JP2011060973A - 半導体チップ収容トレイ - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、より薄型化、短冊化された半導体チップであっても安定したフェイストップ収納及びフェイスダウン収納を実現できる半導体チップ収容トレイを提供する。
【解決手段】本発明に係る半導体チップ収容トレイは、複数積み重ねて使用され、平面形状が長方形の半導体チップを複数収容しており、ベース板の表面に設けられた断面が三角形の突起を嵌め込む凹みを有する第1の突起及び第1の凸部と、ベース板の裏面に設けられた断面が三角形の第2の突起及び第2の凸部とを具備し、ベース基板の表面がベース基板の裏面に対向するように2枚の半導体チップ収容トレイが積み重ねられた場合に、ベース基板の表面に形成された収容エリアとベース基板の裏面に形成された収容エリアが重ねられ、且つ第1の突起の凹みに第2の突起が嵌め込まれ、且つ第1の凸部と第2の凸部が重ねられないことを特徴とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、半導体チップ収容トレイに係り、より薄型化、短冊化された半導体チップであっても安定したフェイストップ収納及びフェイスダウン収納を実現できる半導体チップ収容トレイに関する。
半導体チップの実装方式の一つに、COG(Chip On Glass)があり、この実装方式は、バンプ付きの半導体チップを直接基板上に搭載する方法である。バンプが形成された半導体チップは、バンプが傷つくことを抑制することを目的とし、搬送時にバンプが形成された能動面が上を向いた状態(フェイストップ)で、半導体チップ収納トレイに収容される。これに対してCOG実装するためには、実装時に半導体チップの能動面が下を向いた状態(フェイスダウン)にする必要がある。このため、半導体チップ収容トレイから半導体チップを取り出す際に、半導体チップ収容トレイの上下を反転させる必要がある。
従来の半導体チップ収容トレイは、トレイの表面と裏面に半導体チップを収容するための突起を備えている。このため、半導体チップをフェイストップで収納したトレイを積み重ねた後に、半導体チップ収容トレイを反転させることで半導体チップをフェイスダウンの状態にしても、半導体チップのバンプが傷つくことを抑制できる。従って、半導体チップにダメージを与えることなくフェイストップ収納とフェイスダウン収納を自在に扱うことができる(例えば特許文献1参照)。
特開2009−49169公報
しかしながら、上記従来の半導体チップ収容トレイでは、半導体チップの更なる薄型化、短冊化によってフェイストップ収納状態からフェイスダウン収納状態に半導体チップ収容トレイを反転させる際に収納状態が不安定になることがある。
本発明の一態様は、より薄型化、短冊化された半導体チップであっても安定したフェイストップ収納及びフェイスダウン収納を実現できる半導体チップ収容トレイを提供することを課題とする。
本発明の一態様は、複数積み重ねて使用され、平面形状が長方形の半導体チップを複数収容する半導体チップ収容トレイであって、
ベース板と、
前記ベース板の表面に設けられ、一つの半導体チップが収容される収容エリアの周囲の短辺側に配置された第1の突起であって断面が三角形の突起を嵌め込む凹みを有する第1の突起と、
前記ベース板の表面に設けられ、前記収容エリアの周囲の長辺側に配置された第1の凸部と、
前記ベース板の裏面に設けられ、一つの半導体チップが収容される収容エリアの周囲の短辺側に配置された断面が三角形の第2の突起と、
前記ベース板の裏面に設けられ、前記収容エリアの周囲の長辺側に配置された第2の凸部と、
を具備し、
前記ベース基板の表面が前記ベース基板の裏面に対向するように2枚の半導体チップ収容トレイが積み重ねられた場合に、前記ベース基板の表面に形成された前記収容エリアと前記ベース基板の裏面に形成された前記収容エリアが重ねられ、且つ前記第1の突起の前記凹みに前記第2の突起が嵌め込まれ、且つ前記第1の凸部と前記第2の凸部が重ねられないことを特徴とする半導体チップ収容トレイである。
上記半導体チップ収容トレイによれば、ベース基板の表面がベース基板の裏面に対向するように2枚の半導体チップ収容トレイが積み重ねられた場合に、第1の突起の凹みに第2の突起が嵌め込まれる。これにより、半導体チップ収容トレイを安定的に積み重ねることができる。
本発明の一態様は、複数積み重ねて使用され、平面形状が長方形の半導体チップを複数収容する半導体チップ収容トレイであって、
ベース板と、
前記ベース板の表面に設けられ、一つの半導体チップが収容される収容エリアの周囲の短辺側に配置された第1の突起であって断面が三角形の突起を嵌め込む凹みを有する第1の突起と、
前記ベース板の表面に設けられ、前記収容エリアの周囲の長辺側に配置された凹部と、
前記ベース板の裏面に設けられ、一つの半導体チップが収容される収容エリアの周囲の短辺側に配置された断面が三角形の第2の突起と、
前記ベース板の裏面に設けられ、前記収容エリアの周囲の長辺側に配置された凸部と、
を具備し、
前記ベース基板の表面が前記ベース基板の裏面に対向するように2枚の半導体チップ収容トレイが積み重ねられた場合に、前記ベース基板の表面に形成された前記収容エリアと前記ベース基板の裏面に形成された前記収容エリアが重ねられ、且つ前記第1の突起の前記凹みに前記第2の突起が嵌め込まれることを特徴とする半導体チップ収容トレイである。
