JP2011030390A - スイッチング電源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】保護機能及びバックアップ機能を備えたスイッチング電源装置を提供する。
【解決手段】スイッチング電源装置100は、第1の分圧回路120と、第2の分圧回路120Aを備える。通常動作では第1の分圧回路120から第1の帰還電圧V120が誤差増幅器130に供給されるが、何らかの不具合によって、第1の帰還電圧V120の供給が遮断され、電源出力端子180の出力電源電圧VOUTが通常の大きさを超えようとした場合、第2の分圧回路120Aから供給される第2の帰還電圧V120aによって誤差増幅器130を本来の回路動作状態に復帰させ、スイッチング電源装置100の劣化を未然に防止する。
【選択図】図1

Description

本発明はスイッチング電源装置に関し、特にバックアップ機能及び過電圧保護機能を備えたスイッチング電源装置に関する。
従来、スイッチング電源装置には昇圧型、降圧型、昇降圧型及び反転型などの方式が知られている。これらのスイッチング電源装置には過電圧保護回路を設ける場合も少なくない。特許文献1は降圧型のスイッチング電源装置に用いる過電圧保護回路を開示する。
特許文献1はスイッチング電源装置のセットにおいて、出力電圧の調整中に誤って出力電圧を高くし過ぎたり、逆に低くし過ぎたりすることがあることを示唆する。又、出力電圧の調整中において出力端子から電源の供給を受ける回路や装置を破壊したり、誤動作を引き起こしたりする可能性があることも示唆する。
図4は特許文献1、図1に示された電源装置の過電圧保護回路を示す。なお、参照符号は特許文献1のものからは替えている。電源入力端子401から入力された電源入力電圧はスイッチング電源装置の一部であるスイッチング制御IC418の電源端子402とパワーMOSFET403のソースとに印加される。スイッチング制御IC418は発振器404を内蔵しており発振器404は一定周波数の三角波信号を発生し、この三角波信号はPWM比較器405の反転入力端子に入力される。PWM比較器405は、このPWM比較器405への入力に応じて決まるデューティ比のパルスを出力し、この出力は制御回路406を介してスイッチング制御IC418の出力端子407から出力される。
図4に示す電源装置の過電圧保護回路は、電源入力端子401と電源出力端子411との端子間にパワーMOSFET403、ダイオード408、インダクタ409、キャパシタ410が設けられている。
電源出力端子411の出力電圧Voは抵抗412,413で抵抗分割され、この抵抗分割点412aがスイッチング制御IC418のフィードバック端子414に接続されている。
スイッチング制御IC418はフィードバック端子414のほかに電源端子402、出力端子407、入力端子422、接地端子417を備える。
図4に示す電源装置の過電圧保護回路において、調整中に可変抵抗を回し過ぎなどして、抵抗412あるいは413がショート状態となった場合には瞬間的に電源出力端子411の出力電圧Voが異常に高い値、あるいは低い値となる。
電源出力端子411の出力電圧Voはスイッチング制御IC418に内蔵された抵抗419及び420によっても分圧されていて、これらの抵抗の抵抗分割点419aの電圧V419aは、ウィンドウコンパレータ423の±入力端子に入力されている。
抵抗419及び420の抵抗値は一定の値に設定されている。抵抗419と420はどちらもスイッチング制御IC418の内部抵抗なので相対誤差は小さく温度特性もそろうとしている。
スイッチ426は通常は端子426aと端子426cとが接続された状態になっていて、誤差増幅器416の反転入力端子には外付けの抵抗412及び413の抵抗分割点412aの電圧V412aがスイッチ426の端子426a及び426cを介して入力されている。
定電圧源424及び425の電圧は電源出力端子411に出力された出力電圧Voの下限値及び上限値を抵抗419,420で分圧した値に設定されている。これにより、抵抗412,413を回し過ぎなどして、出力電圧Voが異常に高い値、あるいは低い値になり、上限値あるいは下限値を超えた場合には、ウインドウコンパレータ423の出力がスイッチ426を切り替え、端子426cと端子426bが接続され、端子426cと端子426aは切断された状態となる。これにより、たとえ抵抗412,413を誤って調整し、極端な場合にはショートしてしまったとしても出力電圧Voを上限値と下限値の間に入るように設定されるとしている。
特許文献1に開示された過電圧保護回路は要約すると次のとおりである。すなわち、電源装置の出力電圧Voを調節するための調節手段すなわち抵抗412,413と、出力電圧Voを分圧するスイッチング制御IC418内に設けられた2つ以上の抵抗419,420を備えている。さらに、抵抗419,420の分圧点419aの電圧V419aと既定の限界値とを比較するウインドウコンパレータ(比較手段)423を備える。比較手段423による比較結果に基づいて、調節手段を構成する抵抗412,413を用いて出力電圧Voを調節するか、あるいは、抵抗419,420を用いて出力電圧Voを一定値に固定するかを選択する選択手段を構成するスイッチ426を備えている。
