JP2011021248A - 塗装耐食性に優れた船舶用鋼材 - Google Patents
塗装耐食性に優れた船舶用鋼材 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2011021248A JP2011021248A JP2009167672A JP2009167672A JP2011021248A JP 2011021248 A JP2011021248 A JP 2011021248A JP 2009167672 A JP2009167672 A JP 2009167672A JP 2009167672 A JP2009167672 A JP 2009167672A JP 2011021248 A JP2011021248 A JP 2011021248A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mass
- corrosion resistance
- coating
- steel material
- steel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Paints Or Removers (AREA)
- Heat Treatment Of Steel (AREA)
- Preventing Corrosion Or Incrustation Of Metals (AREA)
Abstract
【解決手段】 鋼材の化学組成が、C:0.01〜0.20mass%、Si:0.01〜2.5mass%、Mn:0.1〜2.0mass%、P:0.03mass%以下、
S:0.03mass%以下、Al:0.005〜0.3mass%、N:0.001〜0.008mass% その他含有しており、鋼材表面には無機ジンクリッチペイントの塗膜が形成され、該塗膜はアルキルシリケート樹脂と亜鉛末とを有し、該塗膜の空隙率が30vol%以下であることを特徴とする塗装耐食性に優れた船舶用鋼材。
【選択図】 なし
Description
また、特許文献9および10では、Zn、Mg粉末等を含んだプライマー層や無機ジンクリッチプライマーの存在による、犠牲防食作用や錆層中への塩化物トラップ等により、鋼材の腐食が抑制されることが検討されているが、プライマー塗膜の形成過程で発生したバラストタンク内で腐食の起点となる塗膜内空隙については検討がされていない。そのため、これら文献の技術には、塗装耐食性の観点で、十分に満足する効果が認められない。なお、ここで、塗装耐食性とは、塗料を塗布してなる鋼材の腐食量および最大板厚減少量が低減する性能をいう。
1)塗膜内に空隙が多数存在した際、その空隙を通り、鋼材表面に腐食性因子(水、酸素、塩化物イオン等)が過剰に供給されてしまう。そのため、鋼材表面で腐食反応が多数の箇所で生じ、その結果犠牲防食作用を期待されて塗膜中に含有されている亜鉛が非常に早く消費されてしまう。
2)塗膜内の空隙が多数存在した際、防食性に有利な亜鉛の腐食生成物や鋼材に添加された耐食元素によって生成する保護性の腐食生成物が塗膜空隙全体を埋め尽くすことができず、防食塗膜として不十分な状態となる。
1.鋼材の化学組成が、
C:0.01〜0.20mass%
Si:0.01〜2.5mass%
Mn:0.1〜2.0mass%
P:0.03mass%以下
S:0.03mass%以下
Al:0.005〜0.3mass%
N:0.001〜0.008mass% を含有し、さらに、
Cu:0.001〜2.0mass%
Cr:0.001〜5.0mass%
Ni:0.001〜5.0mass%
Mo:0.001〜3.0mass%
W:0.001〜3.0mass%
Sb:0.001〜1.0mass%
Sn:0.001〜1.0mass%
の1種以上を含有し、残部Feおよび不可避的不純物からなり、
該鋼材表面に無機ジンクリッチペイントの塗膜が形成され、該塗膜はアルキルシリケート樹脂と亜鉛末とを有し、該塗膜の空隙率が30vol%以下であることを特徴とする塗装耐食性に優れた船舶用鋼材。
2.前記鋼材が、さらに
Nb:0.001〜0.2mass%
V:0.001〜0.5mass%
Ti:0.002〜0.2mass%
Zr:0.001〜0.5mass%
B:0.0002〜0.005mass%
Ta:0.005〜0.5mass%
Te:0.005〜0.5mass%
Co:0.005〜0.5mass%
の1種以上を含有することを特徴とする、1に記載の塗装耐食性に優れた船舶用鋼材。
3.前記鋼材が、さらに
Ca:0.0001〜0.01mass%
REM:0.0001〜0.1mass%
Mg:0.0001〜0.01mass%
Y:0.0001〜0.1mass%
の1種以上を含有することを特徴とする、1または2に記載の塗装耐食性に優れた船舶用鋼材。
4.前記鋼材が、さらに、
