JP7258448B2 - ダンパ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ポンプ等による液体の送り出しによって生じる脈動を吸収するダンパ装置に関する。
例えば、エンジン等を駆動する際、燃料タンクから低圧燃料ポンプによって供給される燃料をインジェクタ側へ圧送するために高圧燃料ポンプが用いられている。この高圧燃料ポンプは、内燃機関のカムシャフトの回転により駆動されるプランジャの往復移動によって燃料の加圧及び吐出を行っている。
高圧燃料ポンプ内における燃料の加圧及び吐出の仕組みとして、先ず、プランジャが下降するときに吸入弁を開けて燃料入口側に形成される燃料チャンバから加圧室へ燃料を吸入する吸入行程が行われる。次に、プランジャが上昇するときに加圧室の燃料の一部を燃料チャンバへ戻す調量行程が行われて、吸入弁を閉じた後、プランジャがさらに上昇するときに燃料を加圧する加圧行程が行われる。このように、高圧燃料ポンプは、吸入行程、調量行程及び加圧行程のサイクルを繰り返すことにより、燃料を加圧してインジェクタ側へ吐出している。このように高圧燃料ポンプを駆動することによって燃料チャンバにおいて脈動が発生する。
このような高圧燃料ポンプでは、燃料チャンバに発生する脈動を低減させるためのダンパ装置が燃料チャンバ内に内蔵されており、このダンパ装置は、ダイアフラムとこのダイアフラムに対向する部材との間に気体が密封された円盤状のダンパ本体を備えている。ダンパ本体は、ダイアフラムの中央側に変形作用部を備え、この変形作用部が脈動を伴う燃料圧を受けて弾性変形することにより、燃料チャンバの容積を可変し、脈動を低減している。
このようなダンパ装置にあっては、流体の圧力変動に伴い繰り返し変形するダンパ本体の耐久性の向上が望まれており、例えば特許文献1に開示されたダンパ本体は、その内部の密封空間に弾性を有する円盤状の変形抑制部材が配設され、この変形抑制部材の外面の略全面がダイアフラムの内面に当接することで、当該ダイアフラムの変形を抑制して、ダンパ装置の耐久性を向上するようにしている。
また、例えば特許文献2に開示されたダンパ本体の内部空間には、ダイアフラムの外周部に対応した位置に、リング状に形成された弾性を有する変形抑制部材が配設され、流体の圧力に応じて凹状に変形するダイアフラムの外周部に当接して、このダイアフラムの変形を抑制するものがある。
更に、特許文献3に開示されたダンパ本体の内部には、周方向及び径方向に複数点在した一群の変形抑制部材(弾性部材)が配置されており、変形したダイアフラムの内面が、高さの異なる各々の変形抑制部材に当接することで、このダイアフラムの変形を抑制している。
特開2017-32069号公報(第9頁、第3図) 国際公開第2016/190096号(第7頁、第3図) 特開2012-197732号公報(第16頁、第7図)
しかしながら、特許文献1のダイアフラムにあっては、円盤状の変形抑制部材の外面が、変形前の原形状のダイアフラムの内面に沿って外方に膨出して形成されているため、ダイアフラムの変形を過剰に抑制してしまい、望まれる脈動防止機能を十分に発揮できないという問題があった。
また、特許文献2にあっては、流体の圧力変動に伴い、リング状に形成された変形抑制部材に支持された外周部を変形の基点として、当該ダイアフラムの中心部が凹状に変形し、また変形前の原形状に復元を繰り返す結果、変形抑制部材に支持されたダイアフラムの外周部に局所的な応力が繰り返し作用し、この外周部に疲労による亀裂や損傷が発生する虞があった。
更に、特許文献3にあっては、一群の変形抑制部材が、高圧流体により変形するダイアフラムの形状に沿うように、各々の高さを異ならせているものの、流体の圧力変動によっては、ダイアフラム外径側の変形の起点の位置が安定せずに径方向に位置ズレしてしまい、ダイアフラムの損傷の原因となるという問題があった。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、ダイアフラムの変形による脈動防止機能を安定的に維持するとともに、ダイアフラムの損傷を抑制し耐用年数を延ばすことができるダンパ装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明のダンパ装置は、
流体の流路に設けられ、前記流体の脈動を低減するダンパ装置であって、
