JP2011016888A - 導電性フェノール樹脂成形材料及びこれを用いた導電性フェノール樹脂摺動部材 - Google Patents
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Abstract
【課題】導電性を有すると共に摺動特性に優れた導電性フェノール樹脂成形材料及びこれを使用した導電性フェノール樹脂摺動部材を提供する。
【解決手段】黒鉛40〜60重量%、四ふっ化エチレン樹脂2〜10重量%、モース硬度2〜4の無機ウィスカ2〜10重量%、残部がフェノール樹脂からなる導電性フェノール樹脂成形材料と、これを所望の形状に射出成形してなる導電性フェノール樹脂摺動部材。黒鉛としては例えば、鱗片状黒鉛、土状黒鉛及び塊状黒鉛から選択された天然黒鉛、人造黒鉛あるいはこれらの混合物が使用される。無機ウィスカとしては例えば、チタン酸カリウムウィスカ、酸化亜鉛ウィスカ及び硫酸マグネシウムウィスカのうちの少なくとも一つが使用される。フェノール樹脂としては例えば、ノボラック型フェノール樹脂又はレゾール型フェノール樹脂が使用される。
【選択図】なし
【解決手段】黒鉛40〜60重量%、四ふっ化エチレン樹脂2〜10重量%、モース硬度2〜4の無機ウィスカ2〜10重量%、残部がフェノール樹脂からなる導電性フェノール樹脂成形材料と、これを所望の形状に射出成形してなる導電性フェノール樹脂摺動部材。黒鉛としては例えば、鱗片状黒鉛、土状黒鉛及び塊状黒鉛から選択された天然黒鉛、人造黒鉛あるいはこれらの混合物が使用される。無機ウィスカとしては例えば、チタン酸カリウムウィスカ、酸化亜鉛ウィスカ及び硫酸マグネシウムウィスカのうちの少なくとも一つが使用される。フェノール樹脂としては例えば、ノボラック型フェノール樹脂又はレゾール型フェノール樹脂が使用される。
【選択図】なし
Description
本発明は、軸受等の摺動用途に適用して好適な導電性フェノール樹脂成形材料及びこれを用いた導電性フェノール樹脂摺動部材に関する。
電子写真複写機やデジタルプリンターなどは、装置の小型軽量化や使いやすさが求められている。それとともに、これら装置に内蔵される現像装置においても、使いやすく小型軽量化された着脱可能なプロセスカートリッジ化が進んでいる。このような現像装置の摺動部位における軸受等の摺動部材としては、含油焼結すべり軸受や合成樹脂製すべり軸受がころがり軸受に代わって多用されている。
従来の合成樹脂製すべり軸受は、合成樹脂に潤滑油を含有させた含油合成樹脂軸受、あるいは合成樹脂に潤滑性を有する固体潤滑剤を含有した合成樹脂軸受が一般的である。例えば、前者の含油合成樹脂軸受としては、ポリアセタール樹脂に潤滑油を分散保持させたもの(特許文献1参照)が知られており、また後者の合成樹脂軸受としては、合成樹脂に固体潤滑剤としての四ふっ化エチレン樹脂やポリエチレン樹脂を配合したもの、例えばポリアミド樹脂、ポリアセタール樹脂、ポリエステル樹脂及びポリカーボネート樹脂から選ばれる熱可塑性合成樹脂にポリエチレン樹脂を配合したもの(特許文献2及び3参照)が知られている。これら合成樹脂製すべり軸受の中でも含油合成樹脂軸受が摺動特性に優れていることから多用されている。
一方、現像装置の摺動部位における軸受等の摺動部材としては、上記した摺動特性を低下させることなく導電性を併せ持つことが要求される。導電性の固体潤滑剤としては、一般に黒鉛(グラファイト)が知られているが、これを合成樹脂に添加して導電性を発揮させるためには高濃度の添加が必要となり、成形物の機械的強度や成形材料の成形性を大きく低下させるばかりでなく、他の添加剤の添加量に大きな制約を受ける欠点がある。また、他の導電性添加剤、例えばカーボン繊維、金属繊維、金属粉末、金属酸化物粉末等の導電フィラーを合成樹脂中に分散含有させた摺動部材も提案されている(特許文献4及び5参照)が、これら導電フィラーを分散含有させて導電性を得ても、相手材を損傷させたり、摩耗を促進させたりするなどの欠点が往々にして出現し、満足な摺動特性及び導電性を併せ持った摺動部材が得られていないのが実情である。
