JP2011068777A - ω末端にポリアルキレンオキシド基を有する片末端反応性オルガノポリシロキサン及びその製造方法。 - Google Patents

ω末端にポリアルキレンオキシド基を有する片末端反応性オルガノポリシロキサン及びその製造方法。 Download PDF

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Abstract

【課題】ω末端に親水性基を有し、表面特性に優れたシリコーングラフト重合体を提供することができる新規な片末端反応性オルガノポリシロキサン及びその製造方法。
【解決手段】
下記の順に配列したブロックから成るオルガノポリシロキサンであり、ω末端にポリアルキレンオキシドを有することを特徴とする片末端反応性オルガノポリシロキサン。

A−B−C−Y

(式中、Aは末端にアルコキシ基を有する1価のポリアルキレンオキシド基、Bは2価の置換もしくは非置換のアルキレン基、Cは2価のポリシロキサン基、Yは、反応性基を有するアルキル基、水素原子、スチリル基、およびトリアルコキシシリル基より選ばれる1価の基である。)
【選択図】なし

Description

本発明は、ω末端に親水性であるポリアルキレンオキシドを有する片末端反応性オルガノポリシロキサン及びその製造方法に関する。
従来より、ヘキサメチルシクロトリシロキサンを開環重合することによって、片末端に(メタ)アクリル基を有するオルガノポリシロキサンを合成することが知られている。例えば、特開昭59−78236号公報(特許文献1)においては、リチウムトリメチルシラノレートを重合開始剤として用いてヘキサメチルシクロトリシロキサンを開環重合し、3−(2−メタクリロキシエトキシ)プロピルジメチルクロロシランで反応を停止することにより、片末端に(メタ)アクリル基を有するオルガノポリシロキサンを合成する方法が提案されている。
更に、特開平7−224168号公報(特許文献2)においては、トリメチルシラノール又は3−メタクリロキシプロピルジメチルシラノールを開始剤として用い、五配位ケイ素触媒の存在下、ヘキサメチルシクロトリシロキサンを開環重合し、次いでそれぞれ3−メタクリロキシプロピルジメチルクロロシラン又はトリメチルクロロシランで反応を停止することにより、片末端に(メタ)アクリル基を有するオルガノポリシロキサンを合成する方法が知られている。
しかしながら、これらの片末端反応性オルガノポリシロキサンは、いずれも疎水性セグメントのみからなるシロキサン重合体であり、親水性基を持つ片末端反応性オルガノポリシロキサンの例は少ない(特許文献3)。
一方、末端に反応性基である加水分解性シリル基を有するポリオキシアルキレン化合物が、特公昭59−25808号(特許文献4)、特公昭61−29379号公報(特許文献5)等に記載されており、親水性のシランカップリング剤として利用されている。しかし、これらのポリオキシアルキレン化合物はシロキサン鎖を有していない。
親水性基を含有するオルガノポリシロキサンは、親水性セグメント及び疎水性セグメントより成るブロック共重合体であり、各親水性セグメント及び疎水性セグメント同士が各々に会合してミクロ相分離を起こす。該ポリシロキサンは、その特徴を利用して化粧品や各種塗料材料に用いられているが、耐久性が必要とされる用途においてはさらに反応性基の導入が求められる等、更なる改良を必要としている。
特開2001−55446号(特許文献6)、特開2008−202060号公報(特許文献7)では親水性基を含有する片末端反応性ポリシロキサンが報告されている。しかしこれらの片末端反応性ポリシロキサンは、親水性基が反応性基ブロックとポリシロキサンブロックの間に位置するため、塗料などに使用した場合、親水性基がシロキサンセグメントに覆われてしまい塗膜表面でミクロ相分離の特性が得られにくいといった問題があった。
特開昭59−78236号公報 特開平7−224168号公報 特開2008−274278号公報 特公昭59−25808号公報 特公昭61−29379号公報 特開2001−55446号公報 特開2008−202060号公報
本発明者らは、上記課題を解決するためω末端に親水性基を有する反応性ポリシロキサンの合成を検討してきたが、このような反応性ポリシロキサンは片末端を官能基化する工程が困難であり、未だω末端に親水性基を有する反応性ポリシロキサンの合成例は報告されていない。
本発明者は鋭意検討を行った結果、ω末端に親水性基であるポリアルキレンオキシドを有するシラノール化合物を重合開始剤として用い、ヘキサメチルシクロトリシロキサンを開環重合させてα末端シラノール変性オルガノポリシロキサンを合成した後、これを特定の化合物と反応させることにより、ω末端にポリアルキレンオキシドを有する片末端反応性オルガノポリシロキサンが得られることを知見した。
即ち本発明は、下記の順に配列したブロックから成るオルガノポリシロキサンであり、ω末端にポリアルキレンオキシドを有することを特徴とする片末端反応性オルガノポリシロキサン

