JP2011029315A - 基板洗浄装置および基板洗浄方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】短い洗浄時間にて基板の全面を洗浄することができる基板洗浄装置および基板洗浄方法を提供する。
【解決手段】洗浄ヘッド60の底面には20個の吐出孔を所定の配列間隔で一列に並べた孔列NRを4列設けている。また、洗浄ヘッド60の外壁面には圧電素子が貼設されている。洗浄ヘッド60の内部に洗浄液を供給しつつ、圧電素子により洗浄液に振動を付与することによって、合計80個の吐出孔64から直径が一定である洗浄液の液滴を生成して一定速度にて連続して吐出する。洗浄ヘッド60から液滴を吐出する際には、カバーリンスノズル80から基板Wの上面にカバーリンス液を吐出して液膜を形成しつつ洗浄ヘッド60を基板Wの中心部と端縁部との間でスキャンさせる。80個の吐出孔64から液滴を吐出することによって、短い洗浄時間にて基板Wの全面を洗浄することができる。
【選択図】図5

Description

本発明は、直径が一定である洗浄液の液滴を一定速度にて連続して半導体基板、液晶表示装置用ガラス基板、フォトマスク用ガラス基板、光ディスク用基板等(以下、単に「基板」と称する)に吐出して洗浄する基板洗浄装置および基板洗浄方法に関する。
従来より、半導体基板等の製造プロセスにおいては基板に付着したパーティクルを除去する洗浄工程が必須のものとなっている。洗浄工程を実行する枚葉式の洗浄装置においては、純水等の洗浄液の微小な液滴を基板に向けて噴射することにより基板を洗浄する技術が利用されている。
このような洗浄装置では、例えば特許文献1に開示されるように、洗浄液と加圧した気体とを混合して液滴を生成し、その液滴と気体との混合流体を基板に噴射する二流体ノズルが広く用いられている。基板に付着しているパーティクル等の異物は、洗浄液の液滴の運動エネルギーによって物理的に除去される。
一方、このようなスプレー方式の洗浄技術とは異なる洗浄処理技術として、特許文献2には、圧電素子に超音波帯域の周波数で膨張収縮を繰り返し行わせることによって、吐出口から一方向に加速された洗浄液のミストを基板に向けて高速に噴出させる洗浄装置が開示されている。また、特許文献3,4には、インクジェットプリンタのプリンタヘッドと同様に、ピエゾ素子などによって一定量の洗浄液の液滴を吐出するインクジェット方式の洗浄ノズルが開示されている。
特開2007−227878号公報 特開2000−533号公報 特開2003−283103号公報 特開2004−327487号公報
特許文献3,4に開示されるようなインクジェット方式の洗浄処理技術においては、ノズルから吐出する液滴の形態を電子制御によってきめ細かく制御することができ、最適な液滴径および液滴速度にて洗浄液の液滴を吐出するように制御すれば、有効な洗浄処理を行うことができる。しかしながら、インクジェット方式の洗浄処理はスプレー方式のように吐出された洗浄液が拡がるという現象が生じにくいため、基板上に液滴が衝突しない領域、つまり洗い残しが生じるおそれがある。このような、洗い残し部分を無くするためにに、洗浄ヘッドを非常に低速でスキャンさせると、洗浄時間が極めて長くなってスループットが低下するという問題が生じる。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、短い洗浄時間にて基板の全面を洗浄することができる基板洗浄装置および基板洗浄方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、直径が一定である洗浄液の液滴を一定速度にて連続して基板に吐出して洗浄する基板洗浄装置において、基板を保持して回転させる回転保持手段と、前記回転保持手段に保持された基板の上面に液体を吐出して液膜を形成する液膜形成手段と、それぞれが直径が一定である洗浄液の液滴を一定速度にて連続して吐出する60個以上300個以下の吐出孔を穿設した洗浄ヘッドと、を備えることを特徴とする。
また、請求項2の発明は、請求項1の発明に係る基板洗浄装置において、前記洗浄ヘッドに、60個以下の吐出孔を一列に並べた孔列を5列以下設けることを特徴とする。
また、請求項3の発明は、請求項2の発明に係る基板洗浄装置において、前記洗浄ヘッドに、20個の吐出孔を一列に並べた孔列を4列設けることを特徴とする。
また、請求項4の発明は、請求項2の発明に係る基板洗浄装置において、前記洗浄ヘッドに、60個の吐出孔を一列に並べた孔列を1列設けることを特徴とする。
また、請求項5の発明は、請求項1から請求項4のいずれかの発明に係る基板洗浄装置において、前記洗浄ヘッドに穿設された吐出孔の孔径は15μmであり、その吐出孔から直径20μmの洗浄液の液滴を液滴速度40m/sにて連続して吐出することを特徴とする。
また、請求項6の発明は、直径が一定である洗浄液の液滴を一定速度にて連続して基板に吐出して洗浄する基板洗浄方法において、回転する基板の上面に液体を吐出して液膜を形成する液膜形成工程と、洗浄ヘッドに穿設した60個以上300個以下の吐出孔のそれぞれから直径が一定である洗浄液の液滴を一定速度にて連続して吐出する液滴吐出工程と、を備えることを特徴とする。
また、請求項7の発明は、請求項6の発明に係る基板洗浄方法において、前記洗浄ヘッドに、60個以下の吐出孔を一列に並べた孔列を5列以下設けることを特徴とする。
また、請求項8の発明は、請求項7の発明に係る基板洗浄方法において、前記洗浄ヘッドに、20個の吐出孔を一列に並べた孔列を4列設けることを特徴とする。
また、請求項9の発明は、請求項7の発明に係る基板洗浄方法において、前記洗浄ヘッドに、60個の吐出孔を一列に並べた孔列を1列設けることを特徴とする。
