JP2014217662A - リクライナ - Google Patents

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Yoshihisa Fukuda
義久 福田
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Abstract

【課題】ロック解除式のリクライナに、一方側の部材の中心部に設けた円筒部によって他方側の部材を互いに半径方向に支え合わせた状態にする構成を適用できるようにする。
【解決手段】リクライナ4は、互いに相対回転可能な状態に組み付けられたラチェット10及びガイド20と、これらの間に設けられたロック機構と、ロック機構を軸回転操作によってロック解除操作するヒンジカム50とを有する。ヒンジカム50は、ガイド20の貫通孔24内に装着されて、その軸回転によりロック機構をロック解除操作する。ラチェット10には、ガイド20の貫通孔24内に向けて突出するブッシュ13(円筒部)が設けられ、ヒンジカム50は、その内部にブッシュ13が挿通された状態でガイド20の貫通孔24内に装着され、かつ、ガイド20の外側に延び出す掛部51を有し、掛部51にヒンジカム50を軸回転操作するための操作ピン5Aが結合されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、リクライナに関する。詳しくは、シートバックをフロア上のベースに対して背凭れ角度の調整を行える状態に連結するリクライナに関する。
従来、車両用シートにおいて、シートバックがシートクッションに対してリクライナを介して背凭れ角度の調整が行える状態に連結された構成が知られている(特許文献1)。上記リクライナは、内歯車と外歯車とが互いに噛合わされた状態に組み付けられており、互いの噛合い位置を変えながら相対回転したり相対回転が止められたりすることにより、シートバックの背凭れ角度を変化させたり固定したりする構成となっている。上記内歯車には、その中心部に、外歯車の中心部に空けられた貫通孔内に入り込む軸方向に突出した円筒部が形成されている。この円筒部と外歯車の貫通孔との間には、両歯車を互いに半径方向に押し付けて噛合させた状態にしたり、噛合を弛めて両歯車を互いに噛合い位置を変える方向に押し回したりする押圧機構が設けられている。このように、上記リクライナは、内歯車の中心部に形成された軸方向に突出する円筒部を利用して、両歯車同士を互いに半径方向に支え合わせた状態にする構成となっている。
特開2009−39238号公報
しかし、上記従来技術のようにリクライナを構成する一方側の部材の中心部に円筒部を設けて他方側の部材と互いに半径方向に支え合わせた状態にする構成は、ラチェットの内歯にガイドに組み付けたポールの外歯を半径方向に噛合させたり外したりするロック解除式のリクライナには適用されておらず、その応用が望まれる。本発明は、上記問題を解決するものとして創案されたものであって、本発明が解決しようとする課題は、ロック解除式のリクライナに、一方側の部材の中心部に設けた円筒部によって他方側の部材を互いに半径方向に支え合わせた状態にする構成を適用できるようにすることにある。
上記課題を解決するために、本発明のリクライナは次の手段をとる。
第1の発明は、シートバックをフロア上のベースに対して背凭れ角度の調整を行える状態に連結するリクライナである。リクライナは、互いに相対回転可能な状態に組み付けられたラチェット及びガイドと、ガイドに組み付けられてラチェットに対して噛合したり外れたりすることによりラチェットの相対回転をロックしたり解除したりするロック機構と、ロック機構を軸回転操作によってロック解除操作するヒンジカムと、を有する。ヒンジカムは、ガイドの中心部に形成された貫通孔内に軸回転可能な状態に装着されて支えられ、その軸回転によりロック機構をロック解除操作する構成とされている。ラチェットの中心部には、ガイドの貫通孔内に向かって軸方向に突出する円筒部が一体的に設けられている。ヒンジカムは、その内部に円筒部が挿通されて円筒部により半径方向の内側から支えられた状態としてガイドの貫通孔内に装着された状態とされ、かつ、円筒部が挿通された箇所からガイドの外側に延び出す延長部を有し、延長部にヒンジカムを軸回転操作するための操作ピンが結合されている。
この第1の発明によれば、ガイドの貫通孔内に装着されたヒンジカムは、その内部に挿通されたラチェットの中心部から突出する円筒部によって半径方向の内側から支えられた状態とされる。これにより、上記ヒンジカムを介してラチェットの円筒部とガイドの貫通孔とが互いに半径方向の内外に支え合った状態となり、ラチェットとガイドとが互いに相対回転可能に支え合った状態に組み付けられた状態となる。そして、上記のようにヒンジカムの内部にラチェットの円筒部が挿通された構成となっても、ヒンジカムがガイドの外側まで突出する延長部を有し、この延長部に操作ピンが結合されていることにより、ヒンジカムを操作ピンと結合させる構成を成立させることができる。したがって、このような構成を採ることにより、ロック解除式のリクライナに、一方側の部材の中心部に設けた円筒部によって他方側の部材を互いに半径方向に支え合わせた状態にする構成を成立させることができる。