Se:0.005〜0.5mass%
Pb:0.005〜0.5mass%
の1種以上を含有することを特徴とする、1〜3のいずれかに記載の塗装耐食性に優れた船舶用鋼材。
5.前記アルキルシリケート樹脂が水酸基含有樹脂とシリケート化合物とを反応させて得られるものであることを特徴とする1〜4のいずれかに記載の塗装耐食性に優れた船舶用鋼材。
6.前記無機ジンクリッチペイントの塗膜厚が5〜300μmであることを特徴とする、1〜5のいずれかに記載の塗装耐食性に優れた船舶用鋼材。
7.前記無機ジンクリッチペイントに含有される亜鉛末が30wt%以上であることを特徴とする、1〜6のいずれかに記載の塗装耐食性に優れた船舶用鋼材。
8.さらに、前記無機ジンクリッチペイントにMo、W、P、V、Ni、Cu、Al、Mgの顔料のうちから選ばれる1種以上を含有することを特徴とする、1〜7のいずれかに記載の塗装耐食性に優れた船舶用鋼材。
9.さらに、前記無機ジンクリッチペイントにMo、W、P、V、Ni、Cu、Al、Mgの顔料のうちから選ばれる1種以上を塗膜中に亜鉛末含有量に対して0.1〜35mass%含有することを特徴とする、8に記載の塗装耐食性に優れた船舶用鋼材。
1.無機ジンクリッチペイントの塗膜内空隙率が30vol%以下
発明者らは、鋼材表面での腐食反応は、以下の過程により生じていることを見出した。まず、無機ジンクリッチペイントの塗膜内に30vol%超の空隙率の空隙が存在した場合、その空隙を通り、鋼材表面に腐食性因子(水、酸素、塩化物イオン等)が過剰に供給される。そのため、鋼材表面で腐食反応が多数の箇所で生じ、その結果犠牲防食作用を期待されて塗膜中に含有されている亜鉛が非常に早く消費される。また、塗膜内の空隙が多数存在した際、防食性に有利な亜鉛の腐食生成物や鋼材に添加された耐食元素によって生成する保護性の腐食生成物が塗膜空隙全体を埋め尽くすことができず、防食塗膜として不十分な状態となる。そのため、空隙率が30vol%超である場合は、無機ジンクリッチペイント層にミストコート処理を多大な費用と労力をかけ行う必要がある。そこで本発明では、ミストコート処理を不要とし、さらに塗装耐食性が向上させるため、塗膜内の空隙率は30vol%以下とした。さらに塗装耐食性を向上させるため、空隙率が15vol%以下とすることが望ましい。本発明において、空隙率を30vol%以下に制御するには、例えば、塗膜を形成するアルキルシリケート樹脂の種類・品質の選定、あるいは、アルキルシリケート樹脂、亜鉛末、顔料の配合量を管理し、塗膜を形成させることによる。
塗料液に含まれるアルキルシリケート樹脂は、シリケート化合物を反応させて得られる。シリケート化合物としては、例えば、テトラアルコキシシリケート、アルキルトリアルコキシシリケート、ジアルキルアルコキシシリケート、およびこれらの部分縮合物等を挙げることができる。テトラアルコキシシリケ−トとしては、例えばテトラメトキシシリケ−ト、テトラエトキシシリケ−ト、テトラプロポキシシリケ−ト、テトライソプロポキシシリケ−ト、テトラブトキシシリケ−ト、テトライソブトキシシリケ−ト、エチルシリケ−ト40(日本コルコ−ト社製)等が挙げられ、アルキルトリアルコキシシリケ−トとしては、例えばメチルトリメトキシシリケ−ト、メチルトリエトキシシリケ−ト、メチルトリプロポキシシリケ−ト、エチルトリメトキシシリケ−ト、エチルトリエトキシシリケ−ト等が挙げられ、ジアルキルジアルコキシシリケートとしては、例えばジメチルジメトキシシリケ−ト、ジメチルジエトキシシリケ−ト、ジエチルジメトキシシリケ−ト、ジエチルジエトキシシリケ−ト等が挙げられる。これらは単独でまたは2種以上混合して使用できる。また、シリケート樹脂は、アルキルシリケート樹脂をアルカリシリケート樹脂に変更してもよい。さらに、上記シリケ−ト類に水分散型コロイダルシリカ、溶剤分散型コロイダルシリカを併用してもよい。
つぎに、本発明の鋼の化学成分を規定した理由を以下に説明する。
C:0.01〜0.20mass%
Cは鋼材強度を上昇させるのに有効な元素であり、所望の強度を得るために0.01mass%以上の添加が必要であるが、0.20mass%を超えて添加すると、溶接熱影響部の靱性を低下させるため、C量は0.01〜0.20mass%の範囲とする。好ましくは、0.05〜0.15mass%の範囲である。
Siは脱酸剤として、また鋼材の強度向上を目的として添加される元素であり、0.01mass%以上の添加が必要であるが、2.5mass%を超えて添加すると鋼の靱性を劣化させるので、Si量は0.01〜2.5mass%の範囲とする。好ましくは、0.05〜0.50mass%の範囲である。
Mnは熱間脆性を防止し鋼材の強度向上に有用な元素であるので、0.1mass%以上の添加が必要であるが、2.0mass%を超える添加は、鋼の靱性および溶接性を低下させるので、Mn量は0.1〜2.0mass%の範囲とする。
