JP2011014849A - 液処理装置、液処理方法及び記憶媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】横方向に一列に配置された基板保持部を備えた複数の液処理部と、これら液処理部に対して共用化された処理液ノズルと、を備えた液処理装置において、前記処理液ノズルから基板への処理液の落下を抑え、歩留りの低下を防ぐこと。
【解決手段】各処理液ノズルに接続されたフレキシブルな処理液通流部材と、前記処理液通流部材の下流側が前記支持体駆動機構の移動に応じて移動し、その上流側が前記支持体駆動機構の移動に応じて移動しないように前記液処理部に対してその位置を固定する固定部と、前記処理液通流部材に前記固定部より上流側に設けられ、当該処理液通流部材の振動を検出するための振動センサと、振動センサからの検出信号に基づいて処理液ノズルからの液垂れ及び処理液の滴下に対する対処動作を行う対処手段と、を備えるように装置を構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、基板に処理液を供給して液処理を行う液処理装置、液処理方法及び記憶媒体に関する。
半導体製造工程の一つであるフォトレジスト工程においては、半導体ウエハ(以下、ウエハという)の表面にレジストを塗布し、このレジストを所定のパターンで露光した後に現像してレジストパターンを形成している。このような処理は、一般にレジストの塗布、現像を行う塗布、現像装置に露光装置を接続したシステムを用いて行われる。
この塗布、現像装置にはウエハに処理液を供給して液処理を行う各種の液処理モジュールが設けられている。この液処理モジュールとしてはウエハに例えばレジストを塗布するレジスト塗布モジュール(レジスト塗布装置)がある。レジスト塗布モジュールはウエハを保持するスピンチャックと、そのスピンチャックに保持されたウエハを囲むように設けられた排液手段及び排気手段を備えたカップとからなる塗布処理部と、を備える。また、レジスト塗布モジュールは、ウエハにレジストを吐出するためのレジスト吐出ノズルと、前記レジスト供給前にウエハに処理液例えばシンナーを吐出して前記レジストの濡れ性を向上させるためのシンナー吐出ノズルと、を備えている。これらレジスト吐出ノズル及びシンナー吐出ノズルはそれらを支持するアームに取り付けられ、前記カップ上と、各ノズルを待機させるためにカップの外側に設けられたノズルバスとの間を移動する。
ところで近年は、多品種少量生産の要請から濃度や成分の異なる複数種類のレジストを使い分ける場合がある。レジストをそのように使い分けるために、互いに異なる種類のレジストを夫々供給するための複数のラインに夫々接続された複数のレジスト吐出ノズルを、前記アームが処理を切り替えるたびに持ち替えることが考えられる。しかし、装置構成を簡素化する目的から、それら複数のレジスト吐出ノズルと、シンナー吐出ノズルとを一つにまとめた集合ノズルを一つのアームに取り付けて駆動させる構造とする場合がある。各ノズルには、各種の薬液供給源に接続された可撓性を有する配管の一端が夫々接続され、アームの駆動に合わせて各配管が移動することになる。
さらに、装置構成を簡素化するために単一のレジスト塗布モジュール内においては例えば前記カップを備えた塗布処理部が横並びで複数個設けられる場合がある。この場合、これら各塗布処理部とノズルバスとは例えば直線上に配設され、各塗布処理部に対して共通化された前記アームが、ノズルバスとカップ間とを移動しながらレジスト塗布処理を行う。スループット向上のため、前記アームが移動開始点から終了点までを最短距離で移動することが求められるので、塗布処理部及びノズルバスの配列方向と平行に直線状に移動する。従って、このように構成されたレジスト塗布モジュールでは、その構造上各ノズルがカップ上を横切ることになる。そして、各ノズルをウエハ上に移動させてから直ちにレジスト及びシンナーの吐出を開始するために、ノズルの先端近くまでこれらの液が満たされる。
しかし、上記のように構成した装置ではアームが駆動するときの振動や、屈曲による配管の内圧変動により、当該配管が振動してしまう場合があり、その配管の振動が上記のように各液が満たされた集合ノズル先端に伝わると、各ノズルの先端から液垂れひいては液滴落下が生じてしまうおそれがある。集合ノズルがカップ上を横切るときにスピンチャックや処理前または処理済みのウエハ上にそのように液滴が落下すると、スピンチャックの汚れによりパーティクルが発生したり、製品ウエハの塗布不良を引き起こして歩留りが低下してしまうおそれがある。特許文献1の装置は上記の集合ノズル及び複数の塗布処理部を備えているが、上記の問題を解決する手段については記載されていない。
特開2008−103374
本発明はこのような事情の下になされたものであり、その目的は、横方向に一列に配置された基板保持部を備えた複数の液処理部と、これら液処理部に対して共用化され、液処理部の配列方向に沿って設けられた複数の処理液ノズルと、を備えた液処理装置において、前記処理液ノズルから基板及び基板保持部への処理液の落下を抑え、歩留りの低下を防ぐことができる液処理装置、液処理方法及び記憶媒体を提供することにある。
本発明の液処理装置は、各々上側に開口部が形成されたカップの中に基板を水平に保持する基板保持部を設けて構成され、互いに横方向に一列に配置された複数の液処理部と、
これら複数の液処理部に対して共用化され、基板に処理液を供給するために支持体に設けられた処理液ノズルと、
前記処理液ノズルを待機させるために設けられたノズルバスと、
前記液処理部の各々の上方領域と前記ノズルバスとの間で、前記支持体を介して各処理液ノズルを液処理部の列に沿って移動させるための支持体駆動機構と、
処理液ノズルに処理液を供給するためのフレキシブルな処理液通流部材と、
前記処理液通流部材をその下流側が前記支持体駆動機構の移動に応じて移動し、その上流側が前記支持体駆動機構の移動に応じて移動しないように前記液処理部に対してその位置を固定する固定部と、
前記処理液通流部材に前記固定部より上流側に設けられ、当該処理液通流部材の振動を検出し、その振動に応じて検出信号を出力する振動センサと、
前記振動センサからの検出信号に基づいて処理液ノズルからの液垂れ及び処理液の滴下に対する対処動作を行う対処手段と、
を備えたことを特徴とする。
前記振動センサは、例えば前記振動センサは、床から浮くように設けられた処理液通流部材の振動を検出し、前記処理液ノズルは、前記液処理部の配列方向に沿って複数設けられ、各処理液ノズルに前記処理液通流部材が接続されており、複数の処理液通流部材を囲む外管が設けられ、前記振動センサは、その外管に設けられていてもよい。前記対処手段は、例えば予め設定された振動量よりも大きい振動が検出されたときにアラームを出力するアラーム発生手段を備えており、前記対処手段は、予め設定された振動量よりも大きい振動が検出されたときに支持体駆動機構の移動及び液供給手段による処理液ノズルからの処理液の吐出の少なくとも一方を停止させる停止手段を備えていてもよく、前記対処手段は、各処理液ノズルの先端部を撮像する撮像手段と、予め設定された振動量よりも大きい振動が検出されたときにのみ前記撮像手段による撮像に基づき、どの処理液ノズルに液垂れまたは処理液の滴下が発生したかを判断する判断手段と、を備えていてもよい。その場合、例えば前記処理液ノズルごとに前記判断手段により液垂れまたは処理液の滴下が発生したと判断された時刻を記憶する記憶手段と、その記憶された時刻に基づいて液垂れまたは処理液の滴下が発生する周期を演算する演算手段と、を備えていてもよい。
