JP2011085238A - パーキングロックアクチュエータ - Google Patents

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Abstract

【課題】駆動源の駆動力によってパーキングロックを解除可能な解除手段が移動しないパーキングロックアクチュエータを提供する。
【解決手段】パーキングロックアクチュエータ10は、モータ12と、モータ12の駆動力によってスライドすることによりパーキングロックを実行または解除するスライド部材21と、スライド部材21にその先端部43が遊嵌されたマニュアルケーブル41と、マニュアルケーブル41に接続され、かつマニュアルケーブル41をスライド部材21から引き出すことで、先端部43をスライド部材21の係合部25に係合させてスライド部材21をスライドさせることにより、パーキングロックを解除可能な解除レバー51とを備えている。
【選択図】図3

Description

本発明は、パーキングロックアクチュエータに関し、特に駆動源が駆動不能の場合でもパーキングロックを解除可能な解除手段を備えたパーキングロックアクチュエータに関するものである。
パーキングロック装置は、停止(駐車)時に駆動輪をロックするものであり、特に電動パーキングロック装置は、電動駆動源の駆動によりトランスミッションの出力軸に設けたパーキングギアにパーキングポールを係合させてパーキングロックするものである。
この電動パーキングロック装置を用いた場合、パーキングロックされた状態で車体搭載のバッテリの電圧低下やモータの電気系統の故障などによってモータが駆動不能になることがある。このような場合に、手動操作によってパーキングポールをパーキングギアから解除するための手動ロック解除手段が設けられた電動パーキングロック装置が提案されている(たとえば、特開2006−322489号公報(特許文献1))。
上記公報の電動パーキングロック装置は、ねじ溝が形成された出力軸を有する電動モータと、その出力軸の回転運動を直線運動に変換できるようにねじ溝に遊嵌されたボールねじ部材と、出力軸と平行に直線往復移動可能なようにボールねじ部材に連結されたロッド軸とを主に有している。この装置では、電動モータの出力軸の回転によってボールねじ部材が出力軸に沿って直線方向に運動し、それに連動してロッド軸が直線往復運動することで、パーキングロックの通常のロック動作および解除動作が行われる。
さらに、上記公報の電動パーキングロック装置は、手動ロック解除手段として、ロッド軸を直接的に直線移動させるための手動操作レバーを有している。電動モータが駆動不能の場合でも、この手動操作レバーを操作してロッド軸を直線移動させることにより、手動でパーキングロックを解除することができる。
特開2006−322489号公報
しかし、上記公報の電動パーキングロック装置では、電動パーキングロック装置を操作するパーキングロックアクチュエータのロッド軸と手動操作レバーとが直接接続されている。このため、パーキングロック動作時または解除動作時にロッド軸が移動すると、ロッド軸の移動にあわせて手動操作レバーも動いてしまう。この手動操作レバーの予期せぬ動作により、振動や騒音が生じるとともに、手動操作レバーを支持するねじが緩んで手動操作レバーにがたつきが生じて正確に操作できなくなるという問題がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、パーキングロックにおける通常のロック動作時および解除動作時におけるロック解除手段の動きを抑制できるパーキングロックアクチュエータを提供することである。
本発明のパーキングロックアクチュエータは、駆動源と、駆動源の駆動力によってスライドすることによりパーキングロックを実行または解除するスライド部材と、スライド部材にその先端部が遊嵌されたケーブルと、ケーブルに接続され、かつケーブルをスライド部材から引き出すことで、先端部をスライド部材の係合部に係合させてスライド部材をスライドさせることにより、パーキングロックを解除可能なロック解除手段とを備えている。
本発明のパーキングロックアクチュエータによれば、ケーブルの先端部がスライド部材に遊嵌されている。このため、スライド部材がパーキングロックを実行または解除する際にスライドしてもスライド部材がケーブルを引っ張ることは抑制される。よってケーブルに接続されたロック解除手段がパーキングロックの実行・解除時にスライド部材に連動して動くことも抑制される。
また駆動源が駆動不能に陥った場合でも、ロック解除手段によってケーブルをスライド部材から引き出すことで、ケーブルの先端部をスライド部材に係合させてスライド部材をスライドさせることによってパーキングロックを解除することもできる。
