JP6393661B2 - 基板液処理装置 - Google Patents

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Description

開示の実施形態は、基板液処理装置に関する。
従来、半導体ウェハやガラス基板といった基板に対し、所定の処理液を用いて洗浄処理等の液処理を行う複数の処理部を備えた基板液処理装置が知られている。
また、基板液処理装置には、各処理部へ処理液を供給する処理液供給系が設けられる。処理液供給系はたとえば、処理液を貯留するタンクと、タンクに接続された循環ラインと、循環ラインから分岐して各処理部に接続される分岐ラインとを備えている。
なお、かかる基板処理装置においては、処理が繰り返される間に、タンク内の処理液が徐々に目減りするため、所定のトリガーを基に処理液が補充される(たとえば、特許文献1参照)。
特開2007−109738号公報
しかしながら、上述した従来技術には、異常発生時に処理途中の基板を可能な限り処理完了させるという点で更なる改善の余地がある。
具体的には、たとえば処理供給系に不具合が生じてタンクへ処理液が補充されなくなった場合、その時点で処理を中断するか、または、各処理部にタンク内の残りの処理液にて並列に基板を処理させるが、残りの処理液での処理の途中でその残りも尽きてしまえば、各処理部の基板は多くが処理途中となってしまう。このため、異常発生時において製品不良となる基板を増やしてしまうおそれがある。
実施形態の一態様は、異常発生時に処理途中の基板を可能な限り処理完了させることができる基板液処理装置を提供することを目的とする。
実施形態の一態様に係る基板液処理装置は、貯留部と、複数の処理部と、検出部と、制御部とを備える。貯留部は、処理液を貯留する。複数の処理部は、貯留部から供給される処理液を使用してそれぞれ基板を処理する。検出部は、貯留部内の処理液の残量を検出する。制御部は、予め設定されたレシピ情報に従って、処理部による処理を含む一連の基板液処理を実行させる。また、制御部は、基板液処理に関する異常が発生した場合に、検出部の検出結果に基づき、複数の処理部のうち、異常が発生した時点において処理液を使用して基板を処理している処理部の中から少なくとも一つを、貯留部内の残りの処理液を使用して処理を継続する継続処理部として選択するとともに、継続処理部として処理を継続させるにあたり、異常が発生した後に処理部それぞれにおいて必要となる処理液の必要量に基づいてかかる必要量の少ない処理部から優先的に継続処理部として選択する
実施形態の一態様によれば、異常発生時に処理途中の基板を可能な限り処理完了させることができる。
図1は、第1の実施形態に係る基板処理システムの概略構成を示す図である。 図2は、処理ユニットの概略構成を示す図である。 図3は、基板処理システムが備える処理液供給系の概略構成を示す図である。 図4は、処理液供給系の具体的な構成の一例を示す図である。 図5は、制御装置のブロック図である。 図6は、処理ユニットにおいて実行される一連の基板処理の処理手順を示すフローチャートである。 図7Aは、異常時振分処理の概要を示す図(その1)である。 図7Bは、異常時振分処理の概要を示す図(その2)である。 図7Cは、異常時振分処理の概要を示す図(その3)である。 図7Dは、異常時振分処理の概要を示す図(その4)である。 図8Aは、異常時振分処理の説明図(その1)である。 図8Bは、異常時振分処理の説明図(その2)である。 図9は、異常時振分処理の処理手順を示すフローチャートである。 図10は、第2の実施形態に係る処理液供給系の具体的な構成の一例を示す図である。 図11は、第2の実施形態に係る制御装置のブロック図である。 図12Aは、ゾーン間で優先付けを行う場合の説明図(その1)である。 図12Bは、ゾーン間で優先付けを行う場合の説明図(その2)である。
以下、添付図面を参照して、本願の開示する基板液処理装置の実施形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
また、以下では、処理液がバッファードフッ酸(BHF)であり、かかるBHFを使用した液処理の一例として、エッチング処理が行われる場合を主たる例に挙げて説明を行う。
(第1の実施形態)
図1は、本実施形態に係る基板処理システムの概略構成を示す図である。以下では、位置関係を明確にするために、互いに直交するX軸、Y軸およびZ軸を規定し、Z軸正方向を鉛直上向き方向とする。
図1に示すように、基板処理システム1は、搬入出ステーション2と、処理ステーション3とを備える。搬入出ステーション2と処理ステーション3とは隣接して設けられる。
搬入出ステーション2は、キャリア載置部11と、搬送部12とを備える。キャリア載置部11には、複数枚の基板、本実施形態では半導体ウェハ(以下ウェハW)を水平状態で収容する複数のキャリアCが載置される。
搬送部12は、キャリア載置部11に隣接して設けられ、内部に基板搬送装置13と、受渡部14とを備える。基板搬送装置13は、ウェハWを保持するウェハ保持機構を備える。また、基板搬送装置13は、水平方向および鉛直方向への移動ならびに鉛直軸を中心とする旋回が可能であり、ウェハ保持機構を用いてキャリアCと受渡部14との間でウェハWの搬送を行う。
