の内壁と溶接により接合されることで、前記連通路と前記低圧室との燃料の流通が抑制されることを特徴とする請求項8〜10のいずれか一項に記載の高圧ポンプ。
  12. 前記シートホルダは、前記取付穴の内壁と螺合するおねじを径方向の外壁に有し、そのねじ結合による軸力によって前記取付穴の内壁と液密に当接し、前記取付穴と前記低圧室との燃料の流通を抑制するメタルシール部を有することを特徴とする請求項8〜10のいずれか一項に記載の高圧ポンプ。
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