JP2011082065A - 電線カバー離脱防止機能付きレバー嵌合式コネクタ - Google Patents

電線カバー離脱防止機能付きレバー嵌合式コネクタ Download PDF

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Abstract

【課題】雄・雌の両コネクタハウジングが完全嵌合した状態では、電線カバーが不用意にコネクタハウジングから離脱できないレバー嵌合式コネクタを提供する。
【解決手段】雄・雌の両のコネクタハウジング10、20のうちの一方のコネクタハウジング20にレバー25が回動可能に軸支され、このレバーにカム溝が設けられ、他方のコネクタハウジング10にそのカム溝と係合する係止突起が突設され、カム溝に係止突起を係合させた状態で、レバーを回動操作することにより、両コネクタハウジングの嵌合と離脱を助勢するレバー嵌合式コネクタにおいて、一方のコネクタハウジング20には、一方のコネクタハウジング20の係止突起20Kと係合する係合部30Kが設けられた電線カバー30が装着され、レバーには、レバーの回動の所定位置にあるときのみ係止突起20K及び係合突起30Kの係合箇所を露出させる箇所に解除治具挿通孔25Mを形成した。
【選択図】図11

Description

本発明は、レバー嵌合式コネクタのうち電線カバーが設けられたものに関するもので、特にコネクタの完全嵌合時において電線カバーが不用意に離脱することを防止するようにした電線カバー離脱防止機能付きレバー嵌合式コネクタに関する。
〈本発明が対象とするコネクタの構成〉
本発明が対象とするレバー嵌合式コネクタは、雄コネクタと、電線カバーと、レバー付き雌コネクタとから構成される電線カバー付きのコネクタである。レバー嵌合式コネクタは、互いに嵌合される一対のコネクタのうちの一方のコネクタ(例えば、雌コネクタ)にカム溝付きのレバーが回動可能に軸支され、他方のコネクタ(例えば、雄コネクタ)にこのカム溝と係合する係合ピンが突設され、レバーを回動操作すると係合ピンとカム溝の係合により両コネクタの嵌合と離脱が助勢されるようになるものである。レバー嵌合式コネクタ自体は公知である(特許文献1参照)。
特開2003−272768号公報
図15〜図23は電線カバー付きの従来のレバー嵌合式コネクタの一例である。
図15は電線カバー付きの従来のコネクタの分解斜視図で、この電線カバー付きコネクタC100は、雄コネクタ100と、この雄コネクタ100と嵌合する雌コネクタ200と、この雌コネクタ200の反雄コネクタ側から引き出される多数のワイヤーを覆って直角方向にワイヤーの導出方向を変えるための電線カバー300と、雄コネクタ100と雌コネクタ200との嵌合を低摩擦で行いかつ嵌合状態を保持させるためのレバー250とから構成され、このレバー250は雌コネクタ200に旋回可能に取り付けられている。
〈雌コネクタ200と電線カバー300の装着〉
図16は電線カバー300が雌コネクタ200に装着された状態を示す断面平面図、図17は図16の係止部の拡大図である。
図16および図17において、雌コネクタ200に設けられた係止アーム200K(図17)に電線カバー300に設けられた係合突起300K(図17)が係合することで、電線カバー300は雌コネクタ200に装着される。
係止アーム200Kと係合突起300Kの形状と設置箇所には特にこだわらない。
〈レバー250が雌コネクタ200に仮係止〉
図18(a)は電線カバー300が雌コネクタ200に装着した状態の正面図であり、図18(b)は図18(a)のA−A断面矢視図であり、図19は図18(b)におけるレバー250が雌コネクタ200に仮係合する部位の拡大図である。
図18(a)のレバー250は、その回転中心250Cを軸として雌コネクタ200上で回転するようになっている。
レバー250に設けられた係止ロック250R(図19)が、雌コネクタ200に設けられた係止ロック200R(図19)に係合されると、レバー250は図18(b)に示すような仮係止状態を維持する。
〈雄コネクタ100が雌コネクタ200に仮嵌合〉
図20の(a)は、雄コネクタ100が雌コネクタ200へ仮嵌合された状態、(b)は雄コネクタ100の完全嵌合状態を示している。