処理ステーション3は、搬送部12に隣接して設けられる。処理ステーション3は、搬送部15と、複数の処理ユニット16とを備える。複数の処理ユニット16は、搬送部15の両側に並べて設けられる。
搬送部15は、内部に基板搬送装置17を備える。基板搬送装置17は、ウェハWを保持するウェハ保持機構を備える。また、基板搬送装置17は、水平方向および鉛直方向への移動ならびに鉛直軸を中心とする旋回が可能であり、ウェハ保持機構を用いて受渡部14と処理ユニット16との間でウェハWの搬送を行う。
処理ユニット16は、基板搬送装置17によって搬送されるウェハWに対して所定の基板処理を行う。
また、基板処理システム1は、制御装置4を備える。制御装置4は、たとえばコンピュータであり、制御部18と記憶部19とを備える。記憶部19には、基板処理システム1において実行される各種の処理を制御するプログラムが格納される。制御部18は、記憶部19に記憶されたプログラムを読み出して実行することによって基板処理システム1の動作を制御する。
なお、かかるプログラムは、コンピュータによって読み取り可能な記憶媒体に記録されていたものであって、その記憶媒体から制御装置4の記憶部19にインストールされたものであってもよい。コンピュータによって読み取り可能な記憶媒体としては、たとえばハードディスク(HD)、フレキシブルディスク(FD)、コンパクトディスク(CD)、マグネットオプティカルディスク(MO)、メモリカードなどがある。
上記のように構成された基板処理システム1では、まず、搬入出ステーション2の基板搬送装置13が、キャリア載置部11に載置されたキャリアCからウェハWを取り出し、取り出したウェハWを受渡部14に載置する。受渡部14に載置されたウェハWは、処理ステーション3の基板搬送装置17によって受渡部14から取り出されて、処理ユニット16へ搬入される。
処理ユニット16へ搬入されたウェハWは、処理ユニット16によって処理された後、基板搬送装置17によって処理ユニット16から搬出されて、受渡部14に載置される。そして、受渡部14に載置された処理済のウェハWは、基板搬送装置13によってキャリア載置部11のキャリアCへ戻される。
次に、処理ユニット16の概略構成について図2を参照して説明する。図2は、処理ユニット16の概略構成を示す図である。
図2に示すように、処理ユニット16は、チャンバ20と、基板保持機構30と、処理流体供給部40と、回収カップ50とを備える。
チャンバ20は、基板保持機構30と処理流体供給部40と回収カップ50とを収容する。チャンバ20の天井部には、FFU(Fan Filter Unit)21が設けられる。FFU21は、チャンバ20内にダウンフローを形成する。
基板保持機構30は、保持部31と、支柱部32と、駆動部33とを備える。保持部31は、ウェハWを水平に保持する。支柱部32は、鉛直方向に延在する部材であり、基端部が駆動部33によって回転可能に支持され、先端部において保持部31を水平に支持する。駆動部33は、支柱部32を鉛直軸まわりに回転させる。かかる基板保持機構30は、駆動部33を用いて支柱部32を回転させることによって支柱部32に支持された保持部31を回転させ、これにより、保持部31に保持されたウェハWを回転させる。
処理流体供給部40は、ウェハWに対して処理流体を供給する。処理流体供給部40は、処理流体供給源70に接続される。
回収カップ50は、保持部31を取り囲むように配置され、保持部31の回転によってウェハWから飛散する処理液を捕集する。回収カップ50の底部には、排液口51が形成されており、回収カップ50によって捕集された処理液は、かかる排液口51から処理ユニット16の外部へ排出される。また、回収カップ50の底部には、FFU21から供給される気体を処理ユニット16の外部へ排出する排気口52が形成される。
次に、基板処理システム1が備える処理液供給系の概略構成について図3を参照して説明する。図3は、基板処理システム1が備える処理液供給系の概略構成を示す図である。
図3に示すように、基板処理システム1が備える処理液供給系は、複数の処理ユニット16に処理液を供給する処理流体供給源70を有している。
処理流体供給源70は、処理液を貯留するタンク102と、タンク102から出てタンク102に戻る循環ライン104とを有している。循環ライン104にはポンプ106が設けられている。ポンプ106は、タンク102から出て循環ライン104を通りタンク102に戻る循環流を形成する。ポンプ106の下流側において循環ライン104には、処理液に含まれるパーティクル等の汚染物質を除去するフィルタ108が設けられている。必要に応じて、循環ライン104に補機類(例えばヒータ等)をさらに設けてもよい。
循環ライン104に設定された接続領域110に、1つまたは複数の分岐ライン112が接続されている。各分岐ライン112は、循環ライン104を流れる処理液を対応する処理ユニット16に供給する。各分岐ライン112には、必要に応じて、流量制御弁等の流量調整機構、フィルタ等を設けることができる。