本発明の液処理方法は、各々上側に開口部が形成されたカップの中に基板を水平に保持する基板保持部を備え、互いに横方向に一列に配置された複数の液処理部に対して共用化され、支持体に設けられた処理液ノズルから基板に処理液を供給する工程と、
前記液処理部の列に沿って設けられたノズルバスに処理液ノズルを待機させる工程と、
支持体駆動機構により前記液処理部の各々の上方領域と前記ノズルバスとの間で、前記支持体を介して処理液ノズルを液処理部の列に沿って移動させる工程と、
フレキシブルな処理液通流部材を介して各処理液ノズルに夫々処理液を供給する工程と、
前記処理液通流部材は、その下流側が前記支持体駆動機構の移動に応じて移動し、その上流側が前記支持体駆動機構の移動に応じて移動しないように前記液処理部に対してその位置が固定されていることと、
前記処理液通流部材に前記固定部より上流側に設けられた振動センサにより当該処理液通流部材の振動を検出し、その振動に応じて検出信号を出力する工程と、
前記検出信号に基づいて、対処手段により処理液ノズルからの液垂れ及び処理液の滴下に対する対処動作を行う工程と、
を、備えたことを特徴とする。
前記対処出力を発する工程は、予め設定された振動量よりも大きい振動が検出されたときにアラームを出力する工程を含んでいてもよく、前記対処出力を発する工程は、予め設定された振動量よりも大きい振動が検出されたときに、支持体駆動機構の移動及び液供給手段による処理液ノズルからの処理液の吐出の少なくとも一方を停止させる工程を含んでいてもよい。さらに前記対処動作を行う工程は、撮像手段により処理液ノズルの先端部を撮像する工程と、 前記撮像手段による撮像結果に基づき、どの処理液ノズルに液垂れまたは処理液の滴下が発生したかを判断手段により判断する工程と、前記検出信号の出力に基づいて判断手段による判断が行われる工程と、を含んでいてもよい。この場合、記憶手段により前記処理液ノズルごとに前記判断手段により液垂れまたは処理液の滴下が発生したと判断された時刻を記憶する工程と、 演算手段によりその記憶された時刻に基づいて液垂れまたは処理液の滴下が発生する周期を演算する工程と、を備えていてもよい。
また、本発明の記憶媒体は、基板に対する液処理を行う液処理装置に用いられるコンピュータプログラムが記憶された記憶媒体であって、前記コンピュータプログラムは、上述の液処理方法を実施するためのものであることを特徴とする。
本発明によれば、各処理液ノズルに接続されたフレキシブルな処理液通流部材と、前記処理液通流部材の下流側が前記支持体駆動機構の移動に応じて移動し、その上流側が前記支持体駆動機構の移動に応じて移動しないように液処理部に対してその位置を固定する固定部と、前記処理液通流部材に前記固定部より上流側に設けられ、当該処理液通流部材の振動を検出し、その振動に応じて検出信号を出力する振動センサと、前記振動センサからの検出信号に基づいて処理液ノズルからの液垂れ及び処理液の滴下に対する対処動作を行う対処手段と、従って、前記処理液ノズルから基板及び基板保持部への処理液の滴下を防ぐことができるので、歩留りの低下を抑えることができる。
本発明に係るレジスト塗布装置の斜視図である。 前記レジスト塗布装置の平面図である。 前記レジスト塗布装置の塗布処理部の構成図である。 前記レジスト塗布装置のレジスト供給部のアームの裏面側の斜視図である。 前記レジスト供給部の配管の平面図である。 前記配管の側面図である。 前記配管の断面図である。 前記レジスト供給部の移動する様子を示す説明図である。 前記アームの集合ノズルから液垂れが発生した状態を示す説明図である。 レジストがウエハに塗布される工程を示した工程図である。 前記レジスト塗布装置の制御部の構成図である。 各出力信号の波形の一例を示したグラフである。 制御部の処理工程を示したフローチャートである。 ノズルバスに薬液が吐出される様子を示した説明図である。 他の制御部の構成図である。 前記制御部の処理工程を示したフローチャートである。 前記レジスト塗布装置を備えた塗布、現像装置の平面図である。 前記塗布、現像装置の斜視図である。 前記塗布、現像装置の縦断平面図である。 異なる位置に取り付けた振動センサからの出力を示したグラフである。
(第1の実施形態)
本発明の液処理装置の一例であるレジスト塗布装置1について、その斜視図、上面図である図1、図2を夫々参照しながら説明する。レジスト塗布装置1は3つの塗布処理部11a、11b、11cと、レジスト供給部3と、レジスト膜の周縁部除去機構61a、61b、61cと、レジスト供給部3の各ノズルを待機させるためのノズルバス29と、を備えている。
液処理部である塗布処理部11a〜11cは横方向に一列に配列されている。各塗布処理部11a〜11cは各々同様に構成されており、ここでは塗布処理部11aを例に挙げて、その縦断側面を示した図3も参照しながら説明する。塗布処理部11aは夫々ウエハWの裏面中央部を吸着して水平に保持する基板保持部であるスピンチャック12aを備え、スピンチャック12aは回転軸13aを介して回転駆動機構14aと接続されている。スピンチャック12aは、回転駆動機構14aを介してウエハWを保持した状態で鉛直軸回りに回転自在に構成されており、その回転軸上にウエハWの中心が位置するように設定されている。回転駆動機構14aは後述の制御部7からの制御信号を受けてスピンチャック12aの回転速度を制御する。
スピンチャック12aの周囲にはスピンチャック12a上のウエハWを囲むようにして上方側に開口部20aを備えたカップ21aが設けられており、カップ21aの側周面上端側は内側に傾斜した傾斜部22aを形成している。カップ21aの底部側には例えば凹部状をなす液受け部23aが設けられている。液受け部23aは、隔壁24aによりウエハWの周縁下方側に全周に亘って外側領域と内側領域とに区画されている。外側領域の底部には貯留したレジストなどのドレインを排出するための排液口25aが設けられ、内側領域の底部には処理雰囲気を排気するための排気口26a,26aが設けられている。排気口26a,26aには排気管27aの一端が接続されており、排気管27aの他端は、排気ダンパ28aを介して例えばレジスト塗布装置1が設置された工場の排気路に接続されている。排気ダンパ28aは、制御部7からの制御信号を受けてカップ21a内の排気量を制御する。
図中15aは、昇降自在に構成された昇降ピンであり、カップ21a内に3本設けられている(図1及び図3では便宜上2本のみ表示している)。レジスト塗布装置1にウエハWを搬送する図示しない基板搬送手段の動作に応じて、制御部7から出力された制御信号に応じて昇降機構16aが昇降ピン15aを昇降させ、その基板搬送手段とスピンチャック12aとの間でウエハWが受け渡される。
塗布処理部11b、11cについて塗布処理部11aの各部に対応する部分については、塗布処理部11aの説明で用いた数字と同じ数字を用い、且つaの代わりにb、cを夫々付して各図中に示している。また、各塗布処理部11a〜11cの各カップは、後述のように液垂れ発生時に各カップ間にてその液垂れを起こしているノズルから液の吐出処理を行い、液垂れ除去を行うために間隔をおいて配列されている。