ダイアフラムと、該ダイアフラムに対向し周方向に亘り密封状に接続された対向部材と、前記ダイアフラム及び前記対向部材により形成された密封空間の内部に配置された変形抑制部材と、から少なくとも構成されており、前記変形抑制部材は、その径方向の中心に向けて高さの低い凹状面を有する中央部と、前記中央部よりも外径側に設けられた突状部と、を備えることを特徴としている。
この特徴によれば、ダイアフラムが外部の高圧流体によって変形する際に、密封空間に配置された変形抑制部材の外径側の突状部によって、ダイアフラムの外径部を安定的に支持した状態で、変形抑制部材の中央部の凹状面が、変形したダイアフラムに沿うように接触し応力を分散できるため、ダイアフラムの過剰変形を抑制するとともにダイアフラムと凹状面との擦れによる損傷を防止し、耐用年数を延ばすことができる。
前記変形抑制部材の少なくとも前記突状部は、弾性材からなる。
これによれば、ダイアフラムが変形抑制部材の突状部に接触する際に生じる衝撃を弾性によって吸収し、損傷を防止することができる。
前記変形抑制部材の前記中央部と前記突状部とは、一体の弾性材からなる。
これによれば、変形抑制部材を容易に構成できるばかりか、中央部と突状部との相対位置を精度よく設定できる。
前記変形抑制部材の前記中央部と前記突状部とは、径方向に離間している。
これによれば、突状部によりダイアフラムを安定的に支持した状態にて、この突状部から径方向に離間した中央部の凹状面によって変形したダイアフラムを保持できるため、このダイアフラムが変形する起点となる変曲点の位置を自由度高く設定することができる。
前記変形抑制部材の前記突出部は、周方向に離間して複数個所に設けられている。
これによれば、突出部同士の間を、密封空間内の流体の流通路として利用することができるばかりか、ダイアフラムの変形を阻害することなく許容できる。
前記変形抑制部材には、その外面に凹設された凹設部が形成されている。
これによれば、ダイアフラムとの接触領域に影響を与えることなく、密封空間の内部容積を調整することができる。
前記変形抑制部材には、その表裏面を貫通する貫通孔が形成されている。
これによれば、密封空間内の流体が貫通孔を介し変形抑制部材の表裏を流動することで、ダンパ機能を高めることができる。
前記変形抑制部材の前記突状部の裏面側に、該裏面の周方向の他の箇所よりも凹状を成す凹状部が形成されている。
これによれば、突状部の裏面側に形成された凹状部が対向部材に接触することを回避できるため、ダイアフラムが突状部に接触しても大きな抵抗力を生じることなく衝撃吸収できる。
前記突状部の突出端面の内径側に、前記ダイアフラムの変形に沿う曲面が形成されている。
これによれば、突状部の突出端面の内径側に曲面が形成されているため、ダイアフラムが変形する際の曲げ応力を分散し耐久性を向上させることができるばかりか、ダイアフラムの変形自由度を高めることができる。
前記突状部の突出端面の外径側に、前記ダイアフラムの外径側に膨出形成された肩部に沿う曲面が形成されている。
これによれば、ダイアフラム外径側の肩部より突状部に対しかかる負荷を分散できる。
本発明の実施例におけるダンパ装置が内蔵される高圧燃料ポンプを示す断面図である。 ダンパ装置を構成する部材を示す分解断面図である。 実施例1に係る変形抑制部材を示す図であり、(a)は表面部側の斜視図、(b)は裏面部側の斜視図、(c)は(a)のA-A断面図である。 実施例1に係る変形抑制部材を内部に備えたダンパ本体を示す断面図である。 実施例2に係る変形抑制部材を示す図であり、(a)は表面部側の斜視図、(b)は裏面部側の斜視図、(c)は(a)のB-B断面図である。 実施例2に係る変形抑制部材を内部に備えたダンパ本体を示す断面図である。 実施例3に係る変形抑制部材の表面部側の斜視図である。 実施例3に係る変形抑制部材を内部に備えたダンパ本体を示す断面図である。
本発明に係るダンパ装置を実施するための形態を実施例に基づいて以下に説明する。
実施例1に係るダンパ装置につき、図1から図4を参照して説明する。
本実施例のダンパ装置1は、図1に示されるように、燃料タンクから図示しない燃料入口を通して供給される燃料をインジェクタ側へ圧送する高圧燃料ポンプ10に内蔵されている。高圧燃料ポンプ10は、内燃機関の図示しないカムシャフトの回転により駆動されるプランジャ12の往復移動によって燃料の加圧及び吐出を行っている。
高圧燃料ポンプ10内における燃料の加圧及び吐出の仕組みとして、先ず、プランジャ12が下降するときに吸入弁13を開けて燃料入口側に形成される燃料チャンバ11から加圧室14へ燃料を吸入する吸入行程が行われる。次に、プランジャ12が上昇するときに加圧室14の燃料の一部を燃料チャンバ11へ戻す調量行程が行われて、吸入弁13を閉じた後、プランジャ12がさらに上昇するときに燃料を加圧する加圧行程が行われる。