さらに過電圧保護回路は、スイッチ426による選択結果に応じた接続点の電圧が反転入力端子に入力され、既定の一定電圧415が非反転入力端子に入力され、両入力端子の電圧の差に比例する電圧を出力する誤差増幅器416及び誤差増幅器416の出力に応じて出力電圧を制御する制御手段を備える。制御手段は、パワーMOSFET403、PWM比較器405、制御回路406を備えている。そして、比較手段を構成するウインドウコンパレータ423が抵抗419,420の分圧点419aの電圧V419aが所定の限界値を超えたことを検出した場合に、選択手段であるスイッチ426は、抵抗419,420を用いて出力電圧Voを一定値に固定することを選択し、この選択結果に応じた接続点である抵抗419,420の分圧点の電圧V419aを誤差増幅器416の反転入力端子に入力させるものである。
特許文献1に開示された技術的思想はスイッチング電源装置のセットにおいて出力電圧の調整に使用する可変抵抗の回し過ぎなどで、可変抵抗がショート状態になった場合に、出力電圧が異常に高い値あるいは低い値になることを抑止するものである。こうした特許文献1のものは可変抵抗の調整での不具合を克服するものである。したがって特許文献1のものは可変抵抗が電気的又は物理的にオープン状態になった場合についてのバックアップ機能及び過電圧保護機能については何ら示唆していない。又、特許文献1は保護回路としてウインドウコンパレータ、誤差増幅器及びスイッチを用意しなければならないので回路構成が複雑になるという不具合を有する。
特開2000−134914号公報
本発明はスイッチング電源装置の出力電圧を調整するために用意された第1の分圧回路を構成する分圧抵抗が電気的にショート状態又はオープン状態に陥ったときに自動的に第2の分圧回路に切り替えることができるいわゆる保護機能及びバックアップ機能を備えたスイッチング電源装置を提供するものである。
本発明にかかるスイッチング電源装置は、
(a)スイッチング電源装置(100)の出力電源電圧(VOUT)が分圧され、分圧された電圧が帰還電圧(V120,V120a)として供給される誤差増幅器(130)を備えたスイッチング電源装置であって、
(b)誤差増幅器(130)は分圧した第1の帰還電圧(V120),第2の帰還電圧(V120a)及び基準電圧(Vref)が印加される3つの入力端子(−(IN1),−(IN2),+(IN3))を備え、
(c)第1の帰還電圧(V120)と基準電圧(Vref)の大きさを比較する回路動作が遮断されたとき、
(d)第2の帰還電圧(V120a)と基準電圧(Vref)により誤差増幅器(130)が作動するスイッチング電源装置(100)である。
こうした構成によれば、この種のスイッチング電源装置には必須の構成要件である誤差増幅器を3つの入力端子を備えた差動増幅器で構成とするという比較的簡易な回路構成にもかかわらず、分圧回路の抵抗がオープン又はショートしたときのスイッチング電源装置のバックアップ機能及び過電圧保護機能を容易に発揮することができる。
本発明にかかる別のスイッチング電源装置は、
(a)入力電源電圧(VIN)と、
(b)入力電源電圧が供給される電源入力端子(160)と、
(c)入力電源電圧を所定の大きさに変換した後の出力電源電圧(VOUT)を出力する電源出力端子(180)と、
(d)電源出力端子と接地端子との間に設けられた第1の分圧回路(120)と、
(e)第1の分圧回路(120)と並列に設けられた第2の分圧回路(120A)と、(f)第1の分圧回路(120)及び第2の分圧回路(120A)から各別に帰還電圧(V120,V120a)が供給され基準電圧(Vref)が印加される誤差増幅器(130)と、
(g)誤差増幅器(130)の出力信号と三角波信号(Ps)を比較するPWM回路(140)と、
(h)PWM回路(140)で生成されたパルス幅変調信号を出力する駆動回路(150)と、
(i)駆動回路(150)で駆動されるスイッチング用トランジスタ(QH,QL)を備えたスイッチング電源装置(100)である。
こうした構成によれば、第1の優先順位の第1の分圧回路からの帰還電圧が何らかの不具合によって、誤差増幅器に供給されなくなったとしても、第2の分圧回路からの帰還電圧が誤差増幅器に供給されるよう、誤差増幅器そのものが自動的に切り替えるので、比較的簡易な回路構成にも関わらずスイッチング電源装置のバックアップ機能及び過電圧保護機能を発揮することができる。
本発明のスイッチング電源装置は2つの分圧回路を備え、2つの分圧回路からの帰還電圧を常時、誤差増幅器側に供給するようにし、かつ、第1優先の第1の分圧回路からの帰還電圧が誤差増幅器に供給されなくなったとしても、第2優先の第2の分圧回路で生成された帰還電圧によって誤差増幅器が作動するので、スイッチング電源装置のバックアップ用及び過電圧保護としての機能を発揮させることができる。