次に、レジスト供給部3の構成について説明する。レジスト供給部3は、駆動機構31と、アーム33と、集合ノズル40と、を備えている。駆動機構31は、当該駆動機構31を支持する基部30において、塗布処理部11a〜11cの配列方向に伸長したガイド32の長さ方向に沿って横方向に移動する。基部30には各塗布処理部11a〜11bが固定される。アーム33は駆動機構31から、当該駆動機構31の移動方向に直交するように水平方向に伸びており、その先端側は集合ノズル40を支持するノズルヘッド34として構成されている。また、駆動機構31はアーム33を昇降させ、各塗布処理部11へ移動する際に、アーム33及び集合ノズル40が周縁部除去機構61a〜61c及びカップ21a〜21cと干渉しないように構成されている。また、駆動機構31には後述の外管を束ねて、その動きを規制する役割を有する規制部35が設けられている。
図4はアーム33の下側を示した斜視図である。集合ノズル40は、濃度や成分の異なる10種類のレジストを夫々供給する10本のレジスト吐出ノズル41と、ウエハW上でレジストを広がり易くするための処理液例えばシンナーを供給するシンナー吐出ノズル42と、からなる。ここではレジスト及びシンナーを総称して薬液と呼ぶ。各ノズル41、42は、アーム33によるこれらノズル41,42の移動方向と並行に配列されている。
各ノズル41、42は鉛直下方に開口した薬液の吐出口を備えている。各ノズル41、42は駆動機構31の横方向の移動により、ウエハWの中心部上に移動することができ、鉛直軸周りに回転するウエハWの中心部に各吐出口から薬液を吐出する。吐出された薬液は遠心力によりウエハWの周縁部へと展伸するいわゆるスピンコーティングによってウエハW表面全体に塗布される。
各レジスト吐出ノズル41、シンナー吐出ノズル42には薬液供給配管43、44の一端が接続され、これらの薬液供給配管43、44の他端は図3に示すように流量制御部45を介して薬液供給ユニット46に接続されている。薬液供給配管43,44は互いに同様に構成されている。薬液供給ユニット46は、各ノズル41,42に夫々供給する薬液が貯留されたタンクと、タンク内を加圧して当該タンク内の薬液をノズルへ送液するための送液手段と、を備えた薬液供給機構47により構成されており、薬液供給機構47はノズル41,42と同じ数である11基設けられている。流量制御部45はバルブ48を含み、制御部7から出力される制御信号を受けて各バルブ48の開閉が制御され、10種類のレジストとシンナーとを切り替えてウエハWに供給することができるようになっている。
ノズルヘッド34からその上流側に向かって、5本の薬液供給配管43、5本の薬液供給配管43及び1本の薬液供給配管44は、外管51、51に夫々被覆されている。各配管の構成を示した図5〜図7も参照しながら説明する。図5は後述の固定部52付近の各配管の平面図、図6は固定部52付近の側面図、図7は外管51及び薬液供給配管43、44の縦断面を示している。外管51の上流側は、ノズルヘッド34から駆動機構31の規制部35に向かって伸び、当該規制部35にて屈曲され、基部30上を、塗布処理部11a〜11cの配列方向に向かって伸びている。さらに、その配列方向に伸びた外管51の上流端は、固定部52、振動検出部53を介してその基部30の外側に向かって伸びている。外管51の端部から各薬液供給配管43、44が引き出され、各薬液供給配管43、44は既述のように流量制御部45を介して薬液供給ユニット46に接続されている。
また図中54は電気用配管であり、各種の電気配線を含んでいる。電気用配管54の一端は駆動機構31に接続され、他端は規制部35を介して、固定部52へ向かい、さらに当該固定部52の下方へ向かって伸びている。外管51及び電気用配管54は蛇腹状の配管として構成されている。固定部52と規制部35との間において、これら各外管51と電気用配管54とは被覆部材55に被覆され、規制部35から固定部52までの間は互いに並列状に接続されている。外管51、電気用配管54、薬液供給配管43、44及び被覆部材55は図8(a)、(b)に示すような駆動機構31の横方向の移動を妨げないように、フレキシブルに構成されている。
また、図7に示す外管51の内径L1は例えば12mm〜15mmであり、薬液供給管43,44の外径L2は例えば3mm〜4mmである。駆動機構31の移動を妨げないように駆動機構31が移動したときに、薬液供給配管43,44は外管51内をその径方向に移動できる。つまり、外管51に薬液供給管43,44が常に密着しているわけではなく、外管51と薬液供給管43,44との間には遊びがある。外管51は各薬液供給配管43,44を束ねて、これら配管43,44の動きを規制し、駆動機構31の移動により各薬液供給配管43,44が絡まったり、装置1の各部に引っかかったりすることを防ぐ役割と、これら薬液供給配管43,44の振動を振動検出部53により一括で監視するための役割とを有する。
前記固定部52は、外管51及び電気用配管54を基部30上に固定する、つまり各液処理部11a〜11cに対して固定する役割を有している。また、図6に示すように外管51は固定部52により基部30の表面から浮くように支持されており、前記振動検出部53は外管51においてこの固定部52より上流側の基部30表面から浮いた箇所に取り付けられている。振動検出部53は、全体として下向きのコ字型に形成された支持部56を備えている。支持部56は、2本の外管51の上側に設けられた上部材56aと、上部材56aの両端から下方に伸びて2本の外管54を左右から挟む側部材56bと、により構成され、上部材56a上には振動センサ57が設けられている。駆動機構31が横方向に移動すると、薬液供給配管43,44は図7中点線の矢印で示すように薬液供給配管43,44の振動ないしはばたつきが起こる場合があり、配管43,44同士で衝突、離間が起きる。そして、それによって外管51が振動し、その振動が支持部56に伝わり、振動センサ57が振動する。当該振動センサ57はその振動が大きいほど、制御部7へ出力する信号レベルが大きくなる。図6中L3で示す固定部52から支持部56までの距離は1mm〜5mmであり、またH1で示す基部30表面から支持部56までの高さは1mm〜2mmである。
図4に戻って説明を続ける。当該アーム33の裏面側には画像を取得するためのイメージセンサであるカメラ36と、光源37とが設けられている。カメラ36は例えば広角レンズを備え、ノズル41,42の配列方向と略直交する方角からこれらノズル41,42の先端部を撮像し、後述のようにユーザがノズル41,42からの液垂れ及び液滴落下を確認することができるようになっている。撮像を行う際に光源37はノズル41,42を照らす。この実施の形態ではカメラ36はレジスト塗布処理中、制御部7に常時画像を送信している。ここで、液垂れとは図9に示すようにノズル41、42の先端より下方に薬液が露出した状態を意味し、液滴落下(処理液の滴下)とはこの液垂れが成長した結果、前記先端より薬液が分離した状態を意味する。
続いて塗布膜周縁部除去機構61a〜61cについて説明する。塗布膜周縁部除去機構61a〜61cは、塗布処理部11a〜11cの夫々のウエハWに形成されたレジスト膜の周縁部を除去しての当該周縁部の膜の剥がれを防止するために設けられている。各塗布膜周縁部除去機構61a〜61cは、レジスト膜の溶剤であるシンナーを供給するシンナー吐出ノズル62と、当該シンナー吐出ノズル62を保持するアーム63と、アーム63を保持する駆動機構64と、を備えている。駆動機構64は、アーム63を昇降させると共にガイド65に沿って塗布処理部11a〜11cの配列方向であるY方向に移動する。