また、本発明の一態様に係る半導体チップ収容トレイにおいて、前記凸部の側壁は2段階のテーパー形状とされており、前記凸部の側壁の上部は下部に比べて緩やかな角度のテーパー形状とされていることが好ましい。
また、本発明の一態様に係る半導体チップ収容トレイにおいて、前記ベース板の表面に形成され、前記ベース基板の外周に沿って形成された第1の環状凸部と、
前記ベース板の裏面に形成され、前記ベース基板の外周に沿って形成された第2の環状凸部と、を具備し、
前記第1の環状凸部は、凸先端が前記ベース基板の表面中央側に向いた凸状ボスを有しており、
前記第2の環状凸部は、凹み基端が前記ベース基板の裏面中央側に向いた凹状ボスを有しており、
前記ベース基板の表面が前記ベース基板の裏面に対向するように2枚の半導体チップ収容トレイが積み重ねられた場合に、前記第1の環状凸部と前記第2の環状凸部が間隔L1を有し、前記凸先端と前記凹み基端が前記間隔L1より小さい間隔L4を有することが好ましい。
また、本発明の一態様に係る半導体チップ収容トレイにおいて、前記ベース板の表面に形成された第1の環状凸部と、
前記ベース板の裏面に形成された第2の環状凸部と、を具備し、
前記第1の環状凸部は、凸先端が前記ベース基板の表面に対して垂直上方側に向いた凸状ボスを有しており、
前記第2の環状凸部は、凹み基端が前記ベース基板の裏面に対して垂直下方側に向いた凹状ボスを有しており、
前記凸状ボス及び前記凹状ボスそれぞれの側壁がテーパー形状にて形成されており、
前記ベース基板の表面が前記ベース基板の裏面に対向するように2枚の半導体チップ収容トレイが積み重ねられた場合に、前記凸状ボスの側壁と前記凹状ボスの側壁とのベース基板裏面側の間隔L4が、前記凸状ボスの側壁と前記凹状ボスの側壁とのベース基板表面側の間隔L1より小さく形成されていることが好ましい。
本発明の一態様は、複数積み重ねて使用され、平面形状が長方形の半導体チップを複数収容する半導体チップ収容トレイであって、
ベース板と、
前記ベース板の表面に設けられ、一つの半導体チップが収容される収容エリアの周囲の短辺側に配置された第1の突起であって断面が三角形の突起を嵌め込む凹みを有する第1の突起と、
前記ベース板の表面に設けられ、前記収容エリアの周囲の長辺側に配置された第2の突起であって断面が三角形の突起を嵌め込む凹みを有する第2の突起と、
前記ベース板の裏面に設けられ、一つの半導体チップが収容される収容エリアの周囲の短辺側に配置された断面が三角形の第3の突起と、
前記ベース板の裏面に設けられ、前記収容エリアの周囲の長辺側に配置された断面が三角形の第4の突起と、
を具備し、
前記ベース基板の表面が前記ベース基板の裏面に対向するように2枚の半導体チップ収容トレイが積み重ねられた場合に、前記ベース基板の表面に形成された前記収容エリアと前記ベース基板の裏面に形成された前記収容エリアが重ねられ、且つ前記第1及び第2の突起それぞれの前記凹みに前記第3及び第4の突起それぞれが嵌め込まれることを特徴とする半導体チップ収容トレイである。
また、本発明の一態様に係る半導体チップ収容トレイにおいて、前記ベース基板の表面の前記収容エリアに設けられた台座をさらに具備することが好ましい。
(a)は、第1の実施形態に係る第1の半導体チップ収容トレイの表面に一つの半導体チップ10を収容した状態を示す平面図。(b)は、図1(a)に示すA−A'部の断面図であり、(c)は、図1(a)に示すB−B'部の断面図。 (a)は、第1の実施形態に係る第2の半導体チップ収容トレイの裏面における一つの半導体チップ10を収容した状態を示す平面図。(b)は、図2(a)に示すa−a'部の断面図。(c)は、図2(a)に示すb−b'部の断面図。 (a)は、第1の半導体チップ収容トレイの表面と第2の半導体チップ収容トレイの裏面が互いに対向した状態を示す断面図。(b)は、図3(a)に示す第1の突起12aと第2の突起13aが重なる箇所を拡大した断面図。 (a)〜(c)は、第1の実施形態による半導体チップ収容トレイの第1及び第2の突起の変形例を示す断面図。 (a)は、第2の実施形態に係る第1の半導体チップ収容トレイの表面に一つの半導体チップ10を収容した状態を示す平面図。(b)は、図5(a)に示すA−A'部の断面図。 (a)は、第2の実施形態に係る第2の半導体チップ収容トレイの裏面における一つの半導体チップ10を収容した状態を示す平面図。(b)は、図6(a)に示すa−a'部の断面図。 第1の半導体チップ収容トレイの表面と第2の半導体チップ収容トレイの裏面が互いに対向した状態を示す断面図。 (a)〜(c)は、第1の半導体チップ収容トレイの上に第2の半導体チップ収容トレイを積み重ねる様子を詳細に示す断面図。 (a)は、第3の実施形態に係る第1の半導体チップ収容トレイの表面全体を示す平面図。(b)は、第2の半導体チップ収容トレイの裏面全体を示す平面図。 (a)および(b)は、図9(a)に示す第1の半導体チップ収容トレイの上に図9(b)に示す第2の半導体チップ収容トレイを積み重ねた状態での拡大平面図。 (a)および(b)は、左右方向の凸状ボスと凹状ボスを嵌め合わせた拡大平面図。 (a)は、第4の実施形態に係る第1の半導体チップ収容トレイの表面全体を示す平面図。(b)は、本実施形態に係る第2の半導体チップ収容トレイの裏面全体を示す平面図。 図12(a)に示す第1の半導体チップ収容トレイの上に図12(b)に示す第2の半導体チップ収容トレイを積み重ねた状態での拡大平面図。 (a)は、第5の実施形態に係る第1の半導体チップ収容トレイの表面に一つの半導体チップ10を収容した状態を示す平面図。(b)は、図14(a)に示すA−A'部の断面図。