本発明の第1の実施の形態にかかる電源装置を示す回路図である。 本発明の第2の実施の形態にかかる電源装置を示す回路図である。 本発明の第1及び第2の実施の形態に使用する誤差増幅器の具体的な回路構成を示す図である。 従来の電源装置の過電圧保護回路を示す回路図である。
(第1の実施の形態)
図1は本発明の第1の実施の形態にかかるスイッチング電源装置100を示す。スイッチング電源装置100はスイッチング制御回路110、第1の分圧回路120、インダクタL1及びキャパシタC1を備える。インダクタL1とキャパシタC1は直列に接続され、それらの共通接続点は電源出力端子180に接続される。
第1の分圧回路120は個別抵抗から成る分圧抵抗R1とR2との直列接続体で構成される。すなわち、第1の分圧回路120は、単体の分圧抵抗R1と、単体の分圧抵抗R2とを電気的に接続し、スイッチング制御回路110の外部に設ける。第1の分圧回路120を個別抵抗の組み合わせで構成する理由は、電源出力端子180の出力電源電圧VOUTの大きさを随時、調整できるようにしておくためである。
分圧抵抗R1とR2の共通接続点はノードN120で表示され、ノードN120には電源出力端子180に出力された出力電源電圧VOUTを分圧抵抗R1とR2とで分圧した第1の帰還電圧V120が生成される。第1の帰還電圧V120は、分圧抵抗R1,R2の抵抗値をそれぞれr1,r2とすると、V120=VOUT×r2/(r1+r2)で表すことができる。
第1の帰還電圧V120は、ノードN120より帰還電圧供給線122を介して外部端子116に供給される。外部端子116に供給された第1の帰還電圧V120は後述の誤差増幅器130の反転入力端子−(IN1)に入力される。
通常、帰還電圧供給線122は、プリント基板に形成された配線パターンで構成される。分圧抵抗R1,R2はプリント基板上に取り付けられるが、長年にわたっての使用や外部からの振動などでプリント基板からはずれ電気的にオープン状態に陥ったり、あるいは外部端子116が接地端子GNDにショートしてしまったりするという不具合が生じ得る。
一般的に、スイッチング電源装置には分圧回路が設けられる。分圧回路は、負帰還回路系の一部を構成し、帰還電圧を生成すると共に、スイッチング電源装置の出力電源電圧を所定の大きさに設定するために用意される。分圧回路に何らかに不具合が生じ、負帰還回路が正常に作動しなくなると、スイッチング電源装置の出力電源電圧は、所定の範囲から大きく逸脱し、場合によっては、所定の出力電源電圧の大きさを超えてしまい、出力電源電圧が供給される各電子回路が劣化又は破損するという不具合が生じ得る。本発明はこうした不具合を排除するために考案するものであり、詳細は後述で明らかにされる。
スイッチング制御回路110は、第2の分圧回路120A、誤差増幅器130、PWM回路140、駆動回路150、ハイサイドトランジスタQH及びローサイドトランジスタQLを備える。ハイサイドトランジスタQH及びローサイドトランジスタQLは、相補的にスイッチング動作を行ういわゆるスイッチング用トランジスタとしての機能を有する。
図1には同期整流方式の降圧型DC−DCコンバータを示し、スイッチング用トランジスタを2つで構成したが、本発明の技術的思想を発揮することができるのはこうした回路構成だけに限定されない。たとえば、同期整流方式ではなく、ダイオード方式の降圧型DC−DCコンバータであってもかまわない。こうした回路構成においては、スイッチング用トランジスタは1つで構成される。
図1に示したスイッチング制御回路110は、1つの半導体集積回路で構成されるものとし、半導体集積回路には外部端子112,114及び116が設けられている。もちろん、スイッチング制御回路110は1つの半導体集積回路ではなく、2つの半導体集積回路で構成してもよい。
ハイサイドトランジスタQHとローサイドトランジスタQLは電源入力端子160と接地端子GNDとの間に直列に接続される。電源入力端子160には入力電源電圧VINが供給される。入力電源電圧VINの大きさはたとえば30V〜50Vの範囲とすることができる。もちろん、これらの範囲よりも小さくても大きくてもかまわない。
ハイサイドトランジスタQHとローサイドトランジスタQLはパルス幅変調信号、すなわちPWM信号によって交互にオン,オフされ、2つのトランジスタは相補的に作動する。PWM信号は駆動回路150より、ハイサイドトランジスタQH及びローサイドトランジスタの各制御電極、すなわち、各ゲートに供給される。
PWM回路140の反転入力端子(−)には誤差増幅器130の誤差出力信号(図示せず)が、その非反転入力端子(+)には三角波信号Psがそれぞれ供給される。三角波信号Psの周波数は数百KHzから1MHzの範囲とすることができる。
PWM回路140の出力には三角波信号Psと誤差増幅器130の出力端子130aから出力された誤差出力信号が比較された信号が出力される。誤差増幅器130には電源電圧VCCが供給される。
