JP2011091362A - 半導体装置の製造方法及び基板処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】イオン注入マスクを形成するためのフォトマスクの枚数を削減し、半導体装置の製造コストを低減させると共に、基板へのイオン注入領域の形状や位置をより正確に制御して、半導体装置の製造歩留りを改善する。
【解決手段】基板上にアライメントマークを形成する工程と、アライメントマークが形成された基板上に第2レジストパターンを形成する工程と、基板の露出面に第1のイオンを注入し第1イオン注入領域を形成する工程と、第2レジストパターン上及び第1イオン注入領域上に薄膜を形成する工程と、薄膜を所定の厚さ分だけ減じることで第1イオン注入領域の外縁上を覆う薄膜パターンを形成する工程と、第1イオン注入領域の露出面に第2のイオンを注入し第2イオン注入領域を形成する工程と、薄膜パターン及び第2レジストパターンを除去する工程と、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、フォトリソグラフィー工程を有する半導体装置の製造方法、及び係る方法を実施する基板処理装置に関する。
メモリデバイス等の半導体装置の製造工程の一工程として、例えば、シリコンウエハ等の基板上にレジスト膜を形成し、前記レジスト膜にフォトマスクを介して光を照射(露光)し、露光後の前記レジスト膜を現像することで前記基板上にレジストパターンを形成するフォトリソグラフィー工程が実施されている。形成したレジストパターンは、例えば、下地である基板表面へイオン注入を行う際のマスク(以下、イオン注入マスクと呼ぶ)等として用いられる。
近年、半導体装置の高集積化が進むにつれて、前記基板上に第1のレジストパターンを形成する工程と、前記基板上に第2のレジストパターンを形成する工程とを順に実施し、第1のレジストパターンと第2のレジストパターンとを合成し、精度よく重ね合わせる技術が必要とされている。
従来技術によると、精度よくイオン注入マスクを形成するには、第1のレジストパターンと第2のレジストパターンとの相対位置が許容範囲内になるよう制御する必要がある。相対位置を制御する1つの方法として、例えば、基板上にアライメントマークを予め形成した後、前記アライメントマークを基準位置として前記基板上に第1のレジストパターンを形成し、その後、前記アライメントマークを基準位置として前記基板上に第2のレジストパターンを形成する方法が考えられる。
しかしながら、上述の方法では、アライメントマークを形成するためのフォトマスク、第1のレジストパターンを形成するためのフォトマスク、第2のレジストパターンを形成するためのフォトマスクの少なくとも合計3枚のフォトマスクが必要となってしまい、半導体装置の製造コストが増大してしまう場合がある。更に、相対位置を許容範囲内に制御するには、高価なステッパ装置が必要となり、コストが増大してしまう恐れがある。また、上述の方法では、第2のレジストパターンを形成する際に、先に形成されている第1のレジストパターンが熱や溶媒などによりダメージを受けてしまい、イオン注入マスクの品質が劣化し、イオン注入マスクの形状が所望の形状とならない場合がある。また、例えば第1のレジストパターンの形成位置にズレが生じてしまった場合には、たとえ第2のレジストパターンの形成位置が正確であったとしても、第1のレジストパターンと第2のレジストパターンとの相対位置が許容範囲内とならず、イオン注入マスクの形状が所望の形状とならない場合がある。その結果、基板上におけるイオン注入領域の形状や位置が規定外となってしまい、半導体装置の製造歩留りが悪化してしまう場合がある。
そこで本発明は、イオン注入マスクを形成するためのフォトマスクの枚数を削減して半導体装置の製造コストを低減させると共に、基板へのイオン注入領域の形状や位置をより正確に制御して半導体装置の製造歩留りを改善することが可能な半導体装置の製造方法及び基板処理装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様によれば、基板上に第1レジスト膜を形成する工程と、前記第1レジス
ト膜にパターンを描画して現像し、前記基板上に第1レジストパターンを形成する工程と、前記第1レジストパターンをマスクとして前記基板の露出面をエッチングし、前記基板上にアライメントマークを形成する工程と、前記第1レジストパターンを除去する工程と、前記アライメントマークが形成された前記基板上に第2レジスト膜を形成する工程と、前記アライメントマークを基準位置として前記第2レジスト膜にパターンを描画して現像し、前記基板上に第2レジストパターンを形成する工程と、前記第2レジストパターンをマスクとして前記基板の露出面に第1のイオンを注入し、前記基板上に第1イオン注入領域を形成する工程と、前記第2レジストパターン上及び前記第1イオン注入領域上に薄膜を形成する工程と、前記薄膜を所定の厚さ分だけ減じることで、前記第1レジストパターンの側壁に前記薄膜を残しつつ前記第1イオン注入領域の一部を露出させ、前記第1イオン注入領域の外縁上を覆う薄膜パターンを形成する工程と、前記薄膜パターンをマスクとして前記第1イオン注入領域の露出面に第2のイオンを注入し、前記第1イオン注入領域内に第2イオン注入領域を形成する工程と、前記薄膜パターン及び前記第2レジストパターンを除去する工程と、を有する半導体装置の製造方法が提供される。
本発明の他の態様によれば、基板を処理する処理室と、前記処理室内にSi原料を供給する第1原料ガス供給系と、前記処理室内に酸化原料を供給する第2原料ガス供給系と、前記処理室内に触媒を供給する触媒供給系と、前記基板を加熱する加熱ユニットと、前記処理室内に前記Si原料および前記触媒を供給するSi原料供給工程と、前記処理室内に前記酸化原料及び前記触媒を供給する酸化原料供給工程と、を1サイクルとしてこのサイクルを繰り返すように、少なくとも前記第1原料ガス供給系、前記第2原料ガス供給系、前記触媒供給系、及び前記加熱ユニットを制御する制御部と、を備える基板処理装置が提供される。
本発明に係る半導体装置の製造方法及び基板処理装置によれば、イオン注入マスクを形成するためのフォトマスクの枚数を削減し、半導体装置の製造コストを低減させると共に、基板へのイオン注入領域の形状や位置をより正確に制御して、半導体装置の製造歩留りを改善することが可能となる。
本発明の一実施形態に係る基板処理装置の斜透視図である。 本発明の一実施形態に係る基板処理装置の処理炉の縦断面である。 図2のA−A線断面図である。 本発明の一実施形態に係る基板処理工程の前半部を説明する概略図であり、ウエハ上にアライメントマークを形成した後、第2レジストパターンを形成する様子を示している。 本発明の一実施形態に係る基板処理工程の後半部を説明する概略図であり、第2レジストパターンをイオン注入マスクとして第1イオン注入領域を形成した後、第1イオン注入領域の外縁上を覆う薄膜パターンを形成し、薄膜パターンをイオン注入マスクとして第2イオン注入領域を形成する様子を示している。 本発明の一実施形態に係る基板処理工程において、ALD法により薄膜を形成する際の概略的なガス供給シーケンスを例示する図である。 従来の基板処理工程の一工程を示す概略図である。 従来の基板処理工程の一工程を示す概略図である。 従来の基板処理工程の一工程を示す概略図である。 従来の基板処理工程の一工程を示す概略図である。
<本発明の一実施形態>
以下、図面を参照しながら本発明の一実施形態について説明する。
本実施形態に係る基板処理装置は、例えばフラッシュメモリ、DRAM(Dynamic Random Access Memory)、SRAM(Static Random Access Memory)等のメモリデバイスや、ロジックデバイス等の半導体装置の製造に使用される半導体製造装置の一例として構成されている。下記の説明では、基板処理装置の一例として、基板に対し成膜処理等を行う縦型の装置について述べる。しかし、本発明は、縦型装置への適用に限定されるものでなく、例えば枚葉装置にも適用可能である。また、本発明は、Si原料、酸化原料、触媒を組み合わせた以下に示すSiO膜(シリコン酸化膜)の成膜処理に限定されず、例えば光エネルギーを用いた成膜処理等、低温での成膜が可能な他の成膜処理にも適用可能である。