第2の発明は、上述した第1の発明において、次の構成とされているものである。円筒部が、ガイドの貫通孔内に入り込む位置まで軸方向に突出して形成されている。
この第2の発明によれば、ラチェットの円筒部とガイドの貫通孔との半径方向の支え合い構造をより強固にすることができる。
第3の発明は、上述した第1又は第2の発明において、次の構成とされているものである。ヒンジカムは、ガイドとラチェットとの間の空間部内でガイドの貫通孔よりも半径方向の外側に突出する角形状を有した操作突起部を有し、操作突起部が軸回転する動きによってロック機構をロック解除操作する構成となっている。
この第3の発明によれば、ヒンジカムが操作突起部によってガイドから軸方向に外れない構成となるため、ラチェットの円筒部とガイドの貫通孔との半径方向の支え合い構造をより安定化させることができる。
実施例1の乗物用シートの概略構成を表した斜視図である。 図1のII-II線断面図である。 リクライナの分解斜視図である。 リクライナのロック状態を表した図2のIV-IV線断面図である。 リクライナのアンロック状態を表した断面図である。
以下に、本発明を実施するための形態について、図面を用いて説明する。
始めに、実施例1のリクライナ4の構成について、図1〜図5を用いて説明する。本実施例のリクライナ4は、図1に示すように、自動車のシート1(助手席)に適用されており、着座乗員の背凭れとなるシートバック2を、着座部となるシートクッション3に対して、背凭れ角度の調整を行える状態に連結する回転止め可能な回転軸装置(継手装置)として構成されている。上記リクライナ4は、シートバック2の骨格を成すバックフレーム2Fの左右両側のサイドフレーム2Faの下端部と、シートクッション3の骨格を成すクッションフレーム3Fの左右両側のサイドフレーム2Faの後端部と、の間にそれぞれ介在して設けられている。ここで、シートバック2の各サイドフレーム2Faは、シートクッション3の各サイドフレーム3Faの内側に位置しており、これら各間にリクライナ4がそれぞれ介在して設けられた状態とされている。
各リクライナ4は、常時は、シートバック2の背凭れ角度を固定したロック状態に保持された状態となっている。各リクライナ4は、シートクッション3の車両外側の側部に設けられたリクライニングレバー5が引き上げられる操作によって、それらのロック状態が一斉に解除されて、シートバック2の背凭れ角度を変えられるアンロック状態に切り替えられるようになっている。また、各リクライナ4は、上記リクライニングレバー5の引き上げられた操作が戻されることにより、附勢によって再びシートバック2の背凭れ角度を固定したロック状態に戻されるようになっている。
上述したシートバック2の左右両側のサイドフレーム2Faとシートクッション3の左右両側のサイドフレーム3Faとの間には、それぞれ、シートバック2に対して常時、前倒れ回転する方向の附勢力をかけるリターンスプリング6が掛着されている。これらリターンスプリング6は、渦巻きバネによって構成されており、それぞれ、内側の端部が、シートクッション3の各サイドフレーム3Faの外側面に結合されたブラケット3Fcに掛着され、外側の端部が、シートバック2の各サイドフレーム2Faの外側面に結合されたブラケット2Fcに掛着されて設けられた状態とされている。
これらリターンスプリング6の回転附勢力により、シートバック2は、上述した各リクライナ4による背凭れ角度の固定状態が解かれることで、着座乗員の背部に当たる位置まで起こし上げられて、着座乗員がその背部を前後方向に傾動させる動きに合わせてその背凭れ角度が前後に調整操作されるようになっている。このような附勢構造が設けられていることにより、シートバック2は、その背凭れ角度の調整を簡便に行えるようになっている。
上述したシートバック2は、シートクッション3の上面部に畳み込まれる前倒れ位置から後方側に倒し込まれる後倒れ位置までの約180度の回転領域を回動することができるようになっている。このうち、シートバック2の背凭れ角度が上方側に真っ直ぐに起立した起立位置から上述した後倒れ位置までの約90度の回転領域は、リクライニングレバー5の引き上げ操作をやめることによりその背凭れ角度が固定された状態に戻されるロックゾーンの回転領域として設定されている。また、シートバック2の背凭れ角度が上記ロックゾーンを前側に越えた位置から前倒れ位置までの約90度の回転領域は、リクライニングレバー5の引き上げ操作をやめてもその背凭れ角度が固定された状態には戻されないフリーゾーンの回転領域として設定されている。