上記のパーキングロックアクチュエータにおいて好ましくは、スライド部材に対して先端部が移動可能な長さが、パーキングロックを実行する位置と解除する位置との長さよりも長く形成されている。これにより、駆動源の駆動力によって、ロック解除手段が動くことを確実に防止することができる。
上記のパーキングロックアクチュエータにおいて好ましくは、ハウジング部をさらに備え、ハウジング部は、スライド部材に接するハウジング凸部を含み、駆動源からの駆動力を伝達するためのピニオンギアをさらに備え、スライド部材は、ピニオンギアに噛み合うラックギアと、ハウジング部に摺動可能に配置されたスライド凸部とを含み、スライド部材は、ピニオンギアおよびラックギアの噛み合い部と、ハウジング凸部およびスライド部材の接触部と、スライド凸部およびハウジング部の接触部とにより位置決めされている。これにより、スライド部材を正確に位置決めすることができる。
上記のパーキングロックアクチュエータにおいて好ましくは、ハウジング部は、スライド部材を摺動可能に支持するためのレール部を含み、スライド部材は、レール部に係合する爪部を含む。これにより、スライド部材をレール部に沿って正確にスライドさせることができる。
以上説明したように本発明によれば、パーキングロックにおける通常のロック動作時および解除動作時におけるロック解除手段の動きを抑制できる。
本発明の一実施の形態におけるパーキングロックアクチュエータが配置された自動車の概略図である。 本発明の一実施の形態におけるパーキングロックアクチュエータの概略部分断面図である。 図2のIII−III線に沿った概略断面図である。 本発明の一実施の形態におけるパーキングロックアクチュエータのスライド部材を示す図であって、正面図(A)と、底面図(B)と、背面図(C)と、左側面図(D)と、右側面図(E)と、正面図(A)のF−F線に沿った断面図(F)である。 本発明の一実施の形態におけるパーキングロックのアクチュエータのハウジング部とハウジング部に取り付けられた2つの軸とを示す概略平面図である。 図5のVI−VI線に沿った概略断面図である。 本発明の一実施の形態におけるパーキングロックアクチュエータのスライド部材が位置決めされた状態を示す概略平面図である。 本発明の一実施の形態におけるパーキングロックアクチュエータがパーキングロックされた状態を示す概略部分断面図である。 図8のIX−IX線に沿った概略断面図である。 本発明の一実施の形態におけるパーキングロックアクチュエータが解除手段によりパーキングロック解除された状態を示す概略部分断面図である。 図10のXI−XI線に沿った概略断面図である。
以下、本発明の一実施の形態について図に基づいて説明する。
最初に本発明の一実施の形態のパーキングロックアクチュエータが自動車に配置された様子について図1を用いて説明する。
図1を参照して、自動車100のトランスミッション101にパーキングロックアクチュエータ10が取り付けられている。パーキングロックアクチュエータ10は、トランスミッション101の出力軸に設けたパーキングギアにパーキングポールを係合または離脱させてパーキングロックを実行または解除するように構成されている。なお、図1においては見やすくするために、出力軸、パーキングギア、パーキングポールなどは示されていない。
次に、本発明の一実施の形態のパーキングロックアクチュエータの構成について図2および図3を用いて説明する。
図2および図3を参照して、パーキングロックアクチュエータ10は、ハウジング部11と、モータ(駆動源)12と、ピニオンギア17と、スライド部材21と、プッシュプルケーブル31と、マニュアルケーブル(ケーブル)41と、解除レバー(ロック解除手段)51とを主に有している。
モータ12の駆動力がピニオンギア17に伝達されることにより回転するように、ピニオンギア17は構成されている。ピニオンギア17の回転によりスライドするようにスライド部材21は構成されている。スライド部材21のスライドにより移動するようにプッシュプルケーブル31は構成されている。マニュアルケーブル41を介して解除レバーの操作によってもスライドするようにスライド部材21は構成されている。以下にこれらの構成の一例について説明する。
ハウジング部11にモータ12が取り付けられている。モータ12のモータ軸13にはモータ軸歯車14が回転可能に取り付けられている。モータ軸歯車14は、中間歯車15の外周部に形成された歯と噛み合うように構成されている。中間歯車15は、中間歯車軸16でハウジング部11に支持されている。中間歯車15の内周部に形成された歯は、ピニオンギア17の外周部に形成された歯と噛み合うように構成されている。中間歯車15は、モータ軸歯車14およびピニオンギア17と噛み合って、中間歯車軸16の回りに回転可能に構成されている。