このように、高圧燃料ポンプ10は、吸入行程、調量行程及び加圧行程のサイクルを繰り返すことにより、燃料を加圧して吐出弁15を開いてインジェクタ側へ吐出している。このとき、燃料チャンバ11において高圧と低圧を繰り返す脈動が発生する。ダンパ装置1は、このような高圧燃料ポンプ10の燃料チャンバ11において発生する脈動を低減するために使用される。
図2に示されるように、ダンパ装置1は、ダイアフラム4とこれに対向して密封状に接続されたプレート5(対向部材)とで内部の密封空間Mが構成されるダンパ本体2と、ダンパ本体2に固定されるステー部材6とを備えている。
ダイアフラム4は、金属板をプレス加工して全体が均一な厚みを有して皿状に成形されている。径方向の中央側には軸方向に膨出する変形作用部19が形成されている。この変形作用部19は、その自然状態で径方向の中心に向けて軸方向外側になだらかに膨出する主変形部19aと、この主変形部19aよりも外径側にて軸方向内側に突出した変形基部19bとから構成されている。また、この変形基部19bよりも更に外径側にて軸方向外側に膨出した環状の肩部39が形成されている。
これら変形作用部19の主変形部19a、変形基部19b及び肩部39は互いに滑らかに連続し、いずれも曲面によって形成されており、自然状態では主変形部19aの曲率半径が最も大きく、次いで肩部39、変形基部19bの順となっている。更に変形作用部19の外径側には、平板環状の外周縁部20が変形作用部19から外径方向に延出して形成されている。ダイアフラム4は燃料チャンバ11内の流体圧力によって、変形作用部19の変形基部19bを変形の起点として、主変形部19aが軸方向に変形し易い構造となっている。
プレート5は、ダイアフラム4を形成する金属板より大きな厚みの金属板をプレス加工して平板状に成形されている。内径側は段付きの平面形状となっており、外径側にはダイアフラム4の外周縁部20に重合される外周縁部21が形成されている。プレート5は厚みを有する平板状であり、燃料チャンバ11内の流体圧力によって変形し難い構造となっている。また、外周縁部21の内側には、環状の凸部22が形成されている。
ステー部材6は、図2に示されるように、ダイアフラム4の変形作用部19を周方向に取り囲み、軸方向に貫通する貫通孔が形成された環状の筒部23を備え、筒部23の外径側には、プレート5の外周縁部21に重合される外周縁部24が形成されている。また、筒部23には周方向に離間して貫通孔25が複数形成されている。
図2に示されるように、ダイアフラム4の外周縁部20とプレート5の外周縁部21とステー部材6の外周縁部24とは周方向に溶接固定されている。ダンパ本体2は、ダイアフラム4の外周縁部20とプレート5の外周縁部21とが溶接固定されることで、その内部に不活性の気体が密封された密封空間Mとして形成されている。この密封空間M内には、ダイアフラム4の変形を抑制するための弾性を有する変形抑制部材40が配置されている。また、これらダイアフラム4とプレート5とステー部材6とを一体に固定することで、ダンパ装置1の組み立てが容易となるばかりか、ダイアフラム4がステー部材6の筒部23に衝突して破損することを防止できる。
次に、ダンパ本体2の密封空間Mに配置された変形抑制部材40について説明する。
図3に示されるように、本実施例1の変形抑制部材40は、平面視で全体として円盤状に形成され、例えばシリコンゴムからなり一体成型された弾性を有する部材であり、ダンパ本体2のダイアフラム4とプレート5とで密封された密封空間M内に配置されたものである。
本実施例1の変形抑制部材40は、ダイアフラム4の内面(すなわち密封空間M側の面)に接触する側である表面部40Aと、プレート5の内面(すなわち密封空間M側の面)に接触する側である裏面部40Bとを備える。変形抑制部材40の表面部40Aは、平面略円形であって径方向の中心Oに向けてダイアフラム4に対し漸次高さの低い曲面状の凹状面41aを備えた中央部41と、この中央部41よりも外径側に形成された環状溝42と、更にこの環状溝42よりも外径側に周方向に離間して複数配設され、ダイアフラム4側に突出する突状部43と、が主として構成されている。すなわち中央部41と突状部43とは環状溝42を介し径方向に離間して形成されている。