上記のロックゾーンやフリーゾーンの各回転領域は、それぞれ、後述する各リクライナ4に設定されたロックゾーンやフリーゾーンの回転領域によって形成されている。上記のようなフリーゾーンの回転領域が設定されていることにより、シートバック2は、シート1に人が座っていない状態でリクライニングレバー5が操作されることにより、附勢によってフリーゾーンに入る位置まで倒し込まれたら、その後はリクライニングレバー5の操作を継続しなくても自動的にシートクッション3の上面部に畳み込まれる位置まで倒し込まれていくようになっている。
上述した各リクライナ4は、図2に示すように、上述したシートバック2の各サイドフレーム2Faの外側面に一体的に結合されて設けられるラチェット10と、シートクッション3の各サイドフレーム3Faの内側面に一体的に結合されて設けられるガイド20と、を有し、これらの相対回転がロックされたり解除されたりすることによって、シートバック2の背凭れ角度を固定したり解除したりする構成となっている。
以下、上述した各リクライナ4の具体的な構成について詳しく説明していく。なお、各リクライナ4は、互いに左右対称向きに配設されているが、実質的な構成は同じものとなっている。したがって、以下では、これらを代表して、図2に示される車両外側のリクライナ4の構成について説明することとする。図3に示すように、リクライナ4は、互いに軸方向に組み付けられる円板形状のラチェット10及びガイド20と、これらの間に組み付けられる2個のポール30、スライドカム40、及びヒンジカム50と、ガイド20の外側面に組み付けられるロックスプリング60と、ラチェット10とガイド20との間に跨って組み付けられる円筒形状の外周リング70と、を有して構成されている。
ラチェット10は、その円板本体11の外周縁部が、ガイド20への組み付け方向となる軸方向に円筒状に突出した円筒部12として形成されている。この円筒部12は、円板本体11の外周縁部が板厚方向に半抜き加工されることにより、同方向に円筒状に押し出された形となって形成されている。この円筒部12の内周面には、後述する各ポール30の外周歯面30Aをそれぞれ半径方向の内側から噛合させることのできる円周方向に内歯が並んだ内周歯面12Aが形成されている。この内周歯面12Aは、円筒部12の内周面の円周方向の大部分の領域に亘って形成されている。そして、上記円筒部12の対向する2箇所の内周面領域には、内周歯面12Aが形成されておらず、代わりに、内周歯面12Aよりも半径方向の内側に突出する滑らかな円弧面形状の内周面をもつ乗上げ面12Bが形成されている。
図3に示すように、上述したラチェット10には、その円板本体11の中心部に丸孔形状の貫通孔11Aが形成されている。そして、この貫通孔11A内には、円筒形状のブッシュ13が軸方向に嵌め込まれて一体的に溶着された状態とされている。上記ブッシュ13は、図2に示すように、ガイド20への組み付け方向となる軸方向に円筒状に突出した形となって設けられており、ラチェット10の外側面に端側の面を揃えた状態でレーザー溶接により貫通孔11Aの内周部に一体的に結合された状態とされている。ここで、ブッシュ13が本発明の「円筒部」に相当する。
上述したブッシュ13は、その円筒内に、後述する操作ピン5Aが軸方向に挿通されて回転可能な状態に装着されるようになっている。また、ブッシュ13の外周部には、後述するヒンジカム50が軸方向に挿通されて回転可能な状態に装着されるようになっている。上記ラチェット10は、図2に示すように、その円板本体11の外側面がシートバック2のサイドフレーム2Faの外側面にあてがわれてレーザー溶接により一体的に結合された状態とされている。
ガイド20は、図3に示すように、上述したラチェット10よりも僅かに大きな外径をもつ円板形状に形成されている。上記ガイド20は、図2に示すように、その内側面が上述したラチェット10の円筒部12の内側面に軸方向にあてがわれた状態に組み付けられて、これらの外周部間に跨って装着される後述する外周リング70によって、ラチェット10に対して互いの円板形状を擦り動かす形で相対回転することができるように軸方向に外れ止めされた状態に連結された状態とされている。
上記ガイド20には、その中心部に、丸孔形状の貫通孔24が形成されている。上記貫通孔24は、前述したラチェット10の中心部に突出して設けられたブッシュ13の外径よりも大きな孔径を有する形に形成されている。上記貫通孔24内には、前述したラチェット10のブッシュ13の外周部に装着されたヒンジカム50の軸部52が、軸方向の内側から外側に嵌め込まれて軸回転可能な状態に装着されている。この装着により、ガイド20は、その貫通孔24内にラチェット10のブッシュ13が間にヒンジカム50を介して軸方向に嵌め込まれて装着された状態とされており、ラチェット10に対して、互いに相対回転可能となるように半径方向の内外に支え合った状態に組み付けられた状態とされている。上記ガイド20は、その外側面がシートクッション3のサイドフレーム3Faの内側面にあてがわれてレーザー溶接により一体的に結合された状態とされている。
