JP2011042290A - 電動格納車両シートのロック装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型、低コストで、車両用シートを車両に確実に固定、及び解除することが可能
な電動格納車シートのロック装置を提供する。
【解決手段】回動自在に支持されたラッチ42と、ラッチ42に設けられたラッチ係合部
材48と、ラッチ48をロック位置から解除位置に向う方向へ付勢するラッチ付勢部材4
5と、規制部44が設けられ、規制部44がラッチ係合部材48と僅かな隙間を有して対
向しラッチの解除位置方向の回動を規制する規制位置と、ラッチの解除位置方向の回動を
許容する回避位置との間で回動可能に支持されたポール43と、ポール43に設けられた
ポール係合部材49と、ポール付勢部材46と、シートバックフレーム17に設けられ、
シートバックフレーム17が起立から前倒位置まで移動される間でポール係合部材49を
押動しポール43を回避位置に回動させ保持させる回避部材47と、を備える。
【選択図】図9

Description

本発明は、電動格納車両シートのロック装置に関する。
従来、車両に固定(ロック)された電動格納車両シートのロックを解除する場合、解除
用のモータが設けられ、該モータによって、ロック解除を行うものが知られている。
例えば、シートクッション及びシートバックが電動モータによって格納される特許文献
1に示す電動格納式のシート装置においては、図1に示すように、着座位置において車両
にロックされたシートクッション2のロック解除用としてロック解除モータ404が設け
られている。シートクッション2はフロントレッグ9と、リヤレッグ10とによって車両
に支持され、フロントレッグ9及びリヤレッグ10に設けられたロック装置7、8と、車
両側に設けられたストライカ5、6とが係合してシートクッション2が車両に対してロッ
クされている。そしてロックを解除するときには、ロック解除モータ404が駆動され、
ロック装置7、8と、ストライカ5、6との係合が解かれ、シートクッション2の移動を
可能としている。
特開2007−062510号公報
しかしながら、特許文献1においては、シートバック3及びシートクッション2を格納
するために設けられたシートバックモータ及びシートクッションモータとともに、ロック
解除モータ404が設けられているため大きな搭載スペースが必要であるとともに、高コ
ストになるという課題がある。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、小型、低コストで、車両シートを車
両に確実に固定、及び解除することが可能な電動格納車両シートのロック装置を提供する
ことを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に係る発明の特徴は、使用位置と格納位置との間で
電気モータによって往復駆動されるシートクッションフレームと、起立位置と前倒位置と
の間で電気モータによって回動駆動されるシートバックフレームと、一端側が車両フロア
上に回動可能に連結され他端側が前記シートクッションフレームの前端部に回動可能に連
結された左右一対のリンク部材と、前記車両フロア上に配置され前記使用位置と前記格納
位置とに亘ってガイド溝を形成した案内部材と、前記シートクッションフレームの後端部
に設けられ前記案内部材のガイド溝にスライド可能に係合されたスライド部材と、を備え
た電動格納車両用シートにおいて、前記スライド部材が係脱可能な係合溝部が形成され、
該係合溝部に前記スライド部材が係入されていない解除位置と、前記シートクッションフ
レームが前記使用位置まで移動される間に前記スライド部材が前記係合溝部に係入される
ことにより回動されて前記ガイド溝の前記使用位置側の端部との間でロックするロック位
置との間を回動自在に前記ガイド壁部材に支持されたラッチと、前記ラッチに一体的に設
けられたラッチ係合部材と、前記ラッチを前記ロック位置から前記解除位置に向う方向へ
回動付勢するラッチ付勢部材と、規制部が設けられ、前記ラッチが前記ロック位置に位置
するとき前記規制部が前記ラッチ係合部材と僅かな隙間を有して対向し前記ラッチの前記
解除位置方向の回動を規制する規制位置と、前記ラッチの前記解除位置方向の回動を許容
する回避位置との間で回動可能に前記ガイド壁部材に支持されたポールと、前記ポールに
一体的に設けられたポール係合部材と、前記ポールを前記回避位置から前記規制位置に向
かう方向へ回動付勢するポール付勢部材と、前記シートバックフレームに設けられ、前記
シートバックフレームが前記起立位置から前記前倒位置まで移動される間で前記ポール係
合部材を押動して前記ポールを回避位置に回動させて該回避位置に保持させる回避部材と
、を備えたことである。
上記課題を解決するため、請求項2に係る発明の特徴は、請求項1において、前記ラッ
チが前記ロック位置に位置し、前記ポールが前記規制位置に位置するときに前記ラッチ係
合部材と前記規制部とが対向する位置と、前記ラッチ及び前記ポールの各回動中心とを夫
々結ぶ線分は略直角となっていることである。
上記課題を解決するため、請求項3に係る発明の特徴は、請求項1又は2において、前
記ガイド溝の前記使用位置側の端部に当接する前記スライド部材と、前記ラッチと、前記
ポールとは、上方から順番に下方に向って配置され、前記ラッチと、前記ポールと、前記
回避部材とは各々の回動時を含めそれぞれの一部分が重なり合って配置されていることで
ある。
請求項1に係る発明によれば、使用位置にあるシートクッションフレームが格納位置方
向に向かって荷重を受けたとき、シートクッションフレームの移動に伴って回動されるラ
ッチのラッチ係合部材とポールの規制部とが当接され、ラッチの回動、つまりシートクッ
ションフレームの格納位置方向への移動が規制(ロック)される。またシートバックフレ
ームの前方への傾動と連動して回動される回避部材が、ポールのポール係合部材を押動し