(c)は、第1の半導体チップ収容トレイの表面と第2の半導体チップ収容トレイの裏面が互いに対向した状態を示す断面図。(e)は、第2の半導体チップ収容トレイの裏面における一つの半導体チップ10を収容した状態を示す平面図。(d)は、図14(e)に示すa−a'部の断面図。 (a)は、第5の実施形態の変形例に係る第1の半導体チップ収容トレイの表面に一つの半導体チップ10を収容した状態を示す平面図。(b)は、図15(a)に示すA−A'部の断面図。(c)は、第1の半導体チップ収容トレイの表面と第2の半導体チップ収容トレイの裏面が互いに対向した状態を示す断面図。(e)は、第2の半導体チップ収容トレイの裏面における一つの半導体チップ10を収容した状態を示す平面図。(d)は、図15(e)に示すa−a'部の断面図。 (a)は、第6の実施形態に係る第1の半導体チップ収容トレイの表面に一つの半導体チップ10を収容した状態を示す平面図。(b)は、図16(a)に示すA−A'部の断面図。(e)は、本実施形態に係る第2の半導体チップ収容トレイの裏面における一つの半導体チップ10を収容した状態を示す平面図。(d)は、図16(e)に示すa−a'部の断面図。(c)は、第1の半導体チップ収容トレイの表面と第2の半導体チップ収容トレイの裏面が互いに対向した状態を示す断面図。
以下では、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。ただし、本発明は以下の説明に限定されず、本発明の趣旨及びその範囲から逸脱することなくその形態及び詳細を様々に変更し得ることは、当業者であれば容易に理解される。従って、本発明は以下に示す実施の形態の記載内容に限定して解釈されるものではない。
(第1の実施形態)
本実施形態による半導体チップ収容トレイは、平面形状が長方形の半導体チップを複数収容して搬送するためのトレイであり、半導体チップを搬送するときには複数重ねられた後にトレイバンドで束ねられる。以下、半導体チップ収容トレイの表面は、搬送時に上を向いている面と定義し、半導体チップ収容トレイの上下関係は、半導体チップ収容トレイの表面が上を向いている場合を基準に定める。
図1(a)は、本実施形態に係る第1の半導体チップ収容トレイの表面に一つの半導体チップ10を収容した状態を示す平面図である。図1(b)は、図1(a)に示すA−A'部の断面図であり、図1(c)は、図1(a)に示すB−B'部の断面図である。
図2(a)は、本実施形態に係る第2の半導体チップ収容トレイの裏面における一つの半導体チップ10を収容した状態を示す平面図である。図2(b)は、図2(a)に示すa−a'部の断面図であり、図2(c)は、図2(a)に示すb−b'部の断面図である。
図3(a)は、図1に示す第1の半導体チップ収容トレイの表面に一つの半導体チップ10を載置し、その上に図2に示す第2の半導体チップ収容トレイを重ねて半導体チップ10を収容した状態であって第1の半導体チップ収容トレイの表面と第2の半導体チップ収容トレイの裏面が互いに対向した状態を示す断面図である。図3(b)は、図3(a)に示す第1の突起12aと第2の突起13aが重なる箇所を拡大した断面図である。
なお、図1に示す第1の半導体チップ収容トレイの裏面は図2に示す第2の半導体チップ収容トレイの裏面と同様の構造とされており、図2に示す第2の半導体チップ収容トレイの表面は図1に示す半導体チップ収容トレイの表面と同様の構造とされている。
図3に示すように収容される半導体チップ10は、例えば薄型ディスプレイの表示ドライバであり、能動面にバンプが形成されている。半導体チップ10は、COG方式で直接基板上に搭載される。能動面のバンプが傷つくことを抑制することを目的として、能動面が上を向いた状態で搬送されるように、図3に示すように半導体チップ10は半導体チップ収容トレイ収容される。そして半導体チップ10を取り出すときには、半導体チップ収容トレイの積層体の上下を反転させる(図3に示す上下関係と逆の上下関係にする)。次に、上側の半導体チップ収容トレイを外し、能動面が下に向いた半導体チップ10を取り出す。このようにして能動面が下に向いた状態の半導体チップを半導体チップ収容トレイから取り出すことができる。
第1の半導体チップ収容トレイの表面には、図1(a)に示すような半導体チップ10を収容する収容エリアが複数配置されているとともに、第2の半導体チップ収容トレイの裏面には、図2(a)に示すような半導体チップ10を収容する収容エリアが複数配置されている。従って、図3(a)に示す第1の半導体チップ収容トレイと第2の半導体チップ収容トレイを重ねた状態で、複数の半導体チップを収容できるようになっている。なお、複数の収容エリアは、例えばマトリクス状に配置されている。
図1(a)〜(c)に示す第1の半導体チップ収容トレイの表面に形成された凸部及び突起の構造を詳細に説明する。
第1の半導体チップ収容トレイはベース基板(図示せず)を有しており、そのベース基板の表面は、図1(a)に示すように、半導体チップ10が収容される収容エリアを有している。この収容エリアの周囲の2本の短辺それぞれには、断面が三角形の突起を嵌め込む凹み(図1(c)参照)を有する第1の突起12a,12bが設けられている。
また、前記収容エリアの周囲の2本の長辺それぞれには第1の凸部11a〜11dが設けられている。図1(a)に示す間隔L2は、第1の凸部11a〜11d及び第1の突起12a,12bそれぞれと、収容エリアの中心に収容された半導体チップ10との間隔を示している。また、半導体チップ10の長辺の長さaと短辺の長さbの比は下記式(1)を満たすことが好ましく、短辺の長さbは2mm以下であることが好ましく、半導体チップ10の厚さは例えば300μm以下であることが好ましい。