(1)基板処理装置の構成
まず、本実施形態にかかる基板処理装置101の構成例について、図1を用いて説明する。
図1に示すように、本実施例にかかる基板処理装置101は筐体111を備えている。筐体111の正面壁111aの下方には、筐体111内をメンテナンス可能なように設けられた開口部としての正面メンテナンス口103が設けられている。正面メンテナンス口103には、正面メンテナンス口103を開閉する正面メンテナンス扉104が設けられている。シリコンからなるウエハ(基板)200を筐体111内外へ搬送するには、複数のウエハ200を収納するウエハキャリア(基板収納容器)としてのカセット110が使用される。正面メンテナンス扉104には、カセット110を筐体111内外へ搬送する開口であるカセット搬入搬出口(基板収納容器搬入搬出口)112が設けられている。カセット搬入搬出口112は、フロントシャッタ(基板収納容器搬入搬出口開閉機構)113によって開閉されるように構成されている。カセット搬入搬出口112の筐体111内側には、カセットステージ(基板収納容器受渡し台)114が設けられている。カセット110は、図示しない工程内搬送装置によってカセットステージ114上に載置され、また、カセットステージ114上から筐体111外へ搬出されるように構成されている。
カセット110は、工程内搬送装置によって、カセット110内のウエハ200が垂直姿勢となり、カセット110のウエハ出し入れ口が上方向を向くように、カセットステージ114上に載置される。カセットステージ114は、カセット110を筐体111の後方に向けて縦方向に90°回転させ、カセット110内のウエハ200を水平姿勢とさせ、カセット110のウエハ出し入れ口を筐体111内の後方を向かせることが可能なように構成されている。
筐体111内の前後方向の略中央部には、カセット棚(基板収納容器載置棚)105が設置されている。カセット棚105は、複数段、複数列にて複数個のカセット110を保管するように構成されている。カセット棚105には、後述するウエハ移載機構125の搬送対象となるカセット110が収納される移載棚123が設けられている。また、カセットステージ114の上方には、予備カセット棚107が設けられ、予備的にカセット110を保管するように構成されている。
カセットステージ114とカセット棚105との間には、カセット搬送装置(基板収納容器搬送装置)118が設けられている。カセット搬送装置118は、カセット110を保持したまま昇降可能なカセットエレベータ(基板収納容器昇降機構)118aと、カセット110を保持したまま水平移動可能な搬送機構としてのカセット搬送機構(基板収納容器搬送機構)118bと、を備えている。これらカセットエレベータ118aとカセット搬送機構118bとの連続動作により、カセットステージ114、カセット棚105、
予備カセット棚107、移載棚123の間で、カセット110を搬送するように構成されている。
カセット棚105の後方には、ウエハ移載機構(基板移載機構)125が設けられている。ウエハ移載機構125は、ウエハ200を水平方向に回転ないし直動可能なウエハ移載装置(基板移載装置)125aと、ウエハ移載装置125aを昇降させるウエハ移載装置エレベータ(基板移載装置昇降機構)125bと、を備えている。なお、ウエハ移載装置125aは、ウエハ200を水平姿勢で保持するツイーザ(基板保持体)125cを備えている。これらウエハ移載装置125aとウエハ移載装置エレベータ125bとの連続動作により、ウエハ200を移載棚123上のカセット110内からピックアップして後述するボート(基板保持具)217へ装填(チャージング)したり、ウエハ200をボート217から脱装(ディスチャージング)して移載棚123上のカセット110内へ収納したりするように構成されている。
筐体111の後部上方には、処理炉202が設けられている。処理炉202の下端部には開口が設けられ、かかる開口は炉口シャッタ(炉口開閉機構)147により開閉されるように構成されている。なお、処理炉202の構成については後述する。
処理炉202の下方には、ボート217を昇降させて処理炉202内外へ搬入搬出させる昇降機構としてのボートエレベータ(基板保持具昇降機構)115が設けられている。ボートエレベータ115の昇降台には、連結具としてのアーム128が設けられている。アーム128上には、ボート217を垂直に支持するとともに、ボートエレベータ115によりボート217が上昇したときに処理炉202の下端部を気密に閉塞する蓋体としてのシールキャップ219が水平姿勢で設けられている。
ボート217は複数本の保持部材を備えており、複数枚(例えば、50枚〜150枚程度)のウエハ200を、水平姿勢で、かつその中心を揃えた状態で垂直方向に整列させて多段に保持するように構成されている。
カセット棚105の上方には、供給ファンと防塵フィルタとを備えたクリーンユニット134aが設けられている。クリーンユニット134aは、清浄化した雰囲気であるクリーンエアを筐体111の内部に流通させるように構成されている。
また、ウエハ移載装置エレベータ125bおよびボートエレベータ115側と反対側である筐体111の左側端部には、クリーンエアを供給するよう供給フアンと防塵フィルタとを備えたクリーンユニット(図示せず)が設置されている。図示しない前記クリーンユニットから吹き出されたクリーンエアは、ウエハ移載装置125a、ボート217を流通した後に、図示しない排気装置に吸い込まれて、筐体111の外部に排気されるように構成されている。
(2)基板処理装置の動作
次に、本発明の実施例にかかる基板処理装置101の動作について説明する。
まず、カセット110がカセットステージ114上に載置されるに先立って、カセット搬入搬出口112がフロントシャッタ113によって開放される。その後、カセット110が、工程内搬送装置によってカセット搬入搬出口112から搬入され、ウエハ200が垂直姿勢となり、カセット110のウエハ出し入れ口が上方向を向くように、カセットステージ114上に載置される。その後、カセット110は、カセットステージ114によって、筐体111の後方に向けて縦方向に90°回転させられる。その結果、カセット110内のウエハ200は水平姿勢となり、カセット110のウエハ出し入れ口は筐体11
1内の後方を向く。
次に、カセット110は、カセット搬送装置118によって、カセット棚105ないし予備カセット棚107の指定された棚位置へ自動的に搬送されて受け渡され、一時的に保管された後、カセット棚105ないし予備カセット棚107から移載棚123に移載されるか、もしくは直接移載棚123に搬送される。
カセット110が移載棚123に移載されると、ウエハ200は、ウエハ移載装置125aのツイーザ125cによって、ウエハ出し入れ口を通じてカセット110からピックアップされ、ウエハ移載装置125aとウエハ移載装置エレベータ125bとの連続動作によって移載室124の後方にあるボート217に装填(チャージング)される。ボート217にウエハ200を受け渡したウエハ移載機構125は、カセット110に戻り、次のウエハ200をボート217に装填する。
予め指定された枚数のウエハ200がボート217に装填されると、炉口シャッタ147によって閉じられていた処理炉202の下端部が、炉口シャッタ147によって開放される。続いて、シールキャップ219がボートエレベータ115によって上昇されることにより、ウエハ200群を保持したボート217が処理炉202内へ搬入(ローディング)される。ローディング後は、処理炉202にてウエハ200に任意の処理が実施される。かかる処理については後述する。処理後は、ウエハ200およびカセット110は、上述の手順とは逆の手順で筐体111の外部へ払出される。
(3)処理炉の構成
続いて、本実施形態にかかる処理炉202の構成について、図2、図3を参照しながら説明する。
(処理室)