ポールを回動させることによりラッチ係合部材と、ポールの規制部との当接がはずれシー
トクッションフレームのロックが解除される。このように電気モータを設けずとも、簡易
で低コストな構成によってシートクッションフレームのロックと、解除を行なうことがで
きる。よってロック装置を小型化でき搭載設計の自由度が向上される。
また、通常シートクッションフレームが使用位置に位置するとき、シートクッションフ
レームは、電気モータのギヤの噛合いによって固定され、スライド部材がガイド溝の使用
位置側の端部に当接してロック状態となっている。これによって、ラッチ係合部材とポー
ルの規制部との間には通常時、隙間が許容され、該隙間によって、各部の組み付け上のば
らつきを吸収することができ、組みつけ性が向上される。
請求項2に係る発明によれば、ラッチ係合部材とポールの規制部とが当接しラッチの回
動を規制するとき、ラッチ係合部材を介しポールに加えられるラッチの回動荷重はポール
の回動中心を通る。これによりシートクッションフレームに大荷重が入力されても、ラッ
チを介してポールが回動されることはなく安定して荷重を受け、シートクッションフレー
ムが格納位置方向に移動されることを確実に防止できる。
請求項3に係る発明によれば、シートクッションフレームの使用位置において、シート
クッションフレームのスライド部材を最上部に配置し、ラッチと、ポールとをその下方に
順番に配置した。これによりスライド部材をラッチが下方から片持ちで押さえ込む形とす
ることができ、スライド部材の上方部の省スペース化を図ることができる。またラッチと
、ポールと、回避部材との一部を各々の回動時を含め重なり合わせながら配置したことに
より、車両上下方向において狭い範囲でロック装置の搭載が行なえ、さらに省スペース化
を図ることができる。
本発明の実施形態に係るシートの主要部の構成を示し、シートクッションが使用位置に配置された状態を示す側面図である。 シートクッションが格納位置に配置された状態を示す側面図である。 シートクッションの駆動装置のギヤ部透視図である。 シートバックの駆動装置部拡大図である。 図4の5−5矢視断面図である。 シートバックのリクライニング装置の分解斜視図である。 図5の7−7矢視断面図である。 本発明に係るロック装置の配置状態を示す図1のA視図である。 シートクッションが使用位置に配置されたロック装置の通常ロック状態図である。 シートクッションに大荷重が入力されたときのロック装置の状態図である。 ロック装置のロック解除作動開始図である。 ロック装置のロック解除点図である。 ロック装置のロック解除完了図である。 シートクッション格納状態におけるロック装置の状態図である。
以下、本発明を電動格納式のシートクッションを備える車両シートに具体化した実施形
態について図面に基づいて説明する。図1の側面図にはシートクッション11が使用位置
にある場合の車両シート10の主要部の構成が示されている。図2はシートクッション1
1が格納位置に収納されている場合の車両シート10の側面図である。
車両シート10は、図示しない自動車(例えば、所謂ワンボックスタイプやミニバンタ
イプの自動車)の最後部の座席であり、図1に示されるように、全体的に平坦状に形成さ
れたフロア14(車体床部)の上部に設置されている。なお、本実施形態では、車両シー
ト10の前後左右上下の方向は、この車両シート10が搭載された自動車の前後左右上下
の方向と一致しており、図中に示した通りである。
車両シート10は、乗員着座用のシートクッション11と、このシートクッション11
に着座した乗員の背部を支持するシートバック12と、シートクッション11を使用位置
と格納位置との間で電気モータ100によって往復駆動する駆動装置6と、シートバック
12を起立位置と前倒位置との間で電気モータ80によって回動駆動する駆動装置5と、
駆動装置5、6を駆動制御する制御装置3と、車両フロア14上に配置されシートクッシ
ョン11の使用位置と格納位置とに亘ってシートクッション11を案内するためのガイド
溝28が形成されたレール26(案内部材)と、を有している。
シートクッション11は、その骨格を構成するシートクッションフレーム13を有して
いる。シートクッションフレーム13は、シートクッション11の幅方向両側部内に前後
方向に沿って延在する左右一対の延在部13a、13aを備えている。これら一対の延在
部13a、13aは、板状に形成されており、板厚方向が車幅方向に沿う状態で配置され
ている。一対の延在部13a、13aの各後端部は、車幅方向に沿って延在する板状の連
結部(図略)によって連結されており、シートクッションフレーム13は、上面視で略コ
字形に形成されている。一対の延在部13a、13aの後端部の左右両側には円柱状のス
ライド部材16が車幅方向と軸を平行にして設けられている。また延在部13a、13a
の前方には、トルクロッド99が回動可能に設けられ延在部13a、13aを連結してい
る。
シートクッション11は、シートクッションフレーム13と、シートクッションフレー
ム13上にばねを介して載置される図略のパッドと、これらを覆う表皮材15等によって
構成されている。そしてシートクッション11は、図1に示す乗員が着座可能な使用位置
と、図2に示す格納位置である格納室31との間で駆動装置6によって移動可能とされて
いる。
シートクッションフレーム13は、シートクッションフレーム13の前方で、一対のリ
ンク24を介してフロア14に連結されている。リンク24は、長尺の板部材で形成され
、下部が車両フロア14と回動自在に連結され、上部がシートクッションフレーム13の
延在部13a、13aを連結するトルクロッド99に固着されている。
リンク24は、シートクッション11が使用位置に位置する状態では、シートクッショ
ン11とフロア14との間で、前傾して起立しシートクッション11を使用位置に支持し
ている。また、シートクッション11が使用位置から格納位置へ移動される際には、リン
ク24が、車両フロア14と連結される回動部を中心に回動される。そしてリンク24の