Pは鋼の母材靱性のみならず、溶接性および溶接部靱性を劣化させる有害な元素であるので極力低減することが望ましい。特にP量が0.03mass%を超えると、母材靱性および溶接部靱性の低下が大きくなるのでP量は0.03mass%以下とする。
Sは鋼の靱性および溶接性を劣化させる有害な元素であるので、極力低減することが望ましく、S量は0.03mass%以下とした。また、Sは耐食性の劣化元素であるため、好ましくは0.005mass%以下とする。
Alは脱酸剤として作用し、このためには0.005mass%以上の添加を必要とするが、0.3mass%を超える添加は、溶接金属部の靱性を低下させるので、Al量は0.005〜0.3mass%の範囲とする。
Nは靱性に対して有害な成分であり、靱性の向上を図るためにはできるだけ低減することが望ましいが、工業的には0.001mass%未満に低減することが難しい。一方、N量が0.008mass%を超えると靱性の著しい劣化を招く。よってN量は0.001〜0.008mass%の範囲とした。
Cu、Cr、Niは、耐食元素であり、これらを含有すると鋼材自体の耐食性が向上し、また、保護性のある微細な腐食生成物を塗膜下に形成し、塗装耐食性が向上する。また、無機ジンクリッチペイントに残存している空隙にCu、Cr、Niに起因して形成した微細な腐食生成物が充填されることで、さらなる優れた塗装耐食性が得られる。その効果は、Cu、Cr、Niのいずれも0.001mass%以上含有すると発現する。また、これらCu、Cr、Niのいずれも、過度の添加は靱性や溶接性を悪化させるため、上限はCuは2.0mass%、Crは5.0mass%、Niは5.0mass%とした。
Nb、V、Ti、Zr、B、Ta、Te、Coはいずれも、鋼材強度を高める元素であり、必要とする強度に応じて選択して1種以上添加することができる。このような効果を得るためには、Nb、V、Zrは0.001mass%以上、Tiは0.002mass%以上、Bは0.0002mass%以上、Ta、Te、Coは0.005mass%以上を添加する必要がある。しかしながら、一定の範囲を超えて添加した場合、靱性が劣化する。そのため、Nbは0.001〜0.2mass%、Vは0.001〜0.5mass%、Tiは0.002〜0.2mass%、Zrは0.001〜0.5mass%、Bは0.0002〜0.005mass%、Taは0.005〜0.5mass%、Te:0.005〜0.5mass%、Co:0.005〜0.5mass%の範囲とする。
Ca、REM、Mg、Yは、介在物の形態制御により鋼の延性向上、あるいは、溶接熱影響部の靱性向上に寄与する元素であり、このような効果を発揮させるためには、Ca、REM、Mg、Yはいずれも0.0001mass%以上を1種以上添加する必要がある。しかしながら、一定の範囲を超えて添加した場合、靱性の低下の原因となるため、Ca:0.0001〜0.01mass%、REM:0.0001〜0.1mass%、Mg:0.0001〜0.01mass%、Y:0.0001〜0.1mass%とする。なお、本発明において、REM(Rare Earth Metals:希土類金属)とは、原子番号57のLaから71のLuまでのいわゆるランタノイド元素から選択される1種以上を指すものとする。REMであれば、どの元素であっても、上記の効果は共通して得られる。REMを含有させるにあたっては、たとえば、Ce、Laなどの一種類のREMやその化合物を添加してもよく、また、複数種類のREMを含有する混合物として添加してもよい。混合物としては、たとえば、一般にミッシュメタルと呼ばれる、Ce、La、Ndなどを主成分とする混合物を用いることができ、その混合物の組成によらず、上記の効果が得られる。
SeおよびPbは、いずれも鋼中に0.005mass%以上含有することで塗装耐食性を向上させる元素であるが、過度の含有は、靱性の低下の原因となるため、上限はいずれも0.5mass%とする。
無機ジンクリッチペイントによる防食効果は、5μm以下の塗膜厚では均一な塗膜が得られず塗装耐食性に効果がないが、5μm以上の塗膜厚から塗膜内に均一に亜鉛末が分散され塗装耐食性の効果が発現する。膜厚が300μmを超えて塗布されても防食効果が飽和するので、無機ジンクリッチペイントの塗膜厚は5〜300μmの範囲とする。均一な塗膜を十分に安定して形成させるためには、10〜150μmの範囲であることが好ましい。
亜鉛は鋼より海水浸漬時の電位が卑となるため、犠牲防食作用があり、また亜鉛の腐食生成物は防食効果がある。その効果が発現するのは、無機ジンクリッチペイント中における亜鉛量が30wt%以上の範囲の場合である。無機ジンクリッチペイントに顔料が添加されていない場合は、70wt%以上の含有量であることが好ましい。