本発明者らは上記実情に鑑み鋭意検討した結果、合成樹脂にフェノール樹脂を使用し、さらに特定の潤滑剤及び特定の補強フィラーを特定量使用することにより、多量の導電フィラーの添加を可能とし、それによって高い導電性及び優れた摺動性を付与できることを見出し、本発明をなすに至った。
本発明は、上記知見に基づきなされたもので、その目的とするところは導電性を有すると共に摺動特性に優れた導電性フェノール樹脂成形材料及びこれを使用した導電性フェノール樹脂摺動部材を提供することにある。
導電性を有する本発明のフェノール樹脂成形材料は、黒鉛40〜60重量%、四ふっ化エチレン樹脂2〜10重量%、モース硬度2〜4の無機ウィスカ2〜10重量%、残部がフェノール樹脂からなることを特徴とする。
本発明のフェノール樹脂成形材料及び該成形材料を射出成形して得られる摺動部材によれば、黒鉛により非常に高い導電性が付与されると共に四ふっ化エチレン樹脂及び無機ウィスカを含有することにより低摩擦性及び耐摩耗性などの優れた摺動特性が発揮される。
本発明のフェノール樹脂成形材料を射出成形して得られる摺動部材には、高い導電性及び優れた摺動特性が付与されているので、例えば現像装置の摺動部位における軸受等の摺動部材として有効に使用される。
本発明によれば、非常に高い導電性を有すると共に摺動特性に優れた導電性フェノール樹脂成形材料及びこれを使用した導電性フェノール樹脂摺動部材を提供することができる。
次に、本発明の実施の形態を更に詳細に説明する。なお、本発明は下記の実施の形態に何等限定されない。
本発明の導電性フェノール樹脂成形材料は、黒鉛40〜60重量%、四ふっ化エチレン樹脂2〜10重量%、モース硬度2〜4の無機ウィスカ2〜10重量%、残部がフェノール樹脂からなる。なお、前記黒鉛、四ふっ化エチレン樹脂及び無機ウィスカの重量%は、導電性フェノール樹脂成形材料の全体に対する割合を意味する。
本発明の導電性フェノール樹脂成形材料において、主成分を成すフェノール樹脂としては、ノボラック型フェノール樹脂又はレゾール型フェノール樹脂のいずれも使用することができる。いずれもフェノール類とアルデヒド類とを、触媒の存在下で反応させて得られるものであり、その性状については特に限定されるものではない。
ノボラック型フェノール樹脂としては特に限定しないが、一般酸性物質を触媒として、フェノール類(P)とアルデヒド類(F)を反応させたものが好ましく用いられる。上記フェノール類とアルデヒド類とを反応させる際の反応モル比[F/P]としては特に限定されないが、0.5〜0.9とすることが好ましい。ノボラック型フェノール樹脂の触媒となる酸性物質としては、例えば、シュウ酸などの有機酸や塩酸、硫酸、リン酸などの鉱物酸、パラトルエンスルホン酸、パラフェノールスルホン酸などを使用することができ、これらを単独で又は2種類以上組み合わせて使用することができる。
レゾール型フェノール樹脂は、フェノール類とアルデヒド類とを、塩基性触媒として、フェノール類(P)とアルデヒド類(F)を反応させたのもが好ましく用いられる。上記フェノール類とアルデヒド類との反応させる際のモル比[F/P]としては特に限定されないが、0.7〜3.0であることが好ましい。
