JP2021022962A - 電源回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】 電源回路において、抵抗の故障が生じても、出力電位を正確に制御する。【解決手段】 電源回路であって、スイッチング素子をスイッチングすることで入力電位とは異なる大きさの出力電位を出力するコンバータ回路と、検出端子と、基準端子と、前記出力端子と前記検出端子の間に接続された第1抵抗と、前記検出端子と前記基準端子の間に接続された第2抵抗と、前記出力端子と前記検出端子に接続されている調整回路と、前記検出端子の電位に応じてゲート信号のデューティ比を変更するゲート制御回路、を有する。前記検出端子の電位が前記出力電位を前記第1抵抗と前記第2抵抗により分圧した電位となる第1動作と、前記調整回路が前記出力電位に応じて前記検出端子の電位を制御する第2動作を実行可能である。前記第1動作において前記出力電位が所定期間連続して上昇または低下したときに、前記第2動作を実行する。【選択図】図1

Description

本明細書に開示の技術は、電源回路に関する。
特許文献1に開示のレギュレータ回路は、スイッチング素子によって入力電圧を昇圧して出力する。このレギュレータは、出力端子とグランドの間に直列に接続された複数の抵抗を有する。このため、抵抗の中点には、レギュレータ回路の出力電位を分圧した電位が生じる。このレギュレータ回路は、中点の電位を用いてスイッチング素子のゲート電圧をフィードバック制御することで、出力電位を制御する。
特開2004−126922号公報
特許文献1のように出力電位を複数の抵抗によって分圧し、分圧した電位を検出する回路においては、抵抗の故障によって、抵抗の中点の電位と出力電位の相関が崩れる場合がある。この場合、出力電位を正確に制御することができない。本明細書では、出力電位を分圧した電位に基づいて出力電位を制御する電源回路において、抵抗の故障が生じても、出力電位を正確に制御することができる技術を提案する。
本明細書が開示する電源回路は、入力端子と出力端子とスイッチング素子を有するとともに前記スイッチング素子をスイッチングすることで前記入力端子に印加される入力電位とは異なる大きさの出力電位を前記出力端子に出力するコンバータ回路と、検出端子と、前記出力電位よりも低い電位が印加される基準端子と、前記出力端子と前記検出端子の間に接続された第1抵抗と、前記検出端子と前記基準端子の間に接続された第2抵抗と、前記出力端子と前記検出端子に接続されている調整回路と、前記スイッチング素子のゲートにゲート信号を印加するとともに前記検出端子の電位に応じて前記ゲート信号のデューティ比を変更するゲート制御回路、を有する。この電源回路は、前記検出端子の電位が前記出力電位を前記第1抵抗と前記第2抵抗により分圧した電位となる第1動作と、前記調整回路が前記出力電位に応じて前記検出端子の電位を制御する第2動作を実行可能である。この電源回路は、前記第1動作において前記出力電位が所定期間連続して上昇または低下したときに、前記第2動作を実行する。
この電源回路では、第1動作においては、検出端子の電位が、出力電位を第1抵抗と第2抵抗により分圧した電位となる。このため、第1動作では、ゲート制御回路は、出力電位を第1抵抗と第2抵抗により分圧した電位に基づいて、ゲート信号のデューティ比を制御する。このため、出力電位を正確に制御することができる。また、第1動作において第1抵抗と第2抵抗のいずれかが故障すると、出力電位が所定期間連続して上昇または低下する。すると、電源回路は、第2動作を実行する。第2動作では、調整回路が出力電位に応じて検出端子の電位を制御する。したがって、ゲート制御回路は、調整回路が制御する電位(すなわち、出力電位に応じて制御された電位)に基づいて、ゲート信号のデューティ比を制御する。このため、出力電位を正確に制御することができる。このように、この電源回路では、第1抵抗と第2抵抗のいずれかが故障した場合でも、出力電位を正確に制御することができる。
電源回路10の回路図。 通常動作時の出力電位Voutと電位Vfbの変化を示すグラフ。 抵抗故障動作のフローチャート。 抵抗の故障によって出力電位Voutが上昇した場合の出力電位Voutと電位Vbの変化を例示するグラフ。 抵抗の故障によって出力電位Voutが低下した場合の出力電位Voutと電位Vbの変化を例示するグラフ。 低電位動作のフローチャート。 低電位動作時の出力電位Voutと電位Vbの変化を例示するグラフ。
