JP2011081885A - 半導体装置及びその制御方法並びにデータ処理システム - Google Patents

半導体装置及びその制御方法並びにデータ処理システム Download PDF

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Abstract

【課題】複数のコアチップから出力されるリードデータをインターフェースチップにおいて正しく取り込む。
【解決手段】コアチップCC0〜CC7は、パラレルデータの出力に同期したタイミング信号DRAOIFをインターフェースチップIFに出力するタイミング制御回路100を含み、インターフェースチップIFは、タイミング信号DRAOIFに同期してパラレルデータを取り込むデータ入力回路25iを含む。これにより、パラレルデータの出力タイミングと、パラレルデータの取り込みタイミングがいずれもコアチップによって生成されるタイミング信号に同期することから、各コアチップとインターフェースチップとの間に動作速度差がある場合であっても、インターフェースチップ側においてパラレルデータを正しく取り込むことが可能となる。
【選択図】図5

Description

本発明は半導体装置及びその制御方法並びにデータ処理システムに関し、特に、複数のコアチップとこれを制御するインターフェースチップからなる半導体装置及びその制御方法並びにデータ処理システムに関する。
DRAM(Dynamic Random Access Memory)などの半導体装置に要求される記憶容量は年々増大している。この要求を満たすため、近年、複数のメモリチップを積層したマルチチップパッケージと呼ばれるメモリデバイスが提案されている。しかしながら、マルチチップパッケージにて用いられるメモリチップは、それ自身が単体でも動作する通常のメモリチップであることから、各メモリチップには外部(例えば、メモリコントローラ)とのインターフェースを行ういわゆるフロントエンド部が含まれている。このため、夫々のメモリチップ内のメモリコアに割り当て可能な占有面積は、全チップ面積からフロントエンド部の占有面積を減じた面積に制限され、1チップ当たり(一つのメモリチップ当たり)の記憶容量を大幅に増大させることは困難である。
しかも、フロントエンド部を構成する回路はロジック系の回路であるにもかかわらず、メモリコアを含むバックエンド部と同時に作製されるために、フロントエンド部のトランジスタを高速化することが困難であるという問題もあった。
このような問題を解決する方法として、フロントエンド部とバックエンド部をそれぞれ別個のチップに集積し、これらを積層することによって一つの半導体装置を構成する方法が提案されている(特許文献1参照)。この方法によれば、それぞれバックエンド部が集積された複数のコアチップについては、メモリコアに割り当て可能な占有面積が増大することから、1チップ当たり(一つのコアチップ当たり)の記憶容量を増大させることが可能となる。一方、フロントエンド部が集積され、複数のコアチップに共通なインターフェースチップについては、メモリコアとは異なるプロセスで作製できるため、高速なトランジスタによって回路を形成することが可能となる。しかも、1つのインターフェースチップに対して複数のコアチップを割り当てることができるため、全体として非常に大容量且つ高速な半導体装置を提供することが可能となる。
しかしながら、各コアチップの動作速度には製造プロセス条件に起因するばらつきが存在することから、例えばリードコマンドを受けてからリードデータを出力するまでの時間がコアチップごとにばらついてしまう。このため、インターフェースチップ側におけるリードデータのラッチマージンが減少し、場合によってはリードデータを正しくラッチできないという問題が生じてしまう。
この問題を解決する方法として、フロントエンド部とバックエンド部が分離されたタイプの半導体装置ではないが、特許文献2の図11と図13には、複数のメモリチップとインターフェースチップが積層された半導体装置において、メモリチップから出力されるデータストローブ信号(DQS)をインターフェースチップにて位相を遅らせて再生し、再生されたデータストローブ信号を用いてインターフェースチップ側におけるリードデータのラッチタイミングを制御する方法が開示されている。詳細には、特許文献2の段落[0071]から[0073]に開示されるように、リード時にメモリチップより供給されるデータストローブ信号DQSと/DQSは、インターフェースチップの夫々の差動アンプ型の入力バッファINBとストローブ信号発生回路DSGを介して、データストローブ信号DQSと/DQSの位相を90度ずらした内部ストローブ信号DQSIを生成している。そして、インターフェースチップのラッチ回路Lが、内部ストローブ信号DQSIに同期して、メモリチップより供給されるデータDQの取り込みを行う。これらインターフェースチップ内に取り込まれたデータDQとストローブ信号DQSと/DQSは、外部に送出される。よって、半導体記憶装置の外部からみると、全体的なリードレイテンシは、メモリチップのリードレイテンシRLにインターフェースチップ自身のレイテンシである1クロックを加えた値、すなわちRL+1となる。これは、周知の単体で動作する通常のメモリチップにインターフェースチップを加えた半導体装置におけるデータラッチタイミングの思想であり、前述の様に通常のメモリチップのリードレイテンシから遅らせることを前提にカバーされた解決方法である。
特開2004−327474号公報 特開2006−277870号公報
しかしながら、特許文献2に記載された半導体装置は、フロントエンド部とバックエンド部が分離されたタイプの半導体装置ではなく、あくまで単体で動作する通常のメモリチップと、それら通常のメモリチップと外部とを中継するインターフェースチップとを積層したタイプであることから、メモリチップから出力されるリードデータはシリアル変換後のデータである。したがって、メモリチップから出力されるリードデータやデータストローブ信号は、通常の半導体装置においてはコントローラチップ(外部)に直接供給されるべき信号であり、これをインターフェースチップにてバッファリングしているに過ぎない。かかるバッファリングにより、実際にコントローラチップにリードデータが供給されるまでの時間が余分に必要となることから、コントローラチップから見たアクセス速度が低下してしまう。このように、特許文献2に記載された発明は、フロントエンド部とバックエンド部が分離されたタイプの半導体装置とは根本的に異なることから、そのままでは上述した問題を解決することは困難である。
本発明による半導体装置は、並列な複数ビットであるパラレルデータを出力する少なくとも一つのコアチップと、前記コアチップより供給される前記パラレルデータを直列な複数ビットであるシリアルデータに変換して外部に出力するインターフェースチップと、を備え、前記コアチップは、前記パラレルデータの出力に同期したタイミング信号を前記インターフェースチップに出力するタイミング制御回路を含み、前記インターフェースチップは、前記コアチップ内で生成された前記タイミング信号に同期して前記パラレルデータを取り込むデータ入力回路を含む、ことを特徴とする。
また、本発明による半導体装置の制御方法は、並列な複数ビットであるパラレルデータを出力する少なくとも一つのコアチップと、前記コアチップより供給される前記パラレルデータを直列な複数ビットであるシリアルデータに変換して外部に出力するインターフェースチップとを備える半導体装置に制御方法であって、タイミング信号に同期して、前記コアチップから前記インターフェースチップに前記パラレルデータを出力し、前記コアチップ内で生成された前記タイミング信号に同期して、前記パラレルデータを前記インターフェースチップ内で取り込む、ことを特徴とする。
また、本発明によるデータ処理システムは、上記の半導体装置とこれに接続されたコントローラとを備え、前記コントローラは、前記インターフェースチップに前記リードコマンドに関連するコマンドを発行し、前記コントローラから前記コマンドを受けた前記インターフェースチップは、前記複数のコアチップに前記リードコマンドを発行し、前記複数のコアチップのいずれかは、前記リードコマンドを受けて前記インターフェースチップに前記リードコマンドに対応する前記パラレルデータを出力し、前記複数のコアチップのいずれかから前記パラレルデータを受けた前記インターフェースチップは、前記パラレルデータを前記シリアルデータに変換して前記コントローラに出力する、ことを特徴とする。
本発明によれば、各コアチップからそれぞれ出力されるパラレルデータの出力タイミングと、インターフェースチップにそれぞれ入力されるパラレルデータの取り込みタイミングとが、いずれも各コアチップによってそれぞれ生成されるタイミング信号にそれぞれ同期することから、各コアチップとインターフェースチップとの間にそれぞれの製造条件等による各コアチップ間の動作速度差または/且つコアチップとインターフェースチップとの動作速度差がある場合であっても、インターフェースチップ側において各コアチップがそれぞれ出力するパラレルデータを正しく取り込むことが可能となる。しかも、それら動作速度差に基づいて、各コアチップ側でそれぞれのパラレルデータの出力タイミングを一致させるように微調整したり、インターフェースチップ側で各コアチップがそれぞれ出力するパラレルデータのそれぞれの入力タイミングを一致させるように微調整したりする必要がないことから、比較的簡単な回路構成で上記の効果を達成することが可能となる。且つ、特許文献2の様にインターフェースチップ内でコアチップの信号情報の位相を更に遅らせることによる半導体装置全体の遅れも生じない。
本発明の好ましい実施形態による半導体装置10の構造を説明するための模式的な断面図である。 コアチップに設けられたTSVの種類を説明するための図である。 図2(a)に示すタイプのTSV1の構造を示す断面図である。 半導体装置10の回路構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態を示すブロック図である。 第1の実施形態による効果を説明するためのタイミング図である。 本発明の第2の実施形態を示すブロック図である。 第2の実施形態の動作を説明するためのタイミング図である。 本発明の第3の実施形態を示すブロック図である。 本発明の第4の実施形態を示すブロック図である。 本発明の第5の実施形態を示すブロック図である。 半導体装置10を用いたデータ処理システム500の構成を示すブロック図である。