A−B−C−Y

(式中、Aは末端にアルコキシ基を有する1価のポリアルキレンオキシド基、Bは2価の置換もしくは非置換のアルキレン基、Cは2価のポリシロキサン基、Yは反応性基を有するアルキル基、水素原子、スチリル基、およびトリアルコキシシリル基より選ばれる1価の基である。)及び、該オルガノポリシロキサンの製造方法を提供する。
本発明の片末端反応性オルガノポリシロキサンは、ω末端に親水性基であるポリアルキレンオキシドを有するため、オルガノポリシロキサンのα末端を反応させてシリコーングラフト重合体を形成した場合において、表面特性の良い塗膜を提供することができる。
図1は、実施例1で製造した化合物のNMRである。
本発明は、下記の順に配列したブロックから成るオルガノポリシロキサンであり、ω末端にポリアルキレンオキシドを有することを特徴とする片末端反応性オルガノポリシロキサンである。

A−B−C−Y

式中、Aは末端にアルコキシ基を有する1価のポリアルキレンオキシド基、Bは2価の置換もしくは非置換のアルキレン基、Cは2価のポリシロキサン基、Yは反応性基を有するアルキル基、水素原子、スチリル基、およびトリアルコキシシリル基より選ばれる1価の基である。
上記ブロックから成るオルガノポリシロキサンとしては、下記式(1)で表されるオルガノポリシロキサンが挙げられる。
Figure 2011068777
式(1)において、Rは炭素数1〜10のアルキル基、RはHまたはメチル基、Rは炭素数1〜10のアルキレン基、Rは互いに独立に、炭素数1〜10のアルキル基、アルケニル基又はアリール基、mは1〜100、好ましくは5〜50、より好ましくは10〜30の整数であり、nは5〜300、好ましくは10〜150、より好ましくは20〜50の整数である。
式(1)において、Yは、反応性基を有するアルキル基、水素原子、スチリル基、およびトリアルコキシシロキシ基より選ばれる1価の基である。反応性基としては、(メタ)アクリル基、(メタ)アクリルアミド基、アミノ基、エポキシ基、および酸無水物基が挙げられる。アルキル基、及びアルコキシ基の炭素数は1〜10であるものがよい。中でも、Yが(メタ)アクリル基又は(メタ)アクリルアミド基を有するアルキル基、またはトリアルコキシシリル基であるものがよい。
このようなYとしては下記に示すものが挙げられる。
Figure 2011068777
本発明は、上記のω末端にポリアルキレンオキシドを有する片末端反応性オルガノポリシロキサンを製造するのに好適な方法を提供する。該方法は、下記一般式(2)で表わされるポリアルキレンオキシド変性シラノールと、
Figure 2011068777
(R、R、R、R、mは上述のとおりである。)
ヘキサメチルシクロトリシロキサンを反応させて、下記一般式(3)
Figure 2011068777
(式中、R、R、R、R、m、nは上述のとおりである。)で示される中間体化合物を製造する工程を含む。
次に上記一般式(3)の中間体化合物をシラノールに対し反応性を示す有機ケイ素化合物と反応させることによって本発明のオルガノポリシロキサンを得ることができる。このような有機ケイ素化合物としては、下記一般式(4)〜(8)に示される有機ケイ素化合物が挙げられる。
Figure 2011068777
(式中、Rは互いに独立に、炭素数1〜10のアルキル基、アルケニル基又はアリール基、Rは炭素数1〜10のアルキレン基、Rは水素原子もしくはメチル基、Rはメチル基もしくはエチル基である。)
このような有機ケイ素化合物としては、以下のものが挙げられる。
Figure 2011068777
また、本発明のオルガノポリシロキサンは、上記一般式(3)で示される中間体化合物にジメチルクロロシランを反応させて末端SiH基含有オルガノポリシロキサンを製造した後、下記式(9)、(10)または(11)で示されるビニル基含有化合物を付加反応させることによって得ることができる。
Figure 2011068777
(式中、Rは上述の通りである。)
下記に上記の合成経路をより詳細に示す。
(i)ポリアルキレンオキシド変性シラノールの合成
上記一般式(2)で示されるポリアルキレンオキシド変性シラノールは、下記式で示されるポリオキシアルキレン重合体の末端ビニル基をテトラメチルジシロキサンの一つのSi−H基と付加反応(ヒドロシリル化反応)させ、続いて残る一つのSi−H基をシラノール化して得ることができる。
Figure 2011068777
(式中、Rは炭素数1〜10のアルキル基、RはHまたはメチル基、mは1〜100、好ましくは5〜50、より好ましくは10〜30の整数である。)