基板処理システム1は、タンク102に、処理液または処理液構成成分を補充するタンク液補充部116を有している。タンク102には、タンク102内の処理液を廃棄するためのドレン部118が設けられている。
次に、上述した処理液供給系の構成について図4を参照してより詳細に説明する。図4は、処理液供給系の具体的な構成の一例を示す図である。
図4に示すように、処理液供給系において、タンク102は、第1センサS1と、第2センサS2と、第3センサS3と、第4センサS4と、多点センサS5とを備える。
第1センサS1は、タンク102内の処理液の液位がタンク102の底部近傍へ到達するのを検出するセンサであり、ポンプ106を停止させる停止液位を監視するためのものである。
第2センサS2は、タンク102内の処理液の液位が、処理液の補充が必要であることを示す所定の要補充位置へ到達するのを検出するセンサである。なお、第2センサS2は、「第2の検出部」の一例に相当する。制御装置4は、かかる第2センサS2による処理液の液位の検出を受け付けた場合、タンク液補充部116にタンク102へ処理液または処理液構成成分を補充させる。
第3センサS3は、タンク102内の処理液の液位が、所定の定量位置にあることを検出するセンサである。第4センサS4は、タンク102内の処理液の液位が、所定の上限位置へ到達するのを検出するオーバーフロー防止用のセンサである。
制御装置4は、かかる第4センサS4による処理液の液位の検出を受け付けた場合、たとえば処理液の液位が定量位置に回復するまで各処理ユニット16への次のウェハWの投入を禁止するといったいわゆるインターロック制御を行うことが可能である。
多点センサS5は、少なくとも、第2センサS2および第3センサS3の検出する液位の間隔、あるいは、第3センサS3および第4センサS4の検出する液位の間隔よりも狭い間隔で、処理液の液位を検出可能に設けられたセンサ群である。
なお、多点センサS5は、検出可能な液位が、第1センサS1、第2センサS2、第3センサS3および第4センサS4の少なくともいずれかと重複するように設けられていてもよい。
これにより、多点センサS5を、処理液の液位の精確な検出用としてだけでなく、第1センサS1、第2センサS2、第3センサS3および第4センサS4のバックアップ用としても用いることができる。
なお、第1センサS1、第2センサS2、第3センサS3、第4センサS4および多点センサS5はそれぞれ、たとえば静電容量センサであってもよいし、N2等の不活性ガスを処理液の液面へ吹きつけた際の圧力変化によって液位を検出する圧力センサであってもよい。また、投受光部による光の屈折の検出によって液位を検出するファイバーセンサ等であってもよい。
また、処理液供給系において、タンク液補充部116は、補充液補充ライン170を備える。
補充液補充ライン170は、補充液をタンク102へ供給するラインであり、バルブ171を介して補充液供給源172に接続される。補充液は、たとえば処理ユニット16へ供給される処理液として適切な濃度に希釈された新たな処理液である。なお、補充液供給源172は、たとえば処理液の原液を供給する原液供給源と、DIW(純水)等の希釈液を供給する希釈液供給源とを含んで構成されてもよい。
次に、制御装置4についてより具体的に図5を参照して説明する。図5は、制御装置4のブロック図である。なお、図5では、本実施形態の特徴を説明するために必要な構成要素を機能ブロックで表しており、一般的な構成要素についての記載を省略している。
換言すれば、図5に図示される各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。たとえば、各機能ブロックの分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することが可能である。
さらに、制御装置4の各機能ブロックにて行なわれる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPU(Central Processing Unit)などのプロセッサおよび当該プロセッサにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得るものである。
まず、既に述べたように、制御装置4は、制御部18と記憶部19とを備える(図1参照)。制御部18は、たとえばCPUであり、記憶部19に記憶された図示しないプログラムを読み出して実行することにより、たとえば図5に示す機能ブロック18aおよび18bとして機能する。つづいて、この機能ブロック18aおよび18bについて説明する。
図5に示すように、たとえば制御部18は、基板処理実行部18aと、異常時振分部18bとを備える。また、記憶部19は、レシピ情報19aを記憶する。
制御部18は基板処理実行部18aとして機能する場合、記憶部19に記憶されたレシピ情報19aに従って処理ユニット16および処理液供給系を制御して、ウェハWに対して処理液を供給してエッチングを行う「エッチング処理」、ウェハWに対してリンス液を供給する「リンス処理」、および、ウェハWを乾燥させる「乾燥処理」を含む一連の基板処理(基板液処理)を実行させる。