本発明の課題を解決する技術思想(コンセプト)の代表的な一例は、以下に示される。但し、本願の請求内容はこの技術思想に限られず、本願の請求項に記載の内容であることは言うまでもない。すなわち、本発明は、コアチップ側が出力するパラレルデータの出力タイミングを規定するタイミング信号を前記パラレルデータと共にインターフェースチップに出力し、前記タイミング信号に同期してインターフェースチップ側における前記パラレルデータの入力許可タイミング(ラッチタイミング)を規定することを技術思想とするものである。これにより、各コアチップとインターフェースチップとの間にそれぞれの製造条件等による各コアチップ間の動作速度差または/且つコアチップとインターフェースチップとの動作速度差がある場合であっても、インターフェースチップ側において各コアチップがそれぞれ出力するパラレルデータを正しく取り込むことが可能となる。しかも、それら動作速度差に基づいて、各コアチップ側でそれぞれのパラレルデータの出力タイミングを一致させるように調整したり、インターフェースチップ側で各コアチップがそれぞれ出力するパラレルデータのそれぞれの入力タイミングを一致させるように調整したりする必要がないことから、比較的簡単な回路構成で上記の効果を達成することが可能となる。且つ、特許文献2の様にインターフェースチップ内でコアチップの信号情報の位相を更に遅らせることによる半導体装置全体の遅れも生じない。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好ましい実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の好ましい実施形態による半導体装置10の構造を説明するための模式的な断面図である。
図1に示すように、本実施形態による半導体装置10は、互いに同一の機能、構造を持ち、夫々同一の製造マスクで製作された8枚のコアチップCC0〜CC7、コアチップとは異なる製造マスクで製作された1枚のインターフェースチップIF及び1枚のインターポーザIPが積層された構造を有している。コアチップCC0〜CC7及びインターフェースチップIFはシリコン基板を用いた半導体チップであり、いずれもシリコン基板を貫通する多数の貫通電極TSV(Through Silicon Via)によって上下に隣接するチップと電気的に接続されている。一方、インターポーザIPは樹脂からなる回路基板であり、その裏面IPbには複数の外部端子(半田ボール)SBが形成されている。
コアチップCC0〜CC7は、「外部端子を介して外部とのインターフェースを行ういわゆるフロントエンド部と複数の記憶セルとそれら記憶セルへアクセスするいわゆるバックエンド部の両者を含む周知で一般的なそれ自身が単体チップでも動作し、メモリコントローラと直接通信できる通常のメモリチップである1GbのDDR3(Double Data Rate 3)型SDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)」に含まれる回路ブロックのうち、外部とのインターフェースを行ういわゆるフロントエンド部(フロントエンド機能)が削除された半導体チップである。言い換えれば、原則として、バックエンド部に属する回路ブロックのみが集積された半導体チップである。フロントエンド部に含まれる回路ブロックとしては、メモリセルアレイとデータ入出力端子との間で入出力データのパラレル/シリアル変換を行うパラレルシリアル変換回路(データラッチ回路)や、データの入出力タイミングを制御するDLL(Delay Locked Loop)回路などが挙げられる。詳細は後述する。インターフェースチップIFは、フロントエンド部のみが集積された半導体チップである。よって、インターフェースチップの動作周波数は、コアチップの動作周波数よりも高い。コアチップCC0〜CC7にはフロントエンド部に属するこれらの回路は含まれていないため、コアチップの製造過程において、そのコアチップがウェハ状態で実施されるテスト動作時を除きコアチップCC0〜CC7を単体で動作させることはできない。コアチップCC0〜CC7を動作させるためには、インターフェースチップIFが必要である。よって、コアチップは、一般的な単体チップの記憶集積度よりも集積度が高い。本実施形態による半導体装置10は、インターフェースチップは、外部と第1の動作周波数で通信するフロントエンド機能を有し、複数のコアチップは、インターフェースチップとのみ通信し、且つ第1の動作周波数よりも低い第2の動作周波数で通信するバックエンド機能を有する。よって、複数のコアチップのそれぞれは、複数の情報を記憶するメモリセルアレイを備え、複数のコアチップからインターフェースチップへパラレルに供給される一つのI/O(DQ)当たりの複数のリードデータは、インターフェースチップからコアチップへ与える一回のリードコマンドに関連する複数のビット数である。所謂、複数のビット数は、周知のプリフェッチデータ数に対応する。
インターフェースチップIFは、8枚のコアチップCC0〜CC7に対する共通のフロントエンド部として機能する。したがって、外部からのアクセスは全てインターフェースチップIFを介して行われ、データの入出力もインターフェースチップIFを介して行われる。本実施形態では、インターポーザIPとコアチップCC0〜CC7との間にインターフェースチップIFが配置されているが、インターフェースチップIFの位置については特に限定されず、コアチップCC0〜CC7よりも上部に配置しても構わないし、インターポーザIPの裏面IPbに配置しても構わない。インターフェースチップIFをコアチップCC0〜CC7の上部にフェースダウンで又はインターポーザIPの裏面IPbにフェースアップで配置する場合には、インターフェースチップIFにTSVを設ける必要はない。また、インターフェースチップIFは、2つのインターポーザIPに挟まれるように配置しても良い。
インターポーザIPは、半導体装置10の機械的強度を確保するとともに、電極ピッチを拡大するための再配線基板として機能する。つまり、インターポーザIPの上面IPaに形成された電極91をスルーホール電極92によって裏面IPbに引き出し、裏面IPbに設けられた再配線層93によって、外部端子SBのピッチを拡大している。図1には、2個の外部端子SBのみを図示しているが、実際には多数の外部端子が設けられている。外部端子SBのレイアウトは、規格により定められたDDR3型のSDRAMにおけるそれと同じである。したがって、外部のコントローラからは1個のDDR3型のSDRAMとして取り扱うことができる。
図1に示すように、最上部のコアチップCC0の上面はNCF(Non-Conductive Film)94及びリードフレーム95によって覆われており、コアチップCC0〜CC7及びインターフェースチップIFの各チップ間のギャップはアンダーフィル96で充填され、またその周囲は封止樹脂97によって覆われている。これにより、各チップが物理的に保護される。
コアチップCC0〜CC7に設けられたTSVの大部分は、積層方向から見た平面視で、すなわち図1に示す矢印Aから見た場合に、同じ位置に設けられた他層のTSVと短絡されている。つまり、図2(a)に示すように、平面視で同じ位置に設けられた上下のTSV1が短絡され、これらTSV1によって1本の配線が構成されている。各コアチップCC0〜CC7に設けられたこれらのTSV1は、当該コアチップ内の内部回路4にそれぞれ接続されている。したがって、インターフェースチップIFから図2(a)に示すTSV1に供給される入力信号(コマンド信号、アドレス信号など)は、コアチップCC0〜CC7の内部回路4に共通に入力される。また、コアチップCC0〜CC7からTSV1に供給される出力信号(データなど)は、ワイヤードオアされてインターフェースチップIFに入力される。
これに対し、一部のTSVについては、図2(b)に示すように、平面視で同じ位置に設けられた他層のTSV2と直接接続されるのではなく、当該コアチップCC0〜CC7に設けられた内部回路5を介して接続されている。つまり、各コアチップCC0〜CC7に設けられたこれら内部回路5がTSV2を介してカスケード接続されている。この種のTSV2は、各コアチップCC0〜CC7に設けられた内部回路4に所定の情報を順次転送するために用いられる。このような情報としては、後述する層アドレス情報が挙げられる。
さらに他の一部のTSV群については、図2(c)に示すように、平面視で異なる位置に設けられた他層のTSVと短絡されている。この種のTSV群3に対しては、平面視で所定の位置Pに設けられたTSV3aに各コアチップCC0〜CC7の内部回路6が接続されている。これにより、各コアチップに設けられた内部回路6に対して選択的に情報を入力することが可能となる。このような情報としては、後述する不良チップ情報が挙げられる。
このように、コアチップCC0〜CC7に設けられたTSVは、図2(a)〜(c)に示す3タイプ(TSV1〜TSV3)が存在する。上述の通り、大部分のTSVは図2(a)に示すタイプであり、アドレス信号、コマンド信号、クロック信号などは図2(a)に示すタイプのTSV1を介して、インターフェースチップIFからコアチップCC0〜CC7に供給される。また、リードデータ及びライトデータについても、図2(a)に示すタイプのTSV1を介してインターフェースチップIFに入出力される。これに対し、図2(b),(c)に示すタイプのTSV2,TSV3は、互いに同一の構造を有するコアチップCC0〜CC7に対して、個別の情報を与えるために用いられる。
図3は、図2(a)に示すタイプのTSV1の構造を示す断面図である。