上端部が、シートクッション11と共に車両後側へ移動(図1矢印Dの方向に回動)され
ることで、シートクッション11の前端部が移動方向を案内されるようになっている。
シートクッションフレーム13の一方の延在部13aには駆動装置6が支持されている
。駆動装置6は電気モータ100と、減速機構90とを有する。図3のギヤ部透視図に示
すように、減速機構90は、電気モータ100の出力軸先端に固定されたウォームギヤ9
1と、ウォームギヤ91と噛合する入力ギヤ92と、入力ギヤ92と同軸に、入力ギヤ9
2と同期して回転する小ギヤ93と、小ギヤ93と噛合し小ギヤ93よりも大径の出力ギ
ヤ94と、これらを収容するハウジング95とを有する。図3に示すように、出力ギヤ9
4は、駆動シャフト98のスプライン部96と嵌合されるスプライン穴96aを有する。
ハウジング95は、シートクッションフレーム13の一方の延在部13aに締結固定され
ている。また駆動シャフト98はトルクロッド99と連結されている。駆動装置6は制御
装置3と接続されている。
シートクッション11駆動用の電動モータ100は、駆動シャフト98を通じてトルク
ロッド99とリンク部材24とに図1において時計方向に回転トルクを与える。これによ
り、シートクッション11は、後端部に設けられたスライド部材16が、ガイド溝28に
よるガイドによって後方側に移動し、図2に示すように、格納位置に移動される。
なお、上述において、シートクッション11の使用位置とは、乗員が着座する状態での
シートクッション11の位置をいう。使用位置においてシートクッション11は、シート
クッション11を前後に往復駆動する駆動装置6によって、スライド部材16がガイド溝
28の前端部に当接され静止している。またシートクッション11は駆動装置6に設けら
れた各ギヤ同士の噛合いによって後方への移動が規制され固定されている。
また、シートクッション11の格納位置とは、シートクッション11が使用位置の後方
で荷室33の床部を構成するデッキボード25の下側(使用位置よりも低い位置)に設定
された格納室31に格納された状態でのシートクッション11の位置をいう。
シートバック12は、図1に示すように、その骨格を構成するシートバックフレーム1
7を有している。シートバックフレーム17は、シートバック12の幅方向両側部内に上
下方向に沿って延在する左右一対のサイド部17a、17aを備えている。これら一対の
サイド部17a、17aは、板状に形成されており、板厚方向が車幅方向に沿う状態で配
置されている。一対のサイド部17a、17aの各上端部は、車幅方向に沿って延在する
パイプ状の連結部17bによって連結されており、シートバックフレーム17は、正面視
で下方が開口された略コ字形に形成されている。サイド部17a、17aの下端部は、後
述する連結プレート22とガイド壁部材26aとの間に配置されており、支軸87を介し
て連結プレート22に回動可能に連結されている。
一方のサイド部17aの下端部と、一方の連結プレート22との連結部の外側(本実施
形態においては左側)には、リクライニング装置50が設けられている。リクライニング
装置50は支軸87と連結され連結プレート22及びシートバックフレーム17のサイド
部17aに支持されている。リクライニング装置50はシートクッション11に対してシ
ートバック12の傾斜角を調整するものである。そしてこのリクライニング装置50には
、電気モータ80によって駆動される駆動装置5が設けられている。駆動装置5はリクラ
イニング装置50の外側に配置されている。また駆動装置5は制御装置3と接続されてい
る。
ここで、リクライニング装置50及び駆動装置5について説明する。図4、図5に示す
ように、リクライニング装置50のギヤプレート52は連結プレート22に固定されてい
る。また図5,図6に示すように、ギヤプレート52のほぼ中央部分はその一般平面部分
より窪むように、またその周囲には内歯ギヤ54を伴って半抜きプレス加工によってスペ
ース55が形成されている。スペース55の中央部にはシャフト穴56を有し、スペース
55の窪みの開放側方向に筒状に起立するバーリング部57が成形されている。
リクライニング装置50のアッパアーム58は、一方のシートバックフレーム17aに
固定されている。また図5,図6に示すように、アッパアーム58のほぼ中央部分には、
円形に一般平面部分より突出するように、またその周囲には外歯ギヤ61が半抜きプレス
加工で形成されている。アッパアーム58の外歯ギヤ61の一部の歯は、ギヤプレート5
2の内歯ギヤ54の一部分の歯で噛合っている。ギヤプレート52の内歯ギヤ54の歯数
に対して、アッパアーム58の外歯ギヤ61の歯数は、僅かに少なく設定されている。ま
た、アッパアーム58の突出部の中心部には枢軸穴59を有し、枢軸穴59の周囲には突
出部の突出方向と反対側に起立するように成形されたバーリング部60が成形されている
。枢軸穴59内には、バーリング部60の内周面60aと同形状の外周面68bとなるよ
うに圧入リング68が圧入嵌合されて、アッパアーム58に一体に固定されている。
また、内歯ギヤ54と外歯ギヤ61は、一対の楔部材62a、62bにより噛合いが保
持されている。一対の楔部材62a、62bは、ギヤプレート52に内歯ギヤ54と同心
的に形成されたバーリング部57の外周面64と、この外周面64に対して偏心し、アッ
パアーム58に外歯ギヤ61と同心的に形成した圧入リング68の内周面68aとの半径
方向隙間に配置されている。一対の楔部材62a、62bは、2個の互いに近い部分ほど
その厚さが厚くなるくさび形状をなし、2個の互いに近い部分の一端を厚肉側端部65と
し、他端を薄肉側端部66としている。楔部材62a、62bは、その内周面がギヤプレ
ート52のバーリング部57の外周面64に当接可能で、かつ外周面67aが圧入リング
68の内周面68aに摺接可能な円弧形状を呈している。また、楔部材62a、62bの
外周面67aは、リング部材69の幅狭部71の内周面72と同形状をもつ摩擦面である