また、請求項10の発明は、請求項6から請求項9のいずれかの発明に係る基板洗浄方法において、それぞれの吐出孔から直径20μmの洗浄液の液滴を液滴速度40m/sにて連続して吐出することを特徴とする。
請求項1から請求項5の発明によれば、洗浄ヘッドに、それぞれが直径が一定である洗浄液の液滴を一定速度にて連続して吐出する60個以上300個以下の吐出孔を穿設するため、現時的に許容される比較的短い洗浄時間にて基板の全面を洗浄することができる。
特に、請求項2の発明によれば、洗浄ヘッドに、60個以下の吐出孔を一列に並べた孔列を5列以下設けるため、全ての吐出孔に対応する位置に液膜を形成することができる。
また、請求項6から請求項10の発明によれば、洗浄ヘッドに穿設した60個以上300個以下の吐出孔のそれぞれから直径が一定である洗浄液の液滴を一定速度にて連続して吐出するため、現時的に許容される比較的短い洗浄時間にて基板の全面を洗浄することができる。
特に、請求項7の発明によれば、洗浄ヘッドに、60個以下の吐出孔を一列に並べた孔列を5列以下設けるため、全ての吐出孔に対応する位置に液膜を形成することができる。
本発明に係る基板洗浄装置の一例を示す図である。 洗浄ヘッドの概略構成を示す図である。 洗浄ヘッドの斜視図である。 第1実施形態における吐出孔の配列を示す図である。 第1実施形態における洗浄動作を示す図である。 第2実施形態における洗浄動作を示す図である。 洗浄ヘッドの他の例を示す図である。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明に係る基板洗浄装置の一例を示す図である。この基板洗浄装置1は、半導体の基板Wを1枚ずつ洗浄する枚葉式の洗浄装置であり、円形のシリコンの基板Wに付着したパーティクル等の汚染物質を除去して洗浄する。基板洗浄装置1は、主要な構成として、回転保持部10と、処理カップ20と、スプラッシュガード30と、ノズル駆動部50と、洗浄ヘッド60と、カバーリンスノズル80と、制御部90と、を備える。
回転保持部10は、スピンベース11、回転軸13およびモータ14を備える。スピンベース11は、基板Wよりも若干大きな径を有する円板状部材である。スピンベース11の上面周縁部には、同一円周上に沿って複数個(本実施形態では6個)の支持ピン12が立設されている。各支持ピン12は、基板Wの下面周縁部を下から支持する円筒状の支持部と、その支持部の上面に突設されて基板Wの端縁部に当接して押圧するピン部とによって構成されている。6個の支持ピン12のうち3個についてはスピンベース11に固定設置された固定支持ピンとされている。固定支持ピンは、円筒状支持部の軸心上にピン部を突設している。一方、6個の支持ピン12のうち残りの3個についてはスピンベース11に対して回転(自転)自在に設置された可動支持ピンとされている。可動支持ピンでは、円筒状支持部の軸心から若干偏心してピン部が突設されている。3個の可動支持ピンは図示省略のリンク機構および駆動機構によって連動して回動駆動される。可動支持ピンが回動することにより、6個のピン部で基板Wの端縁部を把持することと、基板Wの把持を解除することとが可能である。6個の支持ピン12によって基板Wの端縁部を把持することにより、スピンベース11は基板Wの下面中央部に接触することなく基板Wを水平姿勢にて保持することができる。
回転軸13は、スピンベース11の下面側中心部に垂設されている。回転軸13は、駆動ベルト15を介してモータ14の駆動プーリ16と連動連結されている。モータ14が駆動プーリ16を回転駆動させると、駆動ベルト15が回走して回転軸13が回転する。これにより、スピンベース11に保持された基板Wは、スピンベース11および回転軸13とともに、水平面内にて鉛直方向に沿った中心軸RXの周りで回転する。
また、回転軸13の内側は中空となっており、その中空部分には鉛直方向に沿って処理液ノズル18が挿設されている。処理液ノズル18は図示を省略する処理液供給源と連通接続されている。処理液ノズル18の先端はスピンベース11に保持された基板Wの下面中心部に向けて開口している。このため、処理液ノズル18の先端から基板Wの下面中心部に処理液を供給することができる。
また、回転軸13の内壁面と処理液ノズル18の外壁面との間の隙間は気体供給流路とされており、図示を省略する気体供給源と連通接続されている。この隙間の上端からスピンベース11に保持された基板Wの下面に向けて気体を供給することができる。
回転保持部10を取り囲んで処理カップ20が設けられている。処理カップ20の内側には、円筒状の仕切壁21が設けられている。また、回転保持部10の周囲を取り囲むように、基板Wの洗浄処理に用いられた洗浄液を排液するための排液空間22が仕切壁21の内側に形成されている。さらに、排液空間22を取り囲むように、処理カップ20の外壁と仕切壁21との間に基板Wの洗浄処理に用いられた洗浄液を回収するための回収空間23が形成されている。
排液空間22には、排液処理装置(図示省略)へ洗浄液を導くための排液管27が接続され、回収空間23には、回収処理装置(図示省略)へ洗浄液を導くための回収管28が接続されている。
処理カップ20の上方には、基板Wからの洗浄液が外方へ飛散することを防止するためのスプラッシュガード30が設けられている。このスプラッシュガード30は、中心軸RXに対して回転対称な形状とされている。スプラッシュガード30の上端部の内面には、断面Vの字形状の排液案内溝31が環状に形成されている。また、スプラッシュガード30の下端部の内面には、外側下方に傾斜する傾斜面からなる回収液案内部32が形成されている。回収液案内部32の上端付近には、処理カップ20の仕切壁21を受け入れるための仕切壁収納溝33が形成されている。