図3に示すように、TSV1はシリコン基板80及びその表面の層間絶縁膜81を貫通して設けられている。TSV1の周囲には絶縁リング82が設けられており、これによって、TSV1とトランジスタ領域との絶縁が確保される。図3に示す例では絶縁リング82が二重に設けられており、これによってTSV1とシリコン基板80との間の静電容量が低減されている。
シリコン基板80の裏面側におけるTSV1の端部83は、裏面バンプ84で覆われている。裏面バンプ84は、下層のコアチップに設けられた表面バンプ85と接する電極である。表面バンプ85は、各配線層L0〜L3に設けられたパッドP0〜P3及びパッド間を接続する複数のスルーホール電極TH1〜TH3を介して、TSV1の端部86に接続されている。これにより、平面視で同じ位置に設けられた表面バンプ85と裏面バンプ84は、短絡された状態となる。尚、図示しない内部回路との接続は、配線層L0〜L3に設けられたパッドP0〜P3から引き出される内部配線(図示せず)を介して行われる。
図4は、半導体装置10の回路構成を示すブロック図である。
図4に示すように、インターポーザIPに設けられた外部端子には、クロック端子11a,11b、クロックイネーブル端子11c、コマンド端子12a〜12e、アドレス端子13、データ入出力端子14、データストローブ端子15a,15b、キャリブレーション端子16、及び電源端子17a,17bが含まれている。これら外部端子は、全てインターフェースチップIFに接続されており、電源端子17a,17bを除きコアチップCC0〜CC7には直接接続されない。
まず、これら外部端子とフロントエンド機能であるインターフェースチップIFとの接続関係、並びに、インターフェースチップIFの回路構成について説明する。
クロック端子11a,11bはそれぞれ外部クロック信号CK,/CKが供給される端子であり、クロックイネーブル端子11cはクロックイネーブル信号CKEが入力される端子である。供給された外部クロック信号CK,/CK及びクロックイネーブル信号CKEは、インターフェースチップIFに設けられたクロック発生回路21に供給される。本明細書において信号名の先頭に「/」が付されている信号は、対応する信号の反転信号又はローアクティブな信号であることを意味する。したがって、外部クロック信号CK,/CKは互いに相補の信号である。クロック発生回路21は内部クロック信号ICLKを生成する回路であり、生成された内部クロック信号ICLKは、インターフェースチップIF内の各種回路ブロックに供給される他、TSVを介してコアチップCC0〜CC7にも共通に供給される。
また、インターフェースチップIFにはDLL回路22が含まれており、DLL回路22によって入出力用クロック信号LCLKが生成される。入出力用クロック信号LCLKは、インターフェースチップIFに含まれる入出力バッファ回路23に供給される。DLL機能は、半導体装置10が外部と通信するに当たり、外部との同期がマッチングされた信号LCLKでフロントエンドを制御するからである。故に、バックエンドであるコアチップCC0〜CC7には、DLL機能は不要である。
コマンド端子12a〜12eは、それぞれロウアドレスストローブ信号/RAS、カラムアドレスストローブ信号/CAS、ライトイネーブル信号/WE、チップセレクト信号/CS、及びオンダイターミネーション信号ODTが供給される端子である。これらのコマンド信号は、インターフェースチップIFに設けられたコマンド入力バッファ31に供給される。コマンド入力バッファ31に供給されたこれらコマンド信号は、コマンドデコーダ32に供給される。コマンドデコーダ32は、内部クロックICLKに同期して、コマンド信号の保持、デコード及びカウントなどを行うことによって、各種内部コマンドICMDを生成する回路である。生成された内部コマンドICMDは、インターフェースチップIF内の各種回路ブロックに供給される他、TSVを介してコアチップCC0〜CC7にも共通に供給される。
アドレス端子13は、アドレス信号A0〜A15,BA0〜BA2が供給される端子であり、供給されたアドレス信号A0〜A15,BA0〜BA2は、インターフェースチップIFに設けられたアドレス入力バッファ41に供給される。アドレス入力バッファ41の出力は、TSVを介してコアチップCC0〜CC7に共通に供給される。また、モードレジスタセットにエントリーしている場合には、アドレス信号A0〜A15はインターフェースチップIFに設けられたモードレジスタ42に供給される。また、アドレス信号BA0〜BA2(バンクアドレス)については、インターフェースチップIFに設けられた図示しないアドレスデコーダによってデコードされ、これにより得られるバンク選択信号Bがデータラッチ回路25に供給される。これは、ライトデータのバンク選択がインターフェースチップIF内で行われるためである。
データ入出力端子14は、リードデータ又はライトデータDQ0〜DQ15の入出力を行うための端子である。また、データストローブ端子15a,15bは、ストローブ信号DQS,/DQSの入出力を行うための端子である。これらデータ入出力端子14及びデータストローブ端子15a,15bは、インターフェースチップIFに設けられた入出力バッファ回路23に接続されている。入出力バッファ回路23には、入力バッファIB及び出力バッファOBが含まれており、DLL回路22より供給される入出力用クロック信号LCLKに同期して、リードデータ又はライトデータDQ0〜DQ15及びストローブ信号DQS,/DQSの入出力を行う。また、入出力バッファ回路23は、コマンドデコーダ32から内部オンダイターミネーション信号IODTが供給されると、出力バッファOBを終端抵抗として機能させる。さらに、入出力バッファ回路23には、キャリブレーション回路24からインピーダンスコードDRZQが供給されており、これによって出力バッファOBのインピーダンスが指定される。入出力バッファ回路23は、周知のFIFO回路を含む。
キャリブレーション回路24には、出力バッファOBと同じ回路構成を有するレプリカバッファRBが含まれており、コマンドデコーダ32よりキャリブレーション信号ZQが供給されると、キャリブレーション端子16に接続された外部抵抗(図示せず)の抵抗値を参照することによってキャリブレーション動作を行う。キャリブレーション動作とは、レプリカバッファRBのインピーダンスを外部抵抗の抵抗値と一致させる動作であり、得られたインピーダンスコードDRZQが入出力バッファ回路23に供給される。これにより、出力バッファOBのインピーダンスが所望の値に調整される。
入出力バッファ回路23は、データラッチ回路25に接続されている。データラッチ回路25は、周知なDDR機能を実現するレイテンシ制御によって動作するFIFO機能を実現するFIFO回路(不図示)とマルチプレクサMUX(不図示)とを含み、コアチップCC0〜CC7から供給されるパラレルなリードデータをシリアル変換するとともに、入出力バッファから供給されるシリアルなライトデータをパラレル変換する回路である。したがって、データラッチ回路25と入出力バッファ回路23との間はシリアル接続であり、データラッチ回路25とコアチップCC0〜CC7との間はパラレル接続である。本実施形態では、コアチップCC0〜CC7がDDR3型のSDRAMのバックエンド部であり、プリフェッチ数が8ビットである。また、データラッチ回路25とコアチップCC0〜CC7はバンクごとに接続されており、各コアチップCC0〜CC7に含まれるバンク数は8バンクである。したがって、データラッチ回路25とコアチップCC0〜CC7との接続は1DQ当たり64ビット(8ビット×8バンク)となる。
このように、データラッチ回路25とコアチップCC0〜CC7との間においては、基本的に、シリアル変換されていないパラレルデータが入出力される。つまり、通常のSDRAM(それは、フロントエンドとバックエンドが1つのチップで構成される)では、チップ外部との間でのデータの入出力がシリアルに行われる(つまり、データ入出力端子は1DQ当たり1個である)のに対し、コアチップCC0〜CC7では、インターフェースチップIFとの間でのデータの入出力がパラレルに行われる。この点は、通常のSDRAMとコアチップCC0〜CC7との重要な相違点である。但し、プリフェッチしたパラレルデータを全て異なるTSVを用いて入出力することは必須でなく、コアチップCC0〜CC7側にて部分的なパラレル/シリアル変換を行うことによって、1DQ当たり必要なTSVの数を削減しても構わない。例えば、1DQ当たり64ビットのデータを全て異なるTSVを用いて入出力するのではなく、コアチップCC0〜CC7側にて2ビットのパラレル/シリアル変換を行うことによって、1DQ当たり必要なTSVの数を半分(32個)に削減しても構わない。
更に、データラッチ回路25は、インターフェースチップ単位で試験ができる機能が付加されている。インターフェースチップには、バックエンド部が存在しない。このため、原則として単体で動作させることはできない。しかしながら、単体での動作が一切不可能であると、ウェハ状態でのインターフェースチップの動作試験を行うことができなくなってしまう。これは、インターフェースチップと複数のコアチップの組み立て工程を経た後でなければ、半導体装置10を試験することができないことを示し、半導体装置10を試験することによって、インターフェースチップを試験することを意味する。インターフェースチップに回復できない欠陥がある場合、半導体装置10全体の損失を招くことになる。この点を考慮して、本実施形態では、データラッチ回路25には、試験用に擬似的なバックエンド部の一部が設けられており、試験時に簡素な記憶機能が可能とされている。
電源端子17a,17bは、それぞれ電源電位VDD,VSSが供給される端子であり、インターフェースチップIFに設けられたパワーオン検出回路43に接続されるとともに、TSVを介してコアチップCC0〜CC7にも接続されている。パワーオン検出回路43は、電源の投入を検出する回路であり、電源の投入を検出するとインターフェースチップIFに設けられた層アドレスコントロール回路45を活性化させる。