なお、図5に示す処理液供給系中、タンク102は処理液を貯留する。そして、各処理ユニット16はタンク102から供給される処理液を使用してそれぞれウェハWを処理する。多点センサS5は、タンク102内の処理液の液位を常時監視する。
レシピ情報19aは、基板処理の内容を示す情報である。具体的には、基板処理中において処理ユニット16に対して実行させる各処理の内容が予め処理シーケンス順に登録された情報である。
ここで、制御部18により制御され、処理ユニット16において実行される一連の基板処理の処理手順について、図6を参照して説明しておく。図6は、処理ユニット16において実行される一連の基板処理の処理手順を示すフローチャートである。
図6に示すように、処理ユニット16では、まず、ウェハWの搬入処理が行われる(ステップS101)。かかる搬入処理では、基板搬送装置17(図1参照)が保持部31の支持ピン(図示略)上にウェハWを載置した後、基板保持機構30に設けられ、ウェハWを側面から保持するチャック(図示略)がウェハWを保持する。
つづいて、処理ユニット16では、エッチング処理が行われる(ステップS102)。かかるエッチング処理ではまず、駆動部33が保持部31を回転させることにより、保持部31に保持されたウェハWを所定の回転数で回転させる。つづいて、処理流体供給部40のノズルがウェハWの中央上方に位置する。
その後、タンク102から循環ライン104および分岐ライン112を介して供給されるBHFが、ノズルからウェハWの表面へ供給される。ウェハWへ供給されたBHFは、ウェハWの回転に伴う遠心力によってウェハWの表面の全面に広げられる。これにより、ウェハWの表面に形成された膜がBHFによってエッチングされる。
つづいて、処理ユニット16では、ウェハWの表面をDIWですすぐリンス処理が行われる(ステップS103)。かかるリンス処理では、図示略のDIW供給源から供給されるDIWが処理流体供給部40のノズルからウェハWの表面へ供給され、ウェハWに残存するBHFを洗い流す。
つづいて、処理ユニット16では、乾燥処理が行われる(ステップS104)。かかる乾燥処理では、ウェハWの回転速度を増速させることによってウェハW上のDIWを振り切ってウェハWを乾燥させる。
つづいて、処理ユニット16では、搬出処理が行われる(ステップS105)。かかる搬出処理では、駆動部33によるウェハWの回転が停止した後、ウェハWが基板搬送装置17(図1参照)によって処理ユニット16から搬出される。かかる搬出処理が完了すると、1枚のウェハWについての一連の基板処理が完了する。
図5の説明に戻り、引き続き基板処理実行部18aについて説明する。また、基板処理実行部18aは、基板処理に関する異常が発生した場合に、かかる異常発生に関する情報を異常時振分部18bへ通知する。異常発生に関する情報には、異常が発生した箇所や、異常の内容、上述のインターロック制御に関するインターロックのレベル値等を含むことができる。
次に、制御部18が異常時振分部18bとして機能する場合について説明する。異常時振分部18bは、基板処理に関する異常が発生した場合に、多点センサS5の検出結果に基づき、複数の処理ユニット16のうち、異常が発生した時点において処理液を使用してウェハWを処理している処理ユニット16の中から少なくとも一つを、タンク102内の残りの処理液を使用して処理を継続する「継続処理部」として選択する。
言い換えれば、異常時振分部18bは、処理ユニット16のそれぞれを、「継続処理部」と、タンク102内の残りの処理液では処理を継続しない「非継続処理部」とに振り分ける。
以下、図7A〜図9を参照してより具体的に、異常時振分部18bが実行する「異常時振分処理」の内容について説明する。まず、図7A〜図7Dは、異常時振分処理の概要を示す図(その1)〜(その4)である。
図7Aに示すように、たとえば上述のタンク液補充部116において不具合が発生し、タンク102へ処理液が補充されなくなったものとする。この場合、タンク102内の処理液は、図中の矢印701に示すように徐々に目減りしてゆくこととなる。
このような場合、図7Bに示すように、比較例となる基板処理システム1’では、各処理ユニット16への次のウェハWの投入を禁止して、既に投入中のウェハWについては並列に処理ユニット16_1〜16_12のそれぞれにおいて処理を継続するインターロック制御を行うものがあった。
しかしながら、かかる場合にタンク102内の処理液の残量を考慮しなければ、たとえば図7Bに示すように、処理ユニット16_1〜16_12のそれぞれにおいて処理液が足りなくなり、最悪すべてのウェハWが処理途中となってしまうおそれがある(図中の「×」印参照)。すなわち、異常発生時において製品不良となるウェハWを無用に増やしかねない。
そこで、図7Cに示すように、本実施形態に係る基板処理システム1では、上述のようにタンク102内の処理液の液位を精確に検出可能な多点センサS5を備えることとしたうえで、かかる多点センサS5の検出結果を異常時振分処理において取得することとした。
そして、図7Dに示すように、多点センサS5の検出結果に基づき、ウェハWへの処理液の供給を最後まで継続可能な「継続処理部」を、処理ユニット16_1〜16_12のうちから少なくとも一つ選択することとした。