0.05 ≦b/a ・・・(1)
第1の凸部11a〜11dそれぞれの図1(b)に示す断面は長方形の形状となっている。第1の突起12a,12bそれぞれの図1(b)に示す断面は台形の形状となっており、第1の突起12a,12bそれぞれの図1(c)に示す断面は三角形の突起を嵌め込む凹みを有する形状となっている。
図2(a)〜(c)に示す第2の半導体チップ収容トレイの裏面に形成された凸部及び突起の構造を詳細に説明する。
第2の半導体チップ収容トレイはベース基板(図示せず)を有しており、そのベース基板の裏面は、図2(a)に示すように、半導体チップ10が収容される収容エリアを有している。この収容エリアの周囲の2本の短辺それぞれには、断面が三角形(図2(c)参照)の第2の突起13a,13bが設けられている。
また、前記収容エリアの周囲の2本の長辺それぞれには第2の凸部14a〜14dが設けられている。図2(a)に示す間隔L3は、第2の凸部14a〜14d及び第2の突起13a,13bそれぞれと、収容エリアの中心に収容された半導体チップ10との間隔を示している。
第2の凸部14a〜14dそれぞれの図2(b)に示す断面は長方形の形状となっている。第2の突起13a,13bそれぞれの図2(b)に示す断面は台形の形状となっており、第2の突起13a,13bそれぞれの図2(c)に示す断面は三角形の形状となっている。
図3(a),(b)に示すように、第1の半導体チップ収容トレイのベース基板の表面が第2の半導体チップ収容トレイのベース基板の裏面に対向するように、第1の半導体チップ収容トレイの上に第2の半導体チップ収容トレイを積み重ねた状態では、第1の半導体チップ収容トレイのベース基板の表面に形成された収容エリアと第2の半導体チップ収容トレイのベース基板の裏面に形成された収容エリアが重ねられ、この重ねられた収容エリアに半導体チップ10が収容される。そして、第1の突起12aの断面が三角形の凹みには断面が三角形の第2の突起13aが嵌め込まれ、且つ第1の突起12bの断面が三角形の凹みには断面が三角形の第2の突起13bが嵌め込まれ、且つ第1の凸部11a〜11dと第2の凸部14a〜14dは重ねられず互いに接触しない。
また、図2(a)に示す間隔L3は、図1(a)に示す間隔L2より大きく形成されている。これにより、第1の半導体チップ収容トレイの表面の収容エリアに半導体チップ10を収容し、第1の半導体チップ収容トレイの上に第2の半導体チップ収容トレイを積み重ねた際に、第2の半導体チップ収納トレイの裏面の第2の突起13a,13b及び第2の凸部14a〜14dが半導体チップ10の能動面を傷つけることを抑制することができる。さらに、半導体チップ10を半導体チップ収容トレイから取り出すために半導体チップ収容トレイの積層体の上下を反転させる際に、半導体チップ10を収納エリアに収納されやすくすることができる。
上記実施形態によれば、第1の半導体チップ収容トレイの上に第2の半導体チップ収容トレイを載置し、第1の突起12a,12bの凹みに第2の突起13a,13bを嵌め込むことにより、第1の半導体チップ収容トレイと第2の半導体チップ収容トレイを安定的に積み重ねることができる。その結果、半導体チップの更なる薄型化、短冊化によってフェイストップ収納状態からフェイスダウン収納状態に半導体チップ収容トレイを反転させる際、半導体チップ収容トレイを搬送する際に、半導体チップ10が第1及び第2の突起に乗り上げることがなく、収納状態が不安定になることを抑制できる。
なお、本実施形態では、図3(b)に示すように、第2の突起13aの断面の三角形の頂角を、第1の突起12aに形成された凹みの断面の三角形の頂角に比べて鋭角に形成することにより、第1の突起12aの凹みに三角形の第2の突起13aを嵌め込んだ後に第1の突起12aの凹みに第2の突起13aが食い付くことを防止する効果が得られる。しかし、半導体チップ収容トレイの金型加工精度や材料の成形品質のばらつき等を十分に抑制できる場合は、図4(a)に示すように第2の突起13cの断面の三角形の頂角を、第1の突起12aに形成された凹みの断面の三角形の頂角と同じ角度に形成することにより、第1の突起12aの凹みの内側面に第2の突起13cの側面を当接させても良い。
また、図4(a)に示す変形例では、第1の突起12aの凹みの内側面に第2の突起13cの側面を当接させる構成としているが、図4(b)に示すように、第1の突起12aの凹みの内側面に第2の突起13dの側面を当接させない構成としても良い。また、図4(b)に示すように、第2の突起13dの断面の三角形の頂部を、第1の突起12aに形成された凹みの断面の三角形の頂部に当接させない構成としても良い。これにより、第2の突起13dの三角形の頂部と第1の突起12の三角形の頂部とが擦れても異物の懸念を抑制できる。また、図4(c)に示すように、第2の突起13eの断面の三角形の頂部をR形状としても良い。これにより、半導体チップ収容トレイの成形時(例えば射出成形をする場合)の樹脂の流動性が安定し、頂部にまで樹脂が周り込み、ショートモールド(突起部の先端形状の不具合)や欠け、バリの発生が抑えられて形状品質を向上させることができる。
また、本実施形態では、ベース基板の表面に第1の突起12a,12bを設け、ベース基板の裏面に第2の突起13a,13bを設けているが、ベース基板の表面に第2の突起13a,13bを設け、ベース基板の裏面に第1の突起12a,12bを設けても良い。