図20(a)において、雌コネクタ200の下方側に設けられた挿入口に向けて下から雄コネクタ100の挿入部が挿入され、仮嵌合状態に保たれている。雌コネクタ200に回動可能に軸支されているレバー250の取っ手250Gはこのときコネクタの嵌合方向(図で垂直方向)に対して直角方向(図で水平方向)に向いている。
図20(a)のような雄コネクタ100の仮嵌合後、レバー250の回転中心250Cを軸としてレバー250の取っ手250Gを水平状態から図20(b)の矢印P1の示す方向へ回転させて垂直にすると、レバー250の回転中心250Cの取っ手250Gの反対側近傍に開けられたカム開口250Tに、雄コネクタ100の下部中央近傍に形成された係止突起100T(図15)が、レバー250の回転中に嵌まり込み、レバー250の回転と共に係止突起100Tがカム開口250Tの端部にガイドされて雄コネクタ100は上昇する。
〈雄コネクタ100が雌コネクタ200に完全嵌合〉
図21(a)は図20(b)のコネクタ嵌合状態を上から見た平面図であり、図21(b)は図21(a)のB−B断面矢視拡大図である。
さらに、レバー250の回転を続けると、レバー250に設けられた係止ロック250L(図21(b))が電線カバー300に設けられた係止ロック300L(図21(b))を乗り越えて係止ロック300Lと係合する。このとき雄コネクタ100の上昇移動は終了し、雄コネクタ100と雌コネクタ200は完全嵌合状態となる。
図21(b)において、レバー係止ロック250L(図21(b))はその回転方向の表(おもて)側がスロープ250Sに形成されており、一方、電線カバー300の係止ロック300Lの係止ロック側にもスロープ300Sが形成されているので、回転時に両スロープ250Sと300Sが低接触抵抗で接触しながら相対移動し、レバー係止ロック250Lは最終的に係止ロック300Lを乗り越えて係止ロック300Lと係合する。
〈完全嵌合したコネクタはレバーの逆回動で仮嵌合状態に戻る〉
図22は雄コネクタ100と雌コネクタ200が完全嵌合している状態を示し、図23(a)は図22のコネクタの断面平面図、図23(b)は図23(a)の挿入部の拡大図である。
完全嵌合したコネクタを解除するには、回動完了位置(図22の状態、図20(b))まで回動させたレバー250を回動初期位置(図20(a))にまで逆方向へ回動させることで両コネクタ100、200の完全嵌合が解除され、両コネクタ100、200は仮嵌合状態に至る。
〈従来のコネクタの問題点は電線カバーの不用意な離脱〉
従来のコネクタの電線カバー300はこのようにコネクタが完全嵌合状態においても、図22のように、雌コネクタ200と電線カバー300の係合部Rが露出しているので、係合部Rへ解除治具Gが簡単に挿入可能である。そこで解除治具Gが雌コネクタ200と電線カバー300の係合部Rへ挿入されると、図23のように、電線カバー300の係合突起300Kが雌コネクタの係止突起200Kの上を乗り越え、係合が解除され、電線カバー300は雌コネクタ200から離脱する。係合部Rがこのように露出していると、異物等も挿入する虞があった。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたもので、電線カバーが不用意にコネクタハウジングより離脱されないコネクタを提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、第1発明はレバー嵌合式コネクタに係り、互いに嵌合される一対のコネクタハウジングのうちの一方のコネクタハウジングにレバーが回動可能に軸支され、このレバーにカム溝が設けられ、他方のコネクタハウジングに前記カム溝と係合する係合ピンが突設され、前記カム溝に前記係合ピンを係合させた状態で、前記レバーを回動操作することにより、前記両コネクタハウジングの嵌合と離脱を助勢するレバー嵌合式コネクタにおいて、前記一方のコネクタハウジングには、前記一方のコネクタハウジングの係止部と係合する係合部が設けられた電線カバーが装着され、前記レバーには、前記レバーの回動の所定位置にあるときのみ前記係止部及び前記係合部の係合箇所を露出させる箇所に解除治具挿通孔が形成されたことを特徴としている。