このスプラッシュガード30は、ボールねじ機構等で構成されたガード昇降駆動機構35によって鉛直方向に沿って昇降駆動される。ガード昇降駆動機構35は、スプラッシュガード30を、回収液案内部32がスピンベース11に保持された基板Wの端縁部を取り囲む回収位置と、排液案内溝31がスピンベース11に保持された基板Wの端縁部を取り囲む排液位置との問で昇降させる。スプラッシュガード30が回収位置(図1に示す位置)にある場合には、基板Wの端縁部から飛散した洗浄液が回収液案内部32により回収空間23に導かれ、回収管28を介して回収される。一方、スプラッシュガード30が排液位置にある場合には、基板Wの端縁部から飛散した洗浄液が排液案内溝31により排液空間22に導かれ、排液管27を介して排液される。このようにして、洗浄液の排液および回収を切り換えて実行可能とされている。また、スピンベース11に対して基板Wの受け渡しを行う場合には、ガード昇降駆動機構35は、スピンベース11がスプラッシュガード30の上端よりも突き出る高さ位置にまでスプラッシュガード30を下降させる。
基板洗浄装置1は、さらにカバーリンスノズル80を備える。カバーリンスノズル80は、図示を省略するカバーリンス液供給源から送給されたカバーリンス液(本実施形態では純水)を回転保持部10に保持された基板Wの上面に吐出する。カバーリンスノズル80からのカバーリンス液の吐出の有無、および、吐出流量は制御部90が送給ラインの流量調整バルブ等を制御することによって調整される。
ノズル駆動部50は、昇降モータ51、スイングモータ53およびノズルアーム58を備える。ノズルアーム58の先端には洗浄ヘッド60が取り付けられている。ノズルアーム58の基端側はスイングモータ53のモータ軸53aに連結されている。スイングモータ53は、モータ軸53aを中心に洗浄ヘッド60を水平面内にて回動させる。
スイングモータ53は昇降ベース54に取り付けられている。昇降ベース54は、固定設置された昇降モータ51のモータ軸に直結されたボールネジ52に螺合されるとともに、ガイド部材55に摺動自在に取り付けられている。昇降モータ51がボールネジ52を回転させると、昇降ベース54とともに洗浄ヘッド60が昇降する。
ノズル駆動部50の昇降モータ51およびスイングモータ53によって、洗浄ヘッド60はスプラッシュガード30よりも外方の待避位置とスピンベース11の上方の洗浄位置との間で移動する。また、洗浄ヘッド60は、スピンベース11の上方において、スイングモータ53によって基板Wの中心部上方と端縁部上方との間で揺動される。
また、制御部90は、基板洗浄装置1に設けられた種々の動作機構を制御する。制御部90のハードウェアとしての構成は一般的なコンピュータと同様である。すなわち、制御部90は、各種演算処理を行うCPU、基本プログラムを記憶する読み出し専用のメモリであるROM、各種情報を記憶する読み書き自在のメモリであるRAMおよび制御用ソフトウェアやデータなどを記憶しておく磁気ディスクを備えている。
図2は、洗浄ヘッド60の概略構成を示す図である。また、図3は、洗浄ヘッド60の斜視図である。洗浄ヘッド60は、四角柱形状の筒状体61に圧電素子(ピエゾ素子)62を貼設して構成される。洗浄ヘッド60は、樹脂製のホルダー63を介してノズルアーム58の先端に取り付けられる。なお、図3ではホルダー63を省略している。
四角柱形状の筒状体61の内側には中空空間が形成されており、その両端は開口されている。本実施形態においては、筒状体61は石英によって形成されているが、ジルコニア(ZrO2)等のセラミックスによって形成するようにしても良い。
第1実施形態においては、洗浄ヘッド60の筒状体61の底面に80個の吐出孔(ノズル)64が穿設されている。図4は、第1実施形態における吐出孔64の配列を示す図であり、筒状体61を底面から見た平面図である。同図に示すように、筒状体61の底面には20個の吐出孔64を所定の配列間隔で一列に並べた孔列NRを4列設けている。20個の吐出孔64を4列配置することによって合計80個の吐出孔64を筒状体61の底面に設けている。各吐出孔64は、筒状体61の底壁面を貫通する略円筒形状である。80個の吐出孔64の直径(孔径)は均一であり、第1実施形態では15μmである。
また、筒状体61の上面(80個の吐出孔64が設けられた壁面と対向する壁面)の外側には圧電素子62が貼設されている。圧電素子62は高周波発生器を有する電源65と電気的に接続されている。電源65は、所定周波数の交流電圧を圧電素子62に印加する。
筒状体61の内側空間の一端側開口は供給配管70を介して洗浄液供給源71と連通接続されている。供給配管70の経路途中には圧送ポンプ72およびフィルター73が介挿されている。圧送ポンプ72は洗浄液供給源71から洗浄ヘッド60に向けて洗浄液(本実施形態では純水)を圧送する。フィルター73は、洗浄液供給源71から送給された洗浄液中に含まれる異物を取り除く。
一方、筒状体61の内側空間の他端側開口には排出配管75が連通接続されている。排出配管75の経路途中にはバルブ76が介挿されている。筒状体61の内側空間に供給配管70から洗浄液を供給しつつバルブ76を開放すると、排出配管75から装置外部へと洗浄液が排出される。
次に、上述の構成を有する基板洗浄装置1の処理動作について説明する。以下に説明する処理動作は、制御部90が所定の洗浄処理用ソフトウェアを実行して基板洗浄装置1の各機構を制御することによって行われるものである。図5は、第1実施形態の基板洗浄装置1における洗浄動作を示す図である。