処理炉202は、反応管203及びマニホールド209を備えている。反応管203は、例えば石英(SiO)や炭化珪素(SiC)等の耐熱性を有する非金属材料から構成され、上端が閉塞され、下端が開放された円筒形状となっている。マニホールド209は、例えばSUS等の金属材料から構成され、上端及び下端が開放された円筒形状となっている。反応管203は、マニホールド209により下端側から縦向きに支持されている。反応管203及びマニホールド209は、互いに同心円状に配置されている。マニホールド209の下端(炉口)は、上述したボートエレベータ115が上昇した際に、蓋体としての円盤状のシールキャップ219により気密に封止されるように構成されている。マニホールド209の下端とシールキャップ219との間には、反応管203内を気密に封止するOリングなどの封止部材220が設けられている。
反応管203、マニホールド209及びシールキャップ219により、ウエハ200を処理する処理室201が形成されている。反応管203内(処理室201内)には、基板保持具としてのボート217が下方から挿入されるように構成されている。反応管203及びマニホールド209の内径は、ウエハ200を装填したボート217の最大外形よりも大きくなるように構成されている。
ボート217は、複数枚(例えば75枚から100枚)のウエハ200を、略水平状態で所定の隙間(基板ピッチ間隔)をもって多段に保持するように構成されている。ボート217は、ボート217からの熱伝導を遮断する断熱キャップ218上に搭載されている。断熱キャップ218は、回転軸255により下方から支持されている。回転軸255は、処理室201内の気密を保持しつつ、シールキャップ219の中心部を貫通するように設けられている。シールキャップ219の下方には、回転軸255を回転させる回転機構
267が設けられている。回転機構267により回転軸255を回転させることにより、処理室201内の気密を保持したまま、複数のウエハ200を搭載したボート217を回転させることが出来るように構成されている。
反応管203の外周には、反応管203と同心円状に加熱手段(加熱機構)としてのヒータ207が設けられている。ヒータ207は、上方が閉塞された円筒形状の断熱部材と、複数本のヒータ素線とを備えており、断熱部材に対しヒータ素線が設けられたユニット構成を有している。ヒータ207は、図示しないヒータベースに支持されることにより垂直に据え付けられている。
(ガス供給手段)
図2及び図3に示す通り、処理室201には、原料ガスを供給する第1原料ガス供給管310、原料ガスを供給する第2原料ガス供給管320と、触媒を供給するための触媒供給管330と、が接続されている。
第1原料ガス供給管310には、上流側から順に、図示しない第1原料ガス供給源、マスフローコントローラ312及びバルブ314が設けられている。第1原料ガス供給管310の先端部にはノズル410が連結されている。ノズル410は、処理室201を構成している反応管203の内壁とウエハ200との間における円弧状の空間で、反応管203の内壁に沿った上下方向に延在している。ノズル410の側面には原料ガスを供給する多数のガス供給孔410aが設けられている。ガス供給孔410aは、下部から上部にわたってそれぞれ同一または、大きさに傾斜をつけた開口面積を有し、更に同じ開口ピッチで設けられている。
更に第1原料ガス供給管310には、キャリアガスを供給するキャリアガス供給管510が接続されている。キャリアガス供給管510には、上流側から順に、図示しない第1キャリアガス供給源、マスフローコントローラ512及びバルブ514が設けられている。
第2原料ガス供給管320には、上流側から順に、図示しない第2原料ガス供給源、マスフローコントローラ322及びバルブ324が設けられている。第2原料ガス供給管320の先端部にはノズル420が連結されている。ノズル420も、ノズル410と同様に、処理室201を構成している反応管203の内壁とウエハ200との間における円弧状の空間で、反応管203の内壁に沿って上下方向に延在している。ノズル420の側面には、原料ガスを供給する多数のガス供給孔420aが設けられている。ガス供給孔420aも、ガス供給孔410aと同様に、下部から上部にわたってそれぞれ同一または、大きさに傾斜をつけた開口面積を有し、更に同じ開口ピッチで設けられている。
更に第2原料ガス供給管320には、キャリアガスを供給するキャリアガス供給管520が連結されている。キャリアガス供給管520には、上流側から順に、図示しない第2キャリアガス供給源、マスフローコントローラ522及びバルブ524が設けられている。
触媒供給管330には、上流側から順に、図示しない触媒供給源、マスフローコントローラ332及びバルブ334が設けられている。触媒供給管330の先端部にはノズル430が連結されている。ノズル430も、ノズル410と同様に、処理室201を構成している反応管203の内壁とウエハ200との間における円弧状の空間で、反応管203の内壁に沿って上下方向に延在している。ノズル430の側面には、触媒を供給する多数の触媒供給孔430aが設けられている。触媒供給孔430aも、ガス供給孔410aと同様に、下部から上部にわたってそれぞれ同一または、大きさに傾斜をつけた開口面積を
有し、更に同じ開口ピッチで設けられている。
更に触媒供給管330には、キャリアガスを供給するキャリアガス供給管530が連結されている。キャリアガス供給管530には、上流側から順に、図示しない第3キャリアガス供給源、マスフローコントローラ532及びバルブ534が設けられている。
上記構成に係る一例として、第1原料ガス供給管310には、原料ガスの一例として、Si原料(TDMAS:トリスジメチルアミノシラン(TDMAS、SiH(N(CH)、DCS:ジクロロシラン(SiHCl)、HCD:ヘキサクロロジシラン(SiCl)、TCS:トリクロロシラン(SiCl)等)が導入される。第2原料ガス供給管320には、酸化原料の一例として、HOやH等が導入される。触媒供給管330には、触媒の一例として、ピリジン(CN)やピリミジン(C)、キノリン(CN)、ピコリン(CN)等が導入される。
主に、第1原料ガス供給管310、図示しない第1原料ガス供給源、マスフローコントローラ312及びバルブ314、ノズル410、ガス供給孔410a、キャリアガス供給管510、図示しない第1キャリアガス供給源、マスフローコントローラ512及びバルブ514により、第1原料ガス供給系が構成される。また、主に、第2原料ガス供給管320、図示しない第2原料ガス供給源、マスフローコントローラ322及びバルブ324、ノズル420、ガス供給孔420a、キャリアガス供給管520、図示しない第2キャリアガス供給源、マスフローコントローラ522及びバルブ524により、第2原料ガス供給系が構成される。また、主に、触媒供給管330、図示しない触媒供給源、マスフローコントローラ332及びバルブ334、ノズル430、触媒供給孔430a、キャリアガス供給管530、図示しない第3キャリアガス供給源、マスフローコントローラ532及びバルブ534により、触媒供給系が構成される。そして、主に、第1原料ガス供給系、第2原料ガス供給系、触媒供給系により、ガス供給系が構成される。
(排気系)
マニホールド209の側壁には、処理室201内の雰囲気を排気する排気管231が接続されている。排気管231には、上流側から順に、圧力検出器としての図示しない圧力センサ、圧力調整器としてのAPC(Auto Pressure Controller)バルブ243e、真空排気装置としての真空ポンプ246が設けられている。真空ポンプ246を作動させつつ、APCバルブ243eの開閉弁の開度を調整することにより、処理室201内を所望の圧力とすることが可能なように構成されている。主に、ガス排気孔212、排気管231、図示しない圧力センサ、APCバルブ243e、真空ポンプ246により、処理室201内を排気する本実施形態に係る排気系が構成される。
(コントローラ)
制御部(制御手段)であるコントローラ280は、マスフローコントローラ312,322,332,512,522,532、バルブ314,324,334,514,524,534、APCバルブ243e、ヒータ207、真空ポンプ246、回転機構267、ボートエレベータ115等の各部材に接続されている。コントローラ280は、基板処理装置101の全体の動作を制御する制御部の一例であって、マスフローコントローラ312,322,332,512,522,532の流量調整、バルブ314,324,334,514,524,534の開閉動作、APCバルブ243eの開閉及び圧力調整動作、ヒータ207の温度調整、真空ポンプ246の起動・停止、回転機構267の回転速度調節、ボートエレベータ115の昇降動作等をそれぞれ制御するようになっている。