。楔部材62a、62bの内周面は、薄肉側端部66の近傍がバーリング部57との間に
わずかな隙間を形成し、厚肉側端部65の側にいくにしたがってバーリング部57との隙
間が狭くなりやがて当接可能な形状の楔面を形成している。そして、楔部材62a、62
bは、バーリング部57の外周部13aの概略半周分を覆うように配置され、さらに楔部
材62a、62bの相互間には隙間73が設けられている。この隙間73には、隙間73
を広げるように作用するスプリング74が配設されている。スプリング74の一端74a
は一方の楔部材62aの厚肉側端部65に係止され、他端74bは他方の楔部材62bの
厚肉側端部65に係止されている。
図5,図6に示すように、楔部材62a、62bの外側には金属製のリング部材69が
配置されている。リング部材69は、幅狭部71と、幅狭部71よりも径方向内側に張り
出した扇形状の幅広部76とをもつ。リング部材69の外周面70は、圧入リング68の
円筒状の内周面68aに沿った同心の円筒状摺接面である。幅狭部71は周方向に均一な
厚みであり、幅狭部71の内周面72は、外周面70と同心である。また、幅狭部71の
内周面72は、楔部材62a、62bの外周面67aに沿った形状をもつ。幅広部76の
両側の端面76aは、楔部材62a、62bの薄肉側端部66が当接可能な当接面である
図5,図6に示すように、ギヤプレート52のシャフト穴56には支軸87が回転自在
に貫挿している。支軸87の端部には、円板平面状の一部を径方向開放するように切欠い
た扇形状を有するカム部77が形成されている。一方、上述の2個の楔部材62a、62
bの端面部には、アッパアーム58のバーリング部60および圧入リング68の端面より
軸方向に突出するように突起部78が形成されている。そして、カム部77の切欠き部分
の端面77aは、支軸87が一方向に回転すると、楔部材62a、62bのいずれかの突
起部78の端面79に当接して、スプリング74の力に抗して2個の楔部材62a、62
bの隙間73を狭くするように移動させる。また、支軸87がその逆方向に回転すると、
他方の楔部材62a、62bを移動させ、同様に隙間73を狭くするように移動させる。
これにより、楔部材62a、62bによる摩擦係合が解除されて内歯ギヤ54と外歯ギ
ヤ61との噛合い位置が移動可能となる。さらに、支軸87を回転させると、双方の楔部
材62a、62bの厚肉側端部65の間の隙間73が更に減少する。この状態で、楔部材
62a、62bは支軸87と同一の方向に支軸87の回転軸線周りに回転する。また、リ
ング部材69の中心は、周方向に厚みが異なる楔部材62a、62bにより、支軸87の
回転軸に対して偏心した位置にある。このため、楔部材62a、62bの回転により、リ
ング部材69が、支軸87の回転軸線周りに公転する。そして、ギヤプレート52の内歯
ギヤ54はバーリング部57と同心であり、その中心は、支軸87の回転軸線上にある。
また、アッパアーム58の圧入リング68との間には周方向に厚みの異なる楔部材62
a、62bが介在しているため、ギヤプレート52の内歯ギヤ54の中心とアッパアーム
58の外歯ギヤ61の中心とは偏心している。このため、リング部材69の公転により、
アッパアーム58の外歯ギヤ61がギヤプレート52の内歯ギヤ54に対して偏心移動す
る。これにより、外歯ギヤ61と内歯ギヤ54との歯の噛合い位置が移動する。
やがて、従動側の楔部材62bの薄肉側端部66が、リング部材69の一方の端面76
aに当接する。更に、楔部材62a、62bが回転すると従動側の楔部材62bが端面7
6aに当接しながらリング部材69を押動する。リング部材69は、その外周面70を、
アッパアーム58に固定された圧入リング68の内周面68aに摺接させながら、楔部材
62a、62bとともにアッパアーム58のバーリング部57に対して回転をし始める。
そして内歯ギヤ54の中心に対して外歯ギヤ61が偏心移動し歯の噛合い位置が順次移動
する。支軸87が1回転するごとに双方の歯数の差分の角度に相当する角度分だけアッパ
アーム58がギヤプレート52に対して回動し、これにより、固定される車両フロア14
に対するシートバック12の角度が調整される。
連結プレート22上には、駆動装置5が固定されている。駆動装置5は駆動源としての
電気モータ80とウォームギヤ81、ウォームホイール82、ピニオンギヤ83、及びギ
ヤ84からなる減速装置を有し、電気モータ80の回転を、最終段階のギヤ84に伝達す
る。ギヤ84はその中心に支軸87のセレーション部85と係合するセレーション86を
有している。ここでは図示しないが、電気モータ80は乗員が操作するスイッチによって
支軸87の正転、および逆転が自在にできるように構成されている。このように、図示し
ないスイッチを操作して電気モータ80が一方向に回転すると、減速装置を経て支軸87
に回転トルクが伝達される。
シートバック12は、シートバックフレーム17と、バックマットを介して弾性変形可
能なバックパッド(共に図示省略)と、これらを覆う表皮材18とによって構成されてい
る。なお、バックパッドの下端部には、シートクッション11が使用位置と格納位置との
間で移動する際に、シートクッション11がシートバック12に干渉することを防止する
ための凹面19が形成されている。
なお、上述において、シートバック12の起立位置とは、乗員が着座しシートバック1
2が乗員の背部を支持する状態であって、着座状態において乗員が取り得るリクライニン
グ状態を含むシートバック12の位置をいう。シートバック12の前倒位置とは、格納位
置へ移動されたシートクッション11の前方に並んで配置された状態でのシートバック1
2の位置をいう。
このようにシートクッション11及びシートバック12は制御装置3によって各駆動装
置5、6の制御がされ、最適なタイミングで使用位置と格納位置との間の移動や、起立位
置と前倒位置との間の移動が行なわれる。
案内部材である一対のレール26は、上述の通りシートクッション11をフロア14に