レゾール型フェノール樹脂の触媒となる塩基性物質としては、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化リチウム、水酸化カリウムなどのアルカリ金属の水酸化物、アンモニア水、トリエチルアミンなどの第3級アミン、カルシウム、マグネシウム、バリウムなどのアルカリ土類金属の酸化物および水酸化物、炭酸ナトリウム、ヘキサメチレンテトラミンなどのアルカリ性物質等を単独で又は2種類以上組み合わせて使用することができる。
ノボラック型フェノール樹脂又はレゾール型フェノール樹脂の原料となるフェノール類としては、特に限定されないが、例えば、フェノール、o−クレゾール、m−クレゾール、p−クレゾール等のクレゾール、2,3−キシレノール、2,4−キシレノール、2,5−キシレノール、2,6−キシレノール、3,4−キシレノール、3,5−キシレノール等のキシレノール、o−エチルフェノール、m−エチルフェノール、p−エチルフェノール等のエチルフェノール、イソプロピルフェノール、ブチルフェノール、p−tert−ブチルフェノール等のブチルフェノール、p−tert−アミルフェノール、p−オクチルフェノール、p−ノニルフェノール、p−クルミフェノール等のアルキルフェノール、フルオロフェノール、クロロフェノール、ブロモフェノール、ヨードフェノール等のハロゲン化フェノール、p−フェニルフェノール、アミノフェノール、ニトロフェノール、ジニトロフェノール、トリニトロフェノール等の1価フェノール置換体、及び1−ナフトール、2−ナフトール等の1価のフェノール類、レゾルシン、アルキルレゾルシン、ピロガロール、カテコール、アルキルカテコール、ハイドロキノン、アルキルハイドロキノン、フロログルシン、ビスフェノールA、ビスフェノールF、ビスフェノールS、ジヒドロキシナフタリン等の多価フェノール類などが挙げられる。これらを単独又は2種類以上組み合わせて使用することができる。この中でも高い機械的強度が得られることから、フェノール、クレゾール、ビスフェノールAが好ましく用いられる。
また、ノボラック型フェノール樹脂又はレゾール型フェノール樹脂の原料となるアルデヒド類も特に限定されないが、例えば、ホルムアルデヒド、パラホルムアルデヒド、トリオキサン、アセトアルデヒド、プロピオンアルデヒド、ポリオキシメチレン、クロラール、ヘキサメチレンテトラミン、フルフラール、グリオキザール、n−ブチルアルデヒド、カプロアルデヒド、アリルアデヒド、ベンズアルデヒド、クロトンアルデヒド、アクロレイン、テトラオキシメチレン、フェニルアセトアルデヒド、o−トルアルデヒド、サリチルアルデヒド等が挙げられる。これらを単独又は2種類以上組み合わせて使用することができる。この中でも、合成時の反応性が高いことから、ホルムアルデヒド、パラホルムアルデヒドが好ましく用いられる。
ノボラック型フェノール樹脂の数平均分子量は、少なくとも650、好ましくは800〜1500であることが好ましく、またレゾール型フェノール樹脂の数平均分子量は、500〜1000が好ましく、これら数平均分子量のノボラック型フェノール樹脂又はレゾール型フェノール樹脂を使用することにより、成形材料の機械的強度を向上させる上で効果がある。
ノボラック型フェノール樹脂を使用する場合、所望により従来フェノール樹脂成形材料において慣用されている各種添加剤、例えばヘキサメチレンテトラミンなどの硬化剤、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸亜鉛などの離型剤、酸化マグネシウムなどの硬化促進剤などを添加することができる。硬化剤としてのヘキサメチレンテトラミンの添加量は、特に限定されないが、ノボラック型フェノール樹脂100重量部に対して10〜25重量部程度が好ましい。添加量が下限値未満では成形時の硬化に時間を必要とし、また上限値を超えると成形物にフクレ等の不具合を生じる虞がある。離型剤としてのステアリン酸カルシウム及び硬化促進剤としての酸化マグネシウムの添加量は、ノボラック型フェノール樹脂100重量部に対してそれぞれ1〜3重量部程度が好ましい。