層アドレスコントロール回路45は、本実施形態による半導体装置10のI/O構成に応じて層アドレスを変更するための回路である。上述の通り、本実施形態による半導体装置10は16個のデータ入出力端子14を備えており、これにより最大でI/O数を16ビット(DQ0〜DQ15)に設定することができるが、I/O数がこれに固定されるわけではなく、8ビット(DQ0〜DQ7)又は4ビット(DQ0〜DQ3)に設定することも可能である。これらI/O数に応じてアドレス割り付けが変更され、層アドレスも変更される。層アドレスコントロール回路45は、I/O数に応じたアドレス割り付けの変更を制御する回路であり、TSVを介して各コアチップCC0〜CC7に共通に接続されている。
また、インターフェースチップIFには層アドレス設定回路44も設けられている。層アドレス設定回路44は、TSVを介してコアチップCC0〜CC7に接続されている。層アドレス設定回路44は、図2(b)に示すタイプのTSV2を用いて、コアチップCC0〜CC7の層アドレス発生回路46にカスケード接続されており、テスト時においてコアチップCC0〜CC7に設定された層アドレスを読み出す役割を果たす。
さらに、インターフェースチップIFには不良チップ情報保持回路33が設けられている。不良チップ情報保持回路33は、正常に動作しない不良コアチップがアセンブリ後に発見された場合に、そのチップ番号を保持する回路である。不良チップ情報保持回路33は、TSVを介してコアチップCC0〜CC7に接続されている。不良チップ情報保持回路33は、図2(c)に示すタイプのTSV3を用いて、シフトされながらコアチップCC0〜CC7に接続されている。
以上が外部端子とインターフェースチップIFとの接続関係、並びに、インターフェースチップIFの回路構成の概要である。次に、コアチップCC0〜CC7の回路構成について説明する。
図4に示すように、バックエンド機能であるコアチップCC0〜CC7に含まれるメモリセルアレイ50は、いずれも8バンクに分割されている。尚、バンクとは、個別にコマンドを受け付け可能な単位である。言い換えれば、夫々のバンクは、互いに排他制御で独立に動作することができる。半導体装置10外部からは、独立に夫々のバンクをアクセスできる。例えば、バンク1のメモリセルアレイ50とバンク2のメモリセルアレイ50は、異なるコマンドにより夫々対応するワード線WL、ビット線BL等を、時間軸的に同一の期間に個別にアクセス制御できる非排他制御の関係である。例えば、バンク1をアクティブ(ワード線とビット線をアクティブ)に維持しつつ、更にバンク2をアクティブに制御することができる。リード但し、半導体装置の外部端子(例えば、複数の制御端子、複数のI/O端子)は、共有している。メモリセルアレイ50内においては、複数のワード線WLと複数のビット線BLが交差しており、その交点にはメモリセルMCが配置されている(図4においては、1本のワード線WL、1本のビット線BL及び1個のメモリセルMCのみを示している)。ワード線WLの選択はロウデコーダ51によって行われる。また、ビット線BLはセンス回路53内の対応するセンスアンプSAに接続されている。センスアンプSAの選択はカラムデコーダ52によって行われる。
ロウデコーダ51は、ロウ制御回路61より供給されるロウアドレスによって制御される。ロウ制御回路61には、TSVを介してインターフェースチップIFより供給されるロウアドレスを受けるアドレスバッファ61aが含まれており、アドレスバッファ61aによってバッファリングされたロウアドレスがロウデコーダ51に供給される。TSVを介して供給されるアドレス信号は、入力バッファB1を介して、ロウ制御回路61などに供給される。また、ロウ制御回路61にはリフレッシュカウンタ61bも含まれており、コントロールロジック回路63からリフレッシュ信号が発行された場合には、リフレッシュカウンタ61bが示すロウアドレスがロウデコーダ51に供給される。
カラムデコーダ52は、カラム制御回路62より供給されるカラムアドレスによって制御される。カラム制御回路62には、TSVを介してインターフェースチップIFより供給されるカラムアドレスを受けるアドレスバッファ62aが含まれており、アドレスバッファ62aによってバッファリングされたカラムアドレスがカラムデコーダ52に供給される。また、カラム制御回路62にはバースト長をカウントするバーストカウンタ62bも含まれている。
カラムデコーダ52によって選択されたセンスアンプSAは、さらに、図示しないいくつかのアンプ(サブアンプやデータアンプなど)を介して、データコントロール回路54に接続される。これにより、リード動作時においては、一つのI/O(DQ)あたり8ビット(=プリフェッチ数)のリードデータがデータコントロール回路54から出力され、ライト動作時においては、8ビットのライトデータがデータコントロール回路54に入力される。データコントロール回路54とインターフェースチップIFとの間はTSVを介してパラレルに接続される。
コントロールロジック回路63は、TSVを介してインターフェースチップIFから供給される内部コマンドICMDを受け、これに基づいてロウ制御回路61及びカラム制御回路62の動作を制御する回路である。図4に示すように、コントロールロジック回路63にはタイミング制御回路100が含まれている。タイミング制御回路100は、タイミング信号DRAOi(iは0〜7のチップ番号)を生成する回路である。タイミング信号DRAOiは、データコントロール回路54に供給されるとともに、バッファBUFi(i=0〜7)にも供給される。バッファBUFiは、図2(a)に示すタイプのTSV1を介して、インターフェースチップIF内のデータラッチ回路25にタイミング信号DRAOIFを供給する。コントロールロジック回路63には、層アドレス比較回路(チップ情報比較回路)47が接続されている。層アドレス比較回路47は、当該コアチップがアクセス対象であるか否かを検出する回路であり、その検出は、TSVを介してインターフェースチップIFより供給されるアドレス信号の一部SEL(チップ選択情報)と、層アドレス発生回路46に設定された層アドレスLID(チップ識別情報)とを比較することにより行われ、一致を検出すると一致信号HITを活性化させる。
層アドレス発生回路46には、初期化時において各コアチップCC0〜CC7に固有の層アドレスが設定される。層アドレスの設定方法は次の通りである。まず、半導体装置10が初期化されると、各コアチップCC0〜CC7の層アドレス発生回路46に初期値として最小値(0,0,0)が設定される。コアチップCC0〜CC7の層アドレス発生回路46は、図2(b)に示すタイプのTSVを用いてカスケード接続されているとともに、内部にインクリメント回路を有している。そして、最上層のコアチップCC0の層アドレス発生回路46に設定された層アドレス(0,0,0)がTSVを介して2番目のコアチップCC1の層アドレス発生回路46に送られ、インクリメントされることにより異なる層アドレス(0,0,1)が生成される。以下同様にして、生成された層アドレスを下層のコアチップに転送し、転送されたコアチップ内の層アドレス発生回路46は、これをインクリメントする。最下層のコアチップCC7の層アドレス発生回路46には、層アドレスとして最大値(1,1,1)が設定されることになる。これにより、各コアチップCC0〜CC7には固有の層アドレスが設定される。
層アドレス発生回路46には、TSVを介してインターフェースチップIFの不良チップ情報保持回路33から不良チップ信号DEFが供給される。不良チップ信号DEFは、図2(c)に示すタイプのTSV3を用いて各コアチップCC0〜CC7に供給されるため、各コアチップCC0〜CC7に個別の不良チップ信号DEFを供給することができる。不良チップ信号DEFは、当該コアチップが不良チップである場合に活性化される信号であり、これが活性化している場合、層アドレス発生回路46はインクリメントした層アドレスではなく、インクリメントされていない層アドレスを下層のコアチップに転送する。また、不良チップ信号DEFはコントロールロジック回路63にも供給されており、不良チップ信号DEFが活性化している場合にはコントロールロジック回路63の動作が完全に停止する。これにより、不良のあるコアチップは、インターフェースチップIFからアドレス信号やコマンド信号が入力されても、リード動作やライト動作を行うことはない。
また、コントロールロジック回路63の出力は、モードレジスタ64にも供給されている。これにより、コントロールロジック回路63の出力がモードレジスタセットを示している場合、アドレス信号によってモードレジスタ64の設定値が上書きされる。これにより、コアチップCC0〜CC7の動作モードが設定される。
さらに、コアチップCC0〜CC7には、内部電圧発生回路70が設けられている。内部電圧発生回路には電源電位VDD,VSSが供給されており、内部電圧発生回路70はこれを受けて各種内部電圧を生成する。内部電圧発生回路70により生成される内部電圧としては、各種周辺回路の動作電源として用いる内部電圧VPERI(≒VDD)、メモリセルアレイ50のアレイ電圧として用いる内部電圧VARY(<VDD)、ワード線WLの活性化電位である内部電圧VPP(>VDD)などが含まれる。また、コアチップCC0〜CC7には、パワーオン検出回路71も設けられており、電源の投入を検出すると各種内部回路のリセットを行う。
コアチップCC0〜CC7に含まれる上記の周辺回路は、TSVを介してインターフェースチップIFから供給される内部クロック信号ICLKに同期して動作する。TSVを介して供給される内部クロック信号ICLKは、入力バッファB2を介して各種周辺回路に供給される。
以上がコアチップCC0〜CC7の基本的な回路構成である。コアチップCC0〜CC7には外部とのインターフェースを行うフロントエンド部が設けられておらず、このため、原則として単体で動作させることはできない。しかしながら、単体での動作が一切不可能であると、ウェハ状態での動作試験を行うことができなくなってしまう。この点を考慮して、本実施形態では、コアチップCC0〜CC7にはいくつかのテストパッドTPが設けられており、テストパッドTPからアドレス信号やコマンド信号の入力が可能とされている。