駆動回路150は後段のハイサイドトランジスタQH及びローサイドトランジスタQLを駆動するために用意され、駆動回路150からは両トランジスタを同期させて駆動するために相補的な駆動信号が出力される。
図1に示したスイッチング電源装置100は、同期整流方式の降圧型DC−DCコンバータであるが、本発明にかかるスイッチング電源装置は同期整流方式の昇圧型DC−DCコンバータ、昇降圧型DC−DCコンバータ、反転型DC−DCコンバータなどに適用することができる。すなわち、電源入力端子160に供給される入力電源電圧VINを、それとは大きさ又は極性の異なる出力電源電圧VOUTに変換する電源装置であって、出力電源電圧VOUTを分圧する分圧回路を備え、その分圧回路で生成した帰還電圧を電源装置の回路部に帰還する方式のものであればすべて適用することができる。
第2の分圧回路120Aは、第1の分圧回路120のバックアップ機能及び過電圧保護回路として用意され、半導体集積回路に内蔵される。すなわち、スイッチング制御回路110に内蔵されている。
第2の分圧回路120Aを構成する分圧抵抗R1a及びR2aは、たとえば、ポリシリコンや拡散抵抗で形成される。分圧抵抗R1aの一端は外部端子112を介して電源出力端子180に接続され、その他端は分圧抵抗R2aの一端に、分圧抵抗R2aの他端は接地端子GNDにそれぞれ接続される。
第2の分圧回路120Aと第1の分圧回路120は、電源出力端子180と接地端子GNDとの間に並列に接続される。
分圧抵抗R1aとR2aの共通接続点は、ノードN120aで表示され、ノードN120aには電源出力端子180に出力された出力電源電圧VOUTを分圧抵抗R1aとR2aとで分圧した第2の帰還電圧V120aが生成される。すなわち、第2の帰還電圧V120aは、分圧抵抗R1a,R2aの抵抗値をそれぞれr1a,r2aとすると、V120a=VOUT×r2a/(r1a+r2a)で表すことができる。
第2の帰還電圧V120aは、ノードN120aから誤差増幅器130の反転入力端子−(IN2)に供給される。第2の帰還電圧V120aを誤差増幅器130の反転入力端子−(IN2)まで確実に供給できる信頼性は、第1の分圧回路120側の第1の帰還電圧V120を誤差増幅器130の反転入力端子−(IN1)に確実に供給できる信頼性に比べるとはるかに高い。なぜならば、第2の帰還電圧V120aを生成する分圧抵抗R1a,R2aは半導体集積回路で構成され、誤差増幅器130と同じ半導体集積回路で構成されるが、第1の帰還電圧V120は誤差増幅器130の外部に設けられ、かつ、たとえば銅箔などの帰還電圧供給線及び外部端子116を介して、誤差増幅器130に供給されるからである。
誤差増幅器130の非反転入力端子+(IN3)には基準電圧Vrefが印加される。基準電圧Vrefは電源電圧の大きさに依存しないよう、たとえば、バンドギャップ型の基準電圧源で、たとえば1Vの大きさに設定される。
こうした回路構成によって、誤差増幅器130の反転入力端子−(IN1)及び反転入力端子−(IN2)に供給される第1の帰還電圧V120,第2の帰還電圧V120aは、基準電圧Vrefに維持されよう負帰還が施される。
スイッチング電源装置100は、上述のとおり同期整流方式の降圧型DC−DCコンバータである。電源出力端子180に出力される出力電源電圧VOUTはたとえば、3.3Vに設定されている。したがって、第1の分圧回路120のノードN120に生じる第1の帰還電圧V120を基準電圧Vrefの1Vに合わせるために、分圧抵抗R1及びR2をそれぞれ23KΩ,10KΩに選ぶとすると、第1の帰還電圧V120はほぼ基準電圧Vrefに等しい1Vに合わせることができる。
第2の分圧回路120Aで生成される第2の帰還電圧V120aは、第1の分圧回路120で生成される第1の帰還電圧V120よりも低いレベルに設定される。たとえば、分圧抵抗R1a及びR2aをそれぞれ40KΩ及び10KΩに選び、出力電源電圧VOUTを3.3Vとすると、第2の帰還電圧V120aは、分圧抵抗R1a,R2aの抵抗値をそれぞれr1a,r2aとすると、V120a=VOUT×r2a/(r1a+r2a)=3.3V×10/(40+10)=0.66Vとなる。この第2の帰還電圧0.66Vは第1の帰還電圧V120の1Vよりも低い。
第1の帰還電圧V120が1Vであり、第2の帰還電圧V120aが0.66Vであるとき、基準電圧Vrefは高い方の帰還電圧、すなわち、第1の帰還電圧V120と比較されるよう誤差増幅器130の回路構成が成されている。すなわち、第1の帰還電圧V120を生成する第1の分圧回路120が第2の帰還電圧V120aを生成する第2の分圧回路よりも優先して作動するように誤差増幅器130の回路構成が成されている。
誤差増幅器130が、第2の分圧回路120Aからの第2の帰還電圧V120aの供給を受け作動するのは、第1の分圧回路120から誤差増幅器130の反転入力端子−(IN1)に供給される第1の帰還電圧V120が第2の帰還電圧V120aを下回ったときである。