ノボラック型フェノール樹脂又はレゾール型フェノール樹脂の含有割合は、成形材料全体に対して樹脂分で30〜50重量%とするのが好ましい。含有割合が30重量%未満では、機械的強度が低下し、また50重量%を超えると機械的強度は高められるが、他の添加剤の添加効果を消失させる虞がある。
本発明の導電性フェノール樹脂成形材料に使用される導電フィラー(添加剤)としての黒鉛は、鱗片状黒鉛、塊状黒鉛、土状黒鉛などの天然黒鉛粉末及び人造黒鉛粉末のうちの少なくとも一つが用いられる。これら黒鉛粉末としては、平均粒径が30μm以下のものを用いるのが望ましく、より好ましくは平均粒径が5〜20μmのものを用いるのが望ましい。そして、黒鉛は、成形材料全体に対して40〜60重量%の割合で添加される。添加量が40重量%未満では所望の導電性(電気抵抗)を得ることができず、また添加量が60重量%を超えると機械的強度が劣り、また射出成形、押出成形あるいは圧縮成形が困難な材料になる虞があるので好ましくない。
本発明の導電性フェノール樹脂成形材料に使用される四ふっ化エチレン樹脂(以下「PTFE」と略称する。)は、成形材料からなる成形物(摺動部材)に主として低摩擦性を付与する作用を発揮する。PTFEは、モールディングパウダー又はファインパウダーとして主に成形用に使用される高分子量PTFEを放射照射などにより分解又はPTFEの重合時に分子量を調節して、高分子量PTFEに比べて分子量を低下させた、粉砕し易く、また分散性がよい、主に添加材料として使用される低分子量PTFEが使用されて好適である。低分子量PTFE(分子量数1,000〜数100,000)としては、三井・デュポンフロロケミカル社製の「TLP−10F(商品名)」等、ダイキン工業社製の「ルブロンL−5(商品名)」等、旭硝子社製の「フルオンL169J(商品名)」等、」喜多村社製の「KTL−8N(商品名)」、「KTL−620(商品名)」等が挙げられる。
PTFEの添加量は、成形材料全体に対して2〜10重量%、好ましくは5〜7重量%である。添加量が2重量%未満では、所望の低摩擦性を付与することができず、また10重量%を超えて添加すると低摩擦性を向上させる反面、成形性を悪化させる虞がある。
本発明においては、上記した低分子量PTFEの含有割合の一部を高分子量PTFEに置き換えることができる。この高分子量PTFEは、常態では粉末状を呈するものであるが、これを混合、混練することにより繊維状化して他の添加剤と絡み合い、補強材としての役割を担う。高分子量PTFE(分子量数1,000,000〜数10,000,000)としては、三井・デュポンフロロケミカル社製の「テフロン(登録商標)7−J(商品名)」、「テフロン(登録商標)6CJ(商品名)」等、ダイキン工業社製の「ポリフロンM−12(商品名)」、「ポリフロンF201(商品名)」等、旭硝子社製の「フルオンG163(商品名)」、「フルオンCD076(商品名)」等が挙げられる。そして、これら高分子量PTFEの添加量は、低分子量PTFEの添加量の10〜30%であることが好ましい。
本発明の導電性フェノール樹脂成形材料に使用されるモース硬度2〜4の無機ウィスカは、成形材料からなる成形物(摺動部材)に、寸法安定性、耐摩耗性及び補強性を付与する役割を担うものである。無機ウィスカの繊維長さは10〜100μmであり、成形材料中への一様な分散を行わせるためには、その繊維長さは50μm前後のものが好ましい。そして、無機ウィスカの添加量は2〜10重量%、好ましくは5〜7重量%である。添加量が2重量%未満では耐摩耗性及び補強性の付与に充分な効果が発揮されず、また添加量が10重量%を超えると、耐摩耗性及び補強性を向上させる反面、成形物(摺動部材)の摺動面に露出する割合が多くなり、往々にして相手材を損傷させるという欠点が現れる。