これにより、図7Dに示すように、たとえば処理ユニット16_1〜16_6を「継続処理部」として選択したならば、かかる処理ユニット16_1〜16_6へ投入されていたウェハWについては、処理途中とすることなく処理完了させることが可能となる。
また、本実施形態に係る基板処理システム1では、たとえば「継続処理部」として選択しなかった処理ユニット16_7〜16_12については、該当の処理液での処理を中止させ、一連の基板処理のうちの少なくとも該当の処理液を使用しない処理を規定の順序で実行する。
たとえば図6に示した上述の一連の処理手順であれば、処理液であるBHFを使用しないステップS103のリンス処理以降の処理を順次実行する。これにより、たとえエッチング処理が処理途中であっても、リンス処理および乾燥処理を含む一連の基板処理を順次実行しておくことで、処理途中とは言えウェハWが製品不良にまで至らない、すなわちウェハWを処理完了させる余地を残すことができる。
つづいて、図8Aおよび図8Bは、異常時振分処理の説明図(その1)および(その2)である。
まず、図8Aの上段に示すように、処理ユニット16_1では時間t1〜t6、処理ユニット16_2では時間t2〜t7、処理ユニット16_3では時間t3〜t8、処理ユニット16_4では時間t4〜t9…、というように各処理ユニット16における処理液の使用時間がそれぞれずれて設定されているものとする。
このような設定は、前述のレシピ情報19aに予め含むことができる。また、ここに言う使用時間は、たとえば前述の処理流体供給部40(図2参照)のノズルからの処理液のディスペンス時間に対応する。
ここで、図8Aに示すように、たとえばタンク液補充部116の不具合が時間t5において発生したものとする。かかる場合、各処理ユニット16における処理液の使用残り時間は、処理ユニット16_1では時間t5〜t6、処理ユニット16_2では時間t5〜t7、処理ユニット16_3では時間t5〜t8、処理ユニット16_4では時間t5〜t9…、のようになる。
そして、異常時振分部18bは、かかる各処理ユニット16における処理液の使用残り時間に基づき、かかる使用残り時間の短い処理ユニット16から優先的に「継続処理部」として選択する処理を行う。
言い換えれば、「継続処理部」として処理を継続させるにあたり、異常が発生した後に処理ユニット16それぞれにおいて必要となる処理液の必要量に基づいてこの必要量の少ない処理ユニット16から優先的に「継続処理部」として選択する。
また、かかる選択において、異常時振分部18bは、必要量の少ない処理ユニット16から優先的に順次選択したと仮定した場合に、処理液が足りなくなると判定される処理ユニット16の一つ手前の処理ユニット16までを「継続処理部」として選択する。このとき、たとえばウェハWの処理可能枚数が用いられる。
具体的には、図8Aの中段に示すように、異常時振分部18bは、各処理ユニット16における各使用残り時間を各必要量へ換算する。かかる必要量の少ない処理ユニット16から優先的に、「継続処理部」として選択される優先順位が割り振られることとなる。したがって、図8Aに示す例の場合、処理ユニット16_1を優先順位「1」として昇順に、各処理ユニット16へ優先順位が割り振られる。
そして、異常時振分部18bは、多点センサS5から取得したタンク102内の処理液の残量と、算出した各処理ユニット16の各必要量とに基づき、継続して最後まで処理可能となるウェハWの処理可能枚数を算出する。なお、ここでは一例として、処理可能枚数が6枚と算出されたものとする。
このような例の場合、異常時振分部18bは、図8Aの下段に示すように、処理ユニット16_1〜16_6を「継続処理部」として選択する。このように、異常時振分部18bは、タンク102内の残量および各処理ユニット16の処理液の必要量に基づき、残りの処理液を使用して処理可能となるウェハWの枚数を算出し、必要量の少ない処理ユニット16から優先的に上記枚数分の処理ユニット16を「継続処理部」として選択する。
そして、異常時振分部18bは、タンク102内の残りの処理液で、これら「継続処理部」に処理液を使用したたとえばエッチング処理を含む一連の基板処理を継続させるように基板処理実行部18aに対して通知する。
また、かかる選択により、処理ユニット16_7〜16_12については、「非継続処理部」として振り分けられることとなる。異常時振分部18bは、これら「非継続処理部」に対しては、上述のように、たとえばエッチング処理は継続させないものの、ウェハWをすすぐリンス処理と、かかるリンス処理を経たウェハWを乾燥する乾燥処理とを実行するように基板処理実行部18aに対して通知する。
なお、図8Aでは、各処理ユニット16における処理液の使用時間がそれぞれずれている場合を例に挙げたが、かかる使用時間が同期している場合についても異常発生時に「継続処理部」を選択することとしてもよい。
この場合の例を図8Bに示す。まず、図8Bの上段に示すように、各処理ユニット16における処理液の使用時間が、たとえば時間t1〜t6で同期して設定されているものとする。