いま、帰還電圧供給線122が何らかの不具合によって断線したと仮定する。この場合は、誤差増幅器130の反転入力端子−(IN1)に供給される電圧は、ほぼ接地端子GNDの電圧、すなわち、零ボルトとなり、電源出力端子180に出力される出力電源電圧VOUTは正規の大きさである、たとえば、3.3Vを超え、たとえば、5Vまで上昇して異常な回路状態に陥る。出力電源電圧VOUTが5Vに上昇した場合、この異常な電圧は、第2の分圧回路120Aには供給される。ここで、分圧抵抗R1a及びR2aの抵抗値をそれぞれr1a,r2aとし、r1a=40KΩ及びr2a=10KΩに設定すると、第2の分圧回路120AのノードN120aに生成される第2の帰還電圧V120aは、V120a=VOUT×r2a/(r1a+r2a)=5V×10/(40+10)=1Vとなる。この1Vは基準電圧Vrefの1Vと等しくなり、誤差増幅器130は正常に作動し、電源出力端子180に出力される出力電源電圧VOUTは本来の正規の大きさに復元戻する。これによって、電源出力端子180に接続される図示しない回路部に過大な電圧が供給されるという不具合を排除することができる。
誤差増幅器130の反転入力端子−(IN1)に供給される第1の帰還電圧V120が第2の帰還電圧V120aの大きさを下回るときとは次のケースが考えられる。
第1に、分圧抵抗R1の電源出力端子180側の端子が何らかの不具合によってオープンになり、電源出力端子180との電気的な接続が遮断される場合である。この場合には出力電源電圧VOUTは第1の分圧回路120に供給されなくなるので、誤差増幅器130の反転入力端子−(IN1)の電圧はほぼ接地端子GNDの零ボルトに維持される。
第2に、分圧抵抗R1とR2の電気的接続が何らかの不具合によってオープンになり、帰還電圧供給線122に第1の帰還電圧V120が伝達されない場合である。この場合も、誤差増幅器130の反転入力端子−(IN1)の電圧はほぼ接地端子GNDの零ボルトに維持される。
第3に、帰還電圧供給線122が何らかの原因によって切断された場合である。この場合は、電源出力端子180と分圧抵抗R1との接続、分圧抵抗R1とR2との接続及び分圧抵抗R2と接地端子との接続が正常であっても、誤差増幅器130の反転入力端子−(IN1)の電圧はほぼ接地端子GNDとほぼ等しくなる。
第4に、外部端子116、すなわち、ノードN120が何らかの不具合によって、接地端子GNDにショートされた場合である。この場合には、誤差増幅器130の反転入力端子−(IN1)の電圧は接地端子GNDとほぼ等しくなる。
誤差増幅器130の反転入力端子−(IN1)に供給される第1の帰還電圧V120が第2の帰還電圧V120aの大きさを下回るときとは、外部端子116に供給される電圧が何らかの不具合によって、遮断されるか又は接地端子GNDに維持される場合である。
したがって、外部端子116が天絡した場合、すなわち、外部端子116が、電源電圧が供給される電源端子に接触した場合は、誤差増幅器130の反転入力端子−(IN1)には依然として、第2の帰還電圧V120aよりもハイレベルの電圧が印加されることになるので第2の分圧回路120Aは作動しない。
上述は、誤差増幅器130は、正規の通常動作状態では、第1の分圧回路120から供給される第1の帰還電圧V120によって作動し、第1の分圧回路120に何らかの不具合が生じた場合に、第2の分圧回路120Aで生成された第2の帰還電圧V120aによって、誤差増幅器130が作動するものとした。
しかし、正規の通常動作状態であっても、第2の分圧回路120Aから供給される第2の帰還電圧によって誤差増幅器130を作動させることも可能である。すなわち、ノードN120に生成される第2の帰還電圧V120aを第1の帰還電圧V120と同じ大きさになるよう設定すればよい。
分圧抵抗R1a,R2aをそれぞれ分圧抵抗R1,R2と等しく設定するならば、第1の帰還電圧V120及び第2の帰還電圧V120aの両者によって、誤差増幅器130は作動することになる。
上述のとおり、本発明のスイッチング電源装置は、従前の1つの分圧回路ではなく、第1及び第2の2つの分圧回路構成とし、さらに、誤差増幅器130に3つの入力端子を持たせるという比較的簡易な回路構成によって、分圧回路のバックアップ機能及びスイッチング電源装置全体の過電圧保護機能を発揮することができる。2つの分圧回路のそれぞれは、2つの抵抗で構成されるという極めて簡易な回路構成であり、又、誤差増幅器130も従前のものを大きく変更させるものではないので、その実用的な効果は大きいと言える。
(第2の実施の形態)
図2は本発明の第2の実施の形態にかかる回路図を示す。図1に示した第1の実施の形態とは第2の分圧回路120Aをスイッチング制御回路110側に設けるのではなく、別の集積回路170側に設けたことで相違する。集積回路170の中には第2の分圧回路120Aの他に回路部172が内蔵されるものとして示した。回路部172には特定の回路機能は要求されない。