ポリオキシアルキレン重合体とテトラメチルジシロキサンは、ポリオキシアルキレン重合体のビニル基1当量に対し、テトラメチルジシロキサンのSi−H基が6〜40当量、好ましくは10〜30当量となる量で反応させる。該付加反応では、テトラメチルジシロキサンの片末端にポリオキシアルキレン重合体が付加した化合物と、両末端にポリオキシアルキレン重合体が付加した化合物が得られるが、ポリオキシアルキレン重合体に対し大過剰量のテトラメチルジシロキサンを用いることにより、片末端Si−H基であるシロキサン化合物を95%以上の比率で製造することができる。付加反応は無溶剤下で行うことができるが、エーテル系、芳香族系、脂肪族系炭化水素等の溶剤中で行ってもよい。中でも、トルエンを使用することが好ましい。本発明では、テトラメチルジシロキサンの両末端にポリオキシアルキレン重合体が付加した化合物を分離せずに下記反応で用いることができる。
付加反応において触媒を使用してもよい。触媒は、公知に用いられている触媒を使用することができ特に制限はされないが、白金系、パラジウム系の触媒が良く、特に中性の白金系触媒、例えば不飽和化合物が配位した0価の白金系触媒が好適である。特には、ヘキサクロロ白金(IV)酸六水和物、白金カルボニルビニルメチル錯体、白金−ジビニルテトラメチルジシロキサン錯体、白金−シクロビニルメチルシロキサン錯体、白金−オクチルアルデヒド/オクタノール錯体、あるいは活性炭に担持された白金を用いることができる。中でもテトラメチルジビニルジシロキサン配位の0価白金触媒を使用することが好ましい。触媒はポリオキシアルキレン重合体に対して、白金として1〜50ppm、好ましくは3〜20ppmとなる量で使用することが好ましい。
付加反応は、反応温度30〜150℃、特に80〜120℃で、1〜5時間で行うことが好ましい。オートクレーブ等の密閉系で反応を行うことにより、反応時間を短縮でき、且つヒドロシリル化の反応率を向上することができる。
次に、このようにして得た片末端Si−H基シロキサン化合物を、水存在下で脱水素反応させることによりシラノールへと転化させる。シラノール化に使用する水は、Si−H基に対し等モル以上、好ましくは3〜10倍モルとなる量で使用する。また、触媒として白金系、パラジウム系、ヒドロキシアミン系の触媒を使用してもよく、例えばパラジウムカーボンを使用することができる。触媒は、片末端にSi−H結合を有するポリオキシアルキレン系重合体に対し金属量として40〜200ppm、好ましくは60〜150ppmの量で使用する。また、シラノール化反応において必要に応じ溶剤を使用してもよい。溶剤としては水溶性のケトン類、アルコール類、あるいはエーテル類の溶剤を使用することが好ましい。また、シラノール化は反応温度30〜150℃、好ましくは50〜100℃で行うのがよい。
(ii)中間体化合物の合成
上記シラノール化合物にヘキサメチルシクロトリシロキサンを開環重合させることによって、上記式(3)で示される中間体化合物を得ることができる。ヘキサメチルシクロトリシロキサンは、シラノール化合物のヒドロキシル基1当量に対し、1〜100当量、好ましくは4〜50当量となる量で用いる。該重合反応は重合触媒の存在下で行われる。このような重合触媒としては、公知のものを使用することができるが、中でも特公昭45−1070号公報に記載されている下記式(12)で示される五配位ケイ素触媒を使用することが好ましい。
Figure 2011068777
式中、Rは置換又は非置換の1価炭化水素基、MはLi,Na,K,NH4又はC65CH2N(CH33である。Rは炭素数1〜12の1価炭化水素基であることが良い。
このような五配位ケイ素触媒としては、下記に示すものが挙げられる。
Figure 2011068777
中でも、合成が容易く、経時安定性が良く、また、重合して得られたポリシロキサンが単分散度に優れるという点から、アルカリ金属を対イオンとする五配位ケイ素触媒を使用するのがよい。特に、下記に示す五配位ケイ素触媒が好ましい。
Figure 2011068777
五配位ケイ素触媒の使用量は、ヘキサメチルシクロトリシロキサンに対し100〜1000ppm、特に200〜500ppmが好ましい。
また、該重合反応は溶媒中で行うことが良い。反応溶媒としては、活性水素を含まない極性溶媒や非極性溶媒を使用でき、具体的にはアセトニトリル、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、ジメチルスルホキシド、ジメチルホルムアミド、ヘキサン、トルエン、キシレン等を使用することができるが、中でも、アセトニトリルを用いることが好ましい。反応溶媒はモレキュラーシーブス等の乾燥剤を用いて脱水したものを使用することが良い。