連結するためのものであり、格納室31の左右両側から前方に向い、リンク24が配置さ
れる位置近傍まで延在されている。これらのレール26は、それぞれ板状に形成されたガ
イド壁部材26aを有している。これらのガイド壁部材26aは、車両前後方向に沿って
長尺に形成されており、シートクッション11が格納位置に配置された状態でシートクッ
ション11の側部に対向するように配置されている。
各ガイド壁部材26aの下端部からは、シートクッション11と反対側へ向けて固定片
26bが延出されている。これらの固定片26bは、図示しない締結具によってフロア1
4に締結されており、これにより、各レール26がフロア14に固定されている。
延出された固定片26bの端面からは上方へ向けて延出される板状の連結片26fが設
けられている。各連結片26fには、それぞれ板状に形成された前述の連結プレート22
の下端部が板厚方向に重合した状態で締結固定されている。これらの連結プレート22は
、シートバック12をフロア14に支持させるためのものであり、本車両シート10の左
右方向に沿ってガイド壁部材26aに対向している。
各ガイド壁部材26aには、ガイド溝28(長孔)が形成されている。ガイド溝28は
、ガイド壁部材26aに形成された長孔に、耐摩耗性、摺動性等を向上させるための樹脂
部材が嵌着され形成されている。ガイド溝28は、ガイド溝28の前端に設けられた緩傾
斜部と、ガイド溝28の後端側に設けられた水平部と、緩傾斜部と水平部との間に設けら
れた傾斜部とを有している。水平部は、フロア14の近傍でフロア14に対して略水平に
延在しており、緩傾斜部は、水平部よりも高い位置に配置されてフロア14に対して緩や
かな後下がりの角度を持って延在している。また、傾斜部は、フロア14に対して後下が
りの状態に傾斜している。各ガイド壁部材26aのガイド溝28には、シートクッション
フレーム13の後端部の左右両側に設けられた円柱状のスライド部材16が相対移動、及
び係脱可能に係入されている。これにより、シートクッション11の後端部が各レール2
6を介してフロア14に連結されている。シートクッション11の後端部は、各スライド
部材16が各ガイド溝28に沿って移動することで移動方向を案内されるようになってお
り、ガイド溝28はシートクッション11の使用位置と格納位置との間の移動軌跡を規定
する。
ガイド壁部材26aのガイド溝28前端部の下方の平面26c上には、本発明に係るロ
ック装置40が配置されている。ロック装置40はシートクッション11の左右にそれぞ
れ一対で設けられている。ロック装置40は、シートクッション11が使用位置にあって
、シートクッション11に過大な荷重が入力されたときにロックしてシートクッション1
1の後方への移動を規制する機構である。またロック装置40は、使用位置にあるシート
クッション11を格納位置に移動するとき、ロックを解除して移動可能とする機構である
図8、図9に示すようにロック装置40は、平面26c上に回動軸42cによって回動
自在に支持されるラッチ42と、ラッチ42の平面42h上からシートクッション11と
離間する方向に向ってラッチ42と一体的に突設されるラッチ係合部材48と、ラッチ4
2をロック位置から解除位置に向う方向(図9においては時計回り方向)へ回動付勢する
ねじりコイルばねであるラッチ付勢部材45と、を備えている。
ラッチ42のロック位置とは、図9に示すシートクッション11が使用位置にあるとき
のラッチ42の位置をいう。また解除位置とは図13に示すシートクッション11が格納
位置に向って移動可能となった状態のときのラッチ42の位置をいい、ラッチ42の後述
の係合溝部42aがガイド溝28の後端部方向に向けて開口されている状態をいう。
またロック装置40は、ラッチ42の下方の平面26c上に回動軸43cによって回動
自在に支持されるポール43と、ポール43の板厚部に形成され、ラッチ係合部材48の
側面とシートクッション11が使用位置にあっては僅かな隙間を持って対向される規制部
44と、シートクッション11と離間する方向に向ってポール43と一体的に突設される
ポール係合部材49と、ポール43を回避位置から規制位置に向かう方向へ回動付勢する
ねじりコイルばねであるポール付勢部材46と、を備えている。
ポール43の規制位置とはラッチ42がロック位置にあるときにポール43の取る位置
を言う。またポール43の回避位置とは、シートクッション11が使用位置を離脱し格納
位置に向う途中、または格納位置にあり、ラッチ42がロック位置を離脱し解除位置に向
う途中、または解除位置にあるときにポール43の取る位置をいい、図14に示す状態を
いう。
さらにロック装置40は、図8、図9に示すようにシートバックフレーム17に一体的
に設けられ、シートバックフレーム17が起立位置から前倒位置まで移動される間でポー
ル係合部材49の側面を押動しポール43を規制位置から回避位置に回動させて該回避位
置に保持させる回避部材47を備えている。
次にロック装置40について詳細に説明する。ロック装置40のラッチ42は、所定の
剛性を備えた板状の部材である例えば鉄等によって形成されている。図9に示すようにラ
ッチ42には、ガイド溝28内を移動するスライド部材16を係脱可能な係合溝部42a
が備えられている。係合溝部42aは係合溝部42aの前後に設けられた二つの突出片4
2f、42gによって形成されている。一方の突出片42fは、ラッチ42の回動軸42
c中心から離間される方向に向って一定量突設されている。他方の突出片42gは、一方
の突出片42fとの間でスライド部材16が係入されるための略平行部を備えた係合溝部
42aを形成するようにラッチ42に突設されている。またラッチ42の面42hには、
前述したように所定の位置に係合部材48がシートクッション11と離間する方向に向っ
て突設されている。係合部材48の突設高さはラッチ42から軸方向に離間されて配置さ
れるポール43を若干超えた位置までとする。
ラッチ42のラッチ付勢部材45は、図9において紙面手前から奥に向って時計回りに