集積回路170は外部端子112A及び118Aを備え、外部端子112Aには電源出力端子180に出力された出力電源電圧VOUTが供給される。出力電源電圧VOUTは集積回路170、すなわち、第2の分圧回路120A及び回路部172に供給される。
外部端子118Aは分圧抵抗R1aとR2aの共通接続点、すなわちノードN120aに接続される。集積回路170に設けられた外部端子118Aはスイッチング制御回路110に設けた外部端子118に接続され、外部端子118は誤差増幅器130の反転入力端子−(IN2)に接続される。こうした回路構成によって、誤差増幅器130はスイッチング制御回路110とは別の集積回路170から第2の帰還電圧V120aの供給を受ける。
図2に示したスイッチング電源装置100は、集積回路170に外付端子118Aを用意しなければならない。しかしこうした構成を採用すれば新たなメリットを得ることもできる。すなわち、第1の分圧回路120のノードN120及び第2の分圧回路120AのノードN120aの両方を集積回路の外部に取り出しているので、これらの各ノードと電源出力端子180との間及び接地端子GNDとの間の少なくとも一方にたとえば可変抵抗を接続すれば出力電源電圧VOUTを調整することができる。
図2に示したスイッチング電源装置100は図1に示した第1の実施の形態のものと同様に第1の分圧回路120を第2の分圧回路120Aよりも優先させて使用することができる。すなわち、通常動作状態では、第1の分圧回路120で生成される第1の帰還電圧V120に基づき誤差増幅器130が作動し、外部端子116に供給される第1の帰還電圧が何らかの不具合によって、第2の帰還電圧V120aを下回った場合には、第2の分圧回路120Aで生成した第2の帰還電圧V120aに基づき、誤差増幅器130が作動するようにする。
又、第2の実施の形態においても、第1の実施の形態と同様に、第1の帰還電圧V120と第2の帰還電圧V120aの両者を基準電圧Vrefと同じ大きさになるよう、あらかじめ設定しておけば、通常の動作状態から、両者の分圧回路で生成された帰還電圧を併用することができる。
両者の分圧回路の帰還電圧を併用してスイッチング電源装置100を作動させ、何らかの不具合が生じ、第1の帰還電圧V120が第2の帰還電圧V120aの大きさを下回った場合には、第2の分圧回路120Aで生成された帰還電圧120aに基づき誤差増幅器130が作動することになる。
図2に示した第2の実施の形態によれば、第1の実施の形態では困難な使用方法を提供することが可能となる。すなわち、第1の実施の形態は、第1の分圧回路120で生成された第1の帰還電圧V120を第2の帰還電圧V120aよりも優先して採用するか、あるいは第1及び第2の帰還電圧を併用するかのいずれかであった。
しかし、図2に示した第2の実施の形態では、第1の実施の形態で実現できる使用方法はもちろんのこと、第1の分圧回路120の回路動作を遮断させ、第2の分圧回路120Aのみを使用すること、又、第2の帰還電圧V120aを第1の帰還電圧V120よりも優先させて使用し、第1の分圧回路120を第2分圧回路のバックアップ機能及び過電圧保護機能として使用することができる。
第1の分圧回路120の回路動作を遮断して、第2の分圧回路120Aを使用するには、外部端子116を接地端子に接続するか、又は外部端子116と接地端子GNDとの間にたとえば抵抗を接続すればよい。そして、集積回路170側に設けた外部端子118Aとスイッチング制御回路110側に設けた外部端子118とを電気的に接続すればよい。なお、誤差増幅器130の反転入力端子−(IN2)に供給する帰還電圧V120aは基準電圧Vrefとの関係で調整する必要がでてきた場合には、外部端子118Aと接地端子GNDとの間、又は、外部端子112Aとの間に可変抵抗を介在して調整すればよい。
図3は本発明の第1及び第2の実施の形態に使用する誤差増幅器130の具体的な回路構成及びその周辺回路を示す。
図3に示す誤差増幅器130は、図1,図2に示したように、2つの反転入力端子、−(IN1),−(IN2)と、1つの非反転入力端子+(IN3)と、1つの出力端子130aを備える。反転入力端子−(IN1)は、外部端子116を介してノードN120に接続される。したがって、反転入力端子−(IN1)には第1の分圧回路120で生成された第1の帰還電圧V120が供給される。第1の帰還電圧V120は通常動作状態ではたとえば1Vに設定されている。
反転入力端子−(IN2)は、ノードN120aに接続され、第2の分圧回路120Aで生成された第2の帰還電圧V120aが供給される。第2の帰還電圧V120aは通常動作状態では、第1の帰還電圧V120の1Vよりも低いたとえば、0.66Vに設定されている。
非反転入力端子+(IN3)には、基準電圧Vrefが印加される。基準電圧Vrefは、たとえばバンドギャップ型の基準電圧源で生成された、たとえば1Vの直流電圧が印加される。基準電圧Vrefは電源電圧VCCの大きさに関わらず所定の大きさに固定されている。