また、時間t5において、たとえばタンク液補充部116の不具合が発生したものとする。したがって、かかる場合、各処理ユニット16における処理液の使用残り時間は、揃って時間t5〜t6である。
このような場合、たとえば各処理ユニット16に対する規定優先順位を予め規定しておき、レシピ情報19a等の記憶情報に予め含んでおくとよい。たとえば図8Bの下段に示すように、処理ユニット16_1、16_2、16_3、16_7、16_8、16_9の順に、規定優先順位「1」〜「6」が割り振られているものとする。
そのうえで、異常時振分部18bは、図8Aの中段に示したのと同様に、各処理ユニット16における各使用残り時間を各必要量へ換算し、多点センサS5から取得したタンク102内の処理液の残量と、算出した各必要量とに基づき、継続して最後まで処理可能となるウェハWの処理可能枚数を算出する。なお、ここでも一例として、処理可能枚数が6枚と算出されたものとする。
このような例の場合、異常時振分部18bは、図8Bの下段に示すように、規定優先順位および処理可能枚数に基づき、処理ユニット16_1、16_2、16_3、16_7、16_8、16_9を「継続処理部」として選択することとなる。
なお、規定優先順位は、任意に規定されたものであってもよいし、所定の条件に基づいて規定されたものであってもよい。所定の条件としては、たとえばタンク102から各処理ユニット16へ至る処理液の物理的な流路距離等に基づくこととしてもよい。たとえば流路距離が近ければ、配管の構造等に起因して処理液を逸失させてしまう可能性を小さくできると考えられるので、流路距離の近い順に優先付けを行ってもよい。
図5の説明に戻り、引き続き異常時振分部18bについて説明する。異常時振分部18bは、上述のように多点センサS5の検出結果およびレシピ情報19aに基づいて異常時振分処理を実行し、処理結果を基板処理実行部18aへ通知する。
基板処理実行部18aは、異常時振分部18bから通知された処理結果に基づき、「継続処理部」の各処理ユニット16に処理液を用いた処理を継続させる。また、基板処理実行部18aは、「非継続処理部」の各処理ユニット16には、処理液を用いる処理より後段の所定の処理を行わせる。
次に、制御部18が異常時振分部18bとして機能する場合の異常時振分処理の処理手順について図9を参照して説明する。
図9は、異常時振分処理の処理手順を示すフローチャートである。異常時振分部18bとして機能する場合、まず制御部18は、多点センサS5の検出結果としてタンク102内における処理液の残量を取得する(ステップS201)。
つづいて、制御部18は、処理ユニット16それぞれの処理液の使用残り時間に基づき、処理ユニット16それぞれにおける処理液の必要量を算出する(ステップS202)。そして、制御部18は、ステップS201で取得した残量およびステップS202で算出した各必要量からウェハWの処理可能枚数を算出する(ステップS203)。
つづいて、制御部18は、ステップS202で算出した必要量の少ない処理ユニット16から優先的に、ステップS203で算出した処理可能枚数分の処理ユニット16を選択し(ステップS204)、異常時振分部18bとして機能する場合の処理を終了する。
上述してきたように、第1の実施形態に係る基板処理システム1(「基板液処理装置」の一例に相当)は、タンク102(「貯留部」の一例に相当)と、複数の処理ユニット16(「処理部」の一例に相当)と、多点センサS5(「検出部」の一例に相当)と、制御部18とを備える。
タンク102は、処理液を貯留する。複数の処理ユニット16は、タンク102から供給される処理液を使用してそれぞれウェハW(「基板」の一例に相当)を処理する。多点センサS5は、タンク102内の処理液の残量を検出する。
制御部18は、予め設定されたレシピ情報19aに従って、処理ユニット16による処理を含む一連の基板液処理を実行させる。また、制御部18は、基板液処理に関する異常が発生した場合に、多点センサS5の検出結果に基づき、複数の処理ユニット16のうち、異常が発生した時点において処理液を使用してウェハWを処理している処理ユニット16の中から少なくとも一つを、タンク102内の残りの処理液を使用して処理を継続する継続処理部として選択する。
したがって、第1の実施形態に係る基板処理システム1によれば、異常発生時に処理途中の基板を可能な限り処理完了させることができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態に係る基板処理システム1Aについて説明する。上述した第1の実施形態では、すべての処理ユニット16が同じレシピ情報19aに基づいて同じ基板処理を並列に実行する場合を例に挙げたが、処理ユニット16が複数にグループ分けされ、グループ間で異なる基板処理を実行する場合がある。第2の実施形態では、かかる場合について説明する。
図10は、第2の実施形態に係る処理液供給系の具体的な構成の一例を示す図である。図10に示すように、基板処理システム1Aでは、たとえば処理ユニット16が、第1ゾーンと第2ゾーンの2つにグループ分けされる。