テストパッドTPの種類は、インターポーザIPに設けられた外部端子とほぼ同様である。具体的には、クロック信号が入力されるテストパッドTP1、アドレス信号が入力されるテストパッドTP2、コマンド信号が入力されるテストパッドTP3、テストデータの入出力を行うためのテストパッドTP4、データストローブ信号の入出力を行うためのテストパッドTP5、電源電位を供給するためのテストパッドTP6などが含まれている。
テスト時においては、デコードされていない通常の外部コマンドが入力されるため、コアチップCC0〜CC7にはテスト用のコマンドデコーダ65も設けられている。また、テスト時においては、シリアルなテストデータが入出力されることから、コアチップCC0〜CC7にはテスト用の入出力回路55も設けられている。
以上が本実施形態による半導体装置10の全体構成である。このように、本実施形態による半導体装置10は、1Gbのコアチップが8枚積層された構成を有していることから、合計で8Gbのメモリ容量となる。また、チップ選択信号/CSが入力される端子(チップ選択端子)は1つであることから、コントローラからはメモリ容量が8Gbである単一のDRAMとして認識される。
図5は、インターフェースチップIFから各コアチップへ送出されるリードコマンドに関連し、コアチップCC0〜CC7からインターフェースチップIFへのパラレルなリードデータ(パラレルデータ)の流れを説明するための模式図であり、本発明の第1の実施形態を示している。尚、図5においては、パラレルなリードデータ(パラレルデータ)の1ビット分のみを示している(後述する図7,9〜10においても同様)。
尚、リードコマンドやリードコマンドに関連するアドレス信号は、インターフェースチップIFから各コアチップCC0〜CC7に共通に供給されるが、インターフェースチップIFへリードデータが出力されるのはコアチップCC0〜CC7のいずれか一つのみであり、2つ以上のコアチップCC0〜CC7から同時にリードデータが出力されることはない。これにより、図2(a)に示したタイプのTSV1を用いたコアチップからインターフェースチップIFへのリードデータの転送において、データの衝突が生じることはない。コアチップCC0〜CC7の選択は、インターフェースチップIFより供給されるアドレス信号と各コアチップCC0〜CC7に設定された層アドレスとを層アドレス比較回路47によって比較することにより行う。
図5に示すように、コアチップ内のデータコントロール回路54内のTSVバッファ54bには、データ出力回路54o及びデータ入力回路54iが含まれている。データ出力回路54oの入力端及びデータ入力回路54iの出力端は、リードライトバス54aを介して、センス回路53及びカラムデコーダ52などに含まれる各種アンプに接続され、最終的にメモリセルアレイ50に接続されている。
データ出力回路54oには、コントロールロジック回路63内のタイミング制御回路100よりタイミング信号DRAOi(i=0〜7)が供給される。つまり、データ出力回路54oは、出力タイミング信号DRAOiで制御されるクロックドドライバである。出力タイミング信号DRAOiは、データ出力回路54oの動作タイミングを指定する信号(即ち、メモリセルアレイ50から読み出したリードライトバス54a上のリードデータ信号をTSVへ出力する信号)である。
TSVを介してインターフェースチップIFに入力されたパラレルなリードデータ(リードデータ信号)は、TSVバッファ25aに含まれるデータ入力回路25iに供給される。TSVバッファ25aには、データ出力回路25oも含まれている。データ出力回路25oの入力端及びデータ入力回路25iの出力端は、リードライトバス25bを介して、入出力バッファ回路23に接続されている。インターフェースチップIFのデータ入力回路25iは、半導体装置10がコアチップからのリードデータを入力し外部へ出力する場合に活性化し、データ出力回路25oは、半導体装置10がライトデータを外部から入力しコアチップへ出力する場合に活性化する。
データ入力回路25iには、インターフェースチップIFのタイミング信号DRAOIFが供給される。つまり、データ入力回路25iは、入力タイミング信号DRAOIFで制御されるクロックドレシーバである。タイミング信号DRAOIFは、TSVを介してコアチップからインターフェースチップIFへ出力されたリードデータの取り込みの許可タイミング(取り込みタイミング)を指定する信号である。タイミング信号DRAOIFは、リードコマンドに関連するリードデータの出力を行ったコアチップCC0〜CC7からTSVを介して供給される。詳しくは、コアチップの前記クロックドドライバを制御する出力タイミング信号DRAOiが、リードデータが伝送されるTSVとは異なるTSV(DRAO;クロック)を介してインターフェースチップへ供給される。
図5に示すように、各コアチップCC0〜CC7には、それぞれタイミング信号DRAOiを受けるバッファBUF0〜BUF7が含まれており、図2(a)に示したタイプのTSV1によってワイヤードオアされたバッファBUF0〜BUF7の出力が、インターフェースチップIFのクロックドレシーバを制御する前記タイミング信号DRAOIFとして用いられる。各バッファBUF0〜BUF7は、それぞれ対応するイネーブル信号EN0〜EN7によって選択的に活性化され、イネーブル信号ENiの非活性状態においては、対応するバッファBUFiの出力がハイインピーダンスとなる。イネーブル信号EN0〜EN7には、層アドレスLID(チップ識別情報)を含んでいる。
かかる構成により、各コアチップCC0〜CC7の夫々の製造条件等によって内部の動作速度が異なり、それら固有の動作速度によって夫々対応するデータ出力回路54oを介して複数のコアチップから夫々リードデータが出力される固有な複数のタイミングと、インターフェースチップIF内のデータ入力回路25iにおいて前記固有な複数のタイミングでそれぞれ出力された複数のリードデータをそれぞれ入力する複数のリードデータの取り込みの許可タイミング(取り込みタイミング)とは、それぞれ確実に同期することになる。
図6は、本実施形態による効果を説明するためのタイミング図である。
図6(a)に示すように、半導体装置10の外部からリードコマンド(READ)が発行され、インターフェースチップIFが前記リードコマンドに関連する指示を対応するコアチップへ指令すると、前記リードコマンドから所定時間後にコアチップ内のリードライトバス54aに有効なリードデータが現れる。この有効なリードデータが現れるタイミングでタイミング信号DRAOi(i=0〜7)が活性化し、この活性化によりリードデータを伝送するTSV(DATA)を介してリードデータが、インターフェースチップIFに転送される。これと同期して、コアチップ内のタイミング信号DRAOiが、インターフェースチップIFで使用するタイミング信号DRAOIFとして転送されるため、インターフェースチップIF内の入力バッファ25iは、TSV(DATA)を介して供給されるリードデータの取り込みを直ちに許可する。その結果、インターフェースチップIF内のリードライトバス25bに有効なリードデータが現れ、リードライトバス25b上の有効なリードデータが入出力バッファ回路23内でパラレルシリアル変換された後、半導体装置10の外部にリードデータDQとして出力される。外部に出力されるリードデータDQ及びリードデータDQに対応するデータストローブ信号DQSは、タイミング信号DRAOIFとは異なる半導体装置10のフロントエンドを制御し半導体装置10の外部クロックCKとDLLで完全に動機が取れた入出力用クロック信号LCLKに同期している。尚、データストローブ信号DQSは、フロントエンドとバックエンドが一つのシリコンチップに含まれる周知な通常の半導体装置に搭載される生成回路と同じ回路で生成される。
一方、図6(b),(c)には図6(a)との比較のため、インターフェースチップIFの内部で生成したタイミング信号DRAOIFxが破線で示されている。図6(b)は、コアチップCC0〜CC7の動作速度よりもインターフェースチップIFの動作速度が速く、その結果、タイミング信号DRAOIFxの活性化タイミングが早すぎるケースを示している。もし、仮にこのようなタイミング信号DRAOIFxを用いてコアチップから送出されたリードデータの取り込みを行おうとすると、コアチップからインターフェースチップIFに有効なリードデータが届く前にインターフェースチップIFの入力バッファ25iが活性化されてしまうため、誤ったデータを取り込んでしまう可能性がある。一方、図6(c)は、コアチップCC0〜CC7の動作速度よりもインターフェースチップIFの動作速度が遅く、その結果、タイミング信号DRAOIFxの活性化タイミングが遅すぎるケースを示している。もし、仮にこのようなタイミング信号DRAOIFxを用いてコアチップから送出されたリードデータの取り込みを行うと、インターフェースチップIFのリードライトバス25bにリードデータが出力されるタイミングが遅くなるため、リードデータを半導体装置10の外部に出力すべき本来のタイミングに間に合わない可能性がある。また、コアチップから複数のパラレルなリードデータ(パラレルデータ)がインターフェースチップIFへ時系列的に送出される場合、図6(b)の説明と同様に誤ったデータを取り込んでしまう可能性がある。
これに対し、本実施形態では、コアチップCC0〜CC7内で生成されるクロックドドライバを制御するタイミング信号DRAOi(i=0〜7)に基づいて、インターフェースチップIFのクロックドドライバを制御するタイミング信号DRAOIFを生成し、これに同期して入力バッファ25i(クロックドレシーバ)のラッチタイミングを活性化させていることから、上記のような各コアチップ間の製造条件の違いまたは/且つコアチップとインターフェースチップ間の製造条件の違いによるクロックドドライバとクロックドレシーバの両者の制御タイミングのズレは原理的に生じない。このため、インターフェースチップIF内におけるリードデータの取り込みを正確なタイミングで且つ遅れが生じないように行うことが可能となる。