第2発明は、第1発明において、レバーが回動初期位置にあるときのみ前記係止部及び前記係合部の係合箇所を露出させる箇所に前記解除治具挿通孔が形成されたことを特徴としている。
第3発明は、第1又は第2発明において、前記係止部が、前記一方のコネクタハウジングに形成される係止突起であり、前記電線カバーに形成される前記係合部は、先端に係合突起が設けられて可撓変形可能な係合アームであることを特徴としている。
第4発明は、第1〜第3発明のいずれかにおいて、前記解除治具挿通孔より挿入された解除治具先端が入り込むキー溝が前記係合突起に形成されたことを特徴としている。
第1発明によれば、電線カバーを外すためには完全嵌合したコネクタを解除するレバーを所定位置まで回動させることが必要なので、不用意な電線カバーの離脱が防止できる。
第2発明によれば、電線カバーを外すためにはレバーを回動初期位置まで回動させることが必要なので、不用意な電線カバーの離脱が最も確実に防止できる。
第3発明によれば、前記係止部が前記一方のコネクタハウジングに形成される係止突起であり、前記電線カバーに形成される前記係合部は、先端に係合突起が設けられて可撓変形可能な係合アームであるので、簡単な構成で確実な係合ができるようになる。
第4発明によれば、前記解除治具挿通孔より挿入された解除治具先端が入り込むキー溝が前記係合突起に形成されているので、キー溝に解除治具を入れることでテコの原理によってわずかな力で簡単に解除ができるようになる。
図1は本発明に係るコネクタの分解斜視図である。 図2は電線カバーが雌コネクタに装着するため接近している状態を示す断面平面図である。 図3は雌コネクタ20の係止突起20Kの斜面と電線カバー30の可撓変形可能な係合アームの斜面が接触した状態を示す断面平面図である。 図4は電線カバー30が雌コネクタ20に装着した状態を示す断面平面図である。 図5はこの場合の係止突起20Kと係合アームの先端部との係合部の拡大図で、係合状態時の説明図ある。 図6(a)は電線カバー30が雌コネクタ20に装着した状態の正面図であり、(b)は(a)のA−A断面矢視図である。 図7は図6(b)におけるレバー25が雌コネクタ20に仮係合する部位の拡大図である。 図8(a)は雄コネクタが雌コネクタへ仮嵌合された状態、(b)は完全嵌合状態を示している。 図9(a)は図8(b)のコネクタの完全嵌合状態を上から見た平面図であり、(b)は図9(a)のB−B断面矢視拡大図である。 図10(a)は、仮嵌合状態のコネクタの正面図、(b)は(a)のC−C断面矢視図である。 図11(a)は完全嵌合状態のコネクタの正面図で、丸印の部位の裏側に(b)に示すキー溝があることを示している。(b)はそのキー溝部分の拡大図である。 図12(a)はレバー25の正面図、(b)は(a)のA−A矢視図(内側から見た図)である。 図13(a)は電線カバー30の正面図、(b)は(a)のB−B矢視図(内側から見た図)である。 図14は電線カバーと雌コネクタが装着した状態をレバーを外して示す斜視図である。 図15は従来のコネクタの分解斜視図である。 図16は電線カバーが雌コネクタに装着された状態を示す断面平面図である。 図17は図16の係止部の拡大図である。 図18(a)は電線カバーが雌コネクタに装着した状態の正面図であり、(b)は(a)のA−A断面矢視図である。 図19は図18(b)におけるレバーが雌コネクタに仮係合する部位の拡大図である。 図20は雄コネクタが雌コネクタへ嵌合される2状態を示す正面図で、(a)は仮嵌合状態、(b)は完全嵌合状態を示している。 図21(a)は図20(b)のコネクタ完全嵌合状態を上から見た平面図であり、(b)は図21(a)のB−B断面矢視拡大図である。 図22は雄コネクタと雌コネクタが完全嵌合している状態でも雌コネクタと電線カバーの係合部の隙間に解除治具Gを入れることができてしまう状態を示す斜視図である。 図23(a)は図22のコネクタの断面平面図、(b)は図23(a)の挿入部(b)の拡大図である。
レバーの回動初期位置にある時にしか解除治具を雌コネクタと電線カバーの係合部の隙間に挿入できないようにして電線カバーが不用意にコネクタハウジングより離脱されないようにしたこの発明の実施形態について、図1〜図14を用いて説明する。
〈本発明のコネクタの構成〉
図1は本発明に係るコネクタの分解斜視図である。