巻かれたねじりコイルばねである。ラッチ付勢部材45の一方の係止部45aは、ラッチ
42に設けられた係止孔に先端部を係止されている。他方の係止部45bは、ガイド壁部
材26aに設けられた係止孔に先端部が屈曲され係止されている。これによりラッチ付勢
部材45はラッチ42を回動軸42c回りに時計回りに回動付勢している。
またラッチ42には図9において時計まわりである解除位置方向への回動を規制するた
めにストッパ部材38が設けられている。本実施形態においてはガイド壁部材26aにピ
ンを固定しているが、所定の位置でラッチ42の回動を規制することが可能であればどの
ような形態でもよい。
ポール43は、シートクッション11の幅方向で、ラッチ42とシートクッション11
と離間する方向に並行に配置されている。ここで離間される距離は、ポール43とラッチ
42とがそれぞれ回動されたとき、お互いに干渉せず、かつ前述の通りラッチ42の係合
部材48とポール43の規制部44とが当接する距離とする。
ポール43は、規制位置において、シートクッション11に過大な荷重が入ったときに
、シートクッション11に設けられたスライド部材16、及びロック位置にあるラッチ4
2の係合部材48を介して入力される力を受けとめ、ラッチ42の解除位置方向への回動
、つまりシートクッション11の後方への移動を規制するための部材である。よって高い
剛性を持った板状の部材である例えば鉄等によって形成されている。ポール43が回動自
在に支持される回動軸43cは、ラッチ42の回動軸42cの下側後方に配置されている
。また、このようにラッチ係合部材48とポール43の規制部44とが対向し当接すると
き、ラッチ42の回動軸42c中心とラッチ係合部材48中心とを結ぶ線分と、ポール4
3の回動軸43c中心とラッチ係合部材48中心とを結ぶ線分との成す角は、略直角とな
るようラッチ42とポール43が配置されている。
ポール43には、ポール付勢部材46が設けられ、ポール付勢部材46はポール43の
回動軸43cを軸芯として配設されている。ポール付勢部材46は図9において紙面手前
から奥に向って時計回りに巻かれたねじりコイルばねである。ポール付勢部材46の一方
の係止部46aは、ポール43のシートクッション側の表面に設けられたストッパピンに
先端部を屈曲され係止されている。また他方の係止部46bは、ガイド壁部材26aの平
面26cに設けられた切り欠き孔に先端部を屈曲され係止されている。これによりポール
付勢部材46はポール43を回動軸43c周りに回避位置から規制位置に向って(時計回
り)回動付勢している。
またポール43には図9において時計まわりである規制位置方向への回動を規制するた
めにストッパ部材39が設けられている。本実施形態においてはガイド壁部材26aにピ
ンを固定しているが、所定の位置でポール43の回動を規制することが可能であればどの
ような形態でもよい。
回避部材47は、ロック解除時に、シートバックフレーム17の前傾と連動し、図9に
おいて反時計回りに回動して規制位置にあるポール43の係合部材49の側面を押動する
ための所定の長さをもつ係合面47aと、規制位置を通過し回避位置にあるポール43の
係合部材49を保持するための保持曲面47bとを有する。
回避部材47は、シートバックフレーム17が起立位置にあるとき、シートバックフレ
ーム17のサイド部17aの回動中心の前方に位置している。回避部材47は、サイド部
17aの回動中心を中心とする円環の一部を切取った形状を呈している。回避部材47は
、サイド部17aの外周縁の一部がシートクッション方向に直角に延出され、ポール43
の係合部材49の側面と当接するよう再度シートバックフレーム17の回動中心方向に向
って直角に延出され形成されている。
上記のように構成されたロック装置40は、係合溝部42aが上方に開口され、スライ
ド部材16が後述の係合溝部42aに係入されたラッチ42と、ポール43と、が上方か
ら下方に向って順番に配置されている。またラッチ42と、ポール43と、回避部材47
とは各々の回動時を含めそれぞれの一部分が重なり合うよう配置されている。
次に作動について説明する。まず、シートクッション11及びシートバック12の駆動
装置5、6による作動について説明する。
シートクッション11が使用位置に配置されているときに図示しない操作ボタンを押し
た場合には、制御装置6は、まずシートクッション11用の電気モータ100を作動させ
て、シートクッション11の使用位置から格納位置への移動を開始する。その後若干遅れ
てシートクッション11用の電気モータ100を作動させて、シートバック12の起立位
置から前倒位置への移動を開始する。シートバック12は前述したように回動中心を若干
偏心しながら回動される。そしてシートバック12とシートクッション11とが移動の際
に互いに干渉しないように、制御装置3によって電気モータ80、100の始動時期及び
駆動速度が調整される。
シートクッション11とシートバック12とが格納位置にあるときに戻し用の操作ボタ
ンが押された場合には、電動モータ80、100の双方が逆回転し、シートクッション1
1とシートバック12とを格納位置から使用位置、および前倒位置から起立位置へ互いに
干渉しないように移動させる。この場合にも、両者が互いに干渉しないように始動時期及
び駆動速度が調整される。
次に、ロック装置40の作動について図9〜図14に基づいて説明する。まず使用位置
において、ロック装置40によってロックされているシートクッション11に後突等によ
り大荷重が入力された場合について説明する。
通常、大荷重が入力される前、シートクッション11は使用位置においては、前述した
とおり駆動装置6の電気モータ80の回転力および各ギヤの噛合わせによってスライド部
材16がガイド溝28の前端部に当接して前後方向に固定されている。このときロック位
置にあるラッチ42は、スライド部材16によってラッチ42の係合溝部42aを形成す