図1に示す実施形態の電源回路10は、車両に搭載される。電源回路10は、コンバータ回路20を有している。コンバータ回路20は、入力電位Vinを昇圧し、出力電位Voutとして出力する。コンバータ回路20の出力電位Voutは、図示しないレゾルバ(回転角度センサ)に供給される。レゾルバは、走行用モータの回転角度を検出する。電源回路10の出力電位Voutがレゾルバに供給されることで、レゾルバが励磁され、回転角度の検出が可能となる。
コンバータ回路20は、入力端子22、入力側平滑化コンデンサ24、リアクトル26、スイッチング素子28、ダイオード30、出力側平滑化コンデンサ32、及び、出力端子34を有している。入力端子22には、図示しない直流電源から入力電位Vinが印加される。入力側平滑化コンデンサ24は、入力端子22とグランドの間に接続されている。リアクトル26の一端は、入力端子22に接続されている。リアクトル26の他端は、スイッチング素子28のドレインに接続されている。スイッチング素子28は、nチャネル型のFET(field effect transistor)である。スイッチング素子28のソースは、グランドに接続されている。ダイオード30のアノードは、スイッチング素子28のドレインに接続されている。ダイオード30のカソードは、出力端子34に接続されている。出力側平滑化コンデンサ32は、出力端子34とグランドの間に接続されている。スイッチング素子28が繰り返しオン−オフすると、入力端子22に印加されている入力電位Vinが昇圧され、昇圧された電位が出力電位Voutとして出力端子34に出力される。
コンバータ回路20は、検出端子36、基準端子38、第1抵抗41、及び、第2抵抗42を有している。第1抵抗41は、出力端子34と検出端子36の間に接続されている。第2抵抗42は、検出端子36と基準端子38の間に接続されている。基準端子38は、グランドに接続されている。検出端子36は、後述する調整回路60に接続されている。調整回路60は、検出端子36の電位Vfbを制御することもできるし、検出端子36の電位を調整回路60からフローティングとすることもできる。検出端子36の電位が調整回路60からフローティングしている場合には、検出端子36の電位Vfbは、出力電位Voutを第1抵抗41と第2抵抗42で分圧した電位となる。すなわち、この場合には、電位Vfbは、Vfb=Vout・R2/(R1+R2)の関係を満たす。但し、R1は第1抵抗41の電気抵抗であり、R2は第2抵抗42の電気抵抗である。
コンバータ回路20は、ゲート制御IC44を有している。ゲート制御IC44は、コンパレータ46とPWM信号生成部48を有している。コンパレータ46の非反転入力端子には、参照電位Vref1が印加されている。コンパレータ46の反転入力端子は、検出端子36に接続されている。コンパレータ46は、参照電位Vref1と電位Vfbの何れが大きいかを示す信号を出力する。コンパレータ46の出力信号は、PWM信号生成部48に入力される。PWM信号生成部48は、スイッチング素子28のゲートに接続されている。PWM信号生成部48は、スイッチング素子28のゲートにPWM信号を印加する。PWM信号は、ゲートオン電位とゲートオフ電位の間で変化するパルス信号である。スイッチング素子28のゲートにゲートオン電位が印加されるとスイッチング素子がオンし、スイッチング素子28のゲートにゲートオフ電位が印加されるとスイッチング素子がオフする。PWM信号がゲートオン電位とゲートオフ電位の間で繰り返し変化するので、スイッチング素子28が繰り返しオン−オフする。PWM信号生成部48は、PWM信号のデューティ比を変更することができる。PWM信号のデューティ比は、ゲートオン電位を印加する期間の比率を意味する。ゲートオン電位を印加する期間の長さをTon、ゲートオフ電位を印加する期間の長さをToffとしたときに、デューティ比Dは、D=Ton/(Ton+Toff)の関係を満たす。PWM信号生成部48は、コンパレータ46から入力される信号に応じて、デューティ比を変更する。コンパレータ46は、電位Vfbが参照電位Vref1よりも低いときにデューティ比を高くする。デューティ比を高くすると、コンバータ回路20の出力電位Voutが上昇する。また、コンパレータ46は、電位Vfbが参照電位Vref1よりも高いときにデューティ比を低くする。デューティ比を低くすると、コンバータ回路20の出力電位Voutが低下する。このように、電位Vfbに基づくフィードバック制御によって、出力電位Voutが制御される。