まず、スプラッシュガード30が下降してスピンベース11がスプラッシュガード30よりも上方に出た状態にて、スピンベース11に基板Wが渡される。続いて、スプラッシュガード30が上述の排液位置まで上昇するとともに、ノズル駆動部50が洗浄ヘッド60をスピンベース11に保持された基板Wの上方の洗浄位置まで移動させる。洗浄位置においては、洗浄ヘッド60の複数の吐出孔64と基板Wとの間隔が5mm以上25mm以下とされる。
洗浄ヘッド60には、洗浄処理を行っていないときにも常時連続して圧送ポンプ72から洗浄液が送給されている。洗浄処理を行っていないときには、バルブ76が開放されており、筒状体61の内部に送給された洗浄液はそのまま排出配管75から装置外部に排出され続けている。すなわち、洗浄ヘッド60がスプラッシュガード30よりも外方の待避位置にて待機しているとき、および、待避位置から基板W上方の洗浄位置に移動しているときも洗浄ヘッド60には洗浄液が供給され続けており、その洗浄液は装置外部に排出され続けている。
次に、回転保持部10によって基板Wの回転を開始するとともに、カバーリンスノズル80から回転する基板Wの上面にカバーリンス液を吐出して液膜を形成する。続いて洗浄ヘッド60から洗浄液の液滴を回転する基板Wの上面に向けて吐出する。このときに、処理液ノズル18から基板Wの下面に向けて洗浄液を吐出しても良い。また、図5に示すように、基板Wを回転させつつ、ノズル駆動部50によって洗浄ヘッド60を基板Wの中心部上方と端縁部上方との間でスキャンさせて洗浄処理が進行する。洗浄処理を行うときには、洗浄ヘッド60への洗浄液の送給を行いつつバルブ76を閉止する。このため、筒状体61内部における洗浄液の液圧が上昇し、それによって80個の吐出孔64から洗浄液が吐出される。
また、洗浄処理を行うときには、電源65が所定周波数の交流電圧を圧電素子62に印加する。これによって、圧電素子62が膨張収縮を繰り返し、筒状体61内部の洗浄液に所定周波数の振動が付与される。筒状体61の内部における洗浄液の液圧を高めるとともに、その洗浄液に振動を与えると、80個の吐出孔64から液圧により流出する洗浄液が振動により分散・分断されて洗浄液の液滴が生成されて吐出される。ここで、吐出孔64から流れ出る液流が分断されて液滴が生成されるのは以下の過程による。筒状体61内には、洗浄液が一定圧もしくは狭い範囲を有する圧力(D.C.pressure:直流圧)に維持されて供給される。吐出孔64からは、その圧力によって80個の吐出孔64において実質的に同じ排出率で洗浄液が流れ出る。この状態で圧電素子62に固定された所定周波数の交流電圧を印加すると、発生する振動によって液流が分散・分断されて液滴が形成される。ここでの圧送ポンプ72による洗浄液の供給圧力と圧電素子62に印加する交流の周波数は、いわゆるコンティニュアスインクジェット装置の通常の操作範囲外になる値である。基板Wに付着しているパーティクル等の汚染物質は、洗浄ヘッド60から吐出された液滴の運動エネルギーによって物理的に除去される。なお、回転する基板Wから遠心力によって飛散した液体は、排液案内溝31により排液空間22に導かれ、排液管27から排液される。
ここで、制御部90が圧送ポンプ72を制御して筒状体61内部の洗浄液の液圧を調整するとともに、電源65を制御して洗浄液に与える振動を調整することによって、80個の吐出孔64から吐出される液滴の吐出条件(パラメータ)を規定することができる。
第1実施形態においては、80個の吐出孔64から基板Wに向けて吐出される洗浄液の液滴の直径(液滴径)を20μmとしている。ここで、80個の吐出孔64から吐出される全ての液滴の液滴径が厳密に20μmではないが、本実施形態の方式にて吐出される液滴の液滴径のバラツキは極めて小さい。具体的には、液滴径の分布が3σ(σは標準偏差)で2μm以下に収まっており、80個の吐出孔64からは実質的に直径が一定(20μm)である洗浄液の液滴が吐出されているとみなすことができる。
また、第1実施形態においては、80個の吐出孔64から基板Wに向けて吐出される洗浄液の速度(液滴速度)を40m/sとしている。液滴径と同じく、80個の吐出孔64から吐出される全ての液滴の液滴速度が厳密に40m/sではないが、本実施形態の方式にて吐出される液滴の液滴速度のバラツキは極めて小さい。具体的には、液滴速度の分布は3σで5m/s以下に収まっており、80個の吐出孔64からは実質的に一定速度(40m/s)にて洗浄液の液滴が吐出されているとみなすことができる。
このように、第1実施形態の洗浄ヘッド60の吐出孔64からは直径が20μm均一の洗浄液の液滴を一定液滴速度40m/sにて連続して吐出している。吐出する液滴の液滴径および液滴速度のバラツキを小さな範囲に収めることができるのは、筒状体61内部に高圧充填された洗浄液に圧電素子62から振動を与えて複数の吐出孔64から吐出することによるものである。すなわち、従来の二流体ノズルにおいては、加圧された気体を液体に衝突させて液滴を生成しているため、液滴が気体との混相流として吐出されることとなって制御が困難となり、液滴の液滴径および液滴速度も分布の広いバラツキが大きなものとなるのである。これに対して、第1実施形態の洗浄ヘッド60においては、加圧された液体に振動を与えつつ複数の吐出孔64から吐出しているため、液滴のみが吐出されることとなり、液滴の液滴径および液滴速度を分布の狭いバラツキの小さなものとすることができるのである。
液滴直径が20μmの洗浄液の液滴を液滴速度40m/sにて吐出するようにすれば、基板Wにダメージを与えることなく有効な洗浄力を得ることができる。すなわち、あまりに液滴の直径が大きかったり液滴速度が速すぎたりすると、液滴の衝突によって基板Wにダメージが発生する。逆に、液滴の直径が小さすぎたり液滴速度が遅すぎたりすると、必要な洗浄力が得られなくなる。液滴径20μmの洗浄液の液滴を液滴速度40m/sにて吐出するという条件は、シリコンの半導体基板Wの洗浄処理を行う際には基板Wにダメージを与えることなく有効な洗浄力を得ることが出来る好適な液滴条件である。