る突出片42fの後側端面を前方に押圧され固定されている。そしてラッチ42の係合部
材48と、ポール43の規制部とは僅かな隙間を持って配置されている。
この状態でシートクッション11に大荷重が入力されると、駆動装置6による固定では
耐え切れず、図10に示すようにシートクッション11とともにスライド部材16がガイ
ド溝28内を後方に移動する虞がある。後方に移動したスライド部材16は、ラッチ42
の後側の突出片42fの前側端面に衝突し、ラッチ42を回動軸43c周りに隙間分だけ
僅かに回動させ、係合部材48と、ポール43の規制部44とが衝突する。
しかし、ラッチ42の回動軸42c中心とラッチ係合部材48中心とを結ぶ線分と、ポ
ール43の回動軸43c中心とラッチ係合部材48中心とを結ぶ線分との成す角は、略直
角になるよう構成されているため、ラッチ42からポール43に入力される荷重はポール
43の回動軸中心を通る。これによりポール43の回動軸によって確実にラッチ42の荷
重は受けられ、ポール43は回動されることなくラッチ42の解除位置方向への回動を安
定的に規制することができる。
次に使用位置でロック装置40によってロックされているシートクッション11が、ロ
ック解除される場合の作動について説明する。シートクッション11のロック解除は、ロ
ック時にラッチ42の係合部材48とポール43の規制部44とが当接している状態を、
回避部材47によってポール43を反時計回りに回動させ、離脱させることによって行な
う。
そのために、まず、図示しない操作ボタンを押し起立位置にある回避部材47と連動す
るシートバック12のシートクッションフレーム17を駆動装置5によって前傾作動させ
る(図11参照)。また同時に、もしくは若干遅れて、シートクッション11を駆動装置
6によって格納位置方向に移動開始する。この作動タイミングについては、シートバック
12と、シートクッション11と、ロック装置40とが干渉しないよう制御装置によって
適宜調整され制御される。
そして図11に示すように回避部材47の係合面47aが、シートバック12の回動中
心周りに回動されポール43の係合部材49側面に当接する。このときシートバック12
と回避部材47は支軸87周りに若干偏心しながら回動されるが、回避部材47の係合面
47aは所定の長さを持って形成されているので、係合部材49の側面と確実に当接でき
る。そしてさらにシートバック12を前傾させると、係合部材49が係合面47aによっ
て押動され、ポール43が回動軸43c周りに回避位置に向って回動される。そしてさら
に、シートバック12を前傾させると図12に示すように、ラッチ42の係合部材48と
ポール43の規制部44との係合が外れるロック解除点に到達する。このときまでに、ラ
ッチ42は、図12に示すとおり所定量だけ格納位置に向って回動されている。シートク
ッション11は該ラッチ42の回動にあわせて格納位置方向に移動し、ラッチ42の係合
溝部42aに係入されるシートクッション11のスライド部材16がラッチ42の回動を
妨げないよう制御されている。さらに、シートバック12を前傾させると図13に示すよ
うに、ラッチ42は解除位置となり係合溝部42aをガイド溝28の格納位置方向に向っ
て開口しロックは解除される。
そしてさらに、シートバック12を前傾させると図14に示すように、ポール43の係
合部材49が回避部材47の係合面47aから保持曲面47bに移動する。該状態におい
てポール43はポール付勢部材46によって係合部材49を回避部材47の保持曲面47
bに押圧しながら安定して回避位置に保持される。
このようにして、シートクッション11のロックが解除された後、シートクッション1
1はスライド部材16がガイド溝28に案内されて格納位置まで移動され、シートバック
12は前倒位置に移動し車両シート10が格納される。
次にシートクッション11が格納位置から使用位置へ移動される場合について説明する
。この場合、まず、図示しない戻りの操作ボタンを押すとシートバック12が前倒位置か
ら、起立位置に向って傾動を開始する。これに伴いシートバック12に連動する回避部材
47がシートバック12の支軸87を中心にして時計回りに回動を開始する。そしてさら
に回避部材47が回動されると、回避部材47の保持曲面47bを押圧していたポール4
3の係合部材49が保持曲面47bから離脱し、係合面47aと係合する。
さらに回避部材47が時計回りに回動され、ポール43が時計回りに規制位置に向って
回動されると、ポール43の規制部44と直交するポール43の側壁にラッチ42の係合
部材48が当接する。ポール43がさらに規制位置に向って回動されると、ラッチ42の
係合部材48は解除開始点を越えポール43の規制部44に乗り上げロック位置を形成す
る。このとき、シートクッション11は、ラッチ42の格納位置方向に向って開口された
係合溝部42a内にスライド部材16が係入されるようにラッチ42がロック位置となる
以前に駆動装置6によって移動され、係合溝部42a内に係入されている。そしてシート
クッション11が前方に向って移動されスライド部材16がラッチ42の前側の突出片4
2fの後側端面を押圧しながら、ガイド溝28の使用位置側の端部を押圧し停止する。
上述の説明から明らかなように、本実施形態においては、使用位置にあるシートクッシ
ョン11が格納位置方向に向かって荷重を受けたとき、シートクッション11と共に回動
されるラッチ42のラッチ係合部材48と、ポール42の規制部44とが当接されラッチ
42の回動、すなわちシートクッション11の格納位置方向への移動が規制(ロック)さ
れる。またシートバック12の前方への傾動と連動して回動される回避部材47が、ポー
ル43のポール係合部材49を押動しポール43を回動させることによりラッチ係合部材
48と、ポール43の規制部44との当接がはずれシートクッション11のロックが解除
される。このように電気モータを設けずとも、簡易で低コストな構成によってシートクッ
ション11のロックと、解除を行なうことができる。よってロック装置を小型化でき搭載