上述したガイド20は、図3に示すように、その内側面の円周方向の4箇所に、ラチェット10への組み付け方向となる軸方向に突出する扇型形状のガイド壁21が形成されている。これらガイド壁21は、ガイド20の一部が板厚方向に半抜き加工されることにより、同方向に半径方向の外側に広がる扇型形状に押し出された形となって形成されている。これらガイド壁21は、図4〜図5に示すように、それらの間に形成された各ポール収容溝22A内にセットされる各ポール30を、それぞれ、半径方向の内外方にのみ移動させられる状態となるように円周方向に支持する構成となっている。また、各ガイド壁21は、同じくガイド20の中心部に形成されたカム収容溝22B内にセットされるスライドカム40を、上述した各ポール30のスライド方向とは垂直な方向にのみ移動させられる状態となるように円周方向に支持する構成となっている。
上述した各ガイド壁21の間に形成される2箇所のポール収容溝22Aと中央のカム収容溝22Bは、それぞれ、上述した各ガイド壁21の押し出し成形によってこれらの間にX字状に凹んで形成されるガイド溝22の一部として形成されている。すなわち、上記ガイド溝22の図示上側と下側に延び出す2箇所の溝部が、それぞれ、各ポール30を図示上下方向にスライドさせられる状態に収容することのできるポール収容溝22Aとして形成され、図示左側と右側とその間の中間部の繋がった横長状の溝部が、スライドカム40を図示左右方向にスライドさせられる状態に収容することのできるカム収容溝22Bとして形成されている。
このように、上記ガイド20には、ラチェット10との間に組み付けられる2個のポール30とスライドカム40とヒンジカム50とがそれぞれ組み付けられて支持されるようになっている。ここで、各ポール30とスライドカム40とから成るロック構造が本発明の「ロック機構」に相当する。
各ポール30は、図4〜図5において前述したように、ガイド20の内側面に形成された各ポール収容溝22A内にそれぞれ組み付けられた状態とされている。これにより、各ポール30は、ガイド20に対して、各ポール収容溝22Aの形状に沿って半径方向の内外方にしか移動することができないように支持された状態とされている。各ポール30は、図2に示すように、上述した各ポール収容溝22A内に収容された状態において、各ガイド壁21と同程度の位置まで軸方向に張り出す厚みを有した形に形成されている。これにより、各ポール30の半径方向の外側への移動先には、ラチェット10の内周歯面12Aが位置するようになっている。
図3に示すように、上述した各ポール30の外周面には、上述したラチェット10の内周歯面12Aと噛合することのできる円周方向に外歯が並んだ円弧面状に湾曲した外周歯面30Aが形成されている。上述した各ポール30は、図4〜図5に示すように、ガイド20の中心部にセットされたスライドカム40が図示左右方向にスライド操作されることにより、同スライドカム40によって半径方向の外側に押し出されたり(図4参照)内側に引き戻されたり(図5参照)するように操作されるようになっている。
図4に示すように、各ポール30がスライドカム40によって半径方向の外側に押し出されることにより、各ポール30の外周歯面30Aがラチェット10の内周歯面12Aに押し付けられて噛合した状態となる。これにより、各ポール30がラチェット10に対して回転方向に一体的に結合された状態となり、各ポール30を介してラチェット10とガイド20との間の相対回転がロックされた状態となる。すなわち、各ポール30は、ガイド20との関係においては、上述した各ガイド壁21による円周方向の支えによって半径方向の内外方にしか移動することができないようになっていることから、ラチェット10と噛合して回転方向に一体的な状態となることにより、ラチェット10のガイド20に対する回転をロックするように機能するからである。
また、図5に示すように、各ポール30がスライドカム40によって半径方向の内側に引き戻されることにより、各ポール30がラチェット10の内周歯面12Aとの噛合状態から外される。これにより、上述したラチェット10とガイド20との間の相対回転がロックされていた状態が解除され、ラチェット10とガイド20とが互いに相対回転することのできる状態に切り替えられる。上述した各ポール30は、それぞれ、半径方向の内側に向けて形状を延ばす2本の脚部31を有するU字型形状に形成されており、それぞれのU字内に片側の脚部31から突出する引掛部32が形成された構成となっている。
各ポール30は、図4に示すように、スライドカム40のスライド動作によってそれらの脚部31がスライドカム40によって半径方向の内側から押圧力を受けることにより、半径方向の外側に押し出されるようになっている。また、各ポール30は、図5に示すように、スライドカム40の逆方向へのスライド動作によってそれらの引掛部32がスライドカム40のフック44によって半径方向の内側に引き込まれることにより、半径方向の内側に引き戻されるようになっている。