図3(a)、(c)に示されるように、変形抑制部材40の表面部40Aについて説明すると、まず中央部41には、径方向の中心部41bを残して変形抑制部材40の表裏を貫通した貫通孔41cが形成されている。本実施例1の貫通孔41cは、中心Oと同心に湾曲した楕円状の開口形状であって、周方向に等配で互いに離間して4か所形成されている。
また中央部41における貫通孔41cよりも外径側には、裏面部40Bに向けて非貫通で凹設された凹設部41dが形成されている。この凹設部41dは、中心Oと同心に湾曲した楕円状の開口形状であって、周方向に等配で互いに離間して4か所形成され、且つ上記した貫通孔41cとは周方向に異なる位相で配設されている。
すなわち表面部40Aの中央部41は、これらの貫通孔41c及び凹設部41dを除く部分に凹状面41aを備えており、この凹状面41aは、後述するダイアフラム4の変形後の変形作用部19の曲率に対応する曲率半径を有している。
また、環状溝42は、裏面部40Bに向けて非貫通で凹設され、中心Oと同心で径方向に一定幅を有する円環状の溝である。環状溝42の内側壁は中央部41の外周縁を画成し、また環状溝42の外側壁は基台部44及び平坦部45の内周縁を画成するものである。
次に、突状部43は、中心Oと同心で径方向に所定幅の円弧状に延びる基台部44の中心位置にて、ダイアフラム4側に向けて突出形成されており、本実施例1の突状部43は、周方向に延設された突出端面43aを備えている。これら基台部44及び突状部43は、周方向に等配で互いに離間して4組形成されている。また周方向に隣接する基台部44の間には、この基台部44よりも高さの低い平坦部45がそれぞれ形成されている。更に平坦部45の中心位置に、裏面部40Bに向けて非貫通で凹設された凹設部45dが形成されている。凹設部45dは、中心Oと同心に湾曲した楕円状の開口形状である。
すなわち表面部40Aの環状溝42よりも外径側には、突状部43を備えた基台部44、及び凹設部45dを備えた平坦部45が周方向に交互に配設されている。また突状部43の突出端面43aは、少なくとも中央部41の外径部の凹状面41aよりもダイアフラム4側に向けて突出している。
更に突出端面43aは、凹状面41aと同じ曲率で外径側に延びる仮想の延長面VSよりもダイアフラム4側に向けて突出している。更に突出端面43aの内径側周縁に、ダイアフラム4の変形に沿うように、周方向円弧状かつ径方向に形成される曲面43bが突出端面43aに連続して構成されるとともに、突出端面43aの外径側周縁に、ダイアフラム4の外径側に膨出形成された肩部39に沿うように、周方向円弧状かつ径方向に形成される曲面43cが突出端面43aに連続して構成されている。
なお、上記した貫通孔41c、凹設部41d,45dの個々の凹設部容積若しくは数量を適宜設定することで、密封空間Mの内部容積を調整することができ、例えば貫通孔や凹設部を増やすことで密封空間Mの内部容積を増大させ、容積変化を大きくすることができる。
次に、図3(b)、(c)に示されるように、本実施例1の変形抑制部材40の裏面部40Bについて説明すると、表面部40Aの中央部41及び環状溝42の反対側に位置する裏面部40Bの該当箇所には、平坦で且つ中心Oと同心の円板形状の端面46が拡がっており、この端面46がプレート5の底面5cに接するように構成されている。
また、表面部40Aの平坦部45及びその両端に連なる基台部44の端部の反対側に位置する裏面部40Bの該当箇所には、端面46よりも表面部40A側に凹設された第1段差部47が形成されており、また表面部40Aの基台部44の端部を除く中央部の反対側に位置する裏面部40Bの該当箇所には、第1段差部47よりも更に表面部40A側に凹設された第2段差部48(凹状部)が形成されている。すなわち裏面部40Bの端面46よりも外径側には、第1段差部47と第2段差部48とが周方向に交互に形成されている。
図4に示されるように、本実施例1の変形抑制部材40は、ダンパ本体2のダイアフラム4とプレート5との間の密封空間Mに配置されており、流体の圧力がかかることなく弾性変形していない自然状態(以下、単に自然状態と称する)において、変形抑制部材40の表面部40A側では突状部43の突出端面43aがダイアフラム4の肩部39の凹状に形成された内面に4箇所で環状に接触している。尚、説明の便宜上、図4ではダンパ本体2を上下反転して示している。