(4)基板処理工程
まず、本実施形態に係る基板処理工程の説明に先立ち、参考までに、従来の基板処理工
程について説明する。図7〜図10は、従来のイオン注入工程を含む基板処理工程の一工程を示す概略図である。
図7(f1)は半導体装置の断面図、図7(f2)は平面図をそれぞれ示している。係る半導体装置を製造するには、まず、n型のSiウエハ上に縦方向の長さX,横方向の長さYの開口部を有する第1レジストパターンを形成し、第1レジストパターンをマスクとして深さDpのBをイオン打ち込みし、p型半導体を作成する。そして、第1レジストパターンから縦方向、横方向それぞれ長さtのみ均一にシュリンクさせた、横方向の長さX−2t,縦方向の長さY−2tの開口部を有する第2レジストパターンを形成し、第2レジストパターンをマスクとして深さDnのPをイオン打ち込みし、n型半導体を作成する。
この半導体装置では、第2レジストパターン内のn型半導体とn型のSiウエハとの間に第1レジストパターンのp型半導体を挿入している。そのため、第1レジストパターンと第2レジストパターンとの間のp−n接合、第1レジストパターンとn型Siウエハとの間のp−n接合で、第2レジストパターン内の電荷が、n型Siウエハ側に流れ出ない、またはSiウエハ側から流れ込まないようになっている。そして、電荷が流れ込むことによる電圧の変動が抑制されるようになっている。
第1レジストパターンはアライメントマークから横方向にA、第2レジストパターンはアライメントマークから横方向にB、すなわちA+t離れた位置に形成されるように設計されているものとする。本パターンを作成する場合、第1レジストパターン、第2レジストパターンともエッチングを伴わないので、アライメントマークとして用いることが出来ない。そのため、マスクは、アライメントマーク、第1レジストパターン、第2レジストパターンをそれぞれ形成するために少なくとも3枚必要となる。
本デバイスパターンの従来の作成プロセスを以下(a)〜(i)に示す。
(a)まず、フォトリソグラフィー技術を用い、Siウエハ上に形成したレジストにアライメントマークのパターンをパターニングする。このときの平面図を図7(f3)、断面図を図7(f4)に示す。
(b)そして、アライメントマークがパターニングされたレジストをマスクとし、Siウエハ表面のエッチングを行い、Siウエハ上にアライメントマークをパターニングする。
(c)そして、レジストを除去する。これにより、アライメントマークが完成する。このときの平面図を図7(f5)、断面図を図7(f6)に示す。
(d)そして、フォトリソグラフィー技術を用い、アライメントマークをターゲット(基準位置)とし、Siウエハ上に形成したレジストに第1レジストパターンをパターニングする。このとき、アライメントマークからの合わせずれが発生する(第1レジストパターンとアライメントマークとの相対位置が目標位置からずれてしまう)ことがある。合わせずれは縦方向、横方向両方向に発生するが、説明を簡略化するため、横方向のみの説明を図示して行う。
合わせずれのない、設計通りできた時の平面図を図8(f7)に、断面図を図8(f8)に示す。図8(f7),(f9)に示すように、上記(c)で作成したアライメントマークから第1レジストパターンまでの距離はAとなる。これに対し、Δaのみ横方向左側に合わせずれが発生したときの平面図を図8(f9)に、断面図を図8(f10)に示す。図8(f9),(f10)には、設計どおり第1レジストパターンができた場合を一点
鎖線で示す。図8(f9),(f10)に示すように、アライメントマークから第1レジストパターンまでの距離がA−Δaとなる。
(e)そして、第1レジストパターンがパターニングされたレジストをマスクとし、イオン打ち込み装置でSiウエハ表面にボロン(B)イオンを深さDpで打ち込む。設計どおりできたときの断面図を図8(f11)に示す。
(f)そして、第1レジストパターンがパターニングされたレジストを除去する。このときの設計通りできた平面図を図9(f12)に、断面図を図9(f13)に示す。図8(f9),(f10)の合わせずれの状態で本工程まで進めた平面図を図9(f14)に、断面図を図9(f15)に示す。図9(f15)以降、設計通り第1レジストパターンのボロン(B)イオン打ち込み層ができていた場合の仮想線を一点差線で示す。
(g)フォトリソグラフィー技術を用い、アライメントマークをターゲット(基準位置)とし、Siウエハ上に形成したレジストに第2レジストパターンをパターニングする。このときも、アライメントマークからの合わせずれが発生する(第2レジストパターンとアライメントマークとの相対位置が目標位置からずれてしまう)。合わせずれは縦方向、横方向両方向に発生するが、説明を簡略化するため、今回も横方向のみの説明を図示して行う。
合わせずれのない、設計通りできた時の平面図を図9(f16)、断面図を図9(f17)に示す。(f)で作成した、第1レジストパターンとイオン打ち込みで作成した部分は段差、変色等していないため、金属顕微鏡で見ても、SEMで見てもわからない。そのため、図9(f16)ではその箇所を細線で引いている。これに対し、図9(f14),(f15)の状態から、Δbのみ横方向右側に合わせずれが発生し,Δa+Δb=tとなったときの平面図を図10(f18)に、断面図を図10(f19)に示す。第2レジストパターンが設計どおりできていた場合を点線で示す。図10(f18),(f19)に示すように、第2レジストパターンとSiウエハとの間に第1レジストパターンが存在しない領域が発生する。
(h)そして、第2レジストパターンがパターニングされたレジストをマスクとし、イオン打ち込み装置でSiウエハ表面にリン(P)イオンを深さDnで打ち込む。設計どおりできたときの断面図を図10(f20)に示す。
(i)第2レジストパターンがパターニングされたレジストを除去し、従来の基板処理工程を終了する。このときの設計どおりの平面図を図10(f21)に、断面図を図10(f22)に示す。これに対し、第1レジストパターンでのレジストパターンニング時に左側にΔa、第2レジストパターンでのレジストパターンニング時に右側にΔb合わせずれが発生し、Δa+Δb=tとなった状態で完成した場合の平面図を図10(f23)に、断面図を図10(f24)に示す。このような状態になると、第2レジストパターンのn型の部分とn型Siウエハが接触してショートし、第2レジストパターンの電荷、電位等がウエハに流れてしまい、保持できなくなる。すなわち、デバイス素子として使用できないことがわかる。そして、図10(f23),(f24)よりΔa+Δb≧tとなると、第2レジストパターンのn型の部分とn型Siウエハが接するため、第2レジストパターンの電荷、電位等が基板に流れてしまい、保持できなくなる。また、Δa+Δb<tであっても、第2レジストパターンのn型の部分とn型Siウエハとの間の距離、すなわち、第1レジストパターンのp型領域が表面に見えている部分の距離が、上下左右で異なってしまう。この距離が短い部分では電界集中が起こり、電界集中に起因するリーク電流が発生し、第2レジストパターンの電荷がSiウエハに流れ、これにより電圧変動が生じることが懸念される。
これを防ぐには、第1レジストパターンのアライメントマークからの合わせずれ,第2レジストパターンのアライメントマークからの合わせずれ、をそれぞれ厳しく管理する必要がある。そのため、上記(d)で示した第1レジストパターンをレジストにパターニングする工程、上記(g)で示した第2レジストパターンをレジストにパターニングする工程、での再生回数が必然的に多くなる。再生回数を低減するには、第1レジストパターン,第2レジストパターンがともに寸法が大きく、i線露光機で十分パターニング可能な場合でも、合わせ精度の良い上位機種を用いなければならず、コストがかかる。また、第2レジストパターンのフォトリソグラフィー工程では、第1レジストパターンは存在しないので、第1レジストパターンとBのシュリンク量は合わせずれの値から間接的に求めなければならない。
次に、本実施形態に係る半導体装置の製造工程の一工程として、n型シリコン基板として構成されたウエハ200の一部領域にボロン(B)イオンを注入して第1イオン注入領域としてのp型半導体領域を形成した後、形成したp型半導体領域内の一部領域にリン(P)イオンを注入して第2イオン注入領域としてのn型半導体領域を形成する基板処理工程について、図4、図5を参照しながら説明する。