ピニオンギア17の内周部に形成された歯は、スライド部材21のラックギア22と噛み合うように構成されている。ピニオンギア17は、ピニオンギア軸18でハウジング部11に支持されている。ピニオンギア17は、中間歯車15およびラックギア22と噛み合って、ピニオンギア軸18の回りに回転可能に構成されている。
スライド部材21は、ピニオンギア17の回転によりラックギア22が直線移動することによりレール20上をスライドするように構成されている。スライド部材21は、スライド凸部23でハウジング部11の内周部と接触するように構成されている。スライド凸部23は、ハウジング部11に摺動可能に配置されている。また、スライド部材21の外周部は、ハウジング凸部19と接触するように構成されている。ハウジング凸部19は、スライド部材21に接するように構成されている。
プッシュプルケーブル31は、スライド部材21のスライドにあわせてスライドするように構成されている。プッシュプルケーブル31の一方端部リング32は、スライド部材21の摺動溝(スリット)27(図4(B))に挿入されて、スライド部材21の取付孔24に位置合わせされている。その状態で一方端部リング32と取付穴24にピン35が挿入されることで、プッシュプルケーブル31がスライド部材21に固定されている。プッシュプルケーブル31の他方端部リング33は図示しないパーキングポールに接続されている。このパーキングポールは、図示しないパーキングギアに係合または離脱可能に構成されている。
スライド部材21は、モータ12の駆動力によってスライドすることにより、プッシュプルケーブル31をスライドさせてパーキングロックを実行または解除するように構成されている。
スライド部材21の摺動溝27(図4(B))にはマニュアルケーブル41のインナーケーブル42が挿通されている。インナーケーブル42の先端には先端部43が設けられている。先端部43はスライド部材21に遊嵌されるように構成されている。つまり、スライド部材21は、通常のロック解除動作時のスライドでは、先端部43が係合部25(図4(B))と係合しないように構成されている。より具体的には、スライド部材21に対して先端部43が移動可能な長さが、パーキングロックを実行する位置と解除する位置との長さよりも長く形成されている。マニュアルケーブル41の先端部43と反対側には解除レバー51が操作可能に構成されている。
解除レバー51は、スライド部材21に先端部43が遊嵌されたマニュアルケーブル41をスライド部材21から引き出すことで、先端部43をスライド部材21の係合部25に係合させてスライド部材21をスライドさせることにより、パーキングロックを解除可能に構成されている。解除レバー51は、マニュアルケーブル41を介してスライド部材21をスライドさせ、プッシュプルケーブル31をスライドさせることにより、パーキングロックを解除可能に構成されている。
次に、スライド部材21の構成について図4を用いて説明する。
図4(A)〜(F)を参照して、図4(A)を参照して、ラックギア22と、スライド凸部23と、取付孔24と、係合部25と、ケーブル溝26と、摺動溝27とを主に有している。スライド部材21のスライド方向と交差する方向の一方側にラックギア22が設けられている。スライド部材21のスライド方向と交差する方向の他方側の両端部にスライド凸部23が設けられている。スライド部材21のスライド方向の一方側に、スライド部材21を貫通するように取付孔24が設けられている。
図4(B)を参照して、スライド部材21のスライド方向の他方側に係合部25が設けられている。係合部25をスライド部材21のスライド方向に貫通するようにケーブル溝26が設けられている。スライド部材21の内部には摺動溝27が設けられている。摺動溝27においてスライド部材21の一方側と他方側の間に仕切り部材28が設けられている。
図4(C)を参照して、スライド部材21のラックギア22の近傍に複数のスライド部材穴29が設けられている。複数のスライド部材穴29は各々平面視において長円形の形状を有している。図4(D)を参照して、スライド部材21はL字形状を有している。摺動溝27は、ラックギア22の近傍まで形成されている。仕切り部材28はスライド凸部23の近傍まで形成されている。図4(E)を参照して、ケーブル溝26はスライド部材21のスライド方向と交差する方向の中央部まで形成されている。図4(F)を参照して、スライド部材穴29はラックギア22の厚み方向の中央部の近傍まで形成されている。
次に、ハウジング部11の構成について図5および図6を用いて説明する。