電源回路10は、調整回路60を有している。調整回路60は、マイコン62、第3抵抗63、第4抵抗64、中間端子66、及び、基準端子68を有している。第3抵抗63は、コンバータ回路20の出力端子34と中間端子66の間に接続されている。第4抵抗64は、中間端子66と基準端子68の間に接続されている。基準端子68は、グランドに接続されている。したがって、中間端子66には、出力電位Voutを第3抵抗63と第4抵抗64で分圧した電位Vsが印加される。マイコン62は、ICにより構成されており、制御部62aとD/A変換器62bを有している。制御部62aは、中間端子66の電位Vsを検出する。制御部62aは、電位Vsに応じて、D/A変換器62bに電位指令値を送信する。D/A変換器62bは、制御部62aから電位指令値を受信すると、その電位指令値に応じた電位Vdacを検出端子36に印加する。この場合、検出端子36の電位Vfbは、D/A変換器62bが出力する電位Vdacと一致する。また、制御部62aは、D/A変換器62bに対して、電位Vdacを出力しないことを指令することもできる。この場合、検出端子36の電位は、D/A変換器62bに対してフローティングとなる。この状態では、検出端子36の電位Vfbは、出力電位Voutを第1抵抗41と第2抵抗42で分圧した電位となる。以上に説明したように、マイコン62は、中間端子66の電位Vsを検出し、その電位Vsに応じて動作する。なお、電位Vsは出力電位Voutに比例するので、マイコン62は出力電位Voutに応じて動作しているに等しい。したがって、以下では、マイコン62が、出力電位Voutに応じて動作しているものとして、説明を行う。
電源回路10は、通常動作、抵抗故障動作、及び、低電位動作を行うことができる。以下、それぞれの動作について説明する。
電源回路10は、第1抵抗41と第2抵抗42に故障が無く、かつ、レゾルバを高精度で動作させるときに、通常動作を行う。通常動作では、マイコン62は、検出端子36の電位Vfbを制御しない。すなわち、通常動作では、検出端子36の電位Vfbは、D/A変換器62bに対してフローティングとなる。このため、電位Vfbは、出力電位Voutを第1抵抗41と第2抵抗42で分圧した電位となる。この場合、コンパレータ46は、電位Vfb(=Vout・R2/(R1+R2))が参照電位Vref1よりも大きいか否かを比較し、その比較結果に応じてPWM信号生成部48がPWM信号のデューティ比を制御する。
図2は、通常動作時の出力電位Voutと電位Vfbの変化を例示している。なお、図2の目標電位Vt1は、参照電位Vref1に対応する出力電位Voutの制御目標値を示している。図2の期間T1では、出力電位Voutは、目標電位Vt1で安定している。その後の期間T2では、レゾルバでの負荷が減少したことにより、出力電位Voutが上昇する。すると、出力電位Voutの上昇に伴って、電位Vfbも上昇する。すると、コンパレータ46が、電位Vfbが参照電位Vref1よりも高いことを検出する。すると、PWM信号生成部48が、PWM信号のデューティ比を低下させる。すると、その後の期間T3で出力電位Voutが目標電位Vt1まで低下する。その後の期間T4では、電位Vfbに基づいてPWM信号のデューティ比がフィードバック制御されることで、出力電位Voutが目標電位Vt1で安定する。
また、図2の期間T5では、レゾルバでの負荷が増加したことにより、出力電位Voutが低下する。すると、出力電位Voutの低下に伴って、電位Vfbも低下する。すると、コンパレータ46が、電位Vfbが参照電位Vref1よりも低いことを検出する。すると、PWM信号生成部48が、PWM信号のデューティ比を上昇させる。すると、その後の期間T6で出力電位Voutが目標電位Vt1まで上昇する。その後の期間T7では、電位Vfbに基づいてPWM信号のデューティ比がフィードバック制御されることで、出力電位Voutが目標電位Vt1で安定する。
以上に説明したように、通常動作では、検出端子36の電位Vfbが、出力電位Voutを分圧した電位となる。すなわち、電位Vfbは、出力電位Voutに比例する。したがって、電位Vfbに基づいてスイッチング素子28をフィードバック制御することで、出力電位Voutを目標電位Vt1に制御することができる。