図4は、本発明の一実施形態に係る基板処理工程の前半部を説明する概略図であり、ウエハ200上にアライメントマーク310mを形成した後、第2レジストパターン400pを形成する様子を示している。図5は、本発明の一実施形態に係る基板処理工程の後半部を説明する概略図であり、第2レジストパターン400pをイオン注入マスクとして第1イオン注入領域500pを形成した後、第1イオン注入領域500pの外縁を覆う薄膜パターン600pを形成し、薄膜パターン600pをイオン注入マスクとして第2イオン注入領域700nを形成する様子を示している。
(ステップ10)
まず、ウエハ200上に第1レジスト膜300を形成する。具体的には、ウエハ200上に、ポジ型フォトレジスト材料或いはネガ型フォトレジスト材料を塗布してベーキングし、第1レジスト膜300を形成する。第1レジスト膜300は、ポジ型フォトレジスト材料或いはネガ型フォトレジスト材料により構成することが可能である。以下の説明では、第1レジスト膜300がポジ型フォトレジスト材料より形成されているものとする。第1レジスト膜300は、例えばスピン塗布やスリットコータ等の手法を用いて形成することが出来る。第1レジスト膜300が形成されたウエハ200の平面図及び断面図を図4の(a)にそれぞれ示す。
(ステップ20)
次に、第1レジスト膜300の一部に光を照射して現像し、ウエハ200上に第1レジストパターン300pを形成する。具体的には、後述するアライメントマーク形成予定領域310aを覆う第1レジスト膜300に、第1のフォトマスク(図示せず)を介してArFエキシマ光源(193nm)やKrFエキシマ光源(248nm)等からの光を照射(露光)する。その後、第1レジスト膜300を現像することでアライメントマーク形成予定領域310aを覆う第1レジスト膜300の一部を除去し、ウエハ200上に第1レジストパターン300pを形成する。第1レジストパターン300pが形成されたウエハ200の平面図及び断面図を図4の(b)にそれぞれ示す。
(ステップ30)
次に、第1レジストパターン300pをエッチングマスクとしてウエハ200の露出面(すなわちアライメントマーク形成予定領域310a)をエッチングし、ウエハ200上にアライメントマーク310mを形成する。その後、剥離液等を用いて第1レジストパタ
ーン300pを除去する。第1レジストパターン300pを除去した後のウエハ200の平面図及び断面図を図4の(c)にそれぞれ示す。
(ステップ40)
次に、アライメントマーク310mが形成されたウエハ200上に、第2レジスト膜400を形成する。具体的には、第1レジストパターン300pが除去された後のウエハ200上に、ポジ型フォトレジスト材料或いはネガ型フォトレジスト材料を塗布してベーキングし、第2レジスト膜400を形成する。第2レジスト膜400は、ポジ型フォトレジスト材料或いはネガ型フォトレジスト材料により構成することが可能である。以下の説明では、第2レジスト膜400がポジ型フォトレジスト材料より形成されているものとする。第2レジスト膜400は、例えばスピン塗布やスリットコータ等の手法を用いて形成することが出来る。第2レジスト膜400が形成されたウエハ200の平面図及び断面図を図4の(d)にそれぞれ示す。
(ステップ50)
次に、アライメントマーク310mを基準位置として第2レジスト膜400の一部に光を照射して現像し、ウエハ200上に第2レジストパターン400pを形成する。具体的には、アライメントマーク310mを基準位置として、アライメントマーク310mから所定距離(本実施形態では距離A)離れた第2レジスト膜400の一部領域(第1イオン注入予定領域500aを覆う第2レジスト膜400の一部領域)に、第2のフォトマスク(図示せず)を介してArFエキシマ光源(193nm)やKrFエキシマ光源(248nm)等の光源(図示せず)からの光を照射(露光)する。その後、第2レジスト膜400を現像することで第1イオン注入予定領域500aを覆う第2レジスト膜400の一部を除去し、ウエハ200上に第2レジストパターン400pを形成する。図4の(e)は、第2レジストパターン400pが位置ずれ無い状態で形成されたウエハ200の平面図及び断面図を示している。
なお、第1イオン注入予定領域500aを覆う第2レジスト膜400に光を照射する際には、光の照射位置とアライメントマーク310mとの相対位置が所定の関係にならず、第2レジストパターン400pが所定位置からずれて形成されてしまう場合がある。図4の(f)は、第2レジストパターン400pがアライメントマーク310m側に距離Δa分近づいてしまい、第2レジストパターン400pが位置ずれ有る状態で形成されたウエハ200の平面図及び断面図を示している。
(ステップ60)
次に、第2レジストパターン400pをイオン注入マスクとして、ウエハ200の露出面(すなわち第1イオン注入予定領域500a)に、第1のイオンとしてのBイオンを深さDpで注入し、ウエハ200上に第1イオン注入領域500pを形成する。第1イオン注入領域500pは、n型半導体として構成されたウエハ200表面にBイオンが所定量ドーピングされて形成されることで、p型半導体として構成される。図5の(a)の左側は、第2レジストパターン400pが位置ずれ無い状態で形成されたウエハ200にBイオンが注入される様子を示す断面図であり、図5の(a)の右側は、第2レジストパターン400pが位置ずれ有る状態で形成されたウエハ200にBイオンが注入される様子を示す断面図(右)である。
(ステップ70)
次に、第2レジストパターン400p上及び第1イオン注入領域500p上に、上述の基板処理装置を用いて、SiOからなる薄膜600を均一な厚さtで形成する。係る工程については後述する。図5の(b)の左側は、第2レジストパターン400pが位置ずれ無い状態で形成されたウエハ200上に薄膜600が形成された様子を示す断面図であ
り、図5の(b)の右側は、第2レジストパターン400pが位置ずれ有る状態で形成されたウエハ200上に薄膜600が形成された様子を示す断面図である。なお、図5では、第2レジストパターン400pの厚さが、SiOからなる薄膜600の厚さtとたまたま同じ厚さとなっているが、本発明は係る構成に限定されない。例えば、SiOからなる薄膜600の厚さtは、第2レジストパターン400pの厚さより厚くても薄くても良い。
(ステップ80)
次に、異方性エッチングを用い、形成した薄膜600を所定の厚さ分だけ減じる(アッシングする)ことで、第2レジストパターン400pの側壁に薄膜600を残しつつ、第1イオン注入領域500pの一部(すなわち第2イオン注入予定領域700a)を露出させ、第1イオン注入領域500pの外縁上を一定の幅で覆う薄膜パターン600pを形成する。なお、異方性エッチングは、例えばプラズマアッシング装置等を用い、薄膜600上に、大気圧下でCFガス等をプラズマ化して供給することにより行なうことができる。
図5の(c)の左側は、第2レジストパターン400pが位置ずれ無い状態で形成されたウエハ200上に薄膜パターン600pが形成された様子を示す断面図であり、図5の(c)の右側は、第2レジストパターン400pが位置ずれ有る状態で形成されたウエハ200上に薄膜パターン600pが形成された様子を示す断面図である。均一な厚さtで形成されている薄膜600が異方性エッチングにより所定の厚さ分だけ減じられて(アッシングされて)薄膜パターン600pが形成されることで、第2レジストパターン400pの位置ずれの有無にかかわらず、薄膜パターン600pは、第1イオン注入領域500pの外縁上を一定の幅(本実施形態では幅t)で覆うように構成されることになる。
(ステップ90)
次に、薄膜パターン600pをマスクとして、第1イオン注入領域500pの露出面(すなわち第2イオン注入予定領域700a)に第2のイオンとしてのPイオンを深さDn(<Dp)で注入し、第1イオン注入領域500p内に第2イオン注入領域700nを形成する。第2イオン注入領域700nは、p型半導体として構成された第1イオン注入領域500p表面にPイオンが所定量ドーピングされて形成されることで、n型半導体として構成される。