モース硬度2〜4の無機ウィスカとしては、チタン酸カリウムウィスカ、酸化亜鉛ウィスカ、硫酸マグネシウムウィスカを挙げることができる。これら無機ウィスカの具体例は、チタン酸カリウムウィスカとしては、平均繊維径0.2〜0.5μm、平均繊維長10〜20μm、アスペクト比20〜100の高強度単結晶ウィスカである大塚化学社製の「ティスモN(商品名):モース硬度4」あるいは川鉄鉱業社製の「タイブレックス(商品名):モース硬度4」を挙げることができる。酸化亜鉛ウィスカとしては、核部とこの核部から4方向に伸びた針状結晶部とからなるテトラポット状の三次元形状をなし、針状短繊維長2〜50μm、針状短繊維径(平均径)0.2〜3.0μmの松下アムテック社製の「パナテトラ(商品名):モース硬度4」を挙げることができる。硫酸マグネシウムウィスカとしては、平均繊維長15μm、平均繊維径0.5μmのウイスカ状の宇部興産社製の「モスハイジ(商品名):モース硬度2.5」を挙げることができる。
モース硬度が2未満であると、充分な補強効果が得られず、逆にモース高度が4を超えると相手材との摺動において、相手材を損傷させる虞がある。
モース硬度が2未満であると、充分な補強効果が得られず、逆にモース高度が4を超えると相手材との摺動において、相手材を損傷させる虞がある。
本発明の導電性フェノール樹脂成形材料は、通常次のようにして製造される。すなわち、ノボラック型フェノール樹脂粉末、必要に応じてヘキサメチレンテトラミンなどの硬化剤、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸亜鉛などの離型剤、酸化マグネシウムなどの硬化促進剤などを加えて混合するか、あるいはレゾール型フェノール樹脂粉末、塩基性物質、黒鉛粉末、PTFE粉末及び無機ウィスカを加えて混合し、これらを適量の溶剤とともにヘンシェルミキサー等の混合機にて均一に分散混合したのち、混練機で加熱しながら混練する。ついで、混練物を冷却固化したのち、適当な大きさに粉砕して成形材料とする。この成形材料を使用して所望の形状に成形すれば、本発明における導電性フェノール樹脂摺動部材が得られるが、成形方法として、射出成形法、押出成形法、圧縮成形法、トランスファー成形法などを採用することができる。特に、射出成形法は量産性に優れているので好ましく、射出成形法を使用する場合は、射出成形機で射出圧力98〜118MPa、金型温度170〜190℃で射出成形し、成形物(摺動部材等)を作製するのが好ましい。
次に、本発明を実施例に基づき詳細に説明する。なお、本発明はこれら実施例に何等限定されないのである。
実施例1〜9
ノボラック型フェノール樹脂として数平均分子量1300のノボラック型フェノール樹脂粉末(旭有機材工業社製「CP1006(商品名)」)を、黒鉛として天然鱗片状黒鉛粉末(日本黒鉛社製「CPB(商品名)」)、天然土状黒鉛粉末(日本黒鉛社製「AOP(商品名)」)及び人造黒鉛粉末(日本黒鉛社製「PAG−5(商品名)」)を、PTFEとして低分子量PTFE(ダイキン工業社製「ルブロンL−5(商品名)」)及び高分子量PTFE(ダイキン工業社製「ポリフロンF201(商品名)」)を、無機ウィスカとして酸化亜鉛ウィスカ(松下アムテック社製「パナテトラ(商品名)」)、チタン酸カリウムウィスカ(大塚化学社製「ティスモN(商品名)」)及び硫酸マグネシウムウィスカ(宇部興産社製「モスハイジ(商品名)」)をそれぞれ準備し、これらを表1ないし表2に示す成形材料となるようにヘンシェルミキサーにて均一に混合し(表中の数値は重量%である)、混練機で混練してシート状の混練物を作製し、この混練物を冷却固化したのちパワーミルで粉砕し、グラニュール(細粒)状の成形材料とした。なお、該フェノール樹脂に対し、硬化剤としてヘキサメチレンテトラミンを5.6重量%、離型剤としてステアリン酸カルシウムを0.7重量%、硬化促進剤として酸化マグネシウムを0.7重量%配合した。