図中66a〜66cは、上側が開口したカップ状に形成されたノズルバスであり、各シンナー吐出ノズル62は、処理を行わないときに夫々ノズルバス66a〜66c内に収納されて待機し、処理を行うときに対応する塗布処理部11a〜11cのウエハWの周縁部上に移動する。また、ノズルバス29は、集合ノズル40が移動するY方向の一端側に設けられており、上側が開口したカップ状に形成されている。集合ノズル40はウエハWに処理を行わないときには、このノズルバス29内に収納されて待機する。液垂れ及び液滴落下が検出されたときには排液領域をなすこれらのノズルバス29、66a〜66c内に薬液が吐出される場合があり、ノズルバス29、66a〜66c内にはその吐出された薬液を排液する図示しない排液路が設けられている。
続いて、レジスト塗布装置1によりウエハWにレジストを塗布する工程について説明する。塗布装置1の外部の基板搬送手段によって例えば塗布処理部11aに搬送されたウエハWは、昇降ピン15aを介してスピンチャック12aに受け渡される。その後、ノズルバス29にて待機している集合ノズル40がアーム33を介して上昇し、当該ノズルバス29から出た後、Y方向に移動して、シンナー吐出ノズル42がウエハWの中心部上に位置したら(図10(a))、アーム33が下降する。このアーム33の移動動作と並行してスピンチャック12aを回転させ、その回転中のウエハW上にシンナーを供給する。シンナーがスピンコーティングされた後、当該処理にて用いられるレジスト吐出ノズル41がウエハWの中心部上に位置するように、アーム33がY方向に移動する。この移動動作と並行して、ウエハWの回転数が上昇し、ウエハW上にレジストRが供給され、スピンコーティングにより、ウエハW表面全体にレジストRが塗布される(図10(b))。
前記レジストR供給停止後、ウエハWの回転数を低下させ、レジストRの厚さを均一にし、次いで再び回転数を上昇させることによりコーティングしたレジストRを振り切り乾燥して、レジスト膜を形成する。この間、アーム33が上昇位置に移動した後、ノズルバス29上へと横方向に移動し、然る後下降して当該ノズルバス29内で待機する。一方、振り切り乾燥の完了したウエハWに対しては、そのウエハWが回転した状態でシンナー吐出ノズル61からシンナーが供給されて、ウエハW周縁部に塗布したレジスト膜が除去される。然る後、レジスト膜の場合と同様にシンナーの振り切り乾燥を行って一連の液処理を完了する。
シンナー吐出ノズル61を周縁部除去機構61aのノズルバス66aまで退避させたあと、ウエハWは昇降ピン15aを介して装置1の外部の基板搬送手段に受け渡され、レジスト塗布装置1から搬出される。こうして各塗布処理部11a〜11cには、例えば予め設定されたウエハWの搬送サイクルに従って前記基板搬送手段によりウエハWが所定の間隔で順次搬送される。そして、アーム33は塗布処理部11aに移動したときと同様に他の塗布処理部にも移動し、上述のレジスト塗布処理が行われる。
この例では、アーム33はノズルバス29から先にウエハWが搬送された塗布処理部11に移動し、そこで液処理を終えた後、一旦ノズルバス29に戻り、後にウエハWが搬送された塗布処理部11に移動する。ただし、ノズルバス29から一の塗布処理部に移動後、ノズルバス29に戻らず、他の塗布処理部11に移動して処理を行い、例えば複数回塗布処理部11間を移動した後、ノズルバス29に戻るようにアーム33を動作させてもよい。
続いて、レジスト塗布装置1に設けられた例えばコンピュータからなる制御部7について、その構成を示した図11を参照しながら説明する。図中70はバスであり、制御部7はこれらバス70に接続された処理プログラム71、第1のメモリ72、第2のメモリ73、CPU74、操作部75、表示部76を備えている。第1のメモリ72には処理温度、処理時間、各薬液の供給量または電力値などの処理パラメータの値が書き込まれる領域を備えている。CPU74が処理プログラム71の各命令を実行する際これらの処理パラメータが読み出され、そのパラメータ値に応じた制御信号がこのレジスト塗布装置1の各部に送られる。処理プログラム71の作用としては、これら処理パラメータの入力操作や表示に関する動作も含まれる。処理プログラム71は、例えばフレキシブルディスク、コンパクトディスク、ハードディスク、MO(光磁気ディスク)及びメモリーカードなどのコンピュータ記憶媒体により構成されたプログラム格納部77に格納されて制御部7にインストールされる。
第2のメモリ73には、カメラ36から送信される集合ノズル40先端の画像データと、後述の異常アラームを発生させるための基準となる第1の閾値及び第2の閾値と、異常アラームの発生時刻やそれに基づいて演算される各種の演算結果とが記憶される。前記第2の閾値は第1の閾値より大きく、第1の閾値は、振動検出部53からの出力信号(検出信号)電圧と比較されて警告アラームの発生を行うかどうかの判定基準となる設定値である。第2の閾値は、振動検出部53からの出力信号電圧と比較され、レジスト処理停止及び処理停止アラームの発生を行うかどうかの判定基準となる設定値である。記憶された前記画像データについて、通常は第2のメモリ73の使用容量を抑えるために処理プログラム71により例えば所定の時間経過後に当該第2のメモリ73から消去されるが、後述のように異常発生時の画像として記憶されたデータは、ユーザが削除するまで保存される。
操作部75としてはマウス、キーボードなどにより構成されており、例えば既述の処理パラメータの設定はこの操作部75により行われる。さらにユーザは、配管の振動が検出されたときに操作部75を介して集合ノズル40を任意のノズルバス上へと移動させ、撮像された画像に基づいて、液垂れ及び液滴落下が起きているノズルから薬液をそのノズルバスに吐出させる処理(ダミーディスペンス)を行うことができる。また、レジスト塗布処理を行う前にユーザは予め操作部75を介して前記第1の閾値及び第2の閾値の設定と、警告アラームが何回発生するごとにカメラ36からの画像を異常発生時の画像として保存するか、という基準回数の設定と、配管の振動が検出されたときに取る対処処置として、レジスト塗布装置1での処理停止を行うかどうかの設定と、を行うことができる。
バス70にはアラーム発生部79が接続されている。このアラーム発生部79は、装置の異常を示す異常アラームとして、液垂れ及び液滴落下が起きた可能性があることを示す警告アラーム、装置の処理停止が行われたことを示す処理停止アラームを夫々出力する。その他に、アラーム発生部79は、装置のメンテナンス推奨時期に至ったことを示す告知用アラーム、ユーザにノズルの監視を促す確認促進アラームを夫々出力する。具体的に、アラーム発生部79は表示画面を備え、その表示画面に各種の警告の内容が表示される。また、バス70にはドライバ38が接続されている。ドライバ38は制御部7から出力された制御信号を受けて、その制御信号に応じて駆動機構31を前記Y方向に移動させるための信号を当該駆動機構31に出力する。また、ドライバ38は駆動機構31が横方向に移動していないときには、常時所定の電圧値(基準値)の信号を出力し、駆動機構31を横方向に移動させているときにはその基準値よりも大きいかあるいは小さい電圧値の移動信号を出力する。
表示部76は例えばディスプレイとして構成される。この表示部76は、カメラ36から送信された画像を表す領域と、振動センサ57からの出力信号(便宜上、振動検出信号と呼ぶ)及びドライバ38からの出力信号(便宜上、移動信号と呼ぶ)の波形を表す領域と、後述のように演算される異常アラームが発生する周期及びメンテナンス推奨時期を示す領域とを備えている。図12には前記移動信号及び振動検出信号の波形を表す領域の一例を示しており、図中のグラフの縦軸には電圧を、横軸には時間を夫々表している。グラフ中の各鎖線はユーザが設定した第1の閾値、第2の閾値を夫々示している。