しかも、第1実施形態の洗浄ヘッド60の吐出孔64から吐出される液滴の液滴径および液滴速度の分布は極めて狭い。従って、洗浄に寄与しない無駄な液滴および基板Wにダメージを与えるような有害な液滴は皆無となり、基板Wにダメージを与えることなく洗浄効率を確実に向上させることができる。
また、基板洗浄装置1は、カバーリンスノズル80から回転する基板Wの上面にカバーリンス液を吐出して液膜を形成している。洗浄ヘッド60から吐出された液滴はカバーリンス液の液膜を介して基板Wの上面に衝突することとなる。この液膜が存在しない状態で洗浄ヘッド60からの液滴が直接衝突すると基板Wにダメージを与えるおそれがあるが、カバーリンス液の液膜を形成することによって液滴の衝撃を緩和して基板Wにダメージを与えることを防止している。
このように、液滴直径が20μmにて一定の洗浄液の液滴を一定液滴速度40m/sにて基板Wに吐出するようにすれば、基板Wにダメージを与えることなく有効な洗浄力を得ることができるのであるが、実際の洗浄プロセスにおいては、所定の時間内に基板Wの全面を均一に洗浄することが要求される。ここで、仮に洗浄ヘッド60に1個の吐出孔64が設けられているとして、その単一の吐出孔64から液滴径20μmの洗浄液の液滴が液滴速度40m/sにて連続して吐出する場合に直径が300mmの基板Wの全面を均一に洗浄するのに必要な洗浄時間について考える。
まず、基板Wの全面を均一に洗浄するためには、基板Wの全面に液滴を隙間無く衝突させることが必要である。このためには、液滴が液滴径の1/2以上重なりながら基板Wに衝突することが必要となり、具体的には基板Wの円周方向における液滴の衝突間隔および半径方向における衝突間隔がともに液滴径の1/2以下(液滴径が20μmであれば10μm以下)となるように基板Wの回転数および洗浄ヘッド60のスキャン速度を調節すれば良い。
基板Wの円周方向については、外周に近くなるほど回転の速度が大きくなり、端縁部での速度が最大となる。基板Wの端縁部において円周方向に沿った液滴の衝突間隔が液滴径の1/2以下、つまり10μm以下であれば、それよりも内側での円周方向に沿った液滴の衝突間隔はさらに密となり、隙間が発生することは無い。孔径15μmの吐出孔64から直径が20μmの洗浄液の液滴を液滴速度40m/sにて連続して吐出すると、同じ吐出孔64から連続吐出された隣接する液滴同士の中心間距離は52μmとなる。そうすると、連続吐出されて液滴速度40m/sで基板Wに衝突する隣接する液滴の衝突間隔が10μmとなるためには、基板Wの端縁部の回転速度は7.8m/sとなり、これに対応するφ300mmの基板Wの回転数は500rpmとなる。すなわち、基板Wの回転数が500rpm以下であれば、基板Wの円周方向についての液滴の衝突間隔を液滴径の1/2以下とすることができる。
次に、基板Wの半径方向についても隣接する液滴の衝突間隔を10μm以下とする必要がある。このためには、基板Wが一回転する間に洗浄ヘッド60が半径方向に沿って移動するスキャン距離が10μm以下であれば良い。なお、洗浄ヘッド60は、厳密にはノズル駆動部50によって円弧状の軌跡を描きながらスキャンするものであるが、円弧の半径が十分に大きいため洗浄ヘッド60が基板Wの半径方向に沿って直線的にスキャンするものと近似することができる。
上記の条件より基板Wの回転数が500rpmとすると、基板Wが一回転するのに要する時間は0.12秒であり、その間に洗浄ヘッド60が基板Wの半径方向に沿って10μm進むためにはスキャン速度を0.083mm/sとする必要がある。すなわち、基板Wの回転数を500rpmとしつつ、洗浄ヘッド60のスキャン速度を0.083mm/sとすれば、基板Wの円周方向における液滴の衝突間隔および半径方向における衝突間隔をともに液滴径の1/2以下とすることができ、基板Wの全面に液滴を隙間無く衝突させることができる。ところが、洗浄ヘッド60のスキャン速度を0.083mm/sとすると、φ300mmの基板W(つまり半径150mm)の中心部から端縁部にまで洗浄ヘッド60が移動するのに1800秒を要することとなる。この1800秒という所要時間は、1個の吐出孔64を設けた洗浄ヘッド60によって基板Wの全面に液滴を隙間無く衝突させて均一に洗浄するのに必要な理論上の最小時間である。
現実の半導体製造プロセスにおいて、1枚の基板Wの洗浄処理に許容される時間は約30秒(長くても60秒)であり、1800秒という洗浄時間は到底許容されるレベルではない。この洗浄時間を30秒とするためには、理論上洗浄ヘッド60に60個の吐出孔64を設けなければならない。
上記のようにして算定された、1枚の基板Wを30秒で均一に洗浄するのに必要な吐出孔64の数である60個という理論値は、1個の吐出孔64によってカバーできる面積からも妥当なものと算出することができる。すなわち、基板Wの中心部から端縁部にまで洗浄ヘッド60が移動するのに要するスキャン時間を30秒という現実的な値にすると、基板Wの回転数を500rpmとして30秒のスキャン時間の間に描かれる洗浄ヘッド60の軌跡の長さは117809.5mmと算出される。この軌跡の長さに液滴の直径をかけた値が30秒のスキャンの間に1個の吐出孔64によってカバーできる洗浄面積として概算されるものであり、2356.190mm2となる。φ300mmの基板Wの洗浄面の面積は70685.83mm2であるが、液滴は直径の1/2だけ重なる必要があり、必要な洗浄面積は2倍の141371.66mm2とみなすことができる。この必要な洗浄面積は、1個の吐出孔64によってカバーできる洗浄面積の60倍であり、洗浄ヘッド60が30秒のスキャン時間にて基板Wの中心部から端縁部にまで移動する間に基板Wの全面を洗浄するためには洗浄ヘッド60に60個の吐出孔64を設ける必要がある。