このように、変形抑制部材40の突状部43がダイアフラム4の肩部39の内面に凹凸嵌合しているため、変形抑制部材40がダイアフラム4に対して径方向に位置決めされる。よって例えば組立て初期に、変形抑制部材40がダイアフラム4とプレート5との間で径方向に多少位置ズレがあっても、これらを溶接等で接続することで変形抑制部材40が位置調整される。
なお、この接触状態では、変形抑制部材40の突状部43がダイアフラム4の肩部39の内面によって図示下方に押圧され、基台部44はその外径側が若干下方に撓んでいるが、突状部43の裏面側に形成された第2段差部48がプレート5と離間しているため、ダイアフラム4の自然状態の形状を阻害することなく支持している。また自然状態において、表面部40A側では突出端面43aを除く他の箇所はダイアフラム4の内面に接触することなく離間している。
また変形抑制部材40は自然状態において、変形抑制部材40の裏面部40B側では端面46の大部分がプレート5の底面5cに面接触する。
次いで、高圧と低圧とを繰り返す脈動を伴う燃料圧を受けた際のダンパ装置1の脈動吸収について説明する。ダンパ本体2の内部の密封空間M内には、アルゴン及びヘリウム等から構成される所定圧力の不活性の気体が封入されている。尚、ダンパ本体2は、内部に封入される気体の内部圧によって容積変化量の調整を行うことにより、所望の脈動吸収性能を得ることができる。
脈動に伴う燃料圧が低圧から高圧になり、ダイアフラム4に燃料チャンバ11側からの燃料圧がかかると、変形作用部19が内側に押し潰され、ダンパ本体2内の気体は圧縮される。この変形作用部19が脈動を伴う燃料圧を受けて弾性変形することにより、燃料チャンバ11の容積を可変し、脈動を低減している。
また、ダンパ本体2の周囲の空間は、ステー部材6の貫通孔25を通じてステー部材6の外側と連通している。
このように、カバー部材17及び装置本体16に当接する部材を環状として、ダンパ装置1を燃料チャンバ11内に安定的に保持可能としながら、燃料チャンバ11内に生じる高圧と低圧を繰り返す脈動を伴う燃料圧をダンパ本体2に直接、接触させ、十分な脈動低減性能を確保することができる。
次に、燃料チャンバ11内に生じる高圧と低圧を繰り返す脈動を伴う際のダイアフラム4の挙動について説明する。図4に示されるように、ダイアフラム4の変形作用部19は、燃料チャンバ11内の流体圧力の上昇に伴い、密封空間Mに封入された不活性の気体を圧縮する方向(図示下方向)に変形する。詳述すると変形作用部19は、自然状態において変形抑制部材40の突状部43に接触していた肩部39よりも内径側の変形基部19bを起点として、主変形部19aが凹状に変形することで、変形作用部19の内面が変形抑制部材40の中央部41の凹状面41aに面接触する。
中央部41の凹状面41aは、凹状に変形する変形作用部19と同じ曲率半径の凹曲面に形成されているため、変形作用部19の内面は中央部41の凹状面41aに全体的に面接触するようになっている。このように、高圧流体により変形するダイアフラム4を、中央部41の湾曲した凹状面41aに面接触させることで、ダイアフラム4の変形形状を案内することができる。
以上説明したように、ダイアフラム4が外部の高圧流体によって変形する際に、密封空間Mに配置された変形抑制部材40の外径側の突状部43によって、ダイアフラム4の肩部39(外径部)を安定的に支持した状態で、変形抑制部材40の中央部41の凹状面41aが、変形したダイアフラム4に沿うように接触し応力を分散できるため、ダイアフラム4の過剰変形を抑制するとともに擦れによる損傷を防止し、耐用年数を延ばすことができる。
また、変形抑制部材40の少なくとも突状部43は、弾性材からなることで、ダイアフラム4が変形抑制部材40の突状部43に接触する際に生じる衝撃を弾性によって吸収し、損傷を防止することができる。
また、変形抑制部材40は、一体に形成された弾性材からなることで、変形抑制部材40を容易に構成できるばかりか、中央部41と突状部43との相対位置を固定に設定できる。
更に、変形抑制部材40の中央部41と突状部43とは径方向に離間していることで、突状部43によりダイアフラム4を安定的に支持した状態にて、この突状部43から径方向に離間した中央部41の凹状面41aによって変形したダイアフラム4を保持できるため、このダイアフラム4が変形する起点となる変曲点の位置を自由度高く設定することができる。
また、変形抑制部材40の突状部43は、周方向に離間して複数個所に設けられていることで、突状部43同士の間を、密封空間M内の気体の流通路として利用することができるばかりか、ダイアフラム4の変形を阻害することなく許容できる。