図12中の区間K1には集合ノズル40がノズルバス29から塗布処理部11aへ移動したときにドライバ38から出力される信号の波形が、区間K2には塗布処理部11aからノズルバス29へ移動したときにドライバ38から出力される信号の波形が夫々示されている。また、区間K3にはノズルバス29から塗布処理部11bへ移動したときにドライバ38から出力される信号の波形が、区間K4には塗布処理部11bからノズルバス29へ移動したときにドライバ38から出力される信号の波形が夫々示されている。また、区間K5にはノズルバス29から塗布処理部11cへ移動したときにドライバ38から出力される信号の波形が、区間K6には塗布処理部11cからノズルバス29へ移動したときにドライバ38から出力される信号の波形が夫々示されている。この図に示すように、駆動機構31が移動中は基準値である5Vよりも大きいかあるいは小さい電圧の信号が出力される。この図では、集合ノズル40が塗布処理部11cからノズルバス29へ移動する間に、第1の閾値を越える振動検出信号が、振動検出部53から出力された例を示している。
さらに、バス70には既述のカメラ36、光源37、流量制御部45、薬液供給ユニット46などが接続されており、ウエハWへのレジスト塗布処理と、振動検出時に所定の対処動作とを実行することができるようになっている。また、例えばウエハWの搬送を制御する上位コンピュータから制御部7にはレジスト塗布装置1に搬送されるウエハWのIDと、そのウエハWが搬送されるタイミング及び搬送先の塗布処理部と、塗布されるべきレジストの種類のデータが送信される。そのデータに基づいて処理プログラム71は、集合ノズル40を各塗布処理部11に移動させ、ウエハWに応じたノズルによりレジスト塗布処理が行われる。
続いて、図13のフローチャートを参照しながら処理プログラム71が上記のレジスト塗布処理中に行う判定工程について説明する。先ず処理プログラム71は、振動センサ57から出力された振動検出信号の電圧が第1の閾値以上であるかどうかを判定する(ステップS1)。ステップS1で第1の閾値以上であると判定した場合、そのような振動検出信号が出力されたタイミングにおいて、前記ドライバ38から出力された移動信号の電圧が基準値であるかどうかを判定する(ステップS2)。
ステップS2で、前記移動信号が基準値ではないと判定された場合、処理プログラム71は、ステップS1で第1の閾値以上と判定された振動検出信号が第2の閾値以上であるかどうかを判定すると共にその振動検出信号の電圧値を第2のメモリ73に記憶する(ステップS3)。ステップS3で、振動検出信号が第2の閾値以上ではないと判定された場合、処理プログラム71はアラーム発生部79を介して、集合ノズル40が横方向に移動中に液垂れ及び液滴落下が起きた可能性があることを示す警告アラームを発生させる。さらに、処理プログラム71は、その警告アラームの発生時刻を第2のメモリ73に記憶する。そして、今回の警告アラーム発生時刻と、過去に第2のメモリ73に記憶された警告アラーム発生時刻及び処理停止アラーム発生時刻とから各異常アラームの発生間隔の平均を、異常アラーム発生周期として算出する。そして、今回の警告アラーム発生時刻にその発生周期を加えた時刻を、次回の異常アラーム発生予想時期として算出し、算出された異常アラーム発生周期及び次回の異常アラーム発生予想時期が表示部76に表示される(ステップS4)。
その後、処理プログラム71は、カメラ36からの画像を最後に異常発生時の画像として保存してから、警告アラームが発生した回数の合計が、ユーザが設定した基準回数に達しているかどうかを判定する(ステップS5)。ステップS5で基準回数に達していると判定された場合には、処理プログラム71はステップS2開始から所定の期間に撮像された集合ノズル40の先端部の画像を異常発生時の画像として第2のメモリ73に記憶させ、さらにその画像を表示部76に表示する(ステップS6)。さらに処理プログラム71は、ユーザに表示部76の確認を促すための確認促進アラームを発生させる。
ユーザは表示部76に表示された画像に基づいて、液垂れ及び液滴落下を起こしているノズルがあるか確認する。そのように液垂れ及び液滴落下を起こしているノズルを確認した場合は、ユーザは任意のタイミングで操作部75を介してレジスト塗布処理の中断処理を行う。然る後、集合ノズル40を任意のノズルバス上に移動させ、液垂れ及び液滴落下を起こしているノズルから薬液をそのノズルバスに吐出させる。これによって、吐出口内の薬液を一旦除去して液滴落下を防止すると共に液垂れを押し流して除去し、ノズルを正常状態に復帰させる。図14では一例としてノズルバス66aに薬液を吐出する様子を示しているが、他のノズルバス29、66b、66cに薬液を吐出する場合も同様である。然る後、ユーザは操作部75を介して、通常のレジスト塗布処理を再開させる処理を行い、各アラームを停止させる。前記表示部76の画像をユーザが判断して、液垂れ及び液滴落下を起こしているノズルが無い場合は、ユーザはノズルバスへの薬液吐出を行わず、各アラームの停止処理を行う(ステップS7)。ステップS5で基準回数に達していないと判定された場合には、例えば所定の時間経過後に警告アラームの発生が停止し、通常のレジスト塗布処理が続行される(ステップS8)。
また、ステップS3で振動検出信号が第2の閾値以上である判定された場合、処理プログラム71は、ユーザにより処理停止の設定がなされているかどうかを判定する(ステップS9)。処理停止の設定がなされていると判定された場合、処理プログラム71により駆動機構31の移動、各塗布処理部11でのレジスト塗布処理及び基板搬送手段によるレジスト塗布装置1へのウエハWの搬送が停止し、アラーム発生部79により処理停止アラームが発生する。さらに、処理プログラム71は、その処理停止アラームの発生時刻を第2のメモリ73に記憶する。そして、今回の処理停止アラームの発生時刻と、過去に第2のメモリ73に記憶された警告アラーム発生時刻及び処理停止アラーム発生時刻とに基づいて、ステップS4と同様に異常アラーム発生周期及び次回の異常アラーム発生予想時期を算出し、表示部76に表示する(ステップS10)。ユーザは処理停止アラームに基づいて、レジスト塗布装置1のメンテナンスを行い、アラームの発生を停止させた後(ステップS11)、操作部75から通常処理を再開するための操作を行う。
ステップS9で処理停止の設定がなされていないと判定された場合には、ステップS5以降の処理が実施される。また、ステップS1で振動検出信号が第1の閾値よりも低いと判定された場合及びステップS2で、ドライバ38から出力された移動信号が基準値であると判定した場合、通常のレジスト塗布処理が継続される(ステップS12)。
そして、処理プログラム71は、ステップS4及びS10で演算された、異常アラーム発生予想時期が近づくと、メンテナンス推奨時期が来たことを告知する告知用アラームをアラーム発生部79により発生させる。ユーザはそのアラームに基づいて装置1のメンテナンスを行うことができる。既述のようにステップS3が実行されると振動検出信号の電圧値が記憶され、その電圧値は表示部76に表示される。この電圧値は、振動センサ57が検出した配管の振動量に対応するのでメンテナンスを行う際に適宜ユーザにより参照される。