Znによる防錆性を補強する添加成分として、Mo、W、P、V、Ni、Cu、Al、Mgの顔料の添加が有効である。添加される形態は、金属、化合物のいずれの形態でもよい。これらの成分を添加することによって、亜鉛の緻密な腐食生成物を形成したり、亜鉛とFeとの安定な複合酸化物を形成したりし、また、発生した錆中にこれらの顔料に起因する酸化物または鉄との複合酸化物を形成することで、塗装耐食性が向上する。さらに、Mo、W、P、Vについては、塗膜中に水が浸透した際にこれら顔料がイオンとして溶出し、これらのインヒビター作用により、鋼材の腐食を抑制する。また、Al、Mgは、鋼より卑なる金属であるため、犠牲防食作用を発現し、塗装耐食性が向上する。これらの顔料による塗装耐食性効果は、亜鉛末含有量に対して0.1mass%以上の添加で得られる。一方で、35mass%を超えて添加しても、効果が飽和するため、最適範囲は0.1〜35mass%とした。
上記した好適成分組成になる溶鋼を、転炉や電気炉等の公知の炉で溶製し、連続鋳造法や造塊法等の公知の鋳造方法でスラブやビレット等の鋼素材とする。なお、溶鋼に、取鍋精錬や真空脱ガス等の処理を付加しても良いことは言うまでもない。
無機ジンクリッチペイントは、鋼材表面のスケールをサンドブラスト、ショットブラスト等で除去した後に、鋼材表面へエアスプレー、エアレススプレー、刷毛塗り等の方法が適用できる。
空隙率(%)=((W−Wc)/キシロールの比重)/塗膜体積×100
耐食性の評価は、スクラッチ有、無しの試験片でおこなった。スクラッチ有では、塗膜の上からカッターナイフで地鉄表面まで達する80mm長さのスクラッチ疵を一文字状に付与した。
Claims (9)
- 鋼材の化学組成が、
C:0.01〜0.20mass%
Si:0.01〜2.5mass%
Mn:0.1〜2.0mass%
P:0.03mass%以下
S:0.03mass%以下
Al:0.005〜0.3mass%
N:0.001〜0.008mass% を含有し、さらに、
Cu:0.001〜2.0mass%
Cr:0.001〜5.0mass%
Ni:0.001〜5.0mass%
Mo:0.001〜3.0mass%
W:0.001〜3.0mass%
Sb:0.001〜1.0mass%
Sn:0.001〜1.0mass%
の1種以上を含有し、残部Feおよび不可避的不純物からなり、
該鋼材表面に無機ジンクリッチペイントの塗膜が形成され、該塗膜はアルキルシリケート樹脂と亜鉛末とを有し、該塗膜の空隙率が30vol%以下であることを特徴とする塗装耐食性に優れた船舶用鋼材。 - 前記鋼材が、さらに
Nb:0.001〜0.2mass%
V:0.001〜0.5mass%
Ti:0.002〜0.2mass%
Zr:0.001〜0.5mass%
B:0.0002〜0.005mass%
Ta:0.005〜0.5mass%
Te:0.005〜0.5mass%
Co:0.005〜0.5mass%
の1種以上を含有することを特徴とする、請求項1に記載の塗装耐食性に優れた船舶用鋼材。 - 前記鋼材が、さらに
Ca:0.0001〜0.01mass%
REM:0.0001〜0.1mass%
Mg:0.0001〜0.01mass%
Y:0.0001〜0.1mass%
の1種以上を含有することを特徴とする、請求項1または2に記載の塗装耐食性に優れた船舶用鋼材。 - 前記鋼材が、さらに、
Se:0.005〜0.5mass%
Pb:0.005〜0.5mass%
の1種以上を含有することを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の塗装耐食性に優れた船舶用鋼材。 - 前記アルキルシリケート樹脂が水酸基含有樹脂とシリケート化合物とを反応させて得られるものであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の塗装耐食性に優れた船舶用鋼材。
- 前記無機ジンクリッチペイントの塗膜厚が5〜300mmであることを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載の塗装耐食性に優れた船舶用鋼材。
- 前記無機ジンクリッチペイントに含有される亜鉛末が30wt%以上であることを特徴とする、請求項1〜6のいずれかに記載の塗装耐食性に優れた船舶用鋼材。
- さらに、前記無機ジンクリッチペイントにMo、W、P、V、Ni、Cu、Al、Mgの顔料のうちから選ばれる1種以上を含有することを特徴とする、請求項1〜7のいずれかに記載の塗装耐食性に優れた船舶用鋼材。