(第2の実施形態)
図5(a)は、本実施形態に係る第1の半導体チップ収容トレイの表面に一つの半導体チップ10を収容した状態を示す平面図であり、図5(b)は、図5(a)に示すA−A'部の断面図である。
図6(a)は、本実施形態に係る第2の半導体チップ収容トレイの裏面における一つの半導体チップ10を収容した状態を示す平面図であり、図6(b)は、図6(a)に示すa−a'部の断面図である。
図7は、図5に示す第1の半導体チップ収容トレイの表面に一つの半導体チップ10を載置し、その上に図6に示す第2の半導体チップ収容トレイを重ねて半導体チップ10を収容した状態であって第1の半導体チップ収容トレイの表面と第2の半導体チップ収容トレイの裏面が互いに対向した状態を示す断面図である。
なお、図5乃至図7において、図1乃至図3と同一部分には同一符号を付し、異なる部分についてのみ説明する。
図5(a),(b)に示すように、第1の半導体チップ収容トレイのベース基板の表面の収容エリアの周囲の2本の長辺それぞれには凹部16a〜16dが設けられている。
図6(a),(b)に示すように、第2の半導体チップ収容トレイのベース基板の裏面の収容エリアの周囲の2本の長辺それぞれには第3の凸部17a〜17dが設けられている。第3の凸部17a〜17dの高さは、図2(a)〜(c)に示す第2の凸部14a〜14dの高さより高く形成されている。また、第3の凸部17a〜17dそれぞれの側壁はテーパー形状となっている。
図7に示すように、第1の半導体チップ収容トレイの上に第2の半導体チップ収容トレイを積み重ねた状態では、凹部16a〜16dに第3の凸部17a〜17dが嵌め込まれる。これにより、第3の凸部17a〜17dで半導体チップ10の表面を押し付けることを防止できる。
図8(a)〜(c)は、第1の半導体チップ収容トレイの上に第2の半導体チップ収容トレイを積み重ねる様子を詳細に示す断面図である。
図8(a)に示すように、第1の凸部11a〜11d及び第3の凸部17a〜17dそれぞれの側壁は2段階のテーパー形状を有しており、その上部が下部に比べて緩やかな角度のテーパー形状となっている。なお、本実施形態では、第1の凸部11a〜11d及び第3の凸部17a〜17dそれぞれの側壁の上部をテーパー形状としているが、その上部をR形状としても良い。
図8(b)に示すように、第3の凸部17a〜17dの上部の緩やかな角度のテーパーによって半導体チップ10を矢印のように収容エリアの中央へ誘い込むことにより、図8(c)に示す安定した位置に半導体チップ10を収容することができる。
上記第2の実施形態においても第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
なお、本実施形態では、第1の実施形態と同様に、第2の半導体チップ収容トレイのベース基板の裏面の収容エリアの周囲の2本の短辺それぞれに、断面が三角形の第2の突起13a,13bを設けているが、これらの第2の突起の高さを、第1の凸部11a〜11dの高さより高く形成しても良い。
(第3の実施形態)
本実施形態は、第1の実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
図9(a)は、本実施形態に係る第1の半導体チップ収容トレイの表面全体を示す平面図であり、図9(b)は、本実施形態に係る第2の半導体チップ収容トレイの裏面全体を示す平面図である。
図9(a)に示す第1の半導体チップ収容トレイのベース基板30の表面上には、ベース基板30の外周に沿った第1の環状凸部36が設けられている。この第1の環状凸部36は、図2(a)に示す間隔L3が例えば200μm以上と大きい場合において、4つの凸状ボス32を有している。凸状ボス32の凸先端32aは、図9(a)に示すようにベース基板31の中央部側に向いている。
図9(b)に示す第2の半導体チップ収容トレイのベース基板31の裏面上には、ベース基板31の外周に沿った第2の環状凸部35が設けられている。この第2の環状凸部35は、図2(a)に示す間隔L3が例えば200μm以上と大きい場合において、4つの凹状ボス33を有している。凹状ボス33の凹み基端33aは、図9(b)に示すようにベース基板31の中央部側に向いている。
図10(a)は、図9(a)に示す第1の半導体チップ収容トレイの上に図9(b)に示す第2の半導体チップ収容トレイを積み重ねた状態での左右方向の凸状ボスと凹状ボスを嵌め合わせた拡大平面図であり、図10(b)は、図9(a)に示す第1の半導体チップ収容トレイの上に図9(b)に示す第2の半導体チップ収容トレイを積み重ねた状態での上下方向の凸状ボスと凹状ボスを嵌め合わせた拡大平面図である。図11(a)は、左右方向の凸状ボスと凹状ボスを嵌め合わせた拡大平面図である。
図10(a),(b)及び図11(a)に示すように、第1の環状凸部35と第2の環状凸部36は間隔L1を有しているが、凸状ボス32の凸先端32aと凹状ボス33の凹み基端33aとの間隔だけL4とされている。間隔L4は間隔L1より小さく形成されている。間隔L1と間隔L4と図1(a)に示す間隔L2は、下記式(2)又は下記式(3)及び下記式(4)を満たすことが好ましい。これにより収容エリア内の半導体チップの位置精度を向上させることができ、実装品質を向上させることができる。
L4=L2≦L3 ・・・(2)
L4=L2=L3 ・・・(3)
L1≦L3−L2 ・・・(4)
上記のように間隔L4を間隔L1より小さく形成することにより、第1の半導体チップ収容トレイと第2の半導体チップ収容トレイを重ねた際にトレイのガタツキ、回転、傾くことを抑制することができ、トレイ反転後の半導体チップの位置精度が悪くなるのを抑制でき、COG実装に支障をきたすことを防止できる。