尚、複数の前記TSV(DATA)と前記TSV(DRAO;クロック)は、物理的に近接して配置されることが望ましい。言い換えれば、クロックドドライバ、クロックドレシーバとバッファBUFは、近接して配置されることが望ましい。例えば、半導体装置10の一つのI/O(DQ)を構成する所定数のプリフェッチデータビット数(8ビット)、パラレルデータ数、バンク毎と1バイト毎、それらの組み合わせが考えられる。これらの施策により、クロックドレシーバのラッチタイミングの精度が向上する。
図7は本発明の第2の実施形態を示すブロック図であり、図8はその動作を説明するためのタイミング図である。
第1の実施形態と異なる第2の実施形態の部分について主に説明する。本実施形態においては、インターフェースチップIFにFIFO回路25cが設けられている。FIFO回路25cは、リードライトバス25bと入出力バッファ回路23との間に接続される回路であり、複数個のフリップフロップ回路(ラッチ回路)が従属接続されてなる。FIFO回路25cは、リードデータの外部への出力タイミングをレイテンシによって変化させる必要がある場合に用いられる。図7に示す例では、2個のフリップフロップ回路FFIN、FFOUTがこの順に従属接続された例を示している。初段のフリップフロップ回路FFINは、リードライトバス25b上のリードデータをラッチする回路であり、そのラッチタイミングはFIFO制御回路26によって制御される。また、最終段のフリップフロップ回路FFOUTは、入出力バッファ回路23に出力すべきリードデータをラッチする回路であり、そのラッチタイミングはFIFO制御回路27によって制御される。これらフリップフロップ回路FFIN、FFOUTは、接続点FIFONODEにて接続されている。
図7に示すように、FIFO制御回路26にはタイミング信号DRAOIFが供給されており、これにより、初段のフリップフロップ回路FFINのラッチタイミングもタイミング信号DRAOIFに同期して行われる。これにより、入力バッファ25iによるリードデータの取り込みタイミングのみならず、FIFO回路25へのラッチタイミングについてもタイミング信号DRAOIFに同期することから、図8に示すように、接続点FIFONODEにリードデータが現れるタイミングもタイミング信号DRAOIFと同期する。
ここで、FIFO回路25cは、周知のファーストイン・ファーストアウトの機能の回路である。これら複数のFIFO回路25cの出力は、入出力バッファ回路23に接続するマルチプレクサMUXに接続される。複数のFIFO回路25cは、周知なDDR機能を実現するレイテンシ制御によって動作し、FIFO制御回路26は、そのレイテンシ制御を実現する不図示のレイテンシ制御信号が入力される。前記レイテンシ制御信号は、タイミング信号DRAOIFに同期して複数のFIFO回路25cを制御する。したがって第2の実施形態は、第1の実施形態に加えてタイミング信号DRAOIFがFIFO回路25cの入力タイミングをも制御するので、クロックドレシーバ(入力バッファ25i)のラッチタイミングとそのラッチしたリードデータのFIFO回路25cへの入力タイミングが正確なタイミングで実現できる。
一方、FIFO制御回路27の動作タイミングは、DLL回路22の出力である入出力用クロック信号LCLKに同期する。したがって、図8に示すように、最終段のフリップフロップ回路FFOUTのラッチ動作は、入出力用クロック信号LCLKに同期して行われることになる。また、FIFO制御回路27の出力はDQSバッファ23aにも供給され、これによってデータストローブ信号DQSの出力タイミングも制御される。尚、データストローブ信号DQSの生成回路は、周知の回路である。
図9は本発明の第3の実施形態を示すブロック図である。
第1の実施形態と異なる第3の実施形態の部分について主に説明する。本実施形態は、各バンクから出力されるパラレルなリードデータ(パラレルデータ)が互いに異なるTSV(DATA)を介してインターフェースチップIFに供給される場合の好ましい実施形態である。本実施形態では、各コアチップCC0〜CC7側のそれぞれに、複数のバンクが設定され、複数のバンクに夫々対応する複数のTSVバッファ54b(54b0〜54b7)が設けられている。また、インターフェースチップIF側にも複数のバンクに夫々対応する複数のTSVバッファ25a(25a0〜25a7)がバンクごとに設けられている。但し、各コアチップCC0〜CC7側のTSVバッファ54b(54b0〜54b7)の夫々の出力は、図2(a)に示したタイプのTSV1によってワイヤードオアされるので、インターフェースチップIF側のTSVバッファ25a(25a0〜25a7)のセット数は、コアチップの枚数によらず一つのセット数である。
図9に示すように、コアチップ側のTSVバッファ54b0〜54b7には、それぞれ複数のバンクに夫々対応する出力選択回路200〜207が割り当てられている。出力選択回路200〜207には、タイミング信号DRAOi(i=0〜7)及びバンクアドレスBACOREが供給されており、バンクアドレスBACOREが当該バンクの値を示している場合に、タイミング信号DRAOi(i=0〜7)を対応するデータ出力回路54o0〜54o7に供給する。これにより、選択されたバンクのリードデータが、TSV(DATA)を介してインターフェースチップIFに出力される。
一方、インターフェースチップIF側においては、TSVバッファ25a0〜25a7がシリアル接続されている。つまり、所定のTSVバッファ25aj(j=0〜6)の出力端が次段のTSVバッファ25aj+1の入力端に接続された構成を有している。TSVバッファ25a7の出力は、リードライトバス25bを介して入出力バッファ回路33に接続される。TSVバッファ25a0〜25a7には、それぞれ入力選択回路300〜307が割り当てられている。入力選択回路300〜307には、タイミング信号DRAOIF及びバンクアドレスBAIFが供給されており、バンクアドレスBAIFが当該バンクの値又は、より前段のTSVバッファに割り当てられた値を示している場合に、タイミング信号DRAOIFを対応するデータ入力回路25i0〜25i7に供給する。例えば、コアチップからインターフェースチップへ出力されたバンク0のリードデータは、データ入力回路25i0とデータ入力回路25i1〜データ入力回路25i7を介して、リードライトバス25bへ伝達される。対応する入力選択回路300〜307はすべてアクティブである。コアチップからインターフェースチップへ出力されたバンク7のリードデータは、データ入力回路25i7のみを介して、リードライトバス25bへ伝達される。対応する入力選択回路307のみがアクティブであり、残りの入力選択回路300〜306はインアクティブである。尚、それぞれのデータ入力回路25i0〜25i7は、夫々対応する入力選択回路300〜307がインアクティブの場合、データ入力回路25iの出力はハイインピーダンスに制御される。つまり、前段のデータ入力回路25iの出力端が、後段のデータ入力回路25iの入力端に入力されるTSV(DATA)のリードデータとバスファイトしない回路構成と制御になっている。これにより、コアチップCC0〜CC7より供給されたリードデータが、最終的にインターフェースチップIFのリードライトバス25bに出力される。
かかる構成により、各バンクから読み出されたリードデータが異なるTSV(DATA)を介してインターフェースチップIFに供給され、インターフェースチップIF内の同じリードライトバス25bに供給されることになる。バンク毎に夫々設けられたデータ入力回路25i0〜25i7(クロックドレシーバ)は、それぞれコアチップが出力するタイミング信号DRAOiから生成されるタイミング信号DRAOIFによって制御されるので、クロックドレシーバのラッチタイミングの精度が向上する。
図10は本発明の第4の実施形態を示すブロック図である。
第3の実施形態と異なる第4の実施形態の部分について主に説明する。本実施形態は、各バンクから出力されるパラレルなリードデータ(パラレルデータ)が互いに異なるTSV(DATA)を介してインターフェースチップIFに供給される場合の好ましい他の実施形態である。本実施形態においても、各コアチップCC0〜CC7側のそれぞれに複数のバンクに夫々対応する複数のTSVバッファ54b(54b0〜54b7)が設けられている。インターフェースチップIF側にも複数のバンクに夫々対応する複数のTSVバッファ25a(25a0〜25a7)が設けられている。
図10に示すように、本実施形態では、コアチップ側に設けられた出力選択回路200〜207の出力がバッファBUFik(iは0〜7のチップ番号、kは0〜7のバンク番号)に入力される。バッファBUFikの出力は対応するTSV(REN;クロック)にてバンクごとにワイヤードオアされ、イネーブル信号RENk(k=0〜7)としてコアチップからインターフェースチップIFに供給される。BUFikは対応するイネーブル信号EN0〜EN7によって選択的に活性化され、非活性状態においては出力がハイインピーダンスとなる。
インターフェースチップIF側においては、TSVバッファ25a0〜25a7がシリアル接続されている点は図9に示した実施形態と同様であるが、入力選択回路407にバンクアドレスが入力されない点において、図9に示した実施形態と相違している。本実施形態における入力選択回路401〜407は、対応するイネーブル信号REN及びより前段のデータ入力回路に対応するイネーブル信号RENを受けるORゲート回路である。尚、入力選択回路401〜406は、不図示である。入力選択回路401の入力は、イネーブル信号REN0とVSSが入力される。入力選択回路402の入力は、イネーブル信号REN0とREN1が入力される。入力選択回路403の入力は、入力選択回路402の出力とイネーブル信号REN2が入力される。入力選択回路404の入力は、入力選択回路403の出力とイネーブル信号REN3が入力される。入力選択回路405の入力は、入力選択回路404の出力とイネーブル信号REN4が入力される。入力選択回路406の入力は、入力選択回路405の出力とイネーブル信号REN5が入力される。入力選択回路407の入力は、入力選択回路406の出力とイネーブル信号REN6が入力される。入力選択回路407の入力は、入力選択回路406の出力とイネーブル信号REN7が入力される。