重合反応の反応条件は適宜選定されるが、反応温度50〜100℃、好ましくは60〜80℃がよく、反応時間は1〜20時間である。上記反応によりω末端にポリアルキレンオキシド、α末端にシラノールを有する中間体化合物を得ることができる。
(iii)片末端反応性オルガノポリシロキサンの合成
次に、上記反応で得られた中間体化合物を、シラノールに対し反応性を示す有機ケイ素化合物と反応させる。このような有機ケイ素化合物としては、上記式(4)〜(7)で示されるオルガノクロロシラン、又は式(8)で示されるケテンシリルアセタールが用いられる。
上記式(4)〜(7)のオルガノクロロシランは、上記式(3)で示されるオルガノポリシロキサン中間体1モルに対し、1.0〜1.5モル、好ましくは1.0〜1.2モルの量で用いるのがよい。
オルガノクロロシランを用いた付加反応は、中間体化合物を生成した後の反応溶液にオルガノクロロシランを直接滴下することで行う。付加反応は塩酸捕捉剤の存在下で行うことが好ましい。塩酸捕捉剤としては、各種アミン、例えばピリジン、トリエチルアミンが挙げられ、好ましくはトリエチルアミンが使用される。(メタ)アクリル基を有するオルガノクロロシランを用いる場合には、(メタ)アクリルの重合反応を防止するためにジブチルヒドロキシトルエン(BHT)を加えるのがよい。反応条件は、反応温度20〜100℃、特に50〜80℃、反応時間1〜10時間であることが好ましい。反応終了後、メタノールを加えることで残存するクロロシランを失活させ、100℃/10mmHgの条件でストリッピングすることで反応溶媒を除去する。該方法によりω末端にポリアルキレンオキシドを有する片末端反応性オルガノポリシロキサンを得ることができる。
上記式(8)のケテンシリルアセタールは、上記式(3)で示されるオルガノポリシロキサン中間体1モルに対して1.0〜3.0モル、好ましくは1.5〜2.0モルの量で用いるのがよい。
ケテンシリルアセタールを用いた付加反応は、中間体化合物を生成した後の反応溶液にケテンシリルアセタールを直接滴下することで行う。付加反応は、反応温度50〜80℃、好ましくは60〜70℃で行うことがよく、反応時間は1〜10時間であることが好ましい。反応終了後、メタノールを加えることで触媒を失活させ、反応溶媒を100℃/10mmHgの条件でストリッピングすることで除去する。該方法によりω末端にポリアルキレンオキシドを有する片末端反応性オルガノポリシロキサンを得ることができる。
また、本発明のオルガノポリシロキサンは、上記オルガノクロロシランを用いた反応により、式(3)で示される中間体化合物とジメチルクロロシランを反応させて末端SiH基含有オルガノポリシロキサンを得た後、上記式(9)、(10)または(11)で示されるビニル基含有化合物を付加反応させることにより得ることができる。SiH基とビニル基の付加反応は公知の方法を用いることができ、特に限定されない。ビニル基含有化合物はオルガノポリシロキサンのSiH基1当量に対して、ビニル基が1〜3当量となる量で用いる。未反応のビニル基含有化合物は、反応終了後、溶媒留去と共に除去することができる。反応温度は30〜150℃、特に80〜120℃で、1〜5時間で行うことが好ましい。
α末端に(メタ)アクリル基、(メタ)アクリルアミド基、スチリル基を有する片末端反応性オルガノポリシロキサンは、ビニル系モノマーと共重合可能であり、撥水性、離型性、滑り性、耐候性、気体透過性に優れるグラフト共重合体を提供することができる。また、α末端にアルコキシシリル基、ヒドロシリル基、エポキシ基、アミノ基、酸無水物基を有する片末端反応性オルガノポリシロキサンは、シランカップリング剤、ハードコート剤などの表面処理剤として利用可能である。
以下、実施例と比較例を示し本発明を説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるものではない。
実施例において使用した測定装置は以下の通りである。
赤外分光光度計:SPECTRUM 2000(PERKIN ELMER社製)
GPC:HLC−8220(東ソー社製)
NMR:AVANCE3−400(Buruker社製)、H−NMR
[実施例1]
(i)ポリアルキレンオキシド変性シラノールの合成