また、上記実施形態においても第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
なお、本実施形態では、図11(a)に示すように第1の環状凸部36の凸状ボス32の凸先端32a及び第2の環状凸部35の凹状ボス33の凹み基端33aそれぞれをベース基板30,31に対して垂直に形成しているが、図11(b)に示すように、第1の環状凸部36の凸状ボス32の凸先端32aをテーパー形状にて形成し、第2の環状凸部35の凹状ボス33の凹み基端33aをテーパー形状にて形成し、凸先端32aと凹み基端33aとのベース基板30側の間隔をL4とし、凸先端32aと凹み基端33aとのベース基板31側の間隔をL1とし、且つ凹み基端33aのテーパーの角度を凸先端32aのテーパーより急にしても良い。これにより、第1の半導体チップ収容トレイの上に第2の半導体チップ収容トレイを積み重ねた後の凹み基端33aと凸先端32aの食い付きを防止することができる。また、この場合は間隔L4を0としても良い。
また、本実施形態では、凸状ボス32及び凹状ボス33をそれぞれ4つ形成しているが、必要であれば4つ以外の数で形成しても良い。
また、本実施形態では、間隔L4を間隔L1より小さく形成しているが、間隔L1を間隔L4より小さく形成しても良い。
(第4の実施形態)
本実施形態は、第3の実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
図12(a)は、本実施形態に係る第1の半導体チップ収容トレイの表面全体を示す平面図であり、図12(b)は、本実施形態に係る第2の半導体チップ収容トレイの裏面全体を示す平面図である。
図12(a)に示す第1の半導体チップ収容トレイのベース基板30の表面中央には円形状の第3の環状凸部26が設けられている。図12(b)に示す第2の半導体チップ収容トレイのベース基板31の裏面上には円形状の第4の環状凸部25が設けられている。
図13は、図12(a)に示す第1の半導体チップ収容トレイの上に図12(b)に示す第2の半導体チップ収容トレイを積み重ねた状態での第3の環状凸部26と第4の環状凸部25を嵌め合わせた拡大平面図である。
第3の環状凸部26は、図2(a)に示す間隔L3が例えば200μm以上と大きい場合において、凸状ボス28を有している。凸状ボス28の凸先端28aは、ベース基板30の表面に対して垂直上方側に向いている。
第4の環状凸部25は、図2(a)に示す間隔L3が例えば200μm以上と大きい場合において、凹状ボス27を有している。凹状ボス27の凹み基端27aは、ベース基板31の裏面に対して垂直下方側に向いている。
第3の環状凸部26の凸状ボス28の側壁28bをテーパー形状にて形成し、第4の環状凸部25の凹状ボス27の側壁27bをテーパー形状にて形成し、側壁28bと側壁27bとのベース基板31側の間隔をL4とし、側壁28bと側壁27bとのベース基板30側の間隔をL1とし、且つ側面28bのテーパーの角度を側面27bのテーパーより急にしている。これにより、第1の半導体チップ収容トレイの上に第2の半導体チップ収容トレイを積み重ねた後の側面28bと側面27bの食い付きを防止することができる。なお、図13に示す間隔L4は0であっても良い。
また、上記実施形態においても第3の実施形態と同様の効果を得ることができる。
なお、本実施形態では、第3及び第4の環状凸部26,25それぞれの形状を円形としているが、他の形状、例えば三角形、多角形にしても良いし、他の形状を組み合わせて複数の形状にて形成しても良く、例えば三角形と円形、多角形と円形、三角形と多角形などの組み合わせとしても良い。
(第5の実施形態)
本実施形態は、第1の実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
図14(a)は、本実施形態に係る第1の半導体チップ収容トレイの表面に一つの半導体チップ10を収容した状態を示す平面図である。図14(b)は、図14(a)に示すA−A'部の断面図である。
図14(e)は、本実施形態に係る第2の半導体チップ収容トレイの裏面における一つの半導体チップ10を収容した状態を示す平面図である。図14(d)は、図14(e)に示すa−a'部の断面図である。
図14(c)は、図14(a),(b)に示す第1の半導体チップ収容トレイの表面に一つの半導体チップ10を載置し、その上に図14(d),(e)に示す第2の半導体チップ収容トレイを重ねて半導体チップ10を収容した状態であって第1の半導体チップ収容トレイの表面と第2の半導体チップ収容トレイの裏面が互いに対向した状態を示す断面図である。
図14(a),(b)に示すように、第1の半導体チップ収容トレイのベース基板の表面の収容エリアの周囲の2本の長辺それぞれには、図1に示す第1の突起12a,12bと同様に、断面が三角形の突起を嵌め込む凹み(図14(b)参照)を有する第3の突起21a〜21dが設けられている。第3の突起21a〜21dそれぞれは、収容エリアの中心から対称の位置に設けられている。
図14(e),(d)に示すように、第2の半導体チップ収容トレイのベース基板の裏面の収容エリアの周囲の2本の長辺それぞれには、図2に示す第2の突起13a,13bと同様に、断面が三角形(図14(d)参照)の第4の突起22a〜22dが設けられている。第4の突起22a〜22dそれぞれは、収容エリアの中心から対称の位置に設けられている。