また、変形抑制部材40には、その外面に凹設された凹設部41d、45dが形成されていることで、ダイアフラム4との接触領域に影響を与えることなく、密封空間Mの内部容積を調整することができる。
また、変形抑制部材40には、その径方向の中央部に貫通孔41cが形成されていることで、密封空間M内の気体が貫通孔41cを介し変形抑制部材40の表裏を流動することで、ダンパ機能を高めることができる。
更に、変形抑制部材40の突状部43の裏面部40B側に、該裏面部40Bの周方向の他の箇所よりも凹状を成す第2段差部48(凹状部)が形成されることで、突状部43の裏面部40B側に形成された第2段差部48がプレート5(対向部材)に接触することを回避できるため、ダイアフラム4が変形して突状部43に接触しても大きな抵抗力を生じることなく衝撃吸収できる。
また、突状部43の突出端面43aの内径側周縁に、ダイアフラム4の変形に沿う曲面43bが形成されていることで、ダイアフラム4が変形する際の曲げ応力をこの曲面43bによって分散し耐久性を向上させることができるばかりか、ダイアフラム4の変形自由度を高めることができる。
また、突状部43の突出端面43aの外径側周縁に、ダイアフラム4の外径側に膨出形成された肩部39に沿う曲面43cが形成されていることで、ダイアフラム4外径側の肩部39より突状部43に対してかかる負荷を分散できる。
次に、実施例2に係るダンパ装置につき、図5から図6を参照して説明する。尚、前記実施例と同一構成については、同一符号を付して重複する構成及びその効果の説明を省略する。
図5に示されるように、本実施例2の変形抑制部材50は、ダイアフラム4の内面(すなわち密封空間M側の面)に接触する側である表面部50Aと、プレート5の内面(すなわち密封空間M側の面)に接触する側である裏面部50Bとを備える。変形抑制部材50の表面部50Aは、平面略円形であって径方向の中心Oに向けてダイアフラム4に対し漸次高さの低い曲面状の凹状面51aを備えた中央部51と、この中央部51よりも外径側に形成された環状溝42と、更にこの環状溝42よりも外径側に周方向に離間して複数配設され、ダイアフラム4側に突出する突状部43と、が主として構成されている。すなわち中央部51と突状部43とは環状溝42を介し径方向に離間して形成されている。
図5(a)、(c)に示されるように、変形抑制部材50の表面部50Aについて説明すると、まず中央部51には、径方向の中心部51bを残して変形抑制部材50の表裏を貫通した貫通孔51cが形成されている。本実施例2の貫通孔51cは円形状の開口形状であって、中心Oから同径の位置であって周方向に非等配で互いに離間して4か所形成されている。
また中央部51の貫通孔51cと同径であって周方向に異なる位置には、裏面部50Bに向けて非貫通で凹設された凹設部51eが形成されている。この凹設部51eは、貫通孔51cと同径の円形状の開口形状であって、周方向に非等配で互いに離間して4か所形成されている。またこれらの貫通孔51cと凹設部51eとは、全体として周方向に等配で互いに離間して計8か所形成されている。
また中央部51における貫通孔51c及び凹設部51eよりも外径側には、裏面部50Bに向けて非貫通で凹設された凹設部51dが形成されている。この凹設部51dは、貫通孔51c及び凹設部51eよりも大径の円形状の開口形状であって、周方向に等配で互いに離間して8か所形成され、且つ上記した貫通孔51c及び凹設部51eとは周方向に異なる位相で配設されている。
次に、図5(b)、(c)に示されるように、本実施例2の変形抑制部材50の裏面部50Bについて説明すると、表面部50Aの中央部51及び環状溝42の反対側に位置する裏面部50Bの該当箇所には、平坦で且つ中心Oと同心の円形状の端面56が拡がっている。
図6に示されるように、本実施例2の変形抑制部材50は、実施例1のダンパ本体32を構成するダイアフラム4とプレート5との間に形成された密封空間Mに配置されており、自然状態において、変形抑制部材50の表面部50A側では突状部43の突出端面43aがダイアフラム4の肩部39の凹状に形成された内面に4箇所で環状にわたって接触している。
なお、実施例2の変形抑制部材50が内部に配置されたダンパ本体には、実施例1とは異なる仕様のステー部材36が固定されているが、これに限らず例えば実施例1と同様のステー部材6が固定されてもよい。
次に、実施例3に係るダンパ装置につき、図7から図8を参照して説明する。尚、前記実施例と同一構成については、同一符号を付して重複する構成及びその効果の説明を省略する。