以上のように、現実的に1枚の基板Wの洗浄処理に許容される洗浄時間である30秒という時間内に基板Wの全面に液滴を隙間無く衝突させて均一に洗浄するためには、直径が一定である洗浄液の液滴を一定速度にて連続して吐出する吐出孔64を洗浄ヘッド60に少なくとも60個穿設する必要がある。但し、1個の吐出孔64によって基板Wの全面を均一に洗浄できる1800秒という洗浄時間は理論上の計算値であり、実際には種々の変動要因によってさらに長時間を要する。本発明者等の調査によれば、単一の吐出孔64によって基板Wの全面を均一に洗浄するためには、実際上は2400秒程度の洗浄時間が必要であるという知見を得ている。この実際上必要とされる洗浄時間を30秒とするためには、洗浄ヘッド60に80個の吐出孔64を設けるのが好ましい。第1実施形態においては、このような理由によって洗浄ヘッド60に80個の吐出孔64を穿設している。
第1実施形態においては、基板Wを500rpmにて回転させつつ、80個の吐出孔64を設けた洗浄ヘッド60を基板Wの中心部から端縁部に向けて30秒かけてスキャンさせ、それぞれの吐出孔64から直径が20μmの洗浄液の液滴を液滴速度40m/sにて連続して吐出することにより、30秒という比較的短い現実的な処理時間内にて基板Wの全面を均一に洗浄することができる。
以上のようにして基板W全面の均一な洗浄処理が終了した後、バルブ76が開放されて洗浄ヘッド60からの液滴吐出が停止され、ノズル駆動部50によって洗浄ヘッド60が待避位置まで移動される。続いて、基板Wの回転数を上昇させて基板Wの乾燥処理が実行される。乾燥処理が終了した後、基板Wの回転が停止するとともに、スプラッシュガード30が下降し、処理後の基板Wがスピンベース11から搬出される。これにより、基板洗浄装置1における一連の処理動作が終了する。なお、洗浄および乾燥処理中におけるスプラッシュガード30の位置は、洗浄液の回収または排液の必要性に応じて適宜変更することが好ましい。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態について説明する。第2実施形態の基板洗浄装置の全体構成は第1実施形態と概ね同様である(図1参照)。装置構成において第2実施形態が第1実施形態と相違するのは、洗浄ヘッド60に60個の吐出孔64を穿設している点である。第2実施形態においては、洗浄ヘッド60の筒状体61の底面に60個の吐出孔64を所定の配列間隔で一列に並べた孔列NRを1列設けている。各吐出孔64は、第1実施形態と同様に筒状体61の底壁面を貫通する略円筒形状であり、その孔径は15μmである。吐出孔64の配列を除く残余の構成は第1実施形態と同じである。
第2実施形態の基板洗浄装置における動作手順も第1実施形態と概ね同じである。すなわち、回転保持部10によって回転される基板Wの上面にカバーリンスノズル80からカバーリンス液を吐出して液膜を形成しつつ、洗浄ヘッド60から洗浄液の液滴を基板Wの上面に向けて吐出する。第2実施形態においても、バルブ76を閉止して筒状体61の内部における洗浄液の液圧を高めるとともに、圧電素子62によってその洗浄液に振動を与える。その結果、60個の吐出孔64から洗浄液の液滴が生成されて吐出される。
図6は、第2実施形態における洗浄動作を示す図である。第1実施形態と同じく、第2実施形態の洗浄ヘッド60の吐出孔64からは直径が20μm均一の洗浄液の液滴を一定液滴速度40m/sにて連続して吐出している。また、洗浄ヘッド60から吐出する液滴の液滴径および液滴速度のバラツキは小さく、具体的には液滴径の分布が3σで2μm以下であり、液滴速度の分布は3σで5m/s以下である。このため、基板Wにダメージを与えることなく有効な洗浄力を得ることができる。
また、基板Wの全面を均一に洗浄するためには、基板Wの全面に液滴を隙間無く衝突させることが必要である。このためには、基板Wの円周方向における液滴の衝突間隔および半径方向における衝突間隔がともに液滴径の1/2以下(液滴径が20μmであれば10μm以下)となるように基板Wの回転数および洗浄ヘッド60のスキャン速度を調節すれば良い。
基板Wの円周方向については、第1実施形態と同じく、基板Wの端縁部において円周方向に沿った液滴の衝突間隔が液滴径の1/2以下、つまり10μm以下であれば、それよりも内側での円周方向に沿った液滴の衝突間隔はさらに密となり、隙間が発生することは無い。吐出孔64から液滴径が20μmで液滴速度40m/sにて連続吐出されて基板Wに衝突する隣接する液滴の衝突間隔が10μmとなるためには、φ300mmの基板Wの回転数が500rpmであれば良い。
基板Wの半径方向についても、第1実施形態と同じく、隣接する液滴の衝突間隔を10μm以下とする必要があり、このためには、基板Wが一回転する間に洗浄ヘッド60が半径方向に沿って移動するスキャン距離が10μm以下であれば良い。基板Wが一回転する間に洗浄ヘッド60が基板Wの半径方向に沿って10μm進むためにはスキャン速度を0.083mm/sとする必要がある。洗浄ヘッド60に単一の吐出孔64を設けた場合に、洗浄ヘッド60のスキャン速度を0.083mm/sとすると、基板Wの中心部から端縁部にまで洗浄ヘッド60が移動するのに1800秒を要することとなって現実的でないことは既述した通りである。