図1において、本発明に係るコネクタC10は、雄コネクタ10と、この雄コネクタ10と嵌合する雌コネクタ20と、この雌コネクタ20の反雄コネクタ側から引き出される多数のワイヤーを覆って直角方向にワイヤーの導出方向を変えるための電線カバー30と、雄コネクタ10と雌コネクタ20との完全嵌合状態を保持させるため雌コネクタ20に旋回可能に軸支されたレバー25とから構成される。
〈雌コネクタ20に電線カバー30が装着するまで〉
雌コネクタ20に電線カバー30が装着して、互いの係止部が係止するまでの過程を図2〜図5を用いて説明する。
《1:接近時》
図2は雌コネクタ20に係止するために電線カバー30を矢印方向PL1に接近させている途中の状態を示す断面平面図である。電線カバー30と雌コネクタ20がそれぞれ離れている装着前の状態であるので、雌コネクタ20と電線カバー30のそれぞれの輪郭形状を分かり易くするため、雌コネクタ20に取り付けられているレバー25は図2および図3では描いてない。
図2において、雌コネクタ20には係止突起20Kがあり、電線カバー30にはこの係止突起20Kと係合する可撓変形可能な係合アームが設けられおり、その先端に係合突起30Kが設けられている。係止突起20Kも係合突起30Kも互いに最初接触する部位にはそれぞれ斜面が形成されており、斜面を互いに乗り越えた後は直角な絶壁面となる、全体で略直角三角形状をしている。
《2:接触時》
図3は雌コネクタ20の係止突起20Kの斜面と電線カバー30の係合突起30Kの斜面が接触した状態を示す断面平面図である。これ以後、係止突起20Kの斜面と係合突起30Kの斜面が自身の材質の持つ弾性によって互いに内側と外側に撓みながら斜面を登っていき、斜面を互いに乗り越えると係合する。
《3:装着》
図4は電線カバー30が雌コネクタ20に装着した状態を示す断面平面図である。この状態でレバー25は電線カバー30の外周に位置している。図5は、図4に四角で囲って「図5」と記した部位、すなわち係止突起20Kと係合突起30Kとの係合部が係合した部位の拡大図である。
図4において、電線カバー30は雌コネクタ20に装着している。この状態を維持するために、図5のように、雌コネクタ20の係止突起20Kと電線カバー30の係合突起30Kとが互いの絶壁面で対向して、逆方向に抜けないようにしている。
《4:装着解除》
なお、このように雌コネクタ20の係止突起20Kの絶壁面と電線カバー30の係合突起30Kの絶壁面とが対向して逆方向に抜けないようにしている状態から、電線カバー30を雌コネクタ20から装着解除するには、解除治具G(図11(b)参照)を用いて、図11(b)のように、雌コネクタ20と電線カバー30との隙間に解除治具Gを入れて電線カバー30の係合突起30K近傍に形成されているキー溝30Mに差し込みを持ち上げればよい。そうすれば、電線カバー30の係合突起30Kが雌コネクタ20の係止突起20Kの上を乗り越えるため係合が解除され、電線カバー30は雌コネクタ20から装着解除され、離脱できる。
〈電線カバーが雌コネクタに装着した状態でレバーが雌コネクタに仮係合〉
図6(a)は電線カバー30が雌コネクタ20に装着した状態の正面図であり、図6(b)は図6(a)のA−A断面矢視図である。図7は図6(b)におけるレバー25が雌コネクタ20に仮係合する部位の拡大図である。
図6(a)において、電線カバー30が雌コネクタ20に装着した状態で、レバー25の取っ手25Gは回転中心25Cから見て時計で10時方向に向いており、この状態でレバー25は雌コネクタ20に仮係止状態となっている。すなわち、図6(b)において、雌コネクタ20に係合されたレバー25は、図7に示すように、雌コネクタ20に設けられた係止ロック20Rにレバー25の係止ロック25Rが係合され、仮係止状態を維持している。
〈雄コネクタ10が雌コネクタ20に仮嵌合〉
このようなレバー仮係止状態を待ち受け状態とし、雄コネクタ10は雌コネクタ20へ仮嵌合される。図8(a)は雄コネクタ10が雌コネクタ20へ仮嵌合された状態を示している。図8(a)において、雌コネクタ20の下方側に設けられた挿入口に向けて下から雄コネクタ10の挿入部が挿入され、仮嵌合状態に保たれている。このときレバー25のレバー取っ手25Gは依然として図で時計の10時方向に向いている。