誤差増幅器130の差動対、すなわち、反転入力端子−(IN1),反転入力端子−(IN2)及び非反転入力端子+(IN3)が接続される回路部は、バイポーラNPNトランジスタQ11,Q12及びQ13の3つがエミッタ共通接続された、いわゆる差動形式の差動増幅回路で構成される。これら3つのNPNトランジスタの共通エミッタは定電流源CC1に接続される。したがって、3つのNPNトランジスタの総エミッタ(コレクタ)電流は定電流源CC1によって決定される。
トランジスタQ11の制御電極、すなわちベースは非反転入力端子+(IN3)に接続され、そのコレクタはトランジスタQ14のコレクタ及びトランジスタQ16の制御電極、すなわちベースに接続される。
トランジスタQ14の制御電極、すなわち、ベースは、トランジスタQ15の制御電極であるベースと、コレクタとの共通接続点に接続される。トランジスタQ14及びQ15の各エミッタには電源電圧VCCが供給される。
トランジスタQ12とQ13のコレクタは共通接続され、トランジスタQ15のべース・コレクタの共通接点に接続される。トランジスタQ12及びQ13の各ベースは、反転入力端子−(IN2)及び反転入力端子−(IN1)に各別に接続される。トランジスタQ12,Q13のエミッタ同士は共通接続されているので、反転入力端子−(IN1)及び反転入力端子−(IN2)のいずれか高い方の電圧が供給されるトランジスタがオンする。
いま、スイッチング電源装置100が通常動作状態、すなわち、正常に作動しており、非反転入力端子+(IN3)に基準電圧Vrefが印加され、反転入力端子−(IN1)に供給される第1の帰還電圧V120が1V、反転入力端子−(IN2)に供給される第2の帰還電圧V120aが0.66Vであるとすると、トランジスタQ13がオンし、トランジスタQ12がオフする。こうした条件下における誤差増幅器130は、トランジスタQ11とQ13との間で、基準電圧Vrefと第1の帰還電圧V120とのレベル比較を行い、比較した出力電圧、すなわち、誤差増幅器130の誤差出力信号はトランジスタQ11のコレクタに生じる。第1の帰還電圧V120が基準電圧Vrefよりも高くなると、トランジスタQ11はオフする。逆に、第1の帰還電圧V120が基準電圧Vrefよりも低くなると、トランジスタQ11はオンし、誤差増幅器130の出力端子130aのレベルがハイレベルになるよう制御される。
トランジスタQ11のコレクタに生じた誤差出力信号は、PNP型のトランジスタQ16の制御電極、すなわちベースに伝達され、トランジスタQ16のコレクタ側から、誤差増幅器130の出力端子130aに導出される。トランジスタQ16のコレクタ負荷としては定電流源CC2が接続されている。
誤差増幅器130の出力端子130aに導出され図示しない誤差出力信号は、PWM回路140の反転入力端子(−)に供給される。PWM回路140の非反転入力端子(+)にはパルス幅変調(PWM)信号を生成するための三角波信号Psが供給される。
PWM回路140の出力側には、誤差増幅器130の出力端子130aから導出された誤差出力信号と三角波信号Psのレベルを比較した結果が2値化信号、すなわち、パルス幅変調されたPWM信号として出力される。三角波信号Psが誤差出力信号よりも高ければハイレベルが、低ければローレベルを有するPWM信号がPWM回路140の出力側にそれぞれ出力される。
PWM回路140の出力側に出力される図示しないPWM信号は、駆動回路150に供給される。駆動回路150は図1,図2に示したハイサイドトランジスタQH及びローサイドトランジスタQLを駆動する。
反転入力端子−(IN1)に供給される第1の帰還電圧V120が、第2の帰還電圧V120aを下回った場合、すなわち、0.66Vよりも低くなった場合は、トランジスタQ12がオンし、トランジスタQ13はオフとなる。こうした条件下における誤差増幅器130は、トランジスタQ11とQ12との間で、基準電圧Vrefと第2の帰還電圧V120aとのレベル比較を行い、第2の帰還電圧V120aが基準電圧Vrefよりも高くなると、誤差増幅器130の出力端子130aのレベルがローレベルになるよう制御される。
上述のとおり、反転入力端子−(IN1)に供給される第1の帰還電圧V120と、反転入力端子−(IN2)に供給される第2の帰還電圧V120aとをほぼ同じ大きさに設定しておくこともできる。こうした条件下においては、通常動作状態においては、トランジスタQ12とQ13は共に作動状態に置かれるが、第1の分圧回路120が何らかの不具合に陥り、反転入力端子−(IN1)に第1の帰還電圧V120が供給されなくなった場合は、トランジスタQ12及びQ13の回路構成によって、自動的にトランジスタQ13はオフし、トランジスタQ12はオンすることになる。
図3には、バイポーラトランジスタで構成した誤差増幅器を例示したが、当然、MOSトランジスタで構成してもよい。MOSトランジスタで図3に示した誤差増幅器130を構成する場合は、トランジスタQ11,Q12及びQ13をNMOSトランジスタで、トランジスタQ14,Q15及びQ16をPMOSトランジスタでそれぞれ構成する。