図14(c)に示すように、第1の半導体チップ収容トレイのベース基板の表面が第2の半導体チップ収容トレイのベース基板の裏面に対向するように、第1の半導体チップ収容トレイの上に第2の半導体チップ収容トレイを積み重ねた状態では、第3の突起21a〜21dそれぞれの断面が三角形の凹みには、断面が三角形の第4の突起22a〜22dそれぞれが嵌め込まれる。
本実施形態においても第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第5の実施形態の変形例)
本実施形態は、第5の実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
図15(a)は、本変形例に係る第1の半導体チップ収容トレイの表面に一つの半導体チップ10を収容した状態を示す平面図である。図15(b)は、図15(a)に示すA−A'部の断面図である。
図15(e)は、本変形例に係る第2の半導体チップ収容トレイの裏面における一つの半導体チップ10を収容した状態を示す平面図である。図15(d)は、図15(e)に示すa−a'部の断面図である。
図15(c)は、図15(a),(b)に示す第1の半導体チップ収容トレイの表面に一つの半導体チップ10を載置し、その上に図15(d),(e)に示す第2の半導体チップ収容トレイを重ねて半導体チップ10を収容した状態であって第1の半導体チップ収容トレイの表面と第2の半導体チップ収容トレイの裏面が互いに対向した状態を示す断面図である。
図15(a),(b)に示すように、第1の半導体チップ収容トレイのベース基板の表面の収容エリアの周囲の2本の長辺それぞれには、断面が三角形の突起を嵌め込む凹み(図15(b)参照)を有する第5の突起23a,23bが設けられている。第5の突起23a,23bは、図14(a),(b)に示す第3の突起21a〜21dに比べて前記長辺と平行方向に長く(横長に)形成されている。
図15(e),(d)に示すように、第2の半導体チップ収容トレイのベース基板の裏面の収容エリアの周囲の2本の長辺それぞれには、断面が三角形(図15(d)参照)の第6の突起24a,24bが設けられている。第6の突起24a,24bは、図14(e),(d)に示す第5の突起22a〜22dに比べて前記長辺と平行方向に長く(横長に)形成されている。
本変形例においても第5の実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第6の実施形態)
本実施形態は、第1の実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
図16(a)は、本実施形態に係る第1の半導体チップ収容トレイの表面に一つの半導体チップ10を収容した状態を示す平面図である。図16(b)は、図16(a)に示すA−A'部の断面図である。
図16(e)は、本実施形態に係る第2の半導体チップ収容トレイの裏面における一つの半導体チップ10を収容した状態を示す平面図である。図16(d)は、図16(e)に示すa−a'部の断面図である。
図16(c)は、図16(a),(b)に示す第1の半導体チップ収容トレイの表面に一つの半導体チップ10を載置し、その上に図16(d),(e)に示す第2の半導体チップ収容トレイを重ねて半導体チップ10を収容した状態であって第1の半導体チップ収容トレイの表面と第2の半導体チップ収容トレイの裏面が互いに対向した状態を示す断面図である。
図16(d),(e)に示すように、第1の実施形態より更に薄型化した半導体チップ10を収容するために、収容エリアに台座(浮島)15が形成されている。この台座15の上に半導体チップ10を収容することにより、第1の凸部11a〜11d及び第1の突起12a,12bそれぞれの高さを、台座がない第1の実施形態に比べて高くすることができる。その結果、薄型化した半導体チップ10をより安定的に収容することができる。
また、図5乃至図7の構造を組み合わせることにより、第2の凸部14a〜14d及び第2の突起13a,13bそれぞれの高さを高くすることができる。その結果、その結果、薄型化した半導体チップ10をより安定的に収容することができる。
なお、本実施の形態は、本明細書で示す他の実施の形態と適宜組み合わせることができる。
10・・・半導体チップ、11a,11b,11c,11d・・・第1の凸部、12a,12b・・・第1の突起、13a,13b,13c,13d,13e・・・第2の突起、14a,14b,14c,14d・・・第2の凸部、16a,16b,16c,16d・・・凹部、17a,17b,17c17d・・・第3の凸部、21a,21b,21c,21d・・・第3の突起、22a,22b,22c,22d・・・第4の突起、23a,23b・・・第5の突起、24a,24b・・・第6の突起、25・・・第4の環状凸部、26・・・第3の環状凸部、27b,28b・・・側壁、28・・・凸状ボス、30,31・・・ベース基板、32・・・凸状ボス、32a・・・凸先端、28a・・・凸先端、33・・・凹状ボス、33a,27a・・・凹み基端、35・・・第2の環状凸部、36・・・第1の環状凸部

Claims (7)

  1. 複数積み重ねて使用され、平面形状が長方形の半導体チップを複数収容する半導体チップ収容トレイであって、
    ベース板と、
    前記ベース板の表面に設けられ、一つの半導体チップが収容される収容エリアの周囲の短辺側に配置された第1の突起であって断面が三角形の突起を嵌め込む凹みを有する第1の突起と、