設計の自由度が向上される。さらに、通常シートクッション11が使用位置に位置すると
き、シートクッション11は、駆動装置6によってスライド部材16がガイド溝28の使
用位置側の端部に当接して固定されロック状態となっている。これによって、ラッチ係合
部材48とポール43の規制部44との間には隙間が許容され、該隙間によって、各部の
組み付け上のばらつきを吸収することができ、組みつけ性が向上される。
また本実施形態においては、ラッチ係合部材48とポール43の規制部44とが当接し
ラッチ42の回動を規制しているとき、ラッチ係合部材48を介しポール43に加えられ
るラッチの回動荷重はポール43の回動中心を通る。これによりポール43はラッチ42
の回動荷重によって回動されることなく安定して荷重を受け、シートクッション11が格
納位置方向に移動されることを確実に防止できる。
さらに、本実施形態においては、シートクッション11の使用位置において、シートク
ッション11のスライド部材16を最上部に配置し、ラッチ42と、ポール43とをその
下方に順番に配置した。これによりスライド部材16をラッチ42が下方から片持ちで押
さえ込む形とすることができ、スライド部材16の上方部の省スペース化を図ることがで
きる。またラッチ42と、ポール43と、回避部材47との一部を重なり合わせながら配
置したことにより、車両上下方向において狭い範囲でロック装置40の搭載が行なえ、さ
らに省スペース化を図ることができる。
なお、上記実施形態では、シートバック12の傾動用として駆動装置5をシートバック
フレーム17aの一方のみに設けた。しかしこれに限らず、シートバックフレーム17a
、17a間をトルクロッドを用いて連結し、他方側のシートバックフレーム17aに駆動
力を伝達してシートバック12の傾動を行なってもよい。
また、上記実施形態では、所謂ワンボックスタイプやミニバンタイプの自動車の最後部
の車両シート10に対して本発明が適用された場合について説明したが、これに限らず、
本発明は他のタイプの自動車の座席に対しても適用することができる。
3・・・制御装置、5、6・・・駆動装置、10・・・車両シート、11・・・シートク
ッション、12・・・シートバック、13・・・シートクッションフレーム、14・・・
フロア(車体床部)、16・・・スライド部材、17・・・シートバックフレーム、22
・・・連結プレート、24・・・リンク、26・・・レール(案内部材)、26a・・・
ガイド壁部材、28・・・ガイド溝、40・・・ロック装置、42・・・ラッチ、42a
・・・係合溝部、42c・・・回動軸、43・・・ポール、43c・・・回動軸、44・
・・規制部、45・・・ラッチ付勢部材、46・・・ポール付勢部材、47・・・回避部
材、48・・・ラッチ係合部材、49・・・ポール係合部材、50・・・リクライニング
装置、80、100・・・電気モータ、90・・・減速機構。

Claims (3)

  1. 使用位置と格納位置との間で電気モータによって往復駆動されるシートクッションフレ
    ームと、起立位置と前倒位置との間で電気モータによって回動駆動されるシートバックフ
    レームと、一端側が車両フロア上に回動可能に連結され他端側が前記シートクッションフ
    レームの前端部に回動可能に連結された左右一対のリンク部材と、前記車両フロア上に配
    置され前記使用位置と前記格納位置とに亘ってガイド溝を形成した案内部材と、前記シー
    トクッションフレームの後端部に設けられ前記案内部材のガイド溝にスライド可能に係合
    されたスライド部材と、を備えた電動格納車両用シートにおいて、
    前記スライド部材が係脱可能な係合溝部が形成され、該係合溝部に前記スライド部材が
    係入されていない解除位置と、前記シートクッションフレームが前記使用位置まで移動さ
    れる間に前記スライド部材が前記係合溝部に係入されることにより回動されて前記ガイド
    溝の前記使用位置側の端部との間でロックするロック位置との間を回動自在に前記ガイド
    壁部材に支持されたラッチと、
    前記ラッチに一体的に設けられたラッチ係合部材と、
    前記ラッチを前記ロック位置から前記解除位置に向う方向へ回動付勢するラッチ付勢部
    材と、
    規制部が設けられ、前記ラッチが前記ロック位置に位置するとき前記規制部が前記ラッ
    チ係合部材と僅かな隙間を有して対向し前記ラッチの前記解除位置方向の回動を規制する
    規制位置と、前記ラッチの前記解除位置方向の回動を許容する回避位置との間で回動可能
    に前記ガイド壁部材に支持されたポールと、
    前記ポールに一体的に設けられたポール係合部材と、
    前記ポールを前記回避位置から前記規制位置に向かう方向へ回動付勢するポール付勢部
    材と、
    前記シートバックフレームに設けられ、前記シートバックフレームが前記起立位置から
    前記前倒位置まで移動される間で前記ポール係合部材を押動して前記ポールを回避位置に
    回動させて該回避位置に保持させる回避部材と、
    を備えたことを特徴とする電動格納車両シートのロック装置。
  2. 請求項1において、前記ラッチが前記ロック位置に位置し、前記ポールが前記規制位置
    に位置するときに前記係合部材と前記規制部とが対向する位置と、前記ラッチ及び前記ポ
    ールの各回動中心とを夫々結ぶ線分は略直角となっていることを特徴とする電動格納車両
    シートのロック装置。
  3. 請求項1又は2において、前記ガイド溝の前記使用位置側の端部に当接する前記スライ
    ド部材と、前記ラッチと、前記ポールとは、上方から順番に下方に向って配置され、前記
    ラッチと、前記ポールと、前記回避部材とは各々の回動時を含めそれぞれの一部分が重な
    り合って配置されていることを特徴とする電動格納車両シートのロック装置。
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