ノボラック型フェノール樹脂として数平均分子量1300のノボラック型フェノール樹脂粉末(旭有機材工業社製「CP1006(商品名)」)を、黒鉛として天然鱗片状黒鉛粉末(日本黒鉛社製「CPB(商品名)」)、天然土状黒鉛粉末(日本黒鉛社製「AOP(商品名)」)及び人造黒鉛粉末(日本黒鉛社製「PAG−5(商品名)」)を、PTFEとして低分子量PTFE(ダイキン工業社製「ルブロンL−5(商品名)」)及び高分子量PTFE(ダイキン工業社製「ポリフロンF201(商品名)」)を、無機ウィスカとして酸化亜鉛ウィスカ(松下アムテック社製「パナテトラ(商品名)」)、チタン酸カリウムウィスカ(大塚化学社製「ティスモN(商品名)」)及び硫酸マグネシウムウィスカ(宇部興産社製「モスハイジ(商品名)」)をそれぞれ準備し、これらを表1ないし表2に示す成形材料となるようにヘンシェルミキサーにて均一に混合し(表中の数値は重量%である)、混練機で混練してシート状の混練物を作製し、この混練物を冷却固化したのちパワーミルで粉砕し、グラニュール(細粒)状の成形材料とした。なお、該フェノール樹脂に対し、硬化剤としてヘキサメチレンテトラミンを5.6重量%、離型剤としてステアリン酸カルシウムを0.7重量%、硬化促進剤として酸化マグネシウムを0.7重量%配合した。
実施例10〜12
レゾール型フェノール樹脂として数平均分子量750のレゾール型フェノール樹脂(旭有機材工業社製701改)を、黒鉛として天然鱗片状黒鉛粉末(前記実施例と同じ)及び天然土状黒鉛粉末(前記実施例と同じ)を、PTFEとして低分子量PTFE(前記実施例と同じ)を、無機ウィスカとして酸化亜鉛ウィスカ(前記実施例と同じ)及びチタン酸カリウムウィスカ(前記実施例と同じ)をそれぞれ準備し、これらを表3に示す成形材料となるようにヘンシェルミキサーにて均一に混合し、混練機で混練してシート状の混練物を作製し、この混練物を冷却固化したのちパワーミルで粉砕し、グラニュール(細粒)状の成形材料とした。なお、該フェノール樹脂に対し、離型剤としてステアリン酸カルシウムを1重量%、硬化促進剤として酸化マグネシウムを1重量%配合した。
レゾール型フェノール樹脂として数平均分子量750のレゾール型フェノール樹脂(旭有機材工業社製701改)を、黒鉛として天然鱗片状黒鉛粉末(前記実施例と同じ)及び天然土状黒鉛粉末(前記実施例と同じ)を、PTFEとして低分子量PTFE(前記実施例と同じ)を、無機ウィスカとして酸化亜鉛ウィスカ(前記実施例と同じ)及びチタン酸カリウムウィスカ(前記実施例と同じ)をそれぞれ準備し、これらを表3に示す成形材料となるようにヘンシェルミキサーにて均一に混合し、混練機で混練してシート状の混練物を作製し、この混練物を冷却固化したのちパワーミルで粉砕し、グラニュール(細粒)状の成形材料とした。なお、該フェノール樹脂に対し、離型剤としてステアリン酸カルシウムを1重量%、硬化促進剤として酸化マグネシウムを1重量%配合した。
比較例1
前記実施例1ないし9で使用したノボラック型フェノール樹脂と同様のノボラック型フェノール樹脂を使用し、該ノボラック型フェノール樹脂に前記実施例1ないし9で使用したのと同様の天然鱗片状黒鉛粉末を30重量%と低分子量PTFEを5重量%と酸化亜鉛ウィスカを10重量%添加してヘンシェルミキサーにて均一に混合し、混練機で混練してシート状の混練物を作製し、この混練物を冷却固化したのちパワーミルで粉砕し、グラニュール(細粒)状の成形材料とした。なお、前記実施例1ないし9と同様ノボラック型フェノール樹脂に対し、硬化剤としてヘキサメチレンテトラミンを5重量%、離型剤としてステアリン酸カルシウムを1重量%、硬化促進剤として酸化マグネシウムを1重量%配合した。