    前記ベース板の表面に設けられ、前記収容エリアの周囲の長辺側に配置された第1の凸部と、
    前記ベース板の裏面に設けられ、一つの半導体チップが収容される収容エリアの周囲の短辺側に配置された断面が三角形の第2の突起と、
    前記ベース板の裏面に設けられ、前記収容エリアの周囲の長辺側に配置された第2の凸部と、
    を具備し、
    前記ベース基板の表面が前記ベース基板の裏面に対向するように2枚の半導体チップ収容トレイが積み重ねられた場合に、前記ベース基板の表面に形成された前記収容エリアと前記ベース基板の裏面に形成された前記収容エリアが重ねられ、且つ前記第1の突起の前記凹みに前記第2の突起が嵌め込まれ、且つ前記第1の凸部と前記第2の凸部が重ねられないことを特徴とする半導体チップ収容トレイ。
  2. 複数積み重ねて使用され、平面形状が長方形の半導体チップを複数収容する半導体チップ収容トレイであって、
    ベース板と、
    前記ベース板の表面に設けられ、一つの半導体チップが収容される収容エリアの周囲の短辺側に配置された第1の突起であって断面が三角形の突起を嵌め込む凹みを有する第1の突起と、
    前記ベース板の表面に設けられ、前記収容エリアの周囲の長辺側に配置された凹部と、
    前記ベース板の裏面に設けられ、一つの半導体チップが収容される収容エリアの周囲の短辺側に配置された断面が三角形の第2の突起と、
    前記ベース板の裏面に設けられ、前記収容エリアの周囲の長辺側に配置された凸部と、
    を具備し、
    前記ベース基板の表面が前記ベース基板の裏面に対向するように2枚の半導体チップ収容トレイが積み重ねられた場合に、前記ベース基板の表面に形成された前記収容エリアと前記ベース基板の裏面に形成された前記収容エリアが重ねられ、且つ前記第1の突起の前記凹みに前記第2の突起が嵌め込まれることを特徴とする半導体チップ収容トレイ。
  3. 請求項2において、前記凸部の側壁は2段階のテーパー形状とされており、前記凸部の側壁の上部は下部に比べて緩やかな角度のテーパー形状とされていることを特徴とする半導体チップ収容トレイ。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項において、前記ベース板の表面に形成され、前記ベース基板の外周に沿って形成された第1の環状凸部と、
    前記ベース板の裏面に形成され、前記ベース基板の外周に沿って形成された第2の環状凸部と、を具備し、
    前記第1の環状凸部は、凸先端が前記ベース基板の表面中央側に向いた凸状ボスを有しており、
    前記第2の環状凸部は、凹み基端が前記ベース基板の裏面中央側に向いた凹状ボスを有しており、
    前記ベース基板の表面が前記ベース基板の裏面に対向するように2枚の半導体チップ収容トレイが積み重ねられた場合に、前記第1の環状凸部と前記第2の環状凸部が間隔L1を有し、前記凸先端と前記凹み基端が前記間隔L1より小さい間隔L4を有することを特徴とする半導体チップ収容トレイ。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項において、前記ベース板の表面に形成された第1の環状凸部と、
    前記ベース板の裏面に形成された第2の環状凸部と、を具備し、
    前記第1の環状凸部は、凸先端が前記ベース基板の表面に対して垂直上方側に向いた凸状ボスを有しており、
    前記第2の環状凸部は、凹み基端が前記ベース基板の裏面に対して垂直下方側に向いた凹状ボスを有しており、
    前記凸状ボス及び前記凹状ボスそれぞれの側壁がテーパー形状にて形成されており、
    前記ベース基板の表面が前記ベース基板の裏面に対向するように2枚の半導体チップ収容トレイが積み重ねられた場合に、前記凸状ボスの側壁と前記凹状ボスの側壁とのベース基板裏面側の間隔L4が、前記凸状ボスの側壁と前記凹状ボスの側壁とのベース基板表面側の間隔L1より小さく形成されていることを特徴とする半導体チップ収容トレイ。
  6. 複数積み重ねて使用され、平面形状が長方形の半導体チップを複数収容する半導体チップ収容トレイであって、
    ベース板と、
    前記ベース板の表面に設けられ、一つの半導体チップが収容される収容エリアの周囲の短辺側に配置された第1の突起であって断面が三角形の突起を嵌め込む凹みを有する第1の突起と、
    前記ベース板の表面に設けられ、前記収容エリアの周囲の長辺側に配置された第2の突起であって断面が三角形の突起を嵌め込む凹みを有する第2の突起と、
    前記ベース板の裏面に設けられ、一つの半導体チップが収容される収容エリアの周囲の短辺側に配置された断面が三角形の第3の突起と、
    前記ベース板の裏面に設けられ、前記収容エリアの周囲の長辺側に配置された断面が三角形の第4の突起と、
    を具備し、
    前記ベース基板の表面が前記ベース基板の裏面に対向するように2枚の半導体チップ収容トレイが積み重ねられた場合に、前記ベース基板の表面に形成された前記収容エリアと前記ベース基板の裏面に形成された前記収容エリアが重ねられ、且つ前記第1及び第2の突起それぞれの前記凹みに前記第3及び第4の突起それぞれが嵌め込まれることを特徴とする半導体チップ収容トレイ。
  7. 請求項1乃至6のいずれか一項において、前記ベース基板の表面の前記収容エリアに設けられた台座をさらに具備することを特徴とする半導体チップ収容トレイ。
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