第2実施形態においては、洗浄ヘッド60に60個の吐出孔64を一列に設けている。そして、60個の吐出孔64を一列に並べた孔列NRの長手方向、つまり吐出孔64の配列方向は図6に示すように基板Wの半径方向と一致している。また、孔列NRの長さを基板Wの半径と等しくしている。従って、洗浄ヘッド60のスキャン速度が0.083mm/sであったとしても、洗浄ヘッド60を基板Wの半径方向に沿って吐出孔64の配列間隔だけスキャンさせれば、基板Wの半径方向の全域にわたって隣接する液滴の衝突間隔を10μm以下とすることができる。この場合、基板Wの半径方向について必要な洗浄時間は吐出孔64の配列間隔によって規定される。
第2実施形態の洗浄ヘッド60には、2.5mm間隔で60個の吐出孔64を設けている。従って、60個の吐出孔64の両端間の距離、つまり孔列NRの長さは150mmとなり、φ300mmの基板Wの半径と等しい。洗浄処理を開始するときに、60個の吐出孔64の両端が基板Wの中心部と端縁部に位置するように洗浄ヘッド60を移動させ、スキャン速度0.083mm/sにて洗浄ヘッド60を基板Wの半径方向に沿ってスキャンさせれば30秒で配列間隔の2.5mmを移動して基板Wの半径方向の全域にわたって隣接する液滴の衝突間隔を10μm以下とすることができる。
以上のように、第2実施形態においては、洗浄ヘッド60に2.5mm間隔にて60個の吐出孔64を一列に設け、洗浄処理の開始時に60個の吐出孔64の配列が基板Wの半径方向に沿うとともに両端の吐出孔64が基板Wの中心部と端縁部とに位置するように洗浄ヘッド60を移動させている。そして、基板Wを500rpmにて回転させつつ、60個の吐出孔64を一列に設けた洗浄ヘッド60を基板Wの半径方向に沿って0.083mm/sにて30秒かけてスキャンさせ、それぞれの吐出孔64から直径が20μmの洗浄液の液滴を液滴速度40m/sにて連続して吐出している。これにより、30秒という比較的短い現実的な処理時間内にて、基板Wの円周方向における液滴の衝突間隔および半径方向における衝突間隔をともに液滴径の1/2以下とすることができ、基板Wの全面に液滴を隙間無く衝突させて全面を均一に洗浄することができる。
<吐出孔配列の総括>
第1実施形態では洗浄ヘッド60に20個の吐出孔64を4列配置することによって合計80個の吐出孔64を設け、第2実施形態では洗浄ヘッド60に一列に並べた60個の吐出孔64を設けている。また、現実的に1枚の基板Wの洗浄処理に許容される洗浄時間である30秒という時間内に基板Wの全面に液滴を隙間無く衝突させて均一に洗浄するためには、直径が一定である洗浄液の液滴を一定速度にて連続して吐出する吐出孔64を洗浄ヘッド60に少なくとも60個穿設する必要があることは第1実施形態にて述べた通りである。
ところで、洗浄ヘッド60から液滴を吐出する際には、カバーリンスノズル80からカバーリンス液を基板Wの上面に吐出して液膜を形成することによって液滴衝突の衝撃を緩和し、基板Wにダメージを与えることを確実に防止している。第1実施形態では20個の吐出孔64を所定の配列間隔で一列に並べた孔列NRを4列設けているが、このような複数の吐出孔64を一列に並べた孔列NRが6列以上になると、全ての吐出孔64の直下に液膜を形成することが困難となる。液膜が形成されていない領域に吐出孔64から吐出された液滴が衝突すると、その部分ではダメージが発生するおそれがある。このため、複数の吐出孔64を一列に並べた孔列NRの列数は5列以下とする必要がある。
一方、第2実施形態では60個の吐出孔64を一列に並べて設けているが、一列に並べる吐出孔64の数が60個を超えると、上記と同様に全ての吐出孔64の直下に液膜を形成することが困難となる。また、一列に並べる吐出孔64の数が60個を超えると、圧送ポンプ72から全ての吐出孔64に均等な圧力で洗浄液を送給することが難しくなる。このため、一列に並べる吐出孔64の数は60個以下とする必要がある。
これらの点から、洗浄ヘッド60に設ける吐出孔64の配列形態を総括すると、洗浄処理時間を現実的に許容される範囲内にまで短縮するという観点からは少なくとも60個の吐出孔64を洗浄ヘッド60に設ける必要がある。また、全ての吐出孔64の直下にカバーリンス液の液膜を形成するとともに、圧送ポンプ72から全ての吐出孔64に均等な圧力で洗浄液を送給するためには、一列に並べる吐出孔64の上限は60個であり、孔列の上限は5列となる。すなわち、60個以下の吐出孔64を一列に並べた孔列を5列以下洗浄ヘッド60に設けるようにしなければならず、吐出孔64の総数の上限は300個となる。従って、洗浄ヘッド60に設ける吐出孔64の総数は60個以上300個以下の範囲に限定される。
<変形例>
以上、本発明の実施の形態について説明したが、この発明はその趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能である。例えば、第1実施形態においては洗浄ヘッド60に20個の吐出孔64を4列配置し、第2実施形態においては60個の吐出孔64を一列配置していたが、洗浄ヘッド60に設ける吐出孔64の配列形態はこれらに限定されるものではなく、上記の制限範囲内であれば他の形態であっても良い。すなわち、洗浄ヘッド60に設ける吐出孔64の総数が60個以上300個以下であり、60個以下の吐出孔64を一列に並べた孔列を5列以下にて配列するものであれば、任意の配列形態を採用することができる。
また、上記各実施形態の基板洗浄装置1では、洗浄ヘッド60に洗浄処理を行っていないときにも洗浄液を供給しており、その洗浄液は装置外部に排出しているが、これを循環システムとして構成しても良い。すなわち、バルブ76の下流側の配管をフィルターを介して洗浄液供給源71に接続し、洗浄ヘッド60からの洗浄液を洗浄液供給源71に還流するようにしても良い。