スライドカム40は、図4〜図5において前述したように、ガイド20の内側面に形成されたカム収容溝22B内に組み付けられた状態とされている。これにより、スライドカム40は、ガイド20に対して、カム収容溝22Bの形状に沿って各ポール30のスライド方向とは垂直な方向にしか移動することができないように支持された状態とされている。上記スライドカム40は、図2に示すように、上述したカム収容溝22B内に収容された状態において、各ガイド壁21と同程度の位置まで軸方向に張り出す厚みを有した形に形成されている。これにより、スライドカム40は、上述した各ポール30の間に挟まれた位置に配置された状態とされている。
上述したスライドカム40は、図4〜図5に示すように、その各ポール30と面する図示上下側の各面部に、各ポール30の脚部31をそれぞれ入り込ませることのできる凹部42と、各凹部42内に入り込んだ各ポール30の脚部31をそれぞれスライドカム40のスライド動作によって半径方向の外側に押し出すように乗り上げさせる肩部43と、スライドカム40の逆方向へのスライド動作によって各ポール30の引掛部32に引掛けられて各ポール30を内側に引き込むフック44と、が形成された構成となっている。
上記スライドカム40は、その中心部に形成された貫通孔41内に、後述するヒンジカム50の操作突起部53が回転方向に係合することができる状態に組み付けられてセットされた状態とされている。上記貫通孔41は、その図示上側と下側の各一箇所ずつに、部分的に半径方向の外側に孔が膨らんだ操作孔部41Aが形成された形状とされており、そのどちらか一方側(本実施例では上側)の操作孔部41Aにヒンジカム50の操作突起部53が入り込んだ状態にセットされた状態とされている。これにより、スライドカム40は、上記ヒンジカム50が回転方向の一方側或いは他方側に軸回転操作されることによって、ヒンジカム50の操作突起部53によって径方向の一方側或いは他方側に押圧される形でスライド操作されるようになっている。
上記スライドカム40は、常時は、図4に示すように、上述したヒンジカム50が後述するロックスプリング60(図3参照)の附勢力によって図示時計回り方向に押し回された状態とされていることにより、このヒンジカム50の操作突起部53によって図示右方向にスライド操作された状態に保持された状態とされている。これにより、スライドカム40は、その上下側の各面部に形成された各肩部43上に各ポール30の脚部31をそれぞれ乗り上げさせた状態として、各ポール30を半径方向の外側に押し出してラチェット10の内周歯面12Aに噛合させた状態、すなわちリクライナ4を回転ロックした状態に保持した状態とされている。
上記スライドカム40は、上述したヒンジカム50がリクライニングレバー5の操作によって上記附勢方向とは反対方向に軸回転操作されることにより、図5に示すように、ヒンジカム50の操作突起部53によって図示左方向にスライド操作される。これにより、スライドカム40は、その上下側の各面部に形成された各凹部42が各ポール30の脚部31の直下位置(半径方向の内側の位置)に移動していきながら、その上下側の各面部から延び出す各フック44が各ポール30の引掛部32にそれぞれ徐々に深く引掛けられていき、これらを半径方向の内側に引き込んで、ラチェット10との噛合状態から外した状態にする。これにより、リクライナ4のロック状態が解除された状態となる。また、スライドカム40は、上記リクライニングレバー5の操作が戻されることにより、再びロックスプリング60からの附勢力を受けて回転するヒンジカム50の操作突起部53によって図示右方向にスライド操作された状態に戻されて、各ポール30をラチェット10の内周歯面12Aに噛合させた状態(リクライナ4を回転ロックさせた状態)に戻される。
ところで、上述した各ポール30を半径方向の外側に押し出すスライドカム40は、上述したラチェット10のガイド20に対する回転位置状態が、各ポール30の移動先の領域に前述した各乗上げ面12Bが位置する状態となる時には、各ポール30を半径方向の外側に押し出しても、各ポール30が各乗上げ面12B上に乗り上がってしまい、各ポール30をラチェット10の内周歯面12Aに噛合させることができないようになっている。このように、各ポール30が各乗上げ面12Bに乗り上がってしまうことで、リクライナ4がロック作動できなくなる領域が、図1で前述したフリーゾーンの領域(リクライニングレバー5の引き上げ操作をやめてもシートバック2の背凭れ角度が固定された状態に戻されない領域)となっている。また、各ポール30が各乗上げ面12Bに乗り上がることなく、リクライナ4がロック作動できる領域が、同じく図1で前述したロックゾーンの領域(リクライニングレバー5の引き上げ操作をやめることでシートバック2の背凭れ角度が固定された状態に戻される領域)となっている。