図5および図6を参照して、ハウジング部11は、ハウジング凸部19と、レール20とを主に有している。ハウジング部11には、中間歯車軸16が取り付けられている。ハウジング部11には、ピニオンギア軸18が取り付けられている。ピニオンギア軸18の図5中下方側にはハウジング凸部19が設けられている。ハウジング凸部19の図5中左右側には複数のレール20が設けられている。
次に、スライド部材21のハウジング部11に対する位置決めについて図7を用いて説明する。
図7を参照して、スライド部材21のラックギア22がピニオンギア17の内周部に形成された歯と噛み合うように配置されている。スライド凸部23は、ハウジング部11に摺動可能に、ハウジング部11の内周部と接触して配置されている。ハウジング凸部19は、スライド部材21の外周部と接して配置されている。スライド部材21は、ピニオンギア17およびラックギア22の噛み合い部と、ハウジング凸部19およびスライド部材21の接触部と、スライド凸部23およびハウジング部11の接触部とにより位置決めされている。
なお、図7では、見やすくするため、中間歯車15については、中間歯車15の内周部に形成された歯以外は示されていない。同様にピニオンギア17については、ピニオンギア17の内周部に形成された歯以外は示されていない。
なお、スライド部材21がハウジング部11に対して摺動する構成は上記に限定されない。ハウジング部11がスライド部材21を摺動可能に支持するためのレール部を含み、スライド部材21がレール部に係合する爪部を含んでいてもよい。
次に、本発明の一実施の形態のパーキングロックアクチュエータの動作について図を用いて説明する。
まず、図2および図3を参照して、パーキングロックが解除された状態を説明する。この状態では、スライド部材21およびプッシュプルケーブル31がマニュアルケーブル41の方向(図2および図3中右方向)に配置されている。これにより、図示しないパーキングギアから、プッシュプルケーブル31に取り付けられた図示しないパーキングポールが離脱することで、パーキングロックが解除されている。
続いて、図2および図3に示すパーキングロックが解除された状態から、パーキングロックが実行される動作について説明する。
図8および図9を参照して、モータ12の駆動力がモータ軸歯車14および中間歯車15を経由してピニオンギア17に伝達されてピニオンギア17が回転する。ピニオンギア17の回転により、ラックギア22がプッシュプルケーブル31側へ直線移動することによりスライド部材21およびプッシュプルケーブル31がプッシュプルケーブル31の方向(図8中矢印L方向)にスライドする。プッシュプルケーブル31が図中矢印L方向にスライドすることより、図示しないパーキングギアに、プッシュプルケーブル31に取り付けられた図示しないパーキングポールが係合する。これにより、パーキングロックが実行される。
このパーキングロックが実行された状態で、車体搭載のバッテリの電圧低下やモータの電気系統の故障などによってモータが駆動不能になった場合に、手動操作によってパーキングロックを解除することが必要となる。続いて、手動操作によって、パーキングロックを解除する動作を説明する。
図10および図11を参照して、解除レバー51を操作することにより、マニュアルケーブル41のインナーケーブル42がスライド部材21からケーブル溝26を通って、マニュアルケーブル41の方向(図10中矢印U方向)引き出される。そのため、インナーケーブル42の先端部43がスライド部材21の係合部25に係合する。先端部43が係合部25に係合した状態でマニュアルケーブル41のインナーケーブル42を引くことにより、スライド部材21およびプッシュプルケーブル31が図中矢印U方向にスライドする。プッシュプルケーブル31が図中矢印U方向にスライドすることにより、図示しないパーキングギアから、プッシュプルケーブル31に取り付けられた図示しないパーキングポールが離脱することで、パーキングロックが解除される。
次に、本発明の一実施の形態のパーキングロックアクチュエータの作用効果について説明する。
本発明の一実施の形態のパーキングロックアクチュエータ10によれば、マニュアルケーブル41のインナーケーブル42の先端部43がスライド部材21に遊嵌されている。このため、スライド部材21がパーキングロックを実行または解除する際にスライドしてもスライド部材21がマニュアルケーブル41のインナーケーブル42を引っ張ることは抑制される。よってマニュアルケーブル41に接続された解除レバー51がパーキングロックの実行・解除時にスライド部材21に連動して動くことも抑制される。