また、上記各実施形態の洗浄ヘッド60では、四角柱形状の筒状体61に複数の吐出孔64を穿設するようにしていたが、洗浄ヘッド60の形態はこれに限定されるものではない。図7は、洗浄ヘッド60の他の例を示す図である。
図7の洗浄ヘッド60は、円筒形状の筒状体161の壁面に複数の吐出孔64を穿設するとともに、それら複数の吐出孔64と対向する部位の外壁面に圧電素子62を貼設して構成されている。筒状体161の中空空間の両端は開口されており、上記実施形態と同様に、その一端は供給配管70に接続されるとともに、他端は排出配管75に接続される(図2参照)。筒状体161は、石英またはジルコニア等のセラミックスによって形成すれば良い。
このような円筒形状の洗浄ヘッド60を備えた基板洗浄装置の全体構成は上記実施形態と同じである。洗浄ヘッド60には洗浄液が継続して供給され続けており、洗浄処理を行うときにはバルブ76を閉止することによって複数の吐出孔64から洗浄液が吐出される。また、洗浄処理を行うときには、圧電素子62によって筒状体161の内部の洗浄液に振動を付与する。これにより、上記実施形態と同様の条件(液滴径20μm、液滴速度40m/s)にて複数の吐出孔64から洗浄液の液滴を生成して吐出することができる。そして、複数の吐出孔64を上記実施形態と同様に配列することによって比較的短い現実的な処理時間内にて基板Wの全面に液滴を隙間無く衝突させて全面を均一に洗浄することができる。
但し、円筒形状の筒状体161に複数の孔列を設けると、吐出孔64から基板Wまでの距離を均一に保つことが難しくなるため、複数の孔列を設ける場合には、図7のような筒状体161を複数本平行に設けることが好ましい。
また、洗浄ヘッド60の形態としては、図3,図7に示した以外の形状の筒状体に複数の吐出孔を設け、それら複数の吐出孔から洗浄液の液滴を基板Wに向けて吐出するようにしても良い。
また、第2実施形態においては、洗浄ヘッド60に60個の吐出孔64を一列に並べて設けていたが、基板Wの中心部へのダメージ集中を防止するために、中央部に近い吐出孔64ほど孔径を小さくするようにしても良い。
また、本発明に係る基板洗浄装置によって処理対象となる基板は半導体基板に限定されるものではなく、液晶表示装置などに用いるガラス基板であっても良い。
また、洗浄液は純水に限定されるものではなく、洗浄用の薬液の水溶液であっても良い。また、カバーリンス液の純水に限定されるものではなく、薬液の水溶液であっても良い。カバーリンス液は洗浄液と同種のものであっても良いし、異種のものであっても良い。
また、基板洗浄装置1の全体構成は、図1の形態に限定されるものではなく、例えば、洗浄処理後の基板Wに窒素ガスを噴出して乾燥させるガスノズルを設けるようにしても良い。
1 基板洗浄装置
10 回転保持部
11 スピンベース
20 処理カップ
30 スプラッシュガード
50 ノズル駆動部
60 洗浄ヘッド
61,161 筒状体
62 圧電素子
64 吐出孔
65 電源
80 カバーリンスノズル
90 制御部
NR 孔列
W 基板

Claims (10)

  1. 直径が一定である洗浄液の液滴を一定速度にて連続して基板に吐出して洗浄する基板洗浄装置であって、
    基板を保持して回転させる回転保持手段と、
    前記回転保持手段に保持された基板の上面に液体を吐出して液膜を形成する液膜形成手段と、
    それぞれが直径が一定である洗浄液の液滴を一定速度にて連続して吐出する60個以上300個以下の吐出孔を穿設した洗浄ヘッドと、
    を備えることを特徴とする基板洗浄装置。
  2. 請求項1記載の基板洗浄装置において、
    前記洗浄ヘッドに、60個以下の吐出孔を一列に並べた孔列を5列以下設けることを特徴とする基板洗浄装置。
  3. 請求項2記載の基板洗浄装置において、
    前記洗浄ヘッドに、20個の吐出孔を一列に並べた孔列を4列設けることを特徴とする基板洗浄装置。
  4. 請求項2記載の基板洗浄装置において、
    前記洗浄ヘッドに、60個の吐出孔を一列に並べた孔列を1列設けることを特徴とする基板洗浄装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載の基板洗浄装置において、
    前記洗浄ヘッドに穿設された吐出孔の孔径は15μmであり、
    その吐出孔から直径20μmの洗浄液の液滴を液滴速度40m/sにて連続して吐出することを特徴とする基板洗浄装置。
  6. 直径が一定である洗浄液の液滴を一定速度にて連続して基板に吐出して洗浄する基板洗浄方法であって、
    回転する基板の上面に液体を吐出して液膜を形成する液膜形成工程と、
    洗浄ヘッドに穿設した60個以上300個以下の吐出孔のそれぞれから直径が一定である洗浄液の液滴を一定速度にて連続して吐出する液滴吐出工程と、
    を備えることを特徴とする基板洗浄方法。
  7. 請求項6記載の基板洗浄方法において、
    前記洗浄ヘッドに、60個以下の吐出孔を一列に並べた孔列を5列以下設けることを特徴とする基板洗浄方法。
  8. 請求項7記載の基板洗浄方法において、
    前記洗浄ヘッドに、20個の吐出孔を一列に並べた孔列を4列設けることを特徴とする基板洗浄方法。
  9. 請求項7記載の基板洗浄方法において、
    前記洗浄ヘッドに、60個の吐出孔を一列に並べた孔列を1列設けることを特徴とする基板洗浄方法。
  10. 請求項6から請求項9のいずれかに記載の基板洗浄方法において、
    それぞれの吐出孔から直径20μmの洗浄液の液滴を液滴速度40m/sにて連続して吐出することを特徴とする基板洗浄方法。
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