図5の(d)の左側は、第2レジストパターン400pが位置ずれ無い状態で形成されたウエハ200上に第2イオン注入領域700nが形成された様子を示す断面図であり、図5の(c)の右側は、第2レジストパターン400pが位置ずれ有る状態で形成されたウエハ200上に第2イオン注入領域700nが形成された様子を示す断面図である。上述したように、第2レジストパターン400pの位置ずれの有無にかかわらず、薄膜パターン600pは、第1イオン注入領域500pの外縁を一定の幅tで覆うように構成されている。その結果、第2イオン注入領域700nの外縁は、第2レジストパターン400pの位置ずれの有無にかかわらず、第1イオン注入領域500pにより一定の幅tで囲われることになる。
(ステップ100)
次に、薄膜パターン600p及び第2レジストパターン400pを除去する。薄膜パターン600pを除去するには、ウエットエッチング方式とドライエッチング方式との2つがある。ウエットエッチングにより薄膜パターン600pを除去するには、エッチング液として、例えば弗化水素酸(HF)液であって、希薄なHF水溶液等を用いることができる。また、ドライエッチング方式により薄膜パターン600pを除去するには、エッチングガスとして、例えば、酸素プラズマ等を用いることができる。
(5)薄膜形成工程
次に、上述の薄膜形成工程(ステップ70)について図1,2,6を参照しながら詳しく説明する。
図6は、本実施形態に係る基板処理工程において、ALD(Atomic Layer
Deposition)法により薄膜を形成する際の概略的なガス供給シーケンスを例示する図である。ALD法とは、CVD(Chemical Vapor Deposition)法の一つであり、ある成膜条件(温度、時間等)の下で、成膜に用いる少なくとも2種類の原料となる原料ガスを1種類ずつ交互に基板上に供給し、1原子層未満から数原子層単位で基板上に吸着させ、表面反応を利用して成膜を行う手法である。このとき、膜厚の制御は、原料ガスを供給するサイクル数で行う(例えば、成膜速度が1Å/サイクルとすると、20Åの膜を形成する場合、20サイクル行う)。
なお、本実施形態に係る薄膜形成工程(ステップ70)は、上述の基板処理装置により実施される。以下の説明において、基板処理装置を構成する各部の動作はコントローラ280により制御される。なお、本実施形態では、Si原料としてHCDを、酸化原料としてHOを、触媒としてピリジンを、キャリアガスとしてNをそれぞれ用いる。
(基板搬入工程(S71))
まず、上述のステップ60が実施され、第2レジストパターン400p及び第1イオン注入領域500pが形成された複数枚のウエハ200をボート217に装填(ウエハチャージ)する。そして、複数枚のウエハ200を保持したボート217を、ボートエレベータ215によって持ち上げて処理室201内に搬入(ボートローディング)する。この状態で、シールキャップ219はOリング220bを介してマニホールド209の下端をシールした状態となる。
(減圧及び昇温工程(S72))
続いて、処理室201内が所望の圧力となるように、処理室201内を真空ポンプ246により排気する。この際、処理室201内の圧力を圧力センサ245で測定して、この測定された圧力に基づき、APCバルブ243eの開度をフィードバック制御する。また、処理室201内が第2レジストパターン400pの変質温度よりも低い温度(極低温)であって、例えば150℃以下、好ましくは100℃以下、より好ましくは75℃となるように、ヒータ207によって加熱する(S20)。この際、処理室201内が所望の温度分布となるように、温度センサが検出した温度情報に基づきヒータ207への通電具合をフィードバック制御する。そして、回転機構267によりボート217を回転させ、ウエハ200を回転させる。
(成膜工程(S73))
続いて、後述する4つのステップ(ステップ73a〜ステップ73d)を1サイクルとして、このサイクルを所定回数繰り返すことで、第2レジストパターン400p上及び第1イオン注入領域500p上に、SiOからなる薄膜600を極低温で形成する。
(Si原料供給工程(ステップ73a))
第1原料ガス供給管310内にHCDを、第2原料ガス供給管320内にHOを、触媒供給管330内に触媒を、キャリアガス供給管510,520,530内にNを導入(流入)させた状態で、バルブ314,334,514,524,534を適宜開く。但し、バルブ324は閉じたままである。
その結果、図6のように、HCDが、Nと混合されながら第1原料ガス供給管310
内を流通してノズル410内に流出し、ガス供給孔410aから処理室201内に供給される。また、触媒も、Nと混合されながら触媒供給管330内を流通してノズル430内に流出し、触媒供給孔430aから処理室201内に供給される。さらに、Nがキャリアガス供給管520内を流通してノズル420内に流出し、ガス供給孔420aから処理室201内に供給される。処理室201内に供給されたHCD,触媒は、ウエハ200の表面上を通過して排気管231から排気される。
ステップ73aでは、バルブ314,334を制御して、HCD,触媒を供給する時間を最適な時間(例えば10秒)とする。さらに、HCDと触媒との供給量の比が一定の割合(例えば1:1)となるようバルブ314、334を制御する。同時に、APCバルブ243eを適正に調整して処理室201内の圧力を一定範囲内の最適な値(例えば3Torr)とする。以上のステップ73aでは、HCD,触媒を処理室201内に供給することで、ウエハ200上に形成された第2レジストパターン400p上及び第1イオン注入領域500p上に、1原子層未満から数原子層のHCDのガス分子が吸着する。
(パージ工程(ステップ73b))
バルブ314,334を閉じてHCD,触媒の供給を停止させるとともに、図6のように、Nをキャリアガス供給管510,520,530内から処理室201内に供給し続け、処理室201内をNでパージする。パージ時間は例えば15秒とする。また15秒内にパージと真空引きの2工程があってもよい。その結果、処理室201内に残留しているHCD,触媒が、処理室201内から排除(除去)される。
(酸化原料供給工程(ステップ73c))
バルブ514,524,534を開いたままで、バルブ324,334を適宜開く。バルブ314は閉じたままである。その結果、図6のように、HOが、Nと混合されながら第2原料ガス供給管320内を流通してノズル420内に流出し、ガス供給孔420aから処理室201内に供給される。また、触媒も、Nと混合されながら触媒供給管330内を流通してノズル430内に流出し、触媒供給孔430aから処理室201内に供給される。さらに、Nがキャリアガス供給管510内を流通してノズル410内に流出し、ガス供給孔410aから処理室201内に供給される。処理室201内に供給されたHO,触媒は、ウエハ200の表面上を通過して排気管231から排気される。
ステップ73cでは、バルブ324,334を制御して、HO,触媒を供給する時間を最適な時間(例えば20秒)とする。さらに、HOと触媒との供給量の比が一定の割合(例えば1:1)となるようバルブ314、334を制御する。同時に、APCバルブ243eを適正に調整して処理室201内の圧力を一定範囲内の最適な値(例えば7Torr)とする。以上のステップ73cでは、HO,触媒を処理室201内に供給することで、ウエハ200上に形成された第2レジストパターン400p上及び第1イオン注入領域500p上に、1原子層未満から数原子層のSiO膜が形成される。尚、HO及び触媒の供給濃度は同じ濃度であるとより好ましい。
尚、ステップ73cで供給する酸化原料(HOに相当する原料)として必要とされる特性は、その分子中に電気陰性度の高い原子を含んでおり、電気的に偏りを持つことである。その理由は、触媒の電気陰性度が高いため、原料ガスの活性化エネルギーを下げ反応を促進するからである。したがって、ステップ73cで供給する原料ガスとしては、OH結合を有するHOやH等が適切であり、OやOのような無極性分子は不適切である。
(パージ工程(ステップ73d))
バルブ324,334を閉じてHO,触媒の供給を停止させるとともに、図6のよう
に、Nをキャリアガス供給管510,520,530内から処理室201内に供給し続け、処理室201内をNでパージする。パージ時間は例えば15秒とする。また15秒内にパージと真空引きの2工程があってもよい。その結果、処理室201内に残留したHO,触媒が処理室201内から排除(除去)される。