本発明のスイッチング電源装置は、バックアップ機能及び過電圧保護機能を備えているので、スイッチング電源装置の寿命を拡大させ、又使用する環境条件によって第1の分圧回路及び第2の分圧回路の優先順位も選択することができるのでその産業上の利用可能性は高い。
100 スイッチング電源装置
110 スイッチング制御回路
112,112A,114,116,118,118A 外部端子
120 第1の分圧回路
120A 第2の分圧回路
122 帰還電圧供給線
130 誤差増幅器
140 PWM回路
150 駆動回路
160 電源入力端子
170 集積回路
172 回路部
180 電源出力端子
C1 キャパシタ
CC1,CC2 定電流源
L1 インダクタ
N120,N120a ノード
Q11,Q12,Q13,Q14,Q15,Q16 トランジスタ
QH ハイサイドトランジスタ
QL ローサイドトランジスタ
R1,R2,R1a,R2a 分圧抵抗
VIN 入力電源電圧
VOUT 出力電源電圧
Vref 基準電圧

Claims (14)

  1. スイッチング電源装置の出力電源電圧が分圧され、分圧された電圧が帰還電圧として供給される誤差増幅器を備えたスイッチング電源装置であって、前記誤差増幅器は前記分圧した第1の帰還電圧,第2の帰還電圧及び基準電圧が印加される3つの入力端子を備え、前記第1の帰還電圧と前記基準電圧の大きさを比較する回路動作が遮断されたとき、前記第2の帰還電圧と前記基準電圧により前記誤差増幅器が作動するスイッチング電源装置。
  2. 入力電源電圧と、前記入力電源電圧が供給される電源入力端子と、前記入力電源電圧の所定の大きさに変換した後の出力電源電圧を出力する電源出力端子と、前記電源出力端子と接地端子との間に設けられた第1の分圧回路と、前記第1の分圧回路と並列に設けられた第2の分圧回路と、前記第1の分圧回路及び前記第2の分圧回路から各別に帰還電圧が供給され基準電圧が印加される誤差増幅器と、前記誤差増幅器の出力信号と三角波信号を比較するPWM回路と、前記PWM回路で生成されたパルス幅変調信号を出力する駆動回路と、前記駆動回路で駆動されるスイッチング用トランジスタを備えたスイッチング電源装置。
  3. 前記スイッチング電源装置は、昇圧型DC−DCコンバータ、昇降圧型DC−DCコンバータ、降圧型DC−DCコンバータ及び反転型DC−DCコンバータのいずれか1つである請求項1又は2に記載のスイッチング電源装置
  4. 前記第2の分圧回路、前記誤差増幅器、前記PWM回路及び前記駆動回路は半導体集積回路で構成され、前記第1の分圧回路は前記半導体集積回路の外部に設けられている請求項2に記載のスイッチング電源装置。
  5. 前記第2の分圧回路は、前記誤差増幅器、前記PWM回路及び前記駆動回路が集積化された半導体集積回路とは別の半導体集積回路に設けられている請求項2に記載のスイッチング電源装置。
  6. 前記誤差増幅器は、1つの非反転入力端子と2つの反転入力端子とを備え、前記1つの非反転入力端子には基準電圧が印加され、前記2つの反転入力端子には、前記第1の分圧回路及び前記第2の分圧回路からの各帰還電圧が各別に供給される請求項2に記載のスイッチング電源装置。
  7. 前記第1の分圧回路が前記第2の分圧回路に優先して作動する請求項2に記載のスイッチング電源装置。
  8. 前記第1の分圧回路の前記帰還電圧は、前記第2の分圧回路の前記帰還電圧より大きく設定される請求項2に記載のスイッチング電源装置。
  9. 前記第1の分圧回路の前記帰還電圧は、前記第2の分圧回路の前記帰還電圧と等しく設定される請求項2に記載のスイッチング電源装置。
  10. 前記誤差増幅器の差動対は、バイポーラNPNトランジスタ又はNチャネル型MOSトランジスタで構成される請求項2に記載のスイッチング電源装置。
  11. 前記誤差増幅器は、第1のトランジスタと第2のトランジスタと第3のトランジスタを備え、前記第1のトランジスタ、第2のトランジスタ及び第3のトランジスタの各制御電極には、前記第1の分圧回路の帰還電圧、前記第2の分圧回路の帰還電圧及び前記基準電圧が各別に供給される請求項10に記載のスイッチング電源装置。
  12. 前記第1の分圧回路の帰還電圧が印加される前記第1のトランジスタの制御電極の電圧は、前記基準電圧が印加される前記第3のトランジスタの制御電極の電圧と等しく設定される請求項11に記載のスイッチング電源装置。
  13. 前記第1のトランジスタの制御電極への前記第1の分圧回路からの帰還電圧の供給が遮断されたとき、前記第2の分圧回路からの帰還電圧が前記第2のトランジスタに供給され、前記第2のトランジスタが作動する請求項11に記載のスイッチング電源装置。
  14. 前記第1のトランジスタの制御電極側が接地端子の電位に維持されたとき、前記第2の分圧回路からの帰還電圧が前記第2のトランジスタに供給され、前記第2のトランジスタが作動する請求項11に記載のスイッチング電源装置。
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