〈レバー25の回動で雄コネクタ10が雌コネクタ20に完全嵌合〉
図8(a)が示す雄コネクタ10の仮嵌合後、レバー25の回転中心25Cを軸としてレバー25の取っ手25Gを図で時計の10時方向から図8(b)の矢印P1の示す方向へ回転させて12時の向きにすると、レバー25の回転中心25Cの取っ手25Gの反対側近傍に開けられたカム開口曲線25Tに、雄コネクタ10の下部中央近傍に形成された係止突起10T(図1)がレバー25の回転中に嵌まり込み、レバー25の回転と共に係止突起10Tがカム開口曲線25Tの端部にガイドされて雄コネクタ10は上昇していき、レバー25に設けられた係止ロック25L(図9(b))が電線カバー30に設けられた係合突起30L(図9(b))を乗り越えて係合突起30L係合するとき、雄コネクタ10の上昇もストップし、このとき雄コネクタ10と雌コネクタ20は完全嵌合状態となる。
図9(a)は図8(b)のコネクタ完全嵌合状態を上から見た平面図であり、図9(b)は(a)のB−B断面矢視拡大図である。拡大図において、図の左下方向から図の中央(図8(b)の矢印P1の示す方向)へ回転してきたレバー係止ロック25Lはその回転方向表側がスロープ25Sに形成されており、一方、電線カバー30の係合突起30Lの係止ロック側にもスロープ30Sが形成されているので、回転時に両スロープ25Sと30Sが低接触抵抗で接触して相対移動し、レバー係止ロック25Lは最終的に係合突起30Lを乗り越えて係止ロック30Lと係合する。図8(b)と図9および図10は雄コネクタ10と雌コネクタ20が完全嵌合している状態を示している。
〈装着した電線カバーの装着解除は解除治具Gで行う〉
図10(a)は図8(a)と同じコネクタの正面図、図10(b)は図10(a)のC−C断面矢視図である。図11(a)は完全嵌合状態のコネクタの正面図で、丸印のA部位の裏側に(b)に示すキー溝があることを示し、(b)はそのキー溝部分の拡大図である。装着した電線カバーを雌コネクタから装着解除するには、図10のように、解除治具Gの先端を雌コネクタ20と電線カバー30とが装着している係合部(図11(a)の(A)で示す電線カバー30の部位)へ挿入して、電線カバー30の部位にある雌コネクタ20と電線カバー30との係合部の係合突起30Kを図11(b)のように持ち上げて、雌コネクタ20の係止突起20Kを乗り越えさせれば装着解除可能となる。
そこで、本発明ではレバー25に解除治具Gを挿入する解除治具挿入孔25M(図10(a))を設け、かつレバー25が図8(a)の状態(コネクタの仮係止状態)にあるとき、その解除治具挿入孔25Mが雌コネクタ20と電線カバー30との係合部(図11(a)の(A)で示す電線カバー30の部位)に位置するように構成している。逆に、レバー25が図8(b)の状態(コネクタの完全嵌合状態)にあると、その解除治具挿入孔25Mは図で下方に下降し、雌コネクタ20と電線カバー30との係合部から離れてしまうようにしている。
そこで、電線カバー30を解除する際は、レバー25を図8(a)の状態(コネクタの仮嵌合状態)に戻して、その状態で解除治具挿入孔25Mから治具Gを挿入すれば、電線カバー30に設けられたキー溝30Mを持ち上げることができて、装着解除することができる。
一方、レバー25が図8(b)の位置(コネクタ完全嵌合状態)にある場合には、キー溝30Mはレバー25により完全に覆われており、解除治具挿入孔25Mは別の位置に移動しているので、治具Gをキー溝30Mに挿入することができない。したがってカバー30が解除されことはない。
〈レバー25とカバー30についての補強説明〉
以上説明したレバー25とカバー30との関係について、さらにこれらを内側から見た図を用いて補強説明する。図12(a)はレバーがコネクタの仮嵌合位置にあるときの内側から見た図、(b)はレバーがコネクタの完全嵌合位置にあるときの内側から見た図(すなわち、図(c)のA−A矢視図)、(c)はコネクタの完全嵌合位置にあるレバー25の正面図である。
図12(a)のコネクタの仮嵌合状態において、レバー25は回転中心25Cに略円形をしており、図で見て時計で10時方向にレバー取っ手25Gが延びている。カム開口曲線25Tの端は真下にあり、相手コネクタはまだレバー25で引き上げられていない。