またモータ12が駆動不能に陥った場合でも、解除レバー51によってマニュアルケーブル41のインナーケーブル42をスライド部材21から引き出すことで、マニュアルケーブル41のインナーケーブル42の先端部43をスライド部材21に係合させてスライド部材21をスライドさせることによってパーキングロックを解除することもできる。したがって、パーキングロックにおける通常のロック動作時および解除動作時における解除レバー51の動きを抑制できる。これにより、解除レバー51の予期せぬ動作により、振動や騒音が生じるとともに、解除レバー51を支持するねじが緩んで解除レバー51にがたつきが生じて正確に操作できなくなることを抑制できる。
また、パーキングロックアクチュエータ10は、スライド部材21に対して先端部43が移動可能な長さが、パーキングロックを実行する位置と解除する位置との長さよりも長く形成されている。そのため、スライド部材21がパーキングロックを実行する位置と解除する位置のいずれの位置にあっても、先端部43はスライドしない。これにより、モータ12の駆動力によって、解除レバー51が動くことを確実に防止することができる。
また、パーキングロックアクチュエータ10は、ハウジング部11をさらに備え、ハウジング部11は、スライド部材21に接するハウジング凸部19を含み、モータ12からの駆動力を伝達するためのピニオンギア17をさらに備え、スライド部材21は、ピニオンギア17に噛み合うラックギア22と、ハウジング部11に摺動可能に配置されたスライド凸部23とを含み、スライド部材21は、ピニオンギア17およびラックギア22の噛み合い部と、ハウジング凸部19およびスライド部材21の接触部と、スライド凸部23およびハウジング部11の接触部とにより位置決めされている、これにより、スライド部材21を正確に位置決めすることができる。
また、パーキングロックアクチュエータ10は、ハウジング部11は、スライド部材21を摺動可能に支持するためのレール部を含み、スライド部材21は、レール部に係合する爪部を含む。これにより、スライド部材21をレール部に沿って正確にスライドさせることができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることを意図される。
本発明は、駆動源が駆動不能の場合でもパーキングロックを解除可能な解除手段を備えたパーキングロックアクチュエータに特に有利に適用され得る。
10 パーキングロックアクチュエータ、11 ハウジング部、12 モータ、13 モータ軸、14 モータ軸歯車、15 中間歯車、16 中間歯車軸、17 ピニオンギア、18 ピニオンギア軸、19 ハウジング凸部、20 レール、21 スライド部材、22 ラックギア、23 スライド凸部、24 取付孔、25 係合部、26 ケーブル溝、27 摺動溝、28 仕切り部材、29 スライド部材穴、31 プッシュプルケーブル、32 一方端部リング、33 他方端部リング、35 ピン、41 マニュアルケーブル、42 インナーケーブル、43 先端部、51 解除レバー、100 自動車、101 トランスミッション。

Claims (4)

  1. 駆動源と、
    前記駆動源の駆動力によってスライドすることによりパーキングロックを実行または解除するスライド部材と、
    前記スライド部材にその先端部が遊嵌されたケーブルと、
    前記ケーブルに接続され、かつ前記ケーブルを前記スライド部材から引き出すことで、前記先端部を前記スライド部材の係合部に係合させて前記スライド部材をスライドさせることにより、パーキングロックを解除可能なロック解除手段とを備えた、パーキングロックアクチュエータ。
  2. 前記スライド部材に対して前記先端部が移動可能な長さが、パーキングロックを実行する位置と解除する位置との長さよりも長く形成されている、請求項1に記載のパーキングロックアクチュエータ。
  3. ハウジング部をさらに備え、
    前記ハウジング部は、前記スライド部材に接するハウジング凸部を含み、
    前記駆動源からの駆動力を伝達するためのピニオンギアをさらに備え、
    前記スライド部材は、前記ピニオンギアに噛み合うラックギアと、前記ハウジング部に摺動可能に配置されたスライド凸部とを含み、
    前記スライド部材は、前記ピニオンギアおよび前記ラックギアの噛み合い部と、前記ハウジング凸部および前記スライド部材の接触部と、前記スライド凸部および前記ハウジング部の接触部とにより位置決めされている、請求項1または2に記載のパーキングロックアクチュエータ。
  4. 前記ハウジング部は、前記スライド部材を摺動可能に支持するためのレール部を含み、
    前記スライド部材は、前記レール部に係合する爪部を含む、請求項3に記載のパーキングロックアクチュエータ。
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