次に、抵抗故障動作について説明する。抵抗故障動作は、第1抵抗41または第2抵抗42が故障したときに実行される。例えば、はんだクラック等によって、抵抗41、42がオープン(断線)となる場合や、抵抗ドリフト故障によって抵抗41、42の電気抵抗が変動したときに、抵抗故障動作が実行される。最初に、第1抵抗41または第2抵抗42の故障の検出について説明する。
通常動作中に、第1抵抗41がオープンとなったり、第1抵抗41の電気抵抗が上昇した場合には、検出端子36の電位Vfbが低下する。また、通常動作中に第2抵抗42の電気抵抗が低下した場合にも、検出端子36の電位Vfbが低下する。検出端子36の電位Vfbが低下すると、PWM信号生成部48はデューティ比を上昇させて、出力電位Voutを上昇させる。出力電位Voutが上昇すると、マイコン62(すなわち、制御部62a)が出力電位Voutの上昇を検出する。抵抗の故障による出力電位Voutの上昇は、通常の出力電位Voutの上昇(例えば、図2の期間T2における出力電位Voutの上昇)よりも、長期間にわたって生じる。マイコン62は、出力電位Voutが一定期間以上連続して上昇している場合には、抵抗の故障が生じていると判定する。
また、通常動作中に、第2抵抗42がオープンとなったり、第2抵抗42の電気抵抗が上昇した場合には、検出端子36の電位Vfbが上昇する。また、通常動作中に第1抵抗41の電気抵抗が低下した場合にも、検出端子36の電位Vfbが上昇する。検出端子36の電位Vfbが上昇すると、PWM信号生成部48はデューティ比を低下させて、出力電位Voutを低下させる。出力電位Voutが低下すると、マイコン62が出力電位Voutの低下を検出する。抵抗の故障による出力電位Voutの低下は、通常の出力電位Voutの低下(例えば、図2の期間T5における出力電位Voutの低下)よりも、長期間にわたって生じる。マイコン62は、出力電位Voutが一定期間以上連続して低下している場合には、抵抗の故障が生じていると判定する。
このように、マイコン62は、出力電位Voutが一定期間連続して上昇または低下している場合に、抵抗の故障が生じていると判定する。マイコン62は、抵抗の故障が生じている場合に、抵抗故障動作を実行する。抵抗故障動作では、マイコン62が検出端子36の電位Vfbを制御する。この場合、検出端子36の電位Vfbは、出力電位Voutから独立して制御される。抵抗故障動作では、マイコン62は、図3のフローチャートを繰り返し実行する。
ステップS2では、マイコン62は、出力電位Voutを検出し、出力電位Voutについて判定を行う。
ステップS2で出力電位Voutが目標電位Vt1よりも高いと判定した場合には、ステップS4で、マイコン62は、検出端子36の電位Vfbを参照電位Vref1よりも高い電位VHに制御する。すると、PWM信号生成部48は、デューティ比を低下させて、出力電位Voutを低下させる。
ステップS2で出力電位Voutが目標電位Vt1と等しい判定した場合には、ステップS6で、マイコン62は、検出端子36の電位Vfbを参照電位Vref1と同じ値に制御する。すると、PWM信号生成部48は、デューティ比を維持して、出力電位Voutを維持する。
ステップS2で出力電位Voutが目標電位Vt1よりも低いと判定した場合には、ステップS8で、マイコン62は、検出端子36の電位Vfbを参照電位Vref1よりも低い電位VLに制御する。すると、PWM信号生成部48は、デューティ比を上昇させて、出力電位Voutを上昇させる。
図4は、抵抗の故障によって出力電位Voutが上昇した場合の出力電位Voutと電位Vbの変化を例示している。この場合、抵抗故障動作が実行される。期間T11では、出力電位Voutが目標電位Vt1よりも高い。このため、期間T11の間は、マイコン62がステップS2とステップS4を繰り返し実行する。このため、期間T11の間は、マイコン62が電位Vfbを参照電位Vref1よりも高い電位VHに制御し、PWM信号生成部48がPWM信号のデューティ比を低下させる。このため、期間T11の間に、出力電位Voutが低下する。期間T11の最後に出力電位Voutが目標電位Vt1まで低下すると、マイコン62はステップS2で出力電位Voutが目標電位Vt1と等しいと判定する。このため、マイコン62は、ステップS6で、電位Vfbを参照電位Vref1に制御する。このため、PWM信号生成部48がデューティ比を現在の値に維持する。その結果、出力電位Voutの低下が停止する。期間T11の後の期間T12では、マイコン62がステップS2とステップS6を繰り返し実行する。このため、期間T12の間は、電位Vfbが参照電位Vref1に維持され、出力電位Voutが目標電位Vt1に維持される。