ヒンジカム50は、図3に示すように、角筒形状の掛部51と、円筒形状の軸部52と、半径方向の外側に突出した角形状を有する操作突起部53と、が軸方向に並んで形成された軸部材として構成されている。上記ヒンジカム50の中心部には、図2〜図3に示すように、軸方向に四角孔形状に貫通する貫通孔50Aが形成されており、更に、操作突起部53が形成された側の端部から同操作突起部53と軸部52とに貫通する形で、上記貫通孔50Aよりもひとまわり大きな丸孔形状に凹む凹部50Bが形成されている。上記凹部50Bは、ラチェット10の中心部に形成されたブッシュ13をその内部に軸方向に受け入れて軸回転可能な状態に嵌め込むことができる大きさ形状に形成されている。
上記ヒンジカム50は、その凹部50B内に上述したラチェット10のブッシュ13が軸方向に挿通されて軸回転可能な状態に嵌め込まれて装着された状態とされている。また、ヒンジカム50は、その掛部51が軸部52と共にガイド20の中心部に形成された貫通孔24内に通されることにより、操作突起部53がガイド20の内側面に当たって係止される位置で、掛部51がガイド20の外側まで突出し、軸部52がガイド20の貫通孔24内に軸回転可能な状態に嵌め込まれた状態として、ガイド20に装着された状態とされている。ここで、上記掛部51が本発明の「延長部」に相当する。
そして、上記ヒンジカム50は、そのガイド20の外側に突出する掛部51の四角形状の外周部上に、ロックスプリング60の四角形状に巻かれた内側の端部が嵌め込まれて回転方向に一体的な状態に掛着された状態とされている。上記ロックスプリング60は、渦巻きバネによって構成されており、ガイド20の外側面に配置されて、その内側の端部が上述したヒンジカム50の掛部51に掛着され、外側の端部がガイド20の外側面に突出形成されたピン形状の掛部23に掛着された状態として設けられている。これにより、ロックスプリング60は、常時、ヒンジカム50をガイド20に対して図3の反時計回り方向(スライドカム40を各ポール30をロック作動させる方向にスライドさせる方向)に回転させる附勢力を発揮する構成とされている。
そして、図2に示すように、上記ラチェット10とガイド20とに組み付けられたヒンジカム50の中心部には、その掛部51が形成された側の端部から、操作ピン5Aが貫通孔50A内に軸方向に挿通された状態に組み付けられて、溶接により強固に一体的に結合された状態とされている。上記操作ピン5Aは、そのヒンジカム50の掛部51内(貫通孔50A内)に挿通される軸領域部分が、同部内の貫通孔50Aの四角孔形状と合致する四角筒形状に形成されており、同部に対して回転方向に一体的な状態に組み付けられた状態とされている。また、操作ピン5Aは、その先の軸領域部分が、ラチェット10のブッシュ13内に軸方向に貫通する位置まで挿通されており、同挿通された部分は、円管形状に形成されていて、ブッシュ13の円筒内形状に合致するように嵌め込まれて軸回転可能な状態に装着された状態とされている。
そして、上記操作ピン5Aの上記貫通孔50A内に挿通される側とは反対側の端部には、ヒンジカム50の貫通孔50Aよりも径寸法の大きい頭部が形成されていて、同頭部には、リクライニングレバー5が溶接により一体的に結合された状態とされている。これにより、ヒンジカム50は、上記挿通された操作ピン5Aを介してリクライニングレバー5に一体的に連結された状態とされており、図1で前述したようにリクライニングレバー5が引き上げられる操作によって、スライドカム40を解除操作方向(各ポール30のロック状態を解除操作するスライド方向)に操作する方向に軸回転操作されるようになっている。
上述した操作ピン5Aは、上述したヒンジカム50の貫通孔50A内に挿通された先の端部が、もう一方側のリクライナ4において同じく挿通された操作ピン5Aの端部と、ロッド5Bを介して互いに回転方向に一体的な状態に連結された状態とされている。これにより、両側のリクライナ4に挿通された各操作ピン5Aが、リクライニングレバー5の操作によって一斉に軸回転操作されるようになっている。
上述したヒンジカム50は、その凹部50B内に嵌め込まれたラチェット10のブッシュ13により、ラチェット10に対して軸回転可能な状態に半径方向の内側から支えられた状態とされている。一方で、ヒンジカム50は、その軸部52が装着されたガイド20の貫通孔24により、その外周部がガイド20に対して軸回転可能な状態に支えられた状態とされている。これにより、上記ラチェット10とガイド20とが、上記ヒンジカム50を介して互いに相対回転可能となるように半径方向の内外に支え合った状態に組み付けられた状態とされている。
上述したヒンジカム50の操作突起部53は、上述した軸部52がガイド20の貫通孔24内に装着される組み付けにより、ガイド20の内側面に当てられた状態として、スライドカム40の貫通孔41内にセットされて、その半径方向の外側に突出する角形状が貫通孔41の操作孔部41A内に掛け入れられた状態に組み付けられた状態とされている(図4〜図5参照)。