かかる構成により、インターフェースチップIF内で図9の様にバンクアドレスを用いなくても、選択されたバンクから出力されたリードデータがリードライトバス25bに正しく供給されることになる。
図11は本発明の第5の実施形態を示すブロック図である。
第1の実施形態と異なる第5の実施形態の部分について主に説明する。本実施形態は、コアチップが1枚のみである場合の好ましい実施形態である。図11に示すようにコアチップCCが1枚のみである場合には、図5に示したバッファBUFiを用いる必要はなく、タイミング信号DRAOをそのままインターフェースチップIFに供給し、インターフェースチップIFにおいてはこれをそのままデータ入力回路25iに供給すればよい。
図12は、上記各実施形態による半導体装置を用いたデータ処理システム500の構成を示すブロック図である。
図12に示すデータ処理システム500は、データプロセッサ520と、本実施形態による半導体装置(DRAM)10が、システムバス510を介して相互に接続された構成を有している。データプロセッサ520としては、例えば、マイクロプロセッサ(MPU)、ディジタルシグナルプロセッサ(DSP)などを含まれるが、これらに限定されない。図12においては簡単のため、システムバス510を介してデータプロセッサ520とDRAM530とが接続されているが、システムバス510を介さずにローカルなバスによってこれらが接続されていても構わない。データプロセッサ520にはDRAM10を制御するメモリコントローラが含まれており、データプロセッサ520からDRAM10にリードコマンドが発行され、DRAM10からデータプロセッサ520にリードデータが出力される。
また、図12には、簡単のためシステムバス510が1組しか描かれていないが、必要に応じ、コネクタなどを介しシリアルないしパラレルに設けられていても構わない。また、図12に示すメモリシステムデータ処理システムでは、ストレージデバイス540、I/Oデバイス550、ROM560がシステムバス510に接続されているが、これらは必ずしも必須の構成要素ではない。
ストレージデバイス540としては、ハードディスクドライブ、光学ディスクドライブ、フラッシュメモリなどが挙げられる。また、I/Oデバイス550としては、液晶ディスプレイなどのディスプレイデバイスや、キーボード、マウスなどの入力デバイスなどが挙げられる。
また、I/Oデバイス550は、入力デバイス及び出力デバイスのいずれか一方のみであっても構わない。さらに、図12に示す各構成要素は、簡単のため1つずつ描かれているが、これに限定されるものではなく、1又は2以上の構成要素が複数個設けられていても構わない。
本発明の実施形態において、コントローラは、インターフェースチップにリードコマンドに関連するコマンドを発行する。コントローラからコマンドを受けたインターフェースチップは、複数のコアチップにリードコマンドを発行する。複数のコアチップのいずれかは、リードコマンドを受けてインターフェースチップにリードコマンドに対応するメモリセルアレイの情報であるリードデータを出力する。複数のコアチップのいずれかからリードデータを受けたインターフェースチップは、コントローラにそのリードデータを出力する。尚、コントローラが発行する前記コマンドは、所謂、周知の半導体装置を制御する業界団体で規定されるコマンド(システムとしてのリードコマンド)である。インターフェースチップがコアチップに発行するリードコマンドは、半導体チップ内部の制御信号である。リードデータにおいても同様である。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
例えば、上記実施形態においては、夫々が同一機能の複数のコアチップとしてDDR3型のSDRAMを用いているが、本発明がこれに限定されるものではない。したがって、DDR3型以外のDRAMであっても構わないし、DRAM以外の半導体メモリ(SRAM(スタティックランダムアクセスメモリ)、PRAM(フェースチェンジランダムアクセスメモリ)、MRAM(マグネティックランダムアクセスメモリ)、フラッシュメモリなど)であっても構わない。更に、コアチップは半導体メモリ以外の機能である夫々が同一機能または異なる機能の複数の半導体チップであっても良い。また、全てのコアチップが積層されていることも必須でなく、一部又は全部のコアチップが平面的に配置されていても構わない。さらに、コアチップ数についても8個に限定されるものではない。
また、本願の基本的技術思想はこれに限られず、例えば、各コアチップは、夫々が同一機能の半導体メモリの複数のチップで開示をしたが、本願の基本的技術思想はこれに限られない夫々が同一機能または異なる機能の複数の機能のコアチップであっても良い。つまり、IFチップ、コアチップはそれぞれ固有の機能のシリコンチップであっても良い。例えば、複数のコアチップは夫々が同一機能のDSPチップであり、前記複数のコアチップに共通なインターフェースチップ(ASIC)を備えていても良い。コアチップ同士は同一機能を有し、同一マスクによって製造されていることが好ましい。しかし、同一ウェハ内における面内分布、ウェハの相違、ロットの相違などに起因して、製造後の特性が異なる可能性がある。更に、例えば、各コアチップは、それぞれ記憶機能を備えるも夫々異なる(第1コアチップはDRAM、第2チップはSRAM、第3チップは不揮発性メモリ、第4チップはDSP)機能であり、それぞれ異なる製造マスクで製造され、前記複数のコアチップに共通なインターフェースチップ(ASIC)を備えていても良い。
また、TSVを使用した構造のCOC(チップオンチップ)であれば、CPU(Central Processing Unit)、MCU(Micro Control Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、ASSP(Application Specific Standard Circuit)等の半導体製品全般に、本願発明が適用できる。また本願を適用したデバイスは、SOC(システムオンチップ)、MCP(マルチチップパッケージ)やPOP(パッケージオンパッケージ)等の半導体装置にも適用できる。
また、トランジスタは、電界効果トランジスタ(Field Effect Transistor; FET)であってもバイポーラ型トランジスタであっても良い。MOS(Metal Oxide Semiconductor)以外にもMIS(Metal-Insulator Semiconductor)、TFT(Thin Film Transistor)等の様々なFETに適用できる。トランジスタ等の様々なFETに適用できる。FET以外のトランジスタであっても良い。バイポーラ型トランジスタを一部含んでいても良い。また、Pチャンネル型のトランジスタまたはPMOSトランジスタは、第1導電型のトランジスタ、Nチャンネル型のトランジスタまたはNMOSトランジスタは、第2導電型のトランジスタの代表例である。更に、P型の半導体基板に限らず、N型の半導体基板であっても良いし、SOI(Silicon on Insulator)構造の半導体基板であっても、それ以外の半導体基板であっても良い。
更に、各種回路(アンプ、ドライバ、レシーバ、FIFO、MUX、DQドライバ(DQSドライバ)、カウンタ、DLL回路)等の回路形式は、実施例が開示する回路形式に限られない。
更に、TSVの構造は、問わない。更に、TSVバッファ(ドライバ、レシーバ)の回路形式は問わない。
また、本発明の請求の範囲の枠内において種々の開示要素の多様な組み合わせ乃至、選択が可能である。すなわち、本発明は、請求の範囲を含む全開示、技術的思想にしたがって当業者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むことは勿論である。
1〜3 TSV
4〜6 内部回路
10 半導体装置
11a,11b クロック端子
11c クロックイネーブル端子
12a〜12e コマンド端子
13 アドレス端子
14 データ入出力端子
15a,15b データストローブ端子
16 キャリブレーション端子
17a,17b 電源端子
21 クロック発生回路
22 DLL回路
23 入出力バッファ回路
23a DQSバッファ
24 キャリブレーション回路
25 データラッチ回路
25a TSVバッファ
25b リードライトバス
25c FIFO回路
25i データ入力回路
25o データ出力回路
26,27 FIFO制御回路
31 コマンド入力バッファ
32 コマンドデコーダ
33 不良チップ情報保持回路
41 アドレス入力バッファ
42 モードレジスタ
43 パワーオン検出回路
44 層アドレス設定回路
45 層アドレスコントロール回路
46 層アドレス発生回路
46a 層アドレスレジスタ
46b インクリメント回路
46c 転送回路
47 層アドレス比較回路
47a 層アドレス選択回路
47x ロウアドレス比較回路
47y カラムアドレス比較回路
50 メモリセルアレイ
51 ロウデコーダ
52 カラムデコーダ
53 センス回路
54 データコントロール回路
54a リードライトバス
54b TSVバッファ
54i データ入力回路
54o データ出力回路
55 入出力回路
61 ロウ制御回路
62 カラム制御回路
63 コントロールロジック回路
63a ラッチ回路
63b,63c 制御回路
63x ロウコマンド制御回路
63y カラムコマンド制御回路
64 モードレジスタ
63a TSVバッファ
63b アドレス・コマンド制御回路
63c カラム制御回路
63d 出力制御回路
65 コマンドデコーダ
70 内部電圧発生回路
71 パワーオン検出回路
80 シリコン基板
81 層間絶縁膜
82 絶縁リング