図5は、抵抗の故障によって出力電位Voutが低下した場合の出力電位Voutと電位Vbの変化を例示している。この場合、抵抗故障動作が実行される。期間T21では、出力電位Voutが目標電位Vt1よりも低い。このため、期間T21の間は、マイコン62がステップS2とステップS8を繰り返し実行する。このため、期間T21の間は、マイコン62が電位Vfbを参照電位Vref1よりも低い電位VLに制御し、PWM信号生成部48がPWM信号のデューティ比を上昇させる。このため、期間T21の間に、出力電位Voutが上昇する。期間T21の最後に出力電位Voutが目標電位Vt1まで上昇すると、マイコン62はステップS2で出力電位Voutが目標電位Vt1と等しいと判定する。このため、マイコン62は、ステップS6で、電位Vfbを参照電位Vref1に制御する。このため、PWM信号生成部48がデューティ比を現在の値に維持する。その結果、出力電位Voutの上昇が停止する。期間T21の後の期間T22では、マイコン62がステップS2とステップS6を繰り返し実行する。このため、期間T22の間は、電位Vfbが参照電位Vref1に維持され、出力電位Voutが目標電位Vt1に維持される。
また、抵抗故障動作によって出力電位Voutが安定した後に、レゾルバにおける負荷の変動によって、出力電位Voutが上昇または低下する場合がある。例えば、図4の期間T12の後、または、図5の期間T22の後に、出力電位Voutが上昇または低下する場合がある。この場合も、図3のフローチャートに従ってマイコン62が動作して、出力電位Voutが目標電位Vt1に戻される。このように、この電源回路10では、第1抵抗41、または、第2抵抗42が故障した場合でも、出力電位Voutを適切に制御することができる。
以上に説明したように、抵抗が故障した場合には、マイコン62が電位Vbを制御することによって、出力電位Voutが目標電位Vt1に制御される。
次に、低電位動作について説明する。低電位動作は、レゾルバで高い検出精度が必要とされないときに実行される。低電位動作では、出力電位Voutが、通常時の目標値(目標電位Vt1)よりも低い目標値(目標電位Vt2)に制御される。出力電位Voutを低くすることで、レゾルバでの電力の消費を抑制することができる。マイコン62に外部から指令が入力されることで、低電位動作が開始される。低電位動作では、マイコン62は、図6のフローチャートを繰り返し実行する。
ステップS12では、マイコン62は、出力電位Voutを検出し、出力電位Voutが目標電位Vt2よりも高いか否かを判定する。上記の通り、目標電位Vt2は、目標電位Vt1よりも低い。
ステップS12で出力電位Voutが目標電位Vt2よりも高いと判定した場合には、ステップS14で、マイコン62は、検出端子36の電位Vfbを参照電位Vref1よりも高い電位VHに制御する。すると、PWM信号生成部48は、デューティ比を低下させて、出力電位Voutを低下させる。
ステップS12で出力電位Voutが目標電位Vt2と等しい判定した場合には、ステップS16で、マイコン62は、検出端子36の電位Vfbを参照電位Vref1と同じ値に制御する。すると、PWM信号生成部48は、デューティ比を維持して、出力電位Voutを維持する。
ステップS12で出力電位Voutが目標電位Vt2よりも低いと判定した場合には、ステップS18で、マイコン62は、検出端子36の電位Vfbを参照電位Vref1よりも低い電位VLに制御する。すると、PWM信号生成部48は、デューティ比を上昇させて、出力電位Voutを上昇させる。