外周リング70は、図3に示すように、概略円筒型形状に形成されており、その軸方向の一端に、半径方向の内側にフランジ状に張り出す面を有した押さえ部71が形成された構成となっている。上記外周リング70は、薄い鋼板がリング状に打ち抜かれると共に、その打ち抜かれた円板の外周部分が板厚方向に絞り加工されることにより、上記の形に形成されている。上記外周リング70は、ラチェット10がガイド20の内側面上にあてがわれるようにセットされた後、その押さえ部71のない側の円筒部分がラチェット10の外側からラチェット10の外周部(円筒部12)とガイド20の外周部とに跨った状態に嵌め込まれ、更に、そのガイド20の外周部に嵌め込まれた円筒部分が同外周部にレーザー溶接によって一体的に結合されることにより、ガイド20に対して一体的に組み付けられた状態とされている。
上記組み付けにより、外周リング70は、その押さえ部71がラチェット10の外周部(円筒部12)の外側面に対面した状態として、ラチェット10をガイド20に対して軸方向に脱落させることなく回転させられる状態に保持した状態となっている。上記外周リング70の押さえ部71には、そのラチェット10の外周部(円筒部12)の外側面と対面する内側面の円周方向の複数箇所に、点状に突出する突部71Aが形成されている。これら突部71Aにより、外周リング70は、ラチェット10を軸方向に点接触で支える構成となっており、ラチェット10の回転移動時にラチェット10との接触部に摺動摩擦による抵抗力を発生させにくい構成となっている。
上述した外周リング70は、ラチェット10をガイド20に対して半径方向にも脱落させないように支持した状態となっている。しかし、上記ラチェット10とガイド20とは、主として、前述したラチェット10の中心部に突出形成されたブッシュ13がガイド20の中心部に形成された貫通孔24に対してヒンジカム50を介して軸回転可能な状態に嵌め込まれた構造により、互いに相対回転可能となるように半径方向の内外に支え合った状態に組み付けられた状態とされている。この連結構造により、ラチェット10とガイド20とは、互いに相対回転可能となるように半径方向の内外に支え合った状態に組み付けられた状態として、車両の側突発生時に横からの荷重を受けても、互いが軸方向に外されにくくなるように強固に組み付けられた状態とされている。
すなわち、ラチェット10とガイド20とは、上述したラチェット10のブッシュ13がガイド20の貫通孔24内に入り込む位置まで軸方向に突出した形に形成されていて、ラチェット10のブッシュ13とガイド20の貫通孔24とが互いに軸方向に重なった位置で(ヒンジカム50の軸部52を介して)内外に支え合った構成とされているからである。ラチェット10とガイド20とが上記の組み付け構造とされていることにより、シートバック2のサイドフレーム2Faに横荷重が入力されて、ラチェット10がリクライナ4の中心軸まわりにシート内側に倒れ込むような負荷を受けても、ラチェット10のブッシュ13がガイド20の貫通孔24の内周面によって強く受け止められるようになる(ガイド20の貫通孔24内に引っ掛かる)ため、ラチェット10の上記倒れ込み方向への変形移動が阻止されて、ガイド20から軸方向に外されにくくなっている。
このように、本実施例のリクライナ4は、互いに相対回転可能な状態に組み付けられたラチェット10及びガイド20と、ガイド20に組み付けられてラチェット10に対して噛合したり外れたりすることによりラチェット10の相対回転をロックしたり解除したりするロック機構(2個のポール30とスライドカム40とが組み合わされた構造)と、ロック機構を軸回転操作によってロック解除操作するヒンジカム50と、を有する。ヒンジカム50は、ガイド20の中心部に形成された貫通孔24内に軸回転可能な状態に装着されて支えられた状態として、その軸回転によってロック機構をロック解除操作する構成となっている。ラチェット10の中心部には、ガイド20の貫通孔24内に向かって軸方向に突出するブッシュ13(円筒部)が一体的に設けられている。ヒンジカム50は、その内部にブッシュ13が挿通されてブッシュ13により半径方向の内側から支えられた状態としてガイド20の貫通孔24内に装着された状態とされ、かつ、ブッシュ13が挿通された箇所からガイド20の外側に延び出す掛部51(延長部)を有し、掛部51にヒンジカム50を軸回転操作するための操作ピン5Aが結合されている。
このような構成となっていることにより、ガイド20の貫通孔24内に装着されたヒンジカム50は、その内部に挿通されたラチェット10の中心部から突出するブッシュ13によって半径方向の内側から支えられた状態とされる。これにより、上記ヒンジカム50を介してラチェット10のブッシュ13とガイド20の貫通孔24とが互いに半径方向の内外に支え合った状態となり、ラチェット10とガイド20とが互いに相対回転可能に支え合った状態に組み付けられた状態となる。そして、上記のようにヒンジカム50の内部にラチェット10のブッシュ13が挿通された構成となっても、ヒンジカム50がガイド20の外側まで突出する掛部51を有し、この掛部51に操作ピン5Aが結合されていることにより、ヒンジカム50を操作ピン5Aと結合させる構成を成立させることができる。したがって、このような構成を採ることにより、ロック解除式のリクライナ4に、一方側の部材(ラチェット10)の中心部に設けたブッシュ13によって他方側の部材(ガイド20)を互いに半径方向に支え合わせた状態にする構成を成立させることができる。