83,86 TSVの端部
84 裏面バンプ
85 表面バンプ
91 電極
92 スルーホール電極
93 再配線層
94 NCF
95 リードフレーム
96 アンダーフィル
97 封止樹脂
100 タイミング制御回路
200〜207 出力選択回路
300〜307 入力選択回路
401〜407 入力選択回路
500 データ処理システム
510 システムバス
520 データプロセッサ
540 ストレージデバイス
550 デバイス
CC0〜CC7 コアチップ
ICMD 内部コマンド
IF インターフェースチップ
IP インターポーザ
TSV 貫通電極
DRAOi タイミング信号(コアチップ内)
DRAOIF タイミング信号(インターフェースチップ内)
BUF バッファ

Claims (24)

  1. 並列な複数ビットであるパラレルデータを出力する少なくとも一つのコアチップと、
    前記コアチップより供給される前記パラレルデータを直列な複数ビットであるシリアルデータに変換して外部に出力するインターフェースチップと、を備え、
    前記コアチップは、前記パラレルデータの出力に同期したタイミング信号を前記インターフェースチップに出力するタイミング制御回路を含み、
    前記インターフェースチップは、前記コアチップ内で生成された前記タイミング信号に同期して前記パラレルデータを取り込むデータ入力回路を含む、ことを特徴とする半導体装置。
  2. 前記コアチップを複数備え、前記複数のコアチップが積層されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記複数のコアチップには、それぞれ基板を貫通する複数の貫通電極が設けられており、前記複数の貫通電極のうち、前記タイミング信号を伝送する貫通電極は各コアチップ間で互いに電気的に接続されている、ことを特徴とする請求項2に記載の半導体装置。
  4. 前記複数の貫通電極のうち、前記パラレルデータを伝送する貫通電極は各コアチップ間で互いに電気的に接続されている、ことを特徴とする請求項3に記載の半導体装置。
  5. 前記複数のコアチップと前記インターフェースチップが積層されている、ことを特徴とする請求項2乃至4のいずれか一項に記載の半導体装置。
  6. 前記インターフェースチップは、更に、前記データ入力回路を介して取り込まれた前記パラレルデータをラッチするラッチ回路を含み、前記ラッチ回路は前記タイミング信号に同期してラッチ動作を行う、ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の半導体装置。
  7. 前記コアチップは互いに排他制御の複数のバンクを含んでおり、各バンクからそれぞれ出力される前記パラレルデータが互いに異なる信号パスを介して前記インターフェースチップに供給される、ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の半導体装置。
  8. 前記インターフェースチップ内においては、前記データ入力回路が前記複数のバンクごとに設けられている、ことを特徴とする請求項7に記載の半導体装置。
  9. 前記複数のデータ入力回路がシリアル接続されている、ことを特徴とする請求項8に記載の半導体装置。
  10. 前記複数のデータ入力回路のそれぞれは、前記コアチップ内で生成された前記タイミング信号に同期して、対応するバンクから又は、前記シリアル接続される前段のデータ入力回路から出力された前記パラレルデータを取り込む、ことを特徴とする請求項9に記載の半導体装置。
  11. 前記インターフェースチップは、更に、前記複数のバンクを選択するバンクアドレス及び前記コアチップ内で生成された前記タイミング信号を受けて、対応する前記複数のデータ入力回路を活性化させる複数の入力選択回路を含み、
    前記複数の入力選択回路は、供給された前記バンクアドレスが、それぞれ対応する前記データ入力回路に割り当てられたバンクアドレス又は前記シリアル接続される前段のデータ入力回路に割り当てられたバンクアドレスである場合に、前記コアチップ内で生成された前記タイミング信号に同期して、対応するデータ入力回路を活性化させる、ことを特徴とする請求項10に記載の半導体装置。
  12. 前記コアチップは、更に、前記複数のバンクを選択するバンクアドレス及び前記コアチップ内で生成された前記タイミング信号を受けて、それぞれ出力選択信号を生成する複数の出力選択回路と、対応する前記出力選択信号に基づいて前記パラレルデータをそれぞれ出力する複数のデータ出力回路と、を含み、
    前記インターフェースチップは、更に、前記複数のデータ入力回路にそれぞれ割り当てられた複数の複数の入力選択回路を含み、
    前記複数の入力選択回路は、前記コアチップ内で生成された対応する出力選択信号又は前記シリアル接続される前段のデータ入力回路に対応する出力選択信号が活性化した場合に、対応するデータ入力回路を活性化させる、ことを特徴とする請求項10に記載の半導体装置。
  13. 前記インターフェースチップは、更に、データストローブ信号を外部に出力するDQSバッファを備え、
    前記DQSバッファは、前記外部に出力されるシリアルデータに同期して前記データストローブ信号を外部に出力する、ことを特徴とする請求項1乃至12のいずれか一項に記載の半導体装置。
  14. 前記複数のコアチップのそれぞれは、更に、複数の情報を記憶するメモリセルアレイを備え、
    前記複数の情報のうち、一回の前記リードコマンドに関連するプリフェッチデータ数が、前記パラレルデータとして前記インターフェースチップに出力される、ことを特徴とする請求項1乃至13のいずれか一項に記載の半導体装置。
  15. 前記インターフェースチップは、外部と第1の動作周波数で通信するフロントエンド機能を有し、
    前記複数のコアチップは、前記第1の動作周波数よりも低い第2の動作周波数で前記インターフェースチップとのみ通信するバックエンド機能を有する、ことを特徴とする請求項1乃至14のいずれか一項に記載の半導体装置。
  16. 並列な複数ビットであるパラレルデータを出力する少なくとも一つのコアチップと、前記コアチップより供給される前記パラレルデータを直列な複数ビットであるシリアルデータに変換して外部に出力するインターフェースチップとを備える半導体装置に制御方法であって、
    タイミング信号に同期して、前記コアチップから前記インターフェースチップに前記パラレルデータを出力し、
    前記コアチップ内で生成された前記タイミング信号に同期して、前記パラレルデータを前記インターフェースチップ内で取り込む、ことを特徴とする半導体装置の制御方法。
  17. 前記コアチップ内で生成された前記タイミング信号に同期して、前記インターフェースチップ内に取り込まれた前記パラレルデータをラッチする、ことを特徴とする請求項16に記載の半導体装置の制御方法。
  18. 前記コアチップ内で生成された前記タイミング信号とは異なる外部から入力されるクロック信号に同期して、前記シリアルデータを外部に出力する、ことを特徴とする請求項16又は17に記載の半導体装置の制御方法。
  19. 前記外部に出力されるシリアルデータに同期して、前記コアチップ内で生成された前記タイミング信号とは異なるデータストローブ信号を外部に出力する、ことを特徴とする請求項18に記載の半導体装置の制御方法。
  20. 前記コアチップは互いに排他制御の複数のバンクを含んでおり、各バンクから出力される前記パラレルデータを前記インターフェースチップの異なるデータ入力回路によって取り込む、ことを特徴とする請求項16乃至19のいずれか一項に記載の半導体装置の制御方法。
  21. 前記複数のデータ入力回路がシリアル接続されており、前記複数のデータ入力回路のそれぞれは、前記タイミング信号に同期して、対応するバンクから又は前記シリアル接続される前段のデータ入力回路から出力された前記パラレルデータを取り込む、ことを特徴とする請求項16に記載の半導体装置の制御方法。
  22. 前記インターフェースチップは、前記複数のバンクを選択するバンクアドレス及び前記コアチップ内で生成された前記タイミング信号を受けて、対応する前記複数のデータ入力回路を活性化させ、
    供給された前記バンクアドレスが、それぞれ対応する前記データ入力回路に割り当てられたバンクアドレス又は前記シリアル接続される前段のデータ入力回路に割り当てられたバンクアドレスである場合に、前記コアチップ内で生成された前記タイミング信号に同期して、対応するデータ入力回路を活性化させる、ことを特徴とする請求項21に記載の半導体装置の制御方法。
  23. 前記コアチップは、前記複数のバンクを選択するバンクアドレス及び前記コアチップ内で生成された前記タイミング信号を受けて生成される出力選択信号に基づいて、バンクごとに前記パラレルデータをそれぞれ出力し、
    前記インターフェースチップは、前記コアチップ内で生成された対応する出力選択信号又は前記シリアル接続される前段のデータ入力回路に対応する出力選択信号が活性化した場合に、対応するデータ入力回路を活性化させる、ことを特徴とする請求項21に記載の半導体装置の制御方法。
  24. 請求項1乃至15のいずれか一項に記載の半導体装置と、前記半導体装置に接続されたコントローラとを備え、
    前記コントローラは、前記インターフェースチップに前記リードコマンドに関連するコマンドを発行し、
    前記コントローラから前記コマンドを受けた前記インターフェースチップは、前記複数のコアチップに前記リードコマンドを発行し、
    前記複数のコアチップのいずれかは、前記リードコマンドを受けて前記インターフェースチップに前記リードコマンドに対応する前記パラレルデータを出力し、
    前記複数のコアチップのいずれかから前記パラレルデータを受けた前記インターフェースチップは、前記パラレルデータを前記シリアルデータに変換して前記コントローラに出力する、ことを特徴とするデータ処理システム。
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