撹拌機、温度計、還流冷却器、滴下ロートを備えた3Lのガラス製反応器中にω末端メトキシポリエチレングリコールモノアリルエーテル(分子量550)400g、1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン974g(SiH基/SiVi基=20)、トルエン500g、白金含有量0.5重量%のテトラメチルジビニルジシロキサン配位0価白金触媒のトルエン溶液0.48g(白金金属換算量6ppm)を仕込み、70℃で5時間反応させた後、反応液をストリッピングして揮発分を除去し、淡褐色の粘稠な液体484gを得た。得られた生成物は、IR測定においてSi−H結合の吸収(2,125cm−1)が確認され、また、水素ガス発生量から求めた得られた化合物の平均分子量は690であった。
次に、温度計、冷却管、攪拌羽根を備えた500mlフラスコ中に、上記生成物300g、テトラヒドロフラン150g、パラジウム含有量2.0重量%のパラジウムカーボン1.5g(パラジウム金属換算量100ppm)を仕込み、氷浴中で水15gを滴下し、70℃で2時間反応させた後、反応液をストリッピングして揮発分を除去し、パラジウムカーボンをろ過で除去すると、淡褐色の粘稠な液体286gを得た。
上記生成物のIR測定を行ったところ、Si−H結合の吸収(2,125cm−1)が消失し、Si−OH結合の吸収(3,400cm−1)が認められた。また、水素ガス発生量から残存Si−H量を計算して反応率を求めたところ、ほぼ100%であった。GPCにより測定したポリスチレン換算平均分子量は約700であり、従って得られた生成物は下記式(13)で示すシラノール化合物である。
Figure 2011068777
(ii)中間体化合物の合成
次に、温度計、冷却管、攪拌羽根を備えた500mlフラスコ中に、上記式(13)のシラノール化合物140g、ヘキサメチルシクロトリシロキサン444g、脱水処理したアセトニトリル196gを仕込み、油浴中、50℃に加熱することにより内容物を均一な溶液とした。この溶液に下記式(14)で示される五配位ケイ素触媒0.156gを加え、60℃下3時間撹拌し重合反応を行った。
Figure 2011068777
(iii)片末端反応性オルガノポリシロキサンの合成
反応終了後、10℃下にて下記式(15)のケテンシリルアセタール88.8g(0.43mol)を上記反応溶液に滴下し、70℃で3時間反応させた。メタノールを84g加えることで触媒を失活させ、100℃/10mmHgの条件でストリッピングを行うことにより溶媒及び微量の低揮発分を除去し、活性炭を用いたろ過により重合触媒を除去し、淡褐色透明のオイルを得た。収量は560g、式(13)のシラノール化合物に基づく収率は97.0%であった。
Figure 2011068777
得られた生成物の25℃における粘度、比重、屈折率、重量平均分子量(ゲル透過クロマトグラフによる測定)を測定した。
粘度:100mm/s
比重:0.999
屈折率:1.4139
重量平均分子量:2900
また、H−NMRの結果より、得られた生成物は下記式(16)に示す構造を有する化合物であることがわかった。H−NMRの結果を図1に示す。
Figure 2011068777
[実施例2]
実施例1と同様の方法で上記式(13)のシラノール化合物を製造し、ヘキサシクロトリシロキサンとの重合反応を行った。反応終了後、BHT0.11g、ピリジン24.0g及びトルエン82gを添加混合し、反応溶液を氷冷した後、10℃下にてメタクロイルプロピルジメチルクロロシラン45.3g(0.21モル)を滴下後、反応溶液を昇温し70℃で2時間撹拌し末端封鎖反応を行った後、20gのメタノールを加えることで残存するクロロシランを失活させた。続いて100℃/10mmHgの条件でストリッピングを行うことによりトルエン及び微量の低揮発分を除去し、活性炭を用いたろ過により重合触媒を除去し、淡褐色透明のオイルを得た。収量は581g、式(13)のシラノール化合物に基づく収率は98.0%であった。得られた生成物は下記式(17)に示す構造を有する化合物であった。
Figure 2011068777
本発明の片末端反応性オルガノポリシロキサンは、ω末端にポリアルキレンオキシドを有することにより表面特性に優れたシリコーングラフト重合体を提供することができ、コンクリート用撥水剤、貼紙防止塗料、海中防汚塗料、耐候性塗料、感熱転写記録用フィルムのスティッキング防止剤、着水、着雪防止塗料、化粧料、コンタクトレンズ材料等の用途に使用されるグラフト共重合体の合成中間体として有用である。