解除治具挿入孔25Mは図の高い位置にあり、この位置には電線カバー30のキー溝30M(図11(a))があるので、解除治具挿入孔25Mから解除治具Gを図11(b)のように挿入することができる。
一方、図12(b)のコネクタの完全嵌合状態になると、レバー取っ手25Gは時計で1時方向にあるので、カム開口曲線25Tの位置は(a)のコネクタの仮嵌合状態の位置と比べて高くなっている(この高低差で相手コネクタがレバー25で引き上げられ、コネクタは完全嵌合されている)。そして、解除治具挿入孔25Mは下方に下がり、ここからは電線カバー30のキー溝30M(図11(a))に達することはできない。
図13(a)はカバー30の正面図、(b)は(a)のB−B矢視図(内側から見た図)である。図13(b)において、電線カバー30の下部に係止突起20Kと係合する係合突起30Kが設けられており、図12(a)のコネクタの仮嵌合のとき解除治具挿入孔25Mがこの位置にくることで、この解除治具挿入孔25Mから係合突起30Kを臨むことができる。しかしながら、図12(b)のコネクタの完全嵌合時には、解除治具挿入孔25Mがこの位置からずれて下方に移動するので、この解除治具挿入孔25Mから係合突起30Kを臨むことができなくなる。
図14において、電線カバー30と雌コネクタ20が装着した状態にあり、その完全嵌合した境界に係合突起30Kが形成されている。治具Gでこの部分を持ち上げることで係合突起30Kの係合が解除できる。解除治具挿入孔25Mを備えたレバー25をここでは描いていないが、レバー25がコネクタの仮嵌合位置にあるとその解除治具挿入孔25Mはこの真上にくることとなり、解除治具Gでこの部分を持ち上げることで係合突起30Kの係合が解除できる。一方、レバー25がコネクタの完全嵌合位置にあるときは、解除治具挿入孔25Mはここから移動しているので解除治具Gが係合突起30Kにアクセスできない。したがって、レバー25がコネクタの完全嵌合状態の位置にある場合には、キー溝30Mはレバー25により完全に覆われているため、治具Gがキー溝30Mに挿入されて電線カバー30が誤って解除される、といったことはなくなる。
C10 本発明に係るコネクタ
10 雄コネクタ
10T 係止突起
20 雌コネクタ
25C 回転中心
25G レバー取っ手
25T カム開口曲線
20K 係止突起(係止アームの先端の係止突起)
25 レバー
25L 係止ロック
25M 解除治具挿入孔
25S スロープ
30 電線カバー
30K 係合突起
30L 係止ロック
30M キー溝
30S スロープ
G 解除治具
T0 カム開口曲線の端
T1 カム開口曲線の他端

Claims (4)

  1. 互いに嵌合される一対のコネクタハウジングのうちの一方のコネクタハウジングにレバーが回動可能に軸支され、このレバーにカム溝が設けられ、他方のコネクタハウジングに前記カム溝と係合する係合ピンが突設され、前記カム溝に前記係合ピンを係合させた状態で、前記レバーを回動操作することにより、前記両コネクタハウジングの嵌合と離脱を助勢するレバー嵌合式コネクタにおいて、
    前記一方のコネクタハウジングには、前記一方のコネクタハウジングの係止部と係合する係合部が設けられた電線カバーが装着され、
    前記レバーには、前記レバーの回動の所定位置にあるときのみ前記係止部及び前記係合部の係合箇所を露出させる箇所に解除治具挿通孔が形成されたことを特徴とするレバー嵌合式コネクタ。
  2. 前記解除治具挿通孔は、レバーの回動初期位置にあるときのみ前記係止部及び前記係合部の係合箇所を露出させる箇所に形成されたことを特徴とする請求項1に記載のレバー嵌合式コネクタ。
  3. 前記係止部は、前記一方のコネクタハウジングに形成される係止突起であり、前記電線カバーに形成される前記係合部は、先端に係合突起が設けられて可撓変形可能な係合アームであることを特徴とする請求項1または2に記載のレバー嵌合式コネクタ。
  4. 前記解除治具挿通孔より挿入された解除治具先端が入り込むキー溝が、前記係合突起に形成されたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のレバー嵌合式コネクタ。
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