前記実施例1ないし9で使用したノボラック型フェノール樹脂と同様のノボラック型フェノール樹脂を使用し、該ノボラック型フェノール樹脂に前記実施例1ないし9で使用したのと同様の天然鱗片状黒鉛粉末を30重量%と低分子量PTFEを5重量%と酸化亜鉛ウィスカを10重量%添加してヘンシェルミキサーにて均一に混合し、混練機で混練してシート状の混練物を作製し、この混練物を冷却固化したのちパワーミルで粉砕し、グラニュール(細粒)状の成形材料とした。なお、前記実施例1ないし9と同様ノボラック型フェノール樹脂に対し、硬化剤としてヘキサメチレンテトラミンを5重量%、離型剤としてステアリン酸カルシウムを1重量%、硬化促進剤として酸化マグネシウムを1重量%配合した。
比較例2
前記実施例1ないし9で使用したノボラック型フェノール樹脂と同様のノボラック型フェノール樹脂を使用し、該ノボラック型フェノール樹脂に前記実施例1ないし9で使用したのと同様の天然鱗片状黒鉛粉末を65重量%と低分子量PTFEを2重量%と酸化亜鉛ウィスカを2重量%添加してヘンシェルミキサーにて均一に混合し、混練機で混練してシート状の混練物を作製し、この混練物を冷却固化したのちパワーミルで粉砕し、グラニュール(細粒)状の成形材料とした。なお、前記実施例1ないし9と同様、該フェノール樹脂に対し、硬化剤としてヘキサメチレンテトラミンを5.6重量%、離型剤としてステアリン酸カルシウムを0.7重量%、硬化促進剤として酸化マグネシウムを0.7重量%配合した。
前記実施例1ないし9で使用したノボラック型フェノール樹脂と同様のノボラック型フェノール樹脂を使用し、該ノボラック型フェノール樹脂に前記実施例1ないし9で使用したのと同様の天然鱗片状黒鉛粉末を65重量%と低分子量PTFEを2重量%と酸化亜鉛ウィスカを2重量%添加してヘンシェルミキサーにて均一に混合し、混練機で混練してシート状の混練物を作製し、この混練物を冷却固化したのちパワーミルで粉砕し、グラニュール(細粒)状の成形材料とした。なお、前記実施例1ないし9と同様、該フェノール樹脂に対し、硬化剤としてヘキサメチレンテトラミンを5.6重量%、離型剤としてステアリン酸カルシウムを0.7重量%、硬化促進剤として酸化マグネシウムを0.7重量%配合した。
比較例3
前記実施例10ないし12で使用したレゾール型フェノール樹脂と同様のレゾール型フェノール樹脂を使用し、該レゾール型フェノール樹脂の前記実施例10ないし12で使用したのと同様の天然鱗片状黒鉛粉末を50重量%と低分子量PTFEを5重量%添加してヘンシェルミキサーにて均一に混合し、混練機で混練してシート状の混練物を作製し、この混練物を冷却固化したのちパワーミルで粉砕し、グラニュール(細粒)状の成形材料とした。なお、該フェノール樹脂に対し、離型剤としてステアリン酸カルシウムを1重量%、硬化促進剤として酸化マグネシウムを1重量%配合した。
前記実施例10ないし12で使用したレゾール型フェノール樹脂と同様のレゾール型フェノール樹脂を使用し、該レゾール型フェノール樹脂の前記実施例10ないし12で使用したのと同様の天然鱗片状黒鉛粉末を50重量%と低分子量PTFEを5重量%添加してヘンシェルミキサーにて均一に混合し、混練機で混練してシート状の混練物を作製し、この混練物を冷却固化したのちパワーミルで粉砕し、グラニュール(細粒)状の成形材料とした。なお、該フェノール樹脂に対し、離型剤としてステアリン酸カルシウムを1重量%、硬化促進剤として酸化マグネシウムを1重量%配合した。