また、例えばステップS3が実行されると、前記時刻に装置に搬入されているウエハW及び前記時刻以降に装置に搬入されたウエハWのIDが第2のメモリ73に記憶される。このウエハWのIDの記憶は、例えばステップS7でノズルバスへの薬液吐出処理が行われるか、ステップS8で所定の時間が経過して警告アラームが停止するか、あるいはステップS10で装置の処理停止が行われるまで継続され、記憶されたウエハWのIDは表示部76に表示される。ユーザは、レジスト塗布後に行われる検査工程において、そのように表示部76に表示されたウエハのIDに基づいて、ウエハWを選択して検査することができる。
上記の実施形態によれば、配管に振動検出部53を設け、駆動機構31が横方向に移動しているときにその振動センサ57の検出結果に基づいて、警告アラームを発生させてユーザの注意を促したり、処理停止アラームを発生させると共にレジスト塗布処理を停止させることができる。従って、集合ノズル40が、各塗布処理部11a〜11c上を移動するにあたり、ウエハWやスピンチャック12a〜12cに薬液が滴下して、正常な処理が妨げられたり、パーティクルとなったりすることが抑えられる。その結果として製品の歩留りの低下を抑えることができる。また、通常のレジスト塗布処理時において、集合ノズル40を支持するアーム33の動きは、この振動検出部53による配管43,44の振動の検出を行うことで影響しないので、このような配管の振動の監視を行うことによるスループットの低下を抑えることができる。また、この実施形態では配管43、44を2本の配管51で束ね、それらの配管51上に振動センサ57を設けることで、各配管43,44の振動を一つの振動センサ57により一括で監視している。このような構成とすることで、使用するノズルの数に関わらず、1つのレジスト塗布装置1に振動センサ57を1つだけ設ければよいため、装置の構成部品点数の増加を抑えることができる。また、上記の実施形態では基部30から浮いた外管51に振動検出部53が設けられることで、その振動検出の感度が高く構成されているため好ましい。
さらに、上記の実施形態では異常が起きる周期を算出し、その周期に基づいて異常が発生する予想時期を算出し、その時期が近づくとレジスト塗布装置1のメンテナンス推奨時期に至ったことを示す告知用アラームが出力される。従って、ユーザは適正なメンテナンスタイミングを知ることができる。
ところで、配管の振動が起きやすくなる原因として、配管を構成する材質の劣化による、配管の強度や可撓性の変化がある。そこで、例えばユーザは任意の期間を操作部75から設定し、その期間について第2のメモリ73に記憶できるようになっている。そして、上記のように算出される異常アラーム発生周期がその設定された期間より短くなると、配管43,44の交換及び装置のメンテナンスを促すためのアラームが、アラーム発生部79から出力されるようにしてもよい。
(第2の実施形態)
続いて第2の実施形態について第1の実施形態との差異点を中心に説明する。図15は、第2の実施形態の制御部7の構成を示している。この制御部7はカメラ36により撮像された画像を解析する解析プログラム7Aを備えており、通常は、解析プログラム7Aは処理を停止している。また、制御部7は、例えばアーム33の先端側から見て左から順にNo.1、No.2・・・No.11というようにノズル番号を付して、その番号毎に後述するように異常アラームの発生時刻を管理している。この第2の実施形態では検出された振動が第1の閾値以上になる度に集合ノズル40の先端の画像解析を行って、液垂れ及び液滴落下を検出してノズル毎に異常アラーム発生予想時期を管理する。
図16のフローチャートを参照しながら、第2の実施形態の処理工程について説明する。先ず、第1の実施形態のステップS1と同様に振動検出信号の電圧が第1の閾値以上であるか判定され(ステップT1)、ステップT1で第1の閾値以上であると判定された場合、ステップS2と同様に移動信号の電圧が基準値であるかどうかの判定が行われる(ステップT2)。ステップT2で前記移動信号が基準値ではないと判定された場合、解析プログラム7Aが起動する(ステップT3)。起動した解析プログラム7Aは第2のメモリ73に記憶された画像に基づいて、液垂れ及び液滴落下を起こしているノズルがあるかどうかを判定する(ステップT4)。前記画像による判定後、解析プログラム7Aはその動作を停止する。液垂れ及び液滴落下を起こしているノズルがあると判定された場合、ステップS3と同様に処理プログラム71は、前記振動検出信号が第2の閾値以上であるかどうかを判定する(ステップT5)。
ステップT5で第2の閾値以上ではないと判定された場合、処理プログラム71はアラーム発生部79により警告アラームを発生させ、さらに液垂れ及び液滴落下を起こしたと判定されたノズル番号とその警告アラームの発生時刻とを対応付けて記憶する。そして、処理プログラム71はその液垂れ及び液滴落下を起こしたノズルについて、今回の警告アラーム発生時刻と、過去に第2のメモリ73に記憶された警告アラーム発生時刻及び処理停止アラーム発生時刻とから異常アラームの発生周期及び次回の異常アラーム発生予想時期を演算する。これらの異常アラーム発生周期及び次回の異常アラーム発生予想時期の算出方法については第1の実施形態と同様であるが、第2の実施形態ではノズルごとに算出される。また、第2の実施形態では処理プログラム71により、集合ノズル40が自動で任意のノズルバス上に移動し、液垂れ及び液滴落下が起きていると判定されたノズルからそのノズルバスへ薬液が吐出される(ステップT6)。ただし、第1の実施形態と同様にユーザの操作により、このような薬液の吐出が行われてもよい。
ステップT5で第2の閾値以上であると判定された場合、処理プログラム71は、ユーザにより処理停止が選択されているかどうかを判定し(ステップT7)、処理停止が選択されていないと判定された場合、上記ステップT6が実施される。また、ステップT7で処理停止が選択されていると判定された場合、処理プログラム71は第1の実施形態のステップS10と同様に処理停止を行い、アラーム発生部79により処理停止アラームを発生させる。そして、液垂れ及び液滴落下を起こしたと判定されたノズル番号とその処理停止アラームの発生時刻とを対応付けて記憶する。そして、ステップT6と同様に処理プログラム71はその液垂れ及び液滴落下を起こしたノズルについて、今回の処理停止アラーム発生時刻と、過去に第2のメモリ73に記憶された異常アラーム発生時刻とから異常アラームの発生周期及び次回の異常アラームの発生予想時期を演算する(ステップT8)。ステップT1で振動検出信号の電圧が第1の閾値以上ではないと判定された場合、ステップT2で移動信号の電圧が基準値であると判定された場合及びステップT4で液垂れ及び液滴落下を起こしているノズルが無いと判定された場合は、通常のレジスト塗布処理が続行される(ステップT9)。
そして、第1の実施形態と同様に算出された次回の異常アラーム発生予想時期が近づくと、処理プログラム71は、メンテナンス告知用アラームを出力する。この第2の実施形態ではノズルごとに異常アラーム発生予想時期を求めているので、ノズルごとにそのメンテナンス告知用アラームが出力される。従って、ユーザはその告知されたノズルに対応した薬液供給配管43,44の状態の確認を行うことができる。