- さらに、前記無機ジンクリッチペイントにMo、W、P、V、Ni、Cu、Al、Mgの顔料のうちから選ばれる1種以上を塗膜中に亜鉛末含有量に対して0.1〜35mass%含有することを特徴とする、請求項8に記載の塗装耐食性に優れた船舶用鋼材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009167672A JP2011021248A (ja) | 2009-07-16 | 2009-07-16 | 塗装耐食性に優れた船舶用鋼材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009167672A JP2011021248A (ja) | 2009-07-16 | 2009-07-16 | 塗装耐食性に優れた船舶用鋼材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011021248A true JP2011021248A (ja) | 2011-02-03 |
Family
ID=43631564
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009167672A Pending JP2011021248A (ja) | 2009-07-16 | 2009-07-16 | 塗装耐食性に優れた船舶用鋼材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2011021248A (ja) |
Cited By (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012188736A (ja) * | 2011-02-25 | 2012-10-04 | Jfe Steel Corp | 塩化物イオン遮断性に優れた錆層付き鋼材 |
JP2012201960A (ja) * | 2011-03-28 | 2012-10-22 | Nippon Steel & Sumikin Stainless Steel Corp | 耐酸性良好な二相ステンレス鋼 |
JP2012246557A (ja) * | 2011-05-30 | 2012-12-13 | Kobe Steel Ltd | 表面処理鋼材 |
JP2013227610A (ja) * | 2012-04-25 | 2013-11-07 | Jfe Steel Corp | 石炭船または石炭・鉱石兼用船ホールド用の耐食鋼 |
JP2013253275A (ja) * | 2012-06-06 | 2013-12-19 | Jfe Steel Corp | 石炭船または石炭・鉱石兼用船の船倉用耐食鋼 |
CN105177465A (zh) * | 2015-08-25 | 2015-12-23 | 广西南宁智翠科技咨询有限公司 | 一种高强度耐磨合金钢及其制备方法 |
KR20160140728A (ko) | 2014-04-11 | 2016-12-07 | 신닛테츠 스미킨 가부시키가이샤 | 방식 강재 및 그의 제조방법, 강재의 방식방법 및 밸러스트 탱크 |
JP2017035877A (ja) * | 2015-08-06 | 2017-02-16 | 新日鐵住金株式会社 | 防食塗装鋼材及びその製造方法、塗装鋼材の防食方法 |
CN107254628A (zh) * | 2017-05-24 | 2017-10-17 | 首钢总公司 | 一种耐so2及低氯离子浓度腐蚀的建筑用钢及生产方法 |
CN107614724A (zh) * | 2015-05-22 | 2018-01-19 | 株式会社神户制钢所 | 厚钢板和焊接接头 |
JP2019196537A (ja) * | 2018-05-11 | 2019-11-14 | 日本製鉄株式会社 | 鋼材 |
CN110591414A (zh) * | 2019-10-14 | 2019-12-20 | 包头中科世纪科技有限责任公司 | 一种稀土硫化物和/或稀土硫氧化物着色剂及其制备方法 |
CN113913687A (zh) * | 2021-09-07 | 2022-01-11 | 材谷金带(佛山)金属复合材料有限公司 | 一种低碳高强度耐海水腐蚀钢及其制造方法 |
CN114773961A (zh) * | 2022-04-06 | 2022-07-22 | 天津大学 | 一种采用导电镍互穿网络型环氧富锌防腐涂料及其制备方法 |
Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56129270A (en) * | 1980-03-13 | 1981-10-09 | Dainippon Toryo Co Ltd | Zinc-rich paint |
JP2002012940A (ja) * | 2000-04-25 | 2002-01-15 | Nkk Corp | 貨油タンク用耐食鋼およびその製造方法 |
JP2002194284A (ja) * | 2000-12-26 | 2002-07-10 | Kansai Paint Co Ltd | 無機質ジンクリッチペイント |