また、これに応じ、第2の実施形態に係る処理液供給系は2つの循環ライン104_1および104_2を有している。循環ライン104_1に接続された各分岐ライン112は、循環ライン104_1を流れる処理液を、第1ゾーンの対応する各処理ユニット16へ供給する。
同様に、循環ライン104_2に接続された各分岐ライン112は、循環ライン104_2を流れる処理液を、第2ゾーンの対応する各処理ユニット16へ供給する。
つづいて、図11は、第2の実施形態に係る制御装置4のブロック図である。なお、図11は図5に対応しており、図11では、図5と異なる部分について主に説明することとする。
図11に示すように、第2の実施形態では、制御装置4の記憶部19は、異なる2つの第1レシピ情報19a_1および第2レシピ情報19a_2を記憶する。第1レシピ情報19a_1は、第1ゾーンに対応する。また、第2レシピ情報19a_2は、第2ゾーンに対応する。
制御部18は、基板処理実行部18aとして機能する場合、第1レシピ情報19a_1に従って第1ゾーンの処理ユニット16および処理液供給系を制御して、第1レシピ情報19a_1に対応した一連の基板処理を実行させる。
同様に、制御部18は、第2レシピ情報19a_2に従って第2ゾーンの処理ユニット16および処理液供給系を制御して、第2レシピ情報19a_2に対応した一連の基板処理を実行させる。
そして、制御部18は、異常時振分部18bとして機能する場合、基板処理実行部18aから基板処理に関する異常が発生した場合の通知を受け付けたならば、多点センサS5の検出結果に基づき、処理ユニット16のうちから少なくとも一つを「継続処理部」として選択する。
ここで、「継続処理部」を選択する異常時振分処理は、第1の実施形態と同様に、第1ゾーンおよび第2ゾーンを問わず、すべての処理ユニット16における処理液の使用残り時間から、この使用残り時間が短い順に優先的に処理可能枚数分、「継続処理部」を選択するようにしてもよい。
また、第1の実施形態とは異なり、第1ゾーンおよび第2ゾーンのゾーン間で、優先付けを行うようにしてもよい。かかる場合の例を図12Aおよび図12Bに示す。図12Aおよび図12Bは、ゾーン間で優先付けを行う場合の説明図(その1)および(その2)である。
たとえば図12Aに示すように、第1レシピ情報19a_1および第2レシピ情報19a_2に予め規定優先順位を規定することとしてもよい。なお、規定優先順位は、任意に規定されたものであってもよいし、所定の条件に基づいて規定されたものであってもよい。
所定の条件としては、たとえば第1レシピ情報19a_1および第2レシピ情報19a_2の間で処理液の総使用時間が短い方を優先的にする、といった例を挙げることができる。
また、たとえば、図12Bに示すように、異常発生時におけるゾーンごとの処理可能枚数をそれぞれ算出し、処理可能枚数が多い方を優先的としてもよい。すなわち、図12Bに示すように、異常発生時における処理可能枚数が第1ゾーンの方が多ければ、第1ゾーンを優先順位第1位とし、第2ゾーンを優先順位第2位とすることになる。このように処理可能枚数が多い方を優先的とすることによって、異常発生時に処理途中のウェハWを可能な限り処理完了させるのに資することができる。
なお、第1ゾーンが優先順位第1位となった場合、異常時振分部18bは、第1ゾーンの処理ユニット16について第1の実施形態と同様の手順で「継続処理部」の選択を行えばよい。そして、第1ゾーンの処理ユニット16をすべて「継続処理部」として選択できたならば、異常時振分部18bはつづけて、第2ゾーンの処理ユニット16について第1の実施形態と同様の手順で「継続処理部」の選択を行えばよい。
このように、処理ユニット16が複数にグループ分けされる第2の実施形態によっても、ゾーン間で優先付けを行うことによって、異常発生時に処理途中のウェハWを可能な限り処理完了させるのに資することができる。
なお、上述した各実施形態では、タンク液補充部116において不具合が発生し、タンク102へ処理液が補充されなくなった場合を例に挙げたが、基板処理に関する異常の発生パターンを限定するものではない。
たとえば、ドレン部118に不具合が生じて徐々にタンク102内の処理液が目減りする場合や、第1センサS1〜第4センサS4のいずれかが故障したといった場合等でもよく、少なくとも処理ユニット16に投入中のウェハWに対して継続して液処理を施す余地がある異常の発生パターンであればよい。
また、上述した各実施形態では、処理液がBHFである場合を例に挙げたが、処理液を限定するものではない。また、行われる液処理もエッチング処理に限らず、たとえば洗浄処理等、種々の液処理が行われる場合であってよい。
また、上述した各実施形態では、処理ユニット16が12個である場合を例に挙げたが、無論、処理ユニット16の個数を限定するものではない。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
S5 多点センサ
W ウェハ
1 基板処理システム
2 搬入出ステーション
3 処理ステーション
4 制御装置
16 処理ユニット
18 制御部
102 タンク

Claims (7)

  1. 処理液を貯留する貯留部と、
    前記貯留部から供給される前記処理液を使用してそれぞれ基板を処理する複数の処理部と、