図7は、低電位動作時の出力電位Voutと電位Vfbの変化を例示している。期間T31の開示時は、出力電位Voutが通常動作時の目標電位Vt1と一致している。期間T31では、出力電位Voutが目標電位Vt2よりも高い。このため、期間T31の間は、マイコン62がステップS12とステップS14を繰り返し実行する。このため、期間T31の間は、マイコン62が電位Vfbを参照電位Vref1よりも高い電位VHに制御し、PWM信号生成部48がPWM信号のデューティ比を低下させる。このため、期間T31の間に、出力電位Voutが低下する。期間T31の最後に出力電位Voutが目標電位Vt2まで低下すると、マイコン62はステップS12で出力電位Voutが目標電位Vt2と等しいと判定する。このため、マイコン62は、ステップS16で、電位Vfbを参照電位Vref1に制御する。このため、PWM信号生成部48がデューティ比を現在の値に維持する。その結果、出力電位Voutの低下が停止する。期間T31の後の期間T32では、マイコン62がステップS12とステップS16を繰り返し実行する。このため、期間T32の間は、電位Vfbが参照電位Vref1に維持され、出力電位Voutが目標電位Vt2に維持される。
また、低電位動作によって出力電位Voutが目標電位Vt2で安定した後に、レゾルバにおける負荷の変動によって、出力電位Voutが上昇または低下する場合がある。例えば、図7の期間T32の後に、出力電位Voutが上昇または低下する場合がある。この場合も、図6のフローチャートに従ってマイコン62が動作して、出力電位Voutが目標電位Vt2に戻される。
以上に説明したように、低電位動作時には、マイコン62が電位Vbを制御することによって、出力電位Voutが低電位(目標電位Vt2)に制御される。
以上に説明したように、電源回路10によれば、第1抵抗41または第2抵抗42が故障した場合でも、出力電位Voutを適正値に制御することができる。
また、電源回路10によれば、レゾルバで高精度な検出が不要な場合には、レゾルバに低電位を供給して電力消費を抑制することができる。
また、調整回路60の構成は出力電位Voutをモニタする回路の構成を一部変更するだけで得られるので、低コストで調整回路60を構成することができる。
また、電源回路10では、抵抗の故障が無い場合には、マイコン62で電位Vfbを制御しないので、マイコン62での電力消費を抑制することができる。
なお、上述した実施形態では、入力電位を昇圧する電源回路について説明したが、入力電位を降圧する電源回路に実施形態と同様の技術を適用してもよい。
以上、実施形態について詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例をさまざまに変形、変更したものが含まれる。本明細書または図面に説明した技術要素は、単独あるいは各種の組み合わせによって技術有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組み合わせに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの1つの目的を達成すること自体で技術有用性を持つものである。
10 :電源回路
20 :コンバータ回路
22 :入力端子
24 :入力側平滑化コンデンサ
26 :リアクトル
28 :スイッチング素子
30 :ダイオード
32 :出力側平滑化コンデンサ
34 :出力端子
36 :検出端子
38 :基準端子
41 :第1抵抗
42 :第2抵抗
46 :コンパレータ
48 :PWM信号生成部
60 :調整回路
62 :マイコン
62a :制御部
62b :D/A変換器
63 :第3抵抗
64 :第4抵抗
66 :中間端子
68 :基準端子

Claims (1)

  1. 電源回路であって、
    入力端子と出力端子とスイッチング素子を有し、前記スイッチング素子をスイッチングすることで前記入力端子に印加される入力電位とは異なる大きさの出力電位を前記出力端子に出力するコンバータ回路と、
    検出端子と、
    前記出力電位よりも低い電位が印加される基準端子と、
    前記出力端子と前記検出端子の間に接続された第1抵抗と、
    前記検出端子と前記基準端子の間に接続された第2抵抗と、
    前記出力端子と前記検出端子に接続されている調整回路と、
    前記スイッチング素子のゲートにゲート信号を印加し、前記検出端子の電位に応じて前記ゲート信号のデューティ比を変更するゲート制御回路、
    を有し、
    前記検出端子の電位が前記出力電位を前記第1抵抗と前記第2抵抗により分圧した電位となる第1動作と、前記調整回路が前記出力電位に応じて前記検出端子の電位を制御する第2動作を実行可能であり、
    前記第1動作において前記出力電位が所定期間連続して上昇または低下したときに、前記第2動作を実行する、
    電源回路。
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