JP2003105487A (ja) * | 2001-09-28 | 2003-04-09 | Nkk Corp | 溶接部の耐食性に優れた貨油タンク用耐食鋼板およびその溶接方法 |
JP2004359800A (ja) * | 2003-06-04 | 2004-12-24 | Nippon Paint Co Ltd | 厚膜形無機ジンクリッチペイントおよびそれを用いた複層塗膜形成方法 |
JP2007224344A (ja) * | 2006-02-22 | 2007-09-06 | Jfe Steel Kk | 船舶用耐食鋼材 |
JP2008031237A (ja) * | 2006-07-27 | 2008-02-14 | Kansai Paint Co Ltd | 無機質ジンクリッチペイント及びそれを用いた複層塗膜形成方法 |
JP2008144204A (ja) * | 2006-12-07 | 2008-06-26 | Nippon Steel Corp | 電気防食される船舶バラストタンク用防錆鋼板および船舶バラストタンクの防錆方法 |
-
2009
- 2009-07-16 JP JP2009167672A patent/JP2011021248A/ja active Pending
Patent Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56129270A (en) * | 1980-03-13 | 1981-10-09 | Dainippon Toryo Co Ltd | Zinc-rich paint |
JP2002012940A (ja) * | 2000-04-25 | 2002-01-15 | Nkk Corp | 貨油タンク用耐食鋼およびその製造方法 |
JP2002194284A (ja) * | 2000-12-26 | 2002-07-10 | Kansai Paint Co Ltd | 無機質ジンクリッチペイント |
JP2003105487A (ja) * | 2001-09-28 | 2003-04-09 | Nkk Corp | 溶接部の耐食性に優れた貨油タンク用耐食鋼板およびその溶接方法 |
JP2004359800A (ja) * | 2003-06-04 | 2004-12-24 | Nippon Paint Co Ltd | 厚膜形無機ジンクリッチペイントおよびそれを用いた複層塗膜形成方法 |
JP2007224344A (ja) * | 2006-02-22 | 2007-09-06 | Jfe Steel Kk | 船舶用耐食鋼材 |
JP2008031237A (ja) * | 2006-07-27 | 2008-02-14 | Kansai Paint Co Ltd | 無機質ジンクリッチペイント及びそれを用いた複層塗膜形成方法 |
JP2008144204A (ja) * | 2006-12-07 | 2008-06-26 | Nippon Steel Corp | 電気防食される船舶バラストタンク用防錆鋼板および船舶バラストタンクの防錆方法 |
Cited By (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012188736A (ja) * | 2011-02-25 | 2012-10-04 | Jfe Steel Corp | 塩化物イオン遮断性に優れた錆層付き鋼材 |
JP2012201960A (ja) * | 2011-03-28 | 2012-10-22 | Nippon Steel & Sumikin Stainless Steel Corp | 耐酸性良好な二相ステンレス鋼 |
JP2012246557A (ja) * | 2011-05-30 | 2012-12-13 | Kobe Steel Ltd | 表面処理鋼材 |
JP2013227610A (ja) * | 2012-04-25 | 2013-11-07 | Jfe Steel Corp | 石炭船または石炭・鉱石兼用船ホールド用の耐食鋼 |
JP2013253275A (ja) * | 2012-06-06 | 2013-12-19 | Jfe Steel Corp | 石炭船または石炭・鉱石兼用船の船倉用耐食鋼 |
KR20160140728A (ko) | 2014-04-11 | 2016-12-07 | 신닛테츠 스미킨 가부시키가이샤 | 방식 강재 및 그의 제조방법, 강재의 방식방법 및 밸러스트 탱크 |
CN107614724A (zh) * | 2015-05-22 | 2018-01-19 | 株式会社神户制钢所 | 厚钢板和焊接接头 |
JP2017035877A (ja) * | 2015-08-06 | 2017-02-16 | 新日鐵住金株式会社 | 防食塗装鋼材及びその製造方法、塗装鋼材の防食方法 |