Claims (7)

  1. 下記の順に配列したブロックから成るオルガノポリシロキサンであり、ω末端にポリアルキレンオキシドを有することを特徴とする片末端反応性オルガノポリシロキサン。

    A−B−C−Y

    (式中、Aは末端にアルコキシ基を有する1価のポリアルキレンオキシド基、Bは2価の置換もしくは非置換のアルキレン基、Cは2価のポリシロキサン基、Yは、反応性基を有するアルキル基、水素原子、スチリル基、およびトリアルコキシシリル基より選ばれる1価の基である。)
  2. 下記一般式(1)で表される、請求項1に記載の片末端反応性オルガノポリシロキサン。
    Figure 2011068777
    (式(1)中、Rは炭素数1〜10のアルキル基、RはHまたはメチル基、Rは炭素数1〜10のアルキレン基、Rは互いに独立に、炭素数1〜10のアルキル基、アルケニル基又はアリール基であり、Yは、反応性基を有するアルキル基、水素原子、スチリル基、およびトリアルコキシシリル基より選ばれる1価の基である。mは1〜100の整数、nは5〜300の整数である。)
  3. 式(1)において、Yは(メタ)アクリル基又は(メタ)アクリルアミド基、アミノ基、エポキシ基および酸無水物基から選ばれる反応性基を有するアルキル基、およびトリアルコキシシリル基から選ばれることを特徴とする、請求項2に記載の片末端反応性オルガノポリシロキサン。
  4. 下記一般式(2)で表わされるポリアルキレンオキシド変性シラノールと、
    Figure 2011068777
    (R、R、R、R、mは上述のとおりである。)
    ヘキサメチルシクロトリシロキサンを反応させて、下記一般式(3)
    Figure 2011068777
    (式中、R、R、R、R、m、nは上述のとおりである。)で示される中間体化合物を製造し、該中間体化合物をシラノールに対し反応性を示す有機ケイ素化合物と反応させる工程を含むことを特徴とする請求項1に記載の片末端反応性オルガノポリシロキサンの製造方法。
  5. 有機ケイ素化合物が、下記一般式(4)〜(8)で示される化合物から選ばれる請求項4に記載の片末端反応性オルガノポリシロキサンの製造方法。
    Figure 2011068777
    (式中、Rは上述の通りであり、Rは炭素数1〜10のアルキレン基、Rは水素原子もしくはメチル基、Rはメチル基もしくはエチル基である。)
  6. 下記一般式(2)で表わされるポリアルキレンオキシド変性シラノールと、
    Figure 2011068777
    (R、R、R、R、mは上述のとおりである。)
    ヘキサメチルシクロトリシロキサンを反応させて、下記一般式(3)
    Figure 2011068777
    (式中、R、R、R、R、m、nは上述のとおりである。)で示される中間体化合物を製造し、該中間体化合物とジメチルクロロシランを反応させて末端SiH基含有オルガノポリシロキサンを製造した後、下記式(9)、(10)または(11)に示す化合物と付加反応させる工程を含むことを特徴とする請求項1に記載の片末端反応性オルガノポリシロキサンの製造方法。
    Figure 2011068777
    (Rは炭素数1〜10のアルキレン基である)
  7. 上記一般式(2)で表わされるポリアルキレンオキシド変性シラノールとヘキサメチルシクロトリシロキサンの反応を下記一般式(12)
    Figure 2011068777
    (式中、Rは置換又は非置換の1価炭化水素基、MはLi,Na,K,NH又はCCHN(CHである。)で示される五配位ケイ素触媒の存在下で行うことを特徴とする請求項4〜6のいずれか1項に記載の片末端反応性オルガノポリシロキサンの製造方法。
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