本実施例3の変形抑制部材60は、ダイアフラム4Aの内面(すなわち密封空間M側の面)に接触する側である表面部60Aと、このダイアフラム4Aに対向する対向部材としてのダイアフラム4Bの内面(すなわち密封空間M側の面)に接触する側である裏面部60Bとを備える。変形抑制部材60の表面部60Aは、平面略円形であって径方向の中心Oに向けてダイアフラム4Aに対し漸次凹状曲面を成す凹状面61aを備えた中央部61と、この中央部61よりも外径側の平坦環状部65に形成され、ダイアフラム4A側に突出する突状部43と、が主として構成されている。すなわち中央部61と突状部43とは平坦環状部65を介し径方向に離間して形成されている。
変形抑制部材60の表面部60Aについて説明すると、まず中央部61には、径方向の中心部61bを残して裏面部60Bに向けて非貫通で凹設された凹設部61eが形成されている。この凹設部61eは円形状の開口形状であって、周方向に等配で互いに離間して計8か所形成されている。
また中央部61における凹設部61eよりも外径側には、裏面部60Bに向けて非貫通で凹設された凹設部61dが形成されている。この凹設部61dは、凹設部61eよりも大径の円形状の開口形状であって、周方向に等配で互いに離間して8か所形成され、且つ上記した凹設部61eとは周方向に異なる位相で配設されている。
すなわち表面部60Aの中央部61は、これらの凹設部61e及び凹設部61dを除く部分に凹状曲面を成す凹状面61aを備えている。
次に、中央部61よりも外径側には、この中央部61よりもダイアフラム4Aに向けて突出しない平坦面からなる平坦環状部65が形成されており、更にこの平坦環状部65に、ダイアフラム4A側に突出する突状部43が、周方向に等配で互いに90度離間して4か所配設されている。また周方向に隣接する突状部43の間には、裏面部60Bに向けて非貫通で凹設された凹設部65dが形成されている。凹設部65dは、凹設部61dと同径の円形状の開口形状である。
次に、変形抑制部材60の裏面部60Bは、上記した表面部60Aと全く同じ形状であって、その全体が表面部60Aに対し周方向に45度異なる位相で配置された形状を有している。よって、表面部60Aの突状部43と裏面部60Bの突状部43’とは反対側に位置することなく、互いにずれた位置に存在している。
すなわち、上記した突状部43,43’は、変形抑制部材60の片面で4等配され、また両面で8等配されるように各面交互に配設されている。
図8に示されるように、本実施例3の変形抑制部材60は、ダンパ本体33を構成するダイアフラム4Aと、このダイアフラム4Aに溶接等で密封状に接続された同形状のダイアフラム4Bとの間の密封空間Mに配置されるものであり、自然状態において、変形抑制部材60の表面部60A側では突状部43の突出端面43aがダイアフラム4Aの肩部39の凹状に形成された内面に接触している。また同様に、変形抑制部材60の裏面部60B側では突状部43の突出端面43aがダイアフラム4Bの肩部39の凹状に形成された内面に接触している。
このように、変形抑制部材60の表面部60Aの突状部43がダイアフラム4Aの肩部39の内面に凹凸嵌合し、また変形抑制部材60の裏面部60Bの突状部43がダイアフラム4Bの肩部39の内面に凹凸嵌合しているため、変形抑制部材60がダンパ本体33に対して径方向に位置決めされる。例えば組立て初期に変形抑制部材60がダイアフラム4Aとダイアフラム4Bとの間で径方向に位置ズレしていても、これらダイアフラム4A,4B同士を溶接等により接続することで変形抑制部材60が位置調整される。
なお、この接触状態では、変形抑制部材60の表面部60Aの突状部43がダイアフラム4Aの肩部39の内面によって図示下方に押圧されるが、表面部60Aの突状部43の反対側には、裏面部60Bの平坦環状部65が形成されており、反対側のダイアフラム4Bと離間しているため、ダイアフラム4Aの変形を阻害することなく許容している。同様に、変形抑制部材60の裏面部60Bの突状部43がダイアフラム4Bの肩部39の内面によって図示上方に押圧されるが、裏面部60Bの突状部43の反対側には、表面部60Aの平坦環状部65が形成されており、反対側のダイアフラム4Aと離間しているため、ダイアフラム4Bの変形を阻害することなく許容している。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施例では、変形抑制部材40,50が貫通孔41c,51cを備えているが、これに限らず貫通孔の一部又は全部を備えていなくてもよい。また変形抑制部材40,50,60が凹設部41d,45d,51d,61d,61e,65dを備えているが、これに限らず凹設部の一部又は全部を備えていなくてもよい。