また、ブッシュ13が、ガイド20の貫通孔24内に入り込む位置まで軸方向に突出して形成されている。このような構成となっていることにより、ラチェット10のブッシュ13とガイド20の貫通孔24との半径方向の支え合い構造をより強固にすることができる。
また、リクライナ4は、ヒンジカム50が、ガイド20とラチェット10との間の空間部内でガイド20の貫通孔24よりも半径方向の外側に突出する角形状を有した操作突起部53を有し、操作突起部53が軸回転する動きによってロック機構をロック解除操作する構成となっている。このような構成となっていることにより、ヒンジカム50が操作突起部53によってガイド20から軸方向に外れない構成となるため、ラチェット10のブッシュ13とガイド20の貫通孔24との半径方向の支え合い構造をより安定化させることができる。
以上、本発明の実施形態を1つの実施例を用いて説明したが、本発明は上記実施例のほか各種の形態で実施することができるものである。例えば、本発明のリクライナは、自動車の助手席以外のシートにも適用することができる他、鉄道等の自動車以外の車両や、航空機、船舶等の他の乗物用に供されるシートにも広く適用することができるものである。また、シートバックが連結されるベースは、シートクッションの他、フロア上に設けられるブラケット材であってもよい。
また、リクライナは、ヒンジカムの軸回転によって半径方向にスライドするスライドカムではなく、ヒンジカムと共に回転する回転カムによってポールをラチェットの内周歯面に押し付けたり離したりする構成となっているものであってもよい。また、ラチェットの中心部に設けられる円筒部は、上記実施例で示したようなラチェットに別付けのものであってもよいが、ラチェットにバーリング加工を施すなどして一体的に形成したものであってもよい。
1 シート
2 シートバック
2F バックフレーム
2Fa サイドフレーム
2Fc ブラケット
3 シートクッション(ベース)
3F クッションフレーム
3Fa サイドフレーム
3Fc ブラケット
4 リクライナ
5 リクライニングレバー
5A 操作ピン
5B ロッド
6 リターンスプリング
10 ラチェット
11 円板本体
11A 貫通孔
12 円筒部
12A 内周歯面
12B 乗上げ面
13 ブッシュ(円筒部)
20 ガイド
21 ガイド壁
22 ガイド溝
22A ポール収容溝
22B カム収容溝
23 掛部
24 貫通孔
30 ポール
30A 外周歯面
31 脚部
32 引掛部
40 スライドカム
41 貫通孔
41A 操作孔部
42 凹部
43 肩部
44 フック
50 ヒンジカム
50A 貫通孔
50B 凹部
51 掛部(延長部)
52 軸部
53 操作突起部
60 ロックスプリング
70 外周リング
71 押さえ部
71A 突部

Claims (3)

  1. シートバックをフロア上のベースに対して背凭れ角度の調整を行える状態に連結するリクライナであって、
    互いに相対回転可能な状態に組み付けられたラチェット及びガイドと、
    該ガイドに組み付けられて前記ラチェットに対して噛合したり外れたりすることにより前記ラチェットの相対回転をロックしたり解除したりするロック機構と、
    該ロック機構を軸回転操作によってロック解除操作するヒンジカムと、を有し、
    前記ヒンジカムは、前記ガイドの中心部に形成された貫通孔内に軸回転可能な状態に装着されて支えられ、その軸回転により前記ロック機構をロック解除操作する構成とされ、
    前記ラチェットの中心部には、前記ガイドの前記貫通孔内に向かって軸方向に突出する円筒部が一体的に設けられ、前記ヒンジカムは、その内部に前記円筒部が挿通されて該円筒部により半径方向の内側から支えられた状態として前記ガイドの前記貫通孔内に装着された状態とされ、かつ、前記円筒部が挿通された箇所から前記ガイドの外側に延び出す延長部を有し、該延長部に前記ヒンジカムを軸回転操作するための操作ピンが結合されていることを特徴とするリクライナ。
  2. 請求項1に記載のリクライナであって、
    前記円筒部が、前記ガイドの前記貫通孔内に入り込む位置まで軸方向に突出して形成されていることを特徴とするリクライナ。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のリクライナであって、
    前記ヒンジカムは、前記ガイドと前記ラチェットとの間の空間部内で前記ガイドの前記貫通孔よりも半径方向の外側に突出する角形状を有した操作突起部を有し、該操作突起部が軸回転する動きによって前記ロック機構のロック解除操作を行う構成とされていることを特徴とするリクライナ。
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