この第2の実施形態においても第1の実施形態と同様に歩留りの低下を抑えることができる。また、上記の実施形態においては駆動機構31の移動時において、振動検出部からの振動検出信号が所定の値より大きくなったときにのみ、つまり配管の振動量が所定の値よりも大きくなったときにのみ、解析プログラム7Aが動作してカメラ36から制御部7に送信された画像の解析が行われる。従って、解析プログラム7Aを実行することによるCPU74の負荷を抑えることができるため好ましい。なお、第1の実施形態で説明した配管の交換を促すためのアラームを発生させる手法は後述の第2の実施形態にも適用できる。その場合、第2の実施形態ではノズルごとに異常アラーム発生周期を算出しているので、ノズルごとにメンテナンス推奨時期を知らせる告知用アラームが出力される。
第1の実施形態及び第2の実施形態において、カメラ36については上記の例では異常発生時に速やかに撮像を行うためにレジスト塗布処理中は常に電源がオンになっており、画像データは常時制御部7に送信されている。しかし、ステップS2及びステップT2で移動信号が基準値ではないと判定された場合、つまり駆動機構31が横方向に移動中に配管が所定の量以上振動したと判定されたときにのみ、電源がオンになり、制御部7への画像データの送信が行われてもよい。また、各実施形態において各ノズルバス及び塗布処理部は上記のように直線方向ではなく周方向に配列され、集合ノズル40を支持したアーム33がその配列方向に移動する構成であってもよい。また、上記の実施形態では複数のノズルにより構成された集合ノズルを用いているが、ノズルが一本の液処理装置にも本発明を適用することができる。一本のみ設けられ所定の薬液を供給する構成であっても良い。配管43,44は外管に被覆されず、これら配管43,44に直接振動センサ57が設けられていてもよい。
以下、上記のレジスト塗布装置1が組み込まれた塗布、現像装置110について説明する。図17は塗布、現像装置110に露光装置C4が接続されたレジストパターン形成システムの平面図を示しており、図18は同システムの斜視図である。また、図19は塗布、現像装置110の縦断面図である。この塗布、現像装置110にはキャリアブロックC1が設けられており、その載置台111上に載置された密閉型のキャリアCから受け渡しアーム112がウエハWを取り出して処理ブロックC2に受け渡す。また、処理ブロックC2から受け渡しアーム112が処理済みのウエハWを受け取ってキャリアCに戻すように構成されている。キャリアCは多数枚のウエハWを含み、各ウエハWは順次処理ブロックC2へと搬送される。
前記処理ブロックC2は、図18に示すようにこの例では現像処理を行うための第1のブロック(DEV層)B1、レジスト膜の下層の反射防止膜の形成を行うための第2のブロック(BCT層)B2、レジスト膜の塗布を行うための第3のブロック(COT層)B3、レジスト膜の上層に形成される保護膜の形成を行うための第4のブロック(ITC層)B4を、下から順に積層して構成されている。
処理ブロックC2の各層は平面視同様に構成されている。第3のブロック(COT層)B3を例に挙げて説明すると、COT層B3は塗布膜としてレジスト膜を形成するレジスト塗布モジュール113と、このレジスト塗布モジュール113にて行われる処理の前処理及び後処理を行うための加熱・冷却系の処理モジュール群を構成する棚モジュールU1〜U4と、を備えている。また、COT層B3は、前記レジスト塗布モジュールと加熱・冷却系の処理モジュール群との間に設けられ、これらの間でウエハWの受け渡しを行う搬送アームA3を備えている。このレジスト塗布モジュール113が既述のレジスト塗布装置1に、搬送アームA3が既述の基板搬送手段に相当する。
前記棚モジュールU1〜U4は搬送アームA3が移動する搬送領域R1に沿って配列され、夫々上記の加熱モジュール、冷却モジュールが積層されることにより構成される。加熱モジュールは載置されたウエハを加熱するための加熱板を備えており、冷却モジュールは載置されたウエハを冷却するための冷却板を備えている。
第2のブロック(BCT層)B2、第4のブロック(ITC層)B4については、前記レジスト塗布モジュールに相当する反射防止膜形成モジュール、保護膜形成モジュールが夫々設けられている。これらモジュールにおいてレジストの代わりに塗布液として反射防止膜形成用の薬液、保護膜形成用の薬液が夫々ウエハWに供給されることを除けばCOT層B3と同様の構成である。
第1のブロック(DEV層)B1については一つのDEV層B1内にレジスト塗布モジュールに対応する現像モジュールが2段に積層されている。各現像モジュール113は夫々既述の現像装置2に相当し、共通の筐体内に3基の現像処理部や既述の各ノズルを含んでいる。また、DEV層B1にはこの現像モジュール113の前処理及び後処理を行うための加熱・冷却系の処理モジュール群を構成する棚モジュールU1〜U4が設けられている。そしてDEV層B1内には、これら2段の現像モジュールと、前記加熱・冷却系の処理モジュールとにウエハWを搬送するための搬送アームA1が設けられている。つまり2段の現像モジュールに対して搬送アームA1が共通化されている構成となっている。
更に処理ブロックC2には、図17及び図19に示すように棚モジュールU5が設けられ、キャリアブロックC1からのウエハWは前記棚モジュールU5の一つの受け渡しモジュール、例えば第2のブロック(BCT層)B2の対応する受け渡しモジュールCPL2に順次搬送される。第2のブロック(BCT層)B2内の搬送アームA2は、この受け渡しモジュールCPL2からウエハWを受け取って各モジュール(反射防止膜形成モジュール及び加熱・冷却系の処理モジュール群)に搬送し、これらモジュールにてウエハWには反射防止膜が形成される。
その後、ウエハWは棚モジュールU5の受け渡しモジュールBF2、受け渡しアームD1、棚モジュールU5の受け渡しモジュールCPL3に順に搬送され、そこで例えば23℃に温度調整される。然る後、ウエハWは搬送アームA3を介して第3のブロック(COT層)B3に搬入され、レジスト塗布モジュールにてウエハWの表面にレジスト膜が形成される。更にウエハWは、搬送アームA3→棚モジュールU5の受け渡しモジュールBF3→受け渡しアームD1を経て棚モジュールU5における受け渡しモジュールBF3に受け渡される。なおレジスト膜が形成されたウエハWは、第4のブロック(ITC層)B4にて更に保護膜が形成される場合もある。この場合は、ウエハWは受け渡しモジュールCPL4を介して搬送アームA4に受け渡され、保護膜の形成された後搬送アームA4により受け渡しモジュールTRS4に受け渡される。
一方DEV層B1内の上部には、棚モジュールU5に設けられた受け渡し部115から棚モジュールU6に設けられた受け渡し部116にウエハWを直接搬送するための専用の搬送手段であるシャトル117が設けられている。レジスト膜や更に保護膜の形成されたウエハWは、受け渡しアームD1を介して受け渡しモジュールBF3、TRS4から受け渡し部115に受け渡され、ここからシャトル117により棚モジュールU6の受け渡し部116に直接搬送され、インターフェイスブロックC3に取り込まれることになる。なお図19中のCPLが付されている受け渡しモジュールは温調用の冷却モジュールを兼ねており、BFが付されている受け渡しモジュールは複数枚のウエハWを載置可能なバッファモジュールを兼ねている。
次いで、ウエハWはインターフェイスアーム118により露光装置C4に搬送され、ここで所定の露光処理が行われた後、棚モジュールU6の受け渡しモジュールTRS6に載置されて処理ブロックC2に戻される。戻されたウエハWは、第1のブロック(DEV層)B1にて現像処理が行われ、搬送アームA1により棚モジュールU5の受け渡しモジュールTRS1に受け渡される。その後、受け渡しアーム112を介してキャリアCに戻される。