また例えば、変形抑制部材40,50,60が連続する面である凹状面41a,51a,61aを備えているが、これにかぎらず径方向若しくは周方向に点在する突状の面でもよい。
また例えば、前記実施例では、複数の突状部43が周方向に4等配で設けられているが、これに限らず周方向に所定の複数箇所に等配若しくは非等配で設けられてもよいし、あるいは環状に亘って設けられていてもよい。
また例えばダイアフラム4は、主変形部19aと変形基部19bと肩部39とにより構成されているが、皿状に成形されていればよく、弧状の肩部と平板状の主変形部とにより構成されていてもよい。
1 ダンパ装置
2 ダンパ本体
4 ダイアフラム
4A ダイアフラム
4B ダイアフラム(対向部材)
5 プレート(対向部材)
5c 底面
6 ステー部材
10 高圧燃料ポンプ
11 燃料チャンバ
12 プランジャ
13 吸入弁
14 加圧室
15 吐出弁
16 装置本体
17 カバー部材
19 変形作用部
19a 主変形部
19b 変形基部
32 ダンパ本体
33 ダンパ本体
36 ステー部材
39 肩部
40 変形抑制部材
41 中央部
41a 凹状面
41c 貫通孔
41d 凹設部
42 環状溝
43 突状部
43a 突出端面
43b 曲面
43c 曲面
44 基台部
45 平坦部
45d 凹設部
46 端面
47 第1段差部
48 第2段差部(凹状部)
50 変形抑制部材
51 中央部
51a 凹状面
51c 貫通孔
51d 凹設部
51e 凹設部
56 端面
60 変形抑制部材
61 中央部
61a 凹状面
61d 凹設部
61e 凹設部
65 平坦環状部
65d 凹設部

Claims (10)

  1. 流体の流路に設けられ、前記流体の脈動を低減するダンパ装置であって、
    ダイアフラムと、該ダイアフラムに対向し周方向に亘り密封状に接続された対向部材と、前記ダイアフラム及び前記対向部材により形成された密封空間の内部に配置された変形抑制部材と、から少なくとも構成されており、前記変形抑制部材は、その径方向の中心に向けて高さが低く、前記ダイアフラムの変形に沿う曲面が形成された凹状面を有する中央部と、前記中央部よりも外径側に設けられた突状部と、を備えることを特徴とするダンパ装置。
  2. 前記変形抑制部材の少なくとも前記突状部は、弾性材からなることを特徴とする請求項1に記載のダンパ装置。
  3. 前記変形抑制部材の前記中央部と前記突状部とは、一体の弾性材からなることを特徴とする請求項2に記載のダンパ装置。
  4. 前記変形抑制部材の前記中央部と前記突状部とは、径方向に離間していることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のダンパ装置。
  5. 前記変形抑制部材の前記突部は、周方向に離間して複数個所に設けられていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のダンパ装置。
  6. 前記変形抑制部材には、その外面に凹設された凹設部が形成されていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載のダンパ装置。
  7. 前記変形抑制部材には、その表裏面を貫通する貫通孔が形成されていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載のダンパ装置。
  8. 前記変形抑制部材の前記突状部の裏面側に、該裏面の周方向の他の箇所よりも凹状を成す凹状部が形成されていることを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載のダンパ装置。
  9. 前記突状部の突出端面の内径側に、前記ダイアフラムの変形に沿う曲面が形成されていることを特徴とする請求項1ないし8のいずれかに記載のダンパ装置。
  10. 前記突状部の突出端面の外径側に、前記ダイアフラムの外径側に膨出形成された肩部に沿う曲面が形成されていることを特徴とする請求項1ないし9のいずれかに記載のダンパ装置。
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