以降、ステップ73a〜73dを1サイクルとしてこのサイクルを複数回行い、ウエハ200上に形成された第2レジストパターン400p上及び第1イオン注入領域500p上に、SiOからなる薄膜600を形成する。この場合、ステップ73aにおけるSi原料と触媒により構成される雰囲気と、ステップ73cにおける酸化原料と触媒により構成される雰囲気の夫々の雰囲気が、処理室201内で混合しないように成膜する。
(昇圧工程(S40)、基板搬出工程(S50))
その後、処理室201内を真空引きして、処理室201内に残留するHCD,HO,触媒を排気し、APCバルブ243eを制御して処理室201内を大気圧とし、ボート217を処理室201から搬出する。これにより1回の成膜処理(バッチ処理)が終了する。
(6)本実施形態に係る効果
本実施形態によれば、以下の示す1つまたは複数の効果を奏する。
(a)本実施形態によれば、アライメントマーク310mを形成するために第1のフォトマスク(図示せず)を用い、第2レジストパターン400pを形成するために第2のフォトマスク(図示せず)を用いるものの、薄膜パターン600pを形成するステップ80においてフォトマスクを用いない。したがって、フォトマスクの枚数を2枚に削減させ、半導体装置の製造コストを低減させることができる。
これに対し、上述したように、基板上にアライメントマークを予め形成した後、前記アライメントマークを基準位置として前記基板上に第1のレジストパターンを形成し、その後、前記アライメントマークを基準位置として前記基板上に第2のレジストパターンを形成する方法では、アライメントマークを形成するためのフォトマスク、第1のレジストパターンを形成するためのフォトマスク、第2のレジストパターンを形成するためのフォトマスク、の少なくとも合計3枚のフォトマスクが必要となってしまい、半導体装置の製造コストが増大してしまう場合がある。
(b)本実施形態によれば、薄膜600を形成するステップ70において、処理室201内を例えば150℃以下、好ましくは100℃以下、より好ましくは75℃となるようにしている。これにより、薄膜600を形成することによる第2レジストパターン400pの変質や変形を抑制することが可能となる。その結果、例えば第2レジストパターン400pが剥離してしまう等により、ステップ90において第2レジストパターン400pの下地にPイオン等が注入されたり、剥離した第2レジストパターン400pが異物となったりする事態を回避でき、半導体装置の製造歩留りを改善させることが可能となる。また、第2レジストパターン400pの変形を抑制することにより、ステップ80で形成する薄膜パターン600pの変形を抑制し、第2イオン注入領域700nの形状や位置をより正確に制御することができ、半導体装置の製造歩留りを改善させることが可能となる。
これに対し、上述したように、基板上にアライメントマークを予め形成した後、前記アライメントマークを基準位置として前記基板上に第1のレジストパターンを形成し、その後、前記アライメントマークを基準位置として前記基板上に第2のレジストパターンを形成する方法では、第2のレジストパターンを形成する際に第1のレジストパターンが熱や溶媒によりダメージを受けてしまい、イオン注入マスクの形状が所望の形状とならなかっ
たり、イオン注入マスクの品質が劣化したり、第1のレジストパターンが剥離して異物となったりしてしまう場合がある。
(c)本実施形態によれば、ステップ70において、第2レジストパターン400p上及び第1イオン注入領域500p上にSiOからなる薄膜600を均一な厚さtで形成する。そして、ステップ80において、均一な厚さtで形成されている薄膜600を異方性エッチングを用いて所定の厚さ分だけ減じることで薄膜パターン600pを形成する。その結果、第2レジストパターン400pの位置ずれの有無にかかわらず、薄膜パターン600pは、第1イオン注入領域500pの外縁上を一定の幅(本実施形態では幅t)で覆うこととなる。そして、ステップ90において、薄膜パターン600pをマスクとして、第1イオン注入領域500pの露出面にPイオンを注入することで、第1イオン注入領域500p内に第2イオン注入領域700nを形成する。その結果、第2イオン注入領域700nの外縁は、第2レジストパターン400pの位置ずれの有無にかかわらず、一定の幅tの第1イオン注入領域500pにより囲われることになる。すなわち、第2レジストパターン400pの形状や位置は自己整合的に制御されるため、第2レジストパターン400pの位置ずれの有無にかかわらず、第1イオン注入領域500pと第2イオン注入領域700nとの相対位置関係や第2イオン注入領域700nの形状は一定に保たれる。その結果、半導体装置の製造歩留りを改善させることが可能となる。
これに対し、上述した基板上にアライメントマークを予め形成した後、前記アライメントマークを基準位置として前記基板上に第1のレジストパターンを形成し、その後、前記アライメントマークを基準位置として前記基板上に第2のレジストパターンを形成する方法では、例えば第1のレジストパターンの形成位置にズレが生じてしまった場合、たとえ第2のレジストパターンの形成位置が正確であったとしても、第1のレジストパターンと第2のレジストパターンとの相対位置が許容範囲内とならず、イオン注入マスクの形状が所望の形状とならない場合がある。その結果、基板上におけるイオン注入領域の形状や位置が規定外となってしまい、半導体装置の製造歩留りが悪化してしまう場合がある。例えば、第1イオン注入領域500pの外縁と第2イオン注入領域700nの外縁とが近づきすぎたり、ショートしてしまったりすると、第1イオン注入領域500pと第2イオン注入領域700nとの間の電界が強まり、第2イオン注入領域700n内に閉じ込められるべき電荷が第1イオン注入領域500pを介してリークしてしまい、第2イオン注入領域700nの電位が保持できなくなってしまう等の場合がある。
(d)本実施形態によれば、ステップ70において薄膜600をALD法により形成している。これにより、ステップ73a〜ステップ73dを1サイクルとした際のサイクル数を制御することで、薄膜600の膜厚tを正確に制御することが容易となる。その結果、薄膜パターン600pの形状や位置をより正確に制御し、第2イオン注入領域700nの形状や位置をより正確に制御することが可能となり、半導体装置の製造歩留りを改善させることが可能となる。
(e)本実施形態によれば、Si原料供給工程(ステップ73a)においてSi原料と共に触媒を処理室201内に供給すると共に、酸化原料供給工程(ステップ73c)において酸化原料と共に触媒を処理室201内に供給する。その結果、薄膜600を形成する際の処理室201内の温度を低温化させることが可能となる。これにより、薄膜600を形成することによる第2レジストパターン400pの変質や変形を更に抑制することが可能となる。
(f)本実施形態によれば、薄膜パターン600pを構成するSiOはウエットエッチングレートが高い。そのため、ステップ100において薄膜パターン600pを除去することが容易となり、半導体装置の生産性を向上させ、製造歩留りを改善させることが可能
となる。
<本発明の他の実施形態>
以上、本発明の実施の形態を具体的に説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
例えば、本発明は、薄膜600をSiOにより形成する場合に限定されず、他の膜、例えばSiO,SiCN,SiC,SiOC,SiN,SiBN,SiOC,SiON,SiOCNにより形成する場合にも好適に適用可能である。なお、薄膜600の成膜方法はALDであっても、CVDであっても、或いは熱やプラズマを用いた酸化、炭化、窒化方法であってもよい。また、使用するガス種も上述の実施形態に限定されず、他のガス種を用いることとしても良い。また、触媒を用いる場合に限定されず、触媒を用いずに薄膜600を形成する場合にも、本発明は好適に適用可能である。