    前記貯留部内の前記処理液の残量を検出する検出部と、
    予め設定されたレシピ情報に従って、前記処理部による処理を含む一連の基板液処理を実行させる制御部と
    を備え、
    前記制御部は、
    前記基板液処理に関する異常が発生した場合に、前記検出部の検出結果に基づき、前記複数の処理部のうち、異常が発生した時点において前記処理液を使用して前記基板を処理している前記処理部の中から少なくとも一つを、前記貯留部内の残りの前記処理液を使用して処理を継続する継続処理部として選択するとともに、前記継続処理部として処理を継続させるにあたり、前記異常が発生した後に前記処理部それぞれにおいて必要となる前記処理液の必要量に基づいて該必要量の少ない前記処理部から優先的に前記継続処理部として選択すること
    を特徴とする基板液処理装置。
  2. 処理液を貯留する貯留部と、
    前記貯留部から供給される前記処理液を使用してそれぞれ基板を処理する複数の処理部と、
    前記貯留部内の前記処理液の残量を検出する検出部と、
    予め設定されたレシピ情報に従って、前記処理部による処理を含む一連の基板液処理を実行させる制御部と
    を備え、
    前記制御部は、
    前記基板液処理に関する異常が発生した場合に、前記検出部の検出結果に基づき、前記複数の処理部のうち、異常が発生した時点において前記処理液を使用して前記基板を処理している前記処理部の中から少なくとも一つを、前記貯留部内の残りの前記処理液を使用して処理を継続する継続処理部として選択するとともに、前記継続処理部として処理を継続させるにあたり、前記処理部それぞれにおける前記処理液の使用残り時間に基づき、前記異常が発生した後に前記処理部それぞれにおいて必要となる前記処理液の必要量を算出し、算出した該必要量の少ない前記処理部から優先的に前記継続処理部として選択すること
    を特徴とする基板液処理装置。
  3. 前記制御部は、
    前記必要量の少ない前記処理部から優先的に順次選択したと仮定した場合に、前記処理液が足りなくなると判定される前記処理部の一つ手前の前記処理部までを前記継続処理部として選択すること
    を特徴とする請求項またはに記載の基板液処理装置。
  4. 前記制御部は、
    前記残量および前記必要量に基づき、残りの前記処理液を使用して処理可能となる前記基板の枚数を算出し、前記必要量の少ない前記処理部から優先的に前記枚数分の前記処理部を前記継続処理部として選択すること
    を特徴とする請求項に記載の基板液処理装置。
  5. 前記制御部は、
    前記継続処理部として選択しない前記処理部に対し前記処理液での処理を中止させ、前記基板をすすぐリンス処理と、該リンス処理を経た前記基板を乾燥する乾燥処理とを実行させること
    を特徴とする請求項1〜のいずれか一つに記載の基板液処理装置。
  6. 処理液を貯留する貯留部と、
    前記貯留部から供給される前記処理液を使用してそれぞれ基板を処理する複数の処理部と、
    前記貯留部内の前記処理液の残量を検出する検出部と、
    前記貯留部内における前記処理液の液位が、前記処理液の補充が必要であることを示す所定の位置へ到達するのを検出する第2の検出部と、
    予め設定されたレシピ情報に従って、前記処理部による処理を含む一連の基板液処理を実行させる制御部と
    を備え、
    前記制御部は、
    前記基板液処理に関する異常が発生した場合に、前記検出部の検出結果に基づき、前記複数の処理部のうち、異常が発生した時点において前記処理液を使用して前記基板を処理している前記処理部の中から少なくとも一つを、前記貯留部内の残りの前記処理液を使用して処理を継続する継続処理部として選択すること
    を特徴とする基板液処理装置。
  7. 処理液を貯留する貯留部と、
    前記貯留部から供給される前記処理液を使用してそれぞれ基板を処理する複数の処理部と、
    前記貯留部内の前記処理液の残量を検出する検出部と、
    予め設定されたレシピ情報に従って、前記処理部による処理を含む一連の基板液処理を実行させる制御部と
    を備え、
    前記制御部は、
    前記基板液処理に関する異常が発生した場合に、前記検出部の検出結果に基づき、前記複数の処理部のうち、異常が発生した時点において前記処理液を使用して前記基板を処理している前記処理部の中から少なくとも一つを、前記貯留部内の残りの前記処理液を使用して処理を継続する継続処理部として選択し、
    前記複数の処理部は、
    複数のグループにグループ分けされており、
    前記制御部はさらに
    前記グループごとに内容を異ならせて予め設定された前記レシピ情報に従って、前記グループそれぞれにおける前記一連の基板液処理を実行させるとともに、該基板液処理に関する異常が発生した場合に、前記継続処理部の選択に先立って前記レシピ情報の内容の違いに応じて前記グループ間の優先付けを行うこと
    を特徴とする基板液処理装置。
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