本発明の液処理装置を上記の例ではレジスト塗布装置として構成しているが、例えばこの塗布、現像装置1に設けられた現像モジュール、反射防止膜形成モジュールとして構成し、レジストの代わりに各モジュールに対応する薬液を吐出するものであってもよい。また、それ以外の処理液を基板に供給する装置として本発明を構成してもよい。
(評価試験)
上記の第1の実施形態のレジスト塗布装置1と、振動センサ57を支持部56に設ける代わりに固定部52に設けた参照装置とで、振動検出信号の波形の比較を行った。図20は、それらの信号の波形を示している。参照装置の波形はグラフを見やすくするために、レジスト塗布装置の波形に対して上側にずらして描いているが、振動を検出しない場合にはどちらも出力は0Vである。グラフ中には矢印で駆動機構31を横方向に移動させた区間を示している。このグラフから明らかなように装置1では参照装置に比べてS/N比が大きく、配管の振動の変化が明確に示されている。従って上記の実施形態のように振動センサ57を固定部52の上流側に設けることが有効である。
1 レジスト塗布装置
11a〜11c 塗布処理部
12a〜12c スピンチャック
21a〜21c 開口部
29 ノズルバス
3 レジスト供給部
31 駆動機構
33 アーム
40 集合ノズル
41 レジスト吐出ノズル
42 シンナー吐出ノズル
43,44 薬液供給配管
51 外管
52 固定部
53 振動検出部
7 制御部
71 処理プログラム

Claims (13)

  1. 各々上側に開口部が形成されたカップの中に基板を水平に保持する基板保持部を設けて構成され、互いに横方向に一列に配置された複数の液処理部と、
    これら複数の液処理部に対して共用化され、基板に処理液を供給するために支持体に設けられた処理液ノズルと、
    前記処理液ノズルを待機させるために設けられたノズルバスと、
    前記液処理部の各々の上方領域と前記ノズルバスとの間で、前記支持体を介して各処理液ノズルを液処理部の列に沿って移動させるための支持体駆動機構と、
    処理液ノズルに処理液を供給するためのフレキシブルな処理液通流部材と、
    前記処理液通流部材をその下流側が前記支持体駆動機構の移動に応じて移動し、その上流側が前記支持体駆動機構の移動に応じて移動しないように前記液処理部に対してその位置を固定する固定部と、
    前記処理液通流部材に前記固定部より上流側に設けられ、当該処理液通流部材の振動を検出し、その振動に応じて検出信号を出力する振動センサと、
    前記振動センサからの検出信号に基づいて処理液ノズルからの液垂れ及び処理液の滴下に対する対処動作を行う対処手段と、
    を備えたことを特徴とする液処理装置。
  2. 前記振動センサは、床から浮くように設けられた処理液通流部材の振動を検出することを特徴とする請求項1記載の液処理装置。
  3. 前記処理液ノズルは、前記液処理部の配列方向に沿って複数設けられ、各処理液ノズルに前記処理液通流部材が接続されており、複数の処理液通流部材を囲む外管が設けられ、前記振動センサは、その外管に設けられていることを特徴とする請求項1または2記載の液処理装置。
  4. 前記対処手段は、予め設定された振動量よりも大きい振動が検出されたときにアラームを出力するアラーム発生手段を備えていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一つに記載の液処理装置。
  5. 前記対処手段は、予め設定された振動量よりも大きい振動が検出されたときに支持体駆動機構の移動及び液供給手段による処理液ノズルからの処理液の吐出の少なくとも一方を停止させる停止手段を備えることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一つに記載の液処理装置。
  6. 前記対処手段は、処理液ノズルの先端部を撮像する撮像手段と、
    この前記撮像手段による撮像結果に基づき、どの処理液ノズルに液垂れまたは処理液の滴下が発生したかを判断する判断手段と、
    を備え、前記検出信号の出力に基づいて判断手段による判断が行われることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一つに記載の液処理装置。
  7. 前記処理液ノズルごとに前記判断手段により液垂れまたは処理液の滴下が発生したと判断された時刻を記憶する記憶手段と、
    その記憶された時刻に基づいて液垂れまたは処理液の滴下が発生する周期を演算する演算手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項6記載の液処理装置。
  8. 各々上側に開口部が形成されたカップの中に基板を水平に保持する基板保持部を備え、互いに横方向に一列に配置された複数の液処理部に対して共用化され、支持体に設けられた処理液ノズルから基板に処理液を供給する工程と、
    前記液処理部の列に沿って設けられたノズルバスに処理液ノズルを待機させる工程と、
    支持体駆動機構により前記液処理部の各々の上方領域と前記ノズルバスとの間で、前記支持体を介して処理液ノズルを液処理部の列に沿って移動させる工程と、
    フレキシブルな処理液通流部材を介して各処理液ノズルに夫々処理液を供給する工程と、
    前記処理液通流部材は、その下流側が前記支持体駆動機構の移動に応じて移動し、その上流側が前記支持体駆動機構の移動に応じて移動しないように前記液処理部に対してその位置が固定されていることと、
    前記処理液通流部材に前記固定部より上流側に設けられた振動センサにより当該処理液通流部材の振動を検出し、その振動に応じて検出信号を出力する工程と、
    前記検出信号に基づいて、対処手段により処理液ノズルからの液垂れ及び処理液の滴下に対する対処動作を行う工程と、
    を、備えたことを特徴とする液処理方法。
  9. 前記対処出力を発する工程は、予め設定された振動量よりも大きい振動が検出されたときにアラームを出力する工程を含むことを特徴とする請求項8記載の液処理方法。
  10. 前記対処出力を発する工程は、予め設定された振動量よりも大きい振動が検出されたときに、支持体駆動機構の移動及び液供給手段による処理液ノズルからの処理液の吐出を停止させる工程を含むことを特徴とする請求項8または9記載の液処理方法。
  11. 前記対処動作を行う工程は、撮像手段により処理液ノズルの先端部を撮像する工程と、
    前記撮像手段による撮像結果に基づき、どの処理液ノズルに液垂れまたは処理液の滴下が発生したかを判断手段により判断する工程と、
    前記検出信号の出力に基づいて判断手段による判断が行われる工程と、
    を含むことを特徴とする請求項8ないし10のいずれか一つに記載の液処理方法。
  12. 記憶手段により前記処理液ノズルごとに前記判断手段により液垂れまたは処理液の滴下が発生したと判断された時刻を記憶する工程と、
    演算手段によりその記憶された時刻に基づいて液垂れまたは処理液の滴下が発生する周期を演算する工程と、
    を備えたことを特徴とする請求項11に記載の液処理方法。
  13. 基板に対する液処理を行う液処理装置に用いられるコンピュータプログラムが記憶された記憶媒体であって、
    前記コンピュータプログラムは、請求項8ないし12のいずれか一つに記載の液処理方法を実施するためのものであることを特徴とする記憶媒体。
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