また、本発明においては、ステップ80で薄膜パターン600pを形成した後、ステップ100で薄膜パターン600pを除去するまでの間に、第1イオン注入領域500pの外縁上を覆う薄膜パターン600pの幅をSEM(Scannning Electron Microscope)等を用いて測定しても良い。イオン注入により形成した領域は段差や変色がないため、第1イオン注入領域500pと第2イオン注入領域700nとの境界は検査することが困難な場合が多い。これに対し、上述したように薄膜パターン600pの幅を測定することにより、第2イオン注入領域700nの外周を囲う第1イオン注入領域500pの幅を間接的に取得することが可能となる。
なお、本発明は、新たにマスクを起こすことなく、所望のパターンを供給する方法として、上述の実施形態以外にも好適に適用可能である。また、本発明は、測長SEM等を使用して、フォトマスクを用いて形成したレジストパターンに対するシュリンク量を確認する方法に好適にも適用可能である。
<本発明の好ましい態様>
以下に、本発明の好ましい態様について付記する。
本発明の一態様によれば、
基板上に第1レジスト膜を形成する工程と、
前記第1レジスト膜の一部に光を照射して現像し、前記基板上に第1レジストパターンを形成する工程と、
前記第1レジストパターンをマスクとして前記基板の露出面をエッチングし、前記基板上にアライメントマークを形成する工程と、
前記第1レジストパターンを除去する工程と、
前記アライメントマークが形成された前記基板上に第2レジスト膜を形成する工程と、
前記アライメントマークを基準位置として前記第2レジスト膜の一部に光を照射して現像し、前記基板上に第2レジストパターンを形成する工程と、
前記第2レジストパターンをマスクとして前記基板の露出面に第1のイオンを注入し、前記基板上に第1イオン注入領域を形成する工程と、
前記第2レジストパターン上及び前記第1イオン注入領域上に薄膜を形成する工程と、
前記薄膜を所定の厚さ分だけ減じることで、前記第2レジストパターンの側壁に前記薄膜を残しつつ前記第1イオン注入領域の一部を露出させ、前記第1イオン注入領域の外縁上を覆う薄膜パターンを形成する工程と、
前記薄膜パターンをマスクとして前記第1イオン注入領域の露出面に第2のイオンを注入し、前記第1イオン注入領域内に第2イオン注入領域を形成する工程と、
前記薄膜パターン及び前記第2レジストパターンを除去する工程と、を有する
半導体装置の製造方法が提供される。
好ましくは、
前記第2レジストパターン上及び前記第1イオン注入領域上に薄膜を形成する工程では、
前記第2レジストパターン上及び前記第1イオン注入領域上にSi原料および触媒を供給するSi原料供給工程と、
前記第2レジストパターン上及び前記第1イオン注入領域上に酸化原料および触媒を供給する酸化原料供給工程と、
を1サイクルとしてこのサイクルを所定回数繰り返す。
また好ましくは、
前記第2レジストパターン上及び前記第1イオン注入領域上に薄膜を形成する工程では、前記基板の温度を前記第1レジストパターンの変質温度よりも低い温度とする。
また好ましくは、
前記Si原料はSiH(N(CH、SiHCl、SiCl、SiClのいずれかを含み、前記酸化原料はHO、Hのいずれかを含み、前記触媒はCN、C、CNのいずれかを含む。
また好ましくは、前記第1イオン注入領域の外縁上を覆う薄膜パターンの幅を測定する工程を有する。
また好ましくは、前記第1イオンはボロンイオンであり、前記第2イオンはリンイオンである。
本発明の他の態様は、
基板を処理する処理室と、
前記処理室内にSi原料を供給する第1原料ガス供給系と、
前記処理室内に酸化原料を供給する第2原料ガス供給系と、
前記処理室内に触媒を供給する触媒供給系と、
前記基板を加熱する加熱ユニットと、
前記処理室内に前記Si原料および前記触媒を供給するSi原料供給工程と、前記処理室内に前記酸化原料及び前記触媒を供給する酸化原料供給工程と、を1サイクルとしてこのサイクルを繰り返すように、少なくとも前記第1原料ガス供給系、前記第2原料ガス供給系、前記触媒供給系、及び前記加熱ユニットを制御する制御部と、を備える
基板処理装置である。
101 基板処理装置
200 ウエハ(基板)
201 処理室
202 処理炉
203 反応管
280 コントローラ
300 第1レジスト膜
300p 第1レジストパターン
310m アライメントマーク
400 第2レジスト膜
400p 第2レジストパターン
500p 第1イオン注入領域
522 マスフローコントローラ
600 薄膜
600p 薄膜パターン
700n 第2イオン注入領域

Claims (7)

  1. 基板上に第1レジスト膜を形成する工程と、
    前記第1レジスト膜の一部に光を照射して現像し、前記基板上に第1レジストパターンを形成する工程と、
    前記第1レジストパターンをマスクとして前記基板の露出面をエッチングし、前記基板上にアライメントマークを形成する工程と、
    前記第1レジストパターンを除去する工程と、
    前記アライメントマークが形成された前記基板上に第2レジスト膜を形成する工程と、
    前記アライメントマークを基準位置として前記第2レジスト膜の一部に光を照射して現像し、前記基板上に第2レジストパターンを形成する工程と、
    前記第2レジストパターンをマスクとして前記基板の露出面に第1のイオンを注入し、前記基板上に第1イオン注入領域を形成する工程と、
    前記第2レジストパターン上及び前記第1イオン注入領域上に薄膜を形成する工程と、
    前記薄膜を所定の厚さ分だけ減じることで、前記第2レジストパターンの側壁に前記薄膜を残しつつ前記第1イオン注入領域の一部を露出させ、前記第1イオン注入領域の外縁上を覆う薄膜パターンを形成する工程と、
    前記薄膜パターンをマスクとして前記第1イオン注入領域の露出面に第2のイオンを注入し、前記第1イオン注入領域内に第2イオン注入領域を形成する工程と、
    前記薄膜パターン及び前記第2レジストパターンを除去する工程と、を有する
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 前記第2レジストパターン上及び前記第1イオン注入領域上に薄膜を形成する工程では、
    前記第2レジストパターン上及び前記第1イオン注入領域上にSi原料および触媒を供給するSi原料供給工程と、
    前記第2レジストパターン上及び前記第1イオン注入領域上に酸化原料および触媒を供給する酸化原料供給工程と、を1サイクルとしてこのサイクルを所定回数繰り返す
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記第2レジストパターン上及び前記第1イオン注入領域上に薄膜を形成する工程では、前記基板の温度を前記第1レジストパターンの変質温度よりも低い温度とする
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記Si原料はSiH(N(CH、SiHCl、SiCl、SiClのいずれかを含み、前記酸化原料はHO、Hのいずれかを含み、前記触媒はCN、C、CNのいずれかを含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  5. 前記第1イオン注入領域の外縁上を覆う薄膜パターンの幅を測定する工程を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  6. 前記第1イオンはボロンイオンであり、前記第2イオンはリンイオンである。
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  7. 基板を処理する処理室と、
    前記処理室内にSi原料を供給する第1原料ガス供給系と、
    前記処理室内に酸化原料を供給する第2原料ガス供給系と、
    前記処理室内に触媒を供給する触媒供給系と、
    前記基板を加熱する加熱ユニットと、
    前記処理室内に前記Si原料および前記触媒を供給するSi原料供給工程と、前記処理室内に前記酸化原料及び前記触媒を供給する酸化原料供給工程と、を1サイクルとしてこのサイクルを繰り返すように、少なくとも前記第1原料ガス供給系、前記第2原料ガス供給系、前記触媒供給系、及び前記加熱ユニットを制御する制御部と、を備える
    ことを特徴とする基板処理装置。
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