表1〜表4中の引張り強さ、曲げ強さ、圧縮強さ、シャルピー衝撃強さ(ノッチ付)及びロックウェル硬さ(Mスケール)はJISK6911の規定に準拠して行い、成形性はスパイラルフロー値で示した。
摺動特性は、表1〜表4に示す成形材料(重量%)を射出成形して得た内径10mm、外径14mm、長さ10mmの円筒状軸受を用いて、以下の試験条件で試験した結果を示す。表中の摩擦係数は安定時の摩擦係数を示し、摩耗量は試験時間20Hr後の軸受摩耗量(μm)を示した。
<試験条件>
荷重(面圧) 0.294N/mm2(3kgf/cm2)
すべり速度 0.17m/s(10m/min)
試験時間 20Hr
潤滑 無潤滑
相手材(軸) SUJ2(軸受鋼)
<試験条件>
荷重(面圧) 0.294N/mm2(3kgf/cm2)
すべり速度 0.17m/s(10m/min)
試験時間 20Hr
潤滑 無潤滑
相手材(軸) SUJ2(軸受鋼)
表1〜表4中の動的電気抵抗値は、上記摺動特性で試験した円筒状軸受の内径面に相手材(軸)を挿入し、相手材を0.18m/s{11m/min}の速度で一方向に回転させると共に円筒状軸受の一方向に0.1N/mm2{1.0kgf/cm2}の荷重を負荷した。この状態で、相手材と円筒状軸受外径間の電気抵抗を測定した。
上記した試験結果から、実施例1ないし12の円筒状軸受は高い導電性を示すと共に安定した摩擦係数を示し、軸受摩耗量も10μm以下という低い値を示すものであった。これに対し、比較例1ないし3の円筒状軸受はいずれも導電性及び摩擦摩耗等の摺動特性のすべてを満足するものではなかった。また、従来から現像装置の摺動部位に使用されている炭素繊維30重量%を含有したナイロン樹脂(66ナイロン)からなる円筒状軸受を上記試験条件と同じ条件で試験したところ、摩擦係数が0.3〜0.5と高い値を示して終始不安定な挙動を示すと共に相手材(軸)を損傷させる欠点が現れ、また動的電気抵抗値も0.3〜0.62kΩと上記実施例から成る円筒状軸受より劣っていることを確認した。
以上説明したように、本発明の導電性フェノール樹脂成形材料及びこの成形材料を成形して得られた導電性を有する軸受等の摺動部材は、高い導電性を有すると共に優れた摺動特性を発揮するものであり、現像装置の摺動部位の軸受などの摺動部材に適用して好適である。
Claims (7)
- 黒鉛40〜60重量%、四ふっ化エチレン樹脂2〜10重量%、モース硬度2〜4の無機ウィスカ2〜10重量%、残部がフェノール樹脂からなる導電性フェノール樹脂成形材料。
- 黒鉛は、鱗片状黒鉛、土状黒鉛及び塊状黒鉛から選択された天然黒鉛、人造黒鉛あるいはこれらの混合物が使用される請求項1に記載の導電性フェノール樹脂成形材料。
- モース硬度2〜4の無機ウィスカは、チタン酸カリウムウィスカ、酸化亜鉛ウィスカ及び硫酸マグネシウムウィスカのうちの少なくとも一つが使用される請求項1又は2に記載の導電性フェノール樹脂成形材料。
- フェノール樹脂は、ノボラック型フェノール樹脂又はレゾール型フェノール樹脂である請求項1から3のいずいれか一項に記載の導電性フェノール樹脂成形材料。
- ノボラック型フェノール樹脂は、数平均分子量が少なくとも650である請求項1から4のいずれか一項に記載の導電性フェノール樹脂成形材料。
- レゾール型フェノール樹脂は、数平均分子量が500〜1000である請求項1から4のいずれか一項に記載の導電性フェノール樹脂成形材料。
- 請求項1から6のいずれかに記載の導電性フェノール樹脂成形材料を所望の形状に成形してなる導電性フェノール樹脂摺動部材。
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