CN105177465A (zh) * | 2015-08-25 | 2015-12-23 | 广西南宁智翠科技咨询有限公司 | 一种高强度耐磨合金钢及其制备方法 |
CN107254628A (zh) * | 2017-05-24 | 2017-10-17 | 首钢总公司 | 一种耐so2及低氯离子浓度腐蚀的建筑用钢及生产方法 |
JP2019196537A (ja) * | 2018-05-11 | 2019-11-14 | 日本製鉄株式会社 | 鋼材 |
JP7127354B2 (ja) | 2018-05-11 | 2022-08-30 | 日本製鉄株式会社 | 鋼材 |
CN110591414A (zh) * | 2019-10-14 | 2019-12-20 | 包头中科世纪科技有限责任公司 | 一种稀土硫化物和/或稀土硫氧化物着色剂及其制备方法 |
CN113913687A (zh) * | 2021-09-07 | 2022-01-11 | 材谷金带(佛山)金属复合材料有限公司 | 一种低碳高强度耐海水腐蚀钢及其制造方法 |
CN114773961A (zh) * | 2022-04-06 | 2022-07-22 | 天津大学 | 一种采用导电镍互穿网络型环氧富锌防腐涂料及其制备方法 |
CN114773961B (zh) * | 2022-04-06 | 2022-11-18 | 天津大学 | 一种采用导电镍互穿网络型环氧富锌防腐涂料及其制备方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2011021248A (ja) | 塗装耐食性に優れた船舶用鋼材 | |
JP4502075B1 (ja) | 原油タンカー用耐食鋼材 | |
JP4941620B2 (ja) | カーゴオイルタンク用耐食性鋼材 | |
JP5453840B2 (ja) | 耐食性に優れた船舶用鋼材 | |
CN101389782B (zh) | 船舶用耐腐蚀钢材 | |
JP4525687B2 (ja) | 船舶用耐食鋼材 | |
JP2012091428A (ja) | 塗装耐食性に優れた船舶用鋼材 | |
JP5617191B2 (ja) | 耐塗膜膨れ性に優れた船舶用鋼材 | |
JP5774859B2 (ja) | 船舶上部構造物用耐食鋼材 | |
JP5481980B2 (ja) | 耐塗膜膨れ性に優れた船舶用鋼材 | |
JP2012092404A (ja) | 塗装耐食性に優れた船舶用鋼材 | |
JP2012177168A (ja) | 塗装耐食性に優れた船舶用鋼材 | |
JP2012092403A (ja) | 塗装耐食性に優れた船舶用鋼材 | |
JP6645462B2 (ja) | 鋼材およびその製造方法 | |
JP6493019B2 (ja) | バラストタンク用耐食鋼材 | |
JP2010229526A (ja) | 高耐食性塗装鋼材 | |
JP2002266052A (ja) | 塗膜寿命性に優れた船舶用鋼材 | |
JP5318550B2 (ja) | 耐塗膜ふくれ性に優れたバラストタンク用塗装鋼材、並びに、それを用いたバラストタンクおよび船舶 | |
JP6048104B2 (ja) | 石炭船および石炭・鉱石兼用船ホールド用の耐食鋼 | |
JP5185712B2 (ja) | バラストタンク用鋼材、バラストタンクおよび船舶 | |
JP6624129B2 (ja) | 鋼材およびその製造方法 | |
JP2011162849A (ja) | ジンクプライマー塗布耐食鋼材 | |
JP2011094184A (ja) | 高耐食性塗装鋼材 | |
JP6736255B2 (ja) | バラストタンク用耐食鋼材 | |
JP5862464B2 (ja) | 石炭船または石炭・鉱石兼用船の船倉用耐食鋼 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20120321 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20120327 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120423 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20131022 